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ドム

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ドム (DOM) は、「ガンダムシリーズ」に登場とうじょうする架空かくう兵器へいき有人ゆうじん操縦そうじゅうしきひとがた機動きどう兵器へいきモビルスーツ (MS)」のひとつ。初出しょしゅつは、1979ねん放送ほうそうテレビアニメ機動きどう戦士せんしガンダム』。

作中さくちゅうてきがわ勢力せいりょくであるジオン公国こうこくぐん陸戦りくせんよう量産りょうさんザクなどそれまでのMSよりもふとくがっしりした体型たいけいで、「じゅうMS」とばれる。十文字じゅうもんじ範囲はんいうご頭部とうぶモノアイ・カメラと、地表ちひょうホバー移動いどう高速こうそく滑走かっそうできるのが特徴とくちょうである。げきちゅうではルウム戦役せんえきげた小隊しょうたいくろ三連星さんれんせい」の搭乗とうじょうとしてはつ登場とうじょうし、3連携れんけいにより主人公しゅじんこうアムロ・レイ所属しょぞくする地球ちきゅう連邦れんぽうぐんホワイトベースたいくるしめる。のちのジャブロー攻略こうりゃくせんでは一般いっぱん登場とうじょうし、宇宙うちゅうでも改修かいしゅうがたリック・ドム多数たすう登場とうじょうする。

ほん記事きじでは、続編ぞくへん外伝がいでん作品さくひんなどに登場とうじょうするバリエーションなどについても解説かいせつする。宇宙うちゅうよう派生はせいについては「リック・ドム」を参照さんしょう

デザイン[編集へんしゅう]

大河原おおかわら邦男くにおがラフデザイン(だい1稿こう)および参考さんこうようデザインをえがき、安彦やすひこ良和よしかずがクリーンアップしたものが決定けってい稿こうとなった[1]参考さんこうようデザインは決定けってい稿こうより細身ほそみであるが、デザインはひじなどをのぞきほぼ完成かんせいしている。この参考さんこうようデザインを、設定せっていじょう計画けいかくにおけるデザインとする資料しりょうもある(後述こうじゅつ)。決定けってい稿こうには「ようするにズングリ・ドッシリスタイルにしてください(目方めかたはガンダムよりおもたいかんじ)」「あたまはドッシリ、ちいさめ…」とのみがある[2]大河原おおがわらは、はかまのようなものがいているので、あかどうすずすけじゃないけど「武士ぶし」というイメージはあるとのちにかたっている[3]

ほん本編ほんぺんでのシンプルな外観がいかん初期しょき稿こうからゆうしていたわけではなく、だい1稿こうではかく頭部とうぶおお動力どうりょくパイプ、すみばったかたスパイクなどがまれていた[4]

ほん地表ちひょう滑走かっそうする設定せっていになったのはが1まいむからであり、重力じゅうりょくでMSがうごいたらこのようになるといううごきを表現ひょうげんしようとすると作画さくが枚数まいすうえてしまい、毎週まいしゅう『ガンダム』がオンエアできるかどうかからなくなってしまうからだと、そう監督かんとく富野とみのゆかりゆうのインタビューでかたっている[5]続編ぞくへんの『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム以降いこうは、MSがあしなどのスラスターをもちいて地表ちひょう滑走かっそうする様子ようすおおえがかれた。

設定せってい解説かいせつ[編集へんしゅう]

しょもと
ドム
DOM
型式けいしき番号ばんごう MS-09 / MS-09B[6]
頭頂とうちょうだか 18.6m[7] / 18.2m[8]
本体ほんたい重量じゅうりょう 62.6t[7]
全備ぜんび重量じゅうりょう 81.8t[7] / 90t[8]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうはがねスチール合金ごうきん[8]
チタン・セラミックふくごうざい[9]
出力しゅつりょく 1,269kW[7](70,000馬力ばりき[8]
推力すいりょく 58,200kg[7]
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
5,400m[10]
最高さいこう速度そくど 諸説しょせつあり
(「機体きたい構造こうぞう」を参照さんしょう
武装ぶそう ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
胸部きょうぶ拡散かくさんビームほう
ザク・マシンガン
搭乗とうじょうしゃ ガイア
オルテガ
マッシュ
(「げきちゅうでの活躍かつやく」を参照さんしょう

ザクやグフといったMSは、重力じゅうりょくにおける展開てんかいにはおおきな問題もんだいかかえていた[11][12]。これらの移動いどう歩行ほこうによるか、車両しゃりょうによる運搬うんぱんでおこなわれるが、展開てんかい速度そくどおそすぎたのである[11][ちゅう 1]。このため、MSの自力じりきでの単独たんどく飛行ひこう目指めざしたグフ飛行ひこう試験しけんがた開発かいはつされるも失敗しっぱいわり、どう計画けいかくはグフのサブフライトシステムとしてド・ダイYS連携れんけい運用うんようすることで昇華しょうかされている[14]。この問題もんだい抜本ばっぽんてき解決かいけつするため[15]ホバークラフト応用おうようしたMSの開発かいはつツィマットしゃ開始かいしされる[13]

当初とうしょ純粋じゅんすいなホバークラフトによるものが考案こうあんされるが[16]兵器へいき搭載とうさいりょう問題もんだいから却下きゃっかされ[17]最終さいしゅうてきにはより推力すいりょくたか[16]ねつかくジェット・エンジン[13][ちゅう 2]にホバークラフトの技術ぎじゅつ応用おうようしたものにいている[11][ちゅう 3]

計画けいかくのデザインはこう機動きどうがたザクII(R-2がた程度ていどのボリュームであったが、試作しさく手直てなおししていくなかでプロポーションが修正しゅうせいされている[ちゅう 4]大型おおがたのシールドなどのかたよった装備そうび高速こうそく移動いどうさい余剰よじょうなモーメントを発生はっせいさせることから、機体きたい装甲そうこうそのものを左右さゆう対称たいしょうにバランスさせたうえで強化きょうかする方向ほうこう設計せっけいされている[20]。また、各種かくしゅスラスターなど高速こうそく移動いどうよう装備そうび内装ないそうにともなう構造こうぞう強化きょうかなどのため、フレーム自体じたい既存きそん機体きたい上回うわまわ堅牢けんろうさがもとめられる[20]。これらのことから、自重じちょう増大ぞうだい設計せっけい段階だんかい判明はんめいしている[20]。ツィマットしゃによって導入どうにゅうされた技術ぎじゅつやコンセプトにはユニークなものもおおく、くわえて整備せいびせいたかさなども、のちの空間くうかんせんようMSとしての採用さいよう後押あとおししたといわれる[21]

コンパクトなねつかくジェット・エンジンの開発かいはつ困難こんなんきわめ、開戦かいせんから半年はんとし以上いじょう経過けいかしてプロトタイプ完成かんせいする[13][ちゅう 5]。その各部かくぶスラスターや[18]動力どうりょくパイプが内装ないそうされ[23]装甲そうこう形状けいじょうそらりょくてき見直みなおしをけたあと[18]すう週間しゅうかんには制式せいしき採用さいようされて[12]グラナダキャリフォルニアベース生産せいさんすすめられている[24]ほん限定げんていされた作戦さくせんいきでの運用うんよう前提ぜんていとした「局地きょくちせんようMS」として設計せっけいされているが、その性能せいのうたかさからグフわる主力しゅりょくとしてもおおあつかわれているという[25]

標準ひょうじゅん塗装とそうくろ薄紫うすむらさき基調きちょうに、胸部きょうぶがグレー、モノアイ周縁しゅうえん装甲そうこう内側うちがわあかけられている。これはほんはじめて受領じゅりょうした「くろ三連星さんれんせい」のカラーリングを踏襲とうしゅうしているともいわれるが[18]実際じっさいには以前いぜんから配色はいしょく決定けっていしており、事情じじょうらない当時とうじのメディアによる憶測おくそくがいつのまにか定説ていせつとなったとかた研究けんきゅうしゃすくなくないという[25]

機体きたい構造こうぞう[編集へんしゅう]

頭部とうぶ
グフ試作しさく実験じっけんはじめてれられた2次元じげん軌道きどうをもつモノアイ・レールの採用さいようにより、対空たいくう戦闘せんとうなどでも上方かみがた視界しかい確保かくほすることが可能かのうとなっている。また、補助ほじょセンサーの高性能こうせいのうにともない、がわかた視界しかいはモノアイを使用しようしなくても十分じゅうぶん捜索そうさくできることもあり、しゅセンサーを側面そくめんける必要ひつようがなくなったともいわれる。頭部とうぶ胸部きょうぶ一体化いったいかされた構造こうぞうは、被弾ひだんりつ軽減けいげんし、てき銃弾じゅうだんなどを可能かのうかぎとべだんさせるためにも有効ゆうこう手段しゅだんであったらしいとされる[20]
胴体どうたい
ブロック構造こうぞう導入どうにゅうされており[21]腹部ふくぶのジェネレーター・ブロックと胸部きょうぶ腰部ようぶべつブロックに分割ぶんかつされ、機体きたい可動かどうやメンテナンス、機能きのう向上こうじょう配慮はいりょした設計せっけいとなっている[26]。この構造こうぞうはのちに開発かいはつされるMSにも採用さいようされており、とく構造こうぞうてきにスラスターなどをかこむように設計せっけいされた腰部ようぶの「スカート・アーマー」は、MSのどころであった部位ぶい被弾ひだんりつ圧倒的あっとうてき低減ていげんしている[26]
コックピット・システムは、ホバー走行そうこう対応たいおうするためにグフまで共用きょうようであったものから変更へんこうされており、操作そうさけいにも改良かいりょうがほどこされている[9]搭乗とうじょう方式ほうしきはダイレクト・インとなっているが、搭乗とうじょうハッチは飛躍ひやくてき強化きょうかされている[26]。ただし、砂漠さばく湿地しっちたいなどに展開てんかいしている部隊ぶたいからは、昇降しょうこうさいにコンソールが汚損おそんしやすいとの苦情くじょうすくなくなかったらしいとされる[26]
うで
当初とうしょから地球ちきゅうじょうでの運用うんよう想定そうていされており、徹底的てっていてき防塵ぼうじん処理しょりがほどこされている。また、ジャイアント・バズをささえ、十分じゅうぶんまわ可能かのうなトルクをもつ。これらにより、既存きそん機体きたいよりうで大型おおがたしている[20]
あし
ねつかくジェットでおくんだ高温こうおんだかあつ圧搾あっさく空気くうき[20]密閉みっぺいされたあしそこ[23]地表ちひょうとのあいだ表面ひょうめん効果こうか発生はっせいさせることで対地たいち摩擦まさつ相殺そうさいし、機体きたい地表ちひょうから微妙びみょう浮上ふじょうさせる[20]。そして、背部はいぶおよび腰部ようぶあし後方こうほう推進すいしんようスラスターによって機動きどうをおこなう[20]移動いどう速度そくどげると表面ひょうめん効果こうかおおきくなることから、巡航じゅんこうにはねつかくジェットのみでの走行そうこう可能かのうであるという[20]。つまさきには高低こうてい障害しょうがいぶつ感知かんちするための[23]センサーが設置せっちされているため、整地せいちでも走破そうは可能かのうである[20]。ホバー走行そうこう使用しよう時間じかん延長えんちょうするため、MSのあし推進すいしんざいタンクとしてはおおきいサイズのものが採用さいようされていることから、あし大型おおがたしている[23]。100トン以上いじょう液体えきたい水素すいそ積載せきさいし、5あいだ程度ていどのホバー走行そうこう可能かのうである[13]巡航じゅんこう速度そくど時速じそく90キロメートル[21][7]最高さいこう速度そくど時速じそく110キロメートル[8]、180キロメートル[27]、240キロメートル[21][7]、380キロメートル[9][13]諸説しょせつある。

武装ぶそう[編集へんしゅう]

