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作業さぎょうようザクII

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ザクシリーズのバリエーション > 作業さぎょうようザクII

作業さぎょうようザクII(さぎょうようザクツー、WORKING TYPE ZAKU II)は、アニメガンダムシリーズ』に登場とうじょうする架空かくう兵器へいきまたは作業さぎょうよう機器きき

ほんこうではジオン公国こうこくぐんモビルスーツ(MS)・ザクIIのバリエーションのうち、作業さぎょうよう機体きたいについて解説かいせつする。

作業さぎょうようザク

[編集へんしゅう]
しょもと
作業さぎょうようザク
ZAKU WORKER
型式けいしき番号ばんごう MS-06W
所属しょぞく ジオン公国こうこくぐん
生産せいさん形態けいたい 現地げんち改造かいぞう
頭頂とうちょうだか 17.7m
重量じゅうりょう 51.8t
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん

メカニック・デザイン企画きかくモビルスーツバリエーション(MSV)』に登場とうじょう

いちねん戦争せんそうときジオン公国こうこくぐんによってザクIIの登場とうじょう旧式きゅうしきしたザクIや、損傷そんしょうして戦闘せんとう使用しようできなくなったザクIやザクIIを利用りようし、現地げんちにて急造きゅうぞうされたリサイクル兵器へいきである。各部かくぶ装甲そうこう撤去てっきょされ、コックピット建設けんせつ作業さぎょうしゃ操縦そうじゅうせきちかかたち改修かいしゅうし、うで作業さぎょうようウインチ大型おおがたスコップを装備そうびする。ただし、前述ぜんじゅつ経緯けいいゆえにまった仕様しよう存在そんざいせず、型式けいしき番号ばんごう便宜上べんぎじょうのものである。戦闘せんとうよう装備そうび撤去てっきょされている(使用しよう可能かのう兵器へいきはすべて機体きたいまわされた)ため、戦闘せんとうりょくはないにひとしい。

おもいちねん戦争せんそう中期ちゅうきからアジア西部せいぶやアフリカ戦線せんせん運用うんようされ、作業さぎょうよう重機じゅうきとして前線ぜんせんでの塹壕ざんごうりやバリケード作成さくせいトーチカ建設けんせつ補給ほきゅう物資ぶっし運搬うんぱん故障こしょう損傷そんしょうしたMSなどの回収かいしゅうもちいられた。

初出しょしゅつは『模型もけい情報じょうほう』1983ねん10がつごう裏表紙うらびょうしで、前面ぜんめんカラー画稿がこう設定せってい掲載けいさいされたが、型式けいしき番号ばんごう設定せっていされていない。同月どうげつ発行はっこうの『MSバリエーション ハンドブック3』でも「型式けいしき番号ばんごうたない」とされていた。『コミックボンボン同年どうねん12がつごうで「大河原おおかわら邦男くにおオリジナルメカ」として背面はいめんカラー画稿がこう掲載けいさいされ、型式けいしき番号ばんごうは「MS-06(W)」とされた。1984ねん2がつ発行はっこうの『講談社こうだんしゃポケットカード9 機動きどう戦士せんしガンダム MSVコレクション』では「MS-06W ザク一般いっぱん作業さぎょうがた」とされた。

当時とうじガンプラでの発売はつばい予定よていがあったが実現じつげんせず、2006ねん初期しょきのガンプラをダウンサイジングした「ガンプラコレクション」だい1だん商品しょうひんされた(このとき当時とうじのガンプラをイメージしたボックスアートも新規しんきにデザインされたほか、当時とうじのガンプラのほとんどがラインナップにはいっていた「ベストメカコレクション」の一環いっかんとして、当時とうじはNo.58でわっていたシリーズにあたらしく追加ついかあつかいでNo.59とパッケージに表示ひょうじされている)。

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム オレら連邦れんぽう愚連隊ぐれんたい』では、コロニーの破片はへん片腕かたうでげつけてミニ・トレーの主砲しゅほう破壊はかいする、ジム・ストライカー格闘かくとうせん互角ごかくたたかうなどの荒業あらわざ披露ひろうしており、通常つうじょう匹敵ひってきする戦闘せんとうりょくゆうした機体きたいとしてえがかれている。

