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岩倉いわくら使節しせつ団だん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
左ひだりから木戸きど孝允たかよし、山口やまぐち尚しょう芳かおる、岩倉いわくら具視ともみ、伊藤いとう博文ひろぶみ、大久保おおくぼ利通としみち
ウィキソースに岩倉いわくら公こう実記じっきの原文げんぶんがあります。

岩倉いわくら使節しせつ団だん（いわくらしせつだん）は、明治維新めいじいしん期きの明治めいじ4年ねん11月12日にち（1871年ねん12月23日にち）から明治めいじ6年ねん（1873年ねん）9月13日にちまで、日本にっぽんからアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ヨーロッパ諸国しょこくの米べい欧おう12ヶ国かこくに派遣はけんされた使節しせつ団だんである。岩倉いわくら具視ともみを特命とくめい全権ぜんけん大使たいしとし、首脳しゅのう陣じんや留学生りゅうがくせいを含ふくむ総勢そうぜい107名めいで構成こうせいされた。当初とうしょの目的もくてきであった不平等ふびょうどう条約じょうやく改正かいせいの交渉こうしょうは果はたせなかったものの、日本にっぽん近代きんだい化かの原点げんてんとなる旅たびとして、明治めいじ政府せいふの国家こっか建設けんせつに大おおきな影響えいきょうを与あたえたことから[1]、日本にっぽんの歴史れきし上じょうでも遣唐使けんとうしに比ひすべき意味いみをもつ使節しせつとも言いわれる[2]。

概要がいよう

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背景はいけい

1870年ねん7月がつに北きたドイツ連邦れんぽう プロイセン王国おうこくとフランス帝国ていこくの間あいだに勃発ぼっぱつした普ひろし仏ふつ戦争せんそうは、ドイツ側がわの連合れんごう国こくが1871年ねん1月がつに統一とういつされドイツ帝国ていこくが成立せいりつ、同年どうねん4月がつにはビスマルク憲法けんぽうが施行しこうされ、5月には戦争せんそうが終結しゅうけつしていた。

ただ、1870年ねん10月がつに日本にっぽん政府せいふが北きたドイツ連邦れんぽうフランクフルトの印刷いんさつ会社かいしゃドンドルフ・アンド・ナウマン社しゃに注文ちゅうもんした偽造ぎぞう通貨つうか対策たいさくのための紙幣しへい（明治めいじ通宝つうほうと呼よばれる）は、使節しせつ団だんが出発しゅっぱつした1871年ねん11月にはまだ届とどかなかった。

出発しゅっぱつ

明治めいじ4年ねん（1871年ねん）11月12日にち（陰暦いんれき）に米国べいこく太平洋たいへいよう郵船ゆうせん会社かいしゃ（英語えいご版ばん）の蒸気じょうき船せん「アメリカ（英語えいご版ばん）」号ごうで横浜よこはま港こうを出発しゅっぱつし、太平洋たいへいようを一路いちろカリフォルニア州しゅう サンフランシスコに向むかった。その後ごアメリカ大陸あめりかたいりくを横断おうだんしワシントンD.C.を訪問ほうもんしたが、アメリカには約やく8か月げつもの長期ちょうき滞在たいざいとなる。その後ご大西おおにし洋ひろしを渡わたり、ヨーロッパ各国かっこくを歴訪れきほうした。

ウィンザー城じょう (1872年ねん)

