(Translated by https://www.hiragana.jp/)
BMP-1 - Wikipedia

BMP-1

きゅうソ連それん開発かいはつした歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ

BMP-1ロシア: БМП-1:ベエームペー・アヂーン)は、ソビエト連邦れんぽうはじめて開発かいはつした歩兵ほへい戦闘せんとうしゃである。

BMP-1
基礎きそデータ
全長ぜんちょう 6.46m[1]
全幅ぜんぷく 2.94m[1]
ぜんこう 1.881m[1]
重量じゅうりょう 12.6t戦闘せんとう重量じゅうりょう[1]
乗員じょういんすう 3めい[1]
乗員じょういん配置はいち 乗員じょういん3めい歩兵ほへい8めい[1]
装甲そうこう武装ぶそう
装甲そうこう 26mm砲塔ほうとう正面しょうめん[1]
しゅ武装ぶそう 73mm低圧ていあつすべり腔砲2A28 ×1もん
9M14 マリュートカ(AT-3 サガー)対戦たいせんしゃミサイル ×1[1]
ふく武装ぶそう 7.62mm機関きかんじゅうPKT ×1ちょう[1]
機動きどうりょく
速度そくど 65km/h整地せいち[1]
45km/h(整地せいち
8km/h(水上すいじょう
エンジン UTD-20ロシアばん
Vがた6気筒きとうえきひやディーゼル
300hp/2,000rpm[1]
懸架けんか駆動くどう トーションバー
行動こうどう距離きょり 500km[1]
テンプレートを表示ひょうじ

概要がいよう

編集へんしゅう

BMP」とは「(ロシア: БМП(Боевая Машина Пехотыキリル文字もじアルファベット表記ひょうきするとBoyevaya Mashina Pekhoty):バエヴァヤ・マシーナ・ピェホートゥィ」の頭文字かしらもじをとったもので、ロシアで「歩兵ほへいよう戦闘せんとう車両しゃりょう」の意味いみである。

それまでの装甲そうこう輸送ゆそう車両しゃりょう輸送ゆそうする歩兵ほへいてき砲火ほうかから防護ぼうごするだけであったのにたいし、積極せっきょくてき戦闘せんとう参加さんかできるほんしゃ非常ひじょう画期的かっきてきであり、いわゆる「BMPショック」を西側にしがわ諸国しょこくにもたらした[2]

1950年代ねんだいすえ西にしドイツフランス両国りょうこく相次あいついで開発かいはつした先駆せんくしゃたちとともに、BMP-1は"じゅう武装ぶそう砲塔ほうとう搭載とうさいして戦闘せんとう積極せっきょくてき参加さんかする能力のうりょくち、かつ輸送ゆそうする歩兵ほへいにも乗車じょうしゃさせたまま戦闘せんとうおこなわせることができる"という「歩兵ほへい戦闘せんとうしゃIFVInfantry Fighting Vehicle/ICVInfantry Combat Vehicle)」とばれる、あらたな装甲そうこう戦闘せんとう車両しゃりょう分野ぶんやすこととなった。

開発かいはつ

編集へんしゅう

ソ連それん地上ちじょうぐんは、機械きかい歩兵ほへいようBTR-50もちいていたが、火力かりょく防御ぼうぎょりょく機動きどうりょくのいずれもおとっており、火力かりょく強化きょうかした歩兵ほへいよう車両しゃりょうもとめられていた[2]。そこで、ソ連それんでは1950年代ねんだいわりから、各地かくちトラクター工場こうじょう各種かくしゅ歩兵ほへいよう装甲車そうこうしゃ試作しさくされた。

1964ねん、チェリャビンスク・トラクター工場こうじょう設計せっけいきょくではP・P・イサコフを主任しゅにん設計せっけい技師ぎしとした設計せっけいチームが新型しんがた車両しゃりょう開発かいはつはじめた。最初さいしょ試作しさくした「オブイェークト764」は、車体しゃたい前部ぜんぶに300馬力ばりきディーゼルエンジン配置はいちし、車体しゃたい後部こうぶ兵員へいいんしつもうけた。さらに、後方こうほう延長えんちょうしたシャフトで兵員へいいんしつ床下ゆかしたウォータージェット駆動くどうさせ、水上みずかみ浮行させることが可能かのうであった。機関きかんしつ直後ちょくごには操縦そうじゅうくるまちょうがややシフトした状態じょうたいすわり、その後方こうほう戦闘せんとうしつ、さらに後方こうほう兵員へいいんしつがあり、8めい歩兵ほへいすわるようになっていた。「オブイェークト764」あんかり採用さいようされたものの、兵員へいいんしついちじるしくせまいため、さらなる改良かいりょうがた設計せっけいもとめられた。それをけて開発かいはつされた「オブイェークト765」は、ウォータージェットをはいしたわりに、キャタピラの駆動くどうで浮行できるよう特殊とくしゅなスカートを装備そうびした。また、エンジン車体しゃたい前部ぜんぶ右側みぎがわせ、左側ひだりがわ操縦そうじゅうせきくるまちょうせき配置はいちすることで、兵員へいいんしつ容積ようせきわずかながら拡大かくだいさせることができた[1]

