ロサ・ダマスケナ

ロサ・ダマスケナ
ロサ・ダマスケナ
分類ぶんるい
界さかい : 植物しょくぶつ界かい　Plantae 階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ門もん　Angiosperms 階級かいきゅうなし : 真正しんしょう双そう子葉しよう類るい　Eudicots 目め : バラ目め　Rosales 階級かいきゅうなし : バラ類るい　Rosids 科か : バラ科か　Rosaceae 属ぞく : バラ属ぞく　Rosa 種たね : R. × damascena
学名がくめい
Rosa × damascena

ジャムの材料ざいりょうとして集あつめられたロサ・ダマスケナの花はなびら

ロサ・ダマスケナ（Rosa × damascena）は、バラの品種ひんしゅであり、ダマスクローズ（Damask rose）という別名べつめいで知しられており、トルコがイラン、ブルガリアを凌しのぎ、世界一せかいいちの生産せいさん量りょうを有ゆうする。。

花はなは優良ゆうりょうな香かおりで知しられており、香水こうすいの成分せいぶんとして使用しようされるローズオイル（ローズ・オットー又またはローズ・アブソリュート）を抽出ちゅうしゅつするためとさらにローズウオーターやローズコンクリートを作つくるためにも商業しょうぎょう的てきに収穫しゅうかくされている。 花はなびらは食用しょくようとなり、調味ちょうみ料りょう、付つけ合あわせ、ハーブティの材料ざいりょうとして用もちいられることが多おおく、グルカンドのような砂糖さとう漬づけもある。

ロサ・ダマスケナはロサ・ガリカ(Rosa gallica)とロサ・モスカタ(Rosa moschata)の交雑こうざつで得えられた雑種ざっしゅであり、さらなるDNA分析ぶんせきによって、もう一ひとつの品種ひんしゅロサ・フェドチェンコアナもロサ・ダマスケナと関係かんけいすることが示しめされた。

特徴とくちょう

ロサ・ダマスケナは落葉らくよう性せい低木ていぼくで、最大さいだい2.2mの高たかさまで延のび、茎くきに頑丈がんじょうで曲まがった刺とげと強つよい剛毛ごうもうがこんもりついている。葉はは羽はね状じょうで小しょう葉はが5つ（珍めずらしくは7つ）ある。バラの色いろは薄うすいピンクから薄うすい赤あかの内うち。相対そうたい的てきに小ちいさくある花はなが房ぼうで咲さく。形かたちが不ふ様式ようしき。オールドローズの大切たいせつな種類しゅるいとして考かんがえられ、数種類すうしゅるいのバラの筋目すじめにもあるから大切たいせつに考かんがえられている。

種類しゅるい

この雑種ざっしゅは2つの種類しゅるいに分わけている

• 夏なつダマスク　(R. × damascena nothovar. damascena)：花期かきが短みじかくて夏なつのみ。
• 冬ふゆダマスク　(R. × damascena nothovar. semperflorens (Duhamel) Rowley)：花期かきがより長ながくて秋あきまで。それ以外いがいに夏なつダマスクとは見分みわけがつかない。

現在げんざいも人気にんきがある一いち例れいはイスパハンと言いう栽培さいばい品種ひんしゅである。

外部がいぶリンク

• 「「ダマスクローズ」について詳くわしく載のっている資料しりょうを紹介しょうかいして欲ほしい。」（宮城みやぎ県けん図書館としょかん） - レファレンス協同きょうどうデータベース
• ウィキメディア・コモンズには、Rosa × damascena (カテゴリ)に関かんするメディアがあります。
• ウィキスピーシーズには、ロサ・ダマスケナに関かんする情報じょうほうがあります。