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パーソナルコンピュータ (英 えい : personal computer )は、個人 こじん によって占有 せんゆう されて使用 しよう されるコンピュータ のことである。
略称 りゃくしょう はパソコン [注釈 ちゅうしゃく 1] 、またはPC (ピーシー)[1] 。ただし「PC」という略称 りゃくしょう は、特 とく にPC/AT互換 ごかん 機 き を指 さ す場合 ばあい もある[注釈 ちゅうしゃく 2] 。1980年 ねん 頃 ころ は「パーコン」と呼 よ ぶ人 ひと もいた[6] が、現在 げんざい では「パーコン」とは呼 よ ばれない。
パーソナルコンピュータ(PC)は、個人 こじん で使用 しよう するコンピュータである[7] [注釈 ちゅうしゃく 3] 。
パーソナルコンピュータが登場 とうじょう する以前 いぜん 、コンピュータは大型 おおがた で高価 こうか だった[7] 。購入 こうにゅう や運用 うんよう に巨額 きょがく の費用 ひよう が必要 ひつよう なので、それらは大 だい 企業 きぎょう や大学 だいがく や研究所 けんきゅうじょ などが所有 しょゆう し、1台 だい を、それら組織 そしき に所属 しょぞく する人々 ひとびと が共同 きょうどう で使用 しよう していた(タイムシェアリングシステム )。この時代 じだい 、個人 こじん が自分 じぶん のためだけに購入 こうにゅう して占有 せんゆう して使 つか えるようなコンピュータは存在 そんざい しなかった。だが1971年 ねん にアメリカのインテル がマイクロプロセッサの開発 かいはつ に成功 せいこう したことで、コンピュータを小型 こがた 化 か および低 てい 価格 かかく 化 か する道 みち が開 あ け、個人 こじん 所有 しょゆう する可能 かのう 性 せい が開 ひら かれた[7] 。
パーソナルコンピュータのサイズや形状 けいじょう による分類 ぶんるい ではノートPC (ラップトップPC)、デスクトップPC 、タブレット型 がた PC(スレートPC) などがある。
現在 げんざい パーソナルコンピュータで使用 しよう される代表 だいひょう 的 てき なアプリケーションソフトウェア としてはウェブブラウザ 、オフィススイート (ワープロソフト 、表 おもて 計算 けいさん ソフト 、プレゼンテーションソフト 、データベース 等 ひとし )、ゲームソフト などがある。
「パーソナルコンピュータ」という用語 ようご は、1972年 ねん にアラン・ケイ がACM National Conferenceで発表 はっぴょう した"A Personal Computer for Children of All Ages"の中 なか で使用 しよう され、「個人 こじん のための理想 りそう のコンピュータ」という意味 いみ で使 つか った[注釈 ちゅうしゃく 4] 。
最初 さいしょ のパーソナルコンピュータには諸説 しょせつ あるが、現在 げんざい では一般 いっぱん 的 てき に最初 さいしょ に実際 じっさい に市販 しはん されたパーソナルコンピュータはAltair 8800 と言 い われており、これは1974年 ねん にインテルの8bit マイクロプロセッサ 8080 をCPU に用 もち いて登場 とうじょう したものである。ただし1970年代 ねんだい 後半 こうはん までは、CPUにマイクロプロセッサを採用 さいよう したコンピュータは、英語 えいご 圏 けん では主 おも に「micro computer」などと呼 よ ばれることが多 おお く(たとえば1977年 ねん 発売 はつばい のTRS-80 も名称 めいしょう は「TRS-80 Micro Computer System」であり)、あるいは「home computer」という呼称 こしょう も好 この まれた。日本 にっぽん で1970年代 ねんだい 後半 こうはん は、英語 えいご のmicro computerをカタカナに直訳 ちょくやく した「マイクロコンピュータ 」が堅 かた い記事 きじ などでは好 この まれ、(日本 にっぽん 国内 こくない では用語 ようご を4文字 もじ (4音節 おんせつ )に短縮 たんしゅく することが好 この まれるので)日常 にちじょう 的 てき には短縮形 たんしゅくけい の「マイコン 」が使 つか われた。
パーソナルコンピュータという用語 ようご は1977年 ねん ころから一部 いちぶ の機種 きしゅ についても使 つか われており、アメリカでは1977年 ねん 発売 はつばい のApple II の広告 こうこく 類 るい で、日本 にっぽん では1979年 ねん 発表 はっぴょう ・発売 はつばい のPC-8000シリーズ を指 さ して日本電気 にほんでんき が使 つか うようになった(この「PC-8000」の2文字 もじ 「PC」は「Personal Computer」の頭文字 かしらもじ )。
世界 せかい 的 てき に見 み て一番 いちばん 決定的 けっていてき だったのは、IBMが1981年 ねん に発売 はつばい しベストセラーとなったIBM PC (製品 せいひん 名称 めいしょう は「IBM Personal Computer」)で、更 さら にIBM PCおよび後継 こうけい 製品 せいひん をベースにしたIBM PC互換 ごかん 機 き が市場 いちば でデファクト・スタンダード となったため、世界 せかい 的 てき にパーソナルコンピュータ(PC)という用語 ようご が普及 ふきゅう した。なおIBM PC互換 ごかん 機 き 以外 いがい の有力 ゆうりょく なパーソナルコンピュータはMacのみとなったため、PCとの略称 りゃくしょう は特 とく にIBM PC互換 ごかん 機 き を指 さ して使 つか われる場合 ばあい もある。
日本 にっぽん では省略 しょうりゃく して「パソコン 」と呼 よ ばれるようになり、「パソコン」が定着 ていちゃく すると、あとは「ホビーパソコン 」「ノートパソコン 」「パソコン教室 きょうしつ 」のような、他 た の語 かたり と「パソコン」を組 く み合 あ わせた造語 ぞうご も次々 つぎつぎ と行 おこな われるようになった。
1970年代 ねんだい 8ビット時代 じだい パーソナルコンピュータの出現 しゅつげん [ 編集 へんしゅう ]
Altair 8800
1974年 ねん に登場 とうじょう したマイクロプロセッサ により、個人 こじん でも所有 しょゆう 可能 かのう な小型 こがた で低 てい 価格 かかく なコンピュータが実現 じつげん 可能 かのう になった。
(英語 えいご 圏 けん でmicroprocessor development board と呼 よ ばれ)日本 にっぽん でワンボードマイコン と呼 よ ばれたキット は当初 とうしょ 、技術 ぎじゅつ 者 しゃ 向 む けの評価 ひょうか キットおよびトレーニングキットで、入出力 にゅうしゅつりょく にはテレタイプ端末 たんまつ 等 ひとし 、従来 じゅうらい のコンピュータに用 もち いられた巨大 きょだい で扱 あつか いに手 て こずる入出力 にゅうしゅつりょく 端末 たんまつ を接続 せつぞく する必要 ひつよう があった。また、その接続 せつぞく 作業 さぎょう においても専門 せんもん 的 てき 知識 ちしき を必要 ひつよう とし、一般 いっぱん 的 てき なものではなかった。一方 いっぽう 、電子 でんし 回路 かいろ に詳 くわ しいアマチュアが部品 ぶひん を集 あつ めてコンピュータを自作 じさく し、個人 こじん で使用 しよう することもあった。また、いわゆるミニコンピュータ を個人 こじん で所有 しょゆう する者 もの もいた[9] 。
Apple I
最初 さいしょ のパーソナルコンピュータとされることが多 おお いAltair 8800 が1974年 ねん の末 すえ に誕生 たんじょう した。完成 かんせい させると「箱 はこ にランプとスイッチ」というミニコンスタイルのコンピュータができあがるキットはそれ以前 いぜん からあったにはあったが、Altairが初 はつ の安価 あんか なヒット製品 せいひん であった。それ以降 いこう 2-3年 ねん ほどの間 あいだ に、Apple I のようにCRTディスプレイやキーボード を接続 せつぞく するよう設計 せっけい されているものなど、入出力 にゅうしゅつりょく が工夫 くふう された多数 たすう のマイコンキットが現 あらわ れた。
1977年 ねん 、Apple 、コモドール 、タンディ・ラジオシャック の各社 かくしゃ から相次 あいつ いで、本体 ほんたい がプラスチックケースにきれいに収 おさ められBASIC インタプリタ を内蔵 ないぞう し、オールインワン の完成 かんせい 品 ひん で出荷 しゅっか される、今日 きょう のパーソナルコンピュータの原型 げんけい と言 い える型 かた のコンピュータが登場 とうじょう した。これらはインタフェース (CRT ディスプレイ 、キーボード、外部 がいぶ 記憶 きおく 装置 そうち 、プリンター用 よう )を一 いち 通 とお り備 そな えており、ディスプレイに接続 せつぞく して電源 でんげん プラグをコンセントに差 さ し込 こ みさえすれば動作 どうさ するものであった。中 なか でもApple II は標準 ひょうじゅん でカラー画像 がぞう 出力 しゅつりょく や音声 おんせい 出力 しゅつりょく に対応 たいおう しておりパソコンゲーム のプラットフォームとしても人気 にんき を博 はく したうえに、表 おもて 計算 けいさん ソフト VisiCalc がキラーアプリケーション となり、単 たん なるホビーイスト向 む けの玩具 おもちゃ ではなく実務 じつむ にも使 つか える道具 どうぐ と一般人 いっぱんじん にも認 みと められ大 だい 成功 せいこう した。
