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ガンダムTR-1

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ガンダムTR-1 (GUNDAM TR-1) は、「ガンダムシリーズ」のうち宇宙うちゅう世紀せいき舞台ぶたいとする作品さくひん登場とうじょうする架空かくう兵器へいき有人ゆうじん操縦そうじゅうしきひとがた機動きどう兵器へいきモビルスーツ (MS)」のひとつ。初出しょしゅつは、テレビアニメ『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム』の公式こうしき外伝がいでんで、2002ねんから連載れんさいされた雑誌ざっし企画きかくADVANCE OF Ζぜーた ティターンズのはたのもとに』。2006ねん公開こうかい劇場げきじょうばん機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダムIII A New Translation -ほし鼓動こどうあい-』でも、1カットのみ登場とうじょうした[ちゅう 1]

作中さくちゅう軍事ぐんじ勢力せいりょくのひとつである地球ちきゅう連邦れんぽうぐん軍閥ぐんばつティターンズ」に所属しょぞくするMSで、高級こうきゅう量産りょうさんであるジム・クゥエルをベースに、頭部とうぶガンダム・タイプにかわそうし、さらに各部かくぶ改良かいりょうくわえた試作しさく実験じっけんである。試験しけん部隊ぶたいティターンズ・テスト・チーム(T3部隊ぶたい)」によって当初とうしょは1、のちに予備よび改修かいしゅうした2号機ごうき運用うんようされる。『ティターンズのはたのもとに』の続編ぞくへんである雑誌ざっし・ウェブ企画きかくA.O.Z Re-Boot』では、次世代じせだい量産りょうさんがた試作しさくである[ヘイズル・アウスラ](ピリオドモデル)[2]グリプス戦役せんえきとき少数しょうすう量産りょうさんされたとしている[3]

デザイン[編集へんしゅう]

メカニックデザインは、『ティターンズのはたのもとに』のすべてのメカニックを担当たんとうした藤岡ふじおかけんによる。

企画きかく当初とうしょには、ほんのイメージ・ソース(スタッフあいだ共通きょうつう認識にんしきるためのコンセプト・モデル)として岡田おかだ雅之まさゆきげん木村きむらまなぶ)によってガンダムNT-1頭部とうぶあし)、ジム・カスタム胴体どうたいかた)、ジム・クゥエル(うで)をわせた模型もけい作例さくれい製作せいさくされ、連載れんさい開始かいしまえのティザー予告よこくのフォト・ストーリーにも登場とうじょうした[4][5]濃紺のうこん基調きちょうとするティターンズ・カラーで、オリジナルのじゅう携行けいこうする。

サンライズがわから、プラモデルむずかしいデザインにしてはどうかという提案ていあんがあったことから、最初さいしょ[ヘイズル]のカラーリングは黄色きいろいラインをさかい濃淡のうたん紺色こんいろけるという複雑ふくざつなものであった。しかし、実際じっさいバンダイからHGUCでプラモデル打診だしんがあり、やはりカラーリングが問題もんだいとなったため、機体きたい一度いちど破壊はかいされて濃紺のうこんしろ基調きちょうとしたシンプルなカラーリングの[ヘイズルあらためとして改修かいしゅうされることとなった[6]

ガンダムTR-1[ヘイズル][編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムTR-1[ヘイズル]
GUNDAM TR-1[HAZEL]
型式けいしき番号ばんごう RX-121
所属しょぞく ティターンズ・テスト・チーム
建造けんぞう コンペイトウ
生産せいさん形態けいたい 試作しさく実験じっけん
頭頂とうちょうだか 18.1m
本体ほんたい重量じゅうりょう 42.1t
全備ぜんび重量じゅうりょう 65.4t(トライ・シールド・ブースター装着そうちゃく
装甲そうこう材質ざいしつ チタン合金ごうきんセラミックふくごうざい
一部いちぶルナ・チタニウム合金ごうきん
出力しゅつりょく 1,420kW
武装ぶそう ビーム・サーベル
多目的たもくてきランチャー(選択せんたくしき
ビーム・ライフル
シールド
シールド・ブースター ほか
搭乗とうじょうしゃ ウェス・マーフィー
オードリー・エイプリル

宇宙うちゅう世紀せいき0084ねんにティターンズがMSの最新さいしん技術ぎじゅつ評価ひょうかするため、コンペイトウ工廠こうしょうにて製作せいさくした実験じっけん決戦けっせん兵器へいきガンダム・インレ」の開発かいはつ目標もくひょうとした「TR計画けいかく」の試作しさく1号機ごうきであり、インレの中核ちゅうかくとなる拡張かくちょうせいすぐれたMSの試作しさくでもある。

ジム・クゥエル(またはアーリー・ヘイズル[7])の改修かいしゅうだが、「ガンダム」として型式けいしき登録とうろくされ、その相応ふさわしい能力のうりょくっている[8]名実めいじつともにガンダムになったのはヘイズルあらため以降いこうとする資料しりょうもある[9])。

ほんいちねん戦争せんそう伝説でんせつてきめいであるガンダムをした頭部とうぶ装着そうちゃくすることによるてき味方みかたとくにジオン残党ざんとうぐん)への心理しんりてき影響えいきょう、さらにはその存在そんざい自体じたい戦局せんきょくあたえる効果こうか検証けんしょうという役割やくわりせられている。そのかたから「ガンダムの定義ていぎ」を存在そんざい[9]ともわれる。

ベースのクゥエルは信頼しんらいせい互換ごかんせいたかさから選出せんしゅつされた。結果けっか開発かいはつ期間きかん大幅おおはば短縮たんしゅくにもつながり、各部かくぶかわそうされた強化きょうかパーツによって当時とうじ新型しんがたMSに匹敵ひってきする高性能こうせいのうとして完成かんせいした。ベースたいして高性能こうせいのうである反面はんめん機体きたい特性とくせい操作性そうさせいわるおおきくことなっており、その機体きたい性能せいのう遺憾いかんなく発揮はっきするためには高度こうど操作そうさ技術ぎじゅつようする。また、オプションパーツを装着そうちゃくかわそうすることにより、様々さまざまなミッションに対応たいおう可能かのうである。

頭部とうぶユニットはデュアルセンサーとVがたのマルチブレードアンテナを装備そうびした、いわゆるガンダムヘッドにかわそうされている。とくにセンサー能力のうりょく向上こうじょうはかられ、頭頂とうちょうには強襲きょうしゅう形態けいたい視界しかい確保かくほするため、ぜんしゅうわたってセンサーが設置せっちされている。それらのスペースの関係かんけいから頭部とうぶ60mmバルカンほう廃止はいしされているが、ガンダムMk-II同型どうけいのバルカンポッドを装備そうび可能かのうである。

胸部きょうぶ胴体どうたいバックパックつなかたちで、補助ほじょアクチュエーター・ユニットにかわそうされている。これはかた関節かんせつうごきを補助ほじょするもので、これによりかた関節かんせつ強度きょうど大幅おおはば増大ぞうだいすることとなった。この部分ぶぶんはジム・クゥエルではふくあいインテーク・ダクトがもうけられていたため、排気はいき性能せいのうはやや低下ていかしている。内側うちがわ多目的たもくてきスペースとなっており、使用しよう目的もくてきおうじてかわそう可能かのうである。

あしねつかくロケットエンジン内蔵ないぞうした強化きょうかパーツにかわそうされている。一般いっぱんてきなMSでは後部こうぶにのみスラスター設置せっちされる場合ばあいおおいが、ほんたか推力すいりょくゆうするため、ぎゃく噴射ふんしゃによる制動せいどうようのニー(ひざ)・スラスターが前部ぜんぶにも設置せっちされている。あし左右さゆうにはプロペラント内蔵ないぞうされている。また、オプションへいそうなどの重量じゅうりょう増加ぞうか対応たいおうするため、足首あしくび関節かんせつのアクチュエーターが強化きょうかされた。それらを保護ほごする目的もくてきで、アンクル・ジョイントは大型おおがたしている。

あらたにかわそうされたバックパックには可動かどうしきブースターポッドが接続せつぞくされている。アームにより接続せつぞくされているため、可動かどうすることでAMBACユニットとしてもベクタード・スラスターとしても機能きのうする。次世代じせだい見据みすえたハイブリッドタイプの試作しさくねつかく融合ゆうごう搭載とうさいされており、ねつかくジェット・エンジンけんジェネレーターとしても機能きのうする。大気圏たいきけんうちではねつかくジェットエンジンの前面ぜんめんシャッターがひらき、エアインテークとなる。下部かぶのハッチにはサブスラスターを内蔵ないぞうする。上部じょうぶにはマウント・ラッチが設置せっちされており、シールド・ブースターの接続せつぞく可能かのうとなっている。リアアーマーは推進すいしんりょく向上こうじょうのため、ガンダムNT-1のチョバムアーマーを改良かいりょうしたものにかわそうされている。

上記じょうきのTRシリーズ共通きょうつう新型しんがたジェネレーターの中身なかみは、ムック6かん解説かいせつでは「TOP SECRET」となっており、詳細しょうさい不明ふめいであった。しかし、連載れんさい終了しゅうりょう藤岡ふじおかけんのコメントイラストでは、藤岡ふじおかかかわったゲーム『メダロット』のメダル封入ふうにゅうされているものがえがかれた。

ビーム・サーベル
[ヘイズル]唯一ゆいいつ固定こてい武装ぶそう。バックパックに1設置せっちされている。
ビーム・ライフル
型式けいしき番号ばんごう:XBR-M84a[10]
ブラッシュしゃせい。Eパック方式ほうしき試験しけんてき採用さいようされている。連射れんしゃモードでの使用しようはエネルギー消費しょうひおおきいため、2つのパックをつなげたものを使用しようする。近接きんせつ戦闘せんとうでのまわしのいショートバレルタイプやロングバレルタイプなど様々さまざま仕様しようのものがテスト運用うんようされ、さらに改良かいりょうされたものがガンダムMk-IIで採用さいようされることになる。Eパックはホルダーをかいして腰部ようぶ前腕ぜんわんのラッチに接続せつぞくされる。ホルダーは、Eパックをはずしたのち一種いっしゅ増加ぞうか装甲そうこうとして機能きのうする。
シールド・ブースター
前腕ぜんわんラッチに装着そうちゃくされる、22,000kgのスラスターとプロペラントタンクを搭載とうさいしたシールド。推進すいしんざい被弾ひだん誘爆ゆうばく危険きけんせい低減ていげんするため、てい可燃かねんせいのものが使用しようされている。強襲きょうしゅうにブースターとして機能きのうし、そのままシールドとしてもちいることで重量じゅうりょうめんでの無駄むだらせる。これまでもちいられてきたシュツルム・ブースターは戦闘せんとう廃棄はいきしていたが、廃棄はいき回収かいしゅう困難こんなんであった。このシールド・ブースターは製造せいぞうコストはたかくなるものの、被弾ひだんによる損傷そんしょうかぎさい利用りよう可能かのうという利点りてんもある。
ほん装備そうびのアイデアソースをもとギャプラン開発かいはつされた[11]ほか、ガンダムTR-6ふくごうへいそうコンポジットシールドブースターにも発展はってんしている。また、ガンダムMk-Vにもシールドブースターでつちかわれた技術ぎじゅつ使用しようされたとられる[12]
シールド
ジム・クゥエルと同型どうけいのシールドで、TR計画けいかくのマーキングがほどこされている。
多目的たもくてきランチャー
胸部きょうぶ補助ほじょアクチュエーター・ユニットの多目的たもくてきスペースへおも装備そうびされたが、これは発射はっしゃれることで2連装れんそうのランチャーとなる。作戦さくせん内容ないようによってグレネードだんやスモークだんなどを選択せんたくできるほか、廃止はいしされた頭部とうぶバルカンほう代替だいたいとして外部がいぶ設置せっちしきのバルカン・ポッドを装着そうちゃくできる。そのさいはクリアランス確保かくほのため、多目的たもくてきスペースにはなに設置せっちしない。

