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朱子語類 : 鬼神 - Chinese Text Project
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Chinese Text Project

鬼神きじん

Library Resources
1 鬼神きじん:
いんせつ鬼神きじん,曰:「おに神事しんじだいちょ箇無形影けいえいなん理會りかいそこ消去しょうきょ理會りかい,且就日用にちよう緊切きんせつしょ工夫くふう曰:『能事のうじじん,焉能事のうじおに知生ともお,焉知!』此說つきりょう。此便合理ごうりかいそこ理會りかいはたあいだ鬼神きじんゆう見處みどころわか合理ごうりかいそこ理會りかい只管ひたすら理會りかいぼつ緊要きんようそこはたあいだぼつ理會りかいりょう。」じゅん義剛よしたけといべつ

2 鬼神きじん:
義剛よしたけはた鬼神きじんといてい畢,先生せんせい曰:「此事だいちょ。『能事のうじじん,焉能事のうじおに!』此說つきりょうこん且須去理會りかい眼前がんぜんごと箇鬼神事しんじ形無かたなしかげ,莫要枉費心力しんりょく會得えとく箇來はた久我くがちょじつしょみなあかつきとく所謂いわゆる詩書ししょれいみな雅言がげん也』,這箇みな面前めんぜんごと,做得いちけん便びんいちけん。如易,便びんなん理會りかいりょう。而今ただよりどころわが恁地推測すいそく不知ふちあずかまた須逐いちしかいたごくしょただ這箇。」義剛よしたけ

3 鬼神きじん:
あるとい鬼神きじん有無うむ。曰:「此豈そつ乍可せつ便びんせつおおやけまたあにのうしんじ及。須於眾理ややあきらのり此惑かい。『樊遲とい曰:「つとむみんよしけい鬼神きじん而遠いい矣。」』にん且理會合かいごうとう理會りかいそこごと,其理かいとくそこ,且推こういちへんまち日用にちよう常行つねゆき處理しょり會得えとくとおるのり鬼神きじんはた,乃所以為知也ともや。『能事のうじじん,焉能事のうじおに!』また如此。」必大

4 鬼神きじん:
天下てんかだいそこごとゆう箇大そこ根本こんぽんしょうそこごとまたゆう緊切きんせつしょ若見わかみとく天下でんかまた甚事。如鬼しんこと聖賢せいけん說得せっとく分明ふんみょうただはたれい熟讀じゅくどく便びん。二程初不說無鬼神,ただし而今世俗せぞく所謂いわゆる鬼神きじんみみ古來こらい聖人せいじんしょせい祭祀さいしみな他見たけんとく天地てんち如此。にせ

5 鬼神きじん:
かみ伸也しんやおにこごめ也。如風雷電らいでん初發しょはつかみ也;及至ふうとめかみなりじゅうでんいきのりおに也。

6 鬼神きじん:
鬼神きじん陰陽いんよう消長しょうちょう而已。ちんどく化育かいく風雨ふうう晦冥かいめいみなざいひとそくせいたまたましゃおにもり也;たましいたましいしゃしんもり也。精氣せいき聚而ためぶつなにぶつ而無鬼神きじん!「ゆうたましいためへん」,たましいゆうそくたまくだ可知かちますきょう

7 鬼神きじん:
鬼神きじんただ屈伸くっしん往來おうらいしゃ也。天地てんちあいだひとあずか天地てんちつねしょうせっ間斷かんだんにん人心じんしんざいどう,必達於氣,便びんあずか屈伸くっしん往來おうらいしゃしょうかんどおり。如卜筮之るいみなこころゆう此物,ただせつ你心じょうことさいどう必應也。つとむ

8 鬼神きじん:
とい:「鬼神きじん便びんただ此氣?」曰:「また這氣裏面りめん神靈しんれい相似そうじ。」

9 鬼神きじん:
とい:「先生せんせいせつ鬼神きじん有界ゆうかいぶん』,如何いか?」曰:「如日ためしんよるためおにせいためしんためおにあにかいぶん?」義剛よしたけ

10 鬼神きじん:
叔器とい:「先生せんせい前說ぜんせつにちためしんよるためおに所以ゆえんおによる』,如何いか?」曰:「あいだゆうしかしゃまた不能ふのうみなしかよるぞくかげ。且如妖鳥みなかげるいみな夜鳴よなき。」義剛よしたけあつしどう

11 鬼神きじん:
雨風あめかぜかみなり日月じつげつ晝夜ちゅうや,此鬼しんあと也,此是白日はくじつ公平こうへい正直しょうじき鬼神きじんわか所謂いわゆるゆう嘯於はりさわ於胸』,此則所謂いわゆる不正ふせいよこしまくらあるゆうあるあるあるある聚或しゃまた所謂いわゆる禱之而應,いのり而獲,此亦所謂いわゆる鬼神きじんどう一理いちり也。世間せけん萬事ばんじみな此理,ただし精粗せいそしょうだい不同ふどうなんじまた曰:「以功よういい鬼神きじんそく此便。」道夫みちお

12 鬼神きじん:
鬼神きじん死生しせいてい如釋しょうん世俗せぞく所見しょけんしかまたゆう其事あきらあきら不可ふか以理推者,此等しょ且莫要理ようりかいあげ

13 鬼神きじん:
いんせつかみかいごと,曰:「人心じんしんひらしきちょ便びんこのみわか做弄,便びんゆうおにかい出來でき。」ほう

14 鬼神きじん:
有明ありあけつきしょ如何いか得意とくいまこと?且如おに神事しんじこんゆう?」いんせつちょうなかたかし曾至きんすなつつみきょ人跡じんせき。「此是如何いか?」あげいい:「冊子さっしせつ,并人傳說でんせつみな不可ふかしんじ,須是おやあげひらたむかし冊子さっしじょう并人說得せっとく滿まんあたま滿まんみみただ曾自。」先生せんせい曰:「ただこう曾見。畢竟ひっきょう其理如何いかみなみのきまたただかた不信ふしんゆうおどけせついち。如禹かなえ魑魅魍魎ちみもうりょうぞく便びんゆう這物。深山ふかやま大澤おおさわかれしょきょしょにん往占あに不為ふためたたり!邵先生せんせいほど先生せんせい:『世間せけんゆう一般不有不無底人馬。』ほどなんいい:『くらくつわこれるい何處どことく?』如邵のりまた以為ゆう。邵又ごと:『蜥蜴とかげづくり雹。』ほどげん:『雹有だいしゃかれあにのう為之ためゆき?』あきら曾有いちりゅう道人みちひと,嘗居いち山頂さんちょうゆい菴。いちにち,眾蜥蜴とかげ入來いりき,如手ひじだい怕人,にん以手なでこれつき喫菴ちゅうみずすくなころ菴外みなうずたかなる雹。明日あした山下やましたはてゆう雹。此則冊子さっしじょう所載しょさいゆういちつまはくりゅうたけ,致中けい。其人甚樸不能ふのう妄語もうごうん:『嘗過いちみねややばんりょう急行きゅうこうゆるがせ聞溪りんちゅうひびき甚,往看,乃無,とめ蜥蜴とかげざいはやしちゅうかく一物いちもつ如水にょすいあきらりょうすうしも雹。』此理また不知ふち如何いか造化ぞうかわかよう此物ため雹,のり造化ぞうかまたしょう矣。またみなみけん鄧德喻嘗ためいちにんげん:『嘗至あまりくいだい滌山ちゅうつねゆう龍骨りゅうこつにん往來おうらいこれ入山にゅうざんほらいちじんあおけむりすくなころいちじんすくなころいちりゅういちおにずい。』だいだんつき人事じんじやぶほうただししか不信ふしん中有ちゅうういちてんうたぐざいおわりとくまた如前生後せいごせいふくためじんせつまた須要しゅようやぶ。」またうん:「みなみのき拆廟,次第しだいまた未到みとう此。須是使みんしんじ末梢まっしょううたぐはじめとくしかみん倚神ためぬし,拆了てん使みんしんじこう怨望。きゅうゆういち邑,どろ塑一大佛だいぶつ一方いっぽう尊信そんしんこう一無狀宗子斷其首,みん聚哭,頸上どろ舍利しゃりどろあにゆう此物!ただ人心じんしんしょ致。」先生せんせいいいいちそううんとい:「りゅうこう如何いか?」曰:「りゅう口中くちじゅう吐出としゅつただりゅうぎょう便びんゆうずいりゅう禹錫また嘗言,有人ゆうじんざいいちだか山上さんじょう見山みやま雷神らいじんりゅうおにるいぎょう。此等るい無限むげんじつようやぶ。」とい:「『けい鬼神きじん而遠』,のりまたげんゆうただしとうけい而遠自盡じじん其道,便びん相關そうかん。」曰:「聖人せいじん便びんせつただ如此。嘗以此理もん先生せんせい,曰:『此處ここら須理かい。』」先生せんせいいん曰:「蜥蜴とかげため雹,またゆう如此しゃ必要ひつよう此物為之ためゆき也。」あげ