1980年代 ねんだい 16ビット時代 じだい オフィスへの普及 ふきゅう [ 編集 へんしゅう ]
IBM PC (IBM 5150)
1981年 ねん に16ビット のIBM PC が登場 とうじょう して世界 せかい 的 てき にベストセラー となり、IBM PCで採用 さいよう されたインテル のx86系 けい のCPUとマイクロソフト のMS-DOS が主流 しゅりゅう (デファクトスタンダード )となった。更 さら にコンパック などによりIBM PC互換 ごかん 機 き 市場 いちば が形成 けいせい され、「パーソナルコンピュータ」の名称 めいしょう が一般 いっぱん 化 か した。表 おもて 計算 けいさん ソフトはLotus 1-2-3 、ワープロソフト はWordPerfect (日本 にっぽん では一太郎 いちたろう )が普及 ふきゅう した。
Macintosh 128K 。1984年 ねん 1月 がつ 24日 にち 発売 はつばい 。
1984年 ねん に登場 とうじょう したMacintosh はグラフィカルユーザーインターフェイス の概念 がいねん を大 おお きく普及 ふきゅう させることに成功 せいこう し、後 ご のコンピュータに絶大 ぜつだい な影響 えいきょう をもたらした。1985年 ねん にはMacintosh向 む けにMicrosoft Excel が登場 とうじょう し、そのインターフェイスは後 ご のWindowsアプリケーションの原型 げんけい となった。
しかし日本 にっぽん では「日本語 にほんご 表示 ひょうじ の壁 かべ 」もあり各社 かくしゃ 独自 どくじ の日本語 にほんご 仕様 しよう が続 つづ き、異 こと なったメーカー間 あいだ ではアプリケーションソフトウェア の互換 ごかん 性 せい はほとんど無 な かった。16ビット市場 いちば では1982年 ねん のNEC のPC-9800シリーズ がトップシェアを続 つづ け、他 た には富士通 ふじつう のFMシリーズ やFM TOWNS 、セイコーエプソン のPC-9800互換 ごかん 機 き 、個人 こじん 向 む けに絞 しぼ ったシャープのX68000 、PC/AT互換 ごかん 機 き ベースのAX協議 きょうぎ 会 かい のAX 、日本語 にほんご 表示 ひょうじ 用 よう に高 こう 解像度 かいぞうど を標準 ひょうじゅん 採用 さいよう した日本 にっぽん IBM のマルチステーション5550 などが競 きそ った。一方 いっぽう 、IBM互換 ごかん 機 き の独自 どくじ 拡張 かくちょう であるDynaBook は場所 ばしょ を決 き めずにいつでもどこでも利用 りよう できるノートパソコン を大 おお きく広 ひろ めるものとなった[12] [13] 。また、より手軽 てがる に入手 にゅうしゅ ・使用 しよう できる廉価 れんか 機 き として8ビットのMSX 規格 きかく がホビーパソコン として一定 いってい の普及 ふきゅう をとげた。
海外 かいがい では、1980年 ねん に英国 えいこく でシンクレア ZX80 、1982年 ねん に米国 べいこく でコモドール64 、1983年 ねん にユーゴスラビア でGalaksija (英語 えいご 版 ばん ) [14] 、1980年代 ねんだい 後半 こうはん にも英国 えいこく でAmstrad CPC など、8ビットCPU搭載 とうさい 機 き が現 あらわ れた。
1990年代 ねんだい 32ビット時代 じだい パソコンのネット端末 たんまつ 化 か [ 編集 へんしゅう ]
DynaBook FV475 501TW
1990年代 ねんだい にはダウンサイジング の潮流 ちょうりゅう もあり企業 きぎょう や個人 こじん へのパーソナルコンピュータの普及 ふきゅう が進 すす み、企業 きぎょう 用 よう のローエンドのサーバー もPCサーバー が広 ひろ く普及 ふきゅう した。1990年代 ねんだい 初頭 しょとう まではAmiga やコモドール64 、アルキメデス などのホビーパソコンもなお一定 いってい のシェアを保 たも っていたものの1990年代 ねんだい 中盤 ちゅうばん 以降 いこう の世界 せかい ではIBM PC互換 ごかん 機 き とMacintoshがパソコン市場 いちば の大 だい 多数 たすう を占 し めるようになった。
1991年 ねん にはWindows 3.0 、1995年 ねん にはWindows 95 が発売 はつばい され、従来 じゅうらい の「16ビット / DOS」から徐々 じょじょ に「32ビット / Windows」への移行 いこう が進 すす んだ。一部 いちぶ の高機能 こうきのう 指向 しこう のユーザーには従来 じゅうらい のUNIXワークステーション に匹敵 ひってき する機能 きのう を持 も つOS/2 やWindows NT 、さらに高機能 こうきのう なOPENSTEP が使 つか われ、パーソナルコンピュータでのPC-UNIX の利用 りよう も行 おこな われはじめた。
日本 にっぽん でも1990年 ねん のDOS/V の登場 とうじょう 、Windowsの普及 ふきゅう とともに世界 せかい と同 おな じPC/AT互換 ごかん 機 き への移行 いこう が進 すす んだ[15] 。またアプリケーションソフトウェア の発達 はったつ とパソコン本体 ほんたい の低 てい 価格 かかく 化 か もあり、ワープロ専用 せんよう 機 き ユーザーもワープロソフト に移行 いこう していった。この過程 かてい でMicrosoft Office がLotus 1-2-3 などを駆逐 くちく してオフィススイート のデファクトスタンダードとなった[16] 。
iMac
1990年代 ねんだい 後半 こうはん [17] あるいは1990年代 ねんだい 末 まつ にインターネット が急激 きゅうげき に一般 いっぱん の人々 ひとびと にまで普及 ふきゅう し、パーソナルコンピュータのウェブ 端末 たんまつ としての利用 りよう が一般 いっぱん 化 か した[18] 。1998年 ねん には「インターネットのための新 しん 世代 せだい のパーソナルコンピュータ」と銘打 めいう ち、インターネットブラウザ 2種 しゅ がバンドルされ[19] (最初 さいしょ から無料 むりょう で付属 ふぞく し)、ユーザが自然 しぜん とインターネットに親 した しむようブラウザのアイコン が最初 さいしょ からデスクトップ上 じょう に配置 はいち されたiMac が登場 とうじょう し、社会 しゃかい 現象 げんしょう となった。
1990年代 ねんだい にはGUI やマルチメディア アプリケーションの普及 ふきゅう により、パソコンも高 たか い処理 しょり 能力 のうりょく が必要 ひつよう となり、アウトオブオーダ実行 じっこう 、スーパースカラ などスーパーコンピュータに使 つか われていた技術 ぎじゅつ がパーソナルコンピュータに次々 つぎつぎ 投入 とうにゅう され、パソコン用 よう CPU のクロック は2000年 ねん には1GHzに達 たっ した。
2000年代 ねんだい の世界 せかい のパソコンの普及 ふきゅう 状 じょう 況 きょう
1983年 ねん から2020年 ねん までの日本 にっぽん のPC国内 こくない 出荷 しゅっか 台数 だいすう (青 あお 線 せん )と出荷 しゅっか 額 がく (赤 あか 線 せん )(JEITA 調 しら べ)
国連 こくれん 統計 とうけい をもとに一部 いちぶ 推計 すいけい により算出 さんしゅつ した世界 せかい 各国 かっこく のPC台数 だいすう 実績 じっせき 値 ち は、2008年 ねん に11.2億 おく 台 だい となった[17] 。
インターネットの普及 ふきゅう とともに、各 かく パソコンはブロードバンドルータに接続 せつぞく され、更 さら に上位 じょうい のルータ・スイッチやサーバに連結 れんけつ されるようになり、インターネットの利用 りよう 者 しゃ は主 おも にパソコンをインターネットの情報 じょうほう アクセス端末 たんまつ として利用 りよう するようになった[17] 。
