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感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつ

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感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつ
日本国政府国章(準)
日本にっぽん法令ほうれい
通称つうしょう略称りゃくしょう 感染かんせんしょうほう
感染かんせんしょう予防よぼうほう
感染かんせんしょう新法しんぽう
法令ほうれい番号ばんごう 平成へいせい10ねん法律ほうりつだい114ごう
種類しゅるい 医事いじほう
効力こうりょく 現行げんこうほう
成立せいりつ 1998ねん9がつ25にち
公布こうふ 1998ねん10がつ2にち
施行しこう 1999ねん4がつ1にち
所管しょかん 厚生こうせい労働省ろうどうしょう
保健ほけん医療いりょうきょく健康けんこうきょく健康けんこう生活せいかつ衛生局えいせいきょく
おも内容ないよう 感染かんせんしょう予防よぼうおよび感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする措置そちさだめる
関連かんれん法令ほうれい 検疫けんえきほう
学校がっこう保健ほけん安全あんぜんほう
新型しんがたインフルエンザとう対策たいさく特別とくべつ措置そちほう
条文じょうぶんリンク 感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつ - e-Gov法令ほうれい検索けんさく
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感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつ(かんせんしょうのよぼうおよびかんせんしょうのかんじゃにたいするいりょうにかんするほうりつ、平成へいせい10ねん10がつ2にち法律ほうりつだい114ごう)は、感染かんせんしょう予防よぼうおよび感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつである。通称つうしょうは、感染かんせんしょう予防よぼうほう感染かんせんしょうほう感染かんせんしょう新法しんぽうなど。

本法ほんぽうは、従来じゅうらいの「伝染でんせんびょう予防よぼうほう」、「性病せいびょう予防よぼうほう」、「エイズ予防よぼうほう」の3つを統合とうごう1998ねん制定せいてい公布こうふされ、1999ねん4がつ1にち施行しこうされた。その2007ねん4がつ1にち、「結核けっかく予防よぼうほう」を統合とうごうし、また人権じんけん意識いしきたかまりから「人権じんけん尊重そんちょう」や「最小さいしょう限度げんど措置そち原則げんそく」を明記めいきするなどの改正かいせいがなされた。2021ねん2がつには、新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう(COVID-19)拡大かくだい防止ぼうしけた関連かんれん法案ほうあん改正かいせいがあった。

主務しゅむ官庁かんちょう

連携れんけい

感染かんせんしょう分類ぶんるい

感染かんせんりょく罹患りかんした場合ばあいじゅうあつしせいなどにもとづき、感染かんせんしょう危険きけんせいたかじゅん一類いちるいからるい分類ぶんるいしている。

このほかひとじゅう共通きょうつう感染かんせんしょうへの対策たいさくもある。また、動物どうぶつ感染かんせんしょうには、狂犬病きょうけんびょう予防よぼうほう家畜かちく伝染でんせんびょう予防よぼうほう規制きせいもあるが、狂犬病きょうけんびょうブルセラしょうなど双方そうほう指定していされている病気びょうきもある。