15 鬼神きじん:
いんろん薛士りゅうおに,曰:「しんじ鬼神きじんしゃみないいじつゆう在天ざいてんあいだ;其不信者しんじゃ斷然だんぜん以為おにしか卻又ゆう真箇しんこしゃていけいもちとげ以薛所見しょけんため實理じつり不知ふち此特にじ霓之るいみみ。」必大いんとい:「にじ霓只かえゆう形質けいしつ?」曰:「すんでのうすすみずまた必有ちょう肚。ただ纔散,便びんりょう。如雷かみぶつまた此類。」必大

16 鬼神きじん:
いんせつおにかい,曰:「『しらげ魍魎もうりょう。』夔只いち腳。魍魎もうりょうゆう此語,わかはてゆう,必是此物。」あつし

17 鬼神きじん:
聚則せい氣散きさんじそくおよげ以下いかなみざいひと鬼神きじんけんろん精神せいしん魂魄こんぱく

18 鬼神きじん:
とい:「死生しせい有無うむせつにん惑之。」曰:「須如此疑。且作主張しゅちょう。」いんとい:「識環ことふくゆう此,なに也?」曰:「此又べつゆう說話せつわ。」力行りっこう

19 鬼神きじん:
とい生死せいし鬼神きじんあかりさくろくうん:「とい:『鬼神きじん生死せいし,雖知得ちとく一理いちりしか未見みけんとくはしてき。』曰:『精氣せいきためぶつゆうたましいためへん便びん生死せいしそこ道理どうり。』ひつじたち。曰:『精氣せいきしこりそくためじんのりためおに。』またとい:『精氣せいきしこり,此理便びんざいじょういや?』」曰:「天道てんとう流行りゅうこう發育はついく萬物ばんぶつ有理ゆうり而後ゆう。雖是いちみやこゆう畢竟ひっきょう以理ためぬしにんとく以有せいあかりさくろくうん:「しかそくゆう清濁せいだく。」しんしゃためにごしゃためしつあかりさくろくうん:「きよししゃぞくにごしゃぞくかげ。」知覺ちかく運動うんどうため也;形體けいたいあかりさくろくさく骨肉こつにくかわ」。かげため也。曰魂,たい曰魄。こうさそえ淮南ワイナンちゅう曰:『たましいしゃかみたましゃかげかみ。』所謂いわゆるかみしゃ,以其ぬし乎形也。ひと所以ゆえんせい精氣せいき聚也。ひとただゆう許多きょた,須有箇盡あかりさくろくうん:「醫家いか所謂いわゆる陰陽いんようますくだ是也これや。」つきそくたましい於天,かたちたま于地而死矣。ひとはた死時しにどき熱氣ねっき上出かみで所謂いわゆるたましいます也;たいややひえ所謂いわゆるたまくだ也。此所以ゆえん有生ゆうせい必有ゆうはじめ有終ゆうしゅう也。おっと聚散しゃ也。わかのりただはくざいじょうはつ凝結ぎょうけつため一物いちもつただしひとぶん上所かみところあい當然とうぜんしゃ便びん不可ふか以聚散げん也。しか人死ひとじに雖終於散,しかまた便びんつき祭祀さいしゆうかんかく先祖せんぞとおしゃ有無うむ不可ふかしかたてまつ祭祀さいししゃすんで子孫しそん,必竟ただ一氣いっき所以ゆえんゆうかんどおりしかやめしゃふく聚。釋氏しゃくし卻謂人死ひとじにためおにおにふくためじん。如此,のり天地てんちあいだつねただ許多きょたじんらいさらよし造化ぞうか生生せいせい,必無いたり如伯有為ゆうい厲,伊川いがわいいべつ一般いっぱん道理どうりぶた人氣にんきとうつき而強是能これよしため厲。さん為之ためゆきりつ使つかいゆうしょとげ不為ふため厲,またいい鬼神きじん情狀じょうじょう矣。」とい:「伊川いがわげん:『鬼神きじん造化ぞうかあと。』此豈また造化ぞうかあと乎?」曰:「みな是也これやわかろんせいのりじゅじょうゆるがせせい出花でばな,此便造化ぞうかあとまた空中くうちゅうゆるがせしかゆう雷霆らいてい風雨ふううみな是也これやただしひとしょ常見つねみこれかいゆるがせ聞鬼嘯、鬼火おにびぞくのり便びん以為かい不知ふち此亦造化ぞうかあとただし是正ぜせいため怪異かいい。如家うん:『やまかい曰夔魍魎もうりょうみずかい曰龍罔象,かい羵羊。』みなざつもめ乖戾所生しょせいまた理之まさゆきしょ也,せん以為のり不可ふか。如冬かんなつねつ,此理正也まさやゆうゆるがせしかなつかんふゆねつあにいい此理!ただしすんで非理ひりつね便びんいいかい孔子こうし所以ゆえんかたり學者がくしゃまた須理かい也。」いん舉似みなみのき不信ふしん鬼神きじん而言。閎祖。たまものろくうん:「とい:『みん受天ちゅう以生,ちゅう?』曰:『ちゅう便びん仁義じんぎれいさとし,曷嘗ゆう形象けいしょうらい!凡無がたしゃいい若氣わかげのりいいなま也。しんしゃにごしゃがたたましいいいしらげたまいいしつ所謂いわゆる精氣せいきためぶつ」,須是此兩箇相交感こうかん便びん能成よしなりぶつ。「ゆうたましいためへん」,のり所謂いわゆるいたり此已つきたましいます于天,たまくだ于地。しゃ也,かえり于天;かげしゃしつ也,たま也,くだ于地,いい也。知生ともおのり便びんただ此理。夫子ふうしつげこばめこれ先後せんごぶし如此。』いんせつ鬼神きじん造化ぞうかあと,且如おこりふう做雨,ふるえかみなりはなせいはじめ便びん有終ゆうしゅう也。またとい:『人死ひとじにそく魂魄こんぱくますくだにちやや而不ふく聚矣。しかひとまつ祖先そせん,卻有所謂いわゆるらいかりらいとおる」,此理如何いか?』曰:『わか誠心せいしんかんかくかれたましいつきあにらいとおる?』またとい:『如周以后きびため始祖しそ,以帝嚳為しょだしみかど子孫しそん相去あいさりとおなおかんかくいたり成康なりやす以後いごせん有餘ゆうよねんあにふくゆう未散みちるしゃ而來とおる乎?』曰:『おっと聚散しゃ也。わかのりただはくざいじょうはつ凝結ぎょうけつため一物而為性也。ただしひと分上ぶんじょうしょごうとうしゃ便びんゆう聚散,そく不可ふか以聚散げん也。人死ひとじにまた便びんつきまつり祖先そせんゆうかんかくわか久遠くおん有無うむ不可ふかしかたてまつ祭祀さいししゃすんで子孫しそん,必竟ただ一氣いっき相傳そうでんらいわかのうごく其誠けいのりまたゆうかんどおり釋氏しゃくしいい人死ひとじにためおにおにふくためじん。如此,のり天地てんちあいだただ許多きょたじんらいさらよし造化ぞうか生生せいせいはい,卻無也。』曰:『しかのりひつじ叔子よしこ識環ことよこしま?』曰:『史傳しでん此等ごとごくおおよう不足ふそくしん便びんゆう,也不是正ぜせい。』またとい:『鬼神きじんしゃ甚多,不審ふしん有無うむ如何いか?』曰:『世間せけん人見ひとみしゃごくおおあにいいただしせいみみ。如伯有為ゆうい厲,伊川いがわいいべつ一理いちりぶた人氣にんきとうつき而強魂魄こんぱくしょ如此。むかし有人ゆうじんざい淮上夜行やこう無數むすう形象けいしょう人非人にんぴにんつくりうまかつ斥,出沒しゅつぼつ於兩すいあいだ久之ひさゆき,纍纍ぜっ。此人明知めいち其鬼,とくやめおどとべこれ,衝之而過した,卻無礙むげしかまた。詢之,此地乃昔じん戰場せんじょう也。かれみな於非いのち,銜冤だき恨,かたむべ未散みちる。』またとい:『「鬼神きじん情狀じょうじょう」,なにえん知得ちとく?』曰:『はく有為ゆうい厲,さん為之ためゆきりつ使つかいゆうしょとげ不為ふため厲,いい鬼神きじん情狀じょうじょう矣。」』またとい:『伊川いがわげん:「鬼神きじんしゃ造化ぞうかあと。」此豈ため造化ぞうかあと乎?』曰:『わかろんせいのり庭前ていぜん樹木じゅもく數日すうじつ春風しゅんぷう便びん開花かいか,此豈造化ぞうかあとまた雷霆らいてい風雨ふううみな是也これやただしひと常見つねみ不知ふちかいゆるがせ聞鬼さけべのり以為かい不知ふち此亦造化ぞうかあとただし非理ひりせいみみ。』またとい:『世人せじんおおためしらげあや迷惑めいわく如何いか?』曰:『いえ曰:「やまかい曰夔魍魎もうりょうみずかい曰龍罔象,かい羵羊。」みなざつもめ乖亂所生しょせいせん以為のり不可ふか。如冬かんなつねつ春榮はるえあき枯,此理正也まさやゆるがせふゆがつひらけいち朵花,あにいい此理,ただしせいみみいいかい孔子こうし所以ゆえんかたり學者がくしゃ須理かい也。』すわあいだあるうん:『さとあいだゆうすももさんしゃ而為厲,さときょく凡有祭祀さいし佛事ぶつじ,必設此人いちふんあるしつらえ籙大醮,曾設いちふんとき食盡しょくじん為所しどころ污。こういんためじんばくつえ,焚其しょこれじゅとげぜっ。』曰:『枉死,未散みちる被爆ひばくつえおどろきりょうしつらえ醮請天地てんち山川やまかわ神祇じんぎ,卻被しょうおに污卻,以此しつらえ醮無此理也。』」あかりさくろくうん:「如起ふう做雨,ふるえかみなり閃電,はな生花せいかゆいゆうしん而何!察耳。才見さいみせつおにごと便びん以為かい世間せけんゆう道理どうり如此,不可ふかいいとく造化ぞうかせいみみ。此為とく陰陽いんよう不正ふせい須驚惑。所以ゆえん夫子ふうしかたりかい,以其あきらゆう此事,とくかたりみみみなみのきせつ便びん。」どう

