ソメイヨシノ

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ソメイヨシノ
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
もん : 被子植物ひししょくぶつもん Magnoliophyta
つな : そう子葉しよう植物しょくぶつつな Magnoliopsida
つな : バラつな Rosidae
: バラ Rosales
: バラ Rosaceae
: サクラ Amygdaloideae
ぞく : サクラぞく Cerasus もしくは
スモモぞくサクラぞく Prunus subg. Cerasus
たね : ソメイヨシノ
Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’
学名がくめい
狭義きょうぎ: Cerasus × yedoensis (Matsum.) Masam. et S.Suzuki 'Somei-yoshino' (2006)[1]

標準ひょうじゅん: Cerasus × yedoensis (Matsum.) Masam. et S.Suzuki (1936)[2]

シノニム
和名わみょう
ソメイヨシノ
ソメイヨシノのはな

ソメイヨシノ染井吉野そめいよしの[4]学名がくめい: Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’[5])は、ははエドヒガンちち日本にっぽん固有こゆうしゅオオシマザクラ雑種ざっしゅとする自然しぜん交雑こうざつもしくは人為じんいてき交配こうはいまれた日本にっぽんさん栽培さいばい品種ひんしゅサクラ[6]遺伝子いでんし研究けんきゅう結果けっか、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種ざっしゅ交雑こうざつしてできた単一たんいつはじめげんとする栽培さいばい品種ひんしゅクローンであることが、1995ねんあきらかにされた[6][7][8][9][10]

日本にっぽんでは、サクラは固有こゆうしゅふくんだ10もしくは11の基本きほん野生やせいしゅもと[11][12][注釈ちゅうしゃく 1]、これらの変種へんしゅわせて100しゅ以上いじょう自生じせいしゅがある。さらに古来こらいから改良かいりょう開発かいはつされてきた栽培さいばい品種ひんしゅすくなくとも200しゅ以上いじょうあり[13]分類ぶんるいによっては600しゅ以上いじょう、または800しゅともわれる品種ひんしゅ確認かくにんされている[14][15][16][17]

これら品種ひんしゅのサクラのうち、ソメイヨシノは江戸えど時代じだい後期こうき開発かいはつされ、昭和しょうわ高度こうど経済けいざい成長せいちょうにかけて日本にっぽん全国ぜんこく圧倒的あっとうてきおおえられた。このため今日きょうでは気象庁きしょうちょう鹿児島かごしまけん種子島たねがしまから札幌さっぽろまでの各地かくちのサクラの開花かいか満開まんかい判断はんだんする「標本ひょうほん」としている[18][19][注釈ちゅうしゃく 2]など、現代げんだい観賞かんしょうようのサクラの代表だいひょうしゅとなっており、たんに「サクラ」とえばこの品種ひんしゅことおおい。

なお、ソメイヨシノという表記ひょうきは、一般いっぱんてきにはエドヒガンとオオシマザクラのたねあいだ雑種ざっしゅからされた特定とくていひとつの栽培さいばい品種ひんしゅほんページの主題しゅだい)をすが、便宜べんぎてきにエドヒガンとオオシマザクラのたねあいだ雑種ざっしゅのサクラすべてをしている場合ばあいもある。その場合ばあいには、その2しゅによるたねあいだ雑種ざっしゅなかからされた特定とくていひとつの栽培さいばい品種ひんしゅほんページの主題しゅだい)については、漢字かんじをシングルクォーテーションでかこんだ '染井吉野そめいよしの' と表記ひょうきして、両者りょうしゃ混同こんどうされないように区別くべつして表記ひょうきされることがのぞましい。(#名称めいしょう参照さんしょう

名称めいしょう[編集へんしゅう]

真鍋まなべ小学校しょうがっこうのサクラ

分類ぶんるいによる学名がくめい表記ひょうき[編集へんしゅう]

ソメイヨシノにかぎらず、サクラぞくはスモモぞくPrunus)とする分類ぶんるいと、サクラぞくCerasus)とするものがある。日本にっぽんではスモモぞくPrunus)のサクラぞく (subg. Cerasus) とするものがおおかったが、1992ねん大場おおば秀章ひであき論文ろんぶんをきっかけに近年きんねん後者こうしゃのサクラぞくCerasus)が主流しゅりゅうとなっており、ロシア中国ちゅうごく同様どうようである[20][注釈ちゅうしゃく 3]。しかしCerasusとすることで決着けっちゃくしたわけではなく[22][25]西欧せいおう北米ほくべいでは現在げんざいPrunus分類ぶんるいするのが主流しゅりゅうであり、両方りょうほう分類ぶんるい並存へいそんしている[20]

栽培さいばい品種ひんしゅであるソメイヨシノの学名がくめい栽培さいばい品種ひんしゅの‘Somei-yoshino’の表記ひょうきしで、たんC.(もしくは P.)× yedoensis表記ひょうきされることがある[21][2]。しかしC.(もしくは P.)× yedoensisは、エドヒガンオオシマザクラというちが分類ぶんるいがくうえたねまじわったたねあいだ雑種ざっしゅのサクラのすべてをあらわ表記ひょうきである(×は雑種ざっしゅあらわ符号ふごう)。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種ざっしゅ交雑こうざつしてまれたサクラのなかから特徴とくちょうのある特定とくてい一本いっぽんえらいてやしていったクローンの栽培さいばい品種ひんしゅであるので、この2しゅによるたねあいだ雑種ざっしゅすべてのサクラと区別くべつするために、C.(もしくは P.)× yedoensisうしろにシングルクォーテーションでかこった栽培さいばい品種ひんしゅめい表記ひょうきしなければならず、ただしい表記ひょうきC.(もしくは P.) × yedoensis ‘Somei-yoshino’である。同様どうようにこの2しゅたねあいだ雑種ざっしゅから作出さくしゅつされた栽培さいばい品種ひんしゅであるアメリカ(米国べいこくめい:Akebono)はC.(もしくは P.) × yedoensis ‘Akebono’と表記ひょうきされる[26]

またソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラのたねあいだ雑種ざっしゅ代表だいひょうする栽培さいばい品種ひんしゅであるため、この2しゅによるたねあいだ雑種ざっしゅすべてのサクラをあらわ学名がくめいC.(もしくは P.)× yedoensis日本語にほんご一言ひとことあらわしたい場合ばあいにも、カタカナで ソメイヨシノ と便宜べんぎてき表記ひょうきされる場合ばあいがある。ただしその場合ばあいには、この2しゅによるたねあいだ雑種ざっしゅすべてのサクラと混同こんどうされないように、ほんページの主題しゅだいである栽培さいばい品種ひんしゅのソメイヨシノ(C.(もしくは P.)× yedoensis ‘Somei-yoshino’)については、漢字かんじをシングルクォーテーションでかこんだ ’染井吉野そめいよしの’ と表記ひょうきされることがのぞましい[26][27]

命名めいめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

和名わみょうソメイヨシノ由来ゆらいは、幕末ばくまつのころに、江戸えど染井そめいむら植木うえき職人しょくにんらによってされ、全国ぜんこくひろがったことにちなむ[28]