戦闘せんとう形態けいたい[編集へんしゅう]

強襲きょうしゅう形態けいたい
りょう前腕ぜんわんラッチにシールド・ブースターを装着そうちゃくした形態けいたい。[ヘイズル]のオプション形態けいたいなかではもっと一般いっぱんてきなものであり、攻守こうしゅどもにバランスがれた形態けいたいである。
フルアーマー形態けいたい
[ヘイズル]にはいちねん戦争せんそうのフルアーマー計画けいかく同様どうよう増加ぞうか装甲そうこうシステムがオプションとして採用さいようされている。[ヘイズル]自身じしんがジム・クゥエルをベースとして各部かくぶ強化きょうかパーツとしてかわそうみであり、それらのパーツは固定こていされている。そのため、それまでのフルアーマーと比較ひかくすると、増加ぞうか装甲そうこうとして着脱ちゃくだつ可能かのうなのは胸部きょうぶおよび腹部ふくぶとフロントアーマーのみである。被弾ひだんした装甲そうこう容易ようい交換こうかんできるたかいメンテナンスせい実現じつげんするため、被弾ひだんりつたか機体きたい前面ぜんめん装甲そうこうのみを着脱ちゃくだつ可能かのうとしている。この増加ぞうか装甲そうこうは、ガンダムNT-1やジム・キャノンIIのものとどうタイプのものである。
この形態けいたい欠点けってんは、機体きたい重量じゅうりょう増加ぞうか慣性かんせいモーメント変化へんか増加ぞうか装甲そうこうによる可動かどう範囲はんい制限せいげん、AMBAC性能せいのう低下ていかにより、本来ほんらい機動きどうりょくうしなわれてしまうことである。開発かいはつ当時とうじはビーム兵器へいき一般いっぱんてきとなりつつあったため、その効果こうか疑問ぎもんする意見いけんもあった。
こう機動きどう形態けいたい
フルアーマー形態けいたいくわえ、3まいのシールド・ブースターを装着そうちゃくした形態けいたいで、「最終さいしゅう形態けいたい」ともばれる。シールドはりょう前腕ぜんわんとブースターポッドのラッチに装着そうちゃくされ、一方向いちほうこう推力すいりょく集中しゅうちゅうさせることにより、モビルアーマー (MA) なみたか加速かそくりょくることができる。胸部きょうぶ補助ほじょアクチュエーター・ユニットの多目的たもくてきスペースにはフォールディング・グリップが設置せっちされ、これを展開てんかいして保持ほじすることでりょううで固定こていし、かた関節かんせつへの負荷ふか低減ていげんして安定あんていした巡航じゅんこうをおこなう。推力すいりょく方向ほうこう一方いっぽうそろえるというこの形態けいたいのコンセプトは、可変かへんMS開発かいはつにも貢献こうけんしている。

ガンダムTR-1[ヘイズルあらため[編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムTR-1[ヘイズルあらため
GUNDAM TR-1[HAZEL CUSTOM]
型式けいしき番号ばんごう RX-121-1
所属しょぞく ティターンズ・テスト・チーム
建造けんぞう コンペイトウ
生産せいさん形態けいたい 試作しさく実験じっけん
頭頂とうちょうだか 18.1m
本体ほんたい重量じゅうりょう 41.5t
全備ぜんび重量じゅうりょう 63.0t
装甲そうこう材質ざいしつ チタン合金ごうきんセラミックふくごうざい
一部いちぶルナ・チタニウム合金ごうきん
出力しゅつりょく 1,420kW (+390kW)
推力すいりょく 114,480kg
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
10,200m
武装ぶそう ビーム・サーベル
多目的たもくてきランチャー(選択せんたくしき
ビーム・ライフル
シールド
シールド・ブースター ほか
搭乗とうじょうしゃ ウェス・マーフィー
オードリー・エイプリル
エリアルド・ハンター
ティターンズ一般いっぱんへい

ジオン残党ざんとうぐん改造かいぞうMS 「シュトゥッツァー・シリーズ」との交戦こうせん甚大じんだい損傷そんしょうこうむった[ヘイズル]を、母艦ぼかんアスワン保管ほかんされていた予備よび部品ぶひんとコンペイトウ配備はいびのジム・クゥエルのパーツをもちいて修復しゅうふく強化きょうかした機体きたい形式けいしき中身なかみなどすべてのめんで「ガンダム」にまれわっている[9]

これまでの実働じつどうデータと開発かいはつノウハウからのフィードバックをけ、かくパーツあいだのマッチングがなおされている。部材ぶざいさい構成こうせいによって機体きたい改修かいしゅうまえより軽量けいりょうされ、やく10%のスラスター出力しゅつりょく強化きょうかによって総合そうごうてき機動きどうせい運動うんどうせいはさらに向上こうじょうしている。インターフェイスめん大幅おおはば刷新さっしんされ、コクピットにはちょんたかししゅうモニター、リニアシートが本格ほんかくてき導入どうにゅうされた。オペレーションシステムもバージョンアップがされ、操作性そうさせいわる反応はんのう速度そくど格段かくだん向上こうじょうした。

胸部きょうぶコクピットブロックと腰部ようぶセンターアーマーは、初代しょだい[ヘイズル]との数少かずすくない外見がいけんてき差異さいとなっている。腰部ようぶセンターアーマーは前方ぜんぽうにスライドし、そこに様々さまざまなオプションへいそう評価ひょうか試験しけんのための多目的たもくてきラッチが増設ぞうせつされる。[ヘイズル]のオプションへいそう初期しょきプランの実験じっけんをほぼ完了かんりょうしていたが、この改修かいしゅうによって実験じっけんプランは大幅おおはば見直みなおされ、それまで以上いじょう様々さまざま形態けいたいをとることが可能かのうとなっている。武装ぶそうは[ヘイズル]にじゅんずるが、各種かくしゅオプションへいそう追加ついかにより、これまで以上いじょう多彩たさい武装ぶそう利用りようすることが可能かのうである。なお、シールド・ブースターは損傷そんしょうにすべて喪失そうしつしたため、新規しんき供給きょうきゅうされるまでは一般いっぱんのジムようシールドで代用だいようしていた(供給きょうきゅう任務にんむおうじて使用しようされるケースもおおかった)。

ほん改修かいしゅう先立さきだって改装かいそうされた[ヘイズル2号機ごうきにRX-121-2の型式けいしき番号ばんごう付与ふよされたことにともない、ほん型式けいしき番号ばんごうもRX-121からRX-121-1へと移行いこうされることとなった。

なお、改修かいしゅう期間きかんがわずか数日すうじつという異例いれい短期間たんきかんであったために機体きたい塗装とそうわず、一定いってい期間きかんだい部分ぶぶん装甲そうこう地色じいろさらしたライトグレーの状態じょうたい運用うんようされていた。グリプス戦役せんえき勃発ぼっぱつわせて実戦じっせん配備はいび決定けっていすると、本格ほんかくてきなティターンズ正規せいきカラーへとえられている。エリアルドとマーフィーがギャプランTR-5えたのちげきちゅう描写びょうしゃされていないため、最終さいしゅうてき機体きたい状況じょうきょうならびに所在しょざい不明ふめいである。

劇場げきじょうばん機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム』のDVDで追加ついかされたカットでは、ゼダンのもん配備はいびされた実戦じっせん配備はいびカラーの機体きたいが1確認かくにんできる。

ほんはT3部隊ぶたいでの評価ひょうか試験しけんて、ゼダンのもんやコンペイトウ守備しゅびたいにも配備はいびされた。主力しゅりょく量産りょうさんとしての配備はいびすうではバーザム後塵こうじんはいしたとされる[13][ちゅう 2]

オプションパーツ[編集へんしゅう]

フレキシブル・ビーム・ライフル・ユニット
腰部ようぶラッチに装備そうびされるビーム・ライフル保持ほじようのターミナル・ユニット。おもにシールド・ブースターによってりょううでふさがってしまうこう機動きどう形態けいたい装備そうびされるもので、基部きぶのアームを展開てんかいすることでフリーハンドでの発砲はっぽう可能かのうとしている。
姿勢しせい制御せいぎょユニット
腰部ようぶ装備そうびされる機動きどう装備そうび一種いっしゅ小型こがたのアポジモーターを多方向たほうこう複数ふくすうもと内蔵ないぞうし、より繊細せんさい姿勢しせい制御せいぎょをおこなう。
たいシュトゥッツァーようワイヤー・カッター・ユニット
ジオン残党ざんとうぐんの「シュトゥッツァー・シリーズ」が標準ひょうじゅん装備そうびするウィンチユニットへの対抗たいこう手段しゅだんとして考案こうあんされた胸部きょうぶ大型おおがたVじょうカッター。はウィンチユニットの特殊とくしゅこうワイヤーをも切断せつだんする強度きょうどち、たとえ機体きたいからられてもすみやかに脱出だっしゅつできる。
サブ・アーム・ユニット
腰部ようぶオプションの1つ。通常つうじょう無骨ぶこつ増加ぞうか装甲そうこうといった容貌ようぼうだが、左右さゆうそれぞれが3かしょ可動かどうじくによりフロント・アーマーと干渉かんしょうしないように展開てんかいすることでだい3、だい4のうでとして機能きのうする。基本きほんコンセプトはフレキシブル・ビーム・ライフル・ユニットと同様どうようのもので、3ほんゆび簡易かんいなマニピュレーターではあるが、Eパックのかわそう武装ぶそうかわそうなどの基本きほん動作どうさはあらかじめ設定せっていしたプログラムにより、実行じっこう可能かのうである。さらにビーム・ライフル、ビーム・サーベルなど各種かくしゅ武装ぶそう使用しようできるが、メインアームとえて操作そうさするため、そのあいだはメインアームが使用しよう不可ふかとなる。また、火器かき管制かんせい複雑ふくざつになることからパイロットに多大ただい負担ふたんがかかり、ひろもちいられることはなかった。TR-4[ダンディライアン]搭乗とうじょうはこのアームによって機体きたい保持ほじし、安定あんていさせる。
イカロス・ユニット
可変かへんのMS形態けいたい滞空たいくう時間じかん十分じゅうぶんではなかったことから、サブフライトシステム可変かへん機構きこうたよることのいMS単体たんたいでの飛行ひこう検証けんしょうすべく開発かいはつされた装備そうび変形へんけい不要ふようであることからMS形態けいたいのまま携帯けいたいする武装ぶそう戦闘せんとう移行いこうできる。機体きたい前面ぜんめんユニット、かた増加ぞうかユニット、リア・スラスター・ユニットから構成こうせいされる。腰部ようぶ前面ぜんめんにはこう出力しゅつりょくのハイブリッドがたジェネレーター、りょうかたのユニットにはコ・ジェネレーターを内蔵ないぞうし、それらを利用りようしただい推力すいりょくによって無理むりやり機体きたい飛行ひこうさせている。リア・スラスター・ユニットはメイン・スラスターとして機能きのうし、前面ぜんめんのジェネレーターと動力どうりょくパイプで接続せつぞくされている。胸部きょうぶ左右さゆうにはジェットノズルがもうけられ、機体きたい制御せいぎょもちいる。飛行ひこう安定あんていするためのスタビライザーが設置せっちされたりょうかたにはジェネレーターに直結ちょっけつするかたちでロケットエンジン、さらにオプションラッチがもうけられている。ここにはシールド・ブースター、ミサイル・ポッド、シールド、サブ・アーム・ユニットなど様々さまざま装備そうび接続せつぞく可能かのうである。また、胸部きょうぶにはビーム・リフレクターが装備そうびされ、使用しよう展開てんかいする。
初期しょき設計せっけいプランは胸部きょうぶラッチに接続せつぞくされる巨大きょだい飛行ひこうユニットと腰部ようぶおよびあしのユニットから構成こうせいされるものであった。滑空かっくう水平すいへい展開てんかいする可変かへんつばさ発生はっせいする揚力ようりょく推進すいしんりょく併用へいようするものであったが、MS形態けいたいのままではそらりょく性能せいのういちじるしくひくく、十分じゅうぶん機動きどうせいられないと判断はんだんされ、廃案はいあんとなっている。しかし、この装備そうびられたデータをもとバイアラン開発かいはつされている。

