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ガンダムTR-6 - Wikipedia コンテンツにスキップ

ガンダムTR-6

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ガンダムTR-6 (GUNDAM TR-6) は、ガンダムシリーズ登場とうじょうする架空かくう兵器へいき初出しょしゅつは、雑誌ざっし企画きかくADVANCE OF Ζぜーた ティターンズのはたのもとに』。

地球ちきゅう連邦れんぽうぐん特殊とくしゅ部隊ぶたいであるティターンズの「TR計画けいかく」によって開発かいはつされた次期じき主力しゅりょく量産りょうさん軽量けいりょうがたモビルスーツ (MS) であるウーンドウォートをコア・モビルスーツ[1]として、さまざまな強化きょうかパーツを装着そうちゃくすることであらゆる戦場せんじょう作戦さくせん対応たいおうした形態けいたいをとることが可能かのうな「兵器へいきシステム」である[2]。その形態けいたいは、ハイザックIIなどといった量産りょうさんがたMSの代替だいたい後継こうけい形態けいたいや、敵対てきたい組織そしきであるエゥーゴSガンダムΖぜーたΖぜーたガンダム対抗たいこうする形態けいたいであるハイゼンスレイIIから、巨大きょだい決戦けっせん兵器へいきであるインレにまでおよぶ。

『ティターンズのはたのもとに』では物語ものがたり終盤しゅうばん試作しさく1登場とうじょうするが、続編ぞくへん雑誌ざっし・ウェブ企画きかくA.O.Z Re-Boot』および漫画まんがA.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』では、その火星かせいまれたべつ機体きたいジオン公国こうこくぐん残党ざんとう組織そしきのひとつである「レジオン」によって鹵獲ろかくさい生産せいさんされて複数ふくすう運用うんようされており、火星かせい支配しはいする強大きょうだい戦力せんりょくになるとともに、物語ものがたりかぎにぎ重要じゅうよう存在そんざいにもなっている。

デザイン・名称めいしょう

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『ティターンズのはたのもとに』でメカニックデザイン全般ぜんぱん担当たんとうした藤岡ふじおかけんによるが、これまでの既存きそんのMSをベースとしたデザインとことなり、完全かんぜんなオリジナルとなっている。『ティターンズのはたのもとに』本編ほんぺん唯一ゆいいつ活躍かつやくした形態けいたいであるハイゼンスレイII(およびハイゼンスレイII・ラー)については、ほんさく悪役あくやくであるティターンズがわ物語ものがたりであるため、ヒーローぶつのお約束やくそくである主人公しゅじんこうたいかげとなるダーク・ヒーロー、またはあく組織そしきつくった主人公しゅじんこう偽物にせものといったかんじを意図いとしたという[3]一見いっけん各部かくぶ部品ぶひん構成こうせいことなるが、ティターンズ・カラーで全身ぜんしんくろると、機体きたい特性とくせいおなΖぜーたΖぜーたガンダムSガンダムといったアナハイム・エレクトロニクスせいガンダムにえるようなシルエットになっているとのこと[3]

最終さいしゅう形態けいたいであるインレがバインダーをひろげた姿すがた射出しゃしゅつ形態けいたい)は、つばさおおきくひろげて獲物えものねらタカ(ティターンズのシンボルでもある)を連想れんそうさせるシルエットであるという。これまで実験じっけん動物どうぶつウサギだったTRシリーズが、完成かんせいがたでタカに転生てんせいしたというデザインの演出えんしゅつ意図いとであるとのこと[4]

もとたいとなるウーンドウォート頭部とうぶは、どう時期じき藤岡ふじおか連載れんさいしていた漫画まんが『DOLLMASTER -彷徨ほうこう六花ろっか-』(ジャイブ[5]登場とうじょうするエニグマしきメカドール:PALと共通きょうつうするデザインとなっている。

『ティターンズのはたのもとに』の『電撃でんげきホビーマガジン』連載れんさいは、初出しょしゅつではキハールIIが「TR-6[ウーンドウォート]」(「ガンダム」はかない)として紹介しょうかいされた[6]つぎ連載れんさいでウーンドウォートの画稿がこう設定せってい公開こうかいされたが、まだ名称めいしょうに「ガンダム」はいていない[7]。そのつぎにはハイゼンスレイIIが「ガンダムTR-6[ウーンドウォート](高速こうそく戦闘せんとう形態けいたい)」として紹介しょうかいされており[8]、その名称めいしょうについてはしばらく混乱こんらん(あるいは一部いちぶミスリード)がられた。これらはムックでもそのままさい掲載けいさいされているため、注意ちゅういようする。

設定せってい解説かいせつ

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ティターンズによる次期じき主力しゅりょく開発かいはつ計画けいかくTR計画けいかく」の最終さいしゅうがたにして完成かんせい機種きしゅ統合とうごう計画けいかく反映はんえいした量産りょうさんがた可変かへんMSで、「ぜんぐん規格きかく共有きょうゆう」と「決戦けっせん兵器へいき」の性質せいしつゆう[9]地球ちきゅう連邦れんぽうぐん主力しゅりょくとして予定よていされていた。

ガンダムTR-6とは、単体たんたい機体きたい呼称こしょうではなくもとたいMS「ウーンドウォート」もしくはそのコア「プリムローズII」を中核ちゅうかくとした兵器へいき体系たいけいのコードである[10]かわそう前提ぜんていとしており、TRシリーズの実働じつどうデータから製造せいぞうされた新規しんきパーツや、従来じゅうらいのパーツをオプションしたものを装備そうびする。理論りろんじょう、そのかわそう形態けいたいは「無限むげん」とも形容けいようされるほど膨大ぼうだいかず派生はせいすることかんがえられた[11]。また、一部いちぶパーツはTR-1ヘイズルおよびTR-5との共用きょうようである。

その能力のうりょくは、理論りろんてきにはグリプス戦役せんえき時点じてんではもっとも「最強さいきょう」にちか存在そんざいということができる[12]T3部隊ぶたいでテストされたさまざまな機体きたい長所ちょうしょをフィードバックして開発かいはつされた「究極きゅうきょくのMS」[1]であり、どうシリーズの集大成しゅうたいせいぶに相応ふさわしいスペックをゆうしているのみならず、あらゆる戦場せんじょう最高さいこう性能せいのう発揮はっきできるよう多種たしゅ多様たようなオプションパーツが用意よういされている。『ティターンズのはたのもとに』げきちゅうでは、[ハイゼンスレイII・ラー]形態けいたい出撃しゅつげきネモ3一瞬いっしゅん撃墜げきついするロックオン性能せいのうゆうし、シールドキャノンはいちげきサラミスあらためのブリッジを射抜いぬ威力いりょくせており[13]、パイロットのエリアルド・ハンターは「これまで(グリプス戦役せんえき終盤しゅうばんまで)のモビルスーツのスペックを凌駕りょうがしている」と豪語ごうごした。しかしながら、エリアルド・ハンターほん出撃しゅつげきした理由りゆうは「(大勢おおぜいけっした戦争せんそうにおいて、必要ひつよう犠牲ぎせいしゃやさないよう)撃墜げきついせかけてほん破壊はかいする」ためであり、上記じょうき攻撃こうげき牽制けんせい目的もくてきとしてったものであった。その当機とうき実質じっしつてき戦闘せんとうおこなわないまま、最終さいしゅうてきにはガブリエル・ゾラとエリアルドによって破壊はかいされている。

基本きほんコンセプトは「可変かへんによるぜん領域りょういき戦闘せんとう」というグリプス戦役せんえき当時とうじのMS思想しそうもっと反映はんえいしており、非常ひじょう拡張かくちょうせいんだ設計せっけいつ。ガンダムTR-6[ウーンドウォート] をコアMSとして、宇宙うちゅうから空中くうちゅう地上ちじょういたるあらゆる戦場せんじょうでの運用うんよう前提ぜんていとし、同時どうじにこれらどの戦場せんじょうにおいてもつね最高さいこう性能せいのう発揮はっきできるよう、設計せっけい用意よういされた各種かくしゅオプション・強化きょうかパーツのかわそうによって多種たしゅ多様たよう形態けいたいをとることで、その性能せいのう発揮はっきする。

これらの各種かくしゅオプション・強化きょうかパーツは、TR-1からTR-5までのかく機体きたいにおけるテスト段階だんかいでは鋭角えいかくてき外装がいそう各種かくしゅセンサーおよ機能きのうのみといった無骨ぶこつ印象いんしょうあたえるものだったが、完成かんせいがたとなるTR-6ではまるみをびたフォルムにさい設計せっけいされ、内部ないぶ構造こうぞうじゅん工業こうぎょう製品せいひんとしてプラッシュアップされたものとなっている。

カラーリングは、しろ紺色こんいろ基調きちょうとするテスト・カラーと、濃紺のうこん基調きちょうとするティターンズ・カラー(実戦じっせん配備はいびカラー)がある。また『A.O.Z Re-Boot』では、レジオンの鹵獲ろかくさい生産せいさん一貫いっかんして本体ほんたいのウーンドウォートが漆黒しっこく強化きょうかパーツがあか基調きちょうとする。この本体ほんたいしょく漆黒しっこくは、もともと保有ほゆうしていたティターンズの秘密ひみつ特殊とくしゅ部隊ぶたいブラックヘアーズ」の部隊ぶたいカラーがそのまま使用しようされている(マーキングのみレジオンに変更へんこう)。レジオン建国けんこく戦争せんそうにおける勝利しょうり象徴しょうちょうとしてレジオン国民こくみんからあいされ、アリス親衛隊しんえいたい仕様しようとして定着ていちゃくする[14]。そのため「ブラックヘアーズ・レジオン仕様しよう」ともばれる[15]

機種きしゅ統合とうごう計画けいかく

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TR-6開発かいはつ発案はつあんされたMSの恐竜きょうりゅうてき進化しんか改善かいぜんする運用うんよう構想こうそう簡単かんたんってしまえば、1種類しゅるいのMSのみで現存げんそんするMSをすべえてしまおうという計画けいかく過去かこジオン公国こうこくぐんおこなわれたモビルスーツの規格きかく統一とういつおこな統合とうごう整備せいび計画けいかく地球ちきゅう連邦れんぽうぐんのパーツかわそうであらゆる状況じょうきょう対応たいおうできる万能ばんのうMSを開発かいはつする(同時どうじRX-78 ガンダムよう全部ぜんぶせの万能ばんのうせい否定ひていする)RX-81計画けいかく同時どうじおこなうようなものである。

事実じじつ、ティターンズの運用うんようするMS・MAのぜん機能きのうをTR-6かわそう形態けいたい再現さいげんすることは達成たっせいしており、くは地球ちきゅう連邦れんぽうぐん運用うんようすべてをTR-6に統一とういつしてしまおうと野心やしんてき目標もくひょうてていた。成功せいこうすれば、機種きしゅ統一とういつによる整備せいびせい向上こうじょうはもとより、運用うんようする基地きち母艦ぼかん配備はいび定数ていすう作戦さくせん作成さくせい製造せいぞう等々とうとう、MS運用うんようシステムそのものを一新いっしんさせていたかもしれない。理論りろんじょうではあるが、TR-6はてきわせたかわそうパーツを随時ずいじ開発かいはつ必要ひつようならば万能ばんのうかわそうシステムでむことで、つね相手あいてたいしてこうスペックを獲得かくとくすることができる。また、イジェクションポッドくらべ、生存せいぞんせいたかいプリムローズを標準ひょうじゅん採用さいようしているため、たとえ撃破げきはされてもパイロットの生存せいぞん生還せいかんりつ上昇じょうしょう見込みこめる。

BUNNyS(強化きょうか人間にんげん人格じんかくOS)

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ほん採用さいようされた特殊とくしゅOS。カタカナ表記ひょうきは「ヴァニス[16]。『ガンダムエース』2003ねん7がつごう掲載けいさい藤岡ふじおかによる短編たんぺん漫画まんが「OVER THE MIND」(のちに『くろうさぎのみたゆめだい1かんさいろく)で開発かいはつ経緯けいいえがかれている。『ティターンズのはたのもとで』では、藤岡ふじおかによるメモに「強化きょうか人間にんげん人格じんかくOS」という名称めいしょう記載きさいされるも、作中さくちゅうでは明確めいかくれられなかった。『A.O.Z Re-Boot』では「BUNNyS」[ちゅう 1] および「3ごう7しきOSかわそうプログラム)」の名称めいしょうとともにあらためて設定せっていされ[16][ちゅう 2]、「OVER THE MIND計画けいかく」がほんOSの開発かいはつ目的もくてきとするとされた[19][ちゅう 3]

MSの性能せいのう次世代じせだいクラス以上いじょうにアップグレードさせるOSで[11]万能ばんのうかわそうシステム[16]および機種きしゅ統合とうごう計画けいかくのパーツの統合とうごう制御せいぎょおこな[20]無人むじんかつ自動じどうでの遠隔えんかく作業さぎょう可能かのうである[16]。さらに、かく形態けいたい運用うんようデータをリンクによって共有きょうゆうすることで、ほんOSは武装ぶそうえを学習がくしゅうして成長せいちょう[18]強大きょうだいてきやぶれた場合ばあいでも、そこから収集しゅうしゅうした対抗たいこうさくこうじてつよう進化しんかする[19]。ほかに人格じんかくしたOSの開発かいはつれいおおいものの、これほどだい規模きぼかつ難易なんいたかかわそう機構きこう統括とうかつ制御せいぎょするものは前後ぜんごれいがないとされる[19]

複雑ふくざつ火器かき管制かんせいシステムの制御せいぎょにな[19]サイコミュ制御せいぎょ可能かのうとするため一般いっぱんパイロットがサイコミュ装備そうび形態けいたい運用うんようすることもでき、強化きょうか人間にんげんニュータイプ (NT) が搭乗とうじょうするさいにはより強大きょうだいちからせる[18]機種きしゅ統合とうごう計画けいかくによる規格きかく統一とういつにより、ティターンズのぜんMSに搭載とうさいされたともいわれるが[16]搭載とうさい確認かくにんできるのはほんとフライルーのみであり、ヘイズルには計画けいかく遅延ちえんにより実装じっそうされていない[21]

漫画まんが「OVER THE MIND」では、連邦れんぽうぐん次期じき主力しゅりょく量産りょうさん搭載とうさい予定よてい戦闘せんとうデータ・システムが「3ごう作戦さくせん」で開発かいはつされ、被験者ひけんしゃである強化きょうか人間にんげんの「しん」をデータして蓄積ちくせきし、そのいのちついえる瞬間しゅんかん完成かんせいするものであることがかたられた。最終さいしゅうてきに、被験者ひけんしゃ少年しょうねんがガンダムそのものになったかのような結末けつまつえがかれている[ちゅう 4]

『ティターンズのはたのもとに』に掲載けいさいされた藤岡ふじおかのメモでは、作中さくちゅうでロックオンしただけでほんてきのMS3戦艦せんかん1せき自動じどう追尾ついびして破壊はかいするというなぞ機体きたい能力のうりょく設定せっていてき辻褄つじつまわせとして、ほんには「OVER THE MIND」計画けいかく通称つうしょう「3ごう計画けいかく」)で開発かいはつされた「強化きょうか人間にんげん人格じんかくOS」が搭載とうさいされているためであると説明せつめいしており、詳細しょうさい上記じょうき漫画まんが「OVER THE MIND」を参照さんしょうのこととしている[23]。ただし、OS搭載とうさい明言めいげんするのが問題もんだいであれば、そういうOSの計画けいかくもあったらしいという程度ていどいでよいむねしるされており、メモに付帯ふたいするキャプションでは、ほんには公式こうしき発表はっぴょうされていない技術ぎじゅつまれていたようだとされている[23][ちゅう 5]。またメモでは、ギガンティック形態けいたいなどにおける頭部とうぶウェポン・カーゴには、強化きょうか人間にんげん人格じんかくOSに対応たいおうしたじゅんサイコミュドーベン・ウルフのものと同様どうよう)が搭載とうさいされており、一般いっぱんへいでもオールレンジ攻撃こうげきなどのNT戦闘せんとう可能かのうとなるとしている[23]