江戸えど時代じだい末期まっきから明治めいじ初期しょき染井そめいむら現在げんざい東京とうきょう豊島としま駒込こまごめ巣鴨すがも付近ふきん)に集落しゅうらくつくっていた造園ぞうえん植木うえき職人しょくにんたちによって育成いくせいされた。はじめ、サクラの名所めいしょとして古来こらい名高なだかく、西行さいぎょう法師ほうし和歌わかにも度々たびたびまれた大和やまと吉野山よしのやま奈良ならけん山岳さんがく)にちなんで、「吉野よしの」「吉野桜よしのざくら」としてられ、ひろまったが、藤野ふじのよせいのちによる上野公園うえのこうえんのサクラの調査ちょうさによって、ヤマザクラとはことなるたねのサクラであることがかり(1900ねん)、この名称めいしょうでは吉野山よしのやまおおいヤマザクラと混同こんどうされるおそれがあった[29][4]。このため、『日本にっぽん園芸えんげい雑誌ざっし』において染井そめいむらり「染井吉野そめいよしの」と命名めいめいしたという。翌年よくねん(1901ねん)、松村まつむらつとむさん学名がくめいPrunus × yedoensis」(かたはプルヌス・エドエンシス)とけた[30][31]

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

外見がいけんてき特徴とくちょう花期かき[編集へんしゅう]

新宿しんじゅく御苑ぎょえんのソメイヨシノ

落葉らくよう広葉樹こうようじゅ高木たかぎ[28]だかはおおよそ10 - 15メートル (m)。がたよこおおきくひろがるかさじょうになる。老木ろうぼくになるとふとみきしたからねじれるようによこひろがる[32]樹皮じゅひはい褐色かっしょくで、かわ横筋よこすじじょうなら[32]いちねんえだはい褐色かっしょくむらさき褐色かっしょくで、かわおお、あるいはのこ[32]互生ごせい[28]楕円だえんがたえんにはあさおも鋸歯きょしがある[33]葉柄ようへいはまばらなえており[33]との境目さかいめにイボのようなみつせんがある[34]あき紅葉こうようするが、砂地すなじなどではなつごろから中途半端ちゅうとはんぱ紅葉こうようして早々そうそうってしまうこともある[4]紅葉こうよう赤色あかいろから橙色だいだいいろまり、部分ぶぶんてき黄色おうしょくこんじるおお[35]

開花かいか全体ぜんたいてきには3 - 4がつ[28]国内こくないでははやい、九州きゅうしゅう四国しこく地方ちほう東京とうきょうで、3がつ下旬げじゅんごろはじめる。花弁はなびらは5まいまえはなひらき、満開まんかいとなる。花色はないろつぼみではがくとうふくめてあかえるが、はじめは淡紅あわべにしょくで、満開まんかいになると白色はくしょくちかづく。原種げんしゅ一方いっぽうであるエドヒガン系統けいとうおなじく満開まんかいにははなだけが密生みっせいしてたい全体ぜんたいおおうが、エドヒガンよりもはなおおきく、派手はでである。エドヒガン系統けいとうはなよりさき性質せいしつとオオシマザクラのおおきくてととのった花形はながたあわった品種ひんしゅである。がくへん先端せんたんとがり、がくとう紅色こうしょくつぼのようなかたちをして、もうえている[33]はながらにもがある[33]

ソメイヨシノ誕生たんじょう以前いぜん花見はなみ主流しゅりゅうだった野生やせいしゅヤマザクラより開花かいかしてからるまでがはやいと誤解ごかいされることもおおいが、これはヤマザクラが野生やせいしゅであり同地どうちであっても花期かき前後ぜんごはばがあるのにたいし、ソメイヨシノは栽培さいばい品種ひんしゅのクローンであり花期かき同地どうちでは統一とういつされていることからきた誤解ごかいであり、単一たんいつれば、むしろソメイヨシノのほうがヤマザクラより花期かきなが[36]

はては5 - 6がつ[28]サクランボ)はくろ紫色むらさきいろでごくちいさく、わずかにあまみもあるが、にがみと酸味さんみつよいため、食用しょくようにはかない[29]。また、のサクラにくらべて自家じか和合わごうせいたかく、単一たんいつではほとんど結実けつじつしないが、個体こたい花粉かふん人工じんこう授粉するとタネが採取さいしゅできる[37]

冬芽とうがは、えださきいただき小枝さえ互生ごせいするがわがあり、褐色かっしょくちょうたまごがたで、12 - 16まいほどある多数たすううろこおおわれて軟毛がある[38][32]。はじめは花芽かが区別くべつがはっきりしないが、1がつごろになると花芽かがのほうがたまごがたまるみがてくる[38]花芽かがなかには数個すうこはなつぼみはいっている[38]紡錘形ぼうすいけいまたはちょう楕円だえんがたさきがややとが[38]こん半円はんえんがた維管たばあとが3つく[32]

繁殖はんしょく[編集へんしゅう]

森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょなどによる遺伝子いでんしマーカーもちいた研究けんきゅうで、各地かくちから収集しゅうしゅうされていたソメイヨシノがどういちクローンであることが確認かくにんされるなどして[39]、ソメイヨシノはクローンであることが判明はんめいしており(#遺伝子いでんし解析かいせき結果けっか)、各地かくちにあるすべじんやしたものである。ソメイヨシノは発根はっこんせい問題もんだいがあり、よりほう繁殖はんしょく成功せいこうりつたかいことから、主流しゅりゅうとして増殖ぞうしょくされたとかんがえられている。なお栽培さいばい品種ひんしゅにおいては、その特質とくしつ維持いじしたまま効率こうりつよく増殖ぞうしょくさせるためになどでクローン増殖ぞうしょくさせることは一般いっぱんてきなことであり、平安へいあん時代じだいからおこなわれてきたことである[40]

サクラなどのバラおおくのゲノム構成こうせいヘテロ接合せつごうせいたかく、自家じか和合わごうせいつよく、自分じぶん花粉かふんでは発芽はつが能力のうりょくのある種子しゅしができないことがおお[41][42]。よって遺伝子いでんし同一どういつであるソメイヨシノ同士どうしでは結実けつじつしても種子しゅし発芽はつがいたることはまずないが、ソメイヨシノ以外いがいのサクラとのあいだでの交配こうはい可能かのうであり、をつけその種子しゅし発芽はつがすることもありみのりせいではない。こうして誕生たんじょうしたサクラはソメイヨシノとはべつ品種ひんしゅになる。ソメイヨシノとその園芸えんげい品種ひんしゅ野生やせいしゅさくら実生みしょう子孫しそんとしては、ミズタマザクラウスゲオオシマショウワザクラソメイニオイソトオリヒメなど100しゅちかくの品種ひんしゅ確認かくにんされている。このようなソメイヨシノの実生みしょうしゅから、ソメイヨシノにて、より病害びょうがいなどにつよ品種ひんしゅつくろうというこころみも存在そんざいする。

用途ようと人気にんき[編集へんしゅう]

淀川よどがわ河川かせん公園こうえん 背割せわりつつみのソメイヨシノ並木なみき

日本にっぽんでは、サクラのなかでももっとおおうえ栽されているしゅであり、もっと馴染なじみがふかいサクラである[29][37]はなうつくしさやはなやかさはひろみとめられ[43]明治めいじ以降いこう花見はなみ用途ようとのサクラを圧倒あっとうする人気にんき品種ひんしゅであり、公園こうえん河川敷かせんしき街路がいろ学校がっこうなどにひろうえ栽されている。その起源きげんがクローンのためすべての個体こたい同一どういつちか特徴とくちょうち、そのかず非常ひじょうおおいため「さくらの開花かいか予想よそう」(さくら前線ぜんせん)におも使つかわれるのもソメイヨシノである[32]日本にっぽん各地かくちにはソメイヨシノがえられた名所めいしょおお[32]うえ栽の北限ほくげんは、北海道ほっかいどう札幌さっぽろ周辺しゅうへん地域ちいきといわれている[44]

