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スタッキズム

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スタッキズム
スタッキズムのロゴ
設立せつりつ 1999年ねん1月がつ28日にち (25年ねん前まえ) (1999-01-28)[1]
所在地しょざいち
  • Worldwide
会員かいいん数すう
 233 グループ
創設そうせつ者しゃ ビリー・チャイルディッシュ
チャールズ・トムソン（英語えいご版ばん）
ウェブサイト stuckism.com
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スタッキズム(Stuckism[ˈstʌkɪzəm])は1999年ねんにビリー・チャイルディッシュ（英語えいご版ばん）とチャールズ・トムソン（英語えいご版ばん）が創始そうしした国際こくさい的てきな芸術げいじゅつ運動うんどうで、コンセプチュアル・アートに対たいするフィギュラティヴ・アートの優越ゆうえつとその価値かちの称揚しょうようを主張しゅちょうとして掲かかげる[2][3]。13人にんのイギリス人じんアーティストたちが始はじめたこの運動うんどうは、2017年ねん5月がつには52ヶ国かこく236グループまで広ひろがった[4]。

チャイルディッシュとトムソンは新あたらしいアート集団しゅうだんの創設そうせつにあたり複数ふくすうのマニフェストを掲かかげている。最初さいしょのものが「スタッキズムは本物ほんものの追求ついきゅうである」から始はじまる20ヶ条かじょうのスタッキスト宣言せんげん(The Stuckists)である[5]。そのほかにもリモダニズム(Remodernism)などの有名ゆうめいなマニフェストがあるが、必かならず批判ひはんの対象たいしょうとなっているのがポストモダニズムである。彼かれらの目的もくてきは、モダニズムの真しんの精神せいしんを取とり戻もどすことであり、スタイル、テーマ、メディアが何なにであろうと精神せいしん的てきな価値かちを持もったアート作品さくひんを製作せいさくすることである[6]。別べつのマニフェストでは、自分じぶんたちの運動うんどうをアンチ・アンチ・アートと定義ていぎしている[7]。それはつまりアンチ・アートの否定ひていであり、アートの肯定こうていである[8]。

ロンドンのショーディッチにある小ちいさなギャラリーでグループ展てんを開ひらいた後のち、2004年ねんにはアートフェスであるリバプール・ビエンナーレ（英語えいご版ばん）に参加さんかし、ウォーカー・アート・ギャラリーで初はじめての大だい規模きぼな展示てんじ会かいを開催かいさいした。2000年ねんから、スタッキズムの作家さっかは、時ときにはピエロに扮ふんして、ターナー賞しょうに抗議こうぎするためテート・ブリテンで定期ていき的てきにデモを行おこなっている。彼かれらは、チャールズ・サーチ（英語えいご版ばん）がパトロンになっているヤング・ブリティッシュ・アーティストにも反対はんたいの立場たちばを表明ひょうめいしている[9][10]。

スタッキズムの作品さくひんには絵画かいがが多おおいが、アーティストによっては写真しゃしん、彫刻ちょうこく、映画えいが、コラージュなども製作せいさくしている。いずれスタッキストであればコンセプチュアル・アートと「エゴ・アート」に心しんから反対はんたいしていることに変かわりはない[11]。

名称めいしょう、組織そしき、沿革えんかく[編集へんしゅう]

ザ・メドウェイ・ポエッツの録音ろくおんのために集あつまったセクストン・ミング、トレイシー・エミン、チャールズ・トムソン、ビリー・チャイルディッシュとミュージシャンのラッセル・ウィルキンソン（1987年ねん12月11日にち、ロチェスター・アダルト・エデュケーション・センター）

「スタッキズム」（"Stuckism"）という名称めいしょうは、ビリー・チャイルディッシュが何なん度どか朗読ろうどくした詩しをもとにチャールズ・トムソンが1999年ねん1月がつに造つくった言葉ことばである。この詩しの中なかで、チャイルディッシュは元もとガールフレンドのトレーシー・エミン（英語えいご版ばん）が自分じぶんのアートや詩し、音楽おんがくについて言いった「スタック! スタック! スタック!」〔どん詰づまりもいいところ！[12]〕という台詞せりふを繰くり返かえし引用いんようしている[13]。この月つきの後半こうはんにトムソンがスタッキズムという名前なまえのアート集団しゅうだんを共同きょうどう創設そうせつする話はなしをチャイルディッシュに持もち掛かけ、彼かれはそれに賛同さんどうしたため、トムソンはそれを信しんじて準備じゅんびを進すすめたが、このときチャイルディッシュのスケジュールはすでにいっぱいだった[13]。

