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Mi-17 (航空機こうくうき)

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Mi-8MT/Ми-8МТ
Mi-17/Ми-17

Mi-17(ミル17;ロシアМи-17ミー・スィムナーッツァチ)は、ソ連それんM・L・ミーリ記念きねんモスクワ・ヘリコプター工場こうじょう(MVZ)が設計せっけいした中型ちゅうがた多目的たもくてきヘリコプターである。国内こくない名称めいしょうMi-8MTМи-8МТミー・ヴォースィェミ・エーム・テー)、輸出ゆしゅつけの機体きたいMi-17ばれた。ソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいこうは、カザン・ヘリコプター工場こうじょうロシアばん英語えいごばん(KVZ)とウラン・ウデ航空機こうくうき工場こうじょうロシアばん英語えいごばん(U-UZA)にて開発かいはつ継続けいぞくされており、各種かくしゅ派生はせいがた生産せいさんされている。北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう(NATO)は、「ヒップH」(Hip-H)のNATOコードネーム識別しきべつした。

概要がいよう

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Mi-8Mの開発かいはつ

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1964ねんMi-8改良かいりょうがたとなるMi-8M計画けいかく開始かいしされた。このとしには、補助ほじょ動力どうりょく装置そうちとして機体きたい中央ちゅうおうせんじょうジェットエンジン装備そうびする高速こうそくがたのMi-8Sの開発かいはつはじめられた。Mi-8Mでは動力どうりょく機関きかん出力しゅつりょく強化きょうかしたあたらしいターボシャフトエンジンえるほか当初とうしょティルトローター採用さいよう検討けんとうされたが、これはすぐに放棄ほうきされた。年々ねんねん増加ぞうかするヘリコプター便びん利用りようしゃすうかんがみ、Mi-8Mには40めい乗客じょうきゃくはこ能力のうりょくもとめられた。その結果けっか、Mi-8Mでは機体きたい延長えんちょうすることで搭載とうさい空間くうかん増加ぞうかし、有効ゆうこう荷重かじゅうを4tとすることとされた。この能力のうりょくは、先任せんにんMi-4はもちろん、どう世代せだい海外かいがい機体きたいくらべてもとく優秀ゆうしゅうなものであった。

1967ねん11月、共産党きょうさんとう中央ちゅうおう委員いいんかい人民じんみん委員いいん会議かいぎはこの改良かいりょうがたヘリコプターの完成かんせい許可きょかする政令せいれいはっした。このときには、MVZは実機じっき模型もけい完成かんせいしていた。この機体きたいには、1960年代ねんだい後半こうはん開発かいはつされた出力しゅつりょく1,900馬力ばりきTV3-117を2搭載とうさいすることが予定よていされた。

1971ねんには、Mi-8Mの計画けいかく概要がいようTsAGI認可にんかつぎ段階だんかいすすめられた。すなわち、機体きたい延長えんちょうする大掛おおがかりなあらため設計せっけい必要ひつようとする最終さいしゅう発展はってんがたまえに、従来じゅうらいとの中間ちゅうかん位置いちするような最小限さいしょうげん変更へんこうだけをほどこした機体きたい製作せいさくするということが決定けっていされた。従来じゅうらいのMi-8Tに搭載とうさいされたTV2-117ロシアばん英語えいごばんエンジンはあたらしいTV3-117MTにかわそうされ、強化きょうかされたトランスミッションなどが搭載とうさいされることとなった。これにくわえ、補助ほじょ動力どうりょく装置そうちとしてAI-9Vロシアばん英語えいごばんエンジンがしゅ動力どうりょく機関きかんあいだ搭載とうさいされることとなった。また、飛行ひこう特性とくせい改善かいぜんのため、テイルローターは従来じゅうらいとはぎゃく回転かいてんするよう、左舷さげんがわ装備そうびされることとなった。

計画けいかく設計せっけい良好りょうこうであったが、MVZの開発かいはつ部門ぶもん同時どうじV-12Mi-14Mi-24といった重要じゅうよう機体きたい開発かいはつ並行へいこうしてっていたため、また、すでに十分じゅうぶん能力のうりょくったMi-8シリーズの生産せいさん軌道きどうっていたため、設計せっけいじんがそれほど必要ひつようせいかんじなかったMi-8改良かいりょうがた開発かいはつ遅滞ちたいした。しかしながら、1970年代ねんだい初頭しょとうからそれまで運用うんようされてきたMi-4の大量たいりょう退役たいえき開始かいしされると、これを代替だいたいするあたらしい機体きたい供給きょうきゅう重要じゅうようすこととなった。TV2-117を搭載とうさいするMi-8は高山たかやま地帯ちたい熱帯ねったい地方ちほうなどでは運用うんよう困難こんなんで、それらの地域ちいき運用うんようされてきたMi-4を代替だいたいするのにはかなかった。ここにきてMi-8Mの開発かいはついそがれるようになり、1975ねんなつには機体きたい完成かんせいされ、8がつ17にちはつ飛行ひこう実施じっしした。

Mi-8MTの生産せいさん

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森林しんりん火災かさい消火しょうか活動かつどう従事じゅうじするクロアチア空軍くうぐんおよ防空ぼうくうぐんのMi-8MTV-1

