出典 しゅってん : フリー百科 ひゃっか 事典 じてん 『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ポケット・ミュージック 」はこの項目 こうもく へ転送 てんそう されています。同名 どうめい の日本 にっぽん のテレビ番組 ばんぐみ については「ポケットミュージック 」をご覧 らん ください。
この項目 こうもく では、山下 やました 達郎 たつお のアルバム「POCKET MUSIC」の1986年 ねん (1986 ) のオリジナル盤 ばん について説明 せつめい しています。
『POCKET MUSIC 』(ポケット・ミュージック)は1986年 ねん 4月 がつ 23日 にち に発売 はつばい された山下 やました 達郎 たつお 通算 つうさん 8作 さく 目 め のスタジオ・アルバム 。
『BIG WAVE 』以来 いらい 、オリジナル・アルバムとしては『MELODIES 』以来 いらい 約 やく 3年 ねん ぶりとなるスタジオ・アルバム で、『MELODIES』以来 いらい となるオリコンチャート 1位 い も獲得 かくとく した(当時 とうじ のLP・CT・CDチャート全 すべ て)。
このアルバムからデジタル機材 きざい を導入 どうにゅう して制作 せいさく が行 おこ なわれている。制作 せいさく 当時 とうじ はアナログ機材 きざい からデジタル機材 きざい に向 む かう過渡 かと 期 き であった。1980年代 ねんだい 中盤 ちゅうばん のレコーディング 環境 かんきょう は、従来 じゅうらい の2インチ幅 はば テープを使用 しよう するアナログ24トラックMTR から、デジタルマルチチャンネルレコーダー を用 もち いたものに移行 いこう つつあった。また、シーケンサー が、SMPTEタイムコード による同期 どうき の下 した 、MIDI のコントロールによるポリフォニック な自動 じどう 演奏 えんそう が可能 かのう なものに進化 しんか し、商業 しょうぎょう 音楽 おんがく 制作 せいさく の現場 げんば において使用 しよう され始 はじ めていた。
山下 やました の周辺 しゅうへん でも、DASH フォーマット準拠 じゅんきょ の24チャンネルデジタルマルチであるSONY PCM-3324を核 かく とするデジタルレコーディングシステムが導入 どうにゅう されていた。しかし、当時 とうじ はデジタル録音 ろくおん の広 ひろ いダイナミックレンジ を最大限 さいだいげん 活用 かつよう することに最 もっと も重 おも きが置 お かれた時代 じだい で、その結果 けっか 、いわゆる「音圧 おんあつ 」が低 ひく い、ガッツに欠 か けた音 おと となり、多 おお くのミュージシャンが、従来 じゅうらい のアナログレコーディングとの間 あいだ の違和感 いわかん に悩 なや んでいた。アナログテープでは録音 ろくおん 時 じ に暗黙 あんもく の内 うち にダイナミックレンジが圧縮 あっしゅく されて太 ふと い音 おと に変化 へんか していたが、デジタルテープになってダイナミックレンジが圧縮 あっしゅく されなくなった(そもそも圧縮 あっしゅく しなくても記録 きろく できてしまう程 ほど にデジタル記録 きろく 方式 ほうしき の性能 せいのう が高 たか かった)結果 けっか として音 おと のにじみや歪 ゆが みが無 な くなった事 こと が最大 さいだい の原因 げんいん だったが、この当時 とうじ にはデジタル録音 ろくおん についてのノウハウが全 まった く無 な く、その原因 げんいん すら分 わ かっていなかった。また、当時 とうじ のデジタル機材 きざい に搭載 とうさい されていたADC やDAC のフィルタの性能 せいのう が悪 わる く、リンギング (元 もと の波形 はけい には存在 そんざい しない高調 こうちょう 波 は )の発生 はっせい により、収録 しゅうろく した音 おと が極 きわ めて硬質 こうしつ な音 おと に変貌 へんぼう してしまう現象 げんしょう も起 お きていた。この当時 とうじ 、苦肉 くにく の策 さく として、デジタルテープに欠 か けた音圧 おんあつ を上 あ げるために、デジタルテープレコーダで収録 しゅうろく した音声 おんせい トラックをアナログテープレコーダで録音 ろくおん してからデジタルテープレコーダで再 さい 録音 ろくおん するテープコンプ等 とう といった技 わざ が考案 こうあん されたが、急速 きゅうそく なデジタルへの移行 いこう により、次々 つぎつぎ と業務 ぎょうむ 用 よう のアナログテープレコーダーのメーカーサポートが無 な くなるなど、テープコンプの将来 しょうらい 性 せい も不透明 ふとうめい な状況 じょうきょう となっていた。
