(Translated by https://www.hiragana.jp/)
台湾の姓 - Wikipedia コンテンツにスキップ

台湾たいわんせい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ほん項目こうもくでは台湾たいわんせいについて記述きじゅつする。

台湾たいわん漢人かんど主体しゅたいとしており、すうおおくのかんせい存在そんざいする。ひね最多さいたであり、はやしつづき、中国ちゅうごく大陸たいりく閩南けい移民いみん比率ひりつ密接みっせつ関係かんけいつ。そのため台湾たいわんでは「ちんりん滿天下まんてんか」(全国ぜんこく各地かくちひねせいはやしせいあふれている)というぞくばなし存在そんざいするほどである。このほか、中国ちゅうごく大陸たいりく政権せいけん長期ちょうきてき統治とうちにおいて、清朝せいちょう時期じきたまものせい政策せいさく国民こくみん政府せいふ施行しこうした『修正しゅうせい台灣たいわんしょう人民じんみん回復かいふくはらゆう姓名せいめい辦法』により、現在げんざい台湾たいわん原住民げんじゅうみんおおくがかんせい名乗なのっている。

かんせい

[編集へんしゅう]

よくられるせい

[編集へんしゅう]

2018ねん発表はっぴょうされた内政ないせい戸政とまさ中国語ちゅうごくごばんの『全國ぜんこく姓名せいめい統計とうけい』によると、台湾たいわんには1,832のせい存在そんざいし、新北しんきた台北たいぺい姓氏せいし総数そうすう台湾たいわん1、2めている(新北しんきたが1,250種類しゅるい台北たいぺいが1,202種類しゅるい)。上位じょうい10だいせいひねはやしちょうおうりゅう、蔡、楊とすべてたんせいであり、合計ごうけいやく1,244まんにんとなり、そう人口じんこうの52.78%をめる。[1]上位じょうい100だいせいそう人口じんこうの96.57%をめ、やく2276まんにんのぼる。ふくせいふくあいせいでは、ちょう簡、おう、范姜、しゅう上位じょうい4だいせいであり、けい2.1まんにんめる。

順位じゅんい せい 人数にんずう(まんにん) 比率ひりつ(%)
1 ひね 262.79 11.15
2 はやし 196.04 8.32
3 142.67 6.05
4 ちょう 124.25 5.27
5 120.88 5.13
6 おう 96.76 4.10
7 95.24 4.04
8 りゅう 74.31 3.15
9 68.67 2.91
10 62.62 2.66
11 もと 54.84 2.33
12 てい 44.37 1.88
13 しゃ 41.49 1.76
14 ひろし 35.38 1.50
15 かく 35.19 1.49
16 34.37 1.46
17 33.87 1.44
18 31.62 1.34
19 よりゆき 31.11 1.32
20 じょ 29.66 1.26

せい一覧いちらん

[編集へんしゅう]

下記かきひょうは2018ねん発表はっぴょう内政ないせい戸政とまさ資料しりょうもとづく。学者がくしゃはんすぐる中国語ちゅうごくごばん定義ていぎもとづくと、そう人口じんこうせい総数そうすうったかずよりも人数にんずうすくないせいまれせい(めずらしいせい)とび、これよりおおいものをだいせいまたはじゅんだいせい[2]。この定義ていぎもちいると、たん以下いかせい台湾たいわんにおけるまれせいであるといえる[注釈ちゅうしゃく 1]。そのせい人口じんこう台湾たいわん人口じんこうの1まんぶんの1以下いか(やく2,357にん)の場合ばあい罕姓(きわめてめずらしいせい)とばれる。だい47おうから人口じんこうが10まんにんり、120ねばから1まんにんり、173たに以下いかは3,000にん下回したまわっており、253から1,000にん下回したまわる。

1-20
ひねはやし[注釈ちゅうしゃく 2]ちょうおうりゅうもとていしゃひろしかくよりゆきじょ
21-40
しゅうそうりょこうなにしょうこうはんしゅゆうえびすほどこせ
41-60
りょうちょうかおおうたかしまごほうそうもりでんほうちょう
61-80
たくうまただしぬる[注釈ちゅうしゃく 3]とうあいいしふるきのれんおうほど[注釈ちゅうしゃく 2]かん
81-100
きょうしろひろしゆうみこかねはじむいむかんきむわらわりくなつやなぎ
101-120
ぜにぬる[注釈ちゅうしゃく 3]たんくまにんあまはたもうあきらふみかんまんかみなりねば
121-140
にょうちょうりょうちぇいんあなおうからしたけとうえきだんりゅうかずらいけはじめ
141-160
いんむぎぶんかんせきむかいつつみおかうめ范姜はなぼうちょん
161-180
ひだりはなやすあわびきよしぬりがまなりたにつねねりもり
181-200
さるしゅくかいきょくたけひとしおうたんたかしうしとめ
201-220
ぼくこうたとえしょうこげくるまかいおそれなえくもともえちからもぐさらく
221-240
つかさろうこごめそうこうまもるなおかつらすなみやみちとき
台湾たいわんふくせい人口じんこう(2018ねん)[注釈ちゅうしゃく 4]
順位じゅんい すべてのせいにおける順位じゅんい ふくせい 人口じんこう
1 129 おう 7,860
2 323 つかさ 495
3 388 上官じょうかん 295
4 439 はし 208
5 454 しょかずら 187
6 513 すめらぎはじめ 125
7 649 じょうおそ 63
8 652 さるほふ 62
9 676 司馬しば 54
10 848 のきながえ 25
11 859 なつこう 24
12 860 鮮于 24