ジャイアント・バズ
型式けいしき番号ばんごうGB03K/360mm[26]
ハニーウォール&ライセオン (H&L) しゃせい[28][26]。360ミリロケットほうで、砲弾ほうだん後部こうぶ並列へいれつ弾倉だんそうに10はつ装填そうてんされている[13]本体ほんたい部分ぶぶんからパイプをとおしておくられる液体えきたい燃料ねんりょうそうやくとして射出しゃしゅつされ、直後ちょくごにロケット・モーターに点火てんかしてぞうそくする[13]
キャリフォルニアベースの軍港ぐんこう施設しせつから、連邦れんぽうぐん戦艦せんかんようの360ミリ規格きかく弾頭だんとう多数たすう発見はっけんされ、生産せいさんラインも簡単かんたん復旧ふっきゅうできたことから、これを射出しゃしゅつ可能かのう装備そうびとしてほんへいそう開発かいはつされる[18]基本きほん設計せっけいはそれまでに試作しさくされていた320ミリなどのラージサイズ・バズーカをスケール・アップしただけのものであるが[18]結果けっかてきいちねん戦争せんそう使用しようされたMSよう携行けいこう装備そうびとしては最大さいだいきゅう威力いりょくをもつものとなっている[18][29]。キャリフォルニアベース北部ほくぶ試射ししゃじょうにおける試射ししゃでは、威力いりょくはのちのゲルググようビーム・ライフルにはおよばないものの、一撃いちげき巡洋艦じゅんようかんクラスの宇宙うちゅう艦艇かんてい大破たいはさせている[18]。のちにリック・ドム武装ぶそうとして宇宙うちゅうでも多用たようされ、ジオン本国ほんごくやグラナダでも生産せいさんされている[29]。ドムおよびリック・ドムの代名詞だいめいしてきへいそうであるが[21]公国こうこくぐん基本きほんMS規格きかくにしたがってつくられているため[29]大戦たいせん末期まっきにはのMSでも多用たようされており[26]、ザクIIのパイロットが愛用あいようしたれいもある[29]
なおほん武装ぶそうどう形状けいじょうの、人間にんげん携行けいこうできるサイズのものも映像えいぞう作品さくひん確認かくにんできる。『機動きどう戦士せんしガンダム』最終さいしゅうばなしでは、シャア・アズナブルア・バオア・クー内部ないぶのこされていたものをひろい、キシリア・ザビ座乗ざじょうして脱出だっしゅつしようとするザンジバルのブリッジを狙撃そげきしているが、ビームらしきひかりじょうはっしている。また、『機動きどう戦士せんしガンダムΖぜーたΖぜーただい41でもエル・ビアンノ携行けいこうして発砲はっぽうしているが、こちらは実体じったいだんしている。
ヒート・サーベル
型式けいしき番号ばんごうType 2[26]
白兵戦はくへいせんよう装備そうびで、サーベル部分ぶぶん白熱はくねつし、てき溶断ようだんする[26]。エネルギーをこう効率こうりつねつへと変換へんかんするデバイスを使用しようしているものの、消耗しょうもうはげしく基本きほんてきには使つかてである[26]放電ほうでん機能きのうゆうする[13]
拡散かくさんビームほう
胸部きょうぶ左側ひだりがわ装備そうび当初とうしょはビームへい器用きようのエネルギー・サプライ・ターミナルとして設置せっちされたらしいとされるが[26]十分じゅうぶん出力しゅつりょくられず[21]、またビーム兵器へいき自体じたい開発かいはつ遅延ちえんもあり[26]善後ぜんごさくとして眩惑げんわくよう欺瞞ぎまん装備そうび増設ぞうせつされたといわれる[26]威嚇いかくよう短距離たんきょりビームほうとしても使用しよう可能かのう[21]
だい25の「オデッサの激戦げきせん」のBパートでメガ粒子りゅうしほうとして使用しようしていた、ガンダムはシールドでふせいでいた。(胸部きょうぶのビームほうとしての使用しようはここだけ)
漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム アグレッサー』では、照射しょうしゃすることで相手あいてのビーム・サーベルのビームを固定こていしているIフィールド破壊はかいし、一瞬いっしゅんではあるが使用しよう不能ふのうにしている。
その
OVA『機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたいだい10冒頭ぼうとうでは、ザク・マシンガン携行けいこうする機体きたい登場とうじょうする。
漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム0079だい5かんでは、マッシュ戦死せんしくろ三連星さんれんせいがジャイアント・バズのほかにMMP-80やシュツルムファウストを装備そうびし、2度目どめたいガンダムせんのぞんでいる。
漫画まんが『ザ・ブルー・ディスティニー』では、トリスタン少尉しょうい機体きたい両手りょうてにザク・マシンガンを携行けいこうするほか、ザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルも使用しようしている。

げきちゅうでの活躍かつやく[編集へんしゅう]

テレビばんだい20において、ランバ・ラルのセリフに「局地きょくちせんようじゅうモビルスーツ・ドム」のかたり登場とうじょうするのが名称めいしょうとしてのはつ登場とうじょうとなる。テレビばんだい24オデッサ作戦さくせん開始かいし直前ちょくぜんくろ三連星さんれんせいとも登場とうじょうした3画面がめんじょうはつ登場とうじょうとなり、三連星さんれんせいホワイトベース (WB) たい夜襲やしゅうをかける。照明しょうめいだん発射はっしゃするミデア輸送ゆそう撃墜げきついし、Gアーマーガンキャノンガンタンク翻弄ほんろうし、WBににくせりする。Gアーマーからボルトアウトしてちはだかるアムロのガンダムたいし、三位一体さんみいったい戦法せんぽうである「ジェット・ストリーム・アタック」を2仕掛しかけるも、あといちおよばずマッシュ撃破げきはされ撤退てったいする(詳細しょうさいジェット・ストリーム・アタック参照さんしょう)。だい25ではマッシュのかたきつべく、オデッサ作戦さくせんさい戦闘せんとうドップ編隊へんたいしたがえて2出撃しゅつげき、ふたたびWBたい襲撃しゅうげきする。オルテガガンタンクひだりくつたいを、ガイアはガンキャノンのひだりつまさき破壊はかいするが、Gスカイ・イージーったガンダムとの白兵戦はくへいせんで2とも撃破げきはされる。劇場げきじょうばん機動きどう戦士せんしガンダムII あい戦士せんしへん』ではだい24と25戦闘せんとう編集へんしゅうされ、マッシュ撃破げきは直後ちょくごにガイアもガンダムに、ほぼ同時どうじにオルテガセイラ・マスコア・ブースター撃破げきはされる展開てんかい変更へんこうされている[ちゅう 6]

本来ほんらいドズル・ザビいのちによってランバ・ラルたい供与きょうよされるはずの機体きたいであるが、マ・クベ策略さくりゃくによってにぎりつぶされる様子ようすだい20えがかれており、「ドム」の名称めいしょうどうはなし初出しょしゅつとなっている。マ・クベの副官ふっかんウラガンは、ラルにたい補給ほきゅうせんとともにほん撃破げきはされたと虚偽きょぎ報告ほうこくをおこなっている。

だい29では、ジャブロー攻略こうりゃくせんすうガウ攻撃こうげき空母くうぼから降下こうかするが、1対空たいくう砲火ほうか撃墜げきついされる。劇場げきじょうばんでは、ジャブロー地下ちかあらたに1登場とうじょうし、ガンダムに撃破げきはされている。

機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい』ではだい10登場とうじょうかたあしアーマーのデザインがややことなっている。対空たいくう戦闘せんとうではザク・マシンガンを、たいMSせんではジャイアント・バズを使用しようする。陸戦りくせんがたガンダムめるも、量産りょうさんがたガンタンク背中せなかたれて撃破げきはされる。

MS IGLOO 2 重力じゅうりょく戦線せんせん』ではだい3登場とうじょう。オデッサ作戦さくせんにおいて、ダブデきゅう陸戦りくせんてい護衛ごえいとして2陸戦りくせん強襲きょうしゅうがたガンタンク迎撃げいげきする。1はガンタンクからの主砲しゅほう砲撃ほうげき足元あしもと地面じめん着弾ちゃくだんして転倒てんとう、もう1はヒートサーベルでしゅ砲身ほうしん切断せつだんするも、反撃はんげき胴体どうたいけてバランスをくずしたところに燃料ねんりょうタンクをぶつけられて炎上えんじょうし、てき突破とっぱゆるししてしまう。

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム THE ORIGIN』では、くろ三連星さんれんせい機体きたいにオリジナルの部隊ぶたいマークが追加ついかされた。「ジャブローへん」では、アニメばん同様どうよう三連星さんれんせいによる3構成こうせいされ、ガンキャノンとガンタンクを大破たいはさせたのちガンダムにいどむが、マッシュ撃破げきはされ撤退てったいする。の「オデッサへん」ではガイア、オルテガを隊長たいちょうかく小隊しょうたいあたり4ずつけい8のドム中隊ちゅうたい編成へんせい。「ダブルジェットストリームアタック」なるしん戦法せんぽうでふたたびいどむも、ニュータイプ能力のうりょく目覚めざめたアムロのてきではなく、ガンダム1全滅ぜんめつさせられている。なお、拡散かくさんビームほう使用しようしていない。

漫画まんがMS戦記せんき 機動きどう戦士せんしガンダム0079外伝がいでん』では、物語ものがたり終盤しゅうばん主人公しゅじんこうフレデリック・ブラウン軍曹ぐんそう所属しょぞく部隊ぶたいがドムに搭乗とうじょうし、ジャブロー攻略こうりゃくせん参加さんかする。

ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム バトルオペレーション2』では、通常つうじょうへいそうくわえてザクII右肩みぎかたシールド(ゲルググMなどのようにスパイクは追加ついかされていない)を左手ひだりて携行けいこうし、MMP-78GNマシンガン対空たいくう砲弾ほうだん装填そうてんしたものをふくへいそうとした「ドム[じゅう装備そうび仕様しよう」が登場とうじょうする。

個人こじん専用せんよう[編集へんしゅう]

ランバ・ラル専用せんよう
ギレンの野望やぼう ジオンの系譜けいふ』に登場とうじょうする、ゲームオリジナルの機体きたいランバ・ラルたいにドムを配備はいびする「ifルート」で使用しよう可能かのうとなる。標準ひょうじゅん塗装とそうむらさきおよびあか部分ぶぶんがパーソナルカラーのあおられている。
if設定せっていによれば、ペズン計画けいかくのテストベッドとして、特定とくてい環境かんきょうわせた各種かくしゅオプションパーツや、限定げんていてきなステルス能力のうりょく新型しんがたねつかくホバーなど、さまざまな技術ぎじゅつてきこころみがほどこされている。これらすべてがかならずしも成功せいこうしたとはえず、操縦そうじゅうせい劣悪れつあくでパイロットをえら機体きたいとなるが、ラル自身じしん能力のうりょくもありかなりの性能せいのう発揮はっきしたという。装甲そうこうまでふくめた各種かくしゅ武装ぶそうのオプションすすめられており、かく戦場せんじょうによって外観がいかん変化へんかしている。標準ひょうじゅんへいそうのほかに、ハンドガンしきのヒート・ロッドや機関きかんほう、ミサイル・ランチャーなども用意よういされている。ラルとともに地球ちきゅうけん各地かくち転戦てんせんし、ペズン計画けいかくにとって重要じゅうようなデータをのこしている[30]
ナランソロンゴ・ボルドバヤル専用せんよう
漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立どくりつ戦争せんそう-』に登場とうじょう。「モンゴルのぎんおおかみ」ことナランソロンゴ・ボルドバヤル大尉たいい供与きょうよされる。『だい08MS小隊しょうたい』のデザインがベースとなっており、くろ単行本たんこうぼんだい2かん表紙ひょうしでは濃淡のうたんグレー)を基調きちょうりょうかた銀色ぎんいろのパーソナル・カラーに塗装とそうされている。ジャイアント・バズのほか、ヒート金剛こんごうぼうとスパイク・シールドを装備そうびする。
トリスタン・トレーダー専用せんよう
機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん THE BLUE DESTINY』の漫画まんがばん、『ザ・ブルーディスティニー』に登場とうじょうする、ニムバス直属ちょくぞくのパイロット、トリスタン・トレーダー少尉しょうい専用せんよう当初とうしょ通常つうじょうのドムとわらない仕様しようだったが、回収かいしゅうしたザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルとジェネレーターを搭載とうさいすることにより、ビームによる射撃しゃげき可能かのうとなっている。
テオ・グラン専用せんよう
漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム ラストホライズン』に登場とうじょうザビ親衛隊しんえいたいテオ・グラン少佐しょうさ専用せんよう。キャリフォルニアベースで量産りょうさん開始かいしされる以前いぜん製造せいぞうされた機体きたいで、モノクロでカラーリングの詳細しょうさい不明ふめいだがしろっぽいいろ基調きちょうに、機体きたい各所かくしょふといラインがしるされている。

