藤原ふじわら興きょう風ふう

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藤原ふじわら興きょう風ふう
藤原興風
藤原ふじわら興きょう風ふう
狩野かの尚信なおのぶ（日にち语：狩野かの尚信なおのぶ）作品さくひん《三さん十じゅう六歌仙ろっかせん額がく》
三さん十じゅう六歌仙ろっかせん
《百人一首ひゃくにんいっしゅ》歌人かじん
《新しん時代じだい不同ふどう歌合うたあわせ》歌人かじん
時代じだい平安へいあん時代じだい
出生しゅっしょう日び期き嘉よしみ祥さち4年ねん或ある仁じん壽ことぶき元年がんねん（851年ねん）
逝世日び期き延喜えんぎ11年ねん（911年ねん）
日にち語ご假名がなふじわら の おきかぜ
本姓ほんせい（日にち语：本姓ほんせい）藤原ふじわら氏し
家系かけい（日にち语：家系かけい）藤原ふじわら京きょう家か（日にち语：藤原ふじわら京きょう家か）
位階いかい正せい六ろく位い上うえ
官位かんい下總しもうさ權けん（日にち语：権けん官かん）大だい掾じょう（日にち语：掾じょう）
敕撰歌か38首しゅ
初はつ次つぎ收錄しゅうろく《古今ここん和歌集わかしゅう》
歌合うたあわせ（日にち语：歌合うたあわせ）寬平かんぺい御ご時とき後宮こうきゅう歌合うたあわせ（日にち语：寛平かんぺい御ご時とき后きさき宮みや歌合うたあわせ）
亭ちん子こ院いん歌合うたあわせ（日にち语：亭ちん子こ院いん歌合うたあわせ）
家集かしゅう（日にち语：家集かしゅう）《興きょう風ふう集しゅう》
父親ちちおや藤原ふじわら道成みちなり
親戚しんせき藤原ふじわら濱はま成しげる（日にち语：藤原ふじわら浜はま成しげる）（曾祖父そうそふ）

藤原ふじわら興きょう風ふう（日にち语：藤原ふじわら興きょう風ふう／ふじわら の おきかぜ Fujiwara no Okikaze */?，851年ねん—911年ねん）是ぜ日本にっぽん平安へいあん時代じだい前期ぜんき官かん人じん（日にち语：官かん人じん）和わ歌人かじん，官位かんい（日にち语：官位かんい）是これ正せい六ろく位い上うえ下總しもうさ大だい掾じょう，藤原ふじわら京きょう家か（日にち语：藤原ふじわら京きょう家か）出身しゅっしん，曾祖父そうそふ是ぜ從したがえ三さん位い大だい宰おさむ權けん員外いんがい帥そち藤原ふじわら濱はま成しげる（日にち语：藤原ふじわら浜はま成しげる）。興きょう風ふう是ぜ三さん十じゅう六歌仙ろっかせん和かず《百人一首ひゃくにんいっしゅ》歌人かじん之の一いち，有ゆう38首しゅ作品さくひん收錄しゅうろく於敕撰和歌集わかしゅう，其畫像ぞう《紙かみ本ほん着色ちゃくしょく三さん十じゅう六歌仙ろっかせん切きり》、個人こじん收藏しゅうぞう和わ大阪おおさか青山あおやま歷史れきし文學ぶんがく博物館はくぶつかん館かん藏ぞう的てき《興きょう風ふう集しゅう》均ひとし是これ重要じゅうよう文化財ぶんかざい。

生平おいだいら[编辑]

