島田しまだ雅彦まさひこ

島田しまだ 雅彦まさひこ （しまだ まさひこ）
誕生たんじょう	(1961-03-13) 1961年ねん3月13日にち（63歳さい） 日本にっぽん・東京とうきょう都と （神奈川かながわ県けん川崎かわさき市し育そだち）
職業しょくぎょう	小説しょうせつ家か
言語げんご	日本語にほんご
国籍こくせき	日本にっぽん
教育きょういく	学士がくし
最終さいしゅう学歴がくれき	東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがく外国がいこく語ご学部がくぶ露ろ語ご学科がっか
活動かつどう期間きかん	1983年ねん -
ジャンル	小説しょうせつ・随筆ずいひつ・戯曲ぎきょく
文学ぶんがく活動かつどう	ポストモダン文学ぶんがく
代表だいひょう作さく	『夢ゆめ遊ゆう王国おうこくのための音楽おんがく』（1984年ねん） 『彼岸ひがん先生せんせい』（1992年ねん） 『忘わすれられた帝国ていこく』（1995年ねん） 『無限むげんカノン』3部ぶ作さく（2000年ねん - 2003年ねん） 『虚きょ人じんの星ほし』（2015年ねん） 『君きみが異端いたんだった頃ころ』（2019年ねん）
主おもな受賞じゅしょう歴れき	野間のま文芸ぶんげい新人しんじん賞しょう（1984年ねん） 泉いずみ鏡花きょうか文学ぶんがく賞しょう（1992年ねん） 伊藤いとう整せい文学ぶんがく賞しょう（2006年ねん） 芸術げいじゅつ選奨せんしょう（2008年ねん） 毎日まいにち出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう（2016年ねん） 読売よみうり文学ぶんがく賞しょう（2020年ねん） 紫綬褒章しじゅほうしょう（2022年ねん）
デビュー作さく	『優やさしいサヨクのための嬉うれし遊ゆう曲きょく』（1983年ねん）
公式こうしきサイト	https://shimadamasahiko.com/
ウィキポータル 文学ぶんがく

島田しまだ 雅彦まさひこ（しまだ まさひこ、1961年ねん3月13日にち - ）は、日本にっぽんの小説しょうせつ家か。法政大学ほうせいだいがく国際こくさい文化ぶんか学部がくぶ教授きょうじゅ。

来歴らいれき

東京とうきょう都とに生うまれ、1965年ねんに川崎かわさき市しへ転居てんきょ。神奈川かながわ県立けんりつ川崎かわさき高等こうとう学校がっこうを経へて、1984年ねんに東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがく外国がいこく語ご学部がくぶロシア語ご学科がっか卒業そつぎょう。デビュー前まえまでのペンネームは埴谷はにや雄ゆう高だかの小説しょうせつ『死霊しりょう』の登場とうじょう人物じんぶつである首くび猛夫たけおにあやかり、首くび猛彦たけひことしていた。

大学だいがく在学ざいがく中ちゅうの1983年ねん、『海燕うみつばめ』掲載けいさいの『優やさしいサヨクのための嬉うれし遊ゆう曲きょく』でデビュー、芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ賞しょうの候補こうほとなる。1984年ねん、『夢ゆめ遊ゆう王国おうこくのための音楽おんがく』で野間のま文芸ぶんげい新人しんじん賞しょう受賞じゅしょう。『僕ぼくは模造もぞう人間にんげん』（1986年ねん4月がつ）、『ドンナ・アンナ』（1986年ねん9月がつ）、『未み確認かくにん尾行びこう物体ぶったい』（1987年ねん）と、郊外こうがいの新興しんこう住宅じゅうたくを舞台ぶたいにした若年じゃくねん層そうの生活せいかつを描えがく作風さくふうで、新しん世代せだいの作家さっかとして注目ちゅうもくを浴あびたほか、戯曲ぎきょく活動かつどうも行おこなった。

オペラに造詣ぞうけいが深ふかく、エッセイやデビュー作さくにも西洋せいようクラシック音楽おんがくが出現しゅつげんする。1987年ねんまでに6度どの芥川賞あくたがわしょう候補こうほになった。長編ちょうへん『夢ゆめ使づかい レンタルチャイルドの新しん二に都と物語ものがたり』（1989年ねん）を完成かんせい後ご、1991年ねんにソビエト、チベット、ケニア、ジャマイカと、世界せかい各地かくちを放浪ほうろう。

