足
ヒトの | |
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形態 学 的 観察
[ソースを生物 学 における足
[ソースをヒトの足
[ソースを部位
[ソースをヒトの
特徴
[ソースをヒトの
ヒトの
- サルの
足 は第 一 趾(親指 )が他 趾から離 れていて幅 が広 く、ブラキエーション(枝 から枝 への移動 )に適 している[1]。これに対 してヒトの足 は趾部が互 いに密着 しており細長 い形状 をしている[1]。 - サルは
生後 から成人 になるまで足型 がほとんど変化 しない[1](サルの場合 には足 に占 める趾部(指 の部分 )の割合 は約 35%でほとんど変化 しない[1])。ヒトの場合 、足 に占 める趾部(指 の部分 )の割合 は、幼児 では約 25%であるのに対 し、成人 になると約 17%から18%となる[1]。一方 、ヒトの足 の足 根 部 (踵 )は幼児 期 よりも成年 期 のほうが大 きく、直立 姿勢 に適 しており、歩行 の際 にも前方 に踏 み出 す推進 力 を効率 よく引 き出 す構造 になっている[1]。 - サルの
足 は関節 が柔 らかく手 のように扱 うことができるが、固定 力 は弱 く、直立 姿勢 や歩行 には不利 である[2]。そのため霊長 類 はかつては「四手 類 」と呼 ばれた。ヒトの足 は重 い体重 を支 え歩行 にも耐 えうるよう足 根 部 や中 足 部 の関節 がじん帯 や筋肉 で強 く固定 されている[2]。 - ヒトの
足 には土踏 まずが形成 されるが、サルの足 には土踏 まずが形成 されない[2]。
足 と健康
[ソースを爪 の病気 は爪 の項 を参照 。靴 や遺伝 原因 とされる巻 き爪 も、痛 むようなら専門医 へ。白癬 (はくせん)と呼 ぶ皮膚 感染 症 が広 く感染 者 も多 いと予測 される一般 的 な病気 である。広 く一般 的 にはみずむし、しらくも、たむし等 とも呼 ばれ、かびに似 た細菌 に皮膚 や爪 等 のケラチン質 が侵 され、自覚 症状 はアレルギー様 症状 でかゆみや水 ぶくれ、疹などが出 ることもあるが自覚 症状 がないものもある。冬場 は症状 が落 ち着 き、湿度 や温度 が高 くなる春 から夏 にかけてかゆみがひどくなることが多 いため、肌 を清潔 に保 ち通気 性 が良 い状態 に足 を保 つことで悪化 を抑 えることができるが、白癬 菌 は徐々 に内部 浸透 し直 りにくくなるため、初期 の症状 のうちに完全 に退治 し治療 を済 ませることが一番 大切 である。しかし広 く浸透 している民間 療法 の多 くはほとんど効果 がなく、また冬 には症状 が治 まってしまい、命 に密接 に繋 がる病気 ではないため、根治 ができたはずの初期 の段階 を通 り過 ぎて症状 がひどくなってから専門医 にかかることが多 い状態 を招 いている。白癬 罹患 者 の落 とす患部 のあかは病因 菌 の塊 であり、同居 している家族 の感染 を防 ぐためにも早 めに治療 を開始 することが勧 められる。扁平足 は土踏 まずと言 われる足 の裏 の箇所 の凹凸 がないものを指 し、体重 移動 が上手 くなされず、健常 者 に比 べ立 ち仕事 や歩行 が疲 れやすいとされる病気 である。遺伝 的 な因子 や骨折 、脱臼 、靭帯 損傷 、筋 麻痺 等 に加 え、最 も多 いとされるのが成長 期 に長時間 立 ち続 けることによって起 きる静 力学 的 扁平足 である。