感染かんせんしょうほうじょう感染かんせんしょう分類ぶんるい
分類ぶんるい 根拠こんきょ法令ほうれい 感染かんせんしょう名称めいしょう きゅう伝染でんせんびょう予防よぼうほう
での分類ぶんるい
学校がっこう感染かんせんしょう指定してい 検疫けんえき感染かんせんしょう 検疫けんえきほううえ
停留ていりゅう期間きかん
患者かんじゃ
入国にゅうこく拒否きょひ
備考びこう 感染かんせんしょう発生はっせい動向どうこう調査ちょうさ
一類いちるい
感染かんせんしょう
感染かんせんしょうほう6じょう2こう 1ごう エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ
(エボラウイルスびょう
だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 504あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes 全数ぜんすう報告ほうこく
2ごう クリミア・コンゴ出血しゅっけつねつ だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 216あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
3ごう 痘そう天然痘てんねんとう 法定ほうてい伝染でんせんびょう だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 408あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
4ごう 南米なんべい出血しゅっけつねつ だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 384あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
5ごう ペスト 法定ほうてい伝染でんせんびょう だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 144あいだ
検疫けんえきほう16じょう3こう
Yes
6ごう マールブルグびょう だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 240あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
7ごう ラッサねつ 指定してい伝染でんせんびょう だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう1こう 504あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
るい
感染かんせんしょう
感染かんせんしょうほう6じょう3こう 1ごう 急性きゅうせいはいしろずいえん(ポリオ) 指定してい伝染でんせんびょう だいいちしゅ No Yes
2ごう 結核けっかく だいしゅ No Yes
3ごう ジフテリア 法定ほうてい伝染でんせんびょう だいいちしゅ No Yes
4ごう 重症じゅうしょう急性きゅうせい呼吸こきゅう症候群しょうこうぐん(SARS)
病原びょうげんたいがベータコロナウイルスぞくSARSコロナウイルスであるものにかぎる)
だいいちしゅ No Yes 2006ねん平成へいせい18ねん)12月8にち公布こうふの「感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ」により2007ねん平成へいせい19ねん)4がつ1にちから一類いちるい感染かんせんしょうから変更へんこう[3]
5ごう 中東ちゅうとう呼吸こきゅう症候群しょうこうぐん(MERS)
病原びょうげんたいがベータコロナウイルスぞくMERSコロナウイルスであるものにかぎる)
だいいちしゅ No Yes 2014ねん平成へいせい18ねん)11月21にち公布こうふの「感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつ一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ」により2015ねん平成へいせい27ねん)1がつ21にちから、感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつ感染かんせんしょうほう)において、るい感染かんせんしょう指定してい。1月21にちよりまえは、るい感染かんせんしょう相当そうとう指定してい感染かんせんしょう指定してい[4]
6ごう とりインフルエンザ
病原びょうげんたいインフルエンザウイルスAぞくインフルエンザAウイルスであってその血清けっせいがたH5N1およびH7N9であるものにかぎる)
だいいちしゅ 検疫けんえきほう施行しこうれい1じょう Yes なお、H5N1およびH7N9以外いがいとりインフルエンザはよんるい感染かんせんしょう指定していされている。
さんるい
感染かんせんしょう
感染かんせんしょうほう6じょう4こう 1ごう コレラ 法定ほうてい伝染でんせんびょう だい三種さんしゅ No No 2006ねん平成へいせい18ねん)12月8にち公布こうふの「感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ」により2007ねん平成へいせい19ねん)4がつ1にちからるい感染かんせんしょうから変更へんこう[3]
2ごう 細菌さいきんせい赤痢せきり 法定ほうてい伝染でんせんびょう
赤痢せきり
だい三種さんしゅ No No 2006ねん平成へいせい18ねん)12月8にち公布こうふの「感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ」により2007ねん平成へいせい19ねん)4がつ1にちからるい感染かんせんしょうから変更へんこう[3]
3ごう 腸管ちょうかん出血しゅっけつせい大腸菌だいちょうきん感染かんせんしょう 指定してい伝染でんせんびょう だい三種さんしゅ No No
4ごう ちょうチフス 法定ほうてい伝染でんせんびょう だい三種さんしゅ No No 2006ねん平成へいせい18ねん)12月8にち公布こうふの「感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ」により2007ねん平成へいせい19ねん)4がつ1にちからるい感染かんせんしょうから変更へんこう[3]
5ごう パラチフス 法定ほうてい伝染でんせんびょう だい三種さんしゅ No No 2006ねん平成へいせい18ねん)12月8にち公布こうふの「感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ」により2007ねん平成へいせい19ねん)4がつ1にちからるい感染かんせんしょうから変更へんこう[3]
よんるい
感染かんせんしょう
感染かんせんしょうほう6じょう5こう 1ごう Eがた肝炎かんえん No No
2ごう Aがた肝炎かんえん No No
3ごう ねつ No No
4ごう Qねつ No No
5ごう 狂犬病きょうけんびょう No No
6ごう 炭疽たんそ No No
7ごう とりインフルエンザ
(H5N1およびH7N9をのぞく)
No No とりインフルエンザ(H5N1およびH7N9)はるい感染かんせんしょう指定してい
8ごう ボツリヌスしょう No No
9ごう マラリア 検疫けんえきほう施行しこうれい1じょう No
10ごう 野兎やとびょう No No
11ごう政令せいれいさだめるもの) ウエストナイルねつ No No
エキノコックスしょう No No
オウムびょう No No
オムスク出血しゅっけつねつ No No
回帰かいきねつ No No
キャサヌル森林しんりんびょう No No
コクシジオイデスしょう No No
エムポックス No No 「サル痘」から名称めいしょう変更へんこう(2023ねん5がつ26にち厚生こうせい労働省ろうどうしょう発表はっぴょう
ジカウイルス感染かんせんしょう 検疫けんえきほう施行しこうれい1じょう No 2016ねん2がつ15にち追加ついか
重症じゅうしょう熱性ねっせい血小板けっしょうばん減少げんしょう症候群しょうこうぐん(SFTS)
病原びょうげんたいがフレボウイルスぞくSFTSウイルスであるものにかぎる)
No No 2013ねん3がつ4にち追加ついか
じん症候しょうこうせい出血しゅっけつねつ No No
西部せいぶウマ脳炎のうえん No No
ダニ媒介ばいかい脳炎のうえん No No
チクングニアねつ 検疫けんえきほう施行しこうれい1じょう No
つつがむしびょう No No
デング熱でんぐねつ 検疫けんえきほう施行しこうれい1じょう No
東部とうぶウマ脳炎のうえん No No
ニパウイルス感染かんせんしょう No No
日本にっぽんべにむらねつ No No
日本脳炎にほんのうえん 法定ほうてい伝染でんせんびょう No No
ハンタウイルスはい症候群しょうこうぐん No No
Bウイルスびょう No No
はな No No
ブルセラしょう No No
ベネズエラウマ脳炎のうえん No No
ヘンドラウイルス感染かんせんしょう No No
