脫だつ脫だっ

  關せき於與「脫だつ脫だっ」標題ひょうだい相近すけちか或ある相あい同どう的てき條目じょうもく頁ぺーじ，請見「脫だつ脫だっ (消しょう歧義)」。

脫だつ脫だっ（蒙こうむ古語こご：ᠲᠣᠭᠲᠠᠭᠠᠬᠤ，轉寫てんしゃ：toγがんまtaγがんまa，西里にしざと爾なんじ字母じぼ：Тогтох，1314年ねん—1356年ねん1月がつ10日とおか），清しん代だい以後いご改譯かいやく托たく克かつ托たく或ある托たく托たく帖じょう木き兒じ，蔑兒乞氏し，字じ大用おおゆう，蒙こうむ古こ族ぞく蔑兒乞人ひと。曾出任にん御ご史し大夫たいふ和わ中書ちゅうしょ省しょう右みぎ丞相じょうしょう。任にん內恢復かいふく科か舉制度せいど、平ひらた反はん前任ぜんにん丞相じょうしょう伯はく顏がお造成ぞうせい的てき大量たいりょう冤案，減げん輕けい剝削、放ひ寬ひろし稅政ぜいせい，乃元朝がんちょう末すえ年ねん得とく民心みんしん的てき難なん得とく良りょう官かん，後世こうせい稱しょう為ため「脫だつ脫だつ更さら化か」。脫だつ脫だっ漢かん文化ぶんか修養しゅうよう極きょく高だか，亦また是これ二に十じゅう四よん史し中なか《宋そう史ふみ》、《遼りょう史し》、《金きむ史ふみ》的てき主あるじ編へん。

生平おいだいら

早年そうねん

脫だつ脫だつ幼よう養やしなえ於伯父ちち伯はく顏がお家いえ，從したがえ學がく於浦江うらえ吳ご直方なおかた。脫だつ脫だつ膂力りょりょく過か人ひと，而他亦また在ざい吳ご直方なおかた的てき教導きょうどう下か受到儒家じゅか文化ぶんか影響えいきょう。十じゅう五ご歲さい時じ，任にん皇太子こうたいし阿おもね剌吉八はち怯おびえ憐口怯おびえ薛官かん。天てん曆れき元年がんねん（1328年ねん），襲かさね授成制せい提つつみ舉司達いたる魯花赤あか。二に年ねん，入朝にゅうちょう覲見元もと文ぶん宗むね，元もと文ぶん宗むね見み而悅之の，說せつ「此子後ご必可大用おおゆう。」遷內宰おさむ司つかさ丞すすむ，兼けん前まえ職しょく。五月ごがつ，命いのち為ため府ふ正司しょうじ丞すすむ。至いたり順じゅん二に年ねん（1331年ねん），授虎とら符ふ、忠ちゅう翊侍衛まもる親おや軍ぐん都と指揮しき使し。元げん統みつる二に年ねん（1334年ねん），任にん同どう知ち宣政のぶまさ院いん事こと，兼けん前まえ職しょく；五ご月がつ，遷中ちゅう政せい使し；六ろく月がつ，遷同どう知ち樞密院すうみついん事ごと。至いたり元もと元年がんねん（1335年ねん），脫だつ脫だつ擒とりこ獲え唐から其勢同どう黨とう答こたえ里さと及塔剌海。歷れき太ふとし禧宗禋院使し，拜はい御ご史し中ちゅう丞すすむ、虎とら符ふ親おや軍ぐん都と指揮しき使し，提ひさげ調ちょう左ひだり阿おもね速はや衛まもる。