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム U.C.0096 ラスト・サン』では、パラオのドックで作業さぎょうする2登場とうじょう。ザクIIをもとに改修かいしゅうされており、うち1頭部とうぶ動力どうりょくパイプがはずされている。

オンラインゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム オンライン』では、リペアトーチ、リペアポッド(弾薬だんやく補給ほきゅう機体きたい損傷そんしょう応急おうきゅう修理しゅうりする装備そうび)、マシンガン、ショットガン、ジャミングクラッカー、カメラガン、レーダーポッド、携行けいこうがたたい空砲くうほう運用うんよう可能かのう支援しえんとして登場とうじょうしている。

ザクタンク

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しょもと
ザクタンク
ZAKU TANK
型式けいしき番号ばんごう MS-06V
所属しょぞく ジオン公国こうこくぐん
地球ちきゅう連邦れんぽうぐん
生産せいさん形態けいたい 現地げんち改修かいしゅう
頭頂とうちょうだか 14.7m[1] / 12.5m[2]
本体ほんたい重量じゅうりょう 53.6t[1]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[2]
出力しゅつりょく 951kW[3]
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
3,200m[3]
武装ぶそう 3連装れんそう50mm[4]マシンガン
ビームほう[2]
ロケットほう[2]

『MSV』で設定せっていされ、テレビアニメ『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム』『機動きどう戦士せんしガンダムΖぜーたΖぜーた』『機動きどう戦士せんしガンダムUC』ほかにも登場とうじょう

いちねん戦争せんそう、ジオン公国こうこくぐんによって前線ぜんせん損傷そんしょうした機体きたいわせて改造かいぞうされたリサイクル兵器へいきザクII上半身じょうはんしんマゼラアタック車体しゃたいマゼラベースを可動かどうユニットをかいしてわせ、りょううで簡易かんいがたマニピュレータに交換こうかんしたもの。おもに運搬うんぱん建築けんちく回収かいしゅう作業さぎょうようとして使用しようされるが、拠点きょてん防衛ぼうえいなどの実戦じっせんにも投入とうにゅうされている。

アフリカ戦線せんせん工作こうさく作業さぎょう中隊ちゅうたいによって製作せいさくされたものが最初さいしょであり、その各地かくちひろまった。現地げんち改造かいぞうのためまった仕様しようはなく、様々さまざまなバリエーションが存在そんざいしたとされるが[5]一般いっぱんてきられるザクタンクはアフリカ戦線せんせん確認かくにんされた「サンドシープ」の愛称あいしょう機体きたいである。基本きほんてき武装ぶそう貧弱ひんじゃく車体しゃたいの3連装れんそう機銃きじゅうだけであるが、実戦じっせん投入とうにゅうされた機体きたいなかには武装ぶそう強化きょうかされたものもある。また、背部はいぶにはカセットタンクのほか、クレーンユニットやカーゴデッキなどの様々さまざまなオプションを装備そうびできる。

いちねん戦争せんそう終結しゅうけつ地球ちきゅう連邦れんぽうぐん接収せっしゅうされ、おもに土木どぼく工事こうじ使用しようされるが、そく歩行ほこう不利ふり整地せいちでの戦闘せんとうにも出動しゅつどうし、活躍かつやくしている[6]

設定せってい経緯けいい
初出しょしゅつは『コミックボンボン』1982ねん6がつごう掲載けいさいの「大河原おおかわら邦男くにおオリジナルメカシリーズ」で、カラー画稿がこう掲載けいさいされ、どう8がつごう作例さくれい掲載けいさいされた。のちに『MSV』にれられてプラモデルもされ、『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム』をはじめとする映像えいぞう作品さくひんにも登場とうじょうしている。
げきちゅうでの活躍かつやく
テレビアニメ『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム』だい12では、ジャブロー基地きち配備はいびされている機体きたい登場とうじょうする。なお、『Ζぜーたガンダム』ばん設定せっていには、マゼラベースの機銃きじゅうわりにビームほう搭載とうさいしたタイプもあるむねしるされていた[7]
テレビアニメ『機動きどう戦士せんしガンダムΖぜーたΖぜーただい41では、スタンパ・ハロイ所有しょゆう機体きたいとして登場とうじょうする。スタンパてい脱出だっしゅつするジュドー・アーシタいたるを2うが、うち1ビーチャ・オーレグ搭乗とうじょうするΖぜーたガンダムだいにされなかやぶする。
漫画まんが機動きどう戦士せんしムーンガンダム』では、宇宙うちゅう世紀せいき0091ねん南極なんきょくきゅう資源しげん開発かいはつ基地きち新生しんせいネオ・ジオンぐんによって運用うんようされている。マゼラ・ベース前面ぜんめんはいいた装備そうびしている。
小説しょうせつ機動きどう戦士せんしガンダムUC』では、地上ちじょうジオン残党ざんとうぐんすなまったガランシェール作業さぎょう使用しようする。アニメばんでは後述こうじゅつの「グリーンマカク」が登場とうじょうしている。

