サボテン

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サボテン庭園ていえんから転送てんそう
サボテン
サボテン(エキノプシス属)
サボテン(エキノプシスぞく
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ Angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい Eudicots
: ナデシコ Caryophyllales
: サボテン Cactaceae
学名がくめい
Cactaceae Juss. (1789)[1]
和名わみょう
サボテン
シャボテン
カクタス
仙人掌さぼてん
覇王樹はおうじゅ
英名えいめい
Cactus
サボテン

サボテンシャボテン仙人掌さぼてん覇王樹はおうじゅ)は、サボテンぞくする植物しょくぶつ総称そうしょうである。きたアメリカ中央ちゅうおうアメリカ中心ちゅうしんに2000しゅ以上いじょうある[2]。そのおおくは多肉植物たにくしょくぶつであるため、多肉植物たにくしょくぶつ別名べつめいとして使つかわれることもあるが、サボテン以外いがい多肉植物たにくしょくぶつをサボテンとぶのはあやまりである。[よう出典しゅってん]とげ部分ぶぶんくき変化へんかしたものであるとかんがえられている。

語源ごげん[編集へんしゅう]

日本にっぽんには16世紀せいき後半こうはん南蛮なんばんじんによってまれたのがはじめとされている。かれらが「ウチワサボテン」のくきくちたたみ衣服いふくよごれをふきり、樹液じゅえきシャボン石鹸せっけん)としてつかっていたため「石鹸せっけんのようなもの」という意味いみで「石鹸せっけんたい(さぼんてい)」とばれるようになったとするせつ有力ゆうりょく[3] であり、1960年代ねんだいまでは「シャボテン」と表記ひょうきするれいもあった(伊豆いずシャボテン公園こうえんは1959ねん開園かいえん)。

中国ちゅうごくでは1591ねんの『遵生はち牋』に「覇王樹はおうじゅ」の名前なまええる。1688ねんには『秘伝ひでんはなきょう』に「仙人掌さぼてん」。日本にっぽんでの文献ぶんけん初出しょしゅつは1688ねんで、覇王樹はおうじゅとトウナツ(Opuntia tuna のことか)とある。

英語えいごでサボテンをあらわCactus(カクタス、キャクタス)は、古代こだいギリシアとげだらけの植物しょくぶつすのに使つかわれた κάκτος(カクトス) という単語たんごラテン語らてんごCactus(カクトゥス)をれられた言葉ことばである[4]とげ食用しょくようアーティチョークかたりがcactusの語源ごげん[5])。ラテン語らてんごでは複数ふくすうがたが「Cacti」(カクティー)、ぞくかくも「Cacti」(カクティー;おおむね「サボテンの」という)と屈折くっせつし、これらも英語えいごれられている(英語えいごCacti発音はつおんは「カクタイ」にちかい)。1753ねんに、分類ぶんるいがくちちカール・フォン・リンネが『植物しょくぶつたね』にてサボテンの総称そうしょうとしてCactusの使つかった[6]

形態けいたい[編集へんしゅう]

コノハサボテン一種いっしゅつき砂漠さばく(Leuenbergeria lychnidiflora)。のサボテンとあまりていないが、とげ強力きょうりょくである。
多数たすうくきぶし英語えいごばんSchlumbergera opuntioides英語えいごばん

サボテンの形態けいたい様々さまざまであるが、一般いっぱんてきくきつつまたはたまがたはりじょうもしくは退化たいかしている。すべてのたね一種いっしゅたんえだであるとげ(しざ)またはアレオーレ英語えいごばんareole)とばれる器官きかんつ。基本きほんてきわきにはとげ形成けいせいされ、おおくの場合ばあいそこにスポットじょう変化へんかしたとげ密生みっせいする。またしばしばとげ綿毛わたげおおわれる。しゅふかびるしゅけいのものがおおく、なかにはしゅいもよう肥大ひだいするものもあるが、しゅ発達はったつしないひげけいのものもある。貯水ちょすい組織そしき英語えいごばん発達はったつし、たい乾性かんせいすぐれているものがおおい。

形態けいたいとして、樹木じゅもくじょうサボテン、はしらサボテン、たまサボテン、そのとなる。

サボテンのもっと原始げんしてきかたちのグループはコノハサボテンコノハサボテンぞく (Pereskia) で、ちょうえだにつくとげじょうにならず、らしいかたち維持いじしている。一見いっけんサボテンにえないかたちをしているが、とげ存在そんざいするのでサボテンの仲間なかまとわかる。

こうしたかたち祖先そせんからより多肉植物たにくしょくぶつとして特殊とくしゅし、ちょうえだ鱗状りんじょう退化たいかしたウチワサボテン(オプンティアぞくなど)や、はりじょう変化へんかしていないまったくつけない[注釈ちゅうしゃく 1]はしらサボテンが出現しゅつげんしたとかんがえられる。球形きゅうけいのサボテンははしらサボテンのふとくてみじかいものであるとなせる。

