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ロックマンX (漫画まんが)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロックマンX(漫画まんが
漫画まんが
作者さくしゃ 岩本いわもとけいひろし
出版しゅっぱんしゃ 講談社こうだんしゃ
掲載けいさい コミックボンボン
発表はっぴょうごう 1994ねん1がつごう - 1998ねん8がつごう
巻数かんすう ぜん12かん復刊ふっかんドットコムばんぜん5かん
テンプレート - ノート

ロックマンX』は岩本いわもとけいひろしによる漫画まんが作品さくひんカプコンアクションゲームロックマンXシリーズうち、『ロックマンX』から『ロックマンX4』までを原作げんさくとした漫画まんが作品さくひんで、1994ねんから1998ねんまで『コミックボンボン』で連載れんさいされた。講談社こうだんしゃでは最後さいごのロックマンの漫画まんが作品さくひんであり、以後いごカプコンがわ講談社こうだんしゃのロックマンシリーズの連載れんさい契約けいやく解除かいじょし、21世紀せいき(2001ねん)になってからは小学館しょうがくかんとの契約けいやくロックマンエグゼシリーズからは小学館しょうがくかんかんの『月刊げっかんコロコロコミックとう連載れんさい移籍いせきした。

概要がいよう

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ちからはいったストーリー描写びょうしゃ特徴とくちょうで、当時とうじカプコンだい開発かいはつ部長ぶちょうだったいねせん敬二けいじ岩本いわもと漫画まんが刺激しげきけ、よりストーリーにちかられるようになったという逸話いつわもある[1]

4さくたる『X4』は当初とうしょシリーズ最大さいだいのボリュームの構想こうそうで、プロローグだけで2ついやした。しかし『コミックボンボン』ない大幅おおはば路線ろせん変更へんこうあおりをけ、当初とうしょ構想こうそうの6わりくらいがすすんだ時点じてん決定けってい。まだボスキャラをおおのこしている状況じょうきょうのこり2完結かんけつさせるという荒業あらわざをせざるをなかった。1一気いっきに4たいのボスをたおし、最後さいごの1のこりの2たいたおしつつエックスとゼロのドラマも補完ほかんし、最終さいしゅうボスとのたたかいにかうところ終了しゅうりょうするという不完全ふかんぜんかたちとなった。のち岩本いわもと自身じしんのHPで、直接的ちょくせつてき表現ひょうげんけながらも「くやしかった」「残念ざんねんだなとおもった」とコメントしている。このほか、8でキバトドスの基地きちにダブルが理由りゆうやエックスがきていた真相しんそう、アルティメットアーマーの存在そんざいった経緯けいい不明ふめいのままである。

岩本いわもと自身じしんアクションゲーム苦手にがてらしく、上手じょうずひとのプレイを収録しゅうろくしたビデオを参考さんこうにクリアしていた[2]。また、『ロックマンX3』の復刊ふっかんコミックスがさいこぼればなしにて、3もシグマがラストであるから「本家ほんけことなり、かえしのたのしみがあるわけではないから、くのがむずかしい」としょうしている。対照たいしょうてきに、たのしくえがいたのはVAVAらしい。また、作風さくふう都合つごうから、ゲームばんとはキャラクターデザインに微妙びみょうちがいがあり、登場とうじょう人物じんぶつはいわゆる美形びけいとしてえがかれている。

なお、いわゆるロボットなのに攻撃こうげきけて出血しゅっけつ吐血とけつするシーンがあるが、これはオイルである。

登場とうじょう人物じんぶつ

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本稿ほんこうでは、漫画まんがばんでの設定せってい中心ちゅうしんしるす。

メインキャラクター

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イレギュラーハンター

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エックス(X)
主人公しゅじんこう武器ぶきうで変形へんけいしたひかりだんじゅうエックスバスターであり、フルチャージしたひかりだんは、強大きょうだいてきいちげき撃破げきはすることもある。当初とうしょ左腕さわんのみバスターに変形へんけいしていたが、オストリーグとのたたかいで負傷ふしょうしたさいに、ケインに改修かいしゅうしてもらったが、そのときに改造かいぞうしてもらい右腕うわんもバスターに変形へんけいできるようになった。バスターだけではなく、雑魚ざことはいえパンチでてきつらぬき、とびら破壊はかいしたこともあり、かろうじてとはいえ巨体きょたいのバッファリオをばすなど膂力りょりょくにもすぐれている。
本人ほんにん自覚じかくはないが、伝説でんせつのレプリロイドとされる「ロックマン[注釈ちゅうしゃく 1]」の後継こうけいしゃで、てき武器ぶき自分じぶんちからとしたり、独自どくじ強化きょうかパーツが用意よういされていたりと、その潜在せんざい能力のうりょくには際限さいげんがない。とくAきゅうえるものちからとされる「三角さんかくび」を使用しようするさいは、背中せなかに2つの噴射ふんしゃあな展開てんかいし、それで加速かそくける。当初とうしょはフットパーツなしではダッシュ機能きのう使用しようできなかったが、シグマぐんとの最初さいしょたたかいののちはフットパーツなしでもダッシュが可能かのうになった[注釈ちゅうしゃく 2]
性格せいかくしんやさしく繊細せんさいたたかいをこのまないが、最後さいごまであきらめない不屈ふくつ闘志とうしめている。その性格せいかくをボスからは「あまい」「青二才あおにさい」などとあなどられることおおいが、一部いちぶ思慮しりょふかものだけはかれ本質ほんしつ見抜みぬいている。かれ性格せいかく裏付うらづけるファクターとして漫画まんがばん独自どくじ設定せっていただいちなみだながことができるレプリロイド」という要素ようそがある。喜怒哀楽きどあいらくゆたかで、ときにはコミカルな表情ひょうじょうせることもある。惨殺ざんさつ死体したい嘔吐おうとまでしており(ネジなどの部品ぶひんいた)、そのさい、ゼロに「人間にんげんくさい」とあきれられている。ゼロとおなじく恋愛れんあいにはうとめんもあり、おんなふく趣味しゅみはマーティいわく「わるい」。
『X1』においては、だい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞくのBきゅうハンター。シグマぐんとの最初さいしょたたかいにおいて、三角さんかくびをおぼえ、シグマぐんの8にんとくAきゅうとのたたかいを成長せいちょうし、アーマーもていった。シグマじょうでのたたかいにおいて、絶命ぜつめいしたゼロのちから強化きょうかされたバスターでVAVAをたおし、みずからも「イレギュラーというおに」であることを自覚じかくかろうじて理性りせいたもったすえにシグマとのたたかいをえて、地球ちきゅう帰還きかんした直後ちょくご、ヘッドパーツ以外いがいのアーマーはえていき、のこったヘッドパーツをみずからのはずし、こえにならないさけびをげたのち、ヘッドパーツをうみてた。
『X2』においては、シグマぐんとのたたかいでの功績こうせきからだい17精鋭せいえい部隊ぶたい隊長たいちょう昇格しょうかく。レスキュー活動かつどうしゅとして活動かつどうし、以前いぜんたたかいでったしんきずから、バスターにリングをけて封印ふういんしていたが、シグマが復活ふっかつしたことをるとバスターの封印ふういんき、シグマがなんよみがえろうとたお決意けついかためる。新生しんせいシグマぐんとのたたかいでは、てきとしてよみがえったゼロとたたかうことにもなったが、正気しょうきもどすことに成功せいこうしたのちかれともにシグマをたおす。
『X3』においては、ゼロとともにドップラーぐんたたかい、8たいのボスの何人なんにんかをたすけることもできた。8たいのボスとのたたかいののち強化きょうかされたナイトメアポリスにやぶれてしまい、クリスマス公開こうかい処刑しょけいされそうになるが、マーティたちの尽力じんりょくにより強化きょうかアーマーを復活ふっかつたす。改心かいしんしたDr.ドップラーの自決じけつ黒幕くろまくであるシグマをたおすために「破滅はめつのためのおに」となる。おなじく「おに」を名乗なのるVAVA MK-IIをたおしたのち、シグマとたたかい、カイザーシグマの攻撃こうげきいち消滅しょうめつするが、「しん」のプログラムにより復活ふっかつきる決意けついからはなった渾身こんしんこぶしでカイザーシグマをほろぼした。
『X4』においては、ドップラー事件じけん行方ゆくえをくらましていたが、AX-10(エーエックステン)をめるべく、レプリフォースのカーネル部隊ぶたいまぎんで活動かつどうしており、AX-10を破壊はかいしたのち正体しょうたいあらわし、イレギュラーハンターに復帰ふっきする。レプリフォースの革命かくめいにおいては、離反りはんしたゼロのあんじながらもたたかっていくが、キバトドスとのたたかいでバッファリオをうしない、キバトドスをたおせず、てきであるジェネラルにたすけられるというこのうえない絶望ぜつぼう屈辱くつじょくあじわう。キバトドス基地きち崩壊ほうかいしたさい自身じしんのバスターをのこして姿すがたをくらまし、スパイダスとたたかったジャングルで禁断きんだんのアルティメットアーマーを装着そうちゃくてきたおすためだけの存在そんざいとなり、ビストレオ、フクロウル、ドラグーンをたおしていく。ドラグーンせんわずかながらにしんもどるもダブルとのたたかいでふたたいかりとかなしみにとらわれてしまうが、ジェネラルのおかげできをもどし、アルティメットアーマーもフォースアーマーに変化へんか和解わかいしたゼロとともにシグマとのたたかいにおもむくところで物語ものがたりまくじる。
ゼロとことなり、げきちゅうではヘルメットをはずしたさい髪型かみがたえがかれず、『X4』の復刻ふっこくばんえがろしでもヘルメットをはずしながらも髪型かみがたえがかれなかった。
ゼロ(Zero)
とくAきゅうのイレギュラーハンター。最初さいしょだい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞくしていたが、のちだい0特殊とくしゅ部隊ぶたい隊長たいちょうになる。エックスの親友しんゆうであり、理解りかいしゃ。エックスの本質ほんしつ自分じぶん以上いじょう見抜みぬいており、かれたいして絶大ぜつだい信頼しんらい希望きぼういている。かれ性格せいかくたいしてはあまいとひょうしつつも、自分じぶんないゆたかな感情かんじょう表現ひょうげん嫉妬しっとすることもある。当初とうしょ、エックスからは「先輩せんぱい」とばれることがおおかった。
シリーズ当初とうしょかれ本人ほんにん出番でばんすくないこともあって、公式こうしきのような冷静れいせいとき冷淡れいたんという性格せいかくをしていたが、エックスに感化かんかされ、次第しだい非常ひじょうあついキャラクターとなる。その性格せいかく描写びょうしゃ原作げんさくよりはるかにおおく、とくにギャグ描写びょうしゃにおける原作げんさくゲームとの印象いんしょうちがいはエックス以上いじょうである。
ヘルメットをいだとき髪型かみがたはオールバックという漫画まんがばん独自どくじ設定せっていがなされているが、ヘルメットを破壊はかいされたまま物語ものがたり進行しんこうする『X4』では前髪まえがみけている。作者さくしゃのHPのコメントによれば、かれのメットレス姿すがたモチーフは『地球ちきゅうへ…』のキース・アニアンとのこと。
『X1』の8たいのボスとのたたかいにおいては、カメリーオせんとイーグリードせん登場とうじょう前者ぜんしゃでは、もり動物どうぶつはらってでも任務にんむたそうとするが、カメリーオだけをたおしてもり動物どうぶつまもみちえらんだエックスをしんじ、かれにチャンスをあたえた。後者こうしゃでは、旧友きゅうゆうであるイーグリードに敗北はいぼくしながらもかれ真意しんいさっし、イーグリードがかくっていたヘッドパーツを入手にゅうしゅ。イーグリードにったエックスにあたえた。VAVA相手あいて自爆じばくし、事切こときれる寸前すんぜんにエックスにげた「なつかしい未来みらいへ」という言葉ことばは、の『X2』や『X4』でもえがかれることになる。
『X2』では、ケインの研究所けんきゅうじょ残骸ざんがい保管ほかんされていたが、シグマぐんられ、サーゲスの改修かいしゅう復活ふっかつたす。洗脳せんのうまえ脱出だっしゅつし、オストリーグとたたかうエックスをめようとするがわなかった。以降いこうは、頭部とうぶΣしぐまチップがまれていることから、それを解除かいじょするまでエックスにうわけにはいかず、ヒャクレッガーせんではマザーにエックスへの助言じょげんたくし、そののちにした。モスミーノスのスクラップ工場こうじょうΣしぐまチップの効果こうかそうとするが、それをおこなまえΣしぐまチップで完全かんぜん洗脳せんのうされてしまい、からだしょくくろ変化へんか。モスミーノスをたおした直後ちょくごのエックスをいた。シグマ基地きちでのたたかいではサーゲスにトドメをしたのち、エックスとの一騎打いっきうちを展開てんかいし、かれのアーマーを破壊はかいするも、むきしになったヘルメットの部分ぶぶんΣしぐまチップをエックスのパンチ攻撃こうげき破壊はかいされたことで正気しょうきもどり、エックスとともにシグマとの決戦けっせんのぞんだ。
『X3』では、だい0特殊とくしゅ部隊ぶたい隊長たいちょうとしても活動かつどう。エックスとコンビをんでたたかうこともおおかった。ドップラーぐんとの決戦けっせんではナイトメアポリスに敗北はいぼくし、エックスととも処刑しょけいされそうになるが、エックスがあらたなアーマーで復活ふっかつしたことにより、自身じしん命拾いのちびろいする。直後ちょくごにドップラーの攻撃こうげき破壊はかいされたとおもわれたが、かろうじてびていたことが判明はんめい。シグマ城内じょうないのこされたビームサーベルはエックスのわたり、シグマとのたたかいで重要じゅうよう役目やくめたす。エピローグでは、ケインの研究所けんきゅうじょ修復しゅうふくされている姿すがたえがかれた。
『X4』では、2ヵ月かげつぶりにさい起動きどうするが「シグマがゼロになる」という奇妙きみょうゆめ影響えいきょうかバスターが使つかえなくなり、AX-10事件じけんにおいてエックスのみちつくるためにアースクラッシュを使用しようしたことでバスターを完全かんぜんうしなってしまう。レプリフォースとのたたかいでは反逆はんぎゃくしゃみちえらび、独自どくじにレプリフォースとのたたかいを開始かいし。カーネルをち、暴走ぼうそうしたアイリスをめながらも彼女かのじょまでうしなうことになる。最終さいしゅう決戦けっせんではすで正気しょうきもどっていたエックスを再会さいかいなみだながすことができるエックスをうらやみ、アイリスのためにけなかったいかりとかなしみをエックスにぶつけるが、エックスと地球ちきゅうしんれたことで自分じぶんだけの可能かのうせいつける決意けついをし、エックスとともにシグマとのたたかい、なつかしい未来みらいくためのたたかいにのぞんだ。
Dr.ケイン(Dr.Cain)
メインキャラクターでは唯一ゆいいつ人間にんげんキャラクターであり、世界せかいはじめてレプリロイドを製作せいさくした人物じんぶつ機械きかいたいする知識ちしき相当そうとうたかいレベルで、おなじくたか才能さいのうったDr.ドップラーとは人間にんげんとレプリロイドの立場たちばえた友人ゆうじん同士どうしであった。
飄々ひょうひょうとしながら軽薄けいはくおもわれがちな言動げんどうをしているが、 んだレプリロイドたちはかてたり、絶望ぜつぼうてききずったゼロやバッファリオの修復しゅうふくこころみたり、みち見失みうしなっていたエックスやDr.ドップラーに言葉ことばげかけるなど、レプリロイドたち子供こどものようにおもい、大切たいせつにしていることがうかがえる。
長期ちょうき行方ゆくえ不明ふめいであったエックスが帰還きかんしたさいに、悪戯いたずらをしつつもそのはしにはなみだかべるなど、その言動げんどうかくしのようである。