使節しせつ団だんはキュナード社しゃの蒸気じょうき船せんオリムパス号ごうに乗船じょうせんして、1872年ねん8月がつ17日にちにイギリスのリヴァプールに到着とうちゃくした。ロンドンから始はじまり、ブライトン、ポーツマス海軍かいぐん基地きち、マンチェスターを経へてスコットランドへ向むかう。スコットランドではグラスゴー、エディンバラ、さらにはハイランド地方ちほうにまで足あしを延のばし、続つづいてイングランドに戻もどってニューカッスル、ボルトン・アビー、ソルテア、ハリファクス、シェフィールド、チャッツワース・ハウス、バーミンガム、ウスター、チェスターなどを訪おとずれて、再ふたたびロンドンに戻もどってくる。1872年ねん12月5日にちはウィンザー城じょうではヴィクトリア女王じょおうにも謁見えっけんし、世界せかい随一ずいいちの工業こうぎょう先進せんしん国こくの実状じつじょうをつぶさに視察しさつした。1873年ねん3月がつ15日にちにはドイツ宰相さいしょうビスマルク主催しゅさいの官邸かんてい晩餐ばんさん会かいに参加さんか。

ヨーロッパでの訪問ほうもん国こくは、イギリス（4か月げつ）、フランス（2か月げつ）、ベルギー、オランダ、ドイツ（3週間しゅうかん、独語どくご版ばん）、ロシア（2週間しゅうかん）、デンマーク、スウェーデン、イタリア、オーストリア（ウィーン万国博覧会ばんこくはくらんかいを視察しさつ）、スイスの12か国こくに上のぼる。帰途きとは、地中海ちちゅうかいからスエズ運河うんがを通過つうかし、紅海こうかいを経へてアジア各地かくちにあるヨーロッパ諸国しょこくの植民しょくみん地ち（セイロン、シンガポール、サイゴン、香港ほんこん、上海しゃんはい等ひとし）への訪問ほうもんも行おこなわれたが、これらの滞在たいざいはヨーロッパ各国かっこくに比くらべ短みじかいものとなった。

当初とうしょの予定よていから大幅おおはばに遅おくれ、出発しゅっぱつから1年ねん10か月げつ後ごの明治めいじ6年ねん（1873年ねん）9月がつ13日にちに、太平洋たいへいよう郵船ゆうせんの「ゴールデンエイジ」号ごうで横浜よこはま港こうに帰着きちゃくした。留守るす政府せいふでは朝鮮ちょうせん出兵しゅっぺいを巡めぐる征せい韓かん論ろんが争あらそわれ、使節しせつ帰国きこく後ごに明治めいじ六ろく年ねん政変せいへんとなった。

元々もともと大隈おおくま重信しげのぶの発案はつあんによる小規模しょうきぼな使節しせつ団だんを派遣はけんする予定よていだったが、政治せいじ的てき思惑おもわくなどから大だい規模きぼなものとなる。政府せいふ首脳しゅのうの半数はんすう近ちかくが長期間ちょうきかん外遊がいゆうするというのは極きわめて異例いれいなことだった[3]が、直じかに西洋せいよう文明ぶんめいや思想しそうに触ふれ、しかも多おおくの国情こくじょうを比較ひかく体験たいけんする機会きかいを得えたことが彼かれらに与あたえた影響えいきょうは大おおきかった。また同行どうこうした留学生りゅうがくせいも、帰国きこく後ごに政治せいじ・経済けいざい・科学かがく・教育きょういく・文化ぶんかなど様々さまざまな分野ぶんやで活躍かつやくし、日本にっぽんの文明開化ぶんめいかいかに大おおきく貢献こうけんした。しかし一方いっぽうでは権限けんげんを越こえて条約じょうやく改正かいせい交渉こうしょうを行おこなおうとしたことによる留守るす政府せいふとの摩擦まさつ、外遊がいゆう期間きかんの大幅おおはばな延長えんちょう、木戸きどと大久保おおくぼの不仲ふなかなどの政治せいじ的てきな問題もんだいを引ひき起おこし、当時とうじ「条約じょうやくは結むすび損そこない金きんは捨すて 世間せけんへ大使たいし何なにと岩倉いわくら（世間せけんに対たいし何なにとい訳いわけ）」と狂歌きょうかに歌うたわれもした。

