(Translated by https://www.hiragana.jp/)
クロワゾニスム - Wikipedia コンテンツにスキップ

クロワゾニスム

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポール・ゴーギャン黄色きいろいキリスト』(1889ねん
フィンセント・ファン・ゴッホ『ブルターニュのおんなたち』(1888ねん

クロワゾニスム(またはクロワゾニズムクロワソニスムクロワソニズムCloisonnism)とは、くら輪郭りんかくせんによってけられたくっきりしたフォルムでえがかれた、ポスト印象派いんしょうは様式ようしきのこと。評論ひょうろんのエドゥアール・デュジャルダン(Édouard Dujardin)の造語ぞうごである[1]。この様式ようしき19世紀せいき後期こうきに、エミール・ベルナールルイ・アンクタンポール・ゴーギャンなどによってはじめられた。この名称めいしょう素地そじ金属きんぞくせん(cloisons=仕切しきり)をけ、粉末ふんまつガラスをたしてからく「クロワゾネ(cloisonné)」をおもこさせる。

クロワゾニスムの代表だいひょうとしてあげられるのが『黄色きいろいキリスト』(1889ねん)で、ゴーギャンはくろ輪郭りんかくせん区切くぎった単色たんしょく部分ぶぶんめた。こうした作品さくひんで、ゴーギャンはポスト=ルネサンス絵画かいがもっと重要じゅうような2つの要素ようそ、つまり「古典こてんてき遠近えんきんほう」をほとんどにとめず、また「微妙びみょういろのグラデーション」は大胆だいたんはぶいた。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ Dujardin, Édouard: Aux XX et aux Indépendants: le Cloisonismé (sic!), Revue indépendante, Paris, March 1888, pp. 487-492

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]