若わかい読者どくしゃのための短編たんぺん小説しょうせつ案内あんない

若わかい読者どくしゃのための短編たんぺん小説しょうせつ案内あんない
著者ちょしゃ	村上むらかみ春樹はるき
発行はっこう日び	1997年ねん10月8日にち
発行はっこう元もと	文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう
ジャンル	評論ひょうろん
国くに	日本にっぽん
言語げんご	日本語にほんご
形態けいたい	並なみ製本せいほん
ページ数すう	272
コード	ISBN 978-4-16-353320-9
ウィキポータル 文学ぶんがく
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『若わかい読者どくしゃのための短編たんぺん小説しょうせつ案内あんない』（わかいどくしゃのためのたんぺんしょうせつあんない）は、村上むらかみ春樹はるきの読書どくしょ案内あんない書しょ。

1997年ねん10月8日にち、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅうより刊行かんこうされた。装丁そうていは渡辺わたなべ和雄かずお。本書ほんしょは、同社どうしゃのPR誌し『本ほんの話はなし』（1996年ねん1月がつ号ごう - 1997年ねん2月がつ号ごう）に連載れんさいされた文章ぶんしょうをまとめたものである。2004年ねん10月8日にち、文春ぶんしゅん文庫ぶんことして文庫ぶんこ化かされた。2015年ねん11月21日にち、電子でんし書籍しょせき版はんが配信はいしん開始かいしされる。

第だい三さんの新人しんじんを中心ちゅうしんに6人にんの作家さっかの各かく1作品さくひんを取とり上あげて論ろんじている。本書ほんしょの元もとになっているものは村上むらかみがプリンストン大学ぷりんすとんだいがくとタフツ大学だいがくで行おこなった「授業じゅぎょう（らしきもの）」、および帰国きこく後ごに文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう社しゃで1年間ねんかんにわたって定期ていき的てきに行いったディスカッションである。文章ぶんしょうがしゃべり言葉ことばであるのはそのため。付録ふろくの「読書どくしょの手引てびき」を作成さくせいしたのは、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう出版しゅっぱん部ぶの社員しゃいん。

取とり上あげている作品さくひん

• 吉行よしゆき淳之介じゅんのすけ 『水みずの畔ほとりり』
• 小島こじま信夫しのぶ 『馬うま』
• 安岡やすおか章太郎しょうたろう 『ガラスの靴くつ』
• 庄野しょうの潤じゅん三さん 『静物せいぶつ』
• 丸谷まるや才一さいいち 『樹影じゅえい譚たん』
• 長谷川はせがわ四郎しろう 『阿久あく正ただしの話はなし』

備考びこう

• 文庫ぶんこ化かに際さいし、「僕ぼくにとっての短編たんぺん小説しょうせつ」と題だいする序文じょぶんが付ふされた。また、丸谷まるや才一さいいちの『樹影じゅえい譚たん』の項こうに注記ちゅうきが付ふされた。
• 村上むらかみは本書ほんしょの冒頭ぼうとうで「これは文学ぶんがく評論ひょうろんではありません。（中略ちゅうりゃく）手前てまえ勝手かってな『私的してきな読書どくしょ案内あんない』みたいなものになるのではないかと思おもいます」と述のべている。
• プリンストン大学ぷりんすとんだいがくでは、サブテキストとして江藤えとう淳あつしの『成熟せいじゅくと喪失そうしつ』を学生がくせいたちと共ともに読よんだという。