至いたり元もと四よん年ねん（1338年ねん），進しん御ご史し大夫たいふ，仍提調ちょう前まえ職しょく，大だい振ふ綱紀こうき，中外ちゅうがい肅然しゅくぜん。跟隨元もと順じゅん帝みかど從したがえ上うえ都と還かえ大だい都と時とき，至いたり雞鳴山やま之これ渾河，元げん惠めぐみ宗むね準備じゅんび在ざい保安ほあん州しゅう打だ獵りょう，馬うま蹶け。脫だつ脫だつ諫言：「古いにしえ者しゃ帝王ていおう端居はしい九きゅう重じゅう之の上うえ，日にち與あずか大臣だいじん宿やど儒講求もとめ治ち道どう；至いたり於飛鷹たか走狗そうく，非ひ其事也。」順じゅん帝みかど採納さいのう他た的てき諫言，授金きむ紫むらさき光こう祿ろく大夫たいふ，兼けん紹熙宣撫せんぶ使し。當時とうじ伯はく顏がお為ため中書ちゅうしょ右みぎ丞相じょうしょう，權けん傾かたぶけ朝野ちょうや，向こう為ため元もと惠めぐみ宗むね所しょ忌き；脫だつ脫だつ恐おそれ受其累るい，先さき與あずか父ちち和わ吳ご直方なおかた籌謀，在ざい吳ご直方なおかた「大義たいぎ滅めつ親おや」典故てんこ的てき教導きょうどう下か，開始かいし與あずか惠めぐみ宗そう密謀みつぼう逼退伯はく顏がお。至いたり正せい五ご年ねん十じゅう一いち月がつ，伯はく顏がお命いのち御ご史し台だい上じょう章あきら言げん漢人かんど不ふ得とく為ため廉かど訪おとずれ使し，在ざい脫だつ脫だつ建議けんぎ下か，元げん惠めぐみ宗將むねのぶ此章駁回，脫だつ脫だつ和わ伯はく顏がお的てき矛盾むじゅん開始かいし公開こうかい化か。次つぎ年ねん二に月がつ，趁伯顏がお打だ獵りょう之の時とき，惠めぐみ宗そう和かず脫だつ脫だつ控ひかえ制せい京師けいし，命いのち伯はく顏がお就任しゅうにん河南かなん行ゆき省しょう副ふく丞相じょうしょう，不ふ得とく入城にゅうじょう，途中とちゅう改あらため為ため廣東かんとん縣令けんれい。伯はく顏がお走はし到いた江西えにし時どき病死びょうし。

第だい一いち次じ為相ためすけ

伯はく顏がお倒たおせ台だい後ご，脫だつ脫だつ父親ちちおや馬うま札さつ兒じ台だい為ため右みぎ丞相じょうしょう，脫だつ脫だつ擔任たんにん知ち樞密院すうみついん事ごと。至いたり元もと六ろく年ねん（1340年ねん）農のう曆れき十じゅう月がつ，脫だつ脫だつ為ため中書ちゅうしょ右みぎ丞相じょうしょう，大だい改あらため伯はく顏がお舊きゅう政せい，史し稱しょう「脫だつ脫だつ更さら化か」。主要しゅよう更さら化か內容有ゆう：恢復かいふく被ひ伯はく顏がお取消とりけし的てき科か舉取と士し，之これ後ご恢復かいふく國子くにこ監かん，招收蒙こうむ古ふる、色目いろめ、漢かん族ぞく監かん員いん。設立せつりつ宣せん文ぶん閣かく，開ひらき經けい筵むしろ，遴選儒臣進行しんこう選せん講こう，也為之の後こう編修へんしゅう三さん史し奠定了りょう基礎きそ。通過つうか為ため郯王昭あきら雪ゆき，召還しょうかん威い順じゅん王おう，緩和かんわ統治とうち集團しゅうだん內部矛盾むじゅん。允許いんきょ民間みんかん養やしなえ馬ば，減少げんしょう鹽しお稅ぜい和わ賦ふ稅ぜい。整頓せいとん吏治，對たい地方ちほう官かん提出ていしゅつ六ろく條じょう新しん的てき要求ようきゅう。他た保育ほいく太子たいし愛あい猷識理り達たち臘在自己じこ家か中ちゅう，被ひ惠めぐみ宗むね信賴しんらい。

