バウンド・ドック (BAUND DOC) は、「ガンダムシリーズ 」に登場 とうじょう する架空 かくう の兵器 へいき 。有人 ゆうじん 操縦 そうじゅう 式 しき の機動 きどう 兵器 へいき 「モビルアーマー (MA)」のひとつ。初出 しょしゅつ は、1985年 ねん に放送 ほうそう されたテレビアニメ 『機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダム 』。
作中 さくちゅう の軍事 ぐんじ 勢力 せいりょく のひとつである地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 軍 ぐん の特殊 とくしゅ 部隊 ぶたい 「ティターンズ 」が運用 うんよう する試作 しさく 機 き で、楕円 だえん 形 がた のボウル を伏 ふ せたような外 そと 殻 から の本体 ほんたい から1対 つい のクロー・アームが伸 の びている。人 ひと 型 がた の「モビルスーツ (MS)」形態 けいたい に変形 へんけい する可変 かへん 機 き でもあり、その際 さい にはクロー・アームを脚 あし 部 ぶ とした着陸 ちゃくりく 形態 けいたい を経 へ て、外 そと 殻 から に収納 しゅうのう されている左右 さゆう 非対称 ひたいしょう の上半身 じょうはんしん が姿 すがた を現 あらわ す。強化 きょうか 人間 にんげん のロザミア・バダム やティターンズ士官 しかん のジェリド・メサ らが搭乗 とうじょう し、主人公 しゅじんこう のカミーユ・ビダン が所属 しょぞく する反 はん 地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 政府 せいふ 組織 そしき 「エゥーゴ 」と戦 たたか う。
本 ほん 記事 きじ では、『∀ガンダム 』に登場 とうじょう する関連 かんれん 性 せい の高 たか い機体 きたい であるムットゥー についても取 と り上 あ げる。
ラフデザイン(コンセプト・デザイン)は小林 こばやし 誠 まこと 、クリーンアップは大畑 おおはた 晃一 こういち 。
小林 こばやし のラフデザインは1979年 ねん 頃 ごろ に自作 じさく したオリジナルデザインの模型 もけい がベースとなっているが、脚 あし 部 ぶ はない。ラフデザインの段階 だんかい で脚 あし 部 ぶ および変形 へんけい 機構 きこう が追加 ついか されたが、のちに小林 こばやし はラフデザインからふたたびこれらを外 はず してリファインし、それをOVA版 ばん 『ドラゴンズヘブン 』のガンプ のデザインにほぼそのまま流用 りゅうよう している。また、同 どう 時期 じき の小林 こばやし によるガンダム漫画 まんが 『Gの伝説 でんせつ 』でも、本 ほん 機 き はこのリファイン版 ばん で描 えが かれている。リファイン版 ばん は下部 かぶ から脚 あし の代 か わりに長大 ちょうだい なユニットや多数 たすう のプロペラントタンクを生 は やしていることが多 おお いが、後者 こうしゃ は小田 おだ 雅弘 まさひろ による模型 もけい 作例 さくれい が最初 さいしょ である。
『機動 きどう 戦士 せんし ガンダムΖ ぜーた Ζ ぜーた 』第 だい 1話 わ 「プレリュードΖ ぜーた Ζ ぜーた 」におけるクワトロ・バジーナ の解説 かいせつ によれば、マニアの中 なか には本 ほん 機 き が一番 いちばん 美 うつく しいMSだと言 い う人 ひと もいるとのこと。
名称 めいしょう は、「バウンドドック」と中黒 なかぐろ なしで表記 ひょうき されることもある。また、MS形態 けいたい の頭部 とうぶ は尖 とが った顔 かお に1対 つい の大 おお きな「耳 みみ 」のようなもの(アンテナともいわれる)が付 つ いており、犬 いぬ のようにも見 み える。そのため、「バウンド・ドッグ 」と誤記 ごき されることも多 おお いが[ 注 ちゅう 1] 、『SDガンダム 』作品 さくひん では意図 いと 的 てき に「犬 いぬ 」とされる場合 ばあい もある[ 注 ちゅう 2] 。
地球 ちきゅう 連邦 れんぽう 軍 ぐん が、ニュータイプ研究所 けんきゅうじょ の協力 きょうりょく のもとに開発 かいはつ した試作 しさく 可変 かへん MA。もともとは、ニュータイプ研究所 けんきゅうじょ 本部 ほんぶ が旧 きゅう ジオン公国 こうこく 軍 ぐん のグラブロ やジオング を参考 さんこう に開発 かいはつ を進 すす めていた機体 きたい である。のちにティターンズの主導 しゅどう により、バスク・オム 大佐 たいさ によって編成 へんせい されたニュータイプ部隊 ぶたい (実質 じっしつ 的 てき には強化 きょうか 人間 にんげん 部隊 ぶたい )へ供給 きょうきゅう すべく、オークランド研究所 けんきゅうじょ を主管 しゅかん としてサイコミュ 関連 かんれん の技術 ぎじゅつ 協力 きょうりょく をオーガスタ研究所 けんきゅうじょ やムラサメ研究所 けんきゅうじょ がおこなっているほか、設計 せっけい にはガブスレイ の開発 かいはつ に参画 さんかく した技術 ぎじゅつ 陣 じん が招聘 しょうへい されている。
