臺北たいぺい工場こうじょう

臺灣たいわん總督そうとく府ふ鐵道てつどう部ぶ(臺北たいぺい工場こうじょう)
舊きゅう臺灣たいわん鐵路てつろ管理かんり局きょく禮れい堂どう
位置いち	臺北たいぺい市し大だい同區どうく延のべ平ひら北きた路ろ一いち段だん2號ごう
建たて成しげる时间	日にち治ち大正たいしょう8年ねん（1919年ねん）
持もち有ゆう者しゃ	交通こうつう部ぶ臺灣たいわん鐵路てつろ管理かんり局きょく
中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか資產しさん
官かん方かた名称めいしょう	臺灣たいわん總督そうとく府ふ鐵道てつどう部ぶ(臺北たいぺい工場こうじょう)
類型るいけい	登錄とうろく等級とうきゅう：衙署 登錄とうろく種類しゅるい：直轄ちょっかつ市し定てい古蹟こせき
评定时间	2010年ねん9月がつ30日にち
使用しよう者しゃ	台北たいぺい市し政府せいふ捷とし運うん工程こうてい局きょく
詳細しょうさい登錄とうろく資料しりょう

臺北たいぺい工場こうじょう，是ぜ日にち治ち時期じき臺灣たいわん總督そうとく府ふ交通こうつう局きょく的てき鐵道てつどう車輛しゃりょう組ぐみ裝そう、維修保養ほよう工廠こうしょう，1934年ねん遷移せんい至いたり松山まつやま新しん廠しょう後ご，原はら有ゆう廠しょう區く逐漸改あらため做鐵道部みちぶ其他單位たんい辦公處しょ所しょ，或ある陸續りくぞく改あらため建けん為ため鐵道てつどう部員ぶいん工こう宿舍しゅくしゃ，原はら有ゆう廠しょう房ぼう至いたり今いま幾いく乎已拆除而不復ふく存そん。今日きょう所しょ稱しょう的てき臺北たいぺい工場こうじょう，為ため1909年ねん臺北たいぺい工場こうじょう東ひがし擴廠區く時じ所しょ建けん的てき「車輛しゃりょう修理しゅうり工場こうじょう」，戰後せんご主要しゅよう改作かいさく為ため交通こうつう部ぶ臺灣たいわん鐵路てつろ管理かんり局きょく禮れい堂どう使用しよう，於2005年ねん指定してい為ため臺北たいぺい市し市し定てい古蹟こせき。

設立せつりつ緣起えんぎ

日にち治ち時期じき初期しょき鐵道てつどう車輛しゃりょう組ぐみ裝そう、維修保養ほよう工作こうさく，曾短暫使用よう大稻おおいね埕「臺北たいぺい停車場ていしゃじょう」機關きかん庫こ，而後亦また借用しゃくよう「臺北たいぺい兵器へいき修理しゅうり所しょ」部分ぶぶん廠しょう房ぼう。1899年ねん「臺北たいぺい兵器へいき修理しゅうり所しょ」改あらため為ため「臺北たいぺい砲兵ほうへい工場こうじょう」，隔年かくねん1900年ねん「臺北たいぺい砲兵ほうへい工場こうじょう」移うつり交給臺灣たいわん總督そうとく府ふ鐵道てつどう部ぶ作為さくい鐵道てつどう工場こうじょう使用しよう。

在ざい鐵道てつどう工場こうじょう的てき編制へんせい上じょう，臺北たいぺい編制へんせい為ため「臺北たいぺい工場こうじょう」，接續せつぞく於1901年ねん成立せいりつ「打だ狗いぬ工場こうじょう」，於1918年ねん設立せつりつ花はな蓮はちす港こう工場こうじょう。1924年ねん12月，配合はいごう臺灣たいわん總督そうとく府ふ官制かんせい調整ちょうせい，於鐵道てつどう部ぶ之の上うえ設立せつりつ交通こうつう局きょく，而臺北きた、打だ狗いぬ及花蓮はちす港こう工場こうじょう改あらため隸直屬ちょくぞく於交通こうつう局きょく管理かんり。1926年ねん改あらため為ため臺北たいぺい鐵道てつどう工場こうじょう、高雄たかお鐵道てつどう工場こうじょう、花はな蓮はちす港こう鐵道てつどう工場こうじょう。1927年ねん花はな蓮はちす港こう鐵道てつどう工場こうじょう改あらため併入花はな蓮はちす出張所しゅっちょうしょ下か，稱しょう修理しゅうり場じょう。至いたり日び治ち時期じき結束けっそく，臺北たいぺい、高雄たかお鐵道てつどう工場こうじょう直屬ちょくぞく於交通こうつう局きょく的てき編制へんせい。