オブイェークト765は1966ねん制式せいしき採用さいようされ、「BMP-1」の制式せいしき名称めいしょうあたえられた[1]

設計せっけい

編集へんしゅう

BMP-1の最大さいだい特徴とくちょうは、装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃくらべ、歩兵ほへい支援しえんのための強力きょうりょく攻撃こうげき能力のうりょくゆうすることであった。

主砲しゅほうの73mm低圧ていあつすべり腔砲2A28はSPG-9反動はんどうほう同型どうけいで、最大さいだい射程しゃていは1,000m。少量しょうりょうそうやく発射はっしゃされたのちにロケットブースターで加速かそくされる榴弾りゅうだん(HE)および装甲そうこう貫徹かんてつりょく400mmの対戦たいせんしゃ榴弾りゅうだん(HEAT)がもちいられた。ただし、反動はんどうほう砲塔ほうとう搭載とうさいする車載しゃさいほうちがいから、薬莢やっきょう形状けいじょうことなるため、直接的ちょくせつてき意味いみでの弾薬だんやく互換ごかんせいい。装填そうてん自動じどうおこなわれ砲塔ほうとうバスケットに40はつ砲弾ほうだん格納かくのうされる。もうひとつのしゅへいそうとして、主砲しゅほう基部きぶ9M14 マリョートカNATOコードネーム:AT-3 サガー)対戦たいせんしゃミサイル発射はっしゃレールを装備そうびしている。ミサイル飛翔ひしょうたいは、砲塔ほうとうに2はつ兵員へいいんしつに2はつ格納かくのうしており、砲塔ほうとうじょうのハッチから装填そうてん可能かのうである。9M14の最大さいだい射程しゃていは500-3,000m[1]

さらに、ふく武装ぶそうとして主砲しゅほう同軸どうじくに7.62mm機関きかんじゅうPKT装備そうびした。2,000はつ銃弾じゅうだんが1じょうベルトリンク結合けつごうされて格納かくのうされる。なお、砲塔ほうとう主砲しゅほう機関きかんじゅう上下動じょうげどう電動でんどう手動しゅどう併用へいようしきである。これらの武装ぶそう照準しょうじゅんには、砲塔ほうとう左側ひだりがわ上方かみがた搭載とうさいされたテレスコープ照準しょうじゅん1PN22M1がもちいられた。1PN22M1にはスタジアしきはか目盛めもりかれており、パッシブしき暗視装置あんしそうち夜戦やせん能力のうりょくそなえてある[1]

また、後部こうぶはいされた兵員へいいんしつにはちいさな銃眼じゅうがん(ガンポート)がもうけられており、搭乗とうじょうしている兵士へいし携行けいこうしているじゅう発砲はっぽうできる。銃眼じゅうがん車体しゃたい左右さゆうに4箇所かしょずつ、後部こうぶ乗降じょうこうハッチに1箇所かしょあり、左右さゆうさい前方ぜんぽうの2分隊ぶんたい支援しえん火器かきであるPK/PKMよう台形だいけいをしており、のこりの7AKMAKS-74よう円形えんけいをしている。後部こうぶ乗降じょうこうハッチをのぞき、それぞれの銃眼じゅうがんには発砲はっぽうしたさいはいさいかちこうかられてくる発射はっしゃけむり吸引きゅういんして車外しゃがい排出はいしゅつするための吸気きゅうき装置そうちそなえられ、排煙はいえんのためにハッチをけて車内しゃない気密きみつ状態じょうたい阻害そがいすることがないように配慮はいりょされている。これは、戦闘せんとう核兵器かくへいきもちいられたさいに、放射能ほうしゃのう汚染おせんされた地域ちいきでも歩兵ほへい部隊ぶたい展開てんかいできるよう、完全かんぜん気密きみつ状態じょうたい戦闘せんとうおこなえるように考慮こうりょされたものである。これは、世界せかいはつ歩兵ほへい戦闘せんとうしゃであったドイツのHS.30にはない特長とくちょうであった。車体しゃたいには、分隊ぶんたい支援しえん火器かきのPKMよう7.62x54mmRだんの950はつベルトリンクが2じょう搭載とうさいされており、下車げしゃ戦闘せんとうにはPKMごとすことができた[1]

このほか、配備はいびされたBMP-1のやく3ぶんの2には、携行けいこうしき対空たいくうミサイルである9K32標準ひょうじゅん装備そうびされていた。

車体しゃたい

編集へんしゅう
 
ひがしドイツの軍事ぐんじパレードに登場とうじょうしたBMP-1(1988ねん)。8めい兵士へいし搭乗とうじょうしている。戦車せんしゃへい姿すがたっているのがくるまちょう

歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ特徴とくちょうとして、歩兵ほへい搭乗とうじょうする場所ばしょ内部ないぶ確保かくほしながら、同時どうじ軽快けいかい運動うんどう性能せいのうたも必要ひつようがあるため、装甲そうこう比較的ひかくてきうす設計せっけいされるが、これはなまざんせい低下ていかという弱点じゃくてんにつながる。BMP-1ではこれに対処たいしょするため、砲塔ほうとうふくめたくるまだかひくおさえて正面しょうめん面積めんせきらし被弾ひだんりつげ、また、車体しゃたい前面ぜんめんおおきく傾斜けいしゃさせることで避弾けいはじめ良好りょうこうにしている。また、このふねがた形状けいじょう水上すいじょう航行こうこう安定あんていせいにも貢献こうけんしている。兵員へいいん乗降じょうこうしゃもちいる後部こうぶドアはふく燃料ねんりょうタンクをねており、視察しさつまど銃眼じゅうがんそなえる。てん中空ちゅうくう構造こうぞうで、そのてんささえるアームにもしつがあり、それぞれ浮力ふりょくおぎな役割やくわりたす。

エンジンUTD-20ロシアばんえきひやディーゼルエンジンは、ほんしゃのために開発かいはつされた新型しんがたエンジンで、車体しゃたい前部ぜんぶ右側みぎがわ配置はいちされた。その左側ひだりがわには操縦そうじゅうせきがあり、オートバイがたのハンドルで操縦そうじゅうする。動力どうりょく伝達でんたつ操行そうこう機構きこう油圧ゆあつによるバックアップがほどこされ、操縦そうじゅう容易よういなものにしている[1]

NBC防御ぼうぎょシステムが装備そうびされている車体しゃたい場合ばあい、すべてのハッチをじてシステムを作動さどうさせると外気がいきがフィルターをとおって導入どうにゅうされ、車内しゃない気圧きあつ外部がいぶよりもたかたもつ。乗車じょうしゃ戦闘せんとうおこなうために銃眼じゅうがんけても、車内しゃないあつになっているため、銃眼じゅうがんから汚染おせん物質ぶっしつ侵入しんにゅうすることを防止ぼうしできる。

車体しゃたい中央ちゅうおうには戦闘せんとうしつがあり、ここに1人ひとりよう砲塔ほうとうがある。その直後ちょくご後部こうぶとびらつづ兵員へいいんしつがある。兵員へいいんしつ中央ちゅうおう燃料ねんりょうタンクと蓄電池ちくでんち仕切しきられ、その左右さゆうかく4名分めいぶん兵員へいいんせきもうけられている。

BMP-1で問題もんだいとなった設計せっけいの1つに、操縦そうじゅうせき後方こうほうにあるくるまちょうせきがある。このくるまちょうせきには赤外線せきがいせんサーチライト付属ふぞくした旋回せんかいしきキューポラがあったが、ペリスコープは3のみで、しかも、右側みぎがわ後方こうほう砲塔ほうとう邪魔じゃまになってぜんしゅう視界しかい確保かくほされていないという重大じゅうだい欠陥けっかんがあった。1960年代ねんだい演習えんしゅう映像えいぞうでは戦車せんしゃへい姿すがた士官しかん乗車じょうしゃしていたが、1970年代ねんだい中期ちゅうき以降いこうになると、このハッチから歩兵ほへい装備そうび分隊ぶんたいちょうして下車げしゃ戦闘せんとうする姿すがたうつっている[1]。しかし、この座席ざせきせま通路つうろうしろの兵員へいいんしつつながっており、後部こうぶとびらからそとることもできるので、戦闘せんとうちゅうにこのハッチから降車こうしゃする必然ひつぜんせいはない。

運用うんよう

編集へんしゅう
 
アフガニスタンで撃破げきはされ、放置ほうちされたままのBMP-1
 
砲塔ほうとうをZU-23-2にえたBMP-1(おく車両しゃりょう
現在げんざいアフガニスタン政府せいふぐん運用うんようされている

ソ連それん新型しんがた兵器へいきとしてはめずらしく、よく1967ねんにははやくもあか広場ひろばでの革命かくめい記念きねんパレードで公開こうかいされ、当初とうしょ西側にしがわ諸国しょこくでは「M1967」、のち主砲しゅほう口径こうけいを76mmと予想よそうして「BMP-76」と呼称こしょうした。「BMP-1」の制式せいしき名称めいしょう判明はんめいしたのは1980年代ねんだいになってからである[2]

