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フジミ模型もけい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
フジミ模型もけい株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ(2014ねん5がつ撮影さつえい
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
422-8033
静岡しずおかけん静岡しずおか駿河するが登呂とろ4-21-1
北緯ほくい3457ふん23.04びょう 東経とうけい13824ふん44.5びょう / 北緯ほくい34.9564000 東経とうけい138.412361 / 34.9564000; 138.412361座標ざひょう: 北緯ほくい3457ふん23.04びょう 東経とうけい13824ふん44.5びょう / 北緯ほくい34.9564000 東経とうけい138.412361 / 34.9564000; 138.412361
設立せつりつ 1961ねん4がつ1にち
創業そうぎょう1948ねん「フジミ模型もけい教材きょうざいしゃ」として
業種ぎょうしゅ その製品せいひん
法人ほうじん番号ばんごう 3080001004493 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう 国内外こくないがいのプラモデル製造せいぞう販売はんばい
関係かんけいする人物じんぶつ 齋藤さいとう茂一もいち創業そうぎょうしゃ)、今井いまい栄一えいいち創業そうぎょうしゃ
外部がいぶリンク https://www.fujimimokei.com/
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フジミ模型もけい株式会社かぶしきがいしゃ(フジミもけい)は、静岡しずおかけん静岡しずおか駿河するが本社ほんしゃ日本にっぽん模型もけい製造せいぞう会社かいしゃである。通称つうしょうはフジミ。おもプラモデル製造せいぞう販売はんばいおこなっている。

沿革えんかく

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本社ほんしゃ別棟べつむね(2014ねん5がつ撮影さつえい

フジミ模型もけいは、1948ねん昭和しょうわ23ねん)に静岡しずおかけん清水しみずげん静岡しずおか清水しみず)で「フジミ模型もけい教材きょうざいしゃ」としてげんフジミ模型もけい会長かいちょう齋藤さいとう茂一もいちのち今井いまい科学かがく設立せつりつする今井いまい栄一えいいちによって創業そうぎょうされ、当初とうしょ木製もくせい模型もけいとう製造せいぞう販売はんばいおこなっていた。1961ねん昭和しょうわ36ねん)にプラモデルの製造せいぞう参入さんにゅうし、名称めいしょうをフジミ模型もけい株式会社かぶしきがいしゃ変更へんこうした。当時とうじ艦船かんせんのモデルちかられており、ロゴマークにも黒地くろじふねかじをデザインしたものがえられていた。1960年代ねんだいには、縮尺しゅくしゃく1/70でだい世界せかい大戦たいせんどき日米にちべい戦闘せんとう1/50でジェット戦闘せんとうはたヘリコプターなどの航空機こうくうき、1/550の日本にっぽん戦艦せんかん1/700空母くうぼだいおおとり、1/44-1/50の戦車せんしゃおよび各種かくしゅスケールのしろ寺院じいんなどのプラモデルを発売はつばいしている。また、1960年代ねんだい初期しょきには戦艦せんかんじゅう巡洋艦じゅんようかん木製もくせいソリッドモデルもプラモデルととも販売はんばいされていた。

1970ねん発売はつばいされたE-2ホークアイから航空機こうくうきプラモデルの縮尺しゅくしゃく1/721/48変更へんこうされ、すんで発売はつばい製品せいひんも1/72や1/48と表記ひょうきされるようになった。1971ねんには、静岡しずおか模型もけい教材きょうざい協同きょうどう組合くみあい一員いちいんとして、田宮たみや模型もけい長谷川はせがわ製作所せいさくしょ青島文化教材社あおしまぶんかきょうざいしゃとともに1/700の艦船かんせん模型もけいウォーターラインシリーズ販売はんばい開始かいししている。おなじ1971ねんには、すで日本にっぽん輸入ゆにゅうされて人気にんきていたエアフィックスのHO/OOスケールミリタリーモデル対抗たいこうして、1/76スケールのワールドアーマーシリーズもスタートさせている。また、1970年代ねんだいなか以降いこう、1/20と1/24自動車じどうしゃ主力しゅりょく商品しょうひんひとつとして大量たいりょう発売はつばいされている。

