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ガンダムTR-6 (GUNDAM TR-6) は、ガンダムシリーズ に登場 とうじょう する架空 かくう の兵器 へいき 。初出 しょしゅつ は、雑誌 ざっし 企画 きかく 『ADVANCE OF Ζ ぜーた ティターンズの旗 はた のもとに 』。
地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 軍 ぐん の特殊 とくしゅ 部隊 ぶたい であるティターンズ の「TR計画 けいかく 」によって開発 かいはつ された次期 じき 主力 しゅりょく 量産 りょうさん 機 き 。軽量 けいりょう 型 がた モビルスーツ (MS) であるウーンドウォート をコア・モビルスーツとして、さまざまな強化 きょうか パーツを装着 そうちゃく することであらゆる戦場 せんじょう ・作戦 さくせん に対応 たいおう した形態 けいたい をとることが可能 かのう な「兵器 へいき システム」である。その形態 けいたい は、ハイザックII などといった量産 りょうさん 型 がた MSの代替 だいたい 後継 こうけい 機 き 形態 けいたい や、敵対 てきたい 組織 そしき であるエゥーゴ のSガンダム やΖ ぜーた Ζ ぜーた ガンダム に対抗 たいこう する形態 けいたい であるハイゼンスレイII から、巨大 きょだい な決戦 けっせん 兵器 へいき であるインレ にまでおよぶ。
『ティターンズの旗 はた のもとに』では物語 ものがたり の終盤 しゅうばん に試作 しさく 機 き 1機 き が登場 とうじょう するが、続編 ぞくへん の雑誌 ざっし ・ウェブ企画 きかく 『A.O.Z Re-Boot 』および漫画 まんが 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ - 』では、その後 ご 火星 かせい に持 も ち込 こ まれた別 べつ の機体 きたい がジオン公国 こうこく 軍 ぐん 残党 ざんとう 組織 そしき のひとつである「レジオン」によって鹵獲 ろかく ・再 さい 生産 せいさん されて複数 ふくすう 機 き が運用 うんよう されており、火星 かせい を支配 しはい する強大 きょうだい な戦力 せんりょく になるとともに、物語 ものがたり の鍵 かぎ を握 にぎ る重要 じゅうよう な存在 そんざい にもなっている。
『ティターンズの旗 はた のもとに』でメカニックデザイン全般 ぜんぱん を担当 たんとう した藤岡 ふじおか 建 けん 機 き によるが、これまでの既存 きそん のMSをベースとしたデザインと異 こと なり、完全 かんぜん なオリジナルとなっている。『ティターンズの旗 はた のもとに』本編 ほんぺん で唯一 ゆいいつ 活躍 かつやく した形態 けいたい であるハイゼンスレイII (およびハイゼンスレイII・ラー )については、本 ほん 作 さく は悪役 あくやく であるティターンズ 側 がわ の物語 ものがたり であるため、ヒーロー物 ぶつ のお約束 やくそく である主人公 しゅじんこう と対 たい の影 かげ となるダーク・ヒーロー 、または悪 あく の組織 そしき が作 つく った主人公 しゅじんこう の偽物 にせもの といった感 かん じを意図 いと したという。一見 いっけん 、各部 かくぶ の部品 ぶひん 構成 こうせい は異 こと なるが、ティターンズ・カラーで全身 ぜんしん を黒 くろ く塗 ぬ ると、機体 きたい 特性 とくせい の同 おな じΖ ぜーた Ζ ぜーた ガンダム やSガンダム といったアナハイム・エレクトロニクス 製 せい ガンダムに見 み えるようなシルエットになっているとのこと。
最終 さいしゅう 形態 けいたい であるインレ がバインダーを広 ひろ げた姿 すがた (射出 しゃしゅつ 形態 けいたい )は、翼 つばさ を大 おお きく広 ひろ げて獲物 えもの を狙 ねら うタカ (ティターンズのシンボルでもある)を連想 れんそう させるシルエットであるという。これまで実験 じっけん 動物 どうぶつ のウサギ だったTRシリーズが、完成 かんせい 形 がた でタカに転生 てんせい したというデザインの演出 えんしゅつ 意図 いと であるとのこと。
素 もと 体 たい となるウーンドウォート の頭部 とうぶ は、同 どう 時期 じき に藤岡 ふじおか が連載 れんさい していた漫画 まんが 『DOLLMASTER -彷徨 ほうこう の六花 ろっか -』(ジャイブ )に登場 とうじょう するエニグマ式 しき メカドール:PALと共通 きょうつう するデザインとなっている。
『ティターンズの旗 はた のもとに』の『電撃 でんげき ホビーマガジン』連載 れんさい 時 じ は、初出 しょしゅつ ではキハールII が「TR-6[ウーンドウォート]」(「ガンダム」は付 つ かない)として紹介 しょうかい された。次 つぎ の連載 れんさい でウーンドウォートの画稿 がこう と設定 せってい が公開 こうかい されたが、まだ名称 めいしょう に「ガンダム」は付 つ いていない。その次 つぎ にはハイゼンスレイIIが「ガンダムTR-6[ウーンドウォート](高速 こうそく 戦闘 せんとう 形態 けいたい )」として紹介 しょうかい されており、その後 ご も名称 めいしょう についてはしばらく混乱 こんらん (あるいは一部 いちぶ ミスリード )が見 み られた。これらはムックでもそのまま再 さい 掲載 けいさい されているため、注意 ちゅうい を要 よう する。
ティターンズ による次期 じき 主力 しゅりょく 機 き の開発 かいはつ 計画 けいかく 「TR計画 けいかく 」の最終 さいしゅう 型 がた にして完成 かんせい 機 き 。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく を反映 はんえい した量産 りょうさん 型 がた の可変 かへん MSで、「全 ぜん 軍 ぐん の規格 きかく 共有 きょうゆう 化 か 」と「決戦 けっせん 兵器 へいき 化 か 」の性質 せいしつ を有 ゆう し、地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 軍 ぐん の主力 しゅりょく 機 き として予定 よてい されていた。
ガンダムTR-6とは、単体 たんたい の機体 きたい を指 さ す呼称 こしょう ではなく素 もと 体 たい MS「ウーンドウォート 」もしくはそのコア「プリムローズII 」を中核 ちゅうかく とした兵器 へいき 体系 たいけい のコードである。換 かわ 装 そう を前提 ぜんてい としており、TRシリーズの実働 じつどう データから製造 せいぞう された新規 しんき パーツや、従来 じゅうらい 機 き のパーツをオプション化 か したものを装備 そうび する。理論 りろん 上 じょう 、その換 かわ 装 そう 形態 けいたい は「無限 むげん 」とも形容 けいよう されるほど膨大 ぼうだい な数 かず に派生 はせい する事 こと が考 かんが えられた。また、一部 いちぶ パーツはTR-1ヘイズルおよびTR-5 との共用 きょうよう である。
その能力 のうりょく は、理論 りろん 的 てき にはグリプス戦役 せんえき 期 き 時点 じてん では最 もっと も「最強 さいきょう 」に近 ちか い存在 そんざい ということができる。T3部隊 ぶたい でテストされたさまざまな機体 きたい の長所 ちょうしょ をフィードバックして開発 かいはつ された「究極 きゅうきょく のMS」であり、同 どう シリーズの集大成 しゅうたいせい と呼 よ ぶに相応 ふさわ しいスペックを有 ゆう しているのみならず、あらゆる戦場 せんじょう で最高 さいこう の性能 せいのう を発揮 はっき できるよう多種 たしゅ 多様 たよう なオプションパーツが用意 ようい されている。『ティターンズの旗 はた のもとに』劇 げき 中 ちゅう では、[ハイゼンスレイII・ラー]形態 けいたい で出撃 しゅつげき 。ネモ 3機 き を一瞬 いっしゅん で撃墜 げきつい するロックオン性能 せいのう を有 ゆう し、シールドキャノンは一 いち 撃 げき でサラミス改 あらため のブリッジを射抜 いぬ く威力 いりょく を見 み せており、パイロットのエリアルド・ハンター は「これまで(グリプス戦役 せんえき 終盤 しゅうばん まで)のモビルスーツのスペックを凌駕 りょうが している」と豪語 ごうご した。しかしながら、エリアルド・ハンター が本 ほん 機 き で出撃 しゅつげき した理由 りゆう は「(大勢 おおぜい の決 けっ した戦争 せんそう において、不 ふ 必要 ひつよう な犠牲 ぎせい 者 しゃ を増 ふ やさないよう)撃墜 げきつい に見 み せかけて本 ほん 機 き を破壊 はかい する」ためであり、上記 じょうき の攻撃 こうげき も牽制 けんせい を目的 もくてき として行 い ったものであった。その後 ご も当機 とうき は実質 じっしつ 的 てき な戦闘 せんとう を行 おこな わないまま、最終 さいしゅう 的 てき にはガブリエル・ゾラ とエリアルドによって破壊 はかい されている。
基本 きほん コンセプトは「可変 かへん による全 ぜん 領域 りょういき 戦闘 せんとう 」というグリプス戦役 せんえき 当時 とうじ のMS思想 しそう を最 もっと も反映 はんえい しており、非常 ひじょう に拡張 かくちょう 性 せい に富 と んだ設計 せっけい を持 も つ。ガンダムTR-6[ウーンドウォート] をコアMSとして、宇宙 うちゅう から空中 くうちゅう 、地上 ちじょう に至 いた るあらゆる戦場 せんじょう での運用 うんよう を前提 ぜんてい とし、同時 どうじ にこれらどの戦場 せんじょう においても常 つね に最高 さいこう の性能 せいのう を発揮 はっき できるよう、設計 せっけい ・用意 ようい された各種 かくしゅ オプション・強化 きょうか パーツの換 かわ 装 そう によって多種 たしゅ 多様 たよう な形態 けいたい をとることで、その性能 せいのう を発揮 はっき する。
これらの各種 かくしゅ オプション・強化 きょうか パーツは、TR-1からTR-5までの各 かく 機体 きたい におけるテスト段階 だんかい では鋭角 えいかく 的 てき で外装 がいそう と各種 かくしゅ センサー及 およ び機能 きのう のみといった無骨 ぶこつ な印象 いんしょう を与 あた えるものだったが、完成 かんせい 型 がた となるTR-6では丸 まる みを帯 お びたフォルムに再 さい 設計 せっけい され、内部 ないぶ 構造 こうぞう も純 じゅん 工業 こうぎょう 製品 せいひん としてプラッシュアップされたものとなっている。
カラーリングは、白 しろ と紺色 こんいろ を基調 きちょう とするテスト・カラーと、濃紺 のうこん を基調 きちょう とするティターンズ・カラー(実戦 じっせん 配備 はいび カラー)がある。また『A.O.Z Re-Boot』では、レジオンの鹵獲 ろかく ・再 さい 生産 せいさん 機 き は一貫 いっかん して本体 ほんたい のウーンドウォートが漆黒 しっこく 、強化 きょうか パーツが赤 あか を基調 きちょう とする。この本体 ほんたい 色 しょく の漆黒 しっこく は、もともと保有 ほゆう していたティターンズの秘密 ひみつ 特殊 とくしゅ 部隊 ぶたい 「ブラックヘアーズ 」の部隊 ぶたい カラーがそのまま使用 しよう されている(マーキングのみレジオンに変更 へんこう )。レジオン建国 けんこく 戦争 せんそう における勝利 しょうり の象徴 しょうちょう としてレジオン国民 こくみん から愛 あい され、アリス親衛隊 しんえいたい 仕様 しよう として定着 ていちゃく する。そのため「ブラックヘアーズ・レジオン仕様 しよう 」とも呼 よ ばれる。
TR-6開発 かいはつ 時 じ に発案 はつあん されたMSの恐竜 きょうりゅう 的 てき 進化 しんか を改善 かいぜん する運用 うんよう 構想 こうそう 。簡単 かんたん に言 い ってしまえば、1種類 しゅるい のMSのみで現存 げんそん するMSを全 すべ て置 お き換 か えてしまおうという計画 けいかく 。過去 かこ にジオン公国 こうこく 軍 ぐん で行 おこな われたモビルスーツの規格 きかく 統一 とういつ を行 おこな う統合 とうごう 整備 せいび 計画 けいかく と地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 軍 ぐん のパーツ換 かわ 装 そう であらゆる状況 じょうきょう に対応 たいおう できる万能 ばんのう MSを開発 かいはつ する(同時 どうじ にRX-78 ガンダム の様 よう な全部 ぜんぶ 乗 の せの万能 ばんのう 性 せい を否定 ひてい する)RX-81 計画 けいかく を同時 どうじ に行 おこな うようなものである。
事実 じじつ 、ティターンズの運用 うんよう するMS・MAの全 ぜん 機能 きのう をTR-6換 かわ 装 そう 形態 けいたい で再現 さいげん することは達成 たっせい しており、行 ゆ く行 ゆ くは地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 軍 ぐん の運用 うんよう 機 き 全 すべ てをTR-6に統一 とういつ してしまおうと云 い う野心 やしん 的 てき な目標 もくひょう を立 た てていた。成功 せいこう すれば、機種 きしゅ 統一 とういつ による整備 せいび 性 せい の向上 こうじょう はもとより、運用 うんよう する基地 きち ・母艦 ぼかん 、配備 はいび 定数 ていすう 、作戦 さくせん 作成 さくせい 、製造 せいぞう 等々 とうとう 、MS運用 うんよう システムそのものを一新 いっしん させていたかもしれない。理論 りろん 上 じょう ではあるが、TR-6は敵 てき 機 き に合 あ わせた換 かわ 装 そう パーツを随時 ずいじ 開発 かいはつ 、必要 ひつよう ならば万能 ばんのう 化 か 換 かわ 装 そう システムで取 と り込 こ むことで、常 つね に相手 あいて に対 たい して高 こう スペックを獲得 かくとく する事 こと ができる。また、イジェクションポッド に比 くら べ、生存 せいぞん 性 せい の高 たか いプリムローズを標準 ひょうじゅん 採用 さいよう しているため、たとえ撃破 げきは されてもパイロットの生存 せいぞん ・生還 せいかん 率 りつ の上昇 じょうしょう が見込 みこ める。
BUNNyS(強化 きょうか 人間 にんげん 人格 じんかく OS)[ 編集 へんしゅう ]
本 ほん 機 き に採用 さいよう された特殊 とくしゅ なOS 。カタカナ表記 ひょうき は「ヴァニス 」。『ガンダムエース 』2003年 ねん 7月 がつ 号 ごう 掲載 けいさい の藤岡 ふじおか による短編 たんぺん 漫画 まんが 「OVER THE MIND」(のちに『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』第 だい 1巻 かん に再 さい 録 ろく )で開発 かいはつ 経緯 けいい が描 えが かれている。『ティターンズの旗 はた のもとで』では、藤岡 ふじおか によるメモに「強化 きょうか 人間 にんげん 人格 じんかく OS」という名称 めいしょう で記載 きさい されるも、作中 さくちゅう では明確 めいかく に触 ふ れられなかった。『A.O.Z Re-Boot』では「BUNNyS」[注 ちゅう 1] および「3号 ごう 7式 しき OS (換 かわ 装 そう プログラム)」の名称 めいしょう とともに改 あらた めて設定 せってい され[注 ちゅう 2] 、「OVER THE MIND計画 けいかく 」が本 ほん OSの開発 かいはつ を目的 もくてき とするとされた[注 ちゅう 3] 。
MSの性能 せいのう を次世代 じせだい クラス以上 いじょう にアップグレードさせるOSで、万能 ばんのう 化 か 換 かわ 装 そう システムおよび機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく のパーツの統合 とうごう ・制御 せいぎょ を行 おこな い、無人 むじん かつ自動 じどう での遠隔 えんかく 作業 さぎょう も可能 かのう である。さらに、各 かく 形態 けいたい の運用 うんよう データをリンクによって共有 きょうゆう することで、本 ほん OSは武装 ぶそう の組 く み換 か えを学習 がくしゅう して成長 せいちょう し、強大 きょうだい な敵 てき に敗 やぶ れた場合 ばあい でも、そこから収集 しゅうしゅう した対抗 たいこう 策 さく を講 こう じて打 う ち勝 か つよう進化 しんか する。ほかに人格 じんかく を模 も したOSの開発 かいはつ 例 れい は多 おお いものの、これほど大 だい 規模 きぼ かつ難易 なんい 度 ど の高 たか い換 かわ 装 そう 機構 きこう を統括 とうかつ ・制御 せいぎょ するものは前後 ぜんご に例 れい がないとされる。
複雑 ふくざつ な火器 かき 管制 かんせい システムの制御 せいぎょ も担 にな い、サイコミュ の制御 せいぎょ も可能 かのう とするため一般 いっぱん パイロットがサイコミュ装備 そうび 形態 けいたい を運用 うんよう することもでき、強化 きょうか 人間 にんげん やニュータイプ (NT) が搭乗 とうじょう する際 さい にはより強大 きょうだい な力 ちから を引 ひ き出 だ せる。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく による規格 きかく 統一 とういつ により、ティターンズの全 ぜん MSに搭載 とうさい されたともいわれるが、搭載 とうさい が確認 かくにん できるのは本 ほん 機 き とフライルーのみであり、ヘイズルには計画 けいかく の遅延 ちえん により実装 じっそう されていない。
漫画 まんが 「OVER THE MIND」では、連邦 れんぽう 軍 ぐん の次期 じき 主力 しゅりょく 量産 りょうさん 機 き に搭載 とうさい 予定 よてい の戦闘 せんとう データ・システムが「3号 ごう 作戦 さくせん 」で開発 かいはつ され、被験者 ひけんしゃ である強化 きょうか 人間 にんげん の「心 しん 」をデータ化 か して蓄積 ちくせき し、その命 いのち が潰 つい える瞬間 しゅんかん に完成 かんせい するものであることが語 かた られた。最終 さいしゅう 的 てき に、被験者 ひけんしゃ の少年 しょうねん がガンダムそのものになったかのような結末 けつまつ が描 えが かれている[注 ちゅう 4] 。
『ティターンズの旗 はた のもとに』に掲載 けいさい された藤岡 ふじおか のメモでは、作中 さくちゅう でロックオンしただけで本 ほん 機 き が敵 てき のMS3機 き と戦艦 せんかん 1隻 せき を自動 じどう 追尾 ついび して破壊 はかい するという謎 なぞ の機体 きたい 能力 のうりょく の設定 せってい 的 てき な辻褄 つじつま 合 あ わせとして、本 ほん 機 き には「OVER THE MIND」計画 けいかく (通称 つうしょう 「3号 ごう 計画 けいかく 」)で開発 かいはつ された「強化 きょうか 人間 にんげん 人格 じんかく OS」が搭載 とうさい されているためであると説明 せつめい しており、詳細 しょうさい は上記 じょうき の漫画 まんが 「OVER THE MIND」を参照 さんしょう のこととしている。ただし、OS搭載 とうさい を明言 めいげん するのが問題 もんだい であれば、そういうOSの計画 けいかく もあったらしいという程度 ていど の扱 こ いでよい旨 むね も記 しる されており、メモに付帯 ふたい するキャプションでは、本 ほん 機 き には公式 こうしき に発表 はっぴょう されていない技術 ぎじゅつ も盛 も り込 こ まれていたようだとされている[注 ちゅう 5] 。またメモでは、ギガンティック形態 けいたい などにおける頭部 とうぶ のウェポン・カーゴ には、強化 きょうか 人間 にんげん 人格 じんかく OSに対応 たいおう した準 じゅん サイコミュ (ドーベン・ウルフ のものと同様 どうよう )が搭載 とうさい されており、一般 いっぱん 兵 へい でもオールレンジ攻撃 こうげき などのNT戦闘 せんとう が可能 かのう となるとしている。
