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あし

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
あし
ヒトあし
ヒトの左足ひだりあしほね
ラテン語らてんご pes
英語えいご Foot
器官きかん 運動うんどう
動脈どうみゃく あし動脈どうみゃく
内側うちがわあしそこ動脈どうみゃく
外側そとがわあしそこ動脈どうみゃく
神経しんけい 内側うちがわあしそこ神経しんけい
外側そとがわあしそこ神経しんけい
ふか腓骨ひこつ神経しんけい
あさ腓骨ひこつ神経しんけい
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あし(あし、foot)は、くるぶし以下いか接地せっち身体しんたい一部いちぶである。

形態けいたいがくてき観察かんさつ

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あしは、それを所有しょゆうする生物せいぶつによって構成こうせい要素ようそ構造こうぞう様々さまざまであり、かれらはその機能きのう見合みあった生活せいかつをしている。ひとという地上ちじょう生息せいそくする脊椎動物せきついどうぶつかぎらず、脊椎動物せきついどうぶつふくめてたいというかずそなわっており、発生はっせいがくてき偶数ぐうすうになっている。一般いっぱんてき生物せいぶつあしには様々さまざま付属ふぞく器官きかんがあり、ゆびのみならず生殖せいしょくそと分泌ぶんぴつそなえているものもあり、それらをもち外敵がいてき対抗たいこうまも手段しゅだんとして利用りようしているたねおおくをめる一方いっぽうへびのようにあし痕跡こんせきのこ程度ていどにまで退化たいかさせたたねもある。またあし付属ふぞくするゆびは、あしによる体勢たいせい維持いじからだささえるという機能きのう以外いがい様々さまざま行動こうどう補助ほじょするものとなっている。

生物せいぶつがくにおけるあし

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両生類りょうせいるい以上いじょう脊椎動物せきついどうぶつでは、ついあしち、まえのものを前肢ぜんしうしろのものを後肢あとあしという。基本きほんてき構造こうぞうついでほぼ共通きょうつうしており、鳥類ちょうるいでは前肢ぜんしつばさ該当がいとうする。また、前肢ぜんし後肢あとあしあし区別くべつする場合ばあいもある。なお、この分類ぶんるいでは人間にんげんあし後肢あとあしにあたる。

生物せいぶつ分類ぶんるい脊椎動物せきついどうぶつ以外いがいに、あしらしいあしつものに節足動物せっそくどうぶつげられる。節足動物せっそくどうぶつからだぶしごとに一対いっつい付属ふぞくち、付属ふぞくそと骨格こっかくよう関節かんせつ屈折くっせつ可能かのうとする。

たまきがた動物どうぶつゆうつま動物どうぶつでは、節足動物せっそくどうぶつのようにからだぶしごとに一対いっつい歩行ほこう器官きかん突出とっしゅつするが、これにはそと骨格こっかく関節かんせつもないため、いぼあししょうする。

軟体動物なんたいどうぶつでは、基本きほんてきにははらめんいっぱいに肉質にくしつ運動うんどう器官きかんそなえ、これをあしという。分類ぶんるいぐんによってそのかたちおおきくことなるので、あしかたちによって分類ぶんるいぐんいているものがある(がいるい腹足類ふくそくるい二枚貝にまいがいるいおのあしるいなど)。タコイカなどあたまあしるいではあし多数たすうかれ、あしばれたり触手しょくしゅばれたりする。

棘皮動物きょくひどうぶつでは体内たいないみずかんけいにつながったほそかん多数たすう体外たいがいばし外界がいかい付着ふちゃくさせ、付着ふちゃくしたかん牽引けんいんすることで自身じしん移動いどうさせるたねがあり、移動いどうもちいられるそれらのほそかんをさしてかんあしという。棘皮動物きょくひどうぶつ放射ほうしゃ相称そうしょうであるため、かんあしたいをなさない。

細菌さいきんるいではかりあしばれるばし、移動いどう捕食ほしょく外界がいかい知覚ちかくおこなう。

側面そくめんからひと右足みぎあしほね皮膚ひふ(CT3D画像がぞう)