その状況 じょうきょう 下 か で、デジタル機材 きざい を活用 かつよう することで大 おお きく成功 せいこう していた音楽 おんがく は、硬質 こうしつ なシンセサイザーの音 おと を前面 ぜんめん に押 お し出 だ したヒップホップや、デジタルシンセやサンプラーの音 おと を点 てん 音源 おんげん のように音像 おんぞう 内 ない に配置 はいち した音楽 おんがく (当時 とうじ の山下 やました は例 れい としてスクリッティ・ポリッティ の名 な をよく挙 あ げていた)だったが、いずれもそれまで山下 やました が制作 せいさく してきた音楽 おんがく とは趣 おもむき を異 こと にするものであり、山下 やました 自身 じしん も「ヒップホップなどの『いかにもデジタルな楽曲 がっきょく 』を作 つく れば、それまでやってきた人達 ひとたち にかなわない」と考 かんが えていたようである。
山下 やました 自身 じしん は音 おと を飽和 ほうわ させてガッツのある音 おと を目指 めざ す従来 じゅうらい の音楽 おんがく 制作 せいさく スタイルが全 まった く通用 つうよう しなくなった事 こと を感 かん じ、一時 いちじ はデジタル機材 きざい への移行 いこう を諦 あきら め、市場 いちば に出回 でまわ り続 つづ けるであろうアナログ機材 きざい を可能 かのう な限 かぎ り買 か い集 あつ めて温存 おんぞん することを検討 けんとう していた。しかし、音楽 おんがく 市場 いちば が全面 ぜんめん 的 てき にデジタル前提 ぜんてい のシステムに移 うつ り始 はじ めたことを考慮 こうりょ し、山下 やました も時代 じだい の流 なが れに逆 さか らわず、デジタル機材 きざい への移行 いこう を決 き めた。
その結果 けっか 、本 ほん 作 さく は山下 やました のディスコグラフィーにおいてもきわめて実験 じっけん 的 てき な色彩 しきさい の強 つよ いものとして制作 せいさく され、人間 にんげん 的 てき なノリについての相次 あいつ ぐ違和感 いわかん から発売 はつばい は延期 えんき を繰 く り返 かえ し、結果 けっか として完成 かんせい した作品 さくひん は小 しょう 編成 へんせい 感 かん の強 つよ い(本人 ほんにん は「コンボ感 かん の強 つよ い」と表現 ひょうげん )作風 さくふう となった。山下 やました は当時 とうじ 「これは試作 しさく 品 ひん である」と発言 はつげん しており、デジタルな環境 かんきょう と自 みずか らの音楽 おんがく の間 あいだ の違和感 いわかん に対 たい して、山下 やました は次 つぎ 作 さく 『僕 ぼく の中 なか の少年 しょうねん 』まで試行錯誤 しこうさくご を重 かさ ねることになった。実際 じっさい 、最初 さいしょ にリリースされたCDである32XM-15の音質 おんしつ は全体 ぜんたい 的 てき に薄 うす くシャカシャカしており、各 かく パートの音 おと が横並 よこなら びでごちゃごちゃし、エコーの掛 か かり方 かた が不自然 ふしぜん であるため、まとまりに欠 か けた出来 でき となっている。これは、デジタルゆえの音 おと のにじみの無 な さや、初期 しょき のAD変換 へんかん 器 き の大 おお きなリンギング 成分 せいぶん (記録 きろく した音 おと に付帯 ふたい する本来 ほんらい 存在 そんざい しない高周波 こうしゅうは 数 すう 成分 せいぶん で音 おと がシャカシャカする最大 さいだい の原因 げんいん )が空間 くうかん 表現 ひょうげん において悪 わる く作用 さよう した例 れい である。山下 やました 本人 ほんにん もこのバランスが悪 わる い出来 でき には非常 ひじょう に不満 ふまん があったため、後 のち に吉田 よしだ 保 たもつ による作業 さぎょう でトラックダウン からやり直 なお すことになる(この成果 せいか は1991年 ねん 発売 はつばい のリミックス盤 ばん であるAMCM-4122で聴 き くことが出来 でき る)。
