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1992ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん

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1992としFIAフォーミュラ1
世界せかい選手権せんしゅけん
前年ぜんねん: 1991 翌年よくねん: 1993
一覧いちらん: 開催かいさいこく | 開催かいさいレース
1992ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん

1992ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん(1992ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIAフォーミュラ1世界せかい選手権せんしゅけんだい43かい大会たいかいである。1992ねん3月1にちみなみアフリカ開幕かいまくし、11月8にちオーストラリア開催かいさいされる最終さいしゅうせんまで、ぜん16せんあらそわれた。

シーズン概要がいよう[編集へんしゅう]

無冠むかん帝王ていおうともいわれていたウィリアムズナイジェル・マンセル悲願ひがんワールドチャンピオンかがやいたシーズンである。マンセルはアクティブサスペンショントラクションコントロールといったハイテクデバイスを搭載とうさいしたウィリアムズ・FW14B躍動やくどうした。シーズン14PP開幕かいまく5連勝れんしょうふくむシーズン9しょう(いずれもポールトゥウィン:PP獲得かくとくすう勝利しょうりすう当時とうじはシーズン記録きろく)を達成たっせいし、圧倒的あっとうてきつよさで戴冠たいかんたした。ウィリアムズはコンストラクターズチャンピオンシップでも4連覇れんぱちゅうマクラーレン退しりぞけ1987ねんシーズン以来いらい王座おうざかがやき、マンセルの戴冠たいかんわせてダブルタイトルを達成たっせいしている。また、エンジンを供給きょうきゅうしていたルノーにとってもはじめての栄誉えいよとなった。一方いっぽう、5連覇れんぱのがしたマクラーレンは1988ねん以来いらいパートナーシップをつづけてきたホンダがシーズン途中とちゅうでF1からの撤退てったい表明ひょうめいすることとなり、いち時代じだい終焉しゅうえんむかえている。

ドライバーでは前年ぜんねんシーズン途中とちゅうでF1にデビューしたミハエル・シューマッハはじめてシーズンフル参戦さんせんたしたとしでもあった。シューマッハはだい2せんメキシコGPにて早々そうそうはつ表彰台ひょうしょうだい経験けいけんすると、だい12せんベルギーGPでははつ優勝ゆうしょうげるなど、トップドライバーの階段かいだん着実ちゃくじつにステップアップし、ドライバーズランキングでもマクラーレンのアイルトン・セナゲルハルト・ベルガー上回うわまわり3活躍かつやくせた。日本人にっぽんじんでは中嶋なかじまさとる前年ぜんねんかぎりで引退いんたいしたが、前年ぜんねん全日本ぜんにほんF3000選手権せんしゅけんチャンピオンである片山かたやま右京うきょうヴェンチュリ・ラルースからデビューをかざりフルシーズン参戦さんせんたしている。また、1989ねんシーズンから参戦さんせんしていたピレリ前年ぜんねんかぎりで撤退てったいしたことにより、タイヤはグッドイヤーのワンメイクにもどっている。

主要しゅようチーム概要がいよう[編集へんしゅう]

ウィリアムズ[編集へんしゅう]

ウィリアムズ・ルノー FW14B
ウィリアムズのダブルタイトル獲得かくとく

前年ぜんねんコンストラクターズチャンピオンシップ僅差きんさのがしたウィリアムズは、前年ぜんねん使用しようしたFW14にアクティブサスペンションとうのハイテクデバイスを搭載とうさいさせた改良かいりょうがたのFW14Bにて開幕かいまくむかえた。ドライバーは前年ぜんねんおなじくナイジェル・マンセルとリカルド・パトレーゼのコンビで参戦さんせんしている。当初とうしょはハイテク専用せんようしゃであるFW15をシーズン途中とちゅうにて投入とうにゅうする予定よていであったが、FW14Bが開幕かいまくから圧倒的あっとうてきつよさをせたことから、FW15の投入とうにゅう翌年よくねん見送みおくり、シーズンをとおしてFW14Bにてたたかった経緯けいいがある。

前年ぜんねんはマンセルが2PP5しょう、パトレーゼが4PP2しょうはやさのめん両者りょうしゃはほぼ互角ごかく数字すうじのこしたが、このとしはハイテクアクティブカーの登場とうじょうによって両者りょうしゃ成績せいせきおおきなまれたシーズンとなった。マンセルはみずからのドライビングをアクティブカーへとよく適応てきおうさせ、マシンがっているポテンシャルをじゅうふん発揮はっきさせることに成功せいこうし、前述ぜんじゅつとおりの開幕かいまく5連勝れんしょう、14PP、シーズンけい9しょうという圧倒的あっとうてき成績せいせきのこしてだい11せんハンガリーGPにて早々そうそうにチャンピオンを確定かくていさせている。一方いっぽうのパトレーゼはアクティブカーへの適応てきおう苦心くしんしたとわれており、はやさのめんではマンセルのライバルとまではなれず、優勝ゆうしょうすでにシーズンの大勢おおぜいけっしていた終盤しゅうばんだい15せん日本にっぽんGPの1しょうのみにとどまっている。しかしながら、パトレーゼはだい9せんイギリスGPまでに2表彰台ひょうしょうだいに6のぼっており(いずれもマンセルとのワンツーフィニッシュ)、チームの5ねんぶりのコンストラクターズチャンピオン戴冠たいかんにはおおきく貢献こうけんたした。

ウィリアムズはりょうドライバーの活躍かつやくによりシーズン16戦中せんちゅう15PP10しょう数字すうじのこし、1987ねん以来いらいのダブルタイトル獲得かくとくという栄光えいこうつかんだ。