ガンダムTR-1[ヘイズル2号機ごうき[編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムTR-1[ヘイズル2号機ごうき
GUNDAM TR-1[HAZEL II]
型式けいしき番号ばんごう RX-121-2
所属しょぞく ティターンズ・テスト・チーム
建造けんぞう コンペイトウ
生産せいさん形態けいたい 試作しさく実験じっけん
頭頂とうちょうだか 18.1m
本体ほんたい重量じゅうりょう 42.7t
全備ぜんび重量じゅうりょう 65.4t
装甲そうこう材質ざいしつ チタン合金ごうきんセラミックふくごうざい
一部いちぶルナ・チタニウム合金ごうきん
出力しゅつりょく 1,420kW
武装ぶそう ビーム・サーベル
多目的たもくてきランチャー
ジム・ライフル
ビーム・ライフル
シールド
搭乗とうじょうしゃ エリアルド・ハンター
オードリー・エイプリル

元々もともとほん母艦ぼかんアスワンにストックされた[ヘイズル]の補修ほしゅう交換こうかんようパーツをててつくげられた予備よびで、頭部とうぶ前面ぜんめんをデュアル・アイ・センサーしきのガンダムフェイスに変更へんこうしている以外いがい普通ふつうのジム・クゥエルとまったく同一どういつ機体きたいだった。のちにティターンズ・テスト・チーム(以下いか、T3部隊ぶたい)パイロット、エリアルド・ハンター中尉ちゅうい搭乗とうじょうジムあらためだか機動きどうがたなかやぶに、あらたにかれじょうとして改修かいしゅうほどこされた。これにともない、ぐんのデータベースにさい登録とうろくがおこなわれ、RX-121-2型式けいしき番号ばんごうあたえられた。

改修かいしゅうてんはまず頭頂とうちょう全面ぜんめんを1号機ごうき同一どういつ多面ためんがたセンサーにかわそう。なお、後頭部こうとうぶはジム・クゥエルそのものであるため、ひだり後部こうぶのロッドアンテナはそのままのこされている。かたにも1号機ごうきおな補助ほじょアクチュエーター・ユニットが増設ぞうせつされた。背部はいぶには、かねてより試験しけん予定よていであった試作しさくがたバックパック「トライ・ブースター・ユニット」が装着そうちゃくされている。

トライ・ブースターはシールド・ブースター以外いがいのもうひとつの機動きどうりょく強化きょうかオプションのひとつとして設計せっけいされた強襲きょうしゅうせんようユニットで、バックパックの左右さゆう配置はいちされた2可動かどうしきユニバーサル・スラスター・ポッドと、後部こうぶだい容量ようりょうプロペラントタンクをねたテールじょうシュツルム・ブースターで構成こうせいされる、こう機動きどうがた装備そうびである。ユニバーサル・ポッドはバックパックと接続せつぞくされる可動かどうフレームによって自在じざい推力すいりょく方向ほうこう変化へんかさせることが可能かのうで、ポッド自体じたい質量しつりょう移動いどうかしたAMBACシステムとしての機能きのうゆうする。その鋭角えいかくてきかつトリッキーな挙動きょどうは、模擬もぎせん実戦じっせんわず良好りょうこう性能せいのうしめしたが、同時どうじ数々かずかず欠点けってん表面ひょうめんさせていた。とくにシュツルム・ブースターは、その長大ちょうだいさゆえユニット重心じゅうしん機体きたい重心じゅうしんおおきくかけはなれてしまっており、とくよこ移動いどうさい発生はっせいする余剰よじょうモーメントの存在そんざい問題もんだいされた。また、本来ほんらいこの装備そうびは1号機ごうきでのテストを目的もくてき調整ちょうせいされていたため、ほとんど急造きゅうぞう同然どうぜんの2号機ごうきとの相性あいしょういとはいえず、操縦そうじゅうなんたかいピーキーな機体きたいとなってしまった。これらの事情じじょうもあり、稼働かどうデータの収集しゅうしゅう解析かいせきをもってトライ・ブースターのテストは終了しゅうりょうしたが、ポッド可動かどうフレームのノウハウなどられたデータのおおくは装甲そうこうやその構造こうぞうぶつ独立どくりつしたより自由じゆうたかむくろたい研究けんきゅう開発かいはつおおきく寄与きよし、ムーバブルフレーム原初げんしょひとつとなる。

武装ぶそうやそのオプションは1号機ごうきとほぼ共用きょうようで、同様どうよう胴体どうたい前面ぜんめん増加ぞうか装甲そうこう装着そうちゃくすることでフルアーマー形態けいたいとなることも可能かのうである。ただし、マルチ・コネクター・ポッドの試験しけん開始かいしされるまでシールド・ブースターの使用しよう想定そうていしておらず、補助ほじょアクチュエーター多目的たもくてきスペースないには保持ほじようロールバーではなくオプションのグレネードランチャーを標準ひょうじゅん装備そうびする。携行けいこう装備そうびには一般いっぱんのジムタイプにひろ普及ふきゅうしている曲面きょくめんがたシールドとジム・ライフルがおおもちいられている。

ガンダムTR-1[ヘイズル2号機ごうき]アーリータイプ[編集へんしゅう]

エリアルド・ハンター中尉ちゅういわたされる直前ちょくぜん状態じょうたい頭頂とうちょう全面ぜんめん多面ためんがたセンサーにかわそうしていない、機体きたいカラーもジム・クゥエルのままである、というちがいがある。

この機体きたいはプラモデル「HGUC 069 RX-121-2 ガンダム TR-1 [ヘイズル2号機ごうき]」の発売はつばいたって設定せっていされたものである。

ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル][編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]
GUNDAM TR-1[ADVANCED HAZEL]
型式けいしき番号ばんごう RX-121-2A
所属しょぞく ティターンズ・テスト・チーム
建造けんぞう コンペイトウ
生産せいさん形態けいたい 試作しさく実験じっけん
頭頂とうちょうだか 18.8m
本体ほんたい重量じゅうりょう 39.5t
全備ぜんび重量じゅうりょう 78.6t
装甲そうこう材質ざいしつ チタン合金ごうきんセラミックふくごうざい
一部いちぶルナ・チタニウム合金ごうきん
出力しゅつりょく 1,420kW
武装ぶそう ビーム・サーベル
多目的たもくてきランチャー(選択せんたくしき
ビーム・ライフル
シールド
シールド・ブースター
強化きょうかがたシールド・ブースター
サブ・アーム・ユニット
搭乗とうじょうしゃ エリアルド・ハンター
オードリー・エイプリル
カール・マツバラ

グリプス戦役せんえき勃発ぼっぱつT3部隊ぶたい本格ほんかくてき実戦じっせん部隊ぶたいへのさい編成へんせいわせ、[ヘイズル2号機ごうき]を[ヘイズルあらため同等どうとう強化きょうかパーツへとかわそうし、さらにサブ・アーム・ユニットや別途べっとテストちゅうであった新規しんきユニットを追加ついかした姿すがた。その機動きどうせい汎用はんようせい運用うんよう効率こうりつとあらゆる要素ようそ機能きのうこう次元じげん融合ゆうごうさせたほんは、しん世代せだい機動きどう兵器へいきとしての理想りそうけいの1つを体現たいげんした集大成しゅうたいせいというべき存在そんざいえる。一部いちぶ装備そうび改良かいりょうされ、バーザム採用さいようされた。

追加ついかユニット[編集へんしゅう]

高性能こうせいのう光学こうがくセンサー・ユニット
本来ほんらいのアンテナはたたまれ、そこに頭部とうぶ前面ぜんめんおおうようにバイザーがたふくあいセンサーユニットが配置はいちされる。光学こうがくセンサー、サイトセンサーなど、内装ないそうされる各種かくしゅデバイスはジム・スナイパーIII頭部とうぶ採用さいようされたものと同等どうとうのユニットで、明暗めいあんねつ速度そくど形状けいじょう相対そうたい距離きょりなど、てきおよび戦場せんじょうのあらゆる情報じょうほうとらえる重要じゅうような“”である。下部かぶにはこう精度せいどのモノアイセンサーが内蔵ないぞうされ、カバーを下方かほうにスライドさせることで長距離ちょうきょり狙撃そげき任務にんむとくしたスナイパーモードへと変化へんかする。
マルチ・コネクター・ポッド
可動かどうしきブースター・ポッドにわり設置せっちされたバックパックのマルチ・オプショナル・ポッド。おなじくT3部隊ぶたい配備はいびされていたこう機動きどうがたガルバルディβべーた装備そうび流用りゅうようしたもので、両側りょうがわハードポイントにシールド・ブースターをけい2装着そうちゃく可能かのう。これによって通常つうじょう装備そうびのまま強襲きょうしゅう形態けいたい匹敵ひってきする機動きどう性能せいのう発揮はっきする。このラッチはブースターの推力すいりょくえうるように強化きょうかされている。さらに後部こうぶにも2のラッチをち、それぞれゼク・アイン使用しようする汎用はんようプロペラントタンクやその強化きょうかパーツを接続せつぞく可能かのう
強化きょうかがたシールド・ブースター
より防御ぼうぎょ装備そうびとしての機能きのう追求ついきゅうしたシールド・ブースターのバリエーションモデル。表面ひょうめんけい10拡散かくさんビームほう内蔵ないぞうし、これを一斉いっせい発射はっしゃすることでミサイルなどの実体じったいだん兵器へいき着弾ちゃくだんまえ撃墜げきついまもる。ただしサイズそのものは通常つうじょうのシールド・ブースターとわらないじょう拡散かくさんビームほう搭載とうさいスペースぶん内蔵ないぞうプロペラントりょう削減さくげんしているため、航続こうぞく能力のうりょくでは通常つうじょうタイプにおとる。
HGUCでプラモデルされたほん仕様しようは、バックパックに装備そうびする2のシールド・ブースターのうち片方かたがた強化きょうかがたとなっているが、のちにプレミアムバンダイから発売はつばいされたMGでは両方りょうほうとも通常つうじょうがたであった。なお本編ほんぺんのイラストでは強化きょうかがた装備そうび確認かくにんできないが、フォト・ストーリーでは確認かくにんできる。またゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム バトルオペレーション2』に登場とうじょうするほん仕様しようは、ゲームの運用うんようじょう[14]左腕さわんのシールドにわって強化きょうかがた装備そうびし、バックパックのものは両方りょうほうとも通常つうじょうがたとなっている。
あし底部ていぶ補助ほじょスラスター・ユニット
かかと姿勢しせい制御せいぎょようサブスラスター・ユニットを内蔵ないぞうする両足りょうあし増加ぞうか装備そうび純粋じゅんすい機動きどう装備そうびとしての機能きのうもとより、ちゃくかん着地ちゃくちにおける減速げんそくようリバース・スラスターとしての役目やくめつ。

Gパーツ[フルドド][編集へんしゅう]

G-PARTS [HRUDUDU]型式けいしき番号ばんごうFF-X29A

[ヘイズル]よう開発かいはつされたパワー・アップ・メカ。それまでのオプション・パーツとことなりコックピットが設置せっちされており、独立どくりつした支援しえんメカとしての運用うんよう可能かのうとなっている。「Gパーツ」の名称めいしょうしめとおGファイターのコンセプトを継承けいしょうしているが、空中くうちゅう合体がったい空中くうちゅうかわそう不可能ふかのうであるため、出撃しゅつげきさいには単体たんたい発進はっしんするか[ヘイズル]に装着そうちゃくするかを選択せんたくしなければならない[15]