1983ねんあらたに価格かかくたいおうじてAからHにシリーズけされた、1/72スケール飛行機ひこうきキットの販売はんばい開始かいしし、1990年代ねんだい後半こうはんまでにおおくの製品せいひん発売はつばいした。1988ねんには、倒産とうさんした日東にっとう科学かがくから1/76スケールミリタリーモデルのかねがたぎ、ワールドアーマーシリーズにれている。1992ねんにフジミは静岡しずおか模型もけい教材きょうざい協同きょうどう組合くみあいから脱退だったいし、ウォーターラインシリーズから自社じしゃ開発かいはつぶん製品せいひんげ、あらたにシーウェイモデルシリーズとして販売はんばいおこなうこととなった。この脱退だったいにより、のこった3しゃはフジミ担当たんとうぶんあなめるためにあらたな製品せいひん開発かいはつ着手ちゃくしゅし、フジミもウォーターラインシリーズの枠組わくぐみにとらわれない製品せいひん開発かいはつ可能かのうになった。

平成へいせい29ねん7がつ24にち会社かいしゃのロゴマークを現行げんこうあお文字もじブロックたいから茶色ちゃいろ基調きちょうとする、当社とうしゃのプラモ販売はんばい初期しょきもちいられた筆記ひっきたい復刻ふっこくロゴマークに変更へんこうすると発表はっぴょう[1]同年どうねん8がつからしんロゴの使用しよう開始かいしした。

製品せいひん

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フジミの製品せいひんはプラモデルとその関連かんれん商品しょうひん(ディテールアップようパーツなど)にほぼ限定げんていされており、現在げんざい商品しょうひん内容ないようは、自動車じどうしゃ航空機こうくうき艦艇かんてい中心ちゅうしんであるが、AFV名城めいじょう建物たてものキャラクターモデルなどもあつかっている。シリーズめい製品せいひん番号ばんごう変更へんこう比較的ひかくてき頻繁ひんぱんおこなわれ、デカール一部いちぶ仕様しよう変更へんこうした限定げんていばん販売はんばいおこなっている。

航空機こうくうき

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航空機こうくうきは1/72スケールがメインであるが、1/48スケールと1/144スケールの製品せいひんあつかっている。1990年代ねんだい後半こうはんにはアメリカMRCしゃけに開発かいはつされた1/35スケールのヘリコプターを、ビッグサイズヘリの名称めいしょう国内こくない販売はんばいしていた。

1/72スケール
1/72スケールの航空機こうくうきキットはフジミの主力しゅりょく商品しょうひんひとつであり、だい世界せかい大戦たいせんから現用げんようのジェット戦闘せんとうまでおおくの機種きしゅ発売はつばいされている。有名ゆうめい以外いがい比較的ひかくてきマイナーな機体きたいおお発売はつばいされているのが特徴とくちょうで、きゅうはちしき水上すいじょう偵察ていさつれいしき小型こがた水上すいじょう偵察ていさつれいしき水上すいじょう観測かんそく瑞雲ずいうんなどの日本にっぽん海軍かいぐん水上すいじょうや、きゅうはちしき直接ちょくせつ協同きょうどう偵察ていさつなどが製品せいひんされている。戦後せんご機体きたいでも、F7Uカットラス戦闘せんとうなど他社たしゃ開発かいはつしない商品しょうひん展開てんかいをみせている。また、最初さいしょの1/72スケールキットであるE-2A ホークアイは、ハセガワが2007ねんにE-2Cを発売はつばいするまでは事実じじつじょう唯一ゆいいつの1/72スケールキットであり、実機じっき変化へんかわせてかねがた改修かいしゅうけながら生産せいさんつづけられ、現在げんざいはホークアイ2000の仕様しよう販売はんばいされている。1990年代ねんだい後半こうはん以降いこうはバージョン変更へんこう限定げんていばん発売はつばいおもになっていたが、2010年代ねんだいはいり、バトルスカイシリーズとしてF-15EF-35Bをしんかねがた発売はつばいしている。
1/48スケール
1980年代ねんだいなかばまでにじつスケール1/50のものもふくめて50てん以上いじょう発売はつばいされたが、その発売はつばいのペースはち、2014ねん現在げんざいでは10てん程度ていどがカタログに掲載けいさいされている。
1/144スケール
2000年代ねんだい中期ちゅうき発売はつばいされたB-29および雷電らいでんかねと、1980年代ねんだいはじめに発売はつばいされたUH-1Nリンクス販売はんばいされている。また、2012ねん富嶽ふがく塗装とそうはん完成かんせいキットが発売はつばいされた。