シート争奪そうだつせんてのマンセルの引退いんたい・アメリカCART挑戦ちょうせん

このとしだい11せんハンガリーGPにてマンセルが早々そうそうにチャンピオンを決定けっていさせると、例年れいねんよりはやストーブリーグうごきにも注目ちゅうもくあつまるシーズンとなった。マンセルはシーズンなかばからウィリアムズとのよくシーズンのシート契約けいやく交渉こうしょうはいっていたものの、交渉こうしょう難航なんこうした。よく1993ねんのウィリアムズのシートをめぐっては、エンジンを供給きょうきゅうしていたルノーの仲介ちゅうかいによって92ねんシーズンを休養きゅうようしていたアラン・プロストくわわっており、さらにホンダが撤退てったいすることが濃厚のうこうとなっていたマクラーレンのアイルトン・セナも、ウィリアムズの最強さいきょうマシンにたいしてラブコールをおくることとなり、マンセル・プロスト・セナという熾烈しれつどもえ様相ようそうてい事態じたいとなってしまった。ウィリアムズは自分じぶんたちがつくしたくるまたいして絶対ぜったいてき自信じしんっており、チャンピオンを獲得かくとくしたマンセルの要求ようきゅうたいして素直すなおくびたてることはせず、ぎゃくにプロストやセナと交渉こうしょうしていることをあん示唆しさしたといわれている。マンセルは最強さいきょうマシンをつくげたことにたいする貢献こうけんと、チャンピオン獲得かくとくたいする純粋じゅんすい評価ひょうかくださないで政治せいじてききをもうとするチームの姿勢しせいたいして嫌気いやけしてしまい、だい13せんイタリアGPにおいてチームにはらせず単独たんどく記者きしゃ会見かいけんをセッティング。あわてたチームは記者きしゃ会見かいけんのその人目ひとめもはばからずに残留ざんりゅう交渉こうしょうちかけるも、マンセルの意志いしかたく「みずからのちからおよばない理由りゆうにより」と声明せいめいはっし、F1からの引退いんたい発表はっぴょうし、シートあらそいから早々そうそう離脱りだつしてしまった(そのアメリカのインディカー(CART)転向てんこう表明ひょうめい1994ねんのセナの事故死じこしのち、スポット参戦さんせんでウィリアムズに復帰ふっき)。ときおなじくしてパトレーゼもウィリアムズに不信ふしんかんつのらせベネトンへの移籍いせき表明ひょうめいすることとなり、ウィリアムズのダブルタイトル獲得かくとくは、おおきく貢献こうけんした2人ふたりのドライバーが同時どうじってしまうという後味あとあじわるいものとなってしまった。その、1993ねんのウィリアムズのシートにはプロストがおさまり、セカンドドライバーには当時とうじテストドライバーをつとめていたデイモン・ヒル昇格しょうかくすることになる。

マクラーレン[編集へんしゅう]

マクラーレン・ホンダ MP4/7A

マクラーレンは信頼しんらいせい重視じゅうしして前年ぜんねん使用しようしたMP4/6改良かいりょうがたでシーズン開幕かいまくむかえた。ドライバーはアイルトン・セナとゲルハルト・ベルガーのコンビである。シーズンが開幕かいまくするとウィリアムズの2だいたいしてはやさのめんまったたないことが露呈ろていする事態じたいとなる。チームは急遽きゅうきょ予定よてい前倒まえだおしして新車しんしゃであるMP4/7Aだい3せんブラジルGPから投入とうにゅうすることとなった。しかし、ブラジルGP予選よせんでもマンセルに2びょう、パトレーゼにも1びょうをつけられてしまい、状況じょうきょうえることができないまま、マンセルに開幕かいまく5連勝れんしょう(うち4せんはパトレーゼとのワンツーフィニッシュ)をゆる展開てんかいとなってしまっている。そんななかむかえただい6せんモナコGPでは、レース終盤しゅうばんトップをはしるマンセルにタイヤトラブルが発生はっせいし(ホイールナットのゆるみ)、マンセルが緊急きんきゅうピットインするとピットインちゅうにセナが逆転ぎゃくてん。ピットアウト、マンセルはファステストラップをきざみながら猛追もうついしセナの背後はいごまでせまったものの、モナコのコースはばせまさもありくことができず、セナが死力しりょくくしてかろうじてリードをまもりようやくシーズンはつ勝利しょうり記録きろくした。さらにだい7せんカナダGP予選よせんではセナがPPを獲得かくとく(ウィリアムズぜい以外いがいではこのシーズン唯一ゆいいつのPP)。決勝けっしょうもこのシーズンはじめてウィリアムズの2だいがリタイアする展開てんかいとなり、今度こんどはベルガーがシーズンはつ優勝ゆうしょうげて、マクラーレンはチームとして2連勝れんしょう記録きろく。ウィリアムズへの反攻はんこう足場あしばなんとかつくったかにえたものの、つぎせんのフランスGPではセナもベルガーもともにリタイアとなり、このフランスGPをふくめてマンセルが3連勝れんしょう達成たっせいし、シーズンの趨勢すうせいけっしてしまった。結局けっきょくチームとして最終さいしゅうてきに5しょう(セナ3しょう、ベルガー2しょう)をげたものの、だい9せんイギリスGPまでにウィリアムズに6のワンツーフィニッシュをゆるしており、はやさのめんでは勝利しょうりすう以上いじょうせつけられる完敗かんぱいであった。また、セナとベルガーがとも完走かんそうたしたレースも4レースにまるなど、マシンの信頼しんらいせいたかいとはえなかった。最終さいしゅうてきにコンストラクターズあらそいではぜんせん入賞にゅうしょうたしたベネトンにせまられつつ、かろうじて2死守ししゅしている。しかし、ドライバー個人こじんとしてはセナ・ベルガー共々ともども実質じっしつルーキーイヤーのベネトンのシューマッハにおよばず4、5でシーズンを終了しゅうりょうした。また、7がつ18にちづけ日本にっぽん新聞しんぶん紙上しじょうにおいて、ホンダのF1活動かつどう撤退てったい報道ほうどうされ、イタリアGPのまえにホンダがわがF1からの撤退てったい正式せいしき表明ひょうめいするにいたっており(チーム代表だいひょうのロン・デニスには開幕かいまくまえにはらされていた)、1988ねんからコンストラクターズ4連覇れんぱという黄金おうごん時代じだいきずいてきたマクラーレンとホンダの関係かんけいはこのとし一旦いったんわりをむかえることとなった。ホンダが撤退てったいしたことにより、マクラーレンはこののちすうねんにわたって、エンジンサプライヤーが毎年まいとしわっていくこととなり、一時いちじ低迷ていめいむかえることとなる。

