(Translated by https://www.hiragana.jp/)
宮内勝典 - Wikipedia コンテンツにスキップ

宮内みやうち勝典かつのり

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮内みやうち 勝典かつのり(みやうち かつすけ、1944ねん10月4にち - )は、日本にっぽん小説しょうせつエッセイスト大阪芸術大学おおさかげいじゅつだいがくもと教授きょうじゅ

きゅう満州まんしゅうこくハルビン出身しゅっしん[1]鹿児島かごしま県立けんりつ甲南こうなん高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう[2]

経歴けいれき[編集へんしゅう]

ハルビンにまれ、どものころ鹿児島かごしまけん指宿いぶすき[2]鹿児島かごしま県立けんりつ甲南こうなん高校こうこうでは活動かつどう文学部ぶんがくぶ文芸ぶんげい)に所属しょぞく[3]1979ねんに『南風みなみかぜ』で作家さっかデビュー。1960年代ねんだいから4年間ねんかんおよび1980年代ねんだいから9年間ねんかんニューヨーク在住ざいじゅうアメリカヨーロッパ中東ちゅうとうアフリカみなみアメリカなど60すうカ国かこくわたあるく。早稲田大学わせだだいがくきゅう文学部ぶんがくぶ客員きゃくいん教授きょうじゅ日本にっぽん大学だいがく芸術げいじゅつ学部がくぶ講師こうし大阪芸術大学おおさかげいじゅつだいがく文芸ぶんげい学科がっか教授きょうじゅ歴任れきにん[4]

日本にっぽんによるたいかん輸出ゆしゅつ優遇ゆうぐう撤廃てっぱい反対はんたいする、<声明せいめい>「韓国かんこくは「てき」なのか」びかけにん1人ひとり[5]

息子むすこ作家さっか宮内みやうちゆうかい[6]

主張しゅちょう[編集へんしゅう]

  • 自著じちょ善悪ぜんあく彼岸ひがんへ』では、オウム真理教おうむしんりきょう美意識びいしき致命ちめいてきけるてん指摘してきしていた。『善悪ぜんあく彼岸ひがんへ』を引用いんようした『世界せかいのエリートはなぜ「美意識びいしき」をきたえるのか? 経営けいえいにおける「アート」と「サイエンス」』では、オウムが美意識びいしき致命ちめいてきいていたことについて、幹部かんぶたち偏差へんさエリートだからこそシステマティックで階層かいそうてきなオウムの教義きょうぎかれたとしている。

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

作品さくひんリスト[編集へんしゅう]

小説しょうせつ[編集へんしゅう]

  • 南風みなみかぜ』(1979ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ/1990ねん河出かわで文庫ぶんこ/新装しんそうばん、2019ねん石風社せきふうしゃ
  • 『グリニッジのひかりをはなれて』(1980 ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ/1983ねん河出かわで文庫ぶんこ
  • 金色きんいろぞう』(1981ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ/1988ねん河出かわで文庫ぶんこ
  • 』(1983ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ/1993ねん河出かわで文庫ぶんこ
  • 『ぼくは始祖しそとりになりたい』(1998ねん集英社しゅうえいしゃ/2001ねん集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ
  • 金色きんいろとら』(2002ねん講談社こうだんしゃ
  • 焼身しょうしん』(2005ねん集英社しゅうえいしゃ
  • 魔王まおうあい』(2010ねん新潮社しんちょうしゃ) 
  • 永遠えいえんみちがりくねる』(2017ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ
  • せんおく果実かじつ』(2021ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ

エッセイなど[編集へんしゅう]

  • 『LOOK AT ME』(1983ねん新潮社しんちょうしゃ
  • 宇宙うちゅうてきナンセンスの時代じだい』(1986ねん教育きょういくしゃ/1988ねん新潮しんちょう文庫ぶんこ改題かいだいわしはねおくる』(1995ねんさんかん
  • 『ニカラグア密航みっこう計画けいかく』(1986ねん教育きょういくしゃ/1990ねん、「地球ちきゅうきしめたい」新潮しんちょう文庫ぶんこ
    • 改題かいだい新装しんそうばんひとふうまれる』(1995ねんさんかん
  • 『この惑星わくせいこそが楽園らくえんなのだ』(1991ねん講談社こうだんしゃ
  • 戦士せんしのエロス』(1992ねん集英社しゅうえいしゃ
  • バリ島ばりとう日々ひび』(1995ねん集英社しゅうえいしゃ
  • 善悪ぜんあく彼岸ひがんへ』(2000ねん集英社しゅうえいしゃ
  • 海亀うみがめ通信つうしん』(2001ねん岩波書店いわなみしょてん
  • はだか王様おうさま、アメリカ』(2002ねん岩波書店いわなみしょてん
  • むぎわらぼうとノートパソコン』(2006ねん講談社こうだんしゃ
  • 惑星わくせい思考しこう 〈9・11〉以後いごきる』(2007ねん岩波書店いわなみしょてん

共著きょうちょ[編集へんしゅう]

翻訳ほんやく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b STUDIO VOICE」vol.290 インファス、2000ねん12月 p.21
  2. ^ a b 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2018ねん3がつ32にち夕刊ゆうかん宮内みやうち勝典かつのり南風みなみかぜ鹿児島かごしま指宿いぶすき」、WEBばん 2019ねん2がつ7にち閲覧えつらん
  3. ^ 惑星わくせい思考しこう 〈9・11〉以後いごきる』(2007ねん岩波書店いわなみしょてん
  4. ^ 永遠えいえんみちがりくねる』(2017ねん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ著者ちょしゃプロフィール
  5. ^ 韓国かんこくは「てき」なのかびかけにん
  6. ^ 島田しまだ雅彦まさひこきみ異端いたんだったころ集英社しゅうえいしゃ、262p

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]