ヒトのあし (foot) は、形態けいたいがくてきくるぶし(くるぶし、足首あしくび左右さゆうのふくらみ)あたりから末梢まっしょうはし接地せっちまでをす。ヒトにかぎらず、末端まったんを「爪先つまさき(つまさき)」、上面うわつらを「あしかぶと(こう)」、下面かめんを「あしうら」または「蹠(あしうら)」・「あしそこ(ソクテイ)」・「趺(あなひら)」、下面かめん後端こうたんを「かかと(かかと)」・「きびす」とぶ。あしゆびゆび区別くべつして「趾(あしゆび)」とぶこともある。

広義こうぎには、もも(もも)までをふくめた下肢かし全体ぜんたいあし (leg) とぶことがある。この意味いみでは、「あし」という漢字かんじもちいることがおおい。あしは、接地せっちからうえかって、足首あしくびずね(すね)、ひざ(ひざ)、もも(もも、たい)といった部位ぶいけられている。

もも(もも)はふるくは「はぎ」とい、って対面たいめんしたときかい部分ぶぶんを「むかいかはぎ」とんだ。やがて「はぎ」は脹脛ふくらはぎ(ふくらはぎ)をすようになり、「むかいかはぎ」は「こうずね(むこうずね)」をすようなった。こうずねは「ずね」と同義どうぎである。脛骨けいこつこうずねがわには、皮下ひかのすぐ骨膜こつまくじょう神経しんけいはしっている(弁慶べんけいどころ)。

脹脛ふくらはぎは「こむら(こむら)」ともばれる。いわゆる「こむらがえ」とは、脹脛ふくらはぎ腓腹筋ひふくきん痙攣けいれんこしている状態じょうたいす。

ひざうらへこんでいて、「ひざ窩(しっか)」、「ひかがみ(ひかがみ)」などとばれる。

あし成長せいちょうは、男性だんせいが16さいごろ、女性じょせいは14さいごろでまり、女性じょせいあし男性だんせいあしくらべてちいさい。

特徴とくちょう

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ヒトのあし直立ちょくりつそく歩行ほこうてきした構造こうぞうゆうしている。

ひとあしひと同様どうように10以上いじょう骨格こっかくすじけんからっており、っていて体重たいじゅう移動いどうしたときにそれぞれがこまかくうごくことで負荷ふか分散ぶんさんさせている。

ヒトのあしとサルのあし比較ひかくするとつぎのような特徴とくちょうがある。

  • サルのあしだいいち趾(親指おやゆび)が趾からはなれていてはばひろく、ブラキエーション(えだからえだへの移動いどう)にてきしている[1]。これにたいしてヒトのあしは趾部がたがいに密着みっちゃくしており細長ほそなが形状けいじょうをしている[1]
  • サルは生後せいごから成人せいじんになるまで足型あしがたがほとんど変化へんかしない[1](サルの場合ばあいにはあしめる趾部(ゆび部分ぶぶん)の割合わりあいやく35%でほとんど変化へんかしない[1])。ヒトの場合ばあいあしめる趾部(ゆび部分ぶぶん)の割合わりあいは、幼児ようじではやく25%であるのにたいし、成人せいじんになるとやく17%から18%となる[1]一方いっぽう、ヒトのあしあしかかと)は幼児ようじよりも成年せいねんのほうがおおきく、直立ちょくりつ姿勢しせいてきしており、歩行ほこうさいにも前方ぜんぽう推進すいしんりょく効率こうりつよく構造こうぞうになっている[1]
  • サルのあし関節かんせつやわらかくのようにあつかうことができるが、固定こていりょくよわく、直立ちょくりつ姿勢しせい歩行ほこうには不利ふりである[2]。そのため霊長れいちょうるいはかつては「四手よつでるい」とばれた。ヒトのあしおも体重たいじゅうささ歩行ほこうにもえうるようあしちゅうあし関節かんせつがじんたい筋肉きんにくつよ固定こていされている[2]
  • ヒトのあしには土踏つちふまず形成けいせいされるが、サルのあしには土踏つちふまずが形成けいせいされない[2]