試作しさく実験じっけん[編集へんしゅう]

グフ試作しさく実験じっけん[編集へんしゅう]

グフをベースに製作せいさくされた、ドムとのなかあいだてき機体きたい

ドム試作しさく実験じっけん[編集へんしゅう]

機動きどう戦士せんしガンダム THE ORIGIN』のメカニックデザイン企画きかくMobile Suit Discovery」における、上記じょうきグフ試作しさく実験じっけんたる機体きたい

プロトタイプドム[編集へんしゅう]

しょもと
プロトタイプドム
PROTOTYPE DOM
型式けいしき番号ばんごう YMS-09
頭頂とうちょうだか 18.6m[31]
本体ほんたい重量じゅうりょう 60.8t[31]
全備ぜんび重量じゅうりょう 79.8t[32]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[25]
武装ぶそう ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
搭乗とうじょうしゃ フレデリック・クランベリー

初出しょしゅつは1981ねん6がつ発行はっこう書籍しょせき『TVばん 機動きどう戦士せんしガンダム ストーリーブック2』の巻頭かんとうみに掲載けいさいされた大河原おおかわらによるカラーイラストのひとつで、キャプションでは「ドムの試作しさく完成かんせい」とされた[33]。その、メカニックデザイン企画きかくモビルスーツバリエーション (MSV)』で詳細しょうさい設定せってい追加ついかされた。また、1981ねん9がつ発行はっこうムックガンダムセンチュリー』の文中ぶんちゅうでも「ドムのプロトタイプ」についてれられている[13]

2がジオン本国ほんごく完成かんせいし、ただちに地球ちきゅうろされ[12]、キャリフォルニアベースで各種かくしゅテストがおこなわれている[15]。ジオン本国ほんごくではほん開発かいはつ全力ぜんりょくげており[34]さい新鋭しんえいとしておおきく期待きたいされていたため[12]広報こうほうによる写真しゃしん公表こうひょうやニュース放送ほうそう数多かずおおくおこなわれている[34]連邦れんぽうぐんほんには注目ちゅうもくするが、当時とうじ同軍どうぐんのMSは誕生たんじょうしたばかりで実戦じっせん配備はいびまではおよんでいない[34]

1号機ごうきによるジャイアント・バズの試射ししゃ実験じっけんは、キャリフォルニアベースの北側きたがわに8つある実験じっけんフィールドのうち最大さいだいだい5試射ししゃじょうで、記録きろくフィルムの撮影さつえいねておこなわれており[17]ほん完成かんせい記念きねん式典しきてんでもあったとされる[34]本国ほんごく広報こうほう写真しゃしんはんによって撮影さつえいされたひとコマには[34]宣伝せんでんのために召喚しょうかんされたおおくの将軍しょうぐんたちや[12]報道ほうどう関係かんけいしゃうつっている[17]後方こうほう作業さぎょうしているだい23メンテナンス・スコードロンの[17]陸戦りくせんがたザクII[34]には、式典しきてんようのマーキングがほどこされている[17]。1号機ごうきにはフレデリック・クランベリー大佐たいさ搭乗とうじょうし、はなえている[12]

カラーリングはくろとグレーを基調きちょう一部いちぶあかけられており、けはことなるものの量産りょうさんがたちかい。なお記録きろくによれば[35]ひじ腰部ようぶ部隊ぶたいマークふうえがかれている紋様もんようは、式典しきてんさいしてザビ命令めいれいによってほどこされたとされ[12]腹部ふくぶつばさのような紋様もんようは「ジオンマーク」とされる[17]。また、キャリフォルニアベース所属しょぞくガウ攻撃こうげき空母くうぼ作業さぎょうようザクにも使用しようされている、だい4戦術せんじゅつMS部隊ぶたいのエンブレム[36]ほんにほどこされたとする資料しりょうもある[37]ほん量産りょうさんがたとの差異さいははほとんどなく、外装がいそう整理せいりがおこなわれたにぎないが[12]量産りょうさんがたはランドセルが機体きたい一体化いったいかされている[16]記録きろくではほんは2生産せいさんまり、そのキャリフォルニアベースにわたされている[12]

ドム・トロピカルテストタイプ[編集へんしゅう]

しょもと
ドム・トロピカルテストタイプ
DOM TROPICAL TEST TYPE
型式けいしき番号ばんごう YMS-09D[38] / YMS-09[37] / MS-09D[16]
頭頂とうちょうだか 18.5m[31]
重量じゅうりょう 65.1t[31]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[25]
武装ぶそう ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
搭乗とうじょうしゃ クラウデン・マリン
ミア・ブリンクマン
ロイ・グリンウッド[39]

『MSV』で設定せっていされた。「局地きょくち戦闘せんとうがたドム」[37]または「トロピカルドム」ともばれる[40]

アフリカ戦線せんせんにおけるドムの活躍かつやく目覚めざましいものであったが、局地きょくちせんでの使用しよう問題もんだいがなかったわけではなく[12]高温こうおんでの戦闘せんとうでメカトラブルが発生はっせい[37]現地げんちからは改善かいぜん要求ようきゅう提出ていしゅつすくなからずあったといわれている[12]。そこで熱帯ねったいせんよう研究けんきゅう母体ぼたいとして[12]、キャリフォルニアベースにおくられて1かげつ[37]プロトタイプドムの2号機ごうき若干じゃっかん改修かいしゅうをほどこしたのがほんである[12]改修かいしゅう制式せいしき承認しょうにん以前いぜんのものとしてキャリフォルニアベースが工作こうさく代行だいこうしているが[12]戦後せんご資料しりょうでは "YMS-09D" と紹介しょうかいされることがおお[37]

量産りょうさんがたではコンパクトされた[41]頭部とうぶ放熱ほうねつパイプと背部はいぶ推進すいしん形式けいしきもどしでプロトタイプドムの方式ほうしき採用さいようされ[12]、ランドセルには補助ほじょタンクやだい容量ようりょう冷却れいきゃくシステムが搭載とうさいされている[38][16]頭頂とうちょうには近距離きんきょりよう通信つうしんアンテナが追加ついかされており[12]、これも要望ようぼうおおかったものであるが、通信つうしん性能せいのうたいしたものではない[42]本体ほんたいには防塵ぼうじん処理しょりがほどこされている[43]。カラーリングは全身ぜんしんをサンド・イエローとするもののほか、胸部きょうぶやソールなどをブラウンでけたパターンも確認かくにんされている[44]

試作しさくは「スカラベ」部隊ぶたいによってテスト支援しえん完成かんせい性能せいのうチェックがおこなわれている[45]。ホバリングにおけるジャイアント・バズの試射ししゃ撮影さつえいした写真しゃしん戦時せんじちゅう士気しき高揚こうようのために公開こうかいされており、撮影さつえい場所ばしょはアリゾナの実用じつよう試験しけんフィールドであるとされるが、真偽しんぎ不明ふめいである[45]実験じっけんはオーバーヒートもなく、満足まんぞくいく結果けっかであったとされる[42]。その[45]、2[46]きたアフリカ戦線せんせん[45]「カラカル」部隊ぶたい配備はいびされ、オデッサ作戦さくせん直前ちょくぜん実戦じっせんテストがおこなわれている[46]実戦じっせんデータはドム・トローペン開発かいはつかされたとされる[47]。また、カーミック・ロム大尉たいいのパーソナル・エンブレムで、のちに隊長たいちょうとなるゆうげきたい「スコルピオ」の部隊ぶたいあきらとなる「アラビアン」がほんにも使用しようされたとする資料しりょうもある[37][ちゅう 7]

なお、ほん通常つうじょうがたのドムをプロトタイプにちか仕様しようもどしつつ追加ついか生産せいさんされ、30ほどが戦線せんせん投入とうにゅうされたともいわれ[49]後述こうじゅつドム・キャノン増産ぞうさんされたほんをベースにしているとされる[50]

作中さくちゅうでの活躍かつやく
漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム バンディエラ』ではクラウデン・マリン少尉しょうい搭乗とうじょう作中さくちゅうではたんに「ドム」とばれているが、単行本たんこうぼんだい3かん表紙ひょうしでは "YMS-09D" の型式けいしき番号ばんごう確認かくにんできる。レプス部隊ぶたい地球ちきゅう配属はいぞく部隊ぶたい加入かにゅうし、アレキサンドリアでかつてのサッカーのおしであるユーリー・コーベルザクII模擬もぎせんおこなう。砂塵さじん発生はっせいさせて相手あいて視界しかいをさえぎる得意とくい戦法せんぽうでユーリーに勝利しょうりする。アデン宇宙うちゅうみなとかうザンジバルてき包囲ほういされたさいにはユーリーとともに出撃しゅつげきし、てきけてユーリーによるビッグ・トレー撃沈げきちんをアシストする。そのホバー推進すいしん故障こしょうし、コックピットに61しき戦車せんしゃ直撃ちょくげきけるももちこたえ、デプ・ロッグうえりヒート・サーベルでおど誘導ゆうどうすることにより撤退てったい成功せいこうする。クラウデンは重傷じゅうしょううが一命いちめいめる。
ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム バトルオペレーション Code Fairy』ではオデッサ作戦さくせんどう時期じきに、アリゾナで試験しけん運用うんようされていたうちの1に、秘匿ひとく部隊ぶたい「ノイジー・フェアリー」のミア・ブリンクマン技術ぎじゅつ少尉しょうい大破たいはしたザク・ハーフキャノンわって搭乗とうじょうする。武装ぶそうはMMP-80マシンガンとクラッカーも装備そうび。なお、ドム・キャノンのオプションはとどかなかったため装備そうびしていない[47]。アンダーグラウンド・ソナー (UGS) を装備そうびし、索敵さくてき能力のうりょくすぐれる。なお、コミカライズばんでのほんはトロピカルテストタイプでられたデータから新規しんき製作せいさくされた「MS-09D ドム熱帯ねったい仕様しよう」とされている。
ドム・ノーミーデス[編集へんしゅう]
DOM GNOMIDES

ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム バトルオペレーション Code Fairy』に登場とうじょう。メカニックデザインは瀧川たきがわきょいたり[51]機体きたい名称めいしょうは「大地だいち妖精ようせい」にちなんでいる[52]

ミア・ブリンクマン技術ぎじゅつ少尉しょういがみずからのプランをもとにドム・トロピカルテストタイプ(ドム熱帯ねったい仕様しよう)を砲撃ほうげき支援しえんけに改修かいしゅうした機体きたい対空たいくう防衛ぼうえいたい陸上りくじょう戦艦せんかん想定そうていしており、後部こうぶギャロップ推進すいしん機関きかんと、回収かいしゅうしたヒルドルブの30サンチほうからなるじゅう武装ぶそうユニットが連結れんけつされており、のちのライノサラスザメルなどにつうじるコンセプトをもつ[52]後部こうぶユニットの姿勢しせい制御せいぎょよう可動かどうつばさけん武器ぶきマウントにさまざまな装備そうび懸架けんかでき[52]近接きんせつ戦闘せんとうようとしてヒート・ハルバートを装備そうびする。

ドム・トロピカルテストタイプ本体ほんたい腰部ようぶスカートが大型おおがたされており、かたアーマーにはスパイクが追加ついかされている。部隊ぶたいカラーの薄紫うすむらさきしろ基調きちょうに、一部いちぶダーク・グレーでけられており、かたスパイクは黄色おうしょく

ドム高速こうそく実験じっけんがた[編集へんしゅう]

しょもと
ドム高速こうそく実験じっけんがた[53] / ドムだか機動きどう試作しさく[54]
DOM HIGH MOBILITY PROTOTYPE[32][54]
型式けいしき番号ばんごう YMS-09J
頭頂とうちょうだか 18.6m[55]
重量じゅうりょう 68.2t[55]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[32]
武装ぶそう ジャイアント・バズ
ヒート・ランサー
胸部きょうぶ拡散かくさんビームほう
搭乗とうじょうしゃ マサ・オーカー

