競馬 けいば 場 じょう での競馬 けいば
競馬 けいば 場 じょう (けいばじょう)とは、競馬 けいば を行 おこな う施設 しせつ である。
狭義 きょうぎ の競馬 けいば 場 じょう は競走 きょうそう 馬 ば による競走 きょうそう (レース)を行 おこな うための馬場 ばば (コース)そのものを意味 いみ するが多 おお くの場合 ばあい 、レース観戦 かんせん のためのスタンド などコース周辺 しゅうへん に設置 せっち される様々 さまざま な施設 しせつ をも含 ふく めた総称 そうしょう を競馬 けいば 場 じょう という。
競馬 けいば 場 じょう には競走 きょうそう を行 おこな うに当 あ たって必要 ひつよう な馬場 ばば や競馬 けいば を円滑 えんかつ に行 おこな うための各 かく 設備 せつび のほか、観客 かんきゃく が来場 らいじょう ならびに観戦 かんせん に必要 ひつよう な設備 せつび を有 ゆう することが多 おお い。
近代 きんだい 競馬 けいば の基礎 きそ が築 きず かれたイギリスの競馬 けいば では、ヘンリー8世 せい の治世 ちせい 下 か にあった1540年 ねん にチェスター の郊外 こうがい にあるルーディに初 はつ の常設 じょうせつ 競馬 けいば 場 じょう (チェスター競馬 けいば 場 じょう )が設 もう けられた[ 1] 。1711年 ねん にはアン女王 じょおう がウィンザー城 じょう にほど近 ちか いアスコット に王室 おうしつ 所有 しょゆう のアスコット競馬 けいば 場 じょう を開設 かいせつ した[ 1] 。イギリスの競馬 けいば 場 じょう のロイヤル・エンクロージャー(Royal Enclosure)と呼 よ ばれるエリアにはドレスコード が設 もう けられており、現代 げんだい に至 いた るまで競馬 けいば 場 じょう は社交 しゃこう 場 じょう として機能 きのう している[ 1] 。
このようにもっぱら競走 きょうそう を行 おこな う目的 もくてき の施設 しせつ が建造 けんぞう されるようになった歴史 れきし は他 た の様々 さまざま な競技 きょうぎ と比 くら べても古 ふる く、一般 いっぱん 的 てき に英語 えいご でRacecourse あるいはRacetrack (主 おも にアメリカ )といえば、馬 うま を意味 いみ するhorseという単語 たんご を明示 めいじ せずとも競馬 けいば 場 じょう を意味 いみ しており、敢 あ えてhorseという単語 たんご が明示 めいじ されることは少 すく なく、例 たと えば中央 ちゅうおう 競馬 けいば の競馬 けいば 場 じょう の英語 えいご 名 めい も東京競馬場 とうきょうけいばじょう がTokyo Racecourse とされている[ 2] 。なお、競馬 けいば 以外 いがい を行 おこな うコース・トラックはrace course あるいはrace track というように単語 たんご を切 き り離 はな して表現 ひょうげん される。
競馬 けいば の競走 きょうそう を行 おこな うためのコースのこと。走路 そうろ とも呼 よ ばれる。材質 ざいしつ 、形態 けいたい など様々 さまざま でありあり、また本 ほん 馬場 ばば の内部 ないぶ にも様々 さまざま な設備 せつび がある。
本 ほん 馬場 ばば は1つ以上 いじょう からなり、大 おお きな競馬 けいば 場 じょう となると平地 ひらち 競走 きょうそう 用 よう の馬場 ばば のほかに障害 しょうがい 競走 きょうそう 用 よう の馬場 ばば などが別途 べっと 設 もう けられる。さらに練習 れんしゅう 用 よう の馬場 ばば が併設 へいせつ される場合 ばあい もある。
なお、記事 きじ 中 ちゅう の「馬場 ばば 」「コース」「走路 そうろ 」は、基本 きほん 的 てき に同一 どういつ の設備 せつび を指 さ す。
馬場 ばば に使 つか われる素材 そざい としては芝 しば やダート 、砂 すな 、ウッドチップ、オールウェザー などがあり、複数 ふくすう 種類 しゅるい の馬場 ばば が設 もう けられている競馬 けいば 場 じょう もある。
日本 にっぽん の中央 ちゅうおう 競馬 けいば の芝 しば コースは競馬 けいば 場 じょう によって野 の 芝 しば のコース、洋 よう 芝 しば のコース、「オーバーシード 」を施 ほどこ したコースとある。各 かく 競馬 けいば 場 じょう の造園 ぞうえん 課 か により芝 しば が養生 ようじょう され、ラチ などを組 く みあわせて開催 かいさい 時期 じき にあった管理 かんり が行 おこな われている。
日本 にっぽん のダートコースは昔 むかし は砂 すな 馬場 ばば (現在 げんざい 、日本 にっぽん には砂 すな 馬場 ばば は存在 そんざい しない)と呼 よ ばれていたものを改良 かいりょう したものである。アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく のダートコースを模範 もはん に導入 どうにゅう したとされているがアメリカと日本 にっぽん の気候 きこう の違 ちが いから日本 にっぽん では日本 にっぽん の気候 きこう にあったダートコースが整備 せいび されており、アメリカのダートコースとは異 こと なる。
ウッドチップコースは木 き の屑 くず などを敷 し き詰 つ めた馬場 ばば である。芝 しば コースに比 くら べて足 あし への負担 ふたん が軽 かる いとされている。ウッドチップコースは調教 ちょうきょう 用 よう にのみ用 もち いられ、実際 じっさい の競走 きょうそう では用 もち いられない。日本 にっぽん の競馬 けいば 場 じょう では函館 はこだて 競馬 けいば 場 じょう と門別 もんべつ 競馬 けいば 場 じょう に設置 せっち されている(その他 た 、トレーニングセンター や育成 いくせい 牧場 ぼくじょう に設置 せっち されている)。
近年 きんねん はオールウェザーと呼 よ ばれる人工 じんこう 素材 そざい を利用 りよう したコースが世界 せかい の複数 ふくすう の競馬 けいば 場 じょう で導入 どうにゅう されている。現在 げんざい 、日本 にっぽん の競馬 けいば 場 じょう では人工 じんこう 素材 そざい のコースは存在 そんざい していないが、競走 きょうそう 馬 ば の育成 いくせい ・調教 ちょうきょう 施設 しせつ には導入 どうにゅう しているところもある。
コースレイアウトは一般 いっぱん 的 てき にはトラック状 じょう が多 おお いが、そうでないものも多 おお い。トラック状 じょう であっても歪 いびつ な形 かたち や多角 たかく 形 がた をしたコースや、直線 ちょくせん を組 く み合 あ わせたコースなど様々 さまざま である。
日本 にっぽん においてはばんえい競馬 けいば を除 のぞ き、トラック状 じょう のコースが採用 さいよう されている。アメリカにはトラック状 じょう のコースが多 おお い。ヨーロッパ では元々 もともと 存在 そんざい した自然 しぜん 地形 ちけい を利用 りよう して設計 せっけい された競馬 けいば 場 じょう が多 おお いため、不定 ふてい 形 がた な形状 けいじょう のものが多 おお い。極端 きょくたん な場合 ばあい にはスコットランド のハミルトンパーク競馬 けいば 場 じょう (Hamilton Park Racecourse )の様 よう に1マイル近 ちか い芝 しば の直線 ちょくせん コースの先端 せんたん 部 ぶ 近 ちか くに長距離 ちょうきょり 走 はし 用 よう の小 ちい さな折 お り返 かえ し用 よう コースを組 く み合 あ わせだけ[ 3] という、さながら鰻 うなぎ の寝床 ねどこ の様 よう なコースすら存在 そんざい する[ 注 ちゅう 1] 。ばんえい競馬 けいば (帯広 おびひろ 競馬 けいば 場 じょう )は直線 ちょくせん 200メートルの走路 そうろ 上 じょう に、2箇所 かしょ の山 やま (障害 しょうがい )が設置 せっち されている[ 4] 。
トラック状 じょう のコースはほとんどの場合 ばあい 、コース毎 ごと に周回 しゅうかい 方向 ほうこう が決 き まっており両 りょう 回 まわ りに対応 たいおう するコースは極 きわ めて稀 まれ である[ 注 ちゅう 2] 。アメリカでは全 すべ てのトラックコースを持 も つ競馬 けいば 場 じょう が左 ひだり 回 まわ りで統一 とういつ されているが、大半 たいはん の国 くに では周回 しゅうかい 方向 ほうこう の統一 とういつ はされていない。
なお、日本 にっぽん においては観客 かんきゃく 席 せき からみて目 め の前 まえ の直線 ちょくせん の最後 さいご に決勝 けっしょう 線 せん が設 もう けられている。
スパイラルカーブ とは、入口 いりくち から出口 でぐち にかけて半径 はんけい が小 ちい さくなる複 ふく 合 あい 曲線 きょくせん によって構成 こうせい されるコーナーのこと。進入 しんにゅう 時 じ (1コーナー、3コーナー)にゆるやかで徐々 じょじょ に2コーナー、4コーナーになるにつれてきつくなるため、コーナー進入 しんにゅう 時 じ はスピードを落 お とさずに進入 しんにゅう でき徐々 じょじょ にコーナーがきつくなるので外 そと に膨 ふく らみやすく、最後 さいご の直線 ちょくせん で馬 うま 群 ぐん がばらけやすいといわれている。
中央 ちゅうおう 競馬 けいば のローカル開催 かいさい 場 じょう 、あるいは地方 ちほう 競馬 けいば 場 じょう の多 おお くのコーナーがスパイラルカーブを採用 さいよう している。これらの競馬 けいば 場 じょう は4大 だい 主 あるじ 場 じょう (東京競馬場 とうきょうけいばじょう 、中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう 、京都競馬場 きょうとけいばじょう 、阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう )に比 くら べてコースの幅員 ふくいん が狭 せま い上 うえ 、最後 さいご の直線 ちょくせん が短 みじか い。そのため最後 さいご の直線 ちょくせん でコースロスの少 すく ない内側 うちがわ に馬 うま が密集 みっしゅう してしまうと前 まえ の馬 うま を裁 さば くのに手間取 てまど り、差 さ しや追 お い込 こ みが決 き まりにくくなってしまう。進路 しんろ 妨害 ぼうがい 行為 こうい や落馬 らくば 事故 じこ 発生 はっせい の可能 かのう 性 せい も充分 じゅうぶん 考 かんが えられる。その結果 けっか 、多 おお くの競走 きょうそう が逃 に げ、先行 せんこう だけで決 き まってしまうという単調 たんちょう なものになってしまうため競走 きょうそう をより多様 たよう なものにするのにスパイラルカーブが導入 どうにゅう されている。これらの競馬 けいば 場 じょう では最後 さいご の直線 ちょくせん が短 みじか いことから3コーナー手前 てまえ 、早 はや い場合 ばあい には向 む こう正面 しょうめん から後方 こうほう にいた馬 うま がコースの外側 そとがわ を回 まわ り、内側 うちがわ の馬 うま を捲 ま くっていく戦法 せんぽう も多 おお く取 と られるが、これもコーナー進入 しんにゅう 時 じ にスピードを落 お とさなくていいスパイラルカーブの特性 とくせい が生 い かされている。なお、前述 ぜんじゅつ のようにスパイラルコーナーを採用 さいよう した場合 ばあい 馬 うま 群 ぐん がばらけやすいため、芝 しば コースの馬場内 ばばうち 側 がわ を保全 ほぜん する効果 こうか も得 え られるとされている。
但 ただ し、スパイラルカーブを採用 さいよう する場合 ばあい はコースの周回 しゅうかい 方向 ほうこう が決 き まっている事 こと が前提 ぜんてい となり、逆 ぎゃく 回 まわ りコースへ改修 かいしゅう する際 さい は大幅 おおはば な改修 かいしゅう を要 よう することとなる[ 注 ちゅう 3] 。また、特異 とくい な例 れい ではあるが両 りょう 回 まわ りコース[ 注 ちゅう 2] とするのは困難 こんなん となる。
オープンストレッチ とは、ゴール前 まえ の直線 ちょくせん において他 ほか の区間 くかん よりも内 うち ラチを広 ひろ く取 と るコース形状 けいじょう のことを指 さ す。通常 つうじょう のコースと異 こと なり内側 うちがわ 閉 と じ込 こ められていた馬 うま が内側 うちがわ に出 で ることで前 ぜん 詰 つ まりを防 ふせ ぐことが出来 でき る。
フランスのパリロンシャン競馬 けいば 場 じょう では凱旋 がいせん 門 もん 賞 しょう ウィーク でのみ使 つか われており、仮 かり 柵 しがらみ から解放 かいほう された内側 うちがわ コースの芝 しば は良好 りょうこう となっている。そのため、前方 ぜんぽう で走 はし る馬 うま にも走 はし りやすいというメリットが存在 そんざい する。
日本 にっぽん の競馬 けいば 場 じょう は多 おお くの場合 ばあい 、長円 ちょうえん 形 がた をしており、長 なが い2本 ほん の直線 ちょくせん と90度 ど に方向 ほうこう 転換 てんかん する4つのカーブで構成 こうせい されている。日本 にっぽん ではこれらの4つのカーブに特定 とくてい の名称 めいしょう が与 あた えられている。
ゴールを過 す ぎて最初 さいしょ のカーブから順 じゅん に第 だい 1コーナー 、第 だい 2コーナー 、バックストレッチ (向 こう 正面 しょうめん )の直線 ちょくせん 、第 だい 3コーナー 、第 だい 4コーナー と呼 よ ぶ。再 ふたた びホームストレッチ (最後 さいご の直線 ちょくせん )に戻 もど ってくる。
通常 つうじょう は第 だい 4コーナーがその競走 きょうそう で最後 さいご のカーブとなり、特別 とくべつ に最終 さいしゅう コーナー と呼 よ ぶ。これはあくまでもゴールからの通過 つうか 順 じゅん をもとにした名称 めいしょう であり、例 たと えばバックストレッチ側 がわ の直線 ちょくせん から競走 きょうそう がスタートした場合 ばあい には、はじめに通過 つうか するコーナーが第 だい 3コーナーである。
競馬 けいば は競走 きょうそう が行 おこな われる距離 きょり によってスタート地点 ちてん が変 か わる。例 たと えば東京 とうきょう 優 ゆう 駿 しゅん (日本 にほん ダービー)は東京競馬場 とうきょうけいばじょう の2400メートルで行 おこな われ、ホームストレッチの半 なか ばからスタートし、第 だい 1コーナー、第 だい 2コーナー、バックストレッチ、第 だい 3コーナー、第 だい 4コーナー(最終 さいしゅう コーナー)、最後 さいご の直線 ちょくせん 、ゴールという順 じゅん で概 おおむ ねコースを1周 しゅう する。小 ちい さい競馬 けいば 場 じょう では同 おな じ2400メートルでも1周 しゅう では足 た りないので1周 しゅう 半 はん になることがあり、向 む こう正面 しょうめん からスタート、第 だい 3コーナー、第 だい 4コーナー、手前 てまえ の直線 ちょくせん 、第 だい 1コーナー、第 だい 2コーナー、向 む こう正面 しょうめん の直線 ちょくせん 、第 だい 3コーナー、第 だい 4コーナー(最終 さいしゅう コーナー)、最後 さいご の直線 ちょくせん 、ゴールとなる。この場合 ばあい 当然 とうぜん 、第 だい 3コーナーや第 だい 4コーナーは2回 かい 通過 つうか することになり「1周 しゅう 目 め の第 だい 3コーナー」などと表現 ひょうげん することもある。1回 かい 目 め の第 だい 4コーナーを「最終 さいしゅう コーナー」とは呼 よ ばない。