はっしんチフス 法定ほうてい伝染でんせんびょう No No
ライムびょう No No
リッサウイルス感染かんせんしょう No No
リフトバレーねつ No No
るいはな No No
レジオネラしょう No No
レプトスピラしょう No No
ロッキーさんべにむらねつ No No
るい
感染かんせんしょう
感染かんせんしょうほう6じょう6こう 1ごう インフルエンザ
とりインフルエンザおよび新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょうのぞく)
だいしゅ No No とりインフルエンザ(H5N1およびH7N9)はるい感染かんせんしょう、そのとりインフルエンザはよんるい感染かんせんしょう指定してい新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょう独立どくりつして類型るいけいされている。基幹きかん定点ていてんによるとど入院にゅういんれいのみ。 インフル/COVID-19定点ていてん
基幹きかん定点ていてん
しゅう単位たんい
2ごう ウイルスせい肝炎かんえん
(EがたきもえんおよびAがた肝炎かんえんのぞく)
No No EがたきもえんおよびAがた肝炎かんえんよんるい感染かんせんしょう指定してい 全数ぜんすう報告ほうこく
3ごう クリプトスポリジウムしょう No No
4ごう 後天こうてんせい免疫めんえき不全ふぜん症候群しょうこうぐん(AIDS) No No
5ごう 性器せいきクラミジア感染かんせんしょう No No STD定点ていてん
6ごう 梅毒ばいどく No No 全数ぜんすう報告ほうこく
7ごう しん だいしゅ No No
8ごう メチシリンたいせい黄色おうしょくブドウ球菌きゅうきん感染かんせんしょう No No 基幹きかん定点ていてん
つき単位たんい
9ごう厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいさだめるもの) アメーバ赤痢せきり No No 全数ぜんすう報告ほうこく
RSウイルス感染かんせんしょう No No 小児科しょうにか定点ていてん
咽頭いんとう結膜けつまくねつ だいしゅ No No
Aぐん溶血ようけつせいレンサ球菌きゅうきん咽頭いんとうえん No No
カルバペネムたいせいちょうない細菌さいきん細菌さいきん感染かんせんしょう No No 2014ねん9がつ19にち追加ついか 全数ぜんすう報告ほうこく
感染かんせんせい胃腸いちょうえん No No 2013ねん10がつ14にちよりロタウイルスによる感染かんせんせい胃腸いちょう基幹きかん定点ていてん追加ついか 小児科しょうにか定点ていてん
急性きゅうせい出血しゅっけつせい結膜炎けつまくえん(アポロびょう No No 眼科がんか定点ていてん
急性きゅうせい脳炎のうえん
(ウエストナイル脳炎のうえん西部せいぶウマ脳炎のうえん、ダニ媒介ばいかい脳炎のうえん東部とうぶウマ脳炎のうえん日本脳炎にほんのうえん、ベネズエラウマ脳炎のうえんおよびリフトバレーねつのぞく)
No No 全数ぜんすう報告ほうこく
クラミジア肺炎はいえん
(オウムびょうのぞく)
No No オウムびょうは4るい感染かんせんしょう指定してい 基幹きかん定点ていてん
しゅう単位たんい
クロイツフェルト・ヤコブびょう No No 全数ぜんすう報告ほうこく
げきしょうがた溶血ようけつせいレンサ球菌きゅうきん感染かんせんしょう No No
細菌さいきんせいずいまくえん No No 基幹きかん定点ていてん
しゅう単位たんい
ジアルジアしょう No No 全数ぜんすう報告ほうこく
水痘すいとう水疱瘡みずぼうそう だいしゅ No No 2014ねん9がつ19にちより「24時間じかん以上いじょう入院にゅういんれい」は全数ぜんすう報告ほうこく変更へんこう 小児科しょうにか定点ていてん
おかせかさねせいインフルエンザきん感染かんせんしょう No No 2013ねん4がつ1にち追加ついか 全数ぜんすう報告ほうこく
おかせかさねせい肺炎はいえん球菌きゅうきん感染かんせんしょう No No 2013ねん4がつ1にち追加ついか
おかせかさねせいずいまくえんきん感染かんせんしょう 法定ほうてい伝染でんせんびょう No No 2013ねん4がつ1にちずいまくえんきんせいずいまくえん」から変更へんこう
性器せいきヘルペスウイルス感染かんせんしょう No No STD定点ていてん
とんがけいコンジローマ No No
先天せんてんせいふうしん症候群しょうこうぐん No No 全数ぜんすう報告ほうこく
手足てあしこうびょう No No 小児科しょうにか定点ていてん
伝染でんせんせいべにまだら No No
突発とっぱつせいはっしん No No
播種はしゅせいクリプトコッカスしょう No No 2014ねん9がつ19にち追加ついか 全数ぜんすう報告ほうこく
破傷風はしょうふう No No
バンコマイシンたいせい黄色おうしょくブドウ球菌きゅうきん感染かんせんしょう No No
バンコマイシンたいせいちょう球菌きゅうきん感染かんせんしょう No No
百日咳ひゃくにちぜき だいしゅ No No 2018ねん1がつ1にちより小児科しょうにか定点ていてんから全数ぜんすう報告ほうこく変更へんこう[5] 全数ぜんすう報告ほうこく
ふうしん だいしゅ No No 全数ぜんすう報告ほうこく
ペニシリンたいせい肺炎はいえん球菌きゅうきん感染かんせんしょう No No 基幹きかん定点ていてん
つき単位たんい
ヘルパンギーナ No No 小児科しょうにか定点ていてん
マイコプラズマ肺炎はいえん No No 基幹きかん定点ていてん
しゅう単位たんい
無菌むきんせいずいまくえん No No
薬剤やくざいたいせいアシネトバクター感染かんせんしょう No No 2014ねん9がつ19にちより基幹きかん定点ていてんつき単位たんい)から全数ぜんすう報告ほうこく変更へんこう 全数ぜんすう報告ほうこく
薬剤やくざいたいせいみどりうみきん感染かんせんしょう No No 基幹きかん定点ていてん
つき単位たんい
流行りゅうこうせいかく結膜炎けつまくえん だい三種さんしゅ No No 眼科がんか定点ていてん
流行りゅうこうせい耳下腺炎じかせんえん(おたふくかぜ) だいしゅ No No 小児科しょうにか定点ていてん
淋菌りんきん感染かんせんしょう No No STD定点ていてん
新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう(COVID-19)[定義ていぎ 1] だいしゅ No No 2023ねん5がつ8にち追加ついか インフル/COVID-19定点ていてん
新型しんがたインフル
エンザとう感染かんせんしょう
感染かんせんしょうほう6じょう7こう 1ごう 新型しんがたインフルエンザ[定義ていぎ 2] だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう2こう 240あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
2ごう 再興さいこうがたインフルエンザ[定義ていぎ 3] だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう2こう 240あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes
3ごう 新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう[定義ていぎ 4] だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう2こう 336あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes 2021ねん2がつ13にち追加ついか
4ごう 再興さいこうがたコロナウイルス感染かんせんしょう[定義ていぎ 5] だいいちしゅ 検疫けんえきほう2じょう2こう 336あいだ
検疫けんえきほう施行しこうれい1じょうの3)
Yes 2021ねん2がつ13にち追加ついか
指定してい
感染かんせんしょう[定義ていぎ 6]
感染かんせんしょうほう
6じょう8こう
指定していなし だいいちしゅ Yes 1ねん以内いない政令せいれいさだめる期間きかんかぎって(必要ひつようであればさらに1ねん以内いないかぎ延長えんちょう)、政令せいれいさだめるところにより8じょう、3しょうから7しょうまで、10しょう、12しょうおよび13しょう規定きてい全部ぜんぶまた一部いちぶ準用じゅんようする(7じょう1こう・2こう
しん感染かんせんしょう[定義ていぎ 7] 感染かんせんしょうほう
6じょう9こう
だいいちしゅ No Yes
注釈ちゅうしゃく
  1. ^ 病原びょうげんたいがベータコロナウイルスぞくのコロナウイルス(2020ねんれい2ねん〉1がつに、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくから世界せかい保健ほけん機関きかんたいして、ひと伝染でんせんする能力のうりょくゆうすることがあらたに報告ほうこくされたものにかぎる。)であるものにかぎ
  2. ^
  3. ^
  4. ^
  5. ^
  6. ^
  7. ^

