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白雪姫 (1937年の映画) - Wikipedia コンテンツにスキップ

白雪姫しらゆきひめ (1937ねん映画えいが)

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白雪姫しらゆきひめ
Snow White and the Seven Dwarfs
監督かんとく デイヴィッド・ハンド
脚本きゃくほん テッド・シアーズ
オットー・イングランダー
アール・ハード
ドロシー・アン・ブランク
リチャード・クリードン
メリル・デ・マリス
ディック・リカード
ウェッブ・スミス
原作げんさく グリム兄弟きょうだい
製作せいさく ウォルト・ディズニー
ロイ・O・ディズニー
出演しゅつえんしゃ アドリアナ・カセロッティ
音楽おんがく フランク・チャーチル
レイ・ハーライン
ポール・J・スミス
撮影さつえい ボブ・ブロートン
製作せいさく会社かいしゃ ウォルト・ディズニー・プロダクション
配給はいきゅう アメリカ合衆国の旗 RKO
日本の旗 大映だいえい洋画ようが
公開こうかい アメリカ合衆国の旗 1937ねん12月21にち
ドイツの旗 1938ねん
日本の旗 1950ねん9月26にち[注釈ちゅうしゃく 1]
上映じょうえい時間じかん 83ふん
製作せいさくこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご 英語えいご
製作せいさく $1,490,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう $418,200,000
配給はいきゅう収入しゅうにゅう 日本の旗 7323まんえん[1]
前作ぜんさくほんさくがシリーズだい1さく
つぎさく ピノキオ
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当時とうじ白雪姫しらゆきひめ特集とくしゅう動画どうが(1937ねん製作せいさく
げきちゅう挿入歌そうにゅうかハイ・ホー英語えいごばん」をうたう7にん小人こどもたちの動画どうが

白雪姫しらゆきひめ』(しらゆきひめ、原題げんだいSnow White and the Seven Dwarfs)は、1937ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくファンタジー映画えいがウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作せいさくで、世界せかいはつのカラー長編ちょうへんアニメーション映画えいがである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

グリム兄弟きょうだいによる童話どうわ白雪姫しらゆきひめ』が原作げんさくディズニー長編ちょうへん映画えいがだい1さくであり、歴史れきしのこ名作めいさくにするべく、莫大ばくだい労力ろうりょく金額きんがくついやされ、4ねん歳月さいげつと170まんドル(当時とうじ金額きんがく)の巨費きょひとうじて制作せいさくされた大作たいさくである。世界せかいはつのカラー長編ちょうへんでありながらフルアニメであり、作成さくせいされたセル枚数まいすうは25まんまいにものぼる(白雪姫しらゆきひめからはる時代じだい緻密ちみつ描画びょうが有名ゆうめいとなったスタジオジブリ作品さくひんでも、『がけうえのポニョ』の17まんまい最多さいたである)。結果けっかとして質感しつかんすらもかんじさせるキャラクターのうごきが実現じつげんされている。まだアニメーションといえば実写じっしゃ映画えいが合間あいま子供こどもけに上映じょうえいされる短編たんぺんしていた時代じだいであり、成功せいこうあやぶむこえおおく、「ディズニーの道楽どうらく」とわれていたが、ふたをけてみれば6,100まんドルの収益しゅうえきげる桁外けたはずれのだいヒットを記録きろくした。

挿入歌そうにゅうかの『いつか王子おうじさまが』(Someday My Prince Will Come)は、ジャズやポピュラー音楽おんがくのスタンダードナンバーとしておおくのアーティストによってカバーされている。また、小人こどものマーチ『ハイ・ホー』(Heigh-Ho)も有名ゆうめいである。

あらすじ[編集へんしゅう]

むかしあるしろ白雪姫しらゆきひめといううつくしい王女おうじょんでいた。おさなころ両親りょうしんくしていた白雪姫しらゆきひめ継母けいぼである女王じょおうとともにらしていた。しかし女王じょおう大変たいへんおそろしい魔女まじょで、白雪姫しらゆきひめ下働したばたらきのようにあつかっていた。そして魔法まほうかがみに「この一番いちばんうつくしいおんなだれ?」とくのが日課にっかになっており、魔法まほうかがみ女王じょおうだとこたえるのをいて満足まんぞくしていた。

ある、いつものように白雪姫しらゆきひめはたらいていると、偶然ぐうぜんとおりかかった王子おうじ出会であこいちる。おなに、女王じょおうがいつものように魔法まほうかがみこえけると、魔法まほうかがみは「世界せかい一番いちばんうつくしいのは白雪姫しらゆきひめです」とこたえてしまう。いか心頭しんとう女王じょおうは、手下てした狩人かりゅうど白雪姫しらゆきひめころ彼女かのじょ心臓しんぞうかえるよう命令めいれいする。あわれにおもった狩人かりゅうど彼女かのじょ女王じょおう陰謀いんぼうおしえてもりおくへとのがし、わりにぶた心臓しんぞうかえって女王じょおうあざむく。