基本 きほん 的 てき には格闘 かくとう 戦 せん に特 とく 化 か した機体 きたい であり、MS形態 けいたい では右手 みぎて に、MA形態 けいたい では1対 つい の強力 きょうりょく なクローをもち、ガブスレイのように高速 こうそく で移動 いどう しながらの格闘 かくとう が可能 かのう となっている。また、MA形態 けいたい には外 そと 殻 から 、MS形態 けいたい 時 じ には腰部 ようぶ スカートとなる厚 あつ い装甲 そうこう により、攻防 こうぼう 一体 いったい の万能 ばんのう 機 き としての活躍 かつやく が期待 きたい され、曲面 きょくめん で構成 こうせい されていることから耐 たい 弾性 だんせい の向上 こうじょう や慣性 かんせい モーメントの低減 ていげん も実現 じつげん している。ドラム・フレームが採用 さいよう されたアッシマー と異 こと なり、本格 ほんかく 的 てき にムーバブルフレーム が採用 さいよう された可変 かへん MAであり、変形 へんけい はほかの可変 かへん MS・MAと同様 どうよう 、マグネットコーティング によって非常 ひじょう にスムーズにおこなわれる。スラスターの分散 ぶんさん 配置 はいち を切 き り捨 す て、MS・MA両 りょう 形態 けいたい の推力 すいりょく をメイン・スラスターでまかなう構造 こうぞう となっており、特 とく にMA形態 けいたい の加速 かそく 性 せい は圧倒的 あっとうてき とされ、コロニー内部 ないぶ や重力 じゅうりょく 下 か での飛行 ひこう も可能 かのう である。なお、本 ほん 機 き は地上 ちじょう ・空中 くうちゅう ・宇宙 うちゅう 戦 せん に対応 たいおう する全 ぜん 領域 りょういき 機 き として設計 せっけい されている。
コックピット・ハッチはMS形態 けいたい では胸部 きょうぶ 中央 ちゅうおう 、MA形態 けいたい では機体 きたい 下面 かめん (MS形態 けいたい では股間 こかん 部 ぶ に当 あ たる[ 注 ちゅう 6] )に設置 せっち されているが、コックピットの位置 いち は不明 ふめい 。
ニュータイプ(もしくは強化 きょうか 人間 にんげん )の思考 しこう をダイレクトに伝 つた えることを目的 もくてき に、サイコミュ・システムを機体 きたい 制御 せいぎょ の根幹 こんかん に据 す えた結果 けっか 、高 たか い機体 きたい 追従 ついしょう 性 せい を獲得 かくとく し、実験 じっけん 機 き ながら実戦 じっせん に耐 た えうる性能 せいのう を発揮 はっき している。オーガスタ研究所 けんきゅうじょ によって設置 せっち ・調整 ちょうせい がおこなわれた[ 注 ちゅう 7] 、サイコガンダム と同様 どうよう のサイコミュ・システムを搭載 とうさい しているが、精神 せいしん 的 てき な負担 ふたん を軽減 けいげん するため、最新 さいしん 型 がた のプロセッサ 技術 ぎじゅつ によって容積 ようせき を数 すう 分 ぶん の1に縮小 しゅくしょう しつつ処理 しょり 速度 そくど を2倍 ばい 以上 いじょう に引 ひ き上 あ げた改良 かいりょう 型 がた を採用 さいよう 。これにより、本 ほん 機 き のMS形態 けいたい はサイコガンダムよりも小型 こがた となっているが、通常 つうじょう のMSよりは大型 おおがた であり、その機体 きたい サイズからくる鈍重 どんじゅう さを大 だい 出力 しゅつりょく でおぎなうという非 ひ 効率 こうりつ な解決 かいけつ 方法 ほうほう を採 と っている。本 ほん 機 き のサイコミュは比較的 ひかくてき パイロットへの負担 ふたん が少 すく なく設定 せってい されており、ニュータイプ能力 のうりょく が低 ひく いパイロットでも稼働 かどう が可能 かのう となっている。そのため、ビットやファンネルといった誘導 ゆうどう 兵器 へいき は稼働 かどう できないものの、思考 しこう コントロールが可能 かのう な操縦 そうじゅう システムは、ニュータイプ能力 のうりょく があれば凡庸 ぼんよう なパイロットでもエース級 きゅう に引 ひ き上 あ げる効果 こうか をもつ。一方 いっぽう で、パイロットの意識 いしき を本 ほん 機 き が発 はっ するサイコ・ウェーブで拘束 こうそく し、戦闘 せんとう 衝動 しょうどう を発生 はっせい させる機能 きのう も備 そな えており、高 たか い戦闘 せんとう 力 りょく が発揮 はっき できる反面 はんめん パイロットの精神 せいしん 的 てき 負担 ふたん は大 おお きくなる。また、サイコガンダム(2号機 ごうき )と同様 どうよう のサイコ・コントロール・システムを搭載 とうさい し、機外 きがい からの遠隔 えんかく 操縦 そうじゅう が可能 かのう となっており、その機能 きのう は改善 かいぜん されたといわれるもののこれを含 ふく む本 ほん 機 き の全 ぜん 性能 せいのう を発揮 はっき させるためには、強力 きょうりょく なニュータイプ能力 のうりょく と強化 きょうか 人間 にんげん クラスの強靭 きょうじん な肉体 にくたい が必要 ひつよう とされる。システム上 じょう の問題 もんだい はいくつか見 み られるが、本 ほん 機 き 自体 じたい は当時 とうじ の連邦 れんぽう 軍 ぐん のサイコミュ技術 ぎじゅつ の粋 いき を集 あつ めた機体 きたい である。
また、本 ほん 機 き は急遽 きゅうきょ サイコガンダムMk-II のサポート機 き としても充当 じゅうとう されている。サイコガンダムMk-IIのサイコミュはパイロットへの負担 ふたん がかなり大 おお きく、精神 せいしん を破壊 はかい しかねないものであることから、本 ほん 機 き に比較的 ひかくてき 精神 せいしん の安定 あんてい した強化 きょうか 人間 にんげん が搭乗 とうじょう し、サイコガンダムMk-IIのパイロットの精神 せいしん 状態 じょうたい を制御 せいぎょ する方法 ほうほう が採 と られ、テストでは数時間 すうじかん の間 あいだ トラブルもなく正常 せいじょう に機能 きのう している。
実験 じっけん 機 き であるものの、カラーリングと型式 けいしき 番号 ばんごう の末尾 まつび が異 こと なる3機 き が製造 せいぞう され、後発 こうはつ 機 き のデータ収集 しゅうしゅう に活用 かつよう されている。
武装 ぶそう
ビーム・ライフル