『くろうさぎのみたゆめ』では、パイプライン事故じこ現場げんばほん作業さぎょうようMSの四肢ししなどをりて(またはうばって)単独たんどくかわそうし、みずからのものとしており(ウーンドウォートけん形態けいたい参照さんしょう)、ほんOSの柔軟じゅうなんせいたかさをせている。またティターンズ残党ざんとうツキモリ所有しょゆうする、ほんOSを91しきえたものがはいったディスクを使用しようすることで、連邦れんぽうけいMSであるアーリー・ヘイズルにジオンけい装備そうびであるズサブースター・マリンタイプ接続せつぞくすることに成功せいこうしている。その様子ようすホシマルは「OSにひと意志いしがあるみたいに、自分じぶんかんがえて勝手かって対処たいしょしている」と表現ひょうげんしている[24]。さらに、オリンポスさん火口かこう基地きち作業さぎょうよう重機じゅうきとして運用うんようされていたバケットホイールエクスカベーターがたサイコガンダムMk-II奪取だっしゅし、ヴァルハラ博士はかせよりとどけられた新型しんがたのBUNNySおよび疑似ぎじ人格じんかくコンピューター・システムと戦闘せんとうプログラム(BUNNyS・C・Aタイプ[25])をインストールし、博士はかせのクローン強化きょうか人間にんげんであるマーキュリーがパイロットとしてBUNNySの憑代となることにより通常つうじょうの3ばいもの能力のうりょくされ[25]巨体きょたいでありながら格闘かくとうせんのみでファンネルをたたとすほどの運動うんどう性能せいのう発揮はっきしている[ちゅう 6]。ただし、パイロットは覚悟かくごするほどの精神せいしんてき肉体にくたいてき負担ふたんいられる。

作中さくちゅうでの活躍かつやく

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『ティターンズのはたのもとに』のフォト・ストーリーおよび小説しょうせつばんでは、グリプス戦役せんえき終盤しゅうばん宇宙うちゅう世紀せいき0088ねん1がつ、T3部隊ぶたい母艦ぼかんアスワン」に試作しさく1[26][27]キハールII形態けいたい収容しゅうようされる[28][ちゅう 7]。2月、エリアルド・ハンター中尉ちゅういがテスト・パイロットに任命にんめいされ、シミュレーターで訓練くんれんつづける[30][31]同月どうげつのコロニー・レーザー争奪そうだつせんのさなか、アスワンはティターンズ司令しれいからほん実戦じっせん投入とうにゅうめいじられる[32][33]。しかし、すでに戦争せんそう勝敗しょうはいけっしており、これ以上いじょう損害そんがいはどの陣営じんえいにとっても無意味むいみなか、「ガンダム」であるほん出撃しゅつげきすればティターンズは勢力せいりょくかえし、たたかいは長引ながびいてしまう。そのため、アスワン艦長かんちょうオットー・ペデルセン大佐たいさはエリアルドに、出撃しゅつげき戦線せんせん参加さんかせずにほん破壊はかいすることをめいずる[34][35]

ハイゼンスレイII形態けいたい文中ぶんちゅうでは、フォト・ストーリーでは「ウーンドウォート」、小説しょうせつばんでは「ウーンドウォートEX」とばれる)で出撃しゅつげき命令めいれいどお戦線せんせんとはぎゃく暗礁あんしょうちゅういきかうが、エゥーゴのガブリエル・ゾラ搭乗とうじょうするリック・ディアス[シュトゥッツァー]補足ほそくされ、追尾ついびされる[34][35]途中とちゅうエゥーゴの部隊ぶたい遭遇そうぐうするが、ほん一瞬いっしゅんにしてネモ3撃破げきはすると同時どうじサラミスあらためきゅう巡洋艦じゅんようかん壊滅かいめつてき打撃だげきあたえ、撃墜げきついまぬかれたネモ3後退こうたいさせる。そのエリアルドは、かいてきしたゾラにみずからとともにほん破壊はかいされるのをつが[36][37]、その真意しんいったゾラはエリアルドに「かんは、ガンダムの完全かんぜん破壊はかい見届みとどける義務ぎむがある」といいふくめてのコックピットにせ、ふたりの親指おやゆびでゾラのメガ粒子りゅうしほうのトリガー・ボタンをし、TR-6の破壊はかい完遂かんすいする。エゥーゴが掌握しょうあくしたコロニー・レーザーが発射はっしゃされる直前ちょくぜんのことであった[38][39]

なお、ほんはインレ形態けいたいでの出撃しゅつげき発令はつれいされていたが[40]かわそうわず、うちファイバーIIユニットはカール・マツバラ中尉ちゅうい搭乗とうじょうするヘイズル・アウスラ装備そうびされており、こちらも機体きたいともども破壊はかいしている[34][35]のこるユニットは、轟沈ごうちんするアスワンと運命うんめいをともにしている[40]

漫画まんがばんでは、0087ねん11月にほん部品ぶひんコンペイトウからカールの搭乗とうじょうするシャトルでアスワンにはこまれ、かんがいてがおこなわれる。コロニー・レーザー争奪そうだつせんでは、完成かんせいしたインレはアスワンに係留けいりゅうされているが、てき攻撃こうげき出火しゅっかした下半身かはんしんダンディライアンII)はパージされる。エリアルドはハイゼンスレイII・ラー形態けいたい出撃しゅつげき、みずからの意志いし戦闘せんとう参加さんかする。1でエゥーゴのMSたい壊滅かいめつさせてコロニー・レーザーを攻撃こうげきせんとするも、わずレーザーは発射はっしゃされ後方こうほうのティターンズ艦隊かんたいだい打撃だげきける。味方みかた残存ざんそんMSの撤退てったい支援しえんするため、さらにおおくのてきMS・艦船かんせん撃破げきはしたあと、本来ほんらい破壊はかい任務にんむのため反転はんてんして暗礁あんしょうちゅういきかう。なお、ファイバーIIユニットはフォト・ストーリーと同様どうようカールのヘイズル・アウスラに装備そうびされて出撃しゅつげきするが、エリアルドをむかえにさいにはビグウィグ・キャノンIIとフルドドIIのみを装備そうびしている[41]

漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、グリプス戦役せんえき終盤しゅうばん戦列せんれつはなれた「トライステラー」ともばれるティターンズ残党ざんとうによって、最低さいていでも1ぶんのハイゼンスレイII、フルドドII、およびインレの上半身じょうはんしん構成こうせいするファイバーIIのユニットが火星かせいまれている。これらは、ガンダムTR-6開発かいはつチームの中核ちゅうかくのひとりであるヴァルハラ博士はかせ手引てびきによって、残党ざんとう中心ちゅうしん彼女かのじょ同志どうしであるトリスタン特務とくむ大佐たいさひきいるブラックヘアーズが受領じゅりょうしたものである[42]同時どうじにインレの下半身かはんしん構成こうせいするダンディライアンIIエゥーゴわたされ、ヴァルハラ博士はかせもエゥーゴに参加さんかしているが、これはインレそのものがエゥーゴにうばわれることをけるためであり、TR計画けいかく継続けいぞくするためでもあった[42]残党ざんとうはジオンの後継こうけいしゃ名乗なのるアリシアにひきいられてレジオンに参入さんにゅう敵対てきたい勢力せいりょくであるもうひとつの公国こうこくぐん残党ざんとう「ジオンマーズ」をファイバーIIによって壊滅かいめつ状態じょうたいにし、レジオンの建国けんこく貢献こうけんする。

その、レジオンはティターンズ残党ざんとうからほんふくむすべての兵器へいきげ、火星かせい工業こうぎょうプラントでほんさい生産せいさんをおこなう。0089ねん時点じてんでフォボス宇宙うちゅうみなとに1クインリィ形態けいたい出撃しゅつげき)、地上ちじょう基地きちに2(キハールII)の配備はいび確認かくにんできる。0091ねんには地上ちじょう基地きちのキハールIIは6えており(のちに1バーザムIIかわそう)、ハイゼンスレイIIはアリシア専用せんようとしてリハイゼ改修かいしゅうされている。また、ファイバーII(作中さくちゅうでは「インレ」とばれる)は火星かせい地下ちか氷河ひょうが秘密ひみつ基地きちで「建造けんぞうちゅう」とされ、工業こうぎょうプラントでパーツを製造せいぞうしており完成かんせい間近まぢかとなっている[43]

また『A.O.Z Re-Boot』では、「0150年代ねんだいのツキモリ」が所有しょゆうしている写真しゃしんに、地球ちきゅう落下らっかしようとするスペース・コロニーと、周囲しゅうい展開てんかいする3のウーンドウォートからなるMS小隊しょうたいうつっており、"U.C.0088.10.31" の日付ひづけネオ・ジオンぐんがダブリンにコロニーをとした[44])が印字いんじされている。所属しょぞく不明ふめいであり、バルヲ先生せんせい生徒せいとたちに、この小隊しょうたいはコロニーを護衛ごえいしているのか、落下らっか阻止そししようとしているのかをうている[45]

機体きたい構成こうせい

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ガンダムTR-6[ウーンドウォート]

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しょもと
ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
GUNDAM TR-6
[WONDWART / WOUNDWORT[46]]
型式けいしき番号ばんごう RX-124 / ARZ-124[47] / ARZ-124WD[48]
所属しょぞく ティターンズ・テスト・チーム(T3部隊ぶたい
レジオン
建造けんぞう コンペイトウ / 火星かせい
生産せいさん形態けいたい 試作しさく実験じっけん
武装ぶそう ブースト・ポッド・バルカン×2
バルカン・ポッド
コンポジット・シールド・ブースター
搭乗とうじょうしゃ エリアルド・ハンター
アリシア・ザビ
アリス親衛隊しんえいたい

ガンダムTR-6のコアとなるもとたい状態じょうたい可変かへんMS。ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]および万能ばんのうかわそうシステムの構想こうそう継承けいしょうし、機種きしゅ統合とうごう計画けいかく反映はんえい・ブラッシュアップするかたちいちから新規しんき設計せっけいされている。推力すいりょく重量じゅうりょうすぐれ、たか機動きどうせいもちいたヒット&アウェイを得意とくいとする。

詳細しょうさいなスペックやサイズは不明ふめいだが、身長しんちょう比較ひかく(アウトラインや省略しょうりゃくふくむラフ画稿がこう)ではガンダムTR-1[ヘイズルあらため頭頂とうちょうだか18.1メートル)よりあたまひとつぶんちいさい[3][ちゅう 8]一方いっぽうで、ガンダムTR-6のガンプラ企画きかく担当たんとうしたBANDAI SPIRITSホビー事業じぎょう飯田いいだは「設定せっていじょうヘイズルあらためおなじくらいの身長しんちょう」であると発言はつげんしている[49][ちゅう 9]

腰部ようぶドラムフレームを中心ちゅうしん各部かくぶりたたんで小型こがたのMA形態けいたい変形へんけい可能かのうで、どう形態けいたいでは冷却れいきゃくガス・ユニット(TR-5ファイバーで使用しようされたたいねつフィールド発生はっせい装置そうち)を使用しようして大気圏たいきけん突入とつにゅう可能かのうすぐれた推力すいりょくにより、単独たんどく大気圏たいきけんない飛行ひこうできる[14]大腿だいたいのみMA形態けいたい変形へんけいしたなかあいだ形態けいたいをとることもできる[50]股間こかんにサブアーム(かくうで)を1もっており、ほんほんをコアとしたバリエーションのMA形態けいたいにおいて、武器ぶき保持ほじなどに活用かつようされる。

MS形態けいたい臀部でんぶ(MA形態けいたい機首きしゅ)にはブースト・ポッドを装備そうび。これはヘイズルのブースター・ポッドを発展はってんさせたもので、ジェネレーターを内蔵ないぞうしている。冷却れいきゃくガス・ユニットとバルカンをもつ通常つうじょうがたと、2つのラッチと拡散かくさんメガ粒子りゅうしほうをもつマルチ・コネクター・ポッド[51]の2種類しゅるいがある。どちらも中空ちゅうくうになっているスペースがあり、変形へんけい頭部とうぶ胸部きょうぶコックピットをおおったり、プリムローズIIを収納しゅうのうしてサブ・コックピットとしてもちいることができる。

MS形態けいたい大腿だいたいにもジェネレーターを内蔵ないぞうしているため肥大ひだいしているが、それ以外いがいはほかのMSにくらべて非常ひじょう華奢きゃしゃ体躯たいくとなっており、足首あしくびはランディング・スキッド程度ていどのものがあるだけである。ただし既存きそんのティターンズせいMSの四肢ししパーツを接続せつぞく可能かのうであり、本体ほんたい手足てあしりたたんで接続せつぞくすることで通常つうじょうのMSにちかくなる。胸部きょうぶには脱出だっしゅつポッドとしてプリムローズIIをち、うでふく上半身じょうはんしんはヘイズルとう装備そうび可能かのうサブアームユニットIIになる。

武装ぶそうはブースト・ポッド内蔵ないぞうのものや後述こうじゅつのコンポジット・シールド・ブースターのほか、頭部とうぶにバルカン・ポッドを装備そうびしている。また設定せっていにはないが、漫画まんがばんビーム・サーベル使用しよう確認かくにんされている。ただし、げきちゅう描写びょうしゃでは標準ひょうじゅん装備そうびのものか、てきからうばったものかは不明ふめい形状けいじょう円筒えんとうがた一般いっぱんてきなもので、νにゅーガンダムのビームサーベルのように、りかかるとき以外いがいはビームみじかくなっている。『Re-Boot』でも使用しようしており、形状けいじょう四角よつかど柱状ちゅうじょうで、鹵獲ろかく追加ついか装備そうびなのかは不明ふめい

頭部とうぶはVアンテナをゆうし、ひさしでツインアイがかくれているもののガンダムタイプとなっている。「ほおて」の形状けいじょうことなるタイプや[52]ツインアイが露出ろしゅつしたタイプ[53]といったバリエーションもいくつか確認かくにんできる。また、彫像ちょうぞうがたのアンテナ「サイコブレード」を装備そうびした指揮しきかん仕様しようもごく少数しょうすう配備はいびされている。

プリムローズII

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PRIMROSE II型式けいしき番号ばんごうMP-X87[54]

ウーンドウォートの脱出だっしゅつポッドであり、プリムローズ後継こうけい

プリムローズ同様どうよう変形へんけいすることでウーンドウォートの胸部きょうぶ構成こうせいする自立じりつ航行こうこう能力のうりょくった脱出だっしゅつポッドである。柔軟じゅうなん汎用はんようせい拡張かくちょうせい継承けいしょうしており、パーツのわせ次第しだいで、上記じょうきのフルドド形態けいたいよう支援しえんとして単独たんどく運用うんよう可能かのう。また、ほん自体じたいにもプリムローズにはなかった2のガトリングほう装備そうびされている。

アクア・プリムローズII
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AQUA PRIMROSE II

ウーンドウォートやバーザムに内蔵ないぞうされているプリムローズIIが、後述こうじゅつアクア・ハンブラビII合体がったいした状態じょうたいでドラム・フレームごと分離ぶんりしたモビルポッド形態けいたい。ウーンドウォートとバーザムでは、ドラム・フレームに接続せつぞくされるユニットの仕様しよう構成こうせいことなる[55]

コンポジット・シールド・ブースター

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ウーンドウォートのしゅへいそう。ヘイズルのシールド・ブースターに、フライルーのウィンチ・シールドおよびロング・ブレード・ライフルを一体化いったいかして完成かんせいされる[56]

ロング・ビーム・ライフル先端せんたんがスリットじょうれた発射はっしゃこうになっており、こう出力しゅつりょく射撃しゃげきモードではさらに左右さゆう展開てんかいする)、ウィンチ・ユニット(射出しゃしゅつした先端せんたんを、モビルビットとして運用うんよう可能かのう)、ヒート・ブレード(バレル両側りょうがわとも)、シールド(ライフルのバレルは伸縮しんしゅく可能かのうでシールドにおさめてしまうことも可能かのう)、Iフィールド発生はっせい(シールド防御ぼうぎょよう)、ブースター(後部こうぶのカバーをはずし増加ぞうかスラスター・ユニットをけることで、防御ぼうぎょりょく犠牲ぎせいにして推進すいしんりょく増加ぞうかさせることが可能かのう)の機能きのうち、クロー形態けいたい変形へんけい可能かのうなうえに、蛇腹じゃばらじょうのサブアームまで付加ふか(サブアームでラッチに接続せつぞく、クローに変形へんけいすることで巨大きょだいうで「ギガンティック・アーム・ユニット」として使用しようできる)されている。さらに『Re-Boot』では、BUNNyS使用しよう解析かいせき精密せいみつ作業さぎょうおこなうワイヤーマニピュレータが複数ふくすうそなえられている。

サイコ・インレでは、武装ぶそうサイロに搭載とうさいするサイコミュ兵器へいきとして、4まとめてブースターを接続せつぞく射出しゃしゅつ、さらにそれぞれブースターから射出しゃしゅつして[57]モビルビットの一種いっしゅとして無線むせん誘導ゆうどうおよび自律じりつ制御せいぎょする[58]あんもあった。