一方いっぽう白雪姫しらゆきひめは、もりまよったすえ動物どうぶつたちみちびかれてちいさないえ発見はっけんし、なかよごれているのを掃除そうじはじめる。そのいえななにん小人こどもたちがいえであった。やがて鉱山こうざんでの仕事しごとからもどって小人こどもたちに挨拶あいさつをすると、小人こどもたちは白雪姫しらゆきひめ歓迎かんげいして家事かじ全般ぜんぱんけることを条件じょうけんかくまい、白雪姫しらゆきひめ小人こどもたちとともたのしい一夜いちやごす。

一方いっぽうで、白雪姫しらゆきひめきていることをった女王じょおうは、白雪姫しらゆきひめみずかしゅにかけることを決心けっしん魔法まほうくすりんでみにく老婆ろうば変身へんしんし、どくリンゴをつくって小人こどもたちのいえかう。そのさい、「どくリンゴののろいは恋人こいびとはじめてのキスでける」ことをったが、「んだとおもんだ小人こどもたちがきたままめるだろう」と本気ほんきにしなかった。

翌朝よくあさ小人こどもたちが仕事しごとのち白雪姫しらゆきひめかれらに留守るすあいだだれれるなと忠告ちゅうこくけていたが、いえにやってきたあやしい物売ものうりの老婆ろうばいえまねいてしまう。その老婆ろうば正体しょうたいは、白雪姫しらゆきひめきていることを今度こんどこそものにしようと魔法まほうけた女王じょおうだった。異変いへん察知さっちした動物どうぶつたちのらせで、白雪姫しらゆきひめ危機ききせまっていることをった小人こどもたちはすぐさまいえかえし、老婆ろうばけた女王じょおう追撃ついげきがけめられた女王じょおう巨石きょせきとして小人こどもたちをころそうとするも、突然とつぜん落雷らくらいによってたにそこへとちる。

しかしときすでおそく、白雪姫しらゆきひめ女王じょおうあたえたどくリンゴをくちにしそくえていた。物言ものいわぬ白雪姫しらゆきひめまえなみだにくれる小人こどもたちは、彼女かのじょうつくしさをしみ、埋葬まいそうすることなくガラスのひつぎ安置あんちして片時かたときはたはなれようとしなかった。

ときながれて翌年よくねんはる白雪姫しらゆきひめ恋人こいびとで、彼女かのじょ行方ゆくえさがつづけていた王子おうじ白雪姫しらゆきひめひつぎつけし、しずかにくちづけをわす。すると、いきえたはずの白雪姫しらゆきひめいきかえした。女王じょおうがリンゴにひたしたどくは、くちにしたものをころすのではなく永遠えいえんねむりにとすというものであり、真実しんじつあいのキスをけてどく魔法まほうされたのだった。

平和へいわおとずれと王子おうじとの再会さいかいよろこびをむねに、小人こどもたちにわかれをげた白雪姫しらゆきひめ王子おうじとも旅立たびだち、王子おうじくに末永すえながしあわせにらすのだった。

キャラクター[編集へんしゅう]

