(Translated by https://www.hiragana.jp/)
エリクソン - Wikipedia コンテンツにスキップ

エリクソン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

Telefonaktiebolaget LM Ericsson
スウェーデン本社ほんしゃ
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう Nasdaq Nordic ERIC A, Nasdaq Nordic ERIC B, NASDAQ: ERIC
略称りゃくしょう Ericsson
本社ほんしゃ所在地しょざいち  スウェーデン ストックホルム
設立せつりつ 1876ねん
事業じぎょう内容ないよう 通信つうしん機器きき製造せいぞう販売はんばい設置せっち工事こうじ通信つうしん事業じぎょうしゃ運用うんよう保守ほしゅサービス、ネットワークにかんする各種かくしゅコンサルティングサービスなど
代表だいひょうしゃ ハンス・ヴェストベリ/Hans Vestberg (エリクソングループ/CEO)
売上うりあげだか 2,269おくクローナ/350おくドル(2011ねん
従業じゅうぎょう員数いんずう 全体ぜんたい 95,260にん(2018ねん現在げんざい[1]
主要しゅよう子会社こがいしゃ ST-Ericsson (50%)
LG-Ericsson (75%)
外部がいぶリンク www.ericsson.com英語えいご
www.ericsson.com/jp日本語にほんご
テンプレートを表示ひょうじ

エリクソン(Telefonaktiebolaget LM Ericsson)は、スウェーデン通信つうしん機器ききメーカー。移動いどうたい通信つうしん携帯けいたい電話でんわ地上ちじょう固定こてい設備せつびのメーカーとして著名ちょめいなほか、スウェーデン国産こくさん戦闘せんとうJAS 39 グリペン電子でんし機器ききがける。本社ほんしゃはスウェーデンのストックホルム

概要がいよう[編集へんしゅう]

初期しょき木製もくせい電話機でんわき英国えいこくノッティンガムのエリクソン・テレホンしゃせいバーミンガム・サイエンス・ミュージアム英語えいごばんぞう

1876ねん機械きかいこうのラーシュ・マグナス・エリクソン(Lars Magnus Ericsson)が電信でんしん修理しゅうり工場こうじょう開設かいせつする。1896ねん、L.M.エリクソンしゃ)(LME)となる。1930ねんにはスウェーデンに外資がいし大量たいりょう導入どうにゅうしたイーヴァル・クルーガー支配しはいにあった。

移動いどうたい通信つうしん事業じぎょう中心ちゅうしんとし、携帯けいたい電話でんわ地上ちじょう固定こてい設備せつび世界せかいてき展開てんかいしている。単独たんどく携帯けいたい電話でんわ端末たんまつ製造せいぞうしていた時期じきがあったが、世界せかい最大さいだい端末たんまつメーカーであるノキアフィンランド)の攻勢こうせいなどによりシェア低下ていか、そのため地上ちじょう固定こてい設備せつび開発かいはつとくして、どう分野ぶんやでは世界せかい最大手さいおおてである。2021ねん世界せかい無線むせんネットワーク市場いちばのシェアは26.9パーセントだった[2]

エリクソンでは、世界せかい17カ国かこくやく19,800めい技術ぎじゅつしゃたちが研究けんきゅう開発かいはつんでおり、年間ねんかん研究けんきゅう開発かいはつ売上うりあげだかやく15%にのぼる。とくにGSMは世界せかい携帯けいたい電話でんわの80%以上いじょう採用さいようされ、事実じじつじょう無線むせん通信つうしん方式ほうしき世界せかい標準ひょうじゅん技術ぎじゅつとなっている。現在げんざいは、ワイヤレスBBネットワーク(LTE・HSPA)、有線ゆうせん通信つうしん移動いどうたい通信つうしん融合ゆうごう(FMC)、放送ほうそう通信つうしん融合ゆうごう(IPTV)などを研究けんきゅう実用じつようけて開発かいはつしている。

2005ねんゼネラル・エレクトリック・カンパニーのバルク事業じぎょう買収ばいしゅうした。

日本にっぽん法人ほうじん[編集へんしゅう]