まただいよん中東ちゅうとう戦争せんそう開戦かいせんまでにエジプトぐんに230りょう、シリアぐんに150から170りょう(うち前線ぜんせんへの配備はいびは100りょうほど)がわたされ実戦じっせん参加さんかしたが、従来じゅうらいソ連それんぐん装甲そうこう戦闘せんとう車輌しゃりょうくら機構きこう複雑ふくざつで、乗員じょういん練度れんど不足ふそく原因げんいん戦闘せんとう損失そんしつより故障こしょうによる放棄ほうき車輌しゃりょうおおかったという。このためイスラエルが鹵獲ろかくしたBMP-1は、合計ごうけい100りょう以上いじょう修理しゅうりにより再生さいせい可能かのうであった。

防御ぼうぎょりょくにおいては、車体しゃたいサイズのわりに重量じゅうりょうかるいことにより当初とうしょより疑問符ぎもんふがついていたが、RPG直撃ちょくげきえられないのはもちろん、車体しゃたい上部じょうぶエンジン区画くかく兵員へいいんしつ側面そくめん銃眼じゅうがん付近ふきん装甲そうこうは、イスラエルぐんゲリラがわ使つかう12.7mmじゅう機関きかんじゅうや14.5mm対物たいぶつライフル程度ていどにも貫通かんつうされることがあった。そのため、次期じきモデルのBMP-2ふくめて該当がいとう部位ぶいにボルト増加ぞうか装甲そうこうけた車両しゃりょう多数たすう存在そんざいする。また中東ちゅうとう炎天下えんてんかでは密閉みっぺいした車内しゃない高温こうおんとなるため、つねにハッチをけたまま行動こうどうする車輌しゃりょうおおく、被弾ひだん損害そんがいをよりおおきくした。

おもへいそうの73mm低圧ていあつすべり腔砲から発射はっしゃされる砲弾ほうだんは、低速ていそく横風おうふう影響えいきょうけやすいため500m以上いじょう命中めいちゅうりつは50%といちじるしくひくく、最大さいだい射程しゃてい1,500mほどじゅう機関きかんじゅうにアウトレンジされる始末しまつであった。また、主砲しゅほう仰角ぎょうかくが33°までしかれなかったため、近距離きんきょり高所こうしょ陣取じんどてきには効率こうりつ攻撃こうげき不可能ふかのうだった。対戦たいせんしゃミサイル9M14 マリュートカさい発射はっしゃには、停車ていしゃした状態じょうたいでわざわざ砲塔ほうとうから砲手ほうしゅして飛翔ひしょうたいをレールに装填そうてんしたうえで4まいつばさける必要ひつようがあったうえ、9M14 マリュートカの飛翔ひしょう速度そくどおそく、発射はっしゃには大量たいりょう噴煙ふんえんすため、位置いち露呈ろていさせることになった[1]。こうした武装ぶそうゆうするていたいら砲塔ほうとう操作そうさするのは1めいのみであり、砲手ほうしゅ負担ふたんおおきかった。こうした問題もんだいから、こう角度かくどへの有効ゆうこう攻撃こうげき手段しゅだん確保かくほするために現地げんち改造かいぞう砲塔ほうとうの9M14 マリュートカ発射はっしゃAGS-17自動じどう擲弾発射はっしゃえたり、兵員へいいんしつ屋根やね2B9自動じどう迫撃はくげきほう装着そうちゃくしたりして対応たいおうした。

試作しさく車両しゃりょうくらべて拡大かくだいしたとはいえ、ぜんこうが2mにたない兵員へいいんしつ窮屈きゅうくつで、長時間ちょうじかん車内しゃない搭乗とうじょうすることが苦痛くつうであった。さらに、ベトナム戦争せんそうにおけるアメリカM113同様どうように、地雷じらいにより車内しゃない歩兵ほへいおおきな損害そんがいしょうじたため、実戦じっせんにおいては兵員へいいん砲塔ほうとう後方こうほうまたがして、アフガンゲリラが攻撃こうげきしてきたら散開さんかいして反撃はんげきするという、本来ほんらいの「装甲そうこうまもられた状態じょうたい乗車じょうしゃ戦闘せんとうおこなう」というコンセプト自体じたいえうせてしまった[1]

BMP-1は画期的かっきてき車両しゃりょうではあったが、高価こうかすぎてソビエトぐんでも配備はいびがままならず、従来じゅうらい装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃ並行へいこうして装備そうびされることとなった[1]。また、先述せんじゅつしたとおり問題もんだい続出ぞくしゅつしたため、後継こうけいBMP-2では、砲塔ほうとうくるまちょう砲手ほうしゅ二人ふたりよう大型おおがた後部こうぶドアの燃料ねんりょうタンクの廃止はいし対戦たいせんしゃミサイルを9M14から9M113 コンクールス(「競技きょうぎかい」の)(NATOコードネーム:AT-5 スパンドレル)へかわそうする、などの改善かいぜんこころみられたが、ヨーロッパ地域ちいきでの西側にしがわ陣営じんえいとの機甲きこうせん想定そうていして設計せっけいされたために、抜本ばっぽんてき見直みなおしにはBMP-3登場とうじょうまで必要ひつようがあった。

