ゼネラル・エレクトリック/ロールス・ロイス F136

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F136

F136GE・アビエーションロールス・ロイス戦闘せんとうエンジンチームがF-35 ライトニング IIけに開発かいはつしていた先進せんしんてきターボファンエンジンである。F136はF135代替だいたいエンジンとして開発かいはつされ、導入どうにゅうこくによりどちらかを選択せんたくできるようにする予定よていであった。F136はF135のベースであるプラット・アンド・ホイットニー F119対抗たいこうエンジンであったゼネラル・エレクトリック YF120をベースに開発かいはつされ可変かへんサイクルからじゅんターボファンするなどの構造こうぞう簡略かんりゃく推力すいりょく向上こうじょうはかられている。

GE/RR 戦闘せんとうエンジンチームはGEアビエーション(GE)とロールスロイス(RR)の共同きょうどう事業じぎょうである。GEが60% RRが40%出資しゅっししている。GEはトルコのTurkish Engine Industries (TEI)も参加さんかしている。

開発かいはつ[編集へんしゅう]

2010ねん以降いこうF135にくわ互換ごかんせいのあるF136も搭載とうさいされる予定よていであった。なお、ロールス・ロイスのリフトファンはF135でもF-35B搭載とうさいされる。

分担ぶんたん
  • リフトファン - ロールス・ロイス
  • エンジンからファンの開発かいはつ - アリソン
  • 3じくスイベルモジュール(推力すいりょく偏向へんこう) - ゼネラル・エレクトリック
  • ロールポスト(ロールじく制御せいぎょ) - ゼネラル・エレクトリック

エンジンの推力すいりょくは18,000 lbf (80 kN)、リフトファンは20,000 lbf (89 kN)、ロールポストのコールドスラストは1,950 lbf (8.7 kN)で合計ごうけい 39,950 lbf (178 kN) で 40,000 lbf (178 kN) までえる。既存きそん同種どうしゅ機体きたいであるハリアーのペガサスエンジン推力すいりょく最大さいだい 23,800 lbf (106 kN)である。アフターバーナー点火てんか最大さいだい推力すいりょくは191 kNである。

開発かいはつ中止ちゅうし[編集へんしゅう]

議会ぎかいより代替だいたいエンジンの予算よさん(4おく5,000ドル)が無駄むだとの指摘してきけ、2011ねん2がつ11にち投票とうひょうにより開発かいはつ計画けいかく中止ちゅうしされ、国防省こくぼうしょうからの資金しきん供給きょうきゅう停止ていしされた。この時点じてんでエンジンの開発かいはつ作業さぎょうは8わりほどが完了かんりょうしていたため、ロールス・ルイス、ゼネラル・エレクトリック各社かくしゃ国防省こくぼうしょうからの資金しきん提供ていきょう停止ていし自社じしゃ資金しきんによる開発かいはつ目指めざしていたが、同年どうねん12がつ2にち利益りえきのぞめないことを理由りゆう開発かいはつ中止ちゅうししたことを発表はっぴょうした[1][2]

構成こうせい[編集へんしゅう]

  • 低圧ていあつファン:3だん
  • こうあつ圧縮あっしゅく:5だん
  • アニュラがた燃焼ねんしょう
  • こうあつタービン:1だん
  • 低圧ていあつタービン:3だん
  • 再燃さいねん装置そうち

にケーシングるいFADECやAGBといったるいなどがくわわる。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ COLIN CLARK (2011ねん12月2にち). “F136, Rest In Peace; GE, Rolls Formally Declare It’s Over”. BREAKING DEFENSE. http://breakingdefense.com/2011/12/02/f136-rest-in-peace-ge-rolls-formally-declare-its-over/ 
  2. ^ F-35開発かいはつ中止ちゅうしになったら③代替だいたいエンジン開発かいはつ途中とちゅう中止ちゅうし

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]