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パソコンゲーム

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
PCゲームから転送てんそう
Paku Pakuパックマンクローンゲーム

パソコンゲームPCゲームえい: PC game)はパーソナルコンピュータ動作どうさするコンピュータゲームである。

歴史れきし

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前史ぜんし

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このにパーソナルコンピュータが登場とうじょうするまえ、つまりこの大型おおがたコンピュータミニコンしかなかった時代じだいから、エンジニアたちや大学院生だいがくいんせいたちはゲームソフトを制作せいさくしてあそんでいた。

1970年代ねんだい後半こうはん 黎明れいめいのパーソナルコンピュータようのゲームソフト

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パーソナルコンピュータは、愛好あいこうたちによってつねにゲーム目的もくてき使用しようされてきた。

1975ねんに「史上しじょうはつ市販しはんパーソナルコンピュータ」とされるAltair 8800登場とうじょうし、1970ねんだい後半こうはん次々つぎつぎとパーソナルコンピュータのあたらしい機種きしゅ登場とうじょうしてくるとゲームソフトのかず急激きゅうげきえてゆくことになった。いちれいげると1976ねんにはウォズニアックスティーブ・ジョブズApple I発売はつばいすると、2〜3ねんのうちにそれけのゲームソフトとしてスタートレック(スタートレックを題材だいざいにしたシミュレーションゲーム)、ブラックジャック(カードゲーム)、人生じんせいゲームチェスなど10ほんあまりがリリースされた[1]

よく1977ねんにはApple II発売はつばいし、そのApple IIよう次々つぎつぎとゲームソフトが制作せいさくされてゆくことになり、最初さいしょはApple IIの開発かいはつしゃのウォズニアックがいたBreak Outつまりブロックくずしなどすうほんだけであったが、そのはさまざまな組織そしき制作せいさく発売はつばいすることになり、1978ねんには17ほん前後ぜんこう、1979ねんには21ほん前後ぜんこう、1980ねんには25ほん前後ぜんこうといった調子ちょうし制作せいさくされていった(→en:List of Apple II games参照さんしょう)。また1977ねんにはコモドールしゃCommodore PETというパーソナルコンピュータを発売はつばいし、そのPETようにもおおくのゲームソフトが制作せいさくされていった(→en:List of Commodore PET games参照さんしょう)。

日本にっぽん国内こくないでは、1976ねんにNECから発売はつばいされたTK-80という8080互換ごかんCPUのトレーニングようボードの存在そんざいおおきかった。表示ひょうじ装置そうちは8けた7セグメントLEDしかなかったにもかかわらず、当時とうじのコンピュータ・マニア(マイコン愛好あいこう)たちはそんな表示ひょうじ装置そうちだけでもあそべるゲームソフトをさっそく16進数しんすう機械きかいはじめた。さらに1977ねん11月にTK-80BSという拡張かくちょうキットが発売はつばいされテレビ画面がめん表示ひょうじができBASICうごくようになると、マニアたちは文字もじキャラクタ文字もじフォント)を画面がめん表示ひょうじすることで簡素かんそ表現ひょうげんしてあそべるゲームを次々つぎつぎ制作せいさく、まもなくドットつまり画面がめんじょうくろくてちいさなてん単位たんい表示ひょうじ制御せいぎょしてゲームを制作せいさくすることもおこなはじめ、1978ねんなかスペースインベーダー流行はやはじめるとマニアたちはまもなくそれの動作どうさ原理げんり解析かいせきし、機械きかい+BASICなどでプログラムをきTK-80BSに移植いしょくした。

1978ねんにはシャープからMZ-80K発売はつばいされ、同機どうきようのゲームをマニアたちや企業きぎょうなどが制作せいさくし、誌面しめん印刷いんさつ文字もじなどで供給きょうきゅうされ一文字ひともじづつ入力にゅうりょくしたり、カセットテープのかたち供給きょうきゅうでされたりした。ゲームソフトウェアを文字もじ入力にゅうりょくする場合ばあい、それがどのようにユーザにとどけられていたかというと、1976ねんには『I/O』というマイコン雑誌ざっし創刊そうかんされ、そこにコンピュータゲームのプログラムがBASICや16進数しんすう機械きかいかれた状態じょうたい紙面しめん印刷いんさつされ、マニアたちがそれを、一文字いちもんじ一文字ひともじ入力にゅうりょくしてあそぶなどということがさかんにおこなわれるようになっていたのである。1982ねん5がつには日本にっぽんソフトバンクしゃげん・ソフトバンクグループ)からゲームソフトのソースプログラムも掲載けいさいした(ごうによっては大量たいりょうのダンプリストも掲載けいさいした)雑誌ざっしOh!MZ』が創刊そうかん(6がつごう)となった。

当時とうじのゲームソフトの供給きょうきゅうかたちとしては、カセットテープ(オーディオようのカセットテープをデータ記録きろくようもちいるデータレコーダでデータのみ、しをおこなうもの)、フロッピーディスク雑誌ざっし書籍しょせき誌面しめんにソースコードを印刷いんさつするなどの手法しゅほうがあった。

この段階だんかいのパソコンゲームでもすでに、ゲームにはまってしまいなんにちもやりつづけるなど、ゲーム依存いぞんしょう一種いっしゅ中毒ちゅうどくになるひとたちもいた。

PC8001、PC8800、PC9800のゲーム

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PC-8001およびPC-8001Mk-IIけのマリオブラザーズ(スペシャル)のソフト(ハドソン)。カセットテープデータレコーダよう)。
PC-88VAとゲームソフトのパッケージ2つ(マリオブラザーズなど)

1979ねんにNECからPC-8001シリーズ、1981ねんPC-8800シリーズ発売はつばいされると、パソコン愛好あいこうたちは、こぞってゲームの制作せいさく・ソースコードのみ・購入こうにゅう・プレイなどに熱中ねっちゅうした。

スペースインベーダーギャラクシアンムーンクレスタゼビウスなどの人気にんきタイトルが次々つぎつぎ移植いしょくされ、麻雀まーじゃんソフトも流行りゅうこうした。このPC-8001よう初代しょだい信長のぶなが野望やぼう開発かいはつ販売はんばいされ、国産こくさんパソコンゲームの数少かずすくない長寿ちょうじゅタイトルとなっている。

Category:PC-8001ようゲームソフト
Category:PC-8800ようゲームソフト
英語えいごけんのみで発売はつばいされて日本にっぽんでは販売はんばいされなかったソフトもおおいのでen:List of PC-88 games参照さんしょうのこと。

1982ねん日本電気にほんでんき(NEC)が、業務ぎょうむ使つかえる水準すいじゅん性能せいのう向上こうじょうさせたPC-9800シリーズを発売はつばいすると、だい企業きぎょうからマニアまで急速きゅうそく普及ふきゅうした。パソコンの愛好あいこうたちやゲームメーカーは、高性能こうせいのうしたPC-9800を使つかって多数たすうのゲームを展開てんかいし、国産こくさんパソコンゲームの全盛期ぜんせいききずいた。

PC-9800は日本にっぽん国外こくがいでも販売はんばいされ、英語えいごのゲームソフトも多数たすう開発かいはつされた。

以下いか一覧いちらん参照さんしょうのこと

PC-9800シリーズのゲームタイトル一覧いちらん
Category:PC-9800シリーズようゲームソフト英語えいごけんでのみ発売はつばいされ日本にっぽんでは販売はんばいされなかったソフトもおおいので)en:List of PC-98 games参照さんしょうのこと。

1980年代ねんだい IBM PCようのゲーム

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グリーンモニタのIBM PC(XT)でプリンス・オブ・ペルシャをプレイ

1981ねんには、「コンピュータ業界ぎょうかい巨人きょじん」とわれていたIBMIBM PC発売はつばいし、欧米おうべいではこれが標準ひょうじゅんてきなコンピュータとなり普及ふきゅうした。またIBM PCのクローンをつくるコンピュータメーカーが多数たすう登場とうじょうし、クローンマシンのぐんは「IBM PC コンパチブル」「IBM PCクローン」(日本にっぽんでいうところのPC/AT互換ごかん)とばれるようになり、IBM PCの仕様しようデファクトスタンダードした。

IBM PC(やそのクローン)は、基本きほんはオフィスで使つか想定そうてい設計せっけいされたマシンなのでおも企業きぎょう実務じつむ使つかわれたのではあるが、ゲームに使つかうということもおこなわれた。たとえばアメリカの企業きぎょうなどの重役じゅうやく中間ちゅうかん管理かんりしょく部屋へやにIBM PCが設置せっちされている場合ばあいでも、基本きほん仕事しごとのために使つかっていたにしても、一方いっぽうでデスクのしのなかにはゲームソフトを1~3ほどひそませておいて、仕事しごと合間あいま息抜いきぬきにゲームをしてあそぶようなことは一般いっぱんてきだった[ちゅう 1]