飛行ひこう試験しけんにおいて、Mi-8Mは際立きわだって良好りょうこう性能せいのうしめした。とくに、飛行ひこう上限じょうげん高度こうど上昇じょうしょうりょく目立めだった性能せいのう向上こうじょうせた。Mi-8Mのよこけたは2ほんから3ほん増設ぞうせつされた。この機体きたい1977ねんMi-8MTとしてソ連それんぐん正式せいしき採用さいようされ、KVZにて生産せいさん開始かいしされた。翌年よくねんには、改良かいりょうがたのTV3-117MTシリーズIIIエンジンが搭載とうさいされた。TV3-117には、のちに防塵ぼうじんフィルターがけられた。

当初とうしょ、TV3-117搭載とうさいかずさきのTV2-117搭載とうさいくら少数しょうすうとどまっていた。しかしながら、アフガン戦争せんそうにおける戦闘せんとうではTV2-117はその本領ほんりょう発揮はっきできず、1980年代ねんだい中盤ちゅうばんまでには生産せいさんラインではMi-8MTとその派生はせいがたしゅ生産せいさんがたとなっていった。KVZでは、1977ねんから1997ねんけて3,500以上いじょうのMi-8MTとその派生はせいがた製造せいぞうされた。それらの機体きたいには、TV3-117MTあるいはTV3-117VMが搭載とうさいされた。

Mi-17の生産せいさん

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1981ねんには、Mi-8MTははじめてフランスパリル・ブルジェ空港くうこう開催かいさいされたパリ国際こくさいエアショー出展しゅってんされた。このときのパンフレットにおいて、Mi-8MTには海外かいがいけの名称めいしょうとしてあらたにMi-17名称めいしょうあたえられた。名称めいしょうあたらしくされたのは商業しょうぎょうてき理由りゆうからである。

旅客機りょかくきかたとしてソ連それん国内こくない供給きょうきゅうされていたMi-8Tの派生はせいがたMi-8P同様どうよう設備せつび機体きたいとして開発かいはつされたMi-17の派生はせいがたは、Mi-17P命名めいめいされた。このほか、Mi-17には海外かいがいけの多数たすう派生はせいがた提案ていあんないし生産せいさんされた。Mi-17は、世界せかいの10ヶ国かこく軍隊ぐんたい採用さいようされた。

Mi-18の開発かいはつ

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Mi-18/Ми-18

  • 用途ようと多目的たもくてきヘリコプター
  • 分類ぶんるい:ヘリコプター
  • 設計せっけいしゃ MVZミーリ・カザン支局しきょく
  • 製造せいぞうしゃ MVZミーリ・カザン支局しきょく
  • 運用うんようしゃ MVZミーリ・カザン支局しきょく
  • はつ飛行ひこう1984ねん4がつ28にち
  • 生産せいさんすう:2
  • 運用うんようじょうきょう開発かいはつ中止ちゅうし

Mi-8MTの量産りょうさん開始かいしされた1977ねんには、MVZ・カザン支局しきょくはTV3-117搭載とうさいがたMi-8の開発かいはつだい段階だんかい着手ちゃくしゅした。開発かいはつには2量産りょうさんがたMi-8MTがきょうされた。

この機体きたいでは、貨物かもつしつぞうせきのため胴体どうたい延長えんちょうされた。その結果けっか従来じゅうらいの24めいにかわり29めい空挺くうていへいを、28めいにかわり36めい乗客じょうきゃくを、12めい傷病しょうびょうしゃにかわり18めい輸送ゆそうできるようになった。電子でんし装備そうび刷新さっしんされた。空挺くうていへい搭乗とうじょうおよび降下こうか容易よういになるよう、キャビン右舷うげんとびら追加ついかされた。降着こうちゃく装置そうちしき改善かいぜんされた。さらに、ガラス繊維せんい使用しようした繊維せんい強化きょうかプラスチックせいローターや新型しんがたエンジンレーダー搭載とうさい計画けいかくされた。こうした改修かいしゅう結果けっか機体きたい空気くうき力学りきがく特性とくせいのみならず機体きたい耐用たいようせい振動しんどう特性とくせい飛躍ひやくてき向上こうじょうされた。

この機体きたいMi-18名称めいしょうあたえられ、1979ねんから試験しけん開始かいしされた。1984ねん4がつ28にちにははつ飛行ひこうし、工場こうじょう試験しけんではすぐれた成績せいせきおさめた。しかしながら、政府せいふペレストロイカ一環いっかんとして従来じゅうらいがた派生はせいがた開発かいはつ中止ちゅうし決定けっていした。Mi-18も開発かいはつ中止ちゅうしとなり、あたらしいMi-38開発かいはつ専念せんねんすることとなった。Mi-18の開発かいはつ経験けいけんしょ要素ようそは、量産りょうさんがたのMi-8MT/17に適用てきようされていくこととなった。

Mi-8MTVの開発かいはつ

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Mi-8MTV/Ми-8МТВ
Mi-17-1V/Ми-17-1В