フルドドII

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HRUDUDU II型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / FF-X39A[54] / ARZ-124[59]

Gパーツ[フルドド]運用うんようデータをもとに開発かいはつされたTR-6よう強化きょうかパーツ・システムで[60]、「Gパーツ・ユニット」ともばれる[59]。「Gパーツを機体きたいむ」という構想こうそうは、エゥーゴのΖぜーたΖぜーたガンダムEx-Sガンダム同一どういつのコンセプトであり、これらの「対抗たいこう兵器へいき」としてTR-6にはMSとフルドドIIの融合ゆうごう当初とうしょからまれている[61]。また、単体たんたいでもMSとの合体がったい機構きこうゆうする支援しえん戦闘せんとうとして運用うんようされる[59]

支援しえん戦闘せんとう形態けいたいでは、ウーンドウォートの胴体どうたいユニット(マルチ・コネクター・ポッド (MCP) 装備そうび)がプリムローズII機首きしゅとして変形へんけいしたものをコア・ユニットとし、ポッドの左右さゆう小型こがたのドラム・フレームと蛇腹じゃばらじょうのベロウズ・フレームからなるマルチ可動かどうフレームをかいして[62]、ショルダー・ユニット、マルチ・アーム・ユニットおよびウィンチ・キャノンからなるバインダー[59]装着そうちゃくする。また、下部かぶのウーンドウォートのサブ・アームでコンポジット・シールド・ブースターなどを保持ほじする。

フルドドII(おもにバインダーのみが使用しようされる)と合体がったいした形態けいたいは、ヘイズル・アウスラでは「ラーII」、2合体がったいした形態けいたいは「ラーII(だい形態けいたい)」が名称めいしょうのうしろに付加ふかされるが[63]、TR-6の場合ばあいは2合体がったいした形態けいたいに「ラーII」が付加ふかされる[59][ちゅう 10]。ただし、いずれも「フルドドII」を意味いみする「II」[63]省略しょうりゃくされることがおおい。

TR-6に先駆さきがけて、一部いちぶが「支援しえんパーツ」としてギャプランTR-5[フライルー]装備そうびされ[64]一定いってい成果せいかげている[65]。また、ヘイズル・アウスラやきゅうプリムローズとも合体がったい可能かのうであり[66]きゅうフルドドのウィング・ユニットをほん形態けいたいのバインダーにかわそうすることも想定そうていされている[64]。TRシリーズのみならず、ハイザックバーザムといった既存きそんにも合体がったい可能かのうである[67]合体がったい方法ほうほうは、ウーンドウォートなどTR計画けいかくによる次期じき主力しゅりょくけいMSの場合ばあい胴体どうたいドラム・フレームにMCPを接続せつぞく[62]。ハイザックなどトランス・パック・システム導入どうにゅうMSの場合ばあいはガンダムTR-1がたバックパックにかわそうし、上部じょうぶブースト・ポッドにMCPを接続せつぞく[62]。それ以外いがい既存きそんMSなどの場合ばあいは、サブ・アームあるいはフルドドのドラム・フレームに追加ついかしたベロウズ・フレームのアームでMSの股間こかん下部かぶ接続せつぞくする[62]。いずれの場合ばあいも、同時どうじにマルチ可動かどうフレームの伸縮しんしゅくによりMSのりょうかたをショルダー・ユニットではさんでけい3かしょでロックする[62]

支援しえん戦闘せんとう形態けいたいはテスト・カラー[63]とレジオン・カラー[59]確認かくにんされているが、ティターンズ・カラーの機体きたい合体がったいしたバインダーの塗装とそうはテスト・カラーとおなじである[66]

レジオン建国けんこく戦争せんそうではバーバラ搭乗とうじょうし、アリシアらが搭乗とうじょうする[ハイゼンスレイII][ファイバーII]ユニットの合体がったい仲介ちゅうかいやくとなっている[14]

装備そうび
ショルダー・ユニット[68]
フルドドのウィング・ユニットの進化しんかがたで、「ブースター・ユニット(またはポッド)」ともばれる[69]。TRシリーズ共通きょうつう新型しんがたジェネレーターを内蔵ないぞうしており[64]ねつかくジェット / ロケットとして機能きのうする[60]後部こうぶにドラムフレームを装備そうび、マルチ・アーム・ユニットを接続せつぞくするほか、側面そくめんサイコガンダムうで[70]などの大型おおがた機器きき装着そうちゃく可能かのう[52]支援しえん戦闘せんとう形態けいたいなどでは、ここに中型ちゅうがたブースターけることもある[59]
前部ぜんぶが「クロー・アーム・ユニット[71]」となっているタイプもあり、蛇腹じゃばらしきのアームにより伸縮しんしゅくする[64]。クロー内側うちがわにビーム発振器はっしんきがあり、きゅうフルドドのロング・ブレード・ライフルを接続せつぞくして(クローではさんで保持ほじ)ビーム・キャノンとして使用しよう可能かのう[64]通常つうじょうタイプと同様どうようかくがたのスラスターは確認かくにんできるが、ねつかくジェットようのインテーク[72]はない。
マルチ・アーム・ユニット[71]
「サブ・アーム・ユニット」ともばれる[73]。ウィンチ・キャノンなどを保持ほじするほか、スタビライザーとしても機能きのうする[64]

ガンダムTR-6[ハンブラビII]

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GUNDAM TR-6 [HAMBRABI II]型式けいしき番号ばんごうARZ-124HB II[74]

『Re-Boot』で新規しんき設定せっていされた形態けいたい。フルドドIIにウイング・バインダー、ビームキャノン[74]、ハイメガ・キャノン・ユニット[75]装着そうちゃくした完全かんぜんなMA形態けいたいで、ハイゼンスレイII(・ラー)と共通きょうつう強化きょうかパーツを使つかっている[74]ハンブラビのMA形態けいたい対応たいおうする形態けいたいであり[74]、「ガンダム」ののこしているが、これ自体じたい構成こうせい部品ぶひん四肢しし頭部とうぶふくまれていない。SSDにおいては「ハンブラビ・フラカ」と改称かいしょうされている[75]ほん形態けいたい空間くうかんせん主眼しゅがんいているが、下記かき水中すいちゅうよう装備そうびのほか、空戦くうせんよう陸戦りくせんよう後方こうほう支援しえんようのユニットがあり、理論りろんじょうあらゆる局地きょくちせんへの対応たいおう可能かのうである[74]

アクア・ハンブラビII
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[AQUA HAMBRABI II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124[76] / ARZ-124HB II M[74]

フルドドIIに「アクア・ユニット」[77]装着そうちゃくした、ハンブラビIIの水中すいちゅう仕様しよう。こちらは「ガンダム」のかんされていないが、あたまに「TR-6」をけて表記ひょうきされることもある[76]突起とっきおお水中すいちゅうでの運用うんよう不向ふむきな形状けいじょうえるが、フリージーヤード技術ぎじゅつ応用おうようしたゲルじょう物質ぶっしつ本体ほんたいつつむことでみず抵抗ていこう軽減けいげんさせるなどの対策たいさくがほどこされている[78]。フルドドII同様どうようにGパーツとしての機能きのうそなえており、ウーンドウォートと合体がったいしてアクア・ウーンドウォートとなるほか、それ以外いがいのMSとの合体がったい可能かのうであり、マリン・ハイザックアクア・ハイザックバーザムアクア・バーザムとなる。合体がったい装着そうちゃく部位ぶいによって運用うんよう領域りょういき変化へんかし、こし装着そうちゃくした場合ばあい水上すいじょうかた装着そうちゃくした場合ばあい水中すいちゅうでの運用うんようとくする[74]

連邦れんぽうぐんにおける水陸すいりく両用りょうようMSは、いちねん戦争せんそうはMS開発かいはつおくれもあってアクア・ジム配備はいびまり、戦後せんご鹵獲ろかくしたザク・マリンタイプ改修かいしゅうしたザク・マリナー使用しようつづけるなど新規しんき開発かいはつには消極しょうきょくてきであった[77]。しかし「地球ちきゅうけん守護しゅごしゃ」を自認じにんするティターンズは、ジオン残党ざんとう海洋かいよう勢力せいりょく放置ほうちするわけにはいかず、水中すいちゅうようMSにかわそうできる強化きょうか装備そうび必要ひつよう不可欠ふかけつとなり、TR計画けいかくにおいてアクア・ユニットが開発かいはつされる[77]

レジオン建国けんこく戦争せんそうにおけるジオンマーズの氷河ひょうが拠点きょてん攻略こうりゃくせんではアクア・ハイゼンスレイIIのほか、アクア・ユニットを装備そうびしたマラサイをはじめとするブラックヘアーズ仕様しようのMSが投入とうにゅうされている[79]。そのえがいた『くろうさぎのみたゆめ作中さくちゅうではアクア・バーザムのほか、単体たんたいのものも多数たすう出撃しゅつげきしている。

装備そうび
攻撃こうげきようユニット
フルドドIIのショルダー・ユニットの前部ぜんぶ装着そうちゃくする。4連装れんそうのマイクロ・ミサイルと、下部かぶにハンド・アンカーを装備そうび[78]
ハイドロ・ジェット・パック[74]
ハイドロ・ジェットしきのブースト・ポッドともばれる。ショルダー・ユニット後部こうぶのドラム・フレーム、および中央ちゅうおうのマルチ・コネクター・ポッドとプリムローズIIからなるコア・ユニット上部じょうぶけい3装着そうちゃくされる[78]
水中すいちゅうようシールド・ブースター
ショルダー・ユニット後部こうぶのドラム・フレームからウィンチしきサブ・アームをかいして左右さゆうに2装備そうび前半ぜんはん水中すいちゅう発射はっしゃしき大型おおがた巡航じゅんこうミサイル (SLCM) と小型こがたミサイルを搭載とうさいする[78]
スタビレーター
マルチ・コネクター・ポッドとプリムローズIIをつなぐドラム・フレームに接続せつぞくされ、後方こうほうびる。先端せんたん炸裂さくれつしきハープーン・ガンを搭載とうさいする[78]
フリージーヤード発射はっしゃかん
オプションとしてマルチ・コネクター・ポッド下面かめんに2装備そうびする[78]

追加ついか装備そうび・ユニット

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かく形態けいたい専用せんよう装備そうび・ユニットはかく形態けいたい参照さんしょう

重力じゅうりょくようあし
TR-6のかく強化きょうか形態けいたい重力じゅうりょく運用うんようするさいには、本体ほんたい自重じちょうささえるために堅牢けんろうあし必要ひつようとなるため、[ウーンドウォート]のあしたたんで既存きそんMSのあしひざからした)を接続せつぞくする。T3部隊ぶたいにおける試作しさく運用うんよう実験じっけんにはガンダムTR-1[ヘイズル]あし使用しようされている。これは次世代じせだい主力しゅりょくであるガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]あし試作しさく部品ぶひんでもあり、完成かんせい同機どうきあし汎用はんよう強化きょうかパーツとして使用しようする予定よていであったが、計画けいかく変更へんこうにともない[ヘイズル・フレア]の簡易かんい量産りょうさんがたであるバーザムあしでの運用うんよう変更へんこうされる。レジオン親衛隊しんえいたいにおける実際じっさい運用うんようも、これにならっている[25]。そのほか、かく形態けいたいによってさまざまな既存きそんMSのあし使用しようされている。
サイコブレード
頭部とうぶのVアンテナにわって装備そうびされる、つばさえた少女しょうじょ(インレの擬人ぎじん)の彫像ちょうぞうをかたどったサイコミュ送受そうじゅ信用しんようブレード・アンテナ[80]。「フィギュアヘッド」ともばれる[11]。これを装備そうびする機体きたいガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコブレードカスタムばれる指揮しきかん仕様しようとされ[81]、レジオンでもグロリア・ザビをはじめごくわずかである[11]。また、クインリィのコアMSとなるのはこの仕様しようである。
高級こうきゅう火星かせいさん希少きしょう金属きんぞく使用しようしており、黄金おうごんかがや[80]。もともとは「OVER THE MIND」計画けいかく連動れんどうした、強化きょうか人間にんげんようマンマシンインターフェース一種いっしゅとして開発かいはつされており、強力きょうりょくなサイコ・ウェーブによりかくサイコミュ兵器へいきとの同調どうちょうりつたかめるほか、監視かんし衛星えいせい「エレノア」とのサイコミュ・リンクや、EWACキハールとの連携れんけい可能かのう[80]。さらに、通常つうじょうのVアンテナよりおおきく左右さゆうびたかくが、てき味方みかた双方そうほうにガンダムタイプであることを視認しにんさせる心理しんりてき効果こうかにな[80]
『ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』では、ニュータイプ能力のうりょくをもたないジオンマーズのチェスターJr.直接ちょくせつれることで、戦死せんししたヌマーシュ味方みかた強化きょうか人間にんげんたちの思念しねんたい会話かいわをおこなっている。
ウィンチ・キャノン[82]
ヘイズル・アウスラおよびプリムローズに装備そうびされたバレル開放かいほうがたのウィンチしき試作しさくメガ粒子りゅうしほう強化きょうか発展はってんさせた武装ぶそう[83]。バレルの延長えんちょうによって射撃しゃげき精度せいど威力いりょく強化きょうかされている[83]。また、ウィンチの有線ゆうせん制御せいぎょによる遠隔えんかく攻撃こうげきくわえてオールレンジ攻撃こうげきにも対応たいおうする[82]強化きょうかまえから装備そうびされているモノアイ・センサーによる隠密おんみつ索敵さくてき行動こうどうや、ワイヤーに電流でんりゅうながしてハンブラビの「うみヘビ」のような運用うんよう可能かのう[82]裏面りめんには3連装れんそうグレネード・ランチャー[82]やハイパー・バズーカ[58]など追加ついか武装ぶそう装着そうちゃく可能かのう。なお、形態けいたいによっては強化きょうかまえ旧型きゅうがた装備そうびされる場合ばあいもある。
ハイ・メガ粒子りゅうしほう
「ハイメガ・キャノン・ユニット」ともばれる[75]絶大ぜつだい威力いりょくほこるビーム兵器へいき[82]だい4世代せだいMSに匹敵ひってきする攻撃こうげきちからもち、どうクラスのてき凌駕りょうがすることができる[82]めん制圧せいあつりょくくわえ、拡散かくさんしきとして防御ぼうぎょへいそうとしても運用うんよう可能かのう[82]。フライルーIIとアドバンスド・キハールIIのものは外観がいかんことなるものの、機関きかん共通きょうつうである[84]
クラッカー・ホルダー[85]
とう榴爆だん」ともばれる[82]円盤えんばんじょうのクラッカーを3マウントする。TRシリーズのおおくが装備そうびするとされるが[82]、TR-6以外いがい確認かくにんできるのはアドバンスド・フライルーのみである。サブ・アームを戦闘せんとう有効ゆうこう活用かつようするためのもので、指示しじにより自動じどうとう榴される[82]
ウィング・ブースター[82]
増加ぞうかブースター・ユニット」ともばれる[83]。ギャプランのバインダー後半こうはん発展はってんさせた2れんしき推力すいりょく増加ぞうかユニットで、だい推力すいりょくにより大気圏たいきけんないでの飛行ひこう可能かのうとし、機体きたい高度こうど機動きどうせい運動うんどうせいをもたらす[82]。プロペラントを内蔵ないぞうしているため、航続こうぞく距離きょりおよびつぎせん能力のうりょく延長えんちょうされる[82]装着そうちゃく位置いち任意にんい設定せってい可能かのうで、機体きたい重心じゅうしん位置いち調整ちょうせいにより性能せいのう変化へんかできる[82]
ギャプランようブースター / 大型おおがたブースター / 中型ちゅうがたブースター
ヘイズル・ラー同様どうように、巡航じゅんこう形態けいたい使用しようされる。さらに、のちのフルアーマー・ユニコーンガンダム装備そうびする大型おおがたブースターに酷似こくじしたもの、およびその縮小しゅくしょうばん便宜上べんぎじょう中型ちゅうがたブースター」と呼称こしょう)を併用へいようすることもある[59]
ウェポン・カーゴ
「ウェポン・コンテナ」ともばれる[82]規格きかくされた汎用はんようコンテナで、内部ないぶ各種かくしゅへいそう搭載とうさいする[86]。ハイ・メガ・キャノンの出力しゅつりょくをおぎなうための増加ぞうかジェネレーターの搭載とうさいなど、ほかの強化きょうかパーツの装着そうちゃくによりこされるデメリットを解消かいしょうするための重要じゅうようユニットでもある[82]後部こうぶにマニピュレーターしき能動のうどうてきラッチを装備そうびしており、コンテナを機体きたい各部かくぶ自由じゆう装着そうちゃく可能かのう[86]
コンテナ収納しゅうのうしきファンネル
BUNNySの制御せいぎょとサポートによる、サイコミュ無線むせん誘導ゆうどう端末たんまつ。メガ粒子りゅうしほうジェネレーター先頭せんとうに、3まいのバレルとそれらをつなぐスラスターたてならんだ状態じょうたいとなり、ウェポン・カーゴない対面たいめんで2収納しゅうのうされる。射出しゃしゅつは、つつじょうまるまって解放かいほうしきバレルによる射撃しゃげき体勢たいせいをとる[ちゅう 11]。バレルはウィンチ・キャノンと同系どうけいであり、カーゴに収納しゅうのうするために先端せんたんみじかくなっている。カーゴないさい充填じゅうてん可能かのう[25]
ダイダロス・ユニット (DEADALUS UNIT[18])
球形きゅうけい大型おおがた飛行ひこうユニットで、サイコガンダムがモビルフォートレス形態けいたい飛行ひこうするさい使用しようするミノフスキー・クラフトをTRけい強化きょうか装備そうびとしてユニットしたもの[18]ねつかくジェット / ロケットやホバー推進すいしん併用へいようしたふくあい飛行ひこうユニットでもある[87]複数ふくすうのパーツを装着そうちゃくして巨大きょだいした状態じょうたいでも、機体きたい重量じゅうりょうささえて重力じゅうりょく自由じゆう飛行ひこうできる[18]当初とうしょロゼット強化きょうか陸戦りくせん形態けいたいでユニットの小型こがたこころみられるが、失敗しっぱいしている[87]

ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]

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GUNDAM TR-6 [WONDWART RAH]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124+FF-X39A×2[54] / ARZ-124WD II[88]

ウーンドウォートがフルドドIIを2装備そうびした形態けいたい命名めいめい規則きそくどおりの[ウーンドウォート・ラーII]とばれることもあるが[61][ちゅう 12]たんに[ウーンドウォート・ラー]とばれる場合ばあいがほとんどである。マルチ・アーム・ユニットはかたのフルドドIIに2ついとも装着そうちゃく内側うちがわ後部こうぶのラッチを使用しよう)され、内側うちがわのものは胸部きょうぶに、後部こうぶのものは翼状よくじょう展開てんかいされる。ウーンドウォートもとたい性能せいのう最大限さいだいげんまでせる戦闘せんとう形態けいたいである。

ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]クルーザー形態けいたい

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[ウーンドウォート・ラー]後部こうぶのドラムフレームにギャプランようのブースターとプロペラントタンクけん大型おおがたブースター2装備そうびした巡航じゅんこう形態けいたい。コンポジット・シールド・ブースターは左右さゆうに1ずつ装備そうびする。これにより、戦闘せんとう空域くういきへの迅速じんそく移動いどう可能かのうとなる[65]

ガンダムTR-6[アクア・ウーンドウォート]

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GUNDAM TR-6 [AQUA WONDWART]型式けいしき番号ばんごうARZ-124WDM[78]

『Re-Boot』で設定せっていされた、ウーンドウォートとアクア・ハンブラビII合体がったいした水中すいちゅうよう形態けいたい機種きしゅ統合とうごう計画けいかくにおけるアクア・ジムの代替だいたいであり、それゆえかく武装ぶそう構成こうせい同機どうきちかいものとなっている[77]

変形へんけい可能かのうであり、MS形態けいたいでは水中すいちゅう水際みずぎわでの戦闘せんとう特殊とくしゅ作業さぎょうすぐれ、MA形態けいたいでは潜水せんすいかんちか機体きたい特性とくせいからたいかん攻撃こうげきにももちいられる[78]。なお、ウーンドウォートのコンポジット・シールド・ブースターのビーム・キャノンは、ビームの収束しゅうそくりつ調整ちょうせいすることで水中すいちゅうでの発射はっしゃ可能かのうであり、ヒート・ブレードも使用しようできる[78]。ほかに水中すいちゅうようのミサイルが2しゅ、さらにオプションなども用意よういされている[14]

レジオン地下ちか氷河ひょうが基地きち護衛ごえい任務にんむフェリシアのために用意よういされた機体きたいとされるが[14]作中さくちゅうでは[キハールII]搭乗とうじょうしている。

ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコ・ガンダムII ギガンティック・アーム・ユニット形態けいたい

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GUNDAM TR-6 [WONDWART] PSYCHO GUNDAM GIGANTIC ARM UNIT型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124PG+FF-X39A×2[90] / ARZ-124WD[88]))

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラーII]ギガンティック形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART-RAH II] GIGANTIC FORM)」ともばれる[90]てき大型おおがた機動きどう兵器へいきへの対抗たいこうさくとして開発かいはつされた大型おおがた形態けいたい

ウーンドウォート・ラーにギガンティック・アーム・ユニットおよびギガンティック・レッグ・ユニット(サイコガンダムもしくはサイコガンダムMk-IIりょう手足てあし)を接続せつぞくしており、ラッチ増設ぞうせつがたブーストポッドを装備そうびし、ウェポン・カーゴ2増加ぞうかスラスターユニット(アドバンスド・フライルー使用しようされているもの)をそれぞれかた大腿だいたいのフルドドIIに装着そうちゃく。ギガンティック・アーム/レッグ・ユニットもフルドドIIをかいして接続せつぞくされる。かたフルドドIIのマルチ・アーム・ユニットでウィンチ・キャノン(旧型きゅうがた)2保持ほじし、ウーンドウォートのうででコンポジット・シールド・ブースター1携行けいこうする。股間こかんにウェポン・カーゴを追加ついかし、背部はいぶ飛行ひこうようのダイダロス・ユニットを装着そうちゃくすることも可能かのう

ウェポン・カーゴのコンテナにはボックスされたそとけサイコミュ・ユニット、ファンネルやインコムなどの遠隔えんかく操作そうさ武器ぶきコンテナ、Iフィールド・ユニットなどが格納かくのうされる。サイコミュの操作そうさBUNNyS担当たんとうするため、一般いっぱんのパイロットでも使用しよう可能かのうとなっている。また、サイコガンダムMk-IIのうで接続せつぞくした場合ばあい前腕ぜんわん射出しゃしゅつしてのオールレンジ攻撃こうげき可能かのう[18]

レジオン建国けんこく戦争せんそうでは複数ふくすうもとのギガンティック・ユニットが生産せいさんされ、インレのサイロ搭載とうさい、TR-6のかわ装用そうようパーツとして投入とうにゅうするという、TR計画けいかく想定そうていされていた運用うんようがなされ、ティターンズ残党ざんとうおよびレジオンのニュータイプ・パイロットが使用しようしている[18]

ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]

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GUNDAM TR-6 [HAZE'N THLEY II[ちゅう 13]]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124HS[54] / ARZ-124HZ II[48] / ARZ-124HZ2[86]

「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ハイゼンスレイII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART] HAZE'N THLEY II FORM)」ともばれるが[54]制式せいしき名称めいしょうは「[ウーンドウォート]ハイゼンスレイII形態けいたい」であるとされる[92]。またSSDでは「ハイゼンスレイH」と分類ぶんるい呼称こしょうされている[92]。TR-6の高速こうそく戦闘せんとう形態けいたい[93]ΖぜーたΖぜーたガンダムEx-SガンダムなどΖぜーた計画けいかく次世代じせだい可変かへんへの対抗たいこうさくとして開発かいはつされており[59][94]だい4世代せだいMS相当そうとうする機能きのうゆうする[95]機種きしゅ統合とうごう計画けいかくにおけるガブスレイ後継こうけい機種きしゅとしても想定そうていされており[48]同様どうようにMA形態けいたいへの変形へんけい可能かのうであるとともに、あしのみをクロー・アームじょうにしたなかあいだ形態けいたいをとることも可能かのうとなっている[93]。MS・MAりょう形態けいたいでのバランスがよく、さまざまな作戦さくせん対応たいおうできる柔軟じゅうなん機体きたい性能せいのうでありながら、高水準こうすいじゅん戦闘せんとうりょくゆうする[93]

本来ほんらい、ガンダムTR-6は任務にんむ用途ようとおうじたパーツのかわそうによる柔軟じゅうなん運用うんよう特長とくちょうであるが、上層じょうそう一部いちぶにはそのコンセプトが理解りかいされなかった。ほん形態けいたいはそれらを納得なっとくさせ、その要望ようぼうこたえるために従来じゅうらいのMSの仕様しよう沿った「最強さいきょう万能ばんのう」、すなわち「ガンダムタイプMS」として用意よういされている[94]。それゆえにティターンズのフラッグシップとの想定そうていのもとに[96]コストを度外視どがいしされ、Z計画けいかく次世代じせだい凌駕りょうがするため拡張かくちょう機構きこう設計せっけいみ、過剰かじょうなまでの高性能こうせいのう各種かくしゅ装備そうびとともに、合体がったい分離ぶんり機構きこうそなえたエリアドミナンスとして完成かんせいする[94]

ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ]同時どうじ開発かいはつされ、強化きょうかパーツは共用きょうよう前提ぜんていとしている[91]。ただし、TR-6よう胸部きょうぶ増加ぞうかユニットは中央ちゅうおう展開てんかいしきのハイメガ粒子りゅうしほう左右さゆうにサブ・ジェネレーターを搭載とうさい)にくわえ、MA形態けいたいにおいて機首きしゅとなる部分ぶぶん延長えんちょうされており、先端せんたん機銃きじゅう搭載とうさいされている[91]かわそうされる頭部とうぶユニットもTR-1ようとTR-6よう一部いちぶ仕様しようことなる。りょうかたのユニットに武装ぶそう収納しゅうのうスペースがあり、作戦さくせんおうじてガトリング・ガン、ミサイル・ポッド、有線ゆうせん遠隔えんかく兵器へいきなどを装備そうび可能かのう。これとはべつかたビーム・キャノンを1ずつ、コンポジット・シールド・ブースター1装備そうびする。

あしはウーンドウォートのひざスラスターのパーツをはずし、「ベロウズ・フレーム」とばれる蛇腹じゃばらじょう関節かんせつかいして、MA形態けいたい中間なかま形態けいたいでクロー・アームに変形へんけいするユニットが接続せつぞくされる[97]通常つうじょうはソールやつまさきがスキッドじょうで、あしとして最低限さいていげん機能きのうしかもたないが、宇宙うちゅう空間くうかんでの接地せっち[91]ちゃくかんなどには[97]十分じゅうぶん役割やくわりたす[91]。また追加ついか装備そうびによる重量じゅうりょう増加ぞうか地上ちじょうでのちゅうには、ずね後部こうぶかかとじょう展開てんかいして機体きたい安定あんていさせることも可能かのうであり、ホバー・ユニットとしての機能きのうゆうする[91]ずねカバーにはビーム・サーベル(けんライフル)を1ずつ収納しゅうのう、クロー・アームで保持ほじして使用しようする[94]ひざカバーはかた共通きょうつう規格きかく[94]ウェポン・ベイとなっており、クロー・アーム変形へんけい使用しようするビームへいそうやミサイル・ランチャー[91]、コンテナしきのミサイル・ポッドなどを内装ないそうする[94]。リア・スカートとしてジェネレーターを内蔵ないぞうした大型おおがたのテール・バインダーを2装備そうび通常つうじょうこしよこ垂直すいちょく配置はいちされるが、あしクロー・アームを使用しようする場合ばあい水平すいへいになり後方こうほうがる[91]りょうこしのフロントおよびサイド・スカート基部きぶにはスプレッド・ビームを横向よこむきに装備そうびする[91]

MA形態けいたいでは、そのあまりある出力しゅつりょくによって大気圏たいきけん離脱りだつさい突入とつにゅう可能かのうであり、大気圏たいきけんないでの飛行ひこう空中くうちゅうせんにも対応たいおうできる[94][ちゅう 14]。クロー・アームとハイメガ粒子りゅうしほう併用へいようにより、MA特有とくゆういちげき離脱りだつ戦法せんぽうをとる[94]。またウーンドウォートとことなり、MS形態けいたい上半身じょうはんしん下半身かはんしんそれぞれにドラムフレームをもち、たがいに接続せつぞくされているため、それぞれ分離ぶんり変形へんけいして[94]トップ・ファイター[ストローベリー / ストロ(ー)ベリーII[97][92] (TOP FIGHTER [STRAWBERRY / STRAWBERRY II[92]])ボトム・ファイター[ニルドル・ハイン / ニルドル(・)ハインII[97][92] (BOTTOM FIGHTER [NILDO-HAIN / NILDRO-HAIN II[97] / NEEDLE HAZE'N II[92]])となり[54]前者ぜんしゃ高速こうそく戦闘せんとう後者こうしゃじゅうMAとして運用うんようされる[94]基本きほんてきにプリムローズIIはトップがわ(メイン)とボトムがわ(サブ)の2搭載とうさいされ、最大さいだい搭乗とうじょう人数にんずうも2めいえているが、パイロットが1めい場合ばあいでもBUNNySの補佐ほさによるはん自立じりつ操作そうさでの運用うんよう可能かのうである[94]

スペックの詳細しょうさい数値すうち不明ふめいであるが、身長しんちょう比較ひかくラー形態けいたい)では頭頂とうちょうだかEx-Sガンダム(21.73メートル)やνにゅーガンダム(22メートル)とほぼおなじであり[98]強化きょうかパーツの装着そうちゃくにより頭頂とうちょうだか22メートルの大型おおがたMSになったとする資料しりょうもある[99][ちゅう 15]

当初とうしょ名称めいしょうは「アドバンスド・ウーンドウォート」であったが、のちに「ハイゼンスレイII」に改名かいめいされた[100](ただし、書籍しょせき機動きどう戦士せんしガンダム 新訳しんやくMSだい全集ぜんしゅう U.C.0081-0090』では、前述ぜんじゅつのように両方りょうほうわせたような名称めいしょうとなっている)。これについて、のちの『Re-Boot』では、T3部隊ぶたい配備はいびされたさいに、ハイゼンスレイ形態けいたい専用せんよう強化きょうかパーツがフルドドII、ウィンチ・キャノン、ウェポン・コンテナ、サイコ・ブレードといった汎用はんよう強化きょうか(アドバンスド)形態けいたいようのパーツぐん分類ぶんるいされずに運用うんようされ、ガンダムTR-6のアドバンスド形態けいたいのひとつとしてあつかわれたため、本来ほんらい命名めいめい法則ほうそくどおり「アドバンスド・ウーンドウォート」とばれたと説明せつめいしている[92]。また、『ティターンズのはたのもとで』ではMS形態けいたい背面はいめん画稿がこうとMA形態けいたいはラフデザインのみであったが、『Re-Boot』で決定けってい稿こう掲載けいさいされ[45]、そのさいにリア・スカートのデザインがハンブラビIIのウイング・バインダーと共通きょうつうのユニットに変更へんこうされている[74][ちゅう 16]

『Re-Boot』では、T3部隊ぶたいのほかにもブラックヘアーズなどで極秘ごくひ運用うんようされており、火星かせいわたった機体きたい[92]レジオン建国けんこく戦争せんそうでアリシアとオメガ・ザビ[86]上半身じょうはんしん下半身かはんしんのそれぞれに搭乗とうじょう[96]戦争せんそう終結しゅうけつ貢献こうけんしている[86]。そのどう個体こたいリハイゼ改修かいしゅうされている[96]

ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]

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GUNDAM TR-6[HAZE'N THLEY II RAH]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124HS[97] / RX-124HS+FF-X39A[101] / ARZ-124HZ2[59] / ARZ-124HZR[47]