創設そうせつメンバーはこのほかに11人にんいた。フィリップ・アブソロン（英語えいご版ばん）、フランシス・キャッスル、シェイラ・クラーク、イーモン・エヴァーオール（英語えいご版ばん）、エラ・グル（英語えいご版ばん）、ウルフ・ハワード（英語えいご版ばん）、ビル・ルイス（英語えいご版ばん）、サンチア・ルイス、ジョー・マシーン（英語えいご版ばん）、セクストン・ミング（英語えいご版ばん）、チャールズ・ウィリアムズ（英語えいご版ばん）である[13]。創設そうせつ以降いこう、作家さっか同士どうしのコラボレーションを通つうじてメンバーは増ふえていった[14]。もともとは絵画かいが製作せいさくを主おもとしたグループだったが、その後ごは詩しや小説しょうせつ、パフォーマンスアート、写真しゃしん、映画えいが、音楽おんがくなど様々さまざまなメディアで創作そうさくが行おこなわれている[13]。

1979年ねん、トムソン、チャイルディッシュ、ビル・ルイス、ミングはパフォーマンス・アート集団しゅうだんのザ・メドウェイ・ポエッツ（英語えいご版ばん）のメンバーとなった。アブソロンとサンチア・ルイスはもともとこのグループに所属しょぞくしていた[13]。彼かれらの中なかにはピーター・ウェイトのギャラリー「ロチェスター・ポッタリー」で絵えの個展こてんを開ひらいているメンバーもいた[13]。1982年ねんには、彼かれらを特集とくしゅうしてテレビ番組ばんぐみがつくられている[13]。この年としに、当時とうじはファッションを勉強べんきょうする学生がくせいであったトレイシー・エミンとチャイルディッシュが交際こうさいを始はじめた。彼女かのじょが書かいたものをビル・ルイスが編集へんしゅうし、トムソンが印刷いんさつして、チャイルディッシュが出版しゅっぱんしている[13]。実際じっさい、彼かれらが出版しゅっぱんした作品さくひんはかなりの量りょうにのぼる[13]。この詩人しじんグループは2年ねん後ごにはバラバラになってしまうが、1987年ねんに再さい結集けっしゅうし、LP盤ばんで「ザ・メドウェイ・ポエッツ」の収録しゅうろくを行おこなっている[13]。クラーク、ハワード、マシーンは翌年よくねんに仲間なかまに加くわわった[13]。トムソンはウィリアムとも知しり合あいになった。彼かれは当時とうじ地元じもとの美び大だい生なまであり、エミンの友人ゆうじんと交際こうさいしていた。このときトムソンはエヴァーオールとも知しり会あっている[13]。グループの創設そうせつ準備じゅんび中ちゅうにミングがガールフレンドのエラ・グルを誘さそい、彼女かのじょがキャッスルを仲間なかまに呼よんだ[13]。

マニフェスト[編集へんしゅう]

「リアル・ターナー賞しょう」展てんのために集あつまった13人にんの初期しょきメンバー（2000年ねん10月がつ、ロンドン、ショーディッチのピュア・ギャラリー）

1999年ねん8月がつ、チャイルディッシュとトムソンはマニフェストである「スタッキスト宣言せんげん」を掲かかげた[5]。彼かれらが強調きょうちょうしてやまなかったのは、コミュニケーションの道具どうぐであり、感情かんじょうと経験けいけんを表現ひょうげんするメディアとしての絵画かいがの価値かちだった。このとき対置たいちされたのは、スタッキストが薄うすっぺらい新規しんき性せい、ニヒリズム、アイロニーとみなしたコンセプチュアル・アートでありポストモダニズムである。このマニフェストにある「描えがかないアーティストはアーティストではない」という一文いちぶんはたいへんな議論ぎろんを呼よんだ[15]。

第だい二にのマニフェスト「サー・ニコラス・セロタへの公開こうかい書簡しょかん」と第だい三さんの「リモダニズム」は、どちらもテートの館長かんちょうであるニコラス・セロタ（英語えいご版ばん）宛あてに送おくられた。セロタの返信へんしんは短みじかかった。「3月がつ6日にち付づけの公開こうかい書簡しょかんはどうも。手紙てがみにも『リモダニズム』のマニフェストにも私わたしは何なんのコメントもしないけれど、それがわかったからといって別べつに驚おどろきはしないだろうね」[16]。

「リモダニズム」において、スタッキストはリモダニズムがポストモダニズムにとって代かわることを宣言せんげんしている。つまり、芸術げいじゅつ、文化ぶんか、社会しゃかいにおける精神せいしん的てきな（宗教しゅうきょう的てきではない）価値かちが刷新さっしんされる時期じきだと謳うたっているのである。彼かれらのマニフェストにはほかに「手軽てがるなヒント」、「アンチ・アンチ・アート」、「カプチーノ・ライターと現代げんだい文学ぶんがくの愚おろかさ」、「ターナー賞しょう」、「批評ひひょう家かの耄碌もうろく」、「スタッキストによるダミアン・ハースト評ひょう」がある。