ベネトン[編集へんしゅう]

ベネトン・フォード B192

ベネトンネルソン・ピケがF1をることになり、前年ぜんねんだい12せんイタリアGPからチームに加入かにゅうしたミハエル・シューマッハがフル参戦さんせん初年度しょねんどむかえた。パートナーにはマーティン・ブランドル加入かにゅうしている。タイヤもピレリ撤退てったいしたことによりグッドイヤーユーザーにもどっている。ベネトンは開幕かいまくから3せん前年ぜんねん改良かいりょうがたB191Bにてたたかい、ヨーロッパラウンド(だい4せん)から新車しんしゃB192投入とうにゅうした。B192はハイテクデバイスこそまった搭載とうさいされていなかったマシンであったが、前年ぜんねんから採用さいようしたハイノーズのデザインを進化しんかさせた通称つうしょう「バナナノーズ(スポンサーのキャメルの黄色おうしょくから)」が特徴とくちょうてきで、すぐれたそらりょく性能せいのうたか信頼しんらいせいそなえ、フォードHBエンジンとの相性あいしょうく、トータルバランスにひいでたマシンに仕上しあがっており、二人ふたりのドライバーでぜんせん入賞にゅうしょう快挙かいきょげている(1963ねんロータス以来いらい29ねんぶりの快挙かいきょ)。シューマッハはだい2せんメキシコGPにてキャリアはつ表彰台ひょうしょうだいとなる3はいると、ベルギーGPでははつ優勝ゆうしょう(F1においてマニュアルシフトしゃ最後さいご優勝ゆうしょう)を達成たっせいするなどだい活躍かつやくし、ドライバーズランキングでもマクラーレンのセナとベルガーを上回うわまわる3にランクインした。セカンドドライバーにむかえられたマーティン・ブランドルは、それまでのキャリアにおいてもっと戦闘せんとうりょくゆうしたマシンでの参戦さんせんとなり実力じつりょく発揮はっき開幕かいまくから4せんはリタイアがつづいたものの、だい8せんイギリスGPから最終さいしゅうせんまですべて完走かんそうたし、21かい34かいふくむ11入賞にゅうしょうおさめ、チームにおおきく貢献こうけんしている。しかしながら、コンストラクターズチャンピオンシップでは5しょうげたマクラーレンにわずおよばず、3でシーズンをえることになった。

フェラーリ[編集へんしゅう]

フェラーリ・F92A

前年ぜんねん勝利しょうりわったフェラーリは復活ふっかつしたシーズンをむかえた。ドライバーはアラン・プロストが離脱りだつし、ジャン・アレジがエースに昇格しょうかく。プロストの後釜あとがまにはレイトンハウスこうはしせていたイヴァン・カペリ加入かにゅうした。「ダブルデッキ」もしくは「ダブルフロア」とばれるじゅうそこ設計せっけい特徴とくちょう意欲いよくさく新車しんしゃF92Aたたかったが、この特徴とくちょうによってマシンバランスがわるくなってしまったうえシーズンちゅう開発かいはつ迷走めいそうしたとわれている。結果けっか決定的けっていてきはやさがりず、だい3せんメキシコGP予選よせんいたっては、フェラーリエンジンのカスタマー供給きょうきゅうけていたスクーデリア・イタリアの2だいよりも後方こうほうのグリッドにしずむなど1ねんとおして苦心くしんしたシーズンとなってしまった[1]だい3せんメキシコGP予選よせんでは、エースとなったアレジのちからをもってしても、ウェットコンディションでのスペインGPとウィリアムズの2だいとセナがリタイアしたカナダGPにて3表彰台ひょうしょうだい確保かくほするのがやっとであり、表彰台ひょうしょうだいはその2せんのみにとどまっている。待望たいぼうのイタリアじんフェラーリドライバーとしておおきく期待きたいされたカペリも低調ていちょう成績せいせき終始しゅうしし、入賞にゅうしょうブラジルGPの5ハンガリーGPの6のわずか2かいのみとなりだい14せんポルトガルGP最後さいご解雇かいこにあっている。チームはカペリにわって終盤しゅうばん2せんはテストドライバーのニコラ・ラリーニ起用きようし、よくシーズンにけて開発かいはつちゅうであったアクティブサスペンションのじつはしテストをおこなったとされている。結局けっきょく入賞にゅうしょうは8かい記録きろくし、コンストラクターズチャンピオンシップではかろうじて4にはおさまったものの、シーズンをつうじて獲得かくとくしたポイントはわずか21ポイントという近来きんらいまれ低調ていちょう成績せいせきでシーズンを終了しゅうりょうすることになってしまった。

ロータス[編集へんしゅう]

