劍けん潭古寺ふるでら

劍けん潭古寺ふるでら
基本きほん信しん息いき
位置いち	臺北たいぺい市し中山ちゅうざん區く北きた安里あんり北きた安やす路ろ805巷ちまた6號ごう
主神しゅしん	觀世音菩薩かんぜおんぼさつ→釋迦牟尼しゃかむに
建立こんりゅう时间	乾いぬい隆三りゅうぞう十じゅう八はち年ねん（1773年ねん）
地圖ちず

劍けん潭寺
日にち治ち時期じき劍けん潭古寺ふるでら的てき鐘鼓しょうこ樓ろう(左ひだり,中なか)與あずか正殿せいでん(右みぎ)
位置いち	臺北たいぺい市し中山ちゅうざん區く北きた安やす路ろ805巷ちまた6號ごう
建たて成しげる时间	1920年代ねんだい
中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか資產しさん
官かん方かた名称めいしょう	劍けん潭寺
類型るいけい	登錄とうろく等級とうきゅう：歷史れきし建築けんちく 登錄とうろく種類しゅるい：寺てら廟びょう
评定时间	2004年ねん7月がつ19日にち
詳細しょうさい登錄とうろく資料しりょう

劍けん潭古寺ふるでら，又また名な劍けん潭寺（臺灣たいわん話ばなし：Kiàm-thâm-sī）、觀音寺かんのんじ，是ぜ位い於臺灣たいわん臺北たいぺい市し中山ちゅうざん區く北きた安里あんり的てき佛寺ぶつじ，原はら位い在ざい劍けん潭，因いん臺灣たいわん神宮じんぐう擴建而遷移せんい至いたり大だい直じき，今こん列れつ為ため歷史れきし建築けんちく。

歷史れきし沿革えんかく

劍けん潭寺原はら在ざい劍けん潭舊址し紀き念ねん碑ひ附近ふきん。初期しょき歷史れきし，史し冊さつ記載きさい極少きょくしょう，依よ同どう治ち十じゅう年ねん（1871年ねん）年ねん《淡水たんすい廳ちょう志こころざし》所載しょさい，祀まつ碑いしぶみ記述きじゅつ是ぜ僧そう人じん華はな榮さかえ至いたり此，遇ぐう見み紅色こうしょく蛇へび擋路，以筊卜ぼく後ご在ざい此建寺てら塔とう，從したがえ淡水たんすい募金ぼきん，吳ご廷詰等とう人じん在ざい乾いぬい隆三りゅうぞう十じゅう八はち年ねん（1773年ねん）捐建，又また稱たたえ「觀音かんのん亭てい」。

乾いぬい隆たかし中葉ちゅうよう，主持しゅうもち順じゅん寶たから和尚おしょう捐倡重じゅう建けん。道みち光こう二に十じゅう四よん年ねん（1844年ねん）春はる，主持しゅうもち妙みょう金きん和尚おしょう任にん內，泉いずみ郊義源げん號ごう、林はやし益えき勝しょう、謝しゃ瑞みず成見なりみ寺てら身み風雨ふうう損そん蝕，發起ほっき重じゅう建けん，次じ年ねん立りつ碑ひ。

大正たいしょう12年ねん（1923年ねん），寺方てらかた請來しょうらい陳ちん應おう彬あきら大だい修おさむ，將はた寺院じいん擴為三さん殿どの、鐘鼓しょうこ樓ろう各かく侍さむらい左右さゆう。石作いしづくり是ぜ由ゆかり李り闊嘴操みさお刀がたな。日にち治ち時期じき，每年まいとし前まえ來らい參拜さんぱい者しゃ就達幾いく十じゅう萬まん人にん次じ。耆老吳くれ槐えんじゅ回かい憶，寺前てらまえ昔日せきじつ有ゆう設しつらえ放生ほうじょう池ち，因いん放ひ養やしなえ龜かめ眾多，故こ名めい｢龜かめ池ち」，每まい晨寺僧そう在ざい早はや課か後會こうかい餵食，故こ龜かめ群ぐん聽到木魚もくぎょ聲ごえ，則のり爭そう相しょう浮出，有ゆう「劍けん潭龜聽環聲ごえ」俗諺ぞくげん。

昭和しょうわ12年ねん（1937年ねん），總督そうとく府ふ擴建臺灣たいわん神宮じんぐう，強迫きょうはく該寺遷移せんい。原はら遷至今こん大だい佳けい國こく小しょう校こう地ち，後ご因いん設しつらえ校こう，又また遷至大だい直ちょく現げん址し。原はら先さき十じゅう八はち羅漢らかん、古こ鐘かね等とう古物ふるもの歷れき經けい兩次りょうじ遷遷而遺失いしつ、盜ぬすめ賣うり。道みち光こう的てき重じゅう修おさむ碑ひ也不見み，碑文ひぶん收錄しゅうろく於《明あきら清しん臺灣たいわん碑ひ碣選集しゅう》、《臺灣たいわん北部ほくぶ碑文ひぶん集成しゅうせい》。新しん址し劍けん南みなみ山邊やまべ腹はら地ち有限ゆうげん，原本げんぽん前まえ、中なか、後こう殿しんがり，僅剩後ご殿どの。寺てら身み從したがえ原本げんぽん兩りょう進すすむ勉強べんきょう合あい為ため一いち進しん，閩式起おこり翹飛簷改為ため中國ちゅうごく北方ほっぽう黃き瓦かわら混合こんごう日び式しき屋や簷。

