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朱子語類 : 論語二十一 - Chinese Text Project
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論語ろんごじゅういち

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先進せんしんへんじょう

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先進せんしん於禮樂章がくしょう

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1 先進せんしん於禮... :
たてこれもん:「先進せんしん後進こうしん,於禮樂れいがくぶんしつなん不同ふどう?」曰:「れいただいち箇禮,もちい不同ふどう。如升くだ揖遜,古人こじんただ誠實せいじつ許多きょた威儀いぎぎょうはた後人こうじん便びん做得一般樣忒好看了。古人こじんただ是正ぜせいよう謹節,後人こうじん便びんきん巧言こうげん令色れいしょくらくまたただいち箇樂,またようしょ不同ふどう古樂こがく不可ふかとく而見矣。ただ如今じん彈琴だんきんまた。如誠實せいじつそこじんだん便びん雍容平淡へいたんこう聽。わかろうしゅろう腳,せん無限むげんこうそこ聲音こわね只見ただみしげる碎耳。」いんろんらく:「鍾之りつ最長さいちょうおう鍾之りつ最短さいたん長者ちょうじゃごえにごたんしゃごえきよしじゅう二律旋相為宮,みやためくんしょうためしんらくちゅうさいしんりょうくんゆうよんしんごえ。如今ひびき板子いたごゆうじゅうろく箇,じゅう二箇にか是正ぜせいりつ四箇しかよんしんごえしんごえげん一律いちりつはん。如應鍾為みや,其聲最短さいたん而清。ある蕤賓ためしょうのりしょう聲高こわだかみやごえためしんりょうくん可用かようとげ乃用蕤賓りつげんはんためきよしごえ以應。雖然げんはんしかただ此律,またのう相應そうおう也。此是どおりてんいちこう。徽宗あささくだいあきららく,其聲一聲いっせいてい一聲いっせい其音なるふとし英明えいめい不可ふか及。とうおうほおづくりらく,聞其ごえふとしきゅう便びんれいげん一律いちりつ,其聲とげたいら。」どき

2 先進せんしん於禮... :
とい:「『先進せんしん禮樂れいがく』,此禮らくかえせつ宗廟そうびょう朝廷ちょうてい以至しゅう、閭、さととう禮樂れいがく?」曰:「也不とめ這般しゃはん禮樂れいがく。凡日ようあいだ一禮いちれいいちらくみな禮樂れいがく只管ひたすら文勝ふみかつ如何いかごうころせ!須有箇變轉へんてん道理どうり。如今ごと恁地侈靡。ぼうざいみなみやすしつう上位じょういしょけいただふう後來こうらい做書盝,如今つきようむらさき盝,內用真紅しんく事事ことごと如此,如何いかごうころせ!」とい:「孔子こうしまたうん:『われしたがえしゅう。』ただゆびしゅうぜんやから而言?」曰:「しか聖人せいじんきゅう而在所用しょよう禮樂れいがくかたこれしたがえしゅうぜんやからわか聖人せいじんたち而在じょう所用しょよう禮樂れいがく,須更ゆう損益そんえきとめしたがえしゅうぜんやからわかこたえがおため邦之くにゆきとえのりつげよんだい禮樂れいがく。」とい:「如孔しょげん:『れいあずか其奢也寧儉;あずか其易也寧戚。』またうん:『れいうんれいうんたま帛云乎哉!らくうんらくうん,鍾鼓うん乎哉!』此皆ほっそん就中なかんづくこれ。」曰:「かたこれ。此等最多さいた。」またうん:「かん聖人せいじん意思いしいん事事ことごと如此,どく禮樂れいがく。如孟めんせつ許多きょた鄉原ごうはらきょう狷,また此意。鄉原ごうはらちょくこのみやすしきょうそこ、狷底。如今じん恁地文理ぶんり細密さいみつたおせ必好,やすしはくただし疏底じん。」まご

3 先進せんしん於禮... :
夫子ふうし禮樂れいがくよくしたがえ先進せんしんいまかんれいしょ所載しょさいつばめきょうれいひんぶしふとししげるこわまたなんようわかただ如今じんえんしゅう就中なかんづく刪修,使つかいごう。如鄉飲酒いんしゅれいこう來所らいしょぎょうなりつよしじんぎょうなにえき所以ゆえんなんひさわかただ就今えんいんれいちゅう改行かいぎょう情意じょうい卻須浹洽。必大

したがえわが於陳蔡章

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1 したがえわが於陳... :
といしたがえわが於陳、蔡者みな及門」。曰:「此說とうしたがえ明道みょうどういい此時てきみな不在ふざい孔子こうしもんおもえ其相したがえ於患なん,而言其不ざい此耳。門人もんじんいん歷數れきすうがお而下じゅうにん,并目其所ちょううんみみ。」