按《古今ここん和歌集わかしゅう目錄もくろく（日にち语：群ぐん書しょ類従るいじゅう）》記載きさい，興きょう風ふう在ざい昌あきら泰やすし3年ねん正月しょうがつ11日にち（900年ねん2月がつ14日にち）就任しゅうにん相模さがみ掾じょう（日にち语：掾じょう）（銅どう院いん皇后こうごう宮みや當とう年とし給きゅう（日にち语：年とし給きゅう）），延喜えんぎ2年ねん2月がつ23日にち（902年ねん4月がつ4日にち）時じ改あらため任にん治部じぶ少しょう丞すすむ。延喜えんぎ4年ねん正月しょうがつ25日にち（904年ねん2月がつ15日にち），他た取と代だい原本げんぽん的てき上野うえの大だい掾じょう高階たかしな師し尚なお（日にち语：高階たかしな師し尚なお），出で任にん上野うえの權けん（日にち语：権けん官かん）大だい掾じょう。十じゅう年ねん後ご的てき的てき4月がつ22日にち（914年ねん5月がつ19日にち），他た就任しゅうにん下總しもうさ權けん大だい掾じょう（清和院せいわいん御給ごきゅう（日にち语：御給ごきゅう）），同時どうじ亦また指出さしで他た擅長彈琴だんきん（日にち语：琴きん）和わ管絃かんげん（日にち语：唐楽とうがく）[1]。另外，按《尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく》記載きさい，他た的てき官位かんい是ぜ正せい六ろく位い上うえ，父親ちちおや是正ぜせい六ろく位い上じょう相模さがみ掾じょう藤原ふじわら道成みちなり，祖父そふ是ぜ從したがえ五ご位い下した皇后こうごう宮みや亮あきら（日にち语：皇后こうごう宮みや職しょく）藤原ふじわら永谷ながたに（又また稱たたえ藤原ふじわら興きょう時じ），曾祖父そうそふ是ぜ從したがえ三さん位い大だい宰おさむ權けん員外いんがい帥そち藤原ふじわら濱はま成しげる（日にち语：藤原ふじわら浜はま成しげる）[2]，《敕撰作者さくしゃ部類ぶるい》則のり記載きさい他た是ぜ六ろく位い河かわ內大だい掾じょう[3]。

此外，興きょう風ふう的てき生せい卒そつ年ねん份雖然しか在ざい各種かくしゅ文獻ぶんけん上うえ均ひとし沒ぼつ有ゆう記載きさい，但ただし是ぜ按文化廳ぶんかちょう的てき說法せっぽう，他た是ぜ生せい於嘉よしみ祥さち4年ねん或ある仁じん壽ことぶき元年がんねん（851年ねん），死し於延喜えんぎ11年ねん（911年ねん）[4]。另外，他た在ざい《古今ここん和歌集わかしゅう目錄もくろく》的てき簡介裡うら，有ゆう一いち句く「宇院藤太とうた足あし歟」[1]，《國史こくし大だい辭典じてん》將はた此視為ため他た的てき號ごう，指出さしで他た號ごう「院いん藤太とうた」[5]，《日本にっぽん古典こてん文學ぶんがく大だい辭典じてん》則のり指ゆび他た有ゆう可能かのう被ひ稱しょう為ため「宇院藤太とうた」[6]，《和歌わか大だい辭典じてん》則のり主張しゅちょう「宇院」是これ宇多院うだいん，「藤太とうた」則のり是ぜ興きょう風ふう的てき暱稱，顯示けんじ興きょう風ふう出仕しゅっし於宇多院うだいん[7]。

和歌わか[编辑]

  • 《百人一首內 藤原興風》
    《百人一首ひゃくにんいっしゅ內 藤原ふじわら興きょう風ふう》
  • 《小倉擬百人一首》 藤原興風 樋口次郎兼光
    《小倉おぐら擬なずらえ百ひゃく人にん一いち首しゅ》
    藤原ふじわら興きょう風ふう 樋口ひぐち次郎じろう兼光かねみつ

興きょう風ふう總そう共有きょうゆう38首しゅ作品さくひん收錄しゅうろく於敕撰和歌集わかしゅう[8]，為ため《古今ここん和歌集わかしゅう》時代じだい和歌わか界かい的てき重鎮じゅうちん，有ゆう17首しゅ和歌わか收錄しゅうろく於其中ちゅう，他た不時ふじ從したがえ古こ歌うた中ちゅう尋ひろ找靈感かん之の餘よ，亦また有ゆう帶たい知性ちせい而華麗かれい耽美たんび的てき叙景じょけい歌か。歌合うたあわせ（日にち语：歌合うたあわせ）方面ほうめん，他た與あずか紀貫之きのつらゆき、凡河內躬恒つね等とう人ひと均ひとし有ゆう參與さんよ寬平かんぺい御ご時とき後宮こうきゅう歌合うたあわせ（日にち语：寛平かんぺい御ご時とき后きさき宮みや歌合うたあわせ）、三さん月がつ三日紀師匠曲水宴、宇多院うだいん歌合うたあわせ、亭ちん子こ院いん歌合うたあわせ（日にち语：亭ちん子こ院いん歌合うたあわせ）和わ醍醐だいご御ご時とき菊きく合あい[注ちゅう 1][6][7][10]。此外，他た也有やゆう份在貞さだ保ほ親王しんのう（日にち语：貞さだ保ほ親王しんのう）後宮こうきゅう的てき五ご十じゅう賀が（日にち语：賀がの祝いわい）時とき，獻上けんじょう屏風びょうぶ歌か[11]。