メカニックデザイン企画きかくMSV-R』で設定せっていされた。メカニックデザインは大河原おおかわら邦男くにお

ドムの実戦じっせん配備はいび同時どうじ開発かいはつ着手ちゃくしゅされたホバー走行そうこう性能せいのう向上こうじょうがた[55]公国こうこくぐん上層じょうそう要求ようきゅう項目こうもくは、稼働かどう時間じかん現在げんざいの90パーセント以内いないのまま、最大さいだい速度そくど50パーセントのアップと、最大さいだい速度そくど到達とうたつまで80びょう以内いないという、無理むり難題なんだいといえるものであった[55]開発かいはつチームは、先行せんこうしていたグフ飛行ひこう試験しけんがた開発かいはつデータをもとに、可動かどうしきスタビライザーを装備そうびするジェット推進すいしんパックを開発かいはつ腰部ようぶ側面そくめんにも推進すいしん追加ついかしている[55]。1号機ごうきだい1かいのテストで最高さいこう速度そくど127パーセントを記録きろくするが、だい2かいではバランスをくず横転おうてん機体きたいうしなわれる[56]

つづいて製作せいさくされた2号機ごうきではスタビライザーを0.8メートル延長えんちょうし、あしにエアブレーキが追加ついかされる[56]。10月から11がつごろきたヨーロッパの山岳さんがく地帯ちたい[53]だい3かい高速こうそくホバー実験じっけんがおこなわれ[57]、その様子ようす連邦れんぽうぐん偵察ていさつ部隊ぶたいによって撮影さつえいされている[53]当時とうじ連邦れんぽうぐんでは型式けいしき不明ふめいであり、「ドムタイプ0079NEU-SW03」、もしくは「ドム改装かいそうタイプきたヨーロッパ03」と分類ぶんるい仮称かしょうされている[53]最高さいこう速度そくどは140パーセントを記録きろくするが、到達とうたつ時間じかんは115びょう要求ようきゅう項目こうもくにはおよんでいない[56]。ヨーロッパ戦線せんせん悪化あっかにともない、同地どうちでのテストは中止ちゅうしされている[53]

要求ようきゅう項目こうもくでは火力かりょくについてはれられていないが[55]次世代じせだいじゅうMSよう開発かいはつされたヒート・ランサーのテストも[53]2号機ごうきによっておこなわれている[57]。これはたた機構きこうをもつ大型おおがたヒート・ホークで、たいMSせんなど白兵戦はくへいせん戦闘せんとうデータをもとに製造せいぞうされる[56]戦況せんきょうおうじてながさをえ、たい地上ちじょう戦艦せんかんやトーチカにも使用しよう可能かのうである[53]運用うんよう試験しけんではおおむね良好りょうこう結果けっかのこすが、制式せいしき採用さいようにはいたらなかったようだとされる[53]

開発かいはつ中止ちゅうしとなり[56]制式せいしき採用さいようされることなくけい9生産せいさんとどまっている[57]。なお、戦後せんごのアフリカ解放かいほう戦線せんせん目撃もくげきされたデザート迷彩めいさいのドムの1ほんであることが確認かくにんされており、ほん存在そんざいひろられていないことからドム・トロピカルテストタイプ誤認ごにんされていたようだとされる[53]

小説しょうせつ機動きどう戦士せんしガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、いちねん戦争せんそう終結しゅうけつ直後ちょくご傭兵ようへいマサ・オーカー入手にゅうしゅし、あいとしている。

バリエーション[編集へんしゅう]

熱帯ねったいせんようドム量産りょうさんがた[編集へんしゅう]

『MSV』の文字もじ設定せってい初出しょしゅつで、のちにSDでイラストがえがかれ、名称めいしょう型式けいしき番号ばんごう設定せっていされた(型式けいしき番号ばんごうMS-09[58]

ドム・トロピカルテストタイプどう仕様しようのオプションは若干じゃっかん改修かいしゅう在来ざいらいのドムにも装備そうびすることが可能かのうであり[37]一部いちぶけて生産せいさんがおこなわれている[12]。オプションを装備そうびした機体きたい一般いっぱんに「Dタイプ」とばれるが、制式せいしきめいではない[42]。ベースとして量産りょうさん先行せんこう量産りょうさんなかから30えらばれるが[46]開発かいはつ時期じきおそすぎたため[38]キャリフォルニアベースが陥落かんらくするまでに作業さぎょう完了かんりょうしたのは20[46]、そのうち実際じっさい使用しようされたのは10前後ぜんこうとされる[ちゅう 8]。また、戦闘せんとうちゅうのドム・トロピカルテストタイプとしてほん誤認ごにんされている[37]連邦れんぽうぐんがキャリフォルニアベースを奪還だっかんしたさいに、改修かいしゅうちゅう機体きたいすう発見はっけんされているが、完成かんせい終戦しゅうせんまで入手にゅうしゅできなかった[46]。カラーリングはサンド・イエローとブラウンを基調きちょうとし、胸部きょうぶがグレー、モノアイ周縁しゅうえんあかけられている[58]

「カラカル」小隊しょうたいでのドム・トロピカルテストタイプの実戦じっせんテストのさいに、予備よびとして量産りょうさん先行せんこう改修かいしゅうした2配備はいびされており[46]、うち1ロイ・グリンウッド少佐しょうさじょう「サンダーキャット」として有名ゆうめいである[37]

『MSV』以前いぜん発行はっこうされたホビージャパン別冊べっさつ『HOW TO BUILD GUNDAM』に掲載けいさいされたディオラマ「ZION'S 砂漠さばく駐屯ちゅうとん」(製作せいさくストリームベース川口かわぐち克己かつみ)には、ほんのオプションのように頭部とうぶ動力どうりょくパイプとアンテナ、そしてランドセルを装備そうびしたドムが2たいはいされている[59]

ドム(寒冷かんれい仕様しよう[編集へんしゅう]

しょもと
ドム(寒冷かんれい仕様しよう
DOM COLD DISTRICTS TYPE[60]
DOM [Cold-weather Model][61]
型式けいしき番号ばんごう MS-09
頭頂とうちょうだか 18.6m[62]
重量じゅうりょう 69.4t[62]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[63]
武装ぶそう ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル

『MSV-R』で設定せっていされた。メカニックデザインは大河原おおかわら邦男くにお

いちねん戦争せんそう末期まっきのカナダの森林地帯しんりんちたいで、訓練くんれん飛行ひこうちゅうドラゴン・フライグフじゅうそうがた2とともに偶然ぐうぜん発見はっけんした[64]現地げんち改修かいしゅう[62]てきMS発見はっけんほうけて、イエローナイフ基地きちからフライ・マンタがスクランブル発進はっしんしているが、報告ほうこくから10ふん同地どうちいたにもかかわらずMSを発見はっけんできずにわる[64]。カナダの森林地帯しんりんちたいでは、ほかにも寒冷かんれい仕様しようおもわれるドムの目撃もくげきれいがいくつか報告ほうこくされるが、稼働かどうあしホバーによりがったゆき蒸気じょうき視界しかいざされることなどから外観がいかん不鮮明ふせんめい資料しりょうしかなく[61]連邦れんぽうぐんから「ドムタイプ0079NA-CA05」または「ドム改装かいそうタイプきたアメリカ05」と仮称かしょうされている[53]

このなぞは、終戦しゅうせん押収おうしゅうした資料しりょうによってあきらかになる[64]ほんのランドセルには、カモフラージュよう人工じんこうゆき噴射ふんしゃする特殊とくしゅ噴霧ふんむ装備そうびされており、これにより足跡あしあと機体きたいかくしていたのである[64]。10ふんもあればMS3上半身じょうはんしんゆきかぶせることができたようだとされる[64]。ランドセルはその外観がいかんからプロトタイプドムのものを流用りゅうようしたと推測すいそくされており[65]、キャリフォルニアベースで同機どうきのバリエーションが製作せいさくされた時期じき改造かいぞうあるいはさい設計せっけいされたとられている[62]。プロペラントの増量ぞうりょうなどもはかられている[62]

本体ほんたい初期しょき生産せいさんがたの1で、特務とくむ小隊しょうたい予備よびとして配備はいびされるが、小隊しょうたい全滅ぜんめつ北米ほくべいおくられ、現地げんちでランドセルを装備そうびしたと推測すいそくされている[62]肩口かたぐち腹部ふくぶずねにはエア・インテークが増設ぞうせつされており、これはランドセルおよび各部かくぶスラスター・エンジンの冷却れいきゃくようられている[66]胸部きょうぶ拡散かくさんビームほう撤廃てっぱいされ[ちゅう 9]、ジャイアント・バズには金属きんぞくせいおよび布製ぬのせいのジャケットがけられている[66]

カラーリングは濃淡のうたんグレーを基調きちょうに、モノアイ周縁しゅうえん各部かくぶラインにあおはいされている。かたあしおおきくジオン公国こうこくしょうえがかれており、ドムけいとしてはめずらしい機体きたいとされる[66]。また、左肩ひだりかたに2ほんかくいたヘルメットをこうむった髑髏しゃれこうべに "BOUNTY HUNTER" の文字もじがあしらわれたパーソナル・エンブレムがえがかれていたとする資料しりょうもある[65][ちゅう 10]

ドム中距離ちゅうきょり支援しえんがた[編集へんしゅう]

PCゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム リターン・オブ・ジオン』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09C)。デザインは近藤こんどう和久かずひさ[よう出典しゅってん]

ドムの中距離ちゅうきょり支援しえんよう改造かいぞう背部はいぶにキャノンほうを2もん装備そうびしており、おもだいいちネオ・ジオン抗争こうそうのアフリカ戦線せんせん投入とうにゅうされた。

なお、それ以前いぜん発売はつばいされたPCゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム アドバンスドオペレーション』では、同系どうけいとしてドムプラス支援しえんがた型式けいしき番号ばんごう:MS-09PS)が登場とうじょうする。

ドム・フュンフ[編集へんしゅう]

OVA『機動きどう戦士せんしガンダム0083 STARDUST MEMORY』で設定せっていじょう存在そんざいする機体きたい文字もじ設定せってい初出しょしゅつはバンダイ発行はっこうの『ENTERTAINMENT BIBLE』シリーズで、ドム・トローペンのベースとされた(型式けいしき番号ばんごうMS-09F[67]名称めいしょうの「フュンフ」はドイツで "5" の[68]

リック・ドムなどの改修かいしゅう設計せっけいとされる[67]統合とうごう整備せいび計画けいかく発表はっぴょう以降いこうに、ツィマットしゃ独自どくじに「ドム」そのもののスペックの向上こうじょう目指めざして開発かいはつしていた機体きたいで、ジオニックしゃザクIIえる適応てきおう拡散かくさん可能かのうなように各部かくぶのユニット規格きかく徹底てっていされている[68]。そのため、実際じっさい建造けんぞうされたかず熱帯ねったい地方ちほうがたおおく、時期じきはやかったらしいとされる[68]空間くうかん戦闘せんとうようのドム・フュンフも特定とくてい艦隊かんたいすう配備はいびされたといわれ、生産せいさんすう配備はいびさき不明ふめいであるものの、グワジンきゅう戦艦せんかんグワデン」に搭載とうさいされていたことが確認かくにんされている[68][ちゅう 11]