艦船かんせん

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艦艇かんていおも1/7001/350展開てんかいされている。武装ぶそう航空機こうくうきなどの共通きょうつう部品ぶひんやエッチングパーツ、甲板かんぱんシールなどのディテールアップよう純正じゅんせいパーツもりょうスケールに対応たいおうして発売はつばいされている。また1980年代ねんだいはじめには、あつめる軍艦ぐんかんシリーズとして1/3000スケールの帝国ていこく海軍かいぐん軍艦ぐんかんが50せきほど発売はつばいされ、軍港ぐんこうのジオラマキットも発売はつばいされていた。

1/700スケールシーウェイモデルシリーズ
当初とうしょウォーターラインシリーズ一部いちぶとしてつくられていたキット(当時とうじ部品ぶひんいろがブルーグレイにちかいろで、アオシマ、タミヤのキットの部品ぶひんいろちかかった)を中心ちゅうしんに、シーウェイモデルシリーズとなったのち発売はつばいされた空母くうぼおおとりしょうかるじゅん那珂なかなどのきゅう製品せいひんのバリエーション、1990年代ねんだい後半こうはんから2000年代ねんだい前半ぜんはんにかけて発売はつばいされたキティホークきゅう航空こうくう母艦ぼかん筆頭ひっとうとしたアメリカ海軍かいぐん現用げんよう戦闘せんとうかんふくまれる。
1/700スケールシーウェイモデルとくシリーズ
2004ねん発売はつばい大和やまとがた戦艦せんかんからはじまったしんかねがたによるきゅう日本にっぽんぐん艦艇かんていしんシリーズ。2009ねん発売はつばい金剛こんごうがた戦艦せんかんからはシーウェイモデルシリーズのきゅう製品せいひんのリメイクも開始かいしされ、そのおおくで1/350スケールキットみのディテールが再現さいげんされている。2014ねん現在げんざいきゅう帝国ていこく海軍かいぐん戦艦せんかん正規せいき空母くうぼだい部分ぶぶん製品せいひんしている。また、空母くうぼうみたか敷設ふせつかん津軽つがる特設とくせつ水上すいじょう母艦ぼかん讃岐さぬきまる特設とくせつ給油きゅうゆかんなど他社たしゃでは発売はつばいしていない艦船かんせん製品せいひんされている。
1/700スケール帝国ていこく海軍かいぐんシリーズ
シーウェイモデルとくシリーズのフルハルバージョン。
1/700スケールとくEASYシリーズ
塗装とそう不要ふよう初心者しょしんしゃ入門にゅうもんしゃけのシリーズ。シーウェイモデルとくシリーズの成形せいけいしょく工廠こうしょうごとの専用せんようしょく変更へんこうし、甲板かんぱんとうさい現用げんようにホイルシールをセットしている。
1/350スケール
ハセガワの発売はつばいした三笠みかさなどのヒットをけ、2007ねんはじまったシリーズで、きむつよし伊勢いせしょうづるひとし大型おおがたかんをモデルしている。また、陸軍りくぐん潜航せんこう輸送ゆそうていまるゆがシーウェイモデルとくシリーズで製品せいひんされている。
1/500スケール
1/350スケールみの精密せいみつキットをより手軽てがるなサイズと価格かかく提供ていきょう可能かのうな、1/350と1/700の中間ちゅうかんのスケールを採用さいようしたシリーズで、2009ねん開始かいしされた。戦艦せんかん大和やまと長門ながと時期じきによる装備そうび変化へんかのバリエーションと、ちょう大和やまとがた戦艦せんかん製品せいひんされている。
ちびまる艦隊かんたい
ハセガワの「たまごひこーき」の戦艦せんかんばんてきデフォルメモデル。大和やまとがた戦艦せんかん大和やまと武蔵むさし)、金剛こんごうがた戦艦せんかんきむつよし比叡ひえい榛名はるな霧島きりしま)、赤城あかぎゆきふう最上もがみ航空こうくう巡洋艦じゅんようかん)、加賀かが秋月あきづきしょうづるがた空母くうぼしょうづるみずづる(レイテおき海戦かいせん))、伊勢いせがた戦艦せんかん伊勢いせ日向ひなた。いずれも航空こうくう戦艦せんかん)がラインナップされている。塗装とそう必要ひつようなく、てに接着せっちゃくざい要求ようきゅうしない。
大和やまとがたにはエッチングパーツの付属ふぞくするDXばんがあり(別売べつうりもされている)、大和やまと赤城あかぎには甲板かんぱん再現さいげんする専用せんようシールが別売べつうりでラインナップされている。