本 ほん 機 き の主 しゅ 兵 へい 装 そう 。一般 いっぱん 的 てき なビーム・ライフルと比 くら べてコンパクトなデザインであるが、出力 しゅつりょく は2.1メガワットと主力 しゅりょく 機 き と同等 どうとう の火力 かりょく を維持 いじ している。『Ζ ぜーた 』第 だい 49話 わ では、右手 みぎて がクロー・アームになっているため左手 ひだりて で保持 ほじ しているが、クローでも扱 あつか えるように設計 せっけい されているとする資料 しりょう もある。ビームサーベル使用 しよう 時 じ やMA形態 けいたい では外 そと 殻 から 右側 みぎがわ にマウントされ、この状態 じょうたい でも上下 じょうげ にある程度 ていど の可動 かどう 域 いき を有 ゆう している。
メガ拡散 かくさん 粒子 りゅうし 砲 ほう
「拡散 かくさん メガ粒子 りゅうし 砲 ほう 」や「メガ粒子 りゅうし 砲 ほう 」とも呼 よ ばれる。出力 しゅつりょく 16.4メガワットと高 こう 出力 しゅつりょく であるが、基部 きぶ はコンパクトにまとまっている。左 ひだり 前腕 ぜんわん 部 ぶ と一体化 いったいか したシールド(MA形態 けいたい では外 そと 殻 から 上部 じょうぶ に配置 はいち )に格納 かくのう されており、使用 しよう 時 じ にはハッチが開 ひら き小型 こがた のクランク・アームによって展開 てんかい し、砲身 ほうしん が伸 の びる(設定 せってい 画 が より)。MA・MS形態 けいたい の両方 りょうほう で使用 しよう 可能 かのう 。
ビーム・サーベル
スペック表 ひょう には記載 きさい されていないことが多 おお いが、テレビ版 ばん 第 だい 42話 わ で使用 しよう している。クロー・アームではない左腕 さわん での使用 しよう を前提 ぜんてい とするが、収納 しゅうのう 部位 ぶい は不明 ふめい 。
『Ζ ぜーた 』第 だい 42話 わ で初 はつ 登場 とうじょう 。ティターンズ の大型 おおがた 戦艦 せんかん ドゴス・ギア のニュータイプ部隊 ぶたい に配属 はいぞく となったロザミア・バダム 中尉 ちゅうい が本 ほん 機 き のシミュレーターで仮想 かそう 敵 てき 機 き を撃破 げきは し、「気 き に入 い った、ギャプラン より反応 はんのう が速 はや い。力 ちから を感 かん じる」と感想 かんそう を述 の べている。その後 ご 、赤 あか い2号機 ごうき [ 注 ちゅう 3] にロザミア、監視 かんし 役 やく として濃淡 のうたん グレーの試作 しさく 1号機 ごうき (複 ふく 座 ざ )にゲーツ・キャパ 大尉 たいい およびローレン・ナカモト 博士 はかせ が搭乗 とうじょう してドゴス・ギアから発進 はっしん し、ティターンズのサイド2 毒 どく ガス攻撃 こうげき 部隊 ぶたい と合流 ごうりゅう する。ロザミア機 き は阻止 そし しようとするエゥーゴのカミーユ・ビダン が搭乗 とうじょう するΖ ぜーた ガンダム と交戦 こうせん するが、ロザミアはドゴス・ギア配属 はいぞく 前 まえ のエゥーゴの強襲 きょうしゅう 用 よう 宇宙 うちゅう 巡洋艦 じゅんようかん アーガマ 潜入 せんにゅう 任務 にんむ の際 さい にカミーユを兄 あに と思 おも い込 こ むよう暗示 あんじ がかけられており、混乱 こんらん する。この間 あいだ 、ゲーツ機 き は隕石 いんせき の影 かげ に隠 かく れつつロザミア機 き を監視 かんし している。毒 どく ガスの攻撃 こうげき 目標 もくひょう であるコロニー「モルガルテン 」内部 ないぶ でロザミアはカミーユによって本 ほん 機 き から降 お ろされるが、ゲーツ機 き の接近 せっきん (クワトロ・バジーナ 大尉 たいい の百 ひゃく 式 しき の砲撃 ほうげき を受 う け、一時 いちじ 行動 こうどう 不能 ふのう となる)によって正気 しょうき を取 と り戻 もど し、サイコミュによる遠隔 えんかく 操作 そうさ で本 ほん 機 き をMS形態 けいたい に変形 へんけい させて再度 さいど 搭乗 とうじょう する。このとき百 ひゃく 式 しき のビームライフルを至近 しきん 距離 きょり から立 た て続 つづ けに被弾 ひだん しているが、全 まった くダメージを受 う けなかった。ロザミアを撃 う てないΖ ぜーた ガンダムは百 ひゃく 式 しき の援護 えんご によってコロニーから脱出 だっしゅつ し、続 つづ いてロザミア機 き とゲーツ機 き も宇宙 うちゅう に出 で るが、エゥーゴの援軍 えんぐん の数 かず が多 おお く撤退 てったい する。
第 だい 48話 わ でロザミアはサイコガンダムMk-II に移乗 いじょう し、ゲーツは引 ひ き続 つづ きグレーの機体 きたい (単座 たんざ に変更 へんこう )に搭乗 とうじょう してロザミアを監視 かんし しながら、自分 じぶん を兄 あに と思 おも い込 こ ませることによって彼女 かのじょ の精神 せいしん を安定 あんてい させようとする。しかし、ジュピトリス のレコア・ロンド 少尉 しょうい 率 ひき いるMS隊 たい がドゴス・ギアを急襲 きゅうしゅう してゲーツ機 き が迎撃 げいげき に回 まわ ったため、ロザミアとの協調 きょうちょう がおろそかになる。レコアのパラス・アテネ と交戦 こうせん するが、ロザミアが戦死 せんし したことを感知 かんち したゲーツは絶叫 ぜっきょう して錯乱 さくらん する。直後 ちょくご にドゴス・ギアはパラス・アテネによって撃沈 げきちん されるが、ゲーツ機 き の消息 しょうそく は不明 ふめい [ 注 ちゅう 8] 。なお、劇 げき 中 ちゅう でゲーツ機 き は常時 じょうじ MA形態 けいたい のままで、MS形態 けいたい に変形 へんけい していない。小説 しょうせつ 版 ばん では複 ふく 座 ざ でローレンも同乗 どうじょう しており、カミーユと協調 きょうちょう したロザミアのサイコガンダムMk-IIと相討 あいう ちになる。