《百人一首ひゃくにんいっしゅ》入選にゅうせん作さく是ぜ：

《新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん》版本はんぽん[12] 全日本ぜんにほん歌か牌ぱい協會きょうかい版本はんぽん[13] 嵯峨さが嵐山あらしやま文ぶん華はな館かん（日にち语：嵯峨さが嵐山あらしやま文ぶん華はな館かん）版本はんぽん[14] 中ちゅう譯やく[15]
誰だれをかも
しる人ひとにせむ
高砂たかさごの
松まつも昔むかしの
友ともならなくに 		誰だれをかも
知しる人ひとにせむ（ん）
高砂たかさごの
松まつも昔むかしの
友ともならなくに 		誰だれをかも
知しる人ひとにせむ
高砂たかさごの
松まつも昔むかしの
友ともならなくに 		訪おとずれ舊きゅう皆みな難なん見み
可憐かれん無む故知こち
高砂たかさご松樹まつき在ざい
自じ小しょう不ふ相識そうしき

這首和歌わか收錄しゅうろく於《古今ここん和歌集わかしゅう》卷まき十じゅう七なな「雜歌ぞうか上じょう」，《新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん》編へん號ごう是ぜ909[12]。按吉海よしうみ直人なおと（日にち语：吉海よしうみ直人なおと）此歌承うけたまわ襲かさね了りょう前ぜん一いち首しゅ歌か，除じょ了りょう《古今ここん和歌集わかしゅう》外そと，和歌わか本身ほんみ也收錄ろく於《新撰しんせん和歌わか（日にち语：新撰しんせん和歌わか）》、《古今ここん和歌わか六ろく帖じょう（日にち语：古今ここん和歌わか六ろく帖じょう）》、《三さん十じゅう人にん撰せん（日にち语：歌仙かせん歌合うたあわせ）》、藤原公任ふじわらのきんとう的てき《三さん十じゅう六ろく人にん撰せん》和かず《和漢わかん朗詠ろうえい集しゅう》、藤原ふじわら俊成としなり的てき《古こ三さん十じゅう六ろく人にん歌合うたあわせ》和かず《古來こらい風體ふうたい抄しょう（日にち语：古来こらい風体ふうたい抄しょう）》，為ため自じ古いにしえ以來いらい興きょう風ふう的てき代表だいひょう作さく。然しか而，藤原ふじわら定家さだいえ卻只將はた其收錄ろく於《八はち代だい抄しょう》和かず《五ご代だい簡要》，在ざい年とし過か七なな十じゅう編へん撰せん《百人一首ひゃくにんいっしゅ》時じ才ざい再さい次つぎ對たい此歌產さん生せい共鳴きょうめい，也就是ぜ說せつ如果《百人一首ひゃくにんいっしゅ》的てき成なり書しょ時期じき再さい早はや一いち些的話ばなし，此歌可能かのう不ふ會かい入選にゅうせん[16]。此歌的てき意思いし是ぜ「步あゆみ入にゅう暮くれ年ねん後ご要よう將はた誰だれ當とう成なり摰友才ざい好このみ，也許就只剩あま下しも跟自己じこ差さ不ふ多た同どう齡よわい的てき高砂たかさご之の松まつ（日にち语：相生あいおいの松まつ）吧，儘管如此松樹まつき也不是ぜ我が的てき故こ友とも。」換言かんげん之の，這是在ざい表ひょう達たち就算自己じこ長壽ちょうじゅ，身邊しんぺん的てき友人ゆうじん也逐一いち死去しきょ，只ただ剩あま下しも自己じこ一いち個こ，能のう夠亙相しょう理解りかい的てき友人ゆうじん都と已やめ經けい不在ふざい的てき老年ろうねん孤獨こどく[17]。另外，此歌也是《百人一首ひゃくにんいっしゅ》中ちゅう少しょう見み的てき概がい歎長壽ちょうじゅ的てき作品さくひん，謠曲ようきょく《高砂たかさご（日にち语：高砂たかさご (能のう)）》也引用よう了りょう此歌的てき一いち部分ぶぶん[18]。結構けっこう上うえ此歌的てき「松まつも昔むかしの」與あずか緊接的てき紀貫之きのつらゆき的てき「花はなぞ昔むかしの」類似るいじ，兩者りょうしゃ亦また同樣どうよう以自然しぜん為ため題だい，興きょう風ふう是ぜ自然しぜん與あずか人類じんるい的てき不調和ふちょうわ，貫之つらゆき則のり是ぜ自然しぜん不變ふへん與あずか人類じんるい的てき變化へんか，兩者りょうしゃ相しょう益えき得とく彰あきら[19]。