競馬 けいば に関 かん する文章 ぶんしょう では表記 ひょうき を簡略 かんりゃく 化 か するため「コーナー」を「角 かく 」と表記 ひょうき (読 よ みは「かく」)し第 だい 1コーナーを「1角 かく 」、第 だい 2コーナーを「2角 かく 」などと表 あらわ すことがある。ただし通常 つうじょう 、第 だい 4コーナーは「4角 かく 」であって「最終 さいしゅう 角 かく 」とは言 い わない。例 たと えば第 だい 3コーナーで先頭 せんとう にたってそのままゴールした場合 ばあい に、「3角 かく 先頭 せんとう 」などと表現 ひょうげん する。通常 つうじょう 、口語 こうご ではこれらの表現 ひょうげん は用 もち いないが、戦時 せんじ 中 ちゅう に英語 えいご が敵性 てきせい 語 ご として使用 しよう が制限 せいげん されていた際 さい に、日本語 にほんご に置 お き換 か えるように指導 しどう された際 さい には第 だい 1角 かく 、第 だい 2角 かく という風 ふう に表現 ひょうげん していた事 こと もある[ 注 ちゅう 4] 。
コースのカーブに「第 だい 1コーナー」などの名前 なまえ がついておらず順 じゅん に"first turn"、"second turn"、"third turn"と呼 よ ぶ。したがって日本 にっぽん のように、「第 だい 3コーナーからスタート」とか「第 だい 4コーナーを2回 かい 通過 つうか する」というようには表現 ひょうげん しない。
最後 さいご の直線 ちょくせん に入 はい る手前 てまえ のカーブを特別 とくべつ に「タッテナムコーナー (tattenham corner)」とか「タッテナム (tattenham)」と呼 よ ぶことがある。元来 がんらい のタッテナム(Tattenham)とは、エプソムダービー が行 おこな われるエプソム競馬 けいば 場 じょう の最後 さいご のカーブ地点 ちてん 近辺 きんぺん の地名 ちめい であり通常 つうじょう 「タッテナムコーナー」とはこのエプソム競馬 けいば 場 じょう の最後 さいご のコーナーのことであるが、転 てん じて他 た の競馬 けいば 場 じょう でも「最後 さいご のカーブ」の意味 いみ で用 もち いられることがある。エプソム競馬 けいば 場 じょう の最寄 もよ り駅 えき は「タッテナムコーナー駅 えき 」である。「タッテナムコーナー」は単 たん に「最後 さいご のカーブである」という順番 じゅんばん を表 あらわ すだけでなく「ここからが最後 さいご の勝負 しょうぶ である」というような意味合 いみあ いもあり、日本語 にほんご の「天王山 てんのうざん 」に近 ちか いニュアンスを持 も っている。
中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう ゴール前 まえ の急坂 きゅうざか
走路 そうろ には自然 しぜん に、あるいは人工 じんこう 的 てき に勾配 こうばい が設 もう けられ「坂 さか 」と呼 よ ばれる。坂 さか は直線 ちょくせん に設 もう けられることが多 おお いが、それ以外 いがい の場所 ばしょ にも緩 ゆる やかだが存在 そんざい している。一見 いっけん 平坦 へいたん に見 み えても坂 さか を上 のぼ り下 くだ りしていることがあり、故 ゆえ に観客 かんきゃく 席 せき から見 み ていると最後 さいご の直線 ちょくせん に設 もう けられている上 のぼ り坂 ざか 以外 いがい は認識 にんしき しにくいことが多 おお いが、競馬 けいば 場 じょう のコースには坂 さか はつきものである。他 た に京都競馬場 きょうとけいばじょう の第 だい 3コーナーの坂 さか は上 のぼ り下 くだ りの「坂 さか 」で有名 ゆうめい である。また、イギリスのエプソム競馬 けいば 場 じょう には下 くだ ってから上 のぼ る坂 さか があり、アメリカのサンタアニタ競馬 けいば 場 じょう にはスタートしてすぐに下 くだ っていく坂 さか がある。旧 きゅう 盛岡 もりおか 競馬 けいば 場 じょう (1995年 ねん 廃止 はいし )では向 む こう正面 しょうめん から4コーナーにかけて高低 こうてい 差 さ 8.8mに及 およ ぶ急坂 きゅうざか があり名物 めいぶつ であった。
障害 しょうがい 競走 きょうそう やばんえい競走 きょうそう では平地 ひらち 競走 きょうそう の「坂 さか 」以上 いじょう の100m前後 ぜんご (ばんえい競走 きょうそう の場合 ばあい はもっと短 みじか い)の間 あいだ に高低 こうてい 差 さ が2メートル以上 いじょう に及 およ ぶ勾配 こうばい が設置 せっち される。これを坂路 さかじ またはバンケット (障害 しょうがい 競走 きょうそう のみ)などと呼 よ ぶ。日本 にっぽん の競馬 けいば 場 じょう にある坂路 さかじ のような、短 みじか い距離 きょり の間 あいだ に急激 きゅうげき な高低 こうてい 差 さ のある勾配 こうばい は日本 にっぽん にしか存在 そんざい しない[要 よう 検証 けんしょう – ノート ] 。中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう の2号 ごう 坂路 さかじ は高低 こうてい 差 さ 5.3mに及 およ ぶ。
ヨーロッパの競馬 けいば 場 じょう によく見 み られる勾配 こうばい はもとの自然 しぜん の地形 ちけい を反映 はんえい していることが多 おお く、「丘 おか (hill)」と表現 ひょうげん される。
第 だい 3コーナーから第 だい 1コーナーへ、もしくは第 だい 4コーナーから第 だい 2コーナーへというようにトラック状 じょう の走路 そうろ を斜 なな めに横切 よこぎ る走路 そうろ が別 べつ に設置 せっち される。これを襷 たすき (たすき)コース と呼 よ ぶ。日本 にっぽん では障害 しょうがい 競走 きょうそう 用 よう の走路 そうろ に用 もち いられる。かつては東京競馬場 とうきょうけいばじょう 、新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう 、中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう にも存在 そんざい したが、東京競馬場 とうきょうけいばじょう の襷 たすき コースは1998年 ねん 2月 がつ の「東京 とうきょう 障害 しょうがい 特別 とくべつ (春 はる ) 」を最後 さいご に廃止 はいし され、跡地 あとち には馬券 ばけん 売 う り場 ば が設置 せっち されたほか、コースの一部 いちぶ は芝 しば の養生 ようじょう 地 ち として活用 かつよう されている。また、新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう も2000年 ねん の走路 そうろ 全面 ぜんめん 改修 かいしゅう 工事 こうじ (右 みぎ 回 まわ りから左 ひだり 回 まわ りに変更 へんこう )の際 さい に廃止 はいし 、さらに中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう も2010年 ねん 春 はる から2011年 ねん いっぱいにかけての全面 ぜんめん 改築 かいちく 工事 こうじ の際 さい に廃止 はいし された(中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう ではコースの跡地 あとち が残 のこ されている)。アメリカなどでは平地 ひらち 競走 きょうそう でも襷 たすき コースが使 つか われることがある。一 いち 例 れい としてはアメリカンオークス のハリウッドパーク競馬 けいば 場 じょう (2013年 ねん 廃止 はいし )の芝 しば 10fは襷 たすき コース上 じょう からの発走 はっそう であった。
一部 いちぶ の競馬 けいば 場 じょう には、同一 どういつ の素材 そざい の走路 そうろ を独立 どくりつ して2本 ほん 設 もう ける、もしくは走路 そうろ の一部 いちぶ を2つ重 かさ ねる(途中 とちゅう で分岐 ぶんき する)ものが存在 そんざい する。競馬 けいば 番組 ばんぐみ では内側 うちがわ にある走路 そうろ を使用 しよう する競走 きょうそう では内回 うちまわ り 、外側 そとがわ の走路 そうろ を使用 しよう する競走 きょうそう では外回 そとまわ り と称 しょう して使用 しよう する走路 そうろ が分 わ かるように明記 めいき する。日本中央競馬会 にっぽんちゅうおうけいばかい の競馬 けいば 番組 ばんぐみ 上 じょう では、内回 うちまわ りには何 なに にもつけず、外回 そとまわ りを使用 しよう する場合 ばあい のみ外回 そとまわ りと明記 めいき するという表記 ひょうき 方法 ほうほう を採用 さいよう している。
日本 にっぽん の場合 ばあい 、独立 どくりつ した2本 ほん の走路 そうろ を設 もう けている競馬 けいば 場 じょう として船橋競馬場 ふなばしけいばじょう [ダート](ただし定期 ていき 開催 かいさい は外回 そとまわ りのみ利用 りよう )が、走路 そうろ の一部 いちぶ を2つ重 かさ ねる形態 けいたい を持 も つ競馬 けいば 場 じょう として中央 ちゅうおう 競馬 けいば の中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう [芝 しば ]・京都 きょうと 競馬 けいば 場 じょう [芝 しば ]・阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう [芝 しば ]・新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう [芝 しば ]と地方 ちほう 競馬 けいば の大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう [ダート]、門別 もんべつ 競馬 けいば 場 じょう [ダート]がある。後者 こうしゃ のうち中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう 以外 いがい は第 だい 3〜第 だい 4コーナーで内 うち ・外回 そとまわ りが分 わ かれ、中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう は第 だい 2〜第 だい 3コーナーで内 うち ・外回 そとまわ りが分 わ かれる。
一部 いちぶ の長距離 ちょうきょり 競走 きょうそう では1周 しゅう 目 め は外回 そとまわ りを使用 しよう し、2周 しゅう 目 め は内回 うちまわ りを使用 しよう するなどの複雑 ふくざつ な使用 しよう をする場合 ばあい もある。例 たと えば有馬 ありま 記念 きねん は内回 うちまわ りとされているが、第 だい 3コーナーから奥 おく の外回 そとまわ りコースにスタートが設定 せってい されており、そこから内回 うちまわ りとの合流 ごうりゅう 地点 ちてん までは外回 そとまわ りコースを走 はし る。
阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう と新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう では内回 うちまわ りと外回 そとまわ りの距離 きょり 差 さ が1ハロン(200m)で割 わ り切 き れる距離 きょり のため(阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう は400m、新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう は600m)、ハロン棒 ぼう は内回 うちまわ り・外回 そとまわ りの両方 りょうほう の残 のこ り距離 きょり を表示 ひょうじ できるものを使用 しよう している。
1960年代 ねんだい 前半 ぜんはん には中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう の第 だい 3〜第 だい 4コーナーに走路 そうろ を2つに分 わ ける移動 いどう 柵 しがらみ を置 お いていた時期 じき がある。この時期 じき の有馬 ありま 記念 きねん では第 だい 3コーナーの奥 おく からスタートして1周 しゅう 目 め の第 だい 4コーナーにかけて移動 いどう 柵 しがらみ の外側 そとがわ を通過 つうか して直線 ちょくせん に入 はい り、2周 しゅう 目 め の第 だい 3コーナーから移動 いどう 柵 しがらみ の内側 うちがわ を通過 つうか して最後 さいご の直線 ちょくせん に入 はい っている。これらは1966年 ねん の中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう のコース改修 かいしゅう で向 むか う正面 しょうめん に完全 かんぜん な外回 そとまわ りコースが完成 かんせい してからは内外 ないがい に分 わ けることは無 な くなった。
なお、競馬 けいば 番組 ばんぐみ で明記 めいき された走路 そうろ と異 こと なる走路 そうろ を走 はし った場合 ばあい には1頭 とう だけの場合 ばあい には競走 きょうそう 中止 ちゅうし として扱 あつか われ、全馬 ぜんば が異 こと なる走路 そうろ を走 はし った場合 ばあい には競走 きょうそう 不成立 ふせいりつ (1944年 ねん の長距離 ちょうきょり 特殊 とくしゅ 競走 きょうそう (後 ご の菊花賞 きっかしょう )が一 いち 例 れい )とされる。
走路 そうろ の一部 いちぶ が平面 へいめん 交差 こうさ する競馬 けいば 場 じょう は存在 そんざい するが、鈴鹿 すずか サーキット の様 よう な立体 りったい 交差 こうさ するような走路 そうろ は存在 そんざい しない。
ポケットからの発走 はっそう となる東京 とうきょう 芝 しば 2000m
