(Translated by https://www.hiragana.jp/)
全国犯罪被害者の会 - Wikipedia コンテンツにスキップ

全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい
National Association of
Crime Victims and Surviving Families
設立せつりつ 2000ねん1がつ23にち
設立せつりつしゃ 岡村おかむらいさお
解散かいさん 2018ねん6月3にち
種類しゅるい 市民しみん団体だんたい自助じじょグループ
法的ほうてき地位ちい 任意にんい団体だんたい
目的もくてき 犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんり確立かくりつ被害ひがい回復かいふく制度せいど確立かくりつ被害ひがいしゃ支援しえん
本部ほんぶ 日本の旗 日本にっぽん東京とうきょう23うち詳細しょうさい公表こうひょう
公用こうよう 日本語にほんご
会長かいちょう 岡村おかむらいさお
重要じゅうよう人物じんぶつ 松村まつむら恒夫つねお代表だいひょう幹事かんじ)、岡村おかむらいさお顧問こもん弁護士べんごし)、本村もとむらひろし創設そうせつしゃ)、はやし良平りょうへい創設そうせつしゃ一人ひとり
関連かんれん組織そしき 自由民主党じゆうみんしゅとう (日本にっぽん)
予算よさん 全額ぜんがく寄付きふきん
ウェブサイト www.navs.jp/index.html
テンプレートを表示ひょうじ

全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい(ぜんこくはんざいひがいしゃのかい、あすのかい[1])は、日本にっぽんで2018ねんまで活動かつどうしていた犯罪はんざい被害ひがいしゃ支援しえん組織そしき[2]解散かいさん、2022ねんに「しん全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい」(しんあすのかい)がさい結成けっせいされた[2]後述こうじゅつ

犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんり確立かくりつ」「被害ひがい回復かいふく制度せいど確立かくりつ」「被害ひがいしゃ支援しえん」をはしらに、2000ねん1がつ23にち開催かいさいされただい1かいシンポジウム「犯罪はんざい被害ひがいしゃうったえる」をとおして結成けっせいされた任意にんい団体だんたいである。日本にっぽんにおける死刑しけい制度せいどには賛成さんせい維持いじ推進すいしん姿勢しせいをとっていた。英語えいごめいNational Association of Crime Victims and Surviving Families略称りゃくしょうNAVS)。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

かい設立せつりつ目的もくてき

[編集へんしゅう]

岡村おかむらいさおもと日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごうかいふく会長かいちょう)は、仕事しごと逆恨さかうらみされ1997ねん10がつ夫人ふじん殺害さつがいされて犯罪はんざい被害ひがいしゃとなった(山一証券やまいちしょうけん代理人だいりにん弁護士べんごし夫人ふじん殺人さつじん事件じけん)。法廷ほうていでは、犯罪はんざい被害ひがいしゃには何一なにひと権利けんりがないことを痛感つうかんし、犯罪はんざい被害ひがいしゃ裁判さいばんから排除はいじょされている現状げんじょう新聞しんぶん投稿とうこうにした[3]

それをんだはやし良平りょうへい西成にしなり看護かんご殺人さつじん未遂みすい事件じけん被害ひがいしゃおっと[4])は、岡村おかむらに「がっていただけませんか」[5][6]手紙てがみし、ひかり母子ぼし殺害さつがい事件じけん被害ひがいしゃ遺族いぞくである本村もとむらひろしらとともに、遺族いぞく5にん岡村おかむら法律ほうりつ事務所じむしょはじめてあつまった[7]岡村おかむらいさお提案ていあんにより、2000ねん1がつ23にちだいいちかいシンポジウム「犯罪はんざい被害ひがいしゃうったえる」が開催かいさいされた。犯罪はんざい被害ひがいしゃみずからが権利けんり被害ひがい回復かいふく制度せいど確立かくりつもとめて、「犯罪はんざい被害ひがいしゃかい」(全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい)を設立せつりつしたことから、この市民しみん運動うんどうはじまった。