乳幼児 の頃 の偏平足 は一般 的 に見 られる状態 であり、病気 と言 えるものは後天的 なものを指 し、土踏 まずを鍛 える運動 や矯正 装具 などで治療 することができる。外反母趾 は足 の親指 が骨 を基盤 として小指 の方向 に曲 がってゆく器質 的 な病気 で、体重 が変 わりやすく靭帯 が緩 む中年 以降 や足 に合 わない靴 を履 く人 に多 く発生 し、先端 部 の細 いハイヒール等 を履 く女性 に発現 が多 いとされる。通常 、靴 を変 えるだけでは治 ることはなく、矯正 を必要 とする。痛風 やリウマチにも変形 性 関節 炎 を伴 い同様 の症状 が見 られるため、鑑別 診断 が必要 である。多 くが生 まれついての病気 に分類 されるが内 反 足 は男 の子 に多 く早期 発見 、治療 、矯正 が大切 な足 の異常 形態 である。対 して外 反 足 は自然 治癒 が見込 めるとされる。足 の指 がZ字 型 に曲 がって硬直 してしまった症状 をハンマートウという。靴 を履 いたとき等 に痛 む場合 がある。足首 や膝 に起 こりやすい捻挫 や脱臼 は運動 障害 を伴 った傷害 であり、靭帯 断 裂 等 を伴 い起 き易 く習慣 化 し易 い症状 であるため観察 には注意 が必要 である。他 には痛風 、魚 の目 、ケーラー病 、レイノー病 、キーパンチャー病 、ビュルガー病 、フィラリア等 が引 き起 こす象皮病 、他 に爪 の病気 等 が足 に症状 を引 き起 こす病気 として多 く挙 げられる。- また
痛風 罹患 時 には足 の関節 に尿素 結晶 が比較的 できやすいとされる。
足 具
[ソースを通念 ・文化
[ソースを「あし」の表現
[ソースを日本語
[ソースを足 は、脚 の部分 を含 んで「あし」と使 う場合 があり、表記 に限 らずその区分 は明確 に分 けられていないこともある。動物 や昆虫 、机 等 の同 じものを指 す時 は「脚 」という漢字 を主 に使 い、ヒトのそれを指 す時 はあまり区別 なく「足 」と「脚 」を使 う。- 「
肢 」と言 う漢字 は「体 から分 かれる枝 」と言 う意味 で器質 的 、生物 的 に使 われることが多 い。例 として四肢 と書 き対 の手 と脚 を指 す。上肢 、下肢 と書 いて手足 を指 す等 。 - 「
腿 」と言 う漢字 は太 ももや脹脛 (フクラハギ)を意味 する。上腿 (ジョウタイ)と書 いて下肢 の膝 から上 を指 し、下腿 (カタイ)と書 いて下肢 の膝 から先 を指 す。また大腿 (ダイタイ)と書 きモモを指 し、小 腿 (ショウタイ)と書 きふくらはぎ(脹脛 )を指 す。 足 を「ソク」と読 んで、対 となる具足 の数 を数 える場合 に用 いる時 がある。例 として靴下 や靴 などを「一足 、二 足 (イッソク、ニソク)」と数 える。足 ・脚 は本数 に限 らず、物 の接地 部 を指 して使 うことがある。建造 物 の足 、家具 の足 、椅子 の足 。また支柱 が一 つ以上 になることによって「足 」と表現 する頻度 が上 がる。幼児 語 で「あんよ」、丁寧 語 で「御 御足 (おみあし)」などと表現 することがある。足 の指 は趾(シ)と言 う漢語 を使 い、手 の指 と区別 を行 っている。趾の数 え方 は拇指 側 から第 I趾、第 II趾、…と呼 び、足 の親指 つまり第 I趾を母 趾とも呼 ぶ。生物 が持 つ肢 を指 すのに、適当 な言葉 がない時 に「足 」を用 いることがある。海洋 生物 の蛸 や烏賊 の足 は触手 を含 み、全 てを足 と表現 するのは適当 ではないが、ひと括 りに「〜の足 」と表現 することが多 い。「ゲジゲジの足 」のように節足動物 にも使 われる。