4がつ上旬じょうじゅん小学校しょうがっこう入学にゅうがくシーズンちゅうにソメイヨシノが満開まんかいになる地域ちいきおおく、入学にゅうがく記憶きおく校庭こうていえられたソメイヨシノの満開まんかい景色けしきかさわせてっているひとおお[44]校門こうもん校庭こうていえられた満開まんかいのソメイヨシノのしたられた入学にゅうがく記念きねん写真しゃしんおおく、新聞しんぶんやテレビのニュースでもそうした場面ばめんげられることがおお[45]

などのクローンで増殖ぞうしょくされた栽培さいばい品種ひんしゅであるため環境かんきょう特性とくせいおな同地どうちでは同時どうじ開花かいか満開まんかいになること、ははしゅのエドヒガンの特徴とくちょういでいるためよりさきはな大量たいりょうはなくことで開花かいかはなやかであること、ちちしゅのオオシマザクラの特徴とくちょういでいるため成長せいちょうはや若木わかぎからはなかし、なかでもさくらなかでは圧倒的あっとうてき成長せいちょうはや大木たいぼくになりやすいことなどを理由りゆうとして、さくら名所めいしょつくるのにてきした品種ひんしゅ認識にんしきされ、明治めいじ以来いらい徐々じょじょひろまりだい世界せかい大戦たいせんのち爆発ばくはつてきいきおいで各地かくち植樹しょくじゅされ日本にっぽんもっと一般いっぱんてきさくらとなった。

ソメイヨシノはまちちゅうたねよりにする機会きかい圧倒的あっとうてきおお人気にんき品種ひんしゅであることから、以前いぜんからその起源きげんについてとともに、ソメイヨシノいちしゅばかりがえられている現状げんじょうやソメイヨシノばかりがさくらとしてげられる状態じょうたい憂慮ゆうりょするこえもあるなど、あいさくらあいだ論争ろんそうえなかった栽培さいばい品種ひんしゅである。(#起源きげんについて#遺伝子いでんし汚染おせん参照さんしょう

ワシントンD.C.ポトマックがわタイダルベイスンのソメイヨシノ並木なみき全米ぜんべいさくらまつ

欧米おうべいには1902ねんカンザン(‘関山せきやま’)ととも最初さいしょわたっている[46][疑問ぎもんてん]。アメリカ、欧州おうしゅう中国ちゅうごく韓国かんこくなど世界せかい各地かくちおおくのソメイヨシノが寄贈きぞうされており、ワシントンポトマックがわタイダルベイスン毎年まいとしはるおこなわれる全米ぜんべいさくらまつでのソメイヨシノが有名ゆうめいである。

さらにあき紅葉こうよううつくしいしゅである。

歴史れきしてきて、かつて『万葉集まんようしゅう』が編纂へんさんされた時代じだいから、日本にっぽん和歌わかまれたりうたわれた「サクラ」は、だい部分ぶぶんはヤマザクラであったが、明治めいじ時代じだいはいってからはソメイヨシノにってわられたところがおお[47]

切手きって図案ずあん[編集へんしゅう]

ソメイヨシノは、つぎのように普通ふつう切手きって記念きねん切手きってふるさと切手きって図案ずあんとなっている[48]

  • 10えん普通ふつう切手きって発行はっこう1961ねん4がつ1にち
  • 50えん普通ふつう切手きって発行はっこう1980ねん10がつ1にち
  • 52えん普通ふつう切手きって発行はっこう2014ねん3がつ3にち[49] 販売はんばい終了しゅうりょう2017ねん5がつ31にち[50]
  • 62えん普通ふつう切手きって発行はっこう2017ねん5がつ15にち[50] 販売はんばい終了しゅうりょう2019ねん9がつ30にち[51]
  • 63えん普通ふつう切手きって発行はっこう2019ねん8がつ20日はつか[51]
  • 50えん記念きねん切手きって発行はっこう1996ねん5がつ17にち国土こくど緑化りょくか運動うんどう
  • 80えん記念きねん切手きって発行はっこう2008ねん1がつ23にち、YOKOSO! jAPAN WEEKS 霊峰れいほう富士ふじ四季しき植物しょくぶつ
  • 62えん、ふるさと切手きって発行はっこう1990ねん4がつ27にち、47都道府県とどうふけんはな東京とうきょう
  • 50えん、ふるさと切手きって発行はっこう2009ねん2がつ2にち、ふるさとのはな東京とうきょう
  • 80えん、ふるさと切手きって発行はっこう2009ねん2がつ2にち、ふるさとのはな東京とうきょう

起源きげんについて[編集へんしゅう]

権現堂ごんげんどうつつみのソメイヨシノ(ひだり)とちちしゅオオシマザクラみぎ)。
ははしゅエドヒガン

栽培さいばい品種ひんしゅ[編集へんしゅう]

ソメイヨシノの起源きげんさぐるための様々さまざま遺伝子いでんし研究けんきゅうにより、ソメイヨシノはエドヒガンをはは日本にっぽん固有こゆうしゅのオオシマザクラ(最新さいしん研究けんきゅう成果せいかによると、正確せいかくにはオオシマザクラとヤマザクラの交雑こうざつしゅ)をちちとする栽培さいばい品種ひんしゅのクローンであることが証明しょうめいされている(#遺伝子いでんし解析かいせき結果けっか)。

ソメイヨシノは、江戸えど時代じだい後期こうき江戸えど染井そめいむら植木うえきが、ヤマザクラ名所めいしょとして有名ゆうめいな「吉野よしのさくら」のブランドめいりて「吉野桜よしのざくら」としてして、明治めいじ時代じだい日本にっぽん全国ぜんこくひろまった[52]。「吉野桜よしのざくら」が文献ぶんけんにて確認かくにんできるふるれいとしては「小学しょうがく中等ちゅうとう通常つうじょう博物はくぶつした)、明治めいじ18ねん」があり、「種苗しゅびょう定価ていか一覧いちらん明治めいじ30ねん」において、吉野桜よしのざくら苗木なえぎは1ほん3ぜにされている。一方いっぽう、「吉野桜よしのざくら」の植樹しょくじゅかんするもっとふる記載きさいれいとして「隅田川すみだがわくさむら明治めいじ25ねん」におけるひろし年間ねんかん(1844~1848ねん)の須崎すさきつつみにおけるものがあり、「東京とうきょう近郊きんこう遊覧ゆうらん案内あんない」によれば、須崎すさきむら植木うえき宇田川うだがわまご兵衛ひょうえによるものとしている。