『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、パイプライン事故 じこ 現場 げんば で本 ほん 機 き が他 た の作業 さぎょう 用 よう MSの四肢 しし などを借 か りて(または奪 うば って)単独 たんどく で換 かわ 装 そう し、みずからのものとしており(ウーンドウォート建 けん 機 き 形態 けいたい を参照 さんしょう )、本 ほん OSの柔軟 じゅうなん 性 せい の高 たか さを見 み せている。またティターンズ残党 ざんとう のツキモリ が所有 しょゆう する、本 ほん OSを91式 しき に書 か き換 か えたものが入 はい ったディスクを使用 しよう することで、連邦 れんぽう 系 けい MSであるアーリー・ヘイズル にジオン系 けい の装備 そうび であるズサブースター・マリンタイプ を接続 せつぞく することに成功 せいこう している。その様子 ようす をホシマル は「OSに人 ひと の意志 いし があるみたいに、自分 じぶん で考 かんが えて勝手 かって に対処 たいしょ している」と表現 ひょうげん している。さらに、オリンポス山 さん 火口 かこう 基地 きち で作業 さぎょう 用 よう 重機 じゅうき として運用 うんよう されていたバケットホイールエクスカベーター型 がた サイコガンダムMk-II を奪取 だっしゅ し、ヴァルハラ 博士 はかせ より届 とど けられた新型 しんがた のBUNNySおよび疑似 ぎじ 人格 じんかく コンピューター・システムと戦闘 せんとう プログラム(BUNNyS・C・Aタイプ)をインストールし、博士 はかせ のクローン強化 きょうか 人間 にんげん であるマーキュリー がパイロットとしてBUNNySの憑代 となることにより通常 つうじょう の3倍 ばい もの能力 のうりょく を引 ひ き出 だ され、巨体 きょたい でありながら格闘 かくとう 戦 せん のみでファンネルを叩 たた き落 お とすほどの運動 うんどう 性能 せいのう を発揮 はっき している[注 ちゅう 6] 。ただし、パイロットは死 し を覚悟 かくご するほどの精神 せいしん 的 てき ・肉体 にくたい 的 てき 負担 ふたん を強 し いられる。
『ティターンズの旗 はた のもとに』のフォト・ストーリーおよび小説 しょうせつ 版 ばん では、グリプス戦役 せんえき 終盤 しゅうばん の宇宙 うちゅう 世紀 せいき 0088年 ねん 1月 がつ 、T3部隊 ぶたい の母艦 ぼかん 「アスワン 」に試作 しさく 機 き 1機 き がキハールII 形態 けいたい で収容 しゅうよう される[注 ちゅう 7] 。2月、エリアルド・ハンター 中尉 ちゅうい がテスト・パイロットに任命 にんめい され、シミュレーターで訓練 くんれん を続 つづ ける。同月 どうげつ のコロニー・レーザー争奪 そうだつ 戦 せん のさなか、アスワンはティターンズ司令 しれい 部 ぶ から本 ほん 機 き の実戦 じっせん 投入 とうにゅう を命 めい じられる。しかし、すでに戦争 せんそう の勝敗 しょうはい は決 けっ しており、これ以上 いじょう の損害 そんがい はどの陣営 じんえい にとっても無意味 むいみ な中 なか 、「ガンダム」である本 ほん 機 き が出撃 しゅつげき すればティターンズは勢力 せいりょく を盛 も り返 かえ し、戦 たたか いは長引 ながび いてしまう。そのため、アスワン艦長 かんちょう オットー・ペデルセン 大佐 たいさ はエリアルドに、出撃 しゅつげき 後 ご は戦線 せんせん に参加 さんか せずに本 ほん 機 き を破壊 はかい することを命 めい ずる。
ハイゼンスレイII 形態 けいたい (文中 ぶんちゅう では、フォト・ストーリーでは「ウーンドウォート」、小説 しょうせつ 版 ばん では「ウーンドウォートEX」と呼 よ ばれる)で出撃 しゅつげき 後 ご 、命令 めいれい 通 どお り戦線 せんせん とは逆 ぎゃく の暗礁 あんしょう 宙 ちゅう 域 いき に向 む かうが、エゥーゴのガブリエル・ゾラ が搭乗 とうじょう するリック・ディアス[シュトゥッツァー] に補足 ほそく され、追尾 ついび される。途中 とちゅう エゥーゴの部隊 ぶたい と遭遇 そうぐう するが、本 ほん 機 き は一瞬 いっしゅん にしてネモ 3機 き を撃破 げきは すると同時 どうじ にサラミス改 あらため 級 きゅう 巡洋艦 じゅんようかん へ壊滅 かいめつ 的 てき な打撃 だげき を与 あた え、撃墜 げきつい を免 まぬか れたネモ3機 き を後退 こうたい させる。その後 ご エリアルドは、会 かい 敵 てき したゾラ機 き にみずからとともに本 ほん 機 き が破壊 はかい されるのを待 ま つが、その真意 しんい を知 し ったゾラはエリアルドに「貴 き 官 かん は、ガンダムの完全 かんぜん な破壊 はかい を見届 みとど ける義務 ぎむ がある」とい含 いふく めて自 じ 機 き のコックピットに乗 の せ、ふたりの親指 おやゆび でゾラ機 き のメガ粒子 りゅうし 砲 ほう のトリガー・ボタンを押 お し、TR-6の破壊 はかい を完遂 かんすい する。エゥーゴが掌握 しょうあく したコロニー・レーザーが発射 はっしゃ される直前 ちょくぜん のことであった。
なお、本 ほん 機 き はインレ形態 けいたい での出撃 しゅつげき が発令 はつれい されていたが換 かわ 装 そう が間 ま に合 あ わず、うちファイバーIIユニットはカール・マツバラ 中尉 ちゅうい の搭乗 とうじょう するヘイズル・アウスラ に装備 そうび されており、こちらも機体 きたい ともども破壊 はかい している。残 のこ るユニットは、轟沈 ごうちん するアスワンと運命 うんめい をともにしている。
漫画 まんが 版 ばん では、0087年 ねん 11月に本 ほん 機 き の部品 ぶひん がコンペイトウ からカールの搭乗 とうじょう するシャトルでアスワンに運 はこ び込 こ まれ、艦 かん 外 がい で組 く み立 た てがおこなわれる。コロニー・レーザー争奪 そうだつ 戦 せん では、完成 かんせい したインレはアスワンに係留 けいりゅう されているが、敵 てき の攻撃 こうげき を受 う け出火 しゅっか した下半身 かはんしん (ダンディライアンII )はパージされる。エリアルドはハイゼンスレイII・ラー 形態 けいたい で出撃 しゅつげき 、みずからの意志 いし で戦闘 せんとう に参加 さんか する。1機 き でエゥーゴのMS隊 たい を壊滅 かいめつ させてコロニー・レーザーを攻撃 こうげき せんとするも、間 ま に合 あ わずレーザーは発射 はっしゃ され後方 こうほう のティターンズ艦隊 かんたい は大 だい 打撃 だげき を受 う ける。味方 みかた の残存 ざんそん MSの撤退 てったい を支援 しえん するため、さらに多 おお くの敵 てき MS・艦船 かんせん を撃破 げきは したあと、本来 ほんらい の破壊 はかい 任務 にんむ のため反転 はんてん して暗礁 あんしょう 宙 ちゅう 域 いき に向 む かう。なお、ファイバーIIユニットはフォト・ストーリーと同様 どうよう カールのヘイズル・アウスラに装備 そうび されて出撃 しゅつげき するが、エリアルドを迎 むか えに来 き た際 さい にはビグウィグ・キャノンIIとフルドドII のみを装備 そうび している。
漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、グリプス戦役 せんえき 終盤 しゅうばん に戦列 せんれつ を離 はな れた「トライステラー」とも呼 よ ばれるティターンズ残党 ざんとう によって、最低 さいてい でも1機 き 分 ぶん のハイゼンスレイII、フルドドII、およびインレの上半身 じょうはんしん を構成 こうせい するファイバーII のユニットが火星 かせい に持 も ち込 こ まれている。これらは、ガンダムTR-6開発 かいはつ チームの中核 ちゅうかく のひとりであるヴァルハラ 博士 はかせ の手引 てび きによって、残党 ざんとう の中心 ちゅうしん で彼女 かのじょ の同志 どうし であるトリスタン 特務 とくむ 大佐 たいさ 率 ひき いるブラックヘアーズが受領 じゅりょう したものである。同時 どうじ にインレの下半身 かはんしん を構成 こうせい するダンディライアンII はエゥーゴ に引 ひ き渡 わた され、ヴァルハラ博士 はかせ もエゥーゴに参加 さんか しているが、これはインレそのものがエゥーゴに奪 うば われることを避 さ けるためであり、TR計画 けいかく を継続 けいぞく するためでもあった。残党 ざんとう はジオンの後継 こうけい 者 しゃ を名乗 なの るアリシアに率 ひき いられてレジオンに参入 さんにゅう 、敵対 てきたい 勢力 せいりょく であるもうひとつの公国 こうこく 軍 ぐん 残党 ざんとう 「ジオンマーズ」をファイバーIIによって壊滅 かいめつ 状態 じょうたい にし、レジオンの建国 けんこく に貢献 こうけん する。
その後 ご 、レジオンはティターンズ残党 ざんとう から本 ほん 機 き を含 ふく むすべての兵器 へいき を取 と り上 あ げ、火星 かせい の工業 こうぎょう プラントで本 ほん 機 き の再 さい 生産 せいさん をおこなう。0089年 ねん の時点 じてん でフォボス宇宙 うちゅう 港 みなと に1機 き (クインリィ 形態 けいたい で出撃 しゅつげき )、地上 ちじょう 基地 きち に2機 き (キハールII)の配備 はいび が確認 かくにん できる。0091年 ねん には地上 ちじょう 基地 きち のキハールIIは6機 き に増 ふ えており(のちに1機 き はバーザムII に換 かわ 装 そう )、ハイゼンスレイIIはアリシア専用 せんよう 機 き としてリハイゼ に改修 かいしゅう されている。また、ファイバーII(作中 さくちゅう では「インレ」と呼 よ ばれる)は火星 かせい の地下 ちか 氷河 ひょうが 秘密 ひみつ 基地 きち で「建造 けんぞう 中 ちゅう 」とされ、工業 こうぎょう プラントでパーツを製造 せいぞう しており完成 かんせい は間近 まぢか となっている。
また『A.O.Z Re-Boot』では、「0150年代 ねんだい のツキモリ 」が所有 しょゆう している写真 しゃしん に、地球 ちきゅう に落下 らっか しようとするスペース・コロニーと、周囲 しゅうい に展開 てんかい する3機 き のウーンドウォートからなるMS小隊 しょうたい が写 うつ っており、"U.C.0088.10.31" の日付 ひづけ (ネオ・ジオン 軍 ぐん がダブリンにコロニーを落 お とした日 ひ )が印字 いんじ されている。所属 しょぞく は不明 ふめい であり、バルヲ 先生 せんせい は生徒 せいと たちに、この小隊 しょうたい はコロニーを護衛 ごえい しているのか、落下 らっか を阻止 そし しようとしているのかを問 と うている。
諸 しょ 元 もと
ガンダムTR-6[ウーンドウォート] GUNDAM TR-6 [WONDWART / WOUNDWORT]
型式 けいしき 番号 ばんごう
RX-124 / ARZ-124 / ARZ-124WD
所属 しょぞく
ティターンズ・テスト・チーム (T3部隊 ぶたい ) レジオン
建造 けんぞう
コンペイトウ / 火星 かせい
生産 せいさん 形態 けいたい
試作 しさく 実験 じっけん 機 き
武装 ぶそう
ブースト・ポッド・バルカン×2 バルカン・ポッド コンポジット・シールド・ブースター
搭乗 とうじょう 者 しゃ
エリアルド・ハンター アリシア・ザビアリス親衛隊 しんえいたい
ガンダムTR-6のコアとなる素 もと 体 たい 状態 じょうたい の可変 かへん MS。ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア] および万能 ばんのう 化 か 換 かわ 装 そう システムの構想 こうそう を継承 けいしょう し、機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく を反映 はんえい ・ブラッシュアップする形 かたち で一 いち から新規 しんき 設計 せっけい されている。推力 すいりょく 重量 じゅうりょう 比 ひ に優 すぐ れ、高 たか い機動 きどう 性 せい を用 もち いたヒット&アウェイを得意 とくい とする。
詳細 しょうさい なスペックやサイズは不明 ふめい だが、身長 しんちょう 比較 ひかく 図 ず (アウトラインや省略 しょうりゃく を含 ふく むラフ画稿 がこう )ではガンダムTR-1[ヘイズル改 あらため ] (頭頂 とうちょう 高 だか 18.1メートル)より頭 あたま ひとつ分 ぶん 小 ちい さい[注 ちゅう 8] 。一方 いっぽう で、ガンダムTR-6のガンプラ 化 か の企画 きかく を担当 たんとう したBANDAI SPIRITSホビー事業 じぎょう 部 ぶ の飯田 いいだ は「設定 せってい 上 じょう ヘイズル改 あらため と同 おな じくらいの身長 しんちょう 」であると発言 はつげん している[注 ちゅう 9] 。
腰部 ようぶ ドラムフレームを中心 ちゅうしん に各部 かくぶ を折 お りたたんで小型 こがた のMA形態 けいたい に変形 へんけい 可能 かのう で、同 どう 形態 けいたい では冷却 れいきゃく ガス・ユニット(TR-5ファイバーで使用 しよう された耐 たい 熱 ねつ フィールド発生 はっせい 装置 そうち )を使用 しよう して大気圏 たいきけん 突入 とつにゅう も可能 かのう 。優 すぐ れた推力 すいりょく により、単独 たんどく で大気圏 たいきけん 内 ない も飛行 ひこう できる。大腿 だいたい 部 ぶ のみMA形態 けいたい に変形 へんけい した中 なか 間 あいだ 形態 けいたい をとることもできる。股間 こかん 部 ぶ にサブアーム(隠 かく し腕 うで )を1基 き もっており、本 ほん 機 き や本 ほん 機 き をコアとしたバリエーションのMA形態 けいたい において、武器 ぶき の保持 ほじ などに活用 かつよう される。
MS形態 けいたい の臀部 でんぶ (MA形態 けいたい の機首 きしゅ )にはブースト・ポッドを装備 そうび 。これはヘイズル のブースター・ポッドを発展 はってん させたもので、ジェネレーターを内蔵 ないぞう している。冷却 れいきゃく ガス・ユニットとバルカンをもつ通常 つうじょう 型 がた と、2つのラッチと拡散 かくさん メガ粒子 りゅうし 砲 ほう をもつマルチ・コネクター・ポッドの2種類 しゅるい がある。どちらも中空 ちゅうくう になっているスペースがあり、変形 へんけい 時 じ に頭部 とうぶ と胸部 きょうぶ コックピットを覆 おお ったり、プリムローズIIを収納 しゅうのう してサブ・コックピットとして用 もち いることができる。
MS形態 けいたい の大腿 だいたい 部 ぶ にもジェネレーターを内蔵 ないぞう しているため肥大 ひだい 化 か しているが、それ以外 いがい はほかのMSに比 くら べて非常 ひじょう に華奢 きゃしゃ な体躯 たいく となっており、足首 あしくび はランディング・スキッド程度 ていど のものがあるだけである。ただし既存 きそん のティターンズ製 せい MSの四肢 しし パーツを接続 せつぞく 可能 かのう であり、本体 ほんたい の手足 てあし を折 お りたたんで接続 せつぞく することで通常 つうじょう のMSに近 ちか くなる。胸部 きょうぶ には脱出 だっしゅつ ポッドとしてプリムローズIIを持 も ち、腕 うで 部 ぶ を含 ふく む上半身 じょうはんしん はヘイズル等 とう に装備 そうび 可能 かのう なサブアームユニットII になる。
武装 ぶそう はブースト・ポッド内蔵 ないぞう のものや後述 こうじゅつ のコンポジット・シールド・ブースターのほか、頭部 とうぶ にバルカン・ポッドを装備 そうび している。また設定 せってい 画 が にはないが、漫画 まんが 版 ばん でビーム・サーベル の使用 しよう が確認 かくにん されている。ただし、劇 げき 中 ちゅう 描写 びょうしゃ では標準 ひょうじゅん 装備 そうび のものか、敵 てき 機 き から奪 うば ったものかは不明 ふめい 。形状 けいじょう は円筒 えんとう 形 がた の一般 いっぱん 的 てき なもので、ν にゅー ガンダム のビームサーベルのように、斬 き りかかるとき以外 いがい はビーム刃 ば が短 みじか くなっている。『Re-Boot』でも使用 しよう しており、形状 けいじょう は四角 よつかど 柱状 ちゅうじょう で、鹵獲 ろかく 後 ご の追加 ついか 装備 そうび なのかは不明 ふめい 。
頭部 とうぶ はV字 じ アンテナを有 ゆう し、ひさしでツインアイが隠 かく れているもののガンダムタイプ となっている。「頬 ほお 当 あ て」の形状 けいじょう が異 こと なるタイプやツインアイが露出 ろしゅつ したタイプといったバリエーションもいくつか確認 かくにん できる。また、彫像 ちょうぞう 型 がた のアンテナ「サイコブレード 」を装備 そうび した指揮 しき 官 かん 機 き 仕様 しよう もごく少数 しょうすう 配備 はいび されている。
PRIMROSE II (型式 けいしき 番号 ばんごう :MP-X87 )
ウーンドウォートの脱出 だっしゅつ ポッド であり、プリムローズ の後継 こうけい 機 き 。
プリムローズ同様 どうよう 変形 へんけい することでウーンドウォートの胸部 きょうぶ を構成 こうせい する自立 じりつ 航行 こうこう 能力 のうりょく を持 も った脱出 だっしゅつ ポッドである。柔軟 じゅうなん な汎用 はんよう 性 せい ・拡張 かくちょう 性 せい も継承 けいしょう しており、パーツの組 く み合 あ わせ次第 しだい で、上記 じょうき のフルドド形態 けいたい の様 よう な支援 しえん 機 き として単独 たんどく 運用 うんよう も可能 かのう 。また、本 ほん 機 き 自体 じたい にもプリムローズにはなかった2基 き のガトリング砲 ほう が装備 そうび されている。
AQUA PRIMROSE II
ウーンドウォートやバーザムに内蔵 ないぞう されているプリムローズIIが、後述 こうじゅつ のアクア・ハンブラビII と合体 がったい した状態 じょうたい でドラム・フレームごと分離 ぶんり したモビルポッド形態 けいたい 。ウーンドウォートとバーザムでは、ドラム・フレームに接続 せつぞく されるユニットの仕様 しよう と構成 こうせい が異 こと なる。
ウーンドウォートの主 しゅ 兵 へい 装 そう 。ヘイズルのシールド・ブースターに、フライルーのウィンチ・シールドおよびロング・ブレード・ライフルを一体化 いったいか して完成 かんせい される。
ロング・ビーム・ライフル (先端 せんたん がスリット状 じょう に割 わ れた発射 はっしゃ 口 こう になっており、高 こう 出力 しゅつりょく 射撃 しゃげき モードではさらに左右 さゆう に展開 てんかい する)、ウィンチ・ユニット(射出 しゃしゅつ した先端 せんたん を、モビルビットとして運用 うんよう 可能 かのう )、ヒート・ブレード(バレル両側 りょうがわ とも)、シールド(ライフルのバレルは伸縮 しんしゅく 可能 かのう でシールドに収 おさ めてしまうことも可能 かのう )、Iフィールド発生 はっせい 器 き (シールド防御 ぼうぎょ 用 よう )、ブースター(後部 こうぶ のカバーをはずし増加 ぞうか スラスター・ユニットを取 と り付 つ けることで、防御 ぼうぎょ 力 りょく を犠牲 ぎせい にして推進 すいしん 力 りょく を増加 ぞうか させることが可能 かのう )の機能 きのう を持 も ち、クロー形態 けいたい へ変形 へんけい 可能 かのう なうえに、蛇腹 じゃばら 状 じょう のサブアームまで付加 ふか (サブアームでラッチに接続 せつぞく 、クローに変形 へんけい することで巨大 きょだい な腕 うで 「ギガンティック・アーム・ユニット」として使用 しよう できる)されている。さらに『Re-Boot』では、BUNNyS使用 しよう 時 じ に解析 かいせき や精密 せいみつ 作業 さぎょう を行 おこな うワイヤーマニピュレータが複数 ふくすう 備 そな えられている。
サイコ・インレ では、武装 ぶそう サイロに搭載 とうさい するサイコミュ兵器 へいき として、4基 き まとめてブースターを接続 せつぞく し射出 しゃしゅつ 、さらにそれぞれブースターから射出 しゃしゅつ してモビルビットの一種 いっしゅ として無線 むせん 誘導 ゆうどう および自律 じりつ 制御 せいぎょ する案 あん もあった。
HRUDUDU II (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / FF-X39A / ARZ-124 )