トラック状 じょう の走路 そうろ の直線 ちょくせん 部分 ぶぶん 、もしくはカーブ途中 とちゅう から一部 いちぶ 直線 ちょくせん 状 じょう に一部 いちぶ 飛 と び出 だ す形 かたち で設 もう けられる走路 そうろ 。カーブ地点 ちてん からの発走 はっそう は内 うち 枠 わく と外 そと 枠 わく の有利 ゆうり 不利 ふり が顕著 けんちょ に現 あらわ れるほか、接触 せっしょく 事故 じこ などの危険 きけん 防止 ぼうし の観点 かんてん から発走 はっそう 直後 ちょくご の走路 そうろ をしばらく直線 ちょくせん にして危険 きけん を回避 かいひ するために設 もう けられることが多 おお い。
日本 にっぽん では引 ひ き込 こ み線 せん (引込線 ひきこみせん ・引込 ひきこ み線 せん )と称 しょう されることもある。
このポケット(シュート)が設 もう けられることによって競走 きょうそう の多様 たよう な距離 きょり 設定 せってい が行 おこな えるようになっている。第 だい 2コーナーの奥 おく に設 もう けられる直線 ちょくせん 走路 そうろ を第 だい 2コーナーのポケット、第 だい 4コーナーの奥 おく に設 もう けられる直線 ちょくせん 走路 そうろ を第 だい 4コーナーのポケットなどと呼 よ ぶ。競馬 けいば 場 じょう によってはポケットと呼 よ ばずにシュートと呼 よ ぶ。第 だい 2コーナーのポケットからのスタートになるのは阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 1800m、京都競馬場 きょうとけいばじょう の芝 しば 1600m・芝 しば 1800m、新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 2000m(内回 うちまわ り芝 しば 1400m)、中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう 芝 しば 1400m、また札幌 さっぽろ 競馬 けいば 場 じょう ・函館 はこだて 競馬 けいば 場 じょう ・福島 ふくしま 競馬 けいば 場 じょう ・小倉 おぐら 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 1200m等 とう で、何 いず れも芝 しば コースである。第 だい 4コーナーのポケットからのスタートになるのは京都競馬場 きょうとけいばじょう の芝 しば 2400m、中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 2200m等 とう で、新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう の直線 ちょくせん 芝 しば 1000mの競走 きょうそう に使 つか われる直線 ちょくせん コースも広義 こうぎ には第 だい 4コーナーのポケットといえる。
また、中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 1600mと東京競馬場 とうきょうけいばじょう 芝 しば 1800mのスタートは第 だい 2コーナーから逆 ぎゃく 向 む きにすれば少 すこ しカーブを曲 ま がった所 ところ から直線 ちょくせん 走路 そうろ になっていて、スタート後 ご にほぼ200〜300mをまっすぐ行 い った後 のち 、第 だい 2コーナーの角 かく を回 まわ って向 むか う正面 しょうめん の直線 ちょくせん 走路 そうろ に入 はい る構造 こうぞう になっている。この構造 こうぞう は馬場 ばば 拡張 かくちょう 前 まえ の阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう にもあり、芝 しば 1600mのスタートが第 だい 2コーナーというよりも第 だい 1コーナーの所 ところ からのポケットにあり、スタートして300m進 すす んですぐ鋭角 えいかく に第 だい 2コーナーを回 まわ る構造 こうぞう で桜花 おうか 賞 しょう で2006年 ねん まで使 つか われていた。
なお、東京競馬場 とうきょうけいばじょう の芝 しば 2000mと中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 1600mのスタートは第 だい 1コーナーのより外側 そとがわ にあって、第 だい 2コーナーで本来 ほんらい の走路 そうろ に合流 ごうりゅう する構造 こうぞう になっている。
盛岡 もりおか 競馬 けいば 場 じょう には第 だい 2コーナーの最奥 さいおう に400mに渡 わた るポケットが設 もう けられており、マイルチャンピオンシップ南部 なんぶ 杯 はい などで用 もち いられるダート1600mはこのポケットの最奥 さいおう 部 ぶ からの発走 はっそう である。
外側 そとがわ に芝 しば コース、内側 うちがわ にダートコースが設定 せってい されている競馬 けいば 場 じょう (日本 にっぽん の全 すべ ての中央 ちゅうおう 競馬 けいば 場 じょう )において、ダートコースに対 たい するポケットが設置 せっち されている例 れい もあり、中央 ちゅうおう 競馬 けいば においてダートコースに対 たい して設置 せっち されているポケットは芝 しば コースを跨 また ぐ地点 ちてん のみならずポケット全体 ぜんたい が芝 しば コースとなっており[ 注 ちゅう 5] 、発走 はっそう 後 ご しばらくは芝 しば コースを走行 そうこう することとなるがこの場合 ばあい も走路 そうろ の呼称 こしょう はあくまでも「ダート○○○○m」とされ、「芝 しば →ダート○○○○m」というようには言 い われない。
特 とく に京都 きょうと 競馬 けいば 場 じょう と阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう のダート1400mコースでは芝 しば のポケットを100m以上 いじょう も走行 そうこう することとなり競走 きょうそう 馬 ば の走路 そうろ 適性 てきせい が影響 えいきょう を及 およ ぼす可能 かのう 性 せい もあるほか、合流 ごうりゅう 地点 ちてん は必然 ひつぜん 的 てき にコースの外側 そとがわ のほうが芝 しば コースの距離 きょり が幾分 いくぶん 長 なが くなる為 ため 、ポケットからの発走 はっそう となるダート競走 きょうそう ではスピードが出 だ しやすい芝 しば コースを少 すこ しでも長 なが く走 はし れる外 そと 枠 わく 発走 はっそう の逃 に げ・先行 せんこう 馬 ば が有利 ゆうり ともいわれ、馬券 ばけん 購入 こうにゅう の際 さい の検討 けんとう 要素 ようそ として無視 むし 出来 でき ない存在 そんざい となっている。
走路 そうろ 内 ない 、走路 そうろ 脇 わき の設備 せつび ・装置 そうち [ 編集 へんしゅう ]
走路 そうろ 内 ない や走路 そうろ 脇 わき には競馬 けいば を行 おこな うために必要 ひつよう な設備 せつび や装置 そうち が存在 そんざい する。この節 ふし ではそのような設備 せつび や装備 そうび について説明 せつめい する。
移動 いどう 柵 しがらみ 設置 せっち 時 じ (上 うえ )と非 ひ 設置 せっち 時 じ (下 した )
コースの内側 うちがわ および外側 そとがわ には柵 しがらみ (日本 にっぽん の競馬 けいば 関係 かんけい 者 しゃ はラチ (埒 らち [ 5] )と呼 よ び、内側 うちがわ の柵 しがらみ を内 うち ラチ 、外側 そとがわ の柵 しがらみ を外 そと ラチ とも呼 よ び、一般 いっぱん の競馬 けいば ファンにも広 ひろ く浸透 しんとう している)が設 もう けられる。
芝 しば コースについては、コースの特定 とくてい の部分 ぶぶん が集中 しゅうちゅう 的 てき に痛 いた むことを避 さ けるためにコースの内側 うちがわ の移動 いどう 式 しき の柵 しがらみ (移動 いどう 柵 しがらみ )を内外 ないがい に移動 いどう している[ 6] 。かつては内側 うちがわ の本来 ほんらい の柵 しがらみ である本 ほん 柵 しがらみ の外側 そとがわ に仮 かり の柵 しがらみ を設置 せっち し「仮 かり 柵 しがらみ 」と呼 よ んでいた[ 6] [ 注 ちゅう 6] 。移動 いどう 柵 しがらみ の設置 せっち 位置 いち によりコーナーでの距離 きょり に変化 へんか が生 しょう じることからこの距離 きょり の差 さ は発走 はっそう 地点 ちてん を移動 いどう して調整 ちょうせい されているが、仮 かり 柵 しがらみ と呼 よ ばれていた頃 ころ は、発走 はっそう 地点 ちてん は常 つね に一定 いってい であった[ 6] 。但 ただ し、障害 しょうがい 競走 きょうそう 用 よう のコースにおいてはコースの距離 きょり 自体 じたい を変化 へんか させるケースもある[ 注 ちゅう 7] 。
ゴールまでの距離 きょり を表示 ひょうじ する目的 もくてき で、コース内 ない に設置 せっち されている標識 ひょうしき をハロン棒 ぼう という。ゴールライン(決勝 けっしょう 線 せん )から逆算 ぎゃくさん して200mごとの距離 きょり が明示 めいじ されてラチの内側 うちがわ に設置 せっち されている。ゴールまで残 のこ り3ハロン (600m)の地点 ちてん からゴールまでを「上 あ がり3ハロン」といい、残 のこ り800mの「上 あ がり4ハロン」とともに電光 でんこう 掲示板 けいじばん にそのハロン棒 ぼう を最初 さいしょ に通過 つうか した馬 うま のタイムから最初 さいしょ にゴールした馬 うま のタイムまでの各 かく 600mと800mのタイムが表示 ひょうじ され、レース実況 じっきょう ではレース終了 しゅうりょう 後 ご に必 かなら ずこの上 あ がりタイムをアナウンスしている。なお、残 のこ り3ハロンのことを競馬 けいば 関係 かんけい 者 しゃ は「三 さん 分 ふん 三 さん 厘 りん 」と呼 よ び、この最後 さいご の600mの距離 きょり をどの馬 うま がどれ位 い のタイムで上 あ がってくるかを競馬 けいば の重要 じゅうよう な要素 ようそ と見 み ている。電光 でんこう 掲示板 けいじばん に表示 ひょうじ される上 あ がりタイムはずっと先頭 せんとう のまま逃 に げ切 き った馬 うま はそのタイムで上 あ がってきたことになるが、2番手 ばんて 以下 いか から勝 か った馬 うま など他 た の馬 うま のタイムは1頭 とう ごとに当然 とうぜん 違 ちが うタイムになる。
ばんえい競馬 けいば ではこれに相当 そうとう するものとして、ゴール前 まえ 30mから10mまでの間 あいだ に10m間隔 かんかく で標識 ひょうしき を設置 せっち している。
ゴール板 ばん
コース内 ない には競馬 けいば 競走 きょうそう における優勝劣敗 ゆうしょうれっぱい を決 けっ する決勝 けっしょう 線 せん (ゴール地点 ちてん )が設定 せってい されており、スタンド側 がわ から見 み て走路 そうろ の内側 うちがわ には決勝 けっしょう 線 せん を示 しめ すシンボルが設置 せっち されておりゴール板 ばん と呼 よ ばれる。英語 えいご ではwinning post (ウイニングポスト)と呼 よ ばれ、同名 どうめい の競馬 けいば シミュレーションゲーム の由来 ゆらい になっている。
単 たん なる装飾 そうしょく ではなく判定 はんてい 写真 しゃしん を反対 はんたい 側 がわ からも撮影 さつえい するために必要 ひつよう な縦長 たてなが の鏡 かがみ の板 いた が設置 せっち されており、重要 じゅうよう な機能 きのう を果 は たす。多 おお くの場合 ばあい 、決勝 けっしょう 線 せん 及 およ びゴール板 ばん はスタンドに面 めん した位置 いち に設定 せってい ・設置 せっち されているが、単 たん にゴール前 まえ における攻防 こうぼう の観戦 かんせん に配慮 はいりょ しているのみならず、判定 はんてい 写真 しゃしん を撮影 さつえい する写真 しゃしん 室 しつ が殆 ほとん どはスタンド内 ない に併設 へいせつ されているのも理由 りゆう として挙 あ げられる。
日本 にっぽん の中央 ちゅうおう 競馬 けいば のように芝 しば とダートなど複数 ふくすう の走路 そうろ がある場合 ばあい は、それぞれに1箇所 かしょ ずつ設置 せっち されている[ 注 ちゅう 8] 。殆 ほとん どの競馬 けいば 場 じょう では決勝 けっしょう 線 せん は1つの走路 そうろ につき1箇所 かしょ のみであるが、両 りょう 回 まわ りコース[ 注 ちゅう 2] など決勝 けっしょう 線 せん が複数 ふくすう 箇所 かしょ に設定 せってい されている場合 ばあい 、それぞれにゴール板 ばん が設置 せっち される[ 注 ちゅう 9] 。
近年 きんねん は各 かく 競馬 けいば 場 じょう ごとにこのゴール板 ばん に装飾 そうしょく が施 ほどこ されており、競馬 けいば 場 じょう の特色 とくしょく の一 ひと つにもなっている。
出走 しゅっそう 馬 ば がスターターの合図 あいず で一斉 いっせい にスタートを切 き ることができるように考案 こうあん された装置 そうち 。現在 げんざい 主流 しゅりゅう なのがゲート式 しき であることから単 たん にゲート 、もしくはスターティングゲート といわれることが多 おお い。当初 とうしょ は旗 はた を振 ふ り下 お ろすことで合図 あいず としていたが後 のち にバリヤー式 しき 発 はつ 馬 うま 機 き が導入 どうにゅう され、さらに現在 げんざい ではゲート式 しき のスタートで実施 じっし されている(なお、1971年 ねん まで存在 そんざい した繋駕 けいが 速歩 はやあし 競走 きょうそう では距離 きょり によるハンデだったため、スターターの振 ふ り下 お ろす赤旗 あかはた がスタートの合図 あいず で最後 さいご まで行 おこな われたほか、一時 いちじ 的 てき にはモービルゲート方式 ほうしき が使用 しよう されていたこともある)。ばんえい競馬 けいば では距離 きょり の変動 へんどう がないため、発 はつ 馬 ば 機 き はスタート地点 ちてん に固定 こてい されている。
バリヤー式 しき (濠 ほり 州 しゅう 式 しき バリヤー)
まず、横 よこ に佇立 ちょりつ させた出走 しゅっそう 馬 ば の胸 むね の高 たか さに「スターティングバリヤー」と呼 よ ばれる棕櫚 しゅろ 縄 なわ のロープ(ネット)をフックを利用 りよう して張 は る。発 はつ 馬 ば 担当 たんとう 者 しゃ のレバー操作 そうさ でフックを外 はず すとこのロープが上方 かみがた に跳 は ね上 あ がり、これをスタートの合図 あいず とする。装置 そうち は簡便 かんべん であるが発走 はっそう 前 まえ の位置 いち 取 と りで騎手 きしゅ 間 あいだ の牽制 けんせい があったり馬 うま が静止 せいし しないため突進 とっしん や出遅 でおく れなどの問題 もんだい が多 おお く、現在 げんざい のゲート式 しき に切 き り換 か えられた。なお、バリヤー式 しき には軟式 なんしき バリヤーと硬式 こうしき バリヤーの2種類 しゅるい があった。
