関沢せきざわ明あきら清きよし

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せきざわ あけきよ

関沢せきざわ 明あきら清きよし
生誕せいたん 天保てんぽう14年ねん2月がつ17日にち（1843年ねん3月17日にち）
加賀かが国こく金沢かなざわ小立野こだちの出羽いずは町まち[1]
死没しぼつ 1897年ねん（明治めいじ30年ねん）1月がつ9日にち
千葉ちば県けん安房あわ郡ぐん館山たてやま町まち
死因しいん 心臓しんぞう発作ほっさ
墓地ぼち 東京とうきょう都と中野なかの区く成願寺じょうがんじ
記念きねん碑ひ 従したがえ五ご位い関沢せきざわ明あきら清しん碑ひ、関沢せきざわ明あきら清しん先生せんせい顕彰けんしょう碑ひ
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
別名べつめい 通称つうしょう：孝三郎こうざぶろう
職業しょくぎょう 加賀かが藩はん軍艦ぐんかん運用うんよう方かた棟とう取と、農のう商務しょうむ技師ぎし、 駒場こまば農みのり学校がっこう長ちょう、水産すいさん伝習でんしゅう所しょ長ちょう、東京とうきょう農林のうりん学校がっこう教授きょうじゅ
影響えいきょうを受うけたもの ウィーン万国博覧会ばんこくはくらんかい
活動かつどう拠点きょてん 東京とうきょう市し、館山たてやま町まち
配偶はいぐう者しゃ 房江ふさえ、徴ちょう
子供こども 関沢せきざわ廉れん、房ぼう豊ゆたか、幾子いくこ、朋子ともこ
親おや 関沢せきざわ房ぼう清きよし、幾いく
親戚しんせき 兄あに：関沢せきざわ安太郎やすたろう、弟おとうと：鏑木かぶらき余あまり三さん男なん、曽そ孫まご：関沢せきざわ泰治やすじ
受賞じゅしょう 勲くん四よん等とう旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう、藍綬らんじゅ褒章ほうしょう、従したがえ五ご位い
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関沢せきざわ 明あきら清きよし（せきざわ あけきよ、天保てんぽう14年ねん2月がつ17日にち（1843年ねん3月17日にち） - 1897年ねん（明治めいじ30年ねん）1月がつ9日にち）は明治めいじ時代じだいの水産すいさん官僚かんりょう。旧きゅう加賀かが藩はん士し。ウィーン万国博覧会ばんこくはくらんかいで水産すいさん業ぎょうの重要じゅうよう性せいに触ふれ、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくで魚さかなの養殖ようしょく、缶詰かんづめ製造せいぞうを学まなび、日本にっぽんで初はじめて鱒ますの人工じんこう孵化ふかを成功せいこうさせ、農のう商務省しょうむしょう技師ぎしとしてアメリカ式しき巾着網きんちゃくあみによる鰯いわし漁りょう、捕鯨ほげい砲ほうによるアメリカ式しき近代きんだい捕鯨ほげいを試こころみた。駒場こまば農みのり学校がっこう長ちょう、初代しょだい水産すいさん伝習でんしゅう所しょ長ちょう、東京とうきょう農林のうりん学校がっこう教授きょうじゅ。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

藩政はんせい時代じだい[編集へんしゅう]

天保てんぽう14年ねん（1843年ねん）、加賀かが藩はん士し関沢せきざわ房ぼう清きよしの第だい2子しとして加賀かが国こく金沢かなざわに生うまれた[2]。安政あんせい5年ねん（1858年ねん）江戸えどに出でて鳩居堂きゅうきょどう大村おおむら益次郎えきじろうに蘭学らんがくを学まなび[3]、文久ぶんきゅう年間ねんかん江川えがわ太郎左衛門たろうざえもんに学まなんだ[4]。

文久ぶんきゅう3年ねん（1863年ねん）1月がつ横浜よこはまで加賀かが藩はんが購入こうにゅうした発はつ機き丸まるを受うけ取とり、これに乗のり込こんだ[4]。慶応けいおう元年がんねん（1865年ねん）7月がつ発はつ機き丸まる修理しゅうりのため長崎ながさきに行いき、10月李白りはく里さと丸まる購入こうにゅうの任にんに当あたった[4]。