トウダイグサEuphorbia ぞく)やキョウチクトウきゅう分類ぶんるいではガガイモ)(Hoodia ぞくなど)の植物しょくぶつには、退化たいかした放射ほうしゃ相称そうしょうがたうえからウニのようなかたち)の肉質にくしつくきとげなど一見いっけんすると球形きゅうけいサボテンやはしらサボテンにそっくりなものがある。これらは乾燥かんそうした気候きこう適応てきおうする収斂しゅうれん進化しんか(しゅうれんしんか)の結果けっかされた相似そうじである。これらはサボテンに特有とくゆうのアレオーレ(とげ)をくことでサボテンと区別くべつできる。

花弁はなびらちゅう含有がんゆうされる色素しきそは、通常つうじょうはアントシアンけいアントシアニジンやペチュニジンなどであるのにたいし、サボテンベタインけい色素しきそ含有がんゆうし、化学かがく分類ぶんるいじょうマツバボタン(スベリヒユ)などと類縁るいえん関係かんけいがあるとされている。アントシアニンけい色素しきそたないため、青色あおいろはなかず、あか紫色むらさきいろはなくのが基本きほんである。

サボテンは、CAMがた光合成こうごうせい機能きのう獲得かくとくし、砂漠さばくといった水分すいぶん慢性まんせいてき不足ふそくし、かつ昼夜ちゅうや温度おんどおおきい環境かんきょう適応てきおうしたものだとかんがえられている。通常つうじょう植物しょくぶつひる気孔きこうけ、CO2む。ただし、このような環境かんきょう場合ばあい同時どうじ大量たいりょう水分すいぶんうしなってしまう。しかし、CAM植物しょくぶつすずしいよる気孔きこうけ、CO2みをおこない、ひる気孔きこうじることで水分すいぶん損失そんしつ最小限さいしょうげんおさえることができるものである[7][8]

くき[編集へんしゅう]

くきのひだは、りょう(rib)とぶ。このりょう目立めだつほど、乾燥かんそうしており、くき水分すいぶん補充ほじゅうされるとりょうびて目立めだたなくなる[9]。このちぢみする機能きのうによって表皮ひょうひ組織そしききずつかないようになっている[10]

くきは、みどりたい気孔きこうがあり光合成こうごうせい可能かのうである。

くき全体ぜんたいクチクラ(ワックスの皮膜ひまく)で水分すいぶん損失そんしつつよ日差ひざしや低温ていおんふせいでいる[9][11]

たいらなのようなふしになっているものは、くきぶし英語えいごばん(けいせつ)、ひらたくき(へんけい)ともばれる。ふしって、さしえるとえてきて、ができたおやくきぶしからは、あたらしいくきぶしむすめくきぶし)がえてくる。れいSchlumbergera opuntioides英語えいごばん

とげ[編集へんしゅう]

様々さまざまアレオーレ英語えいごばん
オオバキリンはり根本こんぽんにある。
セレウスしゅ断面だんめん
ウールじょうのアレオーレをAstrophytum capricorne
セレウスしゅはなのつきかた

サボテンはとげばれる特殊とくしゅたんえだつ。たんえだ自体じたい極端きょくたん短縮たんしゅくわきほとん同化どうかしたえだのことで、植物しょくぶつにもしばしばみられるが、サボテンにおいてはたんえだおおわれ、かつそこにとげになって密生みっせいするてん特徴とくちょうがある。ちなみにちょうえだとげにならない。まったくないようにえるはしらサボテンではあるが、じつ顕微鏡けんびきょうサイズに縮小しゅくしょうしているだけで、やはり普通ふつうとして発生はっせいしている。

あるしゅのコノハサボテンは、とげとげ一部いちぶ普通ふつうとして発生はっせいさせる(オオバキリンツキノサバクひとし)。乾季かんきがある地域ちいき分布ぶんぷするたねにこの機能きのうそなわっているれいおおく、をつけるためにえだばす必要ひつよういため雨期うきになると急速きゅうそくしげらすことができる。一方いっぽうで、熱帯ねったい雨林うりん亜熱帯あねったい湿潤しつじゅん地域ちいき分布ぶんぷする常緑じょうりょくせいLeuenbergeria bleoモクキリンもく麒麟きりん)はこの機能きのうたず、とげすべとげとして発生はっせいする。

オプンティア・ミクロダシスは、きり結露けつろによってトゲにあつまった水滴すいてきを(たとえほういたトゲであっても)とげおくり、とげ座下ざか円錐えんすいじょうのトンネルにてくきぶしない粘液ねんえき接触せっしょくして急速きゅうそく水分すいぶん吸収きゅうしゅうする[12]

とげ(トゲ)[編集へんしゅう]

さわるとけるすすきとげ英語えいごばんなど、さまざまな形態けいたいのトゲをつ。英語えいごでは、変化へんかしたspineと、えだ変化へんかしたthornで区別くべつされる。