日本 にっぽん の競馬 けいば では1926年 ねん にこの方式 ほうしき が導入 どうにゅう されたが、現在 げんざい は使用 しよう されていない。
現在 げんざい は競馬 けいば 先進 せんしん 国 こく ではほとんど用 もち いられない方法 ほうほう であるが、ヨーロッパの障害 しょうがい 競走 きょうそう では現在 げんざい でも使用 しよう されている。但 ただ し、1993年 ねん にイギリスのエイントリー競馬 けいば 場 じょう で行 おこな われたグランドナショナル で、2度 ど の発 はつ 馬 ば 時 じ のトラブルによってレースが不成立 ふせいりつ になってから発走 はっそう 方法 ほうほう が見直 みなお されつつあり、最近 さいきん では、馬場 ばば の左右 さゆう にオレンジ色 しょく のゴムテープを張 は り、スタート時 じ に片方 かたがた を放 はな す事 こと で、馬 うま にバリヤーロープが当 あ たらなくするバリヤースタートを採用 さいよう する競馬 けいば 場 じょう が多 おお くなっている。
ゲート式 しき
現在 げんざい 、世界 せかい 的 てき に見 み ても主流 しゅりゅう のスタート方式 ほうしき である。多 おお くは電磁石 でんじしゃく や金具 かなぐ などで開 ひらけ 扉 とびら する機構 きこう を持 も つ可 か 搬式のスターティングゲートを使用 しよう する。枠 わく で仕切 しき ったゲート内 ない に出走 しゅっそう 馬 ば を佇立 ちょりつ させ、スターターの制御 せいぎょ によるゲートの一斉 いっせい 開 ひらけ 扉 とびら をもって競走 きょうそう のスタートとする。
バリヤー式 しき スタートの欠点 けってん を解消 かいしょう したスタート方法 ほうほう であるが馬 うま には本質 ほんしつ 的 てき に狭 せま 所 ところ を嫌 きら う性質 せいしつ があるため、ゲートに入 い れるためにはトレーニングが必要 ひつよう な上 うえ 、トレーニングにより可能 かのう となっても環境 かんきょう が異 こと なる実際 じっさい のレースでは難渋 なんじゅう し最悪 さいあく の場合 ばあい には発走 はっそう 除外 じょがい の措置 そち となったケースも存在 そんざい する。また、気性 きしょう の極 きわ めて激 はげ しい馬 うま の場合 ばあい にはこのゲート入 い りがどうしてもクリアできずに結果 けっか として競走 きょうそう 馬 ば 失格 しっかく となる場合 ばあい も見受 みう けられる。
日本 にっぽん で最初 さいしょ に導入 どうにゅう したのは1953年 ねん の大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう を初 はじ めとする地方 ちほう 競馬 けいば の南関東 みなみかんとう 地区 ちく である。これに用 もち いられたのは「宮 みや 道 どう 式 しき (みやじしき)」と呼 よ ばれる電磁石 でんじしゃく の力 ちから だけで開閉 かいへい を制御 せいぎょ するものである。これは金具 かなぐ を使 つか わず磁力 じりょく のみによって閉扉状態 じょうたい を維持 いじ しているため暴 あば れた馬 うま が突破 とっぱ してもゲートが開 ひら くだけで破損 はそん がおきにくくメンテナンスが容易 ようい という利点 りてん を持 も つが、構造 こうぞう 上 じょう 出走 しゅっそう 頭数 とうすう が制限 せいげん されてしまう難点 なんてん がある。もっとも、大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう では16頭 とう 立 だ てのゲートも使用 しよう されている。
地方 ちほう 競馬 けいば では現在 げんざい でもこの宮 みや 道 どう 式 しき の改良 かいりょう 型 がた (日本 にっぽん スターテイングゲート社 しゃ 製 せい )を使用 しよう している所 ところ が多 おお い。
他方 たほう 、近年 きんねん は後述 こうじゅつ するJRA式 しき (あるいはJRA旧式 きゅうしき ゲートの中古 ちゅうこ 再 さい 整備 せいび 品 ひん )を導入 どうにゅう している地方 ちほう 競馬 けいば 場 じょう も存在 そんざい する。ゲートの牽引 けんいん 車 しゃ が宮 みや 道 どう 式 しき の場合 ばあい はトレーラー ヘッドであるのに対 たい しJRA式 しき のものはトラクター による牽引 けんいん であるため、判別 はんべつ は容易 ようい である。
「宮 みや 道 どう 式 しき 」の名 な は開発 かいはつ 者 しゃ である宮 みや 道信 みちのぶ 雄 ゆう の名 な に由来 ゆらい する。
中央 ちゅうおう 競馬 けいば では1960年 ねん 7月 がつ 2日 にち の小倉 こくら 競馬 けいば 場 じょう の3歳 さい 戦 せん (※旧 きゅう 年齢 ねんれい 表記 ひょうき )から導入 どうにゅう された「ウッド式 しき 発 はつ 馬 うま 機 き 」が最初 さいしょ である。これは当時 とうじ 、ニュージーランドの競馬 けいば で用 もち いられていたゲートを参考 さんこう に中央 ちゅうおう 競馬 けいば 会 かい が開発 かいはつ したものといわれ、当初 とうしょ のものは足元 あしもと にパイプがあり馬 ば が躓 つまず いたり、ゲートが動 うご きやすいなど問題 もんだい のある構造 こうぞう であった。しかし、1975年 ねん から電動 でんどう 式 しき で扉 とびら が開 ひら く発 はつ 馬 ば 機 き を使用 しよう 。それ以降 いこう の幾 いく 次 じ にも渡 わた る改良 かいりょう により現在 げんざい 使用 しよう されているゲートは世界 せかい 的 てき に見 み ても最 もっと も安全 あんぜん な競馬 けいば 用 よう 発 はつ 馬 うま 機 き の一 ひと つと言 い われ、海外 かいがい の競馬 けいば 場 じょう にも輸出 ゆしゅつ されるほどになっている。ちなみに発明 はつめい したウッドは、水道 すいどう 技師 ぎし だった。
現在 げんざい のJRA式 しき (日本 にっぽん スターティング・システム社 しゃ 製 せい )と呼 よ ばれるゲートは、金具 かなぐ と電磁石 でんじしゃく の併用 へいよう による電動 でんどう 開 ひらき 扉 とびら をするシステムとなっている。そのため、開 ひらき 扉 とびら タイミングの誤差 ごさ は小 ちい さい。ただし馬 うま のゲート突破 とっぱ などによる金具 かなぐ の破損 はそん などの問題 もんだい により、外 そと 枠 わく 発走 はっそう などの競走 きょうそう 結果 けっか にも関 かか わる問題 もんだい が生 しょう じる欠点 けってん が地方 ちほう 競馬 けいば で主流 しゅりゅう の「宮 みや 道 どう 式 しき 」との比較 ひかく などで指摘 してき されている。
JRAのスターター
発 はつ 馬 ば 機内 きない の馬 うま を監視 かんし し、的確 てきかく なゲートの制御 せいぎょ を行 おこな うためにスターターが立 た つ台 だい 。現在 げんざい 使用 しよう されているものはほとんどが自 じ 走 はし 式 しき になっており、ピックアップトラック の荷台 にだい 部分 ぶぶん に載 の せられたスターター台 だい (ゴンドラ 部分 ぶぶん )が昇降 しょうこう レバーで自在 じざい に昇降 しょうこう するシステムになっている。これと発 はつ 馬 ば 機 き をケーブル で有線 ゆうせん 接続 せつぞく し、ゲートの開 ひらき 扉 とびら を制御 せいぎょ している。自 じ 走 はし 式 しき であるため、レースに応 おう じてゲートと共 とも にスタート地点 ちてん に移動 いどう する。そのため、スタンドカーと呼称 こしょう される場合 ばあい もある。レースの発走 はっそう 時刻 じこく 寸前 すんぜん にスターターがスタンドカーに乗 の りゴンドラが上 のぼ っていくところは場内 じょうない の大型 おおがた 画面 がめん に必 かなら ず映 うつ し出 だ されて、ダービーの時 とき などは大観 たいかん 衆 しゅ がそのスターターの動 うご きを見 み て大 だい 歓声 かんせい が沸 わ き、また実況 じっきょう 席 せき からは「スターターの台 だい が上 あ がります。ファンファーレ が鳴 な ります」と告 つ げてからファンファーレが鳴 な るのも競馬 けいば だけにあるお馴染 なじ みのシーンである。
なお、現在 げんざい 主流 しゅりゅう の自 じ 走 はし 式 しき のスターター台 だい が普及 ふきゅう する以前 いぜん は梯子 はしご で上 のぼ る固定 こてい 式 しき のスターター台 だい [ 注 ちゅう 10] がコースの各 かく スタート地点 ちてん 毎 ごと に設置 せっち されていた。この固定 こてい 式 しき のスターター台 だい は現在 げんざい でも川崎 かわさき 競馬 けいば 場 じょう の1600m戦 せん のスタート地点 ちてん などで見 み ることができるほか、距離 きょり の変動 へんどう がないばんえい競馬 けいば (帯広 おびひろ 競馬 けいば 場 じょう )も固定 こてい 式 しき となっている。
東京競馬場 とうきょうけいばじょう のパトロールタワー
競走 きょうそう 馬 ば の走路 そうろ の各 かく コーナーの外側 そとがわ に設 もう けられた監視 かんし 塔 とう のことである。基本 きほん 的 てき に1つのコーナーに対 たい し、その形状 けいじょう に応 おう じて1〜2箇所 かしょ 設置 せっち されている。
上部 じょうぶ には小 しょう 部屋 へや が設置 せっち され、ここにはレース中 ちゅう には走路 そうろ 監視 かんし 員 いん が執務 しつむ し、競走 きょうそう 中 ちゅう にインターフェア(妨害 ぼうがい )の有無 うむ や騎手 きしゅ の騎乗 きじょう 中 ちゅう の挙動 きょどう 、競走 きょうそう 馬 ば の故障 こしょう 事故 じこ などについて監視 かんし する。パトロールタワーにはカメラが設置 せっち され、裁決 さいけつ 委員 いいん が競走 きょうそう 監視 かんし 用 よう として使用 しよう するパトロールビデオの撮影 さつえい も行 おこな う。
中京 ちゅうきょう 芝 しば 2000m待機 たいき 所 しょ (改修 かいしゅう 前 まえ )
レースのスタート地点 ちてん 後方 こうほう やコースの隅 すみ に作 つく られた屋根 やね 付 つ きの建物 たてもの で内部 ないぶ には砂 すな が敷 し かれている。馬場 ばば 入場 にゅうじょう 後 ご 返 かえ し馬 うま を行 おこな った後 のち は発走 はっそう までここで待機 たいき する。
障害 しょうがい 競走 きょうそう で競走 きょうそう 馬 ば が飛越 とびこし するもの。障害 しょうがい 競走 きょうそう で用 もち いる。日本 にっぽん では生垣 いけがき 、土 ど 塁 るい 、水 みず 濠 ほり 、竹 たけ 柵 しがらみ や人工 じんこう 竹 ちく 柵 しがらみ (グリーンウォール)、飛 と び上 あ がり飛 と び降 お り台 だい (京都競馬場 きょうとけいばじょう のみ)などが存在 そんざい する。一部 いちぶ は可動 かどう 式 しき となっており、常設 じょうせつ せずに障害 しょうがい 競走 きょうそう 時 じ のみ平地 ひらち 競走 きょうそう で用 もち いられる走路 そうろ に設置 せっち するものが存在 そんざい する(新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう と中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう の障害 しょうがい 競走 きょうそう はこの可動 かどう 式 しき の障害 しょうがい のみで障害 しょうがい 競走 きょうそう が行 おこな われる)。この可動 かどう 式 しき 障害 しょうがい は置 おけ 障害 しょうがい とも呼 よ ばれる(これに対 たい して、非 ひ 可動 かどう 式 しき の障害 しょうがい は固定 こてい 障害 しょうがい とも呼 よ ばれる)。 可動 かどう 式 しき の障害 しょうがい は発 はつ 馬 ば 機 き 同様 どうよう にトラクターで簡単 かんたん に移動 いどう できるように設計 せっけい されている。この他 ほか 、障害 しょうがい 競走 きょうそう 専用 せんよう コースの中 なか に設置 せっち され常設 じょうせつ として扱 あつか われる障害 しょうがい の一部 いちぶ にもカセット式 しき になっているものがあり、こちらは競走 きょうそう の格 かく に応 おう じて大 おお きさや質 しつ の異 こと なる障害 しょうがい に差 さ し替 か えて使用 しよう される。
ヨーロッパなどでは空 そら 濠 ほり (水 みず 濠 ほり の水 みず の張 は っていないもので、日本 にっぽん でもかつては京都競馬場 きょうとけいばじょう にあった)など、日本 にっぽん の障害 しょうがい 競走 きょうそう よりも遥 はる かに高度 こうど な飛越 とびこし 技術 ぎじゅつ を要求 ようきゅう される障害 しょうがい が競走 きょうそう 馬 ば を待 ま ち構 かま える。
ばんえい競馬 けいば では高 たか さの異 こと なる2箇所 かしょ の山 やま が走路 そうろ 上 じょう に設 もう けられており、「第 だい 1障害 しょうがい 」「第 だい 2障害 しょうがい 」と呼称 こしょう している[ 4] 。
競馬 けいば の業務 ぎょうむ ・運営 うんえい を行 おこな う目的 もくてき と関係 かんけい 者 しゃ や観客 かんきゃく が観戦 かんせん をする目的 もくてき を兼 か ね備 そな えた施設 しせつ 。スタンド内 ない には観客 かんきゃく が立 た ち入 い ることができるスペース、馬主 ばしゅ などの関係 かんけい 者 しゃ が立 た ち入 い ることが出来 でき るスペース、運営 うんえい スタッフのみが立 た ち入 い ることが出来 でき るスペースが明確 めいかく に区切 くぎ られている。それぞれ自分 じぶん に関係 かんけい しないスペースへの立 た ち入 い りは堅 かた く禁 きん じられている。日本 にっぽん では走路 そうろ の決勝 けっしょう 線 せん のある側 がわ の外周 がいしゅう に東 ひがし -南 みなみ 向 む きに設置 せっち されることが多 おお い。以下 いか ではスタンド内 ない に併設 へいせつ されている設備 せつび や装置 そうち を説明 せつめい する。
決勝 けっしょう 線 せん の延長線 えんちょうせん 上 じょう に設 もう けられており、写真 しゃしん 判定 はんてい に用 もち いる写真 しゃしん をゴール板 ばん を利用 りよう して撮影 さつえい する。中 なか はレースが始 はじ まると真 ま っ暗 くら 闇 やみ になり決勝 けっしょう 写真 しゃしん を撮 と り終 お えたらすぐさま手探 てさぐ りでフィルムを現像 げんぞう し、下 した の階 かい の審判 しんぱん 室 しつ にエレベーターで送 おく られる。通常 つうじょう は1箇所 かしょ のみ設置 せっち されるが、離 はな れた位置 いち に複数 ふくすう の決勝 けっしょう 線 せん がある特殊 とくしゅ な形態 けいたい を持 も つ競馬 けいば 場 じょう においては複数 ふくすう の写真 しゃしん 室 しつ が必要 ひつよう となる[ 注 ちゅう 11] 。