ロータス・フォード 107

ロータスは1990ねんかぎりでメインスポンサーのキャメルうしなって以来いらい資金しきんてきにもきびしい状況じょうきょうむかえつつあった。そんななかで2ねんぶりの新車しんしゃ開発かいはつし、開幕かいまくから投入とうにゅうする予定よていであったが、当初とうしょ予定よていジャッドEVエンジンではなく、急遽きゅうきょフォードHBエンジンの供給きょうきゅうけることとなったため、エンジン変更へんこうのための車体しゃたい調整ちょうせい時間じかんようする事態じたいとなり、開幕かいまく前年ぜんねん使用しようしていたロータス・102改良かいりょうがたにてむかえ、だい6せん正確せいかくにはだい5せん)から新車しんしゃとなるロータス・107投入とうにゅうした。ドライバーは前年ぜんねん途中とちゅうからF1に復帰ふっきしたジョニー・ハーバート参戦さんせん2ねんむかえるミカ・ハッキネンのコンビである。だい8せんフランスGPではハッキネンとハーバートがダブル入賞にゅうしょう達成たっせいするなど、資金しきんなんなかにあって度々たびたびこうはしせ、一定いってい成功せいこうおさめている。若手わかて有望ゆうぼうかぶのハッキネンは2の4入賞にゅうしょうふくむ6かい入賞にゅうしょう達成たっせいし、この活躍かつやくみとめられ、翌年よくねんからマクラーレンに移籍いせきをすることとなった。チームとしてはけい8かい入賞にゅうしょう記録きろくし、コンストラクターズ5はいっている。

ティレル[編集へんしゅう]

ティレル前年ぜんねんかぎりで中嶋なかじまさとる引退いんたいし、ブラウンなどスポンサーも撤退てったいしたことから資金しきんてきにもきびしい状況じょうきょうとなった。スポンサーのすくなさから白地しろじ目立めだ車体しゃたいとなり前年ぜんねん使用しようした020改良かいりょうがたにて参戦さんせんしている。資金しきんなん前年ぜんねん使用しようしたシャシーでの参戦さんせんであったため、苦戦くせん予想よそうされていたものの、ピレリタイヤからグッドイヤータイヤにもどしたことや、ホンダエンジンよりも軽量けいりょうなイルモアエンジンの使用しようにより、エンジンの重量じゅうりょう起因きいんするマシンバランスのわるさが自然しぜん解消かいしょうされたといわれ、予想よそうがい健闘けんとうせた。アンドレア・デ・チェザリスによって最高さいこう4ふくむ4入賞にゅうしょうがもたらされ、コンストラクターズ6んでいる。ティレルは翌年よくねんからヤマハエンジンの独占どくせん供給きょうきゅうけることとなり、日本にっぽん片山かたやま右京うきょう移籍いせきすることになる。

リジェ[編集へんしゅう]

リジェはオフのストーブリーグにて話題わだいあつめる存在そんざいとなった。まずはベネトンをわれることが濃厚のうこうとなっていたネルソン・ピケと交渉こうしょうったものの、条件じょうけんめんいがつかずに破談はだんとなり、さらに、フェラーリをわれたアラン・プロストとはチームの買収ばいしゅうにまでんだ交渉こうしょう発展はってんし、プロスト自身じしんもリジェのマシンのテストドライブまでしたものの、こちらも破談はだんわっている。結局けっきょく前年ぜんねんわらずにティエリー・ブーツェンエリック・コマスのコンビで参戦さんせんをした。リジェはこのとしからウィリアムズが使用しようしているのと同型どうけいのルノーエンジンを搭載とうさいすることとなり、飛躍ひやく期待きたいされたシーズンをむかえた。だい7せんカナダGPにてコマスが自身じしんはつとなる6入賞にゅうしょうたし、チームにも3ねんぶりの入賞にゅうしょうがもたらされたものの、結局けっきょくこのとし二人ふたりで4入賞にゅうしょうまり、おなじエンジンを使用しようしているウィリアムズとの歴然れきぜんとしたものがあり、チーム創設そうせつしゃでオーナーであったギ・リジェはモチベーションを低下ていかさせることとなってしまった。最終さいしゅうてきにはAGSもと代表だいひょうであるシリル・ド・ルーブルにチームが売却ばいきゃくされることとなった。

ジョーダン[編集へんしゅう]

前年ぜんねん新規しんき参入さんにゅうし、コンストラクターズランキングで4きょうぐ5記録きろくし、だい成功せいこうおさめたジョーダン・グランプリであったが、今季こんき一転いってんして苦戦くせんいられたシーズンをごした。ドライバーはティレルから移籍いせきしてきたステファノ・モデナとレイトンハウスから移籍いせきマウリシオ・グージェルミンのコンビでのぞんでいる。このとしジョーダン・192はヤマハのV12エンジンの独占どくせん供給きょうきゅうけたものの、前年ぜんねん使用しようしていたフォードHBのV8エンジンとくらべて容量ようりょう熱量ねつりょうなどすべてがかさんでしまい、車体しゃたいのバランスがわるく、おおきなマイナスがたとわれている。信頼しんらいせいたかくはなく、二人ふたりのドライバーでべ9かい完走かんそうまり、モデナにいたっては4予選よせんちをかぞえてしまった。入賞にゅうしょう最終さいしゅうせんでようやくモデナが6はいった1のみとさびしい結果けっかとなり、ヤマハとのジョイントはこのシーズンのみで解消かいしょうするにいたっている。

日本人にっぽんじんドライバー概要がいよう[編集へんしゅう]

日本人にっぽんじんでは鈴木すずき久里くさと片山かたやま右京うきょうの2めいがフル参戦さんせんたした。前年ぜんねんかぎりで中嶋なかじまさとる引退いんたいし、わるように日本人にっぽんじんのF1フル参戦さんせん3にんとなる片山かたやま右京うきょうがデビューをした。

鈴木すずき久里くさと[編集へんしゅう]