当時とうじのIBM PCのディスプレイの主流しゅりゅうはグリーンモニタ(当時とうじやさしい」とかんがえられていた緑色みどりいろだけで表示ひょうじするディスプレイ)であり、つまり単色たんしょく表示ひょうじであり、せいぜい濃淡のうたんしか表現ひょうげんできず、ほぼ白黒しろくろ表示ひょうじのようなものであった。カラー表示ひょうじをしたいユーザはColor Graphics Adapter(CGA。IBM PCようのカラービデオカード)を使つかったが、これもかなりかぎられた表示ひょうじ能力のうりょくしかなく、いろすう選択肢せんたくしが2しょく、4しょく、16しょくしかなく、解像度かいぞうど文字もじ換算かんさんでわずか40x25あるいは80x25表示ひょうじできる水準すいじゅんでしかなく、かなりかぎられた表示ひょうじ能力のうりょくでのゲームとなった。

1980年代ねんだいに200以上いじょうのPCゲームが販売はんばいされるようになり、もとはApple IIけだったゲーム(Microsoft Flight Simulatorなど)も多数たすう移植いしょくされ、もとはアーケードゲームだったゲーム(任天堂にんてんどうドンキーコングやAtariのBattlezoneやナムコのパックマンなど)も移植いしょくされた。

en:List of self-booting IBM PC compatible games

Commodore 64のゲーム

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C64のゲームプレイ風景ふうけい。キーボードいち体型たいけい本体ほんたい表示ひょうじようのテレビ受像じゅぞうジョイスティックコントローラ、フロッピーディスクドライブデータレコーダ。(ベルリンのコンピューターゲーム博物館はくぶつかんde:Computerspielemuseum Berlin展示てんじ
C64の「Spittis Search」の画面がめん
C64のドラッグレース・ゲーム

1982ねんCommodore 64(コモドール64。略称りゃくしょう C64)の量産りょうさんおよび販売はんばいはじまった。C64は欧米おうべい一般いっぱん家庭かてい人々ひとびと爆発ばくはつてきれた。C64はRFモジュレータ内蔵ないぞうであったため、本体ほんたいをそのまま家庭かていようテレビに接続せつぞくして安価あんか使つかうことでき、また輝度きど信号しんごういろ信号しんごう分離ぶんりして出力しゅつりょく可能かのうなコンポジット映像えいぞう信号しんごう出力しゅつりょく端子たんしそなえていたため、それに対応たいおうする別売べつばい専用せんようモニターを接続せつぞくすればよりうつくしい出力しゅつりょくることもできた。コモドールは販売はんばい戦略せんりゃくにもけていて、認定にんてい代理だいりてん販売はんばいするだけでなく、デパートや玩具おもちゃてんやディスカウントストアでもC64を販売はんばいした。販売はんばい総数そうすうは1982ねん量産りょうさん開始かいしから1993ねん販売はんばい終了しゅうりょうまでに、1250まんから1700まんだいほどにおよんだとされており、単一たんいつ機種きしゅとしてはもっと販売はんばい台数だいすうおおパーソナルコンピューターであり、いまもこの記録きろくやぶられていない[2][3]。1983ねんから1986ねんあいだ、C64は毎年まいとし200まんだい以上いじょうれ、市場いちばシェアは30%~40%にもおよんだ[4]競合きょうごうPC/AT互換ごかんApple製品せいひんAtariの8ビットファミリーよりもよくれていた驚異きょういてきなマシンであり、家庭かていではもっとも一般いっぱんてきなパソコンだったのである。

このC64けに1まんしゅえるソフトウェアが制作せいさく販売はんばいされたとされており、家庭かていようのパソコンでありながらまるでゲームマシンのように使つかひとおおく、C64けに2000ほんえるゲームソフト制作せいさく販売はんばいされた。

なお日本にっぽん市場いちばでは、日本語にほんごへの対応たいおうがあまりくなく、パソコンとしてはNECのパソコンぐんをはじめとする国産こくさんパソコンとの競合きょうごう、ゲームマシンとしては日本にっぽんファミコンとの競合きょうごうきるなどのしょ事情じじょうかさなり、あまり販売はんばいすうびず日本にっぽんでは知名度ちめいどがらなかった。だが欧米おうべい人々ひとびとにとっては、いまなお1980年代ねんだいのゲームマシンのようなパソコンとして圧倒的あっとうてき知名度ちめいどがある機種きしゅである。

2018ねんには復刻ふっこくばんのC64はんがミニチュアサイズ、HDMI、USB端子たんしつき、ジョイスティックつき、ゲームソフト64ほんこみで発売はつばいされた(THEC64 Mini)[5]。2019ねんにはC64の復刻ふっこくばん、HDMI端子たんしつき、実物じつぶつだいつまり1980年代ねんだい当時とうじのサイズで、おまけにキーボードのタッチかん再現さいげんしたものが、やはりゲームソフト64ほんプリインストールみの状態じょうたい発売はつばいされた[6]

シャープX68000のゲーム

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1987ねんにシャープから発売はつばいされたX68000はコアゲーマーから熱狂ねっきょうてき支持しじけた。MPUとして、それまで日本にっぽんのパソコンでは使つかわれていなかったモトローラのMC68000(Macintoshに搭載とうさいされていたもの)が搭載とうさいされていたこともあるが、なによりも当時とうじとしてはだい容量ようりょうほこるVRAMと強力きょうりょくなグラフィックコントローラぐんによって実現じつげんされた65,536しょく多色たしょくグラフィックとスプライト機能きのう、FM音源おんげん8チャンネル+ADPCM1チャンネル、1MBのメインメモリ(最大さいだい12MB)などの周辺しゅうへん回路かいろにより、総合そうごうてき競合きょうごう製品せいひん凌駕りょうがするホビーマシンとしての性能せいのうそなえていたからである。このX68000はゲームクリエイターを育成いくせいするための専門せんもん学校がっこう実習じっしゅうとしても採用さいようされ、良質りょうしつなゲームがおおつくられた。

1990年代ねんだい 3Dゲームの流行りゅうこうはじまり / ネットゲームの黎明れいめい

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3Dゲームの流行りゅうこう

1990年代ねんだい前半ぜんはんごろから3Dゲームが流行りゅうこうする。1990年代ねんだい前半ぜんはんのパソコンゲームのなかでも、とくに3D描画びょうが前面ぜんめんしたタイトルをげるとすれば、DOOMDuke Nukem 3DDESCENTMechWarrior 2MYSTニード・フォー・スピードレミングスなどがある。だがこの時代じだい、グラフィックの品質ひんしつがいしてひくかった。いずれも初版しょはんはCPUのみでレンダリングおこなっており、画面がめん解像度かいぞうども640x480や800x600程度ていどで、フレームレートすくなく、せいポリゴン使用しようおおく、テクスチャマッピングおこなわれていてもあらかった。こう品質ひんしつ描画びょうがでもフラットシェーディング採用さいようおおかった。

アーケードゲーム基板きばんはメーカーの独自どくじ開発かいはつにより複数ふくすうのCPUや3Dアクセラレータが搭載とうさい可能かのうになっていたため、当時とうじのCGワークステーションに匹敵ひってきするようなこう品質ひんしつな3Dを描画びょうができた。アーケードゲームのながれをけ、パソコンゲームでもこう品質ひんしつなグラフィックを実現じつげんすることを目標もくひょうに3Dアクセラレータの開発かいはつおこなわれた。

とはいえ、すべてのゲーマーが3Dゲーム指向しこうだったわけではなく、2Dゲームのほうをこのんでいたゲーマーもおおかった。2Dゲームは、1970年代ねんだい後半こうはんからつねあそばれつづけ 、1990年代ねんだい前半ぜんはんでもその状況じょうきょうわらなかった。

3Dアクセラレータの価格かかく低下ていか、グラフィックAPIの乱立らんりつ

1995ねん安価あんかにパソコンようの3Dアクセラレータチップをつくれるようになり、NVIDIANV1ATiの3D Rage,MatroxMystiqueS3 GraphicsのViRGE,RenditionのVérité V1000などが一斉いっせい登場とうじょうした。

だがグラフィックAPIについて統一とういつ規格きかくべるものはいまだなく、各社かくしゃことなるグラフィックAPIを提唱ていしょうしていた。たとえば、NVIDIA曲面きょくめん描画びょうがAPI,ATiはATI3DCIF,S3 GraphicsはS3d,3dfxはGlideを提唱ていしょうしていた。これらの規格きかくちがいで各社かくしゃのグラフィックカードであそべるゲームソフトが各々おのおの限定げんていてきになってしまった。また、ユーザー自身じしん購入こうにゅうするゲームソフトにおうじてグラフィックカードの差異さいつよ意識いしきしなければならず、プレイ環境かんきょう一式いっしきそろえようとすると非常ひじょう高価こうかであることから、一般いっぱんからは時期じき尚早しょうそうとして敬遠けいえんされた。

Windows 95、Direct X

1995ねん8がつ25にちMicrosoftからWindows 95英語えいごばん発売はつばいされ(日本語にほんごばん発売はつばい同年どうねん11がつ)、GUI使つかいやすいことが世界中せかいじゅう評価ひょうかされ普及ふきゅうした。そして、1995ねん10がつMicrosoftからグラフィックAPIのDirectX最初さいしょのバージョンが「Windows Games SDK」というでリリースされると、これがグラフィックAPIのデファクトスタンダードとなってゆき、かくグラフィックベンダーによる独自どくじ規格きかくすたれていった。Direct Xがスタンダードとなったことにより、ゲーム開発かいはつ効率こうりつがるようになった。