慶応けいおう2年ねん（1866年ねん）8月がつ25日にち[4]岡田おかだ秀之助ひでのすけと共ともに薩摩さつま藩はん士し新しん納おさめ竹之助たけのすけのフランス留学りゅうがくに同行どうこうし、ロンドンに留学りゅうがくした[5]。明治めいじ元年がんねん（1868年ねん）帰国きこくし、岡田おかだ秀之助ひでのすけ、三宅みやけ復ふく一いちと藩校はんこう壮たけし猶なお館かん翻訳ほんやく方かたに加くわわった[6]。壮たけし猶なお館かん、道みち済ずみ館かんでの変則へんそく的てきな英語えいご教育きょういくを憂うれえた三宅みやけ復ふく一いちの呼よびかけで、明治めいじ2年ねん（1869年ねん）2月がつ壮たけし猶なお館内かんないに英学えいがく所しょを設立せつりつして正則せいそくの英語えいごを教おしえ、後のちに致遠館かんと呼よばれた[6]。

兵庫ひょうご港こうで川崎かわさき造船ぞうせん所しょの経営けいえいに関かかわったとされるが[7]、兄あに安太郎やすたろうとする資料しりょうもある[8]。

明治めいじ4年ねん（1871年ねん）11月藩主はんしゅ嫡子ちゃくし前田まえだ利とし嗣に随行ずいこうして再ふたたび渡わたり英すぐるし、明治めいじ5年ねん（1872年ねん）9月がつ先さきに帰国きこくし、新しん政府せいふに出仕しゅっしした[4]。

万国博覧会ばんこくはくらんかいでの水産すいさん業ぎょうとの出会であい[編集へんしゅう]

1868年ねんのコールドスプリング養よう鱒ます場じょう人工じんこう孵化ふか小屋こやの様子ようす

1873年ねん（明治めいじ6年ねん）1月がつウィーン万国博覧会ばんこくはくらんかい事務じむ官かんとして現地げんちに渡わたったが[4]、この時ときスウェーデン・ノルウェー漁業ぎょぎょう館かんの展示てんじを見みて水産すいさん業ぎょうの重要じゅうよう性せいに触ふれ、オーストリア農業のうぎょう館かんチャザーレ、イギリス派遣はけん団だん事務じむ官かん長ちょうフィリップ・カンリフ・オーウェン（英語えいご版ばん）に話はなしを聞きくも[9]、8月がつ病びょうのため帰国きこくした[4]。

1875年ねん（明治めいじ8年ねん）5月がつフィラデルフィア万国博覧会ばんこくはくらんかい事務じむ官かんとして渡米とべいすると[2]、早速さっそくアメリカ政府せいふ委員いいんスペンサー・フラトン・ベアードに水産すいさん業ぎょうに関かんする詳くわしい話はなしを求もとめた[10]。ベアードの紹介しょうかいで10月がつ25日にちから31日にちにかけてリヴィングストン・ストーンにニューハンプシャー州しゅうチャールズタウン（英語えいご版ばん）コールドスプリング養よう鱒ます場じょうの案内あんないを受うけ、人工じんこう孵化ふかの技術ぎじゅつを学まなんだ[10]。

また、ブリティッシュコロンビア州しゅうでの缶詰かんづめ製造せいぞうについて真空しんくう化か技術ぎじゅつ等とうを学まなび[11]、シティ・オブ・トウキョウ号ごうで12月26日にち横浜よこはま港こうに帰国きこくした[12]。

鱒ますの養殖ようしょく実験じっけん[編集へんしゅう]

帰国きこく後ご内務ないむ卿きょう大久保おおくぼ利通としみちに建議けんぎして勧業かんぎょう寮りょうに水産すいさん掛かけが設置せっちされると、早速さっそくアメリカで学まなんだ鱒ますの養殖ようしょくに着手ちゃくしゅした[2]。1877年ねん（明治めいじ10年ねん）1月がつ11日にち勧業かんぎょう寮りょうは廃止はいしされ、15日にち勧すすむ農のう局きょくに配属はいぞくされた[1]。

