(Translated by https://www.hiragana.jp/)
尚書大伝 - Wikipedia コンテンツにスキップ

尚書しょうしょ大伝だいでん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

尚書しょうしょ大伝だいでん』(しょうしょたいでん)は、『尚書しょうしょ』を解釈かいしゃくした書籍しょせき作者さくしゃ執筆しっぴつ時期じき完全かんぜんあきらかにはされていない。現在げんざいられるのは輯佚ほんだけで、かわすずみず作成さくせいしたものが最良さいりょうである[1]

成立せいりつ

[編集へんしゅう]

尚書しょうしょ大伝だいでん』はきゅうだいでは前漢ぜんかんふくしょうふくせい)の著作ちょさくとされ、一般いっぱんにはかれ学生がくせいであるちょうせいおうせい中国語ちゅうごくごばんかれ学説がくせつ沿って作成さくせいしたものであるとされている。紀元前きげんぜん1世紀せいきころつくられ、こんぶん学派がくは著作ちょさくぞくしている。本書ほんしょ内容ないようおおくは『尚書しょうしょ』から各種かくしゅたん怪談かいだんすものであり、学者がくしゃによってはこのしょかんだい讖緯がく影響えいきょうけたものであるとする。『よん提要ていよう』はこれをぬきしょ一種いっしゅであるとして『尚書しょうしょ』の分類ぶんるい末尾まつびしている[2]

漢書かんしょ芸文げいぶんこころざし尚書しょうしょ分類ぶんるいには「つてよんじゅういちへん」とあり、作者さくしゃ明言めいげんしていない。『ずいしょ経籍けいせきこころざしには「尚書しょうしょ大伝だいでんさんかんていげんちゅう」とあるが、これも作者さくしゃ明言めいげんしない。『すすむしょぎょうこころざしは「ぶんみかどときに、ふくせいが『大伝だいでん』をつくった」とかれている。おそらく、そうだいにはすでに部分ぶぶんてきにしかつたわっておらず、明代あきよには完全かんぜん散佚さんいつした。

ていげんちゅう

[編集へんしゅう]

こう漢書かんしょていげんつてには、ていげんちゅう尚書しょうしょ大伝だいでん』の記録きろくがある。『よん提要ていよう』は、『たまかい』がく『中興ちゅうこうかんかく書目しょもく』を引用いんようして以下いかのようにべている。

ぶたふくせい也。ふくせいためしん博士はかせいたり孝文たかふみどきねんひゃくさいちょうせいおうせいしたがえ其學而受音聲おんせいなおゆう譌誤,先後せんごなおゆうますじゅう以篆隸之こと不能ふのうしつなまおわり數字すうじ各論かくろんしょ聞,以己彌縫びほう其闕,べつさく章句しょうくまたとくせん大義たいぎいんけいぞくゆびめい曰傳。りゅうむかいこうしょとく而上。凡四じゅういちへん,銓次ためはちじゅういちへん — 『よん提要ていよう

ていげんちゅうとうだいのちうしなわれ、しんだいになって輯佚された。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ たに穎:ふくせい及《尚書しょうしょ大傳だいでん研究けんきゅう
  2. ^ ちん寿ひさし祺:《尚書しょうしょ大傳だいでん定本ていほんついで