「アンチ・アンチ・アート」では、「反はん芸術げいじゅつ」として知しられる潮流ちょうりゅうへの反対はんたい意見いけんのあらましが述のべられている[17]。そもそもコンセプチュアル・アートは、マルセル・デュシャンの作品さくひんによって正当せいとう化かされてきたとスタッキストは主張しゅちょうする。しかし続つづけて、デュシャンの作品さくひんは「意図いとと結果けっかに基もとづくアンチ・アート」であったという。スタッキストによれば「デュシャンの作品さくひんは、彼かれの時代じだいにおける美術びじゅつ界かいのエスタブリッシュメントの硬直こうちょく性せい、思考しこう停止ていしに抗議こうぎしたものであって」、「ポストモダニズムの偉大いだいな（しかしまったく意図いとせざるところである）アイロニーは、デュシャンが真まっ先さきに攻撃こうげきした、体制たいせい的てきでオリジナリティに欠かけるエスタブリッシュメントにそっくりそのままあてはまる」[18]。

トムソンたち以外いがいによって書かかれたマニフェストには学生がくせいのものもある。2006年ねんに立たち上あげられた「未成年みせいねんのスタッキスト」("Underage Stuckists")では、16歳さいのリヴ・ソウルとレベッカ・メイベリーがティーンエイジャーに宛あてたマニフェストをSNSのマイスペース上うえに書かいている[19]。

イギリスでの躍進やくしん[編集へんしゅう]

初はじめての展示てんじ会かいとなった「スタック！スタック！スタック！」（1999年ねん）

1999年ねん7月がつ、イヴニング・スタンダード紙しがマスコミでは初はじめてスタッキストに言及げんきゅうし、他たのメディアもすぐに追随ついずいした。これはターナー賞しょうの候補者こうほしゃとなったトレーシー・エミンに対たいするマスコミの関心かんしんが高たかまっていたも大おおきかった[20][21]。

初はじめてのスタッキスト展てんである「スタック！スタック！スタック！」がショーディッチにあるジョー・クロンプトンのギャラリー１０８で開催かいさいされ、次ついで「サー・ニコラス・セロタの辞任じにん」展てんも開ひらかれた。2000年ねんの「リアル・ターナー賞しょう展てん」はテート・ギャラリーでターナー賞しょうのノミネート作品さくひん展てんが開催かいさいされるのと同どう時期じきに開催かいさいされた[22]。

「スタッキズム学生がくせい連合れんごう」グループもキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツの学生がくせいによって2000年ねんに設立せつりつされ、自分じぶんたちの展示てんじ会かいを開ひらいている。ステファン・ハワースは、このキャンバーウェル・カレッジ絵画かいが科かの学士がくし課程かていを（自分じぶんの絵えが原因げんいんで）落第らくだいになり[23]、2002年ねんにスタッキズム・インターナショナル・ギャラリーで「もしそれば絵えじゃないというなら絵画かいがの学位がくいなんて要いらないよ」展てんと題だいした初はじめての個展こてんを開ひらいた[24]。

トムソンは、2001年ねんイギリス総そう選挙せんきょにスタッキスト党とうの候補者こうほしゃとしてイズリントン南みなみ及およびフィンズベリー選挙せんきょ区くから立候補りっこうほした。これは当時とうじイギリス文科ぶんか相しょうであったクリス・スミスに対抗たいこうしたものだったが、トムソンの得票とくひょう数すうは108票ひょう（0.4%）だった[25][26]。チャイルディッシュは、この時期じきにトムソンのリーダーシップを嫌きらってグループを脱退だったいしている[27][28]。

スタッキズム・インターナショナル・ギャラリー

2002年ねんから2005年ねんまでトムソンはロンドンのショーディッチにスタッキズム・インターナショナルセンター＆ギャラリーを運営うんえいしていた。2003年ねんには「死しんだ鮫さめはアートじゃない」と銘打めいうって、1989年ねんに一いち匹ひきの鮫さめを初はじめて作品さくひんとして一般いっぱん公開こうかいした。これはエディー・サウンダースという男性だんせいが吊つり上あげ、自分じぶんが経営けいえいする電機でんきショップに飾かざっていたものだった。ダミアン・ハーストに先駆さきがけること2年ねん前まえであり、ハーストがそれをみて模倣もほうした可能かのう性せいもある、と彼かれらは主張しゅちょうした[29]。

2003年ねんには、アートを事実じじつ上じょう独占どくせんしていることを理由りゆうに、チャールズ・サーチをイギリス公正こうせい取引とりひき庁ちょうに報告ほうこくしている。しかしこの告発こくはつがまともに取とり上あげられることはなかった。同おなじ年ねんに、友好ゆうこう団体だんたいとしてスタッキズム・フォトグラフィー（英語えいご版ばん）がラリー・ダンスタンとアンディ・ブロックにより創設そうせつされた。2005年ねんにはスタッキストにより「ザ・ウォーカー」展てんから175点てんの絵画かいががテートに寄付きふされたが、テートの理事りじたちにより受取うけとりを拒否きょひされた[30]。