開ひらき首くび的てき「誰だれをかも」是ぜ「有ゆう誰だれ啊」的てき意思いし，與あずか「しる人ひとにせむ」中ちゅう的てき「む」構成こうせい係かかり結ゆい，「しる人ひと」即そく是ぜ摰友的てき意思いし，全ぜん句く的てき意思いし是ぜ不ふ經けい不覺ふかく間あいだ，摰友都と已やめ經けい離はなれ我わが而去，只ただ剩あま下しも自己じこ孤獨こどく一いち人にん，為ため兩りょう句切くぎり（日にち语：句切くぎれ），緊接的てき「高砂たかさご」為ため歌枕うたまくら（日にち语：歌枕うたまくら）[注ちゅう 2]，「松まつ」則のり象徵しょうちょう長壽ちょうじゅ，意思いし是ぜ如果長壽ちょうじゅ是ぜ唯一ゆいいつ的てき標準ひょうじゅん的てき話ばなし，松樹まつき也是我が的てき朋友ほうゆう，「昔むかしの友とも」指ゆび老ろう朋友ほうゆう，與あずか「しる人ひと」相あい亙わた產さん生せい共鳴きょうめい，句く末まつ的てき「ならなくに」是ぜ「而不是ぜ」的てき意思いし，論ろん長壽ちょうじゅ松樹まつき也可以當自己じこ的てき朋友ほうゆう，但ただし它不是ぜ人じん，採用さいよう了りょう倒たおせ裝そう[20][21][22]。

家集かしゅう[编辑]