Gパーツ[フルドド] の運用 うんよう データをもとに開発 かいはつ されたTR-6用 よう の強化 きょうか パーツ・システムで、「Gパーツ・ユニット」とも呼 よ ばれる。「Gパーツを機体 きたい に組 く み込 こ む」という構想 こうそう は、エゥーゴのΖ ぜーた Ζ ぜーた ガンダム やEx-Sガンダム と同一 どういつ のコンセプトであり、これらの「対抗 たいこう 兵器 へいき 」としてTR-6にはMSとフルドドIIの融合 ゆうごう が当初 とうしょ から盛 も り込 こ まれている。また、単体 たんたい でもMSとの合体 がったい 機構 きこう を有 ゆう する支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き として運用 うんよう される。
支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 形態 けいたい では、ウーンドウォートの胴体 どうたい ユニット(マルチ・コネクター・ポッド (MCP) 装備 そうび )がプリムローズII を機首 きしゅ として変形 へんけい したものをコア・ユニットとし、ポッドの左右 さゆう に小型 こがた のドラム・フレームと蛇腹 じゃばら 状 じょう のベロウズ・フレームからなるマルチ可動 かどう フレームを介 かい して、ショルダー・ユニット、マルチ・アーム・ユニットおよびウィンチ・キャノン からなるバインダーを装着 そうちゃく する。また、下部 かぶ のウーンドウォートのサブ・アームでコンポジット・シールド・ブースター などを保持 ほじ する。
フルドドII(おもにバインダーのみが使用 しよう される)と合体 がったい した形態 けいたい は、ヘイズル・アウスラでは「ラーII」、2機 き 合体 がったい した形態 けいたい は「ラーII(第 だい 二 に 形態 けいたい )」が名称 めいしょう のうしろに付加 ふか されるが、TR-6の場合 ばあい は2機 き 合体 がったい した形態 けいたい に「ラーII」が付加 ふか される[注 ちゅう 10] 。ただし、いずれも「フルドドII」を意味 いみ する「II」は省略 しょうりゃく されることが多 おお い。
TR-6に先駆 さきが けて、一部 いちぶ が「支援 しえん パーツ」としてギャプランTR-5[フライルー] に装備 そうび され、一定 いってい の成果 せいか を挙 あ げている。また、ヘイズル・アウスラや旧 きゅう プリムローズとも合体 がったい 可能 かのう であり、旧 きゅう フルドドのウィング・ユニットを本 ほん 形態 けいたい のバインダーに換 かわ 装 そう することも想定 そうてい されている。TRシリーズのみならず、ハイザック やバーザム といった既存 きそん 機 き にも合体 がったい 可能 かのう である。合体 がったい 方法 ほうほう は、ウーンドウォートなどTR計画 けいかく による次期 じき 主力 しゅりょく 機 き 系 けい MSの場合 ばあい は胴体 どうたい 部 ぶ ドラム・フレームにMCPを接続 せつぞく 。ハイザックなどトランス・パック・システム導入 どうにゅう MSの場合 ばあい はガンダムTR-1型 がた バックパックに換 かわ 装 そう し、上部 じょうぶ ブースト・ポッドにMCPを接続 せつぞく 。それ以外 いがい の既存 きそん MSなどの場合 ばあい は、サブ・アームあるいはフルドドのドラム・フレームに追加 ついか したベロウズ・フレームのアームでMSの股間 こかん 下部 かぶ に接続 せつぞく する。いずれの場合 ばあい も、同時 どうじ にマルチ可動 かどう フレームの伸縮 しんしゅく によりMSの両 りょう 肩 かた をショルダー・ユニットで挟 はさ み込 こ んで計 けい 3か所 しょ でロックする。
支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 形態 けいたい はテスト・カラーとレジオン・カラーが確認 かくにん されているが、ティターンズ・カラーの機体 きたい と合体 がったい したバインダーの塗装 とそう はテスト・カラーと同 おな じである。
レジオン建国 けんこく 戦争 せんそう ではバーバラ が搭乗 とうじょう し、アリシアらが搭乗 とうじょう する[ハイゼンスレイII] と[ファイバーII] ユニットの合体 がったい の仲介 ちゅうかい 役 やく となっている。
装備 そうび
ショルダー・ユニット
フルドドのウィング・ユニットの進化 しんか 形 がた で、「ブースター・ユニット(またはポッド)」とも呼 よ ばれる。TRシリーズ共通 きょうつう の新型 しんがた ジェネレーターを内蔵 ないぞう しており、熱 ねつ 核 かく ジェット / ロケットとして機能 きのう する。後部 こうぶ にドラムフレームを装備 そうび 、マルチ・アーム・ユニットを接続 せつぞく するほか、側面 そくめん にサイコガンダム の腕 うで 部 ぶ などの大型 おおがた 機器 きき を装着 そうちゃく 可能 かのう 。支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 形態 けいたい などでは、ここに中型 ちゅうがた ブースター を取 と り付 つ けることもある。
前部 ぜんぶ が「クロー・アーム・ユニット」となっているタイプもあり、蛇腹 じゃばら 式 しき のアームにより伸縮 しんしゅく する。クロー内側 うちがわ にビーム発振器 はっしんき があり、旧 きゅう フルドドのロング・ブレード・ライフルを接続 せつぞく して(クローで挟 はさ んで保持 ほじ )ビーム・キャノンとして使用 しよう 可能 かのう 。通常 つうじょう タイプと同様 どうよう の角 かく 型 がた のスラスターは確認 かくにん できるが、熱 ねつ 核 かく ジェット用 よう のインテークはない。
マルチ・アーム・ユニット
「サブ・アーム・ユニット」とも呼 よ ばれる。ウィンチ・キャノンなどを保持 ほじ するほか、スタビライザーとしても機能 きのう する。
GUNDAM TR-6 [HAMBRABI II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :ARZ-124HB II )
『Re-Boot』で新規 しんき に設定 せってい された形態 けいたい 。フルドドIIにウイング・バインダー、ビームキャノン、ハイメガ・キャノン・ユニットを装着 そうちゃく した完全 かんぜん なMA形態 けいたい で、ハイゼンスレイII(・ラー)と共通 きょうつう の強化 きょうか パーツを使 つか っている。ハンブラビ のMA形態 けいたい に対応 たいおう する形態 けいたい であり、「ガンダム」の名 な を残 のこ しているが、これ自体 じたい の構成 こうせい 部品 ぶひん に四肢 しし や頭部 とうぶ は含 ふく まれていない。SSDにおいては「ハンブラビ・フラカ」と改称 かいしょう されている。本 ほん 形態 けいたい は空間 くうかん 戦 せん を主眼 しゅがん に置 お いているが、下記 かき の水中 すいちゅう 用 よう 装備 そうび のほか、空戦 くうせん 用 よう 、陸戦 りくせん 用 よう 、後方 こうほう 支援 しえん 用 よう のユニットがあり、理論 りろん 上 じょう あらゆる局地 きょくち 戦 せん への対応 たいおう が可能 かのう である。
[AQUA HAMBRABI II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / ARZ-124HB II M )
フルドドIIに「アクア・ユニット」を装着 そうちゃく した、ハンブラビIIの水中 すいちゅう 仕様 しよう 。こちらは「ガンダム」の名 な が冠 かん されていないが、頭 あたま に「TR-6」を付 つ けて表記 ひょうき されることもある。突起 とっき が多 おお く水中 すいちゅう での運用 うんよう に不向 ふむ きな形状 けいじょう に見 み えるが、フリージーヤード 技術 ぎじゅつ を応用 おうよう したゲル 状 じょう 物質 ぶっしつ で本体 ほんたい を包 つつ み込 こ むことで水 みず の抵抗 ていこう を軽減 けいげん させるなどの対策 たいさく がほどこされている。フルドドII同様 どうよう にGパーツとしての機能 きのう も備 そな えており、ウーンドウォートと合体 がったい してアクア・ウーンドウォート となるほか、それ以外 いがい のMSとの合体 がったい も可能 かのう であり、マリン・ハイザック はアクア・ハイザック 、バーザム はアクア・バーザム となる。合体 がったい 時 じ の装着 そうちゃく 部位 ぶい によって運用 うんよう 領域 りょういき が変化 へんか し、腰 こし に装着 そうちゃく した場合 ばあい は水上 すいじょう 、肩 かた に装着 そうちゃく した場合 ばあい は水中 すいちゅう での運用 うんよう に特 とく 化 か する。
連邦 れんぽう 軍 ぐん における水陸 すいりく 両用 りょうよう MSは、一 いち 年 ねん 戦争 せんそう 時 じ はMS開発 かいはつ の遅 おく れもあってアクア・ジム の配備 はいび に留 と まり、戦後 せんご も鹵獲 ろかく したザク・マリンタイプ を改修 かいしゅう したザク・マリナー の使用 しよう を続 つづ けるなど新規 しんき 開発 かいはつ には消極 しょうきょく 的 てき であった。しかし「地球 ちきゅう 圏 けん の守護 しゅご 者 しゃ 」を自認 じにん するティターンズは、ジオン残党 ざんとう の海洋 かいよう 勢力 せいりょく を放置 ほうち するわけにはいかず、水中 すいちゅう 用 よう MSに換 かわ 装 そう できる強化 きょうか 装備 そうび が必要 ひつよう 不可欠 ふかけつ となり、TR計画 けいかく においてアクア・ユニットが開発 かいはつ される。
レジオン建国 けんこく 戦争 せんそう におけるジオンマーズの氷河 ひょうが 拠点 きょてん 攻略 こうりゃく 戦 せん ではアクア・ハイゼンスレイII のほか、アクア・ユニットを装備 そうび したマラサイ をはじめとするブラックヘアーズ仕様 しよう のMSが投入 とうにゅう されている。その後 ご を描 えが いた『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』作中 さくちゅう ではアクア・バーザムのほか、単体 たんたい のものも多数 たすう 出撃 しゅつげき している。
装備 そうび
攻撃 こうげき 用 よう ユニット
フルドドIIのショルダー・ユニットの前部 ぜんぶ に装着 そうちゃく する。4連装 れんそう のマイクロ・ミサイルと、下部 かぶ にハンド・アンカーを装備 そうび 。
ハイドロ・ジェット・パック
ハイドロ・ジェット式 しき のブースト・ポッドとも呼 よ ばれる。ショルダー・ユニット後部 こうぶ のドラム・フレーム、および中央 ちゅうおう 部 ぶ のマルチ・コネクター・ポッドとプリムローズIIからなるコア・ユニット上部 じょうぶ の計 けい 3基 き が装着 そうちゃく される。
水中 すいちゅう 用 よう シールド・ブースター
ショルダー・ユニット後部 こうぶ のドラム・フレームからウィンチ式 しき サブ・アームを介 かい して左右 さゆう に2基 き 装備 そうび 。前半 ぜんはん 部 ぶ に水中 すいちゅう 発射 はっしゃ 式 しき の大型 おおがた 巡航 じゅんこう ミサイル (SLCM) と小型 こがた ミサイルを搭載 とうさい する。
スタビレーター
マルチ・コネクター・ポッドとプリムローズIIを繋 つな ぐドラム・フレームに接続 せつぞく され、後方 こうほう に伸 の びる。先端 せんたん 部 ぶ に炸裂 さくれつ 式 しき ハープーン・ガンを搭載 とうさい する。
フリージーヤード発射 はっしゃ 管 かん
オプションとしてマルチ・コネクター・ポッド下面 かめん に2基 き 装備 そうび する。
各 かく 形態 けいたい 専用 せんよう の装備 そうび ・ユニットは各 かく 形態 けいたい を参照 さんしょう 。
重力 じゅうりょく 下 か 用 よう 脚 あし 部 ぶ
TR-6の各 かく 強化 きょうか 形態 けいたい を重力 じゅうりょく 下 か で運用 うんよう する際 さい には、本体 ほんたい の自重 じちょう を支 ささ えるために堅牢 けんろう な脚 あし 部 ぶ が必要 ひつよう となるため、[ウーンドウォート]の脚 あし 部 ぶ を折 お り畳 たた んで既存 きそん MSの脚 あし 部 ぶ (膝 ひざ から下 した )を接続 せつぞく する。T3部隊 ぶたい における試作 しさく 機 き の運用 うんよう 実験 じっけん 時 じ にはガンダムTR-1[ヘイズル] の脚 あし 部 ぶ が使用 しよう されている。これは次世代 じせだい 主力 しゅりょく 機 き であるガンダムTR-S[ヘイズル・フレア] の脚 あし 部 ぶ の試作 しさく 部品 ぶひん でもあり、完成 かんせい 後 ご は同機 どうき の脚 あし 部 ぶ を汎用 はんよう 強化 きょうか パーツとして使用 しよう する予定 よてい であったが、計画 けいかく 変更 へんこう にともない[ヘイズル・フレア]の簡易 かんい 量産 りょうさん 型 がた であるバーザム の脚 あし 部 ぶ での運用 うんよう に変更 へんこう される。レジオン親衛隊 しんえいたい における実際 じっさい の運用 うんよう 時 じ も、これに倣 なら っている。そのほか、各 かく 形態 けいたい によってさまざまな既存 きそん MSの脚 あし 部 ぶ が使用 しよう されている。
サイコブレード
頭部 とうぶ のV字 じ アンテナに替 か わって装備 そうび される、翼 つばさ の生 は えた少女 しょうじょ (インレの擬人 ぎじん 化 か )の彫像 ちょうぞう をかたどったサイコミュ送受 そうじゅ 信用 しんよう ブレード・アンテナ。「フィギュアヘッド」とも呼 よ ばれる。これを装備 そうび する機体 きたい はガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコブレードカスタム と呼 よ ばれる指揮 しき 官 かん 機 き 仕様 しよう とされ、レジオンでもグロリア・ザビ 機 き をはじめごくわずかである。また、クインリィのコアMSとなるのはこの仕様 しよう である。
高級 こうきゅう な火星 かせい 産 さん の希少 きしょう 金属 きんぞく を使用 しよう しており、黄金 おうごん に輝 かがや く。もともとは「OVER THE MIND」計画 けいかく と連動 れんどう した、強化 きょうか 人間 にんげん 用 よう のマンマシンインターフェース の一種 いっしゅ として開発 かいはつ されており、強力 きょうりょく なサイコ・ウェーブにより各 かく サイコミュ兵器 へいき との同調 どうちょう 率 りつ を高 たか めるほか、監視 かんし 衛星 えいせい 「エレノア」とのサイコミュ・リンクや、EWACキハールとの連携 れんけい も可能 かのう 。さらに、通常 つうじょう のV字 じ アンテナより大 おお きく左右 さゆう に伸 の びた角 かく が、敵 てき 味方 みかた 双方 そうほう にガンダムタイプであることを視認 しにん させる心理 しんり 的 てき 効果 こうか を担 にな う。
『ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』では、ニュータイプ能力 のうりょく をもたないジオンマーズのチェスターJr. が直接 ちょくせつ 触 ふ れることで、戦死 せんし したヌマーシュ ら味方 みかた の強化 きょうか 人間 にんげん たちの思念 しねん 体 たい と会話 かいわ をおこなっている。
ウィンチ・キャノン
ヘイズル・アウスラおよびプリムローズに装備 そうび されたバレル開放 かいほう 型 がた のウィンチ式 しき 試作 しさく メガ粒子 りゅうし 砲 ほう を強化 きょうか ・発展 はってん させた武装 ぶそう 。バレルの延長 えんちょう によって射撃 しゃげき 精度 せいど や威力 いりょく が強化 きょうか されている。また、ウィンチの有線 ゆうせん 制御 せいぎょ による遠隔 えんかく 攻撃 こうげき に加 くわ えてオールレンジ攻撃 こうげき にも対応 たいおう する。強化 きょうか 前 まえ から装備 そうび されているモノアイ・センサーによる隠密 おんみつ 索敵 さくてき 行動 こうどう や、ワイヤーに電流 でんりゅう を流 なが してハンブラビ の「海 うみ ヘビ」のような運用 うんよう も可能 かのう 。裏面 りめん には3連装 れんそう グレネード・ランチャーやハイパー・バズーカなど追加 ついか 武装 ぶそう の装着 そうちゃく も可能 かのう 。なお、形態 けいたい によっては強化 きょうか 前 まえ の旧型 きゅうがた が装備 そうび される場合 ばあい もある。
ハイ・メガ粒子 りゅうし 砲 ほう
「ハイメガ・キャノン・ユニット」とも呼 よ ばれる。絶大 ぜつだい な威力 いりょく を誇 ほこ るビーム兵器 へいき 。第 だい 4世代 せだい MSに匹敵 ひってき する攻撃 こうげき 力 ちから もち、同 どう クラスの敵 てき を凌駕 りょうが することができる。面 めん 制圧 せいあつ 力 りょく に加 くわ え、拡散 かくさん 式 しき として防御 ぼうぎょ 兵 へい 装 そう としても運用 うんよう 可能 かのう 。フライルーIIとアドバンスド・キハールIIのものは外観 がいかん が異 こと なるものの、機関 きかん 部 ぶ は共通 きょうつう である。
クラッカー・ホルダー
「投 とう 榴爆弾 だん 」とも呼 よ ばれる、円盤 えんばん 状 じょう のクラッカーを3基 き マウントする。TRシリーズの多 おお くが装備 そうび するとされるが、TR-6以外 いがい で確認 かくにん できるのはアドバンスド・フライルーのみである。サブ・アームを戦闘 せんとう 時 じ に有効 ゆうこう 活用 かつよう するためのもので、指示 しじ により自動 じどう で投 とう 榴される。
ウィング・ブースター
「増加 ぞうか ブースター・ユニット」とも呼 よ ばれる。ギャプランのバインダー後半 こうはん 部 ぶ を発展 はってん させた2連 れん 式 しき の推力 すいりょく 増加 ぞうか ユニットで、大 だい 推力 すいりょく により大気圏 たいきけん 内 ない での飛行 ひこう を可能 かのう とし、機体 きたい に高度 こうど な機動 きどう 性 せい と運動 うんどう 性 せい をもたらす。プロペラントを内蔵 ないぞう しているため、航続 こうぞく 距離 きょり および継 つぎ 戦 せん 能力 のうりょく も延長 えんちょう される。装着 そうちゃく 位置 いち は任意 にんい に設定 せってい 可能 かのう で、機体 きたい の重心 じゅうしん と位置 いち の調整 ちょうせい により性能 せいのう を変化 へんか できる。
ギャプラン用 よう ブースター / 大型 おおがた ブースター / 中型 ちゅうがた ブースター
ヘイズル・ラー と同様 どうよう に、巡航 じゅんこう 形態 けいたい で使用 しよう される。さらに、のちのフルアーマー・ユニコーンガンダム が装備 そうび する大型 おおがた ブースターに酷似 こくじ したもの、およびその縮小 しゅくしょう 版 ばん (便宜上 べんぎじょう 「中型 ちゅうがた ブースター」と呼称 こしょう )を併用 へいよう することもある。
ウェポン・カーゴ
「ウェポン・コンテナ」とも呼 よ ばれる。規格 きかく 化 か された汎用 はんよう コンテナで、内部 ないぶ に各種 かくしゅ 兵 へい 装 そう を搭載 とうさい する。ハイ・メガ・キャノンの出力 しゅつりょく をおぎなうための増加 ぞうか ジェネレーターの搭載 とうさい など、ほかの強化 きょうか パーツの装着 そうちゃく により引 ひ き起 お こされるデメリットを解消 かいしょう するための重要 じゅうよう ユニットでもある。後部 こうぶ にマニピュレーター式 しき の能動 のうどう 的 てき ラッチを装備 そうび しており、コンテナを機体 きたい 各部 かくぶ に自由 じゆう に装着 そうちゃく 可能 かのう 。
コンテナ収納 しゅうのう 式 しき ファンネル
BUNNySの制御 せいぎょ とサポートによる、サイコミュ無線 むせん 誘導 ゆうどう 端末 たんまつ 。メガ粒子 りゅうし 砲 ほう ジェネレーター部 ぶ を先頭 せんとう に、3枚 まい のバレル部 ぶ とそれらを繋 つな ぐスラスター部 ぶ が縦 たて に並 なら んだ状態 じょうたい となり、ウェポン・カーゴ内 ない に対面 たいめん で2基 き 収納 しゅうのう される。射出 しゃしゅつ 後 ご は、筒 つつ 状 じょう に丸 まる まって解放 かいほう 式 しき バレルによる射撃 しゃげき 体勢 たいせい をとる[注 ちゅう 11] 。バレル部 ぶ はウィンチ・キャノンと同系 どうけい であり、カーゴに収納 しゅうのう するために先端 せんたん が短 みじか くなっている。カーゴ内 ない で再 さい 充填 じゅうてん も可能 かのう 。
ダイダロス・ユニット (DEADALUS UNIT)