ほん構成こうせいするパーツは極度きょくどにユニットされており、接続せつぞくムーバブルフレーム技術ぎじゅつ応用おうようしたエネルギー・サプライ・システムを利用りようしているため、接続せつぞく拡張かくちょう容易よういとなっている[16]単体たんたいでの状態じょうたいは「フルドドGファイター」ともばれるが、2合体がったいすることで機動きどうりょく攻撃こうげきりょくそなえたMA形態けいたい(「フルドドGアーマー」[16]、または「Gパーツ[フルドド・ラー]」ともばれる[17])に変化へんかする[16]。この形態けいたいられたデータはハンブラビのMA形態けいたい開発かいはつかされていることから、「TR試作しさくハンブラビ(TRハンブラビ[15])」の愛称あいしょうばれることもある[18]上部じょうぶが1号機ごうき(Gトップ)、下部かぶが2号機ごうき(Gベース)とばれ、それぞれにパイロットが搭乗とうじょうして[ヘイズル]とわせて3小隊しょうたい運用うんようできるが、分離ぶんり考慮こうりょしない場合ばあいは1めいでも運用うんよう可能かのうである[16]。この状態じょうたいギャプラン同型どうけい大型おおがたブースターを装備そうび可能かのうで、そのまま分離ぶんり合体がったいもできる[16]

構成こうせいユニット
スラスター・ウィング・ユニット[16]
「スラスター・ユニット」「ブースター・ユニット」[15]「ウィング・バインダー」[19]「ノーマル・バインダー」ともばれる[20]。TRシリーズ共通きょうつう新型しんがたジェネレーターを内蔵ないぞうし、[ヘイズル]との合体がったいには補助ほじょ推進すいしんとして機能きのうするほか、能動のうどうてき可動かどうすることでAMBAC作動さどうとなり、こう機動きどうバインダーとして機能きのうする[15]
クロー・ウィング・ユニット[16]
「クロー・ユニット」[15]「クローしきバインダー」ともばれる[20]収納しゅうのうはスラスター・ユニットと同様どうようのシルエットであるが、展開てんかいしてハイゴッグのような蛇腹じゃばら関節かんせつアームをかいした大型おおがたのクローになる[15]。クロー内部ないぶにはビーム発生はっせいがあり、ビーム・ライフルけんビーム・サーベルとして使用しようするほか、ブレード(後述こうじゅつ)を接続せつぞくしてクローでつかむことでビーム・キャノンとしての使用しよう可能かのうである[15]収納しゅうのうには後部こうぶにブレードを接続せつぞくする[15]基部きぶ側面そくめんにはEパック・ホルダーようのラッチがある。[ヘイズル]との合体がったいには武装ぶそう保持ほじようのハード・ポイントとして機能きのうするほか[15][ヘイズル・ラー]だい形態けいたいではほんユニットにも装備そうびされているスラスターにより、たて方向ほうこう発生はっせいするモーメントを加速かそくりょく増強ぞうきょうしつつ解消かいしょうできる[21]
かくウィング・ユニットには独立どくりつした装甲そうこうばん(リクレクターばん装備そうびするあんもある[16])が装備そうびされており、[ヘイズル]との合体がったいには同機どうきかたのロールバーとどう規格きかくのバーで固定こていし、胸部きょうぶ左右さゆう配置はいちする[15]
単機たんき運用うんようする場合ばあい左右さゆうにそれぞれことなるウィング・ユニットを装着そうちゃくする[15]。2(MA形態けいたい)で運用うんようする場合ばあいは、1号機ごうき機動きどうせいとスピードを重視じゅうししたスラスター・ユニット、2号機ごうき戦闘せんとうりょくとパワーを重視じゅうししたクロー・ユニットを装着そうちゃくする[16]
単体たんたいの[フルドド]のウィング・ユニットにわって、発展はってんがたであるフルドドIIのショルダー・ユニットを装着そうちゃくすることも可能かのうであり[22]、この形態けいたいは「GファイターII」ともばれる[23]
コックピット・ブロック[24]
[フルドド]のメイン・フレームかつ動力どうりょく[19]。[ヘイズル]との合体がったい、およびMA形態けいたいのジョイントもねており、「ジョイント・ブロック」ともばれる[19]。ノズル開口かいこう大型おおがたブースターを接続せつぞく可能かのう[24]
ノーズ・センサー・ユニット[16]
ふくあいセンサー・ユニット」ともばれる[19]。[フルドド]単体たんたいでは機首きしゅとなるが、MA形態けいたいではテール・スタビレーターにもなり、[ヘイズル]との合体がったいには2のシールド・ブースターをたばねる「たてモード」と3つの役割やくわりがある[24]たてに360モノアイレールがはしっており、固定こてい武装ぶそうとしてジオングくちのようなビームほうを1もん装備そうびしている[24]
ほんユニットを活用かつようして、射出しゃしゅつしての遠隔えんかく操作そうさ可能かのうにした「ウィンチ・シールド」がギャプランTR-5よう考案こうあんされている。接続せつぞく規格きかく統一とういつされているため、これを[フルドド]に装着そうちゃくすることも可能かのうである[25]
胸部きょうぶ装甲そうこうユニット[16]
ノーズ・センサー・ユニット下部かぶ収納しゅうのうされており[24]、[ヘイズル]との合体がったいにはコックピット周辺しゅうへん防御ぼうぎょする増加ぞうか装甲そうこうとなる[16]りょうわき装甲そうこうばん下部かぶとの接続せつぞくゆうする[16]
ブレード[16]
前後ぜんご分離ぶんりし、[ヘイズル]ようビーム・ライフルのバレルとストックになることで[24]長距離ちょうきょり狙撃そげきようロング・ブレード・ライフルとなり[15]、「ロング・バレル」ともばれる[20]。バレル下部かぶにはヒート・ブレード(グフザクレロR・ジャジャ同様どうようのヒート兵器へいき)を装備そうびしており、これはビーム・ライフルやビーム発生はっせい接続せつぞくせずとも使用しよう可能かのう[24]
装備そうびバリエーション
フルドド・だか機動きどうがたブースター装備そうび
ウィング・ユニットにわってメッサーラとその系列けいれつ搭載とうさいする、木星もくせいけんでの機動きどうせい考慮こうりょされた大型おおがたブースターを装備そうびした状態じょうたい[20]詳細しょうさい#こう機動きどうがたブースター装備そうび参照さんしょう
[フルドド・ホイスト] (HRUDUDU HOIST)
上記じょうきだか機動きどうブースター装備そうび採用さいようばんで、ブースターの接続せつぞく基部きぶ円筒えんとうがたのユニットが追加ついかされている[26]
作中さくちゅうでの活躍かつやく
0087ねん6がつ、クロード・リブル少尉しょういをテスト・パイロットとして、単体たんたい状態じょうたいでオードリーが搭乗とうじょうする[アドバンスド・ヘイズル]と模擬もぎせんをおこなう。カラーリングはしろ濃紺のうこん基調きちょうとするテスト・カラーである。8月のロサ・ギガンティア攻略こうりゃくせんや11月のコンペイトウ防衛ぼうえいせんでは、オードリーが搭乗とうじょうして実戦じっせん参加さんかしている。

ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL-RAH]型式けいしき番号ばんごうRX-121-1+FF-X29A

[ヘイズル]に[フルドド]を装着そうちゃくした形態けいたい機体きたい呼称こしょう。これにより機体きたい性能せいのうだい2世代せだいMSに匹敵ひってきするレベルに向上こうじょう[15]だい2世代せだいMSのなかでも高級こうきゅうぞくするAEしゃせいガンダムMk-IIIひゃくしきといったバインダー搭載とうさい凌駕りょうがする[18]

装備そうびバリエーション
ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー](フルアーマー形態けいたい
[ヘイズル・ラー]に[アドバンスド・ヘイズル]のオプション・パーツを装着そうちゃくした形態けいたい[15]、より高度こうど汎用はんようせい獲得かくとくしている[18]命名めいめい法則ほうそくじょうは[アドバンスド・ヘイズル・ラー]であるが、各部かくぶのウェポン・ラッチをフル活用かつようして全身ぜんしん装備そうびゆうすることからこの名称めいしょうあたえられる[18]かくうではフルドドがわのパイロットが操作そうさすることが可能かのうである[15]
ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー](キャノン形態けいたい
『A.O.Z Re-Boot』で設定せっていされた。
左右さゆうのウィング・ユニットをクローとし、ブレードをバレルとして接続せつぞくして中距離ちゅうきょり支援しえん装備そうびへと特性とくせい変化へんかさせた仕様しよう[20]
こう機動きどうがたブースター装備そうび
電撃でんげきホビーマガジン』誌上しじょう募集ぼしゅうされた「ヘイズル強化きょうか計画けいかくコンペ」のシニア部門ぶもん1&藤岡ふじおかけんしょう受賞じゅしょうした模型もけい作品さくひんがもとになっており、副賞ふくしょうとして藤岡ふじおかえがいたカラー画稿がこう掲載けいさいされた[27][ちゅう 3]。のちに『A.O.Z Re-Boot』でリファインされ、名称めいしょう設定せってい付与ふよされた。
[ヘイズル]強化きょうか計画けいかくさいしておこなわれた強化きょうかパーツのコンペティションにおいて提出ていしゅつ実験じっけんされたプランのひとつで、フルドド・だか機動きどうがたブースター装備そうび装着そうちゃくするあん[20]。[ヘイズル]の前腕ぜんわんかぶとには、メッサーラの前腕ぜんわんユニット(クローおよびグレネード・ランチャー)を装備そうびしているのが確認かくにんできる。
作中さくちゅうでの活躍かつやく
0087ねん6がつ、[アドバンスド・ヘイズル]をベースにオードリーをパイロットとしてテストをおこなう予定よていであったが、エゥーゴの襲撃しゅうげきけたためにいきなり実戦じっせん投入とうにゅうされる。ジムII 3交戦こうせんし、うち1撃破げきはする。なお、このときの仕様しようはフルアーマー形態けいたいからサブ・アーム・ユニットをはずしたかたちとなっている。
漫画まんがばんでは、11月のコンペイトウ防衛ぼうえいせんで1号機ごうきをベースとした機体きたいにエリアルドが搭乗とうじょうする(ムックでは[ヘイズルあらため])。

ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]だい形態けいたい[編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL-RAH] SECOND FORM型式けいしき番号ばんごうRX-121-1+FF-X29A×2[ちゅう 4]

[ヘイズル]に[フルドド]を2装着そうちゃくした形態けいたい。バックパックにスラスター・ウィング・ユニット2股間こかんマルチ・ウェポン・ラッチをかいして[18]腰部ようぶ側面そくめんにクロー・ウィング・ユニットを2上下じょうげ機能きのう統一とういつしてけい4接続せつぞくすることで、機体きたい稼働かどう効率こうりつ最大限さいだいげん向上こうじょうする[16]。また、これらは「たまけ」としての効果こうかもあり、被弾ひだんしたユニットをはなすことで戦闘せんとう継続けいぞくできる[16]攻撃こうげきりょくなどは大幅おおはば向上こうじょうする一方いっぽう、MSとしての汎用はんようせい低下ていかしている[18]

作中さくちゅうでの活躍かつやく
0087ねん6がつ、オードリーをパイロットして単機たんきでエゥーゴのネモ3交戦こうせんする。その様子ようす観察かんさつする母艦ぼかん「イズミール」の艦長かんちょうシュレーダー大佐たいさは、ほん形態けいたいたたかかたデンドロビウムていると指摘してきする。10月にはガンダムTR-6をんだシャトルの護衛ごえい任務にんむにもいている。

ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]だい形態けいたい / ブースター装備そうび[編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL-RAH] SECOND FORM / BOOSTER EQUIPMENT型式けいしき番号ばんごうRX-121-1+FF-X29A×2[24] / RX-121-2+FF-X29A×2[28]