シグマとその部下ぶか

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シグマ(Σしぐま / Sigma)
Dr.ケインの最高さいこう傑作けっさくであるレプリロイド。かつてはイレギュラーハンターの隊長たいちょうつとめていたが、レプリロイドのための世界せかい創造そうぞうするために反乱はんらんこし、みずからイレギュラーとす。
かれ特徴とくちょうでもあるまぶたの模様もようほんさく独自どくじ設定せってい解釈かいしゃくされ、『X1』において自身じしんさからって人間にんげん味方みかたをしたカイルを右手みぎてゆび搭載とうさいしたじゅう射殺しゃさつしたのちに、発射はっしゃしょうじたねつ利用りようしてみずかきつけたものとなっており、それにより火傷かしょうのように生々なまなましくえがかれているが、『X2』以降いこう原作げんさくゲーム同様どうよう、ペイントふうえがかれるようになった。
『X1』では決闘けっとうのぞんだアルマージに激昂げっこうしながらも処分しょぶんせずに黙認もくにんしたり、エックスとたたかわせることを条件じょうけんにVAVAの独断どくだんゆるすといった、隊長たいちょう時代じだい度量どりょうひろさも発揮はっき。エックスのめたるつよさに興味きょうみいだき、かれ勧誘かんゆうしようともした。エックスとのたたかいではすべてのエネルギーを無力むりょくするマントをてて、エックスに一片いっぺん勝機しょうきあたえての戦闘せんとう展開てんかい。エックスをあつだおしビームサーバーでつらぬくが、冷却れいきゃくすいでサーバーがショートした影響えいきょう補助ほじょエネルギーが起動きどうして復活ふっかつしたエックスにおびえているあいだに、バスターにせてはなったサーバーで今度こんど自身じしん身体しんたいつらぬかれて爆発ばくはつした。だい2形態けいたいしん姿すがた)になったのちたたかいでは、エックスが補助ほじょエネルギーもきたことでたたかちからうしないながらものこったエネルギーでしろ推進すいしん暴走ぼうそうさせて、宇宙うちゅう空間くうかんかんでいるしろ大気圏たいきけん突入とつにゅう摩擦まさつねつくすという戦法せんぽうおこなったことで最期さいごむかえる。エックスはシグマのマントのおかげで命拾いのちびろいをした。げきちゅうではひとみえがかれることもあり、アルマージが決闘けっとう表明ひょうめいしたさいにもひとみせていた。
『X2』では人類じんるい抹殺まっさつとエックスへの復讐ふくしゅうのために復活ふっかつし、エックスをくるしめるためにゼロの残骸ざんがい強奪ごうだつして、修復しゅうふく配下はいかにする。自身じしんのボディは当初とうしょ不完全ふかんぜんなものだったが、エネルゲン水晶すいしょうとサージスの技術ぎじゅつりょく完全かんぜんなボディをた。エックスとのたたかいでは、カウンターハンターとゼロとのたたかいで消耗しょうもうしていたこともあって圧倒あっとう正気しょうきもどしたゼロとのフルチャージバスター&アースクラッシュをけて破壊はかいされながらもシグマのボディは仮初かりそめのものであり、本体ほんたい基地きちそのものであった。ボディが破壊はかいされたのち玉座ぎょくざ変形へんけいした巨大きょだい頭部とうぶ活動かつどうし、ボディが破壊はかいされたと同時どうじΣしぐまチップを搭載とうさいしたレプリロイドによるぜん人類じんるい抹殺まっさつプログラムを実行じっこうする。だが、マザーにまれていたライトのプログラムにより、ちからもどったエックスとゼロのハイパーギガクラッシュ[注釈ちゅうしゃく 3]基地きち破壊はかいされ、ぜん人類じんるい抹殺まっさつプログラムも機能きのう停止ていしした。
『X3』では、Dr.ドップラーを洗脳せんのうして暗躍あんやく。ドップラーにあらたなボディをつくらせるなか、ワームをかいしてエックスの精神せいしん世界せかいおもむき、少女しょうじょ天使てんし姿すがたりてエックスのあゆんでいる修羅しゅらみちさぶりをかけエックスを支配しはいしようとするが、ワームの正体しょうたいるためにワザと寄生きせいされたエックスとかれ仲間なかまたちとのきずなちからでワームをやぶられてしまう。最終さいしゅう決戦けっせんでは、ドップラーがおくったデータにより、強化きょうかアーマー装備そうびのエックスをも上回うわまわちからたが、ゼロのビームサーベルというかく武器ぶき破壊はかいされた。カイザーシグマになったのち光線こうせんでエックスを消滅しょうめつさせるが、しんのプログラムにより復活ふっかつしたエックスには一切いっさい攻撃こうげきつうじず、パンチで破壊はかいされ、それと同時どうじにシグマのしろ爆発ばくはつする。
『X4』は、りの影響えいきょうから戦闘せんとうシーンはえがかれず、姿すがたもローブだい1形態けいたいしかえがかれなかった。
『X1』は一人称いちにんしょうが「おれ」と比較的ひかくてきわか印象いんしょうだが、『X2』以降いこう一人称いちにんしょうが「ワシ」「わたし」「」「」と、キャラクターイメージが高齢こうれいした。
なん復活ふっかつすることから、復刊ふっかんばんのあとがきで作者さくしゃはシグマが1ばんえがきづらいキャラクターであったとべている。
VAVA(ヴァヴァ)
だい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞくしていたとくAきゅうハンター。破壊はかいたのしみながらもハードボイルドな美学びがくつ。シグマへ賛同さんどうしたためではなく、たたかいと破壊はかいたのしむためにシグマのがわについたため、シグマにたいして対等たいとう口調くちょうはなしている。「ロックマン」という伝説でんせつ破壊はかいするため、その継承けいしょうしゃたるエックスを執拗しつようねらう。
『X1』でアルマージを粛清しゅくせいし、かれ部下ぶかたちも同様どうよう破壊はかい直後ちょくご、エックスにヘッドパーツの位置いちおしえた。シグマじょうでのたたかいでは「ロックマン」として覚醒かくせいしたエックスのバスターの直撃ちょくげきけて大破たいはしながらも、エックス破壊はかい執念しゅうねんうごくが、とどめをされ機能きのう停止ていしした。
『X2』では、X1とX2の8たいのボス同様どうように、モスミーノスの幻想げんそうあらわれた。
『X3』ではあらたなボディをて、VAVA MK-IIとして復活ふっかつ。ナイトメアポリスとの初戦しょせんかげから観戦かんせんしており「二度にどおににならない」とくちにしたエックスをおにもど発言はつげんをした。その、シグマへのいかりからおにしたエックスとふたた対決たいけつ徹底的てっていてき攻撃こうげきくわつづけるもエックスのおに自分じぶんおにとはことなるおにであることに気付きづはじめたことから錯乱さくらんはじめ、エックスの高所こうしょから地上ちじょうとされる最中さいちゅう、エックスのおに自身じしんふくめたすべてのおにほろぼす、破滅はめつのためのおにであることをさっしたのち地上ちじょう激突げきとつした衝撃しょうげき機能きのう停止ていしする。エックスが直前ちょくぜんにはピアノをくといういちめんせたが、エックスが自身じしんのいる部屋へや到着とうちゃくしたさい破壊はかいした。なお、岩本いわもとは『X3』で「VAVAのはなしたのしくえがいた」とべている。
ダブル(Double)
新入しんいりのハンターだが、実際じっさいはシグマの部下ぶか。ゲームとおなじくずんぐりむっくりな体格たいかく語尾ごびに「〜デシ」とけるドジな性格せいかくよそおっているが、実際じっさい残忍ざんにん性格せいかくで、しん姿すがたでのはつ登場とうじょう気絶きぜつしたマシュラームを殺害さつがいした[注釈ちゅうしゃく 4]
デスフラワーではジェネラルとのたたかいでエックスが疲弊ひへいしたところにしん姿すがた登場とうじょうし、かおだけもと姿すがたもどして油断ゆだん動揺どうようさそってから攻撃こうげきくわえた。その今回こんかいすべての事件じけんはシグマのかんがえた計画けいかくということしゃべり、一方いっぽうてきにエックスを攻撃こうげきするが、エックスがなみだながらにはなったノヴァストライクのいちげきでボディをつらぬかれ敗北はいぼくのこった「たましい」ともうべき球状きゅうじょうのコアはバスターで粉砕ふんさいされた。
ゲームばんでは最終さいしゅうステージであいえるしん姿すがたであるが、漫画まんがでははや段階だんかい登場とうじょうした。だい7ではキバトドスの本拠地ほんきょち戦闘せんとう一部始終いちぶしじゅうていたが、そのさい目的もくてき不明ふめい

カウンターハンター

[編集へんしゅう]
バイオレン(Violen)
カウンターハンターの1人ひとりでパワーファイター。
頭部とうぶからびるてつだま怪力かいりき武器ぶき防御ぼうぎょりょくたかい。反面はんめん知能ちのうひくく、ジャンプして着地ちゃくちするとあし重量じゅうりょうえられず、一時いちじてきにフリーズしてしまう欠点けってんられる。「〜なんだなぁ」という独特どくとくしゃべかた特徴とくちょう
スタッガーの作戦さくせんでエックスの注意ちゅういきつけているあいだにDr.ケインの基地きちからゼロの残骸ざんがい強奪ごうだつ。エックスとオストリーグとのたたかいの最中さいちゅうにもあらわれ、オストリーグすらもらなかったミサイルを起動きどうさせた。
エックスとの直接ちょくせつ対決たいけつでは1番手ばんてつとめ、ジャンプによる弱点じゃくてん見抜みぬかれながらもアジールとサーゲスにたすけられる。ダブルバスター単発たんぱつではたおされないことから「3にん同時どうじ攻撃こうげき仕掛しかけて、最初さいしょにエックスをたおしたやつち」というけを提案ていあん。アジールとサーゲスからは「自分じぶんたちがダブルバスターでやられたのちにトドメを」と見抜みぬかれながらもけを了承りょうしょうされ、ダブルバスターをえた直後ちょくごのエックスにおそかるが、エックスがさきたおしたアジールのけんり、それでつらぬかれてしまい、「アジールのけん使つかうなんて反則はんそくなんだなぁ…」といいのこしてやぶれた。
サーゲス(Sagesse)
カウンターハンターの1人ひとり科学かがくしゃ
頭頂とうちょうからはなひかりだん浮遊ふゆうユニットからの地雷じらい武器ぶきとしている。ゼロを強化きょうか復活ふっかつさせたり、シグマのための完全かんぜんなボディも開発かいはつした。
エックスとの直接ちょくせつ対決たいけつでは、アジールもろともダブルバスターでられて下半身かはんしんうしなう。それでもしぶとくのこって宇宙うちゅうかぶキラー衛星えいせい起動きどうスイッチをそうとするが、自分じぶん復活ふっかつさせたゼロにはばまれたうえ、ゼロバスターによって破壊はかいされてしまう。
アジール(Agile)
カウンターハンターの1人ひとりでリーダーかく
ビームサーベルとスピードを駆使くしする。丁寧ていねい口調くちょうしゃべるが、最終さいしゅう決戦けっせん直前ちょくぜんには部下ぶかのレプリロイドをウォーミングアップとしょうして、全員ぜんいん処刑しょけいした挙句あげく、「いちまんだいてウォーミングアップにすらならないカス」としょうするなど冷酷れいこく性格せいかく
スタッガーがやぶれた直後ちょくご、サーゲスとともにエックスのまえ姿すがたあらわし、バイオレンがケインの秘密ひみつ基地きち襲撃しゅうげきしにったこともつたえた。
エックスとの直接ちょくせつ対決たいけつでは、ギガクラッシュのひかり視覚しかくセンサーをくるわされたすきにエックスのダブルバスターに敗北はいぼくし、愛用あいようのビームサーベルもバイオレンをたおすために使つかわれてしまう。
はつ登場とうじょうあらっぽい口調くちょうであり、一人称いちにんしょうも「わたし」ではなく「おれ」だったが、復刊ふっかんばんにて修正しゅうせいされている。