当時とうじ被害ひがいしゃにはわずかな犯罪はんざい被害ひがいしゃとう給付きゅうふきん以外いがい公的こうてき支援しえんはなく、好奇こうき偏見へんけんさらされきわめてみじめなものだった。葬式そうしきさないうちから警察けいさつ捜査そうさ協力きょうりょくさせられ、起訴きそじょうもらえず、裁判さいばんも、判決はんけつらされなかった。犯罪はんざい怪我けがをしても治療ちりょう被害ひがいしゃ負担ふたんだった。裁判さいばんでは被害ひがいしゃ証拠しょうこひんあつかいにされ、事件じけん当事とうじしゃにもかかわらず、裁判さいばんから完全かんぜん除外じょがいされ、蚊帳かやそとかれていた。その状況じょうきょう社会しゃかいうったえ、「犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんり」と「被害ひがい回復かいふく制度せいど確立かくりつ」を目指めざして、くに社会しゃかいはたらきかけた。その経緯けいいは『くもがい蒼天そうてん[8]一瀉千里いっしゃせんり[9]犯罪はんざい被害ひがいしゃこえこえますか」[10]つづられている。

犯罪はんざい被害ひがいしゃみずかはじめてがり、被害ひがいしゃ救済きゅうさい運動うんどうこしたのは、市瀬いちのせ朝一あさいち[10]であったが、その市民しみん運動うんどうすできえ退ずさして30すうねんぎていた。市瀬いちのせ朝一あさいちについては、新聞しんぶん記者きしゃとして当時とうじ取材しゅざいしていた飯島いいじま尚幸なおゆきが、2006ねん犯罪はんざい被害ひがいしゃ週間しゅうかん創設そうせつ記念きねん大会たいかいかたっている[11]

もと役員やくいん

[編集へんしゅう]

かい動向どうこう

[編集へんしゅう]

2000ねん岡村おかむらいさおが『文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう』に寄稿きこうした「わたした『犯罪はんざい被害ひがいしゃ』の地獄じごく[12]んで、感銘かんめいけた母校ぼこう一橋大学ひとつばしだいがく出身しゅっしんしゃらを中心ちゅうしんに、「犯罪はんざい被害ひがいしゃかい支援しえんするフォーラム」が結成けっせいされ支援しえんはじまった[13]発起人ほっきにん代表だいひょうは、瀬戸内せとうち寂聴じゃくちょう作家さっか)、石原いしはら慎太郎しんたろう東京とうきょう都知事とちじ)、樋口ひぐち廣太ひろたろうアサヒビール名誉めいよ会長かいちょう)、奥田おくだせき経団連けいだんれん会長かいちょう如水にょすいかい理事りじちょう)、事務じむ局長きょくちょう高橋たかはしひろし首都しゅと大学だいがく東京とうきょう理事りじちょういちきょう総研そうけん理事りじちょう如水にょすいかいふく理事りじちょう)、山本やまもと千里せんり[リンク]如水にょすいかい理事りじけん事務じむ局長きょくちょう)らであり、精神せいしんてき経済けいざいてきに「あすのかい」を土台どだいから支援しえんしていた。 「犯罪はんざい被害ひがいしゃかい支援しえんするフォーラム」から精神せいしんてき資金しきんてき多大ただい支援しえんけた「あすのかい」には、おおくの寄付きふきんせられ、会費かいひ無料むりょうであった。一方いっぽう白井しらい孝一こういち弁護士べんごし代表だいひょうとする顧問こもん弁護べんごだん[リンク]結成けっせいされて各種かくしゅ改革かいかく法案ほうあんられた。