ちゅう届出とどけでおこな医療いりょう機関きかん

  • 小児科しょうにか定点ていてん - 小児科しょうにか定点ていてん医療いりょう機関きかん全国ぜんこくやく3,000カ所かしょ小児科しょうにか医療いりょう機関きかん
  • インフル/COVID-19定点ていてん - インフルエンザ定点ていてん医療いりょう機関きかん全国ぜんこくやく5,000カ所かしょ内科ないか小児科しょうにか医療いりょう機関きかん)またはCOVID-19定点ていてん医療いりょう機関きかん原則げんそくとしてインフルエンザ定点ていてん同一どういつ
  • 眼科がんか定点ていてん - 眼科がんか定点ていてん医療いりょう機関きかん全国ぜんこくやく700カ所かしょ眼科がんか医療いりょう機関きかん
  • STD定点ていてん - せい感染かんせんしょう定点ていてん医療いりょう機関きかん全国ぜんこくやく1,000カ所かしょ産婦人科さんふじんかとう医療いりょう機関きかん
  • 基幹きかん定点ていてん - 基幹きかん定点ていてん医療いりょう機関きかん全国ぜんこくやく500カ所かしょ病床びょうしょうすう300以上いじょう医療いりょう機関きかん

指定してい感染かんせんしょう

  指定してい感染かんせんしょう定義ていぎについては前述ぜんじゅつひょう参照さんしょう

これまでに指定してい感染かんせんしょうになった感染かんせんしょうとしてはとりインフルエンザSARSMERSがあり、いずれも指定してい感染かんせんしょうになったあとに2るい感染かんせんしょうとしてさだめられた[6]。2020ねん2がつ7にちから2021ねん2がつ13にちまでのやく1年間ねんかん新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう指定してい感染かんせんしょう指定していされていた。2021ねん2がつ13にちほう改正かいせいで、新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょうは、指定してい感染かんせんしょうから新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょう変更へんこうされたが[7]、2023ねん4がつ28にち厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいだいななじゅうよんごうにより5るい感染かんせんしょう変更へんこうされた[2]

医師いし届出とどけで義務ぎむ

どうほう12じょう医師いし届出とどけで義務ぎむさだめている。

なお医師いし報告ほうこくについてはこのほか厚生こうせい労働省ろうどうしょう感染かんせんしょう発生はっせい動向どうこう調査ちょうさ事業じぎょう実施じっし要綱ようこう感染かんせんしょうサーベイランス)がもうけられている。

都道府県とどうふけん知事ちじによる措置そち

都道府県とどうふけん知事ちじ以下いか措置そちができる。保健所ほけんじょ設置せっち市長しちょうが、特別とくべつ区長くちょうがする(64じょう1こう)。

健康けんこう診断しんだん

一類いちるい感染かんせんしょうるい感染かんせんしょうさんるい感染かんせんしょうおよび新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょうとう患者かんじゃたいし、都道府県とどうふけん知事ちじ健康けんこう診断しんだん勧告かんこくができ(17じょう1こう)、感染かんせんしょうにかかっているとうたがうにりる正当せいとう理由りゆうがあるにもかかわらず勧告かんこくしたがわない場合ばあいには当該とうがい職員しょくいん健康けんこう診断しんだんおこなわせることができる(17じょう2こう)。

就業しゅうぎょう制限せいげん

一類いちるい感染かんせんしょうるい感染かんせんしょうさんるい感染かんせんしょうおよび新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょうとう患者かんじゃ症状しょうじょう病原びょうげんたい保有ほゆうしゃについて医師いし届出とどけでがあった場合ばあい都道府県とどうふけん知事ちじ感染かんせんしょう公衆こうしゅうにまんえんさせるおそれがある業務ぎょうむとして感染かんせんしょうごとに厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいさだめられた業務ぎょうむ食品しょくひん関係かんけい接客せっきゃくぎょうなど)への就労しゅうろう制限せいげん通知つうちすることができる(18じょう1こう)。この通知つうちけた場合ばあいには厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいさだめる一定いってい期間きかんにおいて就業しゅうぎょう制限せいげんされる(18じょう2こう)。

入院にゅういん

都道府県とどうふけん知事ちじ一類いちるい感染かんせんしょうのまんえん防止ぼうしするため必要ひつようがあるとみとめるときは、当該とうがい感染かんせんしょう患者かんじゃ保護ほごしゃたいして医療いりょう機関きかん原則げんそくとして特定とくてい感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかんだい一種いっしゅ感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん)に入院にゅういん勧告かんこくすることができる(19じょう1こう)。この勧告かんこくけたもの勧告かんこくしたがわないときは、当該とうがい勧告かんこくかか患者かんじゃ医療いりょう機関きかん原則げんそくとして特定とくてい感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかんだい一種いっしゅ感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん)に入院にゅういんさせることができる(19じょう3こう)。これらの規定きているい感染かんせんしょう新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょう患者かんじゃについても準用じゅんようされており(26じょう)、この場合ばあい医療いりょう機関きかん原則げんそくとして特定とくてい感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかんだい一種いっしゅ感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかんだいしゅ感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかんとなる。

その措置そち

都道府県とどうふけん知事ちじは、一類いちるい感染かんせんしょうるい感染かんせんしょうさんるい感染かんせんしょうよんるい感染かんせんしょうまたは新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょうなどの発生はっせい予防よぼうし、またはそのまんえん防止ぼうしするため必要ひつようがあるとみとめるときはつぎのような措置そちこうじることができる。