2005年ねん8月がつには、テートが理事りじの1人ひとりであるクリス・オフィリの作品さくひん『アッパー・ルーム（英語えいご版ばん）』を70万まん5,000ユーロで購入こうにゅうしていることがマスコミに暴露ばくろされた[31][32]。ア・ギャラリー（英語えいご版ばん）のフレイザー・キー・スコットは、スタッキストとともにテート・ギャラリーの外そとでこのスキャンダルについてのデモ行動こうどうを行おこなった。スコットは、デイリー・テレグラフ紙しに、テート・ギャラリーの理事りじ長ちょうポール・マイナーズが購入こうにゅう価格かかくの公開こうかいを拒こばんでいることは欺瞞ぎまん的てきだと語かたっている。オフィリは、他たのアーティストには作品さくひんをギャラリーに寄付きふするように呼よびかけていたのである[33]。2006年ねん7月がつには、イギリスのチャリティ委員いいん会かいがこの美術館びじゅつかんに対たいして〔公益こうえき法人ほうじんとしての〕法的ほうてき権限けんげんのない活動かつどうをしていると非難ひなんを行おこなった[34]。一方いっぽうでスタッキストに対たいして、ニコラス・セロタは「公益こうえきのために活動かつどうしている」と述のべている[35]。

2006年ねん10月がつには、スタッキストとして初はじめてのコマーシャル・ギャラリー〔スペースを貸かすだけでなく作者さくしゃと契約けいやくして作品さくひんの販売はんばいもおこなう〕での企画きかく展てんとなる「ゴー・ウェスト」をウエスト・エンドのギャラリー、スペクトラム・ロンドン（英語えいご版ばん）で開催かいさいした[36]。このことは、彼かれらがアートワールド（英語えいご版ばん）において「主力しゅりょく選手せんしゅ」の仲間入なかまいりをしたことを示しめすものだった[37]。

2006年ねん10月がつにはリバプール・ビエンナーレの開催かいさい中ちゅうに、リヴァプール・ジョン・ムーア大学だいがくでスタッキズムの国際こくさいシンポジウムが開ひらかれた。この企画きかくを組くんだのは、リバプール・スタッキストを立たち上あげたナイーヴ・ジョンだった。同どう大学だいがく付属ふぞくのリバプール美術びじゅつデザイン学校がっこうにある68ホープ・ギャラリーでは同時どうじに展示てんじ会かいも行おこなわれた[38]。

ポール・ハーヴェイ『チャールズ・サーチ』（2006年ねん）

2006年ねんにはイギリス国内こくないのスタッキスト・グループだけで63を数かぞえた。代表だいひょう的てきなメンバーは、ナイーヴ・ジョン、マークD、エルザ・ダックス、ポール・ハーヴェイ、ジョン・ケリー、ウダイヤン、ピーター・マッカードル、ピーター・マーフィー、レイチェル・ジョーダン、ガイ・デニング、アビー・ジャクソンたちである。ジョン・ボーンは自宅じたくにスタッキズム・ウェールズの本部ほんぶを構かまえ、（主おもにウェールズの）絵えを常設じょうせつ展示てんじした。アーティストのマンディー・マッカーティンはその常連じょうれんゲストとなった[39]。

2010年ねん、ポール・ハーヴェイが描えがいたチャールズ・サーチの絵えが、「この界隈かいわいではあまりにも挑発ちょうはつ的てき」だからという理由りゆうでロンドンのマドックス・ストリートにあるギャラリーからウィンドウ・ディスプレイでの展示てんじを中止ちゅうしされた[40][41]。この作品さくひんは初はじめてロンドンのメイフェアで開ひらかれた展示てんじ会かいである「ピエロのスタッキストは自みずからの手てを汚けがす」の目玉めだまであり[41]、チーズの包装ほうそう紙しの光輪こうりんを背せにしたチャールズサーチと羊ひつじを描えがいていた[42]。サーチ・ギャラリーは、絵えを展示てんじしてもサーチは「問題もんだいないだろう」とコメントしたが[42]、問題もんだいのギャラリーは展示てんじ会かいを打うち切きったと発表はっぴょうした[41]。ハーヴェイは「僕ぼくはサーチをもっと親近しんきん感かんがわく、人間にんげんらしくみえる描えがき方かたをしたんだ。ばかげた決定けっていだよ」と語かたった[42]。スタッキストは法的ほうてき措置そちも検討けんとうし[43]、ギャラリーにはEいーメールを送おくって抗議こうぎした[44]。結果けっかとして絵えは元通もとどおりに展示てんじされ、展示てんじ会かいも継続けいぞくになった[44]。

デモ[編集へんしゅう]

ターナー賞しょう展てんを開ひらくテートの外そとで、クリス・オフィリの作品さくひんを購入こうにゅうしたことに抗議こうぎするスタッキストたち。人ひと型がたのプラカードはテートの理事りじ長ちょう、ポール・マイナース（2005年ねん）
ホワイト・キューブ・ギャラリーでのパフォーマンス