使節しせつ団だんのほとんどは断髪だんぱつ・洋装ようそうだったが、岩倉いわくらは髷まげと和服わふくという姿すがたで渡航とこうした。この姿すがたはアメリカの新聞しんぶんの挿絵さしえにも残のこっている。日本にっぽんの文化ぶんかに対たいして誇ほこりを持もっていたためだが、アメリカに留学りゅうがくしていた子この岩倉いわくら具定ぐじょうらに「未開みかいの国くにと侮あなどりを受うける」と説得せっとくされ、シカゴで断髪だんぱつ。以後いごは洋装ようそうに改あらためた。

目的もくてき

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  1. 条約じょうやくを結むすんでいる各国かっこくを訪問ほうもんし、元首げんしゅに国書こくしょを提出ていしゅつする[4]
  2. 江戸えど時代じだい後期こうきに諸しょ外国がいこくと結むすばれた不平等ふびょうどう条約じょうやくの改正かいせい（条約じょうやく改正かいせい）のための予備よび交渉こうしょう
  3. 西洋せいよう文明ぶんめいの調査ちょうさ

使節しせつ団だんの主しゅ目的もくてきは友好ゆうこう親善しんぜん、および欧米おうべい先進せんしん国こくの文物ぶんぶつ視察しさつと調査ちょうさであったが、各国かっこくを訪おとずれた際さいに条約じょうやく改正かいせいを打診だしんする副次的ふくじてき使命しめいを担になっていた。明治めいじ政府せいふは旧きゅう幕府ばくふと締約ていやくされた各種かくしゅ条約じょうやくを新しん政府せいふのものとに置おき換かえるべく明治めいじ初年度しょねんどから順次じゅんじ交渉こうしょうを続つづけていたが、1872年ねん7月がつ1日にち（明治めいじ5年ねん6月26日にち）をもって欧米おうべい十じゅう五ごカ国かこくとの修好しゅうこう条約じょうやくが改訂かいていの時期じきをむかえ、以降いこう1ヵ年かねんの通告つうこくを持もって条約じょうやくを改正かいせいしうる取とり決きめであったので、明治めいじ政府せいふはこの好機こうきを捕とらえて不平等ふびょうどう条約じょうやくの改正かいせいを図はかったのである[5]。だが、法ほう制度せいどが整ととのっていないことやキリスト教きりすときょう禁教きんきょう政策せいさくなどを理由りゆうに不ふ成功せいこうに終おわった。

謁見えっけんした国家こっか元首げんしゅ

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派遣はけん使節しせつ団だん

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使節しせつ46名めい、随員ずいいん18名めい、留学生りゅうがくせい43名めい。使節しせつは薩長さっちょう中心ちゅうしん、書記官しょきかんなどは旧きゅう幕臣ばくしんから選えらばれた。

使節しせつ

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のちにジャーナリスト・文筆ぶんぴつ家かとして活躍かつやくし、立憲りっけん帝みかど政党せいとうの開ひらき党とうにも参画さんかくした福地ふくち源一郎げんいちろう
のちに外交がいこう官かん林はやし董ただしとして活躍かつやくし、1902年ねん日にち英えい同盟どうめい締結ていけつ時じの駐ちゅう英えい公使こうしとなった林はやし董ただし三郎さぶろう
帰国きこく後ごに『米べい欧おう回覧かいらん実記じっき』を編集へんしゅうした久米くめ邦武くにたけ
西南せいなん戦争せんそうに斃れた村田むらた新八しんぱち
特命とくめい全権ぜんけん大使たいし
  • 岩倉いわくら具視ともみ
副使ふくし官かん
一等いっとう書記官しょきかん
二に等とう書記官しょきかん
三さん等とう書記官しょきかん
四よん等とう書記官しょきかん
大使たいし随行ずいこう
理事りじ官かん
随行ずいこう