当時とうじ染井そめいむら大名だいみょう屋敷やしき日本にっぽん庭園ていえん管理かんりする植木うえきあつまる地区ちくであり、庭園ていえんえるためのおおくの栽培さいばい品種ひんしゅされた江戸えど園芸えんげい一大いちだい拠点きょてんであった。このため、最初さいしょのソメイヨシノは全国ぜんこくからあつめられたエドヒガンとオオシマザクラが染井そめいむら自然しぜん交雑こうざつ、もしくは人為じんいてき交雑こうざつして誕生たんじょうしたか、各地かくちから採取さいしゅされたサクラちゅうにあったエドヒガンとオオシマザクラの雑種ざっしゅの1ほんで、はなきのさと成長せいちょうはやさにより優良ゆうりょう個体こたいなされ、植木うえきによってやして(つまりクローン)全国ぜんこくひろまったことが定説ていせつとなっている[注釈ちゅうしゃく 4]。ソメイヨシノの植樹しょくじゅ確認かくにんできる最古さいこきゅう記録きろくは、1775ねん小石川こいしかわ植物しょくぶつえんに、1873ねん明治めいじ6ねん)に福島ふくしまけん郡山こおりやま開成かいせいさんに(現存げんそんせず)、1875ねん明治めいじ8ねん)に小石川こいしかわ植物しょくぶつえんに、1878ねん明治めいじ11ねん)に開成かいせいさんに、1882ねん明治めいじ15ねん)に弘前ひろさきじょう植樹しょくじゅされたものがある。「吉野よしのさくら」としてされた経緯けいいからヤマザクラと混同こんどうされることもあったが、1900ねん明治めいじ33ねん)に藤野ふじのよせいのち日本にっぽん園芸えんげい雑誌ざっしに「染井吉野そめいよしの」の名前なまえ発表はっぴょうし、よく1901ねん松村まつむらつとむさん学名がくめいPrunus yedonsis Matsum.)を発表はっぴょうし、ソメイヨシノの存在そんざい植物しょくぶつがくてき分類ぶんるいされた[55][56][57]。2019ねん時点じてん樹木じゅもく学会がっかいは、これらの最古さいこきゅうとされるソメイヨシノのうち、放射ほうしゃせい炭素たんそ年代ねんだい測定そくていなどの科学かがく調査ちょうさ結果けっかから、1878ねん植樹しょくじゅされた開成かいせいさんのものを現存げんそんする日本にっぽん最古さいこのソメイヨシノと認定にんていした[58]

遺伝子いでんし解析かいせき結果けっか[編集へんしゅう]

国立こくりつ遺伝いでんがく研究所けんきゅうじょ竹中たけなかかなめが、ソメイヨシノの起源きげんさぐ研究けんきゅう過程かていしたミカドヨシノ(みかど吉野よしの)。オオシマザクラにエドヒガンを交配こうはいしたもので1957ねん命名めいめいされた。ソメイヨシノより花弁はなびらおおきく大輪たいりん。(日本にっぽんはなかい 結城ゆうき農場のうじょうさくら見本みほんえんにて)

以下いかにソメイヨシノの遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう成果せいかをあげる。

1995ねんにはDNAフィンガープリントほう遺伝子いでんし解析かいせきこころみられ、ソメイヨシノがクローンであること、遺伝いでんてきにエドヒガンとオオシマザクラをおやつことがあきらかとなった[7]

2007ねん3がつ千葉大学ちばだいがく中村なかむら郁郎いくお静岡大学しずおかだいがく太田おおたさとしなどの研究けんきゅうグループは、ソメイヨシノが「コマツオトメのようなエドヒガンけい品種ひんしゅ母親ははおやに、オオシマザクラを父親ちちおやとして起源きげんしたことを示唆しさしている」と発表はっぴょうした[59][60]。(関連かんれん論文ろんぶん[61][62][63][64]

2012ねん千葉大ちばだい研究けんきゅうチームは、北関東きたかんとうのエドヒガンがソメイヨシノの母親ははおや推定すいていされ、コマツオトメはソメイヨシノの母親ははおやではなくきんえんにとどまることを園芸えんげい学会がっかい発表はっぴょうした[65]。これは、千葉大学ちばだいがく園芸えんげい学部がくぶ国分こくぶしょうじゅん安藤あんどう敏夫としお研究けんきゅうチームが、江戸えど時代じだいからえているエドヒガンけい天然記念物てんねんきねんぶつきゅう古木ふるき青森あおもりけんから鹿児島かごしまけんまで523ほんさがして、あらたにみどりたいDNAを解析かいせきしたところ、ソメイヨシノのDNAと一致いっちする古木ふるきが、群馬ぐんまけんで4ほん栃木とちぎけん山梨やまなしけん長野ながのけん兵庫ひょうごけん徳島とくしまけんかくけんで1ほんずつつかったことをけてである。また国分こくぶは、各地かくちからさくらなえ染井そめいむら植木うえきあつまりソメイヨシノができた可能かのうせいはなした[65]今後こんご細胞さいぼうかくDNAのS遺伝子いでんしとう解析かいせきあわせて総合そうごうてき判断はんだんすることで、母親ははおや起源きげん特定とくていされる可能かのうせいがあるという。

2014ねん1がつ首都しゅと大学だいがく東京とうきょう研究けんきゅうしゃらは、DNAフィンガープリントほうより精度せいどたかかくSSR(シンプル・シーケンス・リピート)ほう利用りようしたDNA解析かいせきによって、日本にっぽんのサクラの栽培さいばい品種ひんしゅ起源きげんあきらかにし、そのなかで、ソメイヨシノの交雑こうざつ割合わりあいが、エドヒガン47%、オオシマザクラ37%、ヤマザクラ11%、その5%であることをしめした[66][67][68]

加藤かとう共同きょうどう研究けんきゅうしゃである勝木かつき俊雄としお森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ)は、ソメイヨシノの起源きげんとして、ソメイヨシノの片方かたがたおやはエドヒガン、もう片方かたがたおやはオオシマザクラとヤマザクラが交雑こうざつしたものではないかと推測すいそくしている。つまり、ソメイヨシノ = (オオシマザクラ×ヤマザクラ) × エドヒガンとの推測すいそくである。なお、オオシマザクラとヤマザクラの交雑こうざつしゅ人里ひとざとでよくられるので、ソメイヨシノはまったくの自然しぜんからまれたものではないとも推測すいそくしている[69]

2017ねん1がつには森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ岡山理科大学おかやまりかだいがく共同きょうどう研究けんきゅうにより、あらためてソメイヨシノとうの4しゅたねあいだ雑種ざっしゅのサクラの遺伝いでん情報じょうほう学名がくめい整理せいりされ、エドヒガンとオオシマザクラをおやとするソメイヨシノは、エドヒガンとオオヤマザクラおやとするおうさくら(エイシュウザクラ)とはことなるしゅであることが発表はっぴょうされ(後述こうじゅつ)、この詳細しょうさいは2016ねん12月にTaxonでオンライン公開こうかいされた[6]。さらに、2017ねん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ岐阜大学ぎふだいがく共同きょうどう研究けんきゅうによりソメイヨシノは1かいたねあいだ交雑こうざつによる雑種ざっしゅではく、より複雑ふくざつ交雑こうざつ由来ゆらいするとのせつ発表はっぴょうされた[70]

2019ねん4がつ1にちかずさDNA研究所けんきゅうじょ島根大学しまねだいがく京都府立大学きょうとふりつだいがく共同きょうどうでソメイヨシノのゲノム情報じょうほうぜん遺伝いでん情報じょうほう)の解読かいどく完了かんりょうしたことを発表はっぴょうし、通説つうせつどおりソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラを祖先そせんつことが判明はんめいした。またこの祖先そせんの2しゅは552まんねんまえ異種いしゅかれ、ひゃくすうじゅうねんまえ交雑こうざつしてソメイヨシノが誕生たんじょうしたとかんがえられるという[71][72]

異説いせつ[編集へんしゅう]

おうさくら起源きげんせつ[編集へんしゅう]