ディズニーランド・パリでの白雪姫しらゆきひめ王子おうじ
白雪姫しらゆきひめ(Snow White)
ほんさく主人公しゅじんこう。14さい。とあるくに王女おうじょで、とてもうつくしく可憐かれん容姿ようしやさしいしんった美少女びしょうじょ
その美貌びぼうのため、継母けいぼである女王じょおういかりを殺害さつがいくわだてられるが、手下てした狩人かりゅうどたすけもありもりおくのがれる。女王じょおうから召使めしつか同然どうぜんあつかいをけていたため王女おうじょでありながら家事かじ全般ぜんぱんをこなしたり、小人こどもたち食事しょくじまえ手洗てあらいやマナーをおしえていたりと家庭的かていてきいちめんについている。
ディズニープリンセス1人ひとり
王子おうじ(The Prince)
白雪姫しらゆきひめすく王子おうじ女王じょおうしろうたっていた彼女かのじょ一目惚ひとめぼれをし、ずっと行方ゆくえさがしていた。ラストではんでいた白雪姫しらゆきひめ発見はっけんし、彼女かのじょくちづけをしてねむりからすくい、自分じぶんしろれてった。
女王じょおう(The Evil Queen)
ほんさくディズニー・ヴィランズで、白雪姫しらゆきひめ継母けいぼ自惚うぬぼ自分じぶん美貌びぼう世界一せかいいちおもっており、それが他人たにんおびやかされることをだんじてゆるそうとしない高慢こうまんかつ残酷ざんこく性格せいかくぬし
普段ふだんはかなり冷静れいせい性格せいかくで、感情かんじょうひょうすことはないが、老婆ろうばになったのち感情かんじょうゆたかになり、死体したい蹴飛けとばすなど残虐ざんぎゃくめん強調きょうちょうされる。一方いっぽうどくリンゴのどくは「恋人こいびととのキスでける」ことをっていながら「小人こどもたちがきたままめるだろう」とうなど、めがあま部分ぶぶんもある。じつ魔女まじょでもある。
自分じぶんよりもうつくしい美貌びぼうぬしである白雪姫しらゆきひめ殺害さつがいするため配下はいか狩人かりゅうど命令めいれいするも、裏切うらぎられてあざむかれたためみずからの殺害さつがいくわだてて、みずからみすぼらしくみにく物売ものう老婆ろうば変身へんしんしやってる。そのとき小鳥ことりたちに正体しょうたいかんづかれてしまうも、おそわれたこと逆手さかてりわざと具合ぐあいわるくなったフリをしてまんまといえはいみ、どくりんごで白雪姫しらゆきひめものにする。直後ちょくごけた小人こどもたちにめられ、巨石きょせきとして反撃はんげきしようとした瞬間しゅんかん落雷らくらい足元あしもとがけくずれ、みにく老婆ろうば姿すがたのまま転落てんらくした。
7にん小人こどもたち英語えいごばん(The Seven Dwarfs)
もりおく鉱山こうざんでダイアモンドりをしている小人こどもドワーフ)たち。それぞれ性格せいかくもとづいて名前なまえがついている。また、この順番じゅんばん毎日まいにち仕事場しごとばへのかえりをする。
ドック/先生せんせい(Doc)
温和おんわ性格せいかく先生せんせいのように物知ものしりなメガネをかけた小人こども。7にんのリーダーてき存在そんざいすこしでもあわてると言葉ことば間違まちがえたりつっかえたりしてしまう。
グランピー/おこりんぼ(Grumpy)
現実げんじつてきで、感情かんじょうてき。いつもけわしいかおをしている。かなりのツンデレで、当初とうしょはよそもの女性じょせいである白雪姫しらゆきひめ反発はんぱつしていたが、彼女かのじょにキスされたことがきっかけで好意こういいだくようになり、危険きけんせまっているとるとさきすなどやさしい。白雪姫しらゆきひめ永遠えいえんねむりについたさいかなしみをこらえてなみだながし、目覚めざめた彼女かのじょわかれるさいげキッスをおくった。また白雪姫しらゆきひめ小人こどもたちだれよりもかれ仲良なかよくしようとする場面ばめんがあった。
ハッピー/ごきげん(Happy)
いつもにこにこしている元気げんきいっぱいのムードメーカー。ななにんのなかで唯一ゆいいつしろ眉毛まゆげをしている。
スリーピー/ねぼすけ(Sleepy)
いつもたそうなかおをしている。のんびりした性格せいかく
バッシュフル/てれすけ(Bashful)
で、だれてもすぐにになるほど純情じゅんじょう
スニージー/くしゃみ(Sneezy)
花粉かふん苦手にがてでアレルギーをっているらしく、周囲しゅういものぶほどのくしゃみ連発れんぱつする。本人ほんにん周囲しゅういなやみのたねでもある。
ドーピー/おとぼけ(Dopey)
なぜかしゃべらない。白雪姫しらゆきひめこと大好だいすき。小人こどもなかでは唯一ゆいいつひげく、いも子供こどものようなあどけなさである。ごきげんいわどもりらしい。白雪姫しらゆきひめなんくちでキスしようとするなどおませな部分ぶぶんもある。
ウォルト・ディズニー自身じしんによると、ドーピーがしゃべらない理由りゆうは、自分じぶんが「しゃべろうとこころみたこともないから」である(実際じっさいには、ドーピーのイメージにぴったりの声優せいゆうつからなかったためといわれ、さけごえのみをエディ・コリンズ担当たんとうした[2])。また、サッカーブラジル代表だいひょうチームの監督かんとくであるドゥンガ名前なまえかれにちなんでいる。
魔法まほうかがみ(The Magic Mirror)
物知ものしりのかがみいかけにたいしてはつね実直じっちょくこたえるため、白雪姫しらゆきひめ危機ききおとしいれてしまう。
ハウス・オブ・マウスではみせかざられており、ミッキーたちなやみの相談そうだんをすることがあるが、融通ゆうずうかないことがおおく、ときには相談そうだん内容ないようのバカバカしさに皮肉ひにくをぼやくことも。
ミッキーマウスのワンダフルワールドではミッキーのだいファンで原作げんさくことなり、「この一番いちばんうつくしいのは白雪姫しらゆきひめではなく、ミッキーだ」とい、女王じょおうなぐられたり、ミッキーマウスマーチうたうなど作品さくひんではせなかったはっちゃけないちめんせた。
狩人かりゅうど(Humbert/The Huntsman)
女王じょおう手下てしたとしてつかえている。女王じょおう命令めいれいしたがって白雪姫しらゆきひめもりれていってナイフで殺害さつがいしようとするが彼女かのじょうつくしさと純粋じゅんすいさでくだせず、女王じょおう殺害さつがい依頼いらいされたことを告白こくはくしたうえ彼女かのじょもりおくげてもどらないようにとねんし、ぶた心臓しんぞう彼女かのじょのものといつわって女王じょおう献上けんじょうすることでごまかした。