「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ハイゼンスレイII・ラー (II) 形態けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART] HAZE'N THLEY II RAH FORM)[97]または「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート・ラーII]ハイゼンスレイII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART-RAH II] HAZE'N THLEY II FORM)」ともばれる[101]。ハイゼンスレイIIにフルドドII合体がったいした上位じょうい形態けいたい[8]。『ティターンズのはたのもとで』のカラー画稿がこう作例さくれいではかたのみにフルドドIIのバインダー、股間こかんにマルチ・コネクター・ポッドを装着そうちゃくしており、連載れんさい名称めいしょうは「アドバンス形態けいたい」の仮称かしょう[8]て「アドバンスド・ウーンドウォートEX」とされ[102]連載れんさい終了しゅうりょうに「ハイゼンスレイII・ラー」と改称かいしょうされた[100]。また、この状態じょうたいから腰部ようぶ側面そくめんにもう1フルドドIIのバインダーを追加ついかした状態じょうたいを「だい形態けいたい仕様しよう」としている[103]。しかし『Re-Boot』では、かたこしにフルドドII 2ぶんのバインダーを装着そうちゃくし、股間こかんのポッドがないものを「ハイゼンスレイII・ラー」としている(「だい形態けいたい」とはされていない)[67][ちゅう 17]。ただし、『ティターンズのはたのもとで』でもモノクロであるが『Re-Boot』ばんおな形態けいたい設定せってい掲載けいさいされており(「ハイゼンスレイIIラーII」と記載きさい)、これを「アドバンスド・ウーンドウォートEX」としているなど混乱こんらんられる[104]。プラモデルでは『ティターンズのはたのもとで』のカラー画稿がこう形態けいたいが「ハイゼンスレイII・ラー」として発売はつばいされた。

フルドドIIの装着そうちゃくにより、フライルー同様どうようのエリア・ドミナンス(領域りょういき支配しはい分類ぶんるいされる[8]戦略せんりゃく兵器へいきとされる[59]。MA形態けいたいにも変形へんけい可能かのうで、大気圏たいきけんないでも本体ほんたいとフルドドIIのありあま推力すいりょくそらりょく特性とくせい無視むしし、ミサイルのような飛翔ひしょうたいとして空中くうちゅうせん展開てんかいする[8]ほか、大気圏たいきけん突破とっぱさい突入とつにゅう可能かのう[97]機体きたいりょう側面そくめん装備そうびするウィンチ・キャノンはMA形態けいたい射撃しゃげきには前方ぜんぽうけるが、格闘かくとう戦時せんじにはウィングじょう後方こうほう展開てんかいし、機体きたいうごきを阻害そがいしない[97]BUNNyS補佐ほさにより、フルドドIIをふくむ3分離ぶんり可能かのう[94]。また、インレなど大型おおがたMSの中核ちゅうかくユニットとしても運用うんようされる[105]。ただし高性能こうせいのう反面はんめんこうコストで操作性そうさせいわるわる[99]

コンポジット・シールド・ブースターを1ちょう[67]ないし2ちょう[8]携行けいこうする。主要しゅようパーツが胴体どうたい集中しゅうちゅうしており、あしのレイアウトには比較的ひかくてき余裕よゆうがあるため、ヘイズルやバーザム、あるいはガンダムMk-V系統けいとう[ちゅう 18]といったほかのMSのあしにもかわそう可能かのうであり、その場合ばあいのMA形態けいたいあし後方こうほうばしたメッサーラのような変形へんけいとなる[57]

ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]クルーザー形態けいたい

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「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ハイゼンスレイII・ラー (II) 形態けいたいブースター装備そうびクルーザーモード」[97]または「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート・ラーII]ハイゼンスレイII形態けいたいブースター装備そうび (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART-RAH II] HAZE'N THLEY II FORM/BOOSTER EQUIPPED)」ともばれる[101]。ハイゼンスレイII・ラーの背部はいぶギャプランようブースター装着そうちゃくした形態けいたい名称めいしょうは、『ティターンズのはたのもとで』では初期しょき名称めいしょうの「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォートEX]クルーザー形態けいたい[102]初期しょきの『A.O.Z Re-Boot』では「ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]」から変化へんかはないため[59]ほんこうでの名称めいしょうガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]クルーザー形態けいたいじゅんじた便宜べんぎてきなものである。

GアーマーGフォートレス相当そうとう[97]出撃しゅつげきのほか[59]長距離ちょうきょり移動いどうだい加速かそく必要ひつようとする強襲きょうしゅう一撃いちげき離脱りだつ作戦さくせん使用しようされる[102]。2ぶんのフルドドIIのマルチ・アーム・ユニット利用りようしてけい4ウィンチ・キャノン装備そうびした状態じょうたい(テスト・カラー[102]およびティターンズ・カラー[103])と、ギャプランようブースターにくわえてウーンドウォート・ラー クルーザー形態けいたい同様どうよう大型おおがたブースター中型ちゅうがたブースターを2ずつ追加ついか装備そうびした状態じょうたい(テスト・カラー[105]およびレジオン・カラー[59])が確認かくにんできる。いずれもコンポジット・シールド・ブースターは2ちょう前者ぜんしゃりょううで後者こうしゃ右腕うわん上下じょうげに2ちょう携行けいこうし、レジオン・カラー以外いがい股間こかんにマルチ・コネクター・ポッドを装着そうちゃくしている。

アクア・ハイゼンスレイII

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AQUA HAZE'N THLEY II

『A.O.Z Re-Boot Special issue』で設定せっていされた[79]

ハイゼンスレイIIに複数ふくすうアクア・ハンブラビII装着そうちゃくした形態けいたい。「ガンダムTR-6」のかんされていない。股間こかんのマルチ・コネクター・ポッドからドラム・フレームとベロウズ・フレームをかいして、腰部ようぶ左右さゆうにアクア・ユニット(フルドドIIのショルダー・ユニットを中心ちゅうしんに、水中すいちゅうようシールド・ブースター3攻撃こうげきようユニット、ハイドロ・ジェット・パック)を装着そうちゃくする。りょううでにはハイドロ・ジェット・パックを装着そうちゃくしたコンポジット・シールド・ブースターを装備そうび頭部とうぶブレード・アンテナをサイコブレードかわそうし、これによって無線むせん誘導ゆうどうする水中すいちゅうようモビル・ビットとしての運用うんよう前提ぜんていとしている。ほかに武装ぶそうは、アクア・バーザム同型どうけいのバハル・ライフルを両手りょうて携行けいこうする[79]

レジオン建国けんこく戦争せんそうにおけるジオンマーズの氷河ひょうが拠点きょてん攻略こうりゃくせんさいに、ハイゼンスレイIIを組織そしきのフラッグシップとして認識にんしきしていたオメガが、潜行せんこうしての水中すいちゅうせんよりも水上すいじょう高速こうそく移動いどうして単機たんき敵陣てきじん突入とつにゅうするという戦法せんぽうえらんだための専用せんよう装備そうびであり、そのため「オメガ・ザビ仕様しよう」ともばれる。オメガおよびアリシアたちが搭乗とうじょうし、拠点きょてん陥落かんらくおおきく貢献こうけんしている[79]

リハイゼ

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RE-HAZE[92] / RE-HIZE[45][106] / REHAIZE[86]型式けいしき番号ばんごうARZ-125[45][ちゅう 19]

『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』に登場とうじょう火星かせいのジオンの残党ざんとう組織そしき「レジオン」の総帥そうすいであるアリシアのじょうとして、組織そしきのフラッグシップとなっている[108]

レジオンが、鹵獲ろかくしたハイゼンスレイIIを改修かいしゅうした機体きたい[108]。ウーンドウォートをもとたいとするガンダム・タイプであるが[108]装甲そうこう曲面きょくめん多用たようした[86]ジオンけい規格きかくのものにかわそうされているためその面影おもかげはなく[108]重厚じゅうこうなフォルムとなっており[92]、のちのドーガけいサザビーといった新生しんせいネオ・ジオンけいMSへのつながりをうかがわせるものとなっている[48]原型げんけい同様どうようにジェネレーター直結ちょっけつしきのハイ・メガ粒子りゅうしほう装備そうびし、サイコミュを標準ひょうじゅん搭載とうさいすることからだい4世代せだいMSに分類ぶんるいされる[108]総帥そうすい専用せんようであるため、全身ぜんしんじゅう装甲そうこうがほどこされてサバイバビリティが向上こうじょうしている[86]。また、重力じゅうりょく飛行ひこうよう[86]推進すいしん機体きたい各所かくしょ増設ぞうせつされ、原型げんけいくらべて機動きどうせい大幅おおはば強化きょうかされている[48]。リア・スカートはブースターとの一体いったい構造こうぞう採用さいよう[48]。これら機動きどうせい偏重へんちょう改修かいしゅうは、「火星かせい大空おおぞら飛翔ひしょうし、自身じしん地上ちじょう支配しはいしゃであることを誇示こじする」というアリシアの意思いし反映はんえいされた結果けっかである[48]。MA形態けいたいでは原型げんけい同様どうよう大気圏たいきけん突入とつにゅう能力のうりょくをもち、トップ・ファイターとボトム・ファイターにも分離ぶんり可能かのう[17]原型げんけいとは各種かくしゅ性能せいのうことなる機体きたいとなったため、型式けいしき番号ばんごうあらたに "125" がられている[48]。ただし機体きたい構造こうぞうおおきな変更へんこうられず、内部ないぶ機構きこうには原型げんけいのパーツが多数たすうのこっている[86]

武装ぶそう装備そうび
コンポジット・シールド
ヒート・ブレードがたバレルを、速射そくしゃがた冷却れいきゃくバレルに交換こうかんした改良かいりょうがた。これにより格闘かくとう兵器へいきとしての機能きのう限定げんていされるものの、射撃しゃげきへいそうとして機能きのう強化きょうかたしている。シールド後部こうぶ推進すいしん強化きょうかされている[108]
トライ・ブレード
ドライセンのものと同型どうけい作中さくちゅう使用しようしている。
かた強化きょうかパーツ
原型げんけい同様どうようにウェポン・コンテナとなっており、トライ・ブレードのほかファンネルやミサイル・ポッドなど運用うんようわせた武装ぶそうかわそう可能かのうであり[48]、さまざまな戦局せんきょく対応たいおうできる[86]後部こうぶには2のスラスターを増設ぞうせつしている[86]
背部はいぶポッド
メガ粒子りゅうしほう内蔵ないぞうしており、MA形態けいたい機首きしゅとなる[86]
スカート
股関節こかんせつ防御ぼうぎょりょく強化きょうかのために追加ついかされる。原型げんけいではりょうこしはいされているスプレッド・ビームは中心ちゅうしん移設いせつされている[86]
あし強化きょうかパーツ
変形へんけい機構きこうをもち、爪先つまさきとかかとを展開てんかいすることでクロー・アームとしても使用しよう可能かのうとなり、接地せっち機体きたい安定あんていさせるさいにも使用しようされる。ひざにはミサイル・ポッドを装備そうび[86]
テール・スラスター
りょうこし装備そうび重力じゅうりょくでの飛行ひこう可能かのうとするだい推力すいりょくスラスターで、バインダーとして独立どくりつ可動かどうしAMBAC作動さどうとしても使用しようされる。内部ないぶには原型げんけい同様どうようにTRジェネレーターを搭載とうさいする[86]

『くろうさぎのみたゆめ』では、「うさぎ」のさいダイアナキハールII人質ひとじちにとったドナルドジム・クゥエル頭部とうぶ狙撃そげきによってばし、背部はいぶへのトライ・ブレードのいちげき行動こうどう不能ふのうにする。帰投きとう、アリシアは股間こかんサブ・アームをIフィールドの防御ぼうぎょ装置そうち交換こうかんするようめいじる。「かがやけるほし作戦さくせんさいには、終盤しゅうばんでグロリアのフライルーIIやぶれた直後ちょくごに、大型おおがたのスマートガンのような火器かき携行けいこうし、多数たすうのフライルーIIをひきいて出撃しゅつげきエレノアほうによって僚機が全滅ぜんめつしたあとの去就きょしゅう不明ふめい

ガンダムTR-6[クインリィ]

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GUNDAM TR-6 [QUEENLY]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124QL[109] / ARZ-124QN[88]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]クィンリィ形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] QUEENLY FORM)」ともばれる[109]。ウーンドウォートの高性能こうせいのう火器かき管制かんせいにより、複数ふくすう火器かき制御せいぎょし、多数たすう標的ひょうてきへの同時どうじ攻撃こうげき目的もくてきとする拠点きょてん防衛ぼうえい形態けいたい背部はいぶスラスターユニットじょうにマウントされるウェポンカーゴが、あたかも王冠おうかんのようにえることから「クインリィ形態けいたい」とばれる(設定せってい画稿がこう記述きじゅつに[女王じょおう形態けいたい]との記述きじゅつあり)。

ウーンドウォート・ラーに背部はいぶ強化きょうかパーツ(アドバンスド・フライルー背部はいぶ強化きょうかパーツとおなじ)を装着そうちゃく頭部とうぶ強化きょうかパーツない格納かくのうされているものにかわそう(パーツ上部じょうぶのメガ粒子りゅうしほう使用しようしやすいタイプ)、大腿だいたいのフルドドIIに増加ぞうかスラスターユニットを装備そうびうでたたんで胴体どうたいユニットし、内側うちがわのマルチ・アーム・ユニットでビームキャノン2後部こうぶのサブアームでウィンチ・キャノン(旧型きゅうがた)2保持ほじした状態じょうたいで、さらに2のアドバンスド・キハールIIのMA形態けいたい合体がったいした形態けいたい。アドバンスド・キハールIIが装備そうびしていたコンポジット・シールド・ブースター2蛇腹じゃばらじょうのアームを展開てんかいして装備そうび

ガンダム試作しさく3号機ごうきのコンセプトと技術ぎじゅつ継承けいしょうしており、後継こうけい意識いしきしたと推測すいそくされる。TR-6の命名めいめい法則ほうそくじょう[デンドロビウムII]ばれる可能かのうせいかんがえられた[89]が、GP計画けいかく公式こうしき記録きろく抹消まっしょうもあって実現じつげんしなかった。

また、フルアーマー形態けいたいふくめてほん形態けいたいにはTR-6インレの下位かいモデルとしての側面そくめんもあり、戦略せんりゃく兵器へいきのインレは運用うんようコスト・政治せいじてき配慮はいりょといった事情じじょうからんで出撃しゅつげきできないことがおおいため、わりに戦場せんじょう派遣はけんされる構想こうそうがあった[89]

漫画まんが『ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』では、宇宙うちゅう世紀せいき0089ねんにジオンマーズのチェスター宇宙うちゅう艦隊かんたいおよびネオ・ジオン残党ざんとう火星かせい降下こうか作戦さくせん対抗たいこうするため、レジオンふく総裁そうさいグロリア・ザビほん形態けいたいしん装備そうびのフレア・ユニットを装備そうびして出撃しゅつげき。コンポジット・シールド・ブースターにわりガンダムTR-S[エルアライラー]のギガンティック・アーム、けい5のウェポン・コンテナもエルアライラーのものを装備そうび機体きたい左右さゆうにミサイル・コンテナを多数たすう連結れんけつする。ネオ・ジオン残党ざんとう強化きょうか人間にんげん搭乗とうじょうするフェンリス・ヴォルフ小隊しょうたい攻撃こうげきにより破壊はかいされるが、コアであるウーンドウォートは無事ぶじであり、無傷むきずであったギガンティック・アームとウェポン・コンテナ1、およびバーザムのひざからした装着そうちゃくして独自どくじこう機動きどう形態けいたいとなり、小隊しょうたい逆襲ぎゃくしゅうして全滅ぜんめつさせたあと、降下こうか開始かいしする敵艦てきかんたい降伏ごうぶく勧告かんこくする。

ガンダムTR-6[クインリィ]フルアーマー形態けいたい

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GUNDAM TR-6 [QUEENLY] FULL-ARMOR型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / FA-124QL[109] / ARZ-124QN[19]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]フルアーマー・クィンリィ形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] FULL ARMOR QUEENLY FORM)」ともばれる[109]。クインリィ(マルチ・アーム・ユニットおよびウィンチ・キャノンは装備そうびしない)にサイコガンダムまたサイコガンダムMk-IIりょううで両足りょうあし接続せつぞくうではフルドドIIとアドバンスド・キハールIIMA形態けいたいあいだに、あしりたたんで接続せつぞくユニットしたウーンドウォートのあしに)した形態けいたい。「フルアーマー・クインリィ」ともばれる[19]拠点きょてん防衛ぼうえい形態けいたいとギガンティック形態けいたい融合ゆうごうさせたものといえる。機体きたい後部こうぶ球状きゅうじょうダイダロス・ユニット装備そうびすることで、飛行ひこう可能かのうとなる。発展はってんプランとして、ウェポンカーゴにプロトタイプサイコガンダム巨大きょだいなサイコミュバックパックを搭載とうさいすることで、TR-6を完全かんぜんサイコガンダムしてしまうプランが存在そんざいする。