2 したがえわが於陳... :
とい:「德行とっこう不知ふちけん言語げんご文學ぶんがく政事せいじ?」曰:「けし如此就逐こうじょう。如顏德行とっこうかた以備;わか他人たにん固有こゆう德行とっこう而短於才しゃ。」いんうん:「冉伯うし閔子德行とっこうまた夏子なつこゆう兩人りょうにん成就じょうじゅ不同ふどうえびすみねせつ不知ふちしゅうちゅうちゅういな說子せつこなつただし循規もりのり細密さいみつそこじんゆう卻高ろうまたかけ細密さいみつ工夫くふう。荀子曰:『だいさく其冠,かみたん其辭,禹行而舜趨,ちょう賤儒也;せい衣冠いかんひとし其顏しょく,嗛然而終不言ふげんなつ賤儒也;偷懦憚ごと廉恥れんち而嗜飲食いんしょく,必曰:「君子くんしかた不用ふようりょく」,ゆう賤儒也。』如學ゆうへいただがくとく許多きょた放蕩ほうとう疏闊意思いし。」まごいん舉如「いたり乎哀而止」,「ことくんすう,斯辱;朋友ほうゆうすう,斯疏」,みなゆうげん。如「しょうとう洒埽應對おうたい進退しんたいとうみななつげんまた如子ゆうのうやしなえ不能ふのうけいなつのうけい而少ゆたかじゅんいろみな氣象きしょう不同ふどうしょ。曰:「しか。」まご

3 したがえわが於陳... :
とい德行とっこう言語げんご政事せいじ文學ぶんがくこれべつ。曰:「德行とっこう箇兼內外、ぬき本末ほんまつ全體ぜんたいそこ物事ものごとさんけんかく一物見於用者也。」

4 したがえわが於陳... :
德行とっこうとく於心而見於行事ぎょうじしゃ也。

かい也非じょしゃ也章

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1 かい也非すけ... :
きゅう曾問先生せんせいかおじょしゃしょ先生せんせいうん:「かお於聖じん根本ねもとゆう默契もっけいしょかり枝葉えだはじょ也。如子なつ,乃枝こう。」どう

みなみようさんふくはくけいあきら

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1 みなみようさんふく... :
先生せんせいれいせっ讀問みなみようさんふくはくけい」。うん:「一旦いったん讀此,乃是日讀ひよみ玩味がんみ此詩而欲謹於言行げんこう也。此事分明ふんみょう。」どき

かお請子くるまあきら

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1 かお請子... :
ていとい:「かおふち孔子こうしすんであずかこれしゃわかゆうぜにかえまたあずかこれいな?」曰:「ゆうぜにまた須與無害むがい。」

2 かお請子... :
とい:「ちゅう以為いのちしゃなに以驗?」曰:「れいげん大夫たいふたまものいのちしゃ。」ふし

門人もんじんあつそうあきら

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1 門人もんじんあつそう... :
門人もんじんあつそう」,がお門人もんじん。「とく猶子ゆうし」,以有三子みつご也,歎不とく如葬こいよろし。此古ちゅう說得せっとく甚好,また簡徑。あかりさく

といごと鬼神きじんあきら

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1 といごと... :
ことじんことおに」,以心げん;「知生ともお」,以理ごとおよげ

2 といごと... :
あるといとい鬼神きじんあきら。曰:「ことくんおやつきまこと敬之たかゆきこころそくうつり此心以事鬼神きじんのりまつり如在,祭神さいじん如神ざい』。人受ひとうけてんしょ許多きょた道理どうり自然しぜんかん無欠むけつ闕。須盡とく道理どうり無欠むけつ闕,いた死時しにどき,乃是生理せいりやめつきやす於死而無愧。」どき

3 といごと... :
あるとい:「ぎょう,聚則せいのり;聚則不能ふのう,如晝不能ふのうよる故知こち所以ゆえんせいのり所以ゆえん。苟於ごとじんみちのうつき,焉能事のうじおに哉?」曰:「須論おにためやめものただしことじん須是まことけいことおにまたよう如此。ことじん,如『のりごと公卿くぎょうにゅうのりごと父兄ふけい』,こと其所當事とうじしゃことおにまたしか。苟非其鬼而事のり諂矣。」にせ