空間くうかん發展はってん歷程れきてい

1910年代ねんだい臺灣たいわん總督そうとく府ふ鐵道てつどう部ぶ臺北たいぺい工場こうじょう復原ふくげん模型もけい

在ざい「臺北たいぺい工場こうじょう」成立せいりつ前まえ，鐵道てつどう車輛しゃりょう組ぐみ裝そう、維修保養ほよう工作こうさく借用しゃくよう接收せっしゅう自じ清しん代だい臺北たいぺい機器きき局きょく之これ「臺北たいぺい砲兵ほうへい工場こうじょう」北側きたがわ廠しょう房ぼう使用しよう。1900年ねん由ゆかり鐵道てつどう部ぶ接收せっしゅう「臺北たいぺい砲兵ほうへい工場こうじょう」後ご沿用北側きたがわ廠しょう房ぼう成立せいりつ「臺北たいぺい工場こうじょう」，廠しょう區く內主要よう有ゆう7棟むね建物たてもの，陸續りくぞく於廠區く內空地ち興きょう建けん5間あいだ左右さゆう的てき大だい、小型こがた廠しょう房ぼう，至いたり1908年ねん廠しょう區く主要しゅよう建物たてもの有ゆう13棟むね。

1908年ねん縱貫じゅうかん線せん鐵道てつどう通どおり車しゃ，車輛しゃりょう維修業務ぎょうむ增加ぞうか，計畫けいかく於既有ゆう廠しょう區く之の東側ひがしがわ腹はら地ち擴增廠しょう房ぼう，於1909年ねん完成かんせい擴廠，新建しんたけ「車輛しゃりょう修理しゅうり工場こうじょう」及「塗ぬり工場こうじょう」（油あぶら漆うるし工場こうじょう）與あずか遷車臺だい。其中「車輛しゃりょう修理しゅうり工場こうじょう」即今そっこん日び的てき臺北たいぺい市し市し定てい古蹟こせき「臺北たいぺい工場こうじょう」。而後隨ずい著ちょ鐵道てつどう事業じぎょう逐年ちくねん發展はってん，廠しょう區く內多有ゆう增ぞう修おさむ建けん以配合はいごう業務ぎょうむ擴增，但ただし日ひ漸やや周邊しゅうへん已やめ無む腹はら地ち擴建，受限於既有ゆう廠しょう內空間あいだ使用しよう逐漸趨於飽和ほうわ，而於1934年ねん遷至松山まつやま臺北たいぺい新しん鐵道てつどう工場こうじょう。

遷廠後ご於既有ゆう建築けんちく廠しょう房ぼう，於1909年ねん東ひがし擴的廠しょう區く因いん其南側がわ於1918年ねん開始かいし為ため鐵道てつどう部ぶ辦公廳舍ちょうしゃ區く，此區廠しょう房ぼう則そく改作かいさく為ため鐵道てつどう部ぶ相關そうかん單位たんい辦公使用しよう。而西側がわ廠しょう區く則すなわち陸續りくぞく配合はいごう周邊しゅうへん既すんで有ゆう的てき鐵道てつどう部ぶ宿舍しゅくしゃ群ぐん，拆除改あらため建けん為ため鐵道てつどう部員ぶいん工こう宿舍しゅくしゃ。戰後せんご，鐵道てつどう部ぶ辦公廳舍ちょうしゃ區く及宿舍しゃ區く由ゆかり臺灣たいわん鐵路てつろ管理かんり局きょく接收せっしゅう使用しよう，基本きほん延のべ續ぞく既すんで有ゆう的てき使用しよう機能きのう。