球形 きゅうけい の大型 おおがた 飛行 ひこう ユニットで、サイコガンダム がモビルフォートレス形態 けいたい で飛行 ひこう する際 さい に使用 しよう するミノフスキー・クラフト をTR系 けい 強化 きょうか 装備 そうび としてユニット化 か したもの。熱 ねつ 核 かく ジェット / ロケットやホバー推進 すいしん も併用 へいよう した複 ふく 合 あい 飛行 ひこう ユニットでもある。複数 ふくすう のパーツを装着 そうちゃく して巨大 きょだい 化 か した状態 じょうたい でも、機体 きたい の重量 じゅうりょう を支 ささ えて重力 じゅうりょく 下 か を自由 じゆう に飛行 ひこう できる。当初 とうしょ はロゼット強化 きょうか 陸戦 りくせん 形態 けいたい でユニットの小型 こがた 化 か が試 こころ みられるが、失敗 しっぱい している。
GUNDAM TR-6 [WONDWART RAH] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124+FF-X39A×2 / ARZ-124WD II )
ウーンドウォートがフルドドIIを2機 き 装備 そうび した形態 けいたい 。命名 めいめい 規則 きそく 通 どお りの[ウーンドウォート・ラーII]と呼 よ ばれることもあるが[注 ちゅう 12] 、単 たん に[ウーンドウォート・ラー]と呼 よ ばれる場合 ばあい がほとんどである。マルチ・アーム・ユニットは肩 かた 部 ぶ のフルドドIIに2対 つい とも装着 そうちゃく (内側 うちがわ と後部 こうぶ のラッチを使用 しよう )され、内側 うちがわ のものは胸部 きょうぶ に、後部 こうぶ のものは翼状 よくじょう に展開 てんかい される。ウーンドウォート素 もと 体 たい が持 も つ性能 せいのう を最大限 さいだいげん まで引 ひ き出 だ せる戦闘 せんとう 形態 けいたい である。
ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]クルーザー形態 けいたい [ 編集 へんしゅう ]
[ウーンドウォート・ラー]後部 こうぶ のドラムフレームにギャプラン用 よう のブースターとプロペラントタンク兼 けん 大型 おおがた ブースター2基 き を装備 そうび した巡航 じゅんこう 形態 けいたい 。コンポジット・シールド・ブースターは左右 さゆう に1基 き ずつ装備 そうび する。これにより、戦闘 せんとう 空域 くういき への迅速 じんそく な移動 いどう が可能 かのう となる。
GUNDAM TR-6 [AQUA WONDWART] (型式 けいしき 番号 ばんごう :ARZ-124WDM )
『Re-Boot』で設定 せってい された、ウーンドウォートとアクア・ハンブラビII が合体 がったい した水中 すいちゅう 用 よう 形態 けいたい 。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく におけるアクア・ジムの代替 だいたい 機 き であり、それゆえ各 かく 武装 ぶそう の構成 こうせい は同機 どうき に近 ちか いものとなっている。
変形 へんけい も可能 かのう であり、MS形態 けいたい では水中 すいちゅう や水際 みずぎわ での戦闘 せんとう や特殊 とくしゅ 作業 さぎょう に優 すぐ れ、MA形態 けいたい では潜水 せんすい 艦 かん に近 ちか い機体 きたい 特性 とくせい から対 たい 艦 かん 攻撃 こうげき にも用 もち いられる。なお、ウーンドウォートのコンポジット・シールド・ブースターのビーム・キャノンは、ビームの収束 しゅうそく 率 りつ を調整 ちょうせい することで水中 すいちゅう での発射 はっしゃ が可能 かのう であり、ヒート・ブレードも使用 しよう できる。ほかに水中 すいちゅう 用 よう のミサイルが2種 しゅ 、さらにオプションなども用意 ようい されている。
レジオン地下 ちか 氷河 ひょうが 基地 きち の護衛 ごえい 任務 にんむ に就 つ くフェリシア のために用意 ようい された機体 きたい とされるが、作中 さくちゅう では[キハールII] に搭乗 とうじょう している。
ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコ・ガンダムII ギガンティック・アーム・ユニット形態 けいたい [ 編集 へんしゅう ]
GUNDAM TR-6 [WONDWART] PSYCHO GUNDAM GIGANTIC ARM UNIT (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124PG+FF-X39A×2 / ARZ-124WD ))
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラーII]ギガンティック形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART-RAH II] GIGANTIC FORM) 」とも呼 よ ばれる。敵 てき 大型 おおがた 機動 きどう 兵器 へいき への対抗 たいこう 策 さく として開発 かいはつ された大型 おおがた 形態 けいたい 。
ウーンドウォート・ラーにギガンティック・アーム・ユニット及 およ びギガンティック・レッグ・ユニット(サイコガンダム もしくはサイコガンダムMk-II の両 りょう 手足 てあし )を接続 せつぞく しており、ラッチ増設 ぞうせつ 型 がた ブーストポッドを装備 そうび し、ウェポン・カーゴ2基 き と増加 ぞうか スラスターユニット(アドバンスド・フライルー で使用 しよう されているもの)をそれぞれ肩 かた 部 ぶ ・大腿 だいたい 部 ぶ のフルドドIIに装着 そうちゃく 。ギガンティック・アーム/レッグ・ユニットもフルドドIIを介 かい して接続 せつぞく される。肩 かた 部 ぶ フルドドIIのマルチ・アーム・ユニットでウィンチ・キャノン(旧型 きゅうがた )2基 き を保持 ほじ し、ウーンドウォートの腕 うで 部 ぶ でコンポジット・シールド・ブースター1基 き を携行 けいこう する。股間 こかん 部 ぶ にウェポン・カーゴを追加 ついか し、背部 はいぶ に飛行 ひこう 用 よう のダイダロス・ユニットを装着 そうちゃく することも可能 かのう 。
ウェポン・カーゴのコンテナにはボックス化 か された外 そと 付 づ けサイコミュ・ユニット、ファンネルやインコムなどの遠隔 えんかく 操作 そうさ 武器 ぶき コンテナ、Iフィールド・ユニットなどが格納 かくのう される。サイコミュの操作 そうさ はBUNNyS が担当 たんとう するため、一般 いっぱん のパイロットでも使用 しよう が可能 かのう となっている。また、サイコガンダムMk-IIの腕 うで 部 ぶ を接続 せつぞく した場合 ばあい は前腕 ぜんわん 部 ぶ を射出 しゃしゅつ してのオールレンジ攻撃 こうげき も可能 かのう 。
レジオン建国 けんこく 戦争 せんそう では複数 ふくすう 基 もと のギガンティック・ユニットが生産 せいさん され、インレ のサイロ部 ぶ に搭載 とうさい 、TR-6の換 かわ 装用 そうよう パーツとして投入 とうにゅう するという、TR計画 けいかく で想定 そうてい されていた運用 うんよう がなされ、ティターンズ残党 ざんとう およびレジオンのニュータイプ ・パイロットが使用 しよう している。
GUNDAM TR-6 [HAZE'N THLEY II[注 ちゅう 13] ] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124HS / ARZ-124HZ II / ARZ-124HZ2 )
「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ハイゼンスレイII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART] HAZE'N THLEY II FORM) 」とも呼 よ ばれるが、制式 せいしき 名称 めいしょう は「[ウーンドウォート]ハイゼンスレイII形態 けいたい 」であるとされる。またSSD では「ハイゼンスレイH」と分類 ぶんるい ・呼称 こしょう されている。TR-6の高速 こうそく 戦闘 せんとう 形態 けいたい で、Ζ ぜーた Ζ ぜーた ガンダム やEx-Sガンダム などΖ ぜーた 計画 けいかく の次世代 じせだい 可変 かへん 機 き への対抗 たいこう 策 さく として開発 かいはつ されており、第 だい 4世代 せだい MS に相当 そうとう する機能 きのう を有 ゆう する。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく におけるガブスレイ の後継 こうけい 機種 きしゅ としても想定 そうてい されており、同様 どうよう にMA形態 けいたい への変形 へんけい も可能 かのう であるとともに、脚 あし 部 ぶ のみをクロー・アーム状 じょう にした中 なか 間 あいだ 形態 けいたい をとることも可能 かのう となっている。MS・MA両 りょう 形態 けいたい でのバランスがよく、さまざまな作戦 さくせん に対応 たいおう できる柔軟 じゅうなん な機体 きたい 性能 せいのう でありながら、高水準 こうすいじゅん の戦闘 せんとう 力 りょく も有 ゆう する。
本来 ほんらい 、ガンダムTR-6は任務 にんむ や用途 ようと に応 おう じたパーツの換 かわ 装 そう による柔軟 じゅうなん な運用 うんよう が特長 とくちょう であるが、上層 じょうそう 部 ぶ の一部 いちぶ にはそのコンセプトが理解 りかい されなかった。本 ほん 形態 けいたい はそれらを納得 なっとく させ、その要望 ようぼう に応 こた えるために従来 じゅうらい のMSの仕様 しよう に沿 そ った「最強 さいきょう の万能 ばんのう 機 き 」、すなわち「ガンダムタイプMS」として用意 ようい されている。それゆえにティターンズのフラッグシップ機 き との想定 そうてい のもとにコストを度外視 どがいし され、Z計画 けいかく 次世代 じせだい 機 き を凌駕 りょうが する為 ため の拡張 かくちょう 機構 きこう を設計 せっけい に織 お り込 こ み、過剰 かじょう なまでの高性能 こうせいのう な各種 かくしゅ 装備 そうび とともに、合体 がったい 分離 ぶんり 機構 きこう を備 そな えたエリアドミナンス機 き として完成 かんせい する。
ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ] と同時 どうじ に開発 かいはつ され、強化 きょうか パーツは共用 きょうよう を前提 ぜんてい としている。ただし、TR-6用 よう の胸部 きょうぶ 増加 ぞうか ユニットは中央 ちゅうおう の展開 てんかい 式 しき のハイメガ粒子 りゅうし 砲 ほう (左右 さゆう にサブ・ジェネレーターを搭載 とうさい )に加 くわ え、MA形態 けいたい において機首 きしゅ となる部分 ぶぶん が延長 えんちょう されており、先端 せんたん に機銃 きじゅう が搭載 とうさい されている。換 かわ 装 そう される頭部 とうぶ ユニットもTR-1用 よう とTR-6用 よう で一部 いちぶ 仕様 しよう が異 こと なる。両 りょう 肩 かた のユニットに武装 ぶそう 収納 しゅうのう スペースがあり、作戦 さくせん に応 おう じてガトリング・ガン、ミサイル・ポッド、有線 ゆうせん 遠隔 えんかく 兵器 へいき などを装備 そうび 可能 かのう 。これとは別 べつ に肩 かた 部 ぶ ビーム・キャノンを1基 き ずつ、コンポジット・シールド・ブースター1基 き を装備 そうび する。
脚 あし 部 ぶ はウーンドウォートの膝 ひざ 部 ぶ スラスターのパーツを取 と り外 はず し、「ベロウズ・フレーム」と呼 よ ばれる蛇腹 じゃばら 状 じょう の関節 かんせつ を介 かい して、MA形態 けいたい や中間 なかま 形態 けいたい でクロー・アームに変形 へんけい するユニットが接続 せつぞく される。通常 つうじょう はソール部 ぶ やつま先 さき がスキッド状 じょう で、脚 あし 部 ぶ として最低限 さいていげん の機能 きのう しかもたないが、宇宙 うちゅう 空間 くうかん での接地 せっち や着 ちゃく 艦 かん などには十分 じゅうぶん な役割 やくわり を果 は たす。また追加 ついか 装備 そうび による重量 じゅうりょう 増加 ぞうか や地上 ちじょう での駐 ちゅう 機 き 時 じ には、脛 ずね の後部 こうぶ を踵 かかと 状 じょう に展開 てんかい して機体 きたい を安定 あんてい させることも可能 かのう であり、ホバー・ユニットとしての機能 きのう も有 ゆう する。脛 ずね カバーにはビーム・サーベル(兼 けん ライフル)を1基 き ずつ収納 しゅうのう 、クロー・アームで保持 ほじ して使用 しよう する。膝 ひざ カバーは肩 かた 部 ぶ と共通 きょうつう 規格 きかく のウェポン・ベイとなっており、クロー・アーム変形 へんけい 時 じ に使用 しよう するビーム兵 へい 装 そう やミサイル・ランチャー、コンテナ式 しき のミサイル・ポッドなどを内装 ないそう する。リア・スカートとしてジェネレーターを内蔵 ないぞう した大型 おおがた のテール・バインダーを2基 き 装備 そうび 、通常 つうじょう は腰 こし の横 よこ に垂直 すいちょく に配置 はいち されるが、脚 あし 部 ぶ クロー・アームを使用 しよう する場合 ばあい は水平 すいへい になり後方 こうほう に跳 は ね上 あ がる。両 りょう 腰 こし のフロントおよびサイド・スカート基部 きぶ にはスプレッド・ビームを横向 よこむ きに装備 そうび する。
MA形態 けいたい では、その余 あま りある出力 しゅつりょく によって大気圏 たいきけん 離脱 りだつ ・再 さい 突入 とつにゅう が可能 かのう であり、大気圏 たいきけん 内 ない での飛行 ひこう や空中 くうちゅう 戦 せん にも対応 たいおう できる[注 ちゅう 14] 。クロー・アームとハイメガ粒子 りゅうし 砲 ほう の併用 へいよう により、MA特有 とくゆう の一 いち 撃 げき 離脱 りだつ 戦法 せんぽう をとる。またウーンドウォートと異 こと なり、MS形態 けいたい の上半身 じょうはんしん と下半身 かはんしん それぞれにドラムフレームをもち、互 たが いに接続 せつぞく されているため、それぞれ分離 ぶんり ・変形 へんけい してトップ・ファイター[ストローベリー / ストロ(ー)ベリーII] (TOP FIGHTER [STRAWBERRY / STRAWBERRY II]) 、ボトム・ファイター[ニルドル・ハイン / ニルドル(・)ハインII] (BOTTOM FIGHTER [NILDO-HAIN / NILDRO-HAIN II / NEEDLE HAZE'N II]) となり、前者 ぜんしゃ は高速 こうそく 戦闘 せんとう 機 き 、後者 こうしゃ は重 じゅう MAとして運用 うんよう される。基本 きほん 的 てき にプリムローズIIはトップ側 がわ (メイン)とボトム側 がわ (サブ)の2機 き が搭載 とうさい され、最大 さいだい 搭乗 とうじょう 人数 にんずう も2名 めい に増 ふ えているが、パイロットが1名 めい の場合 ばあい でもBUNNySの補佐 ほさ による半 はん 自立 じりつ 操作 そうさ での運用 うんよう が可能 かのう である。
スペックの詳細 しょうさい な数値 すうち は不明 ふめい であるが、身長 しんちょう 比較 ひかく 図 ず (ラー 形態 けいたい )では頭頂 とうちょう 高 だか はEx-Sガンダム (21.73メートル)やν にゅー ガンダム (22メートル)とほぼ同 おな じであり、強化 きょうか パーツの装着 そうちゃく により頭頂 とうちょう 高 だか 22メートルの大型 おおがた MSになったとする資料 しりょう もある[注 ちゅう 15] 。
当初 とうしょ の名称 めいしょう は「アドバンスド・ウーンドウォート」であったが、のちに「ハイゼンスレイII」に改名 かいめい された(ただし、書籍 しょせき 『機動 きどう 戦士 せんし ガンダム 新訳 しんやく MS大 だい 全集 ぜんしゅう U.C.0081-0090』では、前述 ぜんじゅつ のように両方 りょうほう を組 く み合 あ わせたような名称 めいしょう となっている)。これについて、のちの『Re-Boot』では、T3部隊 ぶたい に配備 はいび された際 さい に、ハイゼンスレイ形態 けいたい 専用 せんよう の強化 きょうか パーツがフルドドII、ウィンチ・キャノン、ウェポン・コンテナ、サイコ・ブレードといった汎用 はんよう 強化 きょうか (アドバンスド)形態 けいたい 用 よう のパーツ群 ぐん と分類 ぶんるい されずに運用 うんよう され、ガンダムTR-6のアドバンスド形態 けいたい のひとつとして扱 あつか われたため、本来 ほんらい の命名 めいめい 法則 ほうそく 通 どお り「アドバンスド・ウーンドウォート」と呼 よ ばれたと説明 せつめい している。また、『ティターンズの旗 はた のもとで』ではMS形態 けいたい の背面 はいめん 画稿 がこう とMA形態 けいたい はラフデザインのみであったが、『Re-Boot』で決定 けってい 稿 こう が掲載 けいさい され、その際 さい にリア・スカートのデザインがハンブラビII のウイング・バインダーと共通 きょうつう のユニットに変更 へんこう されている[注 ちゅう 16] 。
『Re-Boot』では、T3部隊 ぶたい のほかにもブラックヘアーズなどで極秘 ごくひ 運用 うんよう されており、火星 かせい に渡 わた った機体 きたい にレジオン建国 けんこく 戦争 せんそう でアリシアとオメガ・ザビ が上半身 じょうはんしん と下半身 かはんしん のそれぞれに搭乗 とうじょう し、戦争 せんそう 終結 しゅうけつ に貢献 こうけん している。その後 ご 、同 どう 個体 こたい はリハイゼ に改修 かいしゅう されている。
GUNDAM TR-6[HAZE'N THLEY II RAH] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124HS / RX-124HS+FF-X39A / ARZ-124HZ2 / ARZ-124HZR )
「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ハイゼンスレイII・ラー (II) 形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART] HAZE'N THLEY II RAH FORM) 」または「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート・ラーII]ハイゼンスレイII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART-RAH II] HAZE'N THLEY II FORM) 」とも呼 よ ばれる。ハイゼンスレイIIにフルドドII が合体 がったい した上位 じょうい 形態 けいたい 。『ティターンズの旗 はた のもとで』のカラー画稿 がこう や作例 さくれい では肩 かた のみにフルドドIIのバインダー、股間 こかん 部 ぶ にマルチ・コネクター・ポッドを装着 そうちゃく しており、連載 れんさい 時 じ の名称 めいしょう は「アドバンス形態 けいたい 」の仮称 かしょう を経 へ て「アドバンスド・ウーンドウォートEX」とされ、連載 れんさい 終了 しゅうりょう 後 ご に「ハイゼンスレイII・ラー」と改称 かいしょう された。また、この状態 じょうたい から腰部 ようぶ 側面 そくめん にもう1機 き フルドドIIのバインダーを追加 ついか した状態 じょうたい を「第 だい 二 に 形態 けいたい 仕様 しよう 」としている。しかし『Re-Boot』では、肩 かた と腰 こし にフルドドII 2機 き 分 ぶん のバインダーを装着 そうちゃく し、股間 こかん 部 ぶ のポッドがないものを「ハイゼンスレイII・ラー」としている(「第 だい 二 に 形態 けいたい 」とはされていない)[注 ちゅう 17] 。ただし、『ティターンズの旗 はた のもとで』でもモノクロであるが『Re-Boot』版 ばん と同 おな じ形態 けいたい の設定 せってい 画 が が掲載 けいさい されており(「ハイゼンスレイIIラーII」と記載 きさい )、これを「アドバンスド・ウーンドウォートEX」としているなど混乱 こんらん が見 み られる。プラモデルでは『ティターンズの旗 はた のもとで』のカラー画稿 がこう の形態 けいたい が「ハイゼンスレイII・ラー」として発売 はつばい された。
