小書こがきヲ

平仮名ひらがな
文字もじ	𛅒
字源じげん	をの小書こがき
Unicode	U+1B152
片仮名かたかな
文字もじ	𛅦
字源じげん	ヲの小書こがき
Unicode	U+1B166
言語げんご
言語げんご	nan
ロろーマ字まじ
発音はつおん
種別しゅべつ

小書こがきの「を」は小書こがき平仮名ひらがなの「を」、小書こがきの「ヲ」は小書こがき片仮名かたかなの「を」であり、台湾たいわん語ご仮名がなで使用しようされる仮名かめいのひとつである。前まえの音おとと組くみ合あわせ1モーラを形成けいせいする。通常つうじょうは日本語にほんごでは使用しようされない。

台湾たいわん語ご仮名がなでは、「オ」と「ヲ」は異ことなる発音はつおんの表現ひょうげんとされている。「オ」の白話はくわ字じは「o·」であり、「ヲ」の白話はくわ字じは「o」である。第だい4声こえのお段だんの音おとの後のちに来くる第だい8声こえの白話はくわ字じでの「oh」の発音はつおんを小書こがきの「ヲ」で表記ひょうきして使用しようする（白話はくわ字じでの「o」に対応たいおうする仮名かめいは、前まえの音おとがお段だんでも「ヲ」になる）。

𛅒、𛅦に関かかわる諸しょ事項じこう

• 2017年ねん10月がつに暫定ざんてい的てきにUnicode番号ばんごうが確定かくていした。カタカナはU+1B166に割わり当あてられ、平仮名ひらがなはU+1B152に割わり当あてられた。
• 2019年ねん3月がつにUnicode 12.0で平仮名ひらがな及および片仮名かたかなが登録とうろくされた。

関連かんれん項目こうもく

• を
• ゎ
• 小書こがきゐ
• ぅ
• 小書しょうしょきゑ
• 小書こがきン
• 台湾たいわん語ご仮名がな

参考さんこう文献ぶんけん

• 林はやし美よし秀しゅう「日本にっぽん統治とうち時代じだいにおける台湾たいわん語ご仮名がな表記ひょうきの変化へんか過程かてい －「オ」「ヲ」表記ひょうきの分析ぶんせきを通とおして－」『岡山大学おかやまだいがく大学院だいがくいん社会しゃかい文化ぶんか科学かがく研究けんきゅう科か紀要きよう』第だい25巻かん第だい1号ごう、岡山大学おかやまだいがく大学院だいがくいん文化ぶんか科学かがく研究けんきゅう科か、2008年ねん3月がつ、13-28頁ぺーじ、doi:10.18926/13256、ISSN 1881-1671、NAID 120002310388。