インターネット利用 りよう 者 しゃ 1人 にん 当 あ たりのPC台数 だいすう は、経済 けいざい 水準 すいじゅん によって違 ちが いがあり、各国 かっこく の1人 ひとり 当 あ たりのPC保有 ほゆう 台数 だいすう と1人 ひとり 当 あ たりGDPには一定 いってい の正 せい の相関 そうかん があることが指摘 してき されるようになった[17] 。途上 とじょう 国 こく ではパソコンの利用 りよう はオフィスでの業務 ぎょうむ 用 よう やインターネット・カフェなど共同 きょうどう 利用 りよう 形態 けいたい が多 おお いが、経済 けいざい 水準 すいじゅん の向上 こうじょう や情報 じょうほう 化 か 社会 しゃかい の進展 しんてん に応 おう じてパソコンの保有 ほゆう 台数 だいすう は増加 ぞうか し、特 とく に就労 しゅうろう 者 しゃ は家庭 かてい 用 よう と業務 ぎょうむ 用 よう 等 とう で複数 ふくすう 台 だい を利用 りよう する傾向 けいこう がみられた[17] 。
2005年 ねん 時点 じてん の1人 ひとり 当 あ たりのPC保有 ほゆう 台数 だいすう の世界 せかい 平均 へいきん は0.82で、最 さい 高値 たかね はアイルランドの1.49だった[17] 。
新 しん 世代 せだい のパーソナルコンピュータの出現 しゅつげん [ 編集 へんしゅう ]
2000年代 ねんだい には新 あたら しい情報 じょうほう 端 はし 末 まつ が多 おお く出現 しゅつげん し、携帯 けいたい 電話 でんわ 、情報 じょうほう 携帯 けいたい 端 はし 末 まつ (Personal Digital Assistants:PDA)、ゲーム機 き 等 とう からのインターネットへのアクセスが急増 きゅうぞう するようになった[20] 。
ユーザーが各種 かくしゅ アプリストアからアプリケーションをダウンロードしてインストールすることが可能 かのう なスマートフォン が普及 ふきゅう し、HTML5 /CSS3 標準 ひょうじゅん をサポートするブラウザが増 ふ えたことでウェブアプリケーションの高機能 こうきのう 化 か が進 すす み、さらにハードウェア性能 せいのう も向上 こうじょう したことから、日常 にちじょう 生活 せいかつ を送 おく るうえでの手続 てつづ きや娯楽 ごらく などはスマートフォンやタブレットがあれば事足 ことた りるようになった[21] 。そのため、家庭 かてい で従来 じゅうらい の「パソコン」を所有 しょゆう せず、操作 そうさ したことがない一般 いっぱん 消費 しょうひ 者 しゃ も増 ふ えている。
しかし、スマートフォンはクリエイティブな作業 さぎょう に使 つか うには限界 げんかい があること、ハード性能 せいのう に制約 せいやく があること、タッチ操作 そうさ には最適 さいてき 化 か されている一方 いっぽう でポインティングデバイスやキーボードによる入力 にゅうりょく には最適 さいてき 化 か されていないこと、サンドボックス によりアプリケーションのインストールが制限 せいげん されていること(ハードウェアの拡張 かくちょう やオペレーティングシステムおよびデバイスドライバー などの自由 じゆう なインストールもできない)などから、依然 いぜん として従来 じゅうらい のパソコンやワークステーションは広 ひろ く使 つか われている。
タブレット型 がた PCの普及 ふきゅう [ 編集 へんしゅう ]
パソコンも個人 こじん 用途 ようと ではスマートフォン に代替 だいたい される傾向 けいこう となり、2012年 ねん には日本 にっぽん 国内 こくない のパソコン出荷 しゅっか 数 すう の減少 げんしょう が始 はじ まる。2013年 ねん にはWindows XPのサポート終了 しゅうりょう に伴 ともな う駆 か け込 こ み需要 じゅよう で販売 はんばい 台数 だいすう が増加 ぞうか したが、2014年 ねん からはそれがなくなり、パソコンの販売 はんばい 台数 だいすう が急減 きゅうげん した[22] 。2014年度 ねんど には国内 こくない 出荷 しゅっか が1000万 まん 台 だい を割 わ り込 こ んだ[23] 。一方 いっぽう でスマホをパソコン寄 よ りに近 ちか づけたタブレット型 がた PC が2010年 ねん のApple iPad を皮切 かわき りに登場 とうじょう し、逆 ぎゃく にパソコンをスマホ寄 よ りに近 ちか づけたタイプも登場 とうじょう し、普及 ふきゅう がみられる[17] 。
形状 けいじょう や大 おお きさによる分類 ぶんるい には次 つぎ のようなものがある。分類 ぶんるい の基準 きじゅん やそれぞれの呼称 こしょう は、メーカー、シリーズ、時期 じき などによって異 こと なる。
ノートパソコン(ラップトップ) [ 編集 へんしゅう ]
パソコンの本体 ほんたい にキーボードと液晶 えきしょう ディスプレーが一体 いったい となった、ノートの形状 けいじょう ・構造 こうぞう [注釈 ちゅうしゃく 6] をしたパソコン[24] 。
パソコンの形態 けいたい としては主流 しゅりゅう のタイプで、2023年 ねん 時点 じてん における日本 にっぽん 国内 こくない でのノートPCの販売 はんばい 数 すう はデスクトップPCの5倍 ばい 以上 いじょう に達 たっ している[25] 。
日本 にっぽん では主 おも に「ノートパソコン 」や「ノートPC」や、単 たん に「ノート[26] [27] 」と呼 よ ばれている。日本 にっぽん 国内 こくない の呼 よ び方 かた を列挙 れっきょ すると「ノートパソコン」「ノートPC」「ノート」「ノート型 がた 」などがある。
英語 えいご 圏 けん では「laptop computer」また単 たん に「laptop」あるいは「notebook computer」と呼 よ ばれている。日本 にっぽん では「ラップトップが大 おお きめでノートパソコンが小 こ ぶり」などと解釈 かいしゃく して区別 くべつ していた時期 じき があるが、英語 えいご 圏 けん では現在 げんざい 、そういう区別 くべつ をしているわけではない。詳細 しょうさい はラップトップパソコン を参照 さんしょう 。
ノートブックのうち、性能 せいのう や拡張 かくちょう 性 せい をウェブサイト閲覧 えつらん などの軽 けい 作業 さぎょう には充分 じゅうぶん な程度 ていど に低 ひく く抑 おさ えることで小型 こがた ・軽量 けいりょう ・低 てい 価格 かかく としたもの。
タブレット型 がた (板 いた 状 じょう )のコンピュータのコンセプトは、「パーソナルコンピュータの父 ちち 」とも言 い われるアラン・ケイ がかなり早 はや い時期 じき に提示 ていじ していた。
タブレット状 じょう (スレート状 じょう 、板 いた 状 じょう )でディスプレイを内蔵 ないぞう する。現在 げんざい ではキーボード無 な しで、指 ゆび やペンで文字 もじ 入力 にゅうりょく やポインティングを行 おこな え、モバイルオペレーティングシステム を搭載 とうさい したものが主流 しゅりゅう 。
2020年代 ねんだい 前半 ぜんはん において、タブレット型 がた PCの世界 せかい 出荷 しゅっか 台数 だいすう はデスクトップPCの出荷 しゅっか 台数 だいすう を大 おお きく上回 うわまわ っている。
2023年 ねん のタブレット型 がた PCの世界 せかい 出荷 しゅっか 台数 だいすう は1億 おく 2850万 まん 台 だい だった[28] 。メーカー(とそのタブレット・ブランド)別 べつ の世界 せかい シェアは、2023年 ねん 10月 がつ では、1位 い はApple(iPad )の54%、2位 い はSamsung(Galaxy Tab )の28%(Galaxy TabはAndroidタブレットの一種 いっしゅ )。3位 い は統計 とうけい 上 じょう 「不明 ふめい 」と分類 ぶんるい される無名 むめい のメーカーの群 ぐん が 7% (それらも通常 つうじょう 、Android タブレット。[注釈 ちゅうしゃく 7] )。4位 い はAmazon (Fireタブレット )の3.7%[29] 。
デスクトップPCの構成 こうせい
机 つくえ の上 うえ に据 す え置 お いて使 つか うパーソナルコンピュータで、ノートパソコンではないもの。ディスプレイが一体化 いったいか しているものもある。初期 しょき のパソコン(1970年代 ねんだい 後半 こうはん から1980年代 ねんだい 前半 ぜんはん )ではキーボードが一体 いったい となっている機種 きしゅ も多 おお かった。
筐体 きょうたい サイズが比較的 ひかくてき 大 おお きく、高 たか い性能 せいのう が必要 ひつよう になった場合 ばあい にパーツを交換 こうかん ・増設 ぞうせつ できる拡張 かくちょう 性 せい に優 すぐ れている。しかし、拡張 かくちょう 性 せい を割 わ り切 き って小型 こがた (縦 たて 15センチ×横 よこ 15センチ×高 たか さ10センチ程度 ていど )にしたmini-PC(ミニPC)の売上 うりあげ も伸 の びている。
また、筐体 きょうたい サイズに余裕 よゆう があることで冷却 れいきゃく スペースを確保 かくほ しやすく、発熱 はつねつ 量 りょう の大 おお きいパーツを搭載 とうさい していても排 はい 熱性 ねっせい に優 すぐ れる。ゲーム用途 ようと など高性能 こうせいのう ・高 こう 発熱 はつねつ なGPU を必要 ひつよう とするユーザーは、(2010年 ねん ころまでは)もっぱらタワー型 がた のデスクトップパソコンを使用 しよう していた。だが2010年代 ねんだい に入 はい ってからは、ノート型 がた のパソコンでも性能 せいのう の良 よ いGPU、強力 きょうりょく なヒートシンク、高 こう リフレッシュレートのディスプレイを備 そな えたもの(いわゆるゲーミングノートPC )が増 ふ えてきている。