とげ大小だいしょう長短ちょうたん密度みつどかたさ、まっすぐであったりがっていたり形態けいたい様々さまざまである。とげほかながもうやすものもある。これらは動物どうぶつによる食害しょくがいからまもったり、あるいは脱落だつらくした植物しょくぶつたい一部いちぶ動物どうぶつからだにくっついてはこばれたさき根付ねつ栄養えいよう繁殖はんしょく手段しゅだんであったり、表面積ひょうめんせきやし空気くうきちゅう水分すいぶんとして凝結ぎょうけつさせたりする。植物しょくぶつたい全体ぜんたいおおうほど発達はったつしたものは、きつける砂嵐すなあらしや、つよすぎる陽光ようこう冷気れいきふせぐなど、様々さまざま役割やくわりたしている[13]

はながいみつせん[編集へんしゅう]

24ぞく74しゅ以上いじょうに、はながいみつせん確認かくにんされており、4しゅ分類ぶんるいとなっている[13]

  1. のトゲと見分みわけがつかないもの。トゲの先端せんたんから基部きぶまで複数ふくすう場所ばしょからみつる。みつりょうわかびているとげおおい。
  2. みつすことにとくしたトゲ。
  3. 開花かいかのみにできる開花かいかえだにつくちいさなみつせん確認かくにんできる。
  4. とげ周囲しゅうい表皮ひょうひ

はな[編集へんしゅう]

さまざまなはなく。

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

サボテンの自生じせい地域ちいき;
  Rhipsalis baccifera以外いがい

サボテンるい原産地げんさんちアフリカ大陸たいりくからインド洋いんどようにも分布ぶんぷひろげている Rhipsalis ぞくすうしゅのぞき、南北なんぼくアメリカ大陸あめりかたいりくおよび周辺しゅうへんしまガラパゴス諸島しょとうなど)にかぎられる。乾燥かんそうられるたねおおいが、中南米ちゅうなんべい熱帯ねったい森林地帯しんりんちたい樹木じゅもく岩石がんせきじょう着生ちゃくせいしてそだたね高山こうざんえるたね北米ほくべい湿潤しつじゅん温帯おんたいひやたいそだたねもある。しばしばサボテンはあつ気候きこうこのたねばかりであると誤解ごかいされることがあるが、その分布ぶんぷいき気候きこう様々さまざまであり、低温ていおんよわたねもあれば、氷点下ひょうてんかになっても生存せいぞんできるたねもある。

Rhipsalisのぞくサボテンがアフロ・ユーラシア大陸たいりくにもたらされたのは新大陸しんたいりく発見はっけん以後いごである(したがってそれ以前いぜんきゅう世界せかい舞台ぶたいにした映画えいがにサボテンがてくると時代じだい考証こうしょうてきあやまりとなる)。一部いちぶのサボテンは乾燥かんそうたいせい再生さいせいりょくつよさから、侵略しんりゃくてき外来がいらいしゅとして猛威もういるう場合ばあいがある。アフリカ大陸たいりくオーストラリア大陸たいりくには、Opuntia strictaセンニンサボテン)、Harrisia martinii新橋しんばし)、Pereskia aculeataもく麒麟きりん)が侵入しんにゅうしており、とくO. stricta世界せかい侵略しんりゃくてき外来がいらいしゅワースト100選定せんていされている。

栽培さいばい[編集へんしゅう]

つぼみをつけたきむしゃち(キンシャチ)

森林しんりんせいサボテン(コノハサボテンや着生ちゃくせいサボテン)をのぞおおくのサボテンが乾燥かんそう地帯ちたい自生じせいしているが、サボテンの自生じせいする地域ちいき乾季かんき雨季うきがはっきりしているだけで、サボテンはみずこの植物しょくぶつである。極度きょくど乾燥かんそうするアタカマ砂漠さばく分布ぶんぷするしゅでも、栽培さいばいではかなりのみず必要ひつようとする。ちなみに、サボテンでも水栽培みずさいばい可能かのうである。

マミラリアぞくはな

種類しゅるいによって成長せいちょうする環境かんきょうことなったり、植物しょくぶつくら成長せいちょうおそかったりするため、一般いっぱん植物しょくぶつ同様どうよう潅水かんすいするとぐされをこして枯死こしすることがおおい。ただし、枯死こしせず木質もくしつするだけで場合ばあいもあるがとくウチワサボテンでは我々われわれ普段ふだんかけるにようになるため一般いっぱんてきなサボテンの姿すがたではないが、れたわけではなく木質もくしつした場合ばあい木質もくしつした部分ぶぶんからあらたなえる。[14]開花かいかについては、育成いくせい環境かんきょう温度おんど湿度しつど光量ひかりりょう潅水かんすい)がわるいと開花かいかしないし、開花かいか年齢ねんれいたっしていないために開花かいかしないことから誤解ごかいされるが、適切てきせつ管理かんりおこなえばはなかせる。サボテンの代表だいひょう品種ひんしゅきむしゃち(きんしゃち)」 (Echinocactus grusonii) は開花かいかするまで30ねん前後ぜんこうかかるため、市中しちゅう花卉かきてん購入こうにゅうした場合ばあいにははなるまでに相当そうとう時間じかんようする。Turbinicarpusよう実生みしょう2ねんくものもあれば、エキノプシスぞくシャコバサボテンようはなサボテンとしてひとつのジャンルを確立かくりつしているものもある。