この写真 しゃしん 室 しつ は競馬 けいば 運営上 うんえいじょう 必須 ひっす の設備 せつび で殆 ほとん どの場合 ばあい 、スタンド内 ない に併設 へいせつ されることからこの写真 しゃしん 室 しつ を含 ふく むエリアがスタンド改築 かいちく となった場合 ばあい には競馬 けいば 開催 かいさい を中止 ちゅうし 、もしくは別 べつ の場所 ばしょ に臨時 りんじ に写真 しゃしん 室 しつ を設 もう けてそれにあわせてゴール板 ばん を移動 いどう する、などの措置 そち がとられる(後者 こうしゃ はL-Wing建築 けんちく 中 ちゅう の大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう で取 と られた措置 そち で、この間 あいだ は10mの端 はし 数 すう がでる競走 きょうそう が多 おお かった)。
自動 じどう 券売 けんばい 機 き
勝馬 かつま 投票 とうひょう 券 けん (馬券 ばけん )の販売 はんばい ならびに払 はら い戻 もど しを行 おこな う設備 せつび 。かつては有人 ゆうじん の発券 はっけん ・払 はら い戻 もど し窓口 まどぐち がずらりと並 なら んでいたが、現在 げんざい は人件 じんけん 費 ひ 削減 さくげん と省力 しょうりょく 化 か のために機械 きかい 化 か されている窓口 まどぐち が多 おお い。なお、一部 いちぶ は払 はら い戻 もど しも兼 か ねた兼用 けんよう 機 き になっている場合 ばあい もある。
対面 たいめん 式 しき の有人 ゆうじん 窓口 まどぐち もあるが、これについてもマークシート使用 しよう による窓口 まどぐち となっている場合 ばあい が多 おお い。口頭 こうとう による窓口 まどぐち 販売 はんばい はごく一部 いちぶ の窓口 まどぐち に限 かぎ られている。一部 いちぶ にマークカード対応 たいおう 窓口 まどぐち しかない競馬 けいば 場 じょう もあるが、この場合 ばあい でもバリアフリーの観点 かんてん などからマークカードを扱 あつか えない障害 しょうがい 者 しゃ や高齢 こうれい 者 しゃ の馬券 ばけん 購入 こうにゅう 希望 きぼう がある場合 ばあい 、これに応 おう じて特定 とくてい の有人 ゆうじん 窓口 まどぐち の端末 たんまつ を手動 しゅどう 操作 そうさ することなどで発券 はっけん 対応 たいおう している。
非 ひ 開催 かいさい 日 び である場合 ばあい 、場内 じょうない の一部 いちぶ の投票 とうひょう 所 しょ のみを開放 かいほう して開催 かいさい 中 ちゅう の他 た 競馬 けいば 場 じょう の馬券 ばけん の発売 はつばい (場外 じょうがい 発売 はつばい )や自 じ 競馬 けいば 場 じょう で発売 はつばい した的中 てきちゅう 券 けん の払 はら い戻 もど し業務 ぎょうむ を行 おこな っていることが多 おお い。この場合 ばあい 、競馬 けいば 場 じょう への入場 にゅうじょう 料 りょう は無料 むりょう となる。
投票 とうひょう 所 しょ の裏側 うらがわ (内側 うちがわ )は現金 げんきん を扱 あつか うスペースや機械 きかい 室 しつ などが設 もう けられるため、必 かなら ず運営 うんえい 関係 かんけい 者 しゃ 限定 げんてい のエリアとなる。
かつては利便 りべん 性 せい から競馬 けいば 場 じょう 内 ない に銀行 ぎんこう の現金 げんきん 自動 じどう 預 あづ け払 ばら い機 き (ATM)が設置 せっち されていた時期 じき があったが、政府 せいふ のギャンブル等 とう 依存 いぞん 症 しょう 対策 たいさく 推進 すいしん の観点 かんてん から各 かく 競馬 けいば 場 じょう のATMは順次 じゅんじ 撤去 てっきょ されている。
馬主 ばしゅ や調教 ちょうきょう 師 し などが観戦 かんせん する為 ため の席 せき 。馬主 ばしゅ や調教 ちょうきょう 師 し など関係 かんけい 者 しゃ のみが立 た ち入 い りすることができる(馬主 ばしゅ でなくても、馬主 ばしゅ の紹介 しょうかい があれば入 はい ることが出来 でき る場合 ばあい がある。最近 さいきん では競馬 けいば 場 じょう の懸賞 けんしょう 企画 きかく の一環 いっかん で馬 うま 主席 しゅせき での観覧 かんらん 権 けん のプレゼントが行 おこな われる場合 ばあい もある)。馬 うま 主席 しゅせき にはドレスコード が設定 せってい されており、ジャケット、ネクタイ、革靴 かわぐつ が義務付 ぎむづ けられている。中央 ちゅうおう 競馬 けいば での一口 ひとくち 馬主 ばしゅ は馬主 ばしゅ の扱 あつか いではない(中央 ちゅうおう 競馬 けいば の登録 とうろく 上 じょう は一 いち 口 くち 馬主 ばしゅ を主催 しゅさい する会社 かいしゃ が法人 ほうじん 馬主 ばしゅ となっている)ため、馬 うま 主席 しゅせき に立 た ち入 い ることはできない。ただし近年 きんねん は優勝 ゆうしょう 馬 ば の口取 くちと りに参加 さんか することができるが、そのための集合 しゅうごう 場所 ばしょ は一般 いっぱん の観客 かんきゃく 席 せき エリアとなっている。
競馬 けいば 中継 ちゅうけい を行 おこな うためのスタジオである。
競馬 けいば 中継 ちゅうけい の進行 しんこう を行 おこな うスタジオと実況 じっきょう 席 せき は別 べつ に設 もう けられている場所 ばしょ がある一方 いっぽう で、東京競馬場 とうきょうけいばじょう や中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう のように放送 ほうそう 局 きょく ごとにバルコニー 付 つ きの業務 ぎょうむ スペースが用意 ようい され、バルコニーを実況 じっきょう 席 せき として使用 しよう し業務 ぎょうむ スペースにセットを設営 せつえい し「番組 ばんぐみ 進行 しんこう スタジオ」とするケースもある。また、パドック 脇 わき にブースを構 かま えてパドックからの中継 ちゅうけい も行 おこな えるようになっている。
ただしグリーンチャンネル の競馬 けいば 中継 ちゅうけい の進行 しんこう は競馬 けいば 場 じょう 内 ない のスタジオではなく、東京 とうきょう の門 もん 仲 なか スタジオから行 い っている(パドックからの中継 ちゅうけい はある。映像 えいぞう はJRA の場内 じょうない 中継 ちゅうけい の映像 えいぞう を利用 りよう 。実況 じっきょう はラジオNIKKEI の音声 おんせい を利用 りよう )。また、地方 ちほう 競馬 けいば の中継 ちゅうけい でもスタジオを設 もう けず進行 しんこう する場合 ばあい がある。
実況 じっきょう 席 せき はガラスによる光 ひかり の反射 はんしゃ により走路 そうろ が見 み えなくならないように吹 ふ きさらしとなっているため冬場 ふゆば は冷 つめ たい外気 がいき にさらされ、夏場 なつば は虫 むし が来 く る。また、向 こう 正面 しょうめん まで良 よ く見 み えるようにスタンドの上部 じょうぶ に設置 せっち されていることが多 おお い。また、実況 じっきょう においてはゴール寸前 すんぜん の攻防 こうぼう が特 とく に重要 じゅうよう 視 し されることから決勝 けっしょう 線 せん (ゴール板 ばん )付近 ふきん に設置 せっち されることが多 おお く、離 はな れた位置 いち に複数 ふくすう の決勝 けっしょう 線 せん がある特殊 とくしゅ な形態 けいたい を持 も つ競馬 けいば 場 じょう においては複数 ふくすう の実況 じっきょう 席 せき が設置 せっち される場合 ばあい がある[ 注 ちゅう 11] 。
東京競馬場 とうきょうけいばじょう の観客 かんきゃく 席 せき
観客 かんきゃく が座 すわ って観戦 かんせん するための座席 ざせき 。ただし競走 きょうそう 中 ちゅう に座 すわ って観戦 かんせん する必要 ひつよう はなく、立 た って観戦 かんせん している場合 ばあい もある。観客 かんきゃく 席 せき は吹 ふ きさらしになっている場所 ばしょ 、階段 かいだん 状 じょう に設置 せっち されている場所 ばしょ 、ガラス張 がらすば りの部屋 へや の中 なか 、テレビモニターが見 み えるスタンド内 ない 、その他 た さまざまな場所 ばしょ に座席 ざせき がある。席 せき も1つずつの椅子 いす になっているもの、長 ちょう ベンチ、コンクリートの打 う ちっぱなしの立見 たちみ 席 せき (ただし、多 おお くの観客 かんきゃく が座 すわ っている場所 ばしょ もある)など様々 さまざま である。
後述 こうじゅつ する指定 してい 席 せき 以外 いがい は自由 じゆう 席 せき であり、新聞 しんぶん やレーシングプログラム などで席 せき 取 と りがしてある光景 こうけい があちらこちらに見 み られる。席 せき 取 と りしてある席 せき に座 すわ って、先 さき に席 せき 取 と りをした観客 かんきゃく が戻 もど ってくるとトラブルになる場合 ばあい がある。なお、一部 いちぶ の競馬 けいば 場 じょう では高齢 こうれい 者 しゃ 、障害 しょうがい 者 しゃ 専用 せんよう の観客 かんきゃく 席 せき があり、それらの使用 しよう には証明 しょうめい するものが必要 ひつよう である。
かつては観客 かんきゃく 席 せき の多 おお くが喫煙 きつえん 可能 かのう で、紫煙 しえん をくゆらせながらの観戦 かんせん が名物 めいぶつ だったが、健康 けんこう 増進 ぞうしん 法 ほう の規定 きてい に伴 ともな い次第 しだい に喫煙 きつえん できる場所 ばしょ が限定 げんてい されてきており、喫煙 きつえん 者 しゃ には肩身 かたみ が狭 せま くなってきている。
また、2020年 ねん 以降 いこう の新型 しんがた コロナウイルス感染 かんせん 症 しょう (COVID-19) による感染 かんせん 拡大 かくだい 防止 ぼうし 策 さく の観点 かんてん から無 む 観客 かんきゃく 競馬 けいば 、さらに収容 しゅうよう 人数 にんずう を限定 げんてい した入場 にゅうじょう 制限 せいげん が行 おこな われていた時期 じき もあり、JRAにおいては入場 にゅうじょう 制限 せいげん の過程 かてい で導入 どうにゅう されたインターネットによる入場 にゅうじょう 券 けん (指定 してい 席 せき 券 けん も含 ふく む)の事前 じぜん 予 よ 約 やく 購入 こうにゅう 方式 ほうしき が定着 ていちゃく し、入場 にゅうじょう 門 もん ではスマートフォンなどでQRコード を提示 ていじ して入場 にゅうじょう する方法 ほうほう が普及 ふきゅう している。2023年 ねん 現在 げんざい では一部 いちぶ のGI競走 きょうそう 開催 かいさい 日 び の施行 しこう 場 じょう [ 注 ちゅう 12] ・混雑 こんざつ が予想 よそう される開催 かいさい 日 び [ 注 ちゅう 13] を除 のぞ き、当日 とうじつ 券売 けんばい 機 き で現金 げんきん 購入 こうにゅう による入場 にゅうじょう も可能 かのう となっているが、QRコードが印刷 いんさつ されたチケットに移行 いこう しつつある[ 7] 。
また、JRAでは各 かく 競馬 けいば 場 じょう において年 とし 1〜3日 にち の指定 してい 日 び において「フリーパスの日 ひ 」が設定 せってい されており、一般 いっぱん 入場 にゅうじょう 料 りょう は無料 むりょう (指定 してい 席 せき は別途 べっと 有料 ゆうりょう )となる[ 8] 。
スタンド内 ない には入場 にゅうじょう 料 りょう のみで座 すわ ることのできる上記 じょうき の観客 かんきゃく 席 せき のほか、追加 ついか 料金 りょうきん を支払 しはら うことで座 すわ ることのできる指定 してい 席 せき がある。競馬 けいば 場 じょう によっては「特別 とくべつ 席 せき 」と呼称 こしょう することもある。
指定 してい 席 せき のあるエリアへは追加 ついか 料金 りょうきん を支払 しはら った観客 かんきゃく のみが立 た ち入 い りできる競馬 けいば 場 じょう が多 おお い。指定 してい 席 せき のあるエリア内 ない には投票 とうひょう 所 しょ 、食堂 しょくどう 、売店 ばいてん 、給 きゅう 茶 ちゃ などのサービスなどが一般 いっぱん の観客 かんきゃく 用 よう とは別 べつ に設 もう けられており、これらは追加 ついか 料金 りょうきん を支払 しはら った観客 かんきゃく のみが使用 しよう できる。利用 りよう 客 きゃく に対 たい して菓子 かし 類 るい の無料 むりょう 提供 ていきょう を行 おこ なっている競馬 けいば 場 じょう もある。指定 してい 席 せき は当然 とうぜん その日 ひ に追加 ついか 料金 りょうきん を支払 しはら った観客 かんきゃく のみが使用 しよう するため、席 せき 取 と りの必要 ひつよう はない。ただし一般 いっぱん に言 い う指定 してい 席 せき のほかに、自由 じゆう に座 すわ れる座席 ざせき が設 もう けられているエリア定員 ていいん 制 せい の競馬 けいば 場 じょう もある。
なお、かつての公営 こうえい 競技 きょうぎ ではこの指定 してい 席 せき 券 けん を買 か い占 し め、転売 てんばい することが暴力団 ぼうりょくだん ・ノミ屋 や などの資金 しきん 源 げん の一 ひと つにされてしまい大 おお きな問題 もんだい となったことがあったため、現在 げんざい ではこれらを排除 はいじょ する対策 たいさく の一環 いっかん として指定 してい 席 せき エリアの入場 にゅうじょう に際 さい して指定 してい 席 せき 券 けん の確認 かくにん のほかに指定 してい 席 せき 券 けん の販売 はんばい と同時 どうじ に手 て の甲 こう などにハンドスタンプ を捺印 なついん しこれにより購入 こうにゅう 者 しゃ 本人 ほんにん であるか確認 かくにん を取 と る場合 ばあい がある。スタンプについては肉眼 にくがん では可視 かし できない紫外線 しがいせん 反応 はんのう 形 がた の不可視 ふかし インク を使用 しよう している場所 ばしょ もあり、この場合 ばあい 、指定 してい 席 せき エリアへの入場 にゅうじょう チェックのポイントには確認 かくにん 用 よう の機器 きき と人員 じんいん が配置 はいち される。
指定 してい 席 せき の座席 ざせき については多 おお くは一般 いっぱん の観客 かんきゃく 席 せき の座席 ざせき よりもグレードが高 たか い物 もの が用 もち いられており、1人 ひとり あたりの専有 せんゆう 面積 めんせき も広 ひろ めに確保 かくほ されている。テーブルが設置 せっち されていたり自由 じゆう に使 つか えるモニターが設置 せっち されている座席 ざせき もある(1人 ひとり 1つとは限 かぎ らず、複数 ふくすう 人 じん で共用 きょうよう する場合 ばあい もある)。
