製剤 せいざい (せいざい、英 えい : formulation )とは、医薬品 いやくひん や農薬 のうやく などの有効 ゆうこう 成分 せいぶん にさまざまな化学 かがく 物質 ぶっしつ を加 くわ えて、使用 しよう するのに適当 てきとう な形 かたち に製 せい したもの、またはその工程 こうてい をいう。製剤 せいざい は、使用 しよう 方法 ほうほう 、有効 ゆうこう 成分 せいぶん の吸収 きゅうしゅう や安定 あんてい 性 せい などを考慮 こうりょ してデザインされる。製剤 せいざい という言葉 ことば は、しばしば剤 ざい 形 がた (英 えい : dosage form )を含 ふく む意味 いみ で使 つか われる。医薬品 いやくひん の場合 ばあい は医薬 いやく 製剤 せいざい (英 えい : pharmaceutical formulation )とも呼 よ ばれる。以下 いか は主 おも に医薬品 いやくひん の製剤 せいざい について述 の べる。
リタリン の製剤 せいざい
薬剤 やくざい が生体 せいたい に作用 さよう する場合 ばあい その薬剤 やくざい 濃度 のうど に応 おう じて薬理 やくり 作用 さよう を発現 はつげん するが、有効 ゆうこう に作用 さよう するには一定 いってい 時間 じかん の期間 きかん にその薬剤 やくざい 濃度 のうど が上限 じょうげん 値 ち および下限 かげん 値 ち の間 あいだ で維持 いじ される必要 ひつよう がある。上限 じょうげん 値 ち は薬剤 やくざい の副作用 ふくさよう と関連 かんれん して設定 せってい される濃度 のうど であり、下限 かげん 値 ち はin vitro 実験 じっけん で実際 じっさい に作用 さよう が確認 かくにん することで決定 けってい される。生体 せいたい に投与 とうよ された化学 かがく 物質 ぶっしつ はADME (生体 せいたい の吸収 きゅうしゅう 、分布 ぶんぷ 、代謝 たいしゃ 、排泄 はいせつ )に従 したが って移動 いどう してゆくので、ある目的 もくてき の臓器 ぞうき や組織 そしき における薬剤 やくざい 濃度 のうど も刻一刻 こくいっこく と変化 へんか する。
医薬品 いやくひん であれ農薬 のうやく であれ薬剤 やくざい を実際 じっさい に利用 りよう する際 さい は、薬剤 やくざい の物理 ぶつり 的 てき 形状 けいじょう や化学 かがく 的 てき 性質 せいしつ を修飾 しゅうしょく して薬剤 やくざい が生体 せいたい 内 ない で十分 じゅうぶん に効果 こうか を発現 はつげん する技術 ぎじゅつ 的 てき な工夫 くふう が必要 ひつよう となる。その様 よう な技術 ぎじゅつ のことを製剤 せいざい と呼 よ び、その方法 ほうほう の探究 たんきゅう および理論 りろん 体系 たいけい を構築 こうちく する学問 がくもん が製剤 せいざい 学 がく (せいざいがく、英 えい : pharmaceutics )である。
一般 いっぱん に薬品 やくひん には生体 せいたい 内 ない 濃度 のうど と薬効 やっこう 作用 さよう との関係 かんけい において、低 てい 用量 ようりょう 側 がわ の無効 むこう 域 いき と高 こう 用量 ようりょう 側 がわ の危険 きけん 域 いき という閾値が存在 そんざい する。濃度 のうど が無効 むこう 域 いき を超 こ えなければ全 まった く薬効 やっこう は発現 はつげん しないし、危険 きけん 域 いき を超 こ えれば副作用 ふくさよう が発現 はつげん し、薬剤 やくざい が害 がい を及 およ ぼすことになる。製剤 せいざい の第 だい 一 いち の目的 もくてき は生体 せいたい に投与 とうよ した場合 ばあい に、生体 せいたい 内 ない 濃度 のうど が無効 むこう 域 いき と危険 きけん 域 いき にはさまれた安 やす 全域 ぜんいき に薬剤 やくざい 濃度 のうど を一定 いってい 時間 じかん 以上 いじょう 持続 じぞく させることにある。
また、薬効 やっこう 成分 せいぶん によっては物理 ぶつり 的 てき あるいは化学 かがく 的 てき 環境 かんきょう 変化 へんか で薬効 やっこう が失 うしな われるものもあるため、薬剤 やくざい の安定 あんてい 性 せい を目的 もくてき とした技術 ぎじゅつ も製剤 せいざい の要素 ようそ の一 ひと つである。前者 ぜんしゃ の具体 ぐたい 例 れい としてはPPTラミネート包装 ほうそう による遮光 しゃこう や防湿 ぼうしつ であったり、後者 こうしゃ の例 れい としては腸 ちょう 溶製剤 せいざい や、薬剤 やくざい の吸収 きゅうしゅう 、分布 ぶんぷ 、代謝 たいしゃ 、排泄 はいせつ など体内 たいない 動態 どうたい を制御 せいぎょ する製剤 せいざい 設計 せっけい であるドラッグデリバリーシステム であったりする。したがって製剤 せいざい が関与 かんよ する領域 りょういき は薬剤 やくざい の形状 けいじょう だけにとどまらず包装 ほうそう や物流 ぶつりゅう 環境 かんきょう まで関係 かんけい することになる。
したがって、医薬品 いやくひん は薬効 やっこう 成分 せいぶん の原 はら 末 まつ をそのまま医療 いりょう に使 つか うことはなく、以上 いじょう の目的 もくてき を達成 たっせい するために様々 さまざま な添加 てんか 物 ぶつ が加 くわ えられたり、特別 とくべつ な形状 けいじょう に加工 かこう されたり目的 もくてき に適合 てきごう した形態 けいたい に調製 ちょうせい されてから使用 しよう される。つまり、そのための技術 ぎじゅつ 全般 ぜんぱん が「製剤 せいざい 」である。製剤 せいざい 学 がく 的 てき な加工 かこう が全 すべ て目 め に見 み える形 かたち に反映 はんえい されるわけではないので、一見 いっけん 似 に たような剤 ざい 形 がた であっても種々 しゅじゅ の工夫 くふう が施 ほどこ されており、同 どう 一 いち 成分 せいぶん であってもまったく同一 どういつ な効果 こうか を示 しめ すわけではない。それゆえ医薬品 いやくひん 開発 かいはつ において製剤 せいざい は重要 じゅうよう な位置 いち の一 ひと つを占 し める。
つまり製剤 せいざい 技術 ぎじゅつ も特許 とっきょ や企業 きぎょう 秘密 ひみつ により保護 ほご されるため、端 はし 的 てき にいうなれば先発 せんぱつ 医薬品 いやくひん と後発 こうはつ 医薬品 いやくひん の違 ちが いは製剤 せいざい 技術 ぎじゅつ の質的 しつてき な違 ちが いであるともいえる。
製剤 せいざい に関 かん する最古 さいこ の記録 きろく は前 まえ 3000年 ねん ころから前 まえ 2400年 ねん の古代 こだい メソポタミア のシュメール文明 ぶんめい の楔形文字 くさびがたもじ 板 ばん の生薬 きぐすり に関 かん する記録 きろく で、散 ち 、液 えき 、浸 ひた 、煎 せんじ 、塗布 とふ 、坐 すわ 剤 ざい 、軟膏 なんこう 、硬膏 こうこう 、巴 ともえ 布 ぬの 、罨法 あんぽう 、浣腸 かんちょう 、ローション、燻蒸 くんじょう などの存在 そんざい が知 し られていた。前 ぜん 1500年 ねん ころの古代 こだい エジプト文明 ぶんめい のエーベルス・パピルスの生薬 きぐすり ではそれらに加 くわ えて香料 こうりょう 、化粧 けしょう 、吸入 きゅうにゅう 剤 ざい 、かぎ薬 やく 、うがい薬 やく 、丸薬 がんやく 、トローチなどの種別 しゅべつ が記 しる されている[ 1] 。
近代 きんだい になり薬効 やっこう 成分 せいぶん が化学 かがく 合成 ごうせい ないしは天然 てんねん 物 ぶつ から精製 せいせい された医薬品 いやくひん が主 おも になると、錠剤 じょうざい 、注射 ちゅうしゃ 剤 ざい 、カプセル剤 ざい 、インプラントなどの剤 ざい 形 がた が加 くわ わることになる。
すなわち19世紀 せいき に入 はい るとフランスのプラバ(Charles Gabriel Pravaz)が注射 ちゅうしゃ 器 き を発明 はつめい し、1853年 ねん イギリスのウッド(Alexander Wood)が皮下 ひか 注射 ちゅうしゃ (皮下 ひか 投与 とうよ )で医療 いりょう 用 よう に実用 じつよう 化 か した。静脈 じょうみゃく 注射 ちゅうしゃ などの注射 ちゅうしゃ 剤 ざい が広範囲 こうはんい に利用 りよう されるのは消毒 しょうどく ・滅菌 めっきん 法 ほう が確立 かくりつ される1980年代 ねんだい 以降 いこう である[ 2] 。
20世紀 せいき 以降 いこう の医薬品 いやくひん では錠剤 じょうざい 、カプセル剤 ざい 、注射 ちゅうしゃ 剤 ざい が主流 しゅりゅう であり、他 た の剤 ざい 形 がた は特定 とくてい の薬剤 やくざい 学 がく 的 てき 効果 こうか を目的 もくてき に利用 りよう される。
医薬品 いやくひん には、数 すう mgというきわめて微小 びしょう な量 りょう で効果 こうか を発揮 はっき するものも多 おお く、また服用 ふくよう しすぎると副作用 ふくさよう が生 しょう じるものも多数 たすう 存在 そんざい する。しかし、訓練 くんれん を受 う けていない使用 しよう 者 しゃ が、1回 かい ごとに薬品 やくひん の粉末 ふんまつ を数 すう mgずつ正確 せいかく に量 はか り取 ど って服用 ふくよう することは現実 げんじつ 的 てき に不可能 ふかのう である。したがって、市販 しはん の薬剤 やくざい は有効 ゆうこう 成分 せいぶん 以外 いがい に無害 むがい な添加 てんか 剤 ざい (カルメロースカルシウムなど)を加 くわ え、1回 かい あたりの服用 ふくよう 量 りょう に調節 ちょうせつ した粒状 りゅうじょう にして流通 りゅうつう していることが多 おお い。
また、製剤 せいざい することによって、薬 くすり の色 いろ や形 かたち など、外観 がいかん を自由 じゆう に変 か えることができ、一般人 いっぱんじん でも一目 いちもく で薬 くすり の種類 しゅるい を見分 みわ けることができるようになる。これは、薬 くすり の誤 あやま 飲 いん を防 ふせ ぐ という意味 いみ できわめて重要 じゅうよう な働 はたら きである。
薬剤 やくざい には独特 どくとく の味 あじ や臭 にお いを持 も つものも少 すく なくない。そのような場合 ばあい 、甘味 あまみ 料 りょう を加 くわ えたり、糖衣 とうい でコーティングしたりすることで、子供 こども であっても服用 ふくよう しやすくすることができる。
現代 げんだい の医薬品 いやくひん 開発 かいはつ は、まず試験管 しけんかん の中 なか で(in vitro )細胞 さいぼう レベルで研究 けんきゅう が行 おこな われる。この段階 だんかい で何 なん らかの薬効 やっこう がみられるものだけが実際 じっさい に生物 せいぶつ 実験 じっけん に供 きょう されるが、細胞 さいぼう レベルでは効果 こうか を示 しめ す薬剤 やくざい であっても、生体 せいたい 内 ない では有効 ゆうこう に働 はたら かないことが多 おお い。これは、生体 せいたい 内 ない で吸収 きゅうしゅう 、分布 ぶんぷ 、代謝 たいしゃ 、排泄 はいせつ のいずれかの一 ひと つ以上 いじょう の生理 せいり 作用 さよう のため、組織 そしき や臓器 ぞうき での薬剤 やくざい 濃度 のうど および経時 きょうじ 変化 へんか が薬理 やくり 作用 さよう を発現 はつげん するのに十分 じゅうぶん ではなくなることに起因 きいん する。
このように、経口 けいこう 投与 とうよ では初回 しょかい 通過 つうか 効果 こうか を受 う けない(肝臓 かんぞう で代謝 たいしゃ を受 う けて効果 こうか を発揮 はっき できない)ものは、注射 ちゅうしゃ 剤 ざい や坐 すわ 剤 ざい などにして投与 とうよ することで吸収 きゅうしゅう 、分布 ぶんぷ の要素 ようそ を変 か えることで速 すみ やかに、また効果 こうか 的 てき に作用 さよう させることができる。また、胃酸 いさん で分解 ぶんかい してしまう薬剤 やくざい であれば、腸 ちょう でのみ溶解 ようかい するカプセルに封入 ふうにゅう することで経口 けいこう 剤 ざい として使用 しよう することもできる。
薬剤 やくざい は、一 いち 度 ど に大量 たいりょう に投与 とうよ すると、大 だい 部分 ぶぶん は排泄 はいせつ されてしまう上 うえ 、場合 ばあい によっては副作用 ふくさよう を引 ひ き起 お こす。したがって、頭痛 ずつう 薬 やく のようにできるだけ効果 こうか が持続 じぞく することが期待 きたい される薬剤 やくざい は、有効 ゆうこう 成分 せいぶん が時間 じかん をかけて徐々 じょじょ に放出 ほうしゅつ するように製剤 せいざい する必要 ひつよう がある。有効 ゆうこう 成分 せいぶん をしみこませた貼付 ちょうふ 剤 ざい を使 つか って、皮膚 ひふ から少 すこ しずつ薬剤 やくざい を投与 とうよ するのも長時間 ちょうじかん ゆっくりと投与 とうよ するのに有効 ゆうこう な手法 しゅほう である。
反対 はんたい に、胃薬 いぐすり などは飲 の んですぐに薬効 やっこう が出 で ることが望 のぞ ましい。このような場合 ばあい は胃 い ですぐに溶解 ようかい ・分散 ぶんさん するように製剤 せいざい したり、あるいは予 あらかじ め液体 えきたい で流通 りゅうつう させるという手法 しゅほう がとられる。
場合 ばあい によっては複数 ふくすう の有効 ゆうこう 成分 せいぶん を組 く み合 あ わせ、一 ひと つの製剤 せいざい とするものもある。
最新 さいしん のRNAワクチン技術 ぎじゅつ を用 もち いたCOVID-19ワクチン の中 なか には、壊 こわ れやすいmRNA 鎖 くさり をPEG化 か した脂質 ししつ ナノ粒子 りゅうし に封入 ふうにゅう してドラッグデリバリー (送達 そうたつ 手段 しゅだん )としたものがある。この脂質 ししつ ナノ粒子 りゅうし は、液体 えきたい 製剤 せいざい としてバイアルに充填 じゅうてん され、冷凍 れいとう または冷蔵 れいぞう 下 か で保管 ほかん /流通 りゅうつう される[ 3] 。
製剤 せいざい 研究 けんきゅう では、安定 あんてい 性 せい が高 たか く、患者 かんじゃ に受 う け入 い れられる薬剤 やくざい の開発 かいはつ を行 おこな う。経口 けいこう 投与 とうよ される薬剤 やくざい の場合 ばあい は、通常 つうじょう 、錠剤 じょうざい やカプセル に薬剤 やくざい を封入 ふうにゅう する。錠剤 じょうざい には、薬物 やくぶつ 以外 いがい にもさまざまな不 ふ 活性 かっせい 物質 ぶっしつ が含 ふく まれており、カプセル化 か された薬物 やくぶつ がこれらの物質 ぶっしつ と直接 ちょくせつ または間接 かんせつ 的 てき に害 がい を及 およ ぼさないように適合 てきごう するかどうかを検討 けんとう しなければならないという点 てん が重要 じゅうよう である。
プレフォーミュレーション (英 えい : preformulation 、事前 じぜん 製剤 せいざい )では、製剤 せいざい に使用 しよう する他 ほか の成分 せいぶん (賦 ふ 形 がた 剤 ざい 、ふけいざい)を選択 せんたく するために、薬物 やくぶつ の物理 ぶつり 的 てき 、化学 かがく 的 てき 、機械 きかい 的 てき な特性 とくせい を評価 ひょうか する。タンパク質 たんぱくしつ の事前 じぜん 製剤 せいざい を行 おこな う上 うえ で重要 じゅうよう なことは、凍結 とうけつ /解凍 かいとう 、温度 おんど 、せん断 だん 応力 おうりょく などのさまざまなストレス条件下 じょうけんか でのタンパク質 たんぱくしつ の溶液 ようえき 挙動 きょどう を理解 りかい して、分解 ぶんかい のメカニズムを特定 とくてい して、その影響 えいきょう を軽減 けいげん することである[ 4] 。
製剤 せいざい 研究 けんきゅう では、粒子 りゅうし 径 みち 、多 た 形 かたち 性 せい 、pH 、溶解 ようかい 性 せい などの要素 ようそ を考慮 こうりょ する。これらの要素 ようそ はすべて、バイオアベイラビリティ 、すなわち薬物 やくぶつ の活性 かっせい に影響 えいきょう を与 あた えるからである。その薬物 やくぶつ は、存在 そんざい する薬物 やくぶつ の量 りょう が各 かく 投与 とうよ 単位 たんい (例 れい :各 かく 錠剤 じょうざい )で一貫 いっかん していることを保証 ほしょう する方法 ほうほう によって、不 ふ 活性 かっせい 成分 せいぶん と組 く み合 あ わせる必要 ひつよう がある。その剤 ざい 形 がた は、外観 がいかん が均一 きんいつ で、味 あじ 、錠剤 じょうざい の硬 かた さ、カプセルの分解 ぶんかい 性 せい が許容 きょよう できるものでなければならない。
臨床 りんしょう 試験 しけん が開始 かいし されるまでに製剤 せいざい 研究 けんきゅう が完了 かんりょう する可能 かのう 性 せい は低 ひく い。つまり、最初 さいしょ は第 だい I相 あい 臨床 りんしょう 試験 しけん に使用 しよう するための簡単 かんたん な製剤 せいざい が開発 かいはつ されることを意味 いみ する。これらは一般 いっぱん 的 てき に、少量 しょうりょう の薬剤 やくざい と希釈 きしゃく 剤 ざい が入 はい ったカプセルを手作業 てさぎょう で充填 じゅうてん して構成 こうせい する。こうした製剤 せいざい は数日 すうじつ で使用 しよう (テスト)されるため、長期 ちょうき 安定 あんてい 性 せい の証明 しょうめい は必要 ひつよう ない。いわゆる薬物 やくぶつ 負荷 ふか (英 えい : drug loading )として知 し られるもの、つまり用量 ようりょう の総 そう 含有 がんゆう 量 りょう に対 たい する活性 かっせい 薬物 やくぶつ の比率 ひりつ を考慮 こうりょ する必要 ひつよう がある。薬物 やくぶつ 負荷 ふか が低 ひく いと、均質 きんしつ 性 せい の問題 もんだい が生 しょう じる場合 ばあい がある。薬物 やくぶつ 負荷 ふか が高 たか いと流 なが れ(英語 えいご 版 ばん ) が悪 わる くなったり、調合 ちょうごう 物 ぶつ の容積 ようせき 密度 みつど が低 ひく いと大 おお きなカプセルが必要 ひつよう になることがある。
第 だい III相 しょう 臨床 りんしょう 試験 しけん に至 いた るまでには、最終 さいしゅう 的 てき に市場 いちば で使用 しよう される製剤 せいざい に近 ちか い形 かたち で製剤 せいざい が開発 かいはつ されていなければならない。この段階 だんかい では、安定 あんてい 性 せい に関 かん する知識 ちしき が不可欠 ふかけつ であり、薬物 やくぶつ が製剤 せいざい 中 ちゅう で安定 あんてい していることを保証 ほしょう するための条件 じょうけん が開発 かいはつ されていなくてはならない。薬剤 やくざい が不安定 ふあんてい であることが判明 はんめい した場合 ばあい 、実際 じっさい に投与 とうよ された用量 ようりょう がわからなくなるため、臨床 りんしょう 試験 しけん の結果 けっか が無効 むこう になる。安定 あんてい 性 せい 試験 しけん では、温度 おんど 、湿度 しつど 、酸化 さんか 、光 ひかり 分解 ぶんかい (紫外線 しがいせん や可視 かし 光線 こうせん )などの影響 えいきょう がないかどうかを調 しら べ、分解 ぶんかい 生成 せいせい 物 ぶつ が形成 けいせい されているかどうかを確認 かくにん するために調製 ちょうせい 物 ぶつ を分析 ぶんせき する。
製剤 せいざい 化 か された医薬品 いやくひん は、容器 ようき 栓 せん システム(英 えい : container closure system 、容器 ようき 閉鎖 へいさ システムとも)で長期間 ちょうきかん 保存 ほぞん される。これには、ブリスター 、ボトル 、バイアル 、アンプル 、シリンジ 、カートリッジなどが用 もち いられる。容器 ようき の素材 そざい は、ガラス、プラスチック、金属 きんぞく などさまざまである。薬剤 やくざい は、固体 こたい 、液体 えきたい 、または気体 きたい として保存 ほぞん される。
製剤 せいざい と容器 ようき の間 あいだ に望 のぞ ましくない相互 そうご 作用 さよう があるかどうかを確認 かくにん することが重要 じゅうよう である。例 たと えば、プラスチック容器 ようき (英語 えいご 版 ばん ) を使用 しよう した場合 ばあい 、成分 せいぶん のいずれかがプラスチックに吸着 きゅうちゃく していないか、および可塑 かそ 剤 ざい 、潤滑 じゅんかつ 剤 ざい 、顔料 がんりょう 、安定 あんてい 剤 ざい などがプラスチックから製剤 せいざい 中 ちゅう に侵出 しんしゅつ していないかなどを確認 かくにん する。容器 ようき のラベル に使 つか われている接着 せっちゃく 剤 ざい も、プラスチック容器 ようき から製剤 せいざい に侵出 しんしゅつ しないことを確認 かくにん する必要 ひつよう がある。
製剤 せいざい の形態 けいたい は、投与 とうよ 経路 けいろ によって、カプセル、錠剤 じょうざい 、丸薬 がんやく などのように異 こと なる。
経口 けいこう 製剤 せいざい (英 えい : enteral formulation )は通常 つうじょう 、錠剤 じょうざい またはカプセルとして服用 ふくよう される。
薬物 やくぶつ (活性 かっせい 物質 ぶっしつ )自体 じたい が、制御 せいぎょ された速度 そくど で水溶液 すいようえき に溶解 ようかい する必要 ひつよう がある。粒子 りゅうし 径 みち や結晶 けっしょう 形 かたち などの要因 よういん は、溶解 ようかい に大 おお きく影響 えいきょう する。速 はや い溶解 ようかい は必 かなら ずしも理想 りそう 的 てき ではない。例 たと えば、溶解 ようかい 速度 そくど を遅 おそ くすることで、作用 さよう の持続 じぞく 時間 じかん を長 なが くしたり、初期 しょき の高 たか い血漿 けっしょう 中 ちゅう 濃度 のうど を避 さ けることができる。球状 きゅうじょう 晶 あきら 析化[ 5] などの特殊 とくしゅ な方法 ほうほう による有効 ゆうこう 成分 せいぶん を処理 しょり は、医薬品 いやくひん の製剤 せいざい 化 か にいくつかの利点 りてん をもたらす。
錠剤 じょうざい (英 えい : tablet )は通常 つうじょう 、圧縮 あっしゅく された製剤 せいざい であり、以下 いか のものを含 ふく む。
溶解 ようかい 時間 じかん を変更 へんこう することで、迅速 じんそく な効果 こうか や徐 じょ 放 ひ 性 せい (英語 えいご 版 ばん ) を得 え ることができる。
錠剤 じょうざい に特殊 とくしゅ なコーティングを施 ほどこ すことで、胃酸 いさん に対 たい する耐 たい 性 せい を高 たか め、十二指腸 じゅうにしちょう 、空 そら 腸 ちょう 、大腸 だいちょう で酵素 こうそ の働 はたら きやアルカリ 性 せい のpHによってのみ崩壊 ほうかい するようにすることができる。
錠剤 じょうざい は、味覚 みかく を誤魔化 ごまか すために砂糖 さとう やワニス 、ワックス などでコーティングすることができる。
カプセル(英 えい : capsule )とは、活性 かっせい 物質 ぶっしつ を封入 ふうにゅう するゼラチン状 じょう の外皮 がいひ である。カプセルは、吸収 きゅうしゅう を遅 おく らせるために、摂取 せっしゅ 後 こう 数時間 すうじかん はそのままの状態 じょうたい であるように設計 せっけい することができる。それらはまた、同一 どういつ 用量 ようりょう (英語 えいご 版 ばん ) で迅速 じんそく かつ持続 じぞく 的 てき な吸収 きゅうしゅう をもたらすために、徐 じょ 放 ひ 性 せい 粒子 りゅうし と速 はや 放 ひ 性 せい 粒子 りゅうし を混合 こんごう したものもある。
錠剤 じょうざい やカプセル剤 ざい では、消化 しょうか 管 かん を通過 つうか する際 さい に活性 かっせい 物質 ぶっしつ が持続 じぞく 的 てき に放出 ほうしゅつ されるように改良 かいりょう する方法 ほうほう がいくつかある。最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な方法 ほうほう の一 ひと つは、不溶性 ふようせい の多孔 たこう 質 しつ マトリックスに有効 ゆうこう 成分 せいぶん を埋 う め込 こ み、溶解 ようかい した薬物 やくぶつ が吸収 きゅうしゅう される前 まえ にマトリックスから出 で て行 い くようにすることである。他 た の徐 じょ 放 ひ 性 せい 製剤 せいざい では、マトリックスが膨潤してゲルを形成 けいせい し、そこから薬物 やくぶつ が排出 はいしゅつ される。
持続 じぞく 的 てき な放出 ほうしゅつ を実現 じつげん するもう一 ひと つの方法 ほうほう は、浸透 しんとう 圧 あつ 制御 せいぎょ 放出 ほうしゅつ 型 がた の経口 けいこう デリバリーシステム(英語 えいご 版 ばん ) であり、活性 かっせい 化合 かごう 物 ぶつ はレーザーで穴 あな を開 あ けた透水 とうすい 性 せい 膜 まく に封入 ふうにゅう される。水 みず が膜 まく を通過 つうか すると、薬 くすり は穴 あな から押 お し出 だ され、消化 しょうか 管 かん で吸収 きゅうしゅう される。
非 ひ 経口 けいこう 製剤 せいざい (英 えい : parenteral formulation )は、注入 ちゅうにゅう 可能 かのう 製剤 せいざい (英 えい : injectable formulation )とも呼 よ ばれ、静脈 じょうみゃく 内 ない 、皮下 ひか 、筋肉 きんにく 内 ない 、および関節 かんせつ 内 ない への投与 とうよ で使用 しよう される。薬剤 やくざい は液体 えきたい で保存 ほぞん されるか、不安定 ふあんてい な場合 ばあい は凍結 とうけつ 乾燥 かんそう した状態 じょうたい で保存 ほぞん される。
非 ひ 経口 けいこう 製剤 せいざい の多 おお くは高温 こうおん では不安定 ふあんてい であり、冷蔵 れいぞう または時 とき には冷凍 れいとう 状態 じょうたい での保存 ほぞん が必要 ひつよう となる。これらの薬剤 やくざい を患者 かんじゃ に届 とど ける物流 ぶつりゅう プロセスをコールドチェーン と呼 よ ぶ。コールドチェーンは、電力 でんりょく が予測 よそく できない、あるいは存在 そんざい しない地域 ちいき への医薬品 いやくひん 、特 とく にワクチンの配送 はいそう を妨 さまた げる可能 かのう 性 せい がある。ゲイツ財団 ざいだん のようなNGO は、解決 かいけつ 策 さく を見 み つけるために積極 せっきょく 的 てき に活動 かつどう している。これには、室温 しつおん での安定 あんてい 化 か が容易 ようい な凍結 とうけつ 乾燥 かんそう 製剤 せいざい も含 ふく まれる。
タンパク質 たんぱくしつ 製剤 せいざい の多 おお くは分子 ぶんし が壊 こわ れやすい性質 せいしつ を持 も ち、腸管 ちょうかん 投与 とうよ では破壊 はかい されてしまうため、非 ひ 経口 けいこう 投与 とうよ される。タンパク質 たんぱくしつ は、常温 じょうおん では分解 ぶんかい または凝集 ぎょうしゅう を起 お こすような立体 りったい 構造 こうぞう (3次 じ 構造 こうぞう および4次 じ 構造 こうぞう )を持 も っている。これは、薬 くすり の安全 あんぜん 性 せい と有効 ゆうこう 性 せい に影響 えいきょう を与 あた える可能 かのう 性 せい がある[ 6] 。
液体 えきたい 製剤 せいざい (英 えい : liquid drug )は、バイアル 、輸液バッグ、アンプル 、カートリッジ、プレフィルドシリンジなどに保存 ほぞん される。
固体 こたい 製剤 せいざい と同様 どうよう に、液体 えきたい 製剤 せいざい は製剤 せいざい をさまざまな化合 かごう 物 ぶつ を組 く み合 あ わせて、保存 ほぞん 後 ご でも安定 あんてい した有効 ゆうこう 性 せい のある製剤 せいざい であることを確実 かくじつ にする。これらには、可 か 溶化剤 ざい 、安定 あんてい 剤 ざい 、緩衝 かんしょう 剤 ざい 、張 ちょう 性 せい 調整 ちょうせい 剤 ざい 、増量 ぞうりょう 剤 ざい 、増 ぞう 粘 ねば 剤 ざい /減 げん 粘 ねば 剤 ざい 、界面 かいめん 活性 かっせい 剤 ざい 、キレート剤 ざい 、アジュバント などがある。
蒸発 じょうはつ して濃縮 のうしゅく された場合 ばあい 、薬剤 やくざい は投与 とうよ 前 まえ に希釈 きしゃく される場合 ばあい がある。経 けい 静脈 じょうみゃく 療法 りょうほう (英語 えいご 版 ばん ) の場合 ばあい は、薬剤 やくざい をバイアルから輸液バッグに移 うつ し、他 た の材料 ざいりょう と混 ま ぜて使用 しよう することができる。
凍結 とうけつ 乾燥 かんそう 薬剤 やくざい (英 えい : lyophilized drug )は、バイアル、カートリッジ、デュアルチャンバーシリンジ、および混合 こんごう 型 がた プレフィルドシステムなどに保存 ほぞん される。
凍結 とうけつ 乾燥 かんそう またはフリーズドライ は、液体 えきたい の薬剤 やくざい から水分 すいぶん を取 と り除 のぞ き、固体 こたい の粉末 ふんまつ またはケーキを作 つく るプロセスである。凍結 とうけつ 乾燥 かんそう 製剤 せいざい は長期間 ちょうきかん 安定 あんてい しており、より高温 こうおん での保存 ほぞん が可能 かのう になる。タンパク質 たんぱくしつ 製剤 せいざい では、水分 すいぶん を置 お き換 か えて分子 ぶんし の構造 こうぞう を維持 いじ するために安定 あんてい 剤 ざい が添加 てんか される[ 7] 。
凍結 とうけつ 乾燥 かんそう された薬剤 やくざい は、投与 とうよ する前 まえ に液体 えきたい として再 さい 構成 こうせい する。これは、液体 えきたい 希釈 きしゃく 剤 ざい を凍結 とうけつ 乾燥 かんそう した粉末 ふんまつ を組 く み合 あ わせて、混合 こんごう した後 のち に注入 ちゅうにゅう することで行 おこな われる。再 さい 構成 こうせい には通常 つうじょう 、薬剤 やくざい を正 ただ しく混合 こんごう し投与 とうよ することを確実 かくじつ にするための再 さい 構成 こうせい および送達 そうたつ システムが必要 ひつよう である。
局所 きょくしょ 製剤 せいざい (英 えい : topical formulation 、外用 がいよう 剤 ざい とも)としての選択肢 せんたくし は次 つぎ のとおりである[ 8] 。
クリーム (薬学 やくがく ) (英語 えいご 版 ばん ) - 油 あぶら と水 みず がほぼ同 おな じ割合 わりあい で混 ま ざったエマルション(乳液 にゅうえき )。肌 はだ の外側 そとがわ の角質 かくしつ 層 そう によく浸透 しんとう する。
軟膏 なんこう - 油 あぶら (80%)と水 みず (20%)の組 く み合 あ わせ。水分 すいぶん 損失 そんしつ を防 ふせ ぐ効果 こうか がある。
ゲル - 肌 はだ に触 ふ れると液化 えきか する。
ペースト - 油 あぶら 、水 みず 、粉末 ふんまつ の3つの薬剤 やくざい を組 く み合 あ わせたもの。粉末 ふんまつ を懸 かか 濁 にご させた軟膏 なんこう 。
粉末 ふんまつ - 細 こま かく分割 ぶんかつ された固体 こたい 物質 ぶっしつ 。
具体 ぐたい 的 てき な薬剤 やくざい の形体 けいたい (剤 ざい 形 がた )は各国 かっこく の公定 こうてい 書 しょ である薬局方 やっきょくほう で規定 きてい されている。以下 いか に日本 にっぽん 国 こく 第 だい 十 じゅう 五 ご 改正 かいせい 日本 にっぽん 薬局方 やっきょくほう に収載 しゅうさい されている製剤 せいざい を示 しめ す。
丸 まる 剤 ざい
坐 すわ 剤 ざい
点眼 てんがん 剤 ざい
軟膏 なんこう 剤 ざい
エアゾール剤 ざい (Aerosols):スプレー 剤 ざい
液剤 えきざい (Liquids and Solutions)
エキス剤 ざい (Extracts):生薬 きぐすり の浸出液 しんしゅつえき を濃縮 のうしゅく したもの
エリキシル剤 ざい (Elixirs):甘味 あまみ 芳香 ほうこう のあるエタノール を含 ふく む澄明 ちょうめい な内用 ないよう 液剤 えきざい 。
カプセル剤 ざい (Capsules)
顆粒 かりゅう 剤 ざい (Granules):医薬品 いやくひん を粒状 りゅうじょう にしたものでおおむね粒 つぶ 径 みち 355 - 1,400μ みゅー mのもの。
丸 まる 剤 ざい (Pills):医薬品 いやくひん を球状 きゅうじょう にしたもの。
眼 め 軟膏 なんこう 剤 ざい (Ophthalmic Ointments):眼科 がんか 用 よう の軟膏 なんこう 剤 ざい
経 けい 皮 がわ 吸収 きゅうしゅう 型 がた 製剤 せいざい (Transdermal Systems)
懸 かか 濁 にご 剤 ざい ・乳剤 にゅうざい (Suspensions and Emulsions):有効 ゆうこう 成分 せいぶん を懸 かか 濁 にご 又 また は乳化 にゅうか させた水 みず 剤 ざい 。懸 かか 濁 にご 液 えき 。
坐 すわ 剤 ざい (Suppositories)
散剤 さんざい (Powders):医薬品 いやくひん を粉末 ふんまつ にしたものでおおむね粒 つぶ 径 みち 500μ みゅー m以下 いか のもの。
酒精 しゅせい 剤 ざい (Spirits):揮発 きはつ 性 せい 医薬品 いやくひん をエタノールやエタノールと水 みず の混 こん 液 えき で溶 と かしたもの。
錠剤 じょうざい (Tablets)
シロップ剤 ざい (Syrups):甘味 あまみ 料 りょう を含 ふく む濃 こ 稠な内用 ないよう 液剤 えきざい 又 また は懸 かか 濁 にご 剤 ざい 。
浸剤 しんざい ・煎剤 せんざい (Infusions and Decoctions):生薬 きぐすり を水 みず で浸出 しんしゅつ したもの。
注射 ちゅうしゃ 剤 ざい (Injections)
貼付 ちょうふ 剤 ざい (Plasters and Pressure Sensitive Adhesives):いわゆる貼 は り薬 やく 。
チンキ剤 ざい (Tinctures):生薬 きぐすり をエタノール又 また はエタノールと水 みず で浸出 しんしゅつ したもの。
点眼 てんがん 剤 ざい (Ophthalmic Solutions)
トローチ剤 ざい (Troches):口腔 こうくう 内 うち で徐々 じょじょ に溶 と かし口腔 こうくう 、咽頭 いんとう などに適用 てきよう するもの。
軟膏 なんこう 剤 ざい (Ointments)
パップ剤 ざい (Cataplasms):医薬品 いやくひん と精油 せいゆ 成分 せいぶん を泥 どろ 状 じょう に製 せい しシップ に用 もち いる外用 がいよう 剤 ざい 。
芳香 ほうこう 水 すい 剤 ざい (Aromatic Waters):精油 せいゆ 又 また は揮発 きはつ 性 せい 成分 せいぶん を飽和 ほうわ させた澄明 ちょうめい な液剤 えきざい 。
リニメント剤 ざい (Liniments):液状 えきじょう 又 また は泥 どろ 状 じょう の皮膚 ひふ にすり込 こ んで使 つか う製剤 せいざい 。
リモナーデ剤 ざい (Lemonades):甘味 あまみ と酸味 さんみ がある澄明 ちょうめい な内用 ないよう 液剤 えきざい 。
流 ながれ エキス剤 ざい (Fluidextracts):生薬 きぐすり の浸出液 しんしゅつえき で1mL中 ちゅう に生薬 きぐすり 1gの可溶性 かようせい 成分 せいぶん を含 ふく むように製 せい した液状 えきじょう の製剤 せいざい 。
ローション剤 ざい (Lotions):皮膚 ひふ に塗布 とふ する外用 がいよう 液剤 えきざい 。
^ 新田 にった あや、「生薬 きぐすり 」、『世界 せかい 大 だい 百科 ひゃっか 事典 じてん 』、第 だい 二 に 版 はん CD-ROM版 ばん 、平凡社 へいぼんしゃ 、1998年 ねん
^ 佐藤 さとう 祥之 よしゆき 、杉原 すぎはら 正 ただし 泰 たい 、「注射 ちゅうしゃ 」、『世界 せかい 大 だい 百科 ひゃっか 事典 じてん 』、第 だい 二 に 版 はん CD-ROM版 ばん 、平凡社 へいぼんしゃ 、1998年 ねん
^ Pardi, Norbert; Hogan, Michael J.; Porter, Frederick W.; Weissman, Drew (April 2018). “mRNA vaccines — a new era in vaccinology” . Nature Reviews Drug Discovery 17 (4): 261–279. doi :10.1038/nrd.2017.243 . PMC 5906799 . PMID 29326426 . https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5906799/ .
^ Simler, R., Walsh, G., Mattaliano, R.J., Guziewicz, N., and Perez-Ramirez, B. (2008). Maximizing Data Collection and Analysis During Preformulation of Biotherapeutic Proteins. BioProcess International 6(10), 38-45 .
^ M. Nocent, L. Bertocchi, F. Espitalier, M. Baron and G. Couarraze. (2001). Definition of a solvent system for spherical crystallization of salbutamol sulfate by quasi-emulsion solvent diffusion (QESD) method. Journal of Pharmaceutical Sciences 90 (10), 1620-1627.
^ Chang, B.S. and Hershenson, S. 2002. Practical approaches to protein formulation development. in "Rationale Design of stable protein formulations-theory and practice" (J.F. Carpenter and M.C. Manning eds.) Kluwer Academic/Plenum publishers, New York, pp. 1-25
^ Rationale Design of Stable Lyophilized Protein Formulations: Some Practical Advice, Carpenter et al, Pharmaceutical Research, Vol 14, No.8, 1977
^ “Doctor, why are you prescribing an ointment? ”. American Academy of Dermatology. 2021年 ねん 3月 がつ 14日 にち 閲覧 えつらん 。