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ロックマン (ゲーム) - Wikipedia コンテンツにスキップ

ロックマン (ゲーム)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロックマンシリーズ > ロックマン (ゲーム)
ロックマン
Mega Man
ジャンル よこスクロールアクション
対応たいおう機種きしゅ ファミリーコンピュータ(FC)
開発元かいはつもと カプコンだい2企画きかくしつ
発売はつばいもと カプコン
プロデューサー 西山にしやま隆志たかし
ディレクター 北村きたむられい
デザイナー 北村きたむられい
プログラマー 松嶋まつしま延幸のぶゆき
音楽おんがく 松前まさき真奈美まなみ
美術びじゅつ 岸本きしもと泰明やすあき
富田とみた直哉なおや
いねせん敬二けいじ
北村きたむられい
シリーズ ロックマンシリーズ
人数にんずう 1人ひとり
メディア 1メガビット+64キロRAMロムカセット[1]
発売はつばい 日本 198712171987ねん12月17にち
アメリカ合衆国 1987121987ねん12月
ヨーロッパ 198912131989ねん12月13にち
日本 1988ねん3がつ4にち追加ついか発売はつばい
対象たいしょう年齢ねんれい 日本 CEROAぜん年齢ねんれい対象たいしょう
アメリカ合衆国 ESRBE(6さい以上いじょう
ヨーロッパ PEGI7
オーストラリアの旗 OFLC:G (General)
売上うりあげ本数ほんすう 日本 81まんほん
その 型式けいしき日本 CAP-RX
アメリカ合衆国 NES-MN-USA
ヨーロッパ NES-MN-EEC
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ロックマン』(ROCKMAN、えい:Mega Man)は、1987ねん12月17にち日本にっぽんカプコンから発売はつばいされたファミリーコンピュータようよこスクロールアクションゲーム同社どうしゃの『ロックマンシリーズ』のだい1さくである[2]

主人公しゅじんこうのロックマンを操作そうさし、ライト博士はかせ開発かいはつしたロボットを悪用あくようしているあく天才てんさい科学かがくしゃ・Dr.ワイリーをたおして世界せかい救出きゅうしゅつすること目的もくてきとしたゲーム。ゲーム開始かいしにステージが選択せんたくできることや、かくステージに個性こせいてきなボスが存在そんざいすること特徴とくちょうとしている。6つの選択せんたくステージと、それをすべてクリアしたのちあらわれる4つのステージの、けい10ステージで構成こうせいされる。

開発かいはつはカプコンだい2企画きかくしつおこない、開発かいはつスタッフはディスクシステムようソフト『セクションZ』(1987ねん)を手掛てがけた北村きたむられいがゲーム・デザイン、アーケードゲーム『ストリートファイター』(1987ねん)を手掛てがけた西山にしやま隆志たかしがプロデューサー、松前まさき真奈美まなみ音楽おんがく担当たんとうした。

いくつかの家庭かていようゲーム移植いしょくされている(後述こうじゅつ2003ねん以降いこう携帯けいたい電話でんわゲームとして配信はいしんされた。また、バーチャルコンソール対応たいおうソフトとして2007ねんWii2012ねんニンテンドー3DS2013ねんWii Uようとしてそれぞれ配信はいしんされた。

ほんこうではとくことわりがないかぎファミリーコンピュータはん(FCばん)の仕様しようについてしるす。

ストーリー

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200Xとし、ロボットと人間にんげん共存きょうぞんする時代じだい。あるのこと、工業こうぎょうようロボット製作せいさく第一人者だいいちにんしゃであるライト博士はかせのところへ、博士はかせ自身じしん開発かいはつしたロボットたち次々つぎつぎあばしたという情報じょうほうはいった。

ライト博士はかせは、世界せかい征服せいふくたくらあく天才てんさい科学かがくしゃ・Dr.ワイリーの仕業しわざであるとづいたが、あまりに突然とつぜん出来事できごとまえになすすべがなかった。ライト博士はかせつくられた家庭かていようのお手伝てつだいロボット「ロック」は事態じたい解決かいけつのため、自分じぶん戦闘せんとうようロボットに改造かいぞうするようライト博士はかせ懇願こんがんする。やむをかれ決意けついれ、ライト博士はかせはロックを改造かいぞうして戦闘せんとうようロボット「ロックマン」にまれわらせた。[注釈ちゅうしゃく 1]

世界せかい平和へいわねがやさしいしんつロックマンは、Dr.ワイリーの野望やぼう阻止そしするため、そしてワイリーに手駒てごまとして利用りようされている兄弟きょうだいロボットたちをすくうために、たたかいのへと旅立たびだつのであった。