こうした「あすのかい」の活動かつどうにより、刑事けいじ犯罪はんざい長年ながねんをつむっていたくに国民こくみんは、ふたたおおきくうごはじめた。しかし、日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごうかい日弁連にちべんれん)は、国民こくみんはもちろん法曹ほうそうさんしゃあいだでも実質じっしつてき議論ぎろんふかまっていないことや、「被害ひがいしゃ司法しほうかんがえるかい」のれいげ、犯罪はんざい被害ひがいしゃがわにも反対はんたい意見いけんがあることなどを指摘してきしたうえで、「現時点げんじてんにおいてただちに被害ひがいしゃ参加さんか制度せいど導入どうにゅうすることは刑事けいじ裁判さいばん本質ほんしつらし将来しょうらいかえしのつかない禍根かこんのこす」[14] として、性急せいきゅう制度せいど導入どうにゅう反対はんたいした[15][16]日弁連にちべんれんは2017ねんいたって、人権じんけん擁護ようご大会たいかい犯罪はんざい被害ひがいしゃへの支援しえん充実じゅうじつ決議けつぎしたが、「あすのかい」を支援しえんしてきた弁護士べんごしからは、被害ひがいしゃ支援しえん反対はんたいしてきた日弁連にちべんれんのそれまでの活動かつどうたいして批判ひはんがあり、反省はんせいする文言もんごんれた修正しゅうせいあん提起ていきされたが賛成さんせい少数しょうすうだった [17]と、

「あすのかい」は、日本にっぽん司法しほう制度せいど改革かいかく目指めざして2002ねんと2004ねんかいにわたりヨーロッパ調査ちょうさだん派遣はけん[18][19][20][21]全国ぜんこく大会たいかい開催かいさい合意ごういはかりつつ活動かつどうしてった。 岡村おかむらいさおは、だい13かい国際こくさい被害ひがいしゃがくシンポジウムで特別とくべつ講演こうえん[リンク][22]ち、国際こくさい理解りかいながら日本にっぽん全国ぜんこく50かしょ街頭がいとう署名しょめい活動かつどうおこない、557,215めい署名しょめいあつめて内閣ないかく総理そうり大臣だいじん提出ていしゅつした[10][23][24][25]はやしりょうたいらは、犯罪はんざい被害ひがいしゃ現状げんじょう国民こくみんひろってもらうために、人形にんぎょうげきかなしみのてに~絶望ぜつぼう』を全国ぜんこく公演こうえん[24][26][27]する一方いっぽうで、地方ちほう自治じちほう99じょう[リンク]もとづく陳情ちんじょう活動かつどうおこない、117都道府県とどうふけん町議会ちょうぎかい賛同さんどう[28]。その結果けっか犯罪はんざい被害ひがいしゃやその遺族いぞく支援しえんする以下いか法律ほうりつ制度せいど整備せいびされた。

犯罪はんざい被害ひがいしゃとう基本きほんほう」は2004ねん中学校ちゅうがっこう高校こうこう教科書きょうかしょ掲載けいさいされ[29]、2010ねん創立そうりつ10周年しゅうねん記念きねんシンポジウムでは、「犯罪はんざい被害ひがいしゃかい支援しえんするフォーラム」発起人ほっきにん代表だいひょうである石原いしはら慎太郎しんたろう東京とうきょう都知事とちじ)から、「歴史れきしきざまれるとうとたたかいである」との祝辞しゅくじがあった[30]

「あすのかい」の活動かつどうは、捜査そうさ裁判さいばんのためにや被害ひがいけたくるしみを、後世こうせい被害ひがいしゃふたたあじわわせたくない一心いっしん市民しみん運動うんどうであり、設立せつりつ当事とうじしゃ恩恵おんけいおよばなくとも、あすの犯罪はんざい被害ひがいしゃ落胆らくたんしなくてむようにとねがい「あすのかい」と命名めいめいされた。その活動かつどうは、写真しゃしんとも「あすにきる」[9]だいする記録きろくほんにし、2018ねん6がつ3にち当時とうじ法務大臣ほうむだいじん上川かみかわ陽子ようこもと法務大臣ほうむだいじん保岡やすおかきょう杉浦すぎうらただしけんおよび山下やました貴司たかし法務大臣ほうむだいじん政務せいむかんらも出席しゅっせきして、だい16かい全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃ大会たいかい開催かいさいされて解散かいさんした[31]

かい成果せいか

[編集へんしゅう]

全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい通称つうしょう「あすのかい」)の活動かつどうにより、2004ねん犯罪はんざい被害ひがいしゃとう基本きほんほう[32]成立せいりつした[33][34]。この基本きほんほうによって「たん恩恵おんけいける存在そんざいではない犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんり」が確立かくりつし、「犯罪はんざい被害ひがいしゃ法廷ほうていって意見いけん直接ちょくせつべる被害ひがいしゃ権利けんり」がはじめてみとめられたのである。いで2005ねんに、どうほうもとづいて犯罪はんざい被害ひがいしゃとう基本きほん計画けいかく[35]閣議かくぎ決定けっていされ、2006ねんより犯罪はんざい被害ひがい認識にんしき国民こくみんにひろめるための犯罪はんざい被害ひがいしゃ週間しゅうかん[36]はじまった。2007ねんには、刑事けいじ訴訟そしょうほうや、「犯罪はんざい被害ひがいしゃとう保護ほごはかるための刑事けいじ手続てつづき付随ふずいする措置そちかんする法律ほうりつ」が、被害ひがいしゃ権利けんり拡充かくじゅう観点かんてんからおおきく改正かいせいされて、被害ひがいしゃ参加さんか制度せいど損害そんがい賠償ばいしょう命令めいれい制度せいど[37]創設そうせつされた。これにより、犯罪はんざい被害ひがいしゃ検察官けんさつかんはた直接ちょくせつ刑事けいじ裁判さいばんこえをあげることができるようになり、別途べっと民事みんじ訴訟そしょうこさなくても、刑事けいじ裁判官さいばんかんすみやかに損害そんがい賠償ばいしょうめいじることができるようになった[38]。2008ねんには[犯罪はんざい被害ひがいしゃとう給付きゅうふきん支給しきゅうとうによる犯罪はんざい被害ひがいしゃとう支援しえんかんする法律ほうりつ]の改正かいせいにより、くにから被害ひがいしゃへの経済けいざいてき補償ほしょう給付きゅうふきん)が拡充かくじゅうされ、同年どうねんには改正かいせい少年しょうねんほう成立せいりつして、家庭かてい裁判所さいばんしょでの審判しんぱん被害ひがいしゃ直接ちょくせつ傍聴ぼうちょうすることが可能かのうとなった。少年しょうねんほうは2014ねん再度さいど改正かいせいされ少年しょうねんへの刑期けいきながくなった。

2010ねん公訴こうそ時効じこう」を廃止はいしする法律ほうりつ成立せいりつして即日そくじつ施行しこうされ、重大じゅうだい犯罪はんざいしゃとくゆるさず、被害ひがいしゃの「真実しんじつ権利けんり」が保障ほしょうされ、国民こくみんげまどう犯人はんにんからまもられるようにもなった[39][40][41]

そして2017ねん、「犯罪はんざい被害ひがいしゃとう給付きゅうふきん施行しこう規則きそく[42]改正かいせいされて、親族しんぞくあいだ犯罪はんざいでは原則げんそく支給しきゅう国家こっか公安こうあん委員いいんかい規則きそく)であったものが、原則げんそく支給しきゅうされることとなり、8さい未満みまん遺児いじがいる場合ばあいは、支給しきゅうがく増額ぞうがく改正かいせいされ、2018ねん4がつから施行しこうされた。 裁判所さいばんしょ旅費りょひ日当にっとう支給しきゅうされ、国選こくせん被害ひがいしゃ参加さんか弁護士べんごしき、経済けいざい補償ほしょう制度せいど改正かいせいされ、犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんり大幅おおはば改善かいぜんされた。

被害ひがいしゃ参加さんか制度せいど損害そんがい賠償ばいしょう命令めいれい制度せいど創設そうせつ
  以前いぜん 施行しこう
記録きろく閲覧えつらん謄写とうしゃ 不可ふか 裁判さいばんまえでも
検察官けんさつかん説明せつめい 門前払もんぜんばら ゆう
裁判さいばん期日きじつ通知つうち ゆう
優先ゆうせん傍聴ぼうちょうせき ゆう
在廷ざいていけん ゆう
被告人ひこくにん質問しつもん 不可ふか
情状じょうじょう証人しょうにんへの尋問じんもん 不可ふか
求刑きゅうけい意見いけんなど 不可ふか
遮蔽しゃへい処置しょち 限定げんていてき ゆう
国選こくせん被害ひがいしゃ参加さんか弁護士べんごし ゆう
旅費りょひ日当ひなた ゆう
損害そんがい賠償ばいしょう命令めいれい ゆう
経済けいざいてき補償ほしょう制度せいど拡充かくじゅう
  以前いぜん 施行しこう
遺族いぞく給付きゅうふ金額きんがく 最高さいこう560まんえん~1600まんえん 最高さいこう1200まんえん〜3000まんえん
重傷じゅうしょうびょう給付きゅうふきん 最大さいだい1ねんぶん治療ちりょう 最大さいだい3ねんぶん治療ちりょう
休業きゅうぎょう補償ほしょう ゆう
障害しょうがい給付きゅうふきん 最高さいこう1450〜1850まんえん 最高さいこう2200〜4000まんえん
親族しんぞくあいだ犯罪はんざい 満額まんがく支給しきゅう
かりはら ゆう
国外こくがい犯罪はんざい補償ほしょう 一部いちぶゆう
時効じこう廃止はいし
  以前いぜん 施行しこう
殺人さつじんとう重大じゅうだい犯罪はんざい 15ねん〜25ねん時効じこう 完全かんぜん廃止はいし・その犯罪はんざい時効じこう期間きかん延長えんちょう
少年しょうねん審判しんぱん傍聴ぼうちょうとう創設そうせつ
  以前いぜん 施行しこう
記録きろく閲覧えつらん謄写とうしゃ 不可ふか
審判しんぱん傍聴ぼうちょう 不可ふか
裁判所さいばんしょによる説明せつめい ゆう

しん全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかいしんあすのかい

[編集へんしゅう]

2022ねん発足ほっそくし、代表だいひょう幹事かんじ就任しゅうにんした岡村おかむらいさお被害ひがいしゃ生活苦せいかつく改善かいぜんされていないためさい結成けっせいめたとべた[2]加害かがいしゃ損害そんがい賠償ばいしょうめいじられても大半たいはん支払しはらわれないのが実情じつじょうで、政府せいふ被害ひがいしゃ支援しえんちょう創設そうせつはたらきかけるといった活動かつどう[2]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 「あすのかい解散かいさんへ 「被害ひがいしゃ参加さんか制度せいど創設そうせつ」「損害そんがい賠償ばいしょう命令めいれい制度せいど創設そうせつ」「経済けいざいてき補償ほしょう制度せいど拡充かくじゅう」「少年しょうねん審判しんぱん傍聴ぼうちょうとう創設そうせつ」「時効じこう撤廃てっぱい」など成果せいか”. 毎日新聞まいにちしんぶん. 2018ねん5がつ21にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d しんあすのかい」が発足ほっそく 犯罪はんざい被害ひがいしゃちょう設立せつりつもとめ―事件じけん遺族いぞくさい結成けっせい東京とうきょう 時事通信じじつうしん(2022ねん3がつ26にち)2022ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  3. ^ 読売新聞よみうりしんぶん朝刊ちょうかん1998ねん平成へいせい10ねん)12月10にちづけ司法しほうのとびら被害ひがいしゃけ」。一瀉千里いっしゃせんり(あすのかい出版しゅっぱん、2011ねん)p.478。
  4. ^ a b 被害ひがいしゃ遺族いぞくう(4)西成にしなり看護かんご殺人さつじん未遂みすい事件じけんはやし良平りょうへいさん(64)「経済けいざい支援しえん充実じゅうじつ国民こくみんみんなでかんがえて」産経新聞さんけいしんぶんニュース(2018ねん7がつ11にち)2022ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  5. ^ はやし良平りょうへい:「あすのかい」の設立せつりつから・・・・.くもがい蒼天そうてん(15周年しゅうねん記念きねん)』(あすのかい出版しゅっぱん、2015ねん)pp.182~184
  6. ^ 東大とうだいさく弁護士べんごしから被害ひがいしゃに」『犯罪はんざい被害ひがいしゃこえこえますか』(講談社こうだんしゃ、2006ねん)pp.52~56
  7. ^ あすのかい犯罪はんざい被害ひがいしゃはな写真しゃしん」『一瀉千里いっしゃせんり』(あすのかい出版しゅっぱん、2011ねん)p.4
  8. ^ 高橋たかはし正人まさと諸澤もろさわえいどう岡村おかむら先生せんせい二人三脚ににんさんきゃく15ねん」『くもがい蒼天そうてん(15周年しゅうねん記念きねん)』(あすのかい出版しゅっぱん、2015ねん)pp.102~104、pp.177~181
  9. ^ a b 岡村おかむらいさお犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんり被害ひがい回復かいふく制度せいどもとめての運動うんどう成果せいか」『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん) pp.156~162
  10. ^ a b c 東大とうだいさく犯罪はんざい被害ひがいしゃこえこえますか』(講談社こうだんしゃ出版しゅっぱん,2006ねん)p.57
  11. ^ 飯嶋いいじま尚幸なおゆき犯罪はんざい被害ひがいしゃ運動うんどう先駆せんくしゃ 市瀬いちのせ朝一あさいちしのぶ」『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)p.199
  12. ^ 岡村おかむらいさおわたした「犯罪はんざい被害ひがいしゃ地獄じごく」『文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう』2000ねん7がつごう。『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)p.7
  13. ^ 岡村おかむらいさおひととのつながり」『くもがい蒼天そうてん(15周年しゅうねん記念きねん)』(あすのかい出版しゅっぱん、2015ねん)pp.170~176
  14. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃとう刑事けいじ裁判さいばん直接ちょくせつ関与かんよすることのできる被害ひがいしゃ参加さんか制度せいどたいする意見いけんしょ (PDF)日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごうかい(2007ねん5がつ1にち)2022ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  15. ^ 日弁連にちべんれん新聞しんぶん』400ごう犯罪はんざい被害ひがいしゃ刑事けいじ手続てつづき参加さんか犯罪はんざい被害ひがいしゃ刑事けいじ手続てつづき参加さんか (PDF)
  16. ^ 後藤ごとう啓二けいじ刑事けいじ裁判さいばんへの被害ひがいしゃ参加さんか制度せいど実現じつげんさせたあすのかい画期的かっきてき意義いぎ」『くもがい蒼天そうてん(15周年しゅうねん記念きねん)』(あすのかい出版しゅっぱん、2015ねん)pp.99~101
  17. ^ つま刺殺しさつ事件じけんから20ねん犯罪はんざい被害ひがいしゃかい創設そうせつろう弁護士べんごしたたかい「自分じぶん身代みがわり」えぬおも 産経さんけいWEST(2017ねん11月4にち)2022ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  18. ^ 全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかいヨーロッパ調査ちょうさだん』;ヨーロッパ調査ちょうさ報告ほうこくしょ刑事けいじ手続てつづきへの参加さんかをめざして[リンク]全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい出版しゅっぱん,2002ねん
  19. ^ 全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかいヨーロッパ調査ちょうさだん へんヨーロッパ調査ちょうさ報告ほうこくしょ : 犯罪はんざい被害ひがいしゃ補償ほしょう制度せいど : イギリス・ドイツ』(全国ぜんこく犯罪はんざい被害ひがいしゃかい、2005ねん1がつ)2022ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  20. ^ はやし眞琴まこと法務省ほうむしょう刑事けいじ局長きょくちょう「あすのかい」によるヨーロッパ調査ちょうさくもがい蒼天そうてん(15周年しゅうねん記念きねん)』(あすのかい出版しゅっぱん,2015ねん)pp.57~58
  21. ^ 河野こうのたかしだいいちかいヨーロッパ調査ちょうさ」『くもがい蒼天そうてん(15周年しゅうねん記念きねん)』(あすのかい出版しゅっぱん、2015ねん)pp.79~86
  22. ^ 岡村おかむらいさお2009ねんだい13かい国際こくさい被害ひがいしゃがくシンポジウム特別とくべつ講演こうえん[リンク]『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)pp.156~162
  23. ^ あすのかい全国ぜんこく街頭がいとう署名しょめい活動かつどうスタート―犯罪はんざい被害ひがいしゃ権利けんりまもろう―」『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)pp.1~16
  24. ^ a b 犯罪はんざい被害ひがいしゃ きずなかさね」『読売新聞よみうりしんぶん』2009ねん11月1にち
  25. ^ 岡村おかむらいさお司法しほう制度せいどで「わすれられた存在そんざい」『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん,2010ねん)pp.1~3
  26. ^ 『あすにきる』(2010ねん)p.220
  27. ^ あすのかい関西かんさいメンバー:人形にんぎょうげきかなしみのてに」『あすにきる』(2010ねん)p37,151,178
  28. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃ支援しえん拡充かくじゅうを―地方ちほう議会ぎかいひろがり―」『産経新聞さんけいしんぶん朝刊ちょうかん2004ねん5がつ17にちおよび『あすにきる』(2010ねん)pp.15-16
  29. ^ 高校生こうこうせいしん現代げんだい社会しゃかい』(帝国ていこく書院しょいん、2010ねん)127ページ、『中学生ちゅうがくせい公民こうみん』(帝国ていこく書院しょいん、2011ねん)72ページ
  30. ^ 石原いしはら慎太郎しんたろう歴史れきしきざまれる岡村おかむらさんと会員かいいんとうとたたかい」『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)pp.133~134
  31. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃの「あすのかい解散かいさん課題かだい解消かいしょう今後こんごくにが」支援しえん制度せいど整備せいび成果せいか『「[日本経済新聞にほんけいざいしんぶん]」』2018ねん6がつ4にち(2022ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  32. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃとう基本きほんほう (PDF)
  33. ^ 権利けんり確立かくりつまずいち」『読売新聞よみうりしんぶん夕刊ゆうかん2004ねん12月6にち、『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)p.31およびp.40
  34. ^ 被害ひがいしゃ参加さんかほう成立せいりつ証人しょうにん尋問じんもん求刑きゅうけい意見いけん可能かのうに『読売新聞よみうりしんぶん』2007ねん6がつ20日はつか
  35. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃとう基本きほん計画けいかく (PDF)
  36. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃ週間しゅうかん (PDF)
  37. ^ 被害ひがいしゃ参加さんか制度せいど損害そんがい賠償ばいしょう命令めいれい制度せいど (PDF)
  38. ^ 法廷ほうてい被害ひがいしゃ対話たいわ謝罪しゃざいする被告ひこく続出ぞくしゅつ」『読売新聞よみうりしんぶん』2009ねん5がつ11にち。『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010ねん)p.42
  39. ^ 西成にしなり殺人さつじん未遂みすい時効じこう直前ちょくぜん物証ぶっしょう逮捕たいほれきおとこ指紋しもん一致いっち―」『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2010ねん1がつ25にち
  40. ^ 時効じこう廃止はいし」『あすにきる』(あすのかい出版しゅっぱん、2010)pp.224-226
  41. ^ ゆるさない」『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2010ねん4がつ29にち
  42. ^ 犯罪はんざい被害ひがいしゃとう給付きゅうふきん施行しこう規則きそく (PDF)

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]