しかし、2020年代 ねんだい 前半 ぜんはん においても、本体 ほんたい に3台 だい 以上 いじょう のディスプレイを接続 せつぞく する場合 ばあい や、動画 どうが 編集 へんしゅう や大量 たいりょう のデータの解析 かいせき など、長時間 ちょうじかん 高 だか 負荷 ふか をかける作業 さぎょう をする場合 ばあい にはデスクトップPCに優位 ゆうい 性 せい があると考 かんが えられている[30] [31] [32] 。
なお、「盗 ぬす まれにくい」「キーボードなどが壊 こわ れても丸々 まるまる 交換 こうかん する必要 ひつよう がない」などの理由 りゆう で、役所 やくしょ などが設置 せっち する、人々 ひとびと が共用 きょうよう で使 つか うためのコンピュータとしてもデスクトップパソコンがしばしば使 つか われている。
スティックパソコン
USBメモリ に似 に たスティック状 じょう の形状 けいじょう にCPU (SoC )とメモリ、ストレージにeMMC を搭載 とうさい した超 ちょう 小型 こがた パソコン。たいていのモデルはHDMI端子 たんし を備 そな えており、フラットパネルディスプレイに接続 せつぞく して使用 しよう する。コンポーネントの実装 じっそう 面積 めんせき や廃 はい 熱 ねつ に制約 せいやく があり性能 せいのう は著 いちじる しく低 ひく いが、持 も ち運 はこ びがしやすい。バッテリーは内蔵 ないぞう しない。消費 しょうひ 電力 でんりょく が小 ちい さいためモバイルバッテリーの給電 きゅうでん でも動作 どうさ する場合 ばあい がある。
時計 とけい 型 がた や頭部 とうぶ に装着 そうちゃく するなど、身体 しんたい に装着 そうちゃく して使用 しよう するもの。
手 て のひらに入 はい るサイズの汎用 はんよう コンピュータで、パームサイズやハンドヘルドとも呼 よ ばれる。主 おも にタッチパネル やペンで操作 そうさ する。省 しょう 電力 でんりょく 化 か と小 ちい さい画面 がめん に適 てき した操作性 そうさせいわる を持 も たせるため、パーソナルコンピュータとは異 こと なるアーキテクチャ 及 およ びモバイルオペレーティングシステム が採用 さいよう されている。スマートフォン及 およ びタブレットがここから派生 はせい したが、2010年代 ねんだい 以降 いこう はメディアプレーヤやタブレット端末 たんまつ およびスマートフォンなどの携帯 けいたい デバイスの市場 いちば に吸収 きゅうしゅう された形 かたち となっている。
PDAに携帯 けいたい 電話 でんわ 機能 きのう をプラスし、単体 たんたい で移動 いどう 体 たい 通信 つうしん 網 あみ への接続 せつぞく 機能 きのう を持 も たせたもの。
主 おも に用途 ようと による分類 ぶんるい で、大型 おおがた コンピュータのクライアントに高性能 こうせいのう な処理 しょり 能力 のうりょく を持 も たせたものが起源 きげん 。CAD きゃど などの画像 がぞう 処理 しょり 、ディーリングなどの金融 きんゆう 端末 たんまつ に用 もち いられる。かつては独自 どくじ のアーキテクチャを採用 さいよう していたが、今日 きょう ではPCを流用 りゅうよう したものが多 おお い。
主 おも に用途 ようと による分類 ぶんるい で、パーソナルコンピュータのアーキテクチャをベースとしながら、業務 ぎょうむ 用 よう (代表 だいひょう 例 れい は24時 じ 間 あいだ 365日 にち 連続 れんぞく 稼働 かどう など)に耐 た え得 え る信頼 しんらい 性 せい を実現 じつげん する拡張 かくちょう が行 おこな われている。形状 けいじょう はタワー型 がた やラックマウント型 がた が多 おお い。
タワー型 がた PCと周辺 しゅうへん 機器 きき の立体 りったい 分解 ぶんかい 図 ず : イメージスキャナ CPU (マイクロプロセッサ ) 主 しゅ 記憶 きおく 装置 そうち (メインメモリ ) 拡張 かくちょう カード (ビデオカード 等 ひとし ) 電源 でんげん ユニット リムーバブルディスク (光 ひかり ディスク等 ひとし ) 内蔵 ないぞう ハードディスク マザーボード スピーカー ディスプレイ システムソフトウェア アプリケーションソフトウェア キーボード マウス 外部 がいぶ ハードディスク プリンター
典型 てんけい 的 てき なパーソナルコンピュータは、以下 いか のハードウェアから構成 こうせい される。(かつて一般 いっぱん 的 てき だった)デスクトップパソコン と、現在 げんざい 主流 しゅりゅう のノートパソコン では、基本 きほん 要素 ようそ はおおむね同 おな じであるが、ノートパソコンのほうはより小 ちい さな部品 ぶひん やユニットが使用 しよう されて細 ささ やかに一体化 いったいか がなされている傾向 けいこう がある。
lenovoのノートPC(ThinkPad X230、2012年 ねん 発売 はつばい )のメインボードを底面 ていめん 側 がわ から見 み た写真 しゃしん [注釈 ちゅうしゃく 8] 。 銀色 ぎんいろ の金属 きんぞく 板 ばん の下 した にCPUが隠 かく れている。CPUから右 みぎ 上 じょう に伸 の びる銅 どう の曲線 きょくせん 的 てき な棒 ぼう およびファンはヒートシンク であり、CPUの放熱 ほうねつ をおこなう。CPU左側 ひだりがわ の青色 あおいろ の板 いた がRAM(主 しゅ 記憶 きおく 装置 そうち )。
パーソナルコンピュータのメインボードの典型 てんけい 的 てき なマザーボードの構成 こうせい 部品 ぶひん は、システムの中央 ちゅうおう となるチップセット 、UEFIなどのファームウェアが書 か き込 こ まれたROMあるいはフラッシュメモリ、CPU やメインメモリ などの専用 せんよう のソケットやスロット類 るい (固定 こてい の場合 ばあい もある)、PCIe など汎用 はんよう のバスのスロット(ビデオカード には2019年 ねん 現在 げんざい はこれが使 つか われることが多 おお い)、その他 た SATAやUSBなどのためのソケット、オンボードグラフィック 機能 きのう を担 にな う部品 ぶひん [注釈 ちゅうしゃく 9] 、などから成 な る。
コンピュータ全般 ぜんぱん ではメインボードの形態 けいたい はおおむね、複数 ふくすう の基板 きばん を相互 そうご 接続 せつぞく したバックプレーン 方式 ほうしき と、1枚 まい の基板 きばん にまとめたマザーボード 方式 ほうしき に分 わ けることができるが、パーソナルコンピュータでは基板 きばん が1枚 まい のマザーボード方式 ほうしき が一般 いっぱん 的 てき である。[注釈 ちゅうしゃく 10]
デスクトップPCのメインボードは、ATX 仕様 しよう 、Mini-ITX 仕様 しよう などがある。
コンピュータの頭脳 ずのう に当 あ たる部品 ぶひん 。中央 ちゅうおう 処理 しょり 装置 そうち 。汎用 はんよう のマイクロプロセッサ (MPU)が使 つか われる。プロセッサは、世代 せだい 、メーカーごとにソケット規格 きかく が異 こと なる。
RAMとも呼 よ ばれる[34] 。漢字 かんじ 表記 ひょうき では主 しゅ 記憶 きおく 装置 そうち 。CPUと基板 きばん 上 じょう の回路 かいろ を通 つう じて直 じか に接続 せつぞく されているメモリである[34] 。次 つぎ に説明 せつめい する補助 ほじょ 記憶 きおく 装置 そうち (ストレージ)に比 くら べ読 よ み書 か きが桁違 けたちが いに高速 こうそく という特徴 とくちょう があるが、単価 たんか が高 たか いため、搭載 とうさい される容量 ようりょう は補助 ほじょ 記憶 きおく 装置 そうち に比 くら べて何 なん 桁 けた (けた)か少 すく ないのが一般 いっぱん 的 てき である[34] 。メインメモリはCPUの作業 さぎょう 場所 ばしょ に当 あ たり、実行 じっこう 中 ちゅう のプログラム や、CPUが操作 そうさ 中 ちゅう のデータが格納 かくのう される。揮発 きはつ 性 せい の記憶 きおく 装置 そうち であり、電源 でんげん を切 き ると記憶 きおく 内容 ないよう は消 き えるため、電源 でんげん を切 き った後 のち も使 つか うデータや設定 せってい などは、電源 でんげん を切 き っても記憶 きおく が消 き えない補助 ほじょ 記憶 きおく 装置 そうち (HDDやSSDなど)に保管 ほかん することになる。
搭載 とうさい 可能 かのう なメモリモジュールの規格 きかく や容量 ようりょう はマザーボードに左右 さゆう される。また、認識 にんしき ・使用 しよう 可能 かのう なメモリの上限 じょうげん はOSに左右 さゆう される。