フルドドIIの装着 そうちゃく により、フライルー同様 どうよう のエリア・ドミナンス(領域 りょういき 支配 しはい )機 き に分類 ぶんるい される戦略 せんりゃく 兵器 へいき とされる。MA形態 けいたい にも変形 へんけい 可能 かのう で、大気圏 たいきけん 内 ない でも本体 ほんたい とフルドドIIのあり余 あま る推力 すいりょく で空 そら 力 りょく 特性 とくせい を無視 むし し、ミサイルのような飛翔 ひしょう 体 たい として空中 くうちゅう 戦 せん を展開 てんかい するほか、大気圏 たいきけん 突破 とっぱ や再 さい 突入 とつにゅう も可能 かのう 。機体 きたい 両 りょう 側面 そくめん に装備 そうび するウィンチ・キャノンはMA形態 けいたい の射撃 しゃげき 時 じ には前方 ぜんぽう に向 む けるが、格闘 かくとう 戦時 せんじ にはウィング状 じょう に後方 こうほう に展開 てんかい し、機体 きたい の動 うご きを阻害 そがい しない。BUNNyS の補佐 ほさ により、フルドドIIを含 ふく む3機 き に分離 ぶんり も可能 かのう 。また、インレ など大型 おおがた MSの中核 ちゅうかく ユニットとしても運用 うんよう される。ただし高性能 こうせいのう な反面 はんめん 、高 こう コストで操作性 そうさせいわる は悪 わる い。
コンポジット・シールド・ブースターを1丁 ちょう ないし2丁 ちょう 携行 けいこう する。主要 しゅよう パーツが胴体 どうたい 部 ぶ に集中 しゅうちゅう しており、脚 あし 部 ぶ のレイアウトには比較的 ひかくてき 余裕 よゆう があるため、ヘイズルやバーザム、あるいはガンダムMk-V 系統 けいとう [注 ちゅう 18] といったほかのMSの脚 あし 部 ぶ にも換 かわ 装 そう が可能 かのう であり、その場合 ばあい のMA形態 けいたい は脚 あし 部 ぶ を後方 こうほう に伸 の ばしたメッサーラ のような変形 へんけい となる。
ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]クルーザー形態 けいたい [ 編集 へんしゅう ]
「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ハイゼンスレイII・ラー (II) 形態 けいたい ブースター装備 そうび クルーザーモード」または「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート・ラーII]ハイゼンスレイII形態 けいたい ブースター装備 そうび (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART-RAH II] HAZE'N THLEY II FORM/BOOSTER EQUIPPED) 」とも呼 よ ばれる。ハイゼンスレイII・ラーの背部 はいぶ にギャプラン用 よう ブースター を装着 そうちゃく した形態 けいたい 。名称 めいしょう は、『ティターンズの旗 はた のもとで』では初期 しょき 名称 めいしょう の「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォートEX]クルーザー形態 けいたい 」、初期 しょき の『A.O.Z Re-Boot』では「ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]」から変化 へんか はないため、本 ほん 項 こう での名称 めいしょう はガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]クルーザー形態 けいたい に準 じゅん じた便宜 べんぎ 的 てき なものである。
Gアーマー やGフォートレス に相当 そうとう し、出撃 しゅつげき 時 じ のほか、長距離 ちょうきょり 移動 いどう や大 だい 加速 かそく を必要 ひつよう とする強襲 きょうしゅう ・一撃 いちげき 離脱 りだつ 作戦 さくせん で使用 しよう される。2機 き 分 ぶん のフルドドIIのマルチ・アーム・ユニット を利用 りよう して計 けい 4基 き のウィンチ・キャノン を装備 そうび した状態 じょうたい (テスト・カラーおよびティターンズ・カラー)と、ギャプラン用 よう ブースターに加 くわ えてウーンドウォート・ラー クルーザー形態 けいたい と同様 どうよう に大型 おおがた ブースター と中型 ちゅうがた ブースター を2基 き ずつ追加 ついか 装備 そうび した状態 じょうたい (テスト・カラーおよびレジオン・カラー)が確認 かくにん できる。いずれもコンポジット・シールド・ブースターは2丁 ちょう (前者 ぜんしゃ は両 りょう 腕 うで 、後者 こうしゃ は右腕 うわん の上下 じょうげ に2丁 ちょう )携行 けいこう し、レジオン・カラー以外 いがい は股間 こかん 部 ぶ にマルチ・コネクター・ポッドを装着 そうちゃく している。
AQUA HAZE'N THLEY II
『A.O.Z Re-Boot Special issue』で設定 せってい された。
ハイゼンスレイIIに複数 ふくすう のアクア・ハンブラビII を装着 そうちゃく した形態 けいたい 。「ガンダムTR-6」の名 な は冠 かん されていない。股間 こかん 部 ぶ のマルチ・コネクター・ポッドからドラム・フレームとベロウズ・フレームを介 かい して、腰部 ようぶ 左右 さゆう にアクア・ユニット(フルドドIIのショルダー・ユニットを中心 ちゅうしん に、水中 すいちゅう 用 よう シールド・ブースター3基 き と攻撃 こうげき 用 よう ユニット、ハイドロ・ジェット・パック)を装着 そうちゃく する。両 りょう 腕 うで にはハイドロ・ジェット・パックを装着 そうちゃく したコンポジット・シールド・ブースターを装備 そうび 、頭部 とうぶ ブレード・アンテナをサイコブレード に換 かわ 装 そう し、これによって無線 むせん 誘導 ゆうどう する水中 すいちゅう 用 よう モビル・ビットとしての運用 うんよう を前提 ぜんてい としている。ほかに武装 ぶそう は、アクア・バーザム と同型 どうけい のバハル・ライフルを両手 りょうて に携行 けいこう する。
レジオン建国 けんこく 戦争 せんそう におけるジオンマーズの氷河 ひょうが 拠点 きょてん 攻略 こうりゃく 戦 せん の際 さい に、ハイゼンスレイIIを組織 そしき のフラッグシップ機 き として認識 にんしき していたオメガが、潜行 せんこう しての水中 すいちゅう 戦 せん よりも水上 すいじょう を高速 こうそく で移動 いどう して単機 たんき で敵陣 てきじん に突入 とつにゅう するという戦法 せんぽう を選 えら んだための専用 せんよう 装備 そうび であり、そのため「オメガ・ザビ仕様 しよう 」とも呼 よ ばれる。オメガおよびアリシアたちが搭乗 とうじょう し、拠点 きょてん 陥落 かんらく に大 おお きく貢献 こうけん している。
RE-HAZE / RE-HIZE / REHAIZE (型式 けいしき 番号 ばんごう :ARZ-125 [注 ちゅう 19] )
『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』に登場 とうじょう 。火星 かせい のジオンの残党 ざんとう 組織 そしき 「レジオン」の総帥 そうすい であるアリシアの乗 じょう 機 き として、組織 そしき のフラッグシップ機 き となっている。
レジオンが、鹵獲 ろかく したハイゼンスレイIIを改修 かいしゅう した機体 きたい 。ウーンドウォートを素 もと 体 たい とするガンダム・タイプであるが、装甲 そうこう が曲面 きょくめん を多用 たよう したジオン系 けい の規格 きかく のものに換 かわ 装 そう されているためその面影 おもかげ はなく重厚 じゅうこう なフォルムとなっており、のちのドーガ 系 けい やサザビー といった新生 しんせい ネオ・ジオン系 けい MSへの繋 つな がりをうかがわせるものとなっている。原型 げんけい 機 き と同様 どうよう にジェネレーター直結 ちょっけつ 式 しき のハイ・メガ粒子 りゅうし 砲 ほう を装備 そうび し、サイコミュを標準 ひょうじゅん 搭載 とうさい することから第 だい 4世代 せだい MSに分類 ぶんるい される。総帥 そうすい 専用 せんよう 機 き であるため、全身 ぜんしん に重 じゅう 装甲 そうこう がほどこされてサバイバビリティが向上 こうじょう している。また、重力 じゅうりょく 下 か 飛行 ひこう 用 よう の推進 すいしん 器 き が機体 きたい 各所 かくしょ に増設 ぞうせつ され、原型 げんけい 機 き に比 くら べて機動 きどう 性 せい が大幅 おおはば に強化 きょうか されている。リア・スカートはブースターとの一体 いったい 構造 こうぞう を採用 さいよう 。これら機動 きどう 性 せい 偏重 へんちょう の改修 かいしゅう は、「火星 かせい の大空 おおぞら を飛翔 ひしょう し、自身 じしん が地上 ちじょう の支配 しはい 者 しゃ であることを誇示 こじ する」というアリシアの意思 いし が反映 はんえい された結果 けっか である。MA形態 けいたい では原型 げんけい 機 き と同様 どうよう に大気圏 たいきけん 突入 とつにゅう 能力 のうりょく をもち、トップ・ファイターとボトム・ファイターにも分離 ぶんり 可能 かのう 。原型 げんけい 機 き とは各種 かくしゅ 性能 せいのう が異 こと なる機体 きたい となったため、型式 けいしき 番号 ばんごう は新 あら たに "125" が割 わ り振 ふ られている。ただし機体 きたい 構造 こうぞう に大 おお きな変更 へんこう は見 み られず、内部 ないぶ 機構 きこう には原型 げんけい 機 き のパーツが多数 たすう 残 のこ っている。
武装 ぶそう ・装備 そうび
コンポジット・シールド
ヒート・ブレード型 がた バレルを、速射 そくしゃ 型 がた 冷却 れいきゃく バレルに交換 こうかん した改良 かいりょう 型 がた 。これにより格闘 かくとう 兵器 へいき としての機能 きのう は限定 げんてい されるものの、射撃 しゃげき 兵 へい 装 そう として機能 きのう 強化 きょうか を果 は たしている。シールド後部 こうぶ の推進 すいしん 器 き も強化 きょうか されている。
トライ・ブレード
ドライセン のものと同型 どうけい 。作中 さくちゅう で使用 しよう している。
肩 かた 部 ぶ 強化 きょうか パーツ
原型 げんけい 機 き と同様 どうよう にウェポン・コンテナとなっており、トライ・ブレードのほかファンネルやミサイル・ポッドなど運用 うんよう に合 あ わせた武装 ぶそう に換 かわ 装 そう が可能 かのう であり、さまざまな戦局 せんきょく に対応 たいおう できる。後部 こうぶ には2基 き のスラスターを増設 ぞうせつ している。
背部 はいぶ ポッド
メガ粒子 りゅうし 砲 ほう を内蔵 ないぞう しており、MA形態 けいたい 時 じ の機首 きしゅ となる。
スカート
股関節 こかんせつ の防御 ぼうぎょ 力 りょく 強化 きょうか のために追加 ついか される。原型 げんけい 機 き では両 りょう 腰 こし に配 はい されているスプレッド・ビームは中心 ちゅうしん 部 ぶ に移設 いせつ されている。
脚 あし 部 ぶ 強化 きょうか パーツ
変形 へんけい 機構 きこう をもち、爪先 つまさき とかかとを展開 てんかい することでクロー・アームとしても使用 しよう 可能 かのう となり、接地 せっち 時 じ に機体 きたい を安定 あんてい させる際 さい にも使用 しよう される。膝 ひざ 部 ぶ にはミサイル・ポッドを装備 そうび 。
テール・スラスター
両 りょう 腰 こし に装備 そうび 。重力 じゅうりょく 下 か での飛行 ひこう を可能 かのう とする大 だい 推力 すいりょく スラスターで、バインダーとして独立 どくりつ 可動 かどう しAMBAC作動 さどう 肢 し としても使用 しよう される。内部 ないぶ には原型 げんけい 機 き と同様 どうよう にTRジェネレーターを搭載 とうさい する。
『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、「うさぎ狩 か り 」の際 さい にダイアナ のキハールII を人質 ひとじち にとったドナルド のジム・クゥエル の頭部 とうぶ を狙撃 そげき によって吹 ふ き飛 と ばし、背部 はいぶ へのトライ・ブレードの一 いち 撃 げき で行動 こうどう 不能 ふのう にする。帰投 きとう 後 ご 、アリシアは股間 こかん 部 ぶ サブ・アームをIフィールドの防御 ぼうぎょ 装置 そうち に交換 こうかん するよう命 めい じる。「輝 かがや ける星 ほし 」作戦 さくせん の際 さい には、終盤 しゅうばん でグロリアのフライルーII が敗 やぶ れた直後 ちょくご に、大型 おおがた のスマートガンのような火器 かき を携行 けいこう し、多数 たすう のフライルーIIを率 ひき いて出撃 しゅつげき 。エレノア砲 ほう によって僚機が全滅 ぜんめつ したあとの去就 きょしゅう は不明 ふめい 。
GUNDAM TR-6 [QUEENLY] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124QL / ARZ-124QN )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]クィンリィ形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] QUEENLY FORM) 」とも呼 よ ばれる。ウーンドウォートの高性能 こうせいのう 火器 かき 管制 かんせい により、複数 ふくすう の火器 かき を制御 せいぎょ し、多数 たすう 標的 ひょうてき への同時 どうじ 攻撃 こうげき を目的 もくてき とする拠点 きょてん 防衛 ぼうえい 形態 けいたい 。背部 はいぶ スラスターユニット上 じょう にマウントされるウェポンカーゴが、あたかも王冠 おうかん のように見 み えることから「クインリィ形態 けいたい 」と呼 よ ばれる(設定 せってい 画稿 がこう の記述 きじゅつ に[女王 じょおう 形態 けいたい ]との記述 きじゅつ あり)。
ウーンドウォート・ラーに背部 はいぶ 強化 きょうか パーツ(アドバンスド・フライルー の背部 はいぶ 強化 きょうか パーツと同 おな じ)を装着 そうちゃく 、頭部 とうぶ も強化 きょうか パーツ内 ない に格納 かくのう されているものに換 かわ 装 そう (パーツ上部 じょうぶ のメガ粒子 りゅうし 砲 ほう が使用 しよう しやすいタイプ)、大腿 だいたい 部 ぶ のフルドドIIに増加 ぞうか スラスターユニットを装備 そうび 、腕 うで 部 ぶ を折 お り畳 たた んで胴体 どうたい ユニット化 か し、内側 うちがわ のマルチ・アーム・ユニットでビームキャノン2基 き 、後部 こうぶ のサブアームでウィンチ・キャノン(旧型 きゅうがた )2基 き を保持 ほじ した状態 じょうたい で、さらに2機 き のアドバンスド・キハールIIのMA形態 けいたい と合体 がったい した形態 けいたい 。アドバンスド・キハールIIが装備 そうび していたコンポジット・シールド・ブースター2基 き の蛇腹 じゃばら 状 じょう のアームを展開 てんかい して装備 そうび 。
ガンダム試作 しさく 3号機 ごうき のコンセプトと技術 ぎじゅつ を継承 けいしょう しており、後継 こうけい 機 き を意識 いしき したと推測 すいそく される。TR-6の命名 めいめい 法則 ほうそく 上 じょう 、[デンドロビウムII] の名 な で呼 よ ばれる可能 かのう 性 せい も考 かんが えられたが、GP計画 けいかく の公式 こうしき 記録 きろく 抹消 まっしょう もあって実現 じつげん しなかった。
また、フルアーマー形態 けいたい を含 ふく めて本 ほん 形態 けいたい にはTR-6インレの下位 かい モデルとしての側面 そくめん もあり、戦略 せんりゃく 兵器 へいき のインレは運用 うんよう コスト・政治 せいじ 的 てき 配慮 はいりょ といった事情 じじょう が絡 から んで出撃 しゅつげき できないことが多 おお いため、代 か わりに戦場 せんじょう に派遣 はけん される構想 こうそう があった。
漫画 まんが 『ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』では、宇宙 うちゅう 世紀 せいき 0089年 ねん にジオンマーズのチェスター宇宙 うちゅう 艦隊 かんたい およびネオ・ジオン残党 ざんとう の火星 かせい 降下 こうか 作戦 さくせん に対抗 たいこう するため、レジオン副 ふく 総裁 そうさい のグロリア・ザビ 機 き が本 ほん 形態 けいたい に新 しん 装備 そうび のフレア・ユニットを装備 そうび して出撃 しゅつげき 。コンポジット・シールド・ブースターに替 か わりガンダムTR-S[エルアライラー] のギガンティック・アーム、計 けい 5基 き のウェポン・コンテナもエルアライラーのものを装備 そうび 、機体 きたい 左右 さゆう にミサイル・コンテナを多数 たすう 連結 れんけつ する。ネオ・ジオン残党 ざんとう の強化 きょうか 人間 にんげん が搭乗 とうじょう するフェンリス・ヴォルフ 小隊 しょうたい の攻撃 こうげき により破壊 はかい されるが、コアであるウーンドウォートは無事 ぶじ であり、無傷 むきず であったギガンティック・アームとウェポン・コンテナ1基 き 、およびバーザムの膝 ひざ から下 した を装着 そうちゃく して独自 どくじ の高 こう 機動 きどう 形態 けいたい となり、小隊 しょうたい に逆襲 ぎゃくしゅう して全滅 ぜんめつ させたあと、降下 こうか を開始 かいし する敵艦 てきかん 隊 たい に追 お い付 つ き降伏 ごうぶく を勧告 かんこく する。
ガンダムTR-6[クインリィ]フルアーマー形態 けいたい [ 編集 へんしゅう ]
GUNDAM TR-6 [QUEENLY] FULL-ARMOR (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / FA-124QL / ARZ-124QN )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]フルアーマー・クィンリィ形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] FULL ARMOR QUEENLY FORM) 」とも呼 よ ばれる。クインリィ(マルチ・アーム・ユニット及 およ びウィンチ・キャノンは装備 そうび しない)にサイコガンダム 又 また はサイコガンダムMk-II の両 りょう 腕 うで と両足 りょうあし を接続 せつぞく (腕 うで はフルドドIIとアドバンスド・キハールIIMA形態 けいたい の間 あいだ に、足 あし は折 お りたたんで接続 せつぞく ユニット化 か したウーンドウォートの足 あし に)した形態 けいたい 。「フルアーマー・クインリィ」とも呼 よ ばれる。拠点 きょてん 防衛 ぼうえい 形態 けいたい とギガンティック形態 けいたい を融合 ゆうごう させたものといえる。機体 きたい 後部 こうぶ に球状 きゅうじょう のダイダロス・ユニット を装備 そうび することで、飛行 ひこう が可能 かのう となる。発展 はってん プランとして、ウェポンカーゴにプロトタイプサイコガンダム の巨大 きょだい なサイコミュバックパックを搭載 とうさい することで、TR-6を完全 かんぜん にサイコガンダム 化 か してしまうプランが存在 そんざい する。
TR-6の柔軟 じゅうなん な互換 ごかん 性 せい を示 しめ すためのシンボル的 てき な形態 けいたい であると同時 どうじ に、機動 きどう 兵器 へいき としての最上 さいじょう クラスの性能 せいのう を有 ゆう する。
GUNDAM TR-6 [INLE] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124IL / ARZ-124INL )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]インレ形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] INLE FORM) 」とも呼 よ ばれる。TR-6の究極 きゅうきょく 形態 けいたい で、ファイバーII とダンディライアンII が合体 がったい した決戦 けっせん 仕様 しよう 。クィンリィの上位 じょうい 形態 けいたい でもあり、藤岡 ふじおか はクィンリィとの対比 たいひ で「大王 だいおう 形態 けいたい 」とも表現 ひょうげん している。