4 といごと... :
とい:「ひとおに一理いちりひとのうまことけいのりあずか為一ためいち自然しぜんのうつきごとじんことおにみちゆうのりゆう人氣にんき聚則せい氣散きさんじそく如此?」曰:「ひと且從分明ふんみょう處理しょりかい。如誠けいいたり,以之ごとじんのり不能ふのうつき其道,きょうごとかみ乎!不能ふのうあかつき所以ゆえんせいのりまた焉能あかつき所以ゆえん乎!」

5 といごと... :
おっととい未知みちせい,焉知」。先生せんせい曰:「わか曰氣聚則せい氣散きさんじそくざい說破せっぱのりじん便びん理會りかいしか須知しゅうちどう人生じんせいゆう多少たしょう道理どうり五常ごじょうせい以來いらい所以ゆえん父子ふしゆうおや君臣くんしんゆうしゃ須要しゅよう一一盡得這生底道理,のりそこ道理どうりみな可知かち矣。張子はりこ所謂いわゆるそんわれじゅんごとぼつわれやすし也』,是也これや。」どき

6 といごと... :
とい:「天地てんちこれ,雖生せいきゅうしか而有聚必ゆう有生ゆうせい必有のう原始げんし而知其聚而生,のり必知其後必散而死。のう其生也,とく於氣これにちはつ精神せいしん寄寓きぐう太虛たいきょちゅうそく其死也,而俱散,ふくさらゆう形象けいしょうなおとめ於冥ばく內。」曰:「便びんりょう。」

7 といごと... :
あるといとい鬼神きじんあきら。曰:「世間せけんゆう聚而而不聚之ぶつ。聚時這模さまのりとき也是這模さまわかみち孔子こうしせつあずかまた不全ふぜんあずかせつわかみちせつまた也只恁地。」義剛よしたけ

8 といごと... :
先生せんせいせつ能事のうじじん,焉能事のうじおに」,曾以一時趨平原者言之:「わが於人當事とうじしゃ妄事,のり於鬼しんまたしか所以ゆえんほどうん:『のうつきごとじんみちのりのうつきごとおにみちいち而一。』」

9 といごと... :
とい:「伊川いがわいい死生しせいじんおにいち而一』,けんあずかごといや?」曰:「ゆうのりゆうゆうのりゆうそく則一のりかず。」まご

10 といごと... :
じょとい:「しゅうちゅううん鬼神きじんそと人事じんじ』,ざい人事じんじちゅうなに以見?」曰:「鬼神きじんただ屈伸くっしん往來おうらいざい人事じんじ,如福ぜんいんまた鬼神きじん道理どうり論語ろんごしょうせつ此般ばなし。」曰:「動靜どうせいだままた此理?」曰:「またしか聖人せいじんぜん曾說這般しゃはんばなしあずかひと,以其無形むけいかげかたまたなんせつ所謂いわゆるけい鬼神きじん而遠』,ただ如此せつ而已。」じゅんいましゅうちゅう

閔子さむらいがわあきら

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1 閔子さむらいがわ... :
とい閔子誾誾,冉有みつぎただしただししゃ氣象きしょう。曰:「閔子純粹じゅんすい,冉有みつぎ便びん較粗りょうただしただし便びんゆうつき發見はっけん在外ざいがいそこ氣象きしょう。閔子そく較近うら些子。」ゆう

2 閔子さむらいがわ... :
とい:「『冉有みつぎただしただし如也。』這『ただしただしたださく剛直ごうちょくせつ如何いか?」曰:「也只剛直ごうちょく。閔子騫氣象きしょう便びん深厚しんこう。冉有みつぎ便びん發見はっけん在外ざいがい。」

3 閔子さむらいがわ... :
「冉有みつげただしただし如也。」ただしただし剛直ごうちょく貌,必泥事跡じせき,以氣象きしょうかんたまものこれたちもとめげいみなゆうざいそこじんだい凡人ぼんじんゆうざい便びん自暴じぼうつゆ便びん自然しぜんゆう這般しゃはん氣象きしょう。閔子じゅん於孝,自然しぜんゆう誾誾氣象きしょうはしこうむ

4 閔子さむらいがわ... :
誾誾,ふか沉底;ただしただし發露はつろ圭角けいかくそこぎょうぎょう發露はつろとくそこ夔孫

5 閔子さむらいがわ... :
とい:「『誾誾、あるきゆきただしただし』,みなつよし正之まさゆき。如冉もとめ平日へいじつ退すさへりくだこれにん如何いか也解ゆう意思いし?」曰:「三子みつごみな意思いし大同小異だいどうしょういもとめたまものそくほろ其意,そく全體ぜんたいはつ在外ざいがい,閔子そくまたぜん外見がいけんしか意思いしまた自在じざい三子みつごしゃみなゆううたぐ必問,ゆうふところ必吐,ゆうさえぎくつがえ含糊。」曰:「あに以卑承みことやすにゅう於柔佞卑諂;三子各露其情實如此,夫子ふうしらく?」曰:「委曲いきょくかい互底意思いし。」ひろ