鎮海さくらられるように、韓国かんこくには日本にっぽん統治とうちちゅうにソメイヨシノが導入どうにゅうされたが[73]韓国かんこくではソメイヨシノの正体しょうたい韓国かんこく固有こゆうしゅおうさくら(エイシュウザクラ)であるとする韓国かんこく起源きげんせつがしばしば主張しゅちょうされる。そのため朝鮮ちょうせんにおいても両者りょうしゃ区分くぶんせず、どちらも「왕벚나무(ワンボンナム)」と呼称こしょうされている。このため現在げんざいにおいてもおうさくら名所めいしょつくるという名目めいもく韓国かんこくないでソメイヨシノの大量たいりょう植樹しょくじゅおこなわれている。しかし上記じょうきとお様々さまざま遺伝子いでんし解析かいせきによってソメイヨシノの片親かたおや日本にっぽん固有こゆうしゅのオオシマザクラであり、ソメイヨシノとおうさくら遺伝いでんてきことなることがあきらかにされている。2017ねんにはあらためて森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ(チームちょう 勝木かつき俊雄としお)と岡山理科大学おかやまりかだいがく池谷いけがや祐幸ゆうこうがサクラのたねあいだ雑種ざっしゅについて分類ぶんるい体系たいけい整理せいりし、韓国かんこく済州さいしゅうとうおうさくら(エイシュウザクラ)はエドヒガンとオオヤマザクラのたねあいだ雑種ざっしゅであり、ソメイヨシノとことなることをあきらかにして、あらたなおうさくら学名がくめいCerasus × nudiflora (Koehne) T.Katsuki et Iketani, 2016)を確立かくりつさせて、国際こくさいてき周知しゅうちおこなわれた[6]

また、西洋せいようのサクラの分類ぶんるいほうでは、オオシマザクラ・ヤマザクラオオヤマザクラカスミザクラの4たね(species)は、たね下位かい分類ぶんるいである変種へんしゅ(variety)もしくは品種ひんしゅ(form)であり、Prunus serrulataというどういちしゅであるとする分類ぶんるい方法ほうほうもあり[74]たしかにこの4しゅ遺伝いでんてき比較的ひかくてきちか存在そんざいである。そして韓国かんこくにはエドヒガン(済州さいしゅうとうのみ)とオオヤマザクラとカスミザクラが自生じせいしている。このため、韓国かんこくでエドヒガンとオオヤマザクラもしくはカスミザクラが交雑こうざつしたら、野生やせいしゅ遺伝いでんてき多様たようせいからソメイヨシノに類似るいじしたさくらまれる可能かのうせいるが、この4しゅはDNA解析かいせき形態けいたいがくてきにはっきりと区別くべつでき、ソメイヨシノは伊豆諸島いずしょとうさん集団しゅうだんであるオオシマザクラが父親ちちおやであることが確定かくていしているため、かり韓国かんこくにソメイヨシノに類似るいじしたさくら存在そんざいしたとしても、それはソメイヨシノではない[75]

なお、おうさくら韓国かんこくでは韓国かんこく固有こゆうしゅとされているが、現在げんざい生物せいぶつがくでは、独立どくりつしたたねspecies)となされるためには、そのたねなか個体こたい遺伝いでんてき多様たようせいがあり、個体こたいたがいに交配こうはいして子孫しそんのこすことができている一定いってい規模きぼ集団しゅうだんでなければならない。おうさくら野生やせいでの個体こたいすう野生やせいしゅ集団しゅうだんとしてはあまりにもすくないため、現在げんざい生物せいぶつがくじょうたね概念がいねんでは独立どくりつしたたねとはいえず、あくまでもたねあいだ雑種ざっしゅである[76]

2022ねんおこなわれた調査ちょうさによると、ソウルのサクラの名所めいしょである韓国かんこく国会こっかいなんじ矣島周辺しゅうへんえられたサクラのうち9わり以上いじょう日本にっぽん原産げんさんのソメイヨシノであり、韓国かんこく原産げんさんおうさくらは1ほんえられていなかったことが判明はんめいした[77][78]。またさくらまつりがおこなわれるさくら名所めいしょとして有名ゆうめいな鎮海のおんなかわ沿いの99.7%、慶和よしかずえき周辺しゅうへんさくらの91.1%が1960年代ねんだい日本にっぽんからまれた日本にっぽんさんのソメイヨシノであり、のこりも日本にっぽんさんシダレザクラなどであり、おうさくらではないことが判明はんめいしている[79]

韓国かんこく山林さんりんちょう国立こくりつ樹木じゅもくえんは、韓国かんこく原産げんさんおうさくら遺伝いでん研究けんきゅう結果けっか、いったんは2018ねんおうさくら(ワンボンナム)と日本にっぽんおうさくら(ソメイヨシノのこと)は別種べっしゅだったとして「済州さいしゅうおうさくら自生じせいしゅ)」と「おうさくら栽培さいばいしゅ)」と分離ぶんりして国家こっか標準ひょうじゅん植物しょくぶつリストに掲載けいさいしたが、これにたいもと国立こくりつ森林しんりん科学かがくいん南大みなみおお亜熱帯あねったい研究所けんきゅうじょ所長しょちょうのキム・チャンスや済州さいしゅうどう選出せんしゅつ議員ぎいんから「公式こうしきおうさくら(ソメイヨシノのこと)の韓国かんこく固有こゆうしゅ地位ちいうばい、おうさくら日本にっぽん原産げんさんという日本にっぽん主張しゅちょうれ、結果けっかてきおうさくら生物せいぶつ主権しゅけん日本にっぽん無償むしょう譲渡じょうとした」「山林さんりんちょうおうさくら日本にっぽんしゅであるというあやまった認識にんしき拡大かくだい責任せきにんがある」「根拠こんきょのないせつ」との非難ひなんこえがった。そのため2023ねんから山林さんりんちょうは3年間ねんかんかけて、2018ねん研究けんきゅういち別種べっしゅとしたおうさくら(ソメイヨシノのこと)についてもあらたに遺伝いでん研究けんきゅうをしてその起源きげんあきらかにするという。済州さいしゅう国際こくさい自由じゆう都市とし放送ほうそう(JIBS)はこの研究けんきゅうについて、2018ねん研究けんきゅうを「修正しゅうせい」する後続こうぞく研究けんきゅうであるとほうじている[80]

伊豆いず半島はんとうにおける自然しぜん発生はっせいせつ[編集へんしゅう]

1916ねん屋久島やくしまウィルソンかぶにそののこすアメリカのアーネスト・ヘンリー・ウィルソンによって、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの自然しぜん交雑こうざつによる雑種ざっしゅであるというせつとなえられた。その国立こくりつ遺伝いでんがく研究所けんきゅうじょ竹中たけなかかなめ交配こうはい実験じっけんにより、オオシマザクラとエドヒガンの交雑こうざつしゅなかからソメイヨシノおよびソメイヨシノに近似きんじ亜種あしゅイズヨシノ」がられることがかり、1965ねん発表はっぴょうされた。この発表はっぴょうによって自然しぜん交雑こうざつせつ研究けんきゅうおこなわれ、この立場たちばをとる場合ばあい、オオシマザクラとエドヒガンは伊豆半島いずはんとうおお自生じせいすることから、伊豆半島いずはんとう付近ふきん発生はっせいしたとする伊豆半島いずはんとう発生はっせいせつとなえられた。一方いっぽうで、岩崎いわさき文雄ふみおは、自身じしん伊豆半島いずはんとうにおける調査ちょうさにより、オオシマザクラとエドヒガンの分布ぶんぷいきには差異さいがあり伊豆半島いずはんとう自然しぜん交雑こうざつによってまれた可能かのうせい否定ひていてきしているが[81]現実げんじつには伊豆半島いずはんとう船原峠ふなばらとうげ周辺しゅうへんにオオシマザクラとエドヒガンの自然しぜん雑種ざっしゅであるとかんがえられる個体こたい発見はっけんされており、この個体こたいとそれからされた栽培さいばい品種ひんしゅはフナバラヨシノ(船原ふなはら吉野よしの)としてしられている[82]