  • 消毒しょうどく(27じょう
  • ねずみ・昆虫こんちゅうとう駆除くじょ(28じょう
    一類いちるい感染かんせんしょうるい感染かんせんしょうさんるい感染かんせんしょうよんるい感染かんせんしょう対象たいしょうとする。
  • 病原びょうげんたい汚染おせんされ、または汚染おせんされたうたがいがある物件ぶっけん移動いどう制限せいげん禁止きんし消毒しょうどく廃棄はいき(29じょう
  • 病原びょうげんたい汚染おせんされ、または汚染おせんされたうたがいがある死体したい移動いどう制限せいげん禁止きんし火葬かそう埋葬まいそう(30じょう
    一類いちるい感染かんせんしょうるい感染かんせんしょうさんるい感染かんせんしょう新型しんがたインフルエンザとう対象たいしょうとする。
  • 感染かんせんしょう病原びょうげんたい汚染おせんされ、または汚染おせんされたうたがいがあるみず使用しよう給水きゅうすい制限せいげん禁止きんし(31じょう
    一類いちるい感染かんせんしょうるい感染かんせんしょうさんるい感染かんせんしょう対象たいしょうとする。
  • 病原びょうげんたい汚染おせんされ、または汚染おせんされたうたがいがある建物たてものへの立入たちいりの制限せいげん禁止きんし封鎖ふうさ(32じょう
    一類いちるい感染かんせんしょう対象たいしょうとする。
  • 交通こうつう制限せいげん遮断しゃだん(33じょう
    一類いちるい感染かんせんしょうのまんえん防止ぼうしするために緊急きんきゅう必要ひつようがある場合ばあい対象たいしょうとする。

病原びょうげんからだとう分類ぶんるい

感染かんせんしょう病原びょうげんたいおよび毒素どくそは、6じょう19こう-22こうにより、一種いっしゅ病原びょうげんからだとうからよんしゅ病原びょうげんからだとうまでの特定とくてい病原びょうげんからだとうと、特定とくてい病原びょうげんからだとう該当がいとうしない病原びょうげんからだとう分類ぶんるいされる。この分類ぶんるいもとづいて、標準ひょうじゅん物質ぶっしつとうとしての所持しょじ輸入ゆにゅう譲渡じょうとおよ譲受ゆずりうけ、運搬うんぱん帳簿ちょうぼ管理かんり制限せいげんし(56じょうの3-56じょうの38)、事故じこによる疫病えきびょう発生はっせい生物せいぶつ兵器へいきとしての利用りよう防止ぼうしする。

なお、後述こうじゅつ「BSLx」の表記ひょうきは、国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ病原びょうげんからだとう安全あんぜん管理かんり規定きてい別表べっぴょう3[8]もとづくバイオリスクグループ分類ぶんるいである。

一種いっしゅ病原びょうげんからだとう

病原びょうげんせいゆうし、国民こくみん生命せいめいおよび健康けんこうに「きわめて重大じゅうだいな」影響えいきょうあたえるおそれがある以下いか病原びょうげんからだとう[ちゅう 2] (BSL4)。

所持しょじ輸入ゆにゅう譲渡じょうとしおよび譲受ゆずりうけは一部いちぶ例外れいがいのぞいてきんじられる。運搬うんぱんには都道府県とどうふけん公安こうあん委員いいんかいへの届出とどけで必要ひつようである。所持しょじしゃには帳簿ちょうぼそなえる記帳きちょう義務ぎむせられる。

しゅ病原びょうげんからだとう

病原びょうげんせいゆうし、国民こくみん生命せいめいおよび健康けんこうに「重大じゅうだいな」影響えいきょうあたえるおそれがある以下いか病原びょうげんからだとう[ちゅう 2] (BSL2またはBSL3)。

所持しょじ輸入ゆにゅう譲渡じょうとしおよび譲受ゆずりうけには厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじん許可きょか必要ひつようである。運搬うんぱんには都道府県とどうふけん公安こうあん委員いいんかいへの届出とどけで必要ひつようである。所持しょじしゃには帳簿ちょうぼそなえる記帳きちょう義務ぎむせられる。

三種さんしゅ病原びょうげんからだとう

病原びょうげんせいゆうし、国民こくみん生命せいめいおよび健康けんこう影響えいきょうあたえるおそれがある以下いか病原びょうげんからだとう

  1. アルファウイルスぞくイースタンエクインエンセファリティスウイルス(別名べつめい東部とうぶウマ脳炎のうえんウイルス)(BSL3)
  2. アルファウイルスぞくウエスタンエクインエンセファリティスウイルス(別名べつめい西部せいぶウマ脳炎のうえんウイルス)(BSL3)
  3. アルファウイルスぞくベネズエラエクインエンセファリティスウイルス(別名べつめいベネズエラウマ脳炎のうえんウイルス)(BSL3)
  4. オルソポックスウイルスぞくモンキーポックスウイルス(別名べつめいエムポックスウイルス)(BSL2)
  5. バークホルデリアぞくシュードマレイ(別名べつめいるいはな疽菌)(BSL3)
  6. バークホルデリアぞくマレイ(別名べつめいはな疽菌)(BSL3)
  7. コクシエラぞくバーネッティイ (BSL3)
  8. コクシジオイデスぞくイミチス (BSL3)
  9. シンプレックスウイルスぞくBウイルス (BSL3)
  10. ハンタウイルスぞくアンデスウイルス、シンノンブレウイルス、ニューヨークウイルス、バヨウウイルス、ブラッククリークカナルウイルスおよびラグナネグラウイルス (BSL3)
  11. ハンタウイルスぞくソウルウイルス、ドブラバーベルグレドウイルス、ハンタンウイルスおよびプーマラウイルス (BSL3)
  12. フレボウイルスぞくSFTSウイルス (BSL3)
  13. フレボウイルスぞくリフトバレーフィーバーウイルス(別名べつめいリフトバレーねつウイルス)(BSL3)
  14. フラビウイルスぞくオムスクヘモラジックフィーバーウイルス(別名べつめいオムスク出血しゅっけつねつウイルス)(BSL3)
  15. フラビウイルスぞくキャサヌルフォレストディジーズウイルス(別名べつめいキャサヌル森林しんりんびょうウイルス)(BSL3)
  16. フラビウイルスぞくティックボーンエンセファリティスウイルス(別名べつめいダニ媒介ばいかい脳炎のうえんウイルス)
  17. ブルセラぞくアボルタス(別名べつめいウシ流産りゅうざんきん)、カニス(別名べつめいイヌ流産りゅうざんきん)、 ブルセラしょう、スイス(別名べつめいブタ流産りゅうざんきん)、メリテンシス(別名べつめいマルタねつきん (BSL3)
  18. ヘニパウイルスぞくニパウイルス (BSL3)
  19. ヘニパウイルスぞくヘンドラウイルス (BSL3)
  20. ベータコロナウイルスぞくMERSコロナウイルス (BSL3)
  21. マイコバクテリウムぞくツベルクローシス(別名べつめい結核けっかくきん)(イソニコチンさんヒドラジドおよびリファンピシンたいたいせいゆうするものにかぎる。) (BSL3)
  22. リケッチアぞくジャポニカ(別名べつめい日本にっぽんべにむらねつリケッチア)(BSL3)
  23. リケッチアぞくロワゼキイ(別名べつめい発疹ほっしんチフスリケッチア)(BSL3)
  24. リケッチアぞくリケッチイ(別名べつめいロッキーさんべにむらねつリケッチア) (BSL3)
  25. リッサウイルスぞくレイビーズウイルス(別名べつめい狂犬病きょうけんびょうウイルス) (BSL3)