第 だい 49話 わ 、および劇場 げきじょう 版 ばん 『機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダムIII A New Translation -星 ほし の鼓動 こどう は愛 あい - 』におけるコロニーレーザー争奪 そうだつ 戦 せん の際 さい には、赤 あか い機体 きたい にジェリド・メサ 中尉 ちゅうい が搭乗 とうじょう する。小説 しょうせつ 版 ばん によれば、ニュータイプ部隊 ぶたい に配属 はいぞく となりロザミア機 き が与 あた えられたとされるが、小説 しょうせつ 版 ばん ・アニメ版 ばん のいずれもジェリドがニュータイプであるとする描写 びょうしゃ はない。サイコミュの撤去 てっきょ と機体 きたい 制御 せいぎょ プログラムの再 さい 調整 ちょうせい により、一般 いっぱん 兵 へい でも操縦 そうじゅう 可能 かのう となったとする資料 しりょう もあり、アニメ版 ばん でもロザミア搭乗 とうじょう 時 じ とコックピットのシートの形状 けいじょう が異 こと なっている[ 注 ちゅう 9] 。カミーユのΖ ぜーた ガンダムと交戦 こうせん するも逃 に げられ、再度 さいど 捕捉 ほそく した際 さい にはヤザン・ゲーブル 大尉 たいい のハンブラビ が戦艦 せんかん ラーディッシュ を撃沈 げきちん した直後 ちょくご であり、構 かま わず攻撃 こうげき を続 つづ けるジェリドにカミーユは激昂 げっこう する。Ζ ぜーた ガンダムに組 く み付 つ くが振 ふ りほどかれ、直後 ちょくご にビーム・ライフルの砲撃 ほうげき を腰部 ようぶ スカートに受 う けた反動 はんどう でコントロールを失 うしな い、ラーディッシュの爆発 ばくはつ に巻 ま き込 こ まれて破壊 はかい される。小説 しょうせつ 版 ばん でも同様 どうよう だが、最後 さいご は損傷 そんしょう した腰部 ようぶ スカートの隙間 すきま を狙撃 そげき され、コックピットに直撃 ちょくげき を受 う けて爆 ばく 散 ち する。
なお、複数 ふくすう の資料 しりょう に黄色 きいろ い機体 きたい [ 注 ちゅう 4] のカラー設定 せってい 画 が が掲載 けいさい されているが、小説 しょうせつ 版 ばん およびアニメ版 ばん には登場 とうじょう しない[ 注 ちゅう 10] 。テレビ放送 ほうそう 当時 とうじ の書籍 しょせき ではNGカラーであるとも、ゲーツ・キャパ専用 せんよう 機 き であるとするものもあったが、のちの書籍 しょせき で「ジェリド機 き 」として掲載 けいさい されてからは『SDガンダム GCENTURY 』[ 注 ちゅう 11] や『スーパーロボット大戦 たいせん 』シリーズ、『SDガンダム GGENERATION 』シリーズなど、2000年 ねん 頃 ごろ までのいくつかのゲーム作品 さくひん にジェリド機 き として登場 とうじょう する。『GGENERATION』では、一般 いっぱん 兵 へい 用 よう の3号機 ごうき であるが性能 せいのう は発揮 はっき しきれなかっただろうと解説 かいせつ されている。2000年代 ねんだい 以降 いこう はそれらのシリーズにも登場 とうじょう しなくなり[ 注 ちゅう 12] 、書籍 しょせき 『MS大 だい 全集 ぜんしゅう 』シリーズにも2013年度 ねんど 版 ばん 以降 いこう は掲載 けいさい されていない。ただし、2010年 ねん のカードゲーム『ガンダムウォー 』や2014年 ねん のWindows用 よう ゲーム『SDガンダム カプセルファイターオンライン 』[ 注 ちゅう 13] では「ジェリド機 き 」とされ、前者 ぜんしゃ の設定 せってい 解説 かいせつ ではジェリドが搭乗 とうじょう 予定 よてい であったといわれるとしている。
漫画 まんが 『機動 きどう 戦士 せんし ゼータガンダム1/2 』に登場 とうじょう 。作中 さくちゅう での表記 ひょうき は「アモン・ドッグ 」で統一 とういつ されており、単行 たんこう 本 ほん 巻末 かんまつ の機体 きたい 解説 かいせつ でも原型 げんけい 機 き を「バウンド・ドッグ 」と表記 ひょうき している。
2機 き のバウンド・ドックが外 そと 殻 から (スカート)部 ぶ で上下 じょうげ 互 たが い違 ちが いに接続 せつぞく されており、原型 げんけい 機 き のMS形態 けいたい 時 じ に脚 あし 部 ぶ となるクロー・アームは大型 おおがた 化 か された1対 つい が外 そと 殻 から 側面 そくめん に接続 せつぞく されている。それぞれの上半身 じょうはんしん はMS形態 けいたい に変形 へんけい 可能 かのう であり、クロー・アームとMS形態 けいたい の左腕 さわん 部 ぶ にビーム砲 ほう を計 けい 4門 もん 装備 そうび する。
作中 さくちゅう で強化 きょうか 人間 にんげん と推察 すいさつ されているウォルナック が搭乗 とうじょう するが、彼 かれ は本 ほん 機 き を通 つう じて死者 ししゃ の魂 たましい と語 かた ることができ、それらの導 みちび き(予測 よそく や対処 たいしょ 法 ほう を教 おし えてくれること)によって強大 きょうだい な力 ちから を得 え ていると語 かた っており、それは周囲 しゅうい の戦死 せんし 者 しゃ に比例 ひれい して増大 ぞうだい するという。