鈴木すずき久里くさとラルースチームをはなれ、フットワークチームに移籍いせきをした。オーナーは日本人にっぽんじん大橋おおはしわたるであり、エンジンは前年ぜんねんティレルで中嶋なかじまさとる使用しようしてたホンダエンジンいだ無限むげんホンダというわせで、実質じっしつ鈴木すずきをエースドライバーとしたチーム体制たいせい(このとしは1だい予備よび予選よせん対象たいしょうであったが、予備よび予選よせんにはチームメイトのミケーレ・アルボレート出走しゅっそうした)であり、それまでよりもめぐまれたパッケージでの参戦さんせん実現じつげんした。しかし、フットワーク・FA13そらりょく特性とくせいなんがあり、無限むげんホンダエンジンもおもく、改良かいりょうおくれをった結果けっかはやさにはむすびつかなった。チームメイトのアルボレートは老練ろうれんなるはしりで16戦中せんちゅう14せん完走かんそうし、4入賞にゅうしょうをチームにもたらしたものの、鈴木すずきはマシンへの適応てきおう苦慮くりょし2予選よせんちも経験けいけんし、くるしいシーズンをごす結果けっかとなった。結局けっきょく入賞にゅうしょうもできないままシーズンを終了しゅうりょうすることとなり、翌年よくねん背水はいすいじんにてのぞむこととなった。

片山かたやま右京うきょう[編集へんしゅう]

このとしから片山かたやま右京うきょうがヴェンチュリ・ラルースからF1デビューをたした。パートナーはベルトラン・ガショーである。片山かたやま開幕かいまくから3せん連続れんぞく完走かんそうしたものの、モナコGPではマシンのオイルれがはげしくキャリアで唯一ゆいいつ予備よび予選よせんちを経験けいけんし、スペインGPでも予選よせんにちあめ影響えいきょうけて予選よせんちをきっしている。その一方いっぽうで、カナダGPではこのとし予選よせん順位じゅんい最高さいこうとなる11確保かくほし、決勝けっしょうでも5まで順位じゅんいげたものの、6からちぢめてきていたティレルのアンドレア・デ・チェザリスにかれまいとペースをげたところ、みずからのシフト操作そうさのミスによってエンジンをオーバーレブさせてしまいリタイアとなっている。結局けっきょく入賞にゅうしょうのチャンスはカナダ以降いこうおとずれることはなく、6完走かんそうまり、最高さいこうは9であった。よく1993ねんはヤマハエンジンを搭載とうさいすることになったティレルに移籍いせきをすることになっている。

また、中谷なかたに明彦あきひこブラバム契約けいやくしたものの、スーパーライセンスが発給はっきゅうされない事態じたいとなり、残念ざんねんながら参戦さんせん実現じつげんしなかった。

トピック[編集へんしゅう]

レギュレーション変更へんこう[編集へんしゅう]

  • タイヤはグッドイヤーのみのワンメイクとなった。一世いっせい風靡ふうびしたQタイヤ(予選よせん専用せんようスペシャルタイヤ) がこのとしから禁止きんしとなった。
  • また、シーズン途中とちゅうだい11せんハンガリーグランプリからはスペシャルガソリンの使用しよう禁止きんしされた。当時とうじはレースちゅう給油きゅうゆ禁止きんしされており(レースちゅう給油きゅうゆ再度さいど導入どうにゅうされるのは1994ねんからである)、エンジン燃費ねんぴ燃料ねんりょうしが重要じゅうよう要素ようそとなっていた。
  • このとしからセーフティカーレギュレーション条文じょうぶんくわわった(翌年よくねんのブラジルグランプリ制定せいていはじめて実戦じっせん運用うんようされた)。

開催かいさいおよ勝者しょうしゃ[編集へんしゅう]

ラウンド レース 開催かいさい 開催かいさい ポールポジション ファステストラップ 優勝ゆうしょうしゃ コンストラクター レポート
1 南アフリカの旗 みなみアフリカグランプリ 3月1にち キャラミ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
2 メキシコの旗 メキシコグランプリ 3月22にち エルマノス・ロドリゲス イギリスの旗 ナイジェル・マンセル オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
3 ブラジルの旗 ブラジルグランプリ 4がつ5にち インテルラゴス イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
4 スペインの旗 スペイングランプリ 5月3にち バルセロナ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
5 サンマリノの旗 サンマリノグランプリ 5月17にち イモラ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
6 モナコの旗 モナコグランプリ 5月31にち モナコ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ブラジルの旗 アイルトン・セナ イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ 詳細しょうさい
7 カナダの旗 カナダグランプリ 6月14にち モントリオール ブラジルの旗 アイルトン・セナ オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ 詳細しょうさい
8 フランスの旗 フランスグランプリ 7がつ5にち マニクール イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
9 イギリスの旗 イギリスグランプリ 7がつ12にち シルバーストン イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
10 ドイツの旗 ドイツグランプリ 7がつ26にち ホッケンハイムリンク イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
11 ハンガリーの旗 ハンガリーグランプリ 8がつ16にち ハンガロリンク イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ブラジルの旗 アイルトン・セナ イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ 詳細しょうさい
12 ベルギーの旗 ベルギーグランプリ 8がつ30にち スパ・フランコルシャン イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ イギリスの旗 ベネトン-フォード 詳細しょうさい
13 イタリアの旗 イタリアグランプリ 9月13にち モンツァ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ブラジルの旗 アイルトン・セナ イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ 詳細しょうさい
14 ポルトガルの旗 ポルトガルグランプリ 9月27にち エストリル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ブラジルの旗 アイルトン・セナ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
15 日本の旗 日本にっぽんグランプリ 10月25にち 鈴鹿すずか イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イギリスの旗 ナイジェル・マンセル イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 詳細しょうさい
16 オーストラリアの旗 オーストラリアグランプリ 11月8にち アデレード イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ 詳細しょうさい

エントリーリスト[編集へんしゅう]