茨城いばらき県けん青柳あおやぎ村むら網代あじろ元もと菊池きくち親ちかしの協力きょうりょくを得えて1877年ねん（明治めいじ10年ねん）9月がつ栃木とちぎ県けん板室いたむろ村むらで捕とらえた鱒ますを養魚ようぎょ池ちに移うつし、10月板室いたむろ村むら、11月常磐ときわ村むら風呂ふろで人工じんこう授精じゅせいを施ほどこし、12月卵たまごを神奈川かながわ県けん柚木ゆうぎ村むら、埼玉さいたま県けん押切おしきり村むら、白子しらこ村むら、東京とうきょう府ふ内藤ないとう新宿しんじゅく試験しけん所しょ、神奈川かながわ県けん田奈たな村むら、愛知あいち県けん宮田みやた村むらに設もうけた養魚ようぎょ場じょうに運はこんだ[13]。孵化ふかした後のち、相模さがみ川がわ、木曽川きそがわ、入鹿池いるかいけへ移植いしょくし[14]、1878年ねん（明治めいじ11年ねん）4月がつ荒川あらかわ、多摩川たまがわに放流ほうりゅうした[13]。

2年ねん目めは石狩川いしかりがわ、三面川みおもてかわ、最上川もがみがわで鮭さけ、琵琶湖びわこでアメノウオの養殖ようしょく試験しけんが行おこなわれ、犀川さいがわでは金沢かなざわ在住ざいじゅうの弟おとうと右みぎ門もんにより孵化ふか場じょうが置おかれ、順次じゅんじ全国ぜんこくに広ひろげられたが、鮭さけの回帰かいきには南限なんげんが存在そんざいするため、南みなみ日本にっぽんでは成果せいかが得えられず[13]、その後ご人工じんこう孵化ふか事業じぎょうの中心ちゅうしん地ちは北海道ほっかいどうに移うつった[15]。

また缶詰かんづめについては、新宿しんじゅく農事のうじ試験場しけんじょうで試作しさくが行おこなわれた後のち、北海道ほっかいどう開拓かいたく使しにより製造せいぞう所しょが創設そうせつされ、輸入ゆにゅう器械きかいによる事業じぎょうが開始かいしされた[16]。

農のう商務省しょうむしょう勤務きんむ[編集へんしゅう]

1881年ねん（明治めいじ14年ねん）4月がつ7日にち内務省ないむしょう勧すすむ農のう局きょくの業務ぎょうむは新あらたに設立せつりつされた農のう商務省しょうむしょうに引ひき継つがれ、11日にち農務のうむ局きょくに配属はいぞくされた[1]。1882年ねん（明治めいじ15年ねん）6月がつ旧きゅう開拓かいたく使し引継ひきつぎ事務じむ受取うけとりのため北海道ほっかいどうを視察しさつし、対たいロシア防衛ぼうえいのため北見きたみ国こくに魚さかな団だん兵へいを置おくことを建議けんぎしたが、採用さいようされなかった[17]。

1886年ねん（明治めいじ19年ねん）千葉ちば県知事けんちじの要請ようせいにより鰯いわしの不漁ふりょうに悩なやむ九十九里浜くじゅうくりはまで地引じびき網あみに代かわりアメリカ式しき巾着網きんちゃくあみ漁りょうを指導しどうした[17]。1888年ねん（明治めいじ21年ねん）地元じもと漁師りょうし千本松せんぼんまつ喜助きすけがこれを改良かいりょうして揚繰網あぐりあみを発明はつめいし、全国ぜんこくに普及ふきゅうした[18]。

アメリカ式しき捕鯨ほげいの試こころみ[編集へんしゅう]

幕末ばくまつ以来いらい日本にっぽんの捕鯨ほげい業ぎょうは近代きんだい化かが進すすまず、近海きんかいの鯨くじら資源しげんを他国たこくに奪うばわれる状態じょうたいが続つづいていた[19]。1888年ねん（明治めいじ21年ねん）勝山かちやま町まちの捕鯨ほげい団だん醍醐だいご新しん兵衛ひょうえ組くみにピールセス発着はっちゃく銛を用もちいたアメリカ式しき捕鯨ほげいを指導しどうし、伊豆いず大島おおしま近海きんかいでツチクジラ数すう頭とうの捕獲ほかくに成功せいこうした[7]。これを事業じぎょう化かすべく、豊津とよつ村むらに日本水産にっぽんすいさん会社かいしゃが設立せつりつされたが、3年ねん余あまりで解散かいさんすると、自みずから資産しさんを買かい取とり、官かんを辞じして館山たてやま町まちに移住いじゅうし、関沢せきざわ水産すいさん製造せいぞう所しょを設立せつりつした[20]。