いくつかの漫画まんがやゲームなどにも登場とうじょうするが、外観がいかんについてはそれぞれことなる。

  • ほん以前いぜん設定せっていされたドムあらためドワス・デザートは、おなじMS-09Fの型式けいしき番号ばんごうをもつ。
  • 『0083』冒頭ぼうとうでは、いちねん戦争せんそうのア・バオア・クー防衛ぼうえいせんでグワデンに搭載とうさいされているドム・トローペンと同型どうけい(カラーリングはあか茶色ちゃいろ紺色こんいろ基調きちょうとし、あし確認かくにんできない)の機体きたい登場とうじょうする。アナベル・ガトー大尉たいい損傷そんしょうしたゲルググわりに搭乗とうじょうしようとするが、エギーユ・デラーズ大佐たいさ制止せいしされる。小説しょうせつばん(1992ねん)ではデラーズ専用せんようのリック・ドムであるとされ[70]、ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム0083カードビルダー』(2007ねん)ではこれにじゅんじて「試作しさくがたリック・ドム(エギーユ・デラーズ専用せんよう)」とされた(ドム・トローペンにあるあししたインテークはない)。また、公式こうしき百科ひゃっか事典じてんGUNDAM OFFICIALS』(2001ねん)では、ドム・トローペンを宇宙うちゅうせん仕様しよう改修かいしゅうした機体きたいであるとされた[71]一方いっぽうで、漫画まんがたん編集へんしゅういけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!収録しゅうろくの「12月31にち決意けつい」(1993ねん)でも同様どうようのシーンがあるが、「ちなみにこのドムは地上ちじょうようです」とのただきがあり、混乱こんらんしょうじていた。しかし、『0083』Blu-ray BOX特典とくてんのピクチャードラマ「宇宙うちゅう蜉蝣かげろう2」(2020ねん)で同型どうけい(カラーリングはどうじ、あしインテークなし)の機体きたいプロトタイプ・リック・ドムIIであると設定せっていされた(同一どういつ個体こたいであるかは不明ふめい)。
  • ゲーム『ジオニックフロント 機動きどう戦士せんしガンダム0079』(2001ねん)では、『だい08MS小隊しょうたい』に登場とうじょうするリファインばんドムと同型どうけいで、カラーリングが濃淡のうたんグリーンを基調きちょうとする地上ちじょうよう機体きたいとされた。「闇夜やみよのフェンリルたいソフィ・フラン少尉しょうい搭乗とうじょうし、武装ぶそうは90ミリマシンガン、ラケーテン・バズ、120ミリアサルトライフルを携行けいこう。なお、ほんさく登場とうじょうする通常つうじょうのドムは原作げんさくばんちかいデザインとなっている。ただし、どうゲームの公式こうしきサイトではのちに情報じょうほう修正しゅうせいされ[よう出典しゅってん]、この機体きたいはおもに東南とうなんアジア地区ちく配備はいびされた、かた装甲そうこうことなる「MS-09 ドム」であるとされた[72]後発こうはつのゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム0083カードビルダー』や『SDガンダム GGENERATION GENESIS』(2016ねん)では、ほんさく出典しゅってんとしたどう仕様しようのドム・フュンフとして登場とうじょうする。
  • 雑誌ざっし企画きかくADVANCE OF Ζぜーた ティターンズのはたのもとに』に登場とうじょう(2003ねん)するリック・ドム[シュトゥッツァー]宇宙うちゅうよう機体きたいであるが、ドム・トローペンと同様どうようのデザインをベースとしており、設定せっていでは「ドムFがた」をベースにしたとされる[73][ちゅう 12]
  • 漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム C.D.A. わか彗星すいせい肖像しょうぞう』(登場とうじょうは2006ねん)では、ドム・トローペンからあしインテークを除去じょきょした外観がいかんの、宇宙うちゅうよう機体きたいとされた。モノクロでしか確認かくにんできないが、けはドム・トローペン(標準ひょうじゅん塗装とそう)と同様どうよう。ジオン残党ざんとうぐんジェラルド・シンクレア少尉しょうい搭乗とうじょうし、サイド3視察しさつにアクシズからシャア・アズナブル大佐たいさらと共闘きょうとうする。シャアらのアクシズ帰還きかんさいにも同行どうこうし、蜂起ほうきしたアクシズの武闘ぶとう交戦こうせんする。『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム Define』でもつづきジェラルドが搭乗とうじょうし、アクシズの地球ちきゅうけん帰還きかん直前ちょくぜんイリア・パゾムケンプファーとともにハマーン・カーンキュベレイ模擬もぎせんをおこなう。

ドム・トローペン[編集へんしゅう]

しょもと
ドム・トローペン
DOM TROPEN
型式けいしき番号ばんごう MS-09F/TROP / MS-09F[68]
ぜんこう 18.5m[74]
本体ほんたい重量じゅうりょう 44.8t[74]
全備ぜんび重量じゅうりょう 79.0t[74]
装甲そうこう材質ざいしつ ちょうかたスチール合金ごうきん[75]
チタン・セラミックふくごうざい[76]
出力しゅつりょく 1,199kW[74]
推力すいりょく 20,500kg[77](22,000kg[74])×2
3,100kg[77](7,300kg[74])×2
そう推力すいりょく:47,300kg[78](58,600kg)[ちゅう 13]
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
6,300m[68] / 6,320m[80]
武装ぶそう ラケーテン・バズ
90mmマシンガン
シュツルムファウスト
ヒート・サーベルほか
搭乗とうじょうしゃ ゲイリー
アダムスキー
(「げきちゅうでの活躍かつやく」を参照さんしょう

OVA『機動きどう戦士せんしガンダム0083 STARDUST MEMORY』およびアニメ『機動きどう戦士せんしガンダムUC』に登場とうじょう。メカニックデザインはカトキハジメ名称めいしょうの「トローペン」はドイツで「熱帯ねったい」のであり、だい世界せかい大戦たいせんのドイツぐんきたアフリカ仕様しよう多数たすうけられたコード・ネームでもある[81]

ドワッジ同様どうよう陸戦りくせんようとしてのたか性能せいのう要求ようきゅうされ、開発かいはつされた機体きたい[82]。ドム・フュンフをベースに、ドムの地上ちじょうにおける実働じつどうデータや[67]ドム・トロピカルテストタイプ実験じっけんデータ[83]などをまえてさい設計せっけいした機体きたい[67]配備はいびされた地域ちいきに(アフリカ戦線せんせんけともいわれる[81])より適応てきおうした性能せいのう獲得かくとくすることに成功せいこうしている[67]砂漠さばく酷暑こくしょ仕様しようとして機体きたい各所かくしょ防塵ぼうじんようエア・フィルターや拡張かくちょう冷却れいきゃく装置そうち装備そうびされているほか、装甲そうこうがブロックされており内部ないぶはいすな排除はいじょ容易よういにしている[77]ねつかくジェットのインテークまわりの構造こうぞうなどが抜本ばっぽんてき設計せっけいなおされており[67]通常つうじょうのドムではあし内蔵ないぞうされていたインテークが足首あしくび側面そくめんしているのがおおきな特徴とくちょうとなっている[77]。また、エンジンの出力しゅつりょく強化きょうかされている[74]機体きたい重量じゅうりょうもドムより大幅おおはばかるくなっており、ホバーによる浮力ふりょくをよりやすくなっているとともに、武装ぶそう推進すいしんざい搭載とうさい可能かのうりょうえている[84]。ハード・ポイントも増強ぞうきょうされており、さまざまなオプションを装備そうび可能かのう[74]

キャリフォルニアベース[85]ある程度ていどかず製造せいぞうされ[84]、おもにきたアフリカ戦線せんせん配備はいびされている[85]いちねん戦争せんそうさい末期まっき生産せいさん開始かいしされたため戦時せんじちゅう稼働かどうした機体きたいすうけっしておおくはないが、戦後せんご公国こうこくぐん残党ざんとうによって相当そうとうすう運用うんようされたといわれている[68]標準ひょうじゅん塗装とそうむらさき濃紺のうこん基調きちょうに、モノアイ周辺しゅうへんかた一部いちぶ、コックピット・ハッチがあかけられている。

機体きたい構造こうぞう
頭部とうぶ
基本きほん構造こうぞうはドムよりもリック・ドムIIちかく、頭頂とうちょうにサブ・センサーが装備そうびされている[68]
胴体どうたい
じゅう装甲そうこうにともない、胸部きょうぶ拡散かくさんビームほう省略しょうりゃく[81]あるいは廃止はいしされたとする資料しりょうもあるが[86]ひだりむねにはそれらしきディテールが確認かくにんできる。公式こうしきウェブサイトのスペックひょうには「拡散かくさんビームほう」の記載きさいがあり[79]拡散かくさんビームほう同様どうよう使用しようする「ビーム・ポイント」であるとする資料しりょうもある[68]
ランドセルは、たい弾性だんせい生産せいさん効率こうりつよりもメンテナンスやバージョンアップに配慮はいりょした構造こうぞうであり、公国こうこくけいMSとしてはめずらしい外観がいかんとなっている[68]
あし
砂漠さばくすな粒子りゅうしこまかいため、通常つうじょうのドムけいのホバー・ユニットよりも効率こうりつてき表面ひょうめん効果こうかられるように、有効ゆうこう単位たんい面積めんせき拡大かくだいされている[68]
あしからしたインテークにはダスト・フィルターが装備そうびされ、こまかい砂塵さじんのぞきエンジン・トラブルをふせ[81]天候てんこうなどによってダストがおお場合ばあい先端せんたんのシャッターをじ、円筒えんとう全体ぜんたいのフィルターから吸気きゅうきする[68][ちゅう 14]。また、内部ないぶにはメッシュやセラミック不織布ふしょくふなどの物理ぶつりてきフィルターのほか、電磁でんじ誘導ゆうどう装置そうち遠心えんしん分離ぶんり構造こうぞうなどがまれているため、大小だいしょうのダストの混入こんにゅう防止ぼうしできる[68]
武装ぶそう
ラケーテン・バズ
RAKETEN BAZOOKA[85] 型式けいしき番号ばんごうRB-T27/880mm[26]
フォルクス・アルメーエン・ラボラートリウム (VAL) しゃせい[28][26]。「ラケーテン」はドイツで「ロケット」ので、「ラケーテン・バズーカ」ともばれる[83]
リック・ドムIIようの880ミリジャイアント・バズのきゅうだん方式ほうしき改良かいりょうしたもの[83]。マガジンしきとなり、装弾そうだんすうは5はつ[83]速射そくしゃせいすぐ[81]砲身ほうしん設置せっちされたレーザー・デバイスによって近距離きんきょりであればこう精度せいどでの誘導ゆうどう可能かのう[26]砲身ほうしん中央ちゅうおう防御ぼうぎょようアーマーを装備そうびし、着脱ちゃくだつ可能かのう[86]
げきちゅうでの活躍かつやく
『0083』だい1から登場とうじょう宇宙うちゅう世紀せいき0083ねん10がつ13にち連邦れんぽうぐんトリントン基地きちからガンダム試作しさく2号機ごうき奪取だっしゅするアナベル・ガトー少佐しょうさ援護えんごすべく、ゲイリー少尉しょういアダムスキー少尉しょうい搭乗とうじょうする2撹乱かくらんのため基地きち突入とつにゅう[77][ちゅう 15]。ゲイリーラバン・カークス少尉しょういザクII F2がた鹵獲ろかく仕様しよう)をヒート・サーベルで両断りょうだんするが、だい2撤退てったい撃破げきはされている[ちゅう 16]。アダムスキー試作しさく2号機ごうきおよびザメルとともに逃走とうそうコムサイII宇宙うちゅうがろうとする試作しさく2号機ごうき警戒けいかいたり[88]てき追撃ついげきたい不意討ふいうちを仕掛しかディック・アレン中尉ちゅういパワード・ジムのコックピットにゼロ距離きょりからラケーテン・バズをむ。コムサイIIを撃破げきはされた試作しさく2号機ごうき援護えんごしつつ再度さいど逃走とうそうし、よく14にちあさにふたたび戦闘せんとうとなりチャック・キース少尉しょういのザクII Fがたくびをヒート・サーベルでねるが、ヒート・ホークで肩口かたぐちられ、アダムスキーは爆発ばくはつまれ即死そくしする[89]
だい4では、アフリカのキンバライド基地きち所属しょぞくの4登場とうじょう。カラーリングはサンド・ブラウンとサンド・イエローを基調きちょうとする。武装ぶそうかくことなり、ザク・マシンガン(MMP-80前期ぜんきがた)やザク・バズーカ携行けいこうする機体きたいもある。10月23にちにザクII F2がたとともにアルビオンたい交戦こうせんし、全滅ぜんめつする。
アニメばん『UC』では、0096ねんのトリントン基地きち襲撃しゅうげきに1参加さんか。カラーリングは上記じょうきキンバライド基地きち所属しょぞくとほぼ同様どうようこうなど一部いちぶことなる)だが、アジア西部せいぶから機体きたいとされる[84]。MMP-80前期ぜんきがた携行けいこうし、ドワッジディザート・ザク編隊へんたいんでのホバー走行そうこう突撃とつげきしながらハンド・グレネードを投擲とうてきてき守備しゅびたいネモ両断りょうだんする。その岩場いわばジェスタベースジャバーメガ粒子りゅうしほう直撃ちょくげき撃破げきはされる。なお、ドワッジとの彩色さいしきミスをふせぐため、モノアイのいろみどりからピンクに変更へんこうされている[90]小説しょうせつばんでもトリントン基地きち襲撃しゅうげき参加さんかするが、ニューギニアに潜伏せんぷくしていたヨンム・カークスひきいる公国こうこくぐん残党ざんとう「シンブ根拠地こんきょちたい[91]のヤス[92]搭乗とうじょうする機体きたいとされ、撃破げきは描写びょうしゃはない。漫画まんがばん機動きどう戦士せんしガンダムUC バンデシネ』でも小説しょうせつばんとほぼ同様どうよう
まんじょう大智たいち漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム アグレッサー』では、ダイアン・ノイス少佐しょうさ専用せんよう登場とうじょう頭頂とうちょうサブ・センサーが前方ぜんぽう移設いせつされ、上部じょうぶ大型おおがたのブレード・アンテナが装備そうびされている。カラーリングは標準ひょうじゅん塗装とそう同様どうよう。ヒート・サーベルにわってながいヒート・トマホークを装備そうびする。ガウ攻撃こうげき空母くうぼ搭載とうさいされてジャブロー降下こうか作戦さくせん参加さんかジムすくなくとも3撃破げきはしたあと、ジャブロー基地きち内部ないぶ侵入しんにゅうするところをレッドライダーはばまれる。さらにジム3撃破げきはしながらレッドライダーと死闘しとうひろげ、最後さいご大河たいがそこ行動こうどう不能ふのうとなりながらもつかまえて墜落ついらくするガウの道連みちづれにしようとするが、間一髪かんいっぱつにツヴァイ・ハンダーで袈裟斬けさぎりにされ、ダイアンも生還せいかんする。