また、起用 きよう するミュージシャンがキャリアを重 かさ ね、他 た のミュージシャンのレコーディングやライブ・ツアー等 とう に起用 きよう される機会 きかい が増 ふ えたため、それまでの“練習 れんしゅう スタジオに演奏 えんそう 者 しゃ を集 あつ めてリズムパターンを練 ね り上 あ げ、レコーディングスタジオに持 も ち込 こ んで録音 ろくおん する”という制作 せいさく 方法 ほうほう が困難 こんなん になり始 はじ めてきたことも障害 しょうがい となった。このアルバム以降 いこう 、山下 やました は自 みずか らの演奏 えんそう と打 う ち込 こ みによる多重 たじゅう 録音 ろくおん を音楽 おんがく 制作 せいさく の核 かく に据 す えるようになっていった。
本 ほん アルバムは当初 とうしょ 、1985年 ねん (1985 ) に発売 はつばい が予定 よてい されていたが、山下 やました 自身 じしん の制作 せいさく 環境 かんきょう としても、Roland MC-4(『風 ふう の回廊 かいろう 』のシーケンスは当初 とうしょ これで行 おこな われている)から、 NEC PC-8801 +Roland MPU-401+Roland MIF-PC8+Roland MCP-PC8 / MRC-PC8 のシステムを経 へ て、PC-9801 +カモンミュージックRCP-PC98へと至 いた る過渡 かと 期 き にあり、膨大 ぼうだい な試行錯誤 しこうさくご が要求 ようきゅう された。このアルバムの制作 せいさく 以前 いぜん に使用 しよう していたPC-8801ベースのシステムでは発音 はつおん のタイミングに関 かん する十分 じゅうぶん な精度 せいど が得 え られず、発音 はつおん タイミングの微妙 びみょう な揺 ゆ らぎにより生 しょう じる人間 にんげん 的 てき なノリが再現 さいげん できなかったため、発売 はつばい が延期 えんき されることになった。その結果 けっか 、アルバム・リリースにあわせて予定 よてい されていたコンサート・ツアー『PERFORMANCE'85-'86』も延期 えんき となり、翌年 よくねん ツアー・タイトルを『PERFORMANCE '86 』と改 あらた められ、1986年 ねん 5月 がつ (1986-05 ) から行 おこな われた。
デジタル化 か 以降 いこう は、アナログテープの時 とき のように音 おと を増 ふ やし過 す ぎると音 おと 同士 どうし が融 と け合 あ わずにケンカする事 こと から、演奏 えんそう 楽器 がっき を減 へ らす編曲 へんきょく に変化 へんか して行 い った。この変化 へんか はデジタルマルチトラックテープレコーダーの業界 ぎょうかい 標準 ひょうじゅん となったSONY PCM-3348より更 さら に解像度 かいぞうど が高 たか いPro Tools への移行 いこう でも同様 どうよう となった。
1991年 ねん (1991 ) 、吉田 よしだ 保 たもつ リミックスによる『POCKET MUSIC ('91 REMIX) 』が発売 はつばい され、2020年 ねん (2020 ) には山下 やました 監修 かんしゅう による最新 さいしん リマスター盤 ばん 『POCKET MUSIC (2020 Remaster) 』が『僕 ぼく の中 なか の少年 しょうねん (2020 Remaster) 』と同時 どうじ 発売 はつばい された[1] 。
土曜日 どようび の恋人 こいびと – (2'59")