1980年代ねんだいにはMi-8はすでに「ふるきよき時代じだい」の機体きたいとなっていたが、そのつぎなる重要じゅうよう開発かいはつ段階だんかいとして、これに出力しゅつりょく1,639馬力ばりきのTV3-117VMエンジン搭載とうさいする派生はせいがた開発かいはつされた。1985ねんから2年間ねんかんあいだ試験しけんおこなわれたこの機体きたいMi-8MTV命名めいめいされ、あたらしい基本きほんがたとなることが決定けっていされた。

エンジン性能せいのう向上こうじょうによりMi-8MTVは標高ひょうこう4,000mまでの高地こうち離着陸りちゃくりく可能かのうとなり、また、水平すいへい飛行ひこうであれば高度こうど6,000mまで可能かのうになった。上昇じょうしょうりょく航続こうぞく距離きょりなども向上こうじょう搭載とうさい機材きざい近代きんだいされ、気象きしょう観測かんそくレーダーや長距離ちょうきょり航法こうほうレーダーが搭載とうさいされた。実戦じっせん必要ひつようせいわれた操縦そうじゅうせき装甲そうこうばん燃料ねんりょうタンク防護ぼうご機首きしゅおよびPKT機関きかんじゅう、6箇所かしょハードポイントチャフフレアディスペンサーなどが増設ぞうせつされた。アフガン戦争せんそう経験けいけんから、機体きたいかく部分ぶぶん生存せいぞんせい向上こうじょうはかられた。安全あんぜんせい向上こうじょうのため、Mi-8MTVにはフランスせい緊急きんきゅう着水ちゃくすい装置そうち搭載とうさいされた。

1988ねんより本格ほんかくてき量産りょうさんがカザンにて開始かいしされた。Mi-8MTVにはのちにいくつかの派生はせいがた製作せいさくされたので、この最初さいしょ派生はせいがたMi-8MTV-1ばれるようになった。基本きほんがた輸送ゆそうエアボーン急襲きゅうしゅう救急きゅうきゅう定期ていき便びん火力かりょく支援しえんおよび地雷じらい敷設ふせつなどあらゆる任務にんむ使用しようできるよう、かく派生はせいがた用意よういされた。

Mi-8MTVの輸出ゆしゅつがたとなるMi-17-1Vでは、TV3-117BMが搭載とうさいされた。このエンジンの出力しゅつりょくは1,900馬力ばりきであったが、へんはつ飛行ひこう余儀よぎなくされた場合ばあいには最大さいだいで2,200馬力ばりきにまで出力しゅつりょくたかめることができた。また、従来じゅうらいどおおもくわえて補助ほじょ動力どうりょく装置そうちとしてAI-9Vジェットエンジン1搭載とうさいした。貨物かもつしつには1または2増加ぞうか燃料ねんりょうタンク装備そうびでき、これにより航続こうぞく距離きょりいちじるしく増大ぞうだいした。また、昼夜ちゅうやあいだ飛行ひこう可能かのうとするため、流線型りゅうせんけい機首きしゅイルカかたばれる)にあたらしい機上きじょうレーダーなどの電子でんし装備そうび搭載とうさいされた。降着こうちゃく装置そうちは、あたらしいたいごおりがたのVR-17が装備そうびされた。

Mi-17-1Vは、30めい空挺くうていへい輸送ゆそう降下こうかさせることができた。また、12めい傷病しょうびょうしゃ医療いりょう器具きぐ搭載とうさいして救急きゅうきゅう輸送ゆそうとして使用しようすることもできた。貨物かもつかんしては、4,000kgまでの物資ぶっしキャビンまたは機外きがい積載せきさいすることができた。強襲きょうしゅうがたについては6箇所かしょのハードポイントをゆうした。そこに装備そうびされるBD3-57KRVMパイロンには、20はつS-8ロケットだん収納しゅうのうするB8V20ロケットだんポッドを4か、あるいは23mm機関きかんほうGSh-23L格納かくのうしたUPK-23-250機関きかんほうポッド、もしくは50kgから500kgの軽量けいりょうばくだん搭載とうさいできた。自衛じえいよう装備そうびとしては、PKT機関きかんじゅう前方ぜんぽう搭載とうさいされた。また、アクティブ・パッシブ電子でんし装備そうび艤装ぎそうされた。

輸出ゆしゅつけのバリエーションとしては、エンジンをプラット・アンド・ホイットニー PW127としたもの、電子でんし装備そうび西側にしがわせいにしたものも開発かいはつされた。

ウラン・ウデでの開発かいはつ

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Mi-8AMT/Ми-8АМТ
Mi-171/Ми-171

MAKS'07で展示されたMi-171Sh「テルミナートル」

MAKS'07で展示てんじされたMi-171Sh「テルミナートル」

一方いっぽう、U-UAZでは1991ねんよりMi-8MTの生産せいさん開始かいしされた。その機体きたい若干じゃっかん変更へんこうくわえられ、あらたにMi-8AMT名称めいしょうあたえられた。輸出ゆしゅつがたは、Mi-171命名めいめいされた。