なお、搭載 とうさい するメインメモリの量 りょう が足 た りないと、OSのデフォルトの設定 せってい ではやむを得 え ずメインメモリの代 か わりに補助 ほじょ 記憶 きおく 装置 そうち を作業 さぎょう 場所 ばしょ として使 つか うようになっていることは多 おお く、そうなるとPCの処理 しょり 速度 そくど が一気 いっき に落 お ちてしまい、いわゆる「もっさり」とした動 うご きになってしまうので、メインメモリをたっぷりと搭載 とうさい しておくことが快適 かいてき な処理 しょり 速度 そくど を保 たも つ上 うえ で鍵 かぎ となる。
補助 ほじょ 記憶 きおく 装置 そうち [ 編集 へんしゅう ]
ストレージとも、外部 がいぶ 記憶 きおく 装置 そうち ともいう[35] 。不揮発 ふきはつ 性 せい の記憶 きおく であり、通電 つうでん しなくても記憶 きおく が保 たも たれ[35] 、容量 ようりょう 当 あ たりの単価 たんか が安 やす く大 だい 容量 ようりょう のものが使 つか えるが、書 か き込 こ み速度 そくど がメインメモリのそれと比 くら べて非常 ひじょう に遅 おそ い。したがってプログラムプログラム、データ などの格納 かくのう 場所 ばしょ (ストレージ)として使 つか われたり、他 た のPCへプログラムやデータを移 うつ すために用 もち いられる[35] 。
PCに内蔵 ないぞう するもの、外 そと 付 づ けのもの、着脱 ちゃくだつ 可能 かのう なリムーバブルなものがある。内蔵 ないぞう 型 がた は固定 こてい ディスクとも呼 よ ばれる。
1990年代 ねんだい から2010年 ねん ころまではPCのOS起動 きどう ディスクとしてはハードディスクドライブ (HDD)が主 おも に使 つか われてきたが、その後 ご 、2010年代 ねんだい 後半 こうはん ころから、高速 こうそく に読 よ み書 か きができるソリッドステートドライブ (SSD)も次第 しだい に安価 あんか になり、オペレーティングシステムの立 た ち上 あ げ時 じ の時間 じかん が半分 はんぶん 〜数 すう 分 ぶん の1ほどにも短縮 たんしゅく され、PCの使 つか い心地 ごこち に大 おお きく影響 えいきょう するので、SSDのほうが人々 ひとびと に選 えら ばれることが一般 いっぱん 化 か してきた。(OSの使 つか い勝手 がって にも大 おお きく影響 えいきょう するので)マイクロソフト社 しゃ も2022年 ねん の半 なか ばごろにはPCのハードウェアのメーカーに対 たい してSSDを標準 ひょうじゅん で搭載 とうさい することを強 つよ く要求 ようきゅう するようになった[36] [注釈 ちゅうしゃく 11] 。
オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアやよく使 つか われるファイルを読 よ み書 か きしたりする場所 ばしょ としては高速 こうそく なSSDを、バックアップや大 だい 容量 ようりょう データの長期 ちょうき 保存 ほぞん にはHDDを利用 りよう するなどの使 つか い分 わ けもされる。HDDはSSDよりも容量 ようりょう あたりの価格 かかく が安 やす く、大 だい 容量 ようりょう 化 か しやすいことが特徴 とくちょう で、2019年 ねん には14TBの製品 せいひん が、2021年 ねん には20TBの製品 せいひん が発売 はつばい された[37] [38] 。
着脱 ちゃくだつ 可能 かのう なメディアを使用 しよう できる外部 がいぶ とのデータ交換 こうかん 用 よう のディスクドライブ 。時代 じだい とともにメディアが変遷 へんせん してきて、フロッピーディスク ドライブ、光 ひかり 磁気 じき ディスク(MO)ドライブ 、CD 、DVD 、BD と変遷 へんせん してきて、DVDスーパーマルチドライブやBDドライブなど、複数 ふくすう 規格 きかく のメディアが読 よ み書 か きできるものが増 ふ えたが、インターネット経由 けいゆ でオペレーティング・システムやソフトウェアやコンテンツがダウンロードできることが一般 いっぱん 化 か するにつれ、リムーバブルディスクの需要 じゅよう がめっきり減 へ り、2020年代 ねんだい 以降 いこう は、リムーバブルディスクドライブを搭載 とうさい しないモデルが一般 いっぱん 的 てき になっている。
拡張 かくちょう カードは用途 ようと に応 おう じてコンピュータを拡張 かくちょう するためのカード(ボード)。ただし、拡張 かくちょう スロット自体 じたい がないモデルも多 おお い。
ビデオ(映像 えいぞう )信号 しんごう をディスプレイに表示 ひょうじ するビデオカード 、ネットワーク接続 せつぞく 用 よう のネットワークカード 、音声 おんせい 出力 しゅつりょく 用 よう のサウンドカード などがある。
特 とく にリアルタイムの3DCG といった用途 ようと でPCを使 つか う場合 ばあい は、高性能 こうせいのう なGPU を利用 りよう することが多 おお い。DirectX 10世代 せだい 以降 いこう はGPUを汎用 はんよう 計算 けいさん に利用 りよう すること(GPGPU )も行 おこな われるようになり、リアルタイム3DCG以外 いがい にも、大量 たいりょう の物理 ぶつり 演算 えんざん 、汎用 はんよう 画像 がぞう 処理 しょり 、動画 どうが エンコーディング、ディープラーニングなどの用途 ようと でPCを使 つか う場合 ばあい も高性能 こうせいのう のGPUを搭載 とうさい するようになった。拡張 かくちょう カードを使 つか いたい場合 ばあい はデスクトップPCやタワー型 がた PCから望 のぞ みの拡張 かくちょう スロットを備 そな えているものを選択 せんたく することになる。
パソコンでいう「電源 でんげん 」というのは、コンセント に来 き ている交流 こうりゅう を直流 ちょくりゅう に変換 へんかん しマザーボードやドライブ装置 そうち などに電力 でんりょく を供給 きょうきゅう するもの。
ノートPCの電源 でんげん は本体 ほんたい 内部 ないぶ に一体化 いったいか されたリチウムイオン電池 でんち などを内蔵 ないぞう しており出先 でさき などではこれを使 つか うが、長時間 ちょうじかん 使 つか う場合 ばあい はコンセントにACアダプタを挿 さ しACアダプタのDCコネクタをノートPCに挿 さ して使用 しよう することが一般 いっぱん 的 てき である。
なお最近 さいきん 販売 はんばい 数 すう が伸 の びてきている、机上 きじょう で使 つか うmini-PC(ミニPC)などと呼 よ ばれる一 いち 辺 へん が10センチ強 きょう や数 すう センチ角 かく 程度 ていど の弁当 べんとう 箱 ばこ のようなコンピュータも電源 でんげん にACアダプタを使 つか う傾向 けいこう がある。
デスクトップPCやタワー型 がた PCの電源 でんげん は本体 ほんたい 内部 ないぶ に収 おさ められる比較的 ひかくてき 大 おお きなユニットである。ATX電源 でんげん など。
ノートPCのディスプレイ(左 ひだり )と外 そと 付 づ けディスプレイ(右 みぎ )
モニターとも呼 よ ばれる。GUI やCUI でコンピュータを操作 そうさ するために必要 ひつよう な表示 ひょうじ 装置 そうち 。アスペクト比 ひ (縦横 じゅうおう の比 ひ )が時代 じだい とともに変化 へんか し、最近 さいきん は横長 よこなが になってきた。
販売 はんばい 量 りょう が多 おお いノートPCのディスプレイは本体 ほんたい と一体化 いったいか しており、ヒンジ 機構 きこう で開 ひら くことができる。ディスプレイの上部 じょうぶ にwebカメラを内蔵 ないぞう しているモデルも多 おお い。
デスクトップPC用 よう のディスプレイの多 おお くは外 そと 付 づ けで、PC本体 ほんたい とケーブルで接続 せつぞく する。スピーカーやWebカメラを内蔵 ないぞう していたり、TVチューナー を内蔵 ないぞう しているモデルもある。デスクトップPCのディスプレイは2000年 ねん 頃 ごろ まではブラウン管 ぶらうんかん が一般 いっぱん 的 てき であったが、2002年 ねん 以降 いこう は液晶 えきしょう ディスプレイが主流 しゅりゅう となり、2006年 ねん までに完全 かんぜん にブラウン管 ぶらうんかん と置 お き換 か わった。
IBM 101英語 えいご キーボード
コンピュータにコマンド や文字 もじ を入力 にゅうりょく するための機器 きき 。キー配列 はいれつ は、英語 えいご 圏 けん では101キーボード (104キーボード)、日本 にっぽん では106キーボード(109キーボード )が主流 しゅりゅう である。大手 おおて メーカー製 せい などは、ショートカットとして特定 とくてい の機能 きのう (電子 でんし メール機能 きのう 、スピーカーの音量 おんりょう 調整 ちょうせい など)に一発 いっぱつ でアクセスできる専用 せんよう のボタン を追加 ついか した物 もの もある。接続 せつぞく は有線 ゆうせん の場合 ばあい はUSB、無線 むせん の場合 ばあい はBluetooth接続 せつぞく が多 おお い。