あし健康けんこう

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あしのリフレクソロジーのチャートのいちれい

あしときとしてだい心臓しんぞうともばれ、だて重力じゅうりょくしたがってしも方向ほうこう体液たいえき流動りゅうどうすることによってこされる体液たいえき停滞ていたい浮腫ふしゅを、あし血管けっかん周辺しゅうへん筋肉きんにく運動うんどうによって上部じょうぶかえふたた循環じゅんかんけいもどすことをおこなっている。また同様どうようちゅう医学いがくにおける経絡けいらく(ツボのこと)がおおくあるとされ、またあし不具合ふぐあいからだほか部位ぶい様々さまざま病因びょういんとなることがあるとされる。あし頭部とうぶより低温ていおんになるあたまねつあしかんになるとしょうなど様々さまざま健康上けんこうじょう不具合ふぐあいしょうじる場合ばあいがあり、あし頭部とうぶより高温こうおんになる頭寒足熱ずかんそくねつほういとされている[3]。またあしには同様どうようあしがあり、反対はんたいがわよりも筋力きんりょくながとう発達はったつしていることがおおく、左右さゆう均等きんとう全身ぜんしんゆがみをこすともわれている。このあしきのちがいが山中さんちゅうでの遭難そうなん原因げんいんリングワンダリングこすとわれている。

あしなんらかの症状しょうじょうこす病気びょうきとして以下いかのようなものがある。

  • つめ病気びょうきつめこう参照さんしょうくつ遺伝いでん原因げんいんとされるつめも、いたむようなら専門医せんもんいへ。
  • 白癬はくせん(はくせん)と皮膚ひふ感染かんせんしょうひろ感染かんせんしゃおおいと予測よそくされる一般いっぱんてき病気びょうきである。ひろ一般いっぱんてきにはみずむししらくもたむしひとしともばれ、かびに細菌さいきん皮膚ひふつめとうのケラチンしつおかされ、自覚じかく症状しょうじょうはアレルギーさま症状しょうじょうでかゆみやみずぶくれ、疹などがることもあるが自覚じかく症状しょうじょうがないものもある。冬場ふゆば症状しょうじょうき、湿度しつど温度おんどたかくなるはるからなつにかけてかゆみがひどくなることがおおいため、はだ清潔せいけつたも通気つうきせい状態じょうたいあしたもつことで悪化あっかおさえることができるが、白癬はくせんきん徐々じょじょ内部ないぶ浸透しんとうなおりにくくなるため、初期しょき症状しょうじょうのうちに完全かんぜん退治たいじ治療ちりょうませることが一番いちばん大切たいせつである。しかしひろ浸透しんとうしている民間みんかん療法りょうほうおおくはほとんど効果こうかがなく、またふゆには症状しょうじょうおさまってしまい、いのち密接みっせつつながる病気びょうきではないため、根治こんじができたはずの初期しょき段階だんかいとおぎて症状しょうじょうがひどくなってから専門医せんもんいにかかることがおお状態じょうたいまねいている。白癬はくせん罹患りかんしゃとす患部かんぶのあかは病因びょういんきんかたまりであり、同居どうきょしている家族かぞく感染かんせんふせぐためにもはやめに治療ちりょう開始かいしすることがすすめられる。
  • 扁平足へんぺいそく土踏つちふまずわれるあしうら箇所かしょ凹凸おうとつがないものをし、体重たいじゅう移動いどう上手うまくなされず、健常けんじょうしゃくら仕事しごと歩行ほこうつかれやすいとされる病気びょうきである。遺伝いでんてき因子いんし骨折こっせつ脱臼だっきゅう靭帯じんたい損傷そんしょうすじ麻痺まひとうくわえ、もっとおおいとされるのが成長せいちょう長時間ちょうじかんつづけることによってきるしずか力学りきがくてき扁平足へんぺいそくである。乳幼児にゅうようじころ偏平足へんぺいそく一般いっぱんてきられる状態じょうたいであり、病気びょうきえるものは後天的こうてんてきなものをし、土踏つちふまずをきたえる運動うんどう矯正きょうせい装具そうぐなどで治療ちりょうすることができる。
  • 外反母趾がいはんぼしあし親指おやゆびほね基盤きばんとして小指こゆび方向ほうこうがってゆく器質きしつてき病気びょうきで、体重たいじゅうわりやすく靭帯じんたいゆる中年ちゅうねん以降いこうあしわないくつひとおお発生はっせいし、先端せんたんほそいハイヒールとう女性じょせい発現はつげんおおいとされる。通常つうじょうくつえるだけではなおることはなく、矯正きょうせい必要ひつようとする。痛風つうふうリウマチにも変形へんけいせい関節かんせつえんともな同様どうよう症状しょうじょうられるため、鑑別かんべつ診断しんだん必要ひつようである。
  • おおくがまれついての病気びょうき分類ぶんるいされるがうちはんあしおとこおお早期そうき発見はっけん治療ちりょう矯正きょうせい大切たいせつあし異常いじょう形態けいたいである。たいしてそとはんあし自然しぜん治癒ちゆ見込みこめるとされる。
  • あしゆびがZがたがって硬直こうちょくしてしまった症状しょうじょうをハンマートウという。くついたときとういた場合ばあいがある。
  • 足首あしくびひざこりやすい捻挫ねんざ脱臼だっきゅう運動うんどう障害しょうがいともなった傷害しょうがいであり、靭帯じんたいだんきれひとしともなやす習慣しゅうかんやす症状しょうじょうであるため観察かんさつには注意ちゅうい必要ひつようである。
  • には痛風つうふううお、ケーラーびょうレイノーびょう、キーパンチャーびょうビュルガーびょうフィラリアひとしこす象皮病ぞうひびょうつめ病気びょうきとうあし症状しょうじょうこす病気びょうきとしておおげられる。
  • また痛風つうふう罹患りかんにはあし関節かんせつ尿素にょうそ結晶けっしょう比較的ひかくてきできやすいとされる。