Mi-8AMTには、輸送ゆそうエアボーン救急きゅうきゅう旅客りょかく空中くうちゅう消火しょうか使用しようできるよう、かく派生はせいがた用意よういされた。エンジンは、Mi-8MTV同様どうようにTV3-117VMが搭載とうさいされた。機体きたい構造こうぞうにはいくつかのバリエーションがあるが、輸送ゆそうがた従来じゅうらい半球はんきゅうがたローディング・ランプとびら大型おおがた平面へいめんてきなタラップがたとびら変更へんこうしている。消防しょうぼうかたは4,000l消火しょうかえき搭載とうさいすることができる。

ウラン・ウデでは1990年代ねんだいうちすうひゃくのMi-8AMT/171が製造せいぞうされた。1997ねんには、Mi-171Aロシアにおける型式けいしき証明しょうめいた。1999ねんには、Mi-171の中国ちゅうごくにおける運用うんよう許可きょかとなるFAR-29の型式けいしき証明しょうめいた。これにより、Mi-171は中国ちゅうごくでの陸上りくじょうおよび水上すいじょうにおける乗客じょうきゃく貨物かもつ輸送ゆそう使用しようできるようになった。

また、1997ねんにはMi-8AMTの輸送ゆそう強襲きょうしゅうヘリコプターがたとなるMi-8AMTShもウラン・ウデではつ飛行ひこう実施じっしした。U-UAZでは、このMi-8AMTShをMi-171Sh名称めいしょうもと攻撃こうげきヘリコプターとして販売はんばいしている。

Mi-8AMTShでは操縦そうじゅうせき装甲そうこう下部かぶおよび前部ぜんぶ中心ちゅうしん増加ぞうかされた。ハードポイントは6箇所かしょで、各種かくしゅ武装ぶそう搭載とうさいできるようになった。機体きたいのち半球はんきゅう遠隔えんかく操作そうさされるPKT機関きかんじゅう防禦ぼうぎょした。ハードポイントに搭載とうさいする武装ぶそうには、対戦たいせんしゃミサイルとしては9M120「アターカV」または9K114「シュトゥールム」そら対空たいくうミサイルとしては9K38「イグラ」しゅ武装ぶそうふくまれた。これらのミサイルは、4連装れんそうランチャー利用りようして8はつ携行けいこうできた。このほかロケットだんポッドやばくだんなどが搭載とうさいできた。電子でんし装備そうびについてはおなじMi-171Shという名称めいしょうであっても採用さいようこくによってことなる仕様しようられた。とくに、原型げんけいでは機首きしゅ装備そうびされていた電子でんし工学こうがくポッドるい輸出ゆしゅつではオミットされている場合ばあいおおかった。

Mi-8AMTSh/171Shは、1997ねんモスクワMAKS'97イギリスファーンボロー'97、および1999ねんのファーンボロー'99などに出展しゅってんされた。ファーンボロー'99では、「テルミナートル」という愛称あいしょうあたえられた。Mi-8AMTSh/171Shはどう世代せだいのMi-24とどう水準すいじゅん艤装ぎそうするのに比較的ひかくてきやすみ、また、運用うんようじょう柔軟じゅうなんせいではMi-24を上回うわまわっている。また、Mi-8の運用うんよう実績じっせき導入どうにゅう予定よていのあるくににとってはとく運用うんようしやすい。こうした長所ちょうしょから、Mi-8AMTSh/171Shはアルジェリアマレーシア[1]チェコクロアチアなどに採用さいようされている。

カザンでの発展はってんがた

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Mi-8MTV-5/Ми-8МТВ-5
Mi-17V-5/Ми-17В-5

Mi-8MTV-1/17-1Vにつづき、1990ねんにはカザン・ヘリコプター工場こうじょうにてあたらしい基本きほんがたとなるMi-8MTV-2Mi-8MTV-3開発かいはつされた。これらのキャビンには従来じゅうらいの24めいにかわり30めい空挺くうていへい収容しゅうようできるようになっていた。また、装甲そうこう強化きょうかされ、各種かくしゅシステムも近代きんだいされた。Mi-8MTV-2ではスタブウイングハードポイントは6箇所かしょであったが、Mi-8MTV-3では4箇所かしょげんぜられ、かわりに対応たいおうする武装ぶそう種類しゅるいは8種類しゅるいから24種類しゅるいひろげられた。Mi-8MTV-3は強度きょうどつるした操舵そうだローターやパラシュート使用しようしない空挺くうていへいのためのシステム、おも物資ぶっしげることのできる機上きじょう起重機きじゅうき装備そうびした。1991ねん完成かんせいしたMi-8MTV-3は、輸出ゆしゅつようVIP仕様しようであるMi-172原型げんけいとなった。Mi-172は1994ねん完成かんせいし、FAR-29の型式けいしき証明しょうめいたあと輸出ゆしゅつされた。Mi-172のロシアでの型式けいしきは、Mi-172Aばれた。