指定 してい 席 せき も禁煙 きんえん 席 せき と喫煙 きつえん 席 せき がある。ただし、禁煙 きんえん 席 せき でも近 ちか くに喫煙 きつえん スペースが設 もう けられている場合 ばあい がある。
指定 してい 席 せき は当日 とうじつ 販売 はんばい が中心 ちゅうしん だが中央 ちゅうおう 競馬 けいば ではJRAカード(クレジット機能 きのう 付 つ きカード)、大井 おおい 競馬 けいば ではチケットぴあ (かつてはCNプレイガイド やイープラス で予 よ 約 やく 販売 はんばい が行 おこな われていた)を用 もち いた予 よ 約 やく 販売 はんばい も行 おこな われている[ 9] 。なお、中央 ちゅうおう 競馬 けいば では現在 げんざい でも東京 とうきょう 優 ゆう 駿 しゅん 、天皇 てんのう 賞 しょう (秋 あき ) 、ジャパンカップ 、有馬 ありま 記念 きねん の4競走 きょうそう 施行 しこう 日 び については事前 じぜん 抽選 ちゅうせん による当選 とうせん ハガキ との引換 ひきかえ かJRAカードの予約 よやく でしか購入 こうにゅう できないようになっている[ 10] 。さらに2012年 ねん の有馬 ありま 記念 きねん 以降 いこう はインターネットオークション での転売 てんばい 取引 とりひき を防止 ぼうし するため、当選 とうせん 者 しゃ には当選 とうせん ハガキの持参 じさん と共 とも に顔写真 かおじゃしん と当選 とうせん ハガキ当選 とうせん 者 しゃ 本人 ほんにん の名前 なまえ が確認 かくにん できる公的 こうてき 機関 きかん 発行 はっこう の本人 ほんにん 確認 かくにん 書類 しょるい の持参 じさん も必須 ひっす となっている[ 11] 。予 よ 約 やく 販売 はんばい が行 おこな われていない頃 ころ には有名 ゆうめい な重 じゅう 賞 しょう 競走 きょうそう ともなると指定 してい 席 せき を買 か い求 もと める為 ため に開門 かいもん 前 まえ 、場合 ばあい によっては早朝 そうちょう から長蛇 ちょうだ の列 れつ となった。
一部 いちぶ の競馬 けいば 場 じょう には年間 ねんかん 指定 してい 席 せき などが設置 せっち されていたり逆 ぎゃく に指定 してい 席 せき が存在 そんざい しない、または存在 そんざい しても経費 けいひ 面 めん の都合 つごう などから現在 げんざい は開放 かいほう していない場合 ばあい がある。
たいていの競馬 けいば 場 じょう では様々 さまざま な店舗 てんぽ が入 はい っており、そこで有料 ゆうりょう の食事 しょくじ サービスが提供 ていきょう されている(指定 してい 席 せき エリアに指定 してい 席 せき 客 きゃく 専用 せんよう の食堂 しょくどう が存在 そんざい する競馬 けいば 場 じょう もある)。なお、食堂 しょくどう はスタンドの中 なか の他 ほか にも内馬場 うちばば などにも設置 せっち されている。多 おお くはラーメンや丼物 どんぶりもの 、ファストフード を中心 ちゅうしん とした軽食 けいしょく を食券 しょっけん 制 せい やセルフサービスで提供 ていきょう しているが一部 いちぶ では寿司 すし やステーキ、会席 かいせき 膳 ぜん などを出 だ す店舗 てんぽ も見 み られる。また、テナントとして有名 ゆうめい ホテルがレストラン を出店 しゅってん している所 ところ もある。近年 きんねん はネット投票 とうひょう の普及 ふきゅう などによる入場 にゅうじょう 者 しゃ 数 すう の減少 げんしょう から場内 じょうない 飲食 いんしょく 施設 しせつ の簡素 かんそ 化 か (フードコート 方式 ほうしき の導入 どうにゅう 、キッチンカー による非 ひ 固定 こてい 化 か など)や撤退 てったい も散見 さんけん される。
競馬 けいば 場 じょう の特徴 とくちょう あるメニューとしては「勝 か つ」にかけてカツレツ を用 もち いる料理 りょうり を「勝 かち 丼 どんぶり 」「勝 かち カレー 」などと称 しょう して販売 はんばい している店舗 てんぽ がよく見受 みう けられる。そして多 おお くの競馬 けいば 場 じょう にある種 しゅ の「名物 めいぶつ メニュー」が存在 そんざい し、多 おお くのファンの興味 きょうみ や人気 にんき を呼 よ んでいる。
競馬 けいば 場 じょう の名物 めいぶつ 食 た べ物 もの の例 れい
大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう では観戦 かんせん しながらバイキング を楽 たの しむことができるダイアモンドターンが設置 せっち されている[ 14] 。
一部 いちぶ の競馬 けいば 場 じょう ではアルコール飲料 いんりょう も販売 はんばい されるが、自動車 じどうしゃ での来場 らいじょう が多 おお い佐賀 さが 競馬 けいば 場 じょう 内 ない の食堂 しょくどう ・売店 ばいてん では飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 防止 ぼうし の観点 かんてん からアルコール飲料 いんりょう の販売 はんばい は禁止 きんし されている。
2004年 ねん 、BSE によるアメリカ産 さん 牛肉 ぎゅうにく の輸入 ゆにゅう 禁止 きんし に伴 ともな う牛丼 ぎゅうどん の一時 いちじ 販売 はんばい 停止 ていし が実施 じっし された際 さい 、競馬 けいば 場 じょう 内 ない にある「吉野家 よしのや 」の店舗 てんぽ では、牛丼 ぎゅうどん を食 た べることができたため一時 いちじ 的 てき に人気 にんき が急上昇 きゅうじょうしょう したこともある。これには競馬 けいば 場 じょう 側 がわ との契約 けいやく により牛丼 ぎゅうどん 以外 いがい の主要 しゅよう メニューが提供 ていきょう できないためという理由 りゆう もあった。
また、このように一般 いっぱん 的 てき な市街地 しがいち にあるチェーン店 てん などが入 はい っていても、契約 けいやく 上 じょう の都合 つごう から限定 げんてい されたメニューのみを提供 ていきょう している店舗 てんぽ もある。実例 じつれい として、JRAの競馬 けいば 場 じょう 内 ない に設置 せっち されているモスバーガー では看板 かんばん 商品 しょうひん の一 ひと つである「モスバーガー」が販売 はんばい されていない(地方 ちほう 競馬 けいば の大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう 内 ない のモスバーガーでは販売 はんばい されている)。また、モスバーガーのように通常 つうじょう の店舗 てんぽ では作 つく り置 お きをしないことで知 し られる店舗 てんぽ でも、競馬 けいば 場 じょう の中 なか という立地 りっち 的 てき な特殊 とくしゅ 事情 じじょう から例外 れいがい 的 てき に作 つく り置 お きを行 おこな っているものも存在 そんざい する。
阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう のターフィーショップ
このほか、スタンド内外 ないがい には弁当 べんとう の販売 はんばい 所 しょ 、新聞 しんぶん (競馬 けいば 新聞 しんぶん 、スポーツ新聞 しんぶん )の販売 はんばい 所 しょ 、コンビニエンスストア 、競馬 けいば グッズの販売 はんばい 所 しょ (中央 ちゅうおう 競馬 けいば ではターフィーショップという名称 めいしょう )など様々 さまざま な売店 ばいてん が設置 せっち されている。
このほか、競馬 けいば 場 じょう のインフォメーションセンターを兼 か ねたPR施設 しせつ などがある。
競走 きょうそう 馬 ば が滞在 たいざい するための施設 しせつ 。競馬 けいば 場 じょう が日常 にちじょう の調教 ちょうきょう を兼 か ねる競馬 けいば 場 じょう の場合 ばあい には、また日常 にちじょう の調教 ちょうきょう を兼 か ねない競馬 けいば 場 じょう の場合 ばあい でもトレーニングセンター から馬 うま 運 うん 車 しゃ で運 はこ ばれてきた競走 きょうそう 馬 ば が競走 きょうそう が行 おこな われるまで待機 たいき する場所 ばしょ として馬 うま 房 ぼう が設置 せっち される。
国際 こくさい 競走 きょうそう を行 おこな う競馬 けいば 場 じょう の場合 ばあい には検疫 けんえき の関係 かんけい で日本 にっぽん の競走 きょうそう 馬 ば と同 おな じ馬 ば 房 ぼう に入 い れることができないため、隔離 かくり できるような場所 ばしょ に検疫 けんえき 厩舎 きゅうしゃ が設 もう けられる。また、日本 にっぽん の競走 きょうそう 馬 ば でも外国 がいこく から帰国 きこく して次 つぎ 走 はし の出走 しゅっそう 期間 きかん が短 みじか い場合 ばあい (これは届出 とどけで が必要 ひつよう )、着地 ちゃくち 検疫 けんえき を検疫 けんえき 馬 ば 房 ぼう で受 う けるために競馬 けいば 場 じょう の検疫 けんえき 馬 ば 房 ぼう に入 はい る場合 ばあい がある。コスモバルク やディープインパクト が入 にゅう 厩 うまや したことがある。
検量 けんりょう した鞍 くら を着 つ ける場所 ばしょ 。係員 かかりいん がいる場所 ばしょ でなければ競走 きょうそう 馬 ば に鞍 くら をつけることが出来 でき ない。
東京競馬場 とうきょうけいばじょう のバドック
下見 したみ 所 しょ (したみじょ)とも呼 よ ばれ、出走 しゅっそう 直前 ちょくぜん の競走 きょうそう 馬 ば が周回 しゅうかい する場所 ばしょ 。パドック とも呼 よ ばれる。通常 つうじょう はトラック状 じょう に舗装 ほそう された部分 ぶぶん を、厩 うまや 務 つとむ 員 いん や調教 ちょうきょう 助手 じょしゅ などに引 ひ かれて競走 きょうそう 馬 ば が周回 しゅうかい する。馬券 ばけん を購入 こうにゅう する場合 ばあい にはパドックが競走 きょうそう 馬 ば の体調 たいちょう を見極 みきわ めるための場所 ばしょ となる。
競走 きょうそう 馬 ば は誰 だれ も騎乗 きじょう していない状態 じょうたい で周回 しゅうかい を始 はじ め、途中 とちゅう で騎手 きしゅ が騎乗 きじょう し、そのままの状態 じょうたい でコースへと向 む かう。
日本 にっぽん の競馬 けいば 場 じょう の場合 ばあい 、多 おお くはスタンド隣接 りんせつ 地 ち やコース外周 がいしゅう 部 ぶ に隣接 りんせつ する場所 ばしょ に設置 せっち されているが笠松 かさまつ 競馬 けいば 場 じょう はコース内側 うちがわ に設置 せっち されている。
騎手 きしゅ の検量 けんりょう を行 おこな う検量 けんりょう 室 しつ や審議 しんぎ 、着 ちゃく 順 じゅん の確定 かくてい などを行 おこな う審判 しんぱん 室 しつ は、いわば競馬 けいば 運営 うんえい の中枢 ちゅうすう である。これらの部屋 へや はスタンドと一体 いったい となっている競馬 けいば 場 じょう と、なっていない競馬 けいば 場 じょう が存在 そんざい する。当然 とうぜん 、これらの施設 しせつ は関係 かんけい 者 しゃ しか立 た ち入 い ることが出来 でき ない。
東京競馬場 とうきょうけいばじょう 、中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう はスタンドと一体 いったい となっており、新 しん スタンド1Fには一般 いっぱん の観客 かんきゃく が検量 けんりょう 室 しつ などをガラス越 ご しにみることができる「ホースプレビュー(東京 とうきょう )」「勝 か ち馬 ば ビュー(中京 ちゅうきょう )」というスポットがそれぞれある。
競馬 けいば の公正 こうせい 確保 かくほ を目的 もくてき として外部 がいぶ の第三者 だいさんしゃ との接触 せっしょく を防 ふせ ぎ、騎手 きしゅ の体調 たいちょう 管理 かんり を行 おこな うため、競馬 けいば 騎乗 きじょう 予定 よてい の騎手 きしゅ が原則 げんそく として騎乗 きじょう 前日 ぜんじつ 21時 じ より入 はい ることを義務 ぎむ づけられている施設 しせつ 。
1965年 ねん の山岡 やまおか 事件 じけん を契機 けいき に、アメリカのシステムを参考 さんこう に全国 ぜんこく の競馬 けいば 場 じょう に設置 せっち された[ 15] 。ただし地方 ちほう 競馬 けいば の場合 ばあい 、南関東 みなみかんとう 地方 ちほう 競馬 けいば のように連日 れんじつ 開催 かいさい が続 つづ く地域 ちいき ではこれでは騎手 きしゅ がほとんど帰宅 きたく できなくなってしまうため、別途 べっと 自宅 じたく 待機 たいき の制度 せいど を定 さだ めている地区 ちく もある。
なお、中央 ちゅうおう 競馬 けいば では2020年 ねん 4月 がつ から5月 がつ および同年 どうねん 9月 がつ 以降 いこう 、新型 しんがた コロナウイルスの感染 かんせん リスクの軽減 けいげん ・分散 ぶんさん を理由 りゆう に特例 とくれい 的 てき な措置 そち として、JRAが認 みと めた自宅 じたく やホテルなど所定 しょてい の場所 ばしょ を「認定 にんてい 調整 ちょうせい ルーム」とし、騎乗 きじょう 当日 とうじつ に「認定 にんてい 調整 ちょうせい ルーム」から競馬 けいば 場 じょう への移動 いどう を認 みと める運用 うんよう が当面 とうめん の間 あいだ 、継続 けいぞく 的 てき に実施 じっし されている[ 16] 。
中央 ちゅうおう 競馬 けいば の場合 ばあい 、各 かく 競馬 けいば 場 じょう の他 ほか 、栗東 りっとう ・美浦 みほ 両 りょう トレーニングセンターに設置 せっち されている。トレセン調整 ちょうせい ルームは、騎乗 きじょう 予定 よてい の競馬 けいば 場 じょう が東京 とうきょう ・中山 なかやま の場合 ばあい は美浦 みほ 、中京 ちゅうきょう ・京都 きょうと ・阪神 はんしん の場合 ばあい は栗東 りっとう のトレーニングセンターが利用 りよう 可能 かのう 。この場合 ばあい 、早朝 そうちょう の調教 ちょうきょう で騎乗 きじょう した後 のち 、マイカーもしくはJRAが手配 てはい したタクシーで騎乗 きじょう 予定 よてい の競馬 けいば 場 じょう に移動 いどう する[ 17] 。