ザクタンク(グリーンマカク)

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ザクタンク(グリーンマカク)
ZAKU TANK
(GREEN MACAQUE)[8]
型式けいしき番号ばんごう MS-06V-6
所属しょぞく ジオン公国こうこくぐん
ジオン残党ざんとうぐん
生産せいさん形態けいたい 現地げんち改修かいしゅう
頭頂とうちょうだか 14.7m[8]
本体ほんたい重量じゅうりょう 53.6t[8]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[8]
武装ぶそう ロケット・ポッド[8]

『MSV』に登場とうじょう

密林みつりん伐採ばっさいし、進路しんろけいひらけすることをおも任務にんむとする。そのとお全身ぜんしん緑色みどりいろ塗装とそうされており、背部はいぶにクレーンユニットが装備そうびされ、アームが形状けいじょうことなるより大型おおがたのもの(ストンパー)に変更へんこうされている。車体しゃたいには機関きかんほうわりにたい車両しゃりょうようのミサイルポッドを装備そうび後述こうじゅつのゲーム作品さくひんでは180mmキャノンほう装備そうびしたものも登場とうじょうしている。おも東南とうなんアジアのボルネオ工作こうさく部隊ぶたい使用しようしている。

OVA『機動きどう戦士せんしガンダムUC』では、宇宙うちゅう世紀せいき0096ねん砂漠さばく不時着ふじちゃくしたガランシェールのげに使用しようされる。全身ぜんしんがデザートイエローに塗装とそうされている。

ザクタンク(ワイルドボア)

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ザクタンク(ワイルドボア)
ZAKU TANK
型式けいしき番号ばんごう MS-06V-8
所属しょぞく ジオン公国こうこくぐん
生産せいさん形態けいたい 現地げんち改修かいしゅう
頭頂とうちょうだか 12.0m
本体ほんたい重量じゅうりょう 78.4t
武装ぶそう 3連装れんそう33mm機関きかんほう
105mmマシンガン×2

メカニックデザイン企画きかくMSV-R』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごう戦後せんごあたえられたもの。

ひだり前腕ぜんわんはザクマシンガンを流用りゅうよう製作せいさくされた2連装れんそうマシンガンにかわそう。ザクマシンガンのマガジンのやく3.5ばい銃弾じゅうだん背部はいぶ大型おおがたマガジンラックに装弾そうだん、ベルトをとおしてマシンガンに装弾そうだんされる。装弾そうだんすう増加ぞうか車体しゃたいのマゼラ・ベースの安定あんていせいにより、射撃しゃげき性能せいのうかぎっては陸戦りくせんがたザクIIよりすぐれているとされる。ただ重量じゅうりょう増加ぞうかにより機動きどう性能せいのう低下ていかし、またくつたい切断せつだん増加ぞうかにより戦闘せんとうちゅうちょうしん旋回せんかい禁止きんしされている。機体きたいしょくは、きたヨーロッパではオフホワイトの冬季とうき迷彩めいさい南米なんべいのジャングル地帯ちたいでは3しょく迷彩めいさいとされ、またグリーン基調きちょう森林しんりん迷彩めいさい機体きたい存在そんざいする。確認かくにんされている機体きたい格納庫かくのうこ天井てんじょう干渉かんしょうするという理由りゆう頭部とうぶのブレードアンテナ先端せんたんがカットされている。