ドップラーとその部下ぶか

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Dr.ドップラー(Dr.Doppler)
科学かがくしゃがたレプリロイドで、Dr.ケインの友人ゆうじん表面ひょうめんじょうはどちらが優秀ゆうしゅう科学かがくしゃかでっているようにもえるが、本心ほんしんでは信頼しんらいしあっている。
かつてはケインのサポートがかりつとめていたが、ケインのけいらいで独立どくりつみとめられる。独立どくりつ、シグマウイルスようのワクチンを開発かいはつしイレギュラーを減少げんしょうさせる。それを人間にんげんとレプリロイドが共存きょうぞんするドッペルタウンを建設けんせつし、ケインとの共同きょうどうでタウンの防衛ぼうえいようメカであるマオー・ザ・ジャイアントの開発かいはつおこなった。
シグマに洗脳せんのうされてだい規模きぼ反乱はんらんこし、自身じしん身体しんたい戦闘せんとうよう強化きょうかした。エックスにやぶれたのち地球ちきゅうじょう生物せいぶつ一掃いっそうするジーロンだん自身じしんいのちえに起動きどうしようとするが、ケインの修理しゅうりされたことで不発ふはつわり、ケインの友情ゆうじょう感化かんかされて本来ほんらいしんもどし、ジーロンだん起動きどうコードも切断せつだんさせた。和解わかいした直後ちょくご、シグマじょう電波でんぱあやつられてしまい、必死ひっしあらがったすえみずからのメインプログラムをにぎつぶして自害じがいした。そのかれのメインメモリーはケインの保存ほぞんされる。
ヴァジュリーラFF(Vajurila FF)
ナイトメアポリスの1人ひとり。クールな性格せいかく慇懃いんぎん口調くちょうしゃべるが、その本性ほんしょう後述こうじゅつするようにきわめて陰険いんけんかつ狂的きょうてき
だい0特殊とくしゅ部隊ぶたいによるハンターベース奪還だっかん作戦さくせん最中さいちゅう、ホーネックを拉致らちした。マンダレーラとともにハンターベースを襲撃しゅうげきしたさいには、ゼロや正気しょうきもどしたボスたち交戦こうせん。ワームを退しりぞけて目覚めざめたエックスのバスターで左腕さわんごとたて破壊はかいされたことから撤退てったいする。
改修かいしゅう外見がいけんこそはわっていないが、大幅おおはばにパワーアップしている。エックスとゼロの処刑しょけい題材だいざいとしたパーティーに2人ふたり招待しょうたい。デス・ドッペルタウンにおいてエックスとゼロをかした。いちおもいには始末しまつせず、2人ふたり十字架じゅうじかのような拘束こうそくはりつけし、そのうえから処刑しょけいようのドリルを設置せっち。クリスマスの12月25にちちょうどに処刑しょけいするパーティーだい2開始かいしするが、マーティたちの活躍かつやくによってエックスが強化きょうかアーマーで復活ふっかつたすと形勢けいせい逆転ぎゃくてんひだり半身はんしん損傷そんしょうするほどのダメージをわされる。マンダレーラがけつけたのもつか、ドップラーに制裁せいさいくわえられ、破壊はかいされながらも原型げんけいをとどめるが、マンダレーラと融合ゆうごうさせられてゴッドカルマシーン・O・イナリーに変化へんかさせられてしまった。
マンダレーラBB(Mandarela BB)
ナイトメアポリスの1人ひとりたたかいをたのしんでいる反面はんめん武人ぶじんいちめん相棒あいぼうのヴァジュリーラへのじょうゆうする。
ヴァジュリーラとともにハンターベースを襲撃しゅうげきしたさいゼロたちと交戦こうせんするが、エックスの攻撃こうげきでヴァジュリーラが損傷そんしょうしたことから撤退てったいする。
こののち、ヴァジュリーラととも強化きょうかされ、エックスとゼロに勝利しょうりらえた2人ふたり処刑しょけいをヴァジュリーラにまかせ、自身じしんはマーティいちぎょう戦闘せんとうおこなっていたが、パワーアップしたエックスによってヴァジュリーラが瀕死ひんし状態じょうたいになっていたところにけつける。そのにやってきたドップラーにヴァジュリーラをたすけてくれるようもとめるが、ドップラーにはもちいみとされ、かれるドラゴンがたメカニロイドからの光線こうせん処刑しょけいされてしまう。大破たいはしながらも生存せいぞんするが「それなら最後さいごまで道具どうぐとしてやくて」と、ヴァジュリーラとともにゴッドカルマシーン・O・イナリーに強制きょうせい改造かいぞうされる。
ゴッドカルマシーン・O・イナリー(Godcal Machine O Inary)
ヴァジュリーラFFとマンダレーラBBがびせられた大量たいりょうのワームを媒体ばいたい融合ゆうごう誕生たんじょうした、稲荷いなりがたレプリロイド。
すでに両者りょうしゃ意識いしきはなく、ドップラーの傀儡かいらいてている。ゲームばんよりはるかにおおきな体躯たいくほこるが、強化きょうかされたエックスのてきではなく、ドップラーごとバスターでばされる。それでも完全かんぜんにはやられておらず、双頭そうとうのワームの怪物かいぶつしておそいかかったのもむなしくてた。
なお、O・イナリーにえられる最中さいちゅう、ヴァジュリーラはすでに言葉ことばはっせないほどのむしいきであり、マンダレーラは「わたし自分じぶんでいたい」とおびえていた。
マック(Mac)
ドップラーの護衛ごえいつとめていたレプリロイド。
ケインと子供こどもじみた喧嘩けんかをするドップラーにあきれたりするなど普通ふつうのレプリロイドであったが、ドップラーの反乱はんらんまれかれもイレギュラーしてしまう。かたましちでらえたエックスを人質ひとじちにとってゼロを脅迫きょうはくしたが、づかないあいだにゼロの居合いありでかれた。

レプリフォース

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アイリス(Iris)
カーネルのいもうとで、ゼロにおもいをせる少女しょうじょがたレプリロイド。ゲームばんでは童顔どうがん少女しょうじょだが、ほんさくでは大人おとな雰囲気ふんいきった顔立かおだちの美女びじょとしてえがかれている。しんやさしい性格せいかくだが、みずからのいのち覚悟かくごつよさをつ。所属しょぞく不明ふめい
原作げんさくではレプリフォースがかかげた「レプリロイドだけの世界せかい」を支持しじしていたが、ほんさくではレプリフォースの反乱はんらんかれらとはべつ自分じぶん部隊ぶたいひきいて中立ちゅうりつぞくし、てき味方みかたわずたたかいできずつきたおれたものたち介抱かいほうするなどへだてない性格せいかくになり、敬愛けいあいしているあにを「あんなカタブツと、もともと一体いったいだったとおもうとわらっちゃう」とひょうするなど、くだけたいちめんせた。
原作げんさくでは、やさしさとつよさをあわつ1たい究極きゅうきょくのレプリロイド「ロックマン」を目指めざしてつくされたとされているが、原作げんさく同様どうようカーネルとアイリス2にん分割ぶんかつされ兄妹きょうだいとなった。元々もともと一体いったいとしてつくされたためきずなつよく、カーネルの負傷ふしょう影響えいきょうみずからにおよこともあった[注釈ちゅうしゃく 5]
ゼロと対決たいけつすることになる経緯けいいは、カーネルのによるものという部分ぶぶん原作げんさくおなじだが、原作げんさくあにたおされたことにたいする復讐ふくしゅうではなく、ほんさくではカーネルの連動れんどうして暴走ぼうそうした経緯けいい変更へんこうされた。暴走ぼうそうめようとしたゼロにたおされたが、最後さいごまで妄執もうしゅうにとらわれた原作げんさくとはちがい、あにかんすることをふく最後さいごまでゼロをにくまずに全幅ぜんぷく感謝かんしゃしめし、おもいながらいきった。
カーネル(Colonel)
レプリロイドだけの軍隊ぐんたい、レプリフォースのわか陸軍りくぐん士官しかん
基本きほんてきには人格じんかくしゃ部下ぶかていしてかば好漢こうかんたか戦闘せんとうりょく統率とうそつりょくそなえ、軍規ぐんきみだものには制裁せいさいかんがえる軍人ぐんじんらしさもうかがえる。しかし、誤解ごかいから武器ぶき放棄ほうきして投降とうこうするようせまられたとき、よりおおきな混乱こんらんまねくとりつつも、一寸ちょっとまよいもほこりのため要求ようきゅうけるなど、あおさも目立めだ[注釈ちゅうしゃく 6]
ゼロとはX1以前いぜんから親交しんこうがあり、たがいにみとっていた戦友せんゆう反乱はんらんによりみちちがえ、たがいの信念しんねんして衝突しょうとつしあう。ウイルスにおかされたアイリスをたすけるために軍規ぐんきをまげて基地きち突入とつにゅうしたが「もうウイルスはなおすことができる」というゼロの発言はつげんに「どうせいずれはたたか運命うんめい」とききいれず剣戟けんげきひろげるがゼロにやぶれる。自分じぶん信念しんねんつらぬいた最期さいごいはなく、そのがおおだやかであった。
ジェネラル(General)
レプリフォースの最高さいこう司令しれいかんじゅう武装ぶそうのエックスを圧倒あっとうしたキバトドスを一撃いちげきたおすなど強大きょうだい実力じつりょくっている。必要ひつようのない殺戮さつりくかえすキバトドスを粛清しゅくせいしたが、敵対てきたい関係かんけいにあたるエックスにはないことをみとめて殺害さつがいしないなど、れいおもんじ敵対てきたいするものすらにかける人格じんかくしゃ
スカイラグーンのいちけん独立どくりつ余儀よぎなくされるも内心ないしん複雑ふくざつで、必要ひつよう以上いじょう犠牲ぎせいないよう配慮はいりょする姿勢しせいせていた。先述せんじゅつのエックスを見逃みのがしたときに、はん狂乱きょうらんおちいったエックスからバスターを乱発らんぱつされたがまった通用つうようせず、それでいてかえちにできるであろうにもかかわらず[注釈ちゅうしゃく 7]報復ほうふくまったかんがえないなど、強固きょうこからだ意志いしつよさをあわつ。
最後さいごはアルティメットアーマーを装着そうちゃくしたエックスに敗北はいぼくして[注釈ちゅうしゃく 8]突如とつじょあらわ事件じけん真相しんそうかたったダブルにはん狂乱きょうらん攻撃こうげきびせたエックスをさとすようにきしめ、エックスを正気しょうきもどした。シグマが起動きどうしたファイナルウェポン「デスフラワー」をめるためにみずからを犠牲ぎせいにして敬礼けいれいをしながらっていった。

過去かこ人物じんぶつ

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Dr.ライト(Dr.Right)
ロボット工学こうがくちちとよばれる伝説でんせつてき科学かがくしゃであり、エックスの開発かいはつしゃ。すでに故人こじんであり、プログラムとして存在そんざいしている。原作げんさく同様どうよう、エックスにアーマーパーツをあたえるが、ほんさくにおいてはカプセルにまらず、様々さまざま場所ばしょ状況じょうきょうでエックスのまえあらわれ、かれみちびいていく。その正体しょうたいらないエックスからは「白衣はくい老人ろうじん」「おじいさん」などとばれている。
X1では、エックスにフットパーツをさづけるシーンとヘッドパーツの所在地しょざいちをゼロにつたえるシーンで登場とうじょう
X2では、前作ぜんさくよりも出番でばんおおく、ヘッドパーツとボディパーツをさづけたさいとマザーにかくしていた勇者ゆうしゃのためのプログラムが起動きどうしたさい登場とうじょうした。
X3では、カイザーシグマの攻撃こうげきでエックスが消滅しょうめつしていく最中さいちゅう走馬灯そうまとうない登場とうじょう
X4では、エックスにアルティメットアーマーをさづけたさいのみの登場とうじょうとなった。
「ROCKMAN」(ロックマン)
伝説でんせつとしてかたがれているレプリロイド。人類じんるい存亡そんぼう危機ききひんしたときあらわれるとわれている。相手あいて特殊とくしゅ武器ぶきおのれものとし、ない進化しんかつづける究極きゅうきょく能力のうりょくつものこそが、「ROCKMAN」の継承けいしょうしゃとされている。X3までは名前なまえたまがるか、おもにシグマやVAVAなどのてきがエックスを「ロックマンエックス(またはロックマンX)」と程度ていど姿すがたえがかれなかったが、X4にてアイリスが自分じぶんとカーネルは「ロックマンの再来さいらい」として最初さいしょは1たいのレプリロイドになるはずだったことやその開発かいはつコンセプトをゼロにかたるシーンで、ロック(初代しょだいロックマン)のシルエットが登場とうじょうする。

ボスキャラクター

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ほんこうでは、ゲームばんにはあらわれない漫画まんがばんオリジナルの性格せいかく演出えんしゅつ中心ちゅうしん記載きさいしていく。公式こうしき設定せっていとうはゲームばんでのかく作品さくひんのボスキャラクターこう参照さんしょう