TR-6の柔軟じゅうなん互換ごかんせいしめすためのシンボルてき形態けいたいであると同時どうじに、機動きどう兵器へいきとしての最上さいじょうクラスの性能せいのうゆうする。

ガンダムTR-6[インレ]

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GUNDAM TR-6 [INLE]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124IL[109] / ARZ-124INL[110]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]インレ形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] INLE FORM)」ともばれる[109]。TR-6の究極きゅうきょく形態けいたいで、ファイバーIIダンディライアンII合体がったいした決戦けっせん仕様しよう[4]。クィンリィの上位じょうい形態けいたいでもあり[89]藤岡ふじおかはクィンリィとの対比たいひで「大王だいおう形態けいたい」とも表現ひょうげんしている[111]

正確せいかくなスペックの数値すうち不明ふめいだが、巡航じゅんこう形態けいたい全長ぜんちょうは100メートルをえるとされ、対比たいひ(ラフ画稿がこう)ではMS形態けいたいでの頭頂とうちょうだかはサイコガンダム(40メートル)やクィン・マンサ(39.2メートル)のばいぜんこうαあるふぁ・アジール(108.26メートル)をえている[4]

ほん形態けいたいはMS・MAとう機動きどう兵器へいきわくえた「戦略せんりゃく兵器へいき」に分類ぶんるいされ[18]、「単機たんき敵陣てきじん強行きょうこう突入とつにゅうして制圧せいあつ可能かのうとする弾道だんどう兵器へいき」をコンセプトとする[112]強力きょうりょくすぎる戦力せんりょく費用ひようたい効果こうかくわえ、きゅう世紀せいきにおける核兵器かくへいき抑止よくしりょくちか政治せいじてき影響えいきょうりょくをもゆうするため、戦争せんそう趨勢すうせいけっする戦場せんじょう以外いがいでの投入とうにゅうきわめてまれなケースとされる[89]

TR計画けいかくはインレの開発かいはつ目的もくてきとする計画けいかくだったが、巨大きょだいなサイズと複雑ふくざつなシステムのために単独たんどくでの開発かいはつ困難こんなん判断はんだんされ、まずTR-1からTR-5のかく分散ぶんさんしてシステムの開発かいはつ運用うんよう試験しけん実施じっし[112]。それぞれかく機能きのう機構きこう実用じつようせい検証けんしょうし、られた兵器へいきシステムを具体ぐたいすることで完成かんせいにこぎけた[112]計画けいかくには運用うんよう母艦ぼかんとなるアスワンあらため衛星えいせい軌道きどうじょうちゅうステーション「SSD(スターシップダウン)」、さらに強化きょうか人間にんげん専用せんようとしてのサイコミュ搭載とうさいサイコ・インレ)や、そと惑星わくせいへの侵攻しんこう想定そうていした巨大きょだい惑星わくせいあいだ航行こうこうブースター(フリス)の開発かいはつふくまれていた[112]

なお当初とうしょインレのコアMSとして予定よていされていたのはRX-123 ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]であったが[9]、TR-6に計画けいかく移行いこうして開発かいはつ複雑ふくざつした結果けっか、TR計画けいかく進行しんこう遅延ちえんしグリプス戦役せんえきへの投入とうにゅう自体じたいかなわなかった。かりにRX-123を正式せいしき量産りょうさんし、当初とうしょ予定よていどおりインレをグリプス戦役せんえき投入とうにゅうできていればティターンズの勝利しょうり確実かくじつだった[9]。また、かり投入とうにゅうがグリプス2攻防こうぼうせんであったのならエゥーゴの勝利しょうりおおっていたと仮定かていされる[4]

2のコアMSは、それぞれファイバーIIがわ火器かき管制かんせい、ダンディライアンIIがわ操縦そうじゅう担当たんとうする[4]。テスト・カラー[4]、ティターンズ・カラー[4]およびレジオン・カラー[110]確認かくにんできる。

各種かくしゅ形態けいたい
巡航じゅんこう形態けいたい
ファイバーIIに装備そうびされているふくあいバインダー下部かぶメイン・バインダーを前方ぜんぽう展開てんかいして重量じゅうりょうバランスをととのえ、機体きたいへの負荷ふか最小限さいしょうげんおさえるとともに、ダンディライアンIIに装備そうびされているダイダロス・ユニットのミノフスキー・クラフトなどの併用へいようにより大気圏たいきけんないでの飛行ひこう実現じつげんした形態けいたい[4]。「モビル・フォートレス形態けいたい」ともばれる[18][4]
射出しゃしゅつ形態けいたい
攻略こうりゃく目標もくひょう地点ちてん到着とうちゃくに、搭載とうさいであるキハールII射出しゃしゅつするために、ふくあい防御ぼうぎょバインダーを左右さゆう展開てんかいしてリニア・カタパルトとする形態けいたい[4]
大気圏たいきけん離脱りだつ形態けいたい[113]
ファイバーIIと同様どうように、大型おおがたブースター後部こうぶ装備そうびして地上ちじょうからげられる[4]
装備そうび
そと惑星わくせい進出しんしゅつよう機器きき[フリス][52]
TR計画けいかく予定よていされていた[112]インレ強化きょうか計画けいかくのひとつで、後部こうぶ装備そうびする木星もくせいけん進出しんしゅつようちょう大型おおがたブースター[4]巨大きょだいな3まいの「つばさ」をち、展開てんかいすることで太陽たいようふう推進すいしん可能かのうとされる[4]

ガンダムTR-6[ファイバーII]

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GUNDAM TR-6 [FIVER II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124HS+LRX-007-2[114] / ARZ-124FV II[96] / ARZ-124FV-2[115] / ARZ-124FV[47]

「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ファイバーII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART] FIVER II FORM)」ともばれる[114]。コアMSにTR-5[ファイバー]運用うんようデータをもとに開発かいはつされた[ファイバーII]ユニットを装着そうちゃくした形態けいたい[116]機種きしゅ統合とうごう計画けいかくにおけるメッサーラ後継こうけい形態けいたい[47]。また、インレの上半身じょうはんしん形成けいせいする。

侵攻しんこう制圧せいあつ兵器へいきシステム (Invasion and subdue weapon system)」というカテゴリーがあたえられており、ちょう音速おんそく侵攻しんこうによりてきへと侵入しんにゅうし、圧倒的あっとうてき火力かりょく搭載とうさいキハールIIによる空間くうかん制圧せいあつ能力のうりょくによっててき制圧せいあつする[116]弾道だんどう兵器へいき利点りてんちょう射程しゃてい迎撃げいげき困難こんなん)をそなえた機動きどう兵器へいきであり、MSを中心ちゅうしんユニットにすることで既存きそん弾道だんどう兵器へいき欠点けってんであるひく命中めいちゅう精度せいど克服こくふくしている[117]単独たんどく危険きけんたか任務にんむをおこなうため、ふくあいバインダーによって極限きょくげんまで防御ぼうぎょりょくたかめられている[47]かくパーツはドラムフレームをかいして蛇腹じゃばらじょう関節かんせつ接続せつぞくされており、フレキシブルに可動かどうする[47]

MA形態けいたい地上ちじょうからげられ、弾道だんどう軌道きどうてき勢力せいりょくけん突入とつにゅうして拠点きょてん上空じょうくう到達とうたつ、MS形態けいたい変形へんけいして攻略こうりゃくをおこない、同時どうじ搭載とうさいによる制圧せいあつなども実施じっしする[117]。MS形態けいたいでは胴体どうたい反転はんてんして展開てんかい、ピグウィグ・キャノンIIを保持ほじしたコアMSが露出ろしゅつするかたちとなる。MSの柔軟じゅうなんせいかして目標もくひょうをピンポイントに攻撃こうげき可能かのうであり、損害そんがい最小限さいしょうげんおさえた目的もくてき達成たっせい可能かのうとなる[117]弾道だんどうミサイルとことなりさい利用りよう可能かのうであることも、ほん形態けいたい有用ゆうようせい担保たんぽしている[117]

武装ぶそう装備そうび
ハイパー・ロングレンジ・ビーム・キャノン
ほん形態けいたいしゅへいそうで、通称つうしょう「ビグウィグ・キャノンII」。バイザックTR-2[ビグウィグ]のビーム・キャノンをさらに強化きょうかしたもので、精密せいみつ射撃しゃげき命中めいちゅう制度せいど向上こうじょう[116]、MSで運用うんよう可能かのう火器かきとして最大さいだいきゅう威力いりょくゆうする[47]。また携行けいこう容易よういにするため、たた機構きこう採用さいようされている[47]。MS形態けいたいではコアMSのうで保持ほじされることでひろ視界しかいるほか、射撃しゃげき精密せいみつ向上こうじょうする[117]ほんへいそうのみの独立どくりつ運用うんよう可能かのう[47]
インレ合体がったいにはダンディライアンIIのシールドを装着そうちゃくし、防御ぼうぎょよう拡散かくさんビームほう使用しよう可能かのう[116]腰部ようぶ(ダンディライアンIIがわ)に装着そうちゃくし、精密せいみつ射撃しゃげきにはダンディライアンIIがわのコアMSが直接ちょくせつ操作そうさする[116]
ふくあいバインダー
ふくあい防御ぼうぎょバインダー」ともばれる[103]りょうふなばた装備そうびされ、ブースターだけでなく、武装ぶそうやIフィールドも搭載とうさいする攻防こうぼう一体いったいふくごうへいそう[117]。Iフィールド・ジェネレーターを中心ちゅうしんに、上下じょうげ2まいのメイン・バインダーと側面そくめんのサブ・バインダーで構成こうせいされる[117]。メイン・バインダーの前部ぜんぶには迎撃げいげきよう積極せっきょくてき防御ぼうぎょへいそう内蔵ないぞう[117]球形きゅうけい有線ゆうせんスプレッド・ビーム砲台ほうだい[47]機関きかんほう搭載とうさい[117]上部じょうぶメイン・バインダー後部こうぶには搭載とうさいとしてキハールIIを片側かたがわ3けい6搭載とうさい可能かのう(イカロス・ユニット装備そうびヘイズルなど通常つうじょうMSも[103]。アームで懸架けんかし、レールで前後ぜんご移動いどうする[47]下部かぶメイン・バインダー後部こうぶはメイン・ブースターとなっており、プロペラントタンクやスラスターを内蔵ないぞうする[117]同様どうようにスラスターを内蔵ないぞうしたサブ・バインダーもあわせた3つのバインダーを可動かどうさせることで、高度こうど機動きどうせい運動うんどうせい発揮はっきする[117]
胴体どうたいユニット
MA形態けいたい機首きしゅ構成こうせいし、半円はんえんじょうのメイン・フレームをかいしてふくあいバインダーを接続せつぞくする[117]。TRシリーズ共通きょうつう新型しんがたジェネレーターのほか、共通きょうつう冷却れいきゃくフィールド発生はっせい内蔵ないぞうし、使用しようりょう側面そくめん展開てんかいする[117]。コアMSは大型おおがたのアームでりょうかたフルドドIIのドラムフレームに接続せつぞくし、本体ほんたい下部かぶ収納しゅうのうする[47]
巨大きょだい武器ぶきにもなっており、だい中小ちゅうしょうのコンテナを多数たすう搭載とうさいする[ちゅう 20]。コンテナない各種かくしゅ武装ぶそう使用しようするさいには、カバーが上方かみがた展開てんかいする。また、オプションとしてEWACレドームあん、ミサイル・サイロあん、サイコミュ・システムあん後述こうじゅつ)、その「3ごう計画けいかく」などさまざまなしん兵器へいき搭載とうさいあん検討けんとうされるが、いずれもペーパー・プランにわっている[4]
漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、機首きしゅ下部かぶ大型おおがたブレード・アンテナはサイコブレードのように他者たしゃれることで精神せいしん感応かんおうきている。
大型おおがたブースター
作戦さくせん内容ないようによっては、げのさいに「インレのゆりかご」とばれる球形きゅうけい大型おおがたブースターを後部こうぶ接続せつぞくする。内部ないぶには大型おおがた格納かくのうスペースをゆうし、兵員へいいんやMSを搭載とうさいして輸送ゆそう展開てんかい可能かのう。ホバリング・ユニットもねており、滞空たいくうしつつ部隊ぶたい支援しえんなどをおこなうことも予定よていされている。大量たいりょう燃料ねんりょう搭載とうさいしての長距離ちょうきょりミッションや惑星わくせいあいだ航行こうこう可能かのうであり、そのさい内部ないぶ居住きょじゅうスペースをもうけ、独立どくりつしたバイオスフィアとしても機能きのうする。だい出力しゅつりょくのジェネレーターを搭載とうさいしており、漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』ではアリシアがこれをレジオンの建国けんこく利用りようしている[117]。「アリシアのまゆ」とばれるとうさい上部じょうぶ設置せっちされ、居住きょじゅうスペースはアリシア専用せんよう王宮おうきゅう転用てんようされており[25]建設けんせつちゅうしん市街しがいのシンボルにもなっている[117]
げきちゅうでの活躍かつやく
『ティターンズのはたのもとに』では、グリプス戦役せんえき末期まっきカール・マツバラ中尉ちゅうい搭乗とうじょうするガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]をコアMSとして運用うんようされている。
『くろうさぎのみたゆめ』の前日ぜんじつたんとなる設定せっていでは、ティターンズがレジオンにもちみ、0088ねんのレジオン建国けんこく戦争せんそうでアリシアとオメガが搭乗とうじょうするハイゼンスレイIIをコアMSとして運用うんようされ、敵対てきたいするジオンマーズの拠点きょてん単機たんき攻略こうりゃくするなどの活躍かつやくせたとされる[47]ほんによって火星かせい開拓かいたくし、レジオンにたか工業こうぎょうりょくをもたらしたあと、氷河ひょうが基地きちで0091ねんにかけて改修かいしゅう修理しゅうりがおこなわれる。なお、ビグウィグ・キャノンIIははずされ、監視かんし衛星えいせいエレノア」の主砲しゅほう転用てんようされる[14]
『くろうさぎのみたゆめ本編ほんぺんでは、インレの上半身じょうはんしんとなることから「インレのつばさ」ともばれるが[47]ほん形態けいたい自体じたいが「インレ」あるいは「ガンダム・インレ」とばれることもおおい。反乱はんらんぐんによるほん奪還だっかん目的もくてきとする「かがやけるほし作戦さくせん最中さいちゅう完成かんせいさい調整ちょうせいされたアリシアのクローン強化きょうか人間にんげんのひとりダイアナ生体せいたいユニットとして起動きどうするも、身内みうちのいざこざによりびたがえ暴走ぼうそう水門すいもん破壊はかいしコンテナからミサイルをぜん方位ほうい発射はっしゃするなどしててき味方みかたかまわず攻撃こうげきする。ツキモリ搭乗とうじょうするヘリオス・マリナーとの戦闘せんとうでは多数たすうのモビル・ビットを射出しゃしゅつして、ビット同士どうし攻防こうぼうせんひろげる。有線ゆうせんスプレッド・ビーム砲台ほうだい有線ゆうせんクロー・アームにかわそうされており、これによってヘリオス・マリナーのコックピットをつらぬくが、直後ちょくごトリスタンのクローン強化きょうか人間にんげんであるホシマルアーリー・ヘイズルがブレード・アンテナにれることで、ほん制御せいぎょもど[118]ほんにはあらかじめTR計画けいかく中心ちゅうしん人物じんぶつであるトリスタンを認識にんしきして起動きどうするような仕掛しかけがほどこされていたのである[118]。さらにホシマル自身じしん精神せいしん感応かんおうでダイアナを説得せっとくして本来ほんらい自分じぶんもどさせることで戦意せんい喪失そうしつほん奪還だっかんされる。しかし、レジオンによる改修かいしゅうでダンディライアンIIにわる下半身かはんしんとして[118]陸上りくじょう移動いどうようのグラン・ユニットを装着そうちゃくされており、火星かせいからられない状態じょうたいとなっていた。

ガンダムTR-6[ダンディライアンII]

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GUNDAM TR-6 [DANDELION II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124+NRX-005-2[114] / ARZ-124DL-2[110]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]ダンディライアンII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] DANDELION II FORM)」ともばれる[114]。コアMSにTR-4[ダンディライアン]同様どうよう大気圏たいきけん突入とつにゅうモジュールを装備そうびした形態けいたい[103]機種きしゅ統合とうごう計画けいかくにおけるバウンド・ドック後継こうけい形態けいたいであることが示唆しさされている(りょう矢印やじるしかれている)[52]。また、機種きしゅ統合とうごう計画けいかくガンダムTR-S[ラブスカトル]のコンセプトをいで設計せっけいされているため、各部かくぶ共通きょうつうするパーツがおお見受みうけられる[119]。インレの下半身かはんしん形成けいせいする。