単行 たんこう 本 ほん 巻末 かんまつ の機体 きたい 解説 かいせつ では、ニュータイプ用 よう の試作 しさく 機 き とされるバウンド・ドックは、その巨体 きょたい にもかかわらずとりたてて内蔵 ないぞう 武器 ぶき をもたず、MA形態 けいたい への変形 へんけい も防御 ぼうぎょ 形態 けいたい とするなら全体 ぜんたい の防御 ぼうぎょ には程遠 ほどとお いとしており、2機 き を組 く み合 あ わせたような本 ほん 機 き の姿 すがた が「完成 かんせい 形 がた 」であったのではないかと推察 すいさつ している。
作中 さくちゅう での活躍 かつやく
ティターンズ、アクシズ およびエゥーゴがコロニーレーザーに改造 かいぞう された「グリプス2」に集結 しゅうけつ しつつある頃 ころ 、月 つき の残存 ざんそん 勢力 せいりょく をまとめて発進 はっしん するティターンズの輸送 ゆそう 艦 かん に搭載 とうさい される。エゥーゴのMS隊 たい の奇襲 きしゅう によって輸送 ゆそう 艦 かん は撃沈 げきちん されるも本 ほん 機 き は無事 ぶじ であり、ビームの一 いち 撃 げき で敵 てき 母艦 ぼかん のサラミス改 あらため 級 きゅう 巡洋艦 じゅんようかん を撃沈 げきちん する。その圧倒的 あっとうてき な威力 いりょく でフライングアーマー装備 そうび のネモ 3機 き を撃破 げきは し、エドガー・エドモンド・スミス のハーフゼータ と一 いち 騎 き 討 う ちになるが、MS形態 けいたい に変形 へんけい する際 さい にできる外 そと 殻 から の隙間 すきま にフライングアーマーを打 う ち込 こ まれ、内部 ないぶ のメカを引 ひ きずり出 だ されて爆発 ばくはつ する。なお、外 そと 殻 から は一部 いちぶ を除 のぞ いて破壊 はかい されずに残 のこ っている。
ReBAUND-DOC
漫画 まんが 『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢 ゆめ - 』に登場 とうじょう (型式 けいしき 番号 ばんごう :ARZ-055 )。名称 めいしょう は雑誌 ざっし 企画 きかく 『A.O.Z Re-Boot 』が初出 しょしゅつ であるが、「リバウンド・ドッグ (ReBAUND-DOG) 」と表記 ひょうき されており、同 どう 記事 きじ が漫画 まんが 単行 たんこう 本 ほん に再 さい 録 ろく された際 さい に修正 しゅうせい された。「鹵獲 ろかく バウンド・ドック(作業 さぎょう 型 がた )」とも呼 よ ばれる。
火星 かせい のジオン残党 ざんとう 組織 そしき 「レジオン」が、ティターンズ残党 ざんとう が持 も ち込 こ んだ図面 ずめん やパーツをもとに再 さい 生産 せいさん したバウンド・ドックをレジオン建国 けんこく 戦争 せんそう 後 ご に作業 さぎょう 用 よう に改修 かいしゅう した機体 きたい 。左腕 さわん を大型 おおがた のクレーンに換 かわ 装 そう し、その巨体 きょたい を活 い かした起重機 きじゅうき として運用 うんよう される。脚 あし 部 ぶ を廃 はい してホバー によって移動 いどう することで、機体 きたい の安定 あんてい 性 せい が増強 ぞうきょう されている。スカート(外 そと 殻 から )後部 こうぶ は延長 えんちょう され、資材 しざい の搭載 とうさい スペースとして使用 しよう される。通常 つうじょう はMS形態 けいたい であるが、作業 さぎょう 時 じ にはMA形態 けいたい に変形 へんけい して展開 てんかい することにより、シャベルをはじめとする建設 けんせつ 機器 きき として使用 しよう 可能 かのう なオプション装備 そうび である「汎用 はんよう モビル・バケット」をクレーンの両 りょう 脇 わき に追加 ついか することも可能 かのう となっている。機体 きたい 色 しょく はオレンジを基調 きちょう に、一部 いちぶ 黒 くろ で縞 しま 模様 もよう が描 えが かれている。名称 めいしょう は、機体 きたい の大型 おおがた 化 か と飛行 ひこう 性能 せいのう がオミットされたことを揶揄 やゆ した愛称 あいしょう である。
作中 さくちゅう での活躍 かつやく
宇宙 うちゅう 世紀 せいき 0091年 ねん に、パイプラインの冷却 れいきゃく 剤 ざい 漏 も れの処理 しょり 班 はん を率 ひき いるウェンディ が搭乗 とうじょう 。同 おな じく作業 さぎょう 用 よう に改修 かいしゅう されたノン-ブラビ やローザック とともに現場 げんば に向 む かうが、予想 よそう 以上 いじょう に事態 じたい は深刻 しんこく であり、作業 さぎょう 中 ちゅう にクレーンが機体 きたい から脱落 だつらく してしまう。その後 ご 、クレーンは駆 か けつけたダイアナ のガンダムTR-6[ウーンドウォート] が「BUNNyS 」によって左腕 さわん 部 ぶ に装着 そうちゃく している(ウーンドウォート建 けん 機 き 形態 けいたい を参照 さんしょう )。
以下 いか の機体 きたい は、雑誌 ざっし 『B-CLUB 』第 だい 4号 ごう や、多摩 たま 工房 こうぼう から発売 はつばい されたガレージキット(小林 こばやし 誠 まこと によるリファイン版 ばん )の付属 ふぞく 小 しょう 冊子 さっし などに掲載 けいさい されたもの。一部 いちぶ を除 のぞ き、デザイン・設定 せってい は小林 こばやし による。
ドックI / ドックM
北米 ほくべい キャリフォルニアのジオン公国 こうこく 軍 ぐん アニスタム基地 きち で開発 かいはつ された機体 きたい 。モビルアーマー・グラブロ の高 たか い水中 すいちゅう 戦 せん 能力 のうりょく を発展 はってん させるとともに、水上 すいじょう での高 こう 機動 きどう 格闘 かくとう 戦 せん 能力 のうりょく を付与 ふよ されている。外 そと 殻 から は上面 うわつら のみで、グラブロと同型 どうけい の水流 すいりゅう エンジンとマニピュレーターを装備 そうび 、さらに上部 じょうぶ にはMA形態 けいたい 時 じ には外 そと 殻 から に収納 しゅうのう されるフレーム状 じょう の上半身 じょうはんしん をもつ。このため、バウンドドックの脚 あし 部 ぶ をグラブロのマニピュレーターに交換 こうかん したような外観 がいかん となっている。全長 ぜんちょう はグラブロとほぼ同 おな じ27メートル。