words & music by TATSURO YAMASHITA 山下 やました によれば、曲 きょく のモチーフは'82年 ねん 頃 ごろ から持 も っていて、'60年代 ねんだい のスナッフ・ギャレット(Snuff Garrett )が手 て がけたボビー・ヴィー(Bobby Vee )やゲイリー・ルイス(Gary Lewis and the Playboys )の諸 しょ 作品 さくひん のような雰囲気 ふんいき を出 だ したくて作 つく った作品 さくひん だが、'80年代 ねんだい のデジタル・メディアの中 なか ではもうすでに超 ちょう アナクロな願望 がんぼう でしかなく、色々 いろいろ な意味 いみ で完成 かんせい までに時間 じかん と手間 てま がかかったという[2] 。完成 かんせい 後 ご 、フジテレビ 系 けい 『オレたちひょうきん族 ぞく 』のイメージにフィットするような気 き がして売 う り込 こ んだところ採用 さいよう され、アルバムの先行 せんこう シングルとしてリリースされた[注釈 ちゅうしゃく 1] 。当初 とうしょ アルバムにはシングルとは別 べつ ミックスが収録 しゅうろく された。
ポケット・ミュージック – (5'19")
words & music by TATSURO YAMASHITA “ポケット・ミュージック”というアルバム・タイトルが先 さき に決 き まっていたので、そのタイトルで何 なに か一 いち 曲 きょく 作 つく ろうと'85年 ねん の5月 がつ ごろに詞 し 曲 きょく 同時 どうじ に作 つく られた。当初 とうしょ はドラム・マシンを使 つか った所謂 いわゆる “同期 どうき もの”で完成 かんせい させようとしていたため、スネア・ドラムの入 はい らない変則 へんそく 的 てき なドラム・パターンになっている。山下 やました 自身 じしん 、詞 し ・曲 きょく ・アレンジ・演奏 えんそう 共 ども に大変 たいへん 好 す きな作品 さくひん で、とりわけニューヨークでレコーディングしたジョン・ファディスのフリューゲルホルン のソロが特 とく に気 き に入 い っているという[2] 。本 ほん 作 さく 発売 はつばい 時 じ の1986年 ねん のコンサート・ツアー以来 いらい 、ライブ演奏 えんそう はされていなかったが、2014年 ねん のコンサート・ツアー『Maniac Tour 〜PERFORMANCE 2014〜 』で28年 ねん 振 ふ りにセットリストに加 くわ えられた。
MERMAID – (4'27")
words by ALAN O'DAY , music by TATSURO YAMASHITA シングル「土曜日 どようび の恋人 こいびと 」[注釈 ちゅうしゃく 1] のカップリング曲 きょく として発売 はつばい された。山下 やました によれば、曲 きょく 自体 じたい は'79年 ねん に書 か かれていたが、ベースのパターンに若干 じゃっかん 不自然 ふしぜん なところがあり、何 なん 度 ど かトライしたものの思 おも い通 どお りの感 かん じが出 で ず、'85年 ねん にコンピューターを使 つか ってやっと完成 かんせい をみたという[2] 。アルバム収録 しゅうろく に際 さい しリミックスが行 おこな われた。当初 とうしょ アルバムには自身 じしん による日本語 にほんご 詞 し での収録 しゅうろく を予定 よてい していたことから実際 じっさい に歌詞 かし を書 か いてはみたが、詞 し の内容 ないよう がサビの“MERMAID”とあわなかったため結局 けっきょく 、アラン・オデイ による英語 えいご 詞 し のヴァージョンのまま収録 しゅうろく に至 いた った。
十字路 じゅうじろ – (3'45")
words & music by TATSURO YAMASHITA 当初 とうしょ 、途中 とちゅう でデュエット になる4小節 しょうせつ を大貫 おおぬき 妙子 たえこ に歌 うた ってもらおうと思 おも っていたが、スケジュールが合 あ わず実現 じつげん しなかったため、竹内 たけうち まりや が担当 たんとう している。
メロディー、君 きみ の為 ため に – (5'10")
words & music by TATSURO YAMASHITA アルバムに収録 しゅうろく されている全 ぜん 楽曲 がっきょく の中 なか で一番 いちばん 後 ご に作 つく られ、録音 ろくおん された作品 さくひん 。もともとは、映画 えいが 『タンポポ 』の主題歌 しゅだいか 用 よう にと書 か き始 はじ めたものだが、先方 せんぽう からの依頼 いらい がクランク・アップ間際 まぎわ だったため時間 じかん 的 てき に間 ま に合 あ わず、結局 けっきょく 映画 えいが には使用 しよう されなかった。山下 やました 自身 じしん 、割 わり と気 き に入 い った曲 きょく だったことから、詞 し を変 か えてそのまま進行 しんこう させ、本 ほん 作 さく に収録 しゅうろく された[2] 。