1991年ねん、湾岸わんがん戦争せんそうへの自衛隊じえいたい派遣はけんに抗議こうぎし、柄え谷行たにいき人じん、中上なかがみ健次けんじ、津島つしま佑子ゆうこ、田中たなか康夫やすおらとともに『湾岸わんがん戦争せんそうに反対はんたいする文学ぶんがく者しゃ声明せいめい』を発表はっぴょうした。

1992年ねん、『彼岸ひがん先生せんせい』で泉いずみ鏡花きょうか文学ぶんがく賞しょうを受賞じゅしょう。

1993年ねん、既成きせいの文学ぶんがく賞しょうへの反発はんぱつから瞠目どうもく反はん（アンチ）文学ぶんがく賞しょうを主催しゅさい、第だい1回かいの受賞じゅしょう作さくに奥泉おくいずみ光ひかり『ノヴァーリスの引用いんよう』を選えらぶが、これは一いち度どきりの開催かいさいであった。

2003年ねんには「自みずからの代表だいひょう作さくとすべく書かいた」という『無限むげんカノン3部ぶ作さく』（『彗星すいせいの住人じゅうにん』『美うつくしい魂たましい』『エトロフの恋こい』）を完成かんせい。『彗星すいせいの住人じゅうにん』はその後ご『Jr.バタフライ』として2004年ねんにオペラ化かされ、台本だいほんを島田しまだ自身じしんが担当たんとう、三枝さえぐさ成彰しげあきが作曲さっきょくする。『Jr.バタフライ』は2006年ねんにイタリアのトッレ・デル・ラーゴで毎年まいとし開催かいさいされるプッチーニ・フェスティバルで島田しまだ自身じしんの演出えんしゅつで再演さいえんされた。三枝さえぐさとは、オペラ『忠臣蔵ちゅうしんぐら』やカンタータ『天涯てんがい。』、『太鼓たいこについて』、NHK全国ぜんこく合唱がっしょうコンクール高校こうこう部門ぶもんの課題かだい曲きょく「また、あした」などの音楽おんがく作品さくひんを手てがけた。

1998年ねんに近畿大学きんきだいがく文芸ぶんげい学部がくぶ助教授じょきょうじゅに就任しゅうにん、2003年ねんからは法政大学ほうせいだいがく国際こくさい文化ぶんか学部がくぶ教授きょうじゅ。2000年ねんから2007年ねんまで三島みしま由紀夫ゆきお賞しょう選考せんこう委員いいんを務つとめた。2000年ねんに詩しのボクシングに参加さんか、第だい4回かい世界せかいライト級きゅう王座おうざ決定けってい戦せんで平田ひらた俊子としこを破やぶり王者おうじゃとなる。翌年よくねんの第だい5回かい世界せかいライト級きゅう王座おうざ決定けってい戦せんでもサンプラザ中野なかのの挑戦ちょうせんを破やぶり王者おうじゃを防衛ぼうえいする。2006年ねん、『退廃たいはい姉妹しまい』で伊藤いとう整せい文学ぶんがく賞しょうを受賞じゅしょう、2008年ねん、『カオスの娘むすめ』で芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじん賞しょう受賞じゅしょう。2010年ねん下半期しもはんきより芥川賞あくたがわしょう選考せんこう委員いいんとなる。2016年ねん、『虚きょ人じんの星ほし』で毎日まいにち出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう受賞じゅしょう。

人物じんぶつ

2022年ねん9月18日にちに日本にっぽん共産党きょうさんとう創立そうりつ100周年しゅうねん記念きねん講演こうえん会かいに談話だんわを寄稿きこうし、今後こんごも日本にっぽん共産党きょうさんとうを支持しじすると表明ひょうめいしている。

受賞じゅしょう歴れき

• 1984年ねん - 第だい6回かい野間のま文芸ぶんげい新人しんじん賞しょう（『夢ゆめ遊ゆう王国おうこくのための音楽おんがく』）
• 1992年ねん - 第だい20回かい泉いずみ鏡花きょうか文学ぶんがく賞しょう（『彼岸ひがん先生せんせい』）
• 2006年ねん - 第だい17回かい伊藤いとう整せい文学ぶんがく賞しょう（『退廃たいはい姉妹しまい』）
• 2008年ねん - 第だい58回かい芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじん賞しょう（『カオスの娘むすめ』）
• 2016年ねん - 第だい70回かい毎日まいにち出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう（『虚きょ人じんの星ほし』）
• 2020年ねん - 第だい71回かい読売よみうり文学ぶんがく賞しょう（『君きみが異端いたんだった頃ころ』）
• 2022年ねん - 紫綬褒章しじゅほうしょう