BMP-1は、ソ連それん友好国ゆうこうこくたいする輸出ゆしゅつおこなわれ、現在げんざいでもきゅうソ連それん諸国しょこくなど、おおくのくに現役げんえきである。1980年代ねんだいはいってからはソ連それん友好国ゆうこうこくではなくなったエジプト[3][4]かられた中国ちゅうごくでコピー生産せいさんおこなわれ、中国ちゅうごくから入手にゅうしゅしたイランでもコピー生産せいさんされた[5]。アフガニスタンにおいてほんしゃ鹵獲ろかくしたムジャーヒディーン砲塔ほうとう撤去てっきょしてZU-23-2対空たいくう機関きかんほう搭載とうさいした現地げんち改造かいぞうがた製作せいさくしており、ソ連それんぐんとの戦闘せんとうソ連それんぐん撤退てったいアフガニスタン内戦ないせんにおいて使用しようしている。

派生はせいがた

編集へんしゅう

大量たいりょうかつ多数たすうくに運用うんようされたため、ソ連それんだけでなく個々ここ運用うんようこくおおくの派生はせいがた開発かいはつ生産せいさんされている。

ソ連それん・ロシア

編集へんしゅう
BMP-1P
搭載とうさいするミサイル9M14 マリュートカから9M113 コンクールスNATOコードネーム:AT-5 スパンドレル)もしくは9M111 ファゴット(NATOコードネーム:AT-4 スピゴット)にかわそうしたかた現在げんざいでも使用しようされているBMP-1は、このタイプに改修かいしゅうされているものがおお[1]
BMP-1D
対戦たいせんしゃミサイルかわそう、およびBMP-2増加ぞうか装甲そうこうかたじゅんじた装甲そうこう強化きょうかはかった改修かいしゅうがた。サイドスカートを大型おおがたのものに変更へんこうしているのが外見がいけんじょう識別しきべつてん
BMP-1K
自動車じどうしゃ狙撃そげきへい機械きかい歩兵ほへい連隊れんたい移動いどう司令しれいとして使用しようされる指揮しきかんよう車両しゃりょう[2]武装ぶそう通常つうじょうがた同一どういつだが、通信つうしん機器きき強化きょうかし、後部こうぶ兵員へいいんしつには連隊れんたいちょうおよび副官ふっかんなど3めい乗車じょうしゃする。
BMP-1KShロシアばん
自動車じどうしゃ狙撃そげきへい機械きかい歩兵ほへい師団しだん移動いどう司令しれいようとして使用しようされる野戦やせん指揮しきしょ車両しゃりょう武装ぶそうは、7.62mm機関きかんじゅうPKTを1てい装備そうびするのみだが、通信つうしん設備せつび大幅おおはば強化きょうかしており、各種かくしゅ有線ゆうせん野戦やせん電話でんわや、軍用ぐんよう/民間みんかんよう有線ゆうせん電信でんしん回線かいせんとの接続せつぞく装置そうち搭載とうさいしている。また、伸縮しんしゅくしきアンテナマストを装備そうびし、車体しゃたい後部こうぶには発電はつでん搭載とうさいしている。操縦そうじゅうほか指揮しきかん参謀さんぼう6-7めい搭乗とうじょうさせることが可能かのう。「Potok(小川おがわ)」の愛称あいしょうばれる。
BMP-1AM Basurnanin
 
BMP-1AM
2018ねん公開こうかいされた改良かいりょうがた砲塔ほうとうBTR-82AおなじBPPU-1(БППУ-1)モジュラーウェポンシステム(2A72 30mm機関きかんほうロシアばん、PKTM 7.62mm機関きかんじゅう装備そうび)にかわそう全天候ぜんてんこう対空たいくう照準しょうじゅん統合とうごうした火器かき管制かんせいシステム、2めんしき武器ぶきスタビライザー、対戦たいせんしゃふく合体がったい9K115-2 メティス-M英語えいごばんとうそなえる。コンパートメントのかわそうにより2kmない兵士へいしけい装甲車そうこうしゃ低空ていくう飛行ひこうちゅうのヘリコプターや無人むじん対処たいしょできるようになる。そのUTD-20S1エンジンとトーショナルシャフトを設置せっちすることで出力しゅつりょく向上こうじょう機動きどうりょく向上こうじょう水中すいちゅうつばさ設置せっちにより浮力ふりょくおよび水流すいりゅう改善かいぜんされている[6][7][8][9][10]実際じっさい改修かいしゅうコストは『“新規しんき生産せいさんがたBMP-1AM”1両分りょうぶん≧“改修かいしゅうがたBMP-1AM”3両分りょうぶん』なので、ロシア連邦れんぽう領内りょうないのクルガン機械きかい工場こうじょうにて『“廃棄はいきみBMP-1車両しゃりょう”の大量たいりょう改修かいしゅう』がおこなわれている[11]
 