小説しょうせつ機動きどう戦士せんしガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、いちねん戦争せんそう終結しゅうけつ直後ちょくご中央ちゅうおうアジアの砂漠さばく地帯ちたいにある地下ちか基地きち潜伏せんぷくするもとジオンぐん整備せいびへいパーカー所有しょゆうする機体きたい登場とうじょうする。作業さぎょうよう背部はいぶにクレーンと荷台にだい装備そうびしている。

ザクタンク(だい08MS小隊しょうたいばん

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しょもと
ザクタンク
ZAKU TANK
型式けいしき番号ばんごう MS-06V
所属しょぞく ジオン公国こうこくぐん
生産せいさん形態けいたい 現地げんち改修かいしゅう
頭頂とうちょうだか 13m程度ていど[3]
本体ほんたい重量じゅうりょう 45t程度ていど[3]
出力しゅつりょく 899kW[3]
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
2,900m[3]

OVA『機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい』に登場とうじょう

上半身じょうはんしんはザクIをさい利用りようしており、機銃きじゅうもなく武装ぶそうだが、りょううで大型おおがたのクレーンアームにかわそうされており、車体しゃたい前面ぜんめんにドーザープレート、アーム後方こうほうにカウンターウエイトを装備そうびするなど、工事こうじようけんとしての特徴とくちょうがよりつよあらわれている。

だい5で、ジオンぐんつかまったエレドア・マシスミケル・ニノリッチってげようとする。

ヤークトザク

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ホビージャパン刊行かんこう書籍しょせき『GUNDAM GAMES TACTICS別冊べっさつ』に掲載けいさいされた火力かりょく支援しえんがたザクタンク。

マニピュレーターは通常つうじょうがたで、右腕うわん大型おおがたの203mmたいMSライフルを携行けいこう。ランドセルにはM4シャーマンカリオペのように24連装れんそう240mmロケットランチャー搭載とうさいしている。はしほうてき運用うんようがなされ、火器かき反動はんどうささえるために車体しゃたい後部こうぶにはちゅうすき装備そうびしている。ハノーヴァーだいじゅうはち装甲そうこう擲弾へい師団しだんだいよんじゅうたいMS駆逐くちく大隊だいたい所属しょぞくとされる。

ザクタンク MS BOYS

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漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立どくりつ戦争せんそう-』に登場とうじょう時期じきによってほかのMSの部品ぶひん使つかって修理しゅうりされており、3つのバージョンに区分くぶんされる。

ザクタンク(サンダーボルトばん

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漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルト』に登場とうじょうするザクタンクは、りょううでわりにキャノンほうけられており、マゼラベースがわにマニピュレーターがある。また、マゼラベース前部ぜんぶに3連装れんそうほうわってパワーショベル、後部こうぶくつたい追加ついかされており高速こうそく移動いどう可能かのうとなっている。コックピットはふく

南洋なんよう同盟どうめいによって運用うんようされる。サイコ・ザク マークII試作しさく1号機ごうき模擬もぎせんさいレヴァン・フゥ僧正そうじょうドニー・ラウ僧都そうず搭乗とうじょうし、サイコ・ザクのパイロットのダリル・ローレンツが「破壊はかいする快楽かいらく」におぼれて味方みかた撃破げきはしかねない状況じょうきょうかねて遠方えんぽうから砲撃ほうげきする。サイコ・ザク マークIIのかん全体ぜんたい32をシャトルで宇宙うちゅうげるためのおとり作戦さくせんではクローディア・ペールとドニーが搭乗とうじょうし、タール火山かざん基地きち潜水せんすいかんドックで試作しさく1号機ごうきアトラスガンダム交戦こうせんするダリルのもとに、調整ちょうせい完了かんりょうした完全かんぜんたいのサイコ・ザク マークII 2号機ごうき運搬うんぱんするが、2号機ごうきたてとなりアトラスガンダムのビーム・サーベルでコックピットをつらぬかれ爆発ばくはつする。