著作ちょさく

小説しょうせつ

• 『優やさしいサヨクのための嬉うれし遊ゆう曲きょく』（短たん編集へんしゅう、福武書店ふくたけしょてん、1983年ねん のち文庫ぶんこ、新潮しんちょう文庫ぶんこ）
• 『亡命ぼうめい旅行りょこう者しゃは叫さけび呟つぶやく』（福武書店ふくたけしょてん、1984年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『夢ゆめ遊ゆう王国おうこくのための音楽おんがく』（中ちゅう短たん編集へんしゅう、福武書店ふくたけしょてん、1984年ねん のち文庫ぶんこ、講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ）
• 『天国てんごくが降ふってくる』（福武書店ふくたけしょてん、1985年ねん のち文庫ぶんこ、講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ）
• 『僕ぼくは模造もぞう人間にんげん』（新潮社しんちょうしゃ、1986年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『ドンナ・アンナ』（短たん編集へんしゅう、新潮社しんちょうしゃ、1986年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『未み確認かくにん尾行びこう物体ぶったい』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1987年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『夢ゆめ使づかい レンタルチャイルドの新しん二に都と物語ものがたり』（講談社こうだんしゃ、1989年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『ロココ町まち』（集英社しゅうえいしゃ 1990年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『アルマジロ王おう』（短たん編集へんしゅう、新潮社しんちょうしゃ 1991年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『預言よげん者しゃの名前なまえ』（岩波書店いわなみしょてん、1992年ねん のち新潮しんちょう文庫ぶんこ）
• 『彼岸ひがん先生せんせい』（福武書店ふくたけしょてん、1992年ねん のち新潮しんちょう文庫ぶんこ）
• 『忘わすれられた帝国ていこく』（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、1995年ねん のち新潮しんちょう文庫ぶんこ）
• 『流刑りゅうけい地ちより愛あいをこめて』（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1995年ねん／新潮しんちょう文庫ぶんこ版ばんで『やけっぱちのアリス』と改題かいだい）
• 『そして、アンジュは眠ねむりにつく』（短たん編集へんしゅう、新潮社しんちょうしゃ 1996年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『浮うく女おんな 沈しずむ男おとこ』（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 1996年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『内乱ないらんの予よ感かん』（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 1998年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『君きみが壊こわれてしまう前まえに』（角川書店かどかわしょてん 1998年ねん のち文庫ぶんこ、ピュアフル文庫ぶんこ）
• 『子こどもを救すくえ!』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1998 のち集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ）
• 『自由じゆう死刑しけい』（集英社しゅうえいしゃ、1999年ねん のち文庫ぶんこ）
  • 関西かんさいテレビ放送ほうそう製作せいさく火曜かようドラマ『あしたの、喜多きた善男よしお〜世界一せかいいち不運ふうんな男おとこの、奇跡きせきの11日間にちかん〜』の原案げんあん。島田しまだも最終さいしゅう話ばなしに映画えいが監督かんとく役やくで出演しゅつえん。
• 無限むげんカノン三さん部ぶ作さく
  • 『彗星すいせいの住人じゅうにん』（新潮社しんちょうしゃ 2000年ねん のち文庫ぶんこ）
  • 『美うつくしい魂たましい』（新潮社しんちょうしゃ 2003年ねん 同どう）
  • 『エトロフの恋こい』（新潮社しんちょうしゃ 2003年ねん 同どう）
• 『フランシスコ・X』（講談社こうだんしゃ 2002年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『自由じゆう人じんの祈いのり 詩集ししゅう』（前半ぜんはん詩集ししゅう・後半こうはんエッセイ集しゅう　思潮しちょう社しゃ 2002年ねん）
• 『溺おぼれれる市民しみん』（短たん編集へんしゅう、河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2004年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『退廃たいはい姉妹しまい』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2005年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『エリコ』（絵本えほん インデックス・コミュニケーションズ 2006年ねん）
• 『カオスの娘むすめ シャーマン探偵たんていナルコ』（集英社しゅうえいしゃ 2007年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『佳人かじんの奇遇きぐう』（講談社こうだんしゃ 2007年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『徒然つれづれ王子おうじ』第だい1 - 2部ぶ（朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん 2008‐2009年ねん）
• 『悪貨あっか』（講談社こうだんしゃ 2010年ねん のち文庫ぶんこ）
  • WOWOWで連続れんぞくドラマ化か（2014年ねん11月23日にち - 、全ぜん5話わ）
• 『英雄えいゆうはそこにいる』（集英社しゅうえいしゃ 2012年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『傾国けいこく子女しじょ』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2013年ねん）
• 『ニッチを探さがして』（新潮社しんちょうしゃ 2013年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『往生際おうじょうぎわの悪わるい奴やつ』（日本経済新聞にほんけいざいしんぶん出版しゅっぱん社しゃ 2014年ねん）
• 『暗黒あんこく寓話ぐうわ集しゅう』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2014年ねん）
• 『虚きょ人じんの星ほし』（講談社こうだんしゃ 2015年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『カタストロフ・マニア』（新潮社しんちょうしゃ 2017年ねん　のち文庫ぶんこ）
• 『絶望ぜつぼうキャラメル』（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 2018年ねん）
• 『君きみが異端いたんだった頃ころ』（集英社しゅうえいしゃ 2019年ねん）
• 『人類じんるい最年長さいねんちょう』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2019年ねん）
• 『スノードロップ』（新潮社しんちょうしゃ 2020年ねん）
• 『スーパーエンジェル』（講談社こうだんしゃ 2021年ねん）
• 『パンとサーカス』（講談社こうだんしゃ 2022年ねん）
• 『時々ときどき、慈父じふになる。』（集英社しゅうえいしゃ 2023年ねん）