ターナー賞しょうにあわせてテート・ブリテンの外そとで2000年ねんから2008年ねんまで、時ときにピエロに扮ふんして行いった抗議こうぎ活動かつどう大おおいにマスコミの注目ちゅうもくを浴あびた。2001年ねんにはレイチェル・ホワイトリード（英語えいご版ばん）の『アンタイトルド・モニュメント』が初はつ披露ひろうされたトラファルガー広場ひろばでデモを行おこなっている。2002年ねんには、ギャラリーのホワイト・キューブに「コンセプチュアル・アートの死し」と銘打めいうった棺かんを運はこび込こむパフォーマンスも行おこなっている[45][46]。2004年ねん、サーチ・ギャラリーの「絵画かいがの勝利しょうり」展てんの初日しょにちにあわせ、スタッキストたちはチャールズ・サーチの顔かおが灯ともされて光ひかる、背せの高たかいハットをかぶって集合しゅうごうし、サーチが自分じぶんたちのアイディアを真似まねているというプラカードを掲かかげた[47]。

イギリス国外こくがいでいうと、2003年ねんには米べいコネチカット州しゅうニューヘイヴンでイラク戦争せんそうに抗議こうぎするために行おこなわれた「ピエロによるブッシュ大統領だいとうりょう裁判さいばん」などがある。マイケル・ディキンソンはトルコでエルドアンを風刺ふうしする政治せいじ的てきなコラージュ・アートを展示てんじしたために逮捕たいほ、起訴きそされた（後のちに無罪むざい放免ほうめんとなった）[48][49]。

スタッキスト・パンク・ヴィクトリアン[編集へんしゅう]

スタッキスト・パンク・ヴィクトリアン（英語えいご版ばん）はスタッキズムのアートが初はじめて国営こくえいの美術館びじゅつかんに並ならんだ展示てんじ会かいだった。ウォーカー・アート・ギャラリー、レディ・リーヴァー美術館びじゅつかん、そして2004年ねんのリバプール・ビエンナーレの展示てんじ品ひんにも加くわわった。37人にんのアーティストによる250点てんの作品さくひんが出展しゅってんされた。アーティストはほとんどがイギリス出身しゅっしんだったが、アメリカ、ドイツ、オーストラリアからも各国かっこくのスタッキストの代表だいひょうが参加さんかした。スタッキストの写真しゃしん家かによる展示てんじ会かいも同時どうじ開催かいさいされた。スタッキスト・パンク・ヴィクトリアンと題だいした本ほんも、この展示てんじ会かいにあわせて出版しゅっぱんされた。デイリーメール紙しの記者きしゃだったジェーン・ケリーは、この展示てんじ会かいにマイラ・ヒンドレーを描えがいた絵えを出展しゅってんし、おそらくそれが原因げんいんで会社かいしゃを解雇かいこされてしまった[50]。

ウィンブルドンにあったア・ギャラリー。展示てんじされているのはピーター・マッカードルとポール・ハーヴェイの絵画かいがとエイドリアン・場じょうにスターの彫刻ちょうこくである（2007年ねん7月がつ）

ア・ギャラリー[編集へんしゅう]

2007年ねん7月がつ、スタッキストはア・ギャラリーで「結婚けっこんしている間あいだはあなたとセックスしたくない」展てんを開ひらいた[51][52]。このタイトルはトムソンが前妻ぜんさいのステラ・ヴァイン（英語えいご版ばん）から結婚けっこん初夜しょやに言いわれたらしい言葉ことばにちなんでいる[52]。この展示てんじ会かいは、ヴァインがモダン・アート・オックスフォード（英語えいご版ばん）で開ひらいた大だい規模きぼな個展こてんの初日しょにちにあわせて開催かいさいされた。トムソンがこの展示てんじ会かいにいれこんでいたのは、ヴァインの個展こてんの販促はんそく物ぶつには、彼女かのじょがスタッキストとして活動かつどうしていた時期じきについて一切いっさい言及げんきゅうがないことに怒おこっていたからである[51]。テートの理事りじ長ちょうだったポール・マイナースはどちらの展示てんじ会かいも訪おとずれている[53]。

サー・ニコラス・セロタ、掘ほり出だし物ものの購入こうにゅうを決断けつだん中ちゅう[編集へんしゅう]

『サー・ニコラス・セロタ、掘ほり出だし物ものの購入こうにゅうを決断けつだん中ちゅう』（チャールズ・トムソン、2000年ねん）
2006年ねんのターナー賞しょうに抗議こうぎするデモに参加さんかするフェデリコ・ペンテアド、チャールズ・トムソン、ジョン・ボーン
詳細しょうさいは「サー・ニコラス・セロタ、掘ほり出だし物ものの購入こうにゅうを決断けつだん中ちゅう」を参照さんしょう

