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かい述語じゅつご論理ろんり

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

かい述語じゅつご論理ろんり(にかいじゅつごろんり、えい: second-order predicate logic)あるいはたんかい論理ろんり(にかいろんり、えい: second-order logic)は、いちかい述語じゅつご論理ろんり拡張かくちょうした論理ろんり体系たいけいであり、いちかい述語じゅつご論理ろんり自体じたい命題めいだい論理ろんり拡張かくちょうしたものである[1]かい述語じゅつご論理ろんりもさらに高階たかしな述語じゅつご論理ろんりかた理論りろん拡張かくちょうされる。

いちかい述語じゅつご論理ろんり同様どうよう議論ぎろん領域りょういき(ドメイン)のかんがかた使つかう。ドメインとは、りょう可能かのう個々ここもと集合しゅうごうである。いちかい述語じゅつご論理ろんりでは、そのドメインの個々ここもと変項へんこうとなり、りょうされる。たとえば、いちかい論理ろんりしきx (xx + 1) では、変項へんこう x任意にんい個体こたいあらわす。かい述語じゅつご論理ろんり個体こたい集合しゅうごう変項へんこうとし、りょうすることができる。たとえば、かい論理ろんりしきSx (xSxS) は、個体こたいすべての集合しゅうごう Sすべての個体こたい x について、xSぞくするか、あるいはぞくさないかのどちらかであるということを主張しゅちょうしている。もっと一般いっぱんされたかい述語じゅつご論理ろんり関数かんすうりょうをする変項へんこうふくんでいる(くわしくは後述こうじゅつ)。

かい論理ろんり表現ひょうげん能力のうりょく

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かい述語じゅつご論理ろんりいちかい述語じゅつご論理ろんりよりも表現ひょうげん能力のうりょくたかい。たとえば、ドメインがすべての実数じっすう集合しゅうごうとしたとき、いちかい述語じゅつご論理ろんり使つかって「それぞれの実数じっすうには加法かほうぎゃくもと存在そんざいする」ということを ∀xy (x + y = 0) とあらわせる。しかし、「そらでなくうえ有界ゆうかい実数じっすう集合しゅうごうがあるときつねにその集合しゅうごうには上限じょうげん存在そんざいする」という命題めいだいあらわすには、かい述語じゅつご論理ろんり必要ひつようとなる。ドメインがすべての実数じっすう集合しゅうごうとしたとき、つぎかい論理ろんりしきがこの命題めいだいあらわしている。

かい述語じゅつご論理ろんりでは、「ドメインは有限ゆうげんである」とか「ドメインは可算かさん無限むげん集合しゅうごう濃度のうどである」といったぶん形式けいしきてき表現ひょうげん可能かのうである。ドメインが有限ゆうげんであるというには、そのドメインからおなじドメインへのすべてのたん関数かんすうぜんであることを論理ろんりしきあらわせばよい。ドメインが可算かさん無限むげん集合しゅうごう濃度のうどであることをいうには、そのドメインの任意にんいのふたつの無限むげん部分ぶぶん集合しゅうごうあいだぜんたんしゃがあることを論理ろんりしきあらわせばよい。いちかい述語じゅつご論理ろんりではこれら(「有限ゆうげん集合しゅうごうであること」や、「可算かさん集合しゅうごうであること」)を表現ひょうげんできないことが、レーヴェンハイム-スコーレムの定理ていりからみちびかれる。

文法ぶんぽう

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かい述語じゅつご論理ろんり文法ぶんぽうから、どのしき論理ろんりしきかがしめされる。いちかい述語じゅつご論理ろんり文法ぶんぽうくわえて、かい述語じゅつご論理ろんりでは変項へんこう様々さまざまな「たね(sort)」または「かた(type)」がある。

  • 個体こたい集合しゅうごうとする変項へんこうS をこのたね変項へんこうとし、いちかいこう t があるとき、しき tS原子げんし論理ろんりしきである(S(t) あるいは St ともかれる)。個体こたいぐん集合しゅうごうはドメインの単項たんこう関係かんけいることもできる。
  • 任意にんい自然しぜんすう k について、個体こたいすべての k-こう関係かんけいとする変項へんこうR をそのようなk-こう関係かんけい変項へんこうとし、いちかいこう t1,..., tk があるとき、しき R(t1,...,tk) は原子げんし論理ろんりしきである。
  • 任意にんい自然しぜんすう k について、ドメインの k もと引数ひきすうとして1つのもととする関数かんすうとする変項へんこうf をそのようなk引数ひきすう関数かんすうシンボルとし、いちかいこう t1,...,tk があるとき、しき f(t1,...,tk) はいちかいこうである。