所持しょじ輸入ゆにゅうには厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんへの届出とどけで必要ひつようである。譲渡じょうとしおよび譲受ゆずりうけにかんする規定きていはない。運搬うんぱんには都道府県とどうふけん公安こうあん委員いいんかいへの届出とどけで必要ひつようである。所持しょじしゃには帳簿ちょうぼそなえる記帳きちょう義務ぎむせられる。

よんしゅ病原びょうげんからだとう

病原びょうげんせいゆうし、国民こくみん健康けんこう影響えいきょうあたえるおそれがある以下いか病原びょうげんからだとう

  1. インフルエンザウイルスAぞくインフルエンザAウイルス血清けっせいがたH2N2H5N1H7N7H7N9であるもの(新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょう病原びょうげんたいのぞく。)または新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょう病原びょうげんたいかぎる。) (BSL3)
  2. エシェリヒアぞくコリー(別名べつめい大腸菌だいちょうきん)(腸管ちょうかん出血しゅっけつせい大腸菌だいちょうきんかぎる。) (BSL2)
  3. エンテロウイルスぞくポリオウイルス (BSL2)
  4. クラミドフィラぞくシッタン(別名べつめいオウムびょうクラミジア)(BSL2)
  5. クリプトスポリジウムぞくパルバム(遺伝子いでんしがたいちがたまたはがたであるものにかぎる。) (BSL2)
  6. サルモネラぞくエンテリカ(血清けっせいがたタイフィまたパラタイフィAであるものにかぎる。) (BSL3)
  7. 志賀しが毒素どくそ人工じんこう合成ごうせい毒素どくそであって、その構造こうぞうしき志賀しが毒素どくそ構造こうぞうしき同一どういつであるものをふくむ。)[ちゅう 3] (BSL2)
  8. シゲラぞく別名べつめい赤痢せきりきん)ソンネイ、デイゼンテリエ、フレキシネリーおよびボイデイ (BSL2)
  9. ビブリオぞくコレラ(別名べつめいコレラきん)(血清けっせいがたが01または0139であるものにかぎる。) (BSL2)
  10. フラビウイルスぞくイエローフィーバーウイルス(別名べつめいねつウイルス) (BSL3)
  11. フラビウイルスぞくウエストナイルウイルス (BSL3)
  12. フラビウイルスぞくデングウイルス (BSL2)
  13. フラビウイルスぞくジャパニーズエンセファリティスウイルス(別名べつめい日本脳炎にほんのうえんウイルス) (BSL2)
  14. ベータコロナウイルスぞくのコロナウイルス(2020ねんれい2ねん〉1がつに、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくから世界せかい保健ほけん機関きかんたいして、ひと伝染でんせんする能力のうりょくゆうすることがあらたに報告ほうこくされたものにかぎる)(2019新型しんがたコロナウイルス )(BSL3)
  15. マイコバクテリウムぞくツベルクローシス三種さんしゅ病原びょうげんからだとうだいごうかかげる病原びょうげんたいのぞく。) (BSL3)

所持しょじ輸入ゆにゅう譲渡じょうとしおよび譲受ゆずりうけ、運搬うんぱん帳簿ちょうぼ管理かんりかんする規定きていはない。

特定とくてい病原びょうげんからだとう該当がいとうしない病原びょうげんからだとう

本法ほんぽうにおいて特定とくてい病原びょうげんからだとうかかげられていない病原びょうげんからだとう全般ぜんぱん。つまり、病原びょうげんせいゆうし、国民こくみん健康けんこう影響えいきょうあたえるおそれがあるとはいえない病原びょうげんからだとう所持しょじ輸入ゆにゅう譲渡じょうとしおよび譲受ゆずりうけ、運搬うんぱん帳簿ちょうぼ管理かんりかんする規定きていはない。

感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん

以下いか、2019ねん平成へいせい31ねん)4がつ1にち現在げんざい[9]

特定とくてい感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん

だい一種いっしゅ感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん

  • 一類いちるいるい感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょう機関きかんとして都道府県とどうふけん知事ちじ指定していする。
  • ぜん都道府県とどうふけんけい55医療いりょう機関きかんけい103しょう)ある。

だいしゅ感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん

  • るい感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょう機関きかんとして都道府県とどうふけん知事ちじ指定していする。
  • ぜん都道府県とどうふけんけい351医療いりょう機関きかんけい1,758しょう)ある。結核けっかく病床びょうしょう稼働かどう病床びょうしょう)をゆうするのは184医療いりょう機関きかんけい3,502しょう)。