エリクソン・ジャパン株式会社かぶしきがいしゃ
Ericsson Japan K.K.
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
105-0021
東京とうきょうみなと東新橋ひがししんばし2-3-17
モメント汐留しおどめ
設立せつりつ 1992ねん9月
法人ほうじん番号ばんごう 6010401095632
事業じぎょう内容ないよう電気でんき通信つうしん機器ききおよび周辺しゅうへん機器きき研究けんきゅう開発かいはつ各種かくしゅ標準ひょうじゅん活動かつどう
設計せっけい製造せいぞう輸出入ゆしゅつにゅうならびにカスタマイゼーション/販売はんばい設置せっち工事こうじ
通信つうしん事業じぎょうしゃ運用うんよう保守ほしゅ・スペアパーツマネジメントとう各種かくしゅサービス
・ネットワーク最適さいてきとうのコンサルティングサービス
移動いどう通信つうしんけのアプリケーションおよびソリューションの開発かいはつ
知的ちてき財産ざいさんのライセンシング
通信つうしん事業じぎょうしゃおよびエンタープライズけシステム・インテグレーション
電子でんし部品ぶひん/OEM製品せいひん調達ちょうたつ
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう ヤン・シグネル(Jan Signell)
資本しほんきん 3おく2せんまんえん
売上うりあげだか 1,364おく8,000まんえん
(2023ねん12がつ[3]
営業えいぎょう利益りえき 50おく5,400まんえん
(2023ねん12がつ[3]
経常けいじょう利益りえき 46おく6,500まんえん
(2023ねん12がつ[3]
じゅん利益りえき 30おく3,100まんえん
(2023ねん12がつ[3]
そう資産しさん 720おく4,100まんえん
(2023ねん12がつ[3]
従業じゅうぎょう員数いんずう 1,059めい(2012ねん3がつ現在げんざい
主要しゅよう株主かぶぬし スウェーデンの旗 Telefonaktiebolaget LM Ericsson 100%
外部がいぶリンク エリクソン・ジャパン株式会社かぶしきがいしゃ
テンプレートを表示ひょうじ

日本にっぽん法人ほうじんは、1992ねん9がつ設立せつりつエリクソン・ジャパン株式会社かぶしきがいしゃ旧称きゅうしょう日本にっぽんエリクソン株式会社かぶしきがいしゃ)。本社ほんしゃ東京とうきょうみなと設立せつりつ以来いらい外資がいしけいNo.1通信つうしんインフラプロバイダとして1,000めいえるせんもんのスタッフが30しゃ以上いじょうおよ国内こくない協力きょうりょく会社かいしゃ連携れんけいし、こう品質ひんしつなサービスを実現じつげんしている。戦略せんりゃく技術ぎじゅつかんするコンサルティングから、ネットワークの構築こうちく保守ほしゅ運用うんよう教育きょういくいたるまで、通信つうしんシステムの幅広はばひろ分野ぶんやのサービスをワンストップで提供ていきょうする。エリクソン・ジャパンは、エリクソン全体ぜんたい研究けんきゅう開発かいはつなかでサービスレイヤや無線むせんアクセス分野ぶんや研究けんきゅう成果せいかげており、現在げんざい、LTEをはじめとする移動いどうたいネットワークの開発かいはつやブロードバンドアクセスの導入どうにゅう、オールIPやマルチメディア分野ぶんやのソリューション開発かいはつむ。

日本にっぽんではおもソフトバンクイー・モバイル地上ちじょう固定こてい設備せつび提供ていきょうする。携帯けいたい電話でんわ端末たんまつ事業じぎょうながらくソニーとの合弁ごうべん会社かいしゃであるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(げんソニーモバイルコミュニケーションズ)がおこなっていたが、2012ねんにソニーへ同社どうしゃ保有ほゆうかぶをすべて売却ばいきゃくし、合弁ごうべん解消かいしょうした。ただし、ソニーとの合弁ごうべん解消かいしょうもワイヤレス分野ぶんやでの協業きょうぎょう継続けいぞくするとしている。

福岡ふくおかソフトバンクホークスとは2012年度ねんどシーズン以降いこう、ヘルメットスポンサー契約けいやくむすんでいる。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