6 閔子さむらいがわ... :
とい「誾誾、あるきゆきただしただし」。曰:「閔子於和えつちゅう,卻有つよしせい意思いしなか由一ゆいち於剛ただし。閔子深厚しんこうなかゆかり較表つゆ。」といとく其死しか」。曰:「『しかしゃ未定みてい聖人せいじん雖謂其『とく其死』,使つかいのうへん其氣習,また必有以處。」まご

7 閔子さむらいがわ... :
はくえいこう由也よしやとく其死」しょもん曰:「由之よしゆきうたぐ其甚不明ふめい於大おだいよしあに有子ゆうここばめちち如是にょぜぎゃく,而可以仕乎?」曰:「しかなか由之よしゆき也有やゆう些沒緊要きんようしかあやましょ不在ふざい致死ちしとき,乃在於委しつはじめただし不知ふち夫子ふうしすんできょう以正めい,而不ふか切言せつげん不可ふかつかまつ於衛,なに歟?わか冉有みつぎそくのうとい夫子ふうしためまもるくんあずかいやぶた若子わかこあらりつ。」たけし

8 閔子さむらいがわ... :
あるとい:「於孔悝之なんとく?」曰:「獃。だしこうあにつかまつ也!」またとい:「わかつかまつ於孔悝,のり其死ため?」曰:「といあな悝是ただごうつかまつ於衛,りょうきょうあな悝亦こうそこじんなんそくつかまつ也。只見ただみとくつかまつ於大おだいおっと,而不知ふち輒之こくつかまつこれこく也。」とい:「あな門弟子もんていしつかまつ於列こく大夫たいふしゃ何故なぜ?」曰:「べつ闕,つかまつすすむしゃただゆう此一もんしゃ此則したがえつかまつ所以ゆえんがお閔寧つかまつみみ。」

9 閔子さむらいがわ... :
あな悝之なんためただ當初とうしょことあな悝時錯了,いた此不とく其死。にょうほんさく:「いた此只とく。」まもるくん不正ふせい,冉有みつぎ便びんのううたぐ而問ゆう思量しりょう便びんこと若子わかこあらりつぜん不信ふしん聖人せいじん說話せつわ。「必也正名しょうな」,また教子きょうこ要事ようじまもるさらせつ夫子ふうしまが。「わか由也よしやとく其死!」聖人せいじんやめ錯了,ただし如鳴つづみおさむせめとくもとめふか。雖有とく其死及正めいせつしかおわぶんあかつきつうせつあずかほか使つかい要事ようじあな悝。此事不可ふかあかつき不知ふち聖人せいじん何故なぜやめせめあかりさく

10 閔子さむらいがわ... :
ためじんほぼ,於精ほろしょひつじたち。其事あな悝,ぶた其心以出こうため也。悝即こうとうなに以見とく如此?如「まもるくん待子まちこ為政いせい」,夫子ふうしほっさき正名しょうなとげ以為まが以出こうため其事悝,ぶた以為ぜん而為,而不知ふち其非義也よしや

みつぎといあずかしょう也章

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1 みつぎとい... :
とい:「『也過,しょう也不及。』看過かんかあずか及處,莫只知見ちけん上欠かみかけ工夫くふう?」曰:「也不どく知見ちけん上欠かみかけただ二子合下資質是這模樣。はり便びんつねようはただいはなしぶたはたなつ便びんぶんまわしぶんまわし謹守。論語ろんごちゅう所載しょさいちょう說話せつわ,及夫子ふうしつげちょうしょ,如『多聞たもん闕疑,闕殆』これるい。如子ちょう自說じせつ:『わがこれ大賢たいけん歟,於人なんしょようけん歟,にんはたこばめわが,如之なん其拒じん也!』此說ばなしかたこれこうただ地位ちい說得せっとく這般しゃはんばなし。這是大賢たいけん以上いじょう聖人せいじんこと便びんらいぶたじん,其疏曠多如此。孔子こうしつげなつ,如云『無為むい小人こども儒』;またうん無欲むよくそくしょう』;如子なつげんしゃあずかこれ,其不可ふかしゃこばめこれ』;『しょうとう洒埽應對おうたい進退しんたいこれるい。」またとい:「『まいり也,竟以魯得。』魯,卻似ゆう及之しか曾參雖魯,而規模きぼ志向しこう自大じだい所以ゆえんおわりのうでん夫子ふうしみちなつごうあさせま,而不能ふのうきゅうきわむみちたい大全たいぜん所以ゆえんおわり於不及。」曰:「魯,あずか及不相似そうじ。魯是質樸しつぼく渾厚意思いしただどん及底恰似一箇物事欠了些子。」まご