1892年ねん（明治めいじ25年ねん）11月外務省がいむしょうの嘱託しょくたくで朝鮮ちょうせん慶けい尚道なおみち、全羅道ぜんらどう、忠清ただきよ道どう、京畿けいき道どう、済州さいしゅう島とうでの邦人ほうじん漁業ぎょぎょうの状況じょうきょうを視察しさつし、1893年ねん（明治めいじ26年ねん）3月がつ帰国きこくした[7]。

1893年ねん（明治めいじ26年ねん）5月がつ館山たてやまから長寿ちょうじゅ丸まるで金きむ華山かざん沖おきへ向むかい、ジャパン・グランドと呼よばれた捕鯨ほげい場じょうで捕鯨ほげい実験じっけんに参加さんかし、日本人にっぽんじんとして初はじめてマッコウクジラ2頭とうを洋上ようじょうで漁獲ぎょかくした[7]。

死去しきょ[編集へんしゅう]

同年どうねん再ふたたび朝鮮ちょうせんで釜山ぷさん水産すいさん会社かいしゃを視察しさつ中ちゅう、心臓しんぞう病びょうを発はっし、1896年ねん（明治めいじ29年ねん）春はる帰宅きたく、静養せいようした[7]。

1896年ねん（明治めいじ29年ねん）には遠洋えんよう漁業ぎょぎょうの振興しんこうを考かんがえ、8月がつ豊津とよつ丸まるを建造けんぞうし、12月自みずから鮪まぐろ漁りょうに出でたが[7]、1897年ねん（明治めいじ30年ねん）1月がつ帰港きこう中ちゅうに再ふたたび心臓しんぞう発作ほっさを起おこし[4]、1月がつ9日にち「…残念ざんねんだ…」と言いい遺のこして死去しきょした[21]。16日にち豊ゆたか多摩たま郡ぐん中野なかの村むら成願寺じょうがんじに葬ほうむられた[7]。

死後しご[編集へんしゅう]

死後しご、房総ぼうそうの水産すいさん事業じぎょうは、弟おとうと鏑木かぶらき余あまり三さん男なんが1898年ねん（明治めいじ31年ねん）房総ぼうそう遠洋えんよう漁業ぎょぎょう会社かいしゃを設立せつりつしてこれを引ひき継つぎ[20]、新あらたに汽船きせんを用もちいたノルウェー式しき捕鯨ほげいを試こころみ、1907年ねん（明治めいじ40年ねん）東海とうかい漁業ぎょぎょうとなった[22]。しかし、事業じぎょう統合とうごうの流ながれで1909年ねん（明治めいじ42年ねん）捕鯨ほげい船せん天てん富とみ丸まるは東洋とうよう捕鯨ほげいに買収ばいしゅうされ、捕鯨ほげい業ぎょうはツチクジラ、ミンククジラを対象たいしょうとする小型こがた捕鯨ほげいのみを続つづけ[22]、1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）まで乙浜おとはま村むらで操業そうぎょうした[23]。

逸話いつわ[編集へんしゅう]

父ちち房ぼう清きよしの軽躁けいそうで迂闊うかつな性格せいかくを受うけ継つぎ、しばしば他人たにんの履物はきものを履はいて出でて行いったため、「関沢せきざわが来きたら下駄げたを隠かくせ」と言いわれていたと伝つたわる[24]。

地方ちほうの漁村ぎょそんを巡回じゅんかいした際さいには、冒頭ぼうとうで「日本にっぽん第だい一いちの福神ふくじんは大黒だいこく様さまと蛭子えびす様ようである。大黒様だいこくさまが米べい俵たわらを踏ふみ、槌づちを取とって金かねを振ふり出だすのは、農業のうぎょうに励はげめば槌づちで振ふり出だすように金かねを得えられるということだ。蛭子えびす様ようが釣つり竿ざおを持もって大だい鯛たいを脇わきに抱かかえているのは、漁業ぎょぎょうに励はげめば年中ねんじゅう高価こうかな大だい鯛たいのように利りを得えられるということだ。この2柱はしらの神様かみさまに甲乙こうおつがないのと同様どうよう、陸海りくかいの利益りえきにも優劣ゆうれつはないはずである。しかし、今いまの漁業ぎょぎょう者しゃは農業のうぎょう者しゃほど励はげんでいないため、その富とみも農業のうぎょう者しゃを下回したまわっている。これでは蛭子えびす様さまもきっとお怒いかりである。神様かみさまは君きみ等とうに福ぶくを与あたえることを惜おしまないものだ。君くん等とうがみずからその福ぶくを取とっていないだけだ。奮ふるってその富とみを得えようではないか。」と語かたりかけ、水産すいさん業ぎょうの重要じゅうよう性せいを説明せつめいした[25]。