《興きょう風ふう集しゅう》

興きょう風ふう的てき家集かしゅう（日にち语：家集かしゅう）是ぜ《興きょう風ふう集しゅう》，一いち卷かん，由ゆかり他人たにん撰せん寫うつし而成，為ため三さん十じゅう六ろく人にん集しゅう之の一いち。現存げんそん的てき家集かしゅう雖然分ぶん為ため三さん個こ系統けいとう，但ただし是ぜ本來ほんらい均ひとし源げん於同一いち系統けいとう，首しゅ先さき是ぜ西本願寺にしほんがんじ本ほん三さん十じゅう六ろく人にん家集かしゅう（日にち语：西本願寺にしほんがんじ本ほん三さん十じゅう六ろく人にん家集かしゅう）本ほん系統けいとう，總そう共きょう收錄しゅうろく了りょう57首しゅ和歌わか，第だい1至いたり第だい28首しゅ出自しゅつじ於《古今ここん和歌集わかしゅう》、《後こう撰せん和歌集わかしゅう》以及另有一いち首しゅ出自しゅつじ於《新しん古今ここん和歌集わかしゅう》，剩餘じょうよ的てき則のり包含ほうがん了りょう《新しん古今ここん和歌集わかしゅう》以及《續つづけ後ご撰せん和歌集わかしゅう（日にち语：続つづけ後ご撰せん和歌集わかしゅう）》的てき收錄しゅうろく歌か，兩りょう部分ぶぶん各かく分列ぶんれつ為春ためはる、夏なつ、秋あき、冬ふゆ、戀こい和わ雜ざつ。其次是ぜ正保まさやす版はん歌仙かせん家集かしゅう本ほん系統けいとう，為ため流傳りゅうでん最さい廣こう泛的版本はんぽん，總そう共きょう收錄しゅうろく了りょう52首しゅ和歌わか，其中最後さいご一首和歌是來自於其他書籍，因いん此原本げんぽん的てき收錄しゅうろく歌か為ため51首しゅ。同どう系統けいとう的てき宮みや內廳書しょ陵りょう部ぶ藏ぞう御所ごしょ本ほん三さん十じゅう六ろく人にん集しゅう本ほん，在ざい開ひらき首くび比ひ歌仙かせん家集かしゅう本多ほんだ了りょう一いち首しゅ歌か以及第きゅうだい33首しゅ《躬恒集しゅう》內的收錄しゅうろく歌か，由ゆかり於《萬まん代だい和歌集わかしゅう（日にち语：衣笠きぬがさ家か良りょう）》也將此歌視し為ため躬恒的てき作品さくひん，因いん此推測すいそく歌仙かせん家集かしゅう本ほん也直接ちょくせつ將はた其省略しょうりゃく掉，所しょ以此系統けいとう以御所しょ本ほん最さい能のう夠反映はんえい其原そのはら來らい的てき構造こうぞう，「傳つて俊しゅん賴よりゆき筆ふで興きょう風ふう集しゅう切きり（日にち语：古筆こひつ）」的てき和歌わか配置はいち也屬於此系統けいとう，此系統けいとう在ざい配置はいち上じょう與あずか西本願寺にしほんがんじ本ほん系統けいとう也非常ひじょう類似るいじ。最後さいご是ぜ傳でん坊門ぼうもん局きょく筆ひつ本ほん系統けいとう，坊門ぼうもん局きょく是ぜ藤原ふじわら俊成としなり之これ女おんな，定家さだいえ之の姊，故こ此其中ちゅう亦また有定ありさだ家か的てき筆跡ひっせき，總そう共きょう收錄しゅうろく了りょう66首しゅ和歌わか，和歌わか配置はいち上じょう與あずか歌仙かせん家集かしゅう本ほん系統けいとう類似るいじ，差異さい最大さいだい的てき是ぜ第だい15首しゅ歌か的てき詞書ことばがき[注ちゅう 3]，由ゆかり於西本願寺ほんがんじ本ほん的てき詞書ことばがき與あずか歌仙かせん家集かしゅう本ほん一致いっち，因いん此這是ぜ傳でん坊門ぼうもん局きょく筆ひつ本ほん系統けいとう獨どく有ゆう的てき特徵とくちょう。另外，亦また有ゆう以傳坊門ぼうもん局きょく筆ひつ本ほん為ため基礎きそ，增補ぞうほ了りょう9首しゅ的てき書しょ陵りょう部ぶ本ほん，不ふ過か由よし於書陵りょう部ぶ本ほん缺かけ少しょう了りょう傳でん坊門ぼうもん局きょく筆ひつ本ほん的てき第だい二に首しゅ，因いん此總共ども收錄しゅうろく的てき和歌わか數すう目もく是ぜ74首しゅ。其中，第だい54和わ第だい55首しゅ並なみ不ふ見み於西本願寺にしほんがんじ本ほん以及歌仙かせん家集かしゅう本ほん，以此為ため止とめ為ため第だい一いち部分ぶぶん，第だい56首しゅ至いたり第だい65首しゅ為ため第だい二に部分ぶぶん，重複じゅうふく的てき歌うた非常ひじょう多おお，第だい三さん部分ぶぶん裡うら的てき第だい66首しゅ至いたり第だい70首しゅ則そく收錄しゅうろく了りょう亭てい子こ院いん歌合うたあわせ的てき和歌わか。書しょ陵りょう部ぶ本身ほんみ是長これなが16.5厘りん米まい，寬ひろし17.6厘りん米まい的てき枡形ますがた大和やまと綴つづり[注ちゅう 4]，外題げだい是ぜ靈れい元もと天皇てんのう，一いち面めん的てき鳥とり之子ゆきこ紙し（日にち语：鳥とりの子紙こがみ）內寫十じゅう行ぎょう，和歌わか分ぶん作さく兩りょう行來いきき寫うつし，成なり書しょ於近世きんせい初期しょき。書しょ陵りょう部ぶ本ほん分別ふんべつ是ぜ《新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん》和かず《私家しか集大成しゅうたいせい》的てき底本ていほん，其中《私家しか集大成しゅうたいせい》還かえ收錄しゅうろく了りょう西本願寺にしほんがんじ本ほん和わ東京とうきょう國立こくりつ博物館はくぶつかん館たて藏ぞう傳でん紀貫之きのつらゆき筆ふで的てき「興きょう風ふう集しゅう斷簡だんかん（名家めいか家集かしゅう切きり）」[注ちゅう 5][28][29][30][31][32]。