2 みつぎとい... :
とい:「伊川いがわいいしょう及,其弊ため楊墨。」曰:「楊墨。ぼくまなべもえ櫱已ひさし,晏子やめゆう矣。しょう及,あずか兼愛けんあいためわがかんごと。」必大

とみ於周こうあきら

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1 とみ於... :
とい:「以季とみ,『而求也為聚斂』。」曰:「不問ふもん貧富ひんぷわか雖富,而取於民有みんゆうせいまたなにがい。此必ゆうしょとう而取これしゃ夫子ふうし如此せつ。」義剛よしたけ

2 とみ於... :
とい:「冉求せいもん高弟こうてい親炙しんしゃ聖人せいじん不可ふかいい所見しょけん一旦いったんつかまつ於季,『為之ためゆき聚斂而附えき』。ぶたえん工夫くふう間斷かんだん不知ふち不覺ふかく做到這裏,あに不時ふじ點檢てんけん!」曰:「かたこれただえん箇公わたし義利よしとしかいぶん不明ふめい所以ゆえん如此。わかつねざいかいぶん內做,自然しぜんいた如此。纔出かいぶんのりしょいたり矣。」ひろ

3 とみ於... :
といとみ於周こういちしょう先生せんせいれい舉范せつ歎美たんび久之ひさゆきうん:「ひとさい怕資しつじゃくわか於剛,如子雖不とく其死,ひゃくせいした,其勇えいふうなおあし以起頑立懦!わか冉有扶不おこり。如云『使つかいあしみん』,あに不知ふちあいみん,而反ため聚斂。如范うん:『其心じゅつ不明ふめい。』おもんみ心術しんじゅつ不明ふめいいた這般しゃはん所在しょざい。」またうん:「『以仕ためきゅう。』ただえん以仕ためきゅうしたがえ所為しょい如此,また拔不一向いっこうしたがえ其惡。」まごいんうん:「わか閔子『ためわが便びん煞高。」曰:「しか。」いんうん:「しゃせつ閔子しょさいこのみ。」いんれいまご舉讀全文ぜんぶん。曰:「冉求路頭ろとう錯處,ただざいきゅう於仕。ひとまたゆう多樣たようゆう一等人合下只是要求進;またゆう一等人心性自不要如此,此事ひき閑;またゆう一等人雖要求進,不可ふかまたゆう退步たいほ。」まご

しば也愚あきら

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1 しば也愚あきら:
しば也愚。」箇謹厚底あつぞこじん曾見得道とくどう曰愚。あかりさく

2 しば也愚あきら:
はくえいといしば也愚」,いんせつ:「しば嘗避なん於衛,みち竇。使つかい當時とうじゆうしついれのりしば必不まぬかれ,此還あい?」曰:「此聖じん所以ゆえんげん其愚也。わか夫子ふうしかしこ於匡,ほろふくそうりょう須不如此。」たけし

3 しば也愚あきら:
もちいこれもん高子たかこ羔不竇不みちごと。曰:「怕聖じん須不如此。如不みち竇,ただせつ平安へいあん無事ぶじ時節じせつわかとうゆう寇賦患難,如何いかせんもり此以ざん其軀,此柴所以ゆえんため聖人せいじんほろふく而過そう』。ほろふくただしちょ賤人衣服いふくかん這意如此,ただまもみち竇之せつとく。如途ちゅうまんいちぐうだい盜賊とうぞく,也須走すばしり避,如何いかようよし小徑しょうけいしか羔也もりとくじょうわかさらがくいた變通へんつうしょ,儘好,とめえんがく有未ゆみつきしょ。」とい:「まなべいたとき便びん如曾易簀えきさく?」曰:「易簀えきさく也只平常へいじょう時節じせつ。」また曰:「『使つかい羔為おさむ曰:「ぞく夫人ふじん之子ゆきこ!」』不可ふか為政者いせいしゃせいえんのう應變おうへんそこ卻自ただし。」とい:「あずか羔事如何いか?」曰:「ごとさらなんせつ。」また曰:「如聖ぶし,就祝ことぶきしょはいよんはいちょうただしはじめ出仕しゅっし,嘗曰:『ただ怕國ひじりたかしはいふつとく。』這也如不竇不みち相似そうじ。」いんせつ:「國家こっか循襲這般しゃはんれいすうみやこあきらとく往往おうおうはいぼとけことはじめ於梁たけみかど,以私しつらえときはじめ思量しりょうせいふしようぐう臣子しんしまたゆう箇所かしょざい奉安ほうあん。」また曰:「尊號そんごうはじめ於唐とくむね後來こうらい只管ひたすら循襲。わかじんおも理會りかい如何いかせつとうかみ宗時むねとき群臣ぐんしんじょう尊號そんごう司馬しばあつしこうみつせんまこと詔書しょうしょすすむじょう受,かみはじめ便びん受。這只かみはじめ,雖溫公也きみやよう如此とく。且如さんねん,其廢如此ちょうとおことぶきすめらぎようくだり便びんぎょうりょう,也不ゆう不可ふかぎょうしょ。」まご