通常 つうじょう は一般 いっぱん に公開 こうかい される事 こと はないが、2019年 ねん 1月 がつ 20日 はつか 放送 ほうそう のフジテレビ の番組 ばんぐみ 『馬 うま 好 こう 王国 おうこく 〜UmazuKingdom〜 』にて、福永 ふくなが 祐一 ゆういち と藤田 ふじた 菜 さい 七 なな 子 し の案内 あんない で中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう の建物 たてもの 内 ない が公開 こうかい されている[ 18] [ 19] 。ここではそれをまとめたものである。
入室 にゅうしつ 制限 せいげん
入室 にゅうしつ 出来 でき るのは騎手 きしゅ (地方 ちほう 競馬 けいば や海外 かいがい 競馬 けいば 所属 しょぞく を含 ふく む)、JRA職員 しょくいん 、施設 しせつ 運営 うんえい の業者 ぎょうしゃ のみ。
馬主 ばしゅ ・調教 ちょうきょう 師 し 等 とう の厩舎 きゅうしゃ 関係 かんけい 者 しゃ や家族 かぞく も一切 いっさい 入室 にゅうしつ 禁止 きんし 。
騎手 きしゅ も一度 いちど 入室 にゅうしつ したら、翌朝 よくあさ まで建物 たてもの から出 で る事 こと が一切 いっさい 禁止 きんし される(トレセンの場合 ばあい は早朝 そうちょう の調教 ちょうきょう のみ外出 がいしゅつ 可能 かのう )。
貴重 きちょう 品 ひん 入 い れ(セーフティボックス)
財布 さいふ 、腕時計 うでどけい 、携帯 けいたい 電話 でんわ 等 とう 通信 つうしん 機器 きき をこの暗証 あんしょう 番号 ばんごう 付 つ きロッカー に入 い れる。特 とく に通信 つうしん 機器 きき は、外部 がいぶ との接触 せっしょく を完全 かんぜん に遮断 しゃだん する為 ため 、持 も ち込 こ みが禁止 きんし され、インターネットの使用 しよう も禁止 きんし されている。そのため、レース終了 しゅうりょう 後 ご までここに預 あづ ける事 こと になる。
トレセンの場合 ばあい は競馬 けいば 場 じょう への移動 いどう がある為 ため 、一度 いちど 返却 へんきゃく され、競馬 けいば 場 じょう に到着 とうちゃく 次第 しだい 、再度 さいど 預 あづ ける。
通信 つうしん 対応 たいおう でなければゲーム機 はた やポータブルDVDプレーヤー 等 ひとし の持 も ち込 こ みは可能 かのう 。
食堂 しょくどう 兼 けん 娯楽 ごらく 室 しつ
夕食 ゆうしょく と朝食 ちょうしょく をここで取 と る。日替 ひが わり定食 ていしょく や一品 いっぴん 料理 りょうり 等 とう が外部 がいぶ より格安 かくやす で提供 ていきょう され、郷土 きょうど 料理 りょうり が出 で る競馬 けいば 場 じょう もある(例 れい :中京 ちゅうきょう で出 で る味噌 みそ 煮込 にこ みうどん )。
昼食 ちゅうしょく はジョッキールームに併設 へいせつ された食堂 しょくどう で取 と る。
門限 もんげん が21時 じ までと、他 た の公営 こうえい 競技 きょうぎ に比 くら べて遅 おそ いため、外 そと で夕食 ゆうしょく を取 と ってから調整 ちょうせい ルームに入 はい る騎手 きしゅ もいる。
飲食 いんしょく 物 ぶつ はアルコールも含 ふく め、外部 がいぶ からの持 も ち込 こ みも可能 かのう (競輪 けいりん など他 た の公営 こうえい 競技 きょうぎ では、ドーピング 防止 ぼうし の観点 かんてん から、生物 せいぶつ やアルコール類 るい など外部 がいぶ からの持 も ち込 こ みが禁止 きんし されている競技 きょうぎ もある[ 20] )。
財布 さいふ を預 あづ けているため、料金 りょうきん は菓子 かし ・ドリンク類 るい を含 ふく め、レース終了 しゅうりょう 後 ご 、帰宅 きたく 前 まえ に精算 せいさん する。
娯楽 ごらく 室 しつ にはテレビと将棋 しょうぎ 盤 ばん 、各 かく 新聞 しんぶん 社 しゃ から提供 ていきょう される一般 いっぱん 紙 し ・スポーツ紙 し ・競馬 けいば 新聞 しんぶん 等 ひとし が置 お かれている。
居室 きょしつ
全 すべ て個室 こしつ である(他 た の公営 こうえい 競技 きょうぎ は、競輪 けいりん とオートレース は4人 にん 部屋 へや の相部屋 あいべや がほとんど。競艇 きょうてい は2〜3人 にん 一 いち 部屋 へや で就寝 しゅうしん スペースのみ個室 こしつ の半 はん 個室 こしつ 型 がた )。
畳 たたみ 四畳半 よじょうはん にテレビと布団 ふとん とテーブルだけの簡素 かんそ なもの。エアコンとインターホン完備 かんび 。
騎手 きしゅ の好 この みに応 おう じて、和室 わしつ と洋室 ようしつ (ベッド付 つ き)、禁煙 きんえん ・喫煙 きつえん が選択 せんたく 出来 でき る。
浴場 よくじょう
体重 たいじゅう を調整 ちょうせい するためのサウナ も完備 かんび されている。
室内 しつない の温度 おんど ・湿度 しつど は高 たか めに設定 せってい されている。
騎手 きしゅ の控室 ひかえしつ 。食堂 しょくどう 、仮眠 かみん 室 しつ 、浴室 よくしつ 、簡易 かんい トレーニングルームなどが備 そな わる[ 17] 。
トラック状 じょう の馬場 ばば の内側 うちがわ を内馬場 うちばば と呼 よ ぶ。内馬場 うちばば もスタンド同様 どうよう に一般 いっぱん の観客 かんきゃく が立 た ち入 い ることが出来 でき るエリアとし投票 とうひょう 所 しょ 、食堂 しょくどう 、売店 ばいてん を設 もう けている競馬 けいば 場 じょう が多 おお いが調教 ちょうきょう 施設 しせつ などを設置 せっち し観客 かんきゃく が立 た ち入 い れない競馬 けいば 場 じょう (新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう )や駐車 ちゅうしゃ 場 じょう に利用 りよう されている競馬 けいば 場 じょう (川崎 かわさき 競馬 けいば 場 じょう )、広大 こうだい な池 いけ が設置 せっち されている競馬 けいば 場 じょう (京都競馬場 きょうとけいばじょう )、民間 みんかん の所有 しょゆう 地 ち として田畑 たはた が広 ひろ がる競馬 けいば 場 じょう (笠松 かさまつ 競馬 けいば 場 じょう )、遊具 ゆうぐ を設置 せっち し遊 ゆう 園地 えんち として平日 へいじつ も開放 かいほう している競馬 けいば 場 じょう (中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう )など様々 さまざま な用途 ようと に使 つか われる。
オッズ板 ばん
トータボードとも呼 よ ばれ、次 つぎ に行 おこな われるレースに出走 しゅっそう する競走 きょうそう 馬 ば の競走 きょうそう 馬 ば 名 めい や馬 うま 体重 たいじゅう 、背 せ 負 お わされる斤量 きんりょう 、騎乗 きじょう する騎手 きしゅ の名前 なまえ 、馬券 ばけん のオッズ(倍率 ばいりつ )などの情報 じょうほう を表示 ひょうじ する掲示板 けいじばん 。下見 したみ 所 しょ (パドック)の側 がわ にある。古 ふる くは黒板 こくばん にチョークで手書 てが きされた掲示板 けいじばん であったが後 のち に電光 でんこう 掲示板 けいじばん となり、現在 げんざい ではフルカラーLED 仕様 しよう の掲示板 けいじばん が設置 せっち されている競馬 けいば 場 じょう もある。LED仕様 しよう の掲示板 けいじばん では映像 えいぞう を放映 ほうえい することも可能 かのう となっている。
ターフビジョン
主 おも にスタンド前 まえ や馬場内 ばばうち 地区 ちく 、競馬 けいば 場 じょう によってはパドック付近 ふきん にいる来場 らいじょう 者 しゃ に情報 じょうほう を提供 ていきょう するために設置 せっち される。レース映像 えいぞう や馬場 ばば 入場 にゅうじょう の放映 ほうえい 、払戻金 はらいもどしきん の表示 ひょうじ 等 とう を行 おこな う。
同 どう 装置 そうち は、1988年 ねん より中央 ちゅうおう 競馬 けいば では「ターフビジョン」と総称 そうしょう されるようになった。
日本 にっぽん で初 はじ めて大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち が設置 せっち されたのは東京競馬場 とうきょうけいばじょう で、1984年 ねん 10月のことである。大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち が設置 せっち されるまで、向 こう 正面 しょうめん の攻防 こうぼう は、双眼鏡 そうがんきょう を手 て にしながら見 み るしかなかったために、大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち の設置 せっち によって競馬 けいば 観戦 かんせん のスタイルが一新 いっしん された。大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち が設置 せっち されて初 はじ めて行 おこな われた重 じゅう 賞 しょう である毎日 まいにち 王冠 おうかん では、3〜4コーナーにかけて一気 いっき に捲 めく りを見 み せたミスターシービー の走 はし りが大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち に映 うつ し出 だ された時 とき に、場内 じょうない から大 だい 歓声 かんせい が沸 わ きあがったという。
2006年 ねん 秋季 しゅうき に、東京競馬場 とうきょうけいばじょう に設置 せっち された三菱電機 みつびしでんき 製 せい ターフビジョンが面積 めんせき 660 m2 で世界 せかい 最大 さいだい の大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち となった(2007年 ねん 秋 あき に京都競馬場 きょうとけいばじょう にも東芝 とうしば 製 せい 大型 おおがた ターフビジョンを設置 せっち )。地方 ちほう 競馬 けいば では、川崎 かわさき 競馬 けいば 場 じょう にあるFUJITSU 製 せい 「キングビジョン」が面積 めんせき 496 m2 、最大 さいだい 視認 しにん 距離 きょり は250 mで、設置 せっち 当時 とうじ は世界 せかい 最大 さいだい であった。
また、ホッカイドウ競馬 けいば では、経費 けいひ 削減 さくげん の観点 かんてん から、門別 もんべつ 競馬 けいば 場 じょう には大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち が存在 そんざい せず、可動 かどう 式 しき の映像 えいぞう 装置 そうち を使用 しよう する。札幌 さっぽろ 競馬 けいば 場 じょう には、設備 せつび として大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち が存在 そんざい するが、ホッカイドウ競馬 けいば の場外 じょうがい 発売 はつばい 所 しょ として使用 しよう する場合 ばあい は大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち を使 つか わず、可動 かどう 式 しき 映像 えいぞう 装置 そうち を使用 しよう する。
レース走行 そうこう 中 ちゅう は先行 せんこう の3頭 とう 、入線 にゅうせん 後 ご は上位 じょうい 5着 ちゃく までの着 ちゃく 順 じゅん が点滅 てんめつ しながら表示 ひょうじ される。最近 さいきん では、着 ちゃく 順 じゅん 掲示板 けいじばん が大型 おおがた 映像 えいぞう 装置 そうち と一体 いったい となって設置 せっち されている場合 ばあい が多 おお い(東京競馬場 とうきょうけいばじょう や船橋競馬場 ふなばしけいばじょう など)。
2014年 ねん 7月 がつ よりJRA全 すべ ての競馬 けいば 場 じょう では、フルカラーLEDを使用 しよう して、レースの着 ちゃく 順 じゅん が確定 かくてい した時 とき には赤色 あかいろ を背景 はいけい に白 しろ 抜 ぬ き文字 もじ で「確定 かくてい 」が表示 ひょうじ され、着 ちゃく 順 じゅん 表示 ひょうじ の点滅 てんめつ が止 と まり、審議 しんぎ が行 おこな われている時 とき は、青色 あおいろ を背景 はいけい に白 しろ 抜 ぬ き文字 もじ で「審議 しんぎ 」の文字 もじ が表示 ひょうじ され、着 ちゃく 順 じゅん が点滅 てんめつ するものになっている。
他 た には着 き 差 さ やレースのタイム、馬場 ばば 状態 じょうたい 等 とう が掲示 けいじ されている。フルカラーLED採用 さいよう 前 まえ のタイプは、レースの着 ちゃく 順 じゅん が確定 かくてい した時 とき に「確 かく 」の文字 もじ が表示 ひょうじ され赤 あか ランプが点灯 てんとう し、着 ちゃく 順 じゅん 表示 ひょうじ の点滅 てんめつ が止 と まり、審議 しんぎ が行 おこな われている時 とき には「審 しん 」の文字 もじ が表示 ひょうじ され青 あお ランプが点灯 てんとう するものだった。なお、審議 しんぎ により降着 こうちゃく 等 とう があって、レースが確定 かくてい した場合 ばあい に用 もち いられていた、上 うえ が赤 あか で下 した が緑 みどり のランプ は、中央 ちゅうおう 競馬 けいば 全 ぜん 場 ば で使用 しよう されないことになった。
地方 ちほう 競馬 けいば では点滅 てんめつ やランプ色 しょく 、未 み 確定 かくてい 時 じ の表示 ひょうじ 方法 ほうほう などについては、競馬 けいば 場 じょう により異 こと なる。色 いろ ランプが無 な く文字 もじ のみの所 ところ が多 おお く、未 み 確定 かくてい 時 じ には「未 み 」「通過 つうか 」などの文字 もじ が表示 ひょうじ される所 ところ もある。
中山 なかやま のウイナーズサークル
レースで優勝 ゆうしょう した競走 きょうそう 馬 ば の関係 かんけい 者 しゃ (調教 ちょうきょう 師 し 、厩 うまや 務 つとむ 員 いん 、馬主 ばしゅ 、生産 せいさん 者 しゃ など)を表彰 ひょうしょう するための場所 ばしょ 。各種 かくしゅ イベントの際 さい に使用 しよう されることもある。中央 ちゅうおう 競馬 けいば の競馬 けいば 場 じょう では「ウイナーズサークル」と呼称 こしょう する。
大都市 だいとし 部 ぶ 以外 いがい の競馬 けいば 場 じょう では数 すう 千 せん 台 だい 規模 きぼ の駐車 ちゅうしゃ 場 じょう を整備 せいび している所 ところ も珍 めずら しくなく、最大 さいだい とされる佐賀 さが 競馬 けいば 場 じょう は収容 しゅうよう 台数 だいすう 1万 まん 台 だい という巨大 きょだい 駐車 ちゅうしゃ 場 じょう を整備 せいび している。競馬 けいば 場 じょう の馬場 ばば の内側 うちがわ にも来場 らいじょう 者 しゃ 用 よう の駐車 ちゅうしゃ 場 じょう を設置 せっち している所 ところ も見 み られる。