BRM-1K。カナダ戦争せんそう博物館はくぶつかん展示てんじ車両しゃりょう
BRM-1K
司令しれいづけ偵察ていさつたいよう偵察ていさつ車両しゃりょうで、砲塔ほうとう砲手ほうしゅほか偵察ていさつ要員よういん搭乗とうじょうできる大型おおがたの2めいよう砲塔ほうとうとなっている。武装ぶそうは、歩兵ほへい戦闘せんとうしゃかた同一どういつの73mm低圧ていあつすべり腔砲2A28と7.62mm機関きかんじゅうPKTを装備そうびし、砲塔ほうとうおおきくなったぶんせまくなった後部こうぶ兵員へいいんしつには2めい偵察ていさつ要員よういん搭乗とうじょうする。搭乗とうじょういんけい6めい。なお、このめいよう大型おおがた砲塔ほうとうは、BMP-2の砲塔ほうとう原型げんけいとなった。
PRP-3ロシアばん(オブイェークト767)
「ヴァル(堡塁ほうるい)」の愛称あいしょうばれる砲兵ほうへい/偵察ていさつ部隊ぶたいよう観測かんそく車両しゃりょう[2]で、ソビエト(ロシア)ぐんでの分類ぶんるい名称めいしょうは「機動きどう戦場せんじょう観測かんそくシステム搭載とうさいしゃ」。BRM-1Kとおな大型おおがた砲塔ほうとう各種かくしゅ光学こうがく精密せいみつ観測かんそく機器きき方位ほうい指示しじ搭載とうさいし、弾道だんどう探知たんちレーダー砲塔ほうとう後部こうぶ搭載とうさいしている。武装ぶそうは、7.62mm機関きかんじゅうPKTのみを装備そうびし、73mm低圧ていあつほう2A28は撤去てっきょしている。
PRP-4ロシアばん/PRP-4Mロシアばん
PRP-3の搭載とうさい機器ききをより能力のうりょくたかいものにかわそうしたかた[2]。PRP-4Mはレーザーはかとお熱線ねっせんくら機能きのう光学こうがく精密せいみつ観測かんそく機器きき搭載とうさいしてさら能力のうりょく向上こうじょうさせたものである。
RTV
野戦やせん工作こうさくしゃがた[2]各種かくしゅ整備せいび機材きざい搭載とうさい
 
ウクライナぐんのBMP-1U
BMP-1Uウクライナばん
ウクライナせい近代きんだい改修かいしゅうがた砲塔ほうとうシュクバルウクライナばんRWSかわそう
BRDM-2ARV
ウクライナハリコフ機関きかんしゃ工場こうじょう開発かいはつした装甲そうこう回収かいしゅうしゃりょう砲塔ほうとう撤去てっきょしたうえに1.5トンジブ・クレーン、6.5トンウインチ、VG-7500溶接ようせつなどの修理しゅうり回収かいしゅう機器ききゆうし、1.5トンぶん積載せきさいスペースを[2]
2B9M(BMP-1ベースがた
ハンガリーぐんはし迫撃はくげきほう調達ちょうたつうごきにわせて開発かいはつされた。後部こうぶ兵員へいいんしつ拡張かくちょうしたうえにシャッターをそなえ、2B9 82mm自動じどう迫撃はくげきほう装備そうびする[2]
MLI-84
ルーマニアにおけるBMP-1のライセンス生産せいさんはん装備そうびエンジンがルーマニアさん交換こうかんされている。
BWP-1
 
ポーランド陸軍りくぐんのBWP-1

ポーランドぐんでの名称めいしょう基本きほんてきには原型げんけいのBMP-1とどう仕様しようだが、近年きんねんではBMP-1Pにじゅんじた改修かいしゅうおこなわれたほか発煙はつえんだん発射はっしゃ追加ついかされている。

 
BWP-1M
BWP-1M Puma
BMP-1Dにじゅんじた近代きんだい改修かいしゅうがた対戦たいせんしゃミサイルかわそう増加ぞうか装甲そうこう装着そうちゃくなどの改修かいしゅうはかられている。

このほか近年きんねんポーランドでは40mm機関きかんほう装備そうび新型しんがた砲塔ほうとうかわそうしたBWP-40、しん設計せっけい車体しゃたい上部じょうぶ新型しんがた砲塔ほうとう搭載とうさいした発展はってんがたであるBWP-2000など、独自どくじ改良かいりょうがたがいくつか試作しさく計画けいかくされている[2]

OT-90
 
OT-90

チェコのVOP026工場こうじょうによる装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃかたヨーロッパ通常つうじょう戦力せんりょく条約じょうやく対応たいおうするためのさくで、砲塔ほうとうOT-64そう装甲車そうこうしゃKPVTじゅう機関きかんじゅう装備そうび砲塔ほうとう交換こうかん[2]