1996ねんには、一世いっせい風靡ふうびした3dfxのVoodoo Graphicsや、かげうすかったもののNECPowerVR PCX1も登場とうじょうした。この出来事できごとによって、はじめてパソコンゲームでハードウェア支援しえんによる高速こうそくな3D機能きのう利用りよう可能かのうとなった。ただし、技術ぎじゅつ限界げんかいから限定げんていてき描画びょうがプロセスしかあつかえないため、透視とうし変換へんかんやライティングなどの複雑ふくざつなジオメトリ計算けいさんはCPUに一任いちにんされており、まだGPUとはべないものであった。

3Dゲームについてえば、1990年代ねんだい後半こうはんは3Dグラフィックスの可能かのうせいためすようなソフトが多数たすう発売はつばいされた。おもFPS、レース、フライトシミュレータ多数たすうめた。かずすくないが、日本にっぽんのゲームメーカーによるアーケードゲームの移植いしょくおこなわれ、とくにセガはセガラリーバーチャファイター電脳でんのう戦機せんきバーチャロンなど、最先端さいせんたんの3Dゲームを続々ぞくぞく移植いしょくした。ただしこの時代じだいのパソコンのスペックでは、3Dゲームのおおくはおもすぎた。またメーカーの独自どくじ規格きかく依存いぞんしたゲームもおおく、自由じゆうにゲームパッドがえらべなかったり、多少たしょう環境かんきょう差異さいでゲームが起動きどうしなくなることもおおかった。インストールや設定せってい不親切ふしんせつなゲームもおおかった。デバイスドライバの問題もんだいによるパソコンのクラッシュも日常にちじょうてききていた。

この時代じだいの3Dパソコンゲームには、QuakeUnrealHalf-LifeFlight Simulator 95があり、ネットゲームには上記じょうきのオンラインRPGなどがある。

Windows 95が登場とうじょうしてすうねんで、コンピュータは「パソコン愛好あいこう」や「マイコン愛好あいこう」だけのものではなく「一般人いっぱんじん」のものになりはじめており、すでに素朴そぼくなレベルのパソコンゲームは一般人いっぱんじん娯楽ごらく選択肢せんたくしとなっていた。パソコンショップにけば、たとえば素朴そぼくな2Dシューティングのパソコンゲーム、チェスや将棋しょうぎなどのボードゲーム、戦略せんりゃくシミュレーションゲームなどのパソコンゲームも「Windows 95よう」とパッケージに明記めいきされた状態じょうたい店頭てんとうならべられて販売はんばいされていたからである。この時代じだいのパソコンのグラフィック性能せいのうでも2Dゲームは快適かいてきあそぶことができた。

GeForce256の発売はつばいとパソコンのグラフィック性能せいのう向上こうじょう

1999ねんハードウェアT&LそなえたGeForce256が、世界せかいはじめて「GPU」としょうして発売はつばいされた。透視とうし変換へんかんやライティングなどをおこなジオメトリエンジンがハードウェア実装じっそうされたGeForce256の発売はつばいで、CPUがおも負荷ふかから開放かいほうされたことで、グラフィック処理しょり劇的げきてき高速こうそくし、パソコンゲームのグラフィックは最先端さいせんたんのゲームならぶようになった。ハードウェアT&L以降いこうはCPUとGPUというプロセッサの役割やくわり分担ぶんたん明確めいかくした。

日本にっぽん国内こくないのPCゲームの動向どうこう

なおWindows 95の発売はつばいPC/AT互換ごかん日本にっぽん国内こくないでも普及ふきゅうしたことにより国産こくさんPCの売上うりあげ減少げんしょうし、国産こくさんメーカーのおおくが市場いちばから次々つぎつぎ撤退てったい日本にっぽんのゲームメーカーはそれにともなってパソコンゲームから撤退てったい当時とうじ流行りゅうこうのゲーム(32bit/64bitのもの)けの開発かいはつうつったことで、日本にっぽんではPCゲーム市場いちば急激きゅうげき縮小しゅくしょうした。なお、PCゲーマーであった原田はらだ勝弘かつひろバンダイナムコ)は、当時とうじはゲームだいヒットで頂点ちょうてんっていたようにみえた日本にっぽんのゲーム業界ぎょうかいも、じつはこのころから弱体じゃくたいはじまっていたとべている[7]。そのわり、以前いぜんから存在そんざいした同人どうじんゲームアダルトゲームくわえ、インターネットからダウンロードするフリーゲームおおきな位置いちめるようになった。

インターネットゲームの黎明れいめい

1990年代ねんだいにはすでにネット対戦たいせん機能きのう搭載とうさいしたゲームも発売はつばいされ、LANパーティーなどのネット対戦たいせんがパソコンマニアのあいだ徐々じょじょ普及ふきゅうした。

1997ねんMORPGディアブロ発売はつばいされ、MMORPGウルティマオンライン発売はつばいされた。1998ねんには韓国かんこくせいMMORPGリネージュ発売はつばいされた。いずれも発売はつばい当時とうじのパソコンやネット回線かいせんではきわめて負荷ふかたかく、なめらかには動作どうさしなかったが、ハードがわ性能せいのう向上こうじょうにより人気にんき増加ぞうかし、これらは今日きょうでは多人数たにんずう参加さんかによるRPGの先駆せんくてきなゲームソフトとしてられている。

1990年代ねんだい後半こうはんはいりネット対戦たいせん機能きのうそなえたゲームがえたことで、LANパーティー次第しだい隆盛りゅうせいし、1997ねん世界せかいはつのプロゲーマー参加さんかがたe-Sports大会たいかいである「サイバーアスリート・プロフェッショナル・リーグ」がアメリカ開催かいさいされた。

インターネットの利用りよう一般人いっぱんじん生活せいかつにも浸透しんとうしてくると、パソコンのてい価格かかくとネット回線かいせん高速こうそく常時じょうじ接続せつぞく普及ふきゅうで、ゲームマニアのあいだでネットゲームが流行りゅうこうはじめた。ネット回線かいせん高速こうそくしたことで、MMORPG実用じつようてきになった。

2000ねん以降いこう、パソコンの普及ふきゅうにさらに加速かそくがかかり、販売はんばい台数だいすうえたことにより、販売はんばい価格かかく低下ていか加速かそくした。インターネットも常時じょうじ接続せつぞく時代じだいむか徐々じょじょ普及ふきゅうしていき、ネットカフェえた。

2000ねん3がつ4にちはソニーのPlayStation 2発売はつばいされ、そのグラフィック性能せいのうはパソコンゲームのライバルにもなった。

2000年代ねんだい シェーダー、マルチコアCPU、Steam、実況じっきょうプレイ

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2002ねん発表はっぴょうされたSteam徐々じょじょ一般いっぱんしたことで、パソコンゲームの流通りゅうつうおおきな変化へんかきた。(Steamの詳細しょうさい後述こうじゅつ

この時代じだいは3Dパソコンゲームのタイトルが非常ひじょうえた。代表だいひょうてきなものをげるとするとたとえばHALOHalf-Life 2Far CryDOOM3BattlefieldGrand Theft Auto 3Crysisニード・フォー・スピードなどである。コンシューマゲームまえ劣勢れっせいだったゲームソフトのネームバリューも充実じゅうじつした。

一方いっぽうでその当時とうじのハイエンドパソコンでしかあそべないゲームがおおくリリースされ、プレイ環境かんきょう一式いっしき価格かかくかんがえるとマニアけの娯楽ごらくとどまっていた。

シェーダー、マルチコアCPU

ムーアの法則ほうそくはパソコンが登場とうじょうするまえから成立せいりつしており、パソコンは1970年代ねんだい登場とうじょうしたときから、利用りようしゃ性能せいのう需要じゅようこたえるべくつね性能せいのう向上こうじょうさせつづけており、メーカーは2000年代ねんだい同様どうよう性能せいのう向上こうじょうさせつづけていた[ちゅう 2]。2000年代ねんだいプログラマブルシェーダー実用じつようし、GPUがグラフィックの牽引けんいんやくつづになった。

PCメーカーや半導体はんどうたいメーカーによる際限さいげんのない性能せいのう向上こうじょうてい価格かかく競争きょうそうは、2000年代ねんだいつづけられ、その結果けっか、2006ねんにインテルはマルチコアCPUのだい2世代せだいてい価格かかくたいのものを用意よういIntel Coreシリーズとしてリリースしそれの普及ふきゅうはじまった。メモリの容量ようりょうあたりのてい価格かかくがもくだりし、この段階だんかいすうGBのメインメモリの搭載とうさいたりまえになった。そのようなPCスペック向上こうじょうのおかげで、3Dパソコンゲームも一般人いっぱんじん娯楽ごらく選択肢せんたくしとして現実げんじつてきになった。

ゲーミングPCの販売はんばいはじまり

なお、秋葉原あきはばら創業そうぎょうのPC専門せんもんてんドスパラはゲームようのPCとして2002ねんに「GALLERIA」シリーズを発売はつばいし、2006ねんごろからはいくつかのゲームタイトルでゲームメーカーから「このスペックのPCならとうゲームをたのしめる」と認定にんていて「ゲーム推奨すいしょうパソコン」として販売はんばいするようになっていた。これらのパソコンはとくにゲームをたのしむことを前提ぜんてい販売はんばいされたわけなので、今日きょうゲーミングPCの(日本にっぽんにおける)源流げんりゅううことはできる[8]