THE WAR SONG – (5'04")
シャンプー – (4'11")
ムーンライト – (2'57")
words & music by TATSURO YAMASHITA アルバムのレコーディングを始 はじ めた段階 だんかい ではまだ8ビット・コンピュータ用 よう のソフトしかなく、精度 せいど が山下 やました の要求 ようきゅう に追 お いつかなかった。結果 けっか 、小品 しょうひん ではあるものの、完成 かんせい までに約 やく 1か月 げつ 近 ちか くを要 よう し、違 ちが うパターンで7回 かい もレコーディングをやり直 なお したという[2] 。
LADY BLUE – (4'03")
words by ALAN O'DAY, music by TATSURO YAMASHITA この曲 きょく には大 だい 編成 へんせい のコーラスが合 あ うと思 おも い、ニューヨークに録 ろく りに行 い ったが、コーディネーターの不手際 ふてぎわ から、スタジオに来 き たのは普通 ふつう の3人組 にんぐみ のコーラス隊 たい だった。コーラスが薄 うす かったので東京 とうきょう に帰 かえ って自分 じぶん の多重 たじゅう コーラスで補 おぎな わざるを得 え なくなったが、結果 けっか 的 てき にはこの方 ほう が山下 やました 達郎 たつお らしい仕上 しあ がりになったと言 い われたという[2] 。
風 ふう の回廊 かいろう (コリドー) – (3'56")
words & music by TATSURO YAMASHITA ホンダ・クイント インテグラ のキャンペーン・ソングとして制作 せいさく された。山下 やました によれば、この曲 きょく で描 えが かれている“過 す ぎ去 さ った恋 こい の中 なか の現実 げんじつ とも幻影 げんえい ともつかない女性 じょせい 像 ぞう ”は自身 じしん の詞 し の重要 じゅうよう なテーマのひとつであるという。この曲 きょく は山下 やました にとって初 はじ めてのデジタル・レコーディングであり、同時 どうじ に初 はじ めてコンピューター・ミュージック を導入 どうにゅう した、レコード制作 せいさく 上 じょう の一大 いちだい 分岐 ぶんき 点 てん でもあったという[3] 。CMヴァージョンは楽器 がっき 編成 へんせい とヴォーカルがそれぞれ少 すこ しずつ異 こと なり、ミックスも別 べつ [注釈 ちゅうしゃく 3] 。その後 ご フル・サイズに仕上 しあ げるために楽器 がっき を足 た すなどの作業 さぎょう を行 おこな っているうちに完成 かんせい が遅 おく れスケジュールが遅延 ちえん した結果 けっか 、エンジニアの吉田 よしだ 保 たもつ が次 つぎ の仕事 しごと でハワイへ行 い ってしまい[注釈 ちゅうしゃく 4] 、生 う まれて初 はじ めて自分 じぶん 自身 じしん でミックス・ダウンを行 おこな う羽目 はめ になった[3] 。エンジニアという職制 しょくせい は非常 ひじょう にプロフェッショナルなものであるという敬意 けいい があり、どんなに要求 ようきゅう はしても、基本 きほん 的 てき にエンジニアの領分 りょうぶん にはなるべく立 た ち入 い らないように努 つと めている山下 やました にとって、後 のち にも先 さき にも一 いち 度 ど きりのエンジニア経験 けいけん だったという[2] 。
レコーディング・メンバー
土曜日 どようび の恋人 こいびと [ 編集 へんしゅう ]
山下 やました 達郎 たつお
electric guitar, acoustic guitar, hammond organ, synthesizers with PC-8801 , glocken, percussion, whistle & background vocals
青山 あおやま 純 じゅん
drums
伊藤 いとう 広 ひろ 規 ぶんまわし
electric bass
難波 なんば 弘之 ひろゆき
acoustic piano & celeste
山川 やまかわ 恵子 けいこ
harp
words & music by TATSURO YAMASHITA
©1986 Tenderberry Music Inc.