「クルーザー・モード」ともばれる[28]。[ヘイズル・ラー]だい形態けいたいにギャプランよう大型おおがたブースターを装備そうびした形態けいたい。これにウィング・ユニット4、シールド・ブースター2推力すいりょく方向ほうこうそろえることで、絶大ぜつだい推力すいりょくることができる[24]加速かそくせい重視じゅうししており、運用うんよう用途ようとはMAにちかいものとなり[24]戦闘せんとうりょくだい3世代せだいMSクラスに匹敵ひってきする[18]通常つうじょうでは想定そうてい不可能ふかのう距離きょりからの単独たんどく侵攻しんこう可能かのうとなり、一撃いちげき離脱りだつ戦法せんぽうてき勢力せいりょくけんへの深々しんしん侵攻しんこうなどといった特殊とくしゅ作戦さくせん遂行すいこうできるようになっている[24]

緊急きんきゅう脱出だっしゅつポッド[プリムローズ][編集へんしゅう]

EMERGENCY ESCAPE POD [PRIMROSE][29]型式けいしき番号ばんごうMP-X86[17]

[ヘイズル]よう開発かいはつされた緊急きんきゅう脱出だっしゅつポッドで、1号機ごうきがジオン残党ざんとうぐんとの戦闘せんとう大破たいはした経験けいけんまえ、コンペイトウ技術ぎじゅつ本部ほんぶ研究けんきゅう開発かいはつをおこなう[30]。「モビルポッド[プリムローズ](MOBILE-POD [PRIMROSE])」ともばれる[31]

脱出だっしゅつ機構きこう新型しんがた胴体どうたい」として[ヘイズル]の胴体どうたいえり腹部ふくぶのぞく)を構成こうせいし、分離ぶんりにはりょうわきのユニットを水平すいへいげ、コックピット・ブロックを前方ぜんぽう展開てんかいする[32]。[ヘイズル]の強化きょうかバックパックはそのまま推進すいしんとして利用りようする[32]いちねん戦争せんそうのコア・ブロック・システムと類似るいじするが[30]脱出だっしゅつには爆発ばくはつボルトで頭部とうぶ四肢ししはなすため[32]自力じりきによるさい合体がったい不可能ふかのうである[30]。それでも当時とうじ一般いっぱんてきなMSに搭載とうさいされているイジェクション・ポッドとことなり自立じりつ航行こうこう可能かのうであるため、パイロットの生還せいかんりつ飛躍ひやくてき向上こうじょうする[30]

MSようのメイン・スラスターを装備そうびすることで、一般いっぱんてき宇宙うちゅう戦闘せんとう凌駕りょうがする機動きどうせいほこる。また、強化きょうかバックパックの[ヘイズル]ようのほとんどのオプションを装着そうちゃく可能かのうであるため、高性能こうせいのう支援しえんメカとしての運用うんよう可能かのうである。コンペイトウ技術ぎじゅつ本部ほんぶによってさまざまな機能きのう拡張かくちょうプランが立案りつあんされ、いくつかのあん実際じっさいにマーフィー小隊しょうたいによる実戦じっせん運用うんよう報告ほうこくされている[32]

オプション装備そうび
バインダー
「オプション・バインダー」ともばれ、[プリムローズ]側面そくめんユニット上部じょうぶ([ヘイズル]では胸部きょうぶ側面そくめん)に装着そうちゃくする。武装ぶそう装備そうびする機能きのう拡張かくちょうようのジョイントとしてのほか、姿勢しせい制御せいぎょようのスラスターとしても機能きのうする[30]
小型こがたされたものがガンダムTR-6[ウーンドウォート]標準ひょうじゅん装備そうびとして採用さいようされている(バーザムも装備そうび可能かのう[33]
開放かいほうがたバレル・キャノン[34]
試作しさくがたのメガ粒子りゅうしほうで、発射はっしゃにバレルが上下じょうげ開放かいほうし、のちのνにゅーガンダムのフィン・ファンネルのようにあいだにビームを発生はっせいさせる[30]基部きぶはウィンチ・ユニットになっており射出しゃしゅつ可能かのうで、「ウィンチしきビーム・キャノン」ともばれる[30]。アームをかいしてバインダーに接続せつぞくするため、マニピュレーターで保持ほじせず自由じゆう可動かどうしての射撃しゃげき可能かのう[30]。モノアイ・センサーを搭載とうさいしており、遠距離えんきょりたいまでを走査そうさ可能かのう[20]
のちにガンダムTR-6ようウィンチ・キャノンとして発展はってんする[35]
ミサイル・ポッド
[ヘイズル]の機能きのう拡張かくちょう目的もくてきとした装備そうび。マイクロ・ミサイルを12はつ内蔵ないぞうし(発射はっしゃこうは2もん)、チャフ・ディスペンサーも装備そうびする[30]
装備そうびバリエーション
だい1しゅへいそう[20]
左側ひだりがわにミサイル・ポッド、右側みぎがわ開放かいほうがたバレル・キャノンを装備そうびした仕様しよう
だい2しゅへいそう[36]
両側りょうがわにミサイル・ポッドを装備そうびし、バックパックに[アドバンスド・ヘイズル]と同様どうようにシールド・ブースターを2装備そうびした仕様しよう防御ぼうぎょりょく重視じゅうし[36]
だい3しゅへいそう[36]
両側りょうがわ開放かいほうがたバレル・キャノンを装備そうびし、バックパックに[ヘイズル2号機ごうき]のトライ・ブースター・ユニットを装備そうびし、火力かりょく増強ぞうきょうした[36]仕様しよう
だい4しゅへいそう[36]
バックパックに[フルドド]を装備そうびした仕様しよう[36]
『A.O.Z Re-Boot』では、フルドドIIのショルダー・ユニットおよびマルチ・アーム・ユニットを装備そうびした、[プロトタイプ・フルドドII]ともうべき仕様しようとされた[20]左右さゆうのマルチ・アーム・ユニットで開放かいほうがたバレル・キャノン2保持ほじする。T3部隊ぶたいによって実戦じっせん投入とうにゅうされ、グリプス戦役せんえき終結しゅうけつにパイロットたちが戦場せんじょう脱出だっしゅつするために使用しようされており、だい1しゅからだい3しゅまでにつづく4番目ばんめ仕様しようとしてカウントされる[20]
アクア・プリムローズ
後述こうじゅつ[ヘイズル・アウスラ・ラーII・アクア]から、アクア・ユニットを装着そうちゃくしたバックパックごと分離ぶんりした形態けいたい単体たんたいでモビルポッドとして水中すいちゅうせんへの対応たいおう可能かのう[37]
ピリオドモデル
機首きしゅコックピット・ブロック下部かぶにバルカンほう装備そうびした仕様しようで、量産りょうさんくわえられて[2]ほん仕様しよう制式せいしき採用さいようされる予定よていであった[38]脱出だっしゅつなまざんせい向上こうじょう目的もくてきとしており、あくまで自衛じえいようである[2]。カール最終さいしゅう決戦けっせんにはほん仕様しよう投入とうにゅうされ、戦域せんいきからの脱出だっしゅつにはバルカンほうやくったといわれる[2]
EWAC装備そうび / キャノン装備そうび / ハイザック装備そうび
[ヘイズル・アウスラ]およびその胴体どうたいとなる[プリムローズ]はトランス・パック・システムに対応たいおうしているが、推進すいしん方向ほうこう限定げんていされるという欠点けってんがあった。そのため、「マルチ・トランス・パック・システム」が開発かいはつされる。これは、りょうはしのジョイント・アームで本体ほんたいおよびバックパックをホールドし、アームてのひらのコネクターで動力どうりょく操作そうさ系統けいとう接続せつぞく。ベロウズ・フレームによって自在じざい可動かどうすることによって、バックパックごとに[プリムローズ]の推進すいしん方向ほうこう調整ちょうせいすることがが可能かのうとなっている。特殊とくしゅ部隊ぶたいブラックヘアーズ」の[ケルデルク・アウスラ]でおこなわれた実験じっけんによって技術ぎじゅつOSのデータが蓄積ちくせきされ、ガンダムTR-6の「万能ばんのうかわそうシステム」をささえる技術ぎじゅつてきなベースのひとつとなる[39]
作中さくちゅうでの活躍かつやく
0087ねん11月のコンペイトウ防衛ぼうえいせんにおいてカールがだい1しゅへいそう漫画まんがばんではフルドドIIのだい4しゅへいそう)に搭乗とうじょうし、開放かいほうがたバレル・キャノンをエリアルドの[ヘイズル]2号機ごうきわたす。テスト・カラーで塗装とそうされている。
漫画まんがばんでは、0088ねん1がつのゼダンのもん撤退てったいせんだい4しゅへいそう)と2がつのコロニーレーザー争奪そうだつせん装備そうび不明ふめい)でオードリーが搭乗とうじょうする(ムックではフルドドII)。後者こうしゃでは大破たいはし、コックピット・ブロックのみカールの[ヘイズル・アウスラ]に回収かいしゅうされ帰投きとうする。

ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL OWSLA]型式けいしき番号ばんごう:RX-121-2 / RX-121-2P[17]

[ヘイズル]に[プリムローズ]を装備そうびした仕様しよう呼称こしょうで、胴体どうたいはほぼ[プリムローズ]へとかわそうされるため区別くべつされる[30]追加ついか装備そうびがさらに充実じゅうじつし、戦況せんきょうおうじて多彩たさいなオプションを使つかけることが可能かのうとなっている[30]かたアーマーは[プリムローズ]とともに開発かいはつされたスラスターのない小型こがたのものにかわそう、ウェポン・ラッチが増設ぞうせつされている(スラスター・ユニットはオプションで装着そうちゃく可能かのう[30]。また、股間こかんサブ・アーム・ユニットを標準ひょうじゅん装備そうびする。

コンペイトウ技術ぎじゅつ本部ほんぶでは、ほん形態けいたい次世代じせだい[ヘイズル]のベーシック・モデルとして位置付いちづけており、ガンダムTR-6ようオプション・パーツなどにもすべて対応たいおうしている[34]。「次世代じせだい量産りょうさんがた試作しさく」ともばれるほか[40]、「次世代じせだい量産りょうさん(コンセプト・イメージ)」としてバーザム対比たいひされることもある[35][ちゅう 5]

『A.O.Z Re-Boot』では、[ヘイズル]のこう評価ひょうかけた次世代じせだい量産りょうさん計画けいかくのもとに開発かいはつされ、正式せいしき次世代じせだい主力しゅりょくとなる予定よていのガンダムTR-6の完成かんせいまで[20]、およびバーザムが量産りょうさんされるまでのつなぎとして[41]、また「機種きしゅ統合とうごう計画けいかく」におけるジムけいのアップデートとして少数しょうすう量産りょうさんされたとしている[33]。また、鹵獲ろかくされたほん参考さんこうネモ・カノン開発かいはつされたことが相関そうかんしめされている[33]