地域ちいき分布ぶんぷ

[編集へんしゅう]

くもはやしけんむべあららぎけんにおける最大さいだいせいはやしであるのをのぞき、そのほかの台湾たいわんかくけんにおける最多さいた人口じんこうせいすべひねである。范姜桃園ももぞのおお分布ぶんぷし、ちょうほとんどがこう雄市ゆういち分布ぶんぷしている。一般いっぱんてきには、台湾たいわん北部ほくぶせい南部なんぶくらべて豊富ほうふであるとされる。

台湾たいわんたんせいむら現在げんざいもなお存在そんざいしている。

このほか、歴史れきし文化ぶんかてき要因よういんにより、罕姓(きわめてめずらしいせい)には特殊とくしゅ分布ぶんぷをしているものがある。れいとして、シラヤぞくかいたい南市みなみいち山岳さんがく地帯ちたいでよくられる。こう雄市ゆういち内門うちかどもまたシラヤぞく分布ぶんぷしており、つくえちからひとしきわめてめずらしいせいおお存在そんざいする。

民族みんぞく

[編集へんしゅう]

おおくのせい民族みんぞく関連かんれんがあるとかんがえられている。れいげると、ふるひとしせい典型てんけいてききゃく家人かじんせいであり、1956ねん人口じんこう一斉いっせい調査ちょうさ報告ほうこくによると、鍾、范、彭、いにしえ四姓しせいにおいて65.2%、71.4%、73.4、75.2%がそれぞれきゃく家人かじんとなっている。台湾たいわんにおいて、ひら埔族どくちからへいとう特殊とくしゅせいはみられるものの、希少きしょうせいおおくがそとしょうじんによりまれたものである。『台湾たいわん人口じんこう姓氏せいし分布ぶんぷ』(1968)ない資料しりょうによると、そとしょうじんが9わり以上いじょうめるめずらしいせいちぇおうひとしたかしひとしがある。しかし例外れいがいもあり、はなねりえきひとしせい台湾たいわん閩南じん中国語ちゅうごくごばん可能かのうせいたか[3][4]。もしさらにこまかく分類ぶんるいするのなら、かいぞくうま満州まんしゅうぞくぼたんひとし大陸たいりく少数しょうすう民族みんぞく由来ゆらいせいもまた存在そんざいする。

はん台湾たいわん原住民げんじゅうみん密接みっせつ関係かんけいがあり、へい東平原ひがしひらはら数多かずおお存在そんざいするマカタオぞく集落しゅうらくには大量たいりょうはんせい人家じんかがみられる。高樹たかぎさとぶゆうち埔郷中林なかばやしむらひとしがそのれいである。クバランぞくには特殊とくしゅせい存在そんざいする。みなみとうけん信義しんぎきょうちょんたにへいひがしけんきりだいきょうもりつつみ台東たいとうけんひとし山地さんち原住民げんじゅうみんおお分布ぶんぷするせいれいである。

原住民げんじゅうみん伝統でんとうてきせい

[編集へんしゅう]

1995ねん2がつ17にちに「台灣たいわん原住民げんじゅうみんぞく回復かいふく傳統でんとう姓名せいめい更正こうせい姓名せいめい作業さぎょう要點ようてん」(台湾たいわん原住民げんじゅうみん伝統でんとうてき姓名せいめい回復かいふくおよ姓名せいめい訂正ていせい作業さぎょう要点ようてん)が発布はっぷされたのち、原住民げんじゅうみん伝統でんとうてき姓名せいめいもどした人数にんずうは2018ねん統計とうけいで2,900にんじゃくにとどまっている。これは2003ねんの866にん[5]くらべると増加ぞうかしてはいるが、そう人口じんこうのおよそ2.5%をめる原住民げんじゅうみん人口じんこうからかんがえると、伝統でんとうてき姓名せいめいもどしたものはぜん人口じんこうわずか0.01%にぎない。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ 23,574,274(ひと)/1,832(せい) = 12,868
  2. ^ a b 3繁体字はんたいじであり、78簡体字かんたいじである
  3. ^ a b 65簡体字かんたいじぬるであり、104繁体字はんたいじぬるである
  4. ^ 20にん以上いじょう存在そんざいするふくせいのみ。ほかには顓孫れいきつね濮陽などが存在そんざいする

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 電子でんししょ(含年刊ねんかん季刊きかん及姓めい統計とうけい”. 2022ねん4がつ5にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん6がつ27にち閲覧えつらん
  2. ^ 台灣たいわん人的じんてきせきあずか姓氏せいし分布ぶんぷはんすぐる、1991
  3. ^ りゅうあやぜん台灣たいわん姓氏せいしさがせげん
  4. ^ はんすぐる台灣たいわんまれせいてきせきあずか姓氏せいしぶん佈』
  5. ^ 臺灣たいわん原住民げんじゅうみんぞく傳統でんとう姓名せいめい研究けんきゅう、 楊昇てん、 2004

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]