山下 やました 達郎 たつお
synthesizers with PC-8801, electric guitar, acoustic guitar, hammond organ, percussion, Linn drums with PC-8801 & background vocals
上原 うえはら 裕 ひろし
drums
伊藤 いとう 広 ひろ 規 ぶんまわし
bass
JON FADDIS
flugel horn solo
村田 むらた 和人 かずと
guest background vocalist!
words by ALAN O'DAY , music by TATSURO YAMASHITA
©1985 Smile Pub.
TATSURO YAMASHITA
synthesizers with PC-8801, Roland digital drums with PC-8801, electric guitar, hammond organ, glocken, percussion & background vocals
HIROYUKI NANBA
emulator solo
thanks to JUN AOYAMA for his great sound of snare drum & cymbal work!
words & music by TATSURO YAMASHITA
©1986 Smile Pub.
山下 やました 達郎 たつお
electric guitar, acoustic guitar, fender rhodes, acoustic piano, synthesizers, percussion & background vocals
青山 あおやま 純 じゅん
drums
伊藤 いとう 広 ひろ 規 ぶんまわし
electric bass
竹内 たけうち まりや
guest vocalist!(interlude)
メロディー、君 きみ の為 ため に [ 編集 へんしゅう ]
words & music by TATSURO YAMASHITA
©1986 Smile Pub.
山下 やました 達郎 たつお
electric guitar, acoustic guitar, synthesizers, Linn drums, TR-727, percussion, glocken & background vocals
青山 あおやま 純 じゅん
drums
伊藤 いとう 広 ひろ 規 ぶんまわし
electric bass
中西 なかにし 康晴 やすはる
acoustic piano
渕 ふち 野 の 繁雄 しげお
tenor sax solo
words & music by TATSURO YAMASHITA
©1986 Smile Pub.
山下 やました 達郎 たつお
synthesizers with PC-9801, electric guitar, acoustic guitar, TR-727 with PC-9801, percussion & background vocals
青山 あおやま 純 じゅん
drums
伊藤 いとう 広 ひろ 規 ぶんまわし
electric bass
大村 おおむら 憲司 けんじ
electric guitar solo
山下 やました 達郎 たつお
synthesizers with PC-8801, drums
土岐 とき 英 えい 史 し
soprano sax
words & music by TATSURO YAMASHITA
©1986 Tenderberry Music Inc.
山下 やました 達郎 たつお
synthesizers with PC-8801, electric guitar, acoustic guitar, percussion & background vocals
words by ALAN O'DAY, music by TATSURO YAMASHITA
©1986 Smile Pub.
TATSURO YAMASHITA
acoustic guitar, electric sitar, synthesizers, percussion & background vocals
JUN AOYAMA
drums
KOHKI ITOH
electric bass
HIROSHI SATOH
acoustic piano, fender rohdes, synth-monica solo
B.J.NELSON
background vocals
CYNTHIA MIZELLE
background vocals
BENNY DIGGS
background vocals
words & music by TATSURO YAMASHITA
©1985 Smile Pub.
山下 やました 達郎 たつお
synthesizers with PC-8801, electric guitar, acoustic guitar, glocken, percussion & background vocals
青山 あおやま 純 じゅん
drums
渕 ふち 野 の 繁雄 しげお
tenor sax solo
PC-8801 & PC-9801 COMPUTER OPERATED BY TATSURO YAMASHITA
SYNTHESIZERS OPERATED BY ITARU SAKOTA & TATSURO YAMASHITA
PRODUCED AND ARRANGED BY TATSURO YAMASHITA for SMILE COMPANY
EXECTIVE PRODUCER : RYUZO “JUNIOR” KOSUGI
RECORDING ENGINEERS : TAMOTSU YOSHIDA , TOSHIRO ITOH, YOSUO SATOH, MASATO OHMORI & JOHN CONVERTINO
REMIX ENGINEER : TOSHIRO ITOH
ASSISTANT ENGINEERS : SHIGEMI WATANABE, JUNJI MATSUO, TETSUYA MORIOKA, TATSUYA NAKAMURA, MUTSUMI YOSHIDA, KATSUMI MURO & DON PETERKOFSKY
RECORDING STUDIOS : SMILE GARAGE, CBS/SONY ROPPONGI , ONKIO HAUS & SIGMA SOUND NEW YORK
REMIX STUDIO : SMILE GARAGE
MASTERING STUDIO : CBS/SONY SHINANOMACHI
DISK MASTERING ENGINEER : MITSURU “TEPPEI” KASAI
PRODUCTION CO-ORDINATOR : NOBUMASA UCHIDA
SESSION CO-ORDINATOR : MAKOTO IBE & JIMMY BIONDOLILLO (NEW YORK )
ARTIST MANAGEMENT : SHIN KATAYAMA & MASAYUKI MATSUMOTO
COPYRIGHT MANAGEMENT : KENICHI NOMURA (SMILE PUBLISHERS)
ART DIRECTION : KENICHI HANADA
COVER & INNER CLAY ART : KYOZO HAYASHI
PHOTOGRAPHER : MITSUNORI OHTANI
HIROYUKI NANBA by the courtesy of RVC Corp. ⁄ Air Records.