歴史れきし

新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう対応たいおう改正かいせい

新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつにおいて新型しんがたインフルエンザとう感染かんせんしょう位置付いちづけ、所要しょよう措置そちこうずることができることと[ちゅう 4]ひとし内容ないようとする改正かいせいあん新型しんがたインフルエンザとう対策たいさく特別とくべつ措置そちほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつあん一部いちぶとして、2021ねん1がつ22にち閣議かくぎ決定けっていされ[11]同日どうじつ衆議院しゅうぎいん提出ていしゅつされた[12]

衆議院しゅうぎいんでの審議しんぎは、2021ねん1がつ29にちほん会議かいぎにおいて、西村にしむらかんみのる新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう対策たいさく担当たんとう大臣だいじん趣旨しゅし説明せつめいおこない、これにたいする質疑しつぎおこなわれ[13]内閣ないかく委員いいんかい付託ふたくされた[12]。1月29にち内閣ないかく委員いいんかいにおいて、西村にしむら大臣だいじんから趣旨しゅし説明せつめいおこなわれ、質疑しつぎおこなわれた[14]。2月1にち内閣ないかく委員いいんかい厚生こうせい労働ろうどう委員いいんかい連合れんごう審査しんさかいにおいて、質疑しつぎおこなわれ[15]内閣ないかく委員いいんかいにおいて修正しゅうせい議決ぎけつされた[16]、2がつ1にち衆議院しゅうぎいんほん会議かいぎ委員いいんかい修正しゅうせいのとおり可決かけつ[17]され、参議院さんぎいん送付そうふされた。賛成さんせい会派かいはは、自由民主党じゆうみんしゅとう無所属むしょぞくかい立憲りっけん民主党みんしゅとう社民しゃみん無所属むしょぞく公明党こうめいとうおよ日本にっぽん維新いしんかい無所属むしょぞくかい反対はんたい会派かいはは、日本にっぽん共産党きょうさんとうおよ国民こくみん民主党みんしゅとう無所属むしょぞくクラブであった[12]衆議院しゅうぎいんでの修正しゅうせいは、下記かきのとおり1がつ28にち自民党じみんとう立憲りっけん民主党みんしゅとうとの修正しゅうせい協議きょうぎ合意ごういされたものである[18]

参議院さんぎいんでの審議しんぎは、2021ねん2がつ2にちほん会議かいぎにおいて、西村にしむら大臣だいじん趣旨しゅし説明せつめいおこない、これにたいする質疑しつぎおこなわれ[19]内閣ないかく委員いいんかい付託ふたくされた[12]。2月3にち内閣ないかく委員いいんかいおよ内閣ないかく委員いいんかい厚生こうせい労働ろうどう委員いいんかい連合れんごう審査しんさかいにおいて、質疑しつぎおこなわれ[20]内閣ないかく委員いいんかいにおいて、可決かけつされた、同日どうじつ参議院さんぎいん院本いんぽん会議かいぎ可決かけつ[21]され成立せいりつした。参議院さんぎいんにおける会派かいはべつ賛否さんぴは、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん防止ぼうし対策たいさくのためしボタンしき投票とうひょうわり起立きりつ採決さいけつとなったため公式こうしきなHPから確認かくにんできない。改正かいせいほうは、どう日付ひづけの官報かんぽう号外ごうがいとくだい8ごう公布こうふ[22]され、附則ふそくだい1じょう規定きていにより公布こうふから起算きさんして10日とおか経過けいかしたである2がつ13にち一部いちぶ規定きていは4がつ1にち)に施行しこうされる。

当初とうしょ改正かいせい法案ほうあんに、入院にゅういん拒否きょひ入院にゅういんさきから逃亡とうぼうした場合ばあいに「1ねん以下いか懲役ちょうえきまたは100まんえん以下いか罰金ばっきん」とする刑事けいじばつ導入どうにゅう[23]まれており、これにたい野党やとうがわはこの規定きていについて、「懲役ちょうえきけいまでもうけるのは容認ようにんできない」(枝野えだの幸男ゆきお立憲りっけん民主党みんしゅとう代表だいひょう)ととく問題もんだいしており、26にちからの与野党よやとう修正しゅうせい協議きょうぎにおいて削除さくじょ要求ようきゅうした[24][25]修正しゅうせい協議きょうぎ結果けっか前科ぜんかとなる刑事けいじばつすべ削除さくじょし、行政ぎょうせいばつである過料かりょうとすることとして本法ほんぽう改正かいせいされた[26]

  • 正当せいとう理由りゆうがなくその入院にゅういんすべき期間きかん始期しきまでに入院にゅういんしなかったときは、50まんえん以下いか過料かりょうしょする(だい80じょう)。
  • 当該とうがい職員しょくいん質問しつもんまたは必要ひつよう調査ちょうさたいして正当せいとう理由りゆうがなく協力きょうりょくしない場合ばあいにおいて、感染かんせんしょう発生はっせい予防よぼうし、またはそのまんえん防止ぼうしするため必要ひつようがあるとみとめるとき、その特定とくてい患者かんじゃとうたいし、当該とうがい質問しつもんまたは必要ひつよう調査ちょうさを、正当せいとう理由りゆうがなく答弁とうべんをせず、もしくは虚偽きょぎ答弁とうべんをし、またはこばみ、さまたげもしくは忌避きひしたときは、30まんえん以下いか過料かりょうしょする(だい81じょう)。

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 内閣ないかく感染かんせんしょう危機きき管理かんり統括とうかつちょうは、新型しんがたインフルエンザとう対策たいさく特別とくべつ措置そちほうは、所管しょかん法令ほうれいとしているが、感染かんせんしょうほうは、所管しょかん法令ほうれいとしていない
  2. ^ a b 米国べいこくCDC作成さくせいした生物せいぶつ兵器へいきとして利用りようされるリスクのたか病原びょうげんたいのリストにおいて、もっと優先ゆうせん危険きけんたかいカテゴリーAに分類ぶんるいされた病原びょうげんたいである。
  3. ^ 腸管ちょうかん出血しゅっけつせい大腸菌だいちょうきんおよび赤痢せきりきんさんせいする毒素どくそである。
  4. ^ 国会こっかい提出ていしゅつされた法案ほうあん[10]理由りゆう