こえ出演しゅつえん[編集へんしゅう]

役名やくめい 原語げんごばん声優せいゆう 日本語にほんご
1958ねん公開こうかいばん 1980ねん公開こうかいばん
白雪姫しらゆきひめ アドリアナ・カセロッティ 富沢とみざわ志満しま 小鳩こばとくるみ
王子おうじ ハリー・ストックウェル 五十嵐いがらし喜芳きよし さんはやし輝夫てるお
女王じょおう ルシル・ラ・ヴァーン英語えいごばん 北林きたばやしたにさかえ 里見さとみ京子きょうこ
先生せんせい ロイ・アトウェル 東野とうの英治郎えいじろう 熊倉くまくら一雄かずお
おこりんぼ ピント・コルヴィッグ さん津田つだけん 千葉ちば順二じゅんじ
ねぼすけ 柳家やなぎやさん 北村きたむら弘一こういち
くしゃみ ビリー・ギルバート ぼう三郎さぶろう えんじゅやなぎ
てれすけ スコッティ・マットロー英語えいごばん 春風しゅんぷうていえだすずめ 二見ふたみ忠男ただお
ごきげん オーティス・ハーラン さんゆうていえん 滝口たきぐち順平じゅんぺい
おとぼけ エディ・コリンズ英語えいごばん 原語げんごばん流用りゅうよう
魔法まほうかがみ モローニ・オルセン英語えいごばん 村上むらかみ冬樹ふゆき 大木おおき民夫たみお
狩人かりゅうど スチュアート・ブキャナン英語えいごばん 八代やしろ駿しゅん
ナレーター N/A たに育子いくこ
  • 1958年版ねんばんによる公開こうかい:1958ねん大映だいえい)、1969ねん(ブエナ・ビスタ)、1985ねん東宝とうほう[注釈ちゅうしゃく 2]
※この日本語にほんごばんは「ピノキオ」(1959ねん公開こうかい)と同時どうじ録音ろくおんされている[3]
  • 1980年版ねんばんによる公開こうかい:1980ねん東映とうえい)、1990ねん(ワーナー)、1994ねん(ブエナ ビスタ ジャパン)
※このしんバージョンで白雪姫しらゆきひめえんじた小鳩こばとくるみは、当時とうじ日本語にほんごばん制作せいさく従事じゅうじしていたディズニー・プロのブレーク・トッドから、「あなたのえんじる Snow White は完璧かんぺきだ!」と絶賛ぜっさんけている[4]
  • ディズニーから発売はつばいされているソフト(VHS、DVD、BDとう)には1980ねん公開こうかいばんえを収録しゅうろく

スタッフ[編集へんしゅう]

映像えいぞう制作せいさく[編集へんしゅう]