鸞鳳だま (Astrophytum myriostigma)

サボテンは北米ほくべいから中南米ちゅうなんべいにかけての石灰岩せっかいがんしつ砂漠さばくなどに生息せいそくしているイメージをひとおおためアルカリ性あるかりせい土壌どじょうこのむとおもわれがちで、アルカリ性あるかりせいであるしょうはい乾燥かんそうざい生石灰せいせっかいれる土壌どじょう改良かいりょうこころみられる場合ばあいがあるが、じゃくアルカリ性あるかりせい土壌どじょうてきするサボテンは一部いちぶたねだけである。日本にっぽん土壌どじょう弱酸じゃくさんせいから中性ちゅうせいおもで、ほとんどのサボテンしゅ対応たいおうできるとおもわれる。サボテンの土壌どじょう適応てきおう様々さまざまであり注意ちゅうい必要ひつようである。

サボテンは熱狂ねっきょうてき愛好あいこうおお植物しょくぶつである。とげたのしむ品種ひんしゅ(エキノカクタスぞくなど)、はなたのしむ品種ひんしゅ(エキノプシスぞくやシャコバサボテンぞくなど)や交配こうはいによって改良かいりょうしゅ作出さくしゅつ[2]してたのしむ品種ひんしゅゆうほしるいかぶと、鸞(らんぽう)おおとりたま)など栽培さいばい個々人ここじん趣味しゅみ嗜好しこうによりさら細分さいぶんされるため、特定とくてい品種ひんしゅ栽培さいばいする「名人めいじん」が品種ひんしゅごと存在そんざいする。日本にっぽんでは全国ぜんこく各地かくちにサボテンマニアの同好どうこうかい多数たすう存在そんざいしている。

日本にっぽんでは1900ねんごろからサボテンを販売はんばいするみせあらわれ、1930ねんごろにブームとなった。だい世界せかい大戦たいせんの1950~1960年代ねんだいには欧米おうべいへの輸出ゆしゅつおこなわれた。生産せいさんりょうトップは愛知あいちけんで、岐阜ぎふけん埼玉さいたまけんつづく(2006ねん時点じてん)。市町村しちょうそんべつ最大さいだい産地さんちである愛知あいちけん春日井かすがいでは春日井かすがい商工しょうこう会議かいぎしょ中心ちゅうしんになり、「サボテンのまち」として地元じもとにある中部大学ちゅうぶだいがくメキシコ政府せいふ企業きぎょう連携れんけいしながら、食用しょくようなどでまちおこしをめざす「春日井かすがいサボテンプロジェクト」をすすめている[15](「#食用しょくよう」でも後述こうじゅつ)。

繁殖はんしょく[編集へんしゅう]

種子しゅし繁殖はんしょく[編集へんしゅう]

種子しゅし繁殖はんしょくいち大量たいりょうなえられること、様々さまざま個体こたい変異へんいしょうじる可能かのうせいがあることなどからこころみられることがおおい。 サボテンは自家じか和合わごうせいどういち個体こたい花粉かふん柱頭ちゅうとう受粉じゅふんしても結実けつじつしない)の種類しゅるいおおく、結実けつじつさせるためには同種どうしゅべつ個体こたい花粉かふんを授粉する必要ひつようがある。日本にっぽんではほとんどの場合ばあい昆虫こんちゅうたちが外来がいらい植物しょくぶつであるサボテンのはなみつこと学習がくしゅうしていないため、自家じか和合わごうせい品種ひんしゅのぞけば、事実じじつじょう人工じんこう受粉じゅふん作業さぎょう必須ひっすになる。なお、ひとつの個体こたいからなど栄養えいよう繁殖はんしょくやされた個体こたい同士どうしおや遺伝いでんてき同一どういつクローンであり、どういち個体こたいからの同士どうしどういち個体こたいみき枝分えだわかれしたえだしたものなどを受粉じゅふんさせると、(自家じか和合わごうせい品種ひんしゅのぞき)自家じか受粉じゅふん同様どうよう種子しゅしができない。果実かじつ種子しゅしおおきさやかたち種類しゅるいによってかなりことなる。果実かじつ緑色みどりいろから赤色あかいろじゅくすものがおおく、種子しゅし通常つうじょう黒色こくしょくである。

採種さいしゅするためにはじゅくした果実かじつガーゼなどでつつみ、水中すいちゅうつぶすようにしてあらうとよい。ただし、ウチワサボテンのように果実かじつとげゆうしている場合ばあいには注意ちゅうい必要ひつようである。ガーゼにのこった種子しゅしかみうえなどで乾燥かんそう播種はしゅするとよい。播種はしゅはポットに清潔せいけつ用土ようどたし、充分じゅうぶん潅水かんすいしたのちおこなうとよい。微細びさい種子しゅし播種はしゅ覆土ふくどをかぶせること)する必要ひつようはないが、発芽はつがするまでは絶対ぜったい乾燥かんそうさせないようこしすい底面ていめん吸水きゅうすい潅水かんすいおこなう。播種はしゅはち表面ひょうめんかみおおい、さらにガラスいたなどでおおうとよい。