そのマイナーバージョン

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特殊とくしゅ歩兵ほへい中隊ちゅうたい支援しえん
『MSV』で文字もじ設定せっていのみ掲載けいさい名称めいしょう便宜べんぎてきなもので、特殊とくしゅ歩兵ほへい中隊ちゅうたい使用しようするキュイを2だい積載せきさいした特殊とくしゅトレーラーを牽引けんいんし、いちねん戦争せんそう末期まっき実戦じっせん投入とうにゅうされている。
ザクタンク(ビームほう装備そうびがた
漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』に登場とうじょう名称めいしょう便宜べんぎてきなもので、作中さくちゅうでも不明ふめい
右肩みぎかたザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルを転用てんようしたビームほう装備そうびしている。円筒えんとうがたのジェネレーターを背負せおっており、ザクI・スナイパータイプのランドセルとは形状けいじょうことなる。頭部とうぶザク強行きょうこう偵察ていさつがたのもの、右腕うわん通常つうじょうのザクIIのもので、MMP-80ザク・マシンガン携行けいこうする。
宇宙うちゅう世紀せいき0094ねん連邦れんぽう・ジオンのMSの混成こんせいによるとうによって運用うんようされるが、連邦れんぽうぐんフレスベルクたい量産りょうさんがたΖぜーたΖぜーたガンダムいちげき撃破げきはされる。
ザクタンク(キャノンほう仕様しよう
ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム ギレンの野望やぼう』シリーズに登場とうじょう。MS-06K ザクキャノンの180mmキャノンほう搭載とうさいのランドセルを装備そうびした機体きたい
ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム 戦場せんじょうきずな』では同様どうよう機体きたいのほか、グリーンマカクにザクキャノンのランドセルを装備そうびしたグリーンマカク(キャノンほう仕様しよう存在そんざいする。なお、ゲームの仕様しようじょう機体きたい底部ていぶにはブースターが装備そうびされており、高速こうそく移動いどうやブーストジャンプが可能かのうとなっている。
ザクタンク(砲撃ほうげき仕様しよう
ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム バトルオペレーション』に登場とうじょう。キャノンほう仕様しよう同様どうように180mmキャノンほう装備そうびしているほか、上半身じょうはんしんはザクIIのものをほぼ改造かいぞう流用りゅうようしており、りょううでにMMP-80マシンガンをけい2てい携行けいこうしている。また、車体しゃたい機関きかんほう多連装たれんそうミサイル・ランチャーにかわそうされ、機体きたい底部ていぶ装備そうびされたスラスターによるジャンプも可能かのうとなっている。

ザク・マインレイヤー

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『MSV』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-06F)。

ザクIIの背部はいぶバックパックを機雷きらい(ハイドボンブ)射出しゃしゅつとスラスターを装備そうびした大型おおがたバックパックにかわそうしたタイプである。機雷きらい散布さんぷ目的もくてきとした機体きたいであり、プロペラントのぞうせきにより通常つうじょうのMS-06Fの5ばい行動こうどう時間じかんようする一方いっぽう大型おおがた散布さんぷようバックパックの重量じゅうりょうにより運動うんどう性能せいのう鈍重どんじゅうとなっている。頭部とうぶユニットとバックパックがケーブルで直結ちょっけつしていて、通信つうしん機能きのう指揮しきかんなみに強化きょうかされている。型式けいしき番号ばんごうはMS-06Fのままとなっている。

大戦たいせん初期しょきには連邦れんぽうぐん艦艇かんていおおきな被害ひがいあたえていたが、大戦たいせん後半こうはんジム登場とうじょうすると鈍重どんじゅう当機とうき被害ひがい次第しだいおおきくなっていき、活動かつどう範囲はんいせばめられていった。また、ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム いちねん戦争せんそう』では、宇宙うちゅう攻撃こうげきぐん拠点きょてんソロモン配備はいび登場とうじょう。これはドズル・ザビ専用せんようMS-06Fをした機体きたいで、ドズル特徴とくちょうであるりょうかたのスパイクアーマー、えん金色きんいろエングレービングふうのカラーリング、大型おおがたヒートホーク装備そうびほどこされている。通常つうじょう指揮しきかんの2種類しゅるいがある。

漫画まんがゼロのきゅうザク』では、ソロモンを脱出だっしゅつしたニルス・テオレルらを救助きゅうじょしたチベきゅうじゅう巡洋艦じゅんようかん「チェーホフ」を旗艦きかんとした部隊ぶたい運用うんようとして複数ふくすう登場とうじょう。「チェーホフ」艦長かんちょうのイリアスの機体きたいにはブレードアンテナが装備そうびされている。