外国 語
[ソースを慣用 句 など
[ソースを日本
[ソースを乗 り物 が発明 される前 から、足 は人間 の基本 的 な移動 手段 (歩行 、走 る)であった。このため、どこかへ行 くことを「足 を運 ぶ」、訪問 が減 ることを「足 が遠 のく」、遠方 に赴 くことを「足 を伸 ばす」等 とも言 う。乗 り物 自体 の比喩 ともなっている。「移動 手段 がない」という意味 で「足 がない」、公共 交通 (路線 バスや鉄道 )などよく使 われる移動 手段 を指 して「地域 住民 の足 」[4]、交通 アクセスが乏 しい目的 地 を「足 の便 が悪 い」という表現 も使 われる。- 「
足 を止 める」は文字通 りに歩 く足 を止 めた状態 を指 すほか、光景 や店頭 などに見入 ってしまうこと[5]、物事 や人 の進行 を妨 げること(「足止 め」)の比喩 としても使 われる。同様 の表現 で、手 を用 いて「手 を止 める」と表記 して進行 中 の作業 を止 めることを言 う。 支出 ・経費 が予算 を超 えるなど予定 範囲 のはみ出 し部分 を「足 が出 る」と言 うことがある。- モノの
下部 や下位 を指 して使 うことがある。「足 を切 る」は、一連 の末尾 や規定 数 以下 を削 ると言 う意味 である」。大学 入試 における「足 切 り」は「二 段階 選抜 」を参照 。 犯罪 などを行 う好 ましくない集団 ・行為 からの脱却 を指 して「足 を洗 う」「足 抜 けする」と言 う。後者 は吉原 遊廓 などで、遊女 の脱走 という意味 でも使 われた。食用 魚 のうち、中毒 の原因 となるヒスタミンがすぐ増 える青 魚 、腐敗 や食中毒 菌 の増殖 が進 みやすい魚 を「足 が早 い」と言 う[6]。暴力団 や非合法 組織 から離脱 することを「足 を洗 う」と表現 する。本来 の宗教 的 な意味合 いとは異 なるが、ロ ーマ法王 が犯罪 を起 こして収監 されている受刑 者 に対 して洗足 式 を行 い直々 に洗 ったことがある[7]。
信仰 ・民俗
[ソースを日本 仏教 において釈迦如来 の足 は扁平足 であり、それは「足下 に隙間 なく人 を隠 す為 」と言 う逸話 が、薬師寺 他 多数 の寺 に残 される仏 足 石 にある。護 王 神社 (京都 市 )など、足腰 の健康 にご利益 があるとされる寺社 がある。
脚注
[ソースを- ^ a b c d e f
野田 雄二 編 『健康 教育 序説 』玉川大学 出版 部 、1995年 、12頁 - ^ a b c
野田 雄二 編 『健康 教育 序説 』玉川大学 出版 部 、1995年 、13頁 - ^
遠藤 義晴 これが本当 の「冷 えとり」の手引 書 :愛蔵 版 ISBN 4569829767 - ^
毎日 フォーラム・特集 :地域 の足 を守 る細 る地域 公共 交通 -毎日新聞 (2017年 10月 10日 )2018年 3月 30日 閲覧 - ^ あっ!と
言 わせるショーウィンドーの作 り方 『繊研新聞 』電子 版 (2017年 4月 10日 )2018年 3月 30日 閲覧 - ^ 【
探 る】青 魚 「足 が早 い」とされるのは…筋肉 に含 むアミノ酸 変化 『読売新聞 』朝刊 2018年 3月 29日 (くらし面 ) - ^ “
ロ ーマ法王 、受刑 者 の足 洗 う イタリアの刑務所 で「洗足 式 」”. AFP (2018年 3月 30日 ). 2018年 3月 30日 閲覧 。