軍用ぐんよう車両しゃりょう

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戦車せんしゃなどの軍用ぐんよう車両しゃりょうおもに1/76と1/72で展開てんかいされている。1/76は現在げんざいでは少数しょうすうであるが、フジミの参入さんにゅうにはミニスケールミリタリーモデル主力しゅりょくであり、ほぼどう時期じき日東にっとう科学かがく教材きょうざい参入さんにゅうしている。当初とうしょ戦車せんしゃ中心ちゅうしんとした「ワールドアーマーシリーズ」と、兵士へいしのフィギュアとジオラマようのアクセサリーを中心ちゅうしんとした「ジオラマシリーズ」2つのシリーズを展開てんかいしていた。また1970年代ねんだいにはこのシリーズの車輌しゃりょうやフィギュア、樹木じゅもくのキット、カラーパウダー、ベースがはいった情景じょうけい模型もけいセット「ワンカットシリーズ」(ベースは立体りったいてきなバキュームフォーム成形せいけい、10種類しゅるい)および「ジオラマセットシリーズ」(ベースはプラばんまい、7種類しゅるい)も発売はつばいされていた。1987ねん倒産とうさんした日東にっとう製品せいひん編入へんにゅう、2つのシリーズは1つに統合とうごうされた。1990年代ねんだいなかばにあらたに「スペシャルワールドアーマーシリーズ」として陸上りくじょう自衛隊じえいたい戦車せんしゃ3しゅ61しき74しき90しき)とタイガーI後期こうきがた発売はつばいされ、きゅう製品せいひんは「ナナロクシリーズ」とばれるようになった。ただし、きゅう製品せいひん一部いちぶは「スペシャルワールドアーマーシリーズ」にまれている。2010ねんより1/72でのモデル開始かいしし、8がつに1さくの「ドイツ軍用ぐんよう3tトラック救護きゅうごしゃ仕様しよう」を発売はつばいした。ほん製品せいひんオペル・ブリッツ模型もけいであるが、商標しょうひょうけん関係かんけい固有名詞こゆうめいし表示ひょうじされていない。