選集せんしゅう

• 『島田しまだ雅彦まさひこ芥川賞あくたがわしょう落選らくせん作さく全集ぜんしゅう 上じょう』（河出かわで文庫ぶんこ 2013年ねん）
  • 収録しゅうろく作さく：「優やさしいサヨクのための嬉うれし遊ゆう曲きょく」「亡命ぼうめい旅行りょこう者しゃは叫さけび呟つぶやく」「夢ゆめ遊ゆう王国おうこくのための音楽おんがく」
• 『島田しまだ雅彦まさひこ芥川賞あくたがわしょう落選らくせん作さく全集ぜんしゅう 下か』（河出かわで文庫ぶんこ 2013年ねん）
  • 収録しゅうろく作さく：「僕ぼくは模造もぞう人間にんげん」「ドンナ・アンナ」「未み確認かくにん尾行びこう物体ぶったい」
• 『ミイラになるまで 島田しまだ雅彦まさひこ初期しょき短篇たんぺん集しゅう』（講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ 2015年ねん）
  • 収録しゅうろく作さく：「観光かんこう客きゃく」「聖せいアカヒト伝でん」「ある解剖かいぼう学者がくしゃの話はなし」「砂漠さばくのイルカ」「アルマジロ王おう」「断食だんじき少年しょうねん・青春せいしゅん」「ミイラになるまで」