20 鬼神きじん:
ざいきょうとい:「らい而伸しゃためしん,往而こごめしゃためおに。凡陰魂魄こんぱくにん噓吸みなしかどく死者ししゃためおに生者しょうじゃためしんよこみぞうん:『神祇じんぎしゃはじめかえり往者おうしゃらいおわり。』」曰:「此せい如俗ののしおにうん:『你是やめわがわが你。』すわえちゅうせつおわりいにしえまた此義。」「おわりふるこれしょ兮,こん逍遙しょうよう而來ひがしそう靈魂れいこんよく兮,なに須臾しゅゆ而忘はん!」よううん:「すんでこごめこれちゅうこわまたゆう屈伸くっしん。」曰:「祭祀さいし致得鬼神きじんらいかく便びん就既こごめまたのう伸也しんや。」僩問:「たましいそくのうすんでこごめ而伸,わか祭祀さいしらいかく是也これやわかたますんでこわ不能ふのうふくしん矣。」曰:「也能しんぶたらいのり俱來。如祭祀さいしほうたましいほうたまもとめ四方しほう上下じょうげ便びんみなゆうかんかく。」ようとい:「『ゆうたましいためへん』,せいみないち?」曰:「しか。」僩問:「『天神てんじん地祇ちぎじんおに。』なん以曰『祇』?」曰:「『祇』ただしめせぶたてんたれさんたつ以著ぞう,如日がつ星辰せいしん是也これやまたあらわ山川やまかわ草木くさき以示じんしょ以曰『しめせ』。」よううん:「ひと禱天山川やまかわ以我ゆうかんかれゆう子孫しそんまつり先祖せんぞ以我ゆうかん。」曰:「神祇じんぎつね屈伸くっしん而不やめにんおにそく消散しょうさん而無あまり矣。其消散しょうさんまた有久ありひさそくことひとゆうふく其死しゃ所以ゆえんすんで而此ため妖為かい。如人きょう,及僧どうすんでそうどうつとむやしなえ精神せいしん所以ゆえん凝聚ぎょうしゅうわか聖賢せいけんそくやす於死,あにゆう而為しんかいしゃ乎!如黃みかど堯舜,聞其すんで而為れいかい也。嘗見輔漢きょうせつ:『ぼう人死ひとじに,其氣溫溫ぬくぬくしか,熏蒸滿室まんしつ數日すうじつ。』もり所以ゆえん如此。りゅう元城もとしろ死時しにどきふうかみなりとどろき於正くもつとむ晦冥かいめいすくなころべんしょく,而公やめ端坐たんざ薨矣。什麼いんもさま氣魄きはく!」よう曰:「莫是元城もとしろ忠誠ちゅうせい感動かんどう天地てんち?」曰:「ただ元城もとしろしかやしなえ此氣つよしだいしょ以散如此。まつりよしうん:『其氣發揚はつよう於上,ため昭明しょうめい、焄蒿、悽愴せいそう,此百ぶつしらげ也。』此數せつつきりょう人死ひとじに,其魂發揚はつよう於上。昭明しょうめいじん死時しにどきゆう一般いっぱん光景こうけい;焄蒿,そくまえしょうん溫溫ぬくぬくこれ』也;悽愴せいそう一般いっぱん肅然しゅくぜんれいじん悽愴せいそう,如漢たけみかど神君しんくんらいのりふう肅然しゅくぜん是也これや。此皆萬物ばんぶつしらげすんで而散也。僩。じゅんろくうん:「とい:『「其氣發揚はつよう於上」,なにいい也?』曰:『人氣にんきほんあがじょう,這下めんつきのり只管ひたすらあがじょう。如火けむり,這下めんたきぎつきのりけむり只管ひたすらあがじょう。』あつしうん:『おわりひさ必消りょう。』曰:『しか』。」

21 鬼神きじん:
とい:「鬼神きじん便びん精神せいしん魂魄こんぱく如何いか?」曰:「しか。且就這一身いっしんかいわらいゆう許多きょた聰明そうめい知識ちしき,這是如何いかとく恁地?虛空こくうなかゆるがせしか有風ゆうふうゆうゆるがせしかゆうかみなりゆうでん,這是如何いかとく恁地?這都陰陽いんようしょうかんみやこただし鬼神きじんいた這裏,一身只是箇軀殼在這裏,內外天地てんち陰陽いんよう所以ゆえん夜來やらいせつどう:『「天地てんちふさがわれ其體;天地てんちそちわれ其性」,思量しりょうらいただいち道理どうり。』」またうん:「如魚ざいみず外面がいめんすい便びん肚裏とりめんすい。鱖魚肚裏とりすいあずかこいぎょ肚裏とりすいただ一般いっぱん。」ひとしちちとい:「魂魄こんぱく如何いか陰陽いんよう?」曰:「たましい如火,たま如水にょすい。」まご

22 鬼神きじん:
いんごと魂魄こんぱく鬼神きじんせつ,曰:「只今ただいませいじん便びん一半いっぱんしん一半いっぱんおにりょうただし以前いぜんのりしんためぬしやめこれのりおにためぬし縱橫じゅうおうざい這裏。以屈伸くっしん往來おうらいごとのり來者らいしゃためしんしゃためおに;以人身じんしんごとのりためしん而精ためおにしか屈伸くっしん往來おうらい也各以漸。」僩。にょうろくうん:「わか以對まちごと一半いっぱん一半いっぱんせい。」