オンラインサービスやSNSやSteamの普及ふきゅう実況じっきょうプレイの流行りゅうこう

一般人いっぱんじんもパソコンやオンラインサービスの利用りようれ、ネットゲームも違和感いわかんなくれられるひと割合わりあいえた。動画どうが共有きょうゆうサービスSNSなどでゲーム動画どうが実況じっきょうプレイ動画どうがをアップロードすることも流行りゅうこうしていった。

ECサイトでのソフトの購入こうにゅうや、ユーザーフレンドリーなゲームインストール環境かんきょうであるSteam普及ふきゅうし、パソコンゲームはより身近みぢかなものになった。

2010年代ねんだい マルチプラットフォームやe-Sportsの勃興ぼっこう

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2010年代ねんだいにはゲームメーカーのマルチプラットフォーム戦略せんりゃく一環いっかんで、コンシューマゲームのみで展開てんかいしていたソフトがSteam大量たいりょう供給きょうきゅうされはじめると、パソコンゲームとコンシューマゲームの区別くべつがなくなる傾向けいこうすすんだ。オンラインでゲームが売買ばいばいされることがたりまえになり、操作そうさ説明せつめいもゲームない用意よういされるようになり、むしろゲームのパッケージ販売はんばいがマニアけになっていった。パソコンはつのオンラインゲームのMinecraftはコンシューマーからもおおきな人気にんきあつめた。

2010年代ねんだい中盤ちゅうばんはいると、ゲームマシンのちがいを意味いみいほどにマルチプラットフォームすすんだ。

e-Sports

パソコンゲームの対戦たいせん大会たいかい若者わかもの熱中ねっちゅうしはじめ、それがいろいろな意味いみで「かねのなる」になると気付きづいた企業きぎょうもそれを後押あとおしし、それを「e-Sports」とび、世論せろんもかつてのゲーム有害ゆうがいろんから転換てんかんしていった。

VRゲーム

2010年代ねんだいまつころから、VRヘッドセットやVRコントローラが安価あんかになってきたことにより、パソコンゲームは没入ぼつにゅうかんたかめる方向ほうこうでも進化しんかした。またのサービスとの連携れんけい模索もさくしている。

また3Dゲームのブームが一段落いちだんらくしたことで2Dゲームもさい評価ひょうかがされている。

PCゲーム市場いちば近況きんきょう

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2007ねんにiPhoneが2008ねんにAndroidのスマートフォンががリリースされ、2010年代ねんだいにはスマートフォンが急激きゅうげき世界せかいてき普及ふきゅうし、スマートフォンゲームアプリの市場いちばきゅう拡大かくだいしはじめていた。

一方いっぽう、PCゲームの市場いちばのほうも拡大かくだいし、Steamのconcurrent usersのかずは、同社どうしゃ発表はっぴょうによると、2012ねんに500まんにん、2015ねん1がつには1200まんにん、というように急増きゅうぞうしていた[9]

2010年代ねんだいのなかばころには、ゲーミングPC市場いちば世界せかいとし8~10%の成長せいちょうつづけている状況じょうきょうになっており、NVIDIAの試算しさんによれば、ある程度ていどのグラフィックレベルのゲームをしゅう1かい以上いじょうプレイするPCゲーム・ユーザーのかずは3おくにんたっしている、とされた[10]

SteamでのPCゲームのダウンロードが普及ふきゅうしてゆくなか、2010ねん以降いこう、PCじょうでしかプレイできないマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ (MOBA) と、F2Pというジャンルが急激きゅうげき普及ふきゅうし、エレクトロニック・スポーツTwitchなどのライブストリーミング配信はいしんプラットフォームで観戦かんせんしてたのしむ人達ひとたちえたことなどが、PCゲームの市場いちば規模きぼ拡大かくだい後押あとおしして、売上うりあげ規模きぼでPCゲームの市場いちば規模きぼはコンソールけゲームの市場いちば規模きぼえた[11][12][13]。 2010年代ねんだいのなかばころには、PCゲームのプレイを録画ろくがしてネットでながしたり、プレイを実況じっきょうながすことが流行りゅうこうするようになっており、すでに一般いっぱんのスポーツ中継ちゅうけいF1NFLなみ規模きぼ到達とうたつしていた[10]

2015ねん時点じてん予測よそくで、PCゲーム市場いちばは2019ねんまでに350おくドル規模きぼ成長せいちょうすると見込みこまれ、スマートフォンならんでゲーム市場いちば成長せいちょう牽引けんいんやくとなることが予測よそくされた[14][15]

久夛良木くたらぎけんは2016ねん、PCでのゲーム開発かいはつ環境かんきょうひいてはゲームプレイ環境かんきょう充実じゅうじつにより、ゲームタイトル開発かいはつにおける家庭かていようゲームとPCゲームのプラットフォームの融合ゆうごうすすんでいる、と指摘してきした[16]

日本にっぽん

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日本にっぽんのPCゲーム市場いちばは1980年代ねんだいから1990年代ねんだい前半ぜんはんにかけてがりをみせたものの、その衰退すいたいし、世界せかい市場いちばくらべるとその規模きぼちいさく、2000年代ねんだいニッチ市場いちばからだっしてない状況じょうきょうだった。

そのせいでちいさな販売はんばいすうおおきな利益りえきようとするこう価格かかく傾向けいこうがあった[17]おおくのゲーム制作せいさく会社かいしゃはPCゲームのわりにコンシューマーけのゲーム開発かいはつ集中しゅうちゅうしていた。その原因げんいん以下いかである。

  • もともと日本にっぽん任天堂にんてんどう、ソニー、セガなど強力きょうりょくなコンシューマーメーカーの本拠地ほんきょちであった
  • 国産こくさんPCとともひろまったPCゲームだが、1995ねんからはじまったWindows 95とPC/AT互換ごかん普及ふきゅうにより国産こくさんPCの衰退すいたい壊滅かいめつきた
  • 日本にっぽん輸入ゆにゅう販売はんばいされた海外かいがいせいPCゲームソフトは日本語にほんご表示ひょうじ対応たいおうしていないものがおおく、日本にっぽん国内こくないでは販売はんばいびなかった
  • PCゲームの一大いちだいジャンルとなったFPS人気にんきながらくひくかった

これらの要因よういんかさなった結果けっか日本にっぽん国内こくないのPCゲーム市場いちば低迷ていめいつづ状態じょうたいだった。このような状況じょうきょう転機てんきおとずれたのは2010年代ねんだいだった。

2010年代ねんだいはいって、今度こんどはアーケードや家庭かていようゲームの市場いちばのほうが衰退すいたい傾向けいこうおちいっていた。その原因げんいんはスマートフォンの台頭たいとうである。日本にっぽんでは2010年代ねんだいきたてい価格かかくスマホ普及ふきゅうによりアプリストアでゲームアプリを簡単かんたんにダウンロードできるようになったことで、(PCゲームレベルの品質ひんしつにこそとどかないものの)そこそこのクォリティーのゲームがおおくの人々ひとびとにより容易たやすわたれるようになった。これがアーケード・家庭かていようゲーム衰退すいたい原因げんいんひとつであった。

そんな状況じょうきょうで、日本にっぽんのPCゲーム市場いちばは、スマホのゲームアプリにけることはなく復興ふっこうきざしをみせた。2015ねんころにはSteamそうユーザすうのうち、日本にっぽんユーザは4 - 5%までえた[18]

2010年代ねんだいのなかば、NVIDIAのGeForceビジネスユニット担当たんとうふく社長しゃちょうからは「ゲームの実況じっきょう視聴しちょうしてたのしむことは日本にっぽんではまだがりの段階だんかいだ(そしてこれからびるだろう)」とし、「また日本にっぽんのPCゲーム市場いちばはGPUの購入こうにゅう傾向けいこうからるとハイエンド指向しこう突出とっしゅつしている」と分析ぶんせきした[10]

2020年代ねんだいからはSteamの日本にっぽんユーザーがもう一度いちど大幅おおはば増加ぞうかするうごきがある[19]日本にっぽんのPCゲーム市場いちばたか成長せいちょうりつ記録きろくし、Steamのくにべつランキングのトップ10にもはいった[20]。それにわせて、日本語にほんご公式こうしき対応たいおうのPCゲームソフトがえつつある。日本語にほんご対応たいおうのソフトも、ユーザーがわ非公式ひこうしき翻訳ほんやくパッチを制作せいさく公開こうかいするケースがえた。

ひがしアジア大陸たいりく

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ひがしアジア大陸たいりく諸国しょこくは、日本にっぽんとはぎゃくにいちはやくからPCゲームがさかんだった。日本にっぽん欧米おうべいとはちがって家庭かていようゲーム市場いちばきわめて微弱びじゃくだったこと著作ちょさくけんほうにち欧米おうべいくらべてすこゆるかったことがひがしアジア諸国しょこくでPCゲームが普及ふきゅうした原因げんいんとなった。