これらの変項へんこうたねについて、ぜんしょう記号きごう存在そんざい記号きごう使つかった論理ろんりしき構築こうちく可能かのうである。

かい述語じゅつご論理ろんりの「ぶん(sentence)」は、いかなるたね自由じゆう変項へんこうたない論理ろんりしきをいう。

上記じょうきのうちドメインの部分ぶぶん集合しゅうごうだけを変項へんこうとして追加ついかしたものを「単項たんこうかい述語じゅつご論理ろんり(monadic second-order logic)」とぶ。上記じょうきぜんたね変項へんこう追加ついかしたかい述語じゅつご論理ろんりを「完全かんぜんかい述語じゅつご論理ろんり(full second-order logic)」とんで、単項たんこうばん区別くべつすることがある。

いちかい述語じゅつご論理ろんり同様どうようかい述語じゅつご論理ろんりでも論理ろんり記号きごうふくむことがある。ただし、論理ろんりしき構成こうせいするすべてのこういちかいこういちかい変項へんこう置換ちかん可能かのう)かかいこう適切てきせつたねかい変項へんこう置換ちかん可能かのう)でなければならない。

意味いみろん

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かい述語じゅつご論理ろんり意味いみろんは、個々ここぶん意味いみ確立かくりつするものである。いちかい述語じゅつご論理ろんりでは単一たんいつ標準ひょうじゅん意味いみろんしかなかったが、かい述語じゅつご論理ろんりでは2種類しゅるい意味いみろん standard semanticsHenkin semantics がある。どちらの意味いみろんでも、いちかい述語じゅつご論理ろんり範囲はんいない意味いみろんいちかいりょう論理ろんり論理ろんりせきなど)はいちかい述語じゅつご論理ろんりおなじである。ことなるのは、かい変項へんこうへのりょう解釈かいしゃくである。

standard semantics では、そのたね集合しゅうごう関数かんすうすべてにたいしてのりょうとらえる。したがって、いちかい変項へんこうのドメインが明確めいかくされれば、すべてのりょう意味いみ固定こていされる。これにより、かい述語じゅつご論理ろんり表現ひょうげん能力のうりょくがもたらされる。

Henkin semantics では、かい変項へんこうにはそれぞれのたねごとにドメインがあり、そのたね集合しゅうごう関数かんすう全体ぜんたい部分ぶぶん集合しゅうごう場合ばあいがある。 ヘンキン(1950) がこの意味いみろん定義ていぎし、いちかい述語じゅつご論理ろんりゲーデルの完全かんぜんせい定理ていりコンパクトせい定理ていりが、Henkin semantics とわせたかい述語じゅつご論理ろんりでもつことを証明しょうめいした。これは Henkin semantics が多種たしゅいちかい述語じゅつご論理ろんりとほぼ等価とうかであるためである。Henkin semantics をともなったかい述語じゅつご論理ろんりは、いちかい述語じゅつご論理ろんり同等どうとう表現ひょうげん能力のうりょくしかない。Henkin semantics はおもかい算術さんじゅつ研究けんきゅう使つかわれている。

推論すいろん体系たいけい

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論理ろんり推論すいろん体系たいけい(あるいは演繹えんえき体系たいけい)とは、推論すいろん規則きそく論理ろんり公理こうり集合しゅうごうであり、論理ろんりしきならびが妥当だとう証明しょうめいとなっていることの根拠こんきょとなる。かい述語じゅつご論理ろんりには、いくつかの推論すいろん体系たいけいがあるが、standard semantics にたいして完全かんぜんえるものは存在そんざいしない。どの体系たいけい健全けんぜんであり、証明しょうめい使つかえるすべてのぶん適当てきとう意味いみろんにおいて論理ろんりてき妥当だとうである。

もっとよわ推論すいろん体系たいけいは、いちかい述語じゅつご論理ろんり標準ひょうじゅん推論すいろん体系たいけいたとえば自然しぜん演繹えんえき)にかいこう置換ちかん規則きそくくわえたものである[2]。この推論すいろん体系たいけいかい算術さんじゅつ研究けんきゅうおも使つかわれている。

Shapiro (1991) と ヘンキン(1950) が検討けんとうした推論すいろん体系たいけいは、内包ないほう公理こうり選択せんたく公理こうり追加ついかしたものである。これら公理こうりかい述語じゅつご論理ろんりの standard semantics にたいして健全けんぜんである。Henkin semantics の場合ばあいは、それらおけ満足まんぞくするよう考慮こうりょした Henkin モデルであるときだけ健全けんぜんえる。[3]

かい論理ろんりとメタ論理ろんりがく成果せいか

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ゲーデルの不完全性ふかんぜんせい定理ていりけいの1つとして、以下いかの3つの属性ぞくせい同時どうじ満足まんぞくするようなかい述語じゅつご論理ろんり推論すいろん体系たいけい存在そんざいしないとされた[4]