23 鬼神きじん:
とい魂魄こんぱく。曰:「氣質きしつじつそこ魂魄こんぱく半虛デミホロウはんじつそこ鬼神きじんきょぶん數多あまたじつ分數ぶんすうしょうそこ。」たまもの

24 鬼神きじん:
とい魂魄こんぱく。曰:「たまいちてん精氣せいき交時便びんゆう這神。たましい發揚はつよう出來できそこ,如氣出入でいりいきたま如水にょすいにんのうあきら,聽能さとしこころのう強記きょうきそこゆう這魄,便びんゆう這神,外面がいめん入來にゅうらいたましらげたましいたまぬししずかたましい主動しゅどう。」また曰:「草木くさきなまゆう箇神,它自不能ふのうせいざいひとそくしん便びん所謂いわゆるかたちすんでせい矣,かみはつ矣』,是也これや。」またといせいたまたま。曰:「古人こじんただせつさん而盈,さん而闕』。きん時人じじんかた推得所以ゆえんえん闕,乃是たま受光じゅこうしょたま嘗無也。ひとゆうたまさきおとろえそこゆうたましいさきおとろえそこ。如某近來きんらいさとしじゅう聽多忘,たまさきおとろえ。」また曰:「一片底便是分做兩片底,りょうへんそこ便びんぶんさくへんそこ。做這萬物ばんぶつよんぎょうただこれしたがえ太極たいきょくちゅうらい太極たいきょくただいち箇氣,迤邐ぶん做兩箇:裏面りめんどうそこせいそこかげまたぶん做五またため萬物ばんぶつ。」うえ

25 鬼神きじん:
さき儒言:「くちはな噓吸ためたましい耳目じもく聰明そうめいためたま。」也只說得せっとく大概たいがい。卻更ゆう母子ぼし,這便坎離水火すいか。煖氣便びんたましい冷氣れいき便びんたまたましい便びんかみたま便びんせいかみかい思量しりょう討度そこ便びんたましいかいとうそこ便びんたままた曰:「於目而明,みみ而聰しゃたまこれようろううん營魄,營是あきら熒之よしたま一箇晶光堅凝物事。釋氏しゃくし水火すいかふう,其說うんにん也,ふうさきのり不能ふのうためたたりぶたたましいさき而魄なおそんただ消磨しょうまつきしょうあいだ塌了。わか水先みずさき,而風なおおそのりのうためたたりぶたたましいなおそんなんじ。」また曰:「たましいのりたま不能ふのう自存じそんこんひと思慮しりょやくやくたましいあずかたましょうはなれりょうろう便びんただようもりどく相合そうごう所謂いわゆる『致虛ごくまもりせいあつし』,全然ぜんぜんまもざい這裏,とくどう。」また曰:「せん致柔,まもり,卻是『せん便びんただせんざい此,ぜん放出ほうしゅつ便びんほそわか些子便びんほぼりょう也。」

26 鬼神きじん:
陰陽いんようはじめ交,てんいち生水なまみずものせいはじめ曰魄。すんでせいたま,煖者ためたましいさきゆうたま而後ゆうたましいたまつねためぬしためみき

27 鬼神きじん:
人生じんせいはつあいださきゆう既成きせいがたたまざいさき。「かたちすんでせい矣,かみはつ矣。」すんで有形ゆうけいほうゆう精神せいしん知覺ちかくさん曰:「人生じんせいはじめ曰魄,すんでせいたま曰魂。」すう說得せっとくこのみあつし

28 鬼神きじん:
どうしゃたましい也;せいしゃたま也。「動靜どうせい」二字括盡魂魄。凡能運用うんよう作為さくいみなたましい也,たまそく不能ふのう也。いまじん所以ゆえんのう運動うんどうみやこただしたましい使しかたましいわかたまそく不能ふのう也。こんたま所以ゆえんのううんからだ便びん矣。つきくろかさ便びんたま,其光しゃ,乃日ひかりみみほん光也みつや所以ゆえんせつ「哉生たま」,「つくりたま」。そう曰:「にちがいかげきむみず內影。」此便魂魄こんぱくせつ。僩。ゆうだっあやま

29 鬼神きじん:
耳目じもく聰明そうめいためたまたまおにぼう自覺じかくもりそくたまおとろえわらわおとこ童女どうじょ而魄さきますきょう

30 鬼神きじん:
たま耳目じもくしらげたましいこうはな呼吸こきゅう眼光がんこう落地おろち所謂いわゆるからだたまそくくだ

31 鬼神きじん:
あるとい:「くちはな呼吸こきゅうしゃためたましい耳目じもく聰明そうめいためたま?」曰:「精氣せいきためぶつたましい乃精ちゅう形跡けいせきそこ淮南ワイナンちゅううん:『たましいしゃかみたましゃかげかみ。』釋氏しゃくし四大之說亦是竊見這意思。ひと一身いっしん皮肉ひにくこれるいみな屬地ぞくち,涕唾るいみなぞくすい暖氣だんきため運動うんどうためふうすいかげ也;ふう也。」

32 鬼神きじん:
あるとい:「出入でいりしゃためたましい耳目じもく聰明そうめいためたましかのりたまちゅうふくゆうたましいたましいちゅうふくゆうたま耶?」曰:「精氣せいきしゅうりゅう充滿じゅうまん一身いっしんなか,噓吸聰明そうめい,乃其はつ而易しゃみみしかすんでしゅうりゅう充滿じゅうまん一身いっしんなかのりはなしゅう口之くちのあじたま乎?耳目じもくちゅうみなゆう暖氣だんきたましい乎?推之へんたい,莫不みなしか佛書ぶっしょろんよんだいしょまた祖述そじゅつ此意。」とい:「先生せんせい嘗言,たいたまぶつしかのりたましいまたためりょうもの耶?」曰:「はたたましいほそ推之,またゆう精粗せいそただし其為精粗せいそ也甚ほろわかからだたまかかことみみ。」とい:「以目ごとたい也;睛之あきらたま也。みみそく如何いか?」曰:「竅即たい也,さとそくたま也。」またとい:「つきたまたまあにただゆび其光而言,而其そくからだ耶?」曰:「つき不可ふか體言たいげんただゆう魂魄こんぱくみみつきたまそく全體ぜんたい,而光しょ乃其たましいはつ也。」

33 鬼神きじん:
たましいぞくたまぞくきん所以ゆえんせつさんたましいななたま」,金木かなぎ數也かずや

34 鬼神きじん:
ひとのう思慮しりょ計畫けいかくしゃたましいため也;のう記憶きおく辯別べんべつしゃたまため也。

35 鬼神きじん:
ひとゆうつきとく一生いっしょう以來いらい履歷りれきごとしゃ,此是さとし以藏往否?」曰:「此是たまきょう所以ゆえんとく。」德明のりあき

36 鬼神きじん:
とい:「たましいます於天,莫只消散しょうさん,其實もの於天じょういや?」曰:「也是氣散きさんじただこれさい便無びんな。如火はたほろび也有やゆうけむりじょうただ便びんぶたえんせいやめつき以繼ひとはた便びん氣散きさんじそく這裏箇主一散いっさん便びんだいりつじんつねじょう。且如說話せつわ出上いでかみ。」夔孫

37 鬼神きじん:
たましいのりたま便びん沉了。こんひとせつとらのり眼光がんこう入地いりじ便びん如此。

38 鬼神きじん:
とい:「人死ひとじに當初とうしょ稟得許多きょたつきそく?」曰:「。」曰:「如此,のりあずか天地てんち造化ぞうかあい。」曰:「死生しせいゆういのち當初とうしょ稟得便びんていりょう便びん天地てんち造化ぞうかただゆう許多きょたのうまたのべ。且如わがあずかひと俱有じゅうふん,俱已ようふんわがざいようふん便びんおさむかい,及收かいふんじんやめようよんふんりょう所以ゆえん便びんのうしょうのべ。此即ろうさくぶくろうおもんみ此理,一向いっこうわたし其身。」あつし

39 鬼神きじん:
とい:「てらすすむうん:『氣散きさんじ而非。』およげ竊謂じん稟得陰陽いんようぎょう以生,いた死後しご,其氣雖散,ただはんほんかえげん。」曰:「須如此說。わかせつ便びんさくせいりょうおもんみ其可以感かくとくらいただ說得せっとくよう也是りょう。」とい:「焰衝じょうややややようこれ不可ふかいいただ其氣散在さんざい此一しつ內。」曰:「ただゆう子孫しそんざい便びん不可ふかいい。」えびすおよげ

