清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい

自由民主党じゆうみんしゅとうの派閥はばつ > 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい

清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい

陰かげ十じゅう四よん菊きく
略称りゃくしょう	清和せいわ研けん 清和せいわ会かい 安倍あべ派は （福田ふくだ派は→ 安倍あべ派は→ 三塚みつづか派は→ 森もり派は→ 町村ちょうそん派は→ 細田ほそだ派は→ 安倍あべ派は）
前身ぜんしん	十日とおか会かい（岸きし派は）
設立せつりつ	1979年ねん1月がつ24日にち
設立せつりつ者しゃ	福田ふくだ赳夫たけお
解散かいさん	2024年ねん2月がつ1日にち
種類しゅるい	自由民主党じゆうみんしゅとうの派閥はばつ
本部ほんぶ	塩崎しおざきビル3階かい
所在地しょざいち	東京とうきょう都と千代田ちよだ区く平河ひらかわ町まち二に丁目ちょうめ7番ばん1号ごう
会長かいちょう	（空席くうせき）
関連かんれん組織そしき	愛正あいせい会かい（藤山ふじやま派は） 交友こうゆうクラブ（川島かわしま派は） 政せい眞しん会かい（加藤かとうグループ） 保守ほしゅ団結だんけつの会かい
予算よさん	328,712,111円えん（2010年ねん）
かつての呼よび名な	清和せいわ会かい 21世紀せいきを考かんがえる会かい・新しん政策せいさく研究けんきゅう会かい

清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい（せいわせいさくけんきゅうかい、英語えいご: SEIWAKEN）は、かつて存在そんざいした自由民主党じゆうみんしゅとうの派閥はばつ。1979年ねん1月がつ24日にちに福田ふくだ赳夫たけおを中心ちゅうしんに「清和せいわ会かい」として結成けっせいされた。安倍晋三あべしんぞう会長かいちょうの死しから13日にち後ごの2022年ねん7月がつ21日にちに開ひらかれた総会そうかいで、「安倍あべ派は」の名称めいしょうを継続けいぞくして使用しようすることが確認かくにんされた。政治せいじ資金しきんパーティー収入しゅうにゅうの裏金うらがね問題もんだいを受うけ、2024年ねん1月がつ19日にちに解散かいさんの方針ほうしんが決定けっていされ、2月がつ1日にちに最後さいごの議員ぎいん総会そうかいが行おこなわれた。

概説がいせつ

自民党じみんとう内ないでは、平成へいせい研究けんきゅう会かいや宏池会こうちかいと並ならぶ名門めいもん派閥はばつであり、保守ほしゅ合同ごうどう時どきの日本にっぽん民主党みんしゅとう（更さらに古ふるくは日本にっぽん自由党じゆうとう。岸きし信介しんすけ、鳩山はとやま一郎いちろう派は）の流ながれを汲くむ。

保守ほしゅ本流ほんりゅうと呼よばれる平成へいせい研究けんきゅう会かいや宏池会こうちかい系けい3派閥はばつに対たいする、日本にっぽん民主党みんしゅとうの「反たん吉田よしだ茂しげる」路線ろせんを起源きげんに持もち、保守ほしゅ傍流ぼうりゅうと呼よばれる派閥はばつの一ひとつである。親米しんべいを基調きちょうとしながらも自主じしゅ憲法けんぽう論ろん・憲法けんぽう改正かいせい論ろんを唱となえ、再さい軍備ぐんびに積極せっきょく的てきであるなど比較的ひかくてきタカ派は色いろが強つよく、冷戦れいせん期きにはその反共はんきょう主義しゅぎ志向しこうの反映はんえいとして、大韓民国だいかんみんこくや中華民国ちゅうかみんこく（台湾たいわん）に独自どくじの人脈じんみゃくを持もった。一方いっぽうで創設そうせつ者しゃの福田ふくだ赳夫たけおとその氏族しぞくは親中しんちゅう派はの有力ゆうりょく者しゃであり、赳夫たけおが総理そうり大臣だいじんの時代じだいには日にち中ちゅう平和へいわ友好ゆうこう条約じょうやくを締結ていけつし、息子むすこの康夫やすおが総理そうり大臣だいじんの時代じだいには胡錦濤こきんとうとの日にち中ちゅう首脳しゅのう会談かいだん「戦略せんりゃく的てき互恵ごけい関係かんけいの包括ほうかつ的てき推進すいしんに関かんする日にち中ちゅう共同きょうどう声明せいめい」を発表はっぴょう、総理そうり・代議士だいぎし引退いんたい後ごも中国ちゅうごくと非公式ひこうしきの会談かいだんを度々たびたび行おこなうなど、必かならずしも反はん中共ちゅうきょうの派閥はばつという訳わけではない。

岸きし派はを川島かわしま正次まさつぐ郎ろうと分わけた福田ふくだ赳夫たけおから続つづく自民党じみんとうの有力ゆうりょく派閥はばつであったが、「角すみ福ぶく戦争せんそう」以降いこう、他た派閥はばつが田中たなか派は（後ごの経世会けいせいかい→平成へいせい研究けんきゅう会かい）の支持しじなしに内閣ないかく総理そうり大臣だいじん・自民党じみんとう総裁そうさいになることが困難こんなんな時期じきが続つづいたため（いわゆる「田中たなか支配しはい」）、田中たなかと対立たいりつ関係かんけいにある福田ふくだが領袖りょうしゅうである間あいだは、福田ふくだ政権せいけんの2年間ねんかんを除のぞいて非ひ主流しゅりゅう派はに甘あまんじることが多おおかった。福田ふくだから派閥はばつを引ひき継ついだ安倍あべ晋すすむ太郎たろうは幹事かんじ長ちょうとして竹下たけした政権せいけんを支ささえたが、総裁そうさいの座ざを目前もくぜんにして病やまいに倒たおれた。1993年ねんの経世会けいせいかい分裂ぶんれつ以降いこうは三塚みつづか博ひろし、森もり喜朗よしろうといった実力じつりょく者しゃが執行しっこう部ぶ入いりして主流しゅりゅう派はとなることも多おおかったが、安倍あべの死去しきょ後ごは派は内ないの内紛ないふんが耐たえない時期じきでもあった。森内もりうち閣かくにおいて福田ふくだ以来いらい久々ひさびさに総裁そうさい派閥はばつとなったが、森内もりうち閣かくは小渕おぶち内閣ないかくを継承けいしょうしており、平成へいせい研究けんきゅう会かいの影響えいきょうが強つよかった。

創設そうせつ者しゃの福田ふくだ赳夫たけおは大蔵省おおくらしょう（財務省ざいむしょうの前身ぜんしん）官僚かんりょうの出身しゅっしんで銀行ぎんこう等とうの金融きんゆう業界ぎょうかいに力ちからを持もっていたとされるが、田中たなか派はついで竹下たけした派はの全盛ぜんせい時代じだいに、その他たの各種かくしゅ業界ぎょうかいとの関係かんけいは田中たなか派は・竹下たけした派はらの族ぞく議員ぎいんに握にぎられていき、また、財界ざいかい主流しゅりゅうとの関係かんけいも薄うすれていったとされる。清和せいわ会かいが名実めいじつともに総裁そうさい派閥はばつの主流しゅりゅう派はとして実質じっしつ的てきに政権せいけんの中枢ちゅうすうを担になうようになったのは、小泉こいずみ内閣ないかく以降いこうである。第だい二に次じ以降いこうの安倍あべ内閣ないかくにおいても、二に階かい派はの二に階かい幹事かんじ長ちょう（当時とうじ）が各種かくしゅ業界ぎょうかいとの窓口まどぐちになったことで業界ぎょうかいとのつながりが広ひろがらず影響えいきょう力りょくがあるのは文教ぶんきょう関係かんけいと運輸うんゆ業界ぎょうかいくらいとされ、一方いっぽうで自じ派は議員ぎいん数すう拡大かくだいのため「安倍あべチルドレン」と呼よばれる新人しんじん議員ぎいんを増ふやしたことから、資金しきん力りょくの弱よわい議員ぎいんが多おおく、一説いっせつにはそれが世界せかい平和へいわ統一とういつ家庭かてい連合れんごう（統一とういつ協会きょうかい）との関係かんけいやパーティ券けん販売はんばいのキックバックを利用りようした裏金うらがね作づくり疑惑ぎわくの土台どだいとなったとする見方みかたがある。

2022年ねん7月がつの安倍晋三あべしんぞう銃撃じゅうげき事件じけん以来いらい、清和せいわ研けんと世界せかい平和へいわ統一とういつ家庭かてい連合れんごう（統一とういつ協会きょうかい）との関係かんけいがマスコミや識者しきしゃから指摘してきされている。本ほん事件じけん後ご、複数ふくすうの政治せいじ家かに旧きゅう統一教会とういつきょうかいとの接点せってんがあったことが明あきらかになった。弁護べんご団だんとともに旧きゅう統一とういつ教会きょうかいを調査ちょうさしているジャーナリストの鈴木すずきエイトは、旧きゅう統一教会とういつきょうかいと関係かんけいを持もつ政治せいじ家かは自民党じみんとうを中心ちゅうしんに多数たすういると指摘してきした。

事務所じむしょ

塩崎しおざきビル（千代田ちよだ区く平河ひらかわ町まち）。清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいが入居にゅうきょする

福田ふくだ派は時代じだいにグランドプリンスホテル赤坂あかさか（旧きゅう赤坂あかさかプリンスホテル）の旧館きゅうかん（旧きゅう李り王家おうけ邸てい）内ないに事務じむ局きょくを設置せっちし、同どうホテルで毎年まいとし1回かい春はる頃ごろに政治せいじ資金しきんパーティーを開催かいさいすることが慣例かんれいとなっていたが、同どうホテルの営業えいぎょう終了しゅうりょうに伴ともない、2011年ねん2月がつ、平河ひらかわ町まちに移転いてんした。

歴史れきし

岸きし派は解散かいさんと党とう風ふう刷新さっしん懇話こんわ会かい結成けっせい

福田ふくだ赳夫たけお

1955年ねんに保守ほしゅ合同ごうどう時じの日本にっぽん民主党みんしゅとう側がわ(岸きし信介しんすけ派はや鳩山はとやま一郎いちろう派は）の流ながれを汲くむ。1962年ねん、池田いけだ勇人はやと（宏池会こうちかい）の「所得しょとく倍増ばいぞう計画けいかく」に異ことを唱となえる福田ふくだ赳夫たけおを中心ちゅうしんとして、十日とおか会かい（岸きし信介しんすけ派は）から分裂ぶんれつし、派閥はばつ横断おうだんで結成けっせいされた党とう風ふう刷新さっしん連盟れんめい（結成けっせい当初とうしょは党とう風ふう刷新さっしん懇話こんわ会かい）が起源きげん。同年どうねん10月がつ30日にちに岸きし信介しんすけによって、十日とおか会かいの解散かいさんが宣言せんげんされた。

1964年ねん11月9日にちで池田いけだ内閣ないかくが終おわり、同日どうじつ、佐藤さとう栄作えいさくが内閣ないかく総理そうり大臣だいじんに就任しゅうにんした。党とう風ふう刷新さっしん運動うんどうが終了しゅうりょうした後のちには、福田ふくだの下したには24名めいの国会こっかい議員ぎいんのみが残のこった。彼かれらは、岸きし派は事務所じむしょがあった赤坂あかさかプリンスホテル旧館きゅうかんを活動かつどう拠点きょてんにし、「事実じじつ上じょうの福田ふくだ派は」として活動かつどうするようになった。

福田ふくだ派は

1965年ねん6月がつ3日にち、第だい1次じ佐藤さとう第だい1次じ改造かいぞう内ない閣かくが発足ほっそく。佐藤さとう栄作えいさくは、自由党じゆうとう時代じだいから実兄じっけいの岸きし信介しんすけに仕つかえていた福田ふくだ赳夫たけおを大蔵おおくら大臣だいじんに抜擢ばってきし、党とう幹事かんじ長ちょうには自じ派閥はばつの田中たなか角栄かくえいを起用きようした。

自民党じみんとう総裁そうさい選せん8日にち前まえの1966年ねん11月23日にち、佐藤さとうは記者きしゃ会見かいけんの場ばで、「右腕うわん」の田中たなかには何なにも知しらせず、党とう幹事かんじ長ちょうを別べつの者ものに交替こうたいさせると発表はっぴょうした。12月1日にちに行おこなわれた党とう総裁そうさい選せんで佐藤さとうは当選とうせん。12月3日にち、第だい1次じ佐藤さとう第だい3次じ改造かいぞう内ない閣かくが発足ほっそく。党内とうない人事じんじも同時どうじに行おこなわれ、佐藤さとうは福田ふくだを党とう幹事かんじ長ちょうに起用きようした。池田いけだ本流ほんりゅうとつながりの深ふかい田中たなかを切きり、福田ふくだを頂点ちょうてんとする〝新しん佐藤さとう派は〟に派閥はばつを再編さいへんすることが目論見もくろみであったとされる。以後いご、福田ふくだは佐藤さとうの後継こうけい者しゃと見みられるようになった。

福田ふくだは首相しゅしょうとなるには数かずではなく資質ししつと考かんがえ、派閥はばつの拡大かくだいをしなかった。そのため1970年ねん11月、三さん期き目め中ちゅうの佐藤さとうは、最終さいしゅう的てきに首相しゅしょうになるには自民党じみんとう総裁そうさい選せんでの数かずの論理ろんりであるのに後継こうけい者しゃと考かんがえている福田ふくだに自じ派閥はばつが無ないことを心配しんぱいした。福田ふくだは派閥はばつ「紀尾井きおい会かい」として、組織そしき・遊説ゆうぜい、政策せいさく、情報じょうほう・宣伝せんでんの3部会ぶかいを設置せっちし、漸ようやく正式せいしきな初はつの福田ふくだ派はを旗揚はたあげした。