これらのくには「PCゲームとくのゲームセンター」にちかネットカフェおおこと特徴とくちょうである。

韓国かんこく

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韓国かんこくで1990年代ねんだい末期まっきからPCゲームが台頭たいとうしはじめた。これは日本にっぽんにおけるPCゲーム普及ふきゅうよりもやく20ねんはやいのである。

当時とうじ韓国かんこく政府せいふ推進すいしんしていた「国民こくみんPC」普及ふきゅう政策せいさく[21]、そしてどう時期じきBlizzardしゃのRTS『StarCraft』のだいヒット、PCぼうインターネットカフェ)の普及ふきゅう、これらの要因よういんって90年代ねんだいまつ~2000年代ねんだい初期しょき韓国かんこくでパソコンゲームが主流しゅりゅうになったのである。

2000年代ねんだい中盤ちゅうばん韓国かんこくPS2ニンテンドーDS正式せいしき輸入ゆにゅうされたとき、しばらくは家庭かていようゲーム市場いちば韓国かんこく拡大かくだいするうごきがあった。しかし以降いこう韓国かんこくはPCゲームが圧倒的あっとうてき主流しゅりゅうのままである。

著作ちょさくけんほうがまだ整備せいびだった2006ねん以前いぜん韓国かんこくでは「ジュエルゲーム[22]」という形式けいしきのゲームパッケージがれていた。ジュエルゲームとは「ジュエルケースはいったCDいちまい、と簡略かんりゃく説明せつめいしょ」といったシンプルな構成こうせい廉価れんかばんゲームパッケージであり、嵩張かさばるパッケージボックス・その付属ふぞくひん一切いっさいはぶいたものである。とうなソフト会社かいしゃ正式せいしき販売はんばいしたジュエルゲームもあったが、海賊版かいぞくばんソフトもおおくあった。なかには欧米おうべいのサイトじょう公開こうかいされているフリーソフトを流用りゅうようしてアセットフリップしただけ、(そもそもPCばん移植いしょく存在そんざいしないはずの)日本にっぽんせい家庭かていようソフトをROMファイルの形式けいしき抽出ちゅうしゅつしてエミュレータえただけ、のような代物しろものまで存在そんざいしていた。

中国ちゅうごく

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にちかん以上いじょうにコンソールゲーム市場いちば微弱びじゃく中国ちゅうごくでも、PCゲームが主流しゅりゅうである。

2015ねん調査ちょうさでは、中国ちゅうごくゲーム市場いちば全体ぜんたいの221おくあめりかドルのうち、やく57%の125おくドルがPC・MMOゲームだとされている(一方いっぽう家庭かていようゲームは、たった1.8%の4おくドルしかない)[23]。この割合わりあいはスマホゲーム市場いちば成長せいちょうちたものの、2022ねん時点じてんでもPCゲームが市場いちばの31%をめる中国ちゅうごく[24]相変あいかわらずPCゲームがさかんなくにである。

中国ちゅうごくでも、やはりブリザードしゃせいのPCゲームが人気にんきである。Starcraftがさかんな韓国かんこくくらべて、こちらはWarcraftシリーズが主流しゅりゅうである。とくに『ウォークラフト3』は中国ちゅうごく国民こくみんてきゲームになっており、関連かんれん大会たいかいも2010年代ねんだいからほぼ全部ぜんぶ中国ちゅうごく開催かいさいされている[25]どうシリーズを映画えいがした作品さくひん収益しゅうえき半分はんぶん以上いじょう中国ちゅうごくから発生はっせいしたほどである。

欧米おうべい諸国しょこく

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(2000年代ねんだい日本にっぽんほど極端きょくたんでないものの)欧米おうべい全体ぜんたいとしてはモバイル・コンソールにたいしてPCゲームが劣勢れっせいであるかんいなめない。それでもPCゲームは着実ちゃくじつ市場いちば全体ぜんたいなか一定いっていのシェアを確保かくほしている。

2023ねんにおけるぜん世界せかいゲーム市場いちばのうちやく20%がPCゲームであり[26]欧米おうべい諸国しょこくもだいたいこの割合わりあい維持いじしている。

欧米おうべい諸国しょこくでは「西欧せいおうほど(コンソールにたいし)PCゲームが劣勢れっせい拮抗きっこう東欧とうおうちかいほどPCゲームが優勢ゆうせい」な傾向けいこうがある。

英語えいごけん

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北米ほくべいのゲーム市場いちばにおけるPCゲームの割合わりあい欧米おうべい諸国しょこく平均へいきんレベルである。[27]

かつてアメリカはパソコンの発祥はっしょうらしく、PCゲームが市場いちば全体ぜんたい半分はんぶんちかくをめたこともあった(参考さんこう2015ねんアメリカの機種きしゅべつゲーム市場いちばシェア)。しかし、おなじくアメリカで台頭たいとうしたスマホおよびアプリストアの影響えいきょうでPCゲームのシェアがち、いま北米ほくべいしょ外国がいこくおなじくやく20%前後ぜんごいている。[27]

一方いっぽうイギリスではコンソールがPCゲームにたいして優勢ゆうせいであり、40%以上いじょうのユーザーが家庭かていようゲームをこのんでいる。これはPCゲームをこのそうばい以上いじょうである。[28]

北西ほくせいヨーロッパ

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ドイツはPC・コンソール・モバイルのさんしゃ対等たいとう拮抗きっこうするくに[28]である。RTS『Command & Conquer』シリーズ国民こくみんてきゲームになったり、PCゲームユーザーを題材だいざいにしたユーモア動画どうが人気にんきになるなど、PCゲームはドイツでそれなりの存在そんざいかんしめしている。

フランスはPCゲームが劣勢れっせいくにである。ユーザーすうこそモバイル・家庭かていようとほぼおなじものの、市場いちばシェアのめんではたった17%しかめていない。この割合わりあいは、スマホゲームの22.4%よりひくいものである。一方いっぽう家庭かていようはフランスのゲーム市場いちばの60%をめている。[29]

PCゲームで頭角とうかくあらわくにひとつとしてスウェーデンがある。Mojang開発かいはつした『マインクラフト』世界せかいてきだいヒットをしたことをきっかけに、スウェーデンはPCゲーム強国きょうこくひとつとして存在そんざいかんしめすことになった。

有名ゆうめいなスウェーデンのPCゲーム開発かいはつ会社かいしゃは、『Europa Universalis』『Hearts of Iron』シリーズなど歴史れきし戦略せんりゃくシミュレーションが主力しゅりょく商品しょうひんであるParadox Interactiveしゃ『Sanctum』シリーズ・『ヤギシミュレーター』などでられているCoffee Stain Studioなどがある。また、スウェーデンでは外国がいこくけいゲームデベロッパーの子会社こがいしゃ・スタジオもおお存在そんざいしている。

スウェーデンのゲーム業界ぎょうかいは、国内こくない内需ないじゅだけでなく世界せかい各国かっこくへの輸出ゆしゅつおおくのちかられる傾向けいこうがある[30]とく近年きんねんではスウェーデン国内こくないのゲーム市場いちば規模きぼやく31おくユーロ)よりも海外かいがい輸出ゆしゅつがくのほうがおおきくなった。[30]

きゅうソ連それんひがしヨーロッパ

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家庭かていようゲームが優勢ゆうせい西欧せいおうくらべて、東欧とうおう全体ぜんたいてきにPCゲームが優勢ゆうせい地域ちいきである。

ロシアはPCゲームがさかんなくにひとつである。中国ちゅうごくおなじく、コンソール市場いちば貧弱ひんじゃくだったためである。

ユーザーすうだけると、PCゲームをプレイするロシアじんやく4せんまんにんで、スマホゲームユーザーの6せん5ひゃくまんにんよりややすくない。ただし、「どのプラットフォームをこのむか」に注目ちゅうもくすると、60%がPCゲームをこのみ、これはスマホゲームをこのそうの19%、コンソールをこのそうの20%よりもはるかにおおいのである。[31]

ほかのひがしヨーロッパ・バルカン半島ばるかんはんとう諸国しょこくもPCゲーム優勢ゆうせい地域ちいきで、これらのくにではゲーム市場いちばの30~40%以上いじょうをPCゲームがめている[32]。この地域ちいきでは(西欧せいおう・ロシアとくらべて小規模しょうきぼながら)PCゲームで頭角とうかくあらわ会社かいしゃがいくつか点在てんざいしている。(れい3DivisionSCS Software

中東ちゅうとう・アフリカ・インド大陸たいりく

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これらのくには、そもそもPCゲーム・家庭かていようゲーム両方りょうほう市場いちばきわめてちいさかったので、スマホの登場とうじょう同時どうじにモバイルゲームが圧倒的あっとうてき主流しゅりゅうになった地域ちいきである。たとえばインドのゲーム人口じんこうの94%がスマホゲームユーザーである一方いっぽう、PCゲーム・家庭かていようゲームはそれぞれ9%・4%しかめてない。[33]

例外れいがいてきにオイルマネーでうるお湾岸わんがん諸国しょこくはPC・コンソールゲームが相当そうとうのシェアをめている。[34]