ロックマンX1

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雪原せつげん皇帝こうてい アイシー・ペンギーゴ(Icy Penguigo)
ペンギンかたレプリロイドもとだい13極地きょくち部隊ぶたい所属しょぞくとくAきゅうハンター。
おな部隊ぶたいのマルスを「デカい図体ずうたいしているだけで威張いばっているやつ」と難癖なんくせけて、こおりけにしてらえる。マルスの旧友きゅうゆうのエックスと対峙たいじしたさいには、ことあるごとに(当時とうじのエックスの階級かいきゅうである)「Bきゅう(ハンター)」とののしりながらもとくAきゅうであることは伊達だてではなく、エックスを圧倒あっとうするが、マルスからおしえられたほこりをおもしたエックスの反撃はんげきい、フットパーツによるダッシュで機動きどうりょく逆転ぎゃくてんされてしまう。それでもエックスの説得せっとくみみすふりをして、マルスをたてにするが、地震じしん影響えいきょう補助ほじょ電源でんげん作動さどうしたマルスにうごきをふうじられてしまい、エックスのフルチャージバスターでかれた。
ごうそくこぶしかみなりおう スパーク・マンドリラー(Spark Mandriller)
マンドリルかたレプリロイド。だい17部隊ぶたい所属しょぞくとくAきゅうハンター。
「いかなる手段しゅだんもちいても任務にんむ遂行すいこうしてこその忠誠ちゅうせいだ」として、エックスにたおされた部下ぶかスライマーを「クズ」とののしる。エックスとのたたかいでは、ゼロのアドバイスをおもし、ペンギーゴのチップでショットガンアイスを使用しようしたエックスにうでこおらされたさい、エックスに伝説でんせつの「ロックマン」の面影おもかげて、戦意せんい喪失そうしつ。エックスに命乞いのちごいをして、シグマの居所きょしょおしえようとするが、突如とつじょあらわれたシグマの立体りったい映像えいぞうともな攻撃こうげきビットによって処刑しょけいされた。
かそけりんの妖撃しゅ スティング・カメリーオ(Sting Chameleao)
カメレオンかたレプリロイド。もとだい9特殊とくしゅ部隊ぶたい別名べつめい:レンジャー部隊ぶたい所属しょぞくする実力じつりょくしゃ
ソフトはレコード、プレイヤーは手回てまわしき骨董こっとうひんにより、鑑賞かんしょうするクラシック音楽おんがく傾倒けいとうし、たたかいをダンスパーティーに見立みたてる倒錯とうさくした嗜好しこうぬし名古屋なごやべんおぼしきしゃべかた特徴とくちょう外皮がいひうろこのようなアレンジがくわえられている。
武装ぶそうさせた動物どうぶつたちを使つかって、破壊はかい活動かつどうおこな最中さいちゅう、エックスを捕獲ほかくするようにとのメッセージをつたえてきたシグマの使者ししゃ惨殺ざんさつし、命令めいれいにぎりつぶす。武装ぶそう動物どうぶつたちがエックスのレプリカをたおしたのをて、勝利しょうり確信かくしんし、エックス本人ほんにんにも武装ぶそう動物どうぶつ集中しゅうちゅう砲火ほうかびせるが、ボディパーツをたことで防御ぼうぎょりょくたかめたエックスには通用つうようせず、動物どうぶつたちもエックスの説得せっとく正気しょうきもどってしまう。エックスとの直接ちょくせつ対決たいけつでは変色へんしょく機能きのうでエックスを翻弄ほんろうし、エックスバスターを使用しよう不能ふのうにまでむが、エックスの作戦さくせん部屋へや照明しょうめいこわされて暗闇くらやみしたさい、エックスバスターの強烈きょうれつひかりによって、変色へんしょく機能きのう麻痺まひさせられてしまったところにフルチャージバスターをけてくだる。直後ちょくご、エックスからは「ちからにさえおぼれなければ、いハンターになれただろう」とひょうされた。
鋼鉄こうてつかぶとだん闘士とうし アーマー・アルマージ(Armor Armarge)
だい8機甲きこう部隊ぶたい隊長たいちょうつとめていたアルマジロかたレプリロイド。
れいとうと武人ぶじんで、一人称いちにんしょうは「ぼう(それがし)」。「たたかいというものはおくしたものかならけがおとずれるものなのだ」が持論じろんほんさくでは「高速こうそく回転かいてん装甲そうこう(ローリングシールド)」の名前なまえけられたからだまるめての体当たいあたり攻撃こうげき確実かくじつものとするために、体内たいない高性能こうせいのうかつ精密せいみつなセンサーを搭載とうさい
カメリーオにつよ不信ふしんかんいており、かれたおしたエックスにバスターを修理しゅうりしたうえはたいをもうむが、この行為こういにシグマは激怒げきどし、ビームサーベルでかれかお一本いっぽんきずれられてしまうが、かろうじて、決闘けっとうゆるされる。エックスとの決闘けっとうでは、バスターのビームを反射はんしゃするシールドを駆使くしして、エックスを翻弄ほんろうするが、ほのお決闘けっとう場所ばしょにあったアゴニウム鉱石こうせき温度おんどセンサーからのがれた状態じょうたいからエックスがはなったエレクトリックスパークでセンサーを破壊はかいされ、その影響えいきょう自身じしん走行そうこうくずれてしまう。敗北はいぼくみとめたのち、シグマにたいする忠誠ちゅうせいあかしとして、ボディ内部ないぶ裏切うらぎりと同時どうじ起動きどうするばくだんによる自身じしん爆破ばくはからエックスをまもるため、体内たいない起爆きばく装置そうちごと「レプリロイドをることができる唯一ゆいいつの”妖刀ようとう”」むらさきえん使つかって文字通もじどおり”切腹せっぷく”。最終さいしゅうてきにVAVAの攻撃こうげきからエックスをかばって戦死せんしするが、ていしてまもいた部下ぶかたちもさきにVAVAによって皆殺みなごろしにされていた。
なお、X1でエックスがボス相手あいて特殊とくしゅ武器ぶき使つかったのは、かれとスパーク・マンドリラー(ショットガン・アイス)、スティング・カメリーオ(エレクトリック・スパーク)とのたたかいのみ。
灼熱しゃくねつのオイルタンク バーニン・ナウマンダー(Burnin' Noumander)
ナウマンぞうかたレプリロイド。もとだい4陸上りくじょう部隊ぶたい隊長たいちょうとして中東ちゅうとうたたかっていた。
小型こがたのCPUボールがレプリロイドのスクラップを吸収きゅうしゅうしてまれわった存在そんざいとしてえがかれている。いくらボディを破壊はかいされても本体ほんたいがダメージをけないかぎり、らえたレプリロイドたちからパーツをうばうことでなんでも再生さいせい可能かのう再生さいせいのためのかく搭載とうさいしているひだりむねだけは装甲そうこうあつくなっており、そこを「再生さいせいともにバスターを同化どうかさせ、内側うちがわからく」という奇策きさくによって敗北はいぼくした。本体ほんたいころち、レプリロイドから見下みくだされていた自身じしんつら過去かこ吐露とろ。エックスからマルスの信念しんねんである「ほこり」とおおきなナウマンダーにてたことをつたえられ、エックスをとおすことにした。エックスから贖罪しょくざい条件じょうけん存命ぞんめいゆるされ、工場こうじょう地帯ちたいまることとなる。X1のボスキャラクターたちでは唯一ゆいいつ生存せいぞんしゃ
天空てんくう貴公子きこうし ストーム・イーグリード(イグリード)(Storm Eagleed)
だい7空挺くうてい部隊ぶたい隊長たいちょうつとめていたわしかたレプリロイド。
元々もともとだい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞく同期どうきたちのあこがれのてきでもあったが、おべんちゃらばかりってくるかれらにたいして「(おべんちゃらっているひまがあるなら)トレーニングでもしろ」と一喝いっかつする厳格げんかくさもせた。その直後ちょくごにゼロと出会であい、最初さいしょはケンカばかりしていたが、たがいをみとうようになっていく。恋人こいびとのティルが殉職じゅんしょくしたのち、ゼロとかおわせることなく、だい7空挺くうてい部隊ぶたい転属てんぞく
エックスとは2かいわたって交戦こうせん。1せん圧勝あっしょうしたうえけつけたゼロとのたたかいでも、ゼロのしんまよいがあったことから勝利しょうり飛行ひこうてい甲板かんぱん舞台ぶたいとした空中くうちゅうでの2せんでもエックスを圧倒あっとうしたうえみずからの弱点じゃくてん背中せなかであることをおしえることでエックスをよりめていくが、覚悟かくごめたエックスのダッシュジャンプバスターで背中せなか破壊はかいされ、それとえに地上ちじょう落下らっかするはずだったエックスも強風きょうふうることをんでいたために落下らっかせずに生還せいかんたたかわったのちは「エックスがヘッド強化きょうかパーツをれるに相応ふさわしいかどうかをためすために、あくえんじていた」ことが、ゼロのくちからあきらかになり、エックスを称賛しょうさんしたのち機能きのう停止ていし。ゼロのによって、ティルがねむそらへとげられた[注釈ちゅうしゃく 9]
X2では、そらにトラウマをいたオストリーグの除隊じょたいみとめながらも、かれがトラウマを克服こくふくすることをしんじての激励げきれいおくる。そして、改心かいしんすると同時どうじそらへのトラウマを克服こくふくしたオストリーグとともに、まぼろしとしてあらわそらんだ。
名前なまえが「イグリード」だった詳細しょうさいについては後述こうじゅつ
深海しんかい武装ぶそう将軍しょうぐん ランチャー・オクトパルド(Launcher Octopuld)
もとだい6艦隊かんたい所属しょぞくの、タコかたレプリロイド。
漫画まんがばん独自どくじ設定せっていとして、触手しょくしゅそれぞれにてきのエネルギー波長はちょう感知かんち自動じどう追尾ついびするセンサーやちょう振動しんどう機能きのうてきをパーツ単位たんいにまで破壊はかいするシステムが搭載とうさいされている。一人称いちにんしょうは「わし」だが、たおされる直前ちょくぜんには「おれ」と発言はつげん
マーティを利用りようして、エックスを消耗しょうもうさせたうえ、バスターを無効むこうするサイドス溶液ようえきたたかいの舞台ぶたいにすることによって戦局せんきょく優位ゆういすすめる。さらにマーティを触手しょくしゅちょう振動しんどう機能きのう破壊はかいするも、その残骸ざんがいがエックスバスターのエネルギーをびたことによって、職種しょくしゅ残骸ざんがいをのほうを追尾ついびしてしまい、最後さいごはマーティの形見かたみ三叉みつまたやりったエックスにあごから脳天のうてんまでつらぬかれて機能きのう停止ていし
時空じくうてつおに ブーメル・クワンガー(Boomer Kuwanger)
だい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞくしていたクワガタかたレプリロイド。
丁寧ていねい口調くちょうとは裏腹うらはら狂気きょうきじみており、シグマぐん活動かつどうするようになってからは、本人ほんにんいわく「退屈たいくつ優等生ゆうとうせい(ハンター)時代じだいちがって、毎日まいにちたのしい」とのこと。
みずからの頭脳ずのうをタワー最上階さいじょうかい壁面へきめん全体ぜんたい移植いしょく増築ぞうちくしていたため、レプリロイドの限界げんかい以上いじょうはやさでうごけるようになるが、そのからくりをエックスに見破みやぶられたのち日本にっぽん消滅しょうめつさせるためにチャージしていたエネルギーを自身じしんのバスターにくわえるエックスの戦法せんぽう頭脳ずのう破壊はかいされる。
X3ではおとうとであるグラビティー・ビートブードの尽力じんりょくによって復活ふっかつのこされたわずかなチップで再生さいせいされたことから、台詞せりふがカタカナになっており、下半身かはんしん浮遊ふゆうユニットで代用だいようされた姿すがたになった。ビートブードによってこわされた右腕うわんにバグホールをまとわせたエックスの奇策きさくにより、バグホールにまれるが、中和ちゅうわせずにブラックホールする。最終さいしゅうてきには、かつてのたたかいのときおなじく外部がいぶエネルギーで強化きょうかされたエックスのバスターで完全かんぜん消滅しょうめつした。
幻影げんえいなどをふくめると、ぜんシリーズに登場とうじょうしている。