1972年ねんまで7年ねんに及およんだ佐藤さとう内閣ないかくの後継こうけいをめぐるいわゆる「ポスト佐藤さとう」の争あらそいにおいて、佐藤さとうにおける意中いちゅうの後継こうけい者しゃは福田ふくだであったが、政権せいけん末期まっきに田中たなかの猛追もうついを受うけ、結局けっきょく総裁そうさい選せんで敗やぶれた(1972年ねん自由民主党じゆうみんしゅとう総裁そうさい選挙せんきょ)。総裁そうさい選せんで敗やぶれた直後ちょくごに周山しゅうざんクラブ（保利ほりグループ）と春秋しゅんじゅう会かい（園田そのだ派は）を糾合きゅうごうし「八日ようか会かい」へと名称めいしょう変更へんこうした。この挫折ざせつを機きに、領袖りょうしゅう福田ふくだのもと、七なな日にち会かい（後ごの木曜もくようクラブ、田中たなか派は）と「角すみ福ぶく戦争せんそう」と呼よばれる激はげしい派閥はばつ抗こう争そうを繰くり広ひろげたが、福田ふくだ自身じしんが「派閥はばつ解消かいしょう」論者ろんしゃであり、必かならずしも派閥はばつ活動かつどうに積極せっきょく的てきでなかったこともあって伸のび悩なやんだ。

1976年ねん12月5日にちに行おこなわれた第だい34回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで自民党じみんとうは半数はんすうを割わり込こみ、責任せきにんを問とわれた三木みき武夫たけお首相しゅしょうは12月17日にちに退陣たいじんを表明ひょうめいした。大平おおひら正芳まさよしとのあいだで「三木みきの後のちはまず福田ふくだが総理そうり、2年ねん後ごに大平おおひらに譲ゆずる」とする密約みつやく（いわゆる大福だいふく密約みつやく）を交かわしていた福田ふくだは12月23日にちに行おこなわれた党とう総裁そうさい選せんで無む投票とうひょうで当選とうせんし、翌よく24日にちに内閣ないかく総理そうり大臣だいじんに就任しゅうにんした。福田ふくだ赳夫たけお内閣ないかくの発足ほっそくにあたり派閥はばつ解消かいしょうを提唱ていしょう、率先そっせんして八はち日にち会かいを解散かいさんした。

1978年ねん11月26日にちに行おこなわれた自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょで大平おおひら・田中たなか連合れんごうの前まえに敗北はいぼくした。12月7日にち、福田ふくだは内閣ないかく総理そうり大臣だいじんを辞任じにん。福田ふくだの退陣たいじんに伴ともない再さい結成けっせいの機運きうんが高たかまる。

1979年ねん1月がつ24日にち、福田ふくだを中心ちゅうしんとして「清和せいわ会かい」が結成けっせいされた。出典しゅってんは、東あずま晋すすむの元もと帝みかどが詔みことのりで諸しょ葛かずら恢の統治とうちを「政せい清人きよひと和わ（清廉せいれんな政治せいじでおのずから人民じんみんを穏おだやかにした）」と称賛しょうさんした故事こじによる（『晋すすむ書しょ』諸しょ葛かずら恢伝）。この清和せいわ会かいは略称りゃくしょうではなく正式せいしき名称めいしょうである。1984年ねんに自由じゆう革新かくしん同友会どうゆうかい（石原いしはら派は・旧きゅう中川なかがわ派は）を吸収きゅうしゅうする（古屋こや圭けい司しの養父ようふ・古屋こや亨とおるは先行せんこう離脱りだつし福田ふくだ派はに移籍いせきしていた）。

安倍あべ晋すすむ太郎たろう派は

安倍あべ晋すすむ太郎たろう

1986年ねん7月がつ6日にちに行おこなわれた衆参しゅうさん同日どうじつ選挙せんきょで自民党じみんとうは圧勝あっしょう。同年どうねん7月がつ14日にち、福田ふくだは後継こうけい会長かいちょうに安倍あべ晋すすむ太郎たろうを指名しめいし、安倍あべは同日どうじつ付づけで会長かいちょうに就任しゅうにん。

派閥はばつ内ないの三塚みつづか博ひろし・加藤かとう六月むつき・塩川正十郎しおかわまさじゅうろう・森もり喜朗よしろうの4人にんの実力じつりょく者しゃは安倍あべ派は四天王してんのうと呼よばれ、経世会けいせいかいの“竹下たけした派は七なな奉行ぶぎょう”と比較ひかくされた。安倍あべは中曽根なかそね康弘やすひろの後継こうけいを目指めざすが、1987年ねん10月がつ20日はつかの中曽根なかそね裁定さいていにより、首相しゅしょうの座ざは竹下たけした登のぼるが射止いとめた。竹下たけした内閣ないかくでは幹事かんじ長ちょうとして主流しゅりゅう派は入いりし、ポスト竹下たけしたの最右翼さいうよくと見みなされていたが、1988年ねん、自身じしんの秘書ひしょがリクルートコスモス（現げん「コスモスイニシア」）の非公開ひこうかい株かぶを譲ゆずり受うけていたことが発覚はっかく。リクルート事件じけんのダメージを受うける。さらに1989年ねん5月がつ、安倍あべは膵臓すいぞうがんの手術しゅじゅつを受うけ（表向おもてむきには総そう胆きも管かん結石けっせき治療ちりょうとされた）、同年どうねん7月がつまで長期ちょうき入院にゅういんを余儀よぎなくされた。

1991年ねん5月がつ15日にち、病状びょうじょう悪化あっかにより、安倍あべは死去しきょした。

三塚みつづか派は

三塚みつづか博ひろし

その後ご、安倍あべの後継こうけい会長かいちょうを三塚みつづか博ひろしと加藤かとう六月むつきが争あらそう。この抗こう争そうは両者りょうしゃの名なを取とって「三さん六ろく戦争せんそう」と呼よばれた。

詳細しょうさいは「三さん六ろく戦争せんそう」を参照さんしょう

1991年ねん6月がつ20日はつか、森もり喜朗よしろうの支持しじを得えた三塚みつづかが清和せいわ会かい会長かいちょうに就任しゅうにんした。

同年どうねん10月がつ27日にちに行おこなわれた党とう総裁そうさい選せんに三塚みつづかは立候補りっこうほするが、加藤かとうは、竹下たけした派はの推おす宮澤みやざわ喜一きいち支持しじを表明ひょうめいした。そのため加藤かとうは同年どうねん10月がつに三塚みつづか派はを除名じょめいされ、政せい眞しん会かいを結成けっせい、のちに自民党じみんとうも離脱りだつすることとなった。加藤かとうの離脱りだつ後ご、三塚みつづかを支持しじした森もり、塩川しおかわ、小泉こいずみ、玉澤たまざわ徳一郎とくいちろう、中川なかがわ秀直ひでなおなどと、加藤かとうを支持しじしたものの清和せいわ会かいに残のこった亀井かめい静香しずか、平沼ひらぬま赳夫たけお、中川なかがわ昭一しょういち、尾身おみ幸次こうじ、町村ちょうそん信孝のぶたかなどとの間あいだにしこりが残のこったといわれている。

三塚みつづか派はに移行いこうしてからは、森もり系けいと、急速きゅうそくに派は内ないでの発言はつげん力りょくを増ましていた亀井かめい系けいとの対立たいりつが激はげしくなる。

1994年ねん11月24日にち、自民党じみんとうの下野げやに伴ともない呼よび掛かけられた派閥はばつ解消かいしょうで、清和せいわ会かいは解散かいさんし、派閥はばつに代かわり結成けっせいが認みとめられたグループとして「21世紀せいきを考かんがえる会かい・新しん政策せいさく研究けんきゅう会かい」が結成けっせいされた。三塚みつづかは同どう会かいの会長かいちょうにそのまま留任りゅうにんした。

1998年ねん、森もり系けい主導しゅどうにより、三塚みつづか派はの独自どくじ候補こうほとして小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうの自民党じみんとう総裁そうさい選せん出馬しゅつばを決定けっていしたことに亀井かめい系けいが反発はんぱつ。異議いぎを唱となえるが押おし切きられ、総裁そうさい選せん後ごに森もりが党とう幹事かんじ長ちょうに就任しゅうにんしたことで派はの分裂ぶんれつが決定的けっていてきとなる。同年どうねん9月がつに亀井かめい系けいは三塚みつづか派はを離脱りだつした。

森もり派は

森もり喜朗よしろう

1998年ねん12月11日にち、三塚みつづかは後継こうけい会長かいちょうに森もりを指名しめいした。同年どうねん12月がつ15日にち、「21世紀せいきを考かんがえる会かい・新しん政策せいさく研究けんきゅう会かい」は「清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい」に名称めいしょう変更へんこう。新しん会長かいちょうに森もりが就任しゅうにんした。

2000年ねん4月がつ5日にち、森もりが首相しゅしょうに就任しゅうにん。福田ふくだ以来いらいの総裁そうさい派閥はばつとなった。森もりは派閥はばつを一時いちじ的てきに離脱りだつしたため、4月がつ6日にち、小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうが会長かいちょうに就任しゅうにんした。派閥はばつを継承けいしょうした森もりは同おなじく発言はつげん力りょくを増ましつつあった小泉こいずみと組くみ、混乱こんらんしていた派は内ないを掌握しょうあくした。ただし、森内もりうち閣かくは基本きほん的てきには小渕おぶち前ぜん政権せいけんを継承けいしょうしており、野中のなか広務ひろむ、村上むらかみ正邦まさくに、青木あおき幹雄みきおといった前ぜん内閣ないかくを支ささえた他た派閥はばつの実力じつりょく者しゃに依存いぞんし、野中のなからにより加藤かとうの乱らんも抑おさえ込こんだ。なお、小泉こいずみが会長かいちょうを務つとめていた期間きかんも呼称こしょうは森もり派はのままであった。

2001年ねん4月がつ26日にち、森内もりうち閣かくが総そう辞職じしょく。同日どうじつ、小泉こいずみが首相しゅしょうに就任しゅうにん、森もりは派閥はばつの会長かいちょうに復帰ふっきした。小泉こいずみは派閥はばつを恒久こうきゅう的てきに離脱りだつしたため、会長かいちょう総裁そうさい分離ぶんりが定着ていちゃくした。小泉こいずみは最大さいだい派閥はばつであった橋本はしもと派はを「抵抗ていこう勢力せいりょく」と名指なざし、三木みき内閣ないかく以来いらい25年ねんぶりに同派どうはを執行しっこう部ぶから排除はいじょする一方いっぽう、青木あおき幹雄みきおが実力じつりょく者しゃだった同派どうはの参院さんいん側がわの協力きょうりょくを得えて最大さいだい派閥はばつを牽制けんせい・分断ぶんだんした。その結果けっか、2005年ねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで党内とうない第だい一いち派閥はばつへと躍おどり出でて、「清和せいわ会かい支配しはい」に移行いこうした。

2006年ねん、小泉こいずみ総裁そうさい退任たいにんに伴ともなう自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょでは有力ゆうりょく候補こうほとして同おなじ森もり派はの安倍晋三あべしんぞうと福田ふくだ康夫やすおの名ながそれぞれ挙あがった。森もり派ははかつて安倍あべ・福田ふくだの父親ちちおやが率ひきいた派閥はばつであることも注目ちゅうもくされ、2人ふたりが立候補りっこうほすれば森もり派はの分裂ぶんれつも予想よそうされたものの、福田ふくだが不ふ出馬しゅつばを宣言せんげんしたため派閥はばつ内ないの候補者こうほしゃ分裂ぶんれつは回避かいひされた。同年どうねん9月がつ20日はつか、総裁そうさい選せんが執行しっこうされ、安倍あべが総裁そうさいに選出せんしゅつされた。

町村派まちむらは

町村ちょうそん信孝のぶたか

2006年ねん10月がつ19日にち、森もりは派閥はばつ会長かいちょうを退任たいにんし、町村ちょうそん信孝のぶたかが同派どうは会長かいちょうに就任しゅうにん。派閥はばつ名めいは「町村派まちむらは」となった。10月26日にちの派閥はばつ総会そうかいで森もりは同派どうは名誉めいよ会長かいちょうに就任しゅうにんした。町村ちょうそんへの派閥はばつ継承けいしょうは、幹事かんじ長ちょうに就任しゅうにんしたもう一方いっぽうの実力じつりょく者しゃの中川なかがわ秀直ひでなおとのバランスを考慮こうりょしたものだったとされる。その影響えいきょう力りょくや行動こうどうなどから領袖りょうしゅうから退しりぞいた後のちも森もりが事実じじつ上じょうの派閥はばつのオーナーと考かんがえられていた。

2007年ねん7月がつに行おこなわれた第だい21回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょの結果けっか自民党じみんとうは敗北はいぼくしたが、町村派まちむらはは参議院さんぎいんでも津島つしま派はを抜ぬき、衆参しゅうさん両院りょういんで党内とうない最大さいだい派閥はばつとなった。数かずを減へらした他た派閥はばつに配慮はいりょして、無む派閥はばつ議員ぎいんへの派閥はばつ勧誘かんゆうは他た派閥はばつが終おえるのを待まってから行おこなった。

同年どうねん9月がつ23日にち、自民党じみんとう総裁そうさい選せんが執行しっこう。福田ふくだ康夫やすおが総理そうり総裁そうさいになり森もり・小泉こいずみ・安倍あべ・福田ふくだの4代だい連続れんぞくで総理そうり総裁そうさいを輩出はいしゅつする。町村ちょうそんが福田ふくだ康夫やすお内閣ないかくの官房かんぼう長官ちょうかんに就任しゅうにんしたことにより、派閥はばつ会長かいちょう職しょくを廃はいして代かわりに代表だいひょう世話人せわにんを置おくことを決定けってい。代表だいひょう世話人せわにんには町村ちょうそん・中川なかがわ秀直ひでなお・谷川たにがわ秀善しゅうぜん（参院さんいん）の3人にんが就つき、集団しゅうだん指導しどう体制たいせいとなった。官房かんぼう長官ちょうかんという要職ようしょくでの入閣にゅうかくにより閥ばつ務つとむに比重ひじゅうが置おけない町村ちょうそんと、党とう幹事かんじ長ちょうを辞任じにんして派閥はばつに復帰ふっきした中川なかがわの派は内ないでの処遇しょぐうを考慮こうりょした結果けっかの措置そちであった。報道ほうどうでの派閥はばつ名めいは町村派まちむらはから変更へんこうされなかった。

2008年ねん3月がつ、総理そうり総裁そうさい就任しゅうにん以来いらい派閥はばつを抜ぬけていた安倍晋三あべしんぞうが「相談役そうだんやく」として復帰ふっき。安倍あべ復帰ふっき前まえからの相談役そうだんやくとしては衛藤えとう征士郎せいしろうらがいる。一方いっぽう、小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうは首相しゅしょう退任たいにん後ごは無む派閥はばつのまま、2009年ねんに政界せいかいを引退いんたいした。

