る

る、ルは、日本語にほんごの音節おんせつのひとつであり、仮名かめいのひとつである。1モーラを形成けいせいする。五十音ごじゅうおん図ずにおいて第だい9行ぎょう第だい3段だん（ら行ぎょうう段だん）に位置いちする。

概要がいよう

現代げんだい標準ひょうじゅん語ごの音韻おんいん: 1子音しいんと1母音ぼいんからなる音おと /ru/。舌したの先さきで上うえ歯茎はぐき付近ふきんをはじくことによる有ゆう声ごえ子音しいん/r/とうからなる音おと。国際こくさい音声おんせい記号きごうで語かたり中ちゅうの/r/は歯茎はぐきはじき音おん[ɾ]で記述きじゅつされる。語頭ごとうの/r/は接触せっしょくの持続じぞく時間じかんがやや長ながく歯茎はぐき側面そくめんはじき音おん[ɺ]で記述きじゅつされる。
五十音ごじゅうおん順じゅん: 第だい41位い。や行くだりの「い」と「え」を数かずに加くわえると43位い。
いろは順じゅん: 第だい11位い。「ぬ」の次つぎ、「を」の前まえ。
平仮名ひらがな「る」の字形じけい: 「留とめ」の草体そうたい
片仮名かたかな「ル」の字形じけい: 「流りゅう」の右みぎ下かの部分ぶぶん
ロろーマ字まじ: r u
点字てんじ:
通話つうわ表ひょう: 「留守居るすいのル」
モールス信号しんごう: －・－－・
手旗てばた信号しんごう：3→7

日本語にほんごに「る」で始はじまる単語たんごは極端きょくたんに少すくなく、（「ルール」などの「ル」で始はじまる外来がいらい語ごを除のぞけば）三省堂さんせいどう「大辞林だいじりん第だい二に版はん」では200項目こうもくしかない。しかもそれらのほぼ全すべてが漢語かんごであり、それ以外いがいではアイヌ語ご由来ゆらいの地名ちめい「留萌るもい」と他た「るんるん」ぐらいしかない。