文化財ぶんかざい[编辑]

  • 《紙本著色三十六歌仙切》 （興風）
    《紙かみ本ほん著ちょ色しょく三さん十じゅう六歌仙ろっかせん切きり》
    （興きょう風ふう）
  • 大阪青山歷史文學博物館藏 《興風集》
    大阪おおさか青山あおやま歷史れきし文學ぶんがく博物館はくぶつかん藏ぞう
    《興きょう風ふう集しゅう》

1935年ねん4月がつ30日にち，個人こじん收藏しゅうぞう的てき「清正きよまさ集しゅう興きょう風ふう集しゅう」獲え文化廳ぶんかちょう指定してい為ため重要じゅうよう文化財ぶんかざい[33]。1936年ねん5月がつ6日にち，邁那得とく斯美術館びじゅつかん（日にち语：日本メナにほんめなード化粧品どけしょうひん）館たて藏ぞう《紙かみ本ほん著ちょ色しょく三さん十じゅう六歌仙ろっかせん切きり（日にち语：佐竹さたけ本ほん三さん十じゅう六歌仙ろっかせん絵巻えまき）》（興きょう風ふう）獲え指定してい為ため重要じゅうよう文化財ぶんかざい[34]。2009年ねん7月がつ10日とおか，大阪おおさか青山あおやま歷史れきし文學ぶんがく博物館はくぶつかん（日にち语：大阪おおさか青山あおやま大学だいがく）館たて藏ぞう《興きょう風ふう集しゅう》，為ため枡形ますがた本ほん的てき綴つづり葉は裝そう冊子さっし本ほん，封ふう面めん是ぜ唐紙からかみ，外題げだい和わ卷頭かんとう出自しゅつじ藤原ふじわら定家さだいえ的てき手て筆ひつ，長ちょう16.4厘りん米まい，寬ひろし14.9厘りん米まい[4]。

參考さんこう資料しりょう[编辑]

註解ちゅうかい[编辑]

  1. ^ 菊きく合あい是ぜ指ゆび左右さゆう雙方そうほう互相拿出菊花きっか，並なみ以此為ため題材だいざい來らい創作そうさく和歌わか[9]。
  2. ^ 《顯あらわ註密勘かん（日にち语：顕あらわ註密勘かん）》和わ契沖けいちゅう主張しゅちょう為ため歌枕うたまくら，《幽齋ゆうさい抄しょう》則のり視し其為普通ふつう名詞めいし。吉海よしうみ直人なおと認みとめ為當ためとう成なり歌枕うたまくら來らい解釋かいしゃく的てき話ばなし，一般都會讚賞著名的高砂之松，興きょう風ふう則そく反はん過か來らい通過つうか其來加か強きょう孤獨こどく感かん，在ざい改變かいへん歌枕うたまくら的てき形象けいしょう這一いち點てん上じょう很有趣おもむき[16]。
  3. ^ 詞書ことばがき是ぜ指ゆび該和歌か的てき主題しゅだい和わ寫うつし作動さどう機き等とう相關そうかん事ごと宜よろし[23]。
  4. ^ 枡形ますがた是ただし指ゆび像ぞう枡ます（日にち语：枡ます）一樣いちよう呈てい正方形せいほうけい的てき書しょ[24]，大和やまと綴つづり則そく是ぜ在ざい經過けいか袋綴ふくろとじ（日にち语：袋ふくろとじ）和わ中ちゅう綴つづり（日にち语：中ちゅう綴ていじ）後ご，於封面めん右邊うへん的てき上下じょうげ各かく開ひらき兩個りゃんこ孔あな，然しか後こう以組紐くみひも（日にち语：組紐くみひも）等とう繩なわ線せん將はた其串連れん起おこり來らい的てき一いち種しゅ裝幀そうてい[25]。
  5. ^ 《名家めいか集しゅう》又また名な《部類ぶるい名めい家集かしゅう》、《名家めいか歌集かしゅう切きり》，是ぜ由よし《兼けん輔集》、《興きょう風ふう集しゅう》、《深ふか養父ようふ集しゅう》、《是則これのり集しゅう》、《元方もとかた集しゅう》和かず《公おおやけ忠ちゅう集しゅう》的てき斷片だんぺん所しょ組成そせい，各かく集しゅう均ひとし以類似るいじ的てき題材だいざい來らい作さく分類ぶんるい[26][27]。