画稿がこう初出しょしゅつは1982ねん4がつ講談社こうだんしゃ発行はっこうした『SFプラモブック(1) 機動きどう戦士せんしガンダム』どう書籍しょせき掲載けいさい呼称こしょうは「ザク=オプショナルパーツ」[9]。プラモデルされたさいは、バックパックをともに製品せいひん付属ふぞくする一般いっぱんがたようかわそうすればノーマルのザクIIとなるうえ、さらにプロポーションの改善かいぜんきゅうキットでは再現さいげんされなかった可動かどう実現じつげんしたリメイクてき商品しょうひんとなり、「完璧かんぺきばんノーマルザク」とうたわれた[10]のちとうキットをベースに06Rの携帯けいたい武装ぶそう付属ふぞくさせた、シャア専用せんようザクのスペシャルキットがキャンペーンよう景品けいひんとして用意よういされ、ガンプラ購入こうにゅうしゃ店頭てんとうでの抽選ちゅうせんおこない、当選とうせんしゃくばられたことがあり、一般いっぱん販売はんばいではないが明確めいかくなリニューアルキットとしてHGガンダム以前いぜん存在そんざいしたはじめてのガンプラでもある。マスターグレードでもザクVer.2.0のバリエーションキットとして発売はつばいされている。

ザク・トレーナー(訓練くんれんようザクII)

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ザク・トレーナーは、プラモデル企画きかく『モビルスーツバリエーション』(MSV)に登場とうじょうするMS。教習きょうしゅう訓練くんれんようとも呼称こしょうされる(型式けいしき番号ばんごう:MS-06T)。

ジオンぐんにおけるしん兵器へいきMSに新兵しんぺいらさせるべく、もっと量産りょうさんされたザクII(のちにCがたからの改造かいぞう設定せってい変更へんこうされる)を改造かいぞうして練習れんしゅうとしたもの。初出しょしゅつ書籍しょせきガンダムセンチュリー』。機体きたい改造かいぞうかんしては、コックピットをふくしき改造かいぞうして垂直すいちょくれんのモノアイレールを設置せっちしたせつ[11]と、コックピットのふくのみを改造かいぞうてんとするせつ[12]わかれ、デザインえがかれなかった。そのため、ガンプラブームには、モデラーなりの解釈かいしゃくくわえた改造かいぞうモデルがおお製作せいさくされた。

その、ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム 戦場せんじょうきずな』において、Fがた改造かいぞうした設定せっていザク・トレーナータイプという名称めいしょう登場とうじょう特色とくしょくとして、胸部きょうぶにモノアイと固定こていバルカンほう装備そうびしたボディユニットをんでいることがげられる。また、連邦れんぽうぐんMSとの戦闘せんとう考慮こうりょして機体きたい各部かくぶ発光はっこうバンパーが装着そうちゃくされ、機体きたい遮蔽しゃへいぶつかく訓練くんれん使用しようされた。シルエットはFがたとさほどの相違そういはないが、かたスパイクは排除はいじょされている。

ザクMS工兵こうへい仕様しよう

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ザクMS工兵こうへい仕様しようは、ホビージャパン刊行かんこう書籍しょせき『GUNDAM GAMES TACTICS別冊べっさつ』に登場とうじょうするMS。陸戦りくせんがたザクII(Jがたのバリエーションの一種いっしゅである(型式けいしき番号ばんごう:MS-06J)。

陸戦りくせんがたザクIIの工兵こうへい仕様しようで、2はつたいMS地雷じらいとバックパックを燃料ねんりょうタンクとする火炎かえん放射ほうしゃ武装ぶそうしているほか、りょうむねにスモークディスチャージャーを装備そうびし、あしにはツィメリットコーティングほどこされている。オランダ南部なんぶ活動かつどうしていただいじゅうなな装甲そうこう師団しだんだいじゅうろく装甲そうこう工兵こうへい大隊だいたいMS工兵こうへい小隊しょうたいでの運用うんよう確認かくにんされている。

エネルギー・バックアップよう随伴ずいはん

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エネルギー・バックアップよう随伴ずいはんは、メカニックデザイン企画きかく『F.M.S』(福地ふくちモビルスーツステーション)に登場とうじょうするMS。