至いたり正ただし三さん年ねん（1343年ねん），脫だつ脫だっ主ぬし編へん《遼りょう史し》、《宋そう史ふみ》和かず《金きむ史ふみ》，任にん都と總裁そうさい官かん。除じょ了りょう漢かん族ぞく史學しがく家か以外いがい，脫だつ脫だっ還かえ延のべ攬了畏かしこ兀兒、哈剌魯、唐から兀和わ欽察族ぞく的てき史學しがく家か，以江南學田みなみがくでん錢ぜに糧かて解決かいけつ了りょう修史しゅうし的てき經費けいひ問題もんだい；通過つうか三さん史し分別ふんべつ撰せん寫うつし，彼此ひし平等びょうどう，解決かいけつ了りょう爭論そうろん不休ふきゅう的てき何者なにもの為ため正統せいとう的てき問題もんだい。至いたり正せい四よん年ねん（1344年ねん）農のう曆れき五ご月がつ，脫だつ脫だつ因いん病びょう辭職じしょく。脫だつ脫だっ的てき第だい一次執政除經驗不足開大都金口河，導しるべ致河道どう淤塞，丁ちょう夫おっと死傷ししょう，勞ろう而無功こう外がい，基本きほん都みやこ收おさむ到いた了りょう成なり效こう。繼つぎ任にん者しゃ如別べつ兒じ怯おびえ不ふ花はな採取さいしゅ與あずか脫だつ脫だつ相反あいはん的てき政策せいさく，增加ぞうか地方ちほう官かん和わ地方ちほう駐ちゅう軍ぐん的てき自主じしゅ性せい，反はん而造成ぞうせい財政ざいせい收入しゅうにゅう下か滑すべり。

第だい二に次じ為相ためすけ

至いたり正せい七なな年ねん（1347年ねん），脫だつ脫だっ送おく被ひ彈劾だんがい的てき父親ちちおや到いた甘肅かんせい，八はち年ねん任にん太ふとし傅でん，負ふ責せめ東宮とうぐう事務じむ。至いたり正せい九きゅう年ねん（1349年ねん）閏うるう七なな月がつ，面めん對たい日にち益えき惡化あっか的てき局面きょくめん，元げん惠めぐみ宗そう命いのち脫だつ脫だつ為ため中書ちゅうしょ左ひだり丞相じょうしょう（次つぎ相しょう）。

至いたり正せい十じゅう年ねん（1350年ねん）四よん月がつ，脫だつ脫だつ被ひ任命にんめい為ため中書ちゅうしょ右みぎ丞相じょうしょう（首相しゅしょう），發行はっこう新しん鈔票「至いたり正せい交鈔」，籌集了りょう一いち部分ぶぶん資金しきん，但ただし同時どうじ引起通貨つうか膨脹ぼうちょう。

至いたり正せい十じゅう一いち年ねん（1351年ねん）四よん月がつ起おこり，脫だつ脫だっ派は賈魯治ち理り黃河こうが，動員どういん民夫たみお15萬まん人にん，戍軍2萬まん人にん，重じゅう修おさむ故こ道みち，使つかい黃河こうが從したがえ山東さんとう半島はんとう入海いりうみ。當年とうねん十じゅう一いち月がつ順じゅん利り完工かんこう，脫だつ脫だつ治ち河かわ成績せいせき斐然卓たく著ちょ，贏得水すい患災民みん的てき民心みんしん，上うえ賜たまもの號ごう答こたえ剌罕，被ひ讚たたえ譽ほまれ為ため「賢けん相しょう」。皇帝こうてい賜たまもの淮安路ろ為ため食しょく邑，制せい《河かわ平たいら碑ひ》紀きの功いさお。

然しか而就在ざい脫だつ脫だつ信任しんにん賈魯治ち河かわ的てき同時どうじ，至いたり正せい十じゅう一いち年ねん（1351年ねん）五ご月がつ初はつ，韓かん山やま童わらわ和わ劉りゅう福ぶく通どおり在ざい穎上發動はつどう起おこり義よし，組織そしき抗こう元もと紅べに巾はば軍ぐん。及至年ねん底そこ，各地かくち義軍ぎぐん大起だいき，惠めぐみ宗そう召脫脫だつ責せめ之の「今こん紅べに軍ぐん半はん宇內，丞相じょうしょう以何策さく待まち之の！」脫だつ脫だっ一いち時じ無言むごん以對。不ふ久ひさ他た親おや率りつ軍隊ぐんたい鎮壓ちんあつ，至いたり正せい十じゅう二に年ねん（1352年ねん）九きゅう月がつ占領せんりょう徐じょ州しゅう，殺ころせ紅べに巾はば軍ぐん領袖りょうしゅう芝しば麻あさ李り。脫だつ脫だっ執と意い屠ほふ城しろ，之これ後ご因いん軍事ぐんじ成就じょうじゅ卓たく著ちょ，功こう封ふう太ふとし師し。脫だつ脫だつ趁起義軍ぎぐん陷おちい入にゅう低てい潮しお，在ざい北方ほっぽう種しゅ植うえ水稻すいとう和わ進行しんこう屯田とんでん。