チャールズ・トムソンの描えがいた『サー・ニコラス・セロタ、掘ほり出だし物ものの購入こうにゅうを決断けつだん中ちゅう』は、インデペンデント紙しのシャーロット・クリップスが評ひょうしたように、スタッキズムという芸術げいじゅつ運動うんどうから生うまれた最もっとも有名ゆうめいな作品さくひんになった[46]。反はんコンセプチュアル・アートの姿勢しせいを象徴しょうちょうするものであり、ジェーン・モリスもガーディアン紙しにまるでこの運動うんどうの「記念きねん碑ひ的てき」作品さくひんだと書かいている[54]。2000年ねんに描えがかれて以降いこう、様々さまざまな展示てんじ会かいにも出品しゅっぴんされただけでなく、ターナー賞しょうに反対はんたいするデモ活動かつどうでもプラカードの絵柄えがらとして使つかわれた。描えがかれているのは、テート・ギャラリーの館長かんちょうであり、毎年まいとしのターナー賞しょうの審査しんさ委員いいん長ちょうだったニコラス・セロタ卿きょうで、ヤング・ブリティッシュ・アーティストであるトレーシー・エミンの『マイ・ベッド（英語えいご版ばん）』の審査しんさを風刺ふうししている。エミンの作品さくひんは、ベッドと、パンツなどの彼女かのじょの私物しぶつからなるインスタレーション・アートで、1999年ねんにターナー賞しょう候補こうほ作さくとして展示てんじされていた[55]。

国外こくがいへの波及はきゅう[編集へんしゅう]

2000年ねんにオーストラリア、メルボルンのリーガン・タマヌイが初はじめてイギリス国外こくがいにスタッキスト・グループを結成けっせいし、彼かれ以外いがいのアーティストも自由じゆうに自分じぶんたちの地域ちいきにちなんだ名前なまえを冠かんしたグループを始はじめるべきだということが決議けつぎされた[56]。スタッキズムはそれ以降いこう、国際こくさい的てきな芸術げいじゅつ運動うんどうとなり、2012年ねん12月の時点じてんで52ヶ国かこく233グループにまで拡大かくだいした。

元もとスタッキストたち[編集へんしゅう]

ピーター・クリント『ローテス・クリフ』（2008年ねん）

共同きょうどう創設そうせつ者しゃのビリー・チャイルディッシュは2001年ねんにグループを去さったが、その活動かつどう方針ほうしんには関かかわり続つづけると語かたっている。セクストン・ミングも、アクアリウム・ギャラリーと契約けいやくして一人ひとりのアーティストとしてキャリアを積つむためにグループを離はなれた。ウルフ・ハワードも2006年ねんに離脱りだつしたが、それ以降いこうも作品さくひんは合同ごうどうで展示てんじしている。ニューヘイブンでスタッキズム・センター・アメリカを運営うんえいしてるジェシー・リチャーズもリモダニズム映画えいがに取とり組くむため2006年ねんにグループを去さった。

2000年ねん6月がつ、チャイルディッシュとトムソンがロンドンで行おこなったスタッキズムとリモダニズムに関かんするトークイベントにステラ・ヴァインが出席しゅっせきしていた[57]。2001年ねん5月がつ末まつに、彼女かのじょはブリクストンで開ひらかれた「スタッキストに一票いっぴょうを」展てんで初はじめて自分じぶんの絵えを何なん枚まいか公開こうかいし、ウェストミンスター・スタッキストというグループを結成けっせいした[58]。同年どうねん6月がつ4日にちには、トラファルガー広場ひろばで行おこなわれたスタッキストのデモ活動かつどうにも参加さんかしている[57][59]。7月がつ10日とおかには、自分じぶんのグループの名前なまえをアンスタッキストに改あらためている[60]。トムソンとヴァインが結婚けっこんしたのはこの年としの8月がつ半なかばである[61]。11月半なかばまで続つづいたパリでのスタッキスト展てんにヴァインは一いち枚まいの作品さくひんを出展しゅってんしていたが、この展示てんじ会かいが終おわるころには彼女かのじょはスタッキストを拒絶きょぜつするようになっていた[58]。そして結婚けっこん生活せいかつは終おわりを迎むかえた。

2004年ねん2月がつ、チャールズ・サーチがヴァインの肖像しょうぞう画が『ウェールズ公おおやけ妃ひダイアナ』を購入こうにゅうし、彼女かのじょを「発見はっけんした」人間にんげんとして語かたられるようになった[62]。トムソンは彼女かのじょを発見はっけんしたのはスタッキストであって、サーチではないと主張しゅちょうしていたにもかかわらず、である。2004年ねん3月がつの末すえに、トムソンは公正こうせい取引とりひき庁ちょうに対たいしてサーチについて正式せいしきに申もうし立たてを行おこなった。内容ないようは、第一人者だいいちにんしゃであるサーチの立場たちばは「小規模しょうきぼの競合きょうごう相手あいてに不利益ふりえきをもたらす」ほど独占どくせん的てきな影響えいきょうを持もっているというもので[63]、その例れいとしてヴァインのケースを引用いんようしていた[64]。8月15日にち、公正こうせい取引とりひき庁ちょうは「該当がいとうするすべてのマーケットでサーチは支配しはい的てきな立場たちば」ではないという理由りゆうでこの申もうし立たてを終結しゅうけつさせた[65]。