  • 健全けんぜんせい証明しょうめい可能かのうかい述語じゅつご論理ろんりぶんつねしんである。すなわち standard semantics にしたがったあらゆるドメインでしんである。
  • 完全かんぜんせい)standard semantics においてつね妥当だとうかい述語じゅつご論理ろんり論理ろんりしきは、すべ証明しょうめい可能かのうである。
  • 実効じっこうせいあたえられた論理ろんりしきならびが妥当だとう証明しょうめいかどうかをただしく決定けっていできる証明しょうめい検証けんしょうアルゴリズムが存在そんざいする。

このけいをいいかえると、かい述語じゅつご論理ろんり完全かんぜん証明しょうめい理論りろんしたがわない、ともえる。この観点かんてんで、standard semantics をともなったかい述語じゅつご論理ろんりいちかい述語じゅつご論理ろんりとはことなり、そのせいもあって論理ろんり学者がくしゃ長年ながねんかい述語じゅつご論理ろんりかかわることをけてきた。ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインかい述語じゅつご論理ろんりは「論理ろんり」ではないとかんがえる理由りゆうとしてこれをげている[5]

上述じょうじゅつのように Henkin は Henkin semantics を使つかえばかい述語じゅつご論理ろんりいちかい述語じゅつご論理ろんり標準ひょうじゅんてき健全けんぜん完全かんぜん実効じっこうてき推論すいろん体系たいけい適用てきようできることを証明しょうめいした。

歴史れきし論争ろんそう

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述語じゅつご論理ろんり数学すうがくかいはじめてもたらしたのはチャールズ・サンダース・パースであり、かれ現代げんだいとよく記法きほうもちいていた(かれはまた Second-order logic という用語ようごした)。パースのすうねんまえゴットロープ・フレーゲ研究けんきゅう成果せいか発表はっぴょうされていたが、これはバートランド・ラッセルアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドひろ紹介しょうかいするまであまりられていなかった。現代げんだいではフレーゲの業績ぎょうせきほうがよくられている。フレーゲはりょうたねによってことなる変項へんこう使つかっていたが、かれには2種類しゅるいことなる論理ろんりあつかっているという認識にんしきはなかった。ラッセルのパラドックスによって、その体系たいけい問題もんだいがあることがあきらかとなった。論理ろんり学者がくしゃらは問題もんだい解決かいけつすべく、フレーゲの論理ろんり制限せいげんくわえる各種かくしゅ方法ほうほう検討けんとうし、それがいちかい述語じゅつご論理ろんりとなった。いちかい述語じゅつご論理ろんりでは、集合しゅうごう属性ぞくせいりょうできないことになった。このような論理ろんり階層かいそうがこのころはじめてなされるようになった。

いちかい述語じゅつご論理ろんり使つかうと、集合しゅうごうろん公理こうりてき体系たいけいとして形式けいしきできることがわかり(完全かんぜんせい問題もんだいはあるが、ラッセルのパラドックスほどわるいことではない)、公理こうりてき集合しゅうごうろんまれ、集合しゅうごう数学すうがく基盤きばんとなった。算術さんじゅつメレオロジー、その様々さまざま論理ろんりてき理論りろんいちかい述語じゅつご論理ろんり範囲はんいない公理こうりてき定式ていしきでき、ゲーデルやスコーレムがいちかい述語じゅつご論理ろんり固執こしつしたこともあって、かい高階たかしな述語じゅつご論理ろんりはほとんどかえりみられなかった。

この状況じょうきょう決定けっていけたのは、ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインなどの論理ろんり学者がくしゃである。クワインは Fx のような述語じゅつご言語げんごぶんについて、x変項へんこうまたはオブジェクトの名前なまえとみなし、それゆえりょう可能かのうとし、「すべてのものについて…がつ」という意味いみだとしたが、Fたんなる不完全ふかんぜんぶんの「省略形しょうりゃくけい」であるとし、オブジェクトの名前なまえとはかんがえなかった(属性ぞくせいのような抽象ちゅうしょうてきオブジェクトともかんがえなかった)。たとえばそれは「…はいぬである」かもしれない。しかし、そのような概念がいねんりょうかんがえてもなん意味いみもない。このような立場たちばは、フレーゲの概念がいねん事物じぶつ区別くべつする立場たちばおなじである。したがって、述語じゅつご変項へんこうとしてあつかうことは、個体こたい変項へんこうだけがめていた位置いち共有きょうゆうすることを意味いみする。そのようなかんがかたは Boolos によって拒絶きょぜつされている。