ポインティングデバイス は、位置 いち や座標 ざひょう を指 さ し示 しめ すための装置 そうち 。画面 がめん 上 じょう の1点 てん を指 さ ししたり、操作 そうさ 対象 たいしょう を指定 してい することができる(販売 はんばい 量 りょう がすでに9割 わり を越 こ えている)。ノートPCではタッチパッド がキーボードの手前 てまえ に組 く み込 こ まれていて一体化 いったいか していることが一般 いっぱん 的 てき 。デスクトップPCではマウス を使 つか うことが一般 いっぱん 的 てき であるが、各人 かくじん の好 この みで外 そと 付 づ け別売 べつう りのタッチパッドを使 つか ったり、トラックボールを使 つか う人 ひと もいる。
音源 おんげん とスピーカ類 るい [ 編集 へんしゅう ]
黎明 れいめい 期 き のPCは、内蔵 ないぞう 音源 おんげん としてビープ音 おん やFM音源 おんげん といった貧弱 ひんじゃく な音源 おんげん しか持 も たなかったが、PCM データの再生 さいせい に対応 たいおう したPCM音源 おんげん を搭載 とうさい したサウンドチップが標準 ひょうじゅん 的 てき となり、また各種 かくしゅ OSにおいてアプリケーションソフトウェアからオーディオデバイスを利用 りよう するためのアプリケーションプログラミングインターフェイス (API)の標準 ひょうじゅん 化 か が進 すす んだことにより、音声 おんせい や動画 どうが の再生 さいせい が標準 ひょうじゅん 的 てき にできるようになっている[注釈 ちゅうしゃく 12] 。
スピーカー は音声 おんせい (音響 おんきょう )を出力 しゅつりょく するための装置 そうち 。
ノートPCのヘッドフォン・ジャック
ノートPCではキーボードとディスプレイの間 あいだ あたりに内蔵 ないぞう されていることが多 おお く、スピーカーの直径 ちょっけい が小 ちい さいため音響 おんきょう 的 てき には貧弱 ひんじゃく な音 おと しか出 で ないことが一般 いっぱん 的 てき であるが、ノートPC本体 ほんたい 横 よこ に音響 おんきょう 出力 しゅつりょく 用 よう のミニプラグ のジャック(メス側 がわ )が用意 ようい されていることも一般 いっぱん 的 てき なので、そのジャックに高性能 こうせいのう のヘッドフォン (イヤフォン)類 るい を挿 さ せば、良質 りょうしつ な音響 おんきょう を聞 き くことができる。
デスクトップPCでは、HDMI 接続 せつぞく したディスプレイがスピーカーを備 そな えていればそのスピーカーから音 おと が出 で る。PCをサウンドカードを搭載 とうさい する場合 ばあい で音声 おんせい 出力 しゅつりょく 端子 たんし があればそこにスピーカーを接続 せつぞく する。
周辺 しゅうへん 機器 きき を接続 せつぞく するための差 さ し込 こ み口 こう (ポート、端子 たんし )。以前 いぜん はそれぞれの周辺 しゅうへん 機器 きき に対応 たいおう する専用 せんよう のインターフェイス(レガシーデバイス ともいう)が備 そな わっており、PS/2 コネクタ、DVI 、イーサネット 、Thunderbolt 、IEEE 1394 、USB など複数 ふくすう の種類 しゅるい に分 わ かれていたが、2010年代 ねんだい 以降 いこう USB +HDMI (モデルによってはイーサネット用 よう RJ-45 )だけしか備 そな えないという機種 きしゅ が増 ふ えた。
デスクトップPCやタワー型 がた PCではケース、つまり箱 はこ 状 じょう の入 い れ物 もの が使 つか われる。縦 たて 置 お きのミニタワー型 がた 、ミドルタワー型 がた 、フルタワー型 がた などがある。
その他 た の周辺 しゅうへん 機器 きき [ 編集 へんしゅう ]
Webカメラ
PCのモニター等 とう に取 と り付 つ ける小型 こがた カメラ。内蔵 ないぞう されるものと外 そと 付 づ けのものがある。主 おも にビデオ会議 かいぎ や動画 どうが 配信 はいしん などのネットワークストリーミング用途 ようと で使用 しよう される。
プリンター
紙 かみ に印刷 いんさつ するための装置 そうち 。カラーのインクジェットプリンター やレーザープリンター が主流 しゅりゅう である。イメージスキャナとの複 ふく 合 ごう 機 き もある。[注釈 ちゅうしゃく 13]
スキャナ (イメージスキャナ )
外部 がいぶ から画像 がぞう (平面 へいめん 的 てき な写真 しゃしん や印刷物 いんさつぶつ )をPC用 よう のデータに変換 へんかん して取 と り込 こ むための装置 そうち 。ポジ やネガ などのフィルム をスキャンできる機種 きしゅ もある。プリンターに統合 とうごう された複 ふく 合 ごう 機 き が主流 しゅりゅう となっており、単独 たんどく の製品 せいひん は少 すく ない。
ビデオキャプチャ装置 そうち
ビデオ信号 しんごう を動画 どうが データに変換 へんかん して取 と り込 こ むために使 つか う。内蔵 ないぞう カード型 がた のもの(ビデオキャプチャカード )も、外 そと 付 づ けの箱 はこ 型 がた でUSB接続 せつぞく のものもある。
チューナー
古 ふる くはAM/FMラジオチューナー搭載 とうさい モデル、次 つ いでアナログTVチューナー搭載 とうさい モデルが発売 はつばい されたことがあったが普及 ふきゅう をみなかった。日本 にっぽん ではデジタル放送 ほうそう (TV)チューナーが2008年 ねん ごろから普及 ふきゅう しはじめ、薄型 うすがた テレビ やHDD/DVD/BDレコーダー等 とう の家電 かでん 製品 せいひん と同様 どうよう に、パソコンで放送 ほうそう を録画 ろくが 、再生 さいせい できるようになっている。
モデム、TAなど
モデム はダイヤルアップ接続 せつぞく でインターネット へ接続 せつぞく する場合 ばあい に必要 ひつよう な装置 そうち で2000年代 ねんだい までは標準 ひょうじゅん 的 てき に搭載 とうさい されていた。ISDN を利用 りよう する場合 ばあい はTA 、ADSL の場合 ばあい はADSLモデムを使 つか った。
その他 た デジタルカメラ 等 ひとし
写真 しゃしん データを取 と り込 こ む場合 ばあい にUSB接続 せつぞく やワイヤレス接続 せつぞく する。
パーソナルコンピュータにおけるファームウェア は、主 おも にマザーボードのファームウェア(BIOS / UEFI)を指 さ すことが多 おお い[39] 。
オペレーティングシステム(OS)はコンピュータシステム全体 ぜんたい の管理 かんり と制御 せいぎょ を行 おこ ない、ユーザーインターフェイス を提供 ていきょう するシステムソフトウェア の一種 いっしゅ である。OSによって標準 ひょうじゅん 化 か ・抽象 ちゅうしょう 化 か されたAPIが提供 ていきょう されることで、アプリケーションソフトウェアはハードウェアを直接 ちょくせつ 制御 せいぎょ する必要 ひつよう がなくなる。
マイクロソフト が提供 ていきょう する独自 どくじ のオペレーティングシステム で、1990年代 ねんだい よりPC/AT互換 ごかん 機 き に搭載 とうさい されるOSの主流 しゅりゅう となっている。Microsoft Windows 10 以降 いこう はWindows Subsystem for Linux (WSL)によるLinux互換 ごかん 環境 かんきょう もサポートしている。
Apple が提供 ていきょう するUnix系 けい の独自 どくじ のオペレーティングシステムで、Apple社 しゃ 独自 どくじ のハードウェアで動作 どうさ する。GUI 操作 そうさ を基本 きほん とするが、UNIX互換 ごかん のシェル も持 も つ。
Google が提供 ていきょう するLinux系 けい の独自 どくじ オペレーティングシステムで、Google Chrome をベースとしたシェルを持 も つ。Android との連携 れんけい や互換 ごかん 性 せい が優 すぐ れており、ソフトウェア開発 かいはつ 用途 ようと などにDebian 系 けい のLinuxサブシステム(Crostini)も制限 せいげん 付 つ きながら利用 りよう できる[40] 。
パーソナルコンピュータで稼働 かどう するUnix系 けい オペレーティング環境 かんきょう 。カーネル としてオープンソースソフトウェア であるLinux が使 つか われるようになって普及 ふきゅう した。ウィンドウシステム としてはX Window System が標準 ひょうじゅん になっている。
アプリケーションソフトウェア [ 編集 へんしゅう ]
普通 ふつう の人々 ひとびと がインターネット上 じょう の検索 けんさく エンジン で情報 じょうほう 検索 けんさく したり、あるいは各 かく 企業 きぎょう やサービスの公式 こうしき サイトで各種 かくしゅ 登録 とうろく を行 おこな ったり、ネットショッピング を行 おこな ったり、webメール を送受信 そうじゅしん するためにはWebブラウザ が使 つか われており、さまざまなアプリケーションソフトの中 なか でも使 つか われる頻度 ひんど が高 たか くなっている(最近 さいきん はさまざまな便利 べんり なクラウド サービスが増 ふ えているのでブラウザが使 つか われる頻度 ひんど が特 とく に高 たか くなっている)。