現在げんざい、ソメイヨシノが染井そめいむらから日本にっぽん全国ぜんこくに、そして世界中せかいじゅうひろがったことは確認かくにんされているが、ソメイヨシノの最初さいしょ一本いっぽんがどこでまれたかは確定かくていしていない。

独立どくりつしゅせつ[編集へんしゅう]

20世紀せいき初頭しょとう、アメリカの植物しょくぶつ学者がくしゃアーネスト・ヘンリー・ウィルソンは、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種ざっしゅではなく独立どくりつしたしゅであるとのせつとなえていた。このせつ実験じっけんてき検証けんしょうするため竹中たけなかかなめ博士はかせ様々さまざま交配こうはいおこない、そのなかからひろ意味いみ形質けいしつ基本きほんてきに「ソメイヨシノ」と差異さいのないイズヨシノをした。これが、ソメイヨシノの起源きげん探究たんきゅう原点げんてんにもなっている。現在げんざい、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンのサクラの交雑こうざつしゅであることが確実かくじつとなっており、ウィルソンの、このべつせつとなえられることはない。

健康けんこう寿命じゅみょう[編集へんしゅう]

ひつじやま公園こうえんのソメイヨシノ

ソメイヨシノなどのさくらうえ栽された、いわゆる「花見はなみ名所めいしょ」とされる場所ばしょは、うえ栽後は、剪定せんていなどの管理かんりとどかずに放置ほうちされて、がいけているところもおおいのも実情じつじょうである[52]

サクラに存在そんざいする生物せいぶつがくてき弱点じゃくてんはソメイヨシノにも同様どうようである。ただしおおくの栽培さいばい品種ひんしゅのサクラとおなじくぜん個体こたい単一たんいつクローンであるため、突然変異とつぜんへんい以外いがいあたらしいたいせい獲得かくとくする可能かのうせいはない。またソメイヨシノは都市とし街路がいろじゅなどに人為じんいてき大量たいりょう集中しゅうちゅうてき植樹しょくじゅされていることが、より病害びょうがいひろ環境かんきょう悪影響あくえいきょうける要因よういんとなっているため、そのてんほん項目こうもくしる[83]

菌類きんるいによる病気びょうき[編集へんしゅう]

のサクラよりてんぐびょう(てんぐすびょう)によわ[84]。サクラてんぐびょう嚢菌ぞくするタフリナぞくの1しゅ Taphrina wiesneri感染かんせんによりこる病気びょうきで、その上部じょうぶではしょうえだ密生みっせいしていわゆる「天狗てんぐ」をつく[52]。さらに、開花かいかにはちいさいひらくので目障めざわりとなったり、罹病りびょう部位ぶいすうねん枯死こししたりといった被害ひがいあたえる[85]やまい除法じょほうとしては、罹病りびょうしたやまいえだ専門せんもんってもらうなどの措置そちかぎられる[52]

また、コフキサルノコシカケなどの白色はくしょく腐朽ふきゅうきんるい繁殖はんしょくし、罹病りびょうしたやまいらなければならないケースが急増きゅうぞうしており、とくに、公園こうえん街路がいろじゅとしてえられている深刻しんこく状況じょうきょうおちいっている[86]。こうした症状しょうじょうそとからではわからないため、特別とくべつ機械きかい使つかわないと診断しんだんできない。京都きょうと府立ふりつ植物しょくぶつえんでは2006ねんごろから衰弱すいじゃくするソメイヨシノがえ、調査ちょうさのため、京都府立大学きょうとふりつだいがく共同きょうどう研究けんきゅういんらとよわったこし調査ちょうさしたところ、「ナラタケモドキ」のしろ菌糸きんしおおっていた。専門せんもん対策たいさく観察かんさつ強化きょうかびかけている[87]

害虫がいちゅうによる食害しょくがい[編集へんしゅう]

2012ねん平成へいせい24ねん)にはじめて中国ちゅうごく朝鮮半島ちょうせんはんとう由来ゆらい外来がいらいしゅクビアカツヤカミキリによるサクラの食害しょくがい報告ほうこくされて以来いらい日本にっぽん各地かくち被害ひがい報告ほうこく相次あいついでいる。その被害ひがい深刻しんこくさから、2018ねん平成へいせい30ねん)1がつにクビアカツヤカミキリが環境省かんきょうしょうより特定とくてい外来がいらい生物せいぶつ指定していされた[88][89][90]。このカミキリはサクラにあなをあけてたまごけるが、その幼虫ようちゅう大量たいりょう発生はっせいして内部ないぶらかす事態じたい相次あいついでおり、とく大量たいりょう植樹しょくじゅされているソメイヨシノの被害ひがいいちじるしく、回復かいふく不能ふのうなダメージをけて伐採ばっさいされる事例じれい相次あいついでいる[91]。2017ねん5がつにはクビアカツヤカミキリに対応たいおう可能かのう住友すみとも化学かがく薬剤やくざい「ロビンフッド」の適用てきよう範囲はんいがサクラにも拡大かくだいされ、対応たいおうさくいちれいとなっている[90]。また埼玉さいたまけん環境かんきょう科学かがく国際こくさいセンターではサクラへ寄生きせいするクビアカツヤカミキリ対策たいさくとして、薬剤やくざい注入ちゅうにゅうやネットによる成虫せいちゅう拡散かくさん防止ぼうしなどの方法ほうほうひろ公開こうかいしている[92]

植樹しょくじゅ環境かんきょうによるひかりみず養分ようぶん不足ふそく[編集へんしゅう]

ソメイヨシノは都市とし街路がいろじゅとしてえられている場合ばあいおおいが、これがソメイヨシノの健康けんこう悪影響あくえいきょうあた樹勢じゅせいぐことがおおい。街路がいろじゅではあらたな建物たてもの建設けんせつとなりのサクラの成長せいちょうによりかげとなってしまい十分じゅうぶんひかりられなくなる場合ばあいがあるほか、ちかくまで舗装ほそうされていることでへの酸素さんそみず有機物ゆうきぶつ供給きょうきゅうとどこおりソメイヨシノの健康けんこうがいしている。とく健全けんぜん土壌どじょうである程度ていど生育せいいくしてからさい開発かいはつなどで突然とつぜんちかくまで舗装ほそうされると、んでいき生育せいいくした上部じょうぶ必要ひつようぶんだけの十分じゅうぶん酸素さんそみず養分ようぶん供給きょうきゅうできなくなり、おおきく健康けんこうがいする[93]。また排気はいきガスさらされることで健康けんこう悪影響あくえいきょうあたえる可能かのうせい指摘してきされている。花見はなみ一番いちばん使つかわれるであることも病気びょうき遠因えんいんといえ、ちか土壌どじょう過剰かじょうみしめられることで舗装ほそうしたのとおなじような悪影響あくえいきょうあたえ、花見はなみきゃくえだられたりすることも健康けんこう悪影響あくえいきょうあたえると推測すいそくされる[94][95]