地球 ちきゅう に残 のこ されていた1機 き が、ガンダムMK-IIと遭遇 そうぐう した記録 きろく が残 のこ されている。
バウンドドックII / ドックS
月 つき のグラナダに残 のこ されていたドックIの部品 ぶひん をもとに、数 すう 年 ねん 後 ご に宇宙 うちゅう 戦 せん 用 よう に改良 かいりょう したタイプ。1-3号機 ごうき が製作 せいさく され、実戦 じっせん に投入 とうにゅう されている。
バウンドドックIII E型 がた
地上 ちじょう 戦 せん 用 よう にホバー機能 きのう をもち、変形 へんけい 機構 きこう を廃 はい した軽量 けいりょう 型 がた 。バウンドドックIIの「2型 がた 装 そう 複 ふく 合 あい 戦闘 せんとう 方式 ほうしき 」を廃止 はいし し、最速 さいそく 状態 じょうたい で発進 はっしん 、戦闘 せんとう 終了 しゅうりょう 後 ご には上半身 じょうはんしん を爆破 ばくは して低 てい 機動 きどう 重 じゅう 装甲 そうこう 形態 けいたい で帰還 きかん するという「形状 けいじょう 変形 へんけい 一事 いちじ 離脱 りだつ 方式 ほうしき 」という簡略 かんりゃく 化 か された可変 かへん システムをもつ。
リファイン版 ばん がこれに当 あ たる。
バウンドドックIII G型 がた
E型 がた のレーダーを強化 きょうか し、全天候 ぜんてんこう 能力 のうりょく を高 たか めたタイプ。額 がく 部 ぶ が肥大 ひだい 化 か しており、左腕 さわん 部 ぶ アーマーの形状 けいじょう も異 こと なる。下部 かぶ に球形 きゅうけい のガンポッドを装備 そうび 。
バウンドドックIII H型 がた
宇宙 うちゅう 戦 せん 用 よう タイプ。下部 かぶ に大型 おおがた のバーニア・スタビレーターと多数 たすう のプロペラントタンクを装備 そうび 。。
バウンドドックIII K型 がた
宇宙 うちゅう 戦闘 せんとう 強化 きょうか 型 がた 。バーニア・スタビレーターはさらに大型 おおがた 化 か し、基部 きぶ に大 だい 口径 こうけい のメガ・キャノン・ユニットを装備 そうび する。右肩 みぎかた にショルダー・ガンポッドを装備 そうび 。
動力 どうりょく 強化 きょうか 型 がた バウンドドック(試作 しさく II型 がた )
後部 こうぶ に機体 きたい 本体 ほんたい と同 おな じくらいの大 おお きさのユニットを装備 そうび する。デザインは近藤 こんどう 和久 かずひさ で、イラストには "BAUND-DOC II" と記 しる されているが、文字 もじ 設定 せってい はなくバウンドドックIIとの関連 かんれん は不明 ふめい 。
雑誌 ざっし 企画 きかく 『ADVANCE OF Ζ ぜーた ティターンズの旗 はた のもとに 』に登場 とうじょう 。ガンダムTR-6 の形態 けいたい のひとつで、機種 きしゅ 統合 とうごう 計画 けいかく におけるバウンド・ドックの代替 だいたい 形態 けいたい であることが示唆 しさ されている。
ダンディライアンIIの試作 しさく 型 がた に当 あ たる、特殊 とくしゅ 作戦 さくせん 用 よう のMS用 よう 大気圏 たいきけん 突入 とつにゅう モジュール。
漫画 まんが 『機動 きどう 戦士 せんし クロスボーン・ガンダム DUST 』に登場 とうじょう 。宇宙 うちゅう 世紀 せいき 0169年 ねん のサイド3を支配 しはい するザビ・ジオンが運用 うんよう する公国 こうこく 宮 みや 警護 けいご 機 き のひとつ。変形 へんけい 機構 きこう はバウンド・ドックを踏襲 とうしゅう するが、パーツはほとんど流用 りゅうよう されていない。
1999年 ねん 放送 ほうそう のテレビアニメ『∀ガンダム 』に登場 とうじょう 。
メカニックデザインは、『∀』総 そう 監督 かんとく の富野 とみの 由 ゆかり 悠 ゆう 季 き のイメージラフをもとに、沙 すな 倉 くら 拓実 たくじつ が富野 とみの の修正 しゅうせい 指示 しじ を受 う けつつ完成 かんせい させた。ラフの時点 じてん からすでに「ムットゥー」の名称 めいしょう が記 しる されている。バウンド・ドックに似 に たデザインであるものの、ラフや修正 しゅうせい 指示 しじ にその名 な は登場 とうじょう しない。沙 すな 倉 くら によれば、頭部 とうぶ にはウォドム を意識 いしき した意匠 いしょう をもたせたという。また、両 りょう 腕 うで を脇 わき につける変形 へんけい は富野 とみの のアイデアであるとのこと。
なお、『コミックボンボン 』版 ばん コミカライズでは、後述 こうじゅつ のようにロスト・マウンテンからバウンド・ドックが発掘 はっくつ される場面 ばめん がある。同 どう 作品 さくひん を担当 たんとう したときた洸 こう 一 いち は、もらった脚本 きゃくほん には「バウンド・ドック」と書 か かれており、描 えが いたあとにムットゥーに変更 へんこう になったと連絡 れんらく が来 き たが、描 えが き直 なお すと〆切 しめきり に間 ま に合 あ わなくなるため、「改造 かいぞう する」ことにしたと述 の べている。
諸 しょ 元 もと
ムットゥー MUTTOWOOOO
型式 けいしき 番号 ばんごう
MRC-F31(ムーンレィス) J-2126(旧 きゅう 文明 ぶんめい 時 じ )