40 鬼神きじん:
とい:「有人ゆうじん而氣しゃなに也?」曰:「ふく。如自けい自害じがいしゃみなふくまたさら聚得這精しんやす於死しゃ便びんなん曾見堯舜做鬼らい!」

41 鬼神きじん:
氣散きさんじ,泯然あとしゃ其常。道理どうり恁地。ゆう托生たくしょうしゃ偶然ぐうぜん聚得また怎生みなとちょ生氣せいき便びん再生さいせいしか其常也。伊川いがわうん:「ひだりでんはくゆうため厲,またべつ一理いちり。」げん死生しせいつね也。人傑じんけつろくりゃく

42 鬼神きじん:
はく有為ゆうい厲之ごと一理いちりいい生死せいしつね人死ひとじにそく氣散きさんじ理之まさゆきつね也。它卻ようぶつひろししらげぞくだい而強其氣未散みちるみみ

43 鬼神きじん:
ひかりとい:「先生せんせいしょこたえ崧卿しょ云云うんぬん。如伊川又かわまたうん:『はく有為ゆうい厲,べつ一理いちり。』また如何いか?」曰:「またゆう這般しゃはんそこしかまたとく其死,強氣つよき未散みちるようひさまたかい。如漳しゅういちけん公事こうじころせおっとみつうめこれこうためたかしことざい發覺はっかく當時とうじ便びん不為ふためたたり。此事おそれそうさいめんとげ於申しょつかさじょうじょうとく批了。こう婦人ふじんあずか婦人ふじんどおりしゃしぼ。以是けいごく裏面りめん這般しゃはんごとわかあずかけつざいつぐなえいのちのり死者ししゃ冤必かい。」また曰:「ひさ必散。ひとせつ神仙しんせん一代いちだいせついちこうかんせつ甚安せいいたりとう以來いらいのりせつりょうまたせつ鍾離けんりょほらまろうど,而今またせつりょう也只やしなえ得分とくぶんがいことぶきかんがえしかおわりひさしまたりょう。」まご

44 鬼神きじん:
とい:「はくゆうことべつ一理いちり如何いか?」曰:「べつ一理いちりひと所以ゆえんびょう而終つきのり氣散きさんじ矣。ある遭刑,あるゆるがせしか而死しゃなお聚而未散みちるしかまたおわり一散いっさんしゃくみち所以ゆえんわたし其身しゃ便びん死時しにどきまたただとめ其身おわり甘心かんしん冤憤しゃまたしか其氣みな浦城うらしろさん中有ちゅうういち道人どうじんつねざい山中さんちゅうしょうこういんいち日出にっしゅつしん,乃祝其人うん:『七日なのかかえしやき。』未滿みまんななにち,其人焚之。こう其道じんさけべののしまたのう於壁あいだ寫字しゃじただしすみ較淡,ひさまた。」あげ嘗聞ちょうたかしさとしゆう一事いちじまたしか。鄧隱ほう一事いちじまたしか。其人只管ひたすら討身,かくれほううん:「せつそこ甚麼いんも?」其人さとるしゃ而去。あげ

45 鬼神きじん:
とい:「『ゆうたましいためへん』,あいだ有為ゆうい妖孽しゃ如何いかとく未散みちる?」曰:「『ゆうややややわかため妖孽しゃとく其死,其氣未散みちる鬱結うっけつ而成妖孽。わか尪羸病死びょうしそこじん,這氣消耗しょうもうつきりょうかたあにふくさらうつ結成けっせい妖孽!しかとく其死しゃひさまた。如今麵做のり中間なかまゆうなりしょうかたまりかくそこひさやややや也自かいまた如其取せい,其用ぶつひろし,如伯ゆうしゃまたそつ未散みちる也。よこみぞ曰:『もの初生しょせいいたり而滋いきぶつせいすんでみつるはん而遊いたりいいしん,以其伸也しんやはんいいおに,以其也。』天下てんか萬物萬事自古及今,ただ箇陰消息しょうそく屈伸くっしんよこみぞしょう屈伸くっしん說得せっとく貫通かんつううえ蔡說,卻似說得せっとく循環じゅんかん意思いしおさむわが曰:『われ聞鬼しん不知ふち其所いい。』曰:『也者,かみもり也;たま也者,おにもり也。ごうおにあずかかみ教之のりゆきいたり也。』ちゅういいこうはな噓吸ため耳目じもく聰明そうめいためたまぞくたまぞくかげ。而今有人ゆうじんせつ眼光がんこう落,這便たまくだこんひとしょうゆううんたま落。若氣わかげただます而散。うん:『たま於天,かたちたま於地。』道家みちや修養しゅうようゆう這說,あずか此大だん相合そうごう。」まご

46 鬼神きじん:
萇弘さんねん而化ためあお。此所謂いわゆるたま也,如虎これるいひろ以忠其氣凝結ぎょうけつ如此。ひろ

47 鬼神きじん:
鬼神きじん憑依ひょうい言語げんご,乃是憑人精神せいしん以發」。とい:「伊川いかわ金山かなやまごと如何いか?」曰:「乃此婢子そう。」とい:「こん人家じんかゆうかいしゃ。」曰:「此乃魑魅魍魎ちみもうりょうためけんしゅうゆういち士人しじんぎょうぐういちにんただゆういち腳,もんぼう人家じんか安在あんざいあずかこれ同行どうこういち腳者いれぼう人家じんか數日すうじつ,其家はていち。」がく

48 鬼神きじん:
ていせつ:「有人ゆうじん寤寐あいだおにどおりとげ甚驗しゃ。」曰:「如此,のりゆうそこひつ。」あつし

49 鬼神きじん:
論及ろんきゅうみこじんおに,而鬼またこうみこじん所為しょい以敵これしゃ,曰:「後世こうせい人心じんしんかんいつわり甚,感得かんとくかんいつわり,做得おに也姦たくみ。」あつし

50 鬼神きじん:
あつこれもん:「人死ひとじにため禽獸きんじゅうこわ此理。しかおや見永みながはる人家じんか有子ゆうこみみじょうゆう豬毛及豬がわ如何いか?」曰:「此不足ふそくかいこうせきけいきょうごといちへいむねぜんゆう豬毛,ねむときさく豬鳴。此只稟得豬氣。」がく

51 鬼神きじん:
あるとい鬼神きじん。曰:「且類聚るいじゅうぜんやからせつ鬼神きじんしょよう須自理會りかい。且如さい天地てんちかんがえちょくもとめめいばくしかこう卻去じんひさもとめえき。」先生せんせいまたわらい曰:「如此せつまたさくかいりょう也。」どう以下いかろん祭祀さいしかんがえかみしめせ

52 鬼神きじん:
とい:「せいそく不可ふか以聚散ごと。聚而せい而死しゃ而已。所謂いわゆる精神せいしん魂魄こんぱくゆうゆうさとししゃ也。聚則ゆうのりわかそく古今ここんつねそんふくゆう聚散消長しょうちょう也。」曰:「ただ這箇天地てんち陰陽いんようにんあずか萬物ばんぶつみなどく聚則ためじんのりためおにしか其氣雖已,這箇天地てんち陰陽いんよう生生せいせい而不きゅうこう精神せいしん魂魄こんぱく雖已,而子孫しそん精神せいしん魂魄こんぱくゆう些小しょうぞく祭祀さいしれいつき其誠けい便びん以致とくこう魂魄こんぱく。這箇なんせつすんでのちいちりょうのうつき其誠けい便びんゆうかんかくまたえんつねただざい這裏也。」まご