おもなPCゲームストア

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PCゲームをダウンロード販売はんばいしているおもなストア。総合そうごうてきなストアは、幅広はばひろいデベロッパーのゲームを数多かずおおそろえている傾向けいこうにある。ゲーム会社かいしゃ独自どくじ展開てんかいするストアはおも自社じしゃ製品せいひんとくしたものであるが、サードパーティーせいのゲームをあつかっているものもある。そののストアは、ゲームソフトのえに必要ひつようなプロダクトキーを販売はんばいするストアであり、比較的ひかくてき安価あんか販売はんばいされているものがおおい。(※括弧かっこないはメーカーと、おも配信はいしんタイトル)

総合そうごうてきなストア
ゲーム開発かいはつ会社かいしゃ独自どくじ展開てんかいするストア
そののストア

Steamについては特筆とくひつあたいするので、とく一節いっせついて説明せつめいする。

2002ねん発表はっぴょうされたSteamは、ゲームのダウンロード販売はんばい配信はいしん著作ちょさくけん管理かんりアクティベーションによるコピーガード)、自動じどうアップデート、そしてソーシャルネットワーク機能きのうがあり[35]完全かんぜんなダウンロード販売はんばいのため、パッケージや説明せつめいしょ印刷いんさつコストや流通りゅうつうコストも必要ひつようなくなり、ゲームのてい価格かかく促進そくしんした[36]。さらに、Steamの特徴とくちょうとしてつねなんらかのセールをおこない、としすうかいだい規模きぼセールでは4,000をえるタイトルがセール対象たいしょうとなり、AAAタイトルでも50%き〜75%きなどこう割引わりびきりつでの販売はんばいされる。これは販売はんばいコストがひくいダウンロード販売はんばいならではの手法しゅほうであり、セールによってげの向上こうじょうとさらなる利益りえきをもたらしている[37]

これら、SteamやOriginUplayたんなるゲームのダウンロード販売はんばいサイトでなく、ゲーム配信はいしんプラットフォームであり、CDキーシリアル番号ばんごう)の入力にゅうりょくによって自社じしゃストアからの購入こうにゅうでなくてもゲームをアカウントに追加ついかすることができる(購入こうにゅうしたCDキーをアカウントの情報じょうほう登録とうろくする必要ひつようがあるため、CDキーを2つ以上いじょうのアカウントで使つかまわ不正ふせいふせぐことができる)。小売こうりてんにおいても在庫ざいこコストをようしないCDキーのみの販売はんばいとするメリットはおおきく、2014ねん現在げんざいでは世界せかいのPCゲーム販売はんばいのほとんどがゲーム配信はいしんプラットフォームをかいしたものであり、パッケージソフトでの販売はんばいはごく少数しょうすうにとどまっている[38]

高速こうそくインターネット普及ふきゅうだい容量ようりょうのPCゲームがすうふんすうあいだダウンロードあそべる手軽てがるさや、通信つうしん経由けいゆのため中間ちゅうかん費用ひよう一切いっさいかからないことによるてい価格かかく市場いちば後押あとおししている[39]

一言ひとことにパソコンとっても、OSはいくつもある。Windowsでも、MacOSでも、Linuxでもパソコンゲームはあそぶことができるが、1990年代ねんだい後半こうはん~200X年代ねんだいPC/AT互換ごかんのWindowsけが圧倒的あっとうてきおお状況じょうきょうだった。2010年代ねんだいマルチプラットフォーム進展しんてんにより、MacOSやLinux対応たいおうのものもえている。

1995ねんWindows 95発売はつばいされて以降いこうは、PCにおけるゲームの販売はんばいすう売上うりあげ金額きんがく)でWindows/DirectXけが圧倒的あっとうてきおお状況じょうきょうになっている。フリーゲーム同様どうようである。DirectXけのGPUにはNVIDIA GeForceAMD Radeonがある。2016ねん現在げんざいでもOpenGLmacOSLinuxけにゲームは開発かいはつされているが、大手おおてパブリッシャーからているゲームはWindowsからの移植いしょくがほとんどで、Windows以外いがいのOSけにゲームの開発かいはつがけるパブリッシャーはPangea Softwareなど非常ひじょう少数しょうすうである。

Windows 10ではWindowsストアのアプリ基盤きばんとしてユニバーサルWindowsプラットフォームがあり、Xbox Oneなども対応たいおうしている[40][41]

Macも、機種きしゅによってCPUの性能せいのうことなるが、近年きんねん機種きしゅえばMacBook ProのCPUの性能せいのうはMacのなかでもたかいので、グラフィックの性能せいのうもとめるゲームの処理しょり軽々かるがるとこなすことができる。たとえばMinecraftなどもサクサクとうごく。

SteamでもMacOS対応たいおうのゲームがダウンロードできる。SteamないのMac対応たいおうゲームのページをけばよい。

とくに2020ねん11月に高性能こうせいのうApple M1チップが発表はっぴょうされ、どうチップが搭載とうさいされたMacが市販しはんされるようになってからは、ゲームコミュニティのなかでMacOSの評価ひょうか以前いぜんよりもたかくなった。

英語えいごばん以下いか記事きじ参照さんしょう
en:List of Macintosh games (アルファベットめい配列はいれつされ、リストが分断ぶんだんされてしまっているが、かくアルファベットないみぎはしのOSのバージョンをえらべば近年きんねんのゲームも検索けんさくできる。)
en:Mac gaming

Linuxけのゲームも多数たすう開発かいはつされている。

無料むりょうのゲームがおお流通りゅうつうしている。

SteamからLinuxようのゲームをダウンロードしてあそぶこともできる。さらにSteamにはSteam Playというしくみ、もともとWindowsけのはずのゲームをLinuxじょう動作どうささせる仕組しくみがあるので、LinuxじょうでWindowsけのゲームもあそぶことができる。一言ひとことでLinuxとってもさまざまなディストリビューション(Linuxのなかの種類しゅるい)があるが、とくUbuntuはSteamの公式こうしき対応たいおうとなっているので(SteamじょうのLinuxけゲームを)容易よういうごかすことができる。種類しゅるいのLinuxについては、それなりの工夫くふう必要ひつようとなる場合ばあいおおい。[42]

Linuxでレトロゲームうごかすためのソフトウェアるい無料むりょう多数たすう公開こうかいされており、それに役立やくだつハードウェアるい多数たすう販売はんばいされている。レトロゲームをうごかしたいならば、WindowsよりもむしろLinuxのほうがてきしている、とえるくらいにLinuxはそのたぐいのソフトウェアやハードウェアが充実じゅうじつしている。LinuxがうごいているRaspberry Piを(かつてのファミコンなどのゲームが非常ひじょう種類しゅるいうごくような)ゲーム専用せんようのマシンに仕立したててあげることも、Raspberry Piユーザたちや、Makers(メイカーズムーブメント実行じっこうしゃたち)のあいだではそれなりに流行りゅうこうしている。

特徴とくちょう長所ちょうしょ短所たんしょ

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パソコンゲームの特徴とくちょう説明せつめいするには、まずパソコンゲームはなにかという定義ていぎかえらなければならないが、パソコンゲーム(PCゲーム)は、定義ていぎのとおり、パーソナルコンピュータで動作どうさするコンピュータゲームであり、かなりはばひろい。

パソコンの性能せいのう時代じだいごとにかなり変化へんかしてきており、また1980年代ねんだい、1990年代ねんだい同一どういつ時代じだいでくくってもパソコンの機種きしゅごとに性能せいのう高低こうていはあり、現代げんだいでも、2000年代ねんだいでもてい性能せいのうのパソコンもあれば高性能こうせいのうのパソコンもあり、さらに最初さいしょからおもにゲームをすることを前提ぜんてい設計せっけいされたPC(ゲーミングPC)もあり、すべての時代じだいのパソコンゲームの特徴とくちょう長所ちょうしょ短所たんしょ簡潔かんけつ説明せつめいすることは非常ひじょう困難こんなんである。

やむをないので、したでは比較的ひかくてき近年きんねん(おおむね2010年代ねんだい以降いこう)のパソコンゲームの長所ちょうしょ短所たんしょについて解説かいせつする。