ロックマンX2

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緑林りょくりんしょう悪魔あくま ワイヤー・ヘチマール(Wire Hetimarl)
シグマのいのちにより気象きしょうコントロールセンターを占拠せんきょしたヘチマかたレプリロイド。攻防こうぼうどちらにも応用おうようできるづるあつかう。無邪気むじゃき性格せいかく善悪ぜんあく区別くべつかず、天気てんきをコロコロえてはたのしんでいた。ダンスきであり、先述せんじゅつ気象きしょうコントロールのスイッチもダンスステージがたにした。
エックスとの戦闘せんとうにDr.ケインがその修理しゅうりして正気しょうきもどる。X2のボスでは唯一ゆいいつ生存せいぞんしゃ。ゲームではシグマの秘密ひみつ工場こうじょうつくられたことになっているが、漫画まんがばんでは不明ふめい
ヒートナックルチャンピオン フレイム・スタッガー(Flame Stagger)
シカかたレプリロイド。エックスが所属しょぞくしていたもとだい17精鋭せいえい部隊ぶたい隊員たいいんけずぎらいな性格せいかくで、「わらう! わらわらわらわらう! わらっちまうねー!」ひとしおな言葉ことばなんかえ狂気きょうきこもったセリフ回せりふまわしが特徴とくちょう
だい17精鋭せいえい部隊ぶたい一員いちいんだったころ新人しんじんイジメの常習じょうしゅうしゃであり、エックスにそれをとがめられたことによりゼロらが見守みまもなかでのエックスとの決闘けっとうのぞむもののあっさりけてしまう。それ以来いらいエックスを逆恨さかうらみしており、そのためにシグマに協力きょうりょく大幅おおはば強化きょうかされた状態じょうたいでエックスにいどむ。だが最期さいご不完全ふかんぜん強化きょうか改造かいぞう裏目うらめて、エックスの至近しきん距離きょりからのバスターで体内たいない発火はっかシステムが破壊はかいされて暴走ぼうそうし、自分じぶん自分じぶんくしてしまう。機能きのう停止ていし、アジールのビームサーベル攻撃こうげきによって完全かんぜん破壊はかいされた。
水晶すいしょう魔術まじゅつ クリスター・マイマイン(Crystar Mymine)
シグマによってつくされたカタツムリかたレプリロイド。みにく自分じぶん姿すがたにコンプレックスをいている。このステージのなかボスの言葉ことばはなさないマグナクォーツを「とも」として溺愛できあいしとても大切たいせつにしていた。マグナクォーツがエックスによって破壊はかいされたことでおおいにかなしみ、みずからのしんりどころがうしなわれた復讐ふくしゅうのために、エックスへとおそいかかった。自分じぶん以外いがい時間じかんゆがめ、思考しこう能力のうりょく以外いがい減速げんそくさせる能力のうりょくがあり、そこにおちいった相手あいてをいたぶる戦法せんぽうをつかう。独特どくとく美意識びいしきつのが特徴とくちょう一人称いちにんしょうは「ボク」で、少年しょうねんらしい口調くちょうもちいる。最後さいごはエックスに本心ほんしんけショックをあたえるも、恐怖きょうふしんてず発射はっしゃされたエックスバスターによって破壊はかいされた。
砂漠さばくの韋駄てん ソニック・オストリーグ(Sonic Ostreague)
ダチョウかたレプリロイド。元々もともとだい7空挺くうてい部隊ぶたい所属しょぞくとくAきゅうハンターだったが、ブースター故障こしょうによる墜落ついらく事故じこによる飛行ひこうへの恐怖きょうふしんぬぐれず、飛行ひこう能力のうりょく封印ふういんされ、脱退だったいしていた。
イーグリードの部下ぶかだったが部隊ぶたいめたのち親友しんゆう関係かんけいであり、シグマに「イーグリードは裏切うらぎものエックスに破壊はかいされた」とだまされてエックスをうらかれ対立たいりつする。しかしエックスの不屈ふくつ姿すがたにイーグリードの姿すがたかさなり、まよいがしょうじる。そして自分じぶんらなかった巨大きょだいミサイルがはなたれるのをると同時どうじに、あらわれたバイオレンによって自分じぶんあざむかれていたことをり、なにしんじればいいのかからなくなってしまったが、ミサイル破壊はかいのためにエアダッシュをもちいたエックスの姿すがたおのれあやまちにづき、つぐないのためにミサイルへかおうとするエックスをして、封印ふういんしていた飛行ひこう能力のうりょく復活ふっかつさせてミサイルに特攻とっこうし、間際まぎわにイーグリードの幻影げんえい友情ゆうじょうたしかめい(なお、イーグリードの姿すがたはエックスにもえていた)イーグリードと同様どうようほこたかってった。
飛行ひこう能力のうりょくうしなっても戦闘せんとう能力のうりょくそのものはおとろえておらず、事実じじつエックスとの対決たいけつではかれにほとんどじょうずるすきあたえなかった。
べにのアサッシン マグネ・ヒャクレッガー(Magne Hyakulegger)
ムカデかたレプリロイド。もとぜん18あるイレギュラーハンター部隊ぶたいでもかげ存在そんざいであるだい0特殊とくしゅ部隊ぶたい所属しょぞくしていたエキスパート忍者にんじゃハンター。
女性じょせいがたレプリロイド・シルキーの姿すがたけて、エックスを中央ちゅうおうコンピューターに誘導ゆうどうしてたおそうとした。のウイルスでエックスの能力のうりょく次々つぎつぎ消去しょうきょして優勢ゆうせいつが、最後さいごはマザーの助力じょりょくけたエックスによってマザーのむきしの回路かいろしつけられ、みずからがながしたウイルスにやられる。
エックスと対峙たいじしたとき普通ふつう口調くちょうになったり、慇懃無礼いんぎんぶれい敬語けいごになったり、また普通ふつう口調くちょうもどったりと「しの部隊ぶたい」らしからぬ感情かんじょう起伏きふくはげしいキャラクター。
深海しんかい バブリー・クラブロス(Bubbly Crablos)
カニかたレプリロイド。イレギュラーハンターだい6艦隊かんたい所属しょぞくしていたもととくAきゅうハンター。くちからくバブルスプラッシュは金属きんぞくをもかす性質せいしつつ。
守銭奴しゅせんどりにみがきがかり、カニがた巨大きょだい貯金ちょきんばこかねんでいた。また海中かいちゅうようレプリロイドを次々つぎつぎ破壊はかいし、動力どうりょくげん「マイヤールビー」を資産しさんとしてうばっていた。かれいわそう資産しさんは300おくえんたっするといい、いずれは世界せかいだけでなくシグマをもかね牛耳ぎゅうじろうと目論もくろ狂信きょうしんてき拝金はいきん主義しゅぎしゃになっている。口調くちょう大阪おおさかべん。マーティのかみとしたときは「かみおんないのちだ」と激怒げきどする彼女かのじょあきれていた。エックスからは「だるまがに」ばわりされた。最終さいしゅうてきにはバブルスプラッシュがうえ浮遊ふゆうしていくという弱点じゃくてんかれて地面じめんスレスレにダッシュしたエックスにめられ、エックスバスターでたてぷたつにされた。
ゆめしま堕天使だてんし メタモル・モスミーノス(Metamor Mothmeanos)
シグマによって製作せいさくされた(ガ)がたレプリロイド。ブーメル・クワンガー同様どうようつね丁寧ていねい口調くちょうはなす。
ゲームとおなじくはじめはミノムシの姿すがた出現しゅつげん鱗粉りんぷんには幻影げんえいせる効果こうかがあり、スクラップ処理しょりじょうはいったエックスに過去かこのボスたち墓標ぼひょう精神せいしんてきめ、さらには復活ふっかつしたようにせておそわせた。エックスには卑怯ひきょうしゃばわりされていたが、モスミーノス自身じしんは「エフェクトも戦術せんじゅつうち」というかんがかたである。鱗粉りんぷんとスクラップやビームによる攻撃こうげきでエックスをむが、鱗粉りんぷんがラッシングバーナーの導火どうかせんとなりきた。
きょうきばじゅう戦車せんしゃ ホイール・アリゲイツ(Wheel Alligates)
ワニかたレプリロイド。もとイレギュラーハンターだい6艦隊かんたいふく隊長たいちょう巨大きょだい陸上りくじょう戦艦せんかん指揮しきする。
洗脳せんのうされたゼロに攻撃こうげきされたトラウマから、バスターが使つかえなくなったエックスをオイルのうみかくれつつ、蹂躙じゅうりんするが、ゼロをしんじるしんもどしたことでバスターが進化しんか復活ふっかつしたエックスのダブルチャージショットによってたおされる。戦闘せんとう終了しゅうりょう、エックスは、アリゲイツの遺品いひんでもある戦艦せんかんから、シグマ基地きち場所ばしょす。

ロックマンX3

[編集へんしゅう]

破壊はかいされずに正気しょうきもどったボスがおおく、終盤しゅうばん正気しょうきもどったボスたちがエックスとハンターたちをすくうために奮闘ふんとうする。なお、エックスにも終盤しゅうばんまで強化きょうかアーマーを使つかわせずにたたかわせたおかげでボスキャラクターを大勢おおぜいのこらせることができたという[注釈ちゅうしゃく 10]

白銀はくぎん雪男ゆきおとこ フローズン・バッファリオ(Frozen Buffalio)
バッファローかたスキーじょう整備せいびようレプリロイド。
本来ほんらいまちあいし、レプリロイドにも人間にんげんにもへだてなくせっするしんやさしい性格せいかくであったが、ドップラーに洗脳せんのうされてイレギュラーしてしまう。芸術げいじゅつ気取きどりでまちこおけにする。エックスと対決たいけつして敗北はいぼくし、正気しょうきもどったのち自分じぶんのしたおこないをなげき、いちはエックスに破壊はかいされることのぞむ。しかし友人ゆうじんである少年しょうねんトシヒコがバッファリオをおもい、必死ひっしゆきダルマをつく姿すがたをエックスにせられてなおった。
のちにX4へんにてエックスとともにフロスト・キバトドスと交戦こうせんし、さきたおれたエックスをまもるためにたたかくが敗北はいぼく無念むねん戦死せんしという無残むざん最期さいごげる[注釈ちゅうしゃく 11]のちにDr.ケインによってこおりけとなった遺骸いがい回収かいしゅうおこなわれた。
X3へんでは少年しょうねんのようなあかるい口調くちょうであったが、X4へんでは厳格げんかく口調くちょうになっていた。
地底ちていのバーバリアン スクリュー・マサイダー(Screw Masaider)
エネルゲン水晶すいしょう採掘さいくつようサイかたレプリロイド。ドップラーの依頼いらいで、侵入しんにゅうしてきたエックスとゼロの相手あいてをするべく登場とうじょう[注釈ちゅうしゃく 12]当初とうしょはそのままの姿すがたでエックスたちまえちはだかるも、2人ふたりかるくいなされた。しかしその、ドップラーによって洗脳せんのうされイレギュラーとなり、言語げんごりょくもほぼない戦闘せんとうようレプリロイドに改造かいぞうされてしまうが、それでも所詮しょせん焼刃やきばでありエックスやゼロには通用つうようしなかった。戦闘せんとう破壊はかいされず本来ほんらいしんもどした。
そのはイレギュラーハンターに協力きょうりょくする仲間なかまとしてドッペルタウンでの決戦けっせんにも参戦さんせんする。
かげにん エクスプローズ・ホーネック(Explose Horneck)
スズメバチかたレプリロイド。イレギュラーハンターだい0特殊とくしゅ部隊ぶたいふく隊長たいちょうであり、ゼロの部下ぶかにあたる。
もとはチンピラグループのリーダーであり、正式せいしきなイレギュラーハンターになる以前いぜんのゼロに喧嘩けんかってたおされたこと2人ふたり出会であいであった。そのゼロのつよさにあこがれ、イレギュラーハンターになり、かれ部下ぶかとなる。
はつ登場とうじょうにはイレギュラーハンターであったが、 序盤じょばんのネオ・イレギュラーハンターベース(ゲームでのOPステージ)でのたたかいのさいにゼロのつよさをあらためてたりにしていたところを、ヴァジュリーラFFに取引とりひきちかけられるも敢然かんぜん拒否きょひして交戦こうせん。しかしちからおよばず拉致らちされイレギュラーとなり、のちにゼロとたたかうことになる。ゼロをえるつよさをにすることに固執こしつし、全身ぜんしん追加ついかパーツで武装ぶそうしていたが、ゼロにはまった通用つうようせず、ぎゃくにゼロとのたたかいのなかつよさとはなになのかをさい確認かくにんし、ふたたびゼロのしたもどった。直後ちょくご大挙たいきょして襲撃しゅうげきしてきたてき相手あいてにたった2人ふたりかっている。なお、このゼロとの対決たいけつえがいたかいではエックスは最後さいごまで登場とうじょうしなかった。
その、バッファリオら3たいとものうないチップに擬態ぎたいしていたワームがたΣしぐまウイルスを除去じょきょされ現場げんば復帰ふっきしている。
X4の序章じょしょうにも、ワンシーンだけ登場とうじょうしている。
ジャングルの守護神しゅごじん シャイニング・タイガード(Shining Tigerd)
森林しんりん保護ほごようトラかたレプリロイド。
レプリロイドやメカニロイドではない本物ほんものめすのトラと恋仲こいなかにあった。そのため密猟みつりょうしゃ恋人こいびときずつけられたこと起因きいんする人間にんげんへのいかりにわすれドップラーの甘言かんげんってしまい、まずゼロを襲撃しゅうげきしたうえでエックスとのたたかいにいどむ。
作中さくちゅうでは攻撃こうげき大半たいはん太陽光たいようこう利用りようしたエックスのバスターよりもこう出力しゅつりょくのツメ「ビームクロー」でおこない、特殊とくしゅ武器ぶき「レイスプラッシャー」は終盤しゅうばんすうコマ使つかっただけである[注釈ちゅうしゃく 13]
あめったことで太陽光たいようこうをエネルギーとしたビームクローがよわまってエックスのからだけず、きばでの攻撃こうげきこころみるもれた地面じめんすべって失敗しっぱいわる。それでもレイスプラッシャーを駆使くしするが、最終さいしゅうてき敗北はいぼくして機能きのう停止ていし。しかし、恋仲こいなかのトラのおかげで奇跡きせきてき機能きのう復活ふっかつして正気しょうきもど[注釈ちゅうしゃく 14]。その一部始終いちぶしじゅう仲間なかまたち(かれらも全員ぜんいん本物ほんもののトラである)から祝福しゅくふくされた。
はつ登場とうじょう助詞じょし使つかわない錯乱さくらん気味ぎみ口調くちょうだったが、正気しょうきもどってからは普通ふつう口調くちょうになっている。以降いこう、エックスとハンターたちの仲間なかまとなっている。
レスキュー発電はつでんしょ エレキテル・ナマズロス(Electro Namazuros)
発電はつでんようナマズかたレプリロイド。
関西かんさいべんしゃべり、芸人げいにん志望しぼうで「ワーム」によってスターへのあこがれが暴走ぼうそうし、各地かくち発電はつでんしょでライブをおこなって破壊はかいしていた。膨大ぼうだい電力でんりょく利用りようすることで発生はっせいする電撃でんげきは、エックスとゼロを一撃いちげき戦闘せんとう不能ふのうむほどに強力きょうりょくのちにその電撃でんげきツッコミれてもえられるというだけの理由りゆうでエックスとおわらいコンビをみたがっていた。エックスの攻撃こうげき正気しょうきもどり、本来ほんらい任務にんむとはせい反対はんたいことをしてしまった自責じせきねんから、いのちがけでみずか発電はつでんしょ炉心ろしんになって都市とし機能きのう回復かいふくさせる。
その、Dr.ケインの奇跡きせきてき復活ふっかつし、エックスと仲間なかまたちと合流ごうりゅうしている。
ななつのうみ破壊はかいしん シザーズ・シュリンプァー(Scissors Shrimper)
シグマぐんとのたたかいにそなえてつくられたとされる戦闘せんとうようザリガニかたレプリロイド。しかしプログラムに不備ふびがあったため封印ふういんされていた。
破壊はかい殺戮さつりくたのしむ戦闘せんとうきょうで、ガンダ造船ぞうせんしょ占拠せんきょした。得意とくい水中すいちゅうせんでエックスをいたぶるものの自身じしん負傷ふしょう逆上ぎゃくじょう人質ひとじち秘蔵ひぞう戦艦せんかん発進はっしん最後さいご最後さいご遠距離えんきょりから自分じぶんだけを一撃いちげきいたエックスの頭脳ずのうプレーに歓喜かんきし、満足まんぞくげにんでいった。八大やひろボスのなか唯一ゆいいつエックスに破壊はかいされた。オクトパルドのサイドス溶液ようえき使用しようしない通常つうじょう水中すいちゅうせんだったにもかかわらず、エックスバスターの威力いりょく大幅おおはば減少げんしょうする描写びょうしゃがなされた。
みずりゅうのプレジデント アシッド・シーフォース(Acid Seaforce)
ドップラー軍団ぐんだん所属しょぞくタツノオトシゴかたレプリロイド。
詩人しじんぶったしゃべかた特徴とくちょう世界せかい有数ゆうすう規模きぼほこるモナークダムを占拠せんきょしたがそれは機能きのう停止ていしした女性じょせいがたレプリロイドをまもるためである。エックスたちとのたたかいでは、液体えきたい能力のうりょく周囲しゅういみずみ、かくらんすること優位ゆういつが、エックスがはなったフロストシールドで冷凍れいとうされ、こおりついたところをバスターをまれ敗北はいぼくした(このさいにワームから解放かいほうされる)。バスターをらってあたま強打きょうだしたさい液体えきたい機能きのう破損はそん最期さいごもともどれなくなるとかっていながら、エックスの制止せいしみみさず液体えきたいして女性じょせいがたレプリロイドの「保護ほごまく」になり、ともにダムのそこ永遠えいえんねむみちえらんだ。
鋼鉄こうてつのリベンジャー グラビティー・ビートブード(Gravity Beetbood)
カブトムシかたレプリロイド。兄弟きょうだいレプリロイドであり、あにはブーメル・クワンガー。
抑揚よくようのない口調くちょうしゃべるが、兄弟きょうだいあい非常ひじょうつよい。あにがエックスに破壊はかいされたのは自業自得じごうじとくぎないことを理解りかいしていたが、あにおもいであるがゆえることができず、エックスへのあこがれとにくしみのあいだくるしんでいた。そこをドップラーにつけこまれ、「ワーム」をれられる。ゼロのボディにクワンガーのデータを移植いしょくしようとたくらみ、まち破壊はかいすることで、エックスを精神せいしんてきじゅうくるしめるが、エックスによってふたたあにクワンガーをうしなう。直後ちょくご発狂はっきょうするも、ブラックホールしたクワンガーをめるためなおもすすむエックスの姿すがた正気しょうきもどし、むねうち吐露とろする。事態じたい収拾しゅうしゅう事情じじょうゆえにエックスが処分しょぶんしなかったので落命らくめいはしなかったが、その去就きょしゅう不明ふめい