所属 しょぞく
ディアナ・カウンター
全 ぜん 高 こう
30m弱 じゃく (MA形態 けいたい 時 じ 13m)
武装 ぶそう
腰部 ようぶ メガ粒子 りゅうし 砲 ほう 腕 うで 部 ぶ 半 はん 固定 こてい 式 しき ヒート・ナタ兼用 けんよう ビームライフル
搭乗 とうじょう 者 しゃ
タイラン、バートン、ほか
ディアナ・カウンターのゼノア隊 たい が地球 ちきゅう のロスト・マウンテンから発掘 はっくつ したMS。バウンド・ドックに似 に た形状 けいじょう をしているが、両 りょう 腕 うで がマニピュレーターで左右 さゆう 対称 たいしょう となっており、変形 へんけい 機構 きこう や各部 かくぶ 形状 けいじょう は異 こと なっている。上半身 じょうはんしん ・下半身 かはんしん どちらかだけを変形 へんけい させた状態 じょうたい でも運用 うんよう できる。ヒートサーベル 兼用 けんよう ビームライフルが装備 そうび されている[ 注 ちゅう 14] 。高性能 こうせいのう な推進 すいしん 装置 そうち を持 も ち、大気圏 たいきけん 内 うち での運用 うんよう を目的 もくてき としていた。発掘 はっくつ 後 ご はディアナ・カウンター によってMRC-F31の型式 けいしき 番号 ばんごう を与 あた えられ、運用 うんよう される。
なお、「ムットゥー」とはフィル・アッカマン 少佐 しょうさ が付 つ けた名前 なまえ だが、兵 へい からは不評 ふひょう を買 か う。元々 もともと の名称 めいしょう は不明 ふめい で、J-2126という型式 けいしき 番号 ばんごう のみが判明 はんめい している。
基本 きほん フレームにはフラット などと同 おな じスパイン・コンセプト・フレームを用 もち い、構造 こうぞう 的 てき に簡略 かんりゃく 化 か された故障 こしょう 率 りつ の低 ひく い変形 へんけい 機構 きこう を実現 じつげん している。
旧 きゅう 型番 かたばん の "J" は "JUPITER" を示 しめ し、本来 ほんらい は木星 もくせい 大気圏 たいきけん 上層 じょうそう 部 ぶ での運用 うんよう を想定 そうてい された機体 きたい である。MA形態 けいたい 時 じ 、Iフィールド によって機体 きたい 外部 がいぶ に開放 かいほう 型 がた ラムジェット を形成 けいせい し、木星 もくせい 大気 たいき を燃料 ねんりょう に一 いち 撃 げき 離脱 りだつ 戦法 せんぽう を取 と る可変 かへん 戦闘 せんとう 機 き だった。木星 もくせい の重力 じゅうりょく に捕 つか まらないほどの大 だい 推力 すいりょく を有 ゆう するが、やや機動 きどう 性 せい に欠 か ける。劇 げき 中 ちゅう では状態 じょうたい が完璧 かんぺき ではなく、飛行 ひこう は可能 かのう だったがラムジェット機能 きのう は回復 かいふく していない。
劇 げき 中 ちゅう では∀ガンダム のハイパーハンマーに足 あし を取 と られて振 ふ り回 まわ されるなどのやられ役 やく であり、目立 めだ った戦績 せんせき はない。のちにターンX との戦闘 せんとう に参加 さんか する。
『コミックボンボン』版 ばん コミカライズでは、ロスト・マウンテンから発掘 はっくつ されたのはバウンド・ドック(MA形態 けいたい )であり、それをディアナ・カウンターが回収 かいしゅう し、改修 かいしゅう ・改造 かいぞう を加 くわ えた機体 きたい がムットゥーであるとされている。
^ 『Ζ ぜーた 』第 だい 42話 わ ではゲーツ・キャパ は「ク」と発音 はつおん しているが、ロザミアは「グ」と発音 はつおん している。
^ 「九尾 つづらお 犬 いぬ 」「弾 たま 犬 けん 」など。
^ a b 厳密 げんみつ には、赤 あか (ローズ・ピンク)と濃紺 のうこん を基調 きちょう とし、一部 いちぶ が黄色 おうしょく で塗 ぬ り分 わ けられている。
^ a b 厳密 げんみつ には、黄色 おうしょく と濃紺 のうこん を基調 きちょう とし、一部 いちぶ が赤 あか で塗 ぬ り分 わ けられており、赤 あか い機体 きたい とは黄色 おうしょく と赤 あか がほぼ反転 はんてん している。
^ 145,000kgとする資料 しりょう もある。
^ 設定 せってい 画 が では、MA形態 けいたい ではMS形態 けいたい における股間 こかん 部 ぶ は右腕 うわん によって覆 おお われる形 かたち となっているが、アニメ劇 げき 中 ちゅう のMA形態 けいたい での乗降 じょうこう 時 じ には右腕 うわん 部 ぶ は確認 かくにん できない。
^ オーガスタ研究所 けんきゅうじょ が本 ほん 機 き を開発 かいはつ したとする資料 しりょう もある。
^ ゲーツは最終 さいしゅう 決戦 けっせん に参加 さんか したとされる。
^ 第 だい 42話 わ のロザミア機 き や第 だい 48話 わ のゲーツ機 き のシートはサイコガンダムと同型 どうけい のものだが、第 だい 49話 わ のジェリド搭乗 とうじょう 機 き は一般 いっぱん 用 よう のシートになっている。なお、第 だい 42話 わ のゲーツ機 き (複 ふく 座 ざ )も一般 いっぱん 用 よう である。
^ なお、放送 ほうそう 当時 とうじ に発売 はつばい されたプラモデル『1/300 サイコガンダムMk-II』のボックスアートには、(本来 ほんらい であれば灰色 はいいろ のゲーツ機 き であるところを)黄色 おうしょく の本 ほん 機 き が描 えが かれている。
^ 厳密 げんみつ にはシナリオモードで配置 はいち されているのがジェリドの機体 きたい のみになっており、ゲーム自体 じたい にもそれに対応 たいおう して黄色 おうしょく の機体 きたい しか存在 そんざい しない。