ダイダロス・ユニット搭載とうさいされたミノフスキー・クラフトにより、おもに成層圏せいそうけんでの活動かつどう主眼しゅがんとするが[120]大気圏たいきけん内外ないがい高速こうそく戦闘せんとうよう形態けいたいでもあり、AMBAC作動さどうねる1つい大型おおがたクロー・アームを搭載とうさいいちげき離脱りだつ[120]格闘かくとうせんにも対応たいおうする[52]。MA形態けいたいではコアMSは内蔵ないぞうされているが、MS形態けいたいではユニット全体ぜんたい中心ちゅうしんから左右さゆうれ、コアMSとダイダロス・ユニットが姿すがたあらわす。コアMS(イラストではウーンドウォート・ラー)はみぎ前腕ぜんわんコンポジット・シールド・ブースター左腕さわんにユニットの機首きしゅ変形へんけいしたシールド(防御ぼうぎょよう拡散かくさんビームほう搭載とうさい[116])を装備そうびりょうかたのフルドドIIのサブ・アームでウィンチ・キャノンを保持ほじしている。

漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、エゥーゴに接収せっしゅうされており、地球ちきゅう衛星えいせい軌道きどうじょうSSDでヴァルハラ博士はかせのもと研究けんきゅうつづけられている[42]

ガンダムTR-6[サイコ・インレ]

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GUNDAM TR-6 [PSYCHO INLE]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124IL/P[109]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコ・インレ形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] PSYCHO INLE FORM)」ともばれる[109]。TR計画けいかく予定よていされていた[112]、インレにサイコミュをんだ究極きゅうきょく兵器へいき構想こうそうであるが[57]、ペーパー・プランにわっている[4]藤岡ふじおかは「ティターンズの狂気きょうき体現たいげんした醜悪しゅうあく最終さいしゅう兵器へいき計画けいかく」とひょうしている[57]

インレの頭部とうぶたるユニット(ファイバーIIの胴体どうたいユニット)の上部じょうぶにサイコミュ搭載とうさいそとけユニットを装着そうちゃく[4]。その武装ぶそうサイロにはビットやリフレクター・ビット、コンポジット・シールド・ブースターといったサイコミュ誘導ゆうどう兵器へいきのほか、プラズマ・リーダー、巡航じゅんこうミサイル、核弾頭かくだんとうやBC兵器へいきといった大量たいりょう破壊はかい兵器へいきなどを搭載とうさい可能かのう。インレの複雑ふくざつ火器かき管制かんせいをサイコミュによる思考しこう制御せいぎょでおこなえるが、パイロットはニュータイプか強化きょうか人間にんげんかぎられてしまうため、通常つうじょうのパイロットにこだわるこれまでのコンペイトウ技術ぎじゅつ本部ほんぶ方針ほうしんとははんするコンセプトとなっている[57]

イラストではMS形態けいたいからファイバーIIの下部かぶメイン・バインダーを反転はんてんさせてはし有線ゆうせんスプレッド・ビーム砲台ほうだいを「」のように固定こてい、ダンディライアンIIのクロー・アームを「あし」のように展開てんかいしており、通常つうじょうのインレと印象いんしょうことなる。塗装とそうもほかの形態けいたいことなり、濃紺のうこんとオレンジ・イエローを基調きちょうとしているのが特徴とくちょうてきである。

ガンダムTR-6[キハールII]

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GUNDAM TR-6 [KEHAAR II[108] / KEHHAR II[121] / KHEAR II[122]]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124KH[90] / RX-124KH2[17] / ARZ-124KH2[121] / ARZ-124KH-2[122] / ARZ-124KH II[123]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]キハールII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] KEHAAR II FORM)」ともばれる[90]インレ護衛ごえい目的もくてきとした形態けいたい[122]機種きしゅ統合とうごう計画けいかくにおいてはアッシマーキハールバイアランといった大気圏たいきけんない飛行ひこうMSの後継こうけい相当そうとうする[88][122]

ウーンドウォートに飛行ひこうよう強化きょうか装備そうびである「キハールIIユニット」を装着そうちゃく[122][121]頭部とうぶカバーには僚機との通信つうしんよう大型おおがたアンテナを装備そうび、MA形態けいたいでは整流せいりゅうカウルの役割やくわりになう。かた飛行ひこうユニットにはねつかくジェットを内蔵ないぞううで小型こがたシールドはスプレッド・ビームを搭載とうさいするふくあい装備そうびとなっている。胸部きょうぶ姿勢しせい制御せいぎょバインダーはMA形態けいたいでのAMBAC作動さどう増加ぞうか装甲そうこうねる[122]。コンポジット・シールド・ブースター1装備そうびするが、わりにガンダムMk-Vニューディサイズだつ取前とりまえ)のビーム・ライフルを携行けいこうすることもある[53]。なお、宇宙うちゅう空間くうかんでの運用うんよう可能かのうとする資料しりょうもあるが[28]漫画まんが『ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』ではほん宇宙うちゅうにはけないとされ、火星かせい成層圏せいそうけんねつかくジェットがエンジン・ストールする描写びょうしゃもある。

母艦ぼかんとなるインレにはコンパクトな円盤えんばんじょうのMA形態けいたい搭載とうさいされ、出撃しゅつげき目的もくてきまでこの形態けいたい飛行ひこう[122]、MSをせてサブフライトシステムとしても機能きのうする[53]目的もくてき上空じょうくうでは手足てあし展開てんかいしたなかあいだ形態けいたい変形へんけいひとがたかつ空中くうちゅうせん可能かのうなバランスのよい形態けいたいとされる。拠点きょてん制圧せいあつなどでは近接きんせつ戦闘せんとうてきしたMS形態けいたい変形へんけい移動いどうおもにホバーでおこなう[122]。キハールIIユニットの塗装とそう濃紺のうこん基調きちょうとしたティターンズ制式せいしき採用さいようカラーとインレ搭載とうさい黄色おうしょく(アッシマーやキハールと共通きょうつう)、そしてレジオン鹵獲ろかく仕様しようあかの3種類しゅるいがある。

『くろうさぎのみたゆめ』では、レジオンのアリス親衛隊しんえいたい専用せんようとして6登場とうじょうする。強化きょうか人間にんげんようのサイコミュを搭載とうさいしている[122]

ガンダムTR-6[キハールII]EWAC形態けいたい

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GUNDAM TR-6 [KEHAAR II] EWAC-MODE[17][124]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124KH2E[17] / ARZ-124KH2EW[124]

MA形態けいたい上部じょうぶ(MS形態けいたい背部はいぶ)のブースト・ポッドを、レドームがたかわそうした形態けいたい。「EWACキハールII」[124]、または「強行きょうこう偵察ていさつ形態けいたい」ともばれる[17]

斥候せっこうてき役割やくわりにない、インレに先行せんこうして偵察ていさつをおこなう[124]。レドームはMA形態けいたいそらりょく特性とくせい配慮はいりょした形状けいじょうとなっており、後方こうほう小型こがた円形えんけいサブ・アンテナはボリノーク・サマーンのものとどう系列けいれつのものが使用しようされている[124]。僚機や監視かんし衛星えいせいとサイコミュ・リンクすることにより、ほん偵察ていさつ情報じょうほうをリアルタイムで共有きょうゆうすることが可能かのうとなっている[124]

ガンダムTR-6[アドバンスド・キハールII]

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GUNDAM TR-6 [ADVANCED KHEAR II][89]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124KH/AD[101] / RX-124AKH II[89] / ARZ-124AKH II[86]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・キハールII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] ADVANCED KEHAAR II FORM)」ともばれる[101]クインリィ構成こうせい要素ようそのひとつとなる強化きょうか形態けいたい[89]

キハールIIのMS/MAりょう形態けいたい対応たいおうした「アドバンスドユニット」を装着そうちゃくする[89]りょうかたにウェポン・カーゴ2頭部とうぶにハイ・メガ・キャノン[89]スキッドじょう展開てんかいするホバリングノズルきの[よう出典しゅってん]あしユニットを追加ついか。クインリィ形態けいたいではフライルーII・ラーりょう側面そくめんにMA形態けいたいで2合体がったいし、武器ぶきコンテナ、ブースター、ジェネレーター、AMBAC作動さどうなどをねた巨大きょだいなバインダーとして機能きのうする(無人ぶにんでも本体ほんたいがわ制御せいぎょ可能かのう[89]

ガンダムTR-6[ギャプランII]

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GUNDAM TR-6 [GAPLANT II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124HR[114]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]フライルーII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] HRAIROO II FORM)」ともばれる[114]、パーツ評価ひょうか試験しけんよう形態けいたい[102]。『Re-Boot』の当初とうしょ設定せっていでは「ガンダムけい量産りょうさん」とされ、名称めいしょうはんしてバーザム代替だいたいであることが示唆しさされたが(りょう矢印やじるしせんむすばれている)[52]、そのバーザムII設定せっていされた。

ウーンドウォートにギャプランうでアドバンスド・ヘイズルあし接続せつぞく、マルチ・コネクター・ポッドにかわそうしてりょう側面そくめんにヘイズルのシールド・ブースターを装着そうちゃくガブスレイなどのフェダーイン・ライフルを携行けいこうする。連邦れんぽうぐん伝統でんとうガンダムおよびジムちか特性とくせいをもち[52]とくした機能きのうはないものの過不足かふそくない戦闘せんとうりょく発揮はっきする[125]。テスト・カラー[102]とティターンズ・カラー[125]確認かくにんされている。

ガンダムTR-6[フライルーII]

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GUNDAM TR-6 [HRAIROO II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124HR/AD[126]

機体きたいレイアウトがギャプランTR-5[フライルー]酷似こくじしていることから[83]、その代替だいたいとして[58]名付なづけられた形態けいたい[83]ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]同様どうようのパーツ構成こうせいであり、「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・フライルーII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] ADVANCED HRAIROO II FORM)[114]あるいは「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・フライルー形態けいたい[ちゅう 21][126]ともばれる。「対抗たいこう兵器へいき」として、のちのΖぜーたプラスデルタプラスなどΖぜーたガンダムけい後継こうけい対応たいおうしており、大気圏たいきけん突入とつにゅう能力のうりょくをもつこれらの機体きたいたいして原型げんけいのギャプランと同様どうようこう高度こうど迎撃げいげきすると同時どうじに、それらを凌駕りょうがする能力のうりょく付与ふよされた形態けいたいでもある[82]

頭部とうぶハイ・メガ粒子りゅうしほう、そこから後方こうほうびる拡張かくちょう装備そうびようラッチ[82]上部じょうぶウェポン・カーゴ大腿だいたいクラッカー・ホルダー装備そうびギャプランIIおなじくアドバンスド・ヘイズルのあし(レジオン親衛隊しんえいたいによる実際じっさい運用うんようにはバーザムのあし[25])を接続せつぞくするが、うでわりにコンポジット・シールド・ブースターを2装備そうび[58]後部こうぶウィング・ブースター接続せつぞくこう機動きどう剛性ごうせい確保かくほするため拡張かくちょう装備そうびようラッチのフレームにはん固定こていされる[82]。これにより、変形へんけいすることなく[83]射撃しゃげきモードと格闘かくとうモードのふたつに変化へんかすることが可能かのうとなり、これらを使つかけることであらゆる戦局せんきょく対応たいおうする[58]頭部とうぶはブレード・アンテナをはずしたもの[83]サイコブレード装備そうびしたもの[58]が、塗装とそうはテスト・カラー[83]とレジオン・カラー[82]確認かくにんできる。

射撃しゃげきモード (SHOOTING MODE[127])
「MS形態けいたい」ともばれる[114]通常つうじょう形態けいたいだが、3強力きょうりょくなビームほうをもつことから射撃しゃげきモード(形態けいたい)ともばれる[83]。いずれもちょう射程しゃていほこっており、遠距離えんきょりからの一方いっぽうてき攻撃こうげき可能かのうである[83]
格闘かくとうモード (FIGHTING MODE[127])
「MA形態けいたい」ともばれる[114]うでとして装備そうびされているコンポジット・シールド・ブースターのクローを展開てんかいすることで、格闘かくとうせん対応たいおうする形態けいたい[83]接続せつぞくしているあしをパージして補助ほじょつばさ展開てんかいする場合ばあいもある。ひとがたはずれた、なかば航空機こうくうきじょう形態けいたいであり[58]機体きたい各部かくぶ装備そうびされた複数ふくすうのブースター[82]加速かそく利用りようしてMAのような一撃いちげき離脱りだつ戦法せんぽうをとる[58]
作中さくちゅうでの活躍かつやく
漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、0091ねん火星かせいでの「かがやけるほし作戦さくせん」において反乱はんらんぐん奪取だっしゅされたバケットホイールエクスカベーターがたサイコガンダムMk-II対抗たいこうするため、アリシアの命令めいれいでグロリアが搭乗とうじょうして単騎たんき出撃しゅつげきするが(後述こうじゅつの[フライルーII・ラー]であったともいわれる[14])、BUNNySおよび戦闘せんとうプログラムをインストールしたてき巨体きょたいでありながらほん攻撃こうげきをかわしり、ウェポン・カーゴに搭載とうさいしているファンネルを射出しゃしゅつするもつかまれてたたおとされ、最後さいご大型おおがたのバケットホイールをたたきつけられて大破たいはする。アリシアはリハイゼ多数たすうほん最低さいていでも11、パイロットはアリシアのクローン)をひきい、いち斉射せいしゃによる飽和ほうわ攻撃こうげきてき沈黙ちんもくさせる。しかし直後ちょくご造反ぞうはんした監視かんし衛星えいせいエレノア砲撃ほうげきい、アリシアのたてとなり全滅ぜんめつする。

ガンダムTR-6[フライルーII・ラー]

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GUNDAM TR-6 [HRAIROO II RAH]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / ARZ-124HR II[19]

フライルーIIのかたあしにフルドドIIが2合体がったいした形態けいたい。クインリィ形態けいたい中核ちゅうかくユニットとなる形態けいたいだが[58]単体たんたい形態けいたいとしては『A.O.Z Re-Boot』が初出しょしゅつ命名めいめい法則ほうそくどおり[フライルーII・ラーII]ともばれる[58]。また、「[フライルー・ラーII フルアーマー]形態けいたい」ともばれる[25]

フルドドIIのドラムフレーム部分ぶぶん各種かくしゅちょうじゅう装備そうび追加ついか装着そうちゃくすることで、クインリィ形態けいたいやギガンティック形態けいたいなどのサイコガンダムけい巨大きょだい機動きどう兵器へいき変化へんかする[82]単体たんたいでも宇宙うちゅう空中くうちゅう地上ちじょうとあらゆる領域りょういきでのたか戦闘せんとうりょくをもち、領域りょういき支配しはい(エリア・ドミナンス)分類ぶんるいされる[88]

ガンダムTR-6[ヘイズルII]

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GUNDAM TR-6 [HAZEL II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124HZ[101]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]ヘイズルII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] HAZEL II FORM)」ともばれる[101]ガンダムTR-1[ヘイズルあらためおよび[ヘイズル・アウスラ]代替だいたいとなる形態けいたい[51]四肢ししたたんだウーンドウォートにヘイズルあらため四肢しし接続せつぞくし、ヘイズルと同様どうようのビーム・ライフルとシールドを携行けいこうする。

これとはべつに、ウーンドウォートのブースト・ポッドをマルチ・コネクター・ポッドにかわそうし、コンポジット・シールド・ブースターを左右さゆう1ずつ接続せつぞくした形態けいたいも[ヘイズルII]とばれる。これは、ウーンドウォート自体じたいがヘイズルもとたいヘイズル2号機ごうきあるいはアーリー・ヘイズル)の代替だいたいにも位置付いちづけられるからであり、ほん形態けいたいはヘイズルもとたい背部はいぶにシールド・ブースター2装備そうびしたこう機動きどう形態けいたい代替だいたいともえるが、ヘイズルのかく形態けいたい代替だいたい位置いちづけられる仕様しようはすべて[ヘイズルII]と呼称こしょうされる[51]。キハールIIと同様どうようのビーム・ライフルと小型こがたシールドを携行けいこうする。また、MA形態けいたいにも変形へんけい可能かのう

