ザウバー・C16

**ザウバー・C16**
カテゴリー	F1
コンストラクター	ザウバー
デザイナー	レオ・レス
先代せんだい	ザウバー・C15
後継こうけい	ザウバー・C17
主要しゅよう諸しょ元もと
シャシー	カーボンファイバーハニカムコンポジット
サスペンション（前まえ）	ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド, コイルスプリング/ダンパー
サスペンション（後ご）	ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド, コイルスプリング/ダンパー
エンジン	ペトロナス（フェラーリ）SPE-01 75度ど V10
トランスミッション	ザウバー製せい 6速そく縦たて置おきセミAT
燃料ねんりょう	ペトロナス
タイヤ	グッドイヤー
主要しゅよう成績せいせき
チーム	レッドブルザウバーペトロナス
ドライバー	16. ジョニー・ハーバート; 17. ニコラ・ラリーニ; 17. ジャンニ・モルビデリ; 17. ノルベルト・フォンタナ
出走しゅっそう時期じき	1997年ねん
コンストラクターズタイトル	0
ドライバーズタイトル	0
初戦しょせん	1997年ねんオーストラリアグランプリ
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ザウバー・C16 (Sauber C16)は、ザウバーが1997年ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけんに投入とうにゅうしたフォーミュラ1カー。開発かいはつ責任せきにん者しゃはレオ・レス。1997年ねんの開幕かいまく戦せんから最終さいしゅう戦せんまで使用しようされた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

2年間ねんかん使用しようしたフォードのワークスエンジンZetec-Rの使用しよう権けんがスチュワートに移うつることになり、新あらたにフェラーリと契約けいやくを結むすんで、カスタマーエンジンユーザーとなった。フェラーリが前年ぜんねん使用しようしたティーポ046/1エンジンの供給きょうきゅうを受うけ、スポンサーのペトロナスのバッジネームを付つけて、「ペトロナスSPE-01」と呼称こしょうした（SPEは「ザウバー・ペトロナス・エンジニアリング」の略りゃく）。併あわせてフェラーリから後藤ごとう治おさむが派遣はけんされ、エンジンのチューニングを担当たんとうすることになった。

フェラーリエンジンの搭載とうさいは2006年ねんにBMWがチームを買収ばいしゅうするまで続つづけられた。

1997年ねんシーズン[編集へんしゅう]

ドライバーはチーム2年ねん目めとなるジョニー・ハーバートに加くわえて、エンジン供給きょうきゅうの関係かんけいから、フェラーリのテストドライバーであったラリーニがセカンドシートを獲得かくとくした。

しかしながらラリーニは5戦せんを持もって解雇かいこされ、ジャンニ・モルビデリが代かわってドライブする。モルビデリもシーズン中ちゅう2度どの骨折こっせつを負おい、その間あいだはテストドライバーで、フォーミュラ・ニッポンに参戦さんせん中ちゅうのノルベルト・フォンタナが代かわってドライブした。3名めいともエースドライバーのハーバートを上回うわまわる成績せいせきを残のこすことはできなかった。

いくつかの期待きたいに対たいして、C16はシーズン当初とうしょ競争きょうそう力りょくを発揮はっきしたが、シーズンが進すすむにつれて潤沢じゅんたくな資金しきんを持もつライバルたちに比くらべて開発かいはつが進すすまず、その戦闘せんとう力りょくは低下ていかしていった。ハーバートはハンガリーで3位いに入賞にゅうしょうしたが、これは本家ほんけのフェラーリ2台だいを打うち破やぶってのものであった。

この年とし、チームはコンストラクターズ7位いでシーズンを終おえた。獲得かくとくした16ポイントのうち、15ポイントがハーバートによるものであった。

F1における全ぜん成績せいせき[編集へんしゅう]

(key) （太字ふとじはポールポジション）

年とし	チーム	エンジン	タイヤ	ドライバー	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	ポイント	順位じゅんい
1997年ねん	ザウバー	ペトロナス V10	G		AUS	BRA	ARG	SMR	MON	ESP	CAN	FRA	GBR	GER	HUN	BEL	ITA	AUT	LUX	JPN	EUR	16	7th
				ジョニー・ハーバート	Ret	7	4	Ret	Ret	5	5	8	Ret	Ret	3	4	Ret	8	7	6	8
				ニコラ・ラリーニ	6	11	Ret	7	Ret
				ジャンニ・モルビデリ						14	10				Ret	9	12	9	9	DNS
				ノルベルト・フォンタナ								Ret	9	9							14