ゲーム内容ないよう

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ほんさく独自どくじ仕様しよう

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  • スコア概念がいねんがあり、すべてのてき撃破げきはスコアが設定せっていされているほか、スコア獲得かくとくようのアイテムも存在そんざいする。
  • てきからダメージをけると一定いってい時間じかん無敵むてき状態じょうたいになるが、トゲがた三角形さんかっけい)のトラップだけは、そのあいだでもれるとミスになる。
  • ステージの途中とちゅういてあるアイテムは、画面がめんをスクロールさせるだけで復活ふっかつする。一部いちぶ復活ふっかつしないアイテムもあるが、ミスをしてやりなおしたさいには復活ふっかつする。
  • 1クリアしたステージに再度さいど挑戦ちょうせんしたときもボスとは再度さいど戦闘せんとうになる。
  • ボスには無敵むてき時間じかんがあり、ダメージをあたえるとボス本体ほんたいからだがチカチカし、ダメージをあたえられなくなる
  • ほんさくにおける水中すいちゅうでの挙動きょどうは「うごきがなまる」だけであり、ジャンプりょく変化へんかい。ジャンプりょくすようになったのは『ロックマン2』からである。
  • ジャンプからの落下らっか速度そくど徐々じょじょしていく。ただし、リフトやリフトわりにうえれるてきキャラ、およびマグネットビームはうえっているあいだ落下らっかしている判定はんていとなっているため、ジャンプせずにリフトをりる・もしくはダメージをけてはずすと最高さいこうそく一気いっき落下らっかする。
  • ほんさくのみ、セレクトボタンでポーズをかけることができる。これを利用りようしたうらわざ存在そんざいする。ポーズちゅうてきボスキャラクターの無敵むてき時間じかんすすむためタイミングよくせばつづけてダメージをあたえることができる。
  • バスターがかない状態じょうたい、あるいは元々もともとかないてきにバスターをってもかれず、そのままたま消滅しょうめつする。
  • パスワードセーブがなく、電源でんげんったのち再開さいかいができない(PlayStationばん携帯けいたいアプリばんではセーブが存在そんざいする)。
  • エンディング終了しゅうりょうにスタートボタンをすと、スコアをいだままワイリーステージが選択せんたく可能かのう状態じょうたいのステージセレクト画面がめんもどり、ゲームを続行ぞっこうできる。ただし難易なんい上昇じょうしょうなどはない(PSばんではタイトル画面がめんもどるため、廃止はいしされた)。

上記じょうきなかで、スコアせいと、クリアしたステージのさい選択せんたくにボスと再度さいどたたかえるといった要素ようそは、携帯けいたいアプリばんのロックマンシリーズのすべてに適用てきようされている。

特殊とくしゅ武器ぶき

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いまさく特殊とくしゅ武器ぶきすべてき貫通かんつうする仕様しようになっている。また、マグネットビームをのぞいて画面がめんないには最大さいだい1はつまでしか発射はっしゃできない。

ローリングカッター(Rolling Cutter) (C) - カットマンを撃破げきは - 消費しょうひエネルギー(1)
セラミカルチタンせいハサミかたちカッターをげつける。カッターは前方ぜんぽう楕円だえんじょう軌道きどうび、ブーメランのようにロックマンの手元てもともどってくる。ブーメランの性能せいのうっているが、作中さくちゅうてくるたてっているジョーやピッケルマンといったてきキャラにうしろからローリングカッターをあててもダメージをあたえられない。
スーパーアーム (Super Arm) (G) - ガッツマンを撃破げきは - 消費しょうひエネルギー(2)
腕力わんりょく強化きょうかして特定とくていのブロックをげ、げつける。げが可能かのうなブロックに接触せっしょくするとブロックが点滅てんめつし、その状態じょうたいでボタンをすことでブロックをげ、再度さいどボタンをすことでそのブロックをげつける。げたブロックはあさ放物線ほうぶつせんえがいてび、てき地形ちけい接触せっしょくすることでさらに4つの破片はへん拡散かくさんしてぶ(地形ちけい接触せっしょくさせてげた場合ばあい即座そくざ破片はへんぶ)。ブロックをげたまま移動いどうやジャンプも可能かのうだが、ハシゴをつかむことはできない。攻撃こうげきほか進行しんこうさまたげるブロックの除去じょきょにも利用りよう可能かのう。ブロックがない場所ばしょでは能力のうりょく発揮はっきできない。
設定せっていでは、使用しようちゅうちから加減かげんができないため、握手あくしゅができないという。
だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では、ロックマンのつかみ攻撃こうげきとして使用しようできる。
アイススラッシャー(Ice Slasher) (I) - アイスマンを撃破げきは - 消費しょうひエネルギー(1)
前方ぜんぽうに-200℃の冷気れいき発射はっしゃする武器ぶき武器ぶきとはことなり、基本きほんてきにダメージはあたえられないが、命中めいちゅうしたてきうごきを一定いってい時間じかんめることができ、うごきをめているあいだ武器ぶきにチェンジして攻撃こうげきすることも可能かのう。また、一定いってい時間じかん火柱ひばしらこおらせて足場あしばにすることができる。
だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では、ロックマンのよこ必殺ひっさつワザのカスタマイズのひとつとして登場とうじょうする。
ハイパーボム(Hyper Bomb) (B) - ボンバーマンを撃破げきは - 消費しょうひエネルギー(2)
不要ふよう建造けんぞうぶつ破壊はかいようばくだん前方ぜんぽうげつける武器ぶきばくだんみじか距離きょり放物線ほうぶつせんじょうび、着弾ちゃくだんするとすうかいバウンドしたのち静止せいしし、その爆発ばくはつして周囲しゅういてき攻撃こうげきする。
威力いりょくたかいが、ダメージは爆風ばくふうにのみ発生はっせいするため、ばくだん自体じたいではダメージをあたえることができず、げてから爆発ばくはつするまでにすうびょうのタイムラグが存在そんざいする。接触せっしょく爆発ばくはつなどはないため、げたらどんな状況じょうきょうであろうと爆発ばくはつするのにすうびょうかかる。
だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では、ロックマンの通常つうじょう必殺ひっさつワザのカスタマイズのひとつとして登場とうじょうする。
ファイヤーストーム(Fire Storm) (F) - ファイヤーマンを撃破げきは - 消費しょうひエネルギー(1)
前方ぜんぽうに1はつ火炎かえんだん発射はっしゃ、それと同時どうじにロックマンの周囲しゅういに1はつたま瞬間しゅんかんてき高速こうそく回転かいてんする武器ぶきちかづいたてき迎撃げいげき可能かのう攻防こうぼう一体いったい使用しよう可能かのうだが、てきだんふせぐことはできない。
作品さくひんのシールドシステム(ロックマンの周囲しゅうい回転かいてんするタイプの特殊とくしゅ武器ぶき)の原型げんけいという設定せってい
サンダービーム(Thunder Beam) (E) - エレキマンを撃破げきは - 消費しょうひエネルギー(1)
こうあつ電流でんりゅうビームを前方ぜんぽう真上まうえの3方向ほうこう同時どうじ発射はっしゃする。発射はっしゃされたビームは波状はじょうすすむため攻撃こうげき範囲はんいひろく、特定とくていのブロック(スーパーアームでちあげられるもの)を破壊はかいすることも可能かのう
『X Dive』では、ロックマン(サンダービーム)の名称めいしょう登場とうじょうし、2021ねん5がつ5にち実装じっそうされた。ほんさく同様どうよう攻撃こうげきと『ロックマン&フォルテ』の同様どうようの「ライトニングボルト」のアクティブスキルをつ。
マグネットビーム(Magnet Beam) (M) - 特定とくていのステージにてアイテムを入手にゅうしゅ - 消費しょうひエネルギー(2)
足場あしばとしてることが可能かのう磁力じりょくビームを発射はっしゃする。攻撃こうげきりょくはなく、純粋じゅんすい移動いどうよう武器ぶき。ビームのながさはボタンをながさで調節ちょうせつ可能かのうで、ながさをわず消費しょうひエネルギーは一定いっていである。画面がめんない最大さいだい3はつまで生成せいせい可能かのうで、生成せいせいしてから一定いってい時間じかん経過けいかすると消滅しょうめつする。ワイリーステージにはこれを使用しようしないとすすめない箇所かしょ存在そんざいするため、必然ひつぜんてき入手にゅうしゅ必須ひっすとなる。
なお、この武器ぶき生成せいせいした足場あしばからジャンプせずにりたり、った状態じょうたいのままビームが消滅しょうめつすると、がけから落下らっかしたさい状況じょうきょうおなじように、ロックマンが突然とつぜん最高さいこう速度そくど落下らっかする仕様しようとなっている。