4 しば也愚あきら:
まいり也魯。」魯,魯鈍ろどん。曾子ただえん魯鈍ろどん肯放所以ゆえん做得とおるわかただ魯而やめつとむ

5 しば也愚あきら:
讀「まいり也魯」いちだんうん:「ただ曾子資質ししつ自得じとく便宜べんぎりょうぶた以遲どんとおるただとく且去理會りかいおわりようほらたち而後やめわか理會りかいとく便びん放下ほうかりょう如何いかとくどおりとおるのりおわり於魯而已。」どき

6 しば也愚あきら:
まいり也,竟以魯得。」曾子魯鈍ろどんなんあかつきただ肯放ちょく捱得いた透徹とうてつりょうかたじゅう別人べつじんただりゃく綽見とく些小りょう便びんきゅういま一樣敏底見得容易,また不能ふのう堅守けんしゅどんそこ捱得いたほぼあかつきとくしょ便びんせつ道理どうりとめ此,さらふかもとめおもんみ曾子さらしゃわか這事とおる捱得いたつきしょ所以ゆえん竟得

7 しば也愚あきら:
明道みょうどういい曾子「竟以魯得」。えんしつどんかい便びん理會りかいちょ工夫くふうとげらい透徹とうてつ他人たにんしょ及。ゆう一等伶俐人見得雖快,しかただこれしたがえ皮膚ひふ上略じょうりゃく所以ゆえん如他。且莫せつ義理ぎりただ如人がく文章ぶんしょうただ恁地讀前人文字ひともじりょう便びんかい做得そこまた須是工夫くふうはじめづくり其妙。かんかんぶんこうあずか翊書,ろうあずかおうおおやけしょせつがく文章ぶんしょう工夫くふう甚麼いんも細密さいみつあにこれただ恁從冊子さっし上略じょうりゃく便びん做得如此文字もじ也。あつしりゃく

8 しば也愚あきら:
まいり也,竟以魯得。」せつ須要しゅよう魯。魯卻せい一般いっぱんびょうただし卻尚箇好そこびょう。就他せつ,卻是とく這箇魯底りょく義剛よしたけ

9 しば也愚あきら:
まいり也,竟以魯得。」魯鈍ろどんそく無造作むぞうさまご

10 しば也愚あきら:
曾子以魯どくただ魯鈍ろどんこれにん,卻能もり其心專一せんいつ明達めいたつしゃごとごとよういれいちふんはんうえ落下らっか專一せんいつはしこうむ

かい也其庶乎あきら

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1 かい也其庶... :
敬之たかゆきとい:「『かい也,其庶乎;屢空。』大意たいいいいがお以貧やつれどう其心,きよし人見ひとみ其於どう庶幾しょきみつぎ不知ふち貧富ひんぷ定命じょうみょう,而於貧富ひんぷあいだ不能ふのうとめじょうきよし人見ひとみ其平しょこう論者ろんしゃおく而中。」曰:「よりどころ文勢ぶんせい也是如此。ただしかお於道庶幾しょき,卻不ざい此。聖人せいじんいい其如此,えき其好。みつぎ受命じゅめい,也在平日へいじつ聖人せいじんまたいん貨殖かしょく而言。」まごいんとい:「しゅうちゅううんかおかいげん其樂どうまたのうやすひん。以此わかかおしょひん困窮こんきゅうまたがい其為らく。」曰:「かおしょひん賤,かたらくいたしょひん賤,ただ恁地さらなん所以ゆえん聖人せいじん於此すうすうひね出來でき。」まご