後述 こうじゅつ の送迎 そうげい バスを運行 うんこう している競馬 けいば 場 じょう の多 おお くでは入場 にゅうじょう 門 もん 付近 ふきん にターミナルが設置 せっち され、来場 らいじょう 者 しゃ の乗降 じょうこう が行 おこな われる。また、大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう などではこのターミナルが非 ひ 開催 かいさい 日 び にもバスターミナルとして使用 しよう されており、都営 とえい バス の一般 いっぱん 路線 ろせん (品 しな 93 :目黒 めぐろ 駅 えき 〜品川 しながわ 駅 えき 〜大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう )の折 おり 返 かえし 場 じょう としても使用 しよう されている。
自動車 じどうしゃ を利用 りよう して来場 らいじょう する場合 ばあい には駐車 ちゅうしゃ 場 じょう の確保 かくほ が問題 もんだい となる。前述 ぜんじゅつ のように敷地 しきち 内 ない に駐車 ちゅうしゃ 場 じょう を整備 せいび している競馬 けいば 場 じょう もあるほか、周囲 しゅうい や隣接 りんせつ 地 ち に駐車 ちゅうしゃ 場 じょう が用意 ようい されている場合 ばあい もある。ただしその規模 きぼ は競馬 けいば 場 じょう の立地 りっち 条件 じょうけん によって大 おお きく異 こと なり、特 とく に大都市 だいとし 圏 けん の競馬 けいば 場 じょう ではその規模 きぼ や来場 らいじょう 者 しゃ 数 すう に対 たい して駐車 ちゅうしゃ 場 じょう の収容 しゅうよう 能力 のうりょく が全 まった く不足 ふそく しており開催 かいさい 日 び には周辺 しゅうへん 地域 ちいき に激 はげ しい渋滞 じゅうたい を起 お こしている競馬 けいば 場 じょう も見 み られる。そのため、一般 いっぱん の来場 らいじょう 者 しゃ に対 たい しては電車 でんしゃ などの公共 こうきょう 交通 こうつう 機関 きかん での来場 らいじょう をPRする場内 じょうない 放送 ほうそう を恒常 こうじょう 的 てき に流 なが している競馬 けいば 場 じょう も少 すく なくない。また、多 おお くの競馬 けいば 場 じょう では至近 しきん の駐車 ちゅうしゃ 場 じょう は関係 かんけい 者 しゃ や馬主 ばしゅ の専用 せんよう 駐車 ちゅうしゃ 場 じょう として使用 しよう されている。他方 たほう 、市街地 しがいち に所在 しょざい する競馬 けいば 場 じょう では、駐車 ちゅうしゃ 場 じょう 用地 ようち の不足 ふそく を補 おぎな うために立体 りったい 化 か したりといったことが行 おこな われている。なお、競馬 けいば 場 じょう が自前 じまえ で用意 ようい している駐車 ちゅうしゃ 場 じょう の他 ほか にも周辺 しゅうへん では民間 みんかん の有料 ゆうりょう 1日 にち 駐車 ちゅうしゃ 場 じょう が多 おお く見 み られる。
多 おお くの競馬 けいば 場 じょう では、開催 かいさい 日 び には最 さい 寄 よせ の鉄道 てつどう 駅 えき との間 あいだ を連絡 れんらく する送迎 そうげい バスを運行 うんこう している。特 とく に鉄道 てつどう 駅 えき と大 おお きく離 はな れている門別 もんべつ 競馬 けいば 場 じょう は札幌 さっぽろ 駅 えき から[ 注 ちゅう 14] 、名古屋 なごや 競馬 けいば 場 じょう (愛知 あいち 県 けん 弥富 やとみ 市 し への移転 いてん 後 ご )は名古屋 なごや 駅 えき や旧 きゅう 名古屋 なごや 競馬 けいば 場 じょう (現 げん :サンアール名古屋 なごや )などから比較的 ひかくてき 長距離 ちょうきょり の送迎 そうげい バスが運行 うんこう されている。
競馬 けいば 場 じょう へのアクセスを主 おも 目的 もくてき として設置 せっち されている鉄道 てつどう の駅 えき および路線 ろせん 、路面 ろめん 電車 でんしゃ の停留所 ていりゅうじょ が存在 そんざい する。中 なか には改札 かいさつ 口 くち などの駅 えき 構造 こうぞう に余裕 よゆう を持 も たせて、メインレース後 ご などの一時 いちじ 的 てき な大量 たいりょう の乗客 じょうきゃく を確実 かくじつ に捌 さば けるだけの設備 せつび が確保 かくほ されている駅 えき もある。
札幌 さっぽろ 競馬 けいば 場 じょう
函館 はこだて 競馬 けいば 場 じょう
東京競馬場 とうきょうけいばじょう
中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう
船橋 ふなばし 法典 ほうてん 駅 えき (JR東日本 ひがしにっぽん 武蔵野線 むさしのせん 、中山 なかやま 競馬 けいば 開催 かいさい 時 じ ・場外 じょうがい 発売 はつばい 時 じ は臨時 りんじ 改札 かいさつ 口 こう から競馬 けいば 場 じょう に直結 ちょっけつ する専 せん 用地 ようち 下 か 通路 つうろ 「ナッキーモール」を利用 りよう できる)
東中山 ひがしなかやま 駅 えき (京成 けいせい 本線 ほんせん 、元来 がんらい は中山 なかやま 競馬場前 けいばじょうまえ 駅 えき の名 な で臨時 りんじ 駅 えき として開設 かいせつ され、常設 じょうせつ 駅 えき 昇格 しょうかく 時 じ に現在 げんざい の東中山 ひがしなかやま 駅 えき に改名 かいめい されている。中山 なかやま 競馬 けいば 開催 かいさい 時 じ は一部 いちぶ 特急 とっきゅう 列車 れっしゃ が臨時 りんじ 停車 ていしゃ となる)
船橋競馬場 ふなばしけいばじょう
船橋競馬場 ふなばしけいばじょう 駅 えき (京成 けいせい 本線 ほんせん 、競馬 けいば 場 じょう 開設 かいせつ により花輪 はなわ 駅 えき から改称 かいしょう 。ただし特急 とっきゅう 停車駅 ていしゃえき ではない)
大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう
中京 ちゅうきょう 競馬 けいば 場 じょう
笠松 かさまつ 競馬 けいば 場 じょう
京都競馬場 きょうとけいばじょう
淀 よど 駅 えき (京阪本線 けいはんほんせん 。京都 きょうと 競馬 けいば 開催 かいさい 時 じ ・場外 じょうがい 発売 はつばい 時 じ のみ使用 しよう される臨時 りんじ 改札 かいさつ 口 こう があり、連絡 れんらく 通路 つうろ で入場 にゅうじょう 門 もん ・ステーションゲート2階 かい へ直結 ちょっけつ している。京都 きょうと 競馬 けいば 開催 かいさい 日 び について快速 かいそく 急行 きゅうこう ・急行 きゅうこう が臨時 りんじ 停車 ていしゃ する)
園田 そのだ 競馬 けいば 場 じょう
姫路 ひめじ 競馬 けいば 場 じょう
阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう
小倉 おぐら 競馬 けいば 場 じょう
「競馬 けいば 場 じょう 」の名 な は駅名 えきめい に冠 かん していないが、開催 かいさい 日 び や場外 じょうがい 発売 はつばい 日 び にのみ使用 しよう される改札 かいさつ 口 こう や競馬 けいば 場 じょう への専用 せんよう 通路 つうろ が整備 せいび されている最寄駅 もよりえき も存在 そんざい する(府中 ふちゅう 本町 ほんちょう 駅 えき 、淀 よど 駅 えき 、仁川 にがわ 駅 えき など)。また、競馬 けいば 場 じょう に近接 きんせつ するものの競馬 けいば 場 じょう の名 な を冠 かん さず競馬 けいば 場 じょう のための特別 とくべつ の案内 あんない や設備 せつび は臨時 りんじ 出札 しゅっさつ 口 こう 程度 ていど で特段 とくだん 行 い っていないが、開催 かいさい 時 じ には最寄駅 もよりえき として機能 きのう する駅 えき もある(川崎 かわさき 競馬 けいば 場 じょう 最 さい 寄 よせ の京急 けいきゅう 港町 みなとちょう 駅 えき )。中 なか には中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう 最 さい 寄 よせ の船橋 ふなばし 法典 ほうてん 駅 えき のように競馬 けいば 場 じょう への専用 せんよう 改札 かいさつ 口 こう から競馬 けいば 場 じょう までの長 なが さ1キロ弱 じゃく の専 せん 用地 ようち 下 か 通路 つうろ など、大量 たいりょう の来場 らいじょう 者 しゃ をスムーズに誘導 ゆうどう するための大 だい 規模 きぼ な設備 せつび がなされている場所 ばしょ も見 み られる。
競馬 けいば 場 じょう の廃止 はいし ・移転 いてん と跡地 あとち [ 編集 へんしゅう ]
廃止 はいし ・移転 いてん された競馬 けいば 場 じょう 跡地 あとち が区画 くかく 整理 せいり されず住宅 じゅうたく 地 ち 化 か された場合 ばあい 、走路 そうろ の全部 ぜんぶ または一部 いちぶ が道路 どうろ に転用 てんよう され、楕円 だえん 形 がた の街並 まちな みが形成 けいせい されることがある。岡山大学 おかやまだいがく 准 じゅん 教授 きょうじゅ の樋口 ひぐち 輝久 てるひさ らが2014年 ねん 、農地 のうち や公園 こうえん など以外 いがい に跡地 あとち が使 つか われた全国 ぜんこく の競馬 けいば 場 じょう 跡 あと 158カ所 かしょ を航空 こうくう 写真 しゃしん などから調 しら べたところ、32カ所 かしょ で走路 そうろ の痕跡 こんせき が確認 かくにん され、このうち松江 まつえ 競馬 けいば 場 じょう 跡 あと (島根 しまね 県 けん 松江 まつえ 市 し )はほぼ完全 かんぜん に残 のこ り、青森 あおもり 競馬 けいば 場 じょう 跡 あと (青森 あおもり 市 し )や鹿屋 かのや 競馬 けいば 場 じょう 跡 あと (鹿児島 かごしま 県 けん 鹿屋 かのや 市 し )では9割 わり 程度 ていど が残 のこ っており、迷 まよ い込 こ んで同 おな じ道 どう を何 なん 度 ど も回 まわ ってしまう自動車 じどうしゃ や自転車 じてんしゃ も見 み かけられる[ 22] 。
^ このハミルトンパーク競馬 けいば 場 じょう では長距離 ちょうきょり の競走 きょうそう の場合 ばあい 、まずはホームストレッチをゴールに背 せ を向 む けてスタートし折 お り返 かえ しコースを右 みぎ 回 まわ りにUターンしてホームストレッチに戻 もど ってくる。
^ a b c 現在 げんざい の大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう で採用 さいよう 。また、かつての東京競馬場 とうきょうけいばじょう の芝 しば コース及 およ びフランスのメゾンラフィット競馬 けいば 場 じょう (2019年 ねん に競馬 けいば 開催 かいさい 終了 しゅうりょう )も両 りょう 回 まわ りコースとなっていた。
^ 中央 ちゅうおう 競馬 けいば において逆 ぎゃく 回 まわ りコースに改修 かいしゅう された新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう ではスパイラルカーブは採用 さいよう されていない。
^ 現在 げんざい も残 のこ る当時 とうじ の実況 じっきょう フィルムではスタートを「発 はつ 馬 ば 」、ゴールを「決勝 けっしょう 線 せん 」という用語 ようご に置 お き換 か えていた。
^ 障害 しょうがい コースならびに海外 かいがい の競馬 けいば 場 じょう ではコースの途中 とちゅう の一部分 いちぶぶん で芝 しば あるいはダートを跨 また ぐ例 れい があるが中央 ちゅうおう 競馬 けいば の平地 ひらち 競走 きょうそう ではコース途中 とちゅう で部分 ぶぶん 的 てき に異 こと なる走路 そうろ を跨 また ぐコースは設定 せってい されていない。
^ 中央 ちゅうおう 競馬 けいば では現在 げんざい すべての競馬 けいば 場 じょう で移動 いどう 柵 しがらみ が採用 さいよう されているため正確 せいかく には「仮 かり 柵 しがらみ 」ではない。
^ 中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう の芝 しば 外回 そとまわ りコースを使用 しよう する障害 しょうがい コースは移動 いどう 柵 しがらみ の位置 いち により10mないし20mの差 さ が生 しょう じる場合 ばあい がある。
^ ただし障害 しょうがい 専用 せんよう コースには設置 せっち されず、障害 しょうがい 競走 きょうそう の場合 ばあい は基本 きほん 的 てき に最終 さいしゅう のコーナーで外側 そとがわ のダートコースもしくは芝 しば コースに進出 しんしゅつ して決勝 けっしょう 線 せん を目指 めざ す。
^ 両 りょう 回 まわ りコースが採用 さいよう されている大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう では決勝 けっしょう 線 せん が同 どう 一 いち 走路 そうろ 上 じょう に2箇所 かしょ にあるが、2021年 ねん 時点 じてん 、左 ひだり 回 まわ りコースの決勝 けっしょう 線 せん のゴール板 ばん は調教 ちょうきょう 用 よう 走路 そうろ (競走 きょうそう 用 よう 走路 そうろ の内側 うちがわ )の内側 うちがわ に設置 せっち されている。
^ 小型 こがた タイヤが付 つ いていて、人力 じんりき によって移動 いどう させる事 こと は可能 かのう だった。
^ a b 両 りょう 回 まわ りコースが採用 さいよう されている大井 おおい 競馬 けいば 場 じょう が該当 がいとう 。
^ 2023年 ねん は東京 とうきょう 優 ゆう 駿 しゅん (日本 にほん ダービー)・天皇 てんのう 賞 しょう (秋 あき )・ジャパンカップ開催 かいさい 日 び の東京競馬場 とうきょうけいばじょう 、皐月 さつき 賞 しょう ・有馬 ありま 記念 きねん (グランプリ)開催 かいさい 日 び の中山 なかやま 競馬 けいば 場 じょう 、天皇 てんのう 賞 しょう (春 はる )開催 かいさい 日 び の京都競馬場 きょうとけいばじょう 、宝塚 たからづか 記念 きねん 開催 かいさい 日 び の阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう 。
^ 2023年 ねん はリニューアルオープンとなった第 だい 1回 かい 京都 きょうと 競馬 けいば 開 ひらけ 第 だい 1週 しゅう が対象 たいしょう となった。
^ 新型 しんがた コロナウイルス感染 かんせん 拡大 かくだい の影響 えいきょう のため運行 うんこう を休止 きゅうし していたが、2023年 ねん 4月 がつ より運行 うんこう を再開 さいかい している。