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まり

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

まり(きまりじ)とは、百人一首ひゃくにんいっしゅさついをするさいに、そこまでまれればそのさつだと確定かくていできるという部分ぶぶんである。仮名かめい文字もじ単位たんいで、1まり、2まり、……とかぞえる。

とくに、さつはやさをもとめられる競技きょうぎかるたでは、まり把握はあく必要ひつよう不可欠ふかけつである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

競技きょうぎかるたでもちいる小倉おぐらひゃくにんいちしゅで、たとえば「い」ではじまるさつが3まいある。

  • いにしへの
  • いまはただ
  • いまこむと

そのため、まりはそれぞれ、「いに」「いまは」「いまこ」となる。

しかし、競技きょうぎすすむにつれて、まれたさつ考慮こうりょがいになるので、このまり変化へんかする。もし「いまこ」がまれると、それまで「いまは」だったまりは「いま」になる。そして、さらに「いに」がまれると、「いま」だったまりは「い」となる。

大山おおやまさつ[編集へんしゅう]

だいいちまでまれてもまりからないさつ、すなわちまりが6以上いじょうさつを、とく大山おおやまさつ(おおやまふだ)とび、小倉おぐらひゃくにんいちしゅでは6まりの3くみ6まいがある。

  • 「きみがためは」「きみがためお」
  • 「わたのはらや」「わたのはらこ」
  • 「あさぼらけあ」「あさぼらけう」

まり一覧いちらん[編集へんしゅう]

太字ふとじまでがまり

1まいさつ[編集へんしゅう]

かるたをるときに、かみ最初さいしょの1文字もじれるさつ最初さいしょ文字もじって「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」とおぼえると、効率こうりつよくおぼえられる。

2まいさつ[編集へんしゅう]

冒頭ぼうとうの1文字もじで2しゅまで限定げんていできるさつ。「う・つ・し・も・ゆ」とおぼえる。

3まいさつ[編集へんしゅう]

冒頭ぼうとうの1文字もじで3しゅまで限定げんていできるさつ。「い・ち・ひ・き」とおぼえる。

4まいさつ[編集へんしゅう]

冒頭ぼうとうの1文字もじで4しゅまで限定げんていできるさつ。「は・や・よ・か」とおぼえる。

5まい以上いじょう[編集へんしゅう]

まりよりまえれる場合ばあい[編集へんしゅう]

競技きょうぎかるたのルールとして、るべきさつおなじん(自陣じじんにあれば自陣じじん敵陣てきじん敵陣てきじん)にあるさつれてもおつきにならないというルールがある。そのため、おなじんに「いに」「いまは」「いまこ」の3まいともがある場合ばあいには、そのすべてを「い」の段階だんかいることができる。同様どうように、たとえば「きみがためは」と「きみがためお」がおなじんにあれば「きみ」でることができる。

しもまり[編集へんしゅう]

かみ同様どうようしもにもまりがある。かみとのちがいは、かみおと基準きじゅんにするのにたいしも表記ひょうき基準きじゅん判断はんだんすることである。また、上級じょうきゅうしゃにもなるとしもまりではなくさつ形状けいじょうおぼえてるひとおおいので、しもまりんでたしかめる初心者しょしんしゃけの判断はんだん方法ほうほうである。