1/76スケール
ナナロク、スペシャルワールドアーマーの2つのシリーズを展開てんかいしている。製品せいひんされているのは、自衛隊じえいたい戦車せんしゃ3しゅのぞすべだい世界せかい大戦たいせん戦車せんしゃ装甲車そうこうしゃ火砲かほう兵士へいしなどである。自衛隊じえいたい戦車せんしゃ、タイガーI後期こうきがたおよび2000年代ねんだい開発かいはつされたIS-2キャタピラ一部いちぶしきのインジェクション成形せいけいひん、1970年代ねんだい開発かいはつされたきゅう製品せいひん自社じしゃせいきゅう日東にっとうせいともにベルト成形せいけい軟質なんしつ樹脂じゅしだったが、スペシャルワールドアーマーシリーズにまれたきゅう日東にっとう製品せいひん一部いちぶIIIごう戦車せんしゃキングタイガーなど)はインジェクション成形せいけいのキャタピラに変更へんこうされている。
1/72スケール
オペル・ブリッツ、タイガーI初期しょきがた陸上りくじょう自衛隊じえいたい10しき戦車せんしゃ3トンはん大型おおがたトラックのバリエーションが発売はつばいされている。10しき戦車せんしゃ最初さいしょ試作しさく3号車ごうしゃ製品せいひんされたが、のち部品ぶひん大幅おおはばえて量産りょうさんがた発売はつばいされた。また、3トンはん大型おおがたトラックはアオシマせいとほぼ同時どうじ発売はつばい競作きょうさくとなって話題わだいんだが、バリエーションモデルはアオシマとことなるタイプを製品せいひんしている。
ちびまるミリタリー
艦船かんせんモデル「ちびまる艦隊かんたい」の軍用ぐんよう車両しゃりょうばん。10しき戦車せんしゃ(ドーザーブレードの有無うむで2しゅラインナップ)、1/2トントラックがラインナップされている。

自動車じどうしゃ

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自動車じどうしゃ模型もけいはフジミの主力しゅりょく商品しょうひんであり、おもに1/24で新旧しんきゅう乗用車じょうようしゃチューニングカーレーシングカー数多かずおお商品しょうひんしている。ただし、1970年代ねんだいまでに開発かいはつされたきゅう製品せいひんと、そのバリエーションもおおい。2000年代ねんだいなかばからは、1/20のF1カーや、1/32のトラック観光かんこうバスもシリーズ展開てんかいされている。また、種類しゅるいすくないものの1/16や1/12の大型おおがたモデルもつくられており、1990年代ねんだいには1/48の製品せいひんつくられていた。改造かいぞうやディテールアップようのタイヤ、ホイール、メタルマフラー、エッチングパーツデカールなども1/24よう中心ちゅうしん発売はつばいされている。また、『頭文字かしらもじD』、『湾岸わんがんミッドナイト』、『逮捕たいほしちゃうぞ』、『ナニワトモアレ』など講談社こうだんしゃけい作品さくひん中心ちゅうしんに、『オーバーレブ!』や『よろしくメカドック』、『サーキットのおおかみ』など、自動車じどうしゃあつかったマンガ作品さくひん版権はんけん取得しゅとくし、登場とうじょうする車両しゃりょう再現さいげんしたモデルも発売はつばいしている。また、アオシマのやめしゃ対抗たいこうしてアニメなどのキャラクターのデカールをくわえた「きゃらdeCAR〜るシリーズ」を展開てんかいしている。はつおとミクエヴァンゲリオンをモチーフにした実在じつざいのレーシングカーやレーシングオートバイと、その架空かくうのバリエーションも製品せいひんしている。