正確 せいかく なスペックの数値 すうち は不明 ふめい だが、巡航 じゅんこう 形態 けいたい の全長 ぜんちょう は100メートルを超 こ えるとされ、対比 たいひ 図 ず (ラフ画稿 がこう )ではMS形態 けいたい での頭頂 とうちょう 高 だか はサイコガンダム(40メートル)やクィン・マンサ (39.2メートル)の倍 ばい 、全 ぜん 高 こう はα あるふぁ ・アジール (108.26メートル)を越 こ えている。
本 ほん 形態 けいたい はMS・MA等 とう の機動 きどう 兵器 へいき の枠 わく を越 こ えた「戦略 せんりゃく 兵器 へいき 」に分類 ぶんるい され、「単機 たんき で敵陣 てきじん に強行 きょうこう 突入 とつにゅう して制圧 せいあつ を可能 かのう とする弾道 だんどう 兵器 へいき 」をコンセプトとする。強力 きょうりょく すぎる戦力 せんりょく と費用 ひよう 対 たい 効果 こうか に加 くわ え、旧 きゅう 世紀 せいき における核兵器 かくへいき の抑止 よくし 力 りょく に近 ちか い政治 せいじ 的 てき な影響 えいきょう 力 りょく をも有 ゆう するため、戦争 せんそう の趨勢 すうせい を決 けっ する戦場 せんじょう 以外 いがい での投入 とうにゅう は極 きわ めて稀 まれ なケースとされる。
TR計画 けいかく はインレの開発 かいはつ を目的 もくてき とする計画 けいかく だったが、巨大 きょだい なサイズと複雑 ふくざつ なシステムのために単独 たんどく での開発 かいはつ は困難 こんなん と判断 はんだん され、まずTR-1からTR-5の各 かく 機 き に分散 ぶんさん してシステムの開発 かいはつ と運用 うんよう 試験 しけん を実施 じっし 。それぞれ各 かく 機能 きのう や機構 きこう の実用 じつよう 性 せい を検証 けんしょう し、得 え られた兵器 へいき システムを具体 ぐたい 化 か することで完成 かんせい にこぎ着 つ けた。計画 けいかく には運用 うんよう 母艦 ぼかん となるアスワン改 あらため や衛星 えいせい 軌道 きどう 上 じょう の駐 ちゅう 機 き ステーション「SSD(スターシップダウン) 」、さらに強化 きょうか 人間 にんげん 専用 せんよう 機 き としてのサイコミュ搭載 とうさい (サイコ・インレ )や、外 そと 惑星 わくせい への侵攻 しんこう を想定 そうてい した巨大 きょだい な惑星 わくせい 間 あいだ 航行 こうこう ブースター(フリス )の開発 かいはつ も含 ふく まれていた。
なお当初 とうしょ インレのコアMSとして予定 よてい されていたのはRX-123 ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]であったが、TR-6に計画 けいかく が移行 いこう して開発 かいはつ が複雑 ふくざつ 化 か した結果 けっか 、TR計画 けいかく の進行 しんこう が遅延 ちえん しグリプス戦役 せんえき への投入 とうにゅう 自体 じたい も叶 かな わなかった。仮 かり にRX-123を正式 せいしき に量産 りょうさん し、当初 とうしょ の予定 よてい 通 どお りインレをグリプス戦役 せんえき に投入 とうにゅう できていればティターンズの勝利 しょうり は確実 かくじつ だった。また、仮 かり に投入 とうにゅう がグリプス2攻防 こうぼう 戦 せん であったのならエゥーゴの勝利 しょうり は覆 おお っていたと仮定 かてい される。
2機 き のコアMSは、それぞれファイバーII側 がわ が火器 かき 管制 かんせい 、ダンディライアンII側 がわ が操縦 そうじゅう を担当 たんとう する。テスト・カラー、ティターンズ・カラーおよびレジオン・カラーが確認 かくにん できる。
各種 かくしゅ 形態 けいたい
巡航 じゅんこう 形態 けいたい
ファイバーIIに装備 そうび されている複 ふく 合 あい バインダー の下部 かぶ メイン・バインダーを前方 ぜんぽう に展開 てんかい して重量 じゅうりょう バランスを整 ととの え、機体 きたい への負荷 ふか を最小限 さいしょうげん に抑 おさ えるとともに、ダンディライアンIIに装備 そうび されているダイダロス・ユニット のミノフスキー・クラフトなどの併用 へいよう により大気圏 たいきけん 内 ない での飛行 ひこう を実現 じつげん した形態 けいたい 。「モビル・フォートレス形態 けいたい 」とも呼 よ ばれる。
射出 しゃしゅつ 形態 けいたい
攻略 こうりゃく 目標 もくひょう 地点 ちてん 到着 とうちゃく 後 ご に、搭載 とうさい 機 き であるキハールII を射出 しゃしゅつ するために、複 ふく 合 あい 防御 ぼうぎょ バインダーを左右 さゆう に展開 てんかい してリニア・カタパルト とする形態 けいたい 。
大気圏 たいきけん 離脱 りだつ 形態 けいたい
ファイバーIIと同様 どうよう に、大型 おおがた ブースター を後部 こうぶ に装備 そうび して地上 ちじょう から打 う ち上 あ げられる。
装備 そうび
外 そと 惑星 わくせい 進出 しんしゅつ 用 よう 機器 きき [フリス]
TR計画 けいかく で予定 よてい されていたインレ強化 きょうか 計画 けいかく のひとつで、後部 こうぶ に装備 そうび する木星 もくせい 圏 けん 進出 しんしゅつ 用 よう の超 ちょう 大型 おおがた ブースター。巨大 きょだい な3枚 まい の「翼 つばさ 」を持 も ち、展開 てんかい することで太陽 たいよう 風 ふう 推進 すいしん も可能 かのう とされる。
GUNDAM TR-6 [FIVER II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124HS+LRX-007-2 / ARZ-124FV II / ARZ-124FV-2 / ARZ-124FV )
「ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]ファイバーII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [ADVANCED WONDWART] FIVER II FORM) 」とも呼 よ ばれる。コアMSにTR-5[ファイバー] の運用 うんよう データをもとに開発 かいはつ された[ファイバーII]ユニットを装着 そうちゃく した形態 けいたい 。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく におけるメッサーラ の後継 こうけい 機 き 形態 けいたい 。また、インレの上半身 じょうはんしん を形成 けいせい する。
「侵攻 しんこう ・制圧 せいあつ 兵器 へいき システム (Invasion and subdue weapon system) 」というカテゴリーが与 あた えられており、超 ちょう 音速 おんそく 侵攻 しんこう により敵 てき 地 ち へと侵入 しんにゅう し、圧倒的 あっとうてき な火力 かりょく と搭載 とうさい 機 き のキハールII による空間 くうかん 制圧 せいあつ 能力 のうりょく によって敵 てき 地 ち を制圧 せいあつ する。弾道 だんどう 兵器 へいき の利点 りてん (長 ちょう 射程 しゃてい 、迎撃 げいげき 困難 こんなん )を備 そな えた機動 きどう 兵器 へいき であり、MSを中心 ちゅうしん ユニットにすることで既存 きそん の弾道 だんどう 兵器 へいき の欠点 けってん である低 ひく い命中 めいちゅう 精度 せいど を克服 こくふく している。単独 たんどく で危険 きけん 度 ど の高 たか い任務 にんむ をおこなうため、複 ふく 合 あい バインダーによって極限 きょくげん まで防御 ぼうぎょ 力 りょく が高 たか められている。各 かく パーツはドラムフレームを介 かい して蛇腹 じゃばら 状 じょう の関節 かんせつ で接続 せつぞく されており、フレキシブルに可動 かどう する。
MA形態 けいたい で地上 ちじょう から打 う ち上 あ げられ、弾道 だんどう 軌道 きどう で敵 てき 勢力 せいりょく 圏 けん へ突入 とつにゅう して拠点 きょてん 上空 じょうくう に到達 とうたつ 後 ご 、MS形態 けいたい に変形 へんけい して攻略 こうりゃく をおこない、同時 どうじ に搭載 とうさい 機 き による制圧 せいあつ なども実施 じっし する。MS形態 けいたい では胴体 どうたい 部 ぶ が反転 はんてん して展開 てんかい 、ピグウィグ・キャノンIIを保持 ほじ したコアMSが露出 ろしゅつ する形 かたち となる。MSの柔軟 じゅうなん 性 せい を活 い かして目標 もくひょう をピンポイントに攻撃 こうげき 可能 かのう であり、損害 そんがい を最小限 さいしょうげん に抑 おさ えた目的 もくてき の達成 たっせい が可能 かのう となる。弾道 だんどう ミサイルと異 こと なり再 さい 利用 りよう が可能 かのう であることも、本 ほん 形態 けいたい の有用 ゆうよう 性 せい を担保 たんぽ している。
武装 ぶそう ・装備 そうび
ハイパー・ロングレンジ・ビーム・キャノン
本 ほん 形態 けいたい の主 しゅ 兵 へい 装 そう で、通称 つうしょう 「ビグウィグ・キャノンII」。バイザックTR-2[ビグウィグ] のビーム・キャノンをさらに強化 きょうか したもので、精密 せいみつ 射撃 しゃげき の命中 めいちゅう 制度 せいど が向上 こうじょう し、MSで運用 うんよう 可能 かのう な火器 かき として最大 さいだい 級 きゅう の威力 いりょく を有 ゆう する。また携行 けいこう を容易 ようい にするため、折 お り畳 たた み機構 きこう が採用 さいよう されている。MS形態 けいたい ではコアMSの腕 うで 部 ぶ で保持 ほじ されることで広 ひろ い視界 しかい を得 え るほか、射撃 しゃげき の精密 せいみつ 度 ど も向上 こうじょう する。本 ほん 兵 へい 装 そう のみの独立 どくりつ 運用 うんよう も可能 かのう 。
インレ合体 がったい 時 じ にはダンディライアンIIのシールドを装着 そうちゃく し、防御 ぼうぎょ 用 よう の拡散 かくさん ビーム砲 ほう を使用 しよう 可能 かのう 。腰部 ようぶ (ダンディライアンII側 がわ )に装着 そうちゃく し、精密 せいみつ 射撃 しゃげき 時 じ にはダンディライアンII側 がわ のコアMSが直接 ちょくせつ 操作 そうさ する。
複 ふく 合 あい バインダー
「複 ふく 合 あい 防御 ぼうぎょ バインダー」とも呼 よ ばれる。両 りょう 舷 ふなばた に装備 そうび され、ブースターだけでなく、武装 ぶそう やIフィールドも搭載 とうさい する攻防 こうぼう 一体 いったい の複 ふく 合 ごう 兵 へい 装 そう 。Iフィールド・ジェネレーターを中心 ちゅうしん に、上下 じょうげ 2枚 まい のメイン・バインダーと側面 そくめん のサブ・バインダーで構成 こうせい される。メイン・バインダーの前部 ぜんぶ には迎撃 げいげき 用 よう の積極 せっきょく 的 てき 防御 ぼうぎょ 兵 へい 装 そう を内蔵 ないぞう し、球形 きゅうけい の有線 ゆうせん スプレッド・ビーム砲台 ほうだい や機関 きかん 砲 ほう も搭載 とうさい 。上部 じょうぶ メイン・バインダー後部 こうぶ には搭載 とうさい 機 き としてキハールIIを片側 かたがわ 3機 き 、計 けい 6機 き を搭載 とうさい 可能 かのう (イカロス・ユニット装備 そうび のヘイズル など通常 つうじょう MSも可 か )。アームで懸架 けんか し、レールで前後 ぜんご に移動 いどう する。下部 かぶ メイン・バインダー後部 こうぶ はメイン・ブースターとなっており、プロペラントタンクやスラスターを内蔵 ないぞう する。同様 どうよう にスラスターを内蔵 ないぞう したサブ・バインダーも併 あわ せた3つのバインダーを可動 かどう させることで、高度 こうど な機動 きどう 性 せい と運動 うんどう 性 せい を発揮 はっき する。
胴体 どうたい ユニット
MA形態 けいたい 時 じ の機首 きしゅ を構成 こうせい し、半円 はんえん 状 じょう のメイン・フレームを介 かい して複 ふく 合 あい バインダーを接続 せつぞく する。TRシリーズ共通 きょうつう 新型 しんがた ジェネレーターのほか、共通 きょうつう の冷却 れいきゃく フィールド発生 はっせい 器 き を内蔵 ないぞう し、使用 しよう 時 じ に両 りょう 側面 そくめん に展開 てんかい する。コアMSは大型 おおがた のアームで両 りょう 肩 かた のフルドドII のドラムフレームに接続 せつぞく し、本体 ほんたい 下部 かぶ に収納 しゅうのう する。
巨大 きょだい な武器 ぶき 庫 こ にもなっており、大 だい 中小 ちゅうしょう のコンテナを多数 たすう 搭載 とうさい する[注 ちゅう 20] 。コンテナ内 ない の各種 かくしゅ 武装 ぶそう を使用 しよう する際 さい には、カバーが上方 かみがた に展開 てんかい する。また、オプションとしてEWACレドーム案 あん 、ミサイル・サイロ案 あん 、サイコミュ・システム案 あん (後述 こうじゅつ )、その他 た 「3号 ごう 計画 けいかく 」などさまざまな新 しん 兵器 へいき 搭載 とうさい 案 あん が検討 けんとう されるが、いずれもペーパー・プランに終 お わっている。
漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、機首 きしゅ 下部 かぶ の大型 おおがた ブレード・アンテナはサイコブレード のように他者 たしゃ が触 ふ れることで精神 せいしん 感応 かんおう が起 お きている。
大型 おおがた ブースター
作戦 さくせん 内容 ないよう によっては、打 う ち上 あ げの際 さい に「インレのゆりかご」と呼 よ ばれる球形 きゅうけい の大型 おおがた ブースターを後部 こうぶ に接続 せつぞく する。内部 ないぶ には大型 おおがた の格納 かくのう スペースを有 ゆう し、兵員 へいいん やMSを搭載 とうさい して輸送 ゆそう ・展開 てんかい が可能 かのう 。ホバリング・ユニットも兼 か ねており、滞空 たいくう しつつ部隊 ぶたい の支援 しえん などをおこなうことも予定 よてい されている。大量 たいりょう の燃料 ねんりょう を搭載 とうさい しての長距離 ちょうきょり ミッションや惑星 わくせい 間 あいだ 航行 こうこう も可能 かのう であり、その際 さい は内部 ないぶ に居住 きょじゅう スペースを設 もう け、独立 どくりつ したバイオスフィア としても機能 きのう する。大 だい 出力 しゅつりょく のジェネレーターを搭載 とうさい しており、漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』ではアリシアがこれをレジオンの建国 けんこく に利用 りよう している。「アリシアの繭 まゆ 」と呼 よ ばれる塔 とう の最 さい 上部 じょうぶ に設置 せっち され、居住 きょじゅう スペースはアリシア専用 せんよう の王宮 おうきゅう に転用 てんよう されており、建設 けんせつ 中 ちゅう の新 しん 市街 しがい のシンボルにもなっている。
劇 げき 中 ちゅう での活躍 かつやく
『ティターンズの旗 はた のもとに』では、グリプス戦役 せんえき 末期 まっき にカール・マツバラ 中尉 ちゅうい が搭乗 とうじょう するガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ] をコアMSとして運用 うんよう されている。
『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』の前日 ぜんじつ 譚 たん となる設定 せってい では、ティターンズがレジオンにもち込 こ み、0088年 ねん のレジオン建国 けんこく 戦争 せんそう でアリシアとオメガが搭乗 とうじょう するハイゼンスレイII をコアMSとして運用 うんよう され、敵対 てきたい するジオンマーズの拠点 きょてん を単機 たんき で攻略 こうりゃく するなどの活躍 かつやく を見 み せたとされる。本 ほん 機 き によって火星 かせい を開拓 かいたく し、レジオンに高 たか い工業 こうぎょう 力 りょく をもたらしたあと、氷河 ひょうが 基地 きち で0091年 ねん にかけて改修 かいしゅう ・修理 しゅうり がおこなわれる。なお、ビグウィグ・キャノンIIは取 と り外 はず され、監視 かんし 衛星 えいせい 「エレノア 」の主砲 しゅほう に転用 てんよう される。
『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』本編 ほんぺん では、インレの上半身 じょうはんしん となることから「インレの翼 つばさ 」とも呼 よ ばれるが、本 ほん 形態 けいたい 自体 じたい が「インレ」あるいは「ガンダム・インレ」と呼 よ ばれることも多 おお い。反乱 はんらん 軍 ぐん による本 ほん 機 き の奪還 だっかん を目的 もくてき とする「輝 かがや ける星 ほし 」作戦 さくせん の最中 さいちゅう に完成 かんせい 、再 さい 調整 ちょうせい されたアリシアのクローン強化 きょうか 人間 にんげん のひとりダイアナ を生体 せいたい ユニットとして起動 きどう するも、身内 みうち のいざこざにより浴 あ びた返 がえ り血 ち を見 み て暴走 ぼうそう 、水門 すいもん を破壊 はかい しコンテナからミサイルを全 ぜん 方位 ほうい 発射 はっしゃ するなどして敵 てき 味方 みかた かまわず攻撃 こうげき する。ツキモリ が搭乗 とうじょう するヘリオス・マリナー との戦闘 せんとう では多数 たすう のモビル・ビットを射出 しゃしゅつ して、ビット同士 どうし の攻防 こうぼう 戦 せん を繰 く り広 ひろ げる。有線 ゆうせん スプレッド・ビーム砲台 ほうだい は有線 ゆうせん クロー・アームに換 かわ 装 そう されており、これによってヘリオス・マリナーのコックピットを貫 つらぬ くが、直後 ちょくご にトリスタン のクローン強化 きょうか 人間 にんげん であるホシマル のアーリー・ヘイズル がブレード・アンテナに触 ふ れることで、本 ほん 機 き の制御 せいぎょ を取 と り戻 もど す。本 ほん 機 き にはあらかじめTR計画 けいかく の中心 ちゅうしん 人物 じんぶつ であるトリスタンを認識 にんしき して起動 きどう するような仕掛 しか けがほどこされていたのである。さらにホシマル自身 じしん が精神 せいしん 感応 かんおう でダイアナを説得 せっとく して本来 ほんらい の自分 じぶん を取 と り戻 もど させることで戦意 せんい を喪失 そうしつ 、本 ほん 機 き は奪還 だっかん される。しかし、レジオンによる改修 かいしゅう でダンディライアンIIに替 か わる下半身 かはんしん として陸上 りくじょう 移動 いどう 用 よう のグラン・ユニットを装着 そうちゃく されており、火星 かせい から出 で られない状態 じょうたい となっていた。
GUNDAM TR-6 [DANDELION II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124+NRX-005-2 / ARZ-124DL-2 )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]ダンディライアンII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] DANDELION II FORM) 」とも呼 よ ばれる。コアMSにTR-4[ダンディライアン] と同様 どうよう の大気圏 たいきけん 突入 とつにゅう モジュールを装備 そうび した形態 けいたい 。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく におけるバウンド・ドック の後継 こうけい 機 き 形態 けいたい であることが示唆 しさ されている(両 りょう 矢印 やじるし が引 ひ かれている)。また、機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく 後 ご にガンダムTR-S[ラブスカトル] のコンセプトを引 ひ き継 つ いで設計 せっけい されているため、各部 かくぶ に共通 きょうつう するパーツが多 おお く見受 みう けられる。インレの下半身 かはんしん を形成 けいせい する。