製作せいさく ウォルト・ディズニーロイ・O・ディズニー
原作げんさく グリム兄弟きょうだい
脚本きゃくほん テッド・シアーズオットー・イングランダーアール・ハードドロシー・アン・ブランクリチャード・クリードン
メリル・デ・マリスディック・リカードウェッブ・スミス
音楽おんがく フランク・チャーチルリー・ハーラインポール・J・スミス
キャラクター・デザイン アルバート・ハータージョー・グラント
白雪姫しらゆきひめ担当たんとう作画さくが監督かんとく ハミルトン・ラスク
王子おうじ担当たんとう作画さくが監督かんとく ビル・ティトラ
7にん小人こども担当たんとう作画さくが監督かんとく フレッド・ムーア
魔女まじょ担当たんとう作画さくが監督かんとく ノーム・ファーガソン
レイアウトチャック チャールズ・フィリッピヒュー・ヘネシーマクラーレン・スチュワートテレル・スタップケンドール・オコーナートム・コドリック
白雪姫しらゆきひめ担当たんとう原画げんが マーク・デイヴィス
小人こども担当たんとう原画げんが レス・クラーク
とり担当たんとう原画げんが エリック・ラーソン
王子おうじ担当たんとう原画げんが ミルト・カール
マジックミラー担当たんとう原画げんが ウォルフガング・ライザーマン
女王じょおう担当たんとう原画げんが フランク・トーマス
魔女まじょ担当たんとう原画げんが ジョン・ラウンズベリー
ハゲタカ担当たんとう原画げんが ウォード・キンボール
女王じょおう担当たんとう原画げんが アート・バビット
原画げんが オリー・ジョンストンディック・ランディーロバート・ストークス
ジェームズ・アルガーアル・ユグスターサイ・ヤングジョシュア・メダーウーゴ・ドルシ
ジョージ・ローリーフレッド・スペンサービル・ロバーツバーナード・ガーバットグリム・ナトウィック
ジャック・キャンベルマーヴィン・ウッドワードジェームズ・カルヘインスタン・クワッケンブッシュライリー・トムソン
ヒュー・フレイザーケン・オブライエン
美術びじゅつ監督かんとく ハロルド マイルズグスタフ・テングレンケン・アンダーソンヘーゼル・セウェルジョン ヒューブレイ
背景はいけい マイク・ネルソンマール・コックスクロード・コーツフィル・ダイクレイ・ロックレム
モーリス・ノーブルサム・アームストロング
色彩しきさい設計せっけい マーセリット・ガーナー
撮影さつえい ボブ・ブロートン
録音ろくおん ウィリアム・E・ギャリティ
音響おんきょう効果こうか ジム・マクドナルド
演出えんしゅつ パース・ピアースウィリアム・コトレルウィルフレッド・ジャクソンラリー・モーリーベン・シャープスティーン
監督かんとく デイヴィッド・ハンド

日本語にほんごばん音声おんせい制作せいさく[編集へんしゅう]

《1958年版ねんばん

製作せいさく指揮しき ジャック・カッティング
台本だいほん翻訳ほんやく 田村たむら幸彦さちひこ
演出えんしゅつ音楽おんがく監督かんとく 三木みきにわとりろう
録音ろくおん 国際こくさいラジオセンター
コーラス ダークダックス
服部はっとりリズムシスターズ

《1980年版ねんばん

そう指揮しき ブレーク・トッド
翻訳ほんやく 金田かねだ文夫ふみお
訳詞やくし わかたに和子かずこ
制作せいさく進行しんこう 松坂まつさか尚美なおみ
録音ろくおん 東亜とうあ映像えいぞう録音ろくおん株式会社かぶしきがいしゃ
小人こどものコーラス ボニージャックス
コーラス 東京とうきょう混声こんせい合唱がっしょうだん

挿入歌そうにゅうか[編集へんしゅう]

  • わたしねがい(I'm Wishing
  • ワン・ソング(One Song
  • うたとほほえみと(With a Smile and a Song
  • 口笛くちぶえふいてはたらこう(Whistle While You Work
  • ハイ・ホーHeigh-Ho
  • ブラドル・アドル・アム・ダム(Blludle-Uddle-Um-Dum
  • 小人こどもたちのヨーデル(The Dwarfs' Yodel Song (The Silly Song)
  • いつか王子おうじさまSomeday My Prince Will Come

使用しようきょく[編集へんしゅう]

  • ミュージック・イン・ユア・スープ(Music in Your Soup
小人こどもたち白雪姫しらゆきひめとも食事しょくじをするシーンで使用しようされる予定よていだったきょくだったが、「内容ないよう下品げひん」とのウォルトの判断はんだんにより、色彩しきさいまえ段階だんかい動画どうがされアフレコみだったシーン映像えいぞうともにカットされぼつとなった。ウォルトが司会しかいつとめたテレビ番組ばんぐみ「ディズニーランド」のなかはじめて公開こうかいされた。
2001ねんばんと2009年版ねんばんのDVDに公開こうかい映像えいぞうとも楽曲がっきょく収録しゅうろくされている。
  • 大切たいせつにしよう、子供こどもしんYou're Never Too Old to Be Young
小人こどもたちのヨーデル」の採用さいようまえ候補こうほとしてがっていた楽曲がっきょくだが、最終さいしゅうてきぼつとなった。
※いずれもデジタル・リマスターばんのサウンドトラックにボーナストラックとして収録しゅうろくされている。

日本語にほんごばん制作せいさく当時とうじうたのタイトル(邦題ほうだい[編集へんしゅう]