OT-R5
VOP026工場こうじょう開発かいはつしたコマンドポスト車両しゃりょう車体しゃたい後部こうぶ大型おおがたし、通信つうしん能力のうりょく強化きょうか
DTP-90M
OT-R5に1トンクレーン溶接ようせつ牽引けんいん機材きざい装備そうびした野戦やせん工作こうさく車両しゃりょう
BMP-SVO
スロバキアせい地雷じらい処理しょり車両しゃりょう兵員へいいんしつに24連装れんそう爆薬ばくやく発射はっしゃ装備そうびし、100mx5mの範囲はんいけいひらけすることが可能かのう[2]
AMB-S
スロバキアのポドポリャンスケ・ストラヤルネ・デトバしゃ開発かいはつした装甲そうこう救急きゅうきゅうしゃ後部こうぶ車体しゃたい拡張かくちょうしたうえで、担架たんか4だい負傷ふしょうへい9めい収容しゅうよう[2]

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく

編集へんしゅう
 
86しき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ 外見がいけんはBMP-1と同一どういつ
 
86Gしき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ
86しき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ(WZ-501/ZBD-86)

中国ちゅうごく北方ほっぽう工業こうぎょう公司こうしによるBMP-1のコピー車両しゃりょう原型げんけい1980年代ねんだいにエジプトから入手にゅうしゅした[3][4]対戦たいせんしゃミサイル9M14 マリュートカ(AT-3 サガー)のコピーであるHJ-73 べに73を装備そうびする[2]海軍かいぐん陸戦りくせんたいでも使用しようされ、海軍かいぐん陸戦りくせんたいけの車両しゃりょうはトリムベーンが大型おおがたされている。

WZ-501A
BMP-2ならって開発かいはつされた改良かいりょうがた。WZ-501の砲塔ほうとうを25mm機関きかんほう装備そうび砲塔ほうとうかわそうした。
86Bしき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ(ZBD-86B)
海軍かいぐん陸戦りくせんたいけに開発かいはつされた水陸すいりく両用りょうよう装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃ。86しき水上すいじょう航行こうこうせい改善かいぜんしたかたで、車体しゃたい後部こうぶふねがい発動はつどう増設ぞうせつし、車体しゃたい前後ぜんご大型おおがたフロートふえちゃくして車体しゃたいのアウトラインをふねがたとし、フェンダーを大型おおがた延長えんちょうされたきゅう排気はいきとう装着そうちゃくするなどの改良かいりょうおこなわれている。水上すいじょう航行こうこう速力そくりょくは12km/h
86Gしき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ(ZBD-86G)
30mm機関きかんほうとHJ-73対戦たいせんしゃミサイル、発煙はつえんだん発射はっしゃ搭載とうさいした新型しんがた砲塔ほうとう(GCTWM)のテスト車両しゃりょう。その制式せいしきされて本格ほんかくてき量産りょうさんされ、既存きそんの86しき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ順次じゅんじ砲塔ほうとうをGCTWM砲塔ほうとうかわそうしている。車体しゃたい重量じゅうりょうは14.8tに増加ぞうかし、車体しゃたい後部こうぶには86Bしき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃおなじく外装がいそうしきふねがい発動はつどう搭載とうさいして高速こうそく水上すいじょう航行こうこう可能かのう
WZ-503
WZ-501をもとにした装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃがた砲塔ほうとう撤去てっきょして12.7mmじゅう機関きかんじゅう装備そうびし、車体しゃたいだかたかくしたうえ乗降じょうこうドアを大型おおがたしている。
WZ-504
HJ-73対戦たいせんしゃミサイルの4連装れんそう発射はっしゃ装備そうびした戦車せんしゃ駆逐くちくしゃかた試作しさくのみで本格ほんかく量産りょうさんはされていない。
NFV-1
1980年代ねんだい米国べいこくFMSしゃとの共同きょうどう開発かいはつした輸出ゆしゅつ市場いちばけの新型しんがた車両しゃりょう試作しさくのみで本格ほんかく量産りょうさんはされなかった[12]

このほか野戦やせん指揮しきしゃがた装甲そうこう救急きゅうきゅうしゃがたなど、WZ-501/WZ-503をもとにした多数たすう派生はせいがた試作しさくされている。

BMP-1砲塔ほうとうかわそうあん

編集へんしゅう

LAV-25CV90同型どうけい砲塔ほうとうかわそうするあん、ユナイテッド・ディフェンスしゃせいの25mm機関きかんほう搭載とうさい砲塔ほうとうイタリアのOTOブレーダせい60mmほう搭載とうさい砲塔ほうとう、25mm機関きかんほう搭載とうさいしたTC25砲塔ほうとう、ポーランドのタルナウしゃせい砲塔ほうとう(23mm機関きかんほう対空たいくうミサイル装備そうび)やポーランドせいの23mm機関きかんほう・72mm反動はんどうほう装備そうび砲塔ほうとうなどの砲塔ほうとうかわそうあんがある[2]