1992ねんにはすべての近代きんだい改修かいしゅうれた派生はせいがたとなるMi-17M完成かんせいされた。これまでの改良かいりょうてんくわえ、Mi-17MではGPS航法こうほうシステムあたらしいレーダー大型おおがたされた舷側げんそくとびらMi-26しきあらためられた平面へいめんてき形状けいじょう水圧すいあつしきタラップがたローディング・ランプが装備そうびされた。カナダケロウナ・フライしゃおよびハネウェルしゃとの交渉こうしょう結果けっか共同きょうどう西側にしがわ仕様しよう派生はせいがたとなるMi-17KF開発かいはつされた。この機体きたいは、西側にしがわせい機材きざいとくグラスコックピット特徴とくちょうづけられた。エンジンは、出力しゅつりょく1,923馬力ばりき(1,434kWt)のTV3-117MTと2,070馬力ばりき(1,545kWt)のTV3-117MVが任意にんい選択せんたくできた。なお、「KF」とは「ケロウナ・フライ」の略号りゃくごうである。

Mi-17Mは、1997ねんにカザンにてMi-17Mのデモが、当面とうめん基本きほんがたとなるMi-8MTV-5基礎きそつくるために製作せいさくされた。Mi-8MTV-5は輸出ゆしゅつ名称めいしょうMi-17V-5あるいはMi-17MDばれ、輸送ゆそうとして国内外こくないがい航空機こうくうき市場いちばにておおきな成功せいこうおさめた。

Mi-8MTV-5が従来じゅうらいがたことなるのは、機体きたい形状けいじょう構造こうぞう近代きんだいされたてんであった。右舷うげんにはあたらしい出入でいりとびらもうけられ、左舷さげんとびらいちじるしく拡大かくだいされた。ランプの両開りょうびらとびらは、Mi-17M同様どうよう水圧すいあつしきのタラップがたとびらあらためられた。空挺くうていへいせきは36に増加ぞうかされた。こうしたあらため設計せっけいにより、空挺くうていへいは3くみかれ、後部こうぶランプと左右さゆう2つのとびらから同時どうじ降下こうかすることができるようになった。36めい降下こうかするのにかる時間じかんは、わずか15ふんであった。

左舷さげんとびら拡大かくだいされたことにより、あたらしい救助きゅうじょよう装備そうびひん搭載とうさいすることができるようになった。装備そうびひんには、300kgまでの物資ぶっしげられる起重機きじゅうきふくまれた。この装置そうち使つかい、Mi-8MTV-5は同時どうじに3めい人間にんげんすみやかにげることができた。ゆかめんそなわっている大型おおがたのハッチをけることにより、外部がいぶに4.5tの物資ぶっしげることができた。

Mi-8MTV-5の機首きしゅ部分ぶぶんは、完全かんぜんあたらしくされていた。流線型りゅうせんけいあらためられた機首きしゅには、あたらしい気象きしょうレーダーや電波でんぱ装備そうび搭載とうさいすることができた。Mi-8MTV-5には、あたらしい航法こうほう装備そうび夜間やかん暗視装置あんしそうち搭載とうさいされた。暗視装置あんしそうち追加ついかにより、Mi-8MTV-5は全天候ぜんてんこうにおいて、また、あらゆる時間じかんたいにおいて積極せっきょくてき活動かつどうができるようになった。最終さいしゅうてきに、Mi-8MTV-5はあたらしい外見がいけんあたらしい装備そうびて、今後こんごとも主力しゅりょくとしてMi-8の派生はせいがた世界中せかいじゅう運用うんようされていく素地そじつくげた。

KVZで製造せいぞうされているMi-17-1V、Mi-172、Mi-17V-5は、いずれもグラスコックピット海外かいがいせい任意にんい機材きざい装備そうびできるよう設計せっけいされている。エンジンはあたらしいVK-2500用意よういされており、このエンジン通常つうじょうで2,400馬力ばりき緊急きんきゅうには2,700馬力ばりき出力しゅつりょく発揮はっきできる。補助ほじょ動力どうりょく装置そうちには、チェコせいSAFIR-5K/G選択せんたくされている。高山たかやま地帯ちたいであるチベットおこなわれた原型げんけいMi-17Vの試験しけんでは、飛行ひこう高度こうどは7,950mにたっし、標高ひょうこう5.5kmの地点ちてんでの離着陸りちゃくりくにも成功せいこうした。エンジンの始動しどう標高ひょうこう6kmまででおこなうことができる。