1958年版ねんばん[5]
わたしねがい/うたただひとつ/笑顔えがおうたって/口笛くちぶえふけば/それれそれれ~ハイ・ホウ/ブルルル・ブンブン/びとのヨーデル/いつかわたし王子おうじさまがやってくる
1980年版ねんばん[6]
わたしのねがい/うたひとつ/ほほえみとうたと/口笛くちぶえふいてはたらこう/仕事しごとうた~ハイホー/あらうた/へんなうた/いつか王子おうじさま

サウンドトラック[編集へんしゅう]

  • 『ディズニー映画えいがより 白雪姫しらゆきひめ』(ディズニーランド・レコード、1973ねん発売はつばい)LP:WFD-388
  • 『ディズニー映画えいがより 白雪姫しらゆきひめ』(ディズニーランド・レコード、1975ねん発売はつばい)LP:SKK(D・H)2002
  • 白雪姫しらゆきひめ 音楽おんがく 日本語にほんごばんオリジナル・サウンドトラック』(ビクター音楽おんがく産業さんぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、1980ねん発売はつばい)LP:JBX-2003/カセット:VCK-652
  • 白雪姫しらゆきひめ 英語えいごばんオリジナルサウンドトラック完全かんぜん収録しゅうろくばん』(日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ、1980ねん12月発売はつばい)LP:GZ-7187〜8-BV
  • 白雪姫しらゆきひめ オリジナル・サウンドトラック』(株式会社かぶしきがいしゃポニーキャニオン、1990ねん11月21にち発売はつばい)PCCD-00020
  • 白雪姫しらゆきひめ オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック デジタル・リマスター完全かんぜんばん』(株式会社かぶしきがいしゃポニーキャニオン、1993ねん8がつ20日はつか発売はつばい)PCCD-00097
  • 白雪姫しらゆきひめ オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック デジタル・リマスター完全かんぜんばん キャラクター人形にんぎょう限定げんていばん』(株式会社かぶしきがいしゃポニーキャニオン、1994ねん3がつ18にち発売はつばい)PCCD-00110
  • 白雪姫しらゆきひめ オリジナル・サウンドトラック デジタル・リマスター完全かんぜんばん』(株式会社かぶしきがいしゃポニーキャニオン、1996ねん1がつ19にち発売はつばい)PCCD-00145
  • 白雪姫しらゆきひめ オリジナル・サウンドトラック デジタル・リマスターばん』(エイベックス・エンタテインメント株式会社かぶしきがいしゃ、2000ねん1がつ19にち発売はつばい)AVCW-12069
  • 白雪姫しらゆきひめ オリジナル・サウンドトラック デジタル・リマスターばん』(ユニバーサル ミュージック合同ごうどう会社かいしゃ、2018ねん11月14にち発売はつばい)UWCD-8001

製作せいさくエピソード[編集へんしゅう]

白雪姫しらゆきひめ王子おうじ女王じょおう登場とうじょうするシーンのアニメーションを作成さくせいするさいにはロトスコープというフライシャー・スタジオかられた手法しゅほうもちいられた。コマおくりで撮影さつえいした生身なまみ人間にんげんうごきをベースにトレースして動画どうがするという手法しゅほうだが、これにアニメーションならではのうごきの誇張こちょうくわえることにより、写実しゃじつてきかつ自然しぜんうごきの表現ひょうげん成功せいこうしている。また、マルチプレーン・カメラ使用しようすることで3次元じげんてき奥行おくゆきを表現ひょうげんし、さらテクニカラーによって色彩しきさいほどこした。なお、ディズニーでは1932ねんからすで短編たんぺんアニメのカラーおこなわれている。

マルチプレーン・カメラでされた白雪姫しらゆきひめ立体りったいかんは、日本にっぽん草創そうそうのアニメかいにもおおきな影響えいきょうあたえ、瀬尾せお光世みつよした持永もちながただひとし多層たそうしき撮影さつえいだい開発かいはつ1941ねん瀬尾せおの「アリチャン」がされた[7]

日本にっぽん公開こうかい[編集へんしゅう]

日本にっぽんでの公開こうかいだい世界せかい大戦たいせん影響えいきょうもあり、西にしドイツ当時とうじ)とならんで1950ねん各国かっこくくらべておそほうだが、だい世界せかい大戦たいせん以前いぜんにこれほどまでにしつたかいアニメーションを制作せいさくしていた事実じじつと、制作せいさく実現じつげんしたアメリカの圧倒的あっとうてき国力こくりょくに、公開こうかい当時とうじほん作品さくひん若者わかものおおくが驚愕きょうがくしたという。とくにディズニーアニメーションから多大ただい影響えいきょうけたことでられている手塚てづか治虫おさむは「(公開こうかい映画えいがかんで)ほんさくを50かいた」と回想かいそうしている(なお手塚てづか治虫おさむ個人こじんてき劇場げきじょうようフィルムの廃棄はいきひん特殊とくしゅなルートでアニメーション製作せいさく研究けんきゅうのためにれて保有ほゆうしていた。これはVHSLDDVDなどが登場とうじょうするはるかまえのことである)。