留学生りゅうがくせい

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金子かねこ堅太郎けんたろう。写真しゃしんは晩年ばんねんのもので、留学りゅうがく当初とうしょは小学生しょうがくせい。
シカゴ滞在たいざい中ちゅうの女子じょし留学生りゅうがくせい5名めい[12][13]。津田つだ梅子うめこ（当時とうじ満まん6歳さいで最年少さいねんしょう）を含ふくむ5名めいの女性じょせいも渡航とこうした。新暦しんれき1872年ねん2月がつ。左ひだりから、永井ながい繁子しげこ、上田うえだ悌子ていこ、吉益よします亮子あきこ、津田つだ梅子うめこ、山川やまかわ捨松すてまつ[12]。

留学生りゅうがくせいのほとんどは士族しぞくだが、清水谷しみずだに公考きんなる、坊ぼう城じょう俊章としあき、万里小路まりこうじ正せい秀しゅう（万里小路まりこうじ正せい房ぼう八男はちお）、武者小路むしゃのこうじ実みのる世よ（武者小路むしゃのこうじ実篤さねあつの父ちち）、錦にしき小路しょうじ頼よりゆき言げんは公家くげ出身しゅっしん。以下いか、それぞれ50音おと順じゅん。

イギリス留学りゅうがく
イギリス・フランス留学りゅうがく
アメリカ留学りゅうがく
ドイツ留学りゅうがく
ロシア留学りゅうがく
留学りゅうがく

随員ずいいん

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のちに同志社どうししゃ英えい学校がっこうをひらきキリスト教きりすときょうの伝道でんどうに生涯しょうがいをささげた新島にいじま襄じょう
随員ずいいん

ほか。

キリシタン禁制きんせいの高札こうさつ撤去てっきょと信教しんきょうの自由じゆうの保障ほしょう

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岩倉いわくら具視ともみは使節しせつ団だんとして不平等ふびょうどう条約じょうやく改正かいせいの予備よび交渉こうしょうを進すすめる中なかで、各国かっこくから浦上うらかみキリシタンへの非ひ人道的じんどうてき行為こうい（浦上うらかみ四よん番ばん崩くずれ）や当時とうじ進すすめていた外海そとめと長崎ながさき湾わん周辺しゅうへんにおけるキリスト教徒きりすときょうとの大だい規模きぼな捕縛ほばくなどについて厳きびしく非難ひなんされることとなり、日本にっぽんにおいて信仰しんこうの自由じゆうを認みとめるよう迫せまられた。キリスト教徒きりすときょうとへの弾圧だんあつが条約じょうやく改正かいせいの障壁しょうへきになっていると判断はんだんした使節しせつ団だんはその旨むねを日本にっぽんへ打電だでん通達つうたつするが、その結果けっか、政府せいふは1873年ねん（明治めいじ6年ねん）2月がつ24日にちに太政官だじょうかん布告ふこく第だい68号ごうによりキリシタン禁制きんせいの高札こうさつを撤去てっきょすることとなり、江戸えど時代じだい初期しょき以来いらいつづけられてきたキリスト教きりすときょうに対たいする禁教きんきょう政策せいさくに終止符しゅうしふが打うたれた[14][15]。

同年どうねん3月がつ14日にちには、関係かんけい各かく県けんに流ながれ配はいされていた浦上うらかみのキリスト教徒きりすときょうとを帰還きかんさせる命令めいれいが政府せいふから出だされ、5年ねんの流刑りゅうけいを経へて、1,930人にんが浦上うらかみに帰かえることが許ゆるされた。その後ご、1889年ねん（明治めいじ22年ねん）に公布こうふされた大日本帝国だいにっぽんていこく憲法けんぽうにより、国くにによって信教しんきょうの自由じゆうが保障ほしょうされるに至いたった[14]。