ダイダロス・ユニット に搭載 とうさい されたミノフスキー・クラフトにより、おもに成層圏 せいそうけん での活動 かつどう を主眼 しゅがん とするが、大気圏 たいきけん 内外 ないがい の高速 こうそく 戦闘 せんとう 用 よう の形態 けいたい でもあり、AMBAC作動 さどう 肢 し を兼 か ねる1対 つい の大型 おおがた クロー・アームを搭載 とうさい し一 いち 撃 げき 離脱 りだつ の格闘 かくとう 戦 せん にも対応 たいおう する。MA形態 けいたい ではコアMSは内蔵 ないぞう されているが、MS形態 けいたい ではユニット全体 ぜんたい が中心 ちゅうしん から左右 さゆう に割 わ れ、コアMSとダイダロス・ユニットが姿 すがた を現 あらわ す。コアMS(イラストではウーンドウォート・ラー )は右 みぎ 前腕 ぜんわん 部 ぶ にコンポジット・シールド・ブースター 、左腕 さわん にユニットの機首 きしゅ が変形 へんけい したシールド(防御 ぼうぎょ 用 よう の拡散 かくさん ビーム砲 ほう を搭載 とうさい )を装備 そうび 、両 りょう 肩 かた のフルドドIIのサブ・アームでウィンチ・キャノンを保持 ほじ している。
漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、エゥーゴに接収 せっしゅう されており、地球 ちきゅう 衛星 えいせい 軌道 きどう 上 じょう のSSD でヴァルハラ博士 はかせ のもと研究 けんきゅう が続 つづ けられている。
GUNDAM TR-6 [PSYCHO INLE] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124IL/P )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコ・インレ形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] PSYCHO INLE FORM) 」とも呼 よ ばれる。TR計画 けいかく で予定 よてい されていた、インレにサイコミュを組 く み込 こ んだ究極 きゅうきょく の兵器 へいき 構想 こうそう であるが、ペーパー・プランに終 お わっている。藤岡 ふじおか は「ティターンズの狂気 きょうき を体現 たいげん した醜悪 しゅうあく な最終 さいしゅう 兵器 へいき 計画 けいかく 」と評 ひょう している。
インレの頭部 とうぶ に当 あ たるユニット(ファイバーIIの胴体 どうたい ユニット)の上部 じょうぶ にサイコミュ搭載 とうさい の外 そと 付 づ けユニットを装着 そうちゃく 。その武装 ぶそう サイロにはビットやリフレクター・ビット、コンポジット・シールド・ブースター といったサイコミュ誘導 ゆうどう 兵器 へいき のほか、プラズマ・リーダー、巡航 じゅんこう ミサイル、核弾頭 かくだんとう やBC兵器 へいき といった大量 たいりょう 破壊 はかい 兵器 へいき などを搭載 とうさい 可能 かのう 。インレの複雑 ふくざつ な火器 かき 管制 かんせい をサイコミュによる思考 しこう 制御 せいぎょ でおこなえるが、パイロットはニュータイプか強化 きょうか 人間 にんげん に限 かぎ られてしまうため、通常 つうじょう のパイロットにこだわるこれまでのコンペイトウ技術 ぎじゅつ 本部 ほんぶ の方針 ほうしん とは反 はん するコンセプトとなっている。
イラストではMS形態 けいたい からファイバーIIの下部 かぶ メイン・バインダーを反転 はんてん させて端 はし 部 ぶ に有線 ゆうせん スプレッド・ビーム砲台 ほうだい を「手 て 」のように固定 こてい 、ダンディライアンIIのクロー・アームを「脚 あし 」のように展開 てんかい しており、通常 つうじょう のインレと印象 いんしょう が異 こと なる。塗装 とそう もほかの形態 けいたい と異 こと なり、濃紺 のうこん とオレンジ・イエローを基調 きちょう としているのが特徴 とくちょう 的 てき である。
GUNDAM TR-6 [KEHAAR II / KEHHAR II / KHEAR II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124KH / RX-124KH2 / ARZ-124KH2 / ARZ-124KH-2 / ARZ-124KH II )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]キハールII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] KEHAAR II FORM) 」とも呼 よ ばれる。インレ の護衛 ごえい を目的 もくてき とした形態 けいたい 。機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく においてはアッシマー やキハール 、バイアラン といった大気圏 たいきけん 内 ない 飛行 ひこう MSの後継 こうけい 機 き に相当 そうとう する。
ウーンドウォートに飛行 ひこう 用 よう 強化 きょうか 装備 そうび である「キハールIIユニット」を装着 そうちゃく 。頭部 とうぶ カバーには僚機との通信 つうしん 用 よう の大型 おおがた アンテナを装備 そうび 、MA形態 けいたい では整流 せいりゅう カウルの役割 やくわり を担 にな う。肩 かた 部 ぶ 飛行 ひこう ユニットには熱 ねつ 核 かく ジェットを内蔵 ないぞう 、腕 うで 部 ぶ の小型 こがた シールドはスプレッド・ビームを搭載 とうさい する複 ふく 合 あい 装備 そうび となっている。胸部 きょうぶ の姿勢 しせい 制御 せいぎょ バインダーはMA形態 けいたい でのAMBAC作動 さどう 肢 し と増加 ぞうか 装甲 そうこう を兼 か ねる。コンポジット・シールド・ブースター1基 き を装備 そうび するが、代 か わりにガンダムMk-V (ニューディサイズ 奪 だつ 取前 とりまえ )のビーム・ライフルを携行 けいこう することもある。なお、宇宙 うちゅう 空間 くうかん での運用 うんよう も可能 かのう とする資料 しりょう もあるが、漫画 まんが 『ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』では本 ほん 機 き で宇宙 うちゅう には行 い けないとされ、火星 かせい の成層圏 せいそうけん で熱 ねつ 核 かく ジェットがエンジン・ストールする描写 びょうしゃ もある。
母艦 ぼかん となるインレにはコンパクトな円盤 えんばん 状 じょう のMA形態 けいたい で搭載 とうさい され、出撃 しゅつげき 後 ご も目的 もくてき 地 ち までこの形態 けいたい で飛行 ひこう し、MSを載 の せてサブフライトシステム としても機能 きのう する。目的 もくてき 地 ち 上空 じょうくう では手足 てあし を展開 てんかい した中 なか 間 あいだ 形態 けいたい に変形 へんけい 、人 ひと 型 がた かつ空中 くうちゅう 戦 せん も可能 かのう なバランスのよい形態 けいたい とされる。拠点 きょてん 制圧 せいあつ 時 じ などでは近接 きんせつ 戦闘 せんとう に適 てき したMS形態 けいたい に変形 へんけい 、移動 いどう は主 おも にホバーでおこなう。キハールIIユニットの塗装 とそう は濃紺 のうこん を基調 きちょう としたティターンズ制式 せいしき 採用 さいよう カラーとインレ搭載 とうさい 機 き の黄色 おうしょく (アッシマーやキハールと共通 きょうつう )、そしてレジオン鹵獲 ろかく 仕様 しよう の赤 あか の3種類 しゅるい がある。
『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、レジオンのアリス親衛隊 しんえいたい の専用 せんよう 機 き として6機 き が登場 とうじょう する。強化 きょうか 人間 にんげん 用 よう のサイコミュを搭載 とうさい している。
ガンダムTR-6[キハールII]EWAC形態 けいたい [ 編集 へんしゅう ]
GUNDAM TR-6 [KEHAAR II] EWAC-MODE (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124KH2E / ARZ-124KH2EW )
MA形態 けいたい 上部 じょうぶ (MS形態 けいたい 背部 はいぶ )のブースト・ポッドを、レドーム型 がた に換 かわ 装 そう した形態 けいたい 。「EWACキハールII」、または「強行 きょうこう 偵察 ていさつ 形態 けいたい 」とも呼 よ ばれる。
斥候 せっこう 的 てき 役割 やくわり を担 にな い、インレに先行 せんこう して偵察 ていさつ をおこなう。レドームはMA形態 けいたい の空 そら 力 りょく 特性 とくせい に配慮 はいりょ した形状 けいじょう となっており、後方 こうほう の小型 こがた の円形 えんけい サブ・アンテナはボリノーク・サマーン のものと同 どう 系列 けいれつ のものが使用 しよう されている。僚機や監視 かんし 衛星 えいせい とサイコミュ・リンクすることにより、本 ほん 機 き の偵察 ていさつ 情報 じょうほう をリアルタイムで共有 きょうゆう することが可能 かのう となっている。
GUNDAM TR-6 [ADVANCED KHEAR II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124KH/AD / RX-124AKH II / ARZ-124AKH II )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・キハールII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] ADVANCED KEHAAR II FORM) 」とも呼 よ ばれる。クインリィ の構成 こうせい 要素 ようそ のひとつとなる強化 きょうか 形態 けいたい 。
キハールIIのMS/MA両 りょう 形態 けいたい に対応 たいおう した「アドバンスドユニット」を装着 そうちゃく する。両 りょう 肩 かた にウェポン・カーゴ2基 き 、頭部 とうぶ にハイ・メガ・キャノン、スキッド状 じょう に展開 てんかい するホバリングノズル付 つ きの [要 よう 出典 しゅってん ] 脚 あし 部 ぶ ユニットを追加 ついか 。クインリィ形態 けいたい ではフライルーII・ラー の両 りょう 側面 そくめん にMA形態 けいたい で2機 き が合体 がったい し、武器 ぶき コンテナ、ブースター、ジェネレーター、AMBAC作動 さどう 肢 し などを兼 か ねた巨大 きょだい なバインダーとして機能 きのう する(無人 ぶにん でも本体 ほんたい 側 がわ で制御 せいぎょ 可能 かのう )。
GUNDAM TR-6 [GAPLANT II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124HR )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]フライルーII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] HRAIROO II FORM) 」とも呼 よ ばれる、パーツ評価 ひょうか 試験 しけん 用 よう の形態 けいたい 。『Re-Boot』の当初 とうしょ の設定 せってい では「ガンダム系 けい 量産 りょうさん 機 き 化 か 」とされ、名称 めいしょう に反 はん してバーザム の代替 だいたい 機 き であることが示唆 しさ されたが(両 りょう 矢印 やじるし 線 せん で結 むす ばれている)、その後 ご にバーザムII が設定 せってい された。
ウーンドウォートにギャプラン の腕 うで 部 ぶ とアドバンスド・ヘイズル の脚 あし 部 ぶ を接続 せつぞく 、マルチ・コネクター・ポッドに換 かわ 装 そう して両 りょう 側面 そくめん にヘイズルのシールド・ブースターを装着 そうちゃく 。ガブスレイ などのフェダーイン・ライフルを携行 けいこう する。連邦 れんぽう 軍 ぐん 伝統 でんとう のガンダム およびジム に近 ちか い特性 とくせい をもち、特 とく 化 か した機能 きのう はないものの過不足 かふそく ない戦闘 せんとう 力 りょく を発揮 はっき する。テスト・カラーとティターンズ・カラーが確認 かくにん されている。
GUNDAM TR-6 [HRAIROO II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124HR/AD )
機体 きたい レイアウトがギャプランTR-5[フライルー] と酷似 こくじ していることから、その代替 だいたい として名付 なづ けられた形態 けいたい 。ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー] と同様 どうよう のパーツ構成 こうせい であり、「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・フライルーII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] ADVANCED HRAIROO II FORM) 」あるいは「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・フライルー形態 けいたい 」[注 ちゅう 21] とも呼 よ ばれる。「対抗 たいこう 兵器 へいき 」として、のちのΖ ぜーた プラス やデルタプラス などΖ ぜーた ガンダム系 けい の後継 こうけい 機 き に対応 たいおう しており、大気圏 たいきけん 突入 とつにゅう 能力 のうりょく をもつこれらの機体 きたい に対 たい して原型 げんけい 機 き のギャプランと同様 どうよう に高 こう 高度 こうど で迎撃 げいげき すると同時 どうじ に、それらを凌駕 りょうが する能力 のうりょく を付与 ふよ された形態 けいたい でもある。
頭部 とうぶ にハイ・メガ粒子 りゅうし 砲 ほう 、そこから後方 こうほう に伸 の びる拡張 かくちょう 装備 そうび 用 よう ラッチ上部 じょうぶ にウェポン・カーゴ 、大腿 だいたい 部 ぶ にクラッカー・ホルダー を装備 そうび 。ギャプランII と同 おな じくアドバンスド・ヘイズルの脚 あし 部 ぶ (レジオン親衛隊 しんえいたい による実際 じっさい の運用 うんよう 時 じ にはバーザムの脚 あし 部 ぶ )を接続 せつぞく するが、腕 うで 部 ぶ の代 か わりにコンポジット・シールド・ブースター を2基 き 装備 そうび し、後部 こうぶ にウィング・ブースター を接続 せつぞく 。高 こう 機動 きどう 時 じ の剛性 ごうせい を確保 かくほ するため拡張 かくちょう 装備 そうび 用 よう ラッチのフレームに半 はん 固定 こてい される。これにより、変形 へんけい することなく射撃 しゃげき モードと格闘 かくとう モードのふたつに変化 へんか することが可能 かのう となり、これらを使 つか い分 わ けることであらゆる戦局 せんきょく に対応 たいおう する。頭部 とうぶ はブレード・アンテナを外 はず したものとサイコブレード を装備 そうび したものが、塗装 とそう はテスト・カラーとレジオン・カラーが確認 かくにん できる。
射撃 しゃげき モード (SHOOTING MODE)
「MS形態 けいたい 」とも呼 よ ばれる。通常 つうじょう 形態 けいたい だが、3基 き の強力 きょうりょく なビーム砲 ほう をもつことから射撃 しゃげき モード(形態 けいたい )とも呼 よ ばれる。いずれも長 ちょう 射程 しゃてい を誇 ほこ っており、遠距離 えんきょり からの一方 いっぽう 的 てき な攻撃 こうげき が可能 かのう である。
格闘 かくとう モード (FIGHTING MODE)
「MA形態 けいたい 」とも呼 よ ばれる。腕 うで 部 ぶ として装備 そうび されているコンポジット・シールド・ブースターのクローを展開 てんかい することで、格闘 かくとう 戦 せん に対応 たいおう する形態 けいたい 。接続 せつぞく している脚 あし 部 ぶ をパージして補助 ほじょ 翼 つばさ を展開 てんかい する場合 ばあい もある。人 ひと 型 がた を外 はず れた、なかば航空機 こうくうき 状 じょう の形態 けいたい であり、機体 きたい 各部 かくぶ に装備 そうび された複数 ふくすう のブースターの加速 かそく を利用 りよう してMAのような一撃 いちげき 離脱 りだつ 戦法 せんぽう をとる。
作中 さくちゅう での活躍 かつやく
漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、0091年 ねん の火星 かせい での「輝 かがや ける星 ほし 作戦 さくせん 」において反乱 はんらん 軍 ぐん に奪取 だっしゅ されたバケットホイールエクスカベーター型 がた サイコガンダムMk-II に対抗 たいこう するため、アリシアの命令 めいれい でグロリアが搭乗 とうじょう して単騎 たんき で出撃 しゅつげき するが(後述 こうじゅつ の[フライルーII・ラー]であったともいわれる)、BUNNyS および戦闘 せんとう プログラムをインストールした敵 てき 機 き は巨体 きょたい でありながら本 ほん 機 き の攻撃 こうげき をかわし切 き り、ウェポン・カーゴに搭載 とうさい しているファンネルを射出 しゃしゅつ するも掴 つか まれて叩 たた き落 おと され、最後 さいご は大型 おおがた のバケットホイールを叩 たた きつけられて大破 たいは する。アリシアはリハイゼ で多数 たすう の本 ほん 機 き (最低 さいてい でも11機 き 、パイロットはアリシアのクローン)を率 ひき い、一 いち 斉射 せいしゃ による飽和 ほうわ 攻撃 こうげき で敵 てき 機 き を沈黙 ちんもく させる。しかし直後 ちょくご に造反 ぞうはん した監視 かんし 衛星 えいせい エレノア の砲撃 ほうげき に遭 あ い、アリシアの盾 たて となり全滅 ぜんめつ する。
GUNDAM TR-6 [HRAIROO II RAH] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / ARZ-124HR II )
フライルーIIの肩 かた と脚 あし にフルドドIIが2機 き 合体 がったい した形態 けいたい 。クインリィ形態 けいたい の中核 ちゅうかく ユニットとなる形態 けいたい だが、単体 たんたい の形態 けいたい としては『A.O.Z Re-Boot』が初出 しょしゅつ 。命名 めいめい 法則 ほうそく 通 どお り[フライルーII・ラーII]とも呼 よ ばれる。また、「[フライルー・ラーII フルアーマー]形態 けいたい 」とも呼 よ ばれる。
フルドドIIのドラムフレーム部分 ぶぶん に各種 かくしゅ の超 ちょう 重 じゅう 装備 そうび を追加 ついか 装着 そうちゃく することで、クインリィ形態 けいたい やギガンティック形態 けいたい などのサイコガンダム系 けい 巨大 きょだい 機動 きどう 兵器 へいき に変化 へんか する。単体 たんたい でも宇宙 うちゅう ・空中 くうちゅう ・地上 ちじょう とあらゆる領域 りょういき での高 たか い戦闘 せんとう 力 りょく をもち、領域 りょういき 支配 しはい (エリア・ドミナンス)機 き に分類 ぶんるい される。
GUNDAM TR-6 [HAZEL II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124HZ )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]ヘイズルII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] HAZEL II FORM) 」とも呼 よ ばれる。ガンダムTR-1[ヘイズル改 あらため ] および[ヘイズル・アウスラ] の代替 だいたい となる形態 けいたい 。四肢 しし を折 お り畳 たた んだウーンドウォートにヘイズル改 あらため の四肢 しし を接続 せつぞく し、ヘイズルと同様 どうよう のビーム・ライフルとシールドを携行 けいこう する。
これとは別 べつ に、ウーンドウォートのブースト・ポッドをマルチ・コネクター・ポッドに換 かわ 装 そう し、コンポジット・シールド・ブースターを左右 さゆう 1基 き ずつ接続 せつぞく した形態 けいたい も[ヘイズルII]と呼 よ ばれる。これは、ウーンドウォート自体 じたい がヘイズル素 もと 体 たい (ヘイズル2号機 ごうき あるいはアーリー・ヘイズル )の代替 だいたい 機 き にも位置付 いちづ けられるからであり、本 ほん 形態 けいたい はヘイズル素 もと 体 たい の背部 はいぶ にシールド・ブースター2基 き を装備 そうび した高 こう 機動 きどう 形態 けいたい の代替 だいたい とも言 い えるが、ヘイズルの各 かく 形態 けいたい の代替 だいたい に位置 いち づけられる仕様 しよう はすべて[ヘイズルII]と呼称 こしょう される。キハールIIと同様 どうよう のビーム・ライフルと小型 こがた シールドを携行 けいこう する。また、MA形態 けいたい にも変形 へんけい 可能 かのう 。
さらに、上記 じょうき 2形態 けいたい を組 く み合 あ わせた形態 けいたい も[ヘイズルII]と呼 よ ばれ、ヘイズル・アウスラの高 こう 機動 きどう 形態 けいたい の代替 だいたい とされる。バーザム改 あらため と同様 どうよう のビーム・ライフルとシールドを携行 けいこう する。ヘイズル・アウスラと同様 どうよう 、胸部 きょうぶ へのミサイル・ポッド装備 そうび や、バックパックのトライ・ブースター・ユニットへの換 かわ 装 そう などによって、第 だい 1種 しゅ -第 だい 3種 しゅ 装備 そうび 形態 けいたい へと変化 へんか することが可能 かのう である。
ここに挙 あ げた形態 けいたい は一 いち 例 れい であり、ヘイズルIIはヘイズルと同様 どうよう に多数 たすう のバリエーションが存在 そんざい する。
GUNDAM TR-6 [HI-ZACK II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / RX-124BZ / ARZ-124HZ2 )
「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]バイ ザックII形態 けいたい (GUNDAM TR-6 [WONDWART] BY -ZACK II FORM) 」とも呼 よ ばれる。公国 こうこく 系 けい 量産 りょうさん 機 き の代替 だいたい 後継 こうけい 機 き 形態 けいたい 。「ハイザック2 (HI-ZACK2) 」とも表記 ひょうき される。
ウーンドウォートにハイザック の腕 うで 部 ぶ とマラサイ の脚 あし 部 ぶ を接続 せつぞく 、背部 はいぶ ブースト・ポッドをマルチ・コネクター・ポッドに換 かわ 装 そう して両 りょう 側面 そくめん にフルドドII のバインダー(ウィンチ・キャノン は旧型 きゅうがた )を装着 そうちゃく 。アッシマー の大型 おおがた ビーム・ライフルを携行 けいこう する。公国 こうこく 系 けい 量産 りょうさん 機 き に慣 な れたパイロット向 む けであり、ウーンドウォートをデチューンしたとも言 い えるロースペックな形態 けいたい だが、一般 いっぱん 兵 へい でも扱 あつか いやすくなっている。テスト・カラーとレジオン・カラーが確認 かくにん されている。なお、ハイザックの替 か わりにゼク・アイン の腕 うで 部 ぶ (第 だい 3種 しゅ 兵 へい 装 そう 、右肩 みぎかた シールドにクレイ・バズーカを懸架 けんか )を接続 せつぞく した形態 けいたい (フルドドIIは装着 そうちゃく しない、ティターンズ・カラー)も「ハイザックII」と呼 よ ばれる。
本 ほん 形態 けいたい をはじめとする既存 きそん 機 き のパーツを装着 そうちゃく した形態 けいたい は、総合 そうごう 性能 せいのう は低下 ていか するものの機能 きのう が限定 げんてい 的 てき であるがゆえに一般 いっぱん のパイロットにも操縦 そうじゅう しやすく、機種 きしゅ 転換 てんかん も容易 ようい であるという利点 りてん がある。
GUNDAM TR-6 [BARZAM II] (型式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124 / ARZ-124 / ARZ-154BZ2 )
『Re-Boot』で新規 しんき に設定 せってい された、連邦 れんぽう 系 けい 量産 りょうさん 機 き の代替 だいたい 後継 こうけい 機 き 形態 けいたい 。
ジム 系 けい をはじめ、ヘイズル・アウスラ やバーザム といった連邦 れんぽう 系 けい 量産 りょうさん MSの代替 だいたい 後継 こうけい 機 き として用意 ようい される。頭部 とうぶ はバーザムのような大型 おおがた のブレード・アンテナをもつもの(ツイン・アイ)に換 かわ 装 そう される。胴体 どうたい 部 ぶ にはグランユニット用 よう である装甲 そうこう ユニットが標準 ひょうじゅん 装備 そうび され、左右 さゆう にミサイル・ランチャー、中央 ちゅうおう に防御 ぼうぎょ 用 よう スプレッド・ビームを搭載 とうさい する。腰部 ようぶ ドラムフレームには、バーザムと同様 どうよう にプリムローズIIの飛行 ひこう 補助 ほじょ 用 よう パーツとなるウィング・バインダーを装着 そうちゃく 。四肢 しし は、TR計画 けいかく 仕様 しよう (ティターンズ・カラー)ではヘイズル・アウスラのものが装着 そうちゃく される予定 よてい だったが、レジオンで実戦 じっせん 配備 はいび された本 ほん 形態 けいたい では火星 かせい の工業 こうぎょう プラントで増産 ぞうさん されたバーザム のものが装着 そうちゃく されている(ただし、レジオンと同 どう 仕様 しよう でテスト・カラーの本 ほん 形態 けいたい も確認 かくにん できる)。機能 きのう 的 てき には同等 どうとう であり、大 おお きな差異 さい はない。また、レジオン仕様 しよう は火星 かせい の監視 かんし 衛星 えいせい 「エレノア 」とのサイコミュ・リンクを構築 こうちく する「エレノア・サテライト・リンク・システム」が搭載 とうさい されており、情報 じょうほう や攻撃 こうげき といった支援 しえん を受 う けることが可能 かのう となる。通信 つうしん 時 じ にはブレード・アンテナがのちのユニコーンガンダム のように左右 さゆう に展開 てんかい してガンダムタイプとなり、敵 てき だけでなく味方 みかた にも大 おお きな心理 しんり 的 てき 影響 えいきょう を与 あた える。
武装 ぶそう は、TR計画 けいかく 仕様 しよう ではコンポジット・シールド・ブースター(ショート・バレル)に連邦 れんぽう 軍 ぐん 汎用 はんよう のハイパー・バズーカを接続 せつぞく したもの、レジオン仕様 しよう はバーザムのビーム・ライフルとグレネード・ランチャーを接続 せつぞく したものを右 みぎ 前腕 ぜんわん 部 ぶ に装備 そうび する。また、レジオン仕様 しよう は背部 はいぶ にヘイズルのシールド・ブースターを(進行 しんこう 方向 ほうこう と逆 ぎゃく に)装備 そうび することもある。両 りょう 仕様 しよう とも、大腿 だいたい 部 ぶ にクラッカー・ホルダー を装備 そうび する。
漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、パイプライン事故 じこ の際 さい にアリス親衛隊 しんえいたい のダイアナ を救 すく う手柄 てがら を立 た て(たとされ)、特務 とくむ 隊 たい に昇格 しょうかく したウェンディ に特別 とくべつ に下賜 かし されたウーンドウォート(もとはダイアナ機 き )に装着 そうちゃく される。これは暗躍 あんやく するジオンマーズに対 たい するプロパガンダや、レジオン国民 こくみん の戦意 せんい 高揚 こうよう の意味 いみ も大 おお きいとされる。国民 こくみん を背負 せお う意味 いみ を込 こ めて、ウーンドウォート本体 ほんたい も火星 かせい を象徴 しょうちょう する赤 あか に再 さい 塗装 とそう されている。火星 かせい の工業 こうぎょう プラントを防衛 ぼうえい するバーザム部隊 ぶたい の隊長 たいちょう 機 き として、グランユニットを装備 そうび したグランバーザムII [注 ちゅう 22] として出撃 しゅつげき 。ジオンマーズはミノフスキー粒子 りゅうし を使 つか った砂嵐 すなあらし で撹乱 かくらん するが、エレノアとリンクを接続 せつぞく して敵 てき 機 き の位置 いち を把握 はあく し形勢 けいせい 逆転 ぎゃくてん する。
『Re-Boot』で設定 せってい された形態 けいたい (形式 けいしき 番号 ばんごう :RX-124)。命名 めいめい 法則 ほうそく 上 じょう 唯一 ゆいいつ 、形態 けいたい 名 めい が既存 きそん 機 き の名称 めいしょう と重複 じゅうふく する。
ジム・コマンド 系 けい の腕 うで 部 ぶ と、ジム改 あらため 系 けい の脚 あし 部 ぶ を接続 せつぞく 。ジム・カスタム のジム・ライフルと、ジム改 あらため のシールドを携行 けいこう する。テスト・カラーのみ確認 かくにん されているが、ほかの形態 けいたい と異 こと なりソール部 ぶ とシールドが赤 あか で塗装 とそう されている。
災害 さいがい 現場 げんば における現地 げんち 改修 かいしゅう 仕様 しよう 。漫画 まんが 『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』では、パイプライン事故 じこ 現場 げんば に駆 か けつけた2機 き のキハールII のうち、ダイアナ機 き がバルブを閉 し めようとするが、漏 も れ出 だ すガスによって装甲 そうこう が凍結 とうけつ したため装備 そうび をパージしてウーンドウォート となる。バルブを閉 し めることに成功 せいこう するが、ガスの逆流 ぎゃくりゅう によりパイプ自体 じたい が破裂 はれつ しローザック が破片 はへん の下敷 したじ きになったため、「BUNNyS 」によってリバウンド・ドック から脱落 だつらく した大型 おおがた クレーンを左腕 さわん 部 ぶ に装着 そうちゃく 、接地 せっち 面積 めんせき を増 ふ やすためローザックから膝 ひざ から下 した を借 か りて装着 そうちゃく し、破片 はへん の除去 じょきょ に成功 せいこう する。この形態 けいたい は命名 めいめい 法則 ほうそく 上 じょう 「リバウンド・ドックII 」と仮称 かしょう される。
一方 いっぽう 、シンシア機 き は逃亡 とうぼう するノン-ブラビ からテール・ドリルを奪 うば い尾 お 部 ぶ に装着 そうちゃく し、武器 ぶき に転用 てんよう している。『A.O.Z Re-Boot』では、これらすべてのパーツを装着 そうちゃく した状態 じょうたい が描 えが かれ、「ウーンドウォート建 けん 機 き 形態 けいたい 」とされた。このように現地 げんち 改修 かいしゅう によるパーツの組 く み合 あ わせは無限 むげん 大 だい であり、あらゆる局面 きょくめん に対応 たいおう 可能 かのう である。
^ なお、ウーンドウォートが各種 かくしゅ パーツを装着 そうちゃく するために腕 うで 部 ぶ や脚 あし 部 ぶ を折 お り畳 たた んだ「四肢換装形態」の英文 えいぶん 表記 ひょうき は "BUNNyS-MODE" とされる。
^ ほかに名称 めいしょう は、上記 じょうき メモの「強化 きょうか 人間 にんげん 人格 じんかく MS」または「強化 きょうか 人間 にんげん 人格 じんかく 対応 たいおう OS」がある。
^ 計画 けいかく では人体 じんたい 実験 じっけん により幾 いく 人 にん もの犠牲 ぎせい 者 しゃ を出 だ したとされるが、真偽 しんぎ のほどは定 さだ かではないとしている。
^ のちの『くろうさぎのみた夢 ゆめ 』の設定 せってい では、この少年 しょうねん が「3号 ごう 」と呼 よ ばれ、「OVER THE MIND」計画 けいかく に命 いのち を捧 ささ げたとされている。
^ さらに、当該 とうがい メモを含 ふく む特定 とくてい の数 すう ページに掲載 けいさい されたメモはあくまでデザイン上 じょう のコンセプトであり、サンライズ の公式 こうしき 設定 せってい ではないとの注意 ちゅうい 書 が きがある。
^ なお、インストール時 じ のモニターには "C.A" と表示 ひょうじ され、戦闘 せんとう 時 じ には「見 み せてもらおうか」「当 あ たらなければどうということはない」「これでは道化 どうけ だ」といった台詞 せりふ がマーキュリーに聞 き こえているような描写 びょうしゃ がされている。また、観戦 かんせん しているアリシア・ザビ に付 つ いているメイドのひとりも「まるで3倍 ばい 速 はや いように見 み えます」と述 の べている。
^ 連載 れんさい 時 じ およびムックのフォト・ストーリーでの撮影 さつえい 用 よう プロップはキハールII中 ちゅう 間 あいだ 形態 けいたい に近 ちか いシルエットだが、実際 じっさい にはかなり異 こと なる形状 けいじょう であった(製作 せいさく は古木 ふるき 誠人 まさと )。連載 れんさい 終了 しゅうりょう 後 ご の『電撃 でんげき ホビーマガジン』でキハールII形態 けいたい であったことが明言 めいげん され、空山 そらやま 竜司 りゅうじ によって改 あらた めて模型 もけい 作例 さくれい が製作 せいさく された(ただしティターンズ・カラー)。空山 そらやま によれば、当時 とうじ は製作 せいさく できる自信 じしん がなく何 なに かしら理由 りゆう を付 つ けては逃 に げていたとのこと。
^ ムックにはほかにも別 べつ の比較 ひかく 図 ず (平面 へいめん 図 ず とされる)が掲載 けいさい されており、そちらでは[ヘイズル改 あらため ]と同 おな じ頭頂 とうちょう 高 だか で描 えが かれているが、「正確 せいかく なサイズは別紙 べっし 参照 さんしょう 」と記述 きじゅつ されている。
^ 当該 とうがい 設定 せってい で立体 りったい 化 か されたTR-6[ウーンドウォート]のガンプラは、同 どう スケール(HGUCシリーズ)のティターンズ系 けい MSの四肢 しし とミキシングビルドすることで設定 せってい どおりの派生 はせい 形態 けいたい が再現 さいげん できるようになっている。
^ TR-6にフルドドIIが1機 き 合体 がったい した形態 けいたい の名称 めいしょう は、ハイザックII には何 なに も付加 ふか されていないが、ハイゼンスレイII・ラー (『ティターンズの旗 はた のもとに』のカラー画稿 がこう 版 ばん )には付加 ふか されている。
^ のちの時代 じだい の(登場 とうじょう 作品 さくひん 『ガイア・ギア 』の発表 はっぴょう は先 さき )ゾーリン・ファンネル と同様 どうよう の構造 こうぞう 。
^ [ウーンドウォート・ラー2]や[ウーンドウォートラーII](中黒 なかぐろ なし)の表記 ひょうき も見 み られる。
^ 「ハイゼンスレイII」の英文 えいぶん 表記 ひょうき はほかに "HAZE'N-THLEY II" や "HAZE'N-THELEY II" とされることもある。
^ 当初 とうしょ の設定 せってい では、本 ほん 機 き は特 とく に宇宙 うちゅう 戦 せん を得意 とくい とするとされ、MA形態 けいたい は大気圏 たいきけん 内 ない での運用 うんよう を想定 そうてい していないとされていた。
^ ただし、出典 しゅってん の同 どう 頁 ぺーじ の本 ほん 機 き のスペック表 ひょう では、頭頂 とうちょう 高 だか を含 ふく むすべての項目 こうもく の数値 すうち が記載 きさい されていない(横線 おうせん が引 ひ かれている)。
^ ただし、その後 ご プレミアムバンダイから発売 はつばい された本 ほん 形態 けいたい のプラモデルのリア・スカートは、『ティターンズの旗 はた のもとで』のラフデザインをもとにしている。
^ 文字 もじ 設定 せってい でも、ハイゼンスレイIIにフルドドII 2機 き を装着 そうちゃく した形態 けいたい が「ハイゼンスレイII・ラー」であるとしている。
^ モノクロ画稿 がこう が掲載 けいさい されているが、ガンダムMk-Vと異 こと なりソール部 ぶ がハイヒール状 じょう になっている。
^ 初期 しょき 設定 せってい では "ARX-124R" であった。
^ コンテナはウェポン・カーゴ に内蔵 ないぞう されているものと同型 どうけい だが、大 だい 中小 ちゅうしょう いずれに当 あ たるかは不明 ふめい 。
^ ただし "GUNDAM TR-6 [WONDWART] ADVANCED HRAIROO FORM" と英文 えいぶん 表記 ひょうき のみ。
^ ただし [GRAN-BARZAM II] と英文 えいぶん 表記 ひょうき のみ。
書籍 しょせき
『ENTERTAINMENT BIBLE.2 機動 きどう 戦士 せんし ガンダム MS大 だい 図鑑 ずかん 【PART.2 グリプス戦争 せんそう 編 へん 】』バンダイ、1989年 ねん 3月 がつ 31日 にち 。ISBN 4-89189-130-0 。
『機動 きどう 戦士 せんし ガンダム 新訳 しんやく MS大 だい 全集 ぜんしゅう U.C.0081-0090』KADOKAWA、2022年 ねん 3月 がつ 26日 にち 。ISBN 978-4-04-111179-6 。
ムック
雑誌 ざっし
『電撃 でんげき ホビーマガジン』2010年 ねん 1月 がつ 号 ごう 、アスキー・メディアワークス。
『電撃 でんげき ホビーマガジン』2011年 ねん 1月 がつ 号 ごう 、アスキー・メディアワークス。
『ホビージャパン』2018年 ねん 8月 がつ 号 ごう 、ホビージャパン。
分冊 ぶんさつ 百科 ひゃっか
『週刊 しゅうかん ガンダム・モビルスーツ・バイブル 第 だい 40号 ごう (AMX-014 ドーベン・ウルフ)』デアゴスティーニ・ジャパン 、2020年 ねん 3月 がつ 31日 にち 。
『週刊 しゅうかん ガンダム・モビルスーツ・バイブル 第 だい 52号 ごう (RX-110 ガブスレイ)』デアゴスティーニ・ジャパン、2020年 ねん 6月 がつ 23日 にち 。
漫画 まんが
みずきたつ『アドバンス・オブ・Ζ ぜーた ~ティターンズの旗 はた のもとに~』 第 だい 4巻 かん 、アスキー・メディアワークス、2008年 ねん 4月 がつ 26日 にち 。ISBN 978-4-04-867051-7 。
藤岡 ふじおか 建 けん 機 き 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』 第 だい 1巻 かん 、KADOKAWA、2018年 ねん 12月27日 にち 。ISBN 978-4-04-912225-1 。
藤岡 ふじおか 建 けん 機 き 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』 第 だい 2巻 かん 、KADOKAWA、2019年 ねん 5月 がつ 27日 にち 。ISBN 978-4-04-912510-8 。
藤岡 ふじおか 建 けん 機 き 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』 第 だい 3巻 かん 、KADOKAWA、2019年 ねん 8月 がつ 30日 にち 。ISBN 978-4-04-912812-3 。
藤岡 ふじおか 建 けん 機 き 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』 第 だい 4巻 かん 、KADOKAWA、2019年 ねん 12月28日 にち 。ISBN 978-4-04-912950-2 。
藤岡 ふじおか 建 けん 機 き 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ -』 第 だい 6巻 かん 、KADOKAWA、2021年 ねん 6月 がつ 29日 にち 。ISBN 978-4-04-913762-0 。
小説 しょうせつ
プラモデル付属 ふぞく 説明 せつめい 書 しょ
『HGUC 1/144 RX-124 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]』プレミアムバンダイ、2018年 ねん 6月 がつ 。
ウェブサイト
U.C.0079 - 0083
アニメ 漫画 まんが 小説 しょうせつ ゲーム その他 た 楽曲 がっきょく
U.C.0084 - 0107
アニメ 漫画 まんが 小説 しょうせつ ゲーム 楽曲 がっきょく
U.C.0112 - 0169
U.C.0203 - 0224
総括 そうかつ