同年どうねん9月がつ22日にち、福田ふくだ総裁そうさい退任たいにんに伴ともなう自民党じみんとう総裁そうさい選せんが執行しっこう。この年としの総裁そうさい選せんは町村ちょうそんも有力ゆうりょくな総裁そうさい候補こうほではあったものの、安倍あべ・福田ふくだと2代だいにわたって政権せいけん運営うんえいに失敗しっぱいしたことから、森もり・安倍あべ・町村ちょうそんは安倍あべ・福田ふくだ政権せいけんを支ささえ続つづけた麻生あそう太郎たろうを支持しじし、清和せいわ会かいから総裁そうさい候補こうほを擁立ようりつしない方針ほうしんを採とった。中川なかがわがこの方針ほうしんに反はんして小池こいけ百合子ゆりこを擁立ようりつしたため、派は内ないの分裂ぶんれつが表面ひょうめん化かした。麻生あそう内閣ないかく発足ほっそくに伴ともない幹事かんじ長ちょうポストに細田ほそだ博之ひろゆきが就任しゅうにん。町村ちょうそんは官房かんぼう長官ちょうかんを離任りにんしたが、集団しゅうだん指導しどう体制たいせいに変更へんこうはなかった。

2009年ねん1月がつに入はいり、2011年ねんからの消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜいを目指めざした麻生あそう政権せいけんに対たいし、中川なかがわは「その瞬間しゅんかんに判断はんだんする」などと本ほん会議かいぎでの造反ぞうはんをちらつかせ抵抗ていこうした。一時いちじは決裂けつれつの様相ようそうも見みられた。結局けっきょく税調ぜいちょう幹部かんぶでもある町村ちょうそんが増税ぞうぜい実施じっし時期じきを明記めいきしない形かたちでの中川なかがわとの妥協だきょう案あんを作成さくせいし対立たいりつは収束しゅうそくしたが、政権せいけんに反対はんたいした動うごきは森もり、安倍あべなどの怒いかりを買かい、中川なかがわを代表だいひょう世話人せわにんから外はずす考かんがえが示しめされた。

同年どうねん2月がつ5日にちの派閥はばつ総会そうかいで森もりが提案ていあんした人事じんじ案あんは、町村ちょうそんを会長かいちょうに昇格しょうかくさせ、中川なかがわと谷川たにがわを代表だいひょう世話人せわにんとして続投ぞくとうさせるというものであった。中堅ちゅうけん、若手わかての一部いちぶからは反対はんたいする声こえもあったが、最終さいしゅう的てきに人事じんじ案あんは了承りょうしょうされ、町村ちょうそんが会長かいちょうに復帰ふっきすることになった。同年どうねん3月がつ5日にちの総会そうかいで森もりが最高さいこう顧問こもんから安倍あべと同おなじく相談役そうだんやくに就つくことが決きまり、町村ちょうそん会長かいちょうのもとでの新しん体制たいせいが固かたまった。

同年どうねん8月がつ30日にちの第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょにより、衆議院しゅうぎいんにおける勢力せいりょくは公示こうじ前まえの3分ぶんの1に減少げんしょうし、古賀こが派はに次つぐ第だい2位いに後退こうたいしたが、参議院さんぎいんと合あわせ、全体ぜんたいとして最大さいだい派閥はばつの座ざは維持いじした。9月3日にち、元もと防衛ぼうえい大臣だいじんの小池こいけ百合子ゆりこが「派閥はばつ単位たんいではなく、党とうまるごとで一致いっち団結だんけつすべき」として退会たいかいした。

同年どうねん9月がつ28日にちに行おこなわれた自民党じみんとう総裁そうさい選せんは、町村派まちむらはからは西村にしむら康かん稔みのるが立候補りっこうほしたが得票とくひょう数すう3位いで落選らくせん。新あらたに発足ほっそくした谷垣たにがき執行しっこう部ぶでは総裁そうさいおよび党とう幹部かんぶポストから外はずされた。町村派まちむらはが党とう執行しっこう部ぶポストに就任しゅうにんできなかったことは、福田ふくだ派は時代じだいの1979年ねんの大平おおひら政権せいけん以来いらい30年ねんぶりのことであった。

同年どうねん10月がつ、町村ちょうそんの意向いこうで代表だいひょう世話人せわにんの廃止はいしが了承りょうしょうされた。同月どうげつ末まつ、代表だいひょう世話人せわにん廃止はいしにより派は内ないで事実じじつ上じょう失脚しっきゃくした中川なかがわ秀直ひでなおが退会たいかいした。

2010年ねん8月がつ12日にちの自民党じみんとう参議院さんぎいん議員ぎいん会長かいちょう選挙せんきょをめぐり、森もり喜朗よしろうが音頭おんどを取とって町村派まちむらは、額がく賀が派は、古賀こが派はは谷川たにがわ秀善しゅうぜん参院さんいん幹事かんじ長ちょうを推おした。しかし町村派まちむらはの安倍晋三あべしんぞう、世よ耕こう弘ひろ成なりなど中堅ちゅうけん・若手わかてが「派閥はばつで動うごくのは良よくない」と造反ぞうはんし、伊吹いぶき派はの中曽根なかそね弘文ひろふみを推薦すいせんした。選挙せんきょの結果けっか、中曽根なかそねが参院さんいん議員ぎいん会長かいちょうに就任しゅうにんした。

同年どうねん9月がつ2日にち、幹部かんぶ会かいが開ひらかれ、造反ぞうはん議員ぎいんの処分しょぶんを検討けんとうしたが結論けつろんは出でなかった。森もりは、谷川たにがわの票ひょう固がために失敗しっぱいした鈴木すずき政二まさじをなじったり、安倍あべに対たいする不満ふまんをあらわにしたりした挙句あげく、「額がく賀が派はや古賀こが派はに合あわせる顔かおがない」「もう面倒めんどう見切みきれない」と派閥はばつ退会たいかい届とどけを提出ていしゅつした。12月11日にち、会長かいちょうの町村ちょうそんが正式せいしきに届とどけを受理じゅりした。

2012年ねん8月がつ28日にち、安倍晋三あべしんぞうは、森もり喜朗よしろうの国会こっかい内ないの事務所じむしょを訪たずね、任期にんき満了まんりょうに伴ともなう総裁そうさい選せんへの出馬しゅつばの意向いこうを伝つたえた。同おなじく出馬しゅつばの意向いこうを固かためた町村ちょうそんは9月2日にち、取材しゅざいに応おうじ、安倍あべが断念だんねんする形かたちでの派閥はばつ候補こうほの一本いっぽん化かに期待きたいを示しめしたが、安倍あべも町村ちょうそんも引ひかず分裂ぶんれつ選挙せんきょとなった。派は内ないでは町村ちょうそん支持しじが7割わり程度ていどと優勢ゆうせいで、安倍あべは他た派閥はばつや無む派閥はばつ議員ぎいんの支援しえんを得えて選挙せんきょ戦せんを戦たたかった。選挙せんきょ戦せんの最中さいちゅうに町村ちょうそんは体調たいちょう不良ふりょうで活動かつどうを中止ちゅうしするも、そのまま投票とうひょう日びまで立候補りっこうほは取とりやめなかった。これは立候補りっこうほを取とりやめた場合ばあい、自身じしんへの票ひょうがそのまま安倍あべに流ながれることを警戒けいかいしたためともいわれる。9月26日にち、決選けっせん投票とうひょうで安倍あべが石破いしば茂しげるを破やぶり当選とうせん。自身じしん2度目どめの総裁そうさいに返かえり咲ざいた。

同年どうねん12月がつの第だい46回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょの結果けっか、自民党じみんとうが政権せいけんを奪還だっかんした。これまでの民主党みんしゅとう政権せいけんは旧きゅう経世会けいせいかいの色いろが濃こかったが安倍あべが内閣ないかく総理そうり大臣だいじんに再ふたたび就任しゅうにんしたことで清和せいわ会かい中心ちゅうしんの政治せいじが復活ふっかつした。

2013年ねん7月がつの第だい23回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょの結果けっか、自民党じみんとうが参議院さんぎいん第だい一いち党とうに返かえり咲ざき、自公じこう連立れんりつが参議院さんぎいん過半数かはんすうを確保かくほしたことを受うけ、会員かいいんの山崎やまざき正ただし昭あきらが参議院さんぎいん議長ぎちょうに就任しゅうにん。

細田ほそだ派は

細田ほそだ博之ひろゆき

2014年ねん12月14日にちに第だい47回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょが執行しっこう。同年どうねん12月がつ24日にち、会長かいちょうの町村ちょうそん信孝のぶたかが衆議院しゅうぎいん議長ぎちょうに就任しゅうにん。このため、立法府りっぽうふと行政府ぎょうせいふの長ながを町村派まちむらは出身しゅっしん議員ぎいんが独占どくせんすることとなった。慣例かんれいにより町村ちょうそんは会派かいはを離脱りだつ。同月どうげつ25日にち、細田ほそだ博之ひろゆきが後任こうにんの会長かいちょうに就任しゅうにんし、細田ほそだ派はとなった。町村ちょうそんは病気びょうきにより議長ぎちょうを辞任じにんした後のちに死去しきょしたため、細田ほそだがそのまま会長かいちょうであり続つづけた。

2016年ねんの第だい24回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ後ご、会員かいいんの伊達だて忠一ただかずが参議院さんぎいん議長ぎちょうに就任しゅうにん。

2018年ねん1月がつ25日にち、下村しもむら博文ひろぶみが細田さいだ派はの事務じむ総長そうちょうに就任しゅうにん。

2019年ねん、政治せいじ団体だんたい「清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい」の代表だいひょう者しゃ兼けん会計かいけい責任せきにん者しゃの畠山はたけやま三男みつおが高齢こうれいのため退任たいにんすることになった。世よ耕こう弘ひろ成なりは同おなじNTT出身しゅっしんで、政治せいじ団体だんたい「21テレコム会議かいぎ」（現げん・21ICT協議きょうぎ会かい）代表だいひょう理事りじや日本にっぽん会議かいぎ杉並すぎなみ支部しぶ長ちょうを務つとめる松本まつもと淳あつし一郎いちろうを連つれてきて後任こうにんに据すえた。松本まつもとは事務じむ局長きょくちょうとして細田ほそだ派はの事務じむ方かたを取とり仕切しきった。

同年どうねん9月がつ11日にち、第だい4次じ安倍あべ第だい2次じ改造かいぞう内ない閣かくが発足ほっそく。下村しもむら博文ひろぶみは自民党じみんとう選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょうに就任しゅうにんし、細田ほそだ派はの事務じむ総長そうちょうを退任たいにん。これに伴ともない、翌よく12日にちに松野まつの博一ひろかずが事務じむ総長そうちょうに就任しゅうにんした。

2020年ねん8月がつ28日にち、安倍あべが首相しゅしょうを辞任じにんする意向いこうを正式せいしきに表明ひょうめい。

同年どうねん9月がつ14日にちに行おこなわれた自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょでは、一時期いちじき下村しもむら博文ひろぶみ・稲田いなだ朋美ともみ・西村にしむら康かん稔みのるが立候補りっこうほに意欲いよくを見みせたが、最終さいしゅう的てきには派はとして菅かん義よし偉えらを支持しじした。菅かん政権せいけんでは下村しもむらが政調せいちょう会長かいちょうとして執行しっこう部ぶ入いりした。

2021年ねん2月がつ18日にち、森もり喜朗よしろうの後任こうにんとして橋本はしもと聖子せいこが2020年ねん東京とうきょうオリンピック・パラリンピック競技きょうぎ大会たいかい組織そしき委員いいん会かい会長かいちょうに就任しゅうにん。それに伴ともない橋本はしもとは自民党じみんとう離党りとうおよび派閥はばつを離脱りだつ。

同年どうねん5月がつ26日にち発売はつばいの月刊げっかん誌し『Hanada』7月がつ号ごうに安倍あべのインタビュー記事きじが掲載けいさいされる。安倍あべは記事きじの中なかで、「ポスト菅すが」候補こうほとして、萩生田はぎうだ光一こういち、下村しもむら博文ひろぶみ、西村にしむら康かん稔みのる、松野まつの博一ひろかずの名なを挙あげた。父親ちちおやの安倍あべ晋すすむ太郎たろうが派閥はばつの会長かいちょうだった時とき、塩川正十郎しおかわまさじゅうろう、加藤かとう六月むつき、森もり喜朗よしろう、三塚みつづか博ひろしの4人にんが「安倍あべ派は四天王してんのう」と呼よばれたことになぞらえて、4人にんは一部いちぶから新あらたな「四天王してんのう」と目めされた。

同年どうねん8月がつ18日にち、下村しもむら博文ひろぶみは安倍あべに自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょ出馬しゅつばの意向いこうを伝つたえた。しかしその後ご、8月がつ30日にちに菅かん義よし偉えら首相しゅしょうに官邸かんていに呼よばれ、立候補りっこうほするのか政調せいちょう会長かいちょうを辞任じにんするのか決断けつだんを迫せまられ、立候補りっこうほを断念だんねんした。

同年どうねん9月がつ29日にちに行おこなわれた自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょでは、派閥はばつとしては安倍あべが支援しえん要請ようせいをした高市たかいち早苗さなえ及および細田さいだらが支援しえんする岸田きしだ文雄ふみおの2人ふたりを支持しじすることを決定けっていした。岸田きしだ文雄ふみおが第だい2回かい投票とうひょうで河野こうの太郎たろうを破やぶり当選とうせん。10月1日にち、自民党じみんとうの新しん執行しっこう部ぶが発足ほっそく。細田さいだ派はからは当選とうせん3回かいの福田ふくだ達夫たつおが党とう総務そうむ会長かいちょうに抜擢ばってきされた。10月4日にちに発足ほっそくした第だい1次じ岸田きしだ内閣ないかくでは松野まつの博一ひろかずが官房かんぼう長官ちょうかんに任命にんめいされるなど、4人にんが入閣にゅうかくした。10月7日にち、西村にしむら康かん稔みのるが安倍あべ派はの事務じむ総長そうちょうに就任しゅうにんした。10月14日にちの衆議院しゅうぎいん解散かいさんを受うけ、高木たかぎ毅あつしが党とう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうに就任しゅうにんした。

同年どうねん10月がつ31日にち、第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょが執行しっこう。所属しょぞく議員ぎいんは8人にん減へり、87人にんとなった。

安倍晋三あべしんぞう派は

2021年ねん11月 - 12月

安倍晋三あべしんぞう

2021年ねん11月8日にちに開ひらかれた国会こっかいの各派かくは協議きょうぎ会かいで、自民党じみんとうと立憲りっけん民主党みんしゅとうは新あたらしい衆議院しゅうぎいん議長ぎちょうに細田ほそだを、副ふく議長ぎちょうに海江田かいえだ万里ばんりを推おす案あんを提案ていあんし、与野党よやとうで合意ごういした。10月の衆院しゅういん選せんに出馬しゅつばせず政界せいかいを引退いんたいした大島おおしま理森ただもりの後のちを受うけて議長ぎちょうに選えらばれたことにより、細田ほそだは慣例かんれいによって派閥はばつを離脱りだつすることとなった。11月9日にち、細田ほそだ派はは臨時りんじの幹部かんぶ会かいを開催かいさい。安倍晋三あべしんぞうに新しん会長かいちょう就任しゅうにんを要請ようせいすることを決きめた。安倍あべの会長かいちょう就任しゅうにんは衆院しゅういん選せん時じからの規定きてい路線ろせんだった。

同年どうねん11月がつ10日とおかに細田ほそだは議長ぎちょうに就任しゅうにんし、11日にちに安倍あべが新しん会長かいちょうに就任しゅうにんした。安倍あべは2度目どめの党とう総裁そうさいとなった2012年ねん以来いらい約やく9年ねんぶりに派閥はばつへ復帰ふっきした。そして、安倍あべ晋すすむ太郎たろうが死去しきょして以来いらい30年ねんぶりに「安倍あべ派は」が復活ふっかつした。このような親族しんぞくによって派閥はばつの名前なまえが復活ふっかつした例れいは、他たに平成へいせい研究けんきゅう会かい（竹下たけした派は）がある。

2022年ねん

2022年ねん3月がつ2日にち、安倍あべ、細田ほそだ、事務じむ総長そうちょうの西村にしむら康かん稔みのる、参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうの世よ耕こう弘ひろ成なりは衆議院しゅうぎいん議長ぎちょう公邸こうていに集つどい、参院さんいん選せんをめぐる候補者こうほしゃ調整ちょうせいについて約やく20分間ふんかん協議きょうぎした。出席しゅっせきした世よ耕こうは否定ひていしているが、派閥はばつの政治せいじ資金しきんパーティーのキックパックのあり方かたについても協議きょうぎしたとみられている。

同年どうねん4月がつ、安倍あべ、西村にしむら、世よ耕たがやせ、塩谷しおや立りつ、下村しもむら博文ひろぶみは政治せいじ資金しきんパーティーのキックパックについて協議きょうぎ。西村にしむららの証言しょうげんによれば、安倍あべはこのときキックパックの中止ちゅうしを幹部かんぶ4人にんに指示しじしたとされる。

同年どうねん5月がつ17日にち、安倍あべ派はの政治せいじ資金しきんパーティーが東京とうきょうプリンスホテルで開催かいさい。出席しゅっせきした森もり喜朗よしろうは「派閥はばつは100人にんを超こえてはいけない」と述のべた。当時とうじの安倍あべ派はの会員かいいん数すうは94人にんだった。

同年どうねん7月がつ8日にち、会長かいちょうの安倍あべが第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょの遊説ゆうぜい中ちゅうに奈良なら市しで殺害さつがいされた。

同年どうねん7月がつ10日とおか、参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょ執行しっこう。この日ひの夜よる、森もり喜朗よしろうは風呂場ふろばで倒たおれ、集中しゅうちゅう治療ちりょう室しつに救急きゅうきゅう車しゃで運はこばれた。集中しゅうちゅう治療ちりょう室しつに入はいりながらも森もりは回復かいふくし、月刊げっかん誌し『正論せいろん』の取材しゅざいに応おうじた。そして安倍あべの後継こうけい問題もんだいについて「少すくなくとも2年ねんか、3年ねんのうちに、5人にんのうちで自然しぜんに序列じょれつが決きまっていく」と語かたった。5人にんとはすなわち、松野まつの博一ひろかず、西村にしむら康かん稔みのる、萩生田はぎうだ光一こういち、高木たかぎ毅あつし、世よ耕こう弘ひろ成なりであった。

同年どうねん7月がつ11日にち午後ごご、塩谷しおや立だて、下村しもむら博文ひろぶみ、西村にしむら、世よ耕こうの4人にんは派閥はばつ事務所じむしょに集あつまり、12日にちに行おこなわれる葬儀そうぎの段取だんどりなどの打うち合あわせをした。11日にち夕方ゆうがた、幹部かんぶ、中堅ちゅうけん・若手わかての議員ぎいんおよそ20人にんは通夜つや会場かいじょう近ちかくのホテルで会合かいごうを開ひらき、対応たいおうを協議きょうぎ。会派かいはの呼称こしょうに「安倍あべ」の名なを残のこす方針ほうしんが確認かくにんされた。

同年どうねん7月がつ13日にち、会合かいごうが開ひらかれ、当面とうめんは会長かいちょう職しょくを置おかずに空席くうせきのままとし、会長かいちょう代理だいりの塩谷しおや立だてと下村しもむら博文ひろぶみのほか、松野まつの博一ひろかず、西村にしむら康かん稔みのる、萩生田はぎうだ光一こういち、高木たかぎ毅あつし、世よ耕こう弘ひろ成なりの7人にんによる世話人せわにん会かいを設置せっちし、集団しゅうだん指導しどう体制たいせいで運営うんえいする方針ほうしんが決きめられた。

同年どうねん7月がつ21日にち、事件じけん後ご初はつとなる総会そうかいが党とう本部ほんぶで開催かいさいされ、当面とうめん、派閥はばつ名称めいしょうを変かえないこと、後任こうにんの派閥はばつ会長かいちょうは空席くうせきとすることなどが正式せいしきに決定けっていされた。

同年どうねん8月がつ1日にち、『正論せいろん』9月がつ号ごうが発売はつばい。前述ぜんじゅつの「5人にんのうちで自然しぜんに序列じょれつが決きまっていく」との談話だんわが掲載けいさいされ、森もりは記事きじの中なかで「みんなの一致いっちしていることは、下村しもむら博文ひろぶみだけは排除はいじょしようということ」と暴露ばくろした。この頃ころから松野まつのらは森もりのお墨付すみつきのもと「安倍あべ派は5人にん衆しゅ」と称しょうされるようになる。

同年どうねん8月がつ3日にち、岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは、森もり、自民党じみんとう参議院さんぎいん議員ぎいん元もと会長かいちょうの青木あおき幹雄みきお、党とう選対せんたい委員いいん長ちょうの遠藤えんどう利明としあき、党とう組織そしき運動うんどう本部ほんぶ長ちょうの小渕おぶち優子ゆうこと港みなと区く虎ノ門とらのもんのホテル「The Okura Tokyo」の日本にっぽん料理りょうり店てんで会食かいしょくした。森もりは内閣ないかく改造かいぞうに触ふれ、岸田きしだに「安倍あべさんの遺志いしもあり、5人にんをそれぞれ輝かがやく存在そんざいにしてやってほしい」と伝つたえた。特とくに萩生田はぎうだ、西村にしむらの要職ようしょく起用きようを求もとめた。8月5日にち、岸田きしだは官邸かんてい幹部かんぶらに近ちかく人事じんじに踏ふみ切きる意向いこうを伝達でんたつした。党内とうないでは「驚おどろいた」「9月がつじゃないのか」などの声こえが相次あいついだ。

同年どうねん8月がつ5日にち、西村にしむら、世よ耕たがやせ、塩谷しおや、下村しもむらは政治せいじ資金しきんパーティーのキックパックについて協議きょうぎ。キックバックは継続けいぞくされることとなったが、誰だれが継続けいぞくを決定けっていしたかなどの経緯けいいは4人にんの証言しょうげんの間あいだで食くい違ちがいがあり、明あきらか刺さされていない。

同年どうねん8月がつ10日とおか、第だい2次じ岸田きしだ第だい1次じ改造かいぞう内ない閣かくが発足ほっそく。岸田きしだは、萩生田はぎうだを自民党じみんとう政調せいちょう会長かいちょうに抜擢ばってきし、萩生田はぎうだの後任こうにんの経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんに西村にしむらを充あてた。経けい産さん相しょう就任しゅうにんに伴ともない、西村にしむらは安倍あべ派はの事務じむ総長そうちょうを退任たいにん。

同年どうねん8月がつ25日にち、高木たかぎが安倍あべ派はの事務じむ総長そうちょうに就任しゅうにん。

同年どうねん9月がつ29日にち、幹事かんじ会かいが開ひらかれ、下村しもむらは塩谷しおやを会長かいちょうに推おす考かんがえを表明ひょうめいした。衛藤えとう征士郎せいしろうと山崎やまざき正ただし昭あきらもこの案あんに賛意さんいを示しめした。自身じしんの会長かいちょう就任しゅうにんに目途もくとがついたと判断はんだんした塩谷しおやは幹事かんじ会かいの直後ちょくごに開ひらかれた派閥はばつの議員ぎいん総会そうかいで、新しん体制たいせいに移行いこうする方針ほうしんを表明ひょうめいした。しかし世よ耕こうを支ささえる参議院さんぎいん側がわから不快ふかい感かんが示しめされ、世よ耕こう自身じしんも、徐々じょじょに塩谷しおやの会長かいちょう就任しゅうにんに反対はんたいする姿勢しせいを明確めいかくにしていった。

同年どうねん10月がつ10日とおか、塩谷しおや、松野まつの、西村にしむら、萩生田はぎうだ、高木たかぎ、世よ耕こうの6人にんは「The Okura Tokyo」の日本にっぽん料理りょうり店てんに集あつまった。総会そうかいを13日にちに控ひかえ、後継こうけい会長かいちょう人事じんじをめぐる最終さいしゅう調整ちょうせいのため塩谷しおやが呼よび掛かけた極秘ごくひの会合かいごうだったが、この場ばに「近ちかくにいたので」と森もり喜朗よしろうが突然とつぜん現あらわれた。森もりは「後任こうにんの会長かいちょうは引ひき続つづき空席くうせきとする」「塩谷しおやを座長ざちょうとし、西村にしむら・萩生田はぎうだ・世よ耕こうの3人にんで派閥はばつを運営うんえいする」と提言ていげんした。10月13日にち、塩谷しおやは議員ぎいん総会そうかいで、後任こうにんの会長かいちょう選えらびをさらに先送さきおくりする意向いこうを表明ひょうめいした。

2023年ねん

安倍あべ派は座長ざちょうの塩谷しおや立だてと、森もり喜朗よしろうが安倍あべの後継こうけい候補こうほとして後押あとおしする「5人にん衆しゅ」の松野まつの博一ひろかず、西村にしむら康かん稔みのる、萩生田はぎうだ光一こういち、高木たかぎ毅あつし、世よ耕こう弘ひろ成なり。

2023年ねん2月がつ7日にち、岸きし信夫しのぶが健康けんこう上じょうの理由りゆうにより議員ぎいん辞職じしょく。所属しょぞく議員ぎいんは96人にんとなった。

同年どうねん2月がつ20日はつか、北國きたぐに新聞しんぶんは隔週かくしゅうの連載れんさい記事きじ「総理そうりは語かたる」を更新こうしんし、森もり喜朗よしろうが初はじめて登場とうじょうした。森もりはインタビューに答こたえ、安倍あべの後継こうけい候補こうほとして、萩生田はぎうだ、世よ耕たがやせ、松野まつの、西村にしむら、高木たかぎの5人にんをそれぞれ論評ろんぴょう。萩生田はぎうだを「総合そうごう力りょくは最もっとも高たかい」と褒ほめた。3月23日にち、森もりは「どこかで誰だれか一人ひとり、代表だいひょうを決きめなければならない」と都内とないの会合かいごうで述のべ、再ふたたび5人にんの名前なまえを挙あげた。そして投票とうひょうやくじ引びきで決きめる案あんに言及げんきゅうした。翌よく3月がつ24日にち夜よる、森もりは5人にんを都内とないのホテルに呼よび、食事しょくじをしながら派閥はばつの運営うんえいなどについて意見いけんを交かわした。

同年どうねん4月がつ23日にち、衆議院しゅうぎいんと参議院さんぎいんをあわせ計けい5つの選挙せんきょ区くで補欠ほけつ選挙せんきょが執行しっこうされた。4月27日にち、補選ほせんで当選とうせんした岸きし信しん千世ちよ、吉田よしだ真しん次じ、白坂しらさか亜紀あきの3人にんが入会にゅうかいした。また同日どうじつ付づけで無所属むしょぞくの片山かたやまさつきが入会にゅうかいした。所属しょぞく議員ぎいんは100人にんとなった。森もり喜朗よしろうは前年ぜんねんの安倍あべ派はの政治せいじ資金しきんパーティーで「派閥はばつは100人にんを超こえてはいけない」と述のべたことを踏ふまえ、5月の安倍あべ派はのパーティーには出席しゅっせきしない旨むねを伝つたえた。

安倍あべ派はの政治せいじ資金しきんパーティーが行おこなわれた5月16日にちの当日とうじつ、高木たかぎと世せい耕こうは森もりにそれぞれ電話でんわし、「出でてください」「出でない方ほうがおかしいですよ」と頼たのみ、森もりは顔かおを出だすだけならと出席しゅっせきした。森もりの言動げんどうはこの時期じきメディアから注視ちゅうしされており、朝日新聞あさひしんぶんは同日どうじつに報ほうじたパーティーに関かんする記事きじの中なかで、森もりについて大おおきく言及げんきゅうした。

同年どうねん6月がつ11日にち、北國きたぐに新聞しんぶんに「総理そうりは語かたる」第だい12回かいが掲載けいさいされる。森もりは会長かいちょうの人選じんせんについて、「私わたしはこれ以上いじょう介在かいざいしません。5人にんで話はなし合あって決きめればいい。キーマンは（高木たかぎ）事務じむ総長そうちょうでしょう。安倍あべさんの一いち周忌しゅうきに所属しょぞく議員ぎいんが集あつまります。その場ばで事務じむ総長そうちょうが『5人にんで話はなし合あった結果けっか、こうなりました』と報告ほうこくするのが一番いちばんいい」と語かたった。

同年どうねん7月がつ6日にち、自民党じみんとう本部ほんぶで安倍あべ派はの幹事かんじ会かいが開ひらかれ、塩谷しおやが「一いち周忌しゅうきが終おわった後のち、しっかりと議論ぎろんをし、会長かいちょうを1人ひとりに決きめるべきだと考かんがえている」と提案ていあん。この意見いけんに下村しもむらも賛同さんどうしたが、世よ耕こうが「新しん体制たいせいについては『5人にん衆しゅ』で決きめたい」と反対はんたいした。高木たかぎも「5人にん衆しゅによる運営うんえいがいちばん良よい。任まかせてほしい」と言いった。松島まつしまみどりと稲田いなだ朋美ともみは世よ耕こうと高木たかぎの発言はつげんに疑問ぎもんを呈ていした。「5人にん衆しゅって？ マスコミが言いっているだけじゃないの」

同日どうじつ夕方ゆうがた、下村しもむらは港みなと区く赤坂あかさかの日本にっぽん財団ざいだんビル3階かいにある森もりの事務所じむしょを訪たずね、「何なにとか私わたしを会長かいちょうに」と頼たのみ込こんだ。森もりの証言しょうげんによれば、下村しもむらは「今いままでのご無礼ぶれいをお許ゆるしください」と土下座どげざをし、森もりはそれに対たいし「君きみは私わたしに無礼ぶれいを働はたらいたのか。その自覚じかくがあるのなら私わたしは絶対ぜったいに許ゆるさない。帰かえってくれ」と言いったとされる。

同年どうねん8月がつ7日にち、北國きたぐに新聞しんぶんに「総理そうりは語かたる」第だい16回かいが掲載けいさいされる。森もりは「例れいの5人にんは、会長かいちょう代理だいりの塩谷しおやさんを当面とうめんの座長ざちょうか代表だいひょうに立たて、5人にんで支ささえていくことにしたようです」と明あかし、「直参じきさんの最さい長老ちょうろう格かくである塩谷しおやさんにとってはそれが一番いちばんいい」と述のべた。8月がつ10日とおか、塩谷しおやは、自みずからを座長ざちょうとし、新あらたに常任じょうにん幹事かんじ会かいを設置せっちし集団しゅうだん指導しどう体制たいせいへ移行いこうするという案あんを下村しもむらに提案ていあんした。下村しもむらはこの案あんに首くびを縦たてに振ふらず、あくまでも会長かいちょう選出せんしゅつにこだわったが聞きく者ものはいなかった。

同年どうねん8月がつ17日にちの総会そうかいで、塩谷しおやを座長ざちょうとする新しん体制たいせい案あんが了承りょうしょうされ、新あらたに設置せっちされる常任じょうにん幹事かんじ会かいの陣容じんようを決定けっていした。8月23日にち、岸田きしだ首相しゅしょう、森もり、無む派閥はばつの山本やまもと有二ゆうじ、日本にっぽん財団ざいだん会長かいちょうの笹川ささかわ陽平ようへい、フジサンケイグループ代表だいひょうの日枝ひえ久ひさの4人にんはパレスホテル東京とうきょうのフランス料理りょうり店てんで会食かいしょく。岸田きしだが「首相しゅしょうになれたのは安倍あべさんと麻生あそうさんのおかげです」と語かたると、森もりは笑えみを浮うかべ、人事じんじについて意見いけんを述のべた。

同年どうねん8月がつ31日にち、総会そうかいが開ひらかれ、塩谷しおやを座長ざちょうとし、萩生田はぎうだ、世よ耕たがやせ、松野まつの、西村にしむら、高木たかぎの5人にんが入はいり、これに柴山しばやま昌彦まさひこ、稲田いなだ朋美ともみ、西村にしむら明宏あきひろ、橋本はしもと聖子せいこ、岡田おかだ直樹なおき、末松すえまつ信介しんすけらが加くわわる15人にんの指導しどう体制たいせいが決きまった。森もりの意向いこうにより、下村しもむらは外はずされた。森もりは口先くちさきでは早はやく会長かいちょうを決きめるべきだと言いっていたものの、5人にんを操あやつって清和せいわ会かいを集団しゅうだん指導しどう体制たいせいに仕立したてて上あげ、支配しはい力りょくの堅持けんじに成功せいこうした。

同年どうねん9月がつ9日にち、岸田きしだ首相しゅしょうは13日にちに内閣ないかく改造かいぞうと党とう役員やくいん人事じんじを行おこなう考かんがえを与党よとう幹部かんぶに伝つたえた。森もりは、5人にん衆しゅに対たいし、派は内ないから2人にんの初はつ入閣にゅうかくを希望きぼうしている旨むねを岸田きしだに伝つたえるよう、指示しじした。9月11日にち、アジア外遊がいゆうから帰国きこくしたばかりの岸田きしだ首相しゅしょうは、政権せいけん幹部かんぶの中なかで真まっ先さきに萩生田はぎうだと会談かいだんし、「官房かんぼう長官ちょうかんか政調せいちょう会長かいちょうの続投ぞくとうを考かんがえている」と告つげた。9月13日にち、第だい2次じ岸田きしだ第だい2次じ改造かいぞう内ない閣かくが発足ほっそくし、安倍あべ派はからは順調じゅんちょうに鈴木すずき淳司あつしと宮下みやした一郎いちろうが初はつ入閣にゅうかくした。森もりは「総理そうりなりの配慮はいりょでしょう」とのちに語かたった。

同年どうねん9月がつ13日にち、集団しゅうだん指導しどう体制たいせいに反発はんぱつした土井どい亨とおるが退会たいかい届とどけを提出ていしゅつし、同月どうげつ15日にち付づけで退会たいかいした。退会たいかい者しゃが出でるのは安倍晋三あべしんぞうの死去しきょ後ご初はじめてのことで、所属しょぞく国会こっかい議員ぎいんは99人にんとなった。

同年どうねん11月がつ8日にち、神田かんだ憲次けんじが、2013年ねん以降いこう計けい4回かい、税金ぜいきん滞納たいのうにより合計ごうけい344万まん3800円えんの差押さしおさえを受うけていたこと、税理士ぜいりし資格しかくを持もっているのにもかかわらず、日本税理士会連合会にほんぜいりしかいれんごうかいの会則かいそくが定さだめる研修けんしゅうを受講じゅこうしていないことが文春ぶんしゅんオンラインの報道ほうどうにより明あきらかとなった。11月13日にち、さらに神田かんだに資産しさん公開こうかい法ほう違反いはんの疑うたがいがあることが同おなじく文春ぶんしゅんオンラインによって報ほうじられた。同日どうじつ、神田かんだは財務ざいむ副ふく大臣だいじんの辞表じひょうを提出ていしゅつし、受理じゅりされた。

同年どうねん12月がつ1日にち、朝日新聞あさひしんぶんが、自民党じみんとう5派閥はばつが開ひらいた政治せいじ資金しきんパーティーをめぐる問題もんだいで、安倍あべ派はが、所属しょぞく議員ぎいんが販売はんばいノルマを超こえて集あつめた分ぶんの収入しゅうにゅうを裏金うらがねとして議員ぎいん側がわにキックバックする運用うんようを組織そしき的てきに続つづけてきた疑うたがいがあるとスクープした。安倍あべ派はは2018～2022年ねんに毎年まいとし1回かいパーティーを開ひらき、計けい6億おく5884万まん円えんの収入しゅうにゅうを政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに記載きさいしている。一方いっぽう、収入しゅうにゅう・支出ししゅつのいずれにも記載きさいしていない裏金うらがねの総額そうがくは直近ちょっきん5年間ねんかんで1億おく円えんを超こえるとされ（のちに5億おく円えんに修正しゅうせい）、共同通信きょうどうつうしんは「実際じっさいのパーティー収入しゅうにゅうは少すくなくとも8億おく円えん前後ぜんこうに膨ふくらむ可能かのう性せいがある」と報ほうじた。清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいの政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょの記載きさい内容ないようは下記かきのとおり。

清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい

年月日ねんがっぴ	パーティー名めい	会場かいじょう	収入しゅうにゅう	購入こうにゅう者しゃ数すう	出典しゅってん
2018年ねん5月がつ22日にち	清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいとの懇親こんしんの集つどい	東京とうきょうプリンスホテル	2億おく802万まん円えん	7,021人にん
2019年ねん5月がつ21日にち	清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいとの懇親こんしんの集つどい	東京とうきょうプリンスホテル	1億おく5338万まん円えん	5,177人にん
2020年ねん9月がつ28日にち	清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいとの懇親こんしんの集つどい	東京とうきょうプリンスホテル	1億おく262万まん円えん	3,464人にん
2021年ねん12月6日にち	清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいとの懇親こんしんの集つどい	東京とうきょうプリンスホテル	1億おく2万まん円えん	3,376人にん
2022年ねん5月がつ17日にち	清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かいとの懇親こんしんの集つどい	東京とうきょうプリンスホテル	9480万まん円えん	3,200人にん
（合計ごうけい）			6億おく5884万まん円えん

パーティー券けんは通常つうじょう1枚まい2万まん円えんであるため、販売はんばい枚数まいすうが推計すいけいできるが、枚数まいすうに対たいする購入こうにゅう者しゃの比率ひりつは2018年ねんから2022年ねんにかけてすべて「0.675」で統一とういつされている。日本にっぽん大学だいがく名誉めいよ教授きょうじゅの岩井いわい奉たてまつ信しんは「絶対ぜったいにあり得えない」とし、安倍あべ派はは政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに架空かくうの購入こうにゅう者しゃ数すうを記入きにゅうしたとみられる。

時効じこうにかからない2018年ねん以降いこうの派閥はばつ事務じむ総長そうちょうと会長かいちょうの変遷へんせんは下記かきのとおり。

年月日ねんがっぴ	事務じむ総長そうちょう	会長かいちょう
不ふ詳しょう	塩谷しおや立だて	町村ちょうそん信孝のぶたか
2014年ねん12月25日にち		細田ほそだ博之ひろゆき
2018年ねん1月がつ25日にち
2018年ねん1月がつ25日にち	下村しもむら博文ひろぶみ
2019年ねん9月がつ11日にち
2019年ねん9月がつ12日にち	松野まつの博一ひろかず
2021年ねん10月がつ6日にち
2021年ねん10月がつ7日にち	西村にしむら康かん稔みのる
2021年ねん11月がつ10日とおか
2021年ねん11月11日にち		安倍晋三あべしんぞう
2022年ねん7月がつ8日にち
2022年ねん7月がつ8日にち		（空席くうせき）
2022年ねん8月がつ10日とおか
2022年ねん8月がつ25日にち	高木たかぎ毅あつし

同年どうねん12月がつ9日にち、座長ざちょうの塩谷しおやと「5人にん衆しゅ」とされる松野まつの、高木たかぎ、世よ耕たがやせ、萩生田はぎうだ、西村にしむらの中枢ちゅうすう幹部かんぶの6人にん全員ぜんいんが直近ちょっきん5年間ねんかんでそれぞれ1千せん万まん円えん超ちょう～約やく100万まん円えんの裏金うらがねのキックバックを派閥はばつから受うけ、政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに記載きさいしていない疑うたがいがあることが明あきらかとなった。

同年どうねん12月がつ10日とおか、岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは政権せいけん中枢ちゅうすうからの安倍あべ派は一掃いっそうを目指めざし、安倍あべ派は所属しょぞくの閣僚かくりょう4人にん、副ふく大臣だいじん5人にん、大臣だいじん政務せいむ官かん6人にんの政務せいむ三さん役やく15人にんについて、全員ぜんいん交代こうたいさせる意向いこうを固かためた。ところがその後ご、政務せいむ官かん6人にんの処遇しょぐうについて安倍あべ派は内ないから反発はんぱつが出でたため、当選とうせん1回かいの小森こもり卓郎たくろう、塩崎しおざき彰久あきひさ、石井いしい拓たく、加藤かとう竜りゅう祥さち、松本まつもと尚しょうの5人にんについては留任りゅうにんとし、当選とうせん2回かいの佐藤さとう啓あきらのみの交代こうたいに変更へんこうした。

同年どうねん12月がつ14日にち、安倍あべ派はの閣僚かくりょう4人にん（松野まつの博一ひろかず、西村にしむら康かん稔みのる、鈴木すずき淳司あつし、宮下みやした一郎いちろう）、副ふく大臣だいじん5人にん（堀井ほりい学まなぶ、堀井ほりい巌いわお、青山あおやま周平しゅうへい、酒井さかい庸いさお行ぎょう、宮澤みやざわ博行ひろゆき）、佐藤さとう啓あきら政務せいむ官かんは辞表じひょうを提出ていしゅつし受理じゅりされた。また、上野うえの通子みちこ首相しゅしょう補佐ほさ官かんと和田わだ義明よしあき防衛ぼうえい大臣だいじん補佐ほさ官かんも辞表じひょうを提出ていしゅつし受理じゅりされた。自民党じみんとうの要職ようしょくにあった萩生田はぎうだ、高木たかぎ、世よ耕こうもそれぞれ辞表じひょうを提出ていしゅつした。

同日どうじつ、東京とうきょう地検ちけん特捜とくそう部ぶが近ちかく安倍あべ派は側がわの強制きょうせい捜査そうさに乗のり出だす方針ほうしんを固かためたと共同通信きょうどうつうしんが関係かんけい者しゃの情報じょうほうとして伝つたえた。12月18日にち、統一教会とういつきょうかい系けいの日刊にっかん紙し「世界せかい日報にっぽう」は連載れんさいコラムを更新こうしん。裏金うらがね問題もんだいをめぐり、「安倍あべ派は報道ほうどうの屈辱くつじょくに負まけるな」と見出みだしに掲かかげ、「安倍あべ派はの99人にんは安倍あべ元もと首相しゅしょうと安倍あべ派はの名誉めいよにかけて、日本にっぽん国こくのために立たち上あがらなければならない」と激励げきれいした。12月19日にち、東京とうきょう地検ちけん特捜とくそう部ぶは安倍あべ派はと二に階かい派はの事務所じむしょの家宅かたく捜索そうさくを開始かいしした。

同年どうねん12月がつ31日にち、議員ぎいん側がわがノルマを超こえて集あつめた分ぶんを派閥はばつ側がわに納入のうにゅうせずに懐ふところに収おさめた「中ちゅう抜ぬき」の総額そうがくは、2018年ねん - 2022年ねんの5年間ねんかんで約やく1億おく円えんに上のぼることが明あきらかとなった。安倍あべ派はの直近ちょっきん5年間ねんかんの裏金うらがねはキックバック分ぶんとあわせ約やく6億おく円えんに上のぼるとされる。

2024年ねん

2024年ねん1月がつ7日にち、東京とうきょう地検ちけん特捜とくそう部ぶは池田いけだ佳けい隆たかしと池田いけだの政策せいさく秘書ひしょを政治せいじ資金しきん規正きせい法ほう違反いはんの疑うたがいで逮捕たいほした。同日どうじつ付づけで自民党じみんとうは池田いけだを除名じょめいした。

同年どうねん1月がつ10日とおか、自民党じみんとうは臨時りんじの総務そうむ会かいを開ひらき、裏金うらがねの再発さいはつ防止ぼうし策さくなどを検討けんとうするため、「政治せいじ刷新さっしん本部ほんぶ」の設置せっちを決きめた。安倍あべ派はからは岡田おかだ直樹なおき、野上のかみ浩太郎こうたろう、佐々木ささき紀おさむ、髙階恵美子えみこ、上野うえの通子みちこ、太田おおた房江ふさえ、松川まつかわるい、吉川よしかわ有美ゆみ、藤原ふじわら崇たかし、高橋たかはしはるみの10議員ぎいんがメンバー入いりした。

同年どうねん1月がつ13日にち、上記じょうきの10議員ぎいんのうち、髙階を除のぞく9人にんがパーティー収入しゅうにゅうの一部いちぶを政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに記載きさいせず裏金うらがねにしていた疑うたがいがあること明あきらかとなった。

同年どうねん1月がつ19日にち、大野おおの泰正やすまさが政治せいじ資金しきん規正きせい法ほう違反いはんの罪つみで在宅ざいたく起訴きそされ、谷川たにがわ弥一やいちが同罪どうざいで略式りゃくしき起訴きそされた。これを受うけて大野おおのと谷川たにがわは自民党じみんとうを離党りとうした。安倍あべ派はの会計かいけい責任せきにん者しゃも同罪どうざいで在宅ざいたく起訴きそされた。

同日どうじつ、福田ふくだ達夫たつおら有志ゆうしの中堅ちゅうけん・若手わかて議員ぎいん約やく30人にんは国会こっかい内ないで塩谷しおやと会談かいだん。福田ふくだや佐々木ささき紀おさむ、鈴木すずき英えい敬けいら20人にん超ちょうがまとめた「安倍あべ派はを解消かいしょうすべきだ」との決議けつぎ文ぶんを塩谷しおやに提出ていしゅつした。

同日どうじつ18時じ、安倍あべ派はは臨時りんじ総会そうかいを開催かいさい。所属しょぞく議員ぎいんの3分ぶんの2に当あたる66人にんが出席しゅっせきし、安倍あべ派はは派閥はばつ解散かいさんの方針ほうしんを決定けっていした。総会そうかい後ご、福田ふくだ達夫たつおは「反省はんせいの上うえに新あたらしい集団しゅうだんをつくっていくことが大事だいじだ」と党とう本部ほんぶで記者きしゃ団だんに述のべた。共同通信きょうどうつうしんは福田ふくだの発言はつげんを報ほうじた記事きじの見出みだしに「福田ふくだ達夫たつお氏し『新あたらしい集団しゅうだんつくる』 安倍あべ派は源流げんりゅう創設そうせつ者しゃの孫まご」と掲かかげ、派閥はばつが世襲せしゅうによって継続けいぞくされる兆きざしがあることを示しめした。「安倍あべ派は源流げんりゅう創設そうせつ者しゃの孫まご」はX（旧きゅうツイッター）でトレンド入いりし、「偽装ぎそう解散かいさんだ」などの批判ひはん的てきなコメントが相次あいついだ。1月24日にち、公式こうしきサイトが閉鎖へいさされた（真まっ白しろで閲覧えつらん不能ふのうになった）。

同年どうねん2月がつ1日にち、最後さいごの議員ぎいん総会そうかいが開ひらかれ、清算せいさん委員いいん会かいを設置せっちすることが確認かくにんされた。

同年どうねん3月がつ21日にち、立憲りっけん民主党みんしゅとう、日本にっぽん維新いしんの会かい、日本にっぽん共産党きょうさんとう、国民こくみん民主党みんしゅとうの野党やとう4党とうは、安倍あべ派は幹部かんぶら衆議院しゅうぎいん議員ぎいん6人にんの証人しょうにん喚問かんもんを行おこなうよう、衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいの小野寺おのでら五ご典てん委員いいん長ちょうに正式せいしきに要求ようきゅうした。4党とうが要求ようきゅうした議員ぎいんは、政治せいじ倫理りんり審査しんさ会かいに出席しゅっせきした塩谷しおや、西村にしむら、松野まつの、高木たかぎ、下村しもむらと、起訴きそされ自民党じみんとうを除名じょめいされた池田いけだ佳けい隆たかし。また、立憲りっけん民主党みんしゅとうは参議院さんぎいんで、自民党じみんとうとの国対こくたい委員いいん長ちょう会談かいだんの中なかで、政治せいじ倫理りんり審査しんさ会かいに出席しゅっせきした世よ耕たがやせ、西田にしだ昌司しょうじ、橋本はしもと聖子せいこと、安倍あべ派はの事務じむ局長きょくちょうを加くわえた4人にんの証人しょうにん喚問かんもんを行おこなうよう要請ようせいした。

4月がつ4日にち、自民党じみんとうは座長ざちょうを務つとめた塩谷しおやと、参院さんいんのトップだった世よ耕こうを離党りとう勧告かんこく処分しょぶん、下村しもむら・西村にしむら康かん稔みのる・高木たかぎを党員とういん資格しかく停止ていしなどとする処分しょぶんを発表はっぴょうした。

5月30日にち、東京とうきょう・平河ひらかわ町まちの事務所じむしょで神棚かみだなを廃止はいしするための神事しんじが行おこなわれた。神事しんじに出席しゅっせきした議員ぎいんは処分しょぶんを受うけ自民党じみんとうを離党りとうした塩谷しおやや、西村にしむら明宏あきひろら3名めいのみだった。塩谷しおやは同日どうじつ、取材しゅざいに対たいし、安倍あべ派はの政治せいじ団体だんたいの解散かいさん届とどけについては「まだ事務じむ的てきなことが残のこっており、はっきりしていない」と述のべた。

歴代れきだい会長かいちょう

太字ふとじは総理そうり大臣だいじん経験けいけん者しゃである。

代だい	会長かいちょう	派閥はばつ呼称こしょう	就任しゅうにん	退任たいにん
1	福田ふくだ赳夫たけお	福田ふくだ派は	1979年ねん1月がつ24日にち	1986年ねん7月がつ
2	安倍あべ晋すすむ太郎たろう	安倍あべ派は	1986年ねん7月がつ14日にち	1991年ねん6月がつ
3	三塚みつづか博ひろし	三塚みつづか派は	1991年ねん6月がつ	1998年ねん12月
4	森もり喜朗よしろう	森もり派は	1998年ねん12月	2000年ねん4月がつ
5	小泉こいずみ純一郎じゅんいちろう		2000年ねん4月がつ	2001年ねん5月がつ
6	森もり喜朗よしろう		2001年ねん5月がつ	2006年ねん10月がつ19日にち
7	町村ちょうそん信孝のぶたか	町村派まちむらは	2006年ねん10月がつ19日にち	2007年ねん9月がつ
-	町村ちょうそん信孝のぶたか 中川なかがわ秀直ひでなお 谷川たにがわ秀善しゅうぜん		2007年ねん10月がつ	2009年ねん2月がつ
8	町村ちょうそん信孝のぶたか		2009年ねん2月がつ	2014年ねん12月24日にち
9	細田ほそだ博之ひろゆき	細田ほそだ派は	2014年ねん12月25日にち	2021年ねん11月がつ10日とおか
10	安倍晋三あべしんぞう	安倍あべ派は	2021年ねん11月11日にち	2022年ねん7月がつ8日にち
-	空席くうせき		2022年ねん7月がつ8日にち	2023年ねん8月がつ31日にち
-	塩谷しおや立だて		2023年ねん8月がつ31日にち	2024年ねん2月がつ1日にち

解散かいさん時じの構成こうせい

役員やくいん

会長かいちょう	常任じょうにん幹事かんじ会かい座長ざちょう	常任じょうにん幹事かんじ	参議院さんぎいん議員ぎいん会長かいちょう	事務じむ総長そうちょう	事務じむ総長そうちょう代理だいり	政策せいさく委員いいん長ちょう	最高さいこう顧問こもん	顧問こもん
（空席くうせき）	塩谷しおや立だて	（衆議院しゅうぎいん） 松野まつの博一ひろかず 高木たかぎ毅あつし 柴山しばやま昌彦まさひこ 松島まつしまみどり 西村にしむら康かん稔みのる 西村にしむら明宏あきひろ 萩生田はぎうだ光一こういち 稲田いなだ朋美ともみ （参議院さんぎいん） 世よ耕こう弘ひろ成なり 橋本はしもと聖子せいこ 野上のかみ浩太郎こうたろう 岡田おかだ直樹なおき 末松すえまつ信介しんすけ 山本やまもと順三じゅんぞう	世よ耕こう弘ひろ成なり	高木たかぎ毅あつし	稲田いなだ朋美ともみ 西村にしむら明宏あきひろ		衛藤えとう征士郎せいしろう 山崎やまざき正ただし昭あきら	下村しもむら博文ひろぶみ 山谷やまたにえり子こ

（2024年ねん1月がつ時点じてん）

衆議院しゅうぎいん議員ぎいん

衛藤えとう征士郎せいしろう （13回かい・参まいり1回かい、大分おおいた2区く）	塩谷しおや立だて （10回かい、比例ひれい東海とうかい・静岡しずおか8区く）	下村しもむら博文ひろぶみ （9回かい、東京とうきょう11区く）	高木たかぎ毅あつし （8回かい、福井ふくい2区く）	松野まつの博一ひろかず （8回かい、千葉ちば3区く）
吉野よしの正芳まさよし （8回かい、福島ふくしま5区く）	柴山しばやま昌彦まさひこ （7回かい、埼玉さいたま8区く）	西村にしむら康かん稔みのる （7回かい、兵庫ひょうご9区く）	松島まつしまみどり （7回かい、東京とうきょう14区く）	稲田いなだ朋美ともみ （6回かい、福井ふくい1区く）
奥野おくの信しん亮あきら （6回かい、比例ひれい近畿きんき）	鈴木すずき淳司あつし （6回かい、愛知あいち7区く）	西村にしむら明宏あきひろ （6回かい、宮城みやぎ3区く）	萩生田はぎうだ光一こういち （6回かい、東京とうきょう24区く）	宮下みやした一郎いちろう （6回かい、長野ながの5区く）
越智おち隆雄たかお （5回かい、比例ひれい東京とうきょう・東京とうきょう6区く）	大塚おおつか拓たく （5回かい、埼玉さいたま9区く）	亀岡かめおか偉えら民みん （5回かい、比例ひれい東北とうほく・福島ふくしま1区く）	関せき芳弘よしひろ （5回かい、兵庫ひょうご3区く）	高鳥たかとり修一しゅういち （5回かい、比例ひれい北陸ほくりく信越しんえつ・新潟にいがた6区く）
中根なかね一幸かずゆき （5回かい、比例ひれい北関東きたかんとう・埼玉さいたま6区く）	義ぎ家か弘ひろ介かい （4回かい・参まいり1回かい、比例ひれい南関東みなみかんとう・神奈川かながわ16区く）	青山あおやま周平しゅうへい （4回かい、比例ひれい東海とうかい・愛知あいち12区く）	大西おおにし英男ひでお （4回かい、東京とうきょう16区く）	小田原おだわら潔きよし （4回かい、東京とうきょう21区く）
菅家すがや一郎いちろう （4回かい、比例ひれい東北とうほく・福島ふくしま4区く）	神田かんだ憲次けんじ （4回かい、愛知あいち5区く）	佐々木ささき紀おさむ （4回かい、石川いしかわ2区く）	田畑たばた裕明ひろあき （4回かい、富山とやま1区く）	根本ねもと幸典ゆきのり （4回かい、愛知あいち15区く）
藤原ふじわら崇たかし （4回かい、岩手いわて3区く）	福田ふくだ達夫たつお （4回かい、群馬ぐんま4区く）	細田ほそだ健一けんいち （4回かい、新潟にいがた2区く）	堀井ほりい学まなぶ （4回かい、比例ひれい北海道ほっかいどう・北海道ほっかいどう9区く）	三さんッ林はやし裕巳ひろみ （4回かい、埼玉さいたま14区く）
宮沢みやざわ博行ひろゆき （4回かい、比例ひれい東海とうかい・静岡しずおか3区く）	簗やな和生かずお （4回かい、栃木とちぎ3区く）	山田やまだ美樹みき （4回かい、東京とうきょう1区く）	尾身おみ朝子あさこ （3回かい、比例ひれい北関東きたかんとう）	杉田すぎた水脈すいみゃく （3回かい、比例ひれい中国ちゅうごく）
谷川たにがわとむ （3回かい、比例ひれい近畿きんき・大阪おおさか19区く）	宗そう清きよし皇すめらぎ一いち （3回かい、比例ひれい近畿きんき・大阪おおさか13区く）	和田わだ義明よしあき （3回かい、北海道ほっかいどう5区く）	上杉うえすぎ謙太郎けんたろう （2回かい、比例ひれい東北とうほく・福島ふくしま3区く）	木村きむら次郎じろう （2回かい、青森あおもり3区く）
高木たかぎ啓あきら （2回かい、比例ひれい東京とうきょう）	髙階恵美子えみこ （1回かい・参まいり2回かい、比例ひれい中国ちゅうごく）	井原いはら巧たくみ （1回かい・参まいり1回かい、愛媛えひめ3区く）	若林わかばやし健太けんた （1回かい・参まいり1回かい、長野ながの1区く）	石井いしい拓たく （1回かい、比例ひれい東海とうかい・愛知あいち13区く）
加藤かとう竜りゅう祥さち （1回かい、長崎ながさき2区く）	小森こもり卓郎たくろう （1回かい、石川いしかわ1区く）	塩崎しおざき彰久あきひさ （1回かい、愛媛えひめ1区く）	鈴木すずき英えい敬けい （1回かい、三重みえ4区く）	松本まつもと尚しょう （1回かい、千葉ちば13区く）
岸きし信しん千世ちよ （1回かい、山口やまぐち2区く）	吉田よしだ真しん次じ （1回かい、山口やまぐち4区く）

（計けい57名めい）

参議院さんぎいん議員ぎいん

山崎やまざき正ただし昭あきら （6回かい、福井ふくい県けん）	世よ耕こう弘ひろ成なり （5回かい、和歌山わかやま県けん）	橋本はしもと聖子せいこ （5回かい、比例ひれい区く）	岡田おかだ直樹なおき （4回かい、石川いしかわ県けん）	末松すえまつ信介しんすけ （4回かい、兵庫ひょうご県けん）
野上のかみ浩太郎こうたろう （4回かい、富山とやま県けん）	山谷やまたにえり子こ （4回かい・衆しゅう1回かい、比例ひれい区く）	山本やまもと順三じゅんぞう （4回かい、愛媛えひめ県けん）	上野うえの通子みちこ （3回かい、栃木とちぎ県けん）	江島えじま潔きよし （3回かい、山口やまぐち県けん）
衛藤えとう晟一せいいち （3回かい・衆しゅう4回かい、比例ひれい区く）	片山かたやまさつき （3回かい・衆しゅう1回かい、比例ひれい区く）	北村きたむら経夫つねお （3回かい、山口やまぐち県けん）	西田にしだ昌司しょうじ （3回かい、京都きょうと府ふ）	長谷川はせがわ岳たけし （3回かい、北海道ほっかいどう）
古川ふるかわ俊治しゅんじ （3回かい、埼玉さいたま県けん）	丸川まるかわ珠代たまよ （3回かい、東京とうきょう都と）	宮本みやもと周司しゅうじ （3回かい、石川いしかわ県けん）	森もりまさこ （3回かい、福島ふくしま県けん）	赤池あかいけ誠まこと章あきら （2回かい・衆しゅう1回かい、比例ひれい区く）
石井いしい正弘まさひろ （2回かい、岡山おかやま県けん）	石田いしだ昌宏まさひろ （2回かい、比例ひれい区く）	井上いのうえ義行よしゆき （2回かい、比例ひれい区く）	太田おおた房江ふさえ （2回かい、大阪おおさか府ふ）	酒井さかい庸いさお行ぎょう （2回かい、愛知あいち県けん）
佐藤さとう啓あきら （2回かい、奈良なら県けん）	滝波たきなみ宏文ひろふみ （2回かい、福井ふくい県けん）	長峯ながみね誠まこと （2回かい、宮崎みやざき県けん）	羽生田はにゅうだ俊しゅん （2回かい、比例ひれい区く）	堀井ほりい巌いわお （2回かい、奈良なら県けん）
松川まつかわるい （2回かい、大阪おおさか府ふ）	山田やまだ宏ひろし （2回かい・衆しゅう2回かい、比例ひれい区く）	吉川よしかわ有美ゆみ （2回かい、三重みえ県けん）	生稲いくいな晃子あきこ （1回かい、東京とうきょう都と）	加田かだ裕之ひろゆき （1回かい、兵庫ひょうご県けん）
古庄ふるしょう玄げん知ち （1回かい、大分おおいた県けん）	白坂しらさか亜紀あき （1回かい、大分おおいた県けん）	高橋たかはしはるみ （1回かい、北海道ほっかいどう）	友とも納おさめ理緒りお （1回かい、比例ひれい区く）

　(計けい39名めい）

準じゅん会員かいいん

中山なかやま泰秀やすひで （衆しゅう5回かい、大阪おおさか4区く）	上野うえの宏史ひろし （衆しゅう2回かい・参まいり1回かい、比例ひれい北関東きたかんとう）	長尾ながお敬たかし （衆しゅう3回かい、大阪おおさか14区く）	安藤あんどう高夫たかお （衆しゅう1回かい、比例ひれい東京とうきょう）
今村いまむら洋史ひろし （衆しゅう1回かい、比例ひれい東京とうきょう）	加納かのう陽之助ようのすけ （大阪おおさか15区く）	高橋たかはし祐介ゆうすけ （北海道ほっかいどう2区く）

　(計けい7名めい）

かつて在籍ざいせきしていた人物じんぶつ

2021年ねん9月がつまで

清和せいわ会かい以前いぜんの離脱りだつ者しゃ、現行げんこうの準じゅん会員かいいんを除のぞく。

• 福家ふけ俊一しゅんいち

  1984年ねん10月がつに離脱りだつ。

• 林はやし大だい幹みき

  自由じゆう革新かくしん同友会どうゆうかいへ移籍いせき。

• 土屋つちや義彦よしひこ

  1992年ねん、議員ぎいん辞職じしょく。

• 加藤かとう六月むつき、松本まつもと十郎じゅうろう、吹田すいた愰、田名部たなべ匡ただし省しょう、江口えぐち一雄かずお、宮里みやさと松まつ正ただし、古賀こが一成いっせい、加藤かとう武徳たけのり、倉田くらた寛之ひろゆき、山岡やまおか賢次けんじ、下稲葉しもいなば耕こう吉きち、二木ふたき秀夫ひでお、木暮こぐれ山人さんじん

  三さん六ろく戦争せんそうに伴ともない、離脱りだつ。政せい眞しん会かいに参加さんか。

• 武村たけむら正義まさよし、佐藤さとう謙一郎けんいちろう、渡海とかい紀きの三朗さぶろう、園田そのだ博之ひろゆき

  1993年ねん6月がつ21日にち、新党しんとうさきがけ結党けっとうに参加さんか。

• 鹿野かの道彦みちひこ、北川きたがわ正恭まさやす、佐藤さとう敬夫よしお、坂本さかもと剛つよし二に、増子ましこ輝彦てるひこ

  1994年ねんに自民党じみんとう離党りとう。新党しんとうみらい結党けっとうに参加さんか。

• 扇おうぎ千景ちかげ

  1994年ねんに自民党じみんとう離党りとう。新生党しんせいとうに入党にゅうとう。

• 大塚おおつか雄司ゆうじ

  1994年ねん12月に自民党じみんとう離党りとう。新進党しんしんとう結党けっとうに参加さんか。

• 石原いしはら慎太郎しんたろう

  1995年ねんに議員ぎいん辞職じしょく。

• 石原いしはら伸晃のぶあき

  1996年ねんに退会たいかい。宏池会こうちかい・無む派閥はばつを経へて、2007年ねんに近きん未来みらい政治せいじ研究けんきゅう会かいに入会にゅうかい。

• 亀井かめい静香しずか、河村かわむら建夫たけお、小林こばやし興起こうき、中川なかがわ昭一しょういち、平沼ひらぬま赳夫たけお、古屋こや圭けい司し、松岡まつおか利勝としかつ、矢上やがみ雅義まさよし、谷津たにつ義男よしお、狩野かの安やすし、桜井さくらい新しん

  1998年ねん9月がつに退会たいかい。亀井かめいグループを経へて1999年ねん3月がつ18日にち、志こころざし帥そち会かい結成けっせいに参加さんか。

• 中山なかやま太郎たろう

  1998年ねん9月がつに退会たいかい。

• 荒井あらい広幸ひろゆき

  1998年ねん9月がつに退会たいかい。無む派閥はばつを経へて、2000年ねんに志こころざし帥そち会かいに入会にゅうかい。

• 野田のだ実みのる

  1998年ねん11月17日にち、当選とうせん無効むこう。

• 中島なかじま洋次郎ようじろう

  1999年ねん1月がつ12日にち、議員ぎいん辞職じしょく。

• 栗本くりもと慎一郎しんいちろう

  1999年ねん東京とうきょう都知事とちじ選挙せんきょを巡めぐり、離脱りだつ。

• 小泉こいずみ純一郎じゅんいちろう

  内閣ないかく総理そうり大臣だいじん就任しゅうにんに伴ともない離脱りだつ。退任たいにん後ごも復帰ふっきせず、第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに不ふ出馬しゅつば。

• 坂井さかい隆憲たかのり

  2003年ねん3月がつに自民党じみんとう除名じょめい。

• 城内きうち実みのる

  第だい44回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで非ひ公認こうにん。自民党じみんとう復ふく党とう後ごは再さい入会にゅうかいせず、無む派閥はばつのまま菅かん義よし偉えらグループに参加さんか。その後ご、2023年ねん5月がつに近きん未来みらい政治せいじ研究けんきゅう会かいに入会にゅうかい。

• 沓掛くつかけ哲男てつお

  第だい21回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょに不ふ出馬しゅつば。引退いんたい後ごに民主党みんしゅとう比例ひれい北陸ほくりく信越しんえつブロック公認こうにん候補こうほとなり、離脱りだつ。

• 小林こばやし温あつし

  2007年ねん9月がつ4日にち、議員ぎいん辞職じしょく。

• 福田ふくだ良彦よしひこ

  2008年ねん1月がつ22日にち、議員ぎいん辞職じしょく。

• 並木なみき正芳まさよし

  第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ落選らくせん後ご、離脱りだつ。

• 中川なかがわ秀直ひでなお、小池こいけ百合子ゆりこ

  2009年ねん10月がつに退会たいかい。

• 山本やまもと一太かずた

  2010年ねん4月がつに退会たいかい。

• 若林わかばやし正俊まさとし

  2010年ねん4月がつ2日にち、議員ぎいん辞職じしょく。

• 中山なかやま恭子きょうこ

  2010年ねん6月がつに自民党じみんとう除名じょめい。

• 上野うえの公こう成なり

  2010年ねん6月がつ4日にちに自民党じみんとう離党りとう。

• 中山なかやま成彬せいひん

  第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに不ふ出馬しゅつば。その後ご第だい22回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょを巡めぐり、2010年ねん8月がつ4日にちに自民党じみんとう除名じょめい。

• 森もり喜朗よしろう

  2010年ねん9月がつに退会たいかい。

• 山本やまもと拓たく

  2010年ねん11月に退会たいかい。2014年ねん12月に志こころざし帥そち会かいに入会にゅうかい。

• 高市たかいち早苗さなえ

  2011年ねんに退会たいかい。

• 中野なかの正ただし志こころざし

  2012年ねん7月がつに自民党じみんとう離党りとう。

• 谷畑たにはた孝たかし

  2012年ねん9月がつに自民党じみんとう除名じょめい。

• 中川なかがわ俊直としなお

  2017年ねん4月がつ21日にちに自民党じみんとう離党りとう。

• 豊田とよだ真由子まゆこ

  2017年ねん8月がつ10日とおかに自民党じみんとう離党りとう。

• 礒崎いそざき陽よう輔

  第だい25回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ落選らくせん後ご、2023年ねん12月4日にちに自民党じみんとう離党りとう。

• 白はく須賀すか貴樹たかき

  2021年ねん2月がつ17日にちに自民党じみんとう離党りとう。

2021年ねん10月がつ以降いこう

年月日ねんがっぴ	事由じゆう	衆しゅう	参まいり	合計ごうけい
2021年ねん10月がつ19日にち	第だい49回かい衆院しゅういん選せん公示こうじ。馳はせ浩ひろし、加藤かとう寛治かんじ、穴見あなみ陽一よういち、古田ふるた圭一けいいちは不ふ出馬しゅつば。髙階恵美子えみこは参議院さんぎいんから鞍替くらがえして立候補りっこうほ。	55	35	90
2021年ねん10月がつ31日にち	第だい49回かい衆院しゅういん選せん執行しっこう。若林わかばやし健太けんた、井原いはら巧たくみ、石井いしい拓たく、加藤かとう竜りゅう祥さち、小森こもり卓郎たくろう、松本まつもと尚しょう、鈴木すずき英えい敬けい、塩崎しおざき彰久あきひさが当選とうせん。鞍替くらがえした髙階恵美子えびすが当選とうせん。中山なかやま泰秀やすひで、長尾ながお敬たかし、松本まつもと文明ふみあき、安藤あんどう高夫たかおは落選らくせん。	52	35	87
2021年ねん11月がつ10日とおか	細田ほそだ博之ひろゆきは衆議院しゅうぎいん議長ぎちょうに就任しゅうにんし、派閥はばつを離脱りだつ。	51	35	86
2021年ねん11月11日にち	安倍晋三あべしんぞうは清和せいわ会かい新しん会長かいちょうに就任しゅうにんし、派閥はばつに復帰ふっき。	52	35	87
2021年ねん11月	衆院しゅういん選せんで当選とうせんした若林わかばやし、井原いはら、石井いしい、加藤かとう、小森こもり、松本まつもとが入会にゅうかい。	58	35	93
2021年ねん11月25日にち	衆院しゅういん選せんで当選とうせんした鈴木すずき、塩崎しおざきが入会にゅうかい。	60	35	95
2021年ねん12月24日にち	山田やまだ修おさむ路ろが参議院さんぎいん議員ぎいんを辞職じしょく。	60	34	94
2022年ねん6月がつ22日にち	第だい26回かい参院さんいん選せん公示こうじ。中川なかがわ雅治まさはる、宮島みやじま喜文よしふみは不ふ出馬しゅつば。	60	32	92
2022年ねん7月がつ8日にち	安倍晋三あべしんぞうが死去しきょ。	59	32	91
2022年ねん7月がつ10日とおか	第だい26回かい参院さんいん選せん執行しっこう。生稲いくいな晃子あきこ、古庄ふるしょう玄げん知ち、友とも納おさめ理緒りお、井上いのうえ義行よしゆきが当選とうせん。	--	--	--
2022年ねん7月がつ21日にち	橋本はしもと聖子せいこ、衛藤えとう晟一せいいちが入会にゅうかい。参院さんいん選せんで当選とうせんした生稲いくいな、古庄ふるしょう、友とも納おさめ、井上いのうえが入会にゅうかい。	59	38	97
2023年ねん2月がつ7日にち	岸きし信夫しのぶが議員ぎいん辞職じしょく。	58	38	96
2023年ねん4月がつ23日にち	岸きし信しん千世ちよ、吉田よしだ真しん次じ、白坂しらさか亜紀あきが補選ほせんで初はつ当選とうせん。	--	--	--
2023年ねん4月がつ27日にち	岸きし、吉田よしだ、白坂しらさかの3人にんが入会にゅうかい。	60	39	99
同日どうじつ	無む派閥はばつの片山かたやまさつきが入会にゅうかい。	60	40	100
2023年ねん9月がつ15日にち	土井どい亨とおるが退会たいかい。	59	40	99
2023年ねん10月がつ20日はつか	細田ほそだ博之ひろゆきが衆議院しゅうぎいん議長ぎちょうを辞任じにんし、派閥はばつに復帰ふっき。	60	40	100
2023年ねん11月がつ10日とおか	細田ほそだ博之ひろゆきが死去しきょ。	59	40	99
2024年ねん1月がつ7日にち	池田いけだ佳けい隆たかしが党とうから除名じょめいされる。	58	40	98
2024年ねん1月がつ19日にち	谷川たにがわ弥一やいち、大野おおの泰正やすまさが離党りとう。	57	39	96

その他た国政こくせい選挙せんきょ落選らくせん・引退いんたい者しゃ

※は、国政こくせい選挙せんきょ落選らくせん者しゃ、◆は、政界せいかいを引退いんたいした者もの、●は、故人こじん。括弧かっこ内ないは、議員ぎいんでなくなった時点じてんでの議会ぎかい所属しょぞく。

• 村上むらかみ茂利しげとし※（衆しゅう・旧きゅう北海道ほっかいどう2区く）
• 三枝さえぐさ三郎さぶろう※（衆しゅう・旧きゅう北海道ほっかいどう4区く）
• 高橋たかはし辰夫たつお※（衆しゅう・旧きゅう北海道ほっかいどう4区く）
• 石崎いしざき岳たけし※（衆しゅう・北海道ほっかいどう3区く）
• 町村ちょうそん信孝のぶたか●（衆しゅう・北海道ほっかいどう5区く）
• 金田かねだ英行ひでゆき※（衆しゅう・比例ひれい北海道ほっかいどう）
• 前田まえだ一男かずお※（衆しゅう・比例ひれい北海道ほっかいどう）
• 伊達だて忠一ただかず◆（参まいり・北海道ほっかいどう）
• 木村きむら太郎たろう●（衆しゅう・青森あおもり4区く）
• 長谷川はせがわ峻たかし●（衆しゅう・旧きゅう宮城みやぎ2区く）
• 三塚みつづか博ひろし◆（衆しゅう・宮城みやぎ3区く）
• 亀谷かめたに博昭ひろあき※（参まいり・宮城みやぎ県けん）
• 岩城いわき光英みつひで※（参まいり・福島ふくしま県けん）
• 鈴木すずき省吾しょうご◆（参まいり・福島ふくしま県けん）
• 菅野かんの佐智子さちこ※（衆しゅう・比例ひれい東北とうほく）
• 玉澤たまざわ徳一郎とくいちろう◆（衆しゅう・比例ひれい東北とうほく）
• 橋本はしもと英えい教きょう※（衆しゅう・比例ひれい東北とうほく）
• 御法川みのりかわ英文ひでふみ●（衆しゅう・比例ひれい東北とうほく）
• 塚原つかはら俊平しゅんぺい●（衆しゅう・茨城いばらき5区く）
• 狩野かの明男あきお●（参まいり・茨城いばらき県けん）
• 藤尾ふじお正行まさゆき◆（衆しゅう・旧きゅう栃木とちぎ2区く）
• 久保田くぼた円えん次じ※（衆しゅう・旧きゅう群馬ぐんま1区く）
• 中島なかじま源太郎げんたろう●（衆しゅう・旧きゅう群馬ぐんま2区く）
• 長谷川はせがわ四郎しろう◆（衆しゅう・旧きゅう群馬ぐんま2区く）
• 福田ふくだ赳夫たけお◆（衆しゅう・旧きゅう群馬ぐんま3区く）
• 福田ふくだ康夫やすお◆（衆しゅう・群馬ぐんま4区く）
• 福田ふくだ宏一こういち◆（参まいり・群馬ぐんま県けん）
• 山本やまもと富雄とみお●（参まいり・群馬ぐんま県けん）
• 早川はやかわ忠孝ただたか※（衆しゅう・埼玉さいたま4区く）
• 大野おおの松茂まつしげ◆（衆しゅう・埼玉さいたま9区く）
• 加藤かとう卓二たくじ※（衆しゅう・埼玉さいたま11区く）
• 三さんッ林はやし隆志たかし※（衆しゅう・埼玉さいたま14区く）
• 三さんッ林はやし弥太郎やたろう◆（衆しゅう・埼玉さいたま14区く）
• 上原うえはら正吉まさきち◆（参まいり・埼玉さいたま県けん）
• 関根せきね則之のりゆき※（参まいり・埼玉さいたま県けん）
• 尾身おみ幸次こうじ※（衆しゅう・比例ひれい北関東きたかんとう）
• 今野こんの智博ともひろ※（衆しゅう・比例ひれい北関東きたかんとう）
• 始はじめ関せき伊平いへい◆（衆しゅう・旧きゅう千葉ちば1区く）
• 宇野うの亨とおる◆（衆しゅう・旧きゅう千葉ちば2区く）
• 池田いけだ淳あつし※（衆しゅう・旧きゅう千葉ちば3区く）
• 友とも納おさめ武人ぶじん◆（衆しゅう・旧きゅう千葉ちば4区く）
• 江口えぐち一雄かずお※（衆しゅう・千葉ちば2区く）
• 田中たなか昭一しょういち◆（衆しゅう・千葉ちば4区く）
• 菅野かんの儀ただし作さく●（参まいり・千葉ちば県けん）
• 佐藤さとう一郎いちろう◆（衆しゅう・旧きゅう神奈川かながわ4区く）
• 飯島いいじま忠義ただよし※（衆しゅう・神奈川かながわ4区く）
• 石橋いしばし一弥かずや◆（衆しゅう・比例ひれい南関東みなみかんとう）
• 田辺たなべ国男くにお◆（衆しゅう・比例ひれい南関東みなみかんとう）
• 中村なかむら正三郎しょうざぶろう◆（衆しゅう・比例ひれい南関東みなみかんとう）
• 山口やまぐちシヅエ※（衆しゅう・旧きゅう東京とうきょう6区く）
• 新井あらい将すすむ敬けい●（衆しゅう・東京とうきょう4区く）
• 小川おがわ友一ともかず◆（衆しゅう・東京とうきょう21区く）
• 越智おち通雄みちお●（衆しゅう・比例ひれい東京とうきょう）
• 松本まつもと文明ふみあき※（衆しゅう・比例ひれい東京とうきょう）
• 中川なかがわ雅治まさはる◆（参まいり・東京とうきょう都と）
• 佐藤さとう隆たかし●（衆しゅう・旧きゅう新潟にいがた2区く）
• 鹿熊かくま安正やすまさ◆（参まいり・富山とやま県けん）
• 馳はせ浩ひろし◆（衆しゅう・石川いしかわ1区く）
• 北村きたむら茂男しげお◆（衆しゅう・石川いしかわ3区く）
• 松村まつむら龍二りゅうじ◆（参まいり・福井ふくい県けん）
• 倉石くらいし忠雄ただお◆（衆しゅう・旧きゅう長野ながの1区く）
• 宮下みやした創平そうへい◆（衆しゅう・長野ながの5区く）
• 橘たちばな康太郎やすたろう◆（衆しゅう・比例ひれい北陸ほくりく信越しんえつ）
• 長勢ながせ甚遠◆（衆しゅう・比例ひれい北陸ほくりく信越しんえつ）
• 野田のだ卯一ういち※（衆しゅう・旧きゅう岐阜ぎふ1区く）
• 古屋こや亨とおる◆（衆しゅう・旧きゅう岐阜ぎふ2区く）
• 佐野さの嘉吉よしきち※（衆しゅう・旧きゅう静岡しずおか1区く）
• 中野なかの四郎しろう●（衆しゅう・旧きゅう愛知あいち4区く）
• 杉浦すぎうら正ただし建けん◆（衆しゅう・愛知あいち12区く）
• 村田むらた敬次郎けいじろう◆（衆しゅう・愛知あいち15区く）
• 鈴木すずき政二まさじ◆（参まいり・愛知あいち県けん）
• 杉田すぎた元もと司つかさ※（衆しゅう・比例ひれい東海とうかい）
• 東郷とうごう哲也てつや※（衆しゅう・比例ひれい東海とうかい）
• 西田にしだ猛たけし●（衆しゅう・大阪おおさか9区く）
• 塩川正十郎しおかわまさじゅうろう◆（衆しゅう・大阪おおさか13区く）
• 北川きたがわ一成いっせい◆（参まいり・大阪おおさか府ふ）
• 谷川たにがわ秀善しゅうぜん◆（参まいり・大阪おおさか府ふ）
• 坪井つぼい一宇いちう※（参まいり・大阪おおさか府ふ）
• 渡海とかい元三郎もとさぶろう※（衆しゅう・旧きゅう兵庫ひょうご3区く）
• 堀内ほりうち俊夫としお◆（参まいり・奈良なら県けん）
• 坊ぼう秀男ひでお◆（衆しゅう・旧きゅう和歌山わかやま1区く）
• 正せい示しめせ啓けい次郎じろう※（衆しゅう・旧きゅう和歌山わかやま2区く）
• 早川はやかわ崇たかし●（衆しゅう・旧きゅう和歌山わかやま2区く）
• 島田しまだ安夫やすお●（衆しゅう・鳥取とっとり県けん全県ぜんけん区く）
• 細田ほそだ吉蔵よしぞう◆（衆しゅう・島根しまね県けん全県ぜんけん区く）
• 細田ほそだ博之ひろゆき●（衆しゅう・島根しまね1区く）
• 安倍あべ晋すすむ太郎たろう●（衆しゅう・旧きゅう山口やまぐち1区く）
• 田中たなか龍夫たつお◆（衆しゅう・旧きゅう山口やまぐち1区く）
• 岸きし信介しんすけ◆（衆しゅう・旧きゅう山口やまぐち2区く）
• 安倍晋三あべしんぞう●（衆しゅう・山口やまぐち4区く）
• 古田ふるた圭一けいいち◆（衆しゅう・比例ひれい中国ちゅうごく）
• 秋田あきた大助だいすけ※（衆しゅう・徳島とくしま県けん全県ぜんけん区く）
• 谷川たにがわ寛ひろし三さん◆（参まいり・高知こうち県けん）
• 森もり清きよし◆（衆しゅう・旧きゅう愛媛えひめ2区く）
• 山崎やまざき平八郎へいはちろう●（衆しゅう・旧きゅう福岡ふくおか3区く）
• 尾形おがた智さとし矩のり※（衆しゅう・旧きゅう福岡ふくおか4区く）
• 本村もとむら和喜かずよし●（参まいり・福岡ふくおか県けん）
• 保利ほり茂しげる●（衆しゅう・佐賀さが県けん全県ぜんけん区く）
• 白浜しらはま仁吉にきち●（衆しゅう・旧きゅう長崎ながさき2区く）
• 加藤かとう寛治かんじ◆（衆しゅう・長崎ながさき2区く）
• 虎島とらじま和夫かずお◆（衆しゅう・長崎ながさき3区く）
• 園田そのだ直ただし●（衆しゅう・旧きゅう熊本くまもと2区く）
• 沢田さわだ一いち精せい◆（参まいり・熊本くまもと県けん）
• 穴見あなみ陽一よういち◆（衆しゅう・大分おおいた1区く）
• 瀬戸山せとやま三男みつお※（衆しゅう・旧きゅう宮崎みやざき2区く）
• 中馬ちゅうま辰猪たつい※（衆しゅう・旧きゅう鹿児島かごしま2区く）
• 金丸かねまる三郎さぶろう◆（参まいり・鹿児島かごしま県けん）
• 國場こくば幸さいわい昌あきら◆（衆しゅう・沖縄おきなわ県けん全県ぜんけん区く）
• 嘉数かかず知賢ともかた※（衆しゅう・沖縄おきなわ3区く）
• 宮路みやじ和明かずあき◆（衆しゅう・比例ひれい九州きゅうしゅう）
• 丸茂まるも重貞しげさだ●（参まいり・全国ぜんこく区く）
• 赤石あかし清美きよみ◆（参まいり・比例ひれい区く）
• 石本いしもと茂しげる◆（参まいり・比例ひれい区く）
• 釜本かまもと邦茂くにしげ※（参まいり・比例ひれい区く）
• 清水しみず嘉よしみ与あずか子こ◆（参まいり・比例ひれい区く）
• 田沢たざわ智治ともはる※（参まいり・比例ひれい区く）
• 中村なかむら博彦ひろひこ●（参まいり・比例ひれい区く）
• 成瀬なるせ守重もりしげ◆（参まいり・比例ひれい区く）
• 南野みなみの知惠子ちえこ◆（参まいり・比例ひれい区く）
• 野沢のざわ太三たぞう◆（参まいり・比例ひれい区く）
• 宮島みやじま喜文よしふみ◆（参まいり・比例ひれい区く）

参考さんこう文献ぶんけん

書籍しょせき

• 伊藤いとう昌あきら哉『自民党じみんとう戦国せんごく史し―権力けんりょくの研究けんきゅう』朝日あさひソノラマ、1982年ねん8月がつ30日にち。ISBN 978-4257031635。 
• 奥おき島とう貞雄さだお『自民党じみんとう幹事かんじ長ちょう室しつの30年ねん』中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ〈中公ちゅうこう文庫ぶんこ〉、2005年ねん9月がつ25日にち。ISBN 978-4122045934。 
• 海部かいふ俊樹としき『政治せいじとカネ―海部かいふ俊樹としき回顧かいこ録ろく』新潮社しんちょうしゃ〈新潮しんちょう新書しんしょ〉、2010年ねん11月20日にち。ISBN 978-4-10610394-0。 

政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょ

• “【政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょ】 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい（平成へいせい30年ねん分ぶん 定期ていき公表こうひょう）”. 総務そうむ省しょう (2019年ねん11月29日にち). 2021年ねん7月がつ2日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2023年ねん12月12日にち閲覧えつらん。
• “【政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょ】 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい（令れい和わ元年がんねん分ぶん 定期ていき公表こうひょう）”. 総務そうむ省しょう (2020年ねん11月27日にち). 2021年ねん8月がつ16日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2023年ねん12月12日にち閲覧えつらん。
• “【政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょ】 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい（令れい和わ2年ねん分ぶん 定期ていき公表こうひょう）”. 総務そうむ省しょう (2021年ねん11月26日にち). 2023年ねん12月12日にち閲覧えつらん。
• “【政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょ】 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい（令れい和わ3年ねん分ぶん 定期ていき公表こうひょう）”. 総務そうむ省しょう (2022年ねん11月25日にち). 2023年ねん12月12日にち閲覧えつらん。
• “【政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょ】 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい（令れい和わ4年ねん分ぶん 定期ていき公表こうひょう）”. 総務そうむ省しょう (2023年ねん11月24日にち). 2023年ねん12月12日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく

• 保守ほしゅ傍流ぼうりゅう
• タカ派は
• 安倍晋三あべしんぞう銃撃じゅうげき事件じけん
• 政治せいじ資金しきんパーティー収入しゅうにゅうの裏金うらがね問題もんだい
• 安倍あべ派は5人にん衆しゅ

外部がいぶリンク

• 清和せいわ政策せいさく研究けんきゅう会かい - ウェイバックマシン（2024年ねん1月がつ22日にちアーカイブ分ぶん）