備考びこう

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使節しせつ団だんのアメリカ滞在たいざいの際さい、明治めいじ政府せいふが金貨きんかを鋳造ちゅうぞう・発行はっこうするにあたり必要ひつような資金しきんを調達ちょうたつする契約けいやくをカリフォルニア州しゅうのバンク・オブ・カリフォルニアと結むすんでいる。 これは明治めいじ政府せいふがアメリカの企業きぎょうと結むすんだ最初さいしょの契約けいやくであると言いわれている。 [16]

なおバンク・オブ・カリフォルニアは1984年ねんに三菱銀行みつびしぎんこうにより買収ばいしゅうされ、さらに1996年ねんの東京三菱銀行とうきょうみつびしぎんこう誕生たんじょうに伴ともない東京銀行とうきょうぎんこう傘下さんかとなっていたユニオン・バンクと合併がっぺいし、MUFGユニオン・バンクとして現存げんそんしている。 また明治めいじ政府せいふとバンク・オブ・カリフォルニアの間あいだで締結ていけつされた契約けいやく書しょは現存げんそんしており、サンフランシスコにあるMUFGユニオン・バンクの博物館はくぶつかんに収蔵しゅうぞうされている。 契約けいやく書しょには伊藤いとう博文ひろぶみおよび大久保おおくぼ利通としみちの署名しょめいが残のこされている。