受容じゅようと批判ひはん[編集へんしゅう]

2001年ねんの「スタッキストに一票いっぴょうを」展てんに参加さんかしたシャーロット・ガビン、ジョー・マシーン、ステラ・ヴァイン（右みぎ）。ヴァインの作品さくひんはこの展示てんじ会かいで初はじめて公開こうかいされた[58]

1999年ねん、2人ふたりのパフォーマンス・アーティスト蔡元と奚建军が、トレイシー・エミンの『マイ・ベッド』に飛とび乗のった。彼女かのじょの作品さくひんはテート・ギャラリーのターナー賞しょう候補こうほ作さく展てんに展示てんじされた、作者さくしゃである彼女かのじょ自身じしんの片かたづけていないベッドであったが、2人ふたりの行為こういは無む許可きょかでの芸術げいじゅつ作品さくひんへの介入かいにゅう（英語えいご版ばん）だった。上半身じょうはんしん裸はだかだった蔡の背中せなかにはいろいろ書かかれており、その中なかには「アンチ・スタッキズム」の言葉ことばがあった。ガーディアン紙しのフィアチラ・ギボンズは同おなじ年ねんにこの出来事できごとが「前代未聞ぜんだいみもんのアンチ・スタッキスト運動うんどうが起おこった瞬間しゅんかんとして芸術げいじゅつの歴史れきしに刻きざまれるだろう」と書かいている[66]。その10年ねん後ごにガーディアン紙上しじょうでジョナサン・ジョーンズがスタッキストは「芸術げいじゅつの敵てき」であり、彼かれらが言いっていることは「チープなスローガン」であり「ヒステリックにわめきちらしている」だけだと批判ひはんを行おこなった[67]。

アーティストのマックス・ポツォルスキは、アートワールドは未来みらい派はやダダのように新あたらしい、挑発ちょうはつ的てきなマニフェストを必要ひつようとしているという。そのマニフェストは「アートワールドのアウトサイダー、反対はんたい者しゃ、反逆はんぎゃく者しゃ、顧かえりみられず不満ふまんを抱だいている者ものにインスピレーションを与あたえ、呼よび集あつめることのできる、心しんからの情熱じょうねつでもって書かかれて」いなければならない。そして「我々われわれはもうそれを手てにしたんだ。スタッキズムという形かたちでね」[68]。

ニューヨークのアートギャラリーのオーナー、エドワード・ウィンクルマンは2006年ねんにスタッキストのことを全まったく聞きいたことがなく、「ウィキペディアで調しらべた」と語かたっている。そして「アンチ・コンセプチュアルアートの姿勢しせいにはしらけるし、絵画かいがについて言いっていることの無意味むいみさは言いうまでもないけれど、彼かれらのムーヴメントが体現たいげんする大衆たいしゅう化かにはちょっと興味きょうみがある」と語かたった。トムソンはウィンクルマンに直接ちょくせつ会あって返事へんじをしたという[69]。

2006年ねんには、コリン・グルーデルがテレグラフ紙しに書かいた記事きじによれば、スタッキストがセントラルロンドンで開催かいさいした最初さいしょの展示てんじ会かいではこのムーヴメントを引ひっ張ぱるアーティストの絵えが「何なん枚まいも売うれた」が、むしろ彼かれらの絵えにはどういう良よさがあるのか疑問ぎもんが深ふかまったという。「しかし批評ひひょう家かが何なんと言いおうと、イギリス、アメリカ、日本にっぽんのバイヤーはすでに賭かけに出でている。トムソンの6枚まいの絵えはそれぞれ4,000ユーロから5,000ユーロの間あいだで値ねがついて買かわれていった。もとは囚人しゅうじんのジョー・マシーンはセラピー治療ちりょうの一環いっかんで絵えを描えがいているが、彼かれの絵えも同おなじような価格かかくで6枚まい売うれた」[70]。 BBCの美術びじゅつ担当たんとう記者きしゃローレンス・ポラードは2009年ねんに、ヴォーティシストやシュルレアリストたちもそうだが、スタッキストのような「文化ぶんかの扇動せんどう者しゃ」のための道みちは、1909年ねん2月がつ20日はつか未来みらい派はのマニフェストによって整備せいびされたのだと語かたっている[71]。

ギャラリー[編集へんしゅう]