長所ちょうしょ

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ソフトウェア頒布はんぷ自由じゆうたか
パソコンプラットフォームの決定的けっていてき特徴とくちょうは、ソフトウェア頒布はんぷ方法ほうほうがシステムに制御せいぎょされないことである(iOS/AndroidでいえばApp Store/Google PlayPlayStationでいえばPlayStation Storeのようなしばりが存在そんざいしない)。よってプラットフォームによる「アップルぜい」などの経費けいひ表現ひょうげん規制きせいなども迂回うかいできる。これによる利点りてん以下いかのソフトウェアコストの削減さくげん自由じゆう表現ひょうげんつながる。
販売はんばい価格かかく比較的ひかくてき安価あんかなものがおお
AndroidスマホのGoogle Playのコミッションも30%、iPhoneのApp Storeのコミッションも30%、PCゲームのDLサイトのSteamのコミッションも30%となっており、つまりスマホのアプリストアでのゲームの販売はんばいとSteamでのゲームの販売はんばいでコミッションにかんしては同率どうりつなのであるが、PCゲームのほうが販売はんばい価格かかく安価あんか設定せっていされていることがおおい。
その理由りゆうは、AndroidアプリのストアはGooglePlayに事実じじつじょうほぼ独占どくせんされており、iPhoneアプリのストアもApp Storeに事実じじつじょう独占どくせんされていて、アプリ制作せいさく会社かいしゃにとって販売はんばいルートが実際じっさいてきにはひとつしかく、販路はんろえらぶことば実際じっさいじょうできない状況じょうきょうかれており(これにかんしてEpic GamesたいApple訴訟そしょうでは、Appleのやりかた独占どくせん禁止きんしほう抵触ていしょくすると提訴ていそされた)、価格かかく競争きょうそうきないので価格かかくこうまりするちからはたらくのにたいして、PCゲームの場合ばあいは、DLサイトが多数たすうあり(代表だいひょうてきなPCゲームの大手おおてストアはsteamOriginUbisoftなどがあり、ほかにもHumble BundleIndieGalaFanaticalG2Aなど安価あんかなマーケットプレイスもある)、制作せいさくしゃ独自どくじのストア(ウェブサイトやクライアントソフトなど)で販売はんばいすることもでき、その場合ばあいはプラットフォームに料金りょうきん支払しはら必要ひつようぶん 販売はんばい価格かかくひく設定せっていでき、またそれらのストアのあいだ価格かかく競争きょうそうしょうじることにより、結果けっかとしてPCゲームの価格かかくやすくなりやすい。その結果けっかすべてのパソコンゲームは安価あんか傾向けいこうがある。[43][44]。(なお無料むりょう配布はいふされているPCゲームもおおくあるが、無料むりょうのものもおおいというのはPCゲームにかぎったはなしではなく、Androidゲームアプリも同様どうよう無料むりょうのものは(かなり、とても)おおいし、PlayStationけでも無料むりょうのゲームが常時じょうじすうじゅうほんほどストア(PlayStationStore)にならんでいる。)
新作しんさくだけでなく旧作きゅうさく流通りゅうつうしつづけている
なが年月としつき旧型きゅうがたプラットフォームけのゲームも、Windowsけにつくられたものなどはおおくのもので動作どうさ期待きたいできる。動作どうさしない場合ばあいでも互換ごかんモードやデュアルブート、エミュレーター(仮想かそう環境かんきょう)の構築こうちくによってプレイできる場合ばあいおお[45][46]ぎゃくにハイエンドな環境かんきょう要求ようきゅうするあたらしいゲームでも、グラフィックの品質ひんしつ解像度かいぞうどとすなどで多少たしょうふるいシステムじょうでもプレイ可能かのうになる[ちゅう 3]。グラフィックカードの交換こうかんなど、ハードウェアのアップグレードで最適さいてきなプレイ環境かんきょうることもできる。
オンライン接続せつぞくサブスクリプションが強制きょうせいされない場合ばあいおお
PS4以降いこうのPS Plusや、XboxのLive Gold、Nintendo Switch Onlineなど、近年きんねんのコンシューマーゲームにはオンラインマルチプレイに参加さんかするさいに、接続せつぞく料金りょうきんとしてサブスクリプションへの加入かにゅう義務付ぎむづけられていることがおおい。たいしてPCようゲームの場合ばあい接続せつぞく料金りょうきん一律いちりつ義務付ぎむづけられていることはなく、料金りょうきん徴収ちょうしゅう有無うむはゲームタイトルの運営うんえい会社かいしゃゆだねられている。またFPSゲームの場合ばあいは、サーバーを運営うんえいするユーザー(サーバー管理かんりしゃ)の有志ゆうしゆだねられているケースがおおく、一個人いっこじんのプレイヤーがオンラインマルチプレイに参加さんかするさい別途べっとサブスクリプションへの加入かにゅう義務付ぎむづけられるケースは比較的ひかくてきすくない。
購入こうにゅうのクーリングオフ(返金へんきん)が可能かのう場合ばあいがある
Steamにかぎったれいであるが、ゲームをダウンロードしてプレイしたのちでも、プレイ時間じかんが2時間じかん以内いないであれば「面白おもしろくなかった」など如何いかなる理由りゆうでも返金へんきんけるポリシーが運用うんようされている。PlayStation Store[47][ちゅう 4]や、ニンテンドーeショップ[48][ちゅう 5]などプラットフォームと比較ひかくして、返品へんぴんおよび返金へんきんのハードルがひくく、手厚てあついクーリングオフが運用うんようされている[49]
インディーズゲームを公開こうかいしやすい
フリーゲーム同人どうじんゲームなどのインディーズゲームを公開こうかいしやすい。
MODを利用りようできるソフトがある
一部いちぶのゲームではユーザー自身じしんがゲームの拡張かくちょう修正しゅうせい、またはキャラクターをカスタマイズし、一種いっしゅDLCとしてそれらのデータを配布はいふできる「MOD」とばれる機能きのうがある[50]。これもコンシューマーことなる長所ちょうしょである。
入力にゅうりょく機器きき選択肢せんたくしひろ
キーボードやマウスなど幅広はばひろ入力にゅうりょくデバイスバーチャルリアリティふく周辺しゅうへん機器ききがサポートされている。ゲームパッドジョイスティック、ハンドルコントローラー、タッチパネル、3Dグラス、VRゴーグルなどがある。
(2010年代ねんだいまで)グラフィックのうつくしさ
2010年代ねんだいまでは、グラフィック性能せいのう対比たいひがされるコンシューマーPlayStation 4でパソコンゲームのほうがやや優位ゆういになっていたが、2020ねん11月にPlayStation 5(グラフィック性能せいのうやメモリの帯域たいいき(データ転送てんそう速度そくど)が非常ひじょうたかく、レイトレーシングや水面すいめん描写びょうしゃささやかで、最初さいしょから4K表示ひょうじおこなえるマシン。ゲーミングPCのミドルレンジのものに相当そうとう)が発売はつばいされたことで、一般いっぱんろんとしては「ゲーミングPCのほうがコンシューマーよりグラフィック性能せいのうがすぐれる」などとはえなくなった。
ただし(あまりにこう価格かかくで、最初さいしょ価格かかくれずに、価格かかく隠蔽いんぺいしたまま話題わだいにするのもどうかとおもわれる種類しゅるいのマシンだが)ゲーミングPCなかでもとくにハイエンドのマシンに限定げんていしたはなしをすれば、コンシューマーゲームよりも、複雑ふくざつかつ多量たりょう処理しょりをこなすことができる[51][52]。こうしたハイエンド・ゲーミングPC限定げんていのPCゲームは、ほとんど存在そんざいせずきわめてかずかぎられているが、現時点げんじてんでの最高さいこうのグラフィックをあじわうことができるかもれない(ただしそのようなゲーミングPCのなかでもとくにハイエンドのマシンというのは、マシンのハード価格かかくだけで50まんえんや100まんえんじゃくなどしてしまい、普通ふつうのユーザにとっては最初さいしょから全然ぜんぜん選択肢せんたくしはいらない、無縁むえんはなしでしかない)。