参考さんこう文献ぶんけん

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〔専門せんもん的てきな編著へんちょ・単たん著ちょ〕
  • 久米くめ美術館びじゅつかん編へん 『岩倉いわくら使節しせつ団だん関係かんけい 久米くめ邦武くにたけ文書ぶんしょ 3』 吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2001年ねん
    • 久米くめ美術館びじゅつかん編へん 『特命とくめい全権ぜんけん大使たいし　「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」銅板どうばん画集がしゅう』1985年ねん
    • 久米くめ美術館びじゅつかん編へん 『銅どう鐫にみる文明ぶんめいのフォルム　「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」挿絵さしえ銅どう版画はんがとその時代じだい展てん」資料集しりょうしゅう』2006年ねん
  • 田中たなか彰あきら 『岩倉いわくら使節しせつ団だんの歴史れきし的てき研究けんきゅう』 岩波書店いわなみしょてん、2002年ねん
  • イアン・ニッシュ編へん 『欧米おうべいから見みた岩倉いわくら使節しせつ団だん』
麻田あさだ貞雄さだおほか訳やく、ミネルみねるヴァ書房ぁしょぼう [MINERVA日本にっぽん史しライブラリー] 、2002年ねん
  • 芳賀はが徹とおる編へん 『岩倉いわくら使節しせつ団だんの比較ひかく文化ぶんか史し的てき研究けんきゅう』 思文閣出版しぶんかくしゅっぱん、2003年ねん
  • 米べい欧おう回覧かいらんの会かい編へん 『岩倉いわくら使節しせつ団だんの再さい発見はっけん』 思文閣出版しぶんかくしゅっぱん、2003年ねん
  • 米べい欧おう亜あ回覧かいらんの会かい編へん 『世界せかいの中なかの日本にっぽんの役割やくわりを考かんがえる　岩倉いわくら使節しせつ団だんを出発しゅっぱつ点てんとして』
芳賀はが徹とおる・松本まつもと健一けんいち・齋藤さいとう希のぞみ史しほか多数たすう、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく出版しゅっぱん会かい、2009年ねん
  • 米べい欧おう亜あ回覧かいらんの会かい・泉いずみ三郎さぶろう編へん 『岩倉いわくら使節しせつ団だんの群像ぐんぞう　日本にっぽん近代きんだい化かのパイオニア』ミネルみねるヴァ書房ぁしょぼう、2019年ねん
  • 芳賀はが徹とおる『文明ぶんめいの庫くらⅡ　夷狄いてきの国くにへ』中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ、2021年ねん。第だい2部ぶに関連かんれん論考ろんこう
  • 田中たなか彰あきら・高田たかだ誠二せいじ編著へんちょ 『「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」の学際がくさい的てき研究けんきゅう』北海道大学ほっかいどうだいがく図書としょ刊行かんこう会かい、1993年ねん
  • 西川にしかわ長夫ながお・松宮まつみや秀治しゅうじ編へん 『「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」を読よむ　1870年代ねんだいの世界せかいと日本にっぽん』法律文化社ほうりつぶんかしゃ、1995年ねん
  • 岩倉いわくら翔子しょうこ編著へんちょ 『岩倉いわくら使節しせつ団だんとイタリア』京都大学きょうとだいがく学術がくじゅつ出版しゅっぱん会かい、1997年ねん
  • 菅原すがわら彬あきら州しゅう 『岩倉いわくら使節しせつ団だんと銀行ぎんこう破産はさん事件じけん』「中央大学ちゅうおうだいがく学術がくじゅつ図書としょ96」中央大学ちゅうおうだいがく出版しゅっぱん部ぶ、2018年ねん
  • 山崎やまざき渾子『岩倉いわくら使節しせつ団だんにおける宗教しゅうきょう問題もんだい』思文閣出版しぶんかくしゅっぱん、2006年ねん
〔一般いっぱん向むけの書籍しょせき〕
  • 田中たなか彰あきら 『岩倉いわくら使節しせつ団だん 「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」』（岩波いわなみ現代げんだい文庫ぶんこ（改訂かいてい版ばん）、2002年ねん）。初刊しょかんは講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ、1977年ねん
  • 大久保おおくぼ喬たかし樹じゅ編へん訳やく 『現代げんだい語ご縮ちぢみ訳やく 特命とくめい全権ぜんけん大使たいし 米まい欧おう回覧かいらん実記じっき』（角川かどかわソフィア文庫ぶんこ、2018年ねん）
  • 牧原まきはら憲夫のりお『幕末ばくまつから明治めいじ時代じだい前期ぜんき 文明ぶんめい国こくをめざして』小学館しょうがくかん〈全集ぜんしゅう日本にっぽんの歴史れきし 第だい13巻かん〉、2008年ねん12月。ISBN 9784096221136。 
  • 宮永みやなが孝たかし 『アメリカの岩倉いわくら使節しせつ団だん』（筑摩書房ちくましょぼう［ちくまライブラリー］、1992年ねん）
  • 古川ふるかわ薫かおる 『新しん・米べい欧おう回覧かいらん　歴史れきし紀行きこう　岩倉いわくら使節しせつ団だんの旅たびを追おう』（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、1993年ねん）
  • 泉いずみ三郎さぶろう 『誇ほこり高たかき日本人にっぽんじん　国くにの命運めいうんを背負せおった岩倉いわくら使節しせつ団だんの物語ものがたり』 （PHP、2008年ねん）
    改題かいだい『岩倉いわくら使節しせつ団だん　誇ほこり高たかき男おとこたちの物語ものがたり』（祥伝社しょうでんしゃ黄金おうごん文庫ぶんこ、2012年ねん）
    • 『堂々どうどうたる日本人にっぽんじん　知しられざる岩倉いわくら使節しせつ団だん』（祥伝社しょうでんしゃ、1996年ねん／祥伝社しょうでんしゃ黄金おうごん文庫ぶんこ、2004年ねん）
    • 『岩倉いわくら使節しせつ団だんという冒険ぼうけん』（文春ぶんしゅん新書しんしょ、2004年ねん）
    • 『写真しゃしん・絵図えずで甦よみがえる堂々どうどうたる日本人にっぽんじん　この国くにのかたちを創つくった岩倉いわくら使節しせつ団だん「米べい欧おう回覧かいらん」の旅たび』（祥伝社しょうでんしゃ、2001年ねん）
  • 高田たかだ誠二せいじ 『維新いしんの科学かがく精神せいしん　「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」の見みた産業さんぎょう技術ぎじゅつ』（朝日あさひ選書せんしょ、1995年ねん）
  • 高田たかだ誠二せいじ 『久米くめ邦武くにたけ　史学しがくの眼鏡めがねで浮世うきよの景けいを』（ミネルみねるヴァ書房ぁしょぼう〈日本にっぽん評伝ひょうでん選せん〉、2007年ねん）