ロックマンX4

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密林みつりんのゲリラコマンダー ウェブ・スパイダス(Web Spidus)
クモかたレプリロイド。レプリフォースゲリラ部隊ぶたい隊長たいちょうもとイレギュラーハンターだい0特殊とくしゅ部隊ぶたい所属しょぞくでゼロとは同僚どうりょうだった。
戦闘せんとうにおいて、「戦場せんじょうにおいて、任務にんむ達成たっせい生還せいかんのためにはどんなものでも利用りようする」を自身じしん信条しんじょうとしており、先遣せんけん部隊ぶたいのハンターたち亡骸なきがらをゾンビとして利用りようしてエックスを仕留しとめようとした。職業しょくぎょう軍人ぐんじんとしてたかほこりをち、かつて所属しょぞくしていたイレギュラーハンターを、後述こうじゅつ理由りゆうもあってきらっている。たくみな戦術せんじゅつとゼロにかんするはなしをして心身しんしんともにエックスをめたが、すきかれて瀕死ひんしまれ、無益むえきたたかいにまよいその終結しゅうけつねがうエックスにたいし「不完全ふかんぜん存在そんざいであるひとつくったレプリロイドもまた不完全ふかんぜんであるのは当然とうぜん事実じじつであり、それを人間にんげんがイレギュラーとして否定ひていつづけるかぎり、このたたかいはわらない」とその非情ひじょうさをうったえながら力尽ちからつんでいった。語尾ごびが「ね」となる口調くちょうはなす。
アクアデストロイヤー ジェット・スティングレン(Jet Stingren)
エイかたレプリロイド。レプリシーフォースぐん所属しょぞく
任務にんむちゅうたすけられたカーネルをとても尊敬そんけいしており、カーネルの「部下ぶかまもり、てきたおし、生還せいかんする」というおしえをおのれ信条しんじょうとし、自身じしん部下ぶかいのち大切たいせつにしていた。理想りそうのためとはいえ、一般いっぱん地区ちく鎮圧ちんあつ破壊はかいしている自分じぶんたちおこないに苦悩くのうしており、イレギュラー事件じけん現場げんばにいながらカーネルを容疑ようぎしゃあつかいして、武装ぶそう解除かいじょ要求ようきゅうしたゼロをゆるせず、部下ぶか撤退てったいさせ一対一いちたいいちたたかいをいどむもやぶれた。最期さいごかれあんじてもどってきた部下ぶか共々ともども、レプリロイドの自警じけいだんにより破壊はかいされる。
廃墟はいきょしょう悪魔あくま スプリット・マシュラーム(Split Mushroom)
生物せいぶつ研究所けんきゅうじょ(バイオラボラトリー)管理かんりようマッシュルームかたレプリロイド。
エックスのまえちはだかるが、その姿すがたはワイヤー・ヘチマールのような純粋じゅんすい無垢むく様子ようす垣間見かいまみられ、その行動こうどう一種いっしゅわるふざけのようであった。エックスバスターのいちげき気絶きぜつさせられエックスが保護ほごしようとしたが、最期さいご正体しょうたいかくなぞのイレギュラーとして突如とつじょあらわれたダブルによって破壊はかいされる。
極北きょくほくあばれんぼう フロスト・キバトドス(Frost Kibatodos)
セイウチかたのレプリロイド。レプリフォース陸軍りくぐん所属しょぞく
凶暴きょうぼう性格せいかくにして、強力きょうりょく戦闘せんとうりょくぬしであり、ダブルからも「イレギュラーハンターでてるレプリロイドはいない」とわれるほどの実力じつりょくしゃ。イレギュラーとして処理しょりされかけていたところをジェネラルにたすけられて、レプリフォースに所属しょぞくするようになったが、クーデターはイレギュラー時代じだい凶暴きょうぼうさを発揮はっき担当たんとう地区ちくにおいて作戦さくせんをそっちのけに[注釈ちゅうしゃく 15]捕虜ほりょりの獲物えものにしたり、20びょう以上いじょうびたものたちをこおりけにした『猛者もさ(もさ)のあいだ』をつくすようになった。『猛者もさあいだ』は「てつクズのようなやつらにあたえた場所ばしょ」で、それゆえにみずからを「しんやさしきおとこ」とひょうした。バニラアイスが好物こうぶつで、とくに『猛者もさあいだ』でべるのをたのしみとしているが、らかしているため猛者もさあいだは、バニラアイスのそら容器ようきらかっている。
捕虜ほりょ虐殺ぎゃくさつしていたさいにエックスとバッファリオとの2たい1のたたかいになり、そこそこの勝負しょうぶひろげるがじつはキバトドスはいちうごかずにたたかっており、それにづかされたエックスは動揺どうようからすきしょうじたことで、こおりはらつらぬかれ致命傷ちめいしょうう。エックスをかばうために、たてとなったバッファリオとの一対一いちたいいちたたかいになるが、勝利しょうりしてこおりけにした[注釈ちゅうしゃく 16]いかりにえるエックスとの再戦さいせんではじゅう装備そうびのライドアーマーによる攻撃こうげきをものともせず、こう純度じゅんどエネルギーをもちいた攻撃こうげきだるまにされながらも致命傷ちめいしょうにはいたらず、バスターを乱発らんぱつされてもまったくひるまずにエックスをいつめてめをそうとしたが、その矢先やさきにジェネラルの存在そんざい背後はいごかんり、恐怖きょうふするもすでおそく、かれはなった弾丸だんがん処刑しょけいされる[注釈ちゅうしゃく 17]
序章じょしょうでは、フクロウルやビストレオとともにカーネルの指揮しき任務にんむをこなしていたシーンがえがかれたが、そのさい本編ほんぺんのような残虐ざんぎゃくさはせていなかった。
ネットワークガーディアン サイバー・クジャッカー(Cyber Kujacker)
クジャクかたレプリロイド。
正確せいかくにいうとレプリロイドではなく、コンピュータプログラム。ゲーム同様どうようオカマ口調くちょうだが、ミステリアスな雰囲気ふんいきつ。
アイリスグループのネットワークおかす「バグ」として出現しゅつげん。ネットワークにダイブしたアイリスの仲間なかまのムラダをたおし、実際じっさいのボディを真四角ましかく変形へんけいさせた(完全かんぜん機能きのう停止ていしえる状態じょうたいであり、いしなどにちかい)。その、ネットワーク世界せかいにダイブしたゼロにたおされる。ゼロを道連みちづれにしようとするもののアイリスの活躍かつやくでそれすらも失敗しっぱいわるが、逆流ぎゃくりゅうしたウイルスをアイリスがびてしまい、彼女かのじょ意識いしき不明ふめい状態じょうたいになってしまった。
はがね破壊はかいおう スラッシュ・ビストレオ(Slash Beastleo)
ライオンかたレプリロイド。レプリフォース陸軍りくぐん所属しょぞく
アイリスにひょういた「バグ」を除去じょきょできるワクチンプログラムチップを所持しょじ弱音よわねいた部下ぶか殺害さつがいするなど粗暴そぼう性格せいかくであり、自身じしん相当そうとう自負じふがあったが、アルティメットアーマーを装着そうちゃくしたエックスにバラバラの残骸ざんがいになるまで破壊はかいされ、ゼロがけたさいにはワクチンチップをにした右手みぎてだけしかのこっておらず、エックスによると最後さいごには命乞いのちごいをしていたらしく、「みっともない」とひょうされた。
序章じょしょうではキバトドス同様どうよう暴力ぼうりょくてきなシーンはえがかれなかった。
大空おおぞら参謀さんぼうちょう ストーム・フクロウル(Storm Fukuroul)
フクロウかたレプリロイド。レプリフォース参謀さんぼう本部ほんぶとレプリエアフォースぐん所属しょぞく
ジェネラルないしは、レプリフォースに絶対ぜったい忠誠ちゅうせいいており、たたかうことへのまよいはない。プレストーリーや会話かいわシーンへの登場とうじょう比較的ひかくてきおおく、ジェネラルの右腕うわんてき存在そんざいであったことうかがえるが、連載れんさいにはりのため、ドラグーンととも戦闘せんとうシーンがカットされたが、フクロウルは序章じょしょうにおいて1コマだけだが戦闘せんとうシーンがえがかれた。
復刊ふっかんばんでも戦闘せんとうシーンは追加ついかされず、レプリロイドの人知じんちえたちからつエックスを「イレギュラー」と卑下ひげするも、結局けっきょくとどめをされるシーンだけがろされた。
ばくえん武道ぶどう マグマード・ドラグーン(Magmard Dragoon)
りゅうかたレプリロイド。イレギュラーハンターだい14特殊とくしゅ部隊ぶたい通称つうしょう白兵戦はくへいせん部隊ぶたい)の隊長たいちょう
月刊げっかん連載れんさい連載れんさいられたこともあって、ゼロとの対峙たいじなど重要じゅうようキャラをおもわせる描写びょうしゃにもかかわらず、さい登場とうじょうはすでにエックスに破壊はかいされていた残骸ざんがいとしてであった。
2005ねん発行はっこうされた復刊ふっかんばんコミックではエックスとたたかうシーンがえがろしで追加ついかされた。「イレギュラーにとしてでも“伝説でんせつ”とたたかいたい」とおもい、エックスにたたかいをいどむ。自我じがうしなったエックスのちからを「おびえ」と見抜みぬかるはじばすが、自我じがもどしかけてなみだながしながらがったエックスにやぶった。
はつ登場とうじょうは「おれ」であり口調くちょう普通ふつうだったが、えがろしシーンでは古風こふう口調くちょう一人称いちにんしょうは「」になっている。

オリジナルキャラクター

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イレギュラーハンター

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カイル(Kyle)
イレギュラーハンターだい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞくするとくAきゅうハンター。シグマのくわだてにたい異論いろんはさんだために、シグマのでスクラップ同然どうぜん重傷じゅうしょう状態じょうたいにされ、エックスの眼前がんぜんでシグマにとどめをされた。
マルス(Mars)
もとだい17精鋭せいえい部隊ぶたい所属しょぞくするランク不明ふめいのハンターでエックスの友人ゆうじんだったが、だい13極地きょくち部隊ぶたい隊長たいちょうとして栄転えいてんする。「勝負しょうぶけっするのは、自分じぶんしんじるほこり」を信念しんねんとしている。シグマが反乱はんらんこすと反乱はんらんぐん参加さんかめぐって、おなだい13部隊ぶたいとくAきゅうハンターであるアイシー・ペンギーゴと対立たいりつすることとなり、直接ちょくせつ対決たいけつやぶ部隊ぶたい実権じっけんをペンギーゴにうばわれてしまったうえ自身じしんこおりけにされてしまう。
そのエックスとペンギーゴの対決たいけつ最中さいちゅう地震じしん影響えいきょうさい起動きどうすると、手練しゅれん手管てくだでエックスを翻弄ほんろうするペンギーゴをはねめにし、自分じぶんたちのほこりをまもるためにエックスのフルチャージバスターにペンギーゴ共々ともどもつらぬかれた。最終さいしゅうてきにはマルス自身じしんあいしたアラスカのにエックスの埋葬まいそうされた。
ティル(Teal)
Aきゅうハンターの称号しょうごう女性じょせいがたレプリロイドでストーム・イーグリードの恋人こいびと。イーグリードをかいしてゼロと友人ゆうじんになる。武器ぶきはバスター。
自身じしん警護けいごする旅客機りょかくきがイレギュラーにハイジャックされ、みずからもとらわれのになるが救援きゅうえんけつけてきたゼロによって救出きゅうしゅつされ、ゼロとともにハイジャックはんめる(イーグリードも救出きゅうしゅつかっていたが、高度こうど強風きょうふう影響えいきょう旅客機りょかくきちかづけず、ゼロからティルが心配しんぱい冷静れいせいでないことも指摘してきされ、ゼロに救出きゅうしゅつたくす)。しかし、ハイジャックはんかくっていたばくだん負傷ふしょうしたゼロにわり機外きがいてようとしたさい機体きたいおおきなれでばくだんもろともがいほうされてしまい、ばくだん爆発ばくはつけて殉職じゅんしょくしてしまった。
この事件じけんのちにイーグリードはだい7空挺くうてい部隊ぶたい転属てんぞくしてしまい、ゼロはティルのことで自分じぶんうらんでいるとイーグリードへのわだかまりをいだくようになった(あくまでゼロがそうおもんでいただけで、イーグリードはゼロのことをうらんではいない)。