性能せいのう主要しゅようしょもと

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ソ連それんぐんのMi-8MT(防塵ぼうじんフィルター装備そうび
  • 用途ようと多目的たもくてきヘリコプター(Многоцелевой вертолет
  • はつ飛行ひこう1975ねん8がつ17にち
  • 製造せいぞう期間きかん1977ねん-1997ねん
  • しゅ回転かいてんつばさ直径ちょっけい:21.30m
  • テールローター直径ちょっけい:3.91m
  • 全長ぜんちょう:18.42m
  • 全高ぜんこう:5.34m
  • 空虚くうきょ重量じゅうりょう:7,200kg
  • 通常つうじょう離陸りりく重量じゅうりょう:11,100kg
  • 最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう:13,000kg
  • 発動はつどうクリーモフ TV3-117MTターボシャフトエンジン×2
  • 出力しゅつりょく:1,454kWt×2
  • 補助ほじょ動力どうりょく装置そうちイーフチェンコ=プログレース AI-9V ターボジェットエンジン×1
  • 超過ちょうか禁止きんし速度そくど:250km/h
  • 巡航じゅんこう速度そくど:230km/h
  • 実用じつよう航続こうぞく距離きょり:500km
  • 上昇じょうしょうりつ:540m/min
  • 実用じつよう上昇じょうしょう限度げんど:5,000m
  • ホバリング上昇じょうしょう限度げんど:1,760m
  • 乗員じょういん:2-3めい
  • 積載せきさいりょう乗客じょうきゃく24めい、または付添つきそじんふく担架たんか12だい、または4,000kgまでの物資ぶっし機内きないがい搭載とうさい可能かのう
カザフスタン防空ぼうくうぐんのMi-8MTV
  • 用途ようと多目的たもくてきヘリコプター(Многоцелевой вертолет
  • はつ飛行ひこう1985ねん
  • 製造せいぞう期間きかん1988ねん-
  • しゅ回転かいてんつばさ直径ちょっけい:21.30m
  • テールローター直径ちょっけい:3.91m
  • 全長ぜんちょう:18.42m
  • 全高ぜんこう:5.34m
  • 空虚くうきょ重量じゅうりょう:7,381kg
  • 通常つうじょう離陸りりく重量じゅうりょう:11,100kg
  • 最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう:13,000kg
  • 発動はつどうクリーモフ TV3-117VM ターボシャフトエンジン×2
  • 出力しゅつりょく:1,639kWt×2
  • 補助ほじょ動力どうりょく装置そうち:イーフチェンコ=プログレース AI-9V ターボジェットエンジン×1
  • 超過ちょうか禁止きんし速度そくど:250km/h
  • 巡航じゅんこう速度そくど:230km/h
  • 実用じつよう航続こうぞく距離きょり:500km
  • 上昇じょうしょうりつ:540m/min
  • 実用じつよう上昇じょうしょう限度げんど:6,000m
  • ホバリング上昇じょうしょう限度げんど:3,980m
  • 乗員じょういん:2-3めい
  • 積載せきさいりょう乗客じょうきゃく24めい、または付添つきそじんふく担架たんか12だい、または4,000kgまでの物資ぶっし機内きないがい搭載とうさい可能かのう