參考さんこう[编辑]

  1. ^ 1.0 1.1 塙はなわ保己一ほきいち (编). 古今ここん和歌集わかしゅう目錄もくろく. 新しん校こう羣書類従るいじゅう. 群ぐん書しょ類從るいじゅう（日にち语：群ぐん書しょ類従るいじゅう） 13 (內外書籍しょせき). 1929-11-25: 105 [2020-11-15]. NCID BN0546864X. （原始げんし内容ないよう存そん档于2021-04-03） （日にち语）. 
  2. ^ 洞ほら院いん公定こうてい（日にち语：洞ほら院いん公定こうてい）. 藤原ふじわら京きょう家か. 今泉いまいずみ定じょう介かい（日にち语：今泉いまいずみ定じょう助すけ） (编). 新しん編纂へんさん圖ず本朝ほんちょう尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく系譜けいふ雜ざつ類るい要よう集しゅう. 尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく. 故實こじつ叢書そうしょ 3 (吉川弘文館よしかわこうぶんかん). 1903: 107 [2020-11-15]. NCID BN12488942. （原始げんし内容ないよう存そん档于2021-04-03） （日にち语）. 
  3. ^ 國學院こくがくいん (编). 自じ帝王ていおう至いたり庶人. 校訂こうてい増補ぞうほ五十音引勅撰作者部類. 六ろく合ごう館かん. 1902-05-20: 14 [2020-11-15]. NCID BN11561253. （原始げんし内容ないよう存そん档于2021-04-03） （日にち语）. 
  4. ^ 4.0 4.1 興きょう風ふう集しゅう - 國くに指定してい文化財ぶんかざい等とう數すう據よりどころ庫こ（日にち語ご）
  5. ^ 島田しまだ良二りょうじ（日にち语：島田しまだ良二りょうじ）. 藤原ふじわら興きょう風ふう. 国史こくし大だい辞典じてん. 國史こくし大だい辭典じてん 12 JapanKnowledge (吉川弘文館よしかわこうぶんかん). 1991-06-01. ISBN 4-642-00512-9 （日にち语）. 
  6. ^ 6.0 6.1 奧村おくむら恒ひさし哉（日にち语：奥村おくむら恒ひさし哉）. 藤原ふじわら興きょう風ふう. 日本にっぽん古典こてん文学ぶんがく大だい辞典じてん 5. 岩波書店いわなみしょてん. 1984-10-19: 271. ISBN 978-4-00-080065-5 （日にち语）. 
  7. ^ 7.0 7.1 片桐かたぎり洋一よういち（日にち语：片桐かたぎり洋一よういち）. 興きょう風ふう・興きょう風ふう集しゅう. 犬いぬ養やしなえ廉れん（日にち语：犬いぬ養やしなえ廉れん）、井上いのうえ宗雄むねお（日にち语：井上いのうえ宗雄むねお）、大久保おおくぼ正ただし（日にち语：大久保おおくぼ正ただし）、小野おの寬ひろし、田中たなか裕ひろし（日にち语：田中たなか裕ひろし）、橋本はしもと不ふ美男びなん（日にち语：橋本はしもと不ふ美男びなん）、藤平ふじひら春男はるお（日にち语：藤平ふじひら春男はるお） (编). 和歌わか大だい辞典じてん. 明治めいじ書院しょいん（日にち语：明治めいじ書院しょいん）. 1986-03-20: 131. ISBN 4-625-40029-5 （日にち语）. 
  8. ^ 藤原ふじわら興きょう風ふう. kotobank （日にち语）. 
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