古蹟こせき建築けんちく特色とくしょく與あずか興きょう修おさむ歷程れきてい

今日きょう所しょ稱しょう的てき臺北たいぺい市し市し定てい古蹟こせき「臺北たいぺい工場こうじょう」，是ぜ日び治ち時期じき臺北たいぺい工場こうじょう內的「車輛しゃりょう修理しゅうり工場こうじょう」，於1909年ねん5月がつ 22日にち開ひらけ工こう、同年どうねん10月がつ31日にち完工かんこう。建築けんちく構造こうぞう為ため英えい式しき砌みぎり法ほう磚構，面めん寬ひろし約やく25.77公おおやけ尺じゃく，進しん深ふか約やく35公おおやけ尺じゃく，南みなみ、北側きたがわ有ゆう大型おおがた半圓はんえん山やま牆立面めん，東ひがし、西側にしがわ為ため拱圈長ちょう廊ろう，中央ちゅうおう為ため廠しょう房ぼう主要しゅよう作業さぎょう空間くうかん，寬ひろし達たち17.42公おおやけ尺じゃく。屋や頂いただき設しつらえ有ゆう太子たいし樓ろう高だか窗まど，為ため當時とうじ廠しょう房ぼう建築けんちく常見つねみ之の採光さいこう通風つうふう設計せっけい，鐵製てつせい桁けた架か屋や架か亦また為ため其重要じゅうよう價か值特色しょく，使用しよう鐵てつ軌組構，構造こうぞう形式けいしき與清ともきよ代だい臺北たいぺい火ひ車しゃ票ひょう房ぼう屋や架か構造こうぞう型がた似に類似るいじ，推測すいそく可能かのう轉用てんよう自じ清しん代だい末期まっき大型おおがた廠しょう房ぼう屋や架か。

1934年ねん遷廠至いたり松山まつやま後ご，「車輛しゃりょう修理しゅうり工場こうじょう」改作かいさく為ため鐵道てつどう部ぶ監督かんとく課か及運輸うんゆ課か辦公室しつ，戰後せんご則のり主要しゅよう為ため臺灣たいわん鐵路てつろ管理かんり局きょく之の禮れい堂どう使用しよう，時間じかん在ざい1949年ねん6月がつ正式せいしき使用しよう，期間きかん因いん此使用しよう機能きのう改變かいへん而有增設ぞうせつ講こう臺だい及相關そうかん空間くうかん修繕しゅうぜん工程こうてい，南側みなみがわ約やく於1950至いたり1952年間ねんかん增ぞう建けん入口いりくち玄關げんかん，高度こうど約やく有ゆう2層そう樓ろう高だか。

古蹟こせき於2020年ねん修復しゅうふく前まえ，屋や頂いただき太子たいし樓ろう已やめ拆除，南側みなみがわ半圓はんえん山やま牆亦拆除另砌，東ひがし、西にし兩側りょうがわ拱圈原はら有ゆう6組くみ，結合けつごう遷車臺だい調ちょう配はい功こう能のう，可か作為さくい6輛車輛しゃりょう進出しんしゅつ廠しょう房ぼう使用しよう，在ざい1980年代ねんだい初期しょき因いん市民しみん大道だいどう興きょう建けん時じ而遭拆除北側きたがわ2組くみ拱圈，而成為ため現存げんそん樣さま貌。

古蹟こせき指定してい及挪移うつり工程こうてい

2005年ねん「臺北たいぺい工場こうじょう」經けい指定してい並なみ增ぞう列れつ於臺北市きたいち市し定てい古蹟こせき「臺灣たいわん總督そうとく府ふ交通こうつう局きょく鐵道てつどう部ぶ」之の古蹟こせき本體ほんたい中ちゅう。2007年ねん因いん「臺灣たいわん總督そうとく府ふ交通こうつう局きょく鐵道てつどう部ぶ（廳舍ちょうしゃ、八角はっかく樓ろう男おとこ廁、戰時せんじ指揮しき中心ちゅうしん、工務こうむ室しつ、電源でんげん室しつ、食堂しょくどう）」由ゆかり行政ぎょうせい院いん文化ぶんか建設けんせつ委員いいん會かい另公告こうこく為ため國定こくてい古蹟こせき，後こう於2010年ねん臺北たいぺい市し政府せいふ文化ぶんか局きょく公告こうこく修正しゅうせい臺北たいぺい工場こうじょう古蹟こせき名稱めいしょう為ため「臺灣たいわん總督そうとく府ふ鐵道てつどう部ぶ（臺北たいぺい工場こうじょう）」。

配合はいごう機き場じょう捷とし運うん及台北きた捷とし運うん松山まつやま線せん北門きたもん站施工しこう，2007年ねん將はた臺北たいぺい工場こうじょう往東南方なんぽう挪移30公おおやけ尺じゃく，並なみ於2012年ねん挪回至いたり現げん址し，並なみ設しつらえ有ゆう保護ほご鋼こう棚たな保護ほご。現げん址し與原よはら址し仍有些許差異さい。2020年ねん由ゆかり臺北たいぺい市し政府せいふ捷とし運うん工程こうてい局きょく主しゅ辦啟動どう古蹟こせき修復しゅうふく工程こうてい，由ゆかり徐じょ裕ひろし健けん建築けんちく師し事務所じむしょ設計せっけい監かん造づくり，工程こうてい由松よしまつ肯營造えいぞう工程こうてい有限ゆうげん公司こうし承うけたまわ攬。