1/24 インチアップシリーズ
ベーシックな国産こくさんしゃ製品せいひんした自動車じどうしゃモデルのメインシリーズ。2000年代ねんだいまではインチアップディスクシリーズとばれていた。品番ひんばんはIDではじまる(れい:ID-1)。
1/24 とうげシリーズ
とうげぞくくるまあしまわりがチューンされているという設定せっていであるが、形状けいじょうはノーマル。インチアップシリーズからはずれたものまれることもあるが、おおむ重複じゅうふくしている。デカールるい追加ついか程度ていど差別さべつはかられている。
1/24 ヒストリックレーシングカーシリーズ
1960年代ねんだいから1970年代ねんだい旧式きゅうしきのレーシングカーをメインに展開てんかいしている。おもなモデルはポルシェ917フォード・GT40スカイラインGT-R(ハコスカ)など。エッチングパーツきのキットもある。品番ひんばんはHRではじまる。
1/24 エンスージアストシリーズ
1960年代ねんだいから1970年代ねんだいスポーツカーを、実車じっしゃ忠実ちゅうじつにスケールダウンすることに主眼しゅがんいた精密せいみつモデルシリーズ。ホワイトメタル真鍮しんちゅうといった金属きんぞくせいパーツやエッチングパーツがふんだんにまれ、製作せいさく難易なんいたかい。精密せいみつさを追求ついきゅうするあまり、んでしまえばえなくなってしまうクランクケースないのクランクシャフトやコンロッド、ピストンまで再現さいげんしたモデルもある(ポルシェ356)。おもなモデルはポルシェ・911シリーズ(901 - 930まで)、BMW635CSi、ランチア・ストラトスひとし以前いぜんフェラーリもシリーズないまれていたが、90年代ねんだいなかばのフェラーリの版権はんけん問題もんだい一時いちじ生産せいさん中止ちゅうしになっていた。その版権はんけん緩和かんわされフェラーリ関連かんれん独自どくじにシリーズされしん製品せいひんくわえながら現在げんざいいたる。品番ひんばんはENではじまる。
1/24 リアルスポーツカーシリーズ
エンスージアストシリーズと対照たいしょうてき部品ぶひん点数てんすう極力きょくりょくおさえ、簡単かんたんてられる。だい1だんフェラーリ・F40
1/24 ノスタルジックレーサーシリーズ
1970年代ねんだい国産こくさんスポーツカーのレーシングカー仕様しよう従来じゅうらいのキットにレーシングシート、ステアリング、ベルトようのバックルを追加ついかしたもの。
1/20 グランプリシリーズ
フェラーリを中心ちゅうしんとしたF1マシンのしんかねがたキット。2007ねんだい1だんフェラーリ・126C2発売はつばいされた。
1/32 トラック、観光かんこうバスシリーズ
りょうシリーズとも2007ねんはじまったしんかねがたによるキット。トラックシリーズは当初とうしょ「颯(はやて)シリーズ」とばれていた。
1/12 スカイラインGT-Rシリーズ
接着せっちゃくざい使用しようしないボルトオン方式ほうしきてる大型おおがた精密せいみつキット。
1/16 スーパーカーシリーズ
フェラーリ・F40、フェラーリ・288GTOなどを中心ちゅうしんにした大型おおがた精密せいみつキット。
1/24 『頭文字かしらもじD』シリーズ
原作げんさくやアニメに登場とうじょうしたほとんどの車両しゃりょう網羅もうらしている。ただし、エアロパーツの有無うむやバージョンのちがいなど、作中さくちゅうとはことなる仕様しようとなっている製品せいひん存在そんざいする。
きゃらdeCAR〜るシリーズ
アオシマのやめしゃシリーズと同様どうように、深夜しんやアニメ作品さくひんがシリーズの主力しゅりょくであるが、美少女びしょうじょゲームアダルトゲーム作品さくひんあつかったものも数多かずおおくリリースしている。デカールのみの商品しょうひんもある。くるまだけでなく、1/700スケールの空母くうぼキティホークの『けいおん!仕様しよう発売はつばいされた。
ガレージ&ツール
1/24のガレージ本体ほんたい備品びひん工具こうぐ道路どうろ標識ひょうしき、フィギュアなどのアクセサリーが中心ちゅうしんであるが、1/20のピットクルーや1/32のフォークリフトなども製品せいひんしている。