^ 2006年 ねん の『Gジェネレーション・ポータブル』には登場 とうじょう するが、これは『GジェネレーションF』から流用 りゅうよう されたものである。
^ ゲーム自体 じたい は2006年 ねん に韓国 かんこく で発売 はつばい されたが、「バウンド・ドック(ジェリド機 き )」のユニットは2014年 ねん に導入 どうにゅう されている。
^ グリップ部分 ぶぶん が回転 かいてん し、ヒートサーベルとビームライフルを切 き り替 か える。
書籍 しょせき
『ジ・アートシリーズ6 THE ART OF Ζ ぜーた ガンダム』徳間書店 とくましょてん 、1986年 ねん 6月 がつ 30日 にち 。
『ラポートデラックス12 機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダム大 だい 事典 じてん 』ラポート、1986年 ねん 8月 がつ 25日 にち 。
『ENTERTAINMENT BIBLE.2 機動 きどう 戦士 せんし ガンダム MS大 だい 図鑑 ずかん 【PART.2 グリプス戦争 せんそう 編 へん 】』バンダイ、1989年 ねん 3月 がつ 31日 にち 。ISBN 4-89189-130-0 。
『データコレクション4 機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダム 上巻 じょうかん 』メディアワークス、1997年 ねん 8月 がつ 15日 にち 。ISBN 4-07-306302-2 。
『旭屋出版 あさひやしゅっぱん アニメ・フィルムブックス TVシリーズ[機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダム]フィルムブック・パート2』旭屋出版 あさひやしゅっぱん 、1999年 ねん 6月 がつ 26日 にち 。ISBN 4-7511-0160-9 。
『ガンダムメカニクス3』ホビージャパン、199-03-30。ISBN 4-89425-199-X 。
『∀ガンダム全 ぜん 記録 きろく 集 しゅう 2』講談社 こうだんしゃ 、2000年 ねん 6月 がつ 。ISBN 978-4-0633-0101-4 。
『プロジェクトファイル Ζ ぜーた ガンダム』SBクリエイティブ、2016年 ねん 10月 がつ 3日 にち 。ISBN 978-4-7973-8699-8 。
『富野 とみの 由 ゆかり 悠 ゆう 季 き の世界 せかい 』キネマ旬報社 きねまじゅんぽうしゃ 、2019年 ねん 6月 がつ 22日 にち 。ISBN 978-4-87376-468-9 。
ムック
『ジ・アニメ特別 とくべつ 編集 へんしゅう 機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダム PART 3』近代映画社 きんだいえいがしゃ 、1986年 ねん 4月 がつ 25日 にち 。
『モデルグラフィックス別冊 べっさつ ガンダムウォーズ・プロジェクトΖ ぜーた / モデリング・サポート・マニュアル』大 だい 日本 にっぽん 絵画 かいが 、1986年 ねん 3月 がつ 25日 にち 。
『MJ MATERIALNo.10 機動 きどう 戦士 せんし ガンダムΖ ぜーた Ζ ぜーた &Ζ ぜーた 保存 ほぞん 版 ばん 設定 せってい 資料集 しりょうしゅう 』バンダイ、1986年 ねん 6月 がつ 25日 にち 。ISBN 4-89189-373-7 。
『ニュータイプ100%コレクション4 機動 きどう 戦士 せんし Ζ ぜーた ガンダム メカニカル編 へん 2』角川書店 かどかわしょてん 、1986年 ねん 11月20日 にち 。
『B-CLUB SPECIAL 15 機動 きどう 戦士 せんし ガンダム MS大 だい 全集 ぜんしゅう 』バンダイ、1988年 ねん 2月 がつ 10日 とおか 。ISBN 4-89189-336-2 。
『ニュータイプ100%コレクション38 ∀ガンダム Vol.1』角川書店 かどかわしょてん 、2000年 ねん 8月 がつ 。ISBN 4-04-853153-0 。
『ニュータイプ100%コレクション41 ∀ガンダム Vol.2』角川書店 かどかわしょてん 、2001年 ねん 2月 がつ 。ISBN 978-4-04-853317-1 。
分冊 ぶんさつ 百科 ひゃっか
『週刊 しゅうかん ガンダム・ファクトファイル』第 だい 106号 ごう 、デアゴスティーニ・ジャパン 、2006年 ねん 10月 がつ 17日 にち 。
『週刊 しゅうかん ガンダム・ファクトファイル』第 だい 108号 ごう 、デアゴスティーニ・ジャパン、2006年 ねん 10月 がつ 31日 にち 。
雑誌 ざっし
『B-CLUB』第 だい 4号 ごう 、バンダイ、1986年 ねん 3月 がつ 1日 にち 。
『電撃 でんげき ホビーマガジン』2015年 ねん 2月 がつ 号 ごう 、KADOKAWA。
漫画 まんが
プラモデル付属 ふぞく 説明 せつめい 書 しょ
『1/300 MRX-010 サイコガンダムMk-II』バンダイ、1986年 ねん 4月 がつ 。
『HGUC 1/144 NRX-055 バウンド・ドック』BANDAI SPIRITS、2020年 ねん 10月 がつ 。
アクションフィギュア付属 ふぞく データシート
ガレージキット付属 ふぞく 小 しょう 冊子 さっし
『1/220 NRX-005 バウンドドック』多摩 たま 工房 こうぼう 、1987年 ねん 。
ウェブサイト
U.C.0079 - 0083
アニメ 漫画 まんが 小説 しょうせつ ゲーム その他 た 楽曲 がっきょく
U.C.0084 - 0107
アニメ 漫画 まんが 小説 しょうせつ ゲーム 楽曲 がっきょく
U.C.0112 - 0169
U.C.0203 - 0224
総括 そうかつ