装備そうびバリエーション
『A.O.Z Re-Boot』では、[プリムローズ]と共通きょうつう名称めいしょう変更へんこうされた。
だい一種いっしゅ装備そうび形態けいたい[34] / だい1しゅへいそう[20]
[プリムローズ]だい1しゅへいそうおな装備そうび仕様しよう。[ヘイズル・アウスラ]のもっとも標準ひょうじゅんてき装備そうび形態けいたい[34]
だいしゅ装備そうび形態けいたい[34] / だい2しゅへいそう[20]
[プリムローズ]だい2しゅへいそうおな装備そうび仕様しよう高性能こうせいのう光学こうがくセンサー・ユニットも装備そうびし、[アドバンスド・ヘイズル]にちか[34]発展はってんがたともいわれる[20])。携行けいこう武装ぶそう新型しんがたのもの(ガンダムMk-IIのビーム・ライフルとシールド)を装備そうびするなど、時代じだいわせたバージョン・アップがおこなわれているてん特徴とくちょう[20]
だい三種さんしゅ装備そうび形態けいたい[34] / だい3しゅへいそう[20]
[プリムローズ]だい3しゅへいそうおな装備そうび仕様しよう砲撃ほうげきせんなどを想定そうていした火力かりょく重視じゅうし形態けいたい[34]携行けいこう武装ぶそう実体じったいだん装備そうび(ジム・ライフル)を選択せんたくする[20]
だい4しゅへいそう[20]
後述こうじゅつ[ヘイズル・ラーII]別称べっしょうで、[プリムローズ]だい4しゅへいそう(フルドドII)とおな装備そうび仕様しよう
フルアーマー形態けいたい[34]
[ヘイズル・アウスラ]ようのオプションをひととお装備そうびした仕様しよういちれいだい1しゅへいそう光学こうがくセンサー・ユニットとトライ・ブースター・ユニットを装備そうびし、ロング・ブレード・ライフルとシールド・ブースターを携行けいこうする[34]だい1しゅからだい3しゅまでの混合こんごうへいそうでもあり、遠距離えんきょりから近距離きんきょりたいまでの全域ぜんいき対応たいおうできる[20]。カラーイラストでは、テスト・カラーの機体きたいがベースになっている[30]
ピリオドモデル[38] (GUNDAM TR-1 [HAZEL OWSLA] Period Model[2])
前述ぜんじゅつ[プリムローズ](ピリオドモデル)をコアユニットとした仕様しようで、ほん仕様しよう限定げんていてき量産りょうさんされた[2]。ゼダンのもん配備はいびどう仕様しようである[2][ちゅう 6]
中距離ちゅうきょり支援しえん仕様しよう[42] (GUNDAM TR-1 [HAZEL OWSLA] with CANNON UNIT[39])
トランス・パック・システムのうち、キャノンほう搭載とうさいがたバックパックを装着そうちゃくした仕様しよう携行けいこう火器かきも、グレネード・ランチャーを装備そうびしたものとなっている。ほん仕様しようのほか、レドーム搭載とうさいのEWACタイプやハイザックのバックパックを装備そうびしたこう機動きどうタイプのけい3しゅ用意よういされ、任務にんむおうじてかわそう、あるいはことなるタイプを装備そうびした複数ふくすう小隊しょうたい編成へんせいするといった運用うんようがなされている[39]
作中さくちゅうでの活躍かつやく
0087ねん11月のコンペイトウ防衛ぼうえいせんにおいて、2号機ごうきをベースにした機体きたいにカールが搭乗とうじょう開放かいほうがたバレル・キャノンの砲撃ほうげきによりエゥーゴのザンジバルきゅう機動きどう巡洋艦じゅんようかん損害そんがいあたえ、撤退てったいさせる。だい2しゅへいそうちかいが、[プリムローズ]の武装ぶそうだい1しゅへいそうで、ロング・ブレード・ライフルと通常つうじょうのジム・クゥエルとおなじシールドを携行けいこうしている。
よく0088ねん1がつのゼダンのもん撤退てったいせん装備そうび不明ふめい)、および2がつのコロニーレーザー争奪そうだつせん(コンペイトウとおな装備そうび)にもカールが搭乗とうじょうして参加さんか後者こうしゃ終盤しゅうばんには、だい4しゅへいそう(ショルダー・ユニットのみ装備そうび)で[ファイバーII]のコアMSとなる。エゥーゴに投降とうこうするさいには[プリムローズ]となり、本体ほんたい破壊はかいしている。
漫画まんがばんでは、ゼダンのもん撤退てったいせんおよびコロニーレーザー争奪そうだつせん序盤じょばんにおける装備そうびはトライ・ブースターとミサイル・ポッド2、ロング・ブレード・ライフルとシールド・ブースターを携行けいこうしている。[ファイバーII]のコアMSとなったさいにも光学こうがくセンサー・ユニットは装備そうびしており、おおくのてきMSを撃破げきはしている。

ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]ギガンティック・アーム・ユニット装備そうび[編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL OWSLA] (with[17]) GIGANTIC ARM UNIT型式けいしき番号ばんごう:RX-121-2 / RX-121-2P[17]

サイコガンダムうでを[ヘイズル]に装着そうちゃくする武装ぶそう強化きょうかプラン[43]。カラーイラストでは、テスト・カラーの[ヘイズル・アウスラ]にフルドドIIのショルダー・ユニットおよびマルチ・アーム・ユニット(開放かいほうがたバレル・キャノンを保持ほじ)を装着そうちゃく、ドラムフレームに[34]サイコガンダムのうでけている。サイコミュは搭載とうさいされていないため、うではマニピュレーターとしてではなく5連装れんそうビームほう装備そうび攻撃こうげきユニットとして装着そうちゃくされている[43]重量じゅうりょう増加ぞうかにより機動きどうせい低下ていかするが、圧倒的あっとうてき火力かりょくほこ[34]

『Re-Boot』では、ジオングやのちのクィン・マンサといった巨大きょだいMSへの対抗たいこう措置そちとして準備じゅんびされ、ガンダムTR-S[エルアライラー]実装じっそうけた実験じっけんとしての意味合いみあいももつ。大型おおがたアームとして格闘かくとうせん想定そうていされていたが[20][44]、ガンダムTR-6の完成かんせいおよび強化きょうか人間にんげん人格じんかくOS "BUNNyS" の実装じっそうおくれたために不可能ふかのうとなり、TR計画けいかく拡張かくちょうせいたかさをしめすデモンストレーションのひとつ(移動いどう砲台ほうだい)としての役割やくわりわったとされる[44]

ガンダムTR-1[ヘイズル・ラーII][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL-RAH II]型式けいしき番号ばんごう:RX-121-2)

フルドドIIのショルダー・ユニットおよびマルチ・アーム・ユニットを装備そうびした、[ヘイズル・アウスラ]のラー形態けいたい[34]。グリプス戦役せんえき最終さいしゅう局面きょくめんで、[ファイバーII]運用うんようするために、戦場せんじょう急遽きゅうきょかわそうされる[20]開放かいほうがたバレル・キャノンを装備そうびしているため、[ヘイズル・ラー]より火力かりょくたかくなっている[34]。[プリムローズ]にはミサイル・ポッドを2装備そうび

カラーイラスト(バストアップのみ)では、光学こうがくセンサー・ユニットも装備そうびしている[32]

『A.O.Z Re-Boot』では「ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]だい4しゅへいそう」とされ[17][20]、さらに『ゆめはクジラにのって。 藤岡ふじおかけんイラスト・デザインしゅう』では「ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ・ラーII]型式けいしき番号ばんごうRX-121-2+FF-X39A)」とされた[45]

ガンダムTR-1[ヘイズル・ラーII]だい形態けいたい[編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL-RAH II] SECOND FORM型式けいしき番号ばんごう:RX-121-2)

フルドドIIを2装備そうびした形態けいたい[34]接続せつぞく方法ほうほう上記じょうき形態けいたいことなり、後述こうじゅつ[ハイゼンスレイ・ラーII]とほぼおなじである。光学こうがくセンサー・ユニットを装備そうび。さまざまなめんで[ヘイズル・ラー]だい形態けいたいよりも性能せいのう向上こうじょうしている[34]

『A.O.Z Re-Boot』では、「ガンダムTR-1[ヘイズル・ラーII]」に名称めいしょう変更へんこうされ、「だい形態けいたい」ははずされた。合体がったいによってもたらされたドラムフレームの剛性ごうせいと、BUNNySによる制御せいぎょによって、ガンダムTR-6とおなじくちょうじゅう装備そうび運用うんよう可能かのうとなる[20]

ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ・ラーII・アクア][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZEL OWSLA RAH II AQUA]型式けいしき番号ばんごうRX-121-2P+ARZ-124HB II M[37]

『A.O.Z Re-Boot』で設定せっていされた。[ヘイズル・アウスラ]とフルドドIIの水中すいちゅうせん対応たいおう仕様しようであるアクア・ハンブラビII装備そうびした形態けいたい接続せつぞく方法ほうほうは[ヘイズル・ラーII]だい形態けいたいおなじであり、同様どうよう方式ほうしきで[ヘイズル]や[ハイゼンスレイ]にもアクア・ハンブラビIIを装備そうび可能かのう[37]

ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-1 [HAZE’N-THLEY]型式けいしき番号ばんごうRX-121-3C

TR-6られたノウハウをもと強化きょうかされたガンダムTR-1の最終さいしゅう発展はってんがたである。TR-1のバリエーションのなか唯一ゆいいつ「ヘイズル」のかんさない形態けいたい

TR-6の中核ちゅうかくユニットとして開発かいはつされた機体きたいであり、ウーンドウォート同様どうよう機能きのう能力のうりょくあたえられている。そのため、TR-6各種かくしゅ強化きょうかパーツやユニットなど兵器へいきシステム全般ぜんぱんとの接続せつぞく運用うんよう可能かのうである。しかし、TR-6が破壊はかいされたこともあって、実際じっさい生産せいさん運用うんようされることはなく、ペーパープランのみとなった[ちゅう 7]

機体きたいは[ヘイズル・アウスラ]をもとたいに、[ハイゼンスレイII]上半身じょうはんしん強化きょうかパーツをドッキング([ヘイズル・アウスラ]のプリムローズとウーンドウォートのプリムローズIIをふくめた胸部きょうぶどういち規格きかくのため、このようなかわそう可能かのう)。同時どうじにヘッドユニットはオプションの専用せんようタイプにかわそうされ、フロントアーマーにはウーンドウォートの上半身じょうはんしん頭部とうぶのぞく)をサブアーム・ユニットIIとして装備そうびする。携行けいこう武器ぶきはコンポジット・シールド・ブースターを1装備そうび。TR-6とのドッキングにより[ハイゼンスレイ]の上半身じょうはんしんは、ジム・クゥエルからほぼ完全かんぜん一新いっしんされ、実質じっしつてきにはべつ機体きたいっても過言かごんではないことから、あらたな型式けいしき番号ばんごうあたえられた。[ハイゼンスレイ]は[ハイゼンスレイII]同様どうよう[ファイバーII]や[ダンディライアンII]、[インレ]のコアユニットとして運用うんようする計画けいかく存在そんざいした。

なお「ハイゼンスレイ」の名称めいしょうは、前述ぜんじゅつの「ヘイズル強化きょうか計画けいかくコンペ」のフリー部門ぶもん1受賞じゅしょうした模型もけい作品さくひん[27]からられている。

ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ・ラー][編集へんしゅう]

[ハイゼンスレイ]がフルドドII2装備そうびした形態けいたい。その形態けいたいから[ハイゼンスレイ・ラー]だい形態けいたい、または[ハイゼンスレイ・ラーII][31]ともばれる。

かずあるTR-6の形態けいたいなかで、[ハイゼンスレイII]と[ハイゼンスレイ]のラー形態けいたいが、あらゆる戦場せんじょう平均へいきんてきたか戦果せんかげるとされている。

腰部ようぶのサブアーム・ユニットIIをはずし、わりに[ハイゼンスレイII・ラー]のブーストポッドを1接続せつぞく。マルチ・アーム・ユニットはかたのフルドドIIに2ついとも装着そうちゃくされ、胸部きょうぶ機体きたいりょうサイドに展開てんかい。さらに頭部とうぶブレードアンテナも女神めがみをあしらった大型おおがたのブレードアンテナ[ちゅう 8]かわそうされる。コンポジット・シールド・ブースターを2装備そうびする。

ガンダム[ハイゼンスレイ・ラー]クルーザー巡航じゅんこう形態けいたい[編集へんしゅう]

[ハイゼンスレイ・ラー]の機体きたい後部こうぶにギャプランのブースター・ユニットをに装着そうちゃくした形態けいたい

ウーンドウォートにおける[ハイゼンスレイII・ラー]クルーザー形態けいたい相当そうとうする形態けいたいとなっているが、こちらは右肩みぎかたのフルドドII側面そくめんバイザックTR-2[ビグウィグ]のビグウィグキャノンを装備そうびしている。マルチ・アーム・ユニットは、それぞれのフルドドIIに接続せつぞくされ、[ヘイズル・アウスラ]のウィンチキャノンを4保持ほじ、コンポジット・シールド・ブースターを1装備そうびする。

そののバリエーション・発展はってん[編集へんしゅう]