発芽はつがただちにかみのぞき、ガラスばんおおいをすこしずつけていくとよい。

栄養えいよう繁殖はんしょく[編集へんしゅう]

えだいたってする。する部分ぶぶん鋭利えいり刃物はものり、くち日陰ひかげ通常つうじょう1週間しゅうかんくらい乾燥かんそうさせる。ふとはしらサボテンなら2〜3週間しゅうかんくらい乾燥かんそうさせる。用土ようどすなバーミキュライトなどをすこ湿しめらせたものを使つかう。する部分ぶぶんは、用土ようどめたりしたりせずに、しずかにいておく。
くちおおきい場合ばあい乾燥かんそうちゅう中心ちゅうしんへこみ、支障ししょうがあるため、あらかじ周囲しゅういかわ部分ぶぶんけずり、中心ちゅうしん突出とっしゅつさせた状態じょうたい乾燥かんそうさせたほうがよい。
ぐされしやすいたねをしにくいたね台木だいぎいだり生長せいちょうおそたねはやたね台木だいぎいだりすることで栽培さいばい容易よういにするのが利点りてんである。コノハサボテン、ハシラサボテン、ウチワサボテンなどを台木だいぎとしてもちいることがおおい。台木だいぎがハシラサボテンかウチワサボテンの場合ばあいは、台木だいぎ維管たばいちてんだけでもわせ、活着かっちゃくするまでいと固定こていする(実生みしょうぎではとく固定こていしない)。台木だいぎがコノハサボテンの場合ばあいは、とがらせた台木だいぎ先端せんたんしてからピンやサボテンのとげ固定こていする。特殊とくしゅかたとして、実生みしょうぎ、一部いちぶとげ部分ぶぶんだけのさかぎなどがある。
緋牡丹ひぼたんなど、葉緑素ようりょくそたないので、この方法ほうほうでしかそだてることができない品種ひんしゅ存在そんざいする。
ハシラサボテンを台木だいぎとする場合ばあい同様どうようかわ部分ぶぶんけずり、中心ちゅうしん突出とっしゅつさせて調整ちょうせいする必要ひつようがある。また、ウチワサボテンを台木だいぎとする場合ばあい扁平へんぺいりょうはし部分ぶぶんななめにけずとしておくほうがよい。これらの作業さぎょうおこたるとサボテンが変形へんけいして活着かっちゃくしないことがある。
台木だいぎたねことなる場合ばあい親和しんわせいられる場合ばあいもあるため注意ちゅういようする。相性あいしょうによっては活着かっちゃくしなかったり、すうねん台木だいぎ交換こうかんする必要ひつようてくる。
ウイルス感染かんせんふせぐため、1つのサボテンをあつかうごとにナイフなどを消毒しょうどくする必要ひつようがある(実生みしょうなえなどウイルスフリーかぶのぞく)。

利用りよう[編集へんしゅう]

食用しょくよう[編集へんしゅう]

屋台やたいられているトゥナ
ノパルの野菜やさいいた

ひもサボテンぞく果実かじつドラゴンフルーツ)やウチワサボテンぞく果実かじつトゥナTuna)はおも中南米ちゅうなんべいきたアフリカアラブ諸国しょこくのほかスペインフランスギリシャイタリアといったヨーロッパ国々くにぐに一般いっぱんてき果物くだものである。ウチワサボテンぞくメキシコイスラエルタイなどで果樹かじゅとして栽培さいばいもされている。ウチワサボテンのわかくきぶしノパル英語えいごばんメキシコ料理りょうりでは野菜やさいとしてあつかわれる。豊富ほうふミネラル繊維せんいしつビタミンふくみ、むかしから貴重きちょう食物しょくもつとして珍重ちんちょうされた大切たいせつ栄養えいようげんである。さらにきず手当てあてねつさましなどの治療ちりょう肥満ひまん糖尿とうにょうびょう二日酔ふつかよ便秘べんぴ日焼ひやによるシミなどを予防よぼうする民間みんかんやくとしても使つかわれてきた。

メキシコではかつて、ノパルやツゥナは貧困ひんこんそうべる野菜やさいだったが、現在げんざいでは健康けんこういとして富裕ふゆうそうにもひろがっている。サボテンの加工かこう食品しょくひんトルティーヤピクルススナック菓子すなっくがしなど)を製造せいぞうする企業きぎょうもある[16]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく育種いくしゅルーサー・バーバンクは、サボテンを改良かいりょうして食用しょくよう飼料しりょうようトゲナシサボテンつくげた。バーバンクはヒョウくちだらけにしてサボテンをべている姿すがたて、トゲナシサボテンへの改良かいりょう着想ちゃくそうたという[4]同国どうこくサンタローザ (カリフォルニアしゅう)にあるバーバンク博物館はくぶつかん栽培さいばい展示てんじされているが、とげのこるものが時折ときおりしょうじており、完全かんぜんとげなしではない[16]