ドズル専用せんようザク後期こうきがた腹部ふくぶ2れんメガ粒子りゅうしほうへのエネルギー供給きょうきゅう目的もくてきとする「機動きどうバックパック」としてザク系列けいれつもと開発かいはつされた機体きたい基本きほんてき機体きたい形状けいじょうザクIIあらため類似るいじしており、あしはスラスターにかわそうされている。武装ぶそうたず、りょうかたのショルダーアーマーにもスパイクは装備そうびされていない。

マニピュレイションシステム装着そうちゃくがたMS-06(ザクII)

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マニピュレイションシステム装着そうちゃくがたMS-06(ザクII)は、雑誌ざっしB-CLUB」66ごう(1991ねん5がつ発行はっこう)に登場とうじょうする作業さぎょうようMS。正規せいき型式けいしき番号ばんごう不明ふめいだが便宜べんぎてきMS-06MP呼称こしょうされている。

いちねん戦争せんそう末期まっき宇宙うちゅう空間くうかんでの作業さぎょうよう既存きそんのザクIIと作業さぎょうようポッドをわせて開発かいはつされた。

ランドセル部分ぶぶんから4ほんマニピュレーターが(2ほんかたうえ、2ほんわきしたとおって)まえしている。マニピュレーターはザクII本来ほんらいうでよりながいが華奢きゃしゃゆびかずすくなく(うえのマニピュレーターはゆび2ほんしたのは3ほん)、精密せいみつ作業さぎょう専用せんようとされている。2人ふたりりで、マニピュレーター操作そうさいん胸部きょうぶ(イラストではひだりむねだが、説明せつめいぶんにはみぎむねかれている)からしてもうけられた、ユンボ運転うんてんせきのようなまどいたボックスにはいり、しながら操作そうさする。

生産せいさんすうはわずか3〜4しかなく、ぜんソーラ・レイ改造かいぞう作業さぎょう投入とうにゅうされている。

この機体きたいについては、その発行はっこうされた書籍しょせき掲載けいさいされていなかったが、2011ねん発行はっこうの『モビルスーツ全集ぜんしゅう3 ザクBOOK』(双葉社ふたばしゃ)に画稿がこう掲載けいさいされている。『機動きどう戦士せんしガンダムMSだい全集ぜんしゅう2013[+線画せんが設定せっていしゅう]』において、ほんは「F91 MSV」に分類ぶんるいされている[13]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい全集ぜんしゅう98』メディアワークス、1998ねん5がつ、22ぺーじ
  2. ^ a b c d 機動きどう戦士せんしガンダム 公式こうしき百科ひゃっか事典じてん GUNDAM OFFICIALS』330ぺーじ
  3. ^ a b c d e f 『ガンダムメカニクス2』ホビージャパン、1998ねん12月。
  4. ^ ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズ。
  5. ^ 『NEO COMICS 機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい フィルムコミック 5 やぶられた待機たいき命令めいれい辰巳たつみ出版しゅっぱん、1997ねん12月、102-103ぺーじ。(ISBN 978-4886412812)
  6. ^ ひるMSザクタンク 2021.
  7. ^ OUT』1985ねん6がつごう、みのり書房しょぼう、105ぺーじ
  8. ^ a b c d e 機動きどう戦士せんしガンダムUC メカニック&ワールド ep 4-6』双葉社ふたばしゃ、2013ねん5がつ、81ぺーじ
  9. ^ 『SFプラモブック1 機動きどう戦士せんしガンダム』講談社こうだんしゃ、1982ねん4がつ、13ぺーじISBN 4-06-174381-3
  10. ^ モデルグラフィックス』2008ねん4がつごうだい日本にっぽん絵画かいが、22ぺーじ
  11. ^ ガンダムセンチュリー』みのり書房しょぼう、37ぺーじ
  12. ^ 講談社こうだんしゃ機動きどう戦士せんしガンダム モビルスーツバリエーション1 ザクへん』76ぺーじ
  13. ^ 機動きどう戦士せんしガンダムMSだい全集ぜんしゅう2013[+線画せんが設定せっていしゅう]』87ぺーじ、332ぺーじ

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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