至大しだい直後ちょくご逐漸沒落ぼつらく的てき原因げんいん，有人ゆうじん說せつ是ぜ風水ふうすい，但ただし也有やゆう人じん認みとめ為ため是ぜ管理かんり不ふ佳けい的てき結果けっか。1955年ねん，由ゆかり辜振甫はじめ等とう出資しゅっし修おさむ廟びょう。1979年ねん8月がつ，再度さいど整せい修おさむ。

2004年ねん2月がつ16日にち，台北たいぺい市し文化ぶんか局きょく邀請古蹟こせき委員いいん楊勝雄ゆう、中研ちゅうけん院いん台たい史し所しょ研究けんきゅう員いん黃き富三とみぞう、建築けんちく師し符ふ宏ひろし仁ひとし、文獻ぶんけん會かい副ふく主あるじ委い莊そう永えい明あきら，以及寺てら廟びょう建築けんちく專せん家か台灣たいわん科技かぎ大學だいがく建築けんちく系けい教授きょうじゅ王おう惠めぐみ君くん、保安ほあん宮みや副ふく董ただし事こと長ちょう廖武治ち等とう人じん會かい勘かん，一致いっち同意どうい登錄とうろく歷史れきし建物たてもの。2004年ねん3月がつ成立せいりつ財團ざいだん法人ほうじん，委い由ゆかり大龍おおたつ峒保安やす宮みや董ただし事こと長ちょう廖武治ち主導しゅどう修復しゅうふく，2005年ねん夏なつ整せい修おさむ完工かんこう。

董ただし事こと會かい將はた寺務じむ委い由ゆかり佛ふつ光山こうやま管理かんり，2006年ねん將はた原はら先さき主神しゅしん觀音かんのん移うつり往廟前ぜん池邊いけべ，不ふ置おけ香爐こうろ。至いたり於其他た原げん也供奉ぐぶ在ざい主あるじ殿どの的てき關せき聖帝せいてい君くん、十じゅう八はち羅漢らかん、韋陀天てん尊みこと、伽藍がらん尊者そんじゃ、地藏じぞう王おう菩薩ぼさつ、鄭てい成功せいこう神像しんぞう等とう都と移うつり至いたり偏へん殿どの。2007年ねん7月がつ16日にち，北きた安里あんり長ちょう徐じょ德いさお旺與多た名めい當地とうち信しん眾向市し議員ぎいん林はやし晉すすむ章あきら陳情ちんじょう。林はやし晉すすむ章あきら則のり表示ひょうじ民間みんかん資料しりょう顯示けんじ主神しゅしん是ぜ觀世音かんぜおん，但ただし寺方てらかた卻自行ぎょう變更へんこう成なり釋迦牟尼しゃかむに，且不准じゅん信しん眾燒香しょうこう、點てん蠟燭，引起信しん眾不滿ふまん，要求ようきゅう佛ふつ光山ひかりざん把わ觀音かんのん重じゅう迎むかえ主ぬし殿どの，目前もくぜん更さら換かわ主神しゅしん的てき爭議そうぎ目前もくぜん仍無解かい。

今いま址し為ため北きた安やす路ろ805巷ちまた6號ごう。民みん眾搭捷とし運うん文ぶん湖みずうみ線せん至いたり劍けん南みなみ路ろ站一いち號ごう出口でぐち下か來らい，即そく可か見み到いた此寺。

2009年ねん4月がつ16日にち，由ゆかり林はやし晉すすむ章あきら協きょう助すけ，將はた文物ぶんぶつ收藏しゅうぞう者しゃ林りん進士しんし從したがえ廈門白しろ鹿しか舟ぶね骨董こっとう街がい購回的てき寺てら鐘かね物ぶつ歸き原ばら主ぬし。

劍けん潭詩魂たましい

主しゅ条目じょうもく：劍けん潭詩魂たましい

相傳そうでん清治きよじ時期じき，有ゆう一いち名めい為ため「雲くも生せい」的てき書生しょせい借か居きょ此寺。某ぼう夜よる皓あきら月がつ當とう空そら，他た獨どく自在じざい寺てら庭にわ中ちゅう散步さんぽ，忽ゆるがせ見み一著白色喪服女子緩緩而過，口くち中ちゅう吟ぎん詩し：「紅べに愁綠怨送春はる歸き，徙椅無聊ぶりょう幾いく夕ゆう暉あきら，十載光陰如一夢，遊ゆう魂たましい時じ逐落花はな飛ひ」，聲こえ韻いん悽惋。正當せいとう書生しょせい準備じゅんび上前うわまえ察看之の時とき，白衣はくい女子じょし身み影かげ已やめ失しつ，次じ日にち清しん晨向當地とうち人じん打だ聽才知さいち一女子隨父在淡水作客，父親ちちおや早さ逝，身み無む積せき蓄，無法むほう扶柩回かい鄉きょう，遂とげ滯留たいりゅう在ざい此，不ふ久ひさ憂ゆう傷きず而死，每まい當月とうげつ圓えん時刻じこく，常つね可か聽到她夜吟ぎん詩歌しか。該書生せい覺さとし得とく人世じんせい變幻へんげん無常むじょう，從したがえ此就隱居いんきょ深山みやま野地やち。

外部がいぶ連結れんけつ

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