ほかにも様々さまざま病因びょういん病気びょうきがあるが、実際じっさい症状しょうじょうがあるとき自己じこ判断はんだんではなくせんもん医療いりょう機関きかん相談そうだんすることがのぞましい。

下駄げた

あし保護ほご基幹きかんとして衛生えいせい外見がいけん装飾そうしょくとう目的もくてきとしてひと履物はきものそなえる。

通念つうねん文化ぶんか

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ふつあしせき

「あし」の表現ひょうげん

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日本語にほんご

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  • あしは、あし部分ぶぶんふくんで「あし」と使つか場合ばあいがあり、表記ひょうきかぎらずその区分くぶん明確めいかくけられていないこともある。
  • 動物どうぶつ昆虫こんちゅうつくえとうおなじものをときは「あし」という漢字かんじおも使つかい、ヒトのそれをときはあまり区別くべつなく「あし」と「あし」を使つかう。
  • 」と漢字かんじは「からだからかれるえだ」と意味いみ器質きしつてき生物せいぶつてき使つかわれることがおおい。れいとして四肢ししたいあしす。上肢じょうし下肢かしいて手足てあしひとし
  • もも」と漢字かんじふとももや脹脛ふくらはぎ(フクラハギ)を意味いみする。上腿じょうたい(ジョウタイ)といて下肢かしひざからうえし、下腿かたい(カタイ)といて下肢かしひざからさきす。また大腿だいたい(ダイタイ)ときモモをし、しょうもも(ショウタイ)ときふくらはぎ(脹脛ふくらはぎ)をす。
  • あしを「ソク」とんで、たいとなる具足ぐそくかずかぞえる場合ばあいもちいるときがある。れいとして靴下くつしたくつなどを「一足ひとあしそく(イッソク、ニソク)」とかぞえる。
  • あしあし本数ほんすうかぎらず、もの接地せっちして使つかうことがある。建造けんぞうぶつあし家具かぐあし椅子いすあし。また支柱しちゅうひと以上いじょうになることによって「あし」と表現ひょうげんする頻度ひんどがる。
  • 幼児ようじで「あんよ」、丁寧ていねいで「御足おあし(おみあし)」などと表現ひょうげんすることがある。
  • あしゆび(シ)と漢語かんご使つかい、ゆび区別くべつおこなっている。趾のかぞかた拇指ぼしがわからだいI趾、だいII趾、…とび、あし親指おやゆびつまりだいI趾をはは趾ともぶ。
  • 生物せいぶつすのに、適当てきとう言葉ことばがないときに「あし」をもちいることがある。海洋かいよう生物せいぶつだこ烏賊いかあし触手しょくしゅふくみ、すべてをあし表現ひょうげんするのは適当てきとうではないが、ひとくくりに「〜のあし」と表現ひょうげんすることがおおい。「ゲジゲジあし」のように節足動物せっそくどうぶつにも使つかわれる。