レスキュー隊員たいいん海賊かいぞくだん

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マーティ(Marty)
なが金髪きんぱつ人魚にんぎょ姿すがたをしたレスキューようレプリロイド。
『X1』では、シグマのいのち海路かいろ寸断すんだん目論もくろみマーティが活動かつどうする海域かいいき進出しんしゅつしてきたランチャー・オクトパルドの口車くちぐるまりエックスをわなめるが、如何いかなる苦境くきょうにもけっしてこごめしないエックスの姿すがたしんたれ、オクトパルドに翻意ほんいしめしその報復ほうふくいち破壊はかいされてしまう。しかし、ボディこそ粉砕ふんさいされたもののメモリーチップが無傷むきずだったためにかろうじて一命いちめいめる。このときにエックスにあたらしいボディの設計せっけい要求ようきゅうし、エックスもその要求ようきゅう約束やくそくとしてんでいる。
『X2』では、約束やくそくどおり、エックスが用意よういしたボディで復活ふっかつたすが、ロリータファッションがにいらず、のち自身じしんよろい用意ようい海賊かいぞくとして活動かつどうだい2のボディではひとがた人魚にんぎょがた使つかけが可能かのうになっている。エックスと再会さいかいした当初とうしょあくぶってはいたが、彼女かのじょ海賊かいぞくになった真意しんいはクラブロスのマイヤールビーりで犠牲ぎせいになっているレプリロイドたちの無念むねんらすためであり、真相しんそうったエックスの協力きょうりょくにより目的もくてきかなえられた。
『X3』では、ドップラーぐん処刑しょけい寸前すんぜんのエックスとゼロを救出きゅうしゅつすべく、エックスの強化きょうかパーツデータチップを処刑しょけいじょうおもむき、エックスを復活ふっかつさせることに成功せいこう
『X4』では、だい12最終さいしゅうかい)でのラストシーンのみの登場とうじょうだったが、復刻ふっこくばんだい11ではエックスにばすものたちのシーンでマーティらしきえがかれている。
素直すなおになれない性格せいかくで、エックスにたいしておもいをせているがとうのエックスにはあまり自覚じかくはない。復刊ふっかんばんではエックスから「2人ふたりいたい」とさそわれるも彼女かのじょ意図いとする意味合いみあいではないというエピソードも追加ついかされていた。
オリジナルキャラクターのなかでもトップクラスの人気にんきほこっており、カプコンからX1〜6のサントラCDのデザインの仕事しごとさいに『“オリジナルキャラクター”をしてもかまわない』とわれるとう知名度ちめいどたかいが最終さいしゅうてき岩本いわもとは、ゲームあってこそのマンガだとしてかなかったとのことである。作者さくしゃ自分じぶんのホームページで壁紙かべがみのリクエストを応募おうぼしたさいには、1マーティ80ひょう、2エックス&ゼロ61ひょう、3マーティ&アイリス45ひょうとオリジナルキャラであるにもかかわらず、2はなしてトップで決定けっていしたほどである。
副長ふくちょう
海賊かいぞくだん一員いちいんでマーティの部下ぶか。マーティを「あねご」、エックスを「だんな」としたっており、マーティがエックスにおもいをせていることもっており、うっかりマーティにしかられたことも。
ボーイ(Boy)
最初さいしょのシグマ事件じけんのち、エックスが隊長たいちょうとして配属はいぞくされただいななレスキュー部隊ぶたい一員いちいん。ボーイのとおり、少年しょうねんのようなかおつきであり、ぐな心根こころねぬしで、しんやさしいエックスを隊長たいちょうとして尊敬そんけいしている。裏切うらぎものヒールにたれて殉職じゅんしょくするが、ボーイのがエックスにふたたたたか決意けついをさせることになった。
ヒール(Heel)
レスキュー隊員たいいん。バスターという武装ぶそうちながら封印ふういん使つかおうともしないエックスに不満ふまんいだく。じつはシグマのいのちでエックスの部下ぶかよそおい、エックスのいのちねらっており、偽装ぎそう事故じここし、レスキューたい仲間なかまたちもろともエックスを抹殺まっさつしようとこころみるが、自身じしん所業しょぎょうとシグマの存在そんざいったエックスが封印ふういんいた直後ちょくごのバスターをけて消滅しょうめつ
ブケノ、イージー、ロビン(Bukeno, Easy, Robin)
ボーイやヒールとおなじく、レスキューたいのメンバーたち。ヒールのわなにより、救助きゅうじょしゃ偽装ぎそうしたばくだんたちにより、無残むざん最期さいごげてしまう。

その登場とうじょう人物じんぶつ

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ピエロット
ピエロがたレプリロイド。うでばすことができる。『X1』だい1登場とうじょう
イレギュラーとし、人間にんげん相手あいて殺戮さつりくショーをおこない、ちはだかったエックスを退しりぞけたのち、パトラッシュを殺害さつがいもどってきたエックスにたいし、「おなじレプリロイドをつのか?」と発言はつげんして、エックスを動揺どうようさせるが、ゼロにたれる。
パトラッシュ
ピエロットにおそわれた少女しょうじょ愛犬あいけん。『X1』だい1登場とうじょう
ぬしまもろうとするも自身じしんがピエロットに殺害さつがいされてしまう。
パトラッシュのなみだするぬしたいし、ゼロは「人間にんげん無駄むだなことをする」と冷淡れいたん態度たいどるが、エックスはなみだし、ぬし介抱かいほう。シグマの反乱はんらん直後ちょくごぬし今度こんどはシグマぐんねらわれるが、エックスにたすけられる。
ビル爆破ばくははん
ライオンのような姿すがたをしたレプリロイド。『X2』だい1登場とうじょう
シグマチップでイレギュラーし、ビルを爆破ばくはした直後ちょくご、エックスにおそかり、エックスのパンチで腹部ふくぶつらぬかれる。
このたたかいでシグマチップの存在そんざいはじめてったエックスは、シグマぐん残党ざんとうではなく、シグマのかげかんる。
マザー(Mother)
世界中せかいじゅうCPU中心ちゅうしんたるマザーコンピューターの頭脳ずのうそのもの。『X2』だい6だい7だい13登場とうじょう
マザーのこえ対象たいしょう人物じんぶつ特定とくていしてあたまなか直接ちょくせつかたりかけるためものみみにははいらない。
ヒャクレッガーのウイルスによって、壊滅かいめつてき被害ひがいけ、もはやみずからも機能きのう停止ていし覚悟かくごしていた。マザーをすくうべくたたかうエックスが勇者ゆうしゃのみたおせるチョップレジスターをたおしたことにくわえ、シルキーのでエックスのデータをまれた、レイダーキラーとのたたかいでは、ゼロにおどされるかたちでエックスに「レイダーキラーをたおすためにはデータにない行動こうどうるしかない」とゼロからの助言じょげんつたえ、それにより、エックスが「自分じぶん自身じしんつ」という行動こうどうをしたことで混乱こんらんしたレイダーキラーをたおしたことから、2人ふたり感化かんかされはじめる。そして、エックスとともにヒャクレッガーをたおし、ウイルスも除去じょきょされたのち、ゼロのことをエックスにつたえた。
シグマとの最終さいしゅう決戦けっせんでは、ライトがほどこしたプログラムが起動きどうし、エックスとゼロにとどけた[注釈ちゅうしゃく 18]
シルキー(Silky)
マザーコンピューターの管理人かんりにんである女性じょせいレプリロイド。『X2』だい5登場とうじょう
マザーコンピューターがシグマウイルスに感染かんせんし、危機ききてき状況じょうきょうおちいっていることをエックスにげてたすけをもとめるが、じつはマザーコンピューターにウイルスをいた張本人ちょうほんにんであるヒャクレッガーが変装へんそうした姿すがた
シルキーが架空かくうのレプリロイドだったのか、本物ほんもの殺害さつがいして、ヒャクレッガーがわったのかは不明ふめい
トシヒコ(Toshihiko)
人間にんげん少年しょうねん。『X3』だい2登場とうじょう
バッファリオの担当たんとう地区ちくんでおり、友達ともだちともあそばず1人ひとりでいたところをフローズン・バッファリオと出会であ仲良なかよくなった。イレギュラーしたバッファリオにしんいため、バッファリオとのおもであるゆきだるまもバッファリオのこわされてしまうが、おなゆきだるまをつくつづけ、バッファリオのしんすくった。
モナークダムの女性じょせいレプリロイド。
モナークダムない機能きのう停止ていししている女性じょせいレプリロイド。X3だい9登場とうじょう
シーフォースがダムを占拠せんきょした最大さいだい理由りゆうであり、最終さいしゅうてきには、彼女かのじょ同化どうかした。

漫画まんがばんとゲームばん相違そういてん

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ストーリーせい重視じゅうしする関係かんけいじょう、ゲームとはボスせんながとう大幅おおはばことなる。

ボスキャラクター

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  • X1でたたかうボスパイダー、ランダバンダ、D-REX。X2でたたかうアジールフライヤーやサーゲスタンク、X3でたたかうヘルクラッシャー、ワームシーカー、ホタリーカー、プレスディスポーザー、モスキータス、ボルトクラゲール、ブラウンベア、X4でたたかうアイザード、ジェネレイドコアと、一部いちぶなかボスやメカニロイドボス、ボスの形態けいたい一部いちぶ登場とうじょうしない。
  • 全体ぜんたいてきにボスキャラクターの過去かこがオリジナルで設定せっていされており、恋人こいびとたり好物こうぶつがあったりと性格せいかく描写びょうしゃふかみをあたえている。また、ゲームばんでは「よわい」とされるボスが強化きょうかされていることもありフロスト・キバトドスなどは、かなり凶悪きょうあくになっている。
  • ロックマンX1』に登場とうじょうしたバーニン・ナウマンダーの正体しょうたい小型こがたCPUで、X1における唯一ゆいいつ生存せいぞんしゃ。『ロックマンX2』ではワイヤー・ヘチマールが生存せいぞんしゃである。『ロックマンX3』では、シザーズ・シュリンプァーとアシッド・シーフォース以外いがいの6たいのこった(ぜん後述こうじゅつとおにバッファリオは戦死せんし)。ボスキャラクターが全滅ぜんめつしたのは『ロックマンX4』のみである。
  • かならずしもエックス(ゼロ)が(勝利しょうりしたうえで)とどめをしてたおしたとはかぎらないケースがある。『X1』はシグマに処刑しょけいされたマンドリラー、自害じがいしたアルマージ。『X2』はミサイルに特攻とっこうしたオストリーグ、マザーコンピューターに自分じぶんのウイルスをぎゃく流入りゅうにゅうされたヒャクレッガー。『X3』は大半たいはんのこるか、エックスにたおされたかのどちらかで、ものがとどめをしたという意味いみではいない。『X4』は自警じけいだん殲滅せんめつされたスティングレン、ダブルにころされたマシュラーム、ジェネラルに粛清しゅくせいされたキバトドス、ゼロに致命傷ちめいしょうわされるも最期さいご自爆じばくのようなかたち消滅しょうめつしたクジャッカー、などが該当がいとうする。
  • ほんさくのロックバスターは強力きょうりょく破壊はかいこうだんとされ、ゲームとちがって相手あいてによってはフルチャージショットを一発いっぱつ命中めいちゅうさせるだけで勝負しょうぶこともあるが、ぎゃくにバイオレンやキバトドス、ジェネラルのようなじゅう装甲そうこうつキャラクターにはまったかなかったこともある。
  • ゲーム最終さいしゅうステージにかならずある、8たいのボスとのそうたり決戦けっせんがない。
  • X1で登場とうじょうしたベルガーダーとは対峙たいじする場面ばめんのみがえがかれ、つぎのシーンではすでにエックスに破壊はかいされ戦闘せんとう描写びょうしゃい。
  • X2に登場とうじょうするカウンターハンターの1人ひとりであるバイオレンの性格せいかく言動げんどうがゲームばんおおきくことなる。
  • X3では「ホーネックはゼロが隊長たいちょうつとめるだい0特殊とくしゅ部隊ぶたいふく隊長たいちょう」という設定せっていから、エックスではなくゼロがホーネックをたおしにく。はじめてエックスの出番でばんがなかったはなしであった。
  • X3で登場とうじょうしたフローズン・バッファリオは、ゲームばんX4のフロスト・キバトドスステージに残骸ざんがいがあったことからだい6にて壮絶そうぜつかたをした。
  • X3のナイトメアポリスはシグマウイルスをながみ、チップに擬態ぎたいする「ワーム」とばれるむしがたメカの集合しゅうごうたいという設定せっていであり、ナイトメアポリスとの最終さいしゅう決戦けっせんでワームをくだかれて、マンダレーラBBのかお一部いちぶがワームのままという描写びょうしゃがある。さらにO・イナリーもナイトメアポリスにさらに大量たいりょうのワームが融合ゆうごうしてまれたロボットであるとされている。
  • 『X4』のボスであるスラッシュ・ビストレオとストーム・フクロウルの戦闘せんとうシーンがく、ジェネラルとは物語ものがたりじょう戦闘せんとうおこなわなかったがマグマード・ドラグーンのみ、復刊ふっかんばんにて追加ついかされた。

ストーリー

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  • 『X1』 - 『X3』の終盤しゅうばんにて、エックスがゼロやドップラーの直面ちょくめんすることで自我じがうしない「おに」とす。このときみずからを「イレギュラー」としょうしており、たたかいのてにみずからをも破滅はめつもうとするかんがえへと転換てんかんしていく。それぞれシグマとのたたかいで瀕死ひんし重傷じゅうしょうわされる[注釈ちゅうしゃく 19]ことで本来ほんらいしんもど描写びょうしゃがある。
    • 『X4』では中盤ちゅうばん・バッファリオとともいどんたキバトドスに完膚かんぷなきまでにはたきのめされたことでおなじように暴走ぼうそうしている。このときわすれた状態じょうたいながつづき、偶然ぐうぜん対面たいめんしたゼロに「おれ邪魔じゃまをするのならきみでもころすよ」とっていった。そのフクロウル、ドラグーンとのたたかいで断片だんぺんてき自我じがもどし、のちにダブルをたおしたのちジェネラルにきしめられることでしんあらわれ、完全かんぜん正気しょうきもどった。このときアルティメットアーマーがゲームばん『X5』で「フォースアーマー」と命名めいめいされた通常つうじょうのアーマーに変化へんかしている。
    • 『X3』・『X4』の自我じがうしなった状態じょうたいでは、ひとみちいさくなることで人格じんかく変化へんか表現ひょうげんしている。
  • 『X2』だい4でゼロは復活ふっかつする。その計画けいかくつたえるためエックスにうべく基地きち脱走だっそうするが、途中とちゅう力尽ちからつきる。だい7ではおなじマザーセンターにたが、「シグマのデータをすまではえない」とマザーにげ、っていく。なおエックスはヒャクレッガーとの戦闘せんとう、ゼロの生存せいぞんをマザーからいた。
  • 『X2』のゲームではエックスはゼロはシグマせんまえ再会さいかいもしくは戦闘せんとうするがだい9でエックスはゼロと再会さいかいする、このときゼロにけられてしまい、ショックで一時いちじてきにバスターが使つかえなかった。
  • カウンターハンターとの戦闘せんとうは1たい3であり、サーゲスはゼロによってたおされた。
  • 『X3』では、べつ行動こうどうをしているはなしもあるがほとんどのエピソードでゼロと一緒いっしょたたかっている。岩本いわもとは「コンビかんため」と復刊ふっかんばんにてかたっている。
  • 『X3』では大半たいはんのボスキャラクターが野心やしん敵意てきいから人間にんげん裏切うらぎったのではなくドップラーのチップで無理矢理むりやりイレギュラーされたという設定せっていにされ、破壊はかいされずにのこり、そのはエックスたち味方みかたとしてえがかれたボスキャラクターもる。
  • 『X3』では、中盤ちゅうばんエックスがウイルスをながすワームにかれているあいだにゼロ&のこったボスキャラクターとナイトメアポリスが壮絶そうぜつ死闘しとうえんじるというエピソードが追加ついかされている。さらにエックスとゼロがナイトメアポリスにつかまり処刑しょけいされそうになったさいには味方みかたになったかくボスキャラたちがエックスのパワーアップパーツのデータをあつめ、それをマーティがエックスたちしたとどけるという展開てんかいになっている。
  • ドップラーがシグマとVAVAよりもさき死亡しぼうしてしまう。VAVAの登場とうじょうがドップラーよりものちになっている。
  • 『X4』ではレプリフォース独立どくりつ演説えんぜつ直後ちょくごに、戦友せんゆうカーネルたち行為こうい苛立いらだちをかんじたゼロがエックスをサーベルで基地きち脱走だっそうし、イレギュラー認定にんていされながらも独自どくじにカーネルをう。また、りによりシグマとの対決たいけつ直前ちょくぜん終了しゅうりょう。その影響えいきょうで、ゲームではゼロのオペレーターをつとめるアイリスはぐん離脱りだつした部隊ぶたいれ、各地かくち戦災せんさい負傷ふしょうしゃへの救助きゅうじょ活動かつどうおこなっている。よってアイリスの性格せいかくもゲームとはかなりことなる。X4はこのほかにもストーリー展開てんかい独特どくとくである。
  • レプリフォースが最初さいしょのシグマ反乱はんらん事件じけん(ロックマンX)にかかわらなかったのは、イレギュラーハンター上層じょうそう身内みうち不祥事ふしょうじ自分じぶんたち解決かいけつするという「見栄みえ」をってレプリフォースがわ協力きょうりょくことわったためとされている。レプリフォースの成立せいりつ時期じきは、『ロックマンXだい全書ぜんしょ』には『X3』と『X4』のあいだかれているが、ゼロの回想かいそうでカーネルとの出会であいもかれており、そのときのゼロの姿すがたはX1時代じだいものだったことから漫画まんがばんではすくなくとも『X1』の時点じてんすで成立せいりつしている。