2 かい也其庶... :
かお屢空,せつさく空中くうちゅう」,論語ろんごちゅうただゆう空空くうくう如也」,せつ所得しょとくべつせつ虛空こくうしょがく

3 かい也其庶... :
とい:「『屢空』,ぜんやから及南のきみなさくそらせつ,以為『、必、かた』。ただしかお屢空,いたり於聖じん皆無かいむ純然じゅんぜん天理てんり也。及先生せんせいしょかい,卻作屢空とぼし而自らくなに也?」曰:「けいとう如此。しかのりれん文子ふみこみつぎさくだんごとそらこれせつぶたなん晏有此解。晏,ろう清淨せいじょうまなべ也。よし其有此說,後來こうらい諸公しょこう說得せっとくしんこのみとげ發明はつめいわかかおかたこれ、必、かたわがこれ屢無,ただ此經しかかお貧乏びんぼうあらため其樂而求其富。如此せつしもぶん得子とくこみつぎゆう優劣ゆうれつ。」

4 かい也其庶... :
とい:「りょ曰:『貨殖かしょくまなべ,聚所聞見以度ぶつ以屢ちゅう,而不能ふのう悉中。』嘗記ぜんやから一說いっせつ曰:『ふとしおおやけはんかたれつみつぎ於貨ふえしたあずかうまなつあぜどういい其「ところいたる諸侯しょこう莫不ぶんにわこうれい」,天下てんか後世こうせいゆびみつぎため豎賈ことみつげあなもん高弟こうていあにゆう聖人せいじんもん,而以賈豎ためさき乎!屢空,無我むがしゃ也,其學則がくそく內而もとめ貨殖かしょくそと而入,於己これしょ自得じとく也。とく其才だか,凡接於見聞けんぶんしゃ莫不かいさとる屢空しゃため有間あんま矣。』」曰:「此說乃觀ぶん公所ぐぞさくしん集中しゅうちゅうかたりぶたりょあずか叔之のこ也。乍看こう,而道理どうりおそれ如是にょぜぶた屢空しゃ,『そらとぼし其身』也。貨殖かしょくのりたい屢空而言,不能ふのうけい較者是也これや。范氏曰:『かお簞食ひさごいん屢絕,而不あらため其樂,天下てんかものあにゆう能動のうどう其心しゃ!』此說ためどく。」

ちょうとい善人ぜんにんみちあきら

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1 ちょうといぜん... :
とい善人ぜんにんみち」。曰:「『善人ぜんにんみち』,ただ箇善じんそこ道理どうり所謂いわゆる善人ぜんにんしゃ天資てんし渾然こんぜんいち箇好じん資質ししつ至善しぜん而無あくそくほっいいぜん』。所行しょぎょうそこごと自然しぜんみなぜんけしとく按本いたり於惡。わか常人じょうじんほん便びん不能ふのうつきぜんりゅう而為あくただしすんで天資てんしぜん必循ぬりもりわだちぎょうみなぜん。卻緣ただ如此而無がく不能ふのうにゅう聖人せいじん閫室。よこみぞかいごくこのみ。」ぬりわだちなおげん規矩きく尺度しゃくど

2 ちょうといぜん... :
あじどうとい:「善人ぜんにんただこう資質ししつぜん曾學。」曰:「。」またとい:「踐跡」。曰:「古人こじんしょ做底ごと恁地このみ。雖不曾學古人こじんやめ做底ごと,做得らい也恁このみ。『循塗もりとおる』,なおげん循規もりのりうんみみ。」

3 ちょうといぜん... :
「踐跡」,あと舊跡きゅうせき前人ぜんじんしょ做過りょうそこ樣子ようすなりほう也。善人ぜんにん雖不曾知得ちとく前人ぜんじんしょ樣子ようすこう做,ただし所為しょいまたあずか暗合あんごうただしのういた聖人せいじんふかしょつとむ

4 ちょうといぜん... :
ほどこせとい踐跡」。曰:「資質ししつ所為しょい箇不;雖不踐成ほう,卻暗合あんごう道理どうりしか也自不能ふのうあかつきかいただ暗合あんごう而已。また卻不曾學問がくもん所以ゆえんまた不入ふにゅう於室』。」はやしとい:「入室にゅうしつむろただし神化しんか地位ちい?」曰:「也。しつただ深奧しんおうしょ。」

5 ちょうといぜん... :
とい踐跡」。曰:「善人ぜんにん質美しつみ,雖不がく樣子ようす,卻做とくしか以其不學ふがく以不入室にゅうしついた聖人せいじん地位ちいとく。」謙之けんじ

6 ちょうといぜん... :
善人ぜんにん乃是天資てんし自然しぜんゆうぜんしゃまち循常あと,而自然しぜんのうゆう其善。しか不能ふのうがくのりまた不足ふそく以入聖人せいじんこれしつふるえ