アーリー・ヘイズル[編集へんしゅう]

ジム・クゥエルをガンダム・タイプの頭部とうぶかわそうした機体きたい総称そうしょう型式けいしき番号ばんごうRGM-79Q[7] / ARZ-79GQ[3])。『ティターンズのはたのもとに』に登場とうじょうするヘイズル2号機ごうき改修かいしゅうまえ)もどう仕様しようであるが、名称めいしょうはのちの『A.O.Z Re-Boot』で設定せっていされた。

外観がいかんてき威圧いあつ目的もくてきに、ジム・クゥエル部隊ぶたい指揮しきかんとして運用うんようされる[7]。マルチ・ブレード・アンテナの装備そうびにより索敵さくてき通信つうしん機能きのう向上こうじょうしているが[47]、それ以外いがい基本きほん性能せいのう原型げんけいわりない[3]。チョバム・アーマーは標準ひょうじゅん装備そうびとされる[7]。ガンダムTR-1のベースになったとするせつ[7]、TR-1での実験じっけん開発かいはつされたとするせつがある[47]

漫画まんがA.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』では、「うさぎ」のけいにおいてくびをはねられたドナルドのジム・クゥエルを回収かいしゅうし、秘匿ひとくされていた[3]ガンダムTR-1のパーツを使用しようして製作せいさくされる[48]。「かがやけるほし作戦さくせんにおいてホシマル搭乗とうじょうし、ズサブースター・マリンタイプ合体がったいしてヘリオス・マリナーらとともに地下水ちかすいみゃく経由けいゆ氷河ひょうが地下ちかインレ建造けんぞう秘密ひみつ基地きち侵入しんにゅうし、「インレのつばさ」の奪還だっかん成功せいこうする。そのほか、アルカディアきゅう市街地しがいち蜂起ほうきしたトリスタンが搭乗とうじょうする機体きたいなど、どう仕様しよう機体きたいすう確認かくにんできる。

短編たんぺん漫画まんが「OVER THE MIND」(『くろうさぎのみたゆめだい1かんさいろく)の冒頭ぼうとうでは、脱走だっそうした「実験じっけんたい」の捜索そうさく任務にんむにジム・クゥエルすうひきいてき、確保かくほ成功せいこうしている。

ガンダム・ヘイズル[ケルデルク][編集へんしゅう]

『ティターンズのはたのもとに』の「ヘイズル開発かいはつ相関そうかん」で「次世代じせだい試作しさく」としてはつ登場とうじょう[40]。『A.O.Z Re-Boot』においても当初とうしょ次世代じせだい実験じっけん」として相関そうかん再掲さいけいされ、ジムIII技術ぎじゅつつながることがしめされた[33]。その『Re-Boot』で名称めいしょう詳細しょうさい設定せってい追加ついかされた(型式けいしき番号ばんごうRX-122[49]名称めいしょうは「ヘイズル・ケルデルク」とも表記ひょうきされる[49]。[ケルデルク]の名称めいしょうは[ヘイズル]けい機体きたいけられた愛称あいしょうのもとになった童話どうわ作家さっかべつ作品さくひん由来ゆらいし、TR計画けいかく機体きたいとはどう系列けいれつでありながらことなる目的もくてき開発かいはつされた機体きたいであることをしめ[49]。コンセプトも[ヘイズル]とことなり、オプション装備そうびでの能力のうりょく拡張かくちょうよりも、MS単体たんたいでの完成かんせいたかめている[40]

グリプスなど、コンペイトウ以外いがい拠点きょてん開発かいはつされていた次世代じせだいがた試作しさくのデータを反映はんえいさせた実験じっけん[49]。アーリー・ヘイズルをベースに、おもにガンダムMk-II技術ぎじゅつ以降いこう量産りょうさんにフィードバックさせるためにコンペイトウで開発かいはつされる[49]。ビーム・ライフル、シールド、バルカン・ポッドといったMk-IIよう武装ぶそう装備そうびし、バックパックはMk-IIようのものにかわそうされている。ほん運用うんようデータにより、各種かくしゅ装備そうびはのちのジムIII、バーザムあらためジェガンなどの量産りょうさん採用さいようされている[49]。また、あし推進すいしんユニットは数種類すうしゅるいガンダム6号機ごうきペイルライダー系列けいれつガンダムNT-1同型どうけいのもの)が実験じっけん運用うんようされ、だい2世代せだいMS以降いこう脹脛ふくらはぎ外側そとがわのスラスター配置はいちがフォーマットされている[49]。カラーリングはブラックヘアーズの部隊ぶたいカラーである[26][ちゅう 9]

なお、プラモデル『HGUC ジム・クゥエル』そとばこ説明せつめいしょには、あしをジム・クゥエルのままとしたえパターンが「次世代じせだい量産りょうさんがた試作しさく」として紹介しょうかいされているが、「ヘイズル開発かいはつ相関そうかんじょうの「次世代じせだい量産りょうさんがた試作しさく」は前述ぜんじゅつとお[ヘイズル・アウスラ][40]

装備そうびバリエーション
アーマー装備そうび
チョバム・アーマーを装備そうびし(カラーリングは本体ほんたいおなじ)、のちのヌーベル・ジムIIIおな装備そうび腰部ようぶ大型おおがたミサイル・ランチャー、バックパックの4連装れんそうミサイル・システム、シールドの近接きんせつ防御ぼうぎょミサイル・クラスター、かかと関節かんせつフィールド・モーター・アンプリファイアー)[50]追加ついかした仕様しよう。ビーム・ライフルはバーザムあらため同型どうけいのものを携行けいこうする。
[ケルデルク・ホイスト] (KELDERKE HOIST)
[ヘイズル]強化きょうか計画けいかくのコンペティションで提出ていしゅつされたこう機動きどうがたブースター装備そうびを、[ケルデルク]で採用さいようした仕様しよう[26]木星もくせいけんなど、こう重力じゅうりょくでの運用うんよう想定そうていしている[26]フルドド・ホイスト合体がったいするため、TR-1けいのバックパックにかわそうしている。名称めいしょうの「ホイスト」は、ちゅう世紀せいき作曲さっきょくちなんだものとされる[26]

[ケルデルク・アウスラ][編集へんしゅう]

『A.O.Z Re-Boot』に文字もじ設定せっていのみ登場とうじょう。[ケルデルク]の上位じょうい機種きしゅであり、ほんにおいて[プリムローズ]のマルチ・トランス・パック・システムが開発かいはつされている[39]

ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-S [HAZEL HRAIR][51]

『A.O.Z Re-Boot』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうRX-123[52])。もとたいとしての外観がいかんはバストアップのみ公表こうひょうされていたが[53]、のちにムック『HJメカニクス19』に武装ぶそう携行けいこうしたうし姿すがたのイラストが掲載けいさいされた[54]

ガンダムTR-1のさい設計せっけいであり[53]TR-1[ヘイズル・アウスラ]次世代じせだい主力しゅりょくである[33]。ドラム・フレームとプリムローズによるかわそうシステム、およびMAへの変形へんけい機構きこうをもつ[53]頭部とうぶ形状けいじょうは[ヘイズル]タイプをぐガンダム・ヘッドで、ティターンズのシンボルであるたか意匠いしょうのフィギュアじょうブレード・アンテナをもつ[53]通常つうじょうがたのブレード・アンテナも確認かくにんできる[54])。胸部きょうぶ中央ちゅうおう増加ぞうか装甲そうこうにはウィンチ・ユニット基部きぶ内装ないそうし、キャノンほうけが可能かのう[55]変形へんけいにはうでグレネード・ランチャーをたたみ、胸部きょうぶ左右さゆう装着そうちゃくする[53]武装ぶそう実体じったいだんマシンガン[ちゅう 10]と、ビーム攪乱かくらんまくミサイル・ポッドを装備そうびしたシールドを携行けいこうする[53]。TRシリーズで実験じっけんされた各種かくしゅ強化きょうかパーツのすべても統合とうごうし、さい設計せっけいパーツを各所かくしょ装備そうびしており[53]単機たんきであらゆる任務にんむ対応たいおうできる万能ばんのうとして設計せっけいされている[51]制式せいしき採用さいようされ、決戦けっせん兵器へいき[インレ]中核ちゅうかくとなる予定よていであったが、万能ばんのうかわそうシステムをんだTR-6[ウーンドウォート]採用さいようにより開発かいはつ遅延ちえん[53]暫定ざんていてき主力しゅりょくとして、バーザム生産せいさん施設しせつ移転いてん簡素かんそされて生産せいさんされている[55]

ガンダムTR-S[ラブスカトル][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-S [RUBSCUTTLE][52]

TR-4[ダンディライアン]実験じっけんされ、開発かいはつすすめられた成層圏せいそうけん機動きどうようバインダーの完成かんせいがたを[ヘイズル・フレア]が装備そうびした形態けいたい型式けいしき番号ばんごう:RX-123)。[ダンディライアン]におけるロゼット同様どうよう機首きしゅもとたいとなる[ヘイズル・フレア]が内装ないそうされ、バインダーがおおかたち強化きょうかパーツが装着そうちゃくされる。地球ちきゅう軌道きどうじょうSSD拠点きょてんとし、宇宙うちゅうからのてき勢力せいりょく成層圏せいそうけん迎撃げいげきすることを目的もくてきとする[52]

出撃しゅつげきから目的もくてきまではMA形態けいたいがおもな移動いどう手段しゅだんとなり、高度こうど機動きどうせいかして成層圏せいそうけん飛行ひこうし、短時間たんじかん地球ちきゅうじょうのあらゆる場所ばしょ展開てんかい可能かのうである。ほん形態けいたいビグロをはじめとするきゅうジオン公国こうこくけいのMAとおな特性とくせいをもち、一撃いちげき離脱りだつ戦法せんぽう得意とくいとする。大型おおがたのクロー・アームは4ほんゆびとなっており、中央ちゅうおうのビームほうはビーム・サーベルとしても使用しよう可能かのう機体きたい中心ちゅうしんにはサイコガンダム同型どうけい拡散かくさんビームほう搭載とうさいしており、ほん形態けいたいには機首きしゅ左右さゆうのバインダーが収束しゅうそく加速かそくばん役割やくわりにない、ハイ・メガ粒子りゅうしほうとなる。TRがたジェネレーターを搭載とうさいし、ジェット / ロケットをえて大気圏たいきけん内外ないがい推力すいりょく方式ほうしき採用さいようしている。なお、機動きどうにかかるGに対応たいおうするため、強化きょうか人間にんげん搭乗とうじょう推奨すいしょうされている[52]

作戦さくせんちゅういき到達とうたつ、モビルフォートレス (MF) 形態けいたい(デザイン発表はっぴょう)に変形へんけいして迎撃げいげきをおこなう。ミノフスキー・クラフト装置そうちであるダイダロス・ユニット搭載とうさいしていため、そのにとどまって拠点きょてん防衛ぼうえいをおこなうことも可能かのうである[52]

バインダーは大気圏たいきけん突入とつにゅうユニットでもあり、たい熱処理ねつしょりがほどこされている。そらりょく特性とくせいかした形状けいじょう採用さいようしており、大気圏たいきけんないでは揚力ようりょく発生はっせいさせ、成層圏せいそうけんでは背面はいめん飛行ひこう状態じょうたいとなり大気たいき反作用はんさよう利用りようして軌道きどう変更へんこうをおこなう。バインダー裏面りめんはウェポン・カーゴとしての機能きのうゆうしており、護衛ごえい[エルアライラー][ちゅう 11]とそのかわ装用そうよう武装ぶそうコンテナ、および迎撃げいげきようたいちゅうミサイル兵器へいきなど任務にんむおうじた武装ぶそう搭載とうさいされる。大気圏たいきけん突入とつにゅうにはたいねつフィールド発生はっせいからエアーを噴出ふんしゅつさせて機体きたい冷却れいきゃくし、バインダーと併用へいようして機体きたい摩擦まさつねつから防御ぼうぎょする[52]