家族かぞく[編集へんしゅう]

明あきら清しん自身じしんは菅原すがわら氏しを名乗なのっているが、一族いちぞくに藤原ふじわら氏しを名乗なのったものや[26]、清原きよはら氏しを祖そとする系図けいずも残のこり[27]、一定いっていしない。

曽そ孫まごに明治製菓めいじせいか中央ちゅうおう研究所けんきゅうじょ関沢せきざわ泰治やすじがいる[21]。

官かん歴れき[編集へんしゅう]

  • 文久ぶんきゅう3年ねん（1863年ねん）11月25日にち 加賀かが藩はん新しん番ばん組くみ御ご歩ふ、軍艦ぐんかん運用うんよう方かた棟とう取と[4]
  • 明治めいじ2年ねん（1869年ねん）11月がつ 金沢かなざわ藩はん権けん少しょう属ぞく、商法しょうほう掛かけ[4]
  • 明治めいじ3年ねん（1870年ねん） 11月15日にちまで会計かいけい掛かけ[4]
  • 明治めいじ5年ねん（1872年ねん）9月がつ19日にち 太政官だじょうかん正院しょういん六ろく等とう出仕しゅっし[1]
  • 1873年ねん（明治めいじ6年ねん）1月がつ26日にち ウィーン万国博覧会ばんこくはくらんかい一級いっきゅう事務じむ官かん[1]
  • 1875年ねん（明治めいじ8年ねん）2月がつ8日にち フィラデルフィア万国博覧会ばんこくはくらんかい事務じむ取扱とりあつかい[1]
  • 1875年ねん（明治めいじ8年ねん）3月がつ30日にち 勧業かんぎょう寮りょう六ろく等とう出仕しゅっし、米国べいこく博覧はくらん会かい御用ごよう掛かけ、事務じむ官かん[1]
  • 1877年ねん（明治めいじ10年ねん）1月がつ12日にち 内務省ないむしょう御用ごよう掛かけ、15日にち勧すすむ農のう局きょく事務じむ取扱とりあつかい[1]
  • 1877年ねん（明治めいじ10年ねん）7月がつ3日にち 勧すすむ農のう局きょく事務じむ取扱とりあつかい専務せんむ[1]
  • 1880年ねん（明治めいじ13年ねん）3月がつ19日にち 水産すいさん課長かちょう兼務けんむ[1]
  • 1881年ねん（明治めいじ14年ねん）4月がつ11日にち 農のう商務省しょうむしょう御用ごよう掛かけ、農務のうむ局きょく事務じむ取扱とりあつかい[1]
  • 1881年ねん（明治めいじ14年ねん）8月がつ10日とおか 博覧はくらん会かい掛かけ兼務けんむ、水産すいさん博覧はくらん会かい事務じむ取扱とりあつかい[1]
  • 1882年ねん（明治めいじ15年ねん）3月がつ8日にち 農のう商務しょうむ少しょう書記官しょきかん[1]
  • 1882年ねん（明治めいじ15年ねん）9月がつ1日にち 札幌さっぽろ農のう学校がっこう及附属ふぞく校こう園えん事務じむ取扱とりあつかい兼務けんむ[1]
  • 1882年ねん（明治めいじ15年ねん）6月がつ16日にち - 1885年ねん（明治めいじ18年ねん）3月がつ10日とおか 駒場こまば農みのり学校がっこう長なが[1]
  • 1885年ねん（明治めいじ18年ねん）2月がつ 水産すいさん局きょく事務じむ取扱とりあつかい、漁りょう務つとむ課長かちょう、試ためし業ぎょう課か兼務けんむ[17]
  • 1883年ねん（明治めいじ18年ねん）12月28日にち 水産すいさん局きょく次長じちょう心得こころえ[1]
  • 1886年ねん（明治めいじ19年ねん）2月がつ13日にち 農のう商務しょうむ少しょう技わざ長ちょう[1]
  • 1886年ねん（明治めいじ19年ねん）5月がつ8日にち 農のう商務しょうむ三さん等とう技師ぎし[1]
  • 1888年ねん（明治めいじ21年ねん）4月がつ2日にち 大だい日本にっぽん水産すいさん会かい水産すいさん伝習でんしゅう所しょ事務じむ取扱とりあつかい[35]
  • 1888年ねん（明治めいじ21年ねん）12月7日にち - 1893年ねん（明治めいじ26年ねん）4月がつ 水産すいさん伝習でんしゅう所しょ所長しょちょう[36]
  • 1889年ねん（明治めいじ22年ねん）9月がつ21日にち 東京とうきょう農林のうりん学校がっこう農学部のうがくぶ別べつ科か中ちゅう水産すいさん専修せんしゅう科か教授きょうじゅ兼務けんむ[1]
  • 1890年ねん（明治めいじ23年ねん）7月がつ2日にち 農のう商務しょうむ二に等とう技師ぎし、15日にち農務のうむ局きょく第だい四よん課長かちょう兼務けんむ[1]
  • 1890年ねん（明治めいじ23年ねん）11月19日にち 農務のうむ局きょく次長じちょう心得こころえ[1]
  • 1892年ねん（明治めいじ25年ねん）8月がつ15日にち 非職ひしょく[1]
  • 1892年ねん（明治めいじ25年ねん）11月4日にち 依願いがん免めん本官ほんかん[1]