7 ちょうといぜん... :
しゃきょうとい踐跡」。曰:「資質ししつただ暗合あんごう本子もとこ做。よこみぞ說得せっとくこのみしかまたただおわり於此而已。」あつし

8 ちょうといぜん... :
とい:「『踐跡,また不入ふにゅう於室』,莫是篤行とっこう而後以入善之よしゆき閫奧?」曰:「わか如此ごと,卻是せつため以前いぜんごとこんただせつ善人ぜんにんただいち箇好そこ資質ししつ必踐元本がんぽんまたいれ於室。須是ようがくぽういれ聖賢せいけんいきおもんみよこみぞうん:『こころざし於仁而無あく。』此句さいつき。如樂正子まさこよく善人ぜんにんいたよしだいきよしかみ地位ちい。」にせ

9 ちょうといぜん... :
とい:「善人ぜんにん莫是天資てんしこうひと雖不必循守舊しゅきゅうじんぬりわだち,而自不為ふためあくしか不知ふち學問がくもんまた不能ふのうにゅう於聖じんこれしつ。此可美質びしつ有限ゆうげん學問がくもん無窮むきゅう?」曰:「しか。」ひろ

10 ちょうといぜん... :
とい:「尋常じんじょうかい『踐跡』,なお踏故。『踐跡』しゃまたゆうところすすむ;『また不入ふにゅう於室』しゃところすすむどお也。いましゅう注解ちゅうかい『踐跡』,循樣わだち如何いか?」曰:「善人ぜんにんしゃ以其こころぜんかりなりほう,而其ちゅうのう運用うんよう曰『踐跡』。よりどころ此,とめせつ善人ぜんにんゆうしん。」あまね

11 ちょうといぜん... :
とい:「踐跡なん以為善人ぜんにん?」曰:「循習前人ぜんじんやめためし法度はっと,而亦以為ぜん,如漢文かんぶんみかど是也これや。」大雅たいが

12 ちょうといぜん... :
ざいなかとい善人ぜんにんみちいちしょう。曰:「如所謂いわゆる『雖曰まなべわれ必謂まなべ矣』これるい。」またとい:「如太おおやけさんぶんみかどため善人ぜんにん意思いし也是?」曰:「しかただため截斷せつだんただいた這裏,不能ふのう向上こうじょう所以ゆえんせつどう樣子ようす,也自不為ふためあくただ不能ふのうにゅう聖人せいじんこれしつ。」またとい:「ぶんみかどこうおいまためんゆうむごこくしょ。莫是纔好清淨せいじょう便びんいたり法度はっとだて必至ひっしむごこく而後以服じん?」曰:「清淨せいじょういたりむごこく中間なかまだいゆう曲折きょくせつ,卻如此說とくただ自家じかこう清淨せいじょう便びんいちづけほうゆう犯罪はんざいしゃけしとい自家じかただしほうなん如。ただほうぎょう自家じか這裏さらあずか思量しりょう,此所以ゆえんりゅう而為むごこく。」はく謨曰:「ろうきょうほん不為ふためけいめいただ要理ようりかい自己じこまたせつようむごこくただしもちいこれしゃみみ。」曰:「えんろうこれじゅつ,凡事さき退すさいちちょ做,きょうじんぼういた逼近利害りがい,也便ゆずる別人べつじんやすしわがころせりょう你,ていよう你殺りょうじゅつ如此,所以ゆえんぶんけいよう如此。ぶんみかどなお善用ぜんよう,如南こしはんのり卑詞あつれい以誘くれおうあさたまもの以几つえとうごと。這退いちちょみやこただし術數じゅっすういたきょう太子たいしあきら錯為家令かれいいい太子たいしまた好學こうがくただかけ識術すう以晁錯傅いた後來こうらいななこくへんろうなり一場いちじょう紛亂ふんらんぶんけい許多きょた慈祥あにおとうとしょただ術數じゅっすうしかけいみかどようこのみ,如削またはんそぎまたはん。」まご

かしこ於匡あきら

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1 かしこ於匡... :
あるとい:「『かいなん敢死』,伊川いがわあらためためさき』,?」曰:「伊川いがわ此話,門人もんじんでんおそれあやま,其間前後ぜんこうゆうしょうしょこんたださくせつ。其曰『われ以汝ため矣』しゃ孔子こうしおそれがおかいぐうがいゆう此語。かおこたえ曰『ざいかいなん敢死』しゃかおいい孔子こうし既得きとくだっわれ以不矣。わか使つかい孔子こうしぐうがいのりがおただとく以死すくい也。」あるとい:「かおざいかおもとじん以死,なに也?」曰:「こと偶至此,ただとく。此與もととも以死べつもと以死,ざいしょなん以前いぜん乃可。如此處ここらやめぐうなん,卻如此說とく。」にせ

URN: ctp:zhuzi-yulei/39