至いたり正せい十じゅう四よん年ねん（1354年ねん），脫だつ脫だつ被ひ派は往討伐とうばつ聲ごえ勢ぜい漸やや大だい的てき高こう郵（今こん屬ぞく江蘇ちぁんすー省しょう）張ちょう士し誠まこと叛軍はんぐん，由ゆかり其弟也先帖じょう木き兒じ代理だいり朝政ちょうせい，脫だつ脫だつ命いのち汝なんじ中ちゅう柏かしわ作為さくい輔佐ほさ。汝なんじ中ちゅう柏かしわ認みとめ為朝ためとも中ちゅう的てき哈麻必為後患こうかん，也先帖じょう木き兒じ不ふ從したがえ。哈麻得知とくち後ご，以脫脫だつ拖延皇太子こうたいし愛あい猷識理り達たち臘「冊さつ寶たから之の禮れい」，挑撥ちょうはつ皇太子こうたいし和わ脫だつ脫だつ關係かんけい，命いのち御ご史し彈劾だんがい脫だつ脫だっ。以致脫だつ脫だつ於正酣たけなわ戰せん即そく將はた攻おさむ陷おちい張ちょう士し誠まこと駐ちゅう守もり的てき高だか郵之際ぎわ為朝ためとも中なか彈劾だんがい，功こう虧一簣。

至いたり正せい十じゅう五ご年ねん三さん月がつ十じゅう五ご日にち（1355年ねん4月がつ27日にち），脫だつ脫だつ被ひ革かわ職しょく流りゅう放ひ雲南うんなん。至いたり正せい十じゅう五ご年ねん十じゅう二に月がつ初はつ八はち日にち（1356年ねん1月がつ10日とおか），哈麻假かり傳つて元もと順じゅん帝みかど詔みことのり令れい使し其自盡じじん。至いたり正せい二に十じゅう二に年ねん（1362年ねん），脫だつ脫だつ死後しご七なな年ねん，監かん察御史し張ちょう沖おき等ひとし為ため其昭雪ゆき復ふく官かん，亦また使つかい被ひ流ながれ放ひ的てき脫だつ脫だつ長子ちょうし哈剌章あきら、次子じし三寶さんぼう奴やつ得とく以被召回。

影響えいきょう

脫だつ脫だつ雖和元もと順じゅん帝みかど一樣いちよう希望きぼう振興しんこう元朝がんちょう，但ただし他た後來こうらい不ふ獲え元もと順じゅん帝みかど信任しんにん，乃至ないし被ひ構陷賜たまもの死し，使つかい得とく他た殫精竭慮改革かいかく元朝がんちょう的てき計けい劃與努力どりょく付づけ諸しょ東ひがし流りゅう，也結束けっそく了りょう一個作為完整政治體系的元朝。

參考さんこう文獻ぶんけん

引用いんよう

來らい源みなもと

•  元もと史し·卷まき一いち百ひゃく三さん十じゅう八はち. 維基文庫ぶんこ. 

外部がいぶ連結れんけつ

前任ぜんにん者しゃ： 馬うま札さつ兒じ台だい	元朝がんちょう中書ちゅうしょ省しょう右みぎ丞相じょうしょう 1340年ねん—1344年ねん	繼つぎ任にん者しゃ： 阿おもね魯圖
前任ぜんにん者しゃ： 朵兒只ただ	元朝がんちょう中書ちゅうしょ省しょう右みぎ丞相じょうしょう 1349年ねん—1354年ねん	繼つぎ任にん者しゃ： 汪ひろし家か奴やつ