1951ねんまでに400まんえる児童じどう都市とし映画えいがかんたとされ、常設じょうせつかんでの上映じょうえい一巡いちじゅんしたのちは、大映だいえい地方ちほう公共こうきょう団体だんたいやPTAなどに1にち1まん5,000えんでフィルムのしをおこなった[8]。このため映画えいがかんのない地方ちほうでも、「学校がっこう行事ぎょうじなどで同級生どうきゅうせいとも白雪姫しらゆきひめた」、 「はじめて映画えいが白雪姫しらゆきひめだった」という記憶きおくものおお[9]

リバイバル公開こうかい[編集へんしゅう]

1993ねんにはコダックのシネオンというデジタル処理しょり映像えいぞう修復しゅうふくほどこされたデジタル・ニュー・バージョンが公開こうかいされ(日本にっぽんでの公開こうかい1994ねん)、興行こうぎょう収入しゅうにゅう4,000まんドル以上いじょう記録きろくするなどだいヒットした。なお、この時点じてんドルビーサラウンドによる音声おんせいのステレオおこなわれている[10]

米国べいこくほん公開こうかいRKO映画えいが配給はいきゅう委託いたくしており(ブエナ・ビスタ設立せつりつまで)、オープニングで「配給はいきゅう:R.K.O」というクレジットと、エンディングに「RKO RADIO PICTURES」の社名しゃめいロゴが背景はいけい地紋じもんまれていたが、のリバイバル上映じょうえいにRKOをはぶいたものにえられた。このRKOがはいった本来ほんらいのオリジナル映像えいぞうは、2001ねんはんDVDに当該とうがい部分ぶぶんのカットが特典とくてん映像えいぞうあつかいで本編ほんぺんべつ収録しゅうろくされたのち2009ねんはんDVD/BDの本編ほんぺん映像えいぞうまれ、ほん公開こうかいのオリジナルばん完全かんぜん復元ふくげんされた。

米国べいこくいてほんさく1965ねんにリニュー(著作ちょさくけん更新こうしん手続てつづき)がおこなわれたため、パブリックドメインとなるのは2033ねん1がつである[11]。また、日本にっぽんでは日本にっぽん国内こくないでの上映じょうえい公開こうかいから50年間ねんかん時点じてん著作ちょさくけん保護ほご期間きかん終了しゅうりょうした(現在げんざい法律ほうりつ改正かいせいされて国内こくない公開こうかい70年間ねんかん保護ほごされる規定きていになったがこれは法律ほうりつ改正かいせいまえ保護ほご期間きかん終了しゅうりょうした)とかんがえられることから、現在げんざいパブリックドメインDVDきゅう画質がしつのものが発売はつばいされている。しかし、デジタル・ニュー・バージョンは、公開こうかいされた1993ねんから新規しんき著作ちょさくけん発生はっせいした。

2007ねん映画えいが公開こうかい70周年しゅうねんむかえ、それを記念きねんしてフロリダディズニー・ワールドでは限定げんていばんフィギュアリン販売はんばいされた。(世界せかい各国かっこく公開こうかいねんについては、シンプル英文えいぶんばんSnow White and the Seven Dwarfs (1937 movie)」も参照さんしょう

現在げんざい評価ひょうか[編集へんしゅう]

2008ねんにはアーティスト、学者がくしゃ評論ひょうろん歴史れきし構成こうせいされる1,500にん以上いじょう審査しんさいんによって選定せんていされる「AFIアメリカ映画えいが100ねんシリーズ」の『アメリカ映画えいがアニメーション部門ぶもんトップ10』で1かがやいている[12]白雪姫しらゆきひめじょうのモデルとなったとされるセゴビアアルカサルにはおおくの観光かんこうきゃくおとずれる。

東映とうえいまんがまつり[編集へんしゅう]

1980ねんのリバイバル公開こうかいには、「東映とうえいまんがまつりない一本いっぽんとして公開こうかいされた。「東映とうえいまんがまつり」で海外かいがいのアニメ映画えいが上映じょうえいされるのは、1977ねん7がつ17にち公開こうかいの『世界せかい名作めいさく童話どうわ せむしの仔馬こうま以来いらいで、「ディズニー作品さくひん」は史上しじょうはつ