  • 1985ねん
    • エリクソンしゃ日本にっぽん駐在ちゅうざいいん事務所じむしょ設置せっち
  • 1990ねん
    • きゅう日本にっぽんエリクソン株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ
    • NTTドコモ無線むせん基地きちきょく変復調へんふくちょう装置そうち「MDE」納入のうにゅう契約けいやく
  • 1992ねん
    • デジタルホン・グループ(げんソフトバンクモバイル)と「CMS-30」システム納入のうにゅう契約けいやく
    • エリクソン東芝とうしば通信つうしんシステム株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ
  • 1994ねん
    • デジタルツーカー・グループ3しゃげんソフトバンクモバイル)と「CMS-30」システム納入のうにゅう契約けいやく
  • 1998ねん
    • きゅう日本にっぽんエリクソン株式会社かぶしきがいしゃとエリクソン東芝とうしば通信つうしんシステム株式会社かぶしきがいしゃ合併がっぺいし、 新生しんせい日本にっぽんエリクソン株式会社かぶしきがいしゃとなり現在げんざいいた
  • 1998ねん
    • はつのNTTドコモPDC対応たいおう携帯けいたい電話でんわ発売はつばい
  • 1999ねん
    • NTTドコモよりW-CDMAシステムベンダに選定せんてい
    • 日本にっぽん国内こくないにおけるはつ携帯けいたい電話でんわ全国ぜんこく販売はんばい開始かいし
  • 2000ねん
    • 日本にほんテレコムげんソフトバンクテレコム)よりW-CDMAシステムベンダに選定せんてい
    • はつiモード対応たいおう携帯けいたい電話でんわ発売はつばい
  • 2001ねん
    • エリクソン・モバイル・プラットフォームしゃ(EMP)を設立せつりつ
    • ソニー株式会社かぶしきがいしゃ合弁ごうべん会社かいしゃ 「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」を設立せつりつ
  • 2002ねん
    • J-フォングループ(げんソフトバンクモバイル)とW-CDMAシステム納入のうにゅう契約けいやく
  • 2005ねん
    • シャープ端末たんまつようプラットフォームの契約けいやく拡大かくだい
    • ボーダフォンげんソフトバンクモバイル)のネットワークでHSDPA試験しけん実施じっし
  • 2006ねん
    • イー・モバイルの3GおよびHSDPAネットワークの主要しゅようベンダとして選定せんてい
    • ソフトバンクモバイルにはつのIMSネットワークを提供ていきょう
  • 2007ねん
    • NTTドコモの位置いち情報じょうほう専用せんよう端末たんまつにGPS機能きのうつきモバイル・プラットフォームを搭載とうさい
  • 2008ねん
    • NTTドコモのLTE基地きちきょく開発かいはつプロジェクトのベンダとして選定せんてい
    • ソフトバンクモバイルの東名とうめいばんエリアのHSPAネットワークをアップグレードおよび拡張かくちょう
    • 東芝とうしば製法せいほうじんけノートパソコンにHSPA通信つうしんモジュールを搭載とうさい
    • 日本にっぽん市場いちばでのサービス事業じぎょう強化きょうか
  • 2009ねん
    • STマイクロエレクトロニクス合弁ごうべん会社かいしゃ「ST Ericssson」を設立せつりつ
    • モバイルブロードバンドモジュール製品せいひんがNTTドコモの認証にんしょう取得しゅとく
    • イー・モバイルしゃけに日本にっぽん最速さいそくのHSPA Evolution(21Mbps)サービスを提供ていきょう
  • 2010ねん
    • イー・モバイルけDC-HSDPA(くだり42Mbps)サービスを提供ていきょう
  • 2011ねん
    • ソフトバンクモバイルけDC-HSDPA(くだり42Mbps)サービスを提供ていきょう
    • 会社かいしゃめいエリクソン・ジャパン株式会社かぶしきがいしゃ変更へんこう東京とうきょう本社ほんしゃ横浜よこはま事務所じむしょ移転いてん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ Company facts”. Ericsson.com. Ericsson AB. 2018ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  2. ^ Mobile Experts: Ericsson #1 in RAN market; Huawei falls to #3” (英語えいご). Technology Blog. IEEE ComSoc (2022ねん1がつ25にち). 2022ねん11月15にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e エリクソン・ジャパン株式会社かぶしきがいしゃ だい32決算けっさん公告こうこく

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]