栄典えいてん[編集へんしゅう]

外国がいこく勲章くんしょう佩用はいよう允許いんきょ

著作ちょさく[編集へんしゅう]

記念きねん碑ひ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 「正せい六位勲四等関沢明清特旨進階ノ件けん」
  2. ^ a b c d 大だい日本にっぽん水産すいさん会かい 1897a.
  3. ^ 和田わだ 1994, p. 65.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 今井いまい 1993, pp. 9–11.
  5. ^ 今井いまい 1993, p. 6.
  6. ^ a b 金沢かなざわ大学だいがく五ご十じゅう年ねん史し 通史つうし編へん 1999, pp. 29–30.
  7. ^ a b c d e f g h 大だい日本にっぽん水産すいさん会かい 1897c.
  8. ^ 阿部あべ 1936, p. 2.
  9. ^ 和田わだ 1994, pp. 92–102.
  10. ^ a b 和田わだ 1980, p. 160.
  11. ^ 関沢せきざわ 1897, p. 197.
  12. ^ 和田わだ 1994, p. 155.
  13. ^ a b c 和田わだ 1980, pp. 155–157.
  14. ^ 秋庭あきば 1957, p. 40.
  15. ^ 秋庭あきば 1957, p. 43.
  16. ^ 関沢せきざわ 1897, p. 199.
  17. ^ a b c d 大だい日本にっぽん水産すいさん会かい 1897b.
  18. ^ “改良かいりょう揚繰網あぐりあみ漁法ぎょほうの発明はつめい（千本松せんぼんまつ喜助きすけ）”. 国立こくりつ公文書こうぶんしょ館かん. 2016年ねん3月がつ12日にち閲覧えつらん。
  19. ^ 庄司しょうじ 1958, p. 145.
  20. ^ a b 安房あわ文化ぶんか遺産いさんフォーラム 2009.
  21. ^ a b 和田わだ 1980, p. 158.
  22. ^ a b 庄司しょうじ 1958, p. 416.
  23. ^ 小島こじま 2004, p. 60.
  24. ^ 和田わだ 1994, p. 8.
  25. ^ 関沢せきざわ 1897, p. 196.
  26. ^ 今井いまい 1994, pp. 1–2.
  27. ^ 今井いまい 1994, p. 5.
  28. ^ a b c d 和田わだ 1994, p. 24.
  29. ^ 「三善さんぜん少尉しょうい忌服きぶくの義ぎ太政官だじょうかん届とどけ」
  30. ^ 今井いまい 1994, pp. 5–6.
  31. ^ a b 和田わだ 1994, p. 261.
  32. ^ 和田わだ 1994, p. 166.
  33. ^ a b c 和田わだ 1994, p. 219.
  34. ^ a b c d e 和田わだ 1994, p. 262.
  35. ^ 影山かげやま 1995, p. 68.
  36. ^ 影山かげやま 1995, pp. 68, 72.
  37. ^ 『官報かんぽう』第だい1027号ごう「叙任じょにん」1886年ねん12月1日にち。
  38. ^ 『官報かんぽう』第だい1937号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1889年ねん12月11日にち。
  39. ^ 『官報かんぽう』1897年ねん1月がつ8日にち NDLJP:2947338/1
  40. ^ “「近代きんだい水産すいさん業ぎょうの父ちち」関澤せきざわ明あきら清きよしの手紙てがみ－青木あおき繁しげるも見みた！？「日本にっぽん重要じゅうよう水産すいさん動植物どうしょくぶつ之の図ず」”. 館山たてやま市し生涯しょうがい学習がくしゅう課か. 2016年ねん3月がつ12日にち閲覧えつらん。
  41. ^ “水産すいさん業ぎょうの父ちち・関沢せきざわ明あきら清きよしの新しん史料しりょう　加賀かが藩はん出身しゅっしん、千葉ちばで発見はっけん”. 北國きたぐに新聞しんぶん. (2012年ねん10月がつ2日にち). オリジナルの2012年ねん10月がつ20日はつか時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121020034912/http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20121002401.htm 
  42. ^ “能都のと北辰ほくしん高校こうこうの中なか”. 石川いしかわ県立けんりつ能都のと北辰ほくしん高等こうとう学校がっこう. 2016年ねん3月がつ12日にち閲覧えつらん。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