日本にっぽんでは、サボテンのとげいたうえいてサボテンステーキ提供ていきょうするみせもある。春日井かすがいではサボテン料理りょうりてん複数ふくすうあり、ノパルの加工かこう食品しょくひん販売はんばいされている[15]愛知あいちけんにある名城大学めいじょうだいがく農学部のうがくぶはサボテンのPRや商品しょうひん開発かいはつむ「ノパルノプロジェクト」をすすめており、2020ねん10がつにはサボテンを使つかったパン学内がくないカフェで提供ていきょうした[17]

動物どうぶつ飼料しりょう
水分すいぶんおおふくむノパルを飼料しりょうとしてあたえると家畜かちく飲水のみみずりょう抑制よくせいでき、乾燥かんそう地帯ちたいにおける畜産ちくさんぎょうたすけになる[16]。また、染料せんりょうとなる昆虫こんちゅうコチニールカイガラムシ養殖ようしょくにも使つかわれた[18]

くすり[編集へんしゅう]

ペヨーテpeyote, Lophophora williamsii和名わみょうはウバタマ「がらすだま」)というサボテンにはメスカリンなどのアルカロイドふくまれ、これを乾燥かんそうしたものをんだりせんじてんだりすると幻覚げんかく高揚こうようかんられる。ナヴァホぞくなどのアメリカ・インディアン一部いちぶ部族ぶぞくはペヨーテを宗教しゅうきょう儀式ぎしきのときに使つかうことがある。

また、中南米ちゅうなんべい先住民せんじゅうみん食用しょくようウチワサボテンを火傷かしょういたみの緩和かんわ疾患しっかん皮膚ひふ疾患しっかんかん障害しょうがい、アルコール依存いぞんしょうなどの治療ちりょうもちいた[19]。また、食用しょくようウチワサボテンは血糖けっとう低下ていか作用さよう・コレステロール低下ていか作用さよう脂質ししつ吸収きゅうしゅう阻害そがいこうウイルス作用さようなども確認かくにんされている[19]

観葉かんよう植物しょくぶつがこ[編集へんしゅう]

さまざまな品種ひんしゅ観葉かんよう植物しょくぶつとしてそだてられている。また、とげつことから防犯ぼうはん効果こうか生垣いけがき畜産ちくさん動物どうぶつまもしがらみPen英語えいごばん)にももちいられる。

それ以外いがい利用りよう[編集へんしゅう]

はしらサボテンをいちれつしてフェンスにしている。

チリペルーなどでははしらサボテンのしんレインスティックrainstick)という楽器がっきつくられている。このはしらサボテンはおもNormataばれるたねで、その木質もくしつしんのまわりからなか空洞くうどうにサボテンのとげをたくさんし、空洞くうどうおおくの小石こいしれてある。これをかたむけると小石こいしとげたってあめのようなおとる。

ケレウスぞく妖精ようせいしろCereus tetragonus)や鬼面きめんかくCereus peruvianus)などいくつかの品種ひんしゅ電磁波でんじはサボテンなどしょうして、電磁波でんじは吸収きゅうしゅうするサボテンとして販売はんばいされることがあるが、科学かがくてき根拠こんきょはもとより、その根拠こんきょとなっている論文ろんぶん存在そんざいしない。 岐阜ぎふけんのサボテン生産せいさん業者ぎょうしゃ販売はんばい促進そくしん目的もくてきひろめたというせつ有力ゆうりょくである。なお、その植物しょくぶつでも同様どうよう文句もんくられることがあるがやはり根拠こんきょ存在そんざいしていない。

アルゼンチンウマウアカではサボテンのしん建築けんちくざいやランプシェードとして加工かこうしている。メキシコオアハカしゅうなどでは成長せいちょうしたはしらサボテンをいちれつならべてフェンスとして活用かつようしている。

はしらサボテンのとげ蓄音器ちくおんきはりとして利用りようされ、ソーンはりthorn needle)とばれる。てつはりほどレコードいためず、たけはりよりすりりにくいため一部いちぶ蓄音器ちくおんき愛好あいこう人気にんきがあるが、はりくらべると高価こうかである。

テキーラメスカル)の材料ざいりょうとして誤解ごかいされることがあるが、テキーラのもとになるものはリュウゼツランである。

文化ぶんか[編集へんしゅう]

サボテンえん[編集へんしゅう]

グラン・カナリアとうラ・アルデア・デ・サン・ニコラスにあるサボテンえん

サボテンえんえい:Cactus_garden)カクタリウム(cactarium)またはcactuario(ラテン語らてんごcactarium)もしくはサボテンしつは、サボテンをせんもんえた庭園ていえん植物しょくぶつえんあるいは温室おんしつである。