アイテム

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ライフエネルギー(しょう / だい
ライフエネルギーを回復かいふくしょうはゲージ2もくわけたいはゲージ10もくわけ回復かいふくする。
武器ぶきエネルギー(しょう / だい
武器ぶきエネルギーを回復かいふくしょうはゲージ2もくわけたいはゲージ10もくわけ回復かいふくする。
ボーナスボール
ステージクリアに、った個数こすう×1000てんのボーナススコアをられる(ったそのでは加算かさんされず。またゲームオーバーときはクリアまえった個数こすうはリセットされる)。
1UP
ざんが1つえる。
弥七やしち(ヤシチ)
風車かざぐるまかたちをした、ロックマン以外いがいの1942、ソンソン、魔界まかいむらとうのカプコンのゲームにも頻出ひんしゅつするキャラクター。
ほんさくではライフエネルギーゲージとすべての武器ぶきエネルギーゲージをぜん回復かいふくさせ、ざんひとえるアイテムとして登場とうじょう
『8』と『10』にも登場とうじょうする。

登場とうじょうキャラクター

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メインキャラクター

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かくキャラクターの詳細しょうさいロックマンシリーズ#登場とうじょうキャラクター参照さんしょう

DRN.001 ロックマン(Rockman)
DRN.002 ロール(Roll)
エンディングでのみ登場とうじょうほんさく時点じてん名前なまえなどもだしだった。
Dr.ライト(Dr. Right)
ロール同様どうよう、エンディングでのみ登場とうじょう。PlayStationばんのナビモードでは、ステージ各所かくしょ攻略こうりゃくのヒントをつたえてくれる。
Dr.ワイリー(Dr. Wily)

ボスキャラクター

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DRN.003 カットマン(Cutman)
元々もともと森林しんりん伐採ばっさいようのロボットでロックのおとうとてき存在そんざい頭部とうぶ装着そうちゃくしている特殊とくしゅ武器ぶき「ローリングカッター」は合金ごうきんの「セラミカルチタン」せいで、あじ抜群ばつぐん身軽みがるうえに、雨風あめかぜつよい。そのえに衝撃しょうげきよわくなってしまった。
この作品さくひん以外いがいにも多数たすう登場とうじょうする(SSはんロックマン8』、『ロックマンX8)。またジャンケン苦手にがてのようである。
なお、あたま以外いがいのドットパターンは、いろことなるのみでロックマンと同一どういつである。
DRN.004 ガッツマン(Gutsman)
元々もともと土木どぼく作業さぎょうようのロボットで、ボンバーマンとともに土地とち開拓かいたくなどでちから発揮はっきしていた。性格せいかく短気たんきで、理屈りくつきらい。りょううでの「スーパーアーム」は、2tいわげる。からだ特殊とくしゅ合金ごうきん出来できているため、とても頑丈がんじょうにできている。カラオケがき。
『ロックマン2』ではガッツタンク、『ロックマン7』ではガッツマンGなど、シリーズちゅうなん改造かいぞうたい登場とうじょうする(ワイリーがガッツマンをおりとせつもある)。また、『ロックマン5』のストーンマンとなかく、ときどきオイルみにくらしい。
DRN.005 アイスマン(Iceman)
元々もともと南極大陸なんきょくたいりく探査たんさのためにつくられた寒冷かんれい作業さぎょうようのロボット。探査たんさ終了しゅうりょうは、冷凍れいとう倉庫そうこない荷物にもつ運搬うんぱんなどでちから発揮はっきする。くちから零下れいか200℃の「アイススラッシャー」をいて、なんでもこおらせる。あついのは苦手にがてでサウナをきらう。
DRN.006 ボンバーマン(Bomberman)
元々もともと岩盤がんばん破壊はかいようのロボットで、ガッツマンと同様どうよう開拓かいたく作業さぎょうなどで活躍かつやくしていた。不要ふよう建造けんぞうぶつ破壊はかいよう巨大きょだいばくだん「ハイパーボム」をどこからともなくし、次々つぎつぎげつけてくる。ボーリングをこのむが、マッチやライターなどの引火いんかぶつきらう。
ステージセレクト画面がめん日本にっぽん国外こくがいばんでは「ボムマンBombman)」と表記ひょうきされている。
DRN.007 ファイヤーマン(Fireman)
元々もともと廃棄はいきぶつ処理しょりようのロボットで、特殊とくしゅ武器ぶき「ファイヤーストーム」により7000 - 8000℃のほのお自由じゆうあやつることができる。キャンプファイヤーき。
アイスマンとはなかわるく、雨降あめふりがきらい。
ロックマン11』では、トーチマンというキャラクターが登場とうじょうしている(なお、『ロックマンエグゼシリーズ』のファイアマンの海外かいがいめいは、松明たいまつがモチーフとかんがえられるため名前なまえがトーチマンとされている)。
DRN.008 エレキマン(Elecman)
元々もともと発電はつでんよう原子げんし制御せいぎょ作業さぎょうをしていたロボット。重要じゅうよう仕事しごと確実かくじつにこなすだけの、するど判断はんだんりょく素早すばやうごきをそなえている。両手りょうてからはなつ「サンダービーム」が特殊とくしゅ武器ぶき当時とうじライト博士はかせつくったロボットではもっと優秀ゆうしゅうである。ギターがたりがきだが、絶縁ぜつえんたいであるゴム製品せいひん大嫌だいきらい。
ロックマン10』では、過去かこのシリーズに登場とうじょうしたボスロボットたちの能力のうりょくをコピーしたボス「ウェポンアーカイブ」の『1』のボス代表だいひょうとしてえらばれている。
だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』ではアシストフィギュアとして登場とうじょうし、原作げんさく同様どうように「サンダービーム」を使用しようする。

そののボスキャラクター

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以下いかのボスは、ワイリーステージに登場とうじょう

イエローデビル(Yellow Devil)
ライト博士はかせ開発かいはつした「形状けいじょう記憶きおくパーツシステム」をもちいて製作せいさくされたロボット。その特性とくせい利用りようし、本体ほんたいけい19のブロックじょうパーツに変換へんかんして分裂ぶんれつ合体がったいさせることができる。かくとなる遠距離えんきょりへの攻撃こうげき手段しゅだんであり、そして弱点じゃくてんでもある。
のシリーズ作品さくひん様々さまざま派生はせいがた登場とうじょうしている(『ロックマン3』、『ロックマンX5』など)。
だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では、ロックマンシリーズからのステージ『ワイリー基地きち特有とくゆうのキャラとして登場とうじょうする。このイエローデビルはほんさく登場とうじょうするかたで、分裂ぶんれつして移動いどうしたのち、ステージにいるファイターを球状きゅうじょうのビームで攻撃こうげきしてくる。しかし、ほんさく同様どうよう弱点じゃくてん目玉めだま攻撃こうげきするとダメージをあたえられ、たおすとだい爆発ばくはつする。この爆発ばくはつはイエローデビルにめをしたファイターの攻撃こうげきになり、のファイターは爆発ばくはつでダメージをける。また、分裂ぶんれつして移動いどうするパーツにも攻撃こうげき判定はんていがあるうえにパーツの移動いどう速度そくどはやいため、原作げんさくくらべて回避かいひむずかしい。ちなみに、出現しゅつげんしてから一定いってい時間じかんつと、画面がめんがいえていく。
コピーロボット(Copy Robot)
3次元じげんコピーシステムによってされた、ロックマンのコピー。ロックマンが武器ぶきをチェンジするとコピーもおな武器ぶきにチェンジし、その攻撃こうげきりょくは2~4ばい相当そうとうする。しかし、電子でんし頭脳ずのう奥深おくふかくまでは正確せいかくれなかったらしく、若干じゃっかん行動こうどうパターンにちがいがられる。
CWU-01P
領域りょういきない異物いぶつ排除はいじょするようプログラムされたロボット。元々もともと海水かいすい水質すいしつ調査ちょうさよう開発かいはつされた。本体ほんたいまわりをおおきなあわつつことで、みずれないようになっている。7たい存在そんざいし、たおすごとにより移動いどうスピードのたかいものが出現しゅつげんする。
ワイリーマシン1ごう(Wily Machine 1)
ほんさく最終さいしゅうボス。次々つぎつぎとワイリーのロボットをたおしてきたロックマンにあわてたワイリーがたいロックマン用兵ようへいとして急遽きゅうきょ製作せいさくした戦闘せんとうメカ。ワイリーが移動いどうなどに使用しようしていた円盤えんばんがたもの機体きたい上部じょうぶ合体がったいしている。
急造きゅうぞう兵器へいきであるため内部ないぶ機構きこうしになっておりてくれはわるいが、防御ぼうぎょようシールドや、常用じょうよう装置そうちとして攻撃こうげきりょく上昇じょうしょうするシステムを搭載とうさいしているなど、戦闘せんとう能力のうりょくたかい。
ほんさく時点じてんで「ワイリー本人ほんにんがワイリーマシンに搭乗とうじょうする」「だいいち形態けいたいたおすとだい形態けいたい移行いこうする」「最終さいしゅうてきにワイリーが土下座どげざをする」など、ほとんどの作品さくひん該当がいとうするお約束やくそく出来上できあがっている。

移植いしょくばん

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No. タイトル 発売はつばい 対応たいおう機種きしゅ 開発元かいはつもと 発売はつばいもと メディア 型式けいしき 備考びこう
1 日本 ロックマンメガワールド
アメリカ合衆国 Mega Man: The Wily Wars
ヨーロッパ Mega Man: The Wily Wars
日本 199410211994ねん10がつ21にち
アメリカ合衆国 199412311994ねん12月31にち
ヨーロッパ 199504031995ねん4がつ3にち
メガドライブ カプコン カプコン 16メガビットロムカセット 日本 T-12053
ヨーロッパ T-12046-50
2 ロックマンコンプリートワークス 日本 199908051999ねん8がつ5にち
PlayStation インテック カプコン CD-ROM SLPS-02220
3 ロックマン 日本 2003ねん1がつ16にち[3][4]
mova504i専用せんよう
iアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(カプコンパーティ)
-
4 ロックマンコンプリートワークス
PS one books
日本 200304242003ねん4がつ24にち
PlayStation インテック カプコン CD-ROM SLPM-87250 廉価れんかばん
5 ロックマン 日本 2004ねん5がつ1にち[5]
アメリカ合衆国 200409202004ねん9がつ20日はつか
QVGA機種きしゅ
EZアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(クラブ☆カプコン)
- BREW対応たいおうばん12月1にち配信はいしん[6]
6 Mega Man Anniversary Collection アメリカ合衆国 200406232004ねん6がつ23にち
PlayStation 2
ニンテンドーゲームキューブ
Atomic Planet カプコン DVD-ROM
8センチひかりディスク
- シリーズの9作品さくひんとの合同ごうどう収録しゅうろくさく。PlayStationばん収録しゅうろく
7 Mega Man Anniversary Collection アメリカ合衆国 200503152005ねん3がつ15にち
Xbox Atomic Planet カプコン DVD-ROM - シリーズの9作品さくひんとの合同ごうどう収録しゅうろくさく。PlayStationばん収録しゅうろく
8 ロックマンロックマン 日本 200603022006ねん3がつ2にち
アメリカ合衆国 200603142006ねん3がつ14にち
ヨーロッパ 200603242006ねん3がつ24にち
PlayStation Portable カプコン カプコン UMD ULJM-05044 リメイク作品さくひん
9 カプコンゲームブックス
ロックマンコンプリートワークス
日本 200703282007ねん3がつ28にち
PlayStation インテック カプコン CD-ROM SLPM-87409 画集がしゅうづけ
10 ロックマン完全かんぜんばん 日本 2007ねん6がつ4にち[7][8]
FOMA900iシリーズ
iアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(カプコンパーティ)
-
11 ロックマン ヨーロッパ 200706222007ねん6がつ22にち
日本 200807292008ねん7がつ29にち
アメリカ合衆国 200808182008ねん8がつ18にち
Wii カプコン カプコン ダウンロード
バーチャルコンソール
-
12 ロックマン完全かんぜんばん 日本 2008ねん4がつ1にち[9]
SoftBank 3G対応たいおう機種きしゅ
S!アプリ
カプコン カプコン ダウンロード -
13 ロックマン完全かんぜんばん 日本 2008ねん4がつ3にち[9]
BREW3.1対応たいおう機種きしゅ
(EZアプリ)
カプコン カプコン ダウンロード
(とりきり★カプコン)
-
14 ロックマン 日本 200908122009ねん8がつ12にち
PlayStation 3
PlayStation Portable
PlayStation Network
インテック カプコン ダウンロード
ゲームアーカイブス
- PlayStationばん移植いしょく
15 ロックマン 日本 2012ねん7がつ18にち[10]
ヨーロッパ 201210182012ねん10がつ18にち
アメリカ合衆国 201212272012ねん12月27にち
ニンテンドー3DS カプコン カプコン ダウンロード
(バーチャルコンソール)
-
16 ロックマン アメリカ合衆国 201305022013ねん5がつ2にち
日本 201306122013ねん6がつ12にち
Wii U カプコン カプコン ダウンロード
(バーチャルコンソール)
-
17 ロックマン クラシックス コレクション アメリカ合衆国 201508252015ねん8がつ25にち
ヨーロッパ 201508252015ねん8がつ25にち
日本 201605262016ねん5がつ26にち
PlayStation 4
Xbox One
Steam
Digital Eclipse カプコン ダウンロード - シリーズの5作品さくひんとの合同ごうどう収録しゅうろくさく
18 ロックマン クラシックス コレクション INT 201602232016ねん2がつ23にち
PlayStation 4
Xbox One
ニンテンドー3DS
Digital Eclipse カプコン DVD-ROM
3DSカード
- シリーズの5作品さくひんとの合同ごうどう収録しゅうろくさく
19 ロックマン クラシックス コレクション INT 201805242018ねん5がつ24にち
Nintendo Switch Digital Eclipse カプコン ゲームカード
ダウンロード
- シリーズの5作品さくひんとの合同ごうどう収録しゅうろくさく
メガドライブばん
PlayStationばん
FCはんをそのまま移植いしょくし、そこに様々さまざま要素ようそ追加ついかしたもの。以降いこう6』まで同様どうよう移植いしょく作品さくひんが「ROCKMAN COMPLETE WORKS(ロックマンコンプリートワークス)」としょうされ、やく1ヵ月かげつごと発売はつばいされている。
FCばんをそのまま再現さいげんしたモード(オリジナルモード)以外いがい要素ようそ以下いかとおり。
ナビモード
ステージちゅう攻略こうりゃくのヒントがられるモード。オリジナルモードとのちがいは以下いかとおり。
  • ステージちゅう画面がめん左下ひだりしたに“!”マークが表示ひょうじされる箇所かしょでセレクトボタンをすと、その場面ばめん攻略こうりゃくするためのヒントをくことができる。
  • ステージの特定とくてい個所かしょで、つぎすすむべき方向ほうこうがサポートキャラクター(エディーやビート)によってしめされる。
  • ライフエネルギーや武器ぶきエネルギーのゲージ、武器ぶき選択せんたく画面がめんのデザインがあたらしくなっている。
  • ナビモード開始かいし特定とくていのコマンド入力にゅうりょくおこなうことで、一部いちぶBGMがアレンジばんのものとなる。なお、ワイリーステージ1・2のみ、原曲げんきょくことなるきょくロックマン・ザ・パワーバトルのイエローデビルせん)になる。
  • PocketStationで攻撃こうげきりょくやライフエネルギーりょう強化きょうかさせたロックマンやボスキャラクターを登場とうじょうさせられる(詳細しょうさい後述こうじゅつ)。
オプション
難易なんい・ゲームスピードの調整ちょうせい、FCばん同様どうよう画面がめんのちらつきの有無うむなどの設定せってい可能かのう
データベース
ゲームちゅう出会であったてきのグラフィック(一部いちぶはキャラクターイラスト)と簡単かんたん紹介しょうかいぶん閲覧えつらんできる。ほかにも特定とくてい条件じょうけんたすことでえがきおろしのイラストも閲覧えつらんできる。
また、PocketStationとのロックマンおよびボスキャラクターのデータのやりりもこのモードでおこな[注釈ちゅうしゃく 2]
PocketStation
PocketStationにデータをダウンロードすることで、ナビモードちゅうのロックマンもしくはボスキャラクターの強化きょうかや、専用せんようのミニゲームができる『ポケロク』をあそぶことができる。
ボスアタック
特定とくてい条件じょうけんたすことであそべるゲームモード。作中さくちゅう登場とうじょうしたボスキャラクターと連戦れんせんし、その時間じかんきそう。
また、オリジナルモードもFCばんそのままではなく、以下いか要素ようそ追加ついかされている(ナビモードにも共通きょうつう)。
  • ステージセレクト画面がめんで、ゲームの進行しんこうを8つまでセーブすることができる。
  • ショットのオート連射れんしゃや、『7』や『8』などに存在そんざいする「武器ぶき選択せんたく画面がめんひらかずに特殊とくしゅ武器ぶきえる操作そうさ」をおこなうことができる。
のちにより廉価れんかPS one booksはん攻略こうりゃくほんとセットになった“カプコンゲームブックス”ばん書籍しょせきあつかISBN 978-4-86233-113-7)も発売はつばい
現在げんざいPlayStation Storeゲームアーカイブスでも配信はいしんされている(PlayStation Vita のみ PocketStation にも対応たいおう)。
北米ほくべいけんでのみ発売はつばいされた『Mega Man Anniversary Collection』に収録しゅうろくされているほんさくもこのPlayStationばんだが、単独たんどく発売はつばいされたものと比較ひかくすると、ナビモードではデフォルトでアレンジばんのBGMがながれるというちがいがある(これは『3』まで同様どうよう)。
携帯けいたいアプリばん
『ロックマン』
初代しょだいロックマンシリーズはつ携帯けいたいアプリ移植いしょく作品さくひん当時とうじ携帯けいたい端末たんまつ性能せいのうわせて調整ちょうせいおこなわれている。FCはんからの変更へんこうてん以下いかとおり。
かくステージ構成こうせい変更へんこう
8画面がめんぶん程度ていど短縮たんしゅくさい構成こうせいされたステージを1画面がめんずつえてすすめるかたちになっている。またおおくのてき耐久たいきゅうりょく減少げんしょうしており、配置はいちされなくなったてき存在そんざいする。これにより、難易なんいはややひくくなっている。
特殊とくしゅ武器ぶき仕様しよう変更へんこう
  • ハイパーボムをてき直接ちょくせつてると、爆発ばくはつせずそのままダメージをあたえることができる。地面じめんちると即座そくざ爆発ばくはつするが、攻撃こうげき判定はんてい爆発ばくはつ中心ちゅうしんにしかく、爆風ばくふうでダメージをあたえること出来できない。
  • スーパーアームはまわりに特定とくていいわやブロックがくても、ちいさな岩石がんせきげて攻撃こうげきすること出来できるようになっている。ダメージはブロックよりもひくい。
  • マグネットビームはボタンをながさに関係かんけいなくながさはつね一定いっていとなる。また入手にゅうしゅできるステージが変更へんこうされている。
ワイリーステージの変更へんこう
1めんのみとなっており、選択せんたくステージのボス、およびFCばんかくワイリーステージのボスすべてと連戦れんせんする構成こうせい変更へんこうされている。ボスを1たい撃破げきはするたびに、ライフエネルギーしょうだい武器ぶきエネルギーしょうだいの4種類しゅるいいずれかがランダムで4つ出現しゅつげんする。
なお、下記かき完全かんぜんばん配信はいしん開始かいしともない、現在げんざいはダウンロードリストじょう名称めいしょうロックマン Lite変更へんこうされている(タイトル画面がめんなどは『ロックマン』のまま)。
『ロックマン完全かんぜんばん
難易なんいがある程度ていど調整ちょうせいされていたり、こまかい部分ぶぶん多少たしょうことなるが、FCばんのほぼ完全かんぜん移植いしょく作品さくひんである。おまけ要素ようそとして、一度いちどオールクリアをすることでプレイヤーキャラクターとしてロール使用しようできるようになる。ロックマンとロールはゲーム進行しんこう共有きょうゆうしており、タイトル画面がめんかステージセレクト画面がめん任意にんいにキャラクターのえが可能かのう。ロールを使用しようすると背景はいけいしょくあおからあかに、タイトル画面がめんのロックマンがロールにわり、ステージセレクト画面がめんのBGMがテーマきょくの「ふうつたえて」に変更へんこうされる。ロールの性能せいのう以下いかとおり。
マグネットビームもふくめて、特殊とくしゅ武器ぶき使つかえない。
ロールでボスをたおしたとしても、特殊とくしゅ武器ぶき使つかえるのはロックマンのみである。
武器ぶきエネルギーを消費しょうひして、てき貫通かんつうするチャージショットてる。
これを使つかい、ロックマンがスーパーアームでげること出来できるブロックを破壊はかい可能かのうただし、『ロックマン4以降いこうのチャージショットとちがい、チャージから発射はっしゃまでがオートでおこなわれるためうごいているてきてるのがむずかしい。
バーチャルコンソールばん
負担ふたん軽減けいげんするため、FCばんくらべて画面がめん輝度きどおさえられている。
PlayStation Portableばん
PlayStation 4、Xbox One、Steam、ニンテンドー3DS、Nintendo Switchばん