外国がいこく

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慣用かんようなど

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  • もの発明はつめいされるまえから、あし人間にんげん基本きほんてき移動いどう手段しゅだん歩行ほこうはし)であった。このため、どこかへくことを「あしはこぶ」、訪問ほうもんることを「あしとおのく」、遠方えんぽうおもむくことを「あしばす」とうともう。
  • もの自体じたい比喩ひゆともなっている。「移動いどう手段しゅだんがない」という意味いみで「あしがない」、公共こうきょう交通こうつう路線ろせんバス鉄道てつどう)などよく使つかわれる移動いどう手段しゅだんして「地域ちいき住民じゅうみんあし[4]交通こうつうアクセスがとぼしい目的もくてきを「あし便びんわるい」という表現ひょうげん使つかわれる。
  • あしめる」は文字通もじどおりにあるあしめた状態じょうたいすほか、光景こうけい店頭てんとうなどに見入みいってしまうこと[5]物事ものごとひと進行しんこうさまたげること(「足止あしどめ」)の比喩ひゆとしても使つかわれる。同様どうよう表現ひょうげんで、もちいて「める」と表記ひょうきして進行しんこうちゅう作業さぎょうめることをう。
  • 支出ししゅつ経費けいひ予算よさんえるなど予定よてい範囲はんいのはみ部分ぶぶんを「あしる」とうことがある。
  • モノの下部かぶ下位かいして使つかうことがある。「あしる」は、一連いちれん末尾まつび規定きていすう以下いかけずると意味いみである」。大学だいがく入試にゅうしにおける「あしり」は「段階だんかい選抜せんばつ」を参照さんしょう
  • 犯罪はんざいなどをおこなこのましくない集団しゅうだん行為こういからの脱却だっきゃくして「あしあらう」「あしけする」とう。後者こうしゃ吉原よしはら遊廓ゆうかくなどで、遊女ゆうじょ脱走だっそうという意味いみでも使つかわれた。
  • 食用しょくようぎょのうち、中毒ちゅうどく原因げんいんとなるヒスタミンがすぐえるあおぎょ腐敗ふはい食中毒しょくちゅうどくきん増殖ぞうしょくすすみやすいさかなを「あしはやい」と[6]
  • 暴力団ぼうりょくだん非合法ひごうほう組織そしきから離脱りだつすることを「あしあらう」と表現ひょうげんする。本来ほんらい宗教しゅうきょうてき意味合いみあいとはことなるが、マ法王まほうおう犯罪はんざいこして収監しゅうかんされている受刑じゅけいしゃたいして洗足せんそくしきおこな直々じきじきあらったことがある[7]

信仰しんこう民俗みんぞく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d e f 野田のだ雄二ゆうじ へん健康けんこう教育きょういく序説じょせつ玉川大学たまがわだいがく出版しゅっぱん、1995ねん、12ぺーじ
  2. ^ a b c 野田のだ雄二ゆうじ へん健康けんこう教育きょういく序説じょせつ玉川大学たまがわだいがく出版しゅっぱん、1995ねん、13ぺーじ
  3. ^ 遠藤えんどう義晴よしはる これが本当ほんとうの「えとり」の手引てびきしょ:愛蔵あいぞうばん ISBN 4569829767
  4. ^ 毎日まいにちフォーラム・特集とくしゅう地域ちいきあしまもほそ地域ちいき公共こうきょう交通こうつう - 毎日新聞まいにちしんぶん(2017ねん10がつ10日とおか)2018ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  5. ^ あっ!とわせるショーウィンドーのつくかた繊研新聞しんぶん電子でんしばん(2017ねん4がつ10日とおか)2018ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  6. ^ さぐる】あおぎょあしはやい」とされるのは…筋肉きんにくふくアミノ酸あみのさん変化へんか読売新聞よみうりしんぶん朝刊ちょうかん2018ねん3がつ29にち(くらしめん
  7. ^ マ法王まほうおう受刑じゅけいしゃあしあらう イタリアの刑務所けいむしょで「洗足せんそくしき”. AFP (2018ねん3がつ30にち). 2018ねん3がつ30にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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