一般いっぱんにサボテンをせんもんあつめているが、サブラ、竜舌蘭りゅうぜつらん/アガベ、ヒルガオなど砂漠さばく地帯ちたい生息せいそくする植物しょくぶつれることもあるが、これにはサボテンをくわえて乾燥かんそう地帯ちたい再現さいげんするゼリスケープガーデン英語えいごばんという総称そうしょうてき呼称こしょうがある。

サボテンは乾燥かんそうした環境かんきょう必要ひつようとするため、おおくのくにではあめふせぐための温室おんしつ/サボテンかんでコレクションが保管ほかんされている。サボテンかんはまた、世界せかい砂漠さばく自生じせいするほか植物しょくぶつ植物しょくぶつをホストする傾向けいこうがある。

みず必要ひつようせいひくいため、持続じぞく可能かのうなガーデニングとしても選択せんたく可能かのう[20]

レブティア・ミヌスキュラ
hand-painted スパイクをEchinocactus grusonii[21][22]

サボテンは、ヨーロッパじんにとって珍奇ちんき外見がいけんから、ヨーロッパじんによる最初さいしょアメリカ大陸あめりかたいりく植民しょくみんから注目ちゅうもくされ、16世紀せいきにはすでに観賞かんしょうよう植物しょくぶつとしてヨーロッパにまれた。

サボテンの最初さいしょのコレクションとして、16世紀せいき後半こうはん薬剤師やくざいしのモーガンによってロンドン収集しゅうしゅうされたことがられている[23]。サボテンなどの多肉植物たにくしょくぶつつね人気にんき継続けいぞくし、そうしておおくのサボテンの生物せいぶつがくてき特性とくせい - 頻繁ひんぱんでないみずやりのたいせいかわいた空気くうき後者こうしゃ室内しつない栽培さいばいには不可欠ふかけつ)および栄養えいよう生殖せいしょく手軽てがるさ - によって促進そくしんされていった。また、室内しつない栽培さいばいのサボテン(とくレブチア)はなつあいだはちのままにわ移動いどうさせることが可能かのうとわかる[24]。 ヨーロッパでは各国かっこく植物しょくぶつえんだけでなく個人こじん温室おんしつでも、かなりのコレクションを蓄積ちくせきしている。

日本にっぽんでの場合ばあいサボテンえんというと、サボテン・多肉植物たにくしょくぶつせんもんあつか生産せいさん販売はんばいてん農場のうじょうのケースがあるので注意ちゅうい[25]植物しょくぶつえんとしては前述ぜんじゅつ伊豆いずシャボテン公園こうえんのほか、常盤ひたち公園こうえん (宇部うべ)ときわミュージアム本館ほんかんサボテンしつみどりはな彫刻ちょうこく博物館はくぶつかんサボテンしつよる越山こしやま森林公園しんりんこうえんサボテンえんなどがある。サボテン公園こうえん参照さんしょう

宮崎みやざきけん日南にちなんにはかつてサボテンハーブえん存在そんざいした。

サボテンの分類ぶんるい[編集へんしゅう]

Cactoideae カクタス[編集へんしゅう]

Browningieae ブラウニンギアれん[編集へんしゅう]

Cacteae カクタスれん[編集へんしゅう]

サボテンの種類しゅるい多肉植物たにくしょくぶつたね Coryphantha ramillosa
がらすだま
ツルビニカルプス ディキソニアエ
Turbinicarpus schmiedickeanus var. dickisoniae

Calymmantheae カリムマンテウムれん[編集へんしゅう]

Cereeae ケレウスれん[編集へんしゅう]

Hylocereeae クジャクサボテンれん[編集へんしゅう]

ゲッカビジン

Notocacteae ノトカクタスれん[編集へんしゅう]

ノトカクタス・ミニムス
Notocactus minimus

Pachycereeae パキケレウスれん[編集へんしゅう]

ベンケイチュウ
  • Acanthocereus (Engelm. ex A.Berger) Britton & Rose アカントケレウスぞく
  • Bergerocactus Britton & Rose ベルゲロケレウスぞく
  • Carnegiea Britton & Rose カルネギアぞく
  • Cephalocereus Pfeiff. ケファロカクタスぞく
  • Corryocactus Britton & Rose コリオカクタスぞく
  • Echinocereus Engelm. エキノケレウスぞく
  • Escontria Rose エスコントリアぞく
  • Leptocereus (A.Berger) Britton & Rose レプトケレウスぞく
  • ×Myrtgerocactus Moran ミルトゲロカクタスぞく(=ミルティロカクタスぞくxベルゲロカクタスぞく
  • Myrtillocactus Console ミルティロカクタスぞく
  • Neobuxbaumia Backeb. ネオブクスバウミアぞく
  • ×Pacherocactus G.D.Rowley パケロカクタスぞく(=パキケレウスぞくxベルゲロカクタスぞく
  • Pachycereus (A.Berger) Britton & Rose パキケレウスぞくたけりんばしら)など
  • Peniocereus (A.Berger) Britton & Rose ペニオケレウスぞく
  • Polaskia Backeb. ポラスキアぞく
  • Pseudoacanthocereus F.Ritter プセウドアカントケレウスぞく
  • Stenocereus (A.Berger) Riccob. ステノケレウスぞく

