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リッサウイルス感染かんせんしょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーストラリアコウモリリッサウイルスの透過とうかがた電子でんし顕微鏡けんびきょう写真しゃしん

リッサウイルス感染かんせんしょう(リッサウイルスかんせんしょう、Lyssavirus infection)は、ラブドウイルスリッサウイルスぞくウイルス病原びょうげんたいとするウイルスせいひとじゅう共通きょうつう感染かんせんしょうである。

リッサウイルスぞくは14しゅ確認かくにんされており、狂犬病きょうけんびょうウイルスはそのひとつ。それ以外いがいのリッサウイルス (nonrabies lyssaviruses) は狂犬病きょうけんびょう類似るいじウイルス (rabies-related viruses) ともばれ、同様どうようじゅうあつし症状しょうじょうこすものの感染かんせんれい非常ひじょうすくないことから、法令ほうれいなどでは一括いっかつしてあつかわれている。日本にっぽんでは2014ねん現在げんざいまで、感染かんせん・ウイルス検出けんしゅつともに事例じれいい。

病原びょうげんたい

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リッサウイルスぞくは7つの遺伝子いでんしがた分類ぶんるいされ[1]、1〜7の番号ばんごうられている。

Genotype 2〜7のおも宿主しゅくしゅコウモリで、これまでアフリカ、ヨーロッパ、オーストラリア大陸たいりくでウイルスが確認かくにんされているほか、東南とうなんアジアでも抗体こうたいつコウモリがつかっている。

治療ちりょう

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報告ほうこくされている感染かんせんれいは1968〜2002ねんにかけて9れい非常ひじょうすくなく、モコラウイルスに感染かんせんしたが短期間たんきかん回復かいふくした1れいのぞ感染かんせんしゃ全員ぜんいん死亡しぼうしている[2]

ウイルスの構造こうぞう性質せいしつ狂犬病きょうけんびょうウイルスと類似るいじしていて、臨床りんしょう症状しょうじょうおなじなので、区別くべつには遺伝子いでんしがた確認かくにんする必要ひつようがある。モコラウイルスをのぞき、狂犬病きょうけんびょうワクチンによる予防よぼう効果こうかがあるため、治療ちりょうにも有効ゆうこうかんがえられている[3]

出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Neighbor‐Joining ほうによるリッサウイルスの系統けいとうじゅ 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ 感染かんせんしょう情報じょうほうセンター
  2. ^ リッサウイルス感染かんせんしょうとは 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ
  3. ^ リッサウイルス感染かんせんしょう 感染かんせんしょう情報じょうほうセンター 国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