ドム・バラッジ[編集へんしゅう]

小説しょうせつ機動きどう戦士せんしガンダム ブレイジングシャドウ』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09F/Br)。「バラッジ」は「弾幕だんまく」の

いちねん戦争せんそうにジオンぐん残党ざんとう組織そしき「ヘルズゲート」がドム・フュンフをベースに独自どくじ開発かいはつした機体きたい陸戦りくせん宇宙うちゅうせん双方そうほう対応たいおうしており、じゅう装甲そうこうとそれにともな機動きどうせい低下ていかおぎなうための大型おおがたスラスターの増設ぞうせつおこなわれている。また、武装ぶそう強化きょうかされており、スカートないあらたにミサイルランチャーを装備そうびしたほか、バックパックに弾倉だんそう背負せおかたちでTOTOカニンガムしゃせいのXGC84-D5J[93] 100mm[93]6銃身じゅうしん[94][ちゅう 17]ガトリング・キャノンを携行けいこうしている。

ドムあらため[編集へんしゅう]

雑誌ざっし『ホビージャパン』の連載れんさい「ジオンのほし MOBIL SUIT in ACTION」に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09F)。ドムからドワッジにいたなかあいだ機体きたい

ドワス・デザート[編集へんしゅう]

雑誌ざっし『MJ(模型もけい情報じょうほう)』で連載れんさいされたメカニックデザイン企画きかく『F.M.S』 に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09F)。MS-09S ドワス地上ちじょうせん仕様しようで、300mm6連装れんそうリボルバー・バズーカを携行けいこうしている。オデッサ作戦さくせん中央ちゅうおうアジアのパミール高原こうげんでゲリラせんおこなっていた機体きたい確認かくにんされている。

ドム・ブリザードタイプ[編集へんしゅう]

ゲームブック機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム ジェリド出撃しゅつげき命令めいれい』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09F2)。

「ブリザード・ドム」ともばれ、寒冷かんれいよう各部かくぶ改修かいしゅうされている。またドムのなかでも最強さいきょうのタイプともわれる。じゅうバズばずカ砲かほうとヒート・サーベルを装備そうびいちねん戦争せんそうのヨーロッパ戦線せんせん活躍かつやくし、「ジオンの吸血きゅうけつコウモリ(バンパイヤ)」と仇名あだなされたエース・パイロット、ノボトニー大佐たいさ宇宙うちゅう世紀せいき0087ねん連邦れんぽうぐんバックランド基地きち占拠せんきょしたゲリラ部隊ぶたい一人ひとりとしてほんっており、右肩みぎかた吸血きゅうけつコウモリのパーソナル・マークがえがかれている。

ドワッジ[編集へんしゅう]

しょもと
ドワッジ
DWADGE
型式けいしき番号ばんごう MS-09G
頭頂とうちょうだか 18.2m[96]
本体ほんたい重量じゅうりょう 43.5t[96]
全備ぜんび重量じゅうりょう 81.7t[96]
装甲そうこう材質ざいしつ チタン合金ごうきん一部いちぶガンダリウム合金ごうきん使用しよう[96]
チタン・セラミックふくごうざい[6]
ちょうかたスチール合金ごうきん[97]
出力しゅつりょく 1,440kW[96]
推力すいりょく 104,300kg[96]
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
8,800m[96]
武装ぶそう 60mm バルカンほう×4
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
120mmザク・マシンガン
ハンド・グレネード
ビーム・ピストル
搭乗とうじょうしゃ アマサ・ポーラ
ガデブ・ヤシン
ジオンぐん残党ざんとうへい

テレビアニメ機動きどう戦士せんしガンダムΖぜーたΖぜーたおよび『機動きどう戦士せんしガンダムUC』に登場とうじょうげきちゅうでは後述こうじゅつのドワッジあらためふくめ、一括いっかつして「ドム」と呼称こしょうされる。

ドムシリーズの最終さいしゅう量産りょうさんがた[6]砂漠さばくせんとくしており、生産せいさんいちねん戦争せんそう末期まっきおこなわれた[97]ねつかくジェット推進すいしん装置そうち強化きょうかされたほか、水冷すいれいしきラジエーターも強化きょうかされ、燃料ねんりょうタンクが増設ぞうせつされた[6]燃料ねんりょうタンクの増設ぞうせつにより、ホバーの行動こうどう時間じかん大幅おおはば延長えんちょうされた[96]。ホバー走行そうこう移動いどう制御せいぎょ大幅おおはば改善かいぜんされており、市街地しがいち密林みつりんといった障害しょうがいぶつおお戦場せんじょうにおいてもこれまで以上いじょう戦果せんか期待きたいされる[98]。また、ドムでは内装ないそうしきとなっていた動力どうりょくパイプが露出ろしゅつしているが、これは放熱ほうねつ効率こうりつ向上こうじょう目的もくてきとしたせつと、機体きたい性能せいのう向上こうじょうさせたために内装ないそう部品ぶひんえた結果けっか装甲そうこうない格納かくのうできなかったとするせつ推察すいさつされている[97]いちねん戦争せんそうにおける連邦れんぽう・ジオン双方そうほう機体きたいにおいて最高さいこう機動きどうせいほこり、オデッサのたたかいに投入とうにゅうされていれば、ヨーロッパ地域ちいきはジオンの勢力せいりょくのままであったともいわれる[6]一方いっぽう生産せいさん開始かいし遅延ちえんから投入とうにゅうすうは88すくない。このドワッジのうち、生産せいさんすうおおいのはGがたとなる[6]

なお、機体きたい呼称こしょう由来ゆらいはドムの強化きょうか改修かいしゅうにドワッジの名称めいしょう用意よういされていたため、ともにドムの強化きょうかがたであるほんペズン・ドワッジりょう機体きたいにそのがつけられたとするせつ[99]と、ペズン計画けいかくなかあいだにこのドワッジが開発かいはつされたと推察すいさつするせつがある[100]

武装ぶそう装備そうび
60mmバルカンほう[6]
頭部とうぶにはバルカンほう4もん増設ぞうせつしている。装弾そうだんすう800はつ[6]
ジャイアント・バズ
口径こうけい380mm。使用しようだんしゅHEAT(成形せいけい炸薬さくやくだん[6]。スモーク・ディスチャージャーを装備そうびする[97]ねつによる砲身ほうしんのゆがみをおさえるためのサーマルスリーブが追加ついかされている[よう出典しゅってん]
ヒート・トマホーク
従来じゅうらい片刃かたはしき改造かいぞう両刃りょうばしきにしたもの。出力しゅつりょく0.77MW[6]
ヒート・サーベル
出力しゅつりょく0.52MWのものを装備そうび[6]
げきちゅうでの活躍かつやく
戦後せんごきゅう公国こうこくぐん残党ざんとう各種かくしゅゲリラ組織そしきなどで長期ちょうきにわたって運用うんようされ、ネオ・ジオンのアマサ・ポーラや、アフリカ民族みんぞく解放かいほう戦線せんせん隊長たいちょうガデブ・ヤシンらが搭乗とうじょう。アマサ・ポーラ搭乗とうじょうは「ポーラのドム」とばれた。だいいちネオ・ジオン抗争こうそうときにはジェネレーターをかわそうするなど大幅おおはば改修かいしゅうほどこされていたようであるが、旧式きゅうしきであるがゆえにΖぜーたΖぜーたガンダムさい新鋭しんえいてきではなかった。
漫画まんが機動きどう戦士せんしムーンガンダム』では、0091ねん新生しんせいネオ・ジオンぐん接収せっしゅうした南極なんきょくきゅう資源しげん開発かいはつ基地きち配備はいびされており、ロンド・ベルたいによる降下こうか作戦さくせん迎撃げいげきに1出撃しゅつげきしている。
小説しょうせつ機動きどう戦士せんしガンダムUC』では、モーリタニアに潜伏せんぷくしていたジオンぐん残党ざんとう機体きたいがガランシェールのこしに使つかわれたほか、ニューギニアに潜伏せんぷくしていたジオンぐん残党ざんとう「シンブ根拠地こんきょちたい」の機体きたいがトリントン基地きち襲撃しゅうげき参加さんかしている。アニメばんでも、ザクIIの120mmザク・マシンガンを装備そうびして登場とうじょうした。アニメばん外伝がいでん作品さくひん機動きどう戦士せんしガンダムUC 『そでき』のづけちょううたう』だい7だい8にも登場とうじょうしており、搭乗とうじょうしゃはカークスたいではない人物じんぶつ武装ぶそうリック・ディアスようのビーム・ピストルのみ。小破しょうはして機体きたい放棄ほうきされるが、パイロットは無事ぶじ脱出だっしゅつたす。
備考びこう
デザイン当初とうしょは、アクシズで地球ちきゅう降下こうか作戦さくせんようにリック・ドムを装備そうびかわそうしたもの、と設定せっていされていた[101]

ドワッジあらため[編集へんしゅう]

しょもと
ドワッジあらため
DOWADGE Reformation[102]
型式けいしき番号ばんごう MS-09H
頭頂とうちょうだか 18.2m[96]
本体ほんたい重量じゅうりょう 43.5t[96]
全備ぜんび重量じゅうりょう 87.4t[96]
装甲そうこう材質ざいしつ チタン合金ごうきん一部いちぶガンダリウム合金ごうきん使用しよう[96]
チタン・セラミックふくごうざい[6]
ちょうかたスチール合金ごうきん[97]
出力しゅつりょく 1,440kW[96]
推力すいりょく 122,700kg[96]
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
8,800m[96]
武装ぶそう 60mm バルカンほう×2
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
ビーム・カノン
搭乗とうじょうしゃ デザート・ロンメル

テレビアニメ『機動きどう戦士せんしガンダムΖぜーたΖぜーた』に登場とうじょう

ドワッジのりょうかた大型おおがたブースターを装備そうびしたHがた機体きたい[6]。このブースターは化学かがく燃料ねんりょう方式ほうしきとなっており、ベースより最高さいこう速度そくどが20%の向上こうじょうたした[6]。ロンメルがいちねん戦争せんそう以後いごに、砂漠さばくでの経験けいけんをもとに現地げんち改造かいぞうした機体きたい推察すいさつされる[97]

一部いちぶ資料しりょうでは連邦れんぽうぐんやアフリカ民族みんぞく解放かいほう戦線せんせん (FLN) でも運用うんようされているとされる[6]