ソメイヨシノにかぎらず、樹木じゅもくはまわりの樹木じゅもくとの競合きょうごうにより、一定いっていりょうえることができなくなると、樹木じゅもくはできるだけ生長せいちょういきおいがある、したからわかえだ優先ゆうせんてき栄養分えいようぶん配分はいぶんするようになる[52]。そうすると、樹木じゅもくがわのこ戦略せんりゃくのために、うえほうからえだはじめる[52]。この進行しんこう防止ぼうしするさくとして、樹木じゅもくがわのこしたいとするつよえだ剪定せんていし、上方かみがたふるえだにも最低限さいていげん養分ようぶん配分はいぶんされるようにする必要ひつようがある[52]

地球ちきゅう温暖おんだん[編集へんしゅう]

地球ちきゅう温暖おんだん進行しんこうすれば、将来しょうらいてき九州きゅうしゅう南西なんせいではソメイヨシノの生育せいいく不可能ふかのうになる可能かのうせい指摘してきされている。サクラの健全けんぜん成長せいちょう開花かいかには冬季とうき低温ていおん刺激しげきによる休眠きゅうみん解除かいじょ休眠きゅうみん打破だは)が重要じゅうようであり、5℃程度ていどまでがるのがのぞましく低温ていおん時間じかん積算せきさん重要じゅうようかんがえられているが、温暖おんだんにより冬季とうき気温きおん上昇じょうしょうして、九州きゅうしゅう南西なんせいでは十分じゅうぶん低温ていおん刺激しげきられなくなる見込みこみからである。2010年代ねんだい後半こうはん時点じてんでの日本にっぽんにおけるソメイヨシノが健全けんぜん生育せいいくできる南限なんげんは、低地ていちでは鹿児島かごしまけん屋久島やくしま種子島たねがしま高地こうちでは鹿児島かごしまけん奄美あまみ大島おおしまであるが、すで現地げんちのソメイヨシノでは開花かいか異常いじょう観測かんそくされている。なお温暖おんだんすれば生育せいいく可能かのう地域ちいきでは温暖おんだん比例ひれいして開花かいかはやまるという誤解ごかいがあるが、ふゆ低温ていおん刺激しげきることは開花かいかおくれるひとつの要因よういんとなり、単純たんじゅん温暖おんだん比例ひれいして開花かいかはやまるというわけではなく低温ていおん刺激しげき要素ようそ全体ぜんたい温暖おんだん要素ようそのバランスで開花かいかまる[96]

寿命じゅみょう[編集へんしゅう]

だいみちになる理論りろんじょう寿命じゅみょうがないとかんがえられており[97]ヤマザクラやエドヒガンではすうひゃくねんまれせんねん以上いじょう古木ふるきになることもある一方いっぽうで、江戸えど時代じだい誕生たんじょうしたソメイヨシノは、野生やせいしゅくらべてあたらしく誕生たんじょうしたしゅであることをいても、高齢こうれいすくない。老木ろうぼくすくなさの原因げんいんははっきりしていないが、「ソメイヨシノは生長せいちょうはやいので、そのぶん老化ろうかはやい」というせつがあるほか、街路がいろじゅとして多用たようされているソメイヨシノは、周辺しゅうへんまで舗装ほそうされていたり排気はいきガスなどでいたむことがおおく、公園こうえんといったらされやすい場所ばしょ植樹しょくじゅされているということがおおいことも寿命じゅみょうちぢめる原因げんいんとなっているのではないかとの指摘してきがある。ソメイヨシノはクローンであるため、すべてのかぶ同一どういつちか特性とくせいち、病気びょうき環境かんきょう変化へんかける場合ばあいには、おおくのかぶおなじような影響えいきょうけ、植樹しょくじゅされた時期じきどう時期じきならば、どう時期じき樹勢じゅせいおとろえをむかえるとかんがえられている。一般いっぱんてきにソメイヨシノはえてから20ねんから30ねんはなきの最盛さいせいむかえ、その徐々じょじょおとろえていく傾向けいこうがある[98]。21世紀せいきはい樹勢じゅせいおとろえが目立めだつようになったため、戦後せんご大量たいりょうえられたほんしゅ寿命じゅみょう到来とうらいしつつあると危惧きぐされており、ソメイヨシノ60ねん寿命じゅみょうせつとなえられることもある[99]

一方いっぽう、ソメイヨシノの老木ろうぼく存在そんざいしていることも事実じじつである。現存げんそんするソメイヨシノのうちもっとふるいとわれるはいくつかあり、小石川こいしかわ植物しょくぶつえんに1775ねんえられたもの[56]小石川こいしかわ植物しょくぶつえんに1875ねんごろにえられたもの[55]福島ふくしまけん開成かいせいさん公園こうえんに1878ねんえられたもの[57][100][101]青森あおもりけん弘前ひろさきじょう弘前ひろさき公園こうえん)には1882ねんえられたもの[102][注釈ちゅうしゃく 5]があり、2019ねん時点じてん樹木じゅもく学会がっかいはこれらの最古さいこきゅうとされるソメイヨシノのうち、放射ほうしゃせい炭素たんそ年代ねんだい測定そくていなどの科学かがく調査ちょうさ結果けっかから、1878ねん植樹しょくじゅされた開成かいせいさんのものを現存げんそんする日本にっぽん最古さいこのソメイヨシノと認定にんていした[58]多摩たま森林しんりん科学かがくえん勝木かつき俊雄としおはこれらをもってソメイヨシノ60ねん寿命じゅみょうせつ否定ひていしている[103]。また、神奈川かながわけん秦野はたの市立しりつみなみ小学校しょうがっこうには1892ねん植樹しょくじゅされた樹齢じゅれい130ねんえる2ほん老木ろうぼく存在そんざい[104]東京とうきょう都内とない砧公園きぬたこうえんのソメイヨシノは1935ねんえられ、すでに90ねんちかくが経過けいかしている(2022ねん時点じてん)。

ほかにも、さくら寿命じゅみょうについては、世代せだい交代こうたい重要じゅうようとするはなしもある[105]さくら古木ふるきになるとみきしん劣化れっかするが、樹皮じゅひ内側うちがわ水分すいぶんげるポンプの役割やくわりをする維管たばがあり、しんくさってもいのちささえる。みきから徒長とちょうえだばれるわかえだると、維管たばつながり、分裂ぶんれつして不定ふていとなる。くさったしんざい土壌どじょうのように生育せいいく基盤きばんとなってそだてる。このようにして世代せだい交代こうたい上手うまくいったソメイヨシノは、累積るいせき樹齢じゅれいが100ねんえるという。樹齢じゅれい1000ねんともわれる三春みはるたきさくらも、一木いちき成長せいちょうしたわけではなく、なに世代せだいかの集合しゅうごうたいだという。この世代せだい交代こうたいてんでみれば、千葉ちばけん野田のだ慈光やまのうのべてらきんじょういんにある「劫初ごうしょさくら」(明治めいじ初年しょねん)は国内こくない最古さいこきゅうのソメイヨシノになる。

青森あおもりけん弘前ひろさきではリンゴ剪定せんてい技術ぎじゅつをソメイヨシノの剪定せんてい管理かんり応用おうようするなどして樹勢じゅせい回復かいふくんだ結果けっかおおくのソメイヨシノの樹勢じゅせい回復かいふくすることに成功せいこうしている。ただし、紅葉こうよう落葉らくよう直後ちょくごにすぐ剪定せんていすることでC/N炭素たんそ/窒素ちっそ)をえたり根回ねまわしや土壌どじょう交換こうかんによるほそ発生はっせいをもたらすなど、管理かんり留意りゅういようする。休眠きゅうみんしている冬場ふゆばわかえだそだちやすい箇所かしょえらんで剪定せんていおこない、くちには墨汁ぼくじゅうぜた殺菌さっきんざいる。こうした工夫くふうは「弘前ひろさき方式ほうしき」とばれている[106]