出典しゅってん

  1. ^ 所管しょかん法令ほうれいとう
  2. ^ a b c 厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじん (28 April 2023). "厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいだいななじゅうよんごう" (PDF) (Press release). 厚生こうせい労働ろうどうしょう.
  3. ^ a b c d e 感染かんせんしょうのページ(青森あおもりけん
  4. ^ 中東ちゅうとう呼吸こきゅう症候群しょうこうぐん(MERS)にかんするQ&A 厚生こうせい労働省ろうどうしょう
  5. ^ 百日咳ひゃくにちぜき全数ぜんすう届出とどけでへの移行いこうについて”. 愛知あいちけん衛生えいせい研究所けんきゅうじょ 企画きかく情報じょうほう. 2018ねん1がつ15にち閲覧えつらん
  6. ^ 忽那くつな賢志けんじ 新型しんがた肺炎はいえん指定してい感染かんせんしょうになるとどうなる?1/27(月)げつ 23:02
  7. ^ 感染かんせんしょう予防よぼうおよ感染かんせんしょう患者かんじゃたいする医療いりょうかんする法律ほうりつとう改正かいせいについて (新型しんがたインフルエンザとう対策たいさく特別とくべつ措置そちほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ関係かんけい) (PDF) 厚生こうせい労働省ろうどうしょう健康けんこう局長きょくちょうけんはつ0203だい2ごう (れい3ねん2がつ3にち)
  8. ^ 病原びょうげんからだとう名称めいしょう疾患しっかん名称めいしょう対照たいしょうひょう (PDF) 感染かんせんしょうほうもとづく特定とくてい病原びょうげんからだとう管理かんり規制きせいについて - 厚生こうせい労働省ろうどうしょう
  9. ^ 感染かんせんしょう指定してい医療いりょう機関きかん指定していじょうきょう平成へいせい31ねん4がつ1にち現在げんざい)|厚生こうせい労働省ろうどうしょう”. www.mhlw.go.jp. 2020ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  10. ^ 国会こっかい提出ていしゅつ法案ほうあんだい204かい 通常つうじょう国会こっかい内閣ないかく官房かんぼう
  11. ^ れい3ねん1がつ22にちかね定例ていれい閣議かくぎ案件あんけん”. 2021ねん1がつ25にち閲覧えつらん
  12. ^ a b c d かくほう だい204かい国会こっかい 6 新型しんがたインフルエンザとう対策たいさく特別とくべつ措置そちほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつあん”. 衆議院しゅうぎいん. 2021ねん1がつ25にち閲覧えつらん
  13. ^ 議事ぎじ経過けいか だい204かい国会こっかい(れい3ねん1がつ29にち)”. 衆議院しゅうぎいん (2021ねん1がつ29にち). 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  14. ^ だい204かい国会こっかい 衆議院しゅうぎいん公報こうほうだい11ごう 委員いいんかい経過けいか”. 衆議院しゅうぎいん (2021ねん1がつ29にち). 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  15. ^ だい204かい国会こっかい 衆議院しゅうぎいん公報こうほうだい12ごう 委員いいんかい経過けいか”. 衆議院しゅうぎいん (2021ねん2がつ1にち). 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  16. ^ だい204かい国会こっかい 衆議院しゅうぎいん公報こうほうだい12ごう 委員いいんかい経過けいか”. 衆議院しゅうぎいん (2021ねん2がつ1にち). 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  17. ^ だい204かい国会こっかい 衆議院しゅうぎいん公報こうほうだい12ごう 議事ぎじ経過けいか”. 衆議院しゅうぎいんdate =2021-02-01. 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  18. ^ 谷本たにもと仁美ひとみほり和彦かずひこ阿部あべ亮介りょうすけひがし久保くぼ逸夫いつお野間口のまぐちよう横田よこたあい (2021ねん1がつ28にち). “感染かんせんしょうほう改正かいせいあん のこ罰則ばっそく規定きていにくすぶる批判ひはん スピード決着けっちゃくうらにある思惑おもわく”. 毎日新聞まいにちしんぶん. 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  19. ^ だい204かい国会こっかい常会じょうかい参議院さんぎいん公報こうほうだい13ごう 議事ぎじ経過けいか”. 参議院さんぎいん (2021ねん2がつ2にち). 2021ねん2がつ4にち閲覧えつらん
  20. ^ だい14ごう (2) れい3ねん2がつ3にち(水)すい 議事ぎじ経過けいか”. 参議院さんぎいん (2020ねん12月1にち). 2020ねん12月7にち閲覧えつらん
  21. ^ だい14ごう (2) れい3ねん2がつ3にち(水)すい 議事ぎじ経過けいか”. 参議院さんぎいん (2020ねん12月1にち). 2020ねん12月7にち閲覧えつらん
  22. ^ れい3ねん2がつ3にち官報かんぽう特別とくべつ号外ごうがいだい8ごう (PDF)
  23. ^ 当初とうしょあんによる改正かいせいだい72じょうだい1ごう
  24. ^ 時短じたん違反いはん過料かりょう30まんえん以下いか 入院にゅういん拒否きょひなど刑事けいじばつ削除さくじょ 関連かんれんほう改正かいせいあん”. 日経新聞にっけいしんぶん (2021ねん1がつ29にち). 2021ねん2がつ5にち閲覧えつらん
  25. ^ 感染かんせんしゃ入院にゅういん拒否きょひ懲役ちょうえき削除さくじょ調整ちょうせい 野党やとう反対はんたいけ”. 朝日新聞あさひしんぶん. https://web.archive.org/web/20210126115718/https://www.asahi.com/articles/ASP1V6K4QP1VUTFK02Q.html 
  26. ^ 特措法とくそほう改正かいせいあん今夜こんや成立せいりつへ 時短じたん入院にゅういん拒否きょひに「過料かりょう”. 日経新聞にっけいしんぶん (2021ねん2がつ3にち). 2021ねん2がつ5にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク

ウィキソースには、新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう指定してい感染かんせんしょうとしてさだめるとう政令せいれい原文げんぶんがあります。