随筆ずいひつ・評論ひょうろん

• 『偽作ぎさく家かのリアル・ライフ』（講談社こうだんしゃ 1986年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『語かたらず、歌うたえ』（福武書店ふくたけしょてん 1987年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『愛あいのメエルシュトレエム 島田しまだ雅彦まさひこクロニクルズ1987-1991』（集英社しゅうえいしゃ 1991年ねん）
• 『死しんでも死しにきれない王国おうこくから ある旅人たびびとのアフリカ日記にっき』（主婦しゅふの友社ともしゃ 1992年ねん）
• 『漱石そうせきを書かく』（岩波いわなみ新書しんしょ 1993年ねん）
• 『植民しょくみん地ちのアリス』（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 1993年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『彼岸ひがん先生せんせいの寝室しんしつ哲学てつがく』（角川かどかわ春樹はるき事務所じむしょ 1996年ねん のちハルキ文庫ぶんこ）
• 『ミス・サハラを探さがして チュニジア紀行きこう』（ベストセラーズ 1998年ねん）
• 『郊外こうがいの食卓しょくたく』（筑摩書房ちくましょぼう 1998年ねん）
• 『退廃たいはい礼れい讃さん』（読売新聞社よみうりしんぶんしゃ 1998年ねん）
• 『感情かんじょう教育きょういく』（朝日出版社あさひしゅっぱんしゃ 2000年ねん）
• 『ヒコクミン入門にゅうもん』（集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2000年ねん）
• 『楽たのしいナショナリズム』（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 2003年ねん）
• 『食くいものの恨うらみ』（講談社こうだんしゃ 2004年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『衣食いしょく足たりて、住じゅうにかまける』（光文社こうぶんしゃ 2004年ねん）
• 『快楽かいらく急行きゅうこう』（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 2005年ねん）
• 『妄想もうそう人生じんせい』（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 2005年ねん）
• 『酒さけ道どう入門にゅうもん』（角川かどかわoneテーマ21 2008年ねん）
• 『島田しまだ教授きょうじゅの課外かがい授業じゅぎょう 悩なやめる母親ははおやのために』（文化出版局ぶんかしゅっぱんきょく 2009年ねん）
• 『小説しょうせつ作法さほうABC』（新潮しんちょう選書せんしょ 2009年ねん）
• 『徒然草つれづれぐさ in USA 自壊じかいするアメリカ 墜落ついらくする日本にっぽん』（新潮しんちょう新書しんしょ、2009年ねん）
• 『オペラ・シンドローム 愛あいと死しの饗宴きょうえん』（日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい NHKブックス 2009年ねん）
• 『ひなびたごちそう』（ポプラ文庫ぶんこ、2010年ねん）
• 『迷まよい婚こんと悟さとり婚こん』（PHP新書しんしょ、2012年ねん）
• 『優やさしいサヨクの復活ふっかつ』（PHP新書しんしょ、2015年ねん）
• 『筋金入すじがねいりのヘタレになれ』（ベスト新書しんしょ、2016年ねん）
• 『深ふか読よみ日本にっぽん文学ぶんがく』（集英社しゅうえいしゃインターナショナル、2017年ねん）
• 『簡潔かんけつで心しん揺ゆさぶる文章ぶんしょう作法さほう SNS時代じだいの自己じこ表現ひょうげんレッスン』（KADOKAWA、2018年ねん）
• 『空想くうそう居酒屋いざかや』（NHK出版しゅっぱん新書しんしょ、2021年ねん）
• 『散歩さんぽ哲学てつがく よく歩あるき、よく考かんがえる』（ハヤカワ新書しんしょ、2024年ねん）

共編きょうへん著ちょ

• 『中枢ちゅうすうは末梢まっしょうの奴隷どれい 解剖かいぼう学がく講義こうぎ』（養老ようろう孟司たけし 朝日出版社あさひしゅっぱんしゃレクチャー・ブックス 1985年ねん／「ネコのヒゲは脳のうである」と改題かいだいして復刊ふっかん）
• 『汗あせのドレス』（唐から十郎じゅうろう 河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 1986年ねん）
• 『天使てんしが通とおる』（浅田あさだ彰あきら対談たいだん 新潮社しんちょうしゃ、1988年ねん のち文庫ぶんこ）
• 『瞠目どうもく新聞しんぶん』（編纂へんさん 毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1994年ねん）
• 『茶ちゃの間まの男おとこ 語かたり下おろしロング・インタビュー』（大辻おおつじ都と、星野ほしの智幸ともゆき編へん 集英社しゅうえいしゃ 1996年ねん）
• 『世紀せいき末まつ新しんマンザイ パンク右翼うよくVS.サヨク青二才あおにさい』（福田ふくだ和也かずや対談たいだん 文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1998年ねん）
• 『日本にっぽんの名めい随筆ずいひつ 別巻べっかん 85 少年しょうねん』（編纂へんさん 作品社さくひんしゃ 1998年ねん）
• 『アジア自由じゆう旅行りょこう』（佐藤さとう治彦はるひこ共著きょうちょ 小学館しょうがくかん 2001年ねん）
• 『必読ひつどく書しょ150』（柄え谷行たにいき人じん、浅田あさだ彰あきら、岡崎おかざき乾いぬい二郎じろう、奥泉おくいずみ光ひかり、島田しまだ雅彦まさひこ、絓秀美び、渡辺わたなべ直己なおきとの共著きょうちょ 太田おおた書店しょてん、2001年ねん）
• 『無敵むてきの一般いっぱん教養きょうよう』（編纂へんさん メタローグ 2003年ねん）
• 『おことば 戦後せんご皇室こうしつ語録ごろく』（編著へんちょ 新潮社しんちょうしゃ 2005年ねん）
• 『一いち度ど死しんでみますか? 漫談まんだん・メメントモリ』（しりあがり寿ことぶき PHP新書しんしょ 2006年ねん）
• 『クオリア再さい構築こうちく 常識じょうしきの壁かべを突つき抜ぬけ、遡さかのぼる5つの対話たいわ』（茂木もき健一郎けんいちろう、集英社しゅうえいしゃ、2009年ねん）