派生はせいがた

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Mi-8AMT / Ми-8АМТ
Mi-8MTV-1のウラン・ウデ航空機こうくうき工場こうじょう製造せいぞうばん。Mi-8MTV-1から若干じゃっかん変更へんこうくわえられているが、エンジンは変更へんこうされていない。
Mi-8AMTSh / Ми-8АМТШ
Mi-8AMTの強襲きょうしゅうヘリコプター(Вертолет-штурмовикがた対戦たいせんしゃミサイル運用うんようできる。
Mi-8MT / Ми-8МТ
基本きほんがたTV3-117MT双発そうはつとし、補助ほじょ動力どうりょく装置そうちとして搭載とうさい
Mi-8MTV-1
Mi-8MTV / Ми-8МТВ - Mi-8MTV-1 / Ми-8МТВ-1
武装ぶそう輸送ゆそうかた。TV3-117VMエンジン搭載とうさいした。飛行ひこう上限じょうげん高度こうどが6,000mに向上こうじょうされた。1988ねんよりカザンにて製造せいぞうされた。
Mi-8MT「レターユシチイ・クラーン」 / Ми-8МТ "Летающий кран"
愛称あいしょうロシアで「そらぶクレーン」の意味いみ貨物かもつしつそなえられたクレーン操作そうさしつ特徴とくちょう
Mi-8MT「メテオ」 / Ми-8МТ "Метео"
気象きしょう観測かんそく1990ねんに12のMi-8MTがこの仕様しよう改修かいしゅうされた。
Mi-8MTT / Ми-8МТТ
帰還きかんした宇宙船うちゅうせん捜索そうさく
Mi-8MTA / Ми-8МТА
近接きんせつ戦術せんじゅつ偵察ていさつかた
Mi-8MTB / Ми-8МТБ
空中くうちゅう病院びょういんВоздушный госпитальがた1978ねん製作せいさくされた。
Mi-8MTV-2 / Ми-8МТВ-2
強化きょうかされた防護ぼうご装甲そうこうあたらしいテイルローター、ヘリボーン装備そうび重量じゅうりょうぶつ引上よう機上きじょうクレーンおよびあたらしい機内きない装備そうび搭載とうさいし、操縦そうじゅう配線はいせん系統けいとう耐久たいきゅうせいたかめた改修かいしゅうがた。30めい空挺くうていへい輸送ゆそうできた。
Mi-8MTV-3 / Ми-8МТВ-3
より高度こうど改良かいりょうがた対応たいおう武装ぶそう種類しゅるいやすかわりに、ハードポイントを4箇所かしょげんじた。
Mi-8MTV-3G / Ми-8МТВ-3Г
Mi-8MTV-3の派生はせいがたで、空中くうちゅう病院びょういんがた
Mi-8MTV-5 / Ми-8МТВ-5 - Mi-17V-5/Ми-17В-5
改修かいしゅうがたあたらしいふくあい素材そざいもちいたローターブレード、じく套、緊急きんきゅうよう着水ちゃくすい装備そうびあたらしい燃料ねんりょう系統けいとう、2しつしきブースター特徴付とくちょうづけられる。機外きがいにはまた、5tまでの物資ぶっしげることができる。1997ねん完成かんせいされた。
Mi-8MTV-7 / Ми-8МТВ-7 - Mi-17V-7/Ми-17В-7
Mi-8MTV-5のエンジンをVK-2500に、補助ほじょ動力どうりょく装置そうちをSAFIR-5K/G MIにかわそうした。ペイロードが1000kg増加ぞうかし、巡航じゅんこう速度そくどが20km/hはやくなった。
Mi-8MTBM / Ми-8МТБМ
医療いりょうМедицинскийがた。いわゆるドクターヘリである。
Mi-8MTBMPS / Ми-8МТБМПС
捜索そうさく救助きゅうじょ医療いりょうМедицинский поисково-спасательныйがた
Mi-8MTD / Ми-8МТД
救難きゅうなんСпасательныйがた帰還きかんした宇宙うちゅう飛行ひこう事故じこ不時着ふじちゃくした航空機こうくうき遭難そうなんしゃ捜索そうさくする。
Mi-8MTKO
Mi-8MTKO / Ми-8МТКО - Mi-17N / Ми-17Н
多目的たもくてき昼夜ちゅうやあいだ輸送ゆそう戦闘せんとうヘリコプター(Многоцелевой круглосуточный транспортно-боевой вертолетがた光学こうがく電子でんしジャイロスタビライザー赤外線せきがいせんおよびレーザー暗視装置あんしそうち昼夜ちゅうやあいだよう監視かんし装置そうち昼夜ちゅうやあいだよう航法こうほう装置そうちなど、24あいだ全天候ぜんてんこうにおいて活動かつどうできるしん装備そうび搭載とうさいされた。また、搭載とうさい武装ぶそう強化きょうかされ、各種かくしゅロケットだん機関きかんほうコンテナのほか対戦たいせんしゃミサイル9M14「マリュートカ」ならば6はつM-17P「スコルピオーン」ならば4はつ搭載とうさいできる。ロシア連邦れんぽうぐんチェチェン戦争せんそうおよびきたカフカース試験しけんしたほかベラルーシ空軍くうぐんおよ防空ぼうくうぐん採用さいようされている。輸出ゆしゅつけのMi-17Nの「N」は、「よるあいだよう」を意味いみする「Ночной」の略号りゃくごう
Mi-8MTM / Ми-8МТМ
空中くうちゅう病院びょういんВоздушный госпитальがた
Mi-8MTN / Ми-8МТН
宇宙うちゅう飛行ひこう医療いりょう支援しえん。1979ねん完成かんせい
Mi-8MTP / Ми-8МТП
電子でんし妨害ぼうがいПостановщик помехがた
Mi-8MTPB / Ми-8МТПБ
電子でんし妨害ぼうがいがた輸出ゆしゅつがたはMi-17PPとばれた。
Mi-8MTPI / Ми-8МТПИ
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTPSh / Ми-8МТПШ
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTPD / Ми-8МТД
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTPR1 / Ми-8МТР1
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTPR2 / Ми-8МТР2
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTS / Ми-8МТС
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTU / Ми-8МТУ
電子でんし妨害ぼうがいがた機首きしゅ大型おおがた円形えんけいドームかたレドームそなえる。ウクライナ空軍くうぐん配備はいびしていた。
Mi-8MTSh1 / Ми-8МТШ1
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTSh2 / Ми-8МТШ2
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTSh3 / Ми-8МТШ3
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTYa / Ми-8МТЯ
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MT-1S / Ми-8МТ-1С
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-8MTS / Ми-8МТС
電波でんぱ偵察ていさつがた1986ねん完成かんせい
Mi-8MTT / Ми-8МТТ
電波でんぱ偵察ていさつがた。1986ねん完成かんせい
Mi-8MTSkh / Ми-8МТСх
農業のうぎょうようСельскохозяйственныйがた
Mi-8MTF / Ми-8МТФ
写真しゃしん偵察ていさつがた1984ねん完成かんせい
Mi-8MTF (II) / Ми-8МТФ (II)
煙幕えんまく妨害ぼうがいПостановщик дымовых завесがた。1987ねん完成かんせい
Mi-13 / Ми-13 - Mi-8MTI / Ми-8МТИ
電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-14 / Ми-14
水陸すいりく両用りょうようがた
Mi-17 / Ми-17
Mi-8MTの輸出ゆしゅつがた
Mi-17-1V / Ми-17-1В
Mi-8MTV-1の輸出ゆしゅつがた
Mi-17-1VA / Ми-17-1ВА
空中くうちゅう病院びょういんがた。1989ねんのパリ航空こうくうショーで公開こうかいされた。出力しゅつりょく1,678kWtのTV3-117VMを搭載とうさいした。
Mi-17G / Ми-17Г
Mi-17-1VAの輸出ゆしゅつ派生はせいがた
Mi-17KF / Ми-17КФ
輸出ゆしゅつがたカナダのケロウナ・フライしゃおよびハネウェルしゃとの共同きょうどう開発かいはつ完成かんせいされた。イルカがた機首きしゅ西側にしがわせい電子でんし装備そうび搭載とうさいする。
Mi-17M / Ми-17М
改良かいりょうがた大型おおがたのタラップしきローディング・ランプを装備そうびした。積載せきさいりょうは5tに増加ぞうかされ、搭載とうさい機器きき刷新さっしんされた。1992ねん完成かんせいされた。
Mi-17P / Ми-17П
旅客機りょかくきがた
Mi-17PI / Ми-17ПИ
輸出ゆしゅつけの電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-17PP / Ми-17ПП
輸出ゆしゅつけの電子でんし妨害ぼうがいがた。Mi-8MTRBの輸出ゆしゅつ仕様しよう
Mi-17PG / Ми-17ПГ
輸出ゆしゅつけの電子でんし妨害ぼうがいがた
Mi-17RRA / Ми-17РРА
電子でんしせんよう派生はせいがた。1990ねん登場とうじょうした。
Mi-17V-5 / Ми-17В-5 - Mi-17MD / Ми-17МД
Mi-8MTV-5の輸出ゆしゅつがた右舷うげんとびら、タラップしきローディング・ランプ、イルカがた機首きしゅ特徴とくちょうとする。
Mi-17V-7/Ми-17В-7
Mi-8MTV-7の輸出ゆしゅつがた
中国ちゅうごくぐんのMi-171
Mi-171 / Ми-171
Mi-8AMTの輸出ゆしゅつがた
Mi-171A / Ми-171А
Mi-171の民間みんかん旅客りょかく輸送ゆそうがた型式けいしき証明しょうめいFAR 29およびJAR 29を取得しゅとく
Mi-171A1/ Ми-171А1
Mi-171の民間みんかん貨物かもつ輸送ゆそうがた型式けいしき証明しょうめいFAR 29およびJAR 29を取得しゅとく
Mi-171E / Ми-171Е
Mi-171のエンジンをVK-2500にかわそう
Mi-171TP / Ми-171ТП
Mi-171の改良かいりょうがた。1997ねん完成かんせい
Mi-171Sh/ Ми-171Ш
Mi-171Sh
Mi-8AMTSh強襲きょうしゅうヘリコプターの輸出ゆしゅつがた
Mi-172 / Ми-172
Mi-8MTV-3の輸出ゆしゅつがた。1991ねん完成かんせい。1994ねん型式けいしき証明しょうめいFAR-29を取得しゅとく
Mi-172PT / Ми-172ПТ
改良かいりょうがた。1997ねん完成かんせい
Mi-17Z-2
電子でんし妨害ぼうがいがたチェコスロバキア製作せいさくされた。
Mi-18 / Ми-18
軍用ぐんよう輸送ゆそうがた貨物かもつしつ容積ようせきやすため、胴体どうたいが1m延長えんちょうされている。政治せいじ経済けいざいてき理由りゆうから開発かいはつ中止ちゅうしされた。
Mi-19 / Ми-9
ソ連それんでは空中くうちゅう指揮しき通信つうしんがたとしてMi-8TをベースとしたMi-9生産せいさんしてきたが、Mi-8MTの完成かんせいにより1987ねんを以って同型どうけい製造せいぞうはMi-8MTをもとにしたMi-19にえた。
Mi-19R / Ми-19Р
ミサイル師団しだんよう製造せいぞうされたMi-19の派生はせいがた