運用うんようこく

編集へんしゅう
過去かこ配備はいびしていた国家こっか

登場とうじょう作品さくひん

編集へんしゅう
FUTURE WAR 198Xとし
東西とうざいドイツ国境こっきょうでの戦車せんしゃせん登場とうじょう9M14 マリュートカで、西側にしがわ戦車せんしゃたい撃破げきはする。
エネミー・ライン
セルビアじん武装ぶそう勢力せいりょく車両しゃりょうとして登場とうじょうし、ボスニア国内こくない孤立こりつする主人公しゅじんこう追撃ついげきする。撮影さつえい使用しようされているのは実物じつぶつである。
オーガストウォーズ
Operation Flashpoint: Cold War Crisis
ソ連それんぐん陣営じんえい使用しよう可能かのう歩兵ほへい戦闘せんとうしゃとして登場とうじょうする。レジスタンス陣営じんえいでも鹵獲ろかくした車両しゃりょう使用しよう可能かのう
Project Reality(BF2)
チェチェン解放かいほうぐん自由じゆうシリアぐん兵器へいきとして登場とうじょう。また、中華ちゅうか人民じんみん解放かいほうぐん兵器へいきとして、86しき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ(WZ-501/ZBD-86)が登場とうじょうする。
だい戦略せんりゃくシリーズ
きゅう東側ひがしがわ諸国しょこく装備そうびとして登場とうじょう
マーセナリーズ
北朝鮮きたちょうせん反乱はんらんぐん使用しようする歩兵ほへい戦闘せんとうしゃとして「BMP APC」の名称めいしょう登場とうじょうする。ロシアン・マフィアのSHOPからも購入こうにゅう可能かのう
WarThunder
ソ連それん陸軍りくぐんツリーのランクVIにけい戦車せんしゃとして登場とうじょう

小説しょうせつ

編集へんしゅう
にちちゅう尖閣せんかく戦争せんそう
中国ちゅうごく海軍かいぐん揚陸ようりくかん搭載とうさいされ、88しき戦車せんしゃおよび99しき戦車せんしゃともに86しき歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ台湾たいわん上陸じょうりくする。
半島はんとう有事ゆうじ
朝鮮人民軍ちょうせんじんみんぐん所属しょぞく車両しゃりょう登場とうじょう

参考さんこう文献ぶんけん出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 田中たなか義夫よしお へん戦車せんしゃ名鑑めいかん 1946~2002 現用げんようへん光栄こうえい ISBN 4-87719-927-6 2002ねん P.88-89
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 日本にっぽん兵器へいき研究けんきゅうかい へん世界せかいそう装甲車そうこうしゃカタログ』アリアドネ企画きかく ISBN 4-384-02660-9 2001ねん
  3. ^ a b “长城拥抱苏伊ちゅうほこり军事合作がっさくてき些事さじ儿”. 360doc个人图书馆. (2015ねん9がつ8にち). http://www.360doc.com/content/15/0908/10/7536781_497643422.shtml 2018ねん8がつ27にち閲覧えつらん 
  4. ^ a b 中国ちゅうごくざいしゅうさいもたれ盟友めいゆう: ともえ铁还亲密 ぼつ想到そうとうはんおく中国ちゅうごくだい炮表忠心ちゅうしん. しんなみてん. (2018ねん7がつ15にち). http://www.52hrtt.com/hu/n/w/info/D1530689830906 2018ねん8がつ1にち閲覧えつらん 
  5. ^ Anthony H. Cordesman『Iran's Military Forces in Transition』76ぺーじ
  6. ^ a b В России планируют начать модернизацию всего парка БМП-1 в этом году
  7. ^ Ростех представил на «Армии-2018» модернизированную БМП-1АМ «Басурманин»
  8. ^ Источник: модернизированные БМП-1 смогут сбивать воздушные цели
  9. ^ Ростех модернизировал боевую машину «Басурманин»
  10. ^ Rostec reveals BMP-1AM ‘Basurmanin’ upgrade
  11. ^ Военная приемка. «Эволюция БМП. От «Единички» до «Курганца»”. youtube.com (2023ねん12月30にち). 2024ねん1がつ17にち閲覧えつらん(ロシア
  12. ^ ちゅう合作がっさくけんせいてきNFV-1步兵ほへい战车
  13. ^ w:en:Military of Abkhazia参照さんしょう
  14. ^ Belarus Army Equipment
  15. ^ Iranian Ground Forces Equipment
  16. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 181. ISBN 978-1-032-50895-5 
  17. ^ MILITARIUM - Wojsko Polskie - Uzbrojenie
  18. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 198. ISBN 978-1-032-50895-5 
  19. ^ Tajikistan Army Equipment
  20. ^ Turkmen Army Equipment
  21. ^ Ukraine - Ground Forces Equipment

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう