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平仮名ひらがな
文字もじ
字源じげん 小書こが
JIS X 0213 1-4-85
Unicode U+3095
片仮名かたかな
文字もじ
字源じげん カの小書こが
JIS X 0213 1-5-85
Unicode U+30F5
言語げんご
言語げんご ja
マ字まじ
JIS X 4063 xka
発音はつおん
種別しゅべつ

は、日本語にほんご使つかわれる文字もじ片仮名かたかなちいさくしたかたちをしているが、一般いっぱんてき片仮名かたかなではない。おもかず助詞じょしとして使用しようされる。

「个」あるいは「箇」の略字りゃくじとして「」という文字もじがあるが、このみが、「いちヶ月かげつ」「いちヶ所かしょ」のような場合ばあい「か」となること、また、「ヶ」との字形じけい類似るいじから「ヵ」と表記ひょうきされたことからひろまった。

そのため、「ヵ」という文字もじは「ヶ」が使つかわれる場面ばめんで、かつそのみが「か」となる場合ばあいしか通常つうじょう使つかわれない。また、まれた経緯けいいから「ヵ」を使つかうのは不適切ふてきせつであり、わりに「ヶ」とするか、「カ」「か」「箇」を使つかうべきだとするものもある[だれ?]

平仮名ひらがな片仮名かたかな互換ごかんじょう理由りゆう平仮名ひらがなの「」という文字もじもあるが、前述ぜんじゅつ用途ようと使用しようすることはただしい利用りよう方法ほうほうではない。

中世ちゅうせい以前いぜん古文書こもんじょなかに「ヵ」あるいは「」が使用しようされている場合ばあいがあるが、この場合ばあいは「个」あるいは「箇」の略字りゃくじとして使用しようしているのではなく、「カ」あるいは「か」を小書こがきしただけである。この用法ようほう使用しようされるのは助詞じょしであることがおおい。

用途ようと[編集へんしゅう]

「ヵ」が使つかわれるれい

  • いちヵ所かしょいちヶ所かしょ
  • いちヵ月かげついちヶ月かげつ
  • じゅうヵ条かじょうじゅうヶ条かじょう

「ヵ」が使つかわれないれい

  • 関ヶ原せきがはらみが「が」である。まれ小書こがきの「ガ」が使つかわれる)
  • 七ヶ宿しちがしゅく(シチカシュク)
  • いちヶ(みが「こ」である)
  • 個所かしょ箇条書かじょうがき(「ヶ」が使つかわれる場面ばめんではない)

[編集へんしゅう]

  • 「か」とまれる。
  • 助数詞じょすうし場合ばあい原則げんそくとして「か」と発音はつおんする。
  • 助詞じょし「が」の用途ようと使用しようされるときは、「が」と発音はつおんする。

ヵにかかわるしょ事項じこう[編集へんしゅう]

  • JIS規格きかくでは「小書こが片仮名かたかなカ」、Unicodeでは「KATAKANA LETTER SMALL KA」と、いずれも片仮名かたかな「カ」をちいさくした文字もじとしている。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]