ほんのコンセプトは、機種きしゅ統合とうごう計画けいかく以降いこうガンダムTR-6[ダンディライアンII]がれている。そのため、内部ないぶフレームをはじめ各部かくぶ共通きょうつうするパーツが数多かずおお見受みうけられる[52]

ガンダムTR-S[エルアライラー][編集へんしゅう]

GUNDAM TR-S [El-AHRAIRAH]

[ラブスカトル]の護衛ごえい随伴ずいはんとして開発かいはつされた可変かへんMS(型式けいしき番号ばんごう:RX-123)。2機種きしゅ1くみで1ユニットとしての運用うんよう基本きほんとしており、ほん防衛ぼうえい、[ラブスカトル]が攻撃こうげき担当たんとうする。このため「「たて」ガンダム」ともしょうされる。2をカバーする巨大きょだいIフィールドと、それを展開てんかいしつつ戦闘せんとうをおこなうために大量たいりょう実態じったいだん兵器へいき装備そうびすることで「積極せっきょくてき防御ぼうぎょ」を可能かのうとする。TRがたジェネレーターなどの装備そうびによりだい出力しゅつりょくほこるが、行動こうどう時間じかん制限せいげんせられているため、補給ほきゅうになう[ラブスカトル]との連携れんけい前提ぜんていとなる[53]

MS形態けいたいでは[ヘイズル・フレア]の背部はいぶから左右さゆう大型おおがたかたウェポン・コンテナと、ギガンティック・アームがびるかたちとなる。これら強化きょうかパーツは[ウーンドウォート]より先行せんこうして開発かいはつされており、既存きそん機体きたいとの下位かい互換ごかん前提ぜんていとされていない[53]汎用はんようパーツを多用たようした[ウーンドウォート]とは機能きのうおなじでありながら外観がいかんおおきくことなり、またパーツのえを前提ぜんていとしていないためいち体感たいかんつよ[53]

ウェポン・コンテナはこう出力しゅつりょく推進すいしん内蔵ないぞうしており、短時間たんじかんであれば大気圏たいきけんない飛行ひこう可能かのう右側みぎがわには予備よび弾倉だんそうやバズーカ、クラッカーなどを搭載とうさいし、フロント・スカートに内蔵ないぞうされたサブ・アーム(かくうで、OSの自動じどうサポートにより稼働かどう)で使用しようする。左側ひだりがわには大型おおがたIフィールド発生はっせい搭載とうさい、カーゴのりょうわき搭載とうさいされたTRジェネレーターも併用へいようして広範囲こうはんいにIフィールドを展開てんかい可能かのうであるが、時間じかん制限せいげんがあり一定いってい間隔かんかくで[ラブスカトル]とドッキングしてのエネルギー・チャージが必要ひつようで、このあいだ無防備むぼうびとなるのが弱点じゃくてんである[53]

ギガンティック・アームの右側みぎがわにはゆびじょうの4連装れんそう機銃きじゅうとヒート・ブレードを装備そうび、フレキシブルに可動かどうしてリーチをかした格闘かくとうせんをおこなう。左側ひだりがわにはこぶしじょうの3れんビームほう装備そうびほうこうからビーム展開てんかいして大型おおがたビーム・サーベルとしても使用しようでき、ウィンチ・ユニットによりIフィールドがい射出しゃしゅつしてのビーム攻撃こうげき可能かのう強化きょうか人間にんげん人格じんかくOS "BUNNyS" のサポートにより、これら複数ふくすう武装ぶそう同時どうじ運用うんよう可能かのうとなっている。またてき特殊とくしゅ攻撃こうげきさいしては、[ラブスカトル]からの補給ほきゅうにコンテナない武装ぶそうかわそうすることで対応たいおうする[53]

MA形態けいたい防御ぼうぎょ困難こんなんてきたいし、強襲きょうしゅうてんじるさいにとる一撃いちげき必殺ひっさつ突撃とつげき形態けいたいである。左右さゆうのギガンティック・アームを一体化いったいかさせて機首きしゅ構成こうせいし、先端せんたんをIフィールドのそとすことでビームほう使用しよう可能かのうとなる[53]

グリプス戦役せんえき末期まっき混乱こんらんなか、[ラブスカトル]とともに地球ちきゅうへのかく攻撃こうげき作戦さくせんのために用意よういされるが、戦役せんえき終結しゅうけつエゥーゴのわたっている[53]

漫画まんが『くろうさぎのみたゆめ』では、ほん強化きょうかパーツ(ウェポン・コンテナおよびギガンティック・アーム)は宇宙うちゅう世紀せいき0089ねん火星かせいのジオン残党ざんとう勢力せいりょく「レジオン」において、しん装備そうびの「フレア・ユニット」として量産りょうさんされており、ガンダムTR-6[クインリィ]のみならず量産りょうさんであるハイザック装備そうびしている。なお、『Re-Boot』でこの強化きょうかパーツは「フルドド・フレア」ともばれるとされるが[51]、これは『くろうさぎのみたゆめ』ではマリナ技師ぎしちょうが0089ねんにフォボス宇宙うちゅうみなとから脱出だっしゅつするさいにフレア・ユニットをつなわせてつくげた機体きたいけられた名称めいしょうである。

ΖぜーたΖぜーたΖぜーたガンダムユニット[編集へんしゅう]

ZZZ GUNDAM[56] / [ADVANCE OF Z GUNDAM UNIT][53]

『A.O.Z Re-Boot』で「ΖぜーたΖぜーたΖぜーたユニット」として名称めいしょうはつ登場とうじょう[57]、のちにラフデザインも公開こうかいされている(型式けいしき番号ばんごうMSA-0012[53]。『くろうさぎのみたゆめ』でも、SSDのラジオ放送ほうそう名称めいしょう喧伝けんでんされるのみである。

エゥーゴが接収せっしゅうした[エルアライラー]を、地球ちきゅうまもるSSDのあらたな象徴しょうちょうとなる、「Ζぜーた計画けいかく」のぐ「AOZ(アドバンス・オブ・ゼータ)計画けいかく」におけるガンダムユニットとして改修かいしゅうした機体きたい改修かいしゅうにはアナハイム・エレクトロニクスしゃせいのパーツがおお使用しようされたこともあり、Ζぜーた計画けいかく意匠いしょうつよくなっている[53]

型式けいしき番号ばんごうは「アナハイム・ガンダム」とされるλらむだガンダム同一どういつである。また相関そうかんでは、[エルアライラー]にネモバーザムあらため技術ぎじゅつ融合ゆうごうし、(λらむだガンダムと同様どうように)ネロへとつながっている[55]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ゼダンのもんにおいて、1うし姿すがたでのみ登場とうじょう作画さくが監督かんとくなかもりぶんによれば、原画げんがマンの城前しろまえ龍治りゅうじによる「アドリブ」とのこと[1]。『A.O.Z Re-Boot』では、[ヘイズル・アウスラ]ピリオドモデルであるとされた[2]
  2. ^ コンペイトウ配備はいび作例さくれいにはTRマーキングがのこったままになっている[13]
  3. ^ フルドドをかいさず、メッサーラのMA形態けいたい本体ほんたいまえ後部こうぶでヘイズルの胴体どうたいはさかたちとなっている。ティターンズ・カラー。
  4. ^ カラーイラストでは、本体ほんたいは[アドバンスド・ヘイズル]であるが、型式けいしき番号ばんごう変更へんこうはない[16]。ただし、後述こうじゅつのブースター装備そうびでは "RX-121-2" とされることもある。
  5. ^ ここで掲載けいさいされた画稿がこうは、「ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]次世代じせだい量産りょうさん実戦じっせん配備はいびカラー)」としてプレミアムバンダイよりHGUCで2021ねんにキットされた。
  6. ^ カラーイラストは劇場げきじょうばんΖぜーた登場とうじょうおなじポーズとなっている。また後述こうじゅつのカールことなり、臀部でんぶとシールドにティターンズのマークがえがかれている
  7. ^ 書籍しょせき『データガンダム キャラクター列伝れつでん宇宙うちゅう世紀せいきへんII]』では実機じっき存在そんざいしたかのようにかれている。
  8. ^ サイコ・ブレード」とする資料しりょうもあるが[46]ほんへのサイコミュ搭載とうさい言及げんきゅうした資料しりょうはない。
  9. ^ なお「次世代じせだい実験じっけん」として相関そうかん掲載けいさいされた機体きたいは、モノクロではあるもののおな相関そうかんのジム・クゥエルやガンダムMk-IIとおなじティターンズ・カラーとなっている。
  10. ^ うし姿すがたのイラストでは、ハイザック[ヴァナルガンド]ちょう銃身じゅうしんがたビーム・ライフルにバイポットなどを追加ついかしたものを携行けいこうしている[54]
  11. ^ ほん形態けいたい(MA形態けいたい)の全長ぜんちょうは、[エルアライラー]のMA形態けいたい比較ひかくしてやく3ばいである。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ GUNDAM.INFOサンフェスΖぜーた 2023.
  2. ^ a b c d e f g h AOZ ReBoot90 2024.
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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    • 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい全集ぜんしゅう2013[+線画せんが設定せっていしゅう]』アスキー・メディアワークス、2012ねん12月25にちISBN 978-4-04-891215-0 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム 新訳しんやくMSだい全集ぜんしゅう U.C.0081-0090』KADOKAWA、2022ねん3がつ26にちISBN 978-4-04-111179-6 
    • ゆめはクジラにのって。 藤岡ふじおかけんイラスト・デザインしゅう玄光社げんこうしゃ、2023ねん12月12にちISBN 978-4-7683-1847-8 
  • ムック
    • 電撃でんげきホビーマガジンスペシャル アドバンズ・オブ・Ζぜーた ~ティターンズのはたのもとに~ Vol.4』メディアワークス、2006ねん2がつ15にちISBN 4-8402-3357-8 
    • 電撃でんげきホビーマガジンスペシャル アドバンズ・オブ・Ζぜーた ~ティターンズのはたのもとに~ Vol.5』メディアワークス、2007ねん3がつ5にちISBN 978-4-8402-3780-2 
    • 電撃でんげきホビーマガジンスペシャル アドバンズ・オブ・Ζぜーた ~ティターンズのはたのもとに~ Vol.6』メディアワークス、2008ねん2がつ15にちISBN 978-4-8402-3780-2 
    • 『ホビージャパンMOOK 1357 HJメカニクス』ホビージャパン、2024ねん3がつ22にちISBN 978-4-7986-3437-1 
  • 雑誌ざっし
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2002ねん7がつごう、メディアワークス。 
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2007ねん1がつごう、メディアワークス。 
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2014ねん6がつごう、KADOKAWA。 
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2014ねん7がつごう、KADOKAWA。 
  • 漫画まんが
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい1かん、KADOKAWA、2018ねん12月27にちISBN 978-4-04-912225-1 
    • 藤岡ふじおかけん『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみたゆめ-』 だい2かん、KADOKAWA、2019ねん5がつ27にちISBN 978-4-04-912510-8 
  • 「A.O.Z Re-Boot Vol.03」『電撃でんげきホビーマガジン』2014ねん3がつごう、KADOKAWA。 
  • 「A.O.Z Re-Boot Vol.05」『電撃でんげきホビーマガジン』2014ねん5がつごう、KADOKAWA。 
  • 「A.O.Z Re-Boot Vol.19」『電撃でんげきホビーマガジン』2015ねん7がつごう、KADOKAWA。 
  • A.O.Z Re-Boot Vol.20”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2015ねん10がつ10日とおか閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.23”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2016ねん5がつ9にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.24”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2016ねん5がつ19にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.32”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.39”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2017ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.54”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2018ねん7がつ17にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.74”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん9がつ16にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.75”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん9がつ30にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.78”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん5がつ22にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Special issue #1”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2022ねん10がつ4にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Special issue #4”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2023ねん9がつ1にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.90”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2024ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  • A.O.Z Re-Boot Vol.91”. 電撃でんげきホビーウェブ. KADOKAWA. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]