武装ぶそう装備そうび
ロンメルはヒート・トマホークを使用しようし、げきちゅうにおいてはヒート・サーベルの使用しよう場面ばめんられなかった。
ビーム・カノン
ドワッジあらため元々もともと武装ぶそうではなく、ロンメル部隊ぶたいいちねん戦争せんそう以後いご連邦れんぽうぐん基地きちから奪取だっしゅしたものである[6]一方いっぽうで、連邦れんぽう基地きちからの横流よこながひん装備そうびしたと推察すいさつする資料しりょうもみられる[97]
60mm バルカンほう
2もんらされている[6]
げきちゅうでの活躍かつやく
ジュドー・アーシタΖぜーたガンダムいちとなった初戦しょせんでは、ビームライフルによる銃撃じゅうげきせんふうじるなどして互角ごかく勝負しょうぶえんじたほか、部下ぶか共々ともども砂地すなじ沈降ちんこうしてせる戦法せんぽうガンダム・チームくるしめた。しかしながら、陸戦りくせんようかつ旧式きゅうしきした機体きたい性能せいのうはきわめておおきく、可変かへん機能きのうやメガライダーによる航空こうくうせん能力のうりょくΖぜーたΖぜーたガンダム以下いかガンダム・チームの新鋭しんえいらとの全面ぜんめん対決たいけつでは、上下じょうげからの攻撃こうげき不利ふりたたかいをいられて部下ぶか機体きたい次々つぎつぎ撃破げきはされ、のこるロンメルのドワッジも突撃とつげきすえ撃破げきはされた。

ドワッジKがた[編集へんしゅう]

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム ジオンの再興さいこう』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09K)。Hがたをさらに発展はってんさせた機体きたいで、だいネオ・ジオン抗争こうそうとき使用しようされている。

ドム・キャノン[編集へんしゅう]

ハーモニー・オブ・ガンダム』に登場とうじょうたんほう仕様しよう型式けいしき番号ばんごうMS-09K-1)とふくほう仕様しよう型式けいしき番号ばんごうMS-09K-2[ちゅう 18])があり、後者こうしゃさき設定せっていされた(そのため、当初とうしょふくほう仕様しようたんに「ドム・キャノン」と表記ひょうきされていた[50])。

ドムの重火器じゅうかき固定こてい装備そうびとすることで、はしほうとしての性格せいかく強化きょうかした機体きたい[50]増産ぞうさんされたドム・トロピカルテストタイプをベースとする[50]頭頂とうちょうアンテナは除去じょきょ)。ふくほう仕様しよう北米ほくべい運用うんようされていたザクキャノンのデータをいで設計せっけいされた、ツイン・ミドル・キャノン(2もんよこ並列へいれつ)を搭載とうさいしたランドセルにかわそうされている[50]たんほう仕様しようはより長距離ちょうきょり砲撃ほうげきとくしたタイプで、生産せいさんすうすくない[よう出典しゅってん]。いずれも、ひだり前腕ぜんわんかぶとにミサイル・ポッドのいた増加ぞうか装甲そうこう装着そうちゃくしていることがおおい。カラーリングは、ふくほう仕様しようがトロピカルテストタイプを踏襲とうしゅうしている(けはことなる)のにたいし、たんほう仕様しよう量産りょうさんがた同様どうようとなっている。

ドム・マーメイド[編集へんしゅう]

Ark Performance漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還きかん』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09M)。もともとは、「電撃でんげきホビーマガジン×ガンダムエース×ガンダムインフォ Presents「機動きどう戦士せんしガンダムMSV-R」モデリングコンテスト」(2012ねん3がつ発表はっぴょう)において、Ark Performanceしょう受賞じゅしょうした作品さくひんで、制作せいさくしゃは「た」。選者せんじゃであるArk Performanceは「作品さくひんしてみたい機体きたい」という視点してんからほんさく選定せんていした。

水上すいじょう走行そうこうがたのドムであり、背中せなか追加ついかされた大型おおがたつばさと、つばさ設置せっちされている大型おおがたファンエンジン2おおきな外見がいけんてき特徴とくちょう足首あしくび追加ついか装備そうびされたウォータージェットエンジンや機体きたい各部かくぶほどこされたそらりょく処理しょりによって、水上すいじょうでの直立ちょくりつ高速こうそく移動いどう地上ちじょう走行そうこう実現じつげんしている。

ドム・レゾナンス[編集へんしゅう]

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルト外伝がいでん』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうMS-09[103])。デザインは太田垣おおたがき康男やすおで、太田垣おおたがきによるラフを作画さくがパートナーのさくら水樹みずき仕上しあげている[104]

現地げんち改修かいしゅうによってドムを強化きょうかした機体きたいで、下半身かはんしんをホバータンクに変更へんこうすることで機動きどうりょく大幅おおはば向上こうじょうしている[103]設定せっていではスパイク・シールドをジョイントによってりょううで固定こていし、バックパックにヒート・サーベルを装着そうちゃくしている[105]

機体きたいデザインにかんして太田垣おおたがきは、自分じぶんなか最強さいきょうのモビルスーツと位置付いちづけているガンタンクに対抗たいこうできる機体きたいとしてデザインをする必要ひつようがあり、そのうえでドムを敵役かたきやくとするためのアレンジになやみ、最終さいしゅうてきに「最強さいきょうのタンクに対抗たいこうできる最強さいきょうのホバー」としてあしまわりをより強力きょうりょく変更へんこうしたとべている[103]

『サンダーボルト外伝がいでん』4かん収録しゅうろくのエピソード「おとこおんな」に登場とうじょうし、オデッサ作戦さくせん直後ちょくごのオデッサ地方ちほうにおいて、ジオン公国こうこくぐんのゲリラ部隊ぶたい運用うんようしている。作中さくちゅうでは右腕うわんのシールドにわってバズーカを装備そうびしている。また、設定せっていには描写びょうしゃされていない右腕うわん内蔵ないぞうされた機関きかんほう射撃しゃげきおこなうシーンがある[106]

RFドム[編集へんしゅう]

しょもと
RFドム
RF DOM
型式けいしき番号ばんごう OMS-09RF
頭頂とうちょうだか 18.6m[107] or 19.1m[107]
本体ほんたい重量じゅうりょう 30.9t
全備ぜんび重量じゅうりょう 52.1t[107] or 56.4t[107]
装甲そうこう材質ざいしつ ガンダリウム合金ごうきんセラミックふくごうざい[107]
出力しゅつりょく 3,230kW
推力すいりょく 76,900kg
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
18,300m
武装ぶそう ビームセイバー
ビームライフル
ビームランチャー
胸部きょうぶ拡散かくさんメガ粒子りゅうしほう×2
グレネードランチャー
ビームバズーカ
搭乗とうじょうしゃ オールズモビルへい

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダムF90』およびゲーム『機動きどう戦士せんしガンダムF91 フォーミュラー戦記せんき0122』に登場とうじょう。 ゲリラ組織そしきオールズモビル(火星かせい独立どくりつジオンぐん)が使用しようした宇宙うちゅうせんよう量産りょうさんがたじゅうMS[107]外観がいかんはリック・ドムをしている。きゅう公国こうこくぐんのMSにせてつくられているが、中身なかみはU.C.0120年代ねんだい技術ぎじゅつでリファインされている。 のRFシリーズより装甲そうこうあつくし防御ぼうぎょりょく強化きょうかされているほか、ビームバズーカを中心ちゅうしん多彩たさいなビーム兵器へいき運用うんよう可能かのう胸部きょうぶビームシャワーはリック・ドムでは出力しゅつりょく不足ふそくにより幻惑げんわくよう効果こうかしかたなかった拡散かくさんメガ粒子りゅうしほうをアップデートしたもので、実用じつようてき攻撃こうげきりょくたせつつ2増設ぞうせつしている[107]。この機体きたいをベースに局地きょくちせんよう開発かいはつされた。宇宙うちゅうせんようとされているが、げきちゅうでは重力じゅうりょくでも運用うんようされていた。

『F90』げきちゅうでは冒頭ぼうとうのF90強奪ごうだつ作戦さくせん参加さんか。また火星かせいにおいてド・ダイあらため搭乗とうじょうした機体きたいがF90奪還だっかん部隊ぶたい交戦こうせんしている。『フォーミュラー戦記せんき0122』では火星かせい残党ざんとう部隊ぶたい戦力せんりょくとして全編ぜんぺんにわたり登場とうじょうげきちゅう序盤じょばんではおも隊長たいちょうとして運用うんようされ、中盤ちゅうばんから終盤しゅうばんにかけてはシャルルそらげきたい随伴ずいはんとして登場とうじょうしている。

RFデザート・ドム[編集へんしゅう]

しょもと
RFデザート・ドム
RF DESERT DOM
型式けいしき番号ばんごう OMS-09DRF
頭頂とうちょうだか 19.0m[108] or 19.1m[108]
本体ほんたい重量じゅうりょう 31.7t
全備ぜんび重量じゅうりょう 58.2t[108] or 56.4t[108]
出力しゅつりょく 3,450kW
推力すいりょく 67,800kg
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
10,700m
武装ぶそう ビームセイバー
ビームライフル
ビームランチャー
胸部きょうぶ拡散かくさんメガ粒子りゅうしほう
グレネードランチャー
ビームバズーカ
搭乗とうじょうしゃ オールズモビルへい

ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダムF91 フォーミュラー戦記せんき0122』に登場とうじょう。RFドムの熱帯ねったい仕様しようで、砂漠さばくという過酷かこく自然しぜん環境かんきょうでの戦闘せんとう目的もくてき開発かいはつされたオールズモビルの機体きたいあし出力しゅつりょく向上こうじょうにより高速こうそく移動いどう可能かのうとなった。胸部きょうぶ拡散かくさんメガ粒子りゅうしほうは1になっている。なお、ゲームじょうではカラーリング以外いがい外観がいかんはRFドムとわりはなく、武装ぶそう同一どういつである。

RFスノー・ドム[編集へんしゅう]

ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダムF91 フォーミュラー戦記せんき0122』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうOMS-09SRF)。RFドムの寒冷かんれい仕様しよう設定せってい存在そんざいしないため、詳細しょうさい不明ふめい。デザート・ドムと同様どうように、ゲームじょうではカラーリング以外いがい外観がいかんはRFドムとわりはなく、武装ぶそう同一どういつ[107]である。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 『ガンダムセンチュリー』では、ザクIIの走行そうこうスピードは時速じそく160キロメートルでしかなく、これは当時とうじ戦車せんしゃの5わりちかはやいが、十分じゅうぶんとはえなかったとしている[13]
  2. ^ 厳密げんみつにはねつかくジェットとねつかくロケットのハイブリッド・タイプである。詳細しょうさいねつかく反応はんのう利用りようした推進すいしん参照さんしょう
  3. ^ 当初とうしょ湿地しっちたい沼沢ぬまさわ地帯ちたいへの投入とうにゅう可能かのうな、純粋じゅんすいなホバークラフト・ユニットを装備そうびした局地きょくちせんようMSを開発かいはつする予定よていであったが、ツィマットしゃこう効率こうりつねつかくジェット・エンジンを開発かいはつしたことにより状況じょうきょう一変いっぺんしたとする資料しりょうもある[18]
  4. ^ 細身ほそみのドムの画稿がこうを「ドム試作しさく1号機ごうき」とする資料しりょうもある[19]
  5. ^ 『センチュリー』では完成かんせい時期じきを0080ねん4がつ中旬ちゅうじゅんとしているが、同書どうしょでは開戦かいせんが0079ねん11月1にちとされており[22]現在げんざい設定せっていことなる。
  6. ^ そのため、ジャイアント・バズの直撃ちょくげきけたガンダムのシールドの損傷そんしょうが、ガイア撃破げきはにはなくなっている。
  7. ^ "YMS-09" とする資料しりょうもあるが[48]当初とうしょはトロピカルテストタイプの型式けいしき番号ばんごう末尾まつびに "D" はいていなかった。
  8. ^ 10たなかったとする資料しりょう[12]じゅうすう程度ていどとする資料しりょうがある[16]
  9. ^ ただし、スペックひょう記載きさいされている資料しりょう複数ふくすうある[60][62]
  10. ^ 電撃でんげきホビーマガジン』に掲載けいさいされた作例さくれいでは、右肩みぎかたえがかれた[61]
  11. ^ HGUCの『ドム・トローペン』と『ドム・トローペン サンドブラウン』の付属ふぞく説明せつめいしょ設定せってい解説かいせつはほぼおな文章ぶんしょう記載きさいされているが、後者こうしゃはグラデン搭載とうさいかんする部分ぶぶんかれていない[69]
  12. ^ ただし、ドム・トローペンの型式けいしき番号ばんごうをMS-09Fとしているものもある[68]
  13. ^ 括弧かっこありが当初とうしょ資料しりょう数値すうち括弧かっこなしが後発こうはつ資料しりょう公式こうしきウェブサイトふく[79])の数値すうちである。後発こうはつのほうはザクII F2がたおな数値すうちであり、さらにザクII F2がたは20,500kg×2、3,100kg×4と基数きすうおおそう推力すいりょくは53,400kgとなり、ほんはザクII F2がたよりそう推力すいりょくおとることになってしまっている。
  14. ^ ドイツ空軍くうぐんBf109G戦闘せんとう熱帯ねったい仕様しようきゅう器用きようそら気取きどり入口いりくち装備そうびされているものとまったくおな意匠いしょうである。
  15. ^ げきちゅうではゲイリーのみしか確認かくにんできないが、小説しょうせつばんでも2突入とつにゅうしたとされる[87]
  16. ^ 撃破げきはされる描写びょうしゃはないが、ユーコンきゅう潜水艦せんすいかん "U801" がけた1撃破げきは報告ほうこくや、だい3登場とうじょうする残骸ざんがいなどより確認かくにんできる。
  17. ^ 設定せってい紹介しょうかい企画きかく『レポート オブ ブレイジングシャドウ』では「7GUN BARREL」とされるが[93]小説しょうせつ本編ほんぺんでは一貫いっかんして「ろくほんのバレル[95]」として描写びょうしゃされている。
  18. ^ MS-09KMと表記ひょうきされる場合ばあいもある[よう出典しゅってん]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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    • 機動きどう戦士せんしガンダム・記録きろく全集ぜんしゅう2』日本にっぽんサンライズ、1980ねん5がつ1にち 
    • 講談社こうだんしゃポケット百科ひゃっかシリーズ15 ロボットだい全集ぜんしゅう 機動きどう戦士せんしガンダム』講談社こうだんしゃ、1981ねん4がつ20日はつか 
    • 講談社こうだんしゃのポケットカード9 機動きどう戦士せんしガンダム モビルスーツバリエーションコレクション』講談社こうだんしゃ、1984ねん2がつ25にちISBN 4-06-172379-0 
    • 講談社こうだんしゃポケット百科ひゃっかシリーズ33 機動きどう戦士せんしガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオンぐんMS・MAへん講談社こうだんしゃ、1984ねん4がつ30にちISBN 4-06-107783-X 
    • 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい図鑑ずかん【PART.1 いちねん戦争せんそうへん】』バンダイ、1989ねん2がつ20日はつかISBN 4-89189-006-1 
    • 『ラポートデラックス 機動きどう戦士せんしガンダムだい事典じてん いちねん戦争せんそうへん』ラポート、1991ねん6がつ1にち 
    • 『ケイブンシャのだい百科ひゃっか別冊べっさつ 機動きどう戦士せんしガンダム0083 STARDUST MEMORY 略奪りゃくだつへん』勁文しゃ、1991ねん12月16にち 
    • 『ENTERTAINMENT BIBLE.42 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい図鑑ずかん【PART.6 デラーズ紛争ふんそうへんうえ〉】』バンダイ、1992ねん2がつ29にちISBN 4-89189-215-3 
    • 『ラポートデラックス 機動きどう戦士せんしガンダム0083 ~スターダストメモリー~』ラポート、1993ねん1がつ15にち 
    • 機動きどう戦士せんしガンダムRPG』ホビージャパン、1997ねん3がつ1にちISBN 4-89425-151-5 
    • 『データコレクション3 機動きどう戦士せんしガンダム いちねん戦争せんそう外伝がいでん』メディアワークス、1997ねん4がつ15にちISBN 4-07-305840-1 
    • 『データコレクション6 機動きどう戦士せんしガンダムΖぜーたΖぜーた』メディアワークス、1997ねん12月15にちISBN 4-07-307572-1 
    • 『Dセレクション 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい全集ぜんしゅう98』メディアワークス、1998ねん5がつ15にちISBN 4-07-308519-0 
    • 『ガンダムアーカイブ 機動きどう戦士せんしガンダム完全かんぜん設定せってい資料集しりょうしゅう』メディアワークス、1999ねん6がつ30にちISBN 4-8402-1211-2 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム エピソードガイド Vol.2 いちねん戦争せんそうへん)』角川書店かどかわしょてん、1999ねん9がつ8にちISBN 4-04-853069-0 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム MSVコレクションファイル[地球ちきゅうへん]』講談社こうだんしゃ、2000ねん6がつ21にちISBN 4-06-346551-9 
    • 皆川みなかわゆか機動きどう戦士せんしガンダム 公式こうしき百科ひゃっか事典じてん GUNDAM OFFICIALS講談社こうだんしゃ、2001ねん3がつ21にちISBN 4-06-330110-9 
    • 『Dセレクション 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい全集ぜんしゅう2003』メディアワークス、2003ねん4がつ10日とおかISBN 4-8402-2339-4 
    • 『ガンダム解体かいたい新書しんしょ いちねん戦争せんそうへん講談社こうだんしゃ、2007ねん2がつ2にちISBN 978-4-06-364683-2 
    • 皆河みなごゆうとぎそう解説かいせつガンダム辞典じてんVer1.5』講談社こうだんしゃ、2009ねん8がつISBN 978-4-06-375795-8 
    • 岡崎おかざきあきらぎょう『データガンダム キャラクター列伝れつでん宇宙うちゅう世紀せいきへん I]』角川書店かどかわしょてん、2010ねん4がつ26にちISBN 978-4-04-715445-2 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012ねん1がつ31にちISBN 978-4-04-886212-7 
    • 機動きどう戦士せんしガンダムMSだい全集ぜんしゅう2013[+線画せんが設定せっていしゅう]』アスキー・メディアワークス、2012ねん12月25にちISBN 978-4-04-891215-0 
    • 機動きどう戦士せんしガンダムUC メカニック&ワールド ep 4-6』KADOKAWA、2013ねん5がつ30にちISBN 978-4-575-46474-0 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム MSV-R ジオンへん』KADOKAWA、2014ねん2がつ26にちISBN 978-4-04-121018-5 
    • 大河原おおかわら邦男くにお画集がしゅう 機動きどう戦士せんしガンダム MSVスタンダード』KADOKAWA、2018ねん2がつ26にちISBN 978-4-04-106701-7 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム新訳しんやくMSだい全集ぜんしゅう U.C.0081-0090へん』KADOKAWA、2022ねん3がつ26にちISBN 978-4-04-111179-6 
  • ムック
    • 『テレビマガジンデラックス TVばん 機動きどう戦士せんしガンダム ストーリーブック2』講談社こうだんしゃ、1981ねん6がつ30にち 
    • 月刊げっかんOUT9がつごう増刊ぞうかん 宇宙うちゅうける戦士せんしたち GUNDAM CENTURY』みのり書房しょぼう、1981ねん9がつ22にち 
    • 『ホビージャパン別冊べっさつ HOW TO BUILD GUNDAM 2』ホビージャパン、1982ねん5がつ1にち 
    • 模型もけい情報じょうほう別冊べっさつ MSバリエーション・ハンドブック1』バンダイ、1983ねん3がつ30にち 
    • 『モデルグラフィックス別冊べっさつ ガンダムウォーズII ミッションΖぜーたΖぜーた モデリング・サポート・マニュアル』だい日本にっぽん絵画かいが、1987ねん2がつ25にちISBN 4-499-20526-3 
    • 『B-CLUB SPECIAL 15 機動きどう戦士せんしガンダム MSだい全集ぜんしゅう』バンダイ、1988ねん2がつ10日とおかISBN 4-89189-336-2 
    • 『コミックボンボンスペシャル31 SDガンダム カラー完全かんぜんだい図鑑ずかん』バンダイ、1988ねん12月22にちISBN 4-06-102331-4 
    • 『B-CLUB SPECIAL 大河原おおかわら邦男くにおアイアンワークス』バンダイ、1989ねん11月20にちISBN 4-89189-462-8 
    • 『コミックボンボンスペシャル84 機動きどう戦士せんしガンダム0083 MS WARS』講談社こうだんしゃ、1992ねん11月12にち 
    • 『ニュータイプ100%コレクション20 機動きどう戦士せんしガンダム0083「作戦さくせん計画けいかくしょ」』角川書店かどかわしょてん、1993ねん11がつ10日とおかISBN 4-04-852268-X 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム MSV コレクションファイル[地球ちきゅうへん]』講談社こうだんしゃ、2000ねん6がつ21にちISBN 978-4-06-346551-8 
    • 電撃でんげきホビーマガジンスペシャル アドバンス・オブ・Ζぜーた ティターンズのはたのもとに Vol.2』メディアワークス、2004ねん1がつ5にちISBN 4-8402-2589-3 
  • 分冊ぶんさつ百科ひゃっか
  • 雑誌ざっし
    • コミックボンボン』1982ねん6がつごう講談社こうだんしゃ 
    • 『コミックボンボン』1983ねん6がつごう講談社こうだんしゃ 
    • OUT』1982ねん9がつごう、みのり書房しょぼう 
    • 模型もけい情報じょうほう』1983ねん11がつごう、バンダイ。 
    • SDクラブだい2ごう、バンダイ、1988ねん9がつ25にちISBN 4-89189-352-4 
    • 電撃でんげきホビーマガジン』1999ねん10がつごう、メディアワークス。 
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2007ねん1がつごう、メディアワークス。 
    • 『グレートメカニック』だい13ごう双葉社ふたばしゃ、2004ねん6がつ15にちISBN 4-575-46423-6 
    • ガンダムエース』2009ねん9がつごう角川書店かどかわしょてん 
    • 『ガンダムエース』2010ねん9がつごう角川書店かどかわしょてん 
    • 『ガンダムエース』2013ねん10がつごう角川書店かどかわしょてん、2013ねん8がつ26にち 
    • 『ガンダムエース』2022ねん1がつごう、KADOKAWA。 
  • 雑誌ざっし付録ふろく
    • 機動きどう戦士せんしガンダム モビルスーツだい図鑑ずかん宇宙うちゅう世紀せいきへん]Vol.1」『ホビージャパン』2019ねん10がつごう、ホビージャパン。 
  • 小説しょうせつ
  • 漫画まんが
    • 兼房かねふさこう機動きどう戦士せんしガンダムMSV-R アクショングラフィックへんだい1かん、KADOKAWA、2013ねん2がつ26にちISBN 978-4-04-120593-8 
    • 兼房かねふさこう機動きどう戦士せんしガンダムMSV-R アクショングラフィックへんだい2かん、KADOKAWA、2015ねん2がつ26にちISBN 978-4-04-102796-7 
    • 太田垣おおたがき康男やすお機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルト外伝がいでん』 4かん小学館しょうがくかん、2020ねん7がつ5にちISBN 978-4-09-860673-3 
    • 太田垣おおたがき康男やすお機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルト』 だい16かん限定げんていばん小学館しょうがくかん、2020ねん9がつ30にちISBN 978-4-09-943073-3 
      • 特典とくてん冊子さっし機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルト MSデザインワークス [設定せっていしゅうvol.2]』小学館しょうがくかん、2020ねん9がつ30にち 
  • プラモデル付属ふぞく説明せつめいしょ
    • 『1/144 YMS-09 プロトタイプドム』バンダイ、1983ねん4がつ 
    • 『1/144 YMS-09D ドム・トロピカルテストタイプ』バンダイ、1983ねん10がつ 
    • 『1/100 YMS-09D ドム・トロピカルテストタイプ』バンダイ、1983ねん10がつ 
    • 『1/144 MS-09G ドワッジ』バンダイ、1986ねん8がつ 
    • 『フルカラーモデル 1/144 MS-R09 リック・ドム』バンダイ、1988ねん7がつ 
    • MG 1/100 MS-09 ドム』バンダイ、1999ねん6がつ 
    • HGUC 1/144 MS-09F/Trop ドム・トローペン』バンダイ、2000ねん11月。 
    • 『HGUC 1/144 MS-09F/Trop ドム・トローペン サンドブラウン』バンダイ、2002ねん2がつ 
    • 『HGUC 1/144 MS-09 / MS-09R ドム / リック・ドム』バンダイ、2006ねん1がつ 
  • ウェブサイト

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]