開発かいはつ

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  • タイトルは発売はつばいまえまでふくすうかい変更へんこうされており、企画きかく開発かいはつ段階だんかいでは『バトルキッド』や『レインボー戦士せんしミラクルキッド』などのあんもあり、ゲーム雑誌ざっしとう画面がめん写真しゃしんとうふく販売はんばい予告よこく掲載けいさいには武器ぶきわせてボディしょく変化へんかすることを強調きょうちょうした『ザ・バトルレインボー ロックマン[11]』という名称めいしょう発表はっぴょうされたが、最終さいしゅうてきには『ロックマン』というシンプルなあんいた。
  • 企画きかく段階だんかいではオリジナルキャラクターをもちいていたが、開発かいはつ途中とちゅうにオリジナルだとよわいという意見いけんがあり、『鉄腕てつわんアトム』の版権はんけん購入こうにゅうし、アトムのゲームとして計画けいかく一時期いちじきあった[12]。なおコミカライズは手塚てづか治虫おさむのアシスタントをつとめていた池原いけはらしげと担当たんとうしており、6さくまでは鉄腕てつわんアトムにちか絵柄えがらであった。
  • キャラクターデザイン担当たんとういねせん敬二けいじ証言しょうげんでは、開発かいはつちゅう難易なんい製品せいひんばんよりもたかかったが営業えいぎょうにダメしゅっしされ、『魔界まかいむら』(1985ねん)を基準きじゅんにして難易なんいげたという[13]
  • ほんさくのみ最初さいしょのボスは6たいであるが、本来ほんらいはこの作品さくひんから8たいにする予定よていであった。しかし、容量ようりょうりずにく2たいらすこととなったという。そのうちの1たいは「ボンドマン」といい、特殊とくしゅ武器ぶき接着せっちゃくによりてきうごきをめるというものであった(この設定せっていはアイスマンのアイススラッシャーにがれた。そしてもう1たいはその時点じてん完成かんせいしておらず、名前なまえすらまっていないままおぞうりになったという[14]。なお、リメイクの『ロックマンロックマン』に追加ついかされた2たいのボスキャラクターは、この2たいとはまたべつのものである。
  • ほんさくアーケードゲームとしての企画きかくからはじまり、そのディスクシステムようのゲームとして開発かいはつすることになったが、スケジュールの都合つごう急遽きゅうきょロムカセットで発売はつばいされることとなった。最初さいしょのステージ選択せんたくはアーケードゲーム企画きかく稼働かどうりつ対策たいさく(あるステージでまってもステージへ挑戦ちょうせんできることできゃくばなれをふせぐ)、ボスの部屋へやまえにあるシャッターきの通路つうろはディスクシステムばん開発かいはつ技術ぎじゅつてき対応たいおう通過つうかちゅうにボスキャラのデータをディスクからむ)の名残なごりである[13]が、そういった対応たいおう必要ひつようなくなった以降いこう作品さくひんでも、これらの要素ようそ最新さいしんさくまで踏襲とうしゅうされている。また、のちにアーケードゲームとしては『ロックマン・ザ・パワーバトル』(1995ねん)が制作せいさくされている。
  • ほんさく時点じてんでは、初期しょき装備そうび通常つうじょうだん(ロックバスター)にはまだ名前なまえがついておらず、また発売はつばい当時とうじのチラシでは、特殊とくしゅ武器ぶきは「スペシャルアーマー」と表記ひょうきされていた[15]
  • 日本にっぽん国外こくがいばんのパッケージイラストは、アメコミ調しらべまったべつ絵柄えがらえがかれている[16]の『ストリートファイター X 鉄拳てっけん』(2012ねん)では、アメリカばんのパッケージイラストをもとにした「メガマン」がPlayStationプラットフォーム限定げんてい参戦さんせんしている。

スタッフ

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  • 企画きかく・ゲームデザイン:A.K(北村きたむられい
  • キャラクター・デザイン:YASUKICHI(岸本きしもと泰明やすあき)、TOM PON(富田とみた直哉なおや)、INAFKING(いねせん敬二けいじ)、A.K(北村きたむられい
  • プログラマー:H.M.D.(松嶋まつしま延幸のぶゆき
  • サウンド・プログラマー:CHANCHACORIN MANAMI(松前まさき真奈美まなみ)、YUUKICHAN'S PAPA(坂口さかぐちゆかりよう
  • プロデューサー:西山にしやま隆志たかし

評価ひょうか

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評価ひょうか
レビュー結果けっか
媒体ばいたい結果けっか
オールゲーム5/5stars[17]
Eurogamer7/10てん[18]
ファミ通ふぁみつう24/40てん[19]
IGN8/10てん[20]
NintendoLife7/10てん[18]
Nintendo Power4.1/5てん[21]
ファミリーコンピュータMagazine22.60/30てん[1]
The Games Machine83%[22]

ゲームファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」では合計ごうけい24てんまん40てん[19]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者どくしゃ投票とうひょうによる「ゲーム通信つうしん簿」での評価ひょうか以下いかとおり22.60てんまん30てん)となっている[1]同誌どうし1991ねん5がつ10にちごう特別とくべつ付録ふろくの「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、同社どうしゃのアーケードゲーム『魔界まかいむら』(1985ねん)をきん未来みらいふうにした作品さくひんたとえたうえで、難易なんいたかさについて「そのむずかしさは天下一品てんかいっぴんだ。むずかしいとはいえなん挑戦ちょうせんしていくうちに上達じょうたつしていくので安心あんしん」と肯定こうていてき評価ひょうかした[1]。また、どの武器ぶきがどのボスに有効ゆうこうであるかという属性ぞくせい設定せっていかんして肯定こうていてき評価ひょうかした[1]

項目こうもく キャラクタ 音楽おんがく 操作性そうさせいわる 熱中ねっちゅう かい得度とくど オリジナリティ 総合そうごう
得点とくてん 4.16 3.67 3.63 3.90 3.61 3.63 22.60

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 以上いじょう公式こうしきストーリーとして現在げんざいられているすじではあるが、説明せつめいしょでの記述きじゅつでは博士はかせ自身じしんみずからロックマンに改造かいぞうほどこしている。「ロックマン自身じしん改造かいぞう志願しがんした」というのは『4』からの変更へんこうてんである。
  2. ^ 必然ひつぜんてきに、ゲームちゅう出会であっていないボスキャラクターは、ダウンロードできないことになる。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e 「5がつ10にちごう特別とくべつ付録ふろく ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazineだい7かんだい9ごう徳間書店とくましょてん、1991ねん5がつ10日とおか、18 - 19ぺーじ 
  2. ^ マイウェイ出版しゅっぱんまえにクリアしたい200の無理むりゲー ファミコン&スーファミ』 (ISBN 9784865119855、2018ねん10がつ10日とおか発行はっこう)、41ページ
  3. ^ Mobile:ロックマンやファイナルファイトが携帯けいたいに!” (日本語にほんご). SOFTBANK GAMES NEWS INDEX. ITmedia (2003ねん1がつ16にち). 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  4. ^ カプコン、携帯けいたいゲームサイトにロックマン、ファイナルファイトなどを追加ついか” (日本語にほんご). ITmedia Moblie. アイティメディア (2003ねん1がつ16にち). 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  5. ^ 滝沢たきざわおさむ (2004ねん5がつ13にち). “カプコン、EZアプリ「ロックマン」など 5月配信はいしん携帯けいたいアプリを公開こうかい” (日本語にほんご). GAME Watch. インプレス. 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  6. ^ 太田おおた亮三りょうぞう (2004ねん12月1にち). “カプコン、BREW対応たいおうの「ロックマン」「魔界まかいむら」など配信はいしん” (日本語にほんご). ケータイ Watch. インプレス. 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  7. ^ 本田ほんだ拓也たくや (2007ねん6がつ4にち). “カプコン、iモードけに「ロックマン」完全かんぜんばん配信はいしん” (日本語にほんご). ケータイ Watch. インプレス. 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  8. ^ カプコン、FCばんとほぼ同様どうようの「ロックマン」完全かんぜんばんアプリを配信はいしん” (日本語にほんご). ITmedia Moblie. アイティメディア (2007ねん6がつ5にち). 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  9. ^ a b Gpara.com (2008ねん4がつ4にち). “カプコン、『ロックマン』『ロックマン2』を携帯けいたい3キャリアけに完全かんぜん移植いしょく+αあるふぁ” (日本語にほんご). iNSIDE. イード. 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  10. ^ 3DSばんバーチャルコンソールに「ロックマン」が登場とうじょう本日ほんじつ配信はいしんスタート” (日本語にほんご). 4Gamer.net. Aetas (2012ねん7がつ18にち). 2019ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  11. ^ 『ファミコン通信つうしん』1987ねん10がつ2にちごう 新作しんさくソフト情報じょうほうより
  12. ^ 『カプコンミュージックジェネレーション ファミコン音楽おんがく全集ぜんしゅう ロックマン1~6付属ふぞくブックレット
  13. ^ a b 『カプコンコンシューマークロニクル vol.2』
  14. ^ 『ロックマンをつくったおとこたち ロックマン誕生たんじょう伝説でんせつ』(有賀ありがヒトシ)
  15. ^ 追加ついか発売はつばい広告こうこく日本にっぽん)」 - 『ロックマン クラシックス コレクションない 『ロックマン』のミュージアムモード
  16. ^ 「パッケージ 表面ひょうめん(アメリカ)」「パッケージ 表面ひょうめん(ヨーロッパ)」 - 『ロックマン クラシックス コレクション』ない 『ロックマン』のミュージアムモード
  17. ^ Smith, Geoffrey Douglas (1998ねん). “Mega Man - Review”. Allgame. All Media Guide. November 14, 2014てんオリジナルよりアーカイブ。May 5, 2015閲覧えつらん
  18. ^ a b Mega Man for Wii (2007)” (英語えいご). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  19. ^ a b 「クロスレビュー」『ファミコン通信つうしんだい39かんアスキー、1987ねん12月25にち、19ぺーじ 
  20. ^ Lucas, Thomas M. (August 18, 2008). “Mega Man Review - Wii Review”. IGN. May 8, 2010閲覧えつらん
  21. ^ Nintendo Power staff (November 1992). “Now Playing”. Nintendo Power (Nintendo of America) (42): 107. ISSN 1041-9551. 
  22. ^ The Games Machine staff (May 1990). “Mega Man”. The Games Machine (Ludlow, UK: Newsfield Publications) (30): 60. ISSN 0954-8092. 

外部がいぶリンク

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