事務 じむ 作業 さぎょう 用 よう のソフトウェアは近年 きんねん ではプロダクティビティ・ソフトウェアと呼 よ ばれるようになってきており、たとえばワープロ 、表 おもて 計算 けいさん 、データベース などやこれらをパッケージ化 か したオフィススイート などがある。それ以外 いがい にも、ペイントソフト 、写真 しゃしん 加工 かこう ソフトなどはきわめて一般 いっぱん 的 てき で、さらに映像 えいぞう (動画 どうが )編集 へんしゅう ソフト、オーサリングツール も使用 しよう ユーザが次第 しだい に増 ふ えている。
ほかにもゲーム好 す きな人々 ひとびと はゲームソフト を高 こう 頻度 ひんど で使用 しよう している。コンピュータエンジニアなどはターミナルソフト(en:Terminal emulator )を多用 たよう し、システム開発 かいはつ を行 おこな うエンジニアはプログラミングツール (統合 とうごう 開発 かいはつ 環境 かんきょう 、コンパイラ など)を多用 たよう する。
いずれも無償 むしょう のもの / 有償 ゆうしょう のものの両方 りょうほう があり、無償 むしょう のものにはオープンソース などライセンスに従 したが えば無償 むしょう でも利用 りよう できるものがある。近年 きんねん ではインターネット経由 けいゆ で無償 むしょう でダウンロードできるものも多 おお い。またオペレーティングシステムに標準 ひょうじゅん で含 ふく まれているものもある。そのほか、特定 とくてい の業種 ぎょうしゅ だけで使 つか うソフトや、特定 とくてい の職種 しょくしゅ だけが使 つか うきわめて特殊 とくしゅ なソフトもある(こちらは多 おお くは有償 ゆうしょう で、相当 そうとう の価格 かかく に設定 せってい されていることが多 おお く、なかには(かなりの費用 ひよう をかけて)特注 とくちゅう で制作 せいさく するものもありユーザは一 いち 社 しゃ だけあるいはひとりだけという場合 ばあい もある)。
ミドルウェア はOSとアプリケーションとの間 あいだ に構築 こうちく されるアプリケーションフレームワーク の一種 いっしゅ である。アプリケーションの開発 かいはつ を効率 こうりつ 化 か する。
主 おも なパーソナルコンピュータのメーカーは以下 いか の通 とお りである。大手 おおて メーカーの多 おお くはクアンタ・コンピュータ 、コンパル・エレクトロニクス などの台湾 たいわん に本社 ほんしゃ を置 お く受託 じゅたく 製造 せいぞう メーカーにOEM 生産 せいさん を委託 いたく しており、ノートパソコンに至 いた っては世界 せかい の年間 ねんかん 生産 せいさん 台数 だいすう の約 やく 9割 わり を台湾 たいわん 企業 きぎょう が手掛 てが けている。
上記 じょうき 以外 いがい にもパソコンの製造 せいぞう メーカーはPCをベースとした専用 せんよう 機器 きき やシステム販売 はんばい 、あるいは小規模 しょうきぼ なPCショップを含 ふく め多数 たすう 存在 そんざい するが、パソコンの内部 ないぶ に使 つか われている部品 ぶひん は限 かぎ られた企業 きぎょう が生産 せいさん している。
CPU はx86アーキテクチャにおいては2015年 ねん 時点 じてん でインテル が87.7%を占 し め、AMD が12.1%を占 し める[44] 。ただし、2010年代 ねんだい に入 はい ってから小型 こがた デバイスなどの組 く み込 こ み向 む けを中心 ちゅうしん にARMアーキテクチャが台頭 たいとう してきており、x86アーキテクチャだけで一概 いちがい に推 お し量 はか ることはできない[45] 。
GPU は2015年 ねん 第 だい 3四半期 しはんき 時点 じてん でデスクトップ向 む けのビデオカード製品 せいひん ではNVIDIA が81.1%、AMD(旧 きゅう :ATI )が18.8%を占 し め、Matrox が1%未満 みまん となっている。チップセットやノートパソコンなどのモバイル向 む けGPUを含 ふく む総合 そうごう ではインテルが72.8%、NVIDIAが15.7%、AMDが11.5%を占 し める[46] 。
メモリ はサムスン電子 でんし が4割 わり 、SKハイニックス (旧 きゅう :現代 げんだい 電子 でんし )が3割 わり 、マイクロン・テクノロジ が2割 わり を占 し める[47] 。
各 かく 項目 こうもく とも、2019年 ねん 1〜12月、台数 だいすう ベース、IDC調査 ちょうさ 。
出典 しゅってん :[48]
出典 しゅってん :[49]
順位 じゅんい
メーカー
シェア率 りつ (%)
1
NEC
25.4
2
富士通 ふじつう
19.0
3
HP Inc.
12.4
4
デル
12.1
5
Dynabook
11.1
6〜
その他 た
20.0
電子 でんし ごみ問題 もんだい とリサイクル[ 編集 へんしゅう ]
リサイクルのため集 あつ められたデスクトップパソコン
国連大学 こくれんだいがく の「電子 でんし 廃棄 はいき 物 ぶつ 問題 もんだい を解決 かいけつ するイニシアチブ」によると、年間 ねんかん 当 あ たりの電気 でんき ・電子 でんし 機器 きき 廃棄 はいき 物 ぶつ の発生 はっせい 量 りょう は、全 ぜん 世界 せかい で約 やく 4880万 まん トン(2014年 ねん )と推計 すいけい されている[50] 。
国連大学 こくれんだいがく の「電子 でんし 廃棄 はいき 物 ぶつ 問題 もんだい を解決 かいけつ するイニシアチブ」によると、米国 べいこく の年間 ねんかん 当 あ たりの電気 でんき ・電子 でんし 機器 きき 廃棄 はいき 物 ぶつ の発生 はっせい 量 りょう は約 やく 720万 まん トン(2014年 ねん )と推計 すいけい されている[50] 。
国連大学 こくれんだいがく の「電子 でんし 廃棄 はいき 物 ぶつ 問題 もんだい を解決 かいけつ するイニシアチブ」によると、中国 ちゅうごく の年間 ねんかん 当 あ たりの電気 でんき ・電子 でんし 機器 きき 廃棄 はいき 物 ぶつ の発生 はっせい 量 りょう は約 やく 610万 まん トン(2014年 ねん )と推計 すいけい されている[50] 。
広東 かんとん 省 しょう 汕頭市 し の貴 き 嶼 では約 やく 13万 まん 人 にん の住民 じゅうみん のうち約 やく 8万 まん 人 にん が電子 でんし ごみのリサイクル産業 さんぎょう に従事 じゅうじ しているが(2012年 ねん 地元 じもと 統計 とうけい )、2014年 ねん の汕頭大学 だいがく 医学 いがく 院 いん の研究 けんきゅう チームの調査 ちょうさ 報告 ほうこく 書 しょ では重金属 じゅうきんぞく 類 るい による大気 たいき 汚染 おせん や水質 すいしつ 汚染 おせん が深刻 しんこく になっているとしている[50] 。
半導体 はんどうたい 素子 そし 製造 せいぞう プロセスの急速 きゅうそく な高度 こうど 化 か (この様子 ようす はムーアの法則 ほうそく などと表現 ひょうげん される)の恩恵 おんけい を受 う けてより高速 こうそく ・高機能 こうきのう なCPU を用 もち いた製品 せいひん が市場 いちば に投入 とうにゅう され、そうした最新 さいしん 版 ばん のハードウェアに対応 たいおう したソフトウェアが普及 ふきゅう するにつれ旧型 きゅうがた 製品 せいひん の買 か い替 か えサイクルは短 みじか くなる。そのため廃棄 はいき されるPCの台数 だいすう が増加 ぞうか しており、資源 しげん の有効 ゆうこう 活用 かつよう や環境 かんきょう 保護 ほご の面 めん から問題 もんだい 点 てん が指摘 してき されるようになった。そのため家庭 かてい 電化 でんか 製品 せいひん と同様 どうよう に「資源 しげん の有効 ゆうこう な利用 りよう の促進 そくしん に関 かん する法律 ほうりつ 」の適用 てきよう を受 う けることになり、メーカーによる回収 かいしゅう ・リサイクル が制度 せいど 化 か された。
これを受 う け2001年 ねん 4月 がつ 1日 にち から企業 きぎょう や個人 こじん 事業 じぎょう 者 しゃ 、2003年 ねん 10月1日 にち から家庭 かてい 用 よう で不要 ふよう となったパソコン本体 ほんたい (付属 ふぞく のキーボード・マウス・スピーカー・ケーブル類 るい 、単独 たんどく の外部 がいぶ ディスプレイ含 ふく む。付属 ふぞく マニュアルやメディア、プリンターなどの周辺 しゅうへん 機器 きき は除 のぞ く)は各 かく 製品 せいひん のメーカーが回収 かいしゅう し、素材 そざい レベルに分解 ぶんかい し資源 しげん として再 さい 利用 りよう される[51] (中古 ちゅうこ 品 ひん としての流用 りゅうよう や部品 ぶひん 取 と りは原則 げんそく として行 おこな われない)。