53 鬼神きじん:
とい:「鬼神きじん祭祀さいし而言。天地てんち山川やまかわぞく分明ふんみょういち氣流きりゅうどおり,而兼以理ごとひと先祖せんぞのり大概たいがい以理ためぬし,而亦けん氣魄きはくごとわか上古じょうこ聖賢せいけんのりただせん以理ごといや?」曰:「ゆう,必有不可分ふかぶんせつみやこただしみやこただし箇不箇不?」とい:「上古じょうこ聖賢せいけん所謂いわゆるしゃただ天地てんちあいだ公共こうきょうわかこう精神せいしんのり畢竟ひっきょう自家じか精神せいしん?」曰:「こうまたただ此公共之ともゆき。此身在天ざいてんあいだ便びんあずか凝聚ぎょうしゅうそこ天子てんしすべ天地てんち負荷ふか天地てんちあいだごとあずか天地てんち相關そうかん,此心便びんあずか天地てんちしょうどおり不可ふかどうむなしあずかわがあい。如諸こう不當ふとうさい天地てんちあずか天地てんち相關そうかん便びん不能ふのうしょうどおり聖賢せいけんどうざいまんせいいさおざいまんせい今行いまゆく聖賢せいけんみちつて聖賢せいけんしん便びん負荷ふか物事ものごと,此氣便びんあずかそうどおり。如釋奠列許多きょた籩豆,しつらえ許多きょた禮儀れいぎなり此姑謾為人家じんか子孫しそん負荷ふか祖宗そそう許多きょたもとぎょう,此心便びんあずかこうしんしょうどおりまつりよし所謂いわゆるはる禘秋嘗』しゃまた以春らいのりしんまたあきよう退すさのりしんまた退すさ於是而設さいはつあいだ聖人せいじんまたただりゃくためれい以達われ誠意せいい後來こうらいとげ詳密しょうみつ。」義剛よしたけ

54 鬼神きじん:
天地てんちごとただいち箇氣。一身いっしんごとわがこれそく祖先そせんまたただいち箇氣,所以ゆえんざいかん必應。

55 鬼神きじん:
しゅうとい:「何故なぜてん曰神,曰祇,にん曰鬼?」曰:「此又べつ清明せいめいしゃためしん,如日がつほし辰之たつゆきるい是也これや,此變化へんか不可測ふかそく。祇本『しめせ,以有あとしめせ山河さんが草木くさき是也これや天象てんしょうまたちょ至人しじんのりためおに矣。」またとい:「すんで曰往ためおに何故なぜいいこうらいかく』?」曰:「此以かん而言。所謂いわゆるらいかくまたほぼゆう些神そこ意思いし。以我精神せいしんかんかれ精神せいしんぶたいい此也。祭祀さいしれいぜん如此。且『天子てんしさい天地てんち諸侯しょこうさい山川やまかわ大夫たいふさいまつ』,みな自家じか精神せいしん抵當ていとうとくぽうのうかん召得らい。如諸こうさい天地てんち大夫たいふさい山川やまかわ便びんぼつ意思いしりょう。」

56 鬼神きじん:
ひねとい:「祖宗そそう天地てんちあいだいち箇統いん子孫しそんまつりとおる而聚散?」曰:「這便じょう所謂いわゆるわかようゆう便びんゆうわかよう便無びんな』,みなよし乎人矣。鬼神きじん本有ほんゆうそこ物事ものごと祖宗そそうまたただどう一氣いっきただしゆう箇總のうしょ子孫しそん這身ざい此,祖宗そそう便びんざい此,ゆう血脈けちみゃく貫通かんつう所以ゆえんかみ歆非るいみんまつぞく』,ただため這氣相關そうかん。如『天子てんしさい天地てんち諸侯しょこうさい山川やまかわ大夫たいふさいまつ』,雖不わが祖宗そそうしか天子てんししゃ天下でんかおも諸侯しょこうしゃ山川やまかわおも大夫たいふしゃまつこれぬしわがしゅとく便びんまた總統そうとうざい我身わがみじょう,如此便びんゆう相關そうかんしょ。」義剛よしたけあつしどう

57 鬼神きじん:
とい:「ひと也,不知ふち魂魄こんぱく便びんいや?」曰:「かたこれ。」またとい:「子孫しそん祭祀さいし,卻有かんかくしゃ如何いか?」曰:「畢竟ひっきょう子孫しそん祖先そせん雖散,卻在這裏;つき其誠けいのりまたのうよび召得聚在此。如水にょすいさまこうみずぜんみずなみ前波まえばしか卻通ただいちみず子孫しそんあずかこうまた如此。箇當りょうしか卻在這裏。すんでざい此,また卻能引聚とくざい此。此事なんせつただ要人ようじん。」とい:「したたけ三后さんこう在天ざいてん』,先生せんせいかいうん:『在天ざいてんげん其既ぼつ而精しん上合かみあい於天。』此是如何いか?」曰:「便びんまたゆう此理。」よううん:「こわただ此理上合かみあい於天みみ。」曰:「すんでゆう此理,便びんゆう此氣。」ある曰:「そう聖人せいじん稟得清明せいめい純粹じゅんすい其死也,其氣上合かみあい於天。」曰:「也是如此。這事また微妙びみょうなんせつ要人ようじん世間せけん道理どうり有正ありまさとうえきしゃまたゆう變化へんか無常むじょう不可ふか窺測しゃ,如此方こちら這箇道理どうりかつまた如云:『ぶんおうのぼるくだざいみかど左右さゆう。』如今わかせつぶんおう真箇しんこざい上帝じょうてい左右さゆう真箇しんこゆう上帝じょうてい如世あいだしょ塑之ぞうかた不可ふかしか聖人せいじん如此せつ便びんゆう此理。如周公金こうきんかがなか『乃立だん墠』いちせつ分明ふんみょうたいおに。『わかなんじ三王是有丕子之責於天,以旦だいぼう。』此いちだんさき儒都かい錯了,ただゆうあきら以道說得せっとくこのみかい『丕子せめ』如史でんちゅうせめ其侍せめ』。ぶたうん上帝じょうていせめさんおうさむらいさむらいゆびたけおう也。上帝じょうていせめ其來ふくごと左右さゆうしゅうこう乞代其死うん:『以旦だいぼう。』げん三王若有侍子之責於天,のり如以だいわが多才たさい多藝たげい能事のうじ上帝じょうていたけおうわかわが多才たさい多藝たげい能事のうじ鬼神きじん如且とめ在世ざいせいじょうてい你之子孫しそんあずか四方しほうみん文意ぶんい如此。伊川いがわ卻疑しゅうこうおう自說じせつ多才たさい多藝たげい如此,とめようだいたけおうなんじ。」ようとい:「先生せんせいこたえ廖子みそしょうん:『やめしゃすんで而無ゆう矣,而根於理而日生者しょうじゃのりかた浩然こうぜん而無きゅう也。うえ蔡謂:「わがこれ精神せいしんそくこう精神せいしん。」ぶたいい此也。』」とい:「於理而日生者しょうじゃ浩然こうぜん而無きゅう,此是せつ天地てんち氣化きか?」曰:「此氣ただ一般いっぱんしゅうあや所謂いわゆる天神てんじんしめせひとおに』,雖有さんよう,其實ただ一般いっぱんわかせつゆう子孫しそんそこ引得らいのりなり子孫しそんそこ便びん絕無ぜつむりょう血氣けっき雖不流傳りゅうでん箇亦浩然こうぜん日生にっせい無窮むきゅう。如禮しょ諸侯しょこういん國之くにゆきさいまつり其國無主むしゅ後者こうしゃ,如齊ふとしおおやけふう於齊おさい便びんようさい甚爽ばと萴、逢伯りょうかばしゅうとぞくぶたさきしゅ此國らいれいごうさいしか聖人せいじんせいれいおもんみつぎ其國しゃのりごうさいざい其國しゃ便びん不當ふとうさい便びんあい如此,道理どうりあい如此,便びんゆう此氣,如衛なりこうゆめやすし叔云:『あいだつきょう。』ぶたまもるみかどおかなつきさきしょうまたみかどおかすなわち其國ごうとうさいまつりむべ其如此。また如晉こうゆめ熊入くまいりもん,以為こんかみまた此類。なりせつゆう子孫しそんそこかたゆうかんかく便びん使其無子孫しそん其氣また嘗亡也。如今さい勾芒,さらとおしかすんであいとうさい便びんゆう些池さく「此」。ようつう天地人てんちじんただ一氣いっき所以ゆえんせつ:『洋洋ようようしか如在其上,如在其左右さゆう!』虛空こくう偪塞,此理,要人ようじんかつなん以言あかつき也。所以ゆえん明道あけみちこたえじん鬼神きじんとえうん:『ようあずかけんせつ何故なぜ聖人せいじん卻說ゆうようあずかけんせつゆうかしこまたらいといぼう討。』せつただせついた這裏,要人ようじん孔子こうし曰:『能事のうじじん,焉能事のうじおに!』而今且去理會りかい緊要きんよう道理どうりしょうあいだ道理どうりどおり自然しぜんあかつきとくうえ蔡所せつやめ煞分あかつきりょう。」