*はこのとしにデビューしたドライバー

エントラント コンストラクター シャーシ エンジン タイヤ ドライバー
イギリスの旗ホンダ・マールボロ・マクラーレン マクラーレン MP4/6B
MP4/7A
ホンダRA122E(V12)
ホンダRA122E/B(V12)
G 1.ブラジルの旗アイルトン・セナ
2.オーストリアの旗ゲルハルト・ベルガー
イギリスの旗ティレル・レーシング・オーガナイゼーション ティレル 020B イルモア2175A(V10) G 3.フランスの旗オリビエ・グルイヤール
4.イタリアの旗アンドレア・デ・チェザリス
イギリスの旗キヤノン・ウィリアムズ・チーム ウィリアムズ FW14B ルノーRS3C,RS4(V10) G 5.イギリスの旗ナイジェル・マンセル
6.イタリアの旗リカルド・パトレーゼ
イギリスの旗モーター・レーシング・デベロップメント Ltd. ブラバム BT60B ジャッドGV(V10) G 7.ベルギーの旗エリック・ヴァン・デ・ポール
8.イギリスの旗デイモン・ヒル*
(8.)イタリアの旗ジョバンナ・アマティ*
イギリスの旗フットワーク・無限むげんホンダ フットワーク FA13 無限むげんMF351H(V10) G 9.イタリアの旗ミケーレ・アルボレート
10.日本の旗鈴木すずき久里くさと
イギリスの旗チーム・ロータス ロータス 102D
107
フォードHB5(V8) G 11.フィンランドの旗ミカ・ハッキネン
12.イギリスの旗ジョニー・ハーバート
イタリアの旗フォンドメタル フォンドメタル GR01
GR02
フォードHB5(V8) G 14.スイスの旗アンドレア・キエーザ*
(14.)ベルギーの旗エリック・ヴァン・デ・ポール
15.イタリアの旗ガブリエル・タルキーニ 
イギリスの旗マーチ・F1 マーチ CG911B イルモア2175A(V10) G 16.オーストリアの旗カール・ヴェンドリンガー
(16.)オランダの旗ヤン・ラマース
17.フランスの旗ポール・ベルモンド*
(17.)イタリアの旗エマニュエル・ナスペッティ*
イギリスの旗キャメル・ベネトン・フォード ベネトン B191B
B192
フォードHB6,7(V8) G 19.ドイツの旗ミハエル・シューマッハ
20.イギリスの旗マーティン・ブランドル
イタリアの旗スクーデリア・イタリア SpA ダラーラ BMS192 フェラーリTipo037(V12) G 21.フィンランドの旗J.J.レート
22.イタリアの旗ピエルルイジ・マルティニ
イタリアの旗ミナルディ・チーム ミナルディ M191B
M191L
M192
ランボルギーニ3512(V12) G 23.ブラジルの旗クリスチャン・フィッティパルディ*
(23.)イタリアの旗アレッサンドロ・ザナルディ
24.イタリアの旗ジャンニ・モルビデリ
フランスの旗リジェ・ジタン・ブロンド リジェ JS37 ルノーRS3B,RS3C(V10) G 25.ベルギーの旗ティエリー・ブーツェン
26.フランスの旗エリック・コマス
イタリアの旗スクーデリア・フェラーリ SpA フェラーリ F92A
F92AT
フェラーリTipo040(V12) G 27.フランスの旗ジャン・アレジ
28.イタリアの旗イヴァン・カペリ
(28.)イタリアの旗ニコラ・ラリーニ
フランスの旗セントラルパークヴェンチュリー・ラルース ヴェンチュリー LC92 ランボルギーニ3512(V12) G 29.フランスの旗ベルトラン・ガショー
30.日本の旗片山かたやま右京うきょう*
アイルランドの旗サソル・ジョーダン・ヤマハ ジョーダン 192 ヤマハOX99(V12) G 32.イタリアの旗ステファノ・モデナ
33.ブラジルの旗マウリシオ・グージェルミン
イタリアの旗アンドレア・モーダ・フォーミュラ アンドレア・モーダ C4B
S921
ジャッドGV(V10) G 34.ブラジルの旗ロベルト・モレノ
(34.)イタリアの旗アレックス・カフィ
35.イギリスの旗ペリー・マッカーシー*
(35.)イタリアの旗エンリコ・ベルタッジア

ドライバー変更へんこう[編集へんしゅう]

  • アンドレア・モーダのNo.34とNo.35は開幕かいまくから2せんのみカフィとベルタッジアをエントリー。
  • ブラバムのNo.8は開幕かいまくから3せんのみアマティをエントリー。
  • ミナルディのNo.23はだい9せんだい11せんまでザナルディがフィッティパルディの代役だいやくとして出走しゅっそう
  • フォンドメタルのNo.15はだい11せん以降いこうヴァン・デ・ポールに交代こうたい
  • マーチはNo.17をだい12せん以降いこうナスペッティに、No.16をだい15せん以降いこうラマースに交代こうたい
  • フェラーリのNo.28はだい15せん以降いこうラリーニに交代こうたい

1992ねんのドライバーズランキング[編集へんしゅう]