運用うんようこく

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軍用ぐんようおよびじゅん軍用ぐんようのみ掲載けいさい。(x 数字すうじ)は保有ほゆうすう


登場とうじょう作品さくひん

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Operation Flashpointシリーズ』
OFP:CWC
ソ連それんぐん陣営じんえい使用しよう可能かのう輸送ゆそうヘリコプターとして登場とうじょうする。
OFP:DR
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん使用しようするヘリコプターとしてMi-171が登場とうじょうする。武装ぶそう輸送ゆそうがたロケットだんポッドを搭載とうさいした対地たいち攻撃こうげきかたの2種類しゅるい登場とうじょうする。
『オペレーションゴースト』
ミッション3では4、ファイナルミッションではテロリスト集団しゅうだんのボスが逃亡とうぼうさいむ。いずれもスティンガー撃墜げきついすることになる。
バトルフィールド2
MECの輸送ゆそうヘリコプターとして登場とうじょうする。ドアガンとして、機体きたい左右さゆうとびらKordじゅう機関きかんじゅう搭載とうさいしている。
マーセナリーズ
北朝鮮きたちょうせん中国ちゅうごくぐん反乱はんらんぐん輸送ゆそうヘリコプターとして登場とうじょうする。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ MilAvia Press.com 英語えいごによれば、マレーシア空軍くうぐん2008ねん1がつ時点じてんで2配備はいびのこり8受領じゅりょう
  2. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. pp. 179-180. ISBN 978-1-032-50895-5 
  3. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 181. ISBN 978-1-032-50895-5 
  4. ^ Lao People's Armed Forces”. 2020ねん1がつ12にち閲覧えつらん
  5. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 182. ISBN 978-1-032-50895-5 
  6. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 277. ISBN 978-1-032-50895-5 
  7. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 199. ISBN 978-1-032-50895-5 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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