58 鬼神きじん:
とい:「鬼神きじんおそれゆう兩樣りょうよう天地てんちあいだ氤氳,鬼神きじん祭祀さいし交感こうかん以有かんゆう人死ひとじにためおに祭祀さいし交感こうかん以有かん。」曰:「所以ゆえんどう天神てんじんじんおにかみ便びんしん,此是つねざいそこおに便びんこごめ便びんやめりょうそこしか精神せいしんごうまたごうとくざい。」とい:「交感こうかんつねざい?」曰:「わか不感ふかん而常ゆうのりゆう餒鬼矣。」また曰:「先輩せんぱいせつ魂魄こんぱく不同ふどうひだり傳說でんせつたまさきたましい而有,らい也是。以賦がたはつげん,必是さきゆう此體ぞうほうゆう陽氣ようき。」

59 鬼神きじん:
鬼神きじん主宰しゅさいごとしか以物げんとくまた如今どろ塑底しんこれるいただ。且如祭祀さいしただ你聚精神せいしん以感こう你所うけたまわりゅう以感。あげ

60 鬼神きじん:
蔡行おっとといごと鬼神きじん。曰:「古人こじん神明しんめいみち些子あいせっしょ古人こじんりつしかばね便びんせっ鬼神きじん。」どき

61 鬼神きじん:
とい:「祭祀さいしかえゆう其誠そくゆう其神,其誠そく其神?」曰:「鬼神きじんそく此心。」つとむ

62 鬼神きじん:
祭祀さいしかんじかくあるもとめかげあるもとめかくしたがえ其類,らいのり俱來。しかゆう一物積於空虛之中,以待子孫しそんもとめ也。ただししゅ祭祀さいししゃすんで一氣いっき流傳りゅうでんのりつき其誠けいかんかくとき,此氣かたぐう此也。

63 鬼神きじん:
とい:「子孫しそん祭祀さいしつき誠意せいい以聚こう精神せいしん不知ふちあい魂魄こんぱくただかんかく其魂?」曰:「术蕭さいあぶら所以ゆえんほう;灌用うつ鬯,所以ゆえん招魂しょうこん便びんあい所謂いわゆるごうおにあずかかみ教之のりゆきいたり也』。」またとい:「不知ふち常常つねづね恁地,ただ祭祀さいし恁地?」曰:「ただしゆう子孫しそんざいのり便びんざいしか祭祀さいし如何いか聚!」

64 鬼神きじん:
人死ひとじに,雖是魂魄こんぱく各自かくじ飛散ひさんようたままた較定。須是招魂しょうこん來復らいふく這魄,よう相合そうごうふくどくようかつよう聚他魂魄こんぱくきょう便びんりょう聖人せいじんきょうじん子孫しそん常常つねづね祭祀さいし,也是よう聚得

65 鬼神きじん:
とい:「こう精神せいしんすんで必須ひっすさんにちときななにち戒』,『もとめしょもとめしょかげ』,ぽう聚。しか其聚也,倏然其聚。いた禱祠すんで畢,まことけいすんでのりまたゆるがせしか而散。」曰:「しか。」こうむ

66 鬼神きじん:
とい:「死者ししゃ精神せいしんすんで必須ひっすせいじん祭祀さいしつきまこと以聚ぽうのう凝聚ぎょうしゅうわかあいだつとおること,如伊がわ所謂いわゆるべつ一理いちりいな?」曰:「ゆめ如此,不知ふち如何いかあるゆう這念,便びんゆう這夢,也不可知かち。」こうむ

67 鬼神きじん:
とい:「死者ししゃたましいすんで而立じりつぬし以主また須聚とく些子ざい這裏?」曰:「古人こじんはじめとむらいたましいふくたまたてじゅうしつらえぬし便びんつねよう接續せつぞく些子精神せいしんざい這裏。いにしえしゃ釁龜よう牲血,便びんさとし龜久かめひされいりょうまたもちい些子生氣せいき接續せつぞく史記しきじょうかめ筴傳,うらないはるはた雞子就上めんひらき便びん也是はた生氣せいきせっ便びん釁龜。」また曰:「古人こじんりつしかばね,也是はたなま人生じんせいせっ。」こうむ

68 鬼神きじん:
とい:「まつり天地てんち山川やまかわ,而用牲幣しゅ醴者,ただひょうわれしんまこと耶?そもそもゆうらいかく也?」曰:「わかみちものらいとおる自家じかさい甚底?肅然しゅくぜんざいうえれいじんたてまつうけたまわけいかしこ甚物?わか道真みちざねゆうくもしゃようしたがえ而來,また妄誕もうたん。」じゅん以下いかろん祭祀さいししんしめせ

69 鬼神きじん:
かんきょうとい天神てんじんしめせこれ。曰:「注疏ちゅうそいい天氣てんきつねしんいいかみ地道じみちつねだま以示じんいいしめせ。」人傑じんけつ

70 鬼神きじん:
地祇ちぎしゃしゅうあやさくしめせただこれしめせちょこれ

71 鬼神きじん:
かみただ萬物ばんぶつ發生はっせい山川やまかわ出雲いずもこれるい

72 鬼神きじん:
せつ鬼神きじん,舉明どう有無うむせついんだん曰:「ゆうわかとき古人こじん如是にょぜもとめ。『ななにち戒,さんにちとき』,あるもとめしょ』,あるもとめしょかげ』,須是ゆう。如天子てんしさい天地てんちていゆう箇天,ゆう箇地;諸侯しょこうさいさかい名山めいざん大川おおかわていゆう名山めいざん大川おおかわ大夫たいふさいまつていゆう箇門、くだり、灶、ちゅう霤。こん廟宇びょううゆうれいそこまた山川やまかわかい聚處。久之ひさゆきひと掘鑿くっさく損壞そんかい,於是ふくゆうれいまた這些りょう。」まご

73 鬼神きじん:
とい:「おにしゃかげれいしんしゃれいつかさいのちちゅう霤、灶與もんくだりにん所用しょようしゃゆうどうゆうせい有作ゆうさくゆうとめまたゆう陰陽いんよう鬼神きじん古人こじんしょ以祀しかいな?」曰:「ゆう此物便びんゆう此鬼しんぶた莫非陰陽いんよう所為しょい也。まつこれしんわか細分さいぶんのり、灶屬もんくだりぞくかげちゅう霤兼すべ陰陽いんよう。就一事いちじなかまたゆう陰陽いんよう也。」たけし

74 鬼神きじん:
あるげん鬼神きじんこと。曰:「世間せけんまたゆう此等ごとあしかい。」あじどう舉以前日ぜんじつたましいてんたいたまくだじん出入でいりそくたましい也,たまそくせいおに曰陽,たま曰陰,にんそく氣散きさんじ於空ちゅうこれせつもん:「人死ひとじに氣散きさんじ蹤影,また鬼神きじんこんひと祭祀さいししたがえなん而求?」曰:「如子さい祖先そせん,以氣るい而求。以我かん召,便びん祖先そせんそうにょうほんさくまつり」。これ如在,此感どおり也。」あじ道又みちまたとい:「於祖さきかたこれ如此。わかさい其他鬼神きじんのり如之なにゆうらいとおる?」曰:「於祖さき固有こゆう顯然けんぜん不易ふえきわかさい其他,またまつり其所とうさい。『まつり如在,祭神さいじん如神ざい。』如天子てんしそくさいてん其當さいまたゆうるいがらすとく而不らい歆乎!諸侯しょこうさい社稷しゃしょくいまさいしゃまたこれしたがえるい而祭,がらすとく而不らい歆乎!いまさい孔子こうし必於がく,其氣るいまたそう。」ちょう孺因せつまつり孔子こうし不當ふとう以塑ぞうただとう用木ようぼくぬし。曰:「向日むこうしろ鹿しかほらよく塑孔ぞう於殿。ぼういい必,ただしおけいちそら殿どの臨時りんじしつらえせきさいしかただ塑孔すわ於地のり可用かよう籩、まめ、簠、簋。こん塑像そぞうだかだかざいうえ,而設さら於地,甚無義理ぎり。」