順位じゅんい ドライバー RSA
南アフリカの旗
MEX
メキシコの旗
BRA
ブラジルの旗
ESP
スペインの旗
SMR
サンマリノの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
POR
ポルトガルの旗
JPN
日本の旗
AUS
オーストラリアの旗
ポイント
1 イギリスの旗 ナイジェル・マンセル 1 1 1 1 1 2 Ret 1 1 1 2 2 Ret 1 Ret Ret 108
2 イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ 2 2 2 Ret 2 3 Ret 2 2 8 Ret 3 5 Ret 1 Ret 56
3 ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ 4 3 3 2 Ret 4 2 Ret 4 3 Ret 1 3 7 Ret 2 53
4 ブラジルの旗 アイルトン・セナ 3 Ret Ret 9 3 1 Ret Ret Ret 2 1 5 1 3 Ret Ret 50
5 オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー 5 4 Ret 4 Ret Ret 1 Ret 5 Ret 3 Ret 4 2 2 1 49
6 イギリスの旗 マーティン・ブランドル Ret Ret Ret Ret 4 5 Ret 3 3 4 5 4 2 4 3 3 38
7 フランスの旗 ジャン・アレジ Ret Ret 4 3 Ret Ret 3 Ret Ret 5 Ret Ret Ret Ret 5 4 18
8 フィンランドの旗 ミカ・ハッキネン 9 6 10 Ret DNQ Ret Ret 4 6 Ret 4 6 Ret 5 Ret 7 11
9 イタリアの旗 アンドレア・デ・チェザリス Ret 5 Ret Ret 14 Ret 5 Ret Ret Ret 8 8 6 9 4 Ret 8
10 イタリアの旗 ミケーレ・アルボレート 10 13 6 5 5 7 7 7 7 9 7 Ret 7 6 15 Ret 6
11 フランスの旗 エリック・コマス 7 9 Ret Ret 9 10 6 5 8 6 Ret DNQ Ret Ret Ret Ret 4
12 オーストリアの旗 カール・ベンドリンガー Ret Ret Ret 8 12 Ret 4 Ret Ret 16 Ret 11 10 Ret 3
13 イタリアの旗 イヴァン・カペリ Ret Ret 5 10 Ret Ret Ret Ret 9 Ret 6 Ret Ret Ret 3
14 ベルギーの旗 ティエリー・ブーツェン Ret 10 Ret Ret Ret 12 10 Ret 10 7 Ret Ret Ret 8 Ret 5 2
15 イギリスの旗 ジョニー・ハーバート 6 7 Ret Ret Ret Ret Ret 6 Ret Ret Ret 13 Ret Ret Ret 13 2
16 イタリアの旗 ピエルルイジ・マルティニ Ret Ret Ret 6 6 Ret 8 10 15 11 Ret Ret 8 Ret 10 Ret 2
17 イタリアの旗 ステファノ・モデナ DNQ Ret Ret DNQ Ret Ret Ret Ret Ret DNQ Ret 15 DNQ 13 7 6 1
18 ブラジルの旗 クリスチャン・フィッティパルディ Ret Ret Ret 11 Ret 8 13 DNQ DNQ DNQ 12 6 9 1
19 フランスの旗 ベルトラン・ガショー Ret 11 Ret Ret Ret 6 DSQ Ret Ret 14 Ret 18 Ret Ret Ret Ret 1
20 日本の旗 鈴木すずき久里くさと 8 DNQ Ret 7 10 11 DNQ Ret 12 Ret Ret 9 Ret 10 8 8 0
21 フィンランドの旗 J.J.レート Ret 8 8 Ret 11 9 9 9 13 10 DNQ 7 11 Ret 9 Ret 0
22 イタリアの旗 ジャンニ・モルビデリ Ret Ret 7 Ret Ret Ret 11 8 17 12 DNQ 16 Ret 14 14 10 0
23 ブラジルの旗 マウリシオ・グージェルミン 11 Ret Ret Ret 7 Ret Ret Ret Ret 15 10 14 Ret Ret Ret Ret 0
24 フランスの旗 オリビエ・グルイヤール Ret Ret Ret Ret 8 Ret 12 11 11 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 0
25 日本の旗 片山かたやま右京うきょう 12 12 9 DNQ Ret DNPQ Ret Ret Ret Ret Ret 17 9 Ret 11 Ret 0
26 フランスの旗 ポール・ベルモンド DNQ DNQ DNQ 12 13 DNQ 14 DNQ DNQ 13 9 0
27 ベルギーの旗 エリック・ヴァン・デ・ポール 13 DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ Ret 10 Ret 0
28 イタリアの旗 エマニュエル・ナスペッティ 12 Ret 11 13 Ret 0
29 イタリアの旗 ニコラ・ラリーニ 12 11 0
30 イギリスの旗 デイモン・ヒル DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ 16 DNQ 11 0
31 オランダの旗 ヤン・ラマース Ret 12 0
32 イタリアの旗 ガブリエル・タルキーニ Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 14 Ret Ret Ret Ret 0
NC スイスの旗 アンドレア・キエーザ DNQ Ret DNQ Ret DNQ DNQ DNQ Ret DNQ DNQ 0
NC ブラジルの旗 ロベルト・モレノ DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNQ DNQ 0
NC イタリアの旗 アレッサンドロ・ザナルディ DNQ Ret DNQ 0
NC イギリスの旗 ペリー・マッカーシー DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ EX DNPQ DNQ 0
NC イタリアの旗 ジョバンナ・アマティ DNQ DNQ DNQ 0
順位じゅんい ドライバー RSA
南アフリカの旗
MEX
メキシコの旗
BRA
ブラジルの旗
ESP
スペインの旗
SMR
サンマリノの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
POR
ポルトガルの旗
JPN
日本の旗
AUS
オーストラリアの旗
ポイント
いろ 結果けっか
金色きんいろ 勝者しょうしゃ
銀色ぎんいろ 2
どうしょく 3
みどり
ポイント獲得かくとく
あお
完走かんそう
完走かんそうあつかい(ぜん周回しゅうかいすうの90%以上いじょう走行そうこう
規定きてい周回しゅうかいすう不足ふそく(NC)
むらさき
リタイア(Ret)
あか
予選よせん通過つうか(DNQ)
予備よび予選よせん通過つうか(DNPQ)
くろ
失格しっかく(DSQ)
しろ
スタートせず(DNS)
レース中止ちゅうし(C)
水色みずいろ プラクティスのみ(PO)
金曜日きんようびテストドライバー(TD)
2003ねん以降いこう
空欄くうらん プラクティス出走しゅっそうせず(DNP)
除外じょがい (EX)
到着とうちゃくせず (DNA)
欠場けつじょう (WD)