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ “明治めいじ150年ねん　インターネット特別とくべつ展てん －岩倉いわくら使節しせつ団だん 〜海うみを越こえた１５０人にんの軌跡きせき〜－”. アジア歴史れきし資料しりょうセンター. 2024年ねん5月がつ23日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 岩倉いわくら使節しせつ団だん 米まい欧おう亜あ回覧かいらんの会かい 岩倉いわくら使節しせつ団だんとは？『明治維新めいじいしん政府せいふ首脳しゅのうによる西洋せいよう文明ぶんめい調査ちょうさ旅行りょこう』 2017年ねん2月がつ4日にち
  3. ^ 牧原まきはら憲夫のりお, p. 102.
  4. ^ アメリカではグラント大統領だいとうりょう、イギリスではヴィクトリア女王じょおう、フランスではティエール大統領だいとうりょう、ベルギーでは国王こくおうレオポルド2世せい、オランダでは国王こくおうウィレム3世せい、ドイツでは皇帝こうていヴィルヘルム1世せいと謁見えっけんした。
  5. ^ 宮永みやなが孝たかし「アメリカにおける岩倉いわくら使節しせつ団だん : 岩倉いわくら大使たいしの条約じょうやく改正かいせい交渉こうしょう」『社會しゃかい勞働ろうどう研究けんきゅう』第だい38巻かん第だい2号ごう、法政大学ほうせいだいがく、1992年ねん1月がつ、43-93頁ぺーじ、NAID 110000184475。 
  6. ^ 長野ながの桂次郎けいじろう国立こくりつ公文書こうぶんしょアジア歴史れきしセンター
  7. ^ 池田いけだ寛治かんじ国立こくりつ公文書こうぶんしょアジア歴史れきしセンター
  8. ^ 阿部あべ潜せん国立こくりつ公文書こうぶんしょアジア歴史れきしセンター
  9. ^ 岩倉いわくら使節しせつ団だんメンバー（出発しゅっぱつ時じ）米べい欧おう亜あ回覧かいらんの会かい
  10. ^ 吉雄よしお永昌えいしょう国立こくりつ公文書こうぶんしょアジア歴史れきしセンター
  11. ^ 瓜生うりゅう震しん（読よみ）うりゅう しんコトバンク
  12. ^ a b “津田塾大学つだじゅくだいがくデジタルアーカイブ「津田つだ梅子うめこ 4, 五ご人にんの女子じょし留学生りゅうがくせいたち、シカゴにて」”. 津田塾大学つだじゅくだいがく. 2022年ねん10月がつ24日にち閲覧えつらん。 “津田塾大学つだじゅくだいがくデジタルアーカイブのファイル名めい：PH011_001”
  13. ^ 亀田かめだ 2005, p. 14
  14. ^ a b 国土こくど交通省こうつうしょう 観光かんこう庁ちょう 『高札こうさつ撤去てっきょ―信教しんきょうの自由じゆう獲得かくとくへ―』 (PDF) 地域ちいき観光かんこう資源しげんの多た言語げんご解説かいせつ文ぶんデータベース
  15. ^ 国立こくりつ公文書こうぶんしょ館かん 公文書こうぶんしょにみる日本にっぽんのあゆみ 『キリスト教きょう禁止きんしの高札こうさつが撤廃てっぱいされる』
  16. ^ 三菱みつびしUFJフィナンシャルグループ (2009年ねん1月がつ8日にち). “MUFGのある暮くらし 5号ごう” (PDF). 2021年ねん4月がつ18日にち閲覧えつらん。 p.23

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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