Rhipsalideae リプサリスれん[編集へんしゅう]

シャコバサボテンはな

Trichocereeae トリコケレウスれん[編集へんしゅう]

ギムノカリキウム 竜頭りゅうず
Gymnocalycium quehlianum
  • Haageocereus Backeb. ハーゲノケレウスぞく
  • ×Haagespostoa G.D.Rowley ハーゲスポストアぞく(=ハーゲノケレウスぞく×エスポストアぞく
  • Harrisia Britton ハリシアぞく
  • Leocereus Britton & Rose レオケレウスぞく
  • Matucana Britton & Rose マトゥカナぞく
  • Mila Britton & Rose ミラぞく
  • Oreocereus (A.Berger) Riccob. オレオケレウスぞく
  • Oroya Britton & Rose オロヤぞく
  • Pygmaeocereus H.Johnson & Backeb. ピグマエオケレウスぞく
  • Rauhocereus Backeb. ラウホケレウスぞく
  • Rebutia K.Schum. レブティアぞく
  • Samaipaticereus Cárdenas サマイパティケレウスぞく
  • Weberbauerocereus Backeb. ウェベルバウエロケレウスぞく
  • Yungasocereus F.Ritter ユンガソケレウスぞく

Maihuenioideae マイフエニア[編集へんしゅう]

  • Maihuenia (Phil. ex F.A.C.Weber) K.Schum. マイフエニアぞく

Opuntioideae オプンティア[編集へんしゅう]

Austrocylindropuntieae アウストロキリンドロプンティアれん[編集へんしゅう]

Cylindropuntieae キリンドロプンティアれん[編集へんしゅう]

  • Corynopuntia F.M.Knuth コリノプンティアぞく
  • Cylindropuntia (Engelm.) F.M.Knuth キリンドロプンティアぞく
    • チョヤサボテン(まつあらし、ショウラン)
  • Grusonia F.Rchb. ex Britton & Rose グルソニアぞく
  • Micropuntia Daston ミクロプンティアぞく
  • Pereskiopsis Britton & Rose ペレスキオプシスぞく
  • Quiabentia Britton & Rose クィアベンティアぞく

Opuntieae オプンティアれん[編集へんしゅう]

をつけたオプンティア(Opuntia brasiliensis

Pterocacteae プテロカクタスれん[編集へんしゅう]

Tephrocacteae テフロカクタスれん[編集へんしゅう]

Pereskioideae コノハサボテン[編集へんしゅう]

  • Pereskia Mill. コノハサボテンぞくわれている

保護ほご[編集へんしゅう]

サボテンぜんたねワシントン条約じょうやく附属ふぞくしょIIるい指定していされている(ただし、一部いちぶ交配こうはいしゅサボテンなどはのぞく。また、AriocarpusDiscocactus ひとし附属ふぞくしょIるい指定していされている)。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 着生ちゃくせいれん三角柱さんかくちゅうれん鱗片りんぺんじょうつことがある。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ Angiosperm Phylogeny Group (2009). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG III”. Botanical Journal of the Linnean Society 161 (2): 105–121. doi:10.1111/j.1095-8339.2009.00996.x. 
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  3. ^ 中村なかむらひろし園芸えんげい植物しょくぶつめい由来ゆらい』(東京書籍とうきょうしょせき)236-237ぺーじ
  4. ^ a b 中村なかむら 239ぺーじ
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  11. ^ 研究けんきゅう概要がいよう”. www-agr.meijo-u.ac.jp. 名城大学めいじょうだいがく. 2023ねん8がつ28にち閲覧えつらん
  12. ^ サボテンはすごい! 過酷かこく環境かんきょうおどろきのしくみ 作成さくせいしゃ: 堀部ほりべ貴紀たかのり 発行はっこうねん:2022 p.58
  13. ^ a b サボテンはすごい! 過酷かこく環境かんきょうおどろきのしくみ 作成さくせいしゃ: 堀部ほりべ貴紀たかのり 発行はっこうねん:2022 p.52‐60
  14. ^ "copiapoa スタッフブログ"
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  20. ^ (スペイン) 5 tips to build a cactus, https://www.lavoz.com.ar/espacio-de-marca/cinco-tips-para-armar-un-cactario 2021ねん1がつ31にち閲覧えつらん 
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  23. ^ 11 Golden Rules For Watering A Cactus” (日本語にほんご). CactusWay (2019ねん7がつ13にち). 2022ねん7がつ15にち閲覧えつらん
  24. ^ По материалам сайта Вестник цветовода. Archived 2011-10-20 at the Wayback Machine. です。20111020022012 Archived 2011-10-20 at the Wayback Machine.
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  26. ^ William Henry Edwards or シデナム・エドワーズ
  27. ^ Boyd Alexander (1873–1910) Ornithologist or Charles Paul Alexander (1889-1981) Entomologist

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]