HIROSHI SATOH by the courtesy of ALFA Records.
#
発売 はつばい 日 び
リリース
規格 きかく
品番 ひんばん
備考 びこう
1
1986年 ねん 4月 がつ 23日 にち (1986-04-23 )
MOON ⁄ ALFA MOON
LP
MOON-28033
ジャケットはゲートフォールド仕様 しよう 。
2
1986年 ねん 4月 がつ 23日 にち (1986-04-23 )
MOON ⁄ ALFA MOON
MOCT-28020
カセット同時 どうじ 発売 はつばい 。アナログLPと同 どう 内容 ないよう 。
3
1986年 ねん 5月 がつ 10日 とおか (1986-05-10 )
MOON ⁄ ALFA MOON
CD
32XM-15
初 はつ CD化 か 。
4
1991年 ねん 11月 がつ 10日 とおか (1991-11-10 )
MOON ⁄ MMG
CD
AMCM-4122
5
1999年 ねん 6月 がつ 2日 にち (1999-06-02 )
MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN
CD
WPCV-10022
品番 ひんばん 改定 かいてい によるエム・エム・ジー盤 ばん の再発 さいはつ 。計 けい 11曲 きょく 収録 しゅうろく 。
6
2020年 ねん 11月25日 にち (2020-11-25 )
MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN
CD
WPCL-13234
7
2020年 ねん 11月25日 にち (2020-11-25 )
MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN
2LP
WPJL-10130/1
『POCKET MUSIC (2020 Remaster) 』 2020年 ねん (2020 ) リマスター音源 おんげん をディスク2枚 まい に分 わ けて4面 めん に収録 しゅうろく した、重量 じゅうりょう 盤 ばん 180g仕様 しよう の2枚 まい 組 ぐみ LP(CDに収録 しゅうろく されたボーナス・トラックのうち、「MY BABY QUEEN」のみ収録 しゅうろく )。
Warner Music Japan
山下 やました 達郎 たつお OFFICIAL SITE
その他 た
シングル
オリジナル
70年代 ねんだい
80年代 ねんだい
80年 ねん 82年 ねん 83年 ねん 84年 ねん 85年 ねん 87年 ねん 88年 ねん 89年 ねん
90年代 ねんだい
90年 ねん 91年 ねん 92年 ねん 93年 ねん 94年 ねん 95年 ねん 96年 ねん 98年 ねん 99年 ねん
00年代 ねんだい
00年 ねん 01年 ねん 02年 ねん 03年 ねん 04年 ねん 05年 ねん 08年 ねん 09年 ねん
10年代 ねんだい
10年 ねん 11年 ねん 13年 ねん 16年 ねん 17年 ねん 18年 ねん 19年 ねん
20年代 ねんだい
配信 はいしん
アルバム
スタジオ
ベスト
公認 こうにん ・監修 かんしゅう 非 ひ 監修 かんしゅう ・事後 じご 公認 こうにん
企画 きかく
ア・カペラ サウンドトラック レア音源 おんげん 集 しゅう ボックス・セット ライブ その他 た コンピレーション
楽曲 がっきょく プロデュース ラジオ
関連 かんれん
カテゴリ
1月 がつ 2月 がつ 3月 がつ 4月 がつ [1] 5月 6月 がつ 7月 がつ 8月 がつ 9月 10月 11月 12月
^ 1986年 ねん 4月 がつ 7日 にち 以降 いこう 、LP&TAPESチャート
^ LPチャート
^ LP&TAPESチャート