翻訳ほんやく

• 『ルビコン・ビーチ』（スティーヴ・エリクソン 筑摩書房ちくましょぼう 1992年ねん）
• 『大おおつごもり』現代げんだい語ご訳やく（樋口ひぐち一葉かずは 河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 1997年ねん）
• 『好色こうしょく一いち代だい男おとこ』（井原いはら西鶴さいかく）

  日本にっぽん文学ぶんがく全集ぜんしゅう11（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 2015年ねん）

  古典こてん新訳しんやくコレクション（河出かわで文庫ぶんこ 2023年ねん）

戯曲ぎきょく

• 『ユラリウム』（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、1988年ねん のち「ルナ」と併あわせて文庫ぶんこ）
• 『ルナ 輪廻りんね転生てんせいの物語ものがたり』 （蜷川にながわ幸雄ゆきお演出えんしゅつノートつき 河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、1990年ねん）

オペラ台本だいほん

• 「忠臣蔵ちゅうしんぐら」（三枝さえぐさ成彰しげあき作曲さっきょく）
• 「ジュニア・バタフライ」（三枝さえぐさ成彰しげあき作曲さっきょく） - 『蝶々夫人ちょうちょうふじん』の遺児いじ、ベンジャミン・ピンカートン・ジュニア（ニックネーム・ジュニア・バタフライ）の母ははと死別しべつしてからの物語ものがたりを太平洋戦争たいへいようせんそう・長崎ながさき原爆げんばくをまじえて描えがいたオペラ。

出演しゅつえん

映画えいが・ドラマ

• トパーズ（1992年ねん）
• るにん（2005年ねん）
• 東京とうきょうの嘘うそ（2007年ねん）
• 風ふうの外側そとがわ（2007年ねん）
• 東京とうきょう公園こうえん（2011年ねん）- 和服わふくの酔客すいきゃく役やく
• ネオ・ウルトラQ（2013年ねん1月がつ - 3月がつ）- 屋島やしま教授きょうじゅ役やく

テレビ番組ばんぐみ

• 女傑じょけつの導みちびき（2011年ねん）
• にほん風景ふうけい物語ものがたり（BS朝日あさひ、2013年ねん10月がつ - 2015年ねん3月がつ）- 旅人たびびと
• 新しんにほん風景ふうけい遺産いさん（BS朝日あさひ、2015年ねん4月がつ - 不明ふめい）- 旅人たびびと
• タイプライターズ〜物書ものかきの世界せかい〜（フジテレビ、2020年ねん2月がつ22日にち）

ウェブ番組ばんぐみ

• デモクラシータイムス（YouTube、2022年ねん6月がつ4日にち）
• ビデオニュース・ドットコム（2022年ねん8月がつ27日にち）
• エアレボリューション（ニコニコ生放送なまほうそう、2023年ねん1月がつ13日にち - ）

ラジオ

• 大竹おおたけまこと ゴールデンラジオ!（文化放送ぶんかほうそう、2022年ねん10月がつ14日にち）

安倍晋三あべしんぞう銃撃じゅうげき事件じけんに関かんする発言はつげん

2022年ねん10月19日にち、同年どうねん7月がつ8日にちに発生はっせいした安倍晋三あべしんぞう銃撃じゅうげき事件じけんに関かんし、衆院しゅういん第だい二に議員ぎいん会館かいかんでの講演こうえんの際さい、「結果けっか的てきに不幸ふこうなことながら暗殺あんさつが奇跡きせき的てきに成功せいこうしてしまったことにより、今いままで隠いんぺいされてきた不都合ふつごうな真実しんじつが次々つぎつぎと露呈ろていしてしまい、自民党じみんとうの屋台骨やたいぼねも揺ゆらいでいるようだ」と発言はつげん。

また2023年ねん4月がつ14日にちには、同どう事件じけんに関かんして、自身じしんが出演しゅつえんするインターネット番組ばんぐみ内ないにて 「こんな事ごとを言いうと顰蹙ひんしゅくを買かうかも知しれないけど、今いままで何なんら一矢いっし報むくいる事ことが出来できなかったリベラル市民しみんとして言いえば、せめて暗殺あんさつが成功せいこうして良よかった」と発言はつげんした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ『文藝ぶんげい』 2002年ねん夏季かき号ごう 特集とくしゅう・島田しまだ雅彦まさひこ

外部がいぶリンク

• 島田しまだ雅彦まさひこオフィシャルサイト - 公式こうしきサイト
• 彼岸ひがん百貨店ひゃっかてん - 旧きゅう・公式こうしきサイト（アーカイブ）
• 島田しまだ雅彦まさひこさんインタビュー - ブックショート