「PCリサイクルマーク」がついた家庭 かてい 用 よう PCは販売 はんばい 価格 かかく に回収 かいしゅう 処分 しょぶん の手数料 てすうりょう が含 ふく まれているためリサイクルの費用 ひよう は不要 ふよう であるが、マークのついていない製品 せいひん は新 あら たに「回収 かいしゅう 再 さい 資源 しげん 化 か 料金 りょうきん 」を負担 ふたん する必要 ひつよう がある。自作 じさく PC やメーカーのパソコン事業 じぎょう 撤退 てったい [注釈 ちゅうしゃく 16] ・倒産 とうさん した場合 ばあい は、一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん パソコン3R推進 すいしん 協会 きょうかい が有償 ゆうしょう で回収 かいしゅう を行 おこな う[52] 。この制度 せいど を受 う けて、自治体 じちたい などではPCの粗大 そだい ごみ収集 しゅうしゅう ・処分 しょぶん を行 おこな わないところが多 おお い[注釈 ちゅうしゃく 17] 。
事業 じぎょう 用 よう のパソコンについては別途 べっと メーカーによる回収 かいしゅう ・リサイクル体制 たいせい が整 ととの えられているが、産業 さんぎょう 廃棄 はいき 物 ぶつ として処理 しょり される場合 ばあい もある。
^ 日本 にっぽん 独自 どくじ の略語 りゃくご である。(著書 ちょしょ 『インターネットの秘密 ひみつ 』より)[要 よう 文献 ぶんけん 特定 とくてい 詳細 しょうさい 情報 じょうほう ]
^ MacとPC/AT互換 ごかん 機 き を対比 たいひ する場合 ばあい など[2] [3] [4] [5] 。
^ "Personal computer"は、Merriam-Webster オンライン辞典 じてん では「個人 こじん が汎用 はんよう 目的 もくてき で使 つか うための、マイクロプロセッサ を備 そな え、一般 いっぱん 的 てき なソフトウェア(ワープロソフトやブラウザなど)を動 うご かすために設計 せっけい されたコンピュータ[8] 」と定義 ていぎ されている。
^ アラン・ケイは、GUIを搭載 とうさい しA4サイズ程度 ていど の片手 かたて で持 も てる小型 こがた のコンピュータをも構想 こうそう し、それを「ダイナミックメディア(メタメディア)機能 きのう を備 そな えた本 ほん (ブック)」という意味 いみ を込 こ めて「ダイナブック 」と呼 よ んだ。このダイナブック構想 こうそう は今日 きょう のノートパソコンやタブレット型 がた PCに多大 ただい な影響 えいきょう を与 あた えている。
^ 1977年 ねん 10月 がつ の出荷 しゅっか は100台 だい のみで、主 おも に雑誌 ざっし 社 しゃ 向 む けの出荷 しゅっか であり、一般 いっぱん ユーザ向 む けの出荷 しゅっか ではなかった。一般 いっぱん 向 む けの出荷 しゅっか は1977年 ねん 12月から。だが12月以降 いこう も受注 じゅちゅう した数 かず を生産 せいさん することができず、バックオーダー が積 づ み上 あ がる事態 じたい となり、主 しゅ メモリが4KBのバージョンの受注 じゅちゅう をキャンセルする事態 じたい となった[11] 。
^ 具体 ぐたい 的 てき には、ヒンジ 機構 きこう を備 そな え、開 あ けたり閉 し めたりできる形状 けいじょう ・構造 こうぞう のこと。
^ こうした無名 むめい メーカー製 せい のAndroidタブレットは主 おも にネット上 じょう のショップつまり世界 せかい 各国 かっこく のAmazonや日本 にっぽん の楽天 らくてん などでかなり安価 あんか に販売 はんばい されており、それらを合計 ごうけい すると、このシェアになる、という統計 とうけい 。
^ ノートPCを底面 ていめん 側 がわ から見 み た向 む きになっているメインボードの写真 しゃしん 。通常 つうじょう のユーザの視点 してん でいえば、左右 さゆう を入 い れ替 か えるようにして裏返 うらがえ しにしてある写真 しゃしん ということになる。通常 つうじょう 、ノートPCのRAM(この写真 しゃしん では青色 あおいろ の板 いた )の増設 ぞうせつ はPC底面 ていめん の蓋 ぶた を開 あ けて行 おこな えるようになっている。
^ かつてはマザーボード上 じょう に、カジュアルな用途 ようと では必要 ひつよう 十分 じゅうぶん な性能 せいのう を持 も つグラフィックスプロセッサ(GPU)を搭載 とうさい していることが多 おお かったが、Intel Core i シリーズやAMD APU などのGPUを内蔵 ないぞう したCPUが主流 しゅりゅう となってからは、マザーボードがGPUを搭載 とうさい することは少 すく なくなり、以後 いご の世代 せだい ではそれらのCPUが内蔵 ないぞう しているGPUのための周辺 しゅうへん 回路 かいろ などが「オンボードグラフィック機能 きのう 」となっている。
^ なお歴史 れきし 的 てき に見 み ると、1950年代 ねんだい や1960年代 ねんだい なかばまでのコンピュータなど、基板 きばん 上 じょう でトランジスタや抵抗 ていこう など単体 たんたい の電子 でんし 部品 ぶひん を組 く み合 あ わせて作 つく られていた時代 じだい のコンピュータ(1964年 ねん に発表 はっぴょう されたIBMの System/360 も最初 さいしょ は単体 たんたい の電子 でんし 部品 ぶひん を基板 きばん 上 じょう で組 く み合 あ わせて構成 こうせい された)は、CPU をはじめとする主要 しゅよう な装置 そうち が別々 べつべつ にモジュール化 か されそれぞれフレームに収 おさ められ、相互 そうご に大量 たいりょう の配線 はいせん で接続 せつぞく されていた。1960年代 ねんだい 後半 こうはん や1970年代 ねんだい ころからコンピュータで集積 しゅうせき 回路 かいろ が使 つか われるようになり高密度 こうみつど に実装 じっそう されるようになると、複数 ふくすう のフレームと大量 たいりょう の配線 はいせん に代 か わって、メインボードと呼 よ ばれる集積 しゅうせき 回路 かいろ を搭載 とうさい した大型 おおがた 1枚 まい あるいは少 すこ し小 ちい さめの複 ふく 数 すう 枚 まい のプリント基板 きばん が使 つか われるようになった。
^ 2022年 ねん 秋 あき 時点 じてん で、Dell、HP、ASUS、Acerなど世界 せかい のメジャーなPCメーカーが通販 つうはん で提供 ていきょう している量販 りょうはん モデルのPCのほとんどがデフォルトの選択 せんたく でSSDを搭載 とうさい している状態 じょうたい になっている(HDDはあくまで2番目 ばんめ 以降 いこう の選択肢 せんたくし として選 えら ぶような、例外 れいがい 的 てき な位置 いち づけになっている)。
^ もともとPC内部 ないぶ はノイズの宝庫 ほうこ であり、かつては音質 おんしつ の悪 わる さから敬遠 けいえん されることもあったが、S/PDIF およびHDMI のようなデジタル伝送 でんそう 規格 きかく やHigh Definition Audio 規格 きかく の普及 ふきゅう など、技術 ぎじゅつ の向上 こうじょう により、一般 いっぱん 的 てき な視聴 しちょう 用途 ようと であればオーディオ専用 せんよう 機器 きき と比 くら べてもさほど遜色 そんしょく はない機種 きしゅ もある。 (出典 しゅってん :【藤本 ふじもと 健 けん のDigital Audio Laboratory】「パソコンの音 おと が悪 わる い」は当 あ たり前 まえ ? オーディオ出力 しゅつりょく 性能 せいのう を数値 すうち で比較 ひかく AV Watch)
^ なおパソコンなしでメモリーカード を直接 ちょくせつ 挿入 そうにゅう したり、デジタルカメラとUSBケーブルで直接 ちょくせつ 接続 せつぞく したりすることで、メモリカードやカメラ内 ない に保存 ほぞん されている画像 がぞう や文書 ぶんしょ を印刷 いんさつ できるものもあるが、そういう使 つか い方 かた は「PCの周辺 しゅうへん 機器 きき 」としての使用 しよう 法 ほう ではない。
^ シャープにとってはMebius 以来 いらい の再 さい 参入 さんにゅう となった[42] 。
^ 2017年 ねん ブランド復活 ふっかつ 。
^ 例 たと えば、高木 たかぎ 産業 さんぎょう (現 げん :パーパス )はかつて「PURPOSE」ブランドでパソコンを販売 はんばい していたが、2003年 ねん 頃 ころ に撤退 てったい している。PURPOSEパソコンの廃棄 はいき について [リンク切 き れ ]
^ 旧 きゅう :コンパック 製品 せいひん については、合併 がっぺい したヒューレット・パッカード で回収 かいしゅう を行 おこな っている。2001年 ねん に一度 いちど 日本 にっぽん から撤退 てったい したゲートウェイ 製品 せいひん については、再 さい 進出 しんしゅつ 後 ご の現 げん 日本 にっぽん 法人 ほうじん で回収 かいしゅう を行 おこな っている。