か

平仮名ひらがな
文字もじ	か
字源じげん	加かの草くさ書体しょたい
JIS X 0213	1-4-11
Unicode	U+304B
片仮名かたかな
文字もじ	カ
字源じげん	加かの偏へん
JIS X 0213	1-5-11
Unicode	U+30AB
言語げんご
言語げんご	ja, ain
ロろーマ字まじ
ヘボン式しき	KA
訓令くんれい式しき	KA
JIS X 4063	ka
アイヌ語ご	KA
発音はつおん
IPA	kä
種別しゅべつ
音おと	清音せいおん

か、カは、日本語にほんごの音節おんせつの一ひとつであり、仮名かめいの1つである。1モーラを形成けいせいする。五十音ごじゅうおん図ずにおいて第だい2行ぎょう第だい1段だん（か行こうあ段だん）に位置いちする。清音せいおんの他ほか、濁音だくおん（が、ガ）を持もつ。また、話はなし手てによっては、文節ぶんせつの初はじめ以外いがいで、子音しいんが鼻音びおん化かした鼻濁音びだくおんを用もちいる。鼻濁音びだくおんは濁音だくおんと意味いみ上じょうの差異さいは無ない。

概要がいよう

「か」の筆順ひつじゅん

現代げんだい標準ひょうじゅん語ごの音韻おんいん: 1子音しいんと1母音ぼいん「あ」から成なる音おと。子音しいんは、次つぎの通とおり。
- 清音せいおん「か」: 舌したの後部こうぶを口蓋こうがいの奥おくの部分ぶぶん（軟口蓋なんこうがい）に押おし当あて一旦いったん閉鎖へいさした上うえで破裂はれつさせることで発はっする。無声むせい。
- 濁音だくおん「が」: 舌したの後部こうぶを口蓋こうがいの奥おくの部分ぶぶん（軟口蓋なんこうがい）に押おし当あて一旦いったん閉鎖へいさした上うえで破裂はれつさせることで発はっする。有ゆう声ごえ。
- 鼻濁音びだくおん「か゚」: 鼻はなに音おとを抜ぬきながら、舌したの後部こうぶを口蓋こうがいの奥おくの部分ぶぶん（軟口蓋なんこうがい）に押おし当あて一旦いったん閉鎖へいさした上うえで破裂はれつさせることで発はっする。有ゆう声ごえ。
五十音ごじゅうおん順じゅん: 第だい6位い。
いろは順じゅん: 第だい14位い。「わ」の次つぎ。「よ」の前まえ。
平仮名ひらがな「か」の字形じけい: 「加か」の草体そうたい
片仮名かたかな「カ」の字形じけい: 「加か」の部分ぶぶん
ロろーマ字まじ
- か: k a
- が: g a
点字てんじ:
通話つうわ表ひょう: 「為替かわせのカ」
モールス信号しんごう: ・－・・
手旗てばた信号しんごう：8→3

変体へんたい仮名がな: 現在げんざいの書体しょたいが一般いっぱん的てきになる前まえは、変体へんたい仮名がな（可か）が圧倒的あっとうてきな割合わりあいで使つかわれていた。
発音はつおん：か^{[ヘルプ/ファイル]}

かに関かかわる諸しょ事項じこう

→「カ」と発音はつおん・表記ひょうきされるものについては「カ (曖昧あいまいさ回避かいひ)」を参照さんしょう

片仮名かたかなの「カ」は漢字かんじの「力ちから」（ちから）と同形どうけいである。「力ちから」を構成こうせい要素ようそに持もつ「加か」という漢字かんじから造つくられたため。平仮名ひらがなの「か」も「加か」の草くさ書体しょたいから造つくられているため、続つづけ書がきによって「加か」と同形どうけいになる事ことが多おおかった。
- このため、漢字かんじの「加か」・「力ちから」との区別くべつから漢字かんじ「可か」から造つくられた平仮名ひらがな（変体へんたい仮名がな）の「」が多用たようされ、「か」・「カ」は1900年ねんの小学校しょうがっこう令れい施行しこう規則きそく施行しこうに伴ともなって標準ひょうじゅん字体じたいに指定していされるまではほとんど普及ふきゅうしなかった。
歴史れきし的てき仮名遣かなづかいで「くわ（くゎ）」と書かくものは、現代げんだい仮名遣かなづかいでは「か」と書かく。一部いちぶの地方ちほうでは、歴史れきし的てき仮名遣かなづかいで「くわ」と書かいていた「か」を現在げんざいでも「くゎ」と発音はつおんする。
携帯けいたい電話でんわ利用りよう者しゃの間あいだでは、「2」を意味いみする。数字すうじ等ひとしのあからさまな表記ひょうきを避さける場合ばあいに用もちいられる。
文法ぶんぽう的てきなことについてはかを参照さんしょう。
香川かがわ県けん旗はたは片仮名かたかなの「カ」を図案ずあん化かしたもの。

概要がいよう

か に関かかわる諸しょ事項じこう

関連かんれん項目こうもく

かに関かかわる諸しょ事項じこう