近年きんねんかい述語じゅつご論理ろんり一種いっしゅ回復かいふく途上とじょうにある。この傾向けいこうをもたらしたのは George Boolos によるかいりょう解釈かいしゃくであり、かれいちかいりょうおなじドメインでの複数ふくすうがたりょうとしてかいりょう解釈かいしゃくした。Boolos はさらにいちかい述語じゅつご論理ろんりでは記述きじゅつできないぶんれいげ、完全かんぜんかい述語じゅつご論理ろんりりょうでのみそれらを表現ひょうげん可能かのうであるとした。しかし、その一部いちぶかい述語じゅつご論理ろんりすまでもなく、いちかい述語じゅつご論理ろんり若干じゃっかん拡張かくちょうくわえるだけで表現ひょうげん可能かのうである。

計算けいさん複雑ふくざつせい理論りろんへの応用おうよう

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有限ゆうげん構造こうぞうについてのかい述語じゅつご論理ろんり各種かくしゅ形式けいしき表現ひょうげん能力のうりょくは、計算けいさん複雑ふくざつせい理論りろん密接みっせつ関係かんけいしている。記述きじゅつ計算けいさんりょう研究けんきゅうでは、複雑ふくざつせいクラス説明せつめいするのにそれにぞくする言語げんご表現ひょうげんできる論理ろんり体系たいけい能力のうりょくあらわす。そのため、かい述語じゅつご論理ろんり前提ぜんていとしてつぎのような複雑ふくざつせいクラスを説明せつめいできる。

  • NP は、存在そんざいりょうかい述語じゅつご論理ろんり表現ひょうげんできる言語げんご集合しゅうごうである(Fagin の定理ていり、1974ねん)。
  • co-NP は、ぜんしょうりょうかい述語じゅつご論理ろんり表現ひょうげんできる言語げんご集合しゅうごうである。
  • PH は、かい述語じゅつご論理ろんり表現ひょうげんできる言語げんご集合しゅうごうである。
  • PSPACE は、かい述語じゅつご論理ろんり推移すいい閉包へいほう演算えんざん追加ついかしたもので表現ひょうげんできる言語げんご集合しゅうごうである。
  • EXPTIME は、かい述語じゅつご論理ろんり最小さいしょう不動点ふどうてん演算えんざん追加ついかしたもので表現ひょうげんできる言語げんご集合しゅうごうである。

クラスあいだ関係かんけい論理ろんり表現ひょうげん能力のうりょくにも直接ちょくせつ影響えいきょうおよぼす。たとえば、PH=PSPACE であることがあきらかになれば、推移すいい閉包へいほう演算えんざん追加ついかしてもかい述語じゅつご論理ろんり表現ひょうげん能力のうりょくにはなんちがいもないことがあきらかになるだろう。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Shapiro (1991) と Hinman (2005) にくわしい定義ていぎ紹介しょうかいがある。
  2. ^ そのような体系たいけいが Hinman (2005) で注釈ちゅうしゃくなしで使つかわれている。
  3. ^ Henkin (1950) でそれらモデルが研究けんきゅうされている。
  4. ^ そのけい証明しょうめいとは、健全けんぜん完全かんぜん実効じっこうてきな standard semantics の推論すいろん体系たいけいがあったとしたとき、ペアノ算術さんじゅつ帰納的きのうてき可算かさん完全かんぜんけい存在そんざいすることになり、それはゲーデルの定理ていりによって存在そんざいできないことがあきらかとなっていることをしめすものである。
  5. ^ W.V. Quine (1970ねん). Philosophy of Logic. Prentice-Hall. pp. 90–91 

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Henkin, L. (1950ねん). “Completeness in the theory of types”. Journal of Symbolic Logic 15: 81–91. http://links.jstor.org/sici?sici=0022-4812%28195006%2915%3A2%3C81%3ACITTOT%3E2.0.CO%3B2-I. 
  • Hinman, P. (2005). Fundamentals of Mathematical Logic. A K Peters. ISBN 1-56881-262-0 
  • Shapiro, S. (2000ねん). Foundations without Foundationalism: A Case for Second-order Logic. Oxford University Press. ISBN 0-19-825029-0 
  • Rossberg, M. (2004). "First-Order Logic, Second-Order Logic, and Completeness" (PDF). In V. Hendricks; et al. (eds.). First-order logic revisited. Berlin: Logos-Verlag. 2008ねん4がつ7にち時点じてんオリジナル (PDF)よりアーカイブ。
  • Vaananen, J. (2001ねん). “Second-Order Logic and Foundations of Mathematics”. Bulletin of Symbolic Logic 7 (4): 504–520. doi:10.2307/2687796. http://www.math.ucla.edu/~asl/bsl/0704/0704-003.ps.