75 鬼神きじん:
ひろしとく輔問:「『こう精神せいしん便びん自家じか精神せいしん』,齋戒さいかい祭祀さいしのりこうらいかくわかさいつくりおや及子,また一氣いっきなお推也。いたり於祭つま及外おやのり精神せいしんおや精神せいしん矣,あに於此ただし以心かん而不以氣乎?」曰:「ただしところさいしゃ,其精神せいしん魂魄こんぱく不感ふかんどおりぶたほんしたがえいちげんちゅう流出りゅうしゅつはつ間隔かんかく,雖天山川やまかわ鬼神きじんまたしか也。」たけし

76 鬼神きじん:
とい:「ひとさい祖先そせん以己精神せいしん聚彼精神せいしん以合聚。ぶたため自家じか精神せいしん便びんこう精神せいしんのう如此。諸侯しょこうさいいんこくおもあずか自家じか相關そうかんしか而也よび喚得聚。ぶたため天地てんち便びんそこはは,就這母上ははうえ聚他,また以感どおり。」曰:「此謂無主むしゅ後者こうしゃさい乃可以感動かんどうわかゆうぬし後者こうしゃさい時又ときまた也不かんどおり。」よう曰:「わか相關そうかんのり聚不とくわか相關そうかんのりかた聚得。」曰:「如此。」また曰:「わかいんこく,也感とくぶたためもと這國おも自家じかこんしゅ他國たこく土地とち無主むしゅごう自家じかさい便びんかんどおり。」こうむ

77 鬼神きじん:
とい:「天地あまち山川やまかわただしゆう物事ものごとのりさい其神致。人死ひとじにやめ如何いか致之?」曰:「ただ一氣いっき。如子孫しそんゆう箇氣ざい此,畢竟ひっきょういんなんゆう此?其所ぶた厥初せいみん氣化きか相傳そうでんいた此,ただ此氣。」とい:「まつり先賢せんけんさきせい如何いか?」曰:「有功ゆうこうとくざいひとにんとうほう古人こじんまつみかどただ如此。後世こうせいゆう箇新せいそこ神道しんとうえん眾人しんむこう它,它便もり。如狄じんすぐるただとめふとしはく胥廟,壞了許多きょたびょう,其鬼また不能ふのうためがいえん它見とく物事ものごとりょう。」いん舉上蔡云:「しゃよくじん致生其鬼しん不可ふかしゃよくじん致死ちし其鬼かみ。」夔孫。たまものろくりゃく

78 鬼神きじん:
あるとい:「ゆうびょうしょくかみ綿めん歷數れきすうひゃくねんまたなに也?」曰:「ひたひさしまたのうむかしまもりみなみやすしえんひさひでりめんへん禱於しんゆるがせいたいちびょうただしゆうさんあいだへいおおかみせき甚。かれにんげんさんじゅうねんまえ,其靈如響,いん有人ゆうじんらい,而帷中有ちゅううしんあずかこれげんしゃむかしれい如彼,いまれい如此,また。」たけし

79 鬼神きじん:
風俗ふうぞくなおおに,如新やすとうしょ朝夕ちょうせき如在おにくつぼう一番いちばん歸鄉ききょうさとゆう所謂いわゆるつうびょうさいれいかい。眾人ささげよういい禍福かふく立見たちみきょみん纔出もん便びんたい紙片しへんにゅうびょういのりしゅく而後ぎょう士人しじんしゃ,必以めいしょう門生もんせいぼうじん謁廟」。ぼうはつかえ宗人むねとせんじせりれい往。夜會やかいぞくじん,往官しゅゆうはい,乍飲,とげどう臟腑ぞうふ終夜しゅうやつぎまた偶有ぐうゆういちへびざいかいつくり。眾人かちどきしか,以為謁廟ぼうつげ以「臟腑ぞうふ食物しょくもつちょせき甚事!莫枉りょうつう」。中有ちゅううぼうじん向學こうがくこれにんまたらいすすむ往,うん:「またこれしたがえ眾。」ぼうつげ以「したがえ眾何ため不意ふいこうまたゆう此語!ぼうこう此,甚近。わかのうため禍福かふく,請即そうぼう於祖つくり,甚便」。またうん:「ひと做州ぐん,須去淫祠いんしわか繫刔がくしゃのりけい。」まご

80 鬼神きじん:
ろん鬼神きじんこといい:「しょくちゅう灌口ろうびょう當初とうしょ冰因ひらきはなれうずたか有功ゆうこうたてびょう今來こんらいげん許多きょたれいかい,乃是だい出來できはつあいだふうためおう後來こうらい徽宗好道よしみちいい甚麼いんもしんくんとげあらためふう為真ためざにくんこうちょうたかし公用こうようへい禱於其廟,よるゆめかみうん:『わがこうらいふうためおうゆうしょくたてまつ福用ふくようとくぎょういまごうためしんくん」,雖尊,凡祭わが以素しょく無血むけつしょくやしなえぶくれい今須いますふくわがふうためおうとうゆうれい。』こうとげ乞復其封。不知ふちこうゆう此夢,かえふくいち用兵ようへいたくため此說。いま逐年ちくねんひとさいさいころせすうまんらいあたまひつじびょうぜんせきこつ如山,しゅうまたとくいちこうぜいぜにまたゆうあずさ潼神,ごくれいいま二箇神似乎割據了兩川。大抵たいてい鬼神きじんよう生物せいぶつさいしゃみなかり此生ためれい古人こじん釁鐘、釁龜,みな此意。」かんきょううん:「通說つうせつ:『有人ゆうじんしゃとらとらすうにんずいちょ。乃是ためとらきずこれにん生氣せいき未散みちる結成けっせい此形。』」先生せんせい曰:「仰山ぎょうさんびょうごく壯大そうだいまたうらないとく山川やまかわしゅうてらざいびょう,卻幽せいびょうもとざい山邊やまべ。此山またしょうただしらいとおいた此溪じょう外面がいめんぐんやまみな來朝らいちょうてらもとまたこう大抵たいてい僧家そうけてらもとこうしょ往往おうおう佛法ぶっぽうにゅう中國ちゅうごく們自かいひろ討。こん深山みやまきゅう谷好たにょししょただとく做僧てら若人わこうど家居かきょ,必不可ふか。」いんごと僧家そうけ虛誕きょたんこうゆきほういちそううん:『ほう堂上どうじょう一木ひとつきかさ,纔施ぬしらい功德くどく便びんかいねつ。』ぼうこうどう:『かず尚得しょうとく恁不だつ灑!ただようこいちょ這木かさようねつ做甚!』」いんせつみちとうこうとしじゅうさい道人どうじん授以しるし父兄ふけい知之ともゆき而焚後來こうらいまたゆう」。かんきょううん:「後來こうらい也疏だっ。」先生せんせい曰:「ひとただりょうとく每日まいにちあずかおに做頭そこなん如此心得こころえそく鬼神きじんふくわか此心ほらしか些子わたしるい鬼神きじん如何いか不服ふふく!」まごあつしどう

81 鬼神きじん:
論及ろんきゅう請紫しゅうとかみぎんこと,曰:「またゆう請得せい,其家小女子こうなご不知ふち此是なんぶつ。且如衢州ゆういち人事じんじいち箇神,ただろくしょといごと於紙,而封ほこらまえしょうあいだ開封かいふう,而紙ちゅうゆうこたえ。這箇不知ふち如何いか。」義剛よしたけ

82 鬼神きじん:
とい:「嘗問むらさきしゅうとしん云云うんぬん。曰:「わが心中しんちゅうのゆうおうとくおうとくしゃ心中しんちゅうのまた不知ふち曲折きょくせつ也。」ほう

83 鬼神きじん:
とい:「道理どうりゆう正則せいそくゆうよこしまゆう是則これのりゆう鬼神きじんことまたしか世間せけんゆう不正ふせい鬼神きじんいい其無此理そく不可ふか。」曰:「老子ろうしいい『以道蒞天しゃ,其鬼かみ』。わか王道おうどう修明のぶあきのり此等不正ふせいけし鑠了。」人傑じんけつかたろくうん:「老子ろうしうん:『以道治世ちせいのり其鬼かみ。』此有理ゆうり行正ゆきまさ當事とうじじん不作ふさくかい。棄常そく妖興。」

URN: ctp:zhuzi-yulei/3