建物たてもの

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名城めいじょう建物たてものの2つのシリーズで、日本にっぽんしろ寺院じいん神社じんじゃなどの歴史れきしてき建物たてもの製品せいひんしている。1960年代ねんだいから販売はんばいされている、フジミを特徴とくちょうづける製品せいひんひとつで、縮尺しゅくしゃく様々さまざま(いわゆるはこスケール)だが、鉄道てつどう模型もけいNゲージおなじ1/150のものも複数ふくすうある。

鉄道てつどう車両しゃりょうとう

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ストラクチャーキットとして東京とうきょうモノレール1000かたちゆりかもめ7200けい、はたらくのりものシリーズとして札幌さっぽろ交通こうつうきょく3300かたち電車でんしゃ未来みらいがた水上すいじょうバス ヒミコをNゲージに相当そうとうする1/150スケールで発売はつばいしている。札幌さっぽろ交通こうつうきょく3300かたち電車でんしゃは、札幌さっぽろ時計とけいだいとセットにしたゆきミク電車でんしゃバージョンも発売はつばいされている。1970年代ねんだいには、1/150スケールのSLL特急とっきゅうブルートレイン寝台しんだい電車でんしゃ特急とっきゅうなども発売はつばいされていた。また1/45スケール(Oゲージ相当そうとう)でモーター走行そうこうC53発売はつばいされていた。

キャラクターモデル

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国産こくさんプラモデル創成そうせいの1960年代ねんだい初期しょきギャラント・メンのフィギアやゼロせん太郎たろう伊賀いが忍者にんじゃなどのオリジナルキャラのホッピングモデルをしており、1967ねんにはタイムトンネル製品せいひんしている。そのキャラクターモデルからはとおざかってたが、1999ねん完全かんぜんしんかねがたで『ウルトラセブン』に登場とうじょうする「TDF PO-1ポインター」の1/24キットを発売はつばいつづき「マグマライザー」、「ハイドランジャー」、1/700海底かいてい軍艦ぐんかんとどろきたかしごう」などを発売はつばいした。2001ねんには、『勇者ゆうしゃ特急とっきゅうマイトガイン』の「グレートマイトガイン」を1/144スケールでモデルし、『しん世紀せいきエヴァンゲリオン』に登場とうじょうする葛城かつらぎミサト愛車あいしゃA310あらためもフィギュアきで発売はつばいしている。またPCゲーム『kanon』に登場とうじょうするつきみやあゆのレジンキャストせいキャラクターフィギュア発売はつばいしたことでも話題わだいんだ。2010年代ねんだいはいってからも、『ウルトラマン』に登場とうじょうする「小型こがたビートル」や、映画えいがブレードランナー』に登場とうじょうする飛行ひこう自動車じどうしゃ「スピナー」、『仮面かめんライダー』の「サイクロンごう」などを製品せいひんしている。最近さいきんでは熊本くまもとけんのキャラクター「くまモン」関連かんれん製品せいひんしており、『007』のロータスエスプリや1960年代ねんだい製品せいひんされた潜水せんすいていアルビンごうをスナップキットに改修かいしゅうしたくまモンのコラボ製品せいひん販売はんばいされている

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ コーポレートロゴ変更へんこうのご案内あんない』(プレスリリース)フジミ模型もけい株式会社かぶしきがいしゃ、2017ねん7がつ24にちhttp://www.news2u.net/releases/1551212018ねん10がつ1にち閲覧えつらん 

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 日本にっぽんプラモデル工業こうぎょう協同きょうどう組合くみあいへん日本にっぽんプラモデル50ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう企画きかく出版しゅっぱん、2008ねん ISBN 978-4-16-008063-8
  • フジミ模型もけい製品せいひんカタログ 1987年版ねんばん - 2012/2013年版ねんばん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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