短所たんしょ

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チューニングがむずかしい、動作どうさ安定あんていしない事態じたいきる、自力じりき問題もんだい解決かいけつしなければならない
パソコンというものは基本きほんてき汎用はんよう目的もくてき開発かいはつ設計せっけいされており、そのパーツるいたとえばCPU・メモリ・ストレージなど、さらにえばGPUももともとすべ汎用はんよう目的もくてき開発かいはつされている。ひとつの設定せっていやチューニングを間違まちがえるだけで、処理しょり能力のうりょく低下ていか表示ひょうじがカクカクしたうごきになってしまいまともにプレイできなくなってしまうことや、ゲームがまった動作どうさしなくなることがきうる。具体ぐたいてき原因げんいんはいろいろありうるが、ハードウェアやソフトウェアの互換ごかんせい問題もんだいもひとつだし、Windowsのバージョンをアップデートするとうごかなくなる場合ばあいもあり、デバイスドライバのバージョンがふるいままだと動作どうさしない場合ばあいもあり、またユーザが使用しようしているセキュリティソフトとの相性あいしょうわるくてかたまってしまう場合ばあいもある。このような動作どうさじょう問題もんだいきればプレイヤーは、ネットで類似るいじのトラブルを経験けいけんしているプレイヤーの情報じょうほう調しらべて時間じかんついやしたり、手探てさぐ状態じょうたいでさまざまな試行錯誤しこうさくごをすることをいられ、心理しんりてきストレスとなる。
マシンのセキュリティがあまくなる傾向けいこうがある
パソコンはコンシューマー(ゲーム)と比較ひかくすると、セキュリティうえのリスクにさらされる可能かのうせいがかなりたかい。コンシューマー利用りようするネットワークは基本きほんてきPSNニンテンドーネットワークなどコンシューマーメーカーが厳格げんかく管理かんりするネットワークサービスであり、そこでオンライン販売はんばいされるゲームソフトも事前じぜんにセキュリティじょうのチェックがかなり厳格げんかくおこなわれているので、比較的ひかくてき安全あんぜんなのである。それにたいしてパソコンはあくまで汎用はんよう目的もくてきのコンピュータであり、インターネットじょうだれでも簡単かんたんにあらゆるファイルをアップロードできてしまうし、なんでも簡単かんたんにダウンロード・インストールしてしまえるので、パソコンにはマルウェアはい余地よちが(コンシューマー比較ひかくして)あきらかにたかくなっている。たとえば、ゲームプレイヤーが通常つうじょうのウェブブラウザで、なにげウェブ閲覧えつらんをしているだけで勝手かって悪質あくしつなスクリプトが作動さどうしてマルウェアがパソコンにまれてしまう悪質あくしつウェブサイトを制作せいさく公開こうかいする犯罪はんざいしゃもいて1990年代ねんだいからいたちごっこがつづいているし、eメールや添付てんぷファイルの利用りようでもマルウェアがまれるリスクがかなりある。一旦いったんマルウェアが侵入しんにゅうするとキーロガーなどもまれてクレジットカードの番号ばんごう暗証あんしょう番号ばんごうぬすまれてしまうリスクがある。[ちゅう 6] ともかく、コンシューマー専用せんようのソフトが使つかわれ、おも専用せんようのネットワークサービスに接続せつぞくし、そこにアップロードするソフト制作せいさく会社かいしゃやゲームソフトが事前じぜんきびしく審査しんさされている)とくらべると、パソコンはあきらかにセキュリティじょうのリスクがたかいのである。
チートの蔓延まんえん
とくにセキュリティ対策たいさく脆弱ぜいじゃくなオンラインゲームでは、チートという不正ふせい行為こうい蔓延まんえんしやすい。
ハードウェアの値段ねだんたか
コンシューマーくらべるとあきらかにハードウェアの値段ねだんたかい。コンシューマー家庭かていようゲーム)は、どういち仕様しよう大量たいりょう生産せいさんされ(あるいは機種きしゅ選択せんたく数種類すうしゅるい程度ていど大量たいりょう生産せいさんされ)、その利点りてん利用りようして安価あんか価格かかく設定せっていがされているのにたいして、パソコンの販売はんばい価格かかくあきらかに高額こうがくである。
いちれいげると、PlayStation 5(PS5)の販売はんばい価格かかく発売はつばいのディスク搭載とうさいモデルが49,980えんでディスク搭載とうさいモデルが39,980えんだったが、PS5と同等どうとう性能せいのうのパソコンというと「ゲーミングPCのなかのミドルレンジのもの」に相当そうとうし、その価格かかくは15まんえんほどにもなってしまう[53]。つまりPS5と同等どうとうのグラフィック性能せいのうのゲームマシンをパソコンで入手にゅうしゅしようとすると、およそ3ばいもの費用ひようがかかってしまうのである。
おもにダウンロード販売はんばいされるようになったので、中古ちゅうこ売買ばいばいすることはほぼできない
2000年代ねんだい後半こうはん以降いこうは、とくにPCゲームの販売はんばいSteamなどネットをつうじたDL販売はんばい一般いっぱんてきになってきており、パッケージ販売はんばい激減げきげんした。ダウンロード販売はんばいされたソフトは基本きほんてき一度いちど有効ゆうこうしたキー(アクティベーションキー)はことなるアカウントでさい使用しようできないため、中古ちゅうこ市場いちばることができない。
パッケージばん中古ちゅうこメルカリヤフオクなどで安価あんか購入こうにゅうしてプレイし、プレイ購入こうにゅう価格かかくどう価格かかくって、結果けっかとして郵送ゆうそうだけでプレイできるソフトもまだ相当そうとうすうあるコンシューマーとはそこがことなる。(ただし、コンシューマーけゲームタイトルでもパッケージ販売はんばい減少げんしょう傾向けいこうにあり、ダウンロードのみの販売はんばい方式ほうしき圧倒的あっとうてき多数たすうになってきている。)
コンシューマーゲーム限定げんていタイトルはあそべない
一部いちぶのゲームタイトルは、メジャーな人気にんきタイトルにもかかわらず、コンシューマーゲーム限定げんていで、PCけにリリースされていない。とく任天堂にんてんどう開発かいはつしたゲームタイトルはほぼ「任天堂にんてんどうのハードだけで動作どうさする」状態じょうたいで、PCけにはリリースされていない。(とく日本にっぽんせいのゲームのゲームタイトルで顕著けんちょ詳細しょうさいジオブロッキング参照さんしょう)。
なお、任天堂にんてんどうのコンシューマー以外いがいれば、たとえばPlayStationXboxけにリリースされたゲームのおおくは、2010年代ねんだいからはマルチプラットフォーム進行しんこうしており、PCけにもリリースされているし、またぎゃくにPCばんだけが販売はんばいされ、コンシューマーけには販売はんばいされていないゲームタイトルもおおくあり、つまりコンシューマーがわもパソコンのがわたがいに独占どくせんタイトルがある状況じょうきょうになってきたので、俯瞰ふかんすると「五分五分ごぶごぶ」の状況じょうきょうであり、PCゲームがわだけの短所たんしょとはえない状況じょうきょうである。


脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ アメリカのオフィスというのは、プライバシーがまもられやすい傾向けいこうつよい。重役じゅうやく場合ばあい原則げんそくてき完全かんぜん密閉みっぺいした個室こしつ形式けいしきであるし、中間ちゅうかん管理かんりしょく程度ていどひとでもたかパーティションでしっかり区切くぎられ秘密ひみつやプライバシーがまもられやすい構造こうぞうになっている。つまりデスクじょうやディスプレイが従業じゅうぎょういんには直接ちょくせつえないことがおおい。その結果けっかアメリカではちゅうランク以上いじょう社員しゃいんたちは、コンピュータのスピーカからおとない設定せっていにさえしておけば、業務ぎょうむようソフトで真面目まじめ仕事しごとをしているのかゲームソフトであそんでいるのか従業じゅうぎょういんにはからないので、オフィスでIBM PC(やクローン)を使つかってあそぶこともできた。というわけで、IBM-PCおよびクローンマシンようのゲームソフトも多数たすうつくられた。
  2. ^ 1970年代ねんだいから指数しすう関数かんすうてき性能せいのう向上こうじょうさせつづけていた。メーカーは2000年代ねんだいだけとく急激きゅうげき向上こうじょうさせたわけではない。1970年代ねんだいのユーザーたちも、1980年代ねんだいのユーザーたちも、つねに「パソコンの性能せいのう最近さいきん急速きゅうそく向上こうじょうしている」とかんつづけていた。ムーアの法則ほうそくはただの比例ひれい関数かんすうではなく、指数しすう関数かんすうである。だから、人間にんげんてきには、どの段階だんかいでも、つまり1970年代ねんだいでも、1990年代ねんだいでも、2010年代ねんだいでも「最近さいきん 急激きゅうげきびている」とかんじられている。
  3. ^ あたらしいゲームがどの程度ていど性能せいのう要求ようきゅうし、使用しようするPCがどの程度ていど性能せいのうかによる。あまりにもふるすぎる場合ばあいは、設定せっていえても動作どうさ不可ふか場合ばあいがある。
  4. ^ 購入こうにゅうでも14にち以内いない返品へんぴん返金へんきん可能かのうなものの、ダウンロード・プレイ返金へんきんできなくなる(重大じゅうだいなバグがある場合ばあいのぞく)。
  5. ^ 購入こうにゅう返品へんぴん返金へんきん一切いっさい不可ふか
  6. ^ わるいことに、とくにWindowsパソコンは、統計とうけいてきて、サイバー犯罪はんざいしゃからターゲットにされる可能かのうせいたかい。「Windowsは世界せかいてき使用しようされている台数だいすうおおいので、サイバー犯罪はんざいかねもうけるためにはWindows OSをターゲットにすると、カモのかずおおくて結果けっかとして大金たいきん可能かのうせいたかい」「ユーザがクレジット番号ばんごうなどを入力にゅうりょくするマシンも、(Linux PCにくらべると)Windowsマシンのほうがはるかにおおい」などと判断はんだんされるので、サイバー犯罪はんざいしゃはマルウェアを開発かいはつするさいに、さきにWindowsマシンをターゲットにしたものを開発かいはつし、その結果けっか統計とうけいてき圧倒的あっとうてきにWindowsねらいのマルウェアのかずのほうがおおいので、パソコンゲームで利用りようされることがおおいWindows搭載とうさいパソコンは、結果けっかとして、被害ひがいにあうリスクもたかいのである。また、ゲームソフト制作せいさくしゃというのは、コンシューマーのゲームのようなきびしい審査しんさおこなわれておらず犯罪はんざい発覚はっかくきびしい罰則ばっそく(ペナルティ)がメーカーがわからされることもいとなると、こっそりマルウェアをゲームソフトにんで犯罪はんざい金儲かねもうけしようという誘惑ゆうわくさらされやすくなり、そういう犯罪はんざいしゃてき開発かいはつしゃは「マルウェアをんだゲームを開発かいはつしてひともうけするなら、コンシューマけゲームよりも、やはりパソコンゲームのほうが都合つごうがよい、なかでもWindowけのゲームをえらべば大量たいりょうれる(かりれる)可能かのうせいたかい」などとかんがえるので、ゲーミングPCなどでも一般いっぱんてきなWindowsマシンはセキュリティリスクがたかいのである。

出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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