特殊とくしゅ武器ぶき

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  • エックスもゼロも全作ぜんさくとおして、特殊とくしゅ武器ぶき使つか場面ばめん非常ひじょうすくないがX4の後半こうはんでは必殺ひっさつわざ連発れんぱつしている。エックスの場合ばあい、『X3』でザコやVAVA MK-II相手あいて多用たようしている。これは、ゲームとはちがい、マンガじょう特殊とくしゅ武器ぶき効果こうかてきであることをせるには、「何故なぜそのボスにこの特殊とくしゅ武器ぶきくのか?」というSF考証こうしょう必要ひつようとするが、作者さくしゃがその手間暇てまひまけるため、当初とうしょえて使つかわない意向いこうだったことによる。X3ではエックスみずから、あまり特殊とくしゅ武器ぶき使つかっていないことをみとめる発言はつげんをしている。
  • なお、ボス相手あいて特殊とくしゅ武器ぶき使つかったのは、『X1』でスティング・カメリーオとアーマー・アルマージにエレクトリックスパーク、スパーク・マンドリラーにショットガンアイス。『X2』ではメタモル・モスミーノスにラッシングバーナー、カウンターハンターとの決戦けっせんではすべての特殊とくしゅ武器ぶき。『X3』でアシッド・シーフォースにフロストシールド、エレキテル・ナマズロスとのたたかいでトルネードファング、VAVA MK-IIせんではフロストシールド、アシッドラッシュ、トライアードサンダー、トルネードファングのチャージショットを使用しようしており、カメリーオにたいするエレクトリックスパークのみ弱点じゃくてんでない。これとう相手あいては「精密せいみつなセンサーをっているのでこうあつ電流でんりゅうよわい」や「引火いんかせいたか特殊とくしゅ鱗粉りんぷん使つかう」、「液体えきたいする能力のうりょくがあるため、冷凍れいとうされるのによわい」とうの、一部いちぶ例外れいがいはあれども特殊とくしゅ武器ぶき理由りゆうわかりやすい相手あいて限定げんていされている。なお、『X2』のカウンターハンターはすべての特殊とくしゅ武器ぶきたまれまで使つかったが、きずわすことはできなかった。また、『X3』のVAVA MK-IIせんではフロストシールドは文字通もじどおたてとして使つかい、トルネードファング、アシッドラッシュはつもふせがれ、トライアードサンダーは戦場せんじょう一部いちぶ破壊はかいするのに使用しようした。
  • ボスせん以外いがいでは、『X3』の終盤しゅうばんにて、大量たいりょうのビクトロイドあらためにチャージばんのスピニングブレードやパラスティック・ボムを、おなじく大量たいりょうのヘリットらをチャージばんのバグホールでたおしている。そのVAVA MK-IIせんにて、「特殊とくしゅ武器ぶき使つかたしたはずでは」とわれ、本人ほんにんみとめていることから、そのたたかいもしくはVAVAと交戦こうせんするまでのあいだにすべての特殊とくしゅ武器ぶき使つかっていたことがわかる。また、VAVAせんではすでにザコたちのエネルギーカートリッジをうばうことで武器ぶきエネルギーを回復かいふくしていた。

X4では、マシュラーム戦前せんぜん移動いどう手段しゅだんとしてライトニングウェブを使用しよう

  • 『X3』の特殊とくしゅ武器ぶき、「トルネードファング」の名称めいしょうが「ドリルファング」になっていた。
  • 『X3』の終盤しゅうばんでのみ、特殊とくしゅ武器ぶきのチャージショットを使用しようしている。また、チャージするシーンはない。

その

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  • エックスのバスターはゲームの公式こうしきイラストでは大抵たいてい『X1』から右腕うわん装備そうびしているのにたいし、漫画まんがばんでは『X1』-『X2』の途中とちゅうまでは左腕さわんでしか使用しようできなかったが、オストリーグ戦後せんごケインが改良かいりょうし、右腕うわんでも使用しようできるようになった。複雑ふくざつ回路かいろのためりょううで同時どうじにはできないこともかされた。
  • ゲームでは『X4』で公式こうしきにOKにされたレプリロイド同士どうし恋愛れんあいだが、漫画まんがばんではすでに『X1』でイーグリードとティルの2人ふたり成立せいりつしている。すことは不可能ふかのうだが、たましいつたえるためにDr.ケインが方法ほうほう模索もさくしているとされている。
  • 『X1』の「イーグリード」は、作中さくちゅうでは作者さくしゃ間違まちがいで「イグリード」と表記ひょうきされており、『X2』が中盤ちゅうばんかったころ間違まちがいにづいたという。だがのち復刊ふっかんはなしさい、イグリードという名前なまえ定着ていちゃくしていたことをっておどろくとともにうれしくおもい、ファンサービスのつもりから「復刊ふっかんできたら名前なまえ表記ひょうきはイグリードでとおす」と自身じしんのHPじょう公言こうげんした。だが時間じかんつにつれ「最初さいしょ間違まちがいはまだしも、意図いとてき間違まちがった名前なまえくのは製作せいさくたずさわったスタッフ、そしてこのゲームをあいするプレイヤーの方々かたがた失礼しつれいではないか」とおもはじめ、なやんだすえに「名前なまえ表記ひょうきはコミックボンボン掲載けいさいのものにじゅんずる」という結論けつろんいたとかたり、「中途半端ちゅうとはんぱかたちになってしまい、もうわけなくおもう」とべている[3]類似るいじのケースとしてX2の「アリゲイツ」が「アリゲーツ[4]、『X4』の「フクロウル」が「フクロール[5]表記ひょうきされたミスも存在そんざいする。
  • 『X3』のアーマーのアームパーツはバスターに2つのチャージショットを合体がったいさせたクロスチャージショットを使用しよう可能かのうにさせる効果こうかがあるが、漫画まんがではX1のアームパーツのようにたんなる出力しゅつりょく強化きょうかされたとれる描写びょうしゃとなっている。また、おなじように『X2』、『X3』のヘッドパーツのアイテム探知たんち機能きのうやアルティメットアーマーとフォースアーマーのヘッドパーツの特殊とくしゅ武器ぶきのエネルギー消費しょうひを0にする機能きのう描写びょうしゃされず、たんあたらしいヘルメット程度ていどあつかいである。
  • 『X3』と『X4』ではアーマーを1箇所かしょずつ装着そうちゃくしていかず、4箇所かしょ同時どうじ装着そうちゃくした。よってかく部位ぶいごとの機能きのう不明ふめい。これはX4のアルティメットアーマーにている。
  • 『X4』において当時とうじ作者さくしゃ自身じしんがキャラクターのえがかたなやんでいたらしい。なかでもゼロは相当そうとう描写びょうしゃこまったキャラクターであった様子ようす復刊ふっかんはなしさいに「可能かのうかぎ修正しゅうせいしたい」と言及げんきゅうしていた。
  • 『X4』でフロスト・キバトドスがバニラアイスをべていることから、一部いちぶのレプリロイドは人間にんげんものべられると解釈かいしゃくされている。ただし、エックスやゼロはX4のエックス復帰ふっき宴会えんかいでオイルをむシーンがあるが食事しょくじをするシーンはい。ぎゃくにシグマは『X1』、『X2』ではワイングラスでオイルをんでいるシーンがあり前記ぜんきのキバトドスのけんから本物ほんもののワインともとれる。
  • 作者さくしゃがけていないX5以降いこうのキャラクターは、復刻ふっこくばんろしおまけページにて登場とうじょうしている。エイリアとアクセルは3,5かん(5かんではX8はんデザイン)、レイヤーとパレットは5かん登場とうじょうする。また、アクセルは『R20』のろしイラストにも登場とうじょうしている。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 『コミックボンボン』1998ねん7がつごう - 8がつごう、1997ねん8がつごう
  • 講談社こうだんしゃ〈ボンボンコミックス〉
    • 『ロックマンX』 ぜん3かん
    • 『ロックマンX2』ぜん3かん
    • 『ロックマンX3』ぜん4かん
    • 『ロックマンX4』ぜん2かん
  • 『ロックマンX』ぜん5かん復刊ふっかんドットコムばん四方山話よもやまばなしより)
  • 『ロックマン10ねんだい事典じてん

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 場面ばめんによってはマ字まじ表記ひょうきされることがある。
  2. ^ これはゲームばんの『X1』と『X2』以降いこうにもおなじことがいえる傾向けいこう
  3. ^ 通常つうじょうのギガクラッシュは攻撃こうげきによるダメージを蓄積ちくせきして使用しよう可能かのうとなるものだが、ハイパーギガクラッシュは、ゼロバスター1はつぶんのダメージで使用しよう可能かのううえすうひゃくばい放出ほうしゅつできる。
  4. ^ エックスは、このときダブルであるとらない。
  5. ^ そのせいで本来ほんらい治療ちりょうでウイルスがなおるが、治療ちりょうちゅうにゼロとカーネルのたたかいでカーネルにダメージがきたことでアイリスにも悪影響あくえいきょうをきたして回復かいふくしなかった。
  6. ^ ゲームばんでは「この状況じょうきょう武器ぶきてるものはわがぐんにはいない」と断言だんげんしていた。
  7. ^ 先述せんじゅつしたとおりキバトドスにあしなかったエックスと、そのキバトドスを一撃いちげきたおしたジェネラルとでは、あきらかな実力じつりょくがあった。
  8. ^ 戦闘せんとう経緯けいいえがかれていないが、エックスも相当そうとうきずだらけだった。
  9. ^ X2ない回想かいそうにて、バスターの残骸ざんがいが、シグマのちていたことが確認かくにんされている。そのバスターの残骸ざんがいは、シグマので「反逆はんぎゃくしゃエックスのでイーグリードは戦死せんしした」というつくばなしえられ、オストリーグのシグマぐん参加さんかつながってしまう。オストリーグがいなくなったのち、バスターの残骸ざんがいはシグマのつぶされた。
  10. ^ ただし、いまさくのこったバッファリオは続編ぞくへんのX4で戦死せんしした。
  11. ^ エックスとかいった姿勢しせいで、うしろからこおりきされた状態じょうたいんでいたことから、キバトドスがエックスを攻撃こうげきしようとしたのを自分じぶんかばってけたのが致命傷ちめいしょうとなったことが示唆しさされている。
  12. ^ ただしドップラー自身じしんたんなるいしとしかかんがえていなかった。
  13. ^ とはいえ、ゲーム本編ほんぺんでもどちらかとえばツメをしての体当たいあたりがおおい。
  14. ^ ゼロは「バックアップシステムがドップラーにおかされていなかっただけ」と推測すいそくしたが、エックスは「ドップラーほどの科学かがくしゃがミスするはずはない、これは本当ほんとう奇跡きせきだ」とよろこんでいた。
  15. ^ カーネルいわく、キバトドスの実力じつりょくなら、すぐに作戦さくせん完遂かんすいできたとのこと。
  16. ^ この一対一いちたいいちたたかいの経緯けいいえがかれていないが、のち登場とうじょうしたキバトドスに負傷ふしょうした描写びょうしゃまったくなかった。
  17. ^ 最初さいしょから処刑しょけい目的もくてきだったのか、規律きりつみだしたことでのはないが目的もくてきだったが目前もくぜん残虐ざんぎゃく態度たいどごうやして処刑しょけいしたのかは不明ふめい
  18. ^ プログラムの発動はつどう条件じょうけんは「だい自然しぜんこえ」「人々ひとびと平和へいわへのいのり」「勇者ゆうしゃなみだ」。
  19. ^ 『X3』では一度いちどボディが完全かんぜん破壊はかいされており、本人ほんにんによる回想かいそうでは「一度いちどたしかにんだ」と発言はつげんしている。

出典しゅってん

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  1. ^ コミックボンボン』1997ねん8がつごうのインタビューにて
  2. ^ 復刊ふっかんばんロックマンXだい1かんより
  3. ^ 復刊ふっかんばんのあとがきより
  4. ^ KCばんX2の3かんP82、復刊ふっかんばんX2のP464
  5. ^ 復刊ふっかんばんX4のP409

関連かんれん項目こうもく

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