太字ふとじポールポジション
斜体しゃたい:ファステストラップ

*かくレースの完走かんそうしゃ上位じょういから10-6-4-3-2-1というかたちで、上位じょうい6にんにポイントがあたえられる。どうポイントの場合ばあいはデッドヒートせいにより順位じゅんいまる。

1992ねんのコンストラクターズランキング[編集へんしゅう]

順位じゅんい コンストラクター No. RSA
南アフリカの旗
MEX
メキシコの旗
BRA
ブラジルの旗
ESP
スペインの旗
SMR
サンマリノの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
POR
ポルトガルの旗
JPN
日本の旗
AUS
オーストラリアの旗
得点とくてん
1 イギリスの旗 ウィリアムズ-ルノー 5 1 1 1 1 1 2 Ret 1 1 1 2 2 Ret 1 Ret Ret 164
6 2 2 2 Ret 2 3 Ret 2 2 8 Ret 3 5 Ret 1 Ret
2 イギリスの旗 マクラーレン-ホンダ 1 3 Ret Ret 9 3 1 Ret Ret Ret 2 1 5 1 3 Ret Ret 99
2 5 4 Ret 4 Ret Ret 1 Ret 5 Ret 3 Ret 4 2 2 1
3 イギリスの旗 ベネトン-フォード 19 4 3 3 2 Ret 4 2 Ret 4 3 Ret 1 3 7 Ret 2 91
20 Ret Ret Ret Ret 4 5 Ret 3 3 4 5 4 2 4 3 3
4 イタリアの旗 フェラーリ 27 Ret Ret 4 3 Ret Ret 3 Ret Ret 5 Ret Ret Ret Ret 5 4 21
28 Ret Ret 5 10 Ret Ret Ret Ret 9 Ret 6 Ret Ret Ret 12 11
5 イギリスの旗 ロータス-フォード 11 9 6 10 Ret DNQ Ret Ret 4 6 Ret 4 6 Ret 5 Ret 7 13
12 6 7 Ret Ret Ret Ret Ret 6 Ret Ret Ret 13 Ret Ret Ret 13
6 イギリスの旗 ティレル-イルモア 3 Ret Ret Ret Ret 8 Ret 12 11 11 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 8
4 Ret 5 Ret Ret 14 Ret 5 Ret Ret Ret 8 8 6 9 4 Ret
7 イギリスの旗 フットワーク-無限むげんホンダ 9 10 13 6 5 5 7 7 7 7 9 7 Ret 7 6 15 Ret 6
10 8 DNQ Ret 7 10 11 DNQ Ret 12 Ret Ret 9 Ret 10 8 8
8 フランスの旗 リジェ-ルノー 25 Ret 10 Ret Ret Ret 12 10 Ret 10 7 Ret Ret Ret 8 Ret 5 6
26 7 9 Ret Ret 9 10 6 5 8 6 Ret DNQ Ret Ret Ret Ret
9 イギリスの旗 マーチ-イルモア 16 Ret Ret Ret 8 12 Ret 4 Ret Ret 16 Ret 11 10 Ret Ret 12 3
17 DNQ DNQ DNQ 12 13 DNQ 14 DNQ DNQ 13 9 12 Ret 11 13 Ret
10 イタリアの旗 ダラーラ-フェラーリ 21 Ret 8 8 Ret 11 9 9 9 13 10 DNQ 7 11 Ret 9 Ret 2
22 Ret Ret Ret 6 6 Ret 8 10 15 11 Ret Ret 8 Ret 10 Ret
11 アイルランドの旗 ジョーダン-ヤマハ 32 DNQ Ret Ret DNQ Ret Ret Ret Ret Ret DNQ Ret 15 DNQ 13 7 6 1
33 11 Ret Ret Ret 7 Ret Ret Ret Ret 15 10 14 Ret Ret Ret Ret
12 イタリアの旗 ミナルディ-ランボルギーニ 23 Ret Ret Ret 11 Ret 8 13 DNQ DNQ Ret DNQ DNQ DNQ 12 6 9 1
24 Ret Ret 7 Ret Ret Ret 11 8 17 12 DNQ 16 Ret 14 14 10
13 フランスの旗 ラルース-ランボルギーニ 29 Ret 11 Ret Ret Ret 6 DSQ Ret Ret 14 Ret 18 Ret Ret Ret Ret 1
30 12 12 9 DNQ Ret DNPQ Ret Ret Ret Ret Ret 17 9 Ret 11 Ret
14 イタリアの旗 フォンドメタル-フォード 14 DNQ Ret DNQ Ret DNQ DNQ DNQ Ret DNQ DNQ Ret 10 Ret 0
15 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 14 Ret Ret Ret Ret
15 イギリスの旗 ブラバム-ジャッド 7 13 DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ 0
8 DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ 16 DNQ 11
NC イタリアの旗 アンドレア・モーダ-ジャッド 34 DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNQ DNQ
35 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ EX DNPQ DNQ
順位じゅんい コンストラクター No. RSA
南アフリカの旗
MEX
メキシコの旗
BRA
ブラジルの旗
ESP
スペインの旗
SMR
サンマリノの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
POR
ポルトガルの旗
JPN
日本の旗
AUS
オーストラリアの旗
得点とくてん

*どうポイントの場合ばあいはデッドヒートせいにより順位じゅんいまる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ じつおおきな可能かのうせいめていた……フェラーリF92Aが”駄馬だうま”とわれた本当ほんとう理由りゆう”. jp.motorsport.com (2020ねん5がつ9にち). 2022ねん4がつ29にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]