さらに、上記じょうき2形態けいたいわせた形態けいたいも[ヘイズルII]とばれ、ヘイズル・アウスラのこう機動きどう形態けいたい代替だいたいとされる[51]バーザムあらため同様どうようのビーム・ライフルとシールドを携行けいこうする。ヘイズル・アウスラと同様どうよう胸部きょうぶへのミサイル・ポッド装備そうびや、バックパックのトライ・ブースター・ユニットへのかわそうなどによって、だい1しゅ-だい3しゅ装備そうび形態けいたいへと変化へんかすることが可能かのうである[51]

ここにげた形態けいたいいちれいであり、ヘイズルIIはヘイズルと同様どうよう多数たすうのバリエーションが存在そんざいする[51]

ガンダムTR-6[ハイザックII]

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GUNDAM TR-6 [HI-ZACK II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124 / RX-124BZ[101] / ARZ-124HZ2[47]

「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]バイザックII形態けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] BY-ZACK II FORM)」ともばれる[101]公国こうこくけい量産りょうさん代替だいたい後継こうけい形態けいたい[20][52]。「ハイザック2 (HI-ZACK2)」とも表記ひょうきされる[47]

ウーンドウォートにハイザックうでマラサイあし接続せつぞく背部はいぶブースト・ポッドをマルチ・コネクター・ポッドにかわそうしてりょう側面そくめんフルドドIIのバインダー(ウィンチ・キャノン旧型きゅうがた)を装着そうちゃくアッシマー大型おおがたビーム・ライフルを携行けいこうする。公国こうこくけい量産りょうさんれたパイロットけであり[52]、ウーンドウォートをデチューンしたともえるロースペックな形態けいたいだが、一般いっぱんへいでもあつかいやすくなっている[102]。テスト・カラー[102]とレジオン・カラー[47]確認かくにんされている。なお、ハイザックのわりにゼク・アインうでだい3しゅへいそう右肩みぎかたシールドにクレイ・バズーカを懸架けんか)を接続せつぞくした形態けいたい(フルドドIIは装着そうちゃくしない、ティターンズ・カラー)も「ハイザックII」とばれる[128]

ほん形態けいたいをはじめとする既存きそんのパーツを装着そうちゃくした形態けいたいは、総合そうごう性能せいのう低下ていかするものの機能きのう限定げんていてきであるがゆえに一般いっぱんのパイロットにも操縦そうじゅうしやすく、機種きしゅ転換てんかん容易よういであるという利点りてんがある[52]

ガンダムTR-6[バーザムII]

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GUNDAM TR-6 [BARZAM II]型式けいしき番号ばんごう:RX-124[67] / ARZ-124[129] / ARZ-154BZ2[20]

『Re-Boot』で新規しんき設定せっていされた[129]連邦れんぽうけい量産りょうさん代替だいたい後継こうけい形態けいたい[20]

ジムけいをはじめ、ヘイズル・アウスラバーザムといった連邦れんぽうけい量産りょうさんMSの代替だいたい後継こうけいとして用意よういされる。頭部とうぶはバーザムのような大型おおがたのブレード・アンテナをもつもの(ツイン・アイ)にかわそうされる。胴体どうたいにはグランユニットようである装甲そうこうユニットが標準ひょうじゅん装備そうびされ、左右さゆうにミサイル・ランチャー、中央ちゅうおう防御ぼうぎょようスプレッド・ビームを搭載とうさいする。腰部ようぶドラムフレームには、バーザムと同様どうようにプリムローズIIの飛行ひこう補助ほじょようパーツとなるウィング・バインダーを装着そうちゃく四肢ししは、TR計画けいかく仕様しよう(ティターンズ・カラー)ではヘイズル・アウスラのものが装着そうちゃくされる予定よていだったが、レジオンで実戦じっせん配備はいびされたほん形態けいたいでは火星かせい工業こうぎょうプラントで増産ぞうさんされたバーザムのものが装着そうちゃくされている(ただし、レジオンとどう仕様しようでテスト・カラーのほん形態けいたい確認かくにんできる[67])。機能きのうてきには同等どうとうであり、おおきな差異さいはない。また、レジオン仕様しよう火星かせい監視かんし衛星えいせいエレノア」とのサイコミュ・リンクを構築こうちくする「エレノア・サテライト・リンク・システム」が搭載とうさいされており、情報じょうほう攻撃こうげきといった支援しえんけることが可能かのうとなる。通信つうしんにはブレード・アンテナがのちのユニコーンガンダムのように左右さゆう展開てんかいしてガンダムタイプとなり、てきだけでなく味方みかたにもおおきな心理しんりてき影響えいきょうあたえる[20]

武装ぶそうは、TR計画けいかく仕様しようではコンポジット・シールド・ブースター(ショート・バレル)に連邦れんぽうぐん汎用はんようのハイパー・バズーカを接続せつぞくしたもの、レジオン仕様しようはバーザムのビーム・ライフルとグレネード・ランチャーを接続せつぞくしたものをみぎ前腕ぜんわん装備そうびする[20]。また、レジオン仕様しよう背部はいぶにヘイズルのシールド・ブースターを(進行しんこう方向ほうこうぎゃくに)装備そうびすることもある[130]りょう仕様しようとも、大腿だいたいクラッカー・ホルダー装備そうびする。

漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、パイプライン事故じこさいにアリス親衛隊しんえいたいダイアナすく手柄てがらて(たとされ)、特務とくむたい昇格しょうかくしたウェンディ特別とくべつ下賜かしされたウーンドウォート(もとはダイアナ)に装着そうちゃくされる[20]。これは暗躍あんやくするジオンマーズにたいするプロパガンダや、レジオン国民こくみん戦意せんい高揚こうよう意味いみおおきいとされる[20]国民こくみん背負せお意味いみめて、ウーンドウォート本体ほんたい火星かせい象徴しょうちょうするあかさい塗装とそうされている[20]火星かせい工業こうぎょうプラントを防衛ぼうえいするバーザム部隊ぶたい隊長たいちょうとして、グランユニットを装備そうびしたグランバーザムII[ちゅう 22]として出撃しゅつげき。ジオンマーズはミノフスキー粒子りゅうし使つかった砂嵐すなあらし撹乱かくらんするが、エレノアとリンクを接続せつぞくしててき位置いち把握はあく形勢けいせい逆転ぎゃくてんする。

ガンダムTR-6[ジムII]

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『Re-Boot』で設定せっていされた形態けいたい形式けいしき番号ばんごう:RX-124)[51]命名めいめい法則ほうそくじょう唯一ゆいいつ形態けいたいめい既存きそん名称めいしょう重複じゅうふくする。

ジム・コマンドけいうでと、ジムあらためけいあし接続せつぞくジム・カスタムのジム・ライフルと、ジムあらためのシールドを携行けいこうする。テスト・カラーのみ確認かくにんされているが、ほかの形態けいたいことなりソールとシールドがあか塗装とそうされている[51]

ウーンドウォートけん形態けいたい

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災害さいがい現場げんばにおける現地げんち改修かいしゅう仕様しよう[16]漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、パイプライン事故じこ現場げんばけつけた2キハールIIのうち、ダイアナがバルブをめようとするが、すガスによって装甲そうこう凍結とうけつしたため装備そうびをパージしてウーンドウォートとなる。バルブをめることに成功せいこうするが、ガスの逆流ぎゃくりゅうによりパイプ自体じたい破裂はれつローザック破片はへん下敷したじきになったため、「BUNNyS」によってリバウンド・ドックから脱落だつらくした大型おおがたクレーンを左腕さわん装着そうちゃく接地せっち面積めんせきやすため[16]ローザックからひざからしたりて装着そうちゃくし、破片はへん除去じょきょ成功せいこうする。この形態けいたい命名めいめい法則ほうそくじょうリバウンド・ドックII」と仮称かしょうされる[16]

一方いっぽう、シンシア逃亡とうぼうするノン-ブラビからテール・ドリルをうば装着そうちゃくし、武器ぶき転用てんようしている。『A.O.Z Re-Boot』では、これらすべてのパーツを装着そうちゃくした状態じょうたいえがかれ、「ウーンドウォートけん形態けいたい」とされた[16]。このように現地げんち改修かいしゅうによるパーツのわせは無限むげんだいであり、あらゆる局面きょくめん対応たいおう可能かのうである[16]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ なお、ウーンドウォートが各種かくしゅパーツを装着そうちゃくするためにうであしたたんだ「四肢換装形態」の英文えいぶん表記ひょうきは "BUNNyS-MODE" とされる[17]
  2. ^ ほかに名称めいしょうは、上記じょうきメモの「強化きょうか人間にんげん人格じんかくMS」[18]または「強化きょうか人間にんげん人格じんかく対応たいおうOS」[19]がある。
  3. ^ 計画けいかくでは人体じんたい実験じっけんによりいくにんもの犠牲ぎせいしゃしたとされるが、真偽しんぎのほどはさだかではないとしている[19]
  4. ^ のちの『くろうさぎのみたゆめ』の設定せっていでは、この少年しょうねんが「3ごう」とばれ、「OVER THE MIND」計画けいかくいのちささげたとされている[22]
  5. ^ さらに、当該とうがいメモをふく特定とくていすうページに掲載けいさいされたメモはあくまでデザインじょうのコンセプトであり、サンライズ公式こうしき設定せっていではないとの注意ちゅういきがある[23]
  6. ^ なお、インストールのモニターには "C.A" と表示ひょうじされ、戦闘せんとうには「せてもらおうか」「たらなければどうということはない」「これでは道化どうけだ」といった台詞せりふがマーキュリーにこえているような描写びょうしゃがされている。また、観戦かんせんしているアリシア・ザビいているメイドのひとりも「まるで3ばいはやいようにえます」とべている。
  7. ^ 連載れんさいおよびムックのフォト・ストーリーでの撮影さつえいようプロップはキハールIIちゅうあいだ形態けいたいちかいシルエットだが、実際じっさいにはかなりことなる形状けいじょうであった(製作せいさく古木ふるき誠人まさと[29]連載れんさい終了しゅうりょうの『電撃でんげきホビーマガジン』でキハールII形態けいたいであったことが明言めいげんされ、空山そらやま竜司りゅうじによってあらためて模型もけい作例さくれい製作せいさくされた(ただしティターンズ・カラー)。空山そらやまによれば、当時とうじ製作せいさくできる自信じしんがなくなにかしら理由りゆうけてはげていたとのこと[28]
  8. ^ ムックにはほかにもべつ比較ひかく平面へいめんとされる)が掲載けいさいされており、そちらでは[ヘイズルあらため]とおな頭頂とうちょうだかえがかれているが、「正確せいかくなサイズは別紙べっし参照さんしょう」と記述きじゅつされている[12]
  9. ^ 当該とうがい設定せってい立体りったいされたTR-6[ウーンドウォート]のガンプラは、どうスケール(HGUCシリーズ)のティターンズけいMSの四肢ししとミキシングビルドすることで設定せっていどおりの派生はせい形態けいたい再現さいげんできるようになっている。
  10. ^ TR-6にフルドドIIが1合体がったいした形態けいたい名称めいしょうは、ハイザックIIにはなに付加ふかされていないが、ハイゼンスレイII・ラー(『ティターンズのはたのもとに』のカラー画稿がこうばん)には付加ふかされている。
  11. ^ のちの時代じだいの(登場とうじょう作品さくひんガイア・ギア』の発表はっぴょうさきゾーリン・ファンネル同様どうよう構造こうぞう
  12. ^ [ウーンドウォート・ラー2][89]や[ウーンドウォートラーII](中黒なかぐろなし)[88]表記ひょうきられる。
  13. ^ 「ハイゼンスレイII」の英文えいぶん表記ひょうきはほかに "HAZE'N-THLEY II[91]" や "HAZE'N-THELEY II[92]" とされることもある。
  14. ^ 当初とうしょ設定せっていでは、ほんとく宇宙うちゅうせん得意とくいとするとされ、MA形態けいたい大気圏たいきけんないでの運用うんよう想定そうていしていないとされていた[93]
  15. ^ ただし、出典しゅってんどうぺーじほんのスペックひょうでは、頭頂とうちょうだかふくむすべての項目こうもく数値すうち記載きさいされていない(横線おうせんかれている)[99]
  16. ^ ただし、そのプレミアムバンダイから発売はつばいされたほん形態けいたいのプラモデルのリア・スカートは、『ティターンズのはたのもとで』のラフデザインをもとにしている。
  17. ^ 文字もじ設定せっていでも、ハイゼンスレイIIにフルドドII 2装着そうちゃくした形態けいたいが「ハイゼンスレイII・ラー」であるとしている[65]
  18. ^ モノクロ画稿がこう掲載けいさいされているが、ガンダムMk-Vとことなりソールがハイヒールじょうになっている[57]
  19. ^ 初期しょき設定せっていでは "ARX-124R" であった[107]
  20. ^ コンテナはウェポン・カーゴ内蔵ないぞうされているものと同型どうけいだが[4]だい中小ちゅうしょういずれにたるかは不明ふめい
  21. ^ ただし "GUNDAM TR-6 [WONDWART] ADVANCED HRAIROO FORM" と英文えいぶん表記ひょうきのみ。
  22. ^ ただし [GRAN-BARZAM II] と英文えいぶん表記ひょうきのみ[130]

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  • A.O.Z Re-Boot Vol.32”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.33”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん3がつ8にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.34”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん3がつ15にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.35”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん4がつ17にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.36”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん6がつ2にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.37”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん6がつ9にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.38”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん7がつ14にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.39”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.40”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん9がつ11にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.43”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん10がつ20日はつか閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.45”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん2がつ6にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.46”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん2がつ14にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.47”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.48”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん2がつ27にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.49”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん3がつ13にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.50”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん3がつ20日はつか閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.51”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん4がつ11にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.52”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん5がつ30にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.53”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.54”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん7がつ17にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.55”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん7がつ24にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.60”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2019ねん2がつ12にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.61”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2019ねん2がつ18にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.62”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2019ねん4がつ9にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.63”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2019ねん5がつ21にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.64”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2019ねん5がつ28にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.65”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2019ねん8がつ28にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.70”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.73”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Special issue #1”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん10がつ4にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Special issue #2”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん10がつ21にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.76”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん12月16にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.77”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん1がつ13にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Special issue #3”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん6がつ16にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.80”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん7がつ14にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Special issue #4”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん9がつ1にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.83”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん9がつ15にち閲覧えつらん
  • 書籍しょせき
    • 『ENTERTAINMENT BIBLE.2 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい図鑑ずかん【PART.2 グリプス戦争せんそうへん】』バンダイ、1989ねん3がつ31にちISBN 4-89189-130-0 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム 新訳しんやくMSだい全集ぜんしゅう U.C.0081-0090』KADOKAWA、2022ねん3がつ26にちISBN 978-4-04-111179-6 
  • ムック
    • 電撃でんげきホビーマガジンスペシャル アドバンス・オブ・Ζぜーた ティターンズのはたのもとに Vol.6』メディアワークス、2008ねん2がつ15にちISBN 978-4-8402-4085-7 
  • 雑誌ざっし
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2010ねん1がつごう、アスキー・メディアワークス。 
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2011ねん1がつごう、アスキー・メディアワークス。 
    • 『ホビージャパン』2018ねん8がつごう、ホビージャパン。 
  • 分冊ぶんさつ百科ひゃっか
    • 週刊しゅうかん ガンダム・モビルスーツ・バイブル だい40ごう(AMX-014 ドーベン・ウルフ)』デアゴスティーニ・ジャパン、2020ねん3がつ31にち 
    • 週刊しゅうかん ガンダム・モビルスーツ・バイブル だい52ごう(RX-110 ガブスレイ)』デアゴスティーニ・ジャパン、2020ねん6がつ23にち 
  • 漫画まんが
    • みずきたつ『アドバンス・オブ・Ζぜーた ~ティターンズのはたのもとに~』 だい4かん、アスキー・メディアワークス、2008ねん4がつ26にちISBN 978-4-04-867051-7 
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい1かん、KADOKAWA、2018ねん12月27にちISBN 978-4-04-912225-1 
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい2かん、KADOKAWA、2019ねん5がつ27にちISBN 978-4-04-912510-8 
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい3かん、KADOKAWA、2019ねん8がつ30にちISBN 978-4-04-912812-3 
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい4かん、KADOKAWA、2019ねん12月28にちISBN 978-4-04-912950-2 
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい6かん、KADOKAWA、2021ねん6がつ29にちISBN 978-4-04-913762-0 
  • 小説しょうせつ
  • プラモデル付属ふぞく説明せつめいしょ
    • HGUC 1/144 RX-124 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]』プレミアムバンダイ、2018ねん6がつ 
  • ウェブサイト

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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