東京とうきょう海洋かいよう大学だいがく学長がくちょう（大だい日本にっぽん水産すいさん会かい水産すいさん伝習でんしゅう所長しょちょう：1888年ねん - 1892年ねん）
 
東京商船大学とうきょうしょうせんだいがく長ちょう
 
三菱みつびし商船しょうせん学がく校長こうちょう
東京とうきょう商船しょうせん学がく校長こうちょう
商船しょうせん学がく校長こうちょう
東京とうきょう商船しょうせん学がく校長こうちょう
商船しょうせん学がく校長こうちょう
東京とうきょう高等こうとう商船しょうせん学校がっこう長なが
 
 
高等こうとう商船しょうせん学がく校長こうちょう
 
海うみ務つとむ学がく院長いんちょう
 
東京商船大学とうきょうしょうせんだいがく長ちょう
商船しょうせん大だい学長がくちょう
東京商船大学とうきょうしょうせんだいがく長ちょう
 
東京水産大とうきょうすいさんだい学長がくちょう
大だい日本にっぽん水産すいさん会かい水産すいさん伝習でんしゅう所長しょちょう
水産すいさん講習こうしゅう所長しょちょう
第だい一いち水産すいさん講習こうしゅう所長しょちょう
東京水産大とうきょうすいさんだい学長がくちょう
東京大学とうきょうだいがく総長そうちょう（農のう学校がっこう/駒場こまば農学のうがく校長こうちょう：1877年ねん - 1882年ねん/1882年ねん - 1885年ねん）
東京大学とうきょうだいがく総理そうり
帝国ていこく大学だいがく総長そうちょう
東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく総長そうちょう
東京大学とうきょうだいがく総長そうちょう
 
前身ぜんしん諸しょ学校がっこう長ちょう
 
南みなみ校こう校長こうちょう
第だい一大いちだい学区がっく第だい一いち番ばん中ちゅう学長がくちょう
開成かいせい学まなぶ校長こうちょう
東京とうきょう開成かいせい学まなぶ校長こうちょう
 
第だい一大いちだい学区がっく医学いがく校長こうちょう
東京とうきょう医い学校がっこう長なが
 
明あかり法ほう頭あたま
司法省しほうしょう書記しょき局きょく学務がくむ課長かちょう
東京とうきょう法ほう学校がっこう長なが
 
工学こうがく頭あたま
工こう部ぶ省しょう工作こうさく局長きょくちょう
工こう部ぶ大だい学校がっこう長なが
 
農学のうがく校長こうちょう
駒場こまば農みのり学校がっこう長なが
東京とうきょう山林さんりん学校がっこう長なが
東京とうきょう農林のうりん学がく校長こうちょう
 
東京とうきょう英語えいご学校がっこう長なが
東京大学とうきょうだいがく予備よび門もん長ちょう
第だい一いち高等こうとう中学ちゅうがく校長こうちょう
第一高等学校だいちこうとうがっこう長ちょう
 
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