すべてイギリス人じんアーティストの作品さくひん（製作せいさく年ねん不ふ詳しょう）

  • フィリップ・アブソロン『断絶』(Breakdown)
    フィリップ・アブソロン『断絶だんぜつ』(Breakdown)
  • ジョン・ボーン『エプソムの台所』 (Epsom Kitchen)
    ジョン・ボーン『エプソムの台所だいどころ』 (Epsom Kitchen)
  • マーク・Ｄ『ヴィクトリア・ベッカムーアメリカは私を愛してない』 (Victoria Beckham: America Doesn't Love Me)
    マーク・Ｄ『ヴィクトリア・ベッカムーアメリカは私わたしを愛あいしてない』 (Victoria Beckham: America Doesn't Love Me)
  • エルザ・ダックス『バッカス』(Bacchus)
    エルザ・ダックス『バッカス』(Bacchus)
  • イーモン・エヴァーオール『結婚』(The Marriage)
    イーモン・エヴァーオール『結婚けっこん』(The Marriage)
  • エラ・グル『さよならコロンブス』(Goodbye Columbus)
    エラ・グル『さよならコロンブス』(Goodbye Columbus)
  • ポール・ハーヴェイ『フォード・アングリア、テントとジョットの木』(Ford Anglia with Tent and Giotto Tree)
    ポール・ハーヴェイ『フォード・アングリア、テントとジョットの木き』(Ford Anglia with Tent and Giotto Tree)
  • ジェーン・ケリー『精神病を直せたならば 1 』(If We Could Undo Psychosis 1)
    ジェーン・ケリー『精神病せいしんびょうを直なおせたならば 1 』(If We Could Undo Psychosis 1)
  • ビル・ルイス『笑う白い子犬』(The Laughter of Small White Dogs)
    ビル・ルイス『笑わらう白しろい子犬こいぬ』(The Laughter of Small White Dogs)
  • ジョー・マシーン『斧を持ったダイアナ・ドース』(Diana Dors with an Axe) - ダイアナ・ドースはイギリスの女優。
    ジョー・マシーン『斧おのを持もったダイアナ・ドース』(Diana Dors with an Axe) - ダイアナ・ドースはイギリスの女優じょゆう。
  • ピーター・マッカーデル『アーティストとモデル』(Artist and Model)
    ピーター・マッカーデル『アーティストとモデル』(Artist and Model)
  • チャールズ・トムソン『ロンドンでシングルの女はすぐそばのネズミから6インチも離れていない』(A Single Woman in London Is Never more than Six Inches from the Nearest Rat) - どこにいても必ず6フィート以内にネズミがいるというイギリスの都市伝説のもじり
    チャールズ・トムソン『ロンドンでシングルの女おんなはすぐそばのネズミから6インチも離はなれていない』(A Single Woman in London Is Never more than Six Inches from the Nearest Rat) - どこにいても必かならず6フィート以内いないにネズミがいるというイギリスの都市とし伝説でんせつのもじり

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

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  2. ^ "Glossary: Stuckism", Tate. Retrieved 16 September 2009.
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  12. ^ おそらくチャイルディッシュがインスタレーションやパフォーマンスアートといった新あたらしいジャンルには手てを出ださず、旧来きゅうらいの芸術げいじゅつ（特とくに絵画かいが）に固執こしつしていることをエミンが揶揄やゆしていった言葉ことば “What is Stuckism?”. stuckismwales. 2019年ねん2月がつ閲覧えつらん。
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  70. ^ “Back to the Futurists”. BBC (2009年ねん2月がつ20日はつか). 2015年ねん3月がつ17日にち閲覧えつらん。

読書どくしょ案内あんない[編集へんしゅう]

  • Ed. Katherine Evans, "The Stuckists", Victoria Press, 2000, ISBN 0-907165-27-3.
  • Ed. Frank Milner, "The Stuckists punk Victorian", National Museums Liverpool, 2004, ISBN 1-902700-27-9.
  • Robert Janás, "Stuckism International: The Stuckist Decade 1999–2009", Victoria Press, 2009, ISBN 0-907165-28-1.
  • Charles Thomson, Robert Janás, Edward Lucie-Smith, "The Enemies of Art: The Stuckists", Victoria Press, 2011, ISBN 0-907165-31-1.
  • Gabriela Luciana Lakatos, Expressionism Today (pages 13–14), University of Art and Design Cluj Napoca, 2011.
  • Yolanda Morató, "¿Qué pinto yo aquí? Stuckistas, vanguardias remodernistas y el mundo del arte contemporáneo", Zut, 2006, ISSN 1699-7514 [It includes a translation into Spanish of Stuckism International and a portfolio of Larry Dunstan's pictures]
  • Charles Thompson, "Stuck in the Emotional Landscape - Jiri Hauschka, Jaroslav Valecka", Victoria press, 2011, ISBN 978-0-907165-32-3.

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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英語えいご版ばんウィキクォートに本ほん記事きじに関連かんれんした引用いんよう句集くしゅうがあります。
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