遺伝子いでんし汚染おせん[編集へんしゅう]

ソメイヨシノはきわめておおえられているため、地域ちいき自生じせいする野生やせいしゅサクラ交雑こうざつしてしまう遺伝子いでんし汚染おせん報告ほうこくされている。これにより各地かくち自生じせいする野生やせいしゅ子孫しそんさくらはなかたちたいこうせい強健きょうけんせいなどの性質せいしつ将来しょうらいてきわってしまう可能かのうせいがあり、自生じせいする野生やせいしゅ保存ほぞん観点かんてんから、野生やせいしゅさくら自生じせいする地域ちいきにソメイヨシノをえるさいには、メジロヒヨドリなどのとりによる花粉かふん媒介ばいかい可能かのうせいひくくするために距離きょりをとってえるなど、注意ちゅうい必要ひつようであるとされている [107]。この遺伝子いでんし汚染おせん問題もんだいオオシマザクラ植樹しょくじゅでも懸念けねんされている(参照さんしょう)。

代替だいたい品種ひんしゅへの[編集へんしゅう]

代替だいたい品種ひんしゅ候補こうほのひとつのジンダイアケボノ国立こくりつ劇場げきじょうにて)

公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんはなかいは、さくら名所めいしょづくりにてきした品種ひんしゅとして、樹勢じゅせい強健きょうけん鑑賞かんしょうせいたか複数ふくすう品種ひんしゅ推奨すいしょうして配布はいふしている。その対象たいしょうは、2024ねんれい6ねんエドヒガン(向野こうの富山とやまけんみなみ砺市の選抜せんばつ個体こたいからの増殖ぞうしょく)、タイリョウザクラジンダイアケボノマイヒメ、ハナカガミ、イチヨウ、コウカ、カンザンの8品種ひんしゅである[108]。またこれら8しゅあわせてカミヤマシダレザクラさくら名所めいしょづくりにてきした品種ひんしゅとして量産りょうさんしていく方針ほうしんである[109]

従来じゅうらいはソメイヨシノも、その人気にんきから配布はいふ対象たいしょう品種ひんしゅであり、日本にっぽんはなかいだけでも200まんほん以上いじょう苗木なえぎ配布はいふしてきたが、上記じょうきのようにてんぐびょうよわいため、2005ねん平成へいせい17ねんから苗木なえぎ配布はいふを、2009ねん平成へいせい21ねんからは販売はんばい終了しゅうりょうした。どうかいさくら名所めいしょづくりの推奨すいしょう品種ひんしゅとして上記じょうきとおりいくつかの品種ひんしゅ列挙れっきょしているが、とくにソメイヨシノからえする場合ばあい代替だいたい品種ひんしゅとしては、はな開花かいか時期じきがソメイヨシノと類似るいじしているうえに、サクラるいてんぐびょうにもつよい、ジンダイアケボノかコマツオトメへのえを推奨すいしょうしている[110][111]

また生長せいちょうはやく、大木たいぼくになりやすいソメイヨシノは、あさひろり、それにともなって街路がいろ隣接りんせつ敷地しきち舗装ほそう変形へんけいさせて破壊はかいし、バリアフリーめん障害しょうがいとなりやすい。大木たいぼくになりやすいうえがたよこひろがるかさじょうのため、せま街路がいろ街路がいろじゅとしてえた場合ばあいは、車道しゃどうからの見通みとおしや隣接りんせつ区域くいきへの障害しょうがいになる可能かのうせいがある。このためとく都市としでは、にソメイヨシノより、小型こがたのジンダイアケボノが選好せんこうされやすくなっている[112]

ギャラリー[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ヤマザクラオオヤマザクラカスミザクラオオシマザクラエドヒガンチョウジザクラマメザクラタカネザクラミヤマザクラクマノザクラの10しゅ疑義ぎぎのあるカンヒザクラふくめると11しゅ
  2. ^ 気候きこうによる生育せいいく問題もんだいから、例外れいがいてき沖縄おきなわけんおよ奄美あまみ地方ちほうではカンヒザクラ札幌さっぽろから南西なんせいがわのぞいた北海道ほっかいどうではオオヤマザクラ)が標本ひょうほんとなる。
  3. ^ Prunusのれい: 「はな[21]。Cerasusのれい: 「新日本しんにほんさくら[22]Ylist[2]、Tropicos[23]多摩たま森林しんりん科学かがくえんのデータベースも[24]
  4. ^ 過去かこには、岩崎いわさき文雄ふみおにより江戸えど時代じだい中期ちゅうきの1720ねんから1735ねんごろ染井そめいむら伊藤いとう伊兵衛いへえ政武まさたけ親子おやこがソメイヨシノを最初さいしょ交雑こうざつしたという仮説かせつてたが[53]伊藤いとう著書ちょしょにはソメイヨシノと断定だんていできる記録きろく記載きさいされておらず仮説かせつとどまった[54]
  5. ^ なお、このソメイヨシノを1882ねん植林しょくりんしたのは「青森あおもりりんごの始祖しそ」ともいわれる菊池きくちだてまもるである。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Cerasus x yedoensis (Matsum.) Masam. et S.Suzuki 'Somei-yoshino' ソメイヨシノ(狭義きょうぎ”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Cerasus x yedoensis (Matsum.) Masam. et S.Suzuki ソメイヨシノ(標準ひょうじゅん”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  3. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Prunus x yedoensis Matsum. ソメイヨシノ(シノニム)”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
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  6. ^ a b c d 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ 染井吉野そめいよしの’など、サクラしゅあいだ雑種ざっしゅおやしゅわせによるただしい学名がくめい確立かくりつ 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ 2017ねん1がつ18にち
  7. ^ a b H. Innan, R.Terauchi, NT Miyashita, K Tsunewaki (1995). “DNA fingerprinting study on the intraspecific variation and the origin of Prunus yedoensis (Someiyoshino).”. Japanese Journal of Genetics 70 (2): 185–196. doi:10.1266/jjg.70.185. PMID 7605671. 
  8. ^ 「ソメイヨシノ」はどこからやってたのか 3 読売新聞よみうりしんぶん調査ちょうさ研究けんきゅう本部ほんぶ主任しゅにん研究けんきゅういん 佐藤さとう良明よしあき、2017ねん03がつ19にち
  9. ^ 「ソメイヨシノ」はどこからやってたのか 4 読売新聞よみうりしんぶん調査ちょうさ研究けんきゅう本部ほんぶ主任しゅにん研究けんきゅういん 佐藤さとう良明よしあき、2017ねん03がつ19にち
  10. ^ はるいろどるソメイヨシノ、じつ全部ぜんぶクローン つづく「最初さいしょの1ほんさがし (朝日新聞あさひしんぶん2023ねん3がつ25にち)
  11. ^ 勝木かつき俊雄としお 2015, pp. 13–14.
  12. ^ 紀伊半島きいはんとう南部なんぶで100ねんぶり野生やせいしゅのサクラ新種しんしゅ「クマノザクラ」 あざやかなピンク 森林しんりん総研そうけん 産経さんけいニュース 2018ねん3がつ13にち
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]