同時どうじ上映じょうえいさくつぎの3ほん

鬼太郎おにたろう』のみTVブローアップばんで、あとの2作品さくひん劇場げきじょうよう新作しんさく

ディズニー作品さくひんが「東映とうえいまんがまつり」で公開こうかいされたのは以下いか事情じじょうによる。ディズニー作品さくひんは1970年代ねんだい後半こうはん日本にっぽんであまりヒットせず[13]1977ねん4がつ29にち公開こうかいされた『ほしくにから仲間なかま』を最後さいごに1977ねんあきから[14]日本にっぽんでの直接ちょくせつ配給はいきゅう機構きこうであるブエナ・ビスタ映画えいが日本にっぽん支社ししゃ解散かいさん閉鎖へいさをめぐって労使ろうし対立たいりつつづいて配給はいきゅう業務ぎょうむがストップし[14]、ディズニー作品さくひんは2ねん以上いじょう日本にっぽん公開こうかいされなかった[13][14][15]1979ねんになって和解わかい成立せいりつしてあらたに(きゅう)ウォルト・ディズニー・ジャパンが設立せつりつされ、1979ねん11月29にち帝国ていこくホテル記者きしゃ会見かいけんがあり、ハロルド・アーチナルブエナ・ビスタ・インターナショナル社長しゃちょう松岡まつおかいさお東宝とうほう社長しゃちょう金子かねこみさおどうふく社長しゃちょう岡田おかだしげる東映とうえい社長しゃちょう出席しゅっせき[15]東宝とうほう東映とうえい契約けいやくねんぶりにディズニー作品さくひん日本にっぽんマーケットへのさい進出しんしゅつまり[15]、1980ねんからディズニー作品さくひん日本にっぽん上映じょうえいされると発表はっぴょうされた[15]松岡まつおか社長しゃちょうは「東宝とうほう過去かこ、ディズニー映画えいがぜん作品さくひんきょうかくしてきた。同社どうしゃ映画えいがつく姿勢しせい観客かんきゃくゆめあたえる姿勢しせい共鳴きょうめいしたからで今回こんかい作品さくひん配給はいきゅうすることにした」とべ、岡田おかだ社長しゃちょうは「東映とうえいはディズニー映画えいがせと東映動画とうえいどうがそだて、昨今さっこんはそのとき国内外こくないがいきずいている。今回こんかいはウチが『白雪姫しらゆきひめ』を公開こうかいすることになった」などとはなした[15]

ディズニーがわ新旧しんきゅうのアニメで年間ねんかん2番組ばんぐみブッキングしたいと希望きぼうしたが、東宝とうほう番線ばんせんきがなく、そこで「1980ねんなつ東映とうえいまんがまつり」にれてもらえないかと金子かねこ東宝とうほうふく社長しゃちょう岡田おかだ東映とうえい社長しゃちょうはないがもたれ、「年間ねんかん1番組ばんぐみならける」との合意ごういいたった[13]岡田おかだとしては当時とうじ東映とうえい洋画ようが角川かどかわ映画えいがや「宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマトシリーズ」の興行こうぎょう手掛てがけるようになってマーケットが拡大かくだいし、東急とうきゅうレクリエーションとも洋画ようが興行こうぎょうでSTチェーンを松竹しょうちくとの軋轢あつれきこり、STチェーンない摩擦まさつができていた事情じじょうから、より東宝とうほうちかづいておいたほう得策とくさく判断はんだんした[13]。また将来しょうらいてきなフリー・ブッキングを見据みすえての措置そちでもあった[13]よく「1981ねんなつ東映とうえいまんがまつり」でも『101ひきわんちゃんだい行進こうしん』と『ミッキーマウスとドナルドダック』の2ほんが「東映とうえいまんがまつり」わく公開こうかいされている。そのため、1980ねんのリバイバル公開こうかいの『白雪姫しらゆきひめ』、1981ねんのリバイバル公開こうかいの『101ひきわんちゃんだい行進こうしん』、『ミッキーマウスとドナルドダック』の3ほんは、いずれも東映とうえい洋画ようがではなく通常つうじょう邦画ほうがけいとして公開こうかいされた。また、1992ねん4がつ25にち公開こうかいの「ゆめのファンタジーワールド」で『シンデレラ』と『ミッキーのたつまき騒動そうどう』の2ほんは、東映とうえいワーナー・ブラザース共同きょうどう配給はいきゅうというかたちで、テアトルヒューマックス系統けいとうにて小規模しょうきぼ公開こうかいされた。

2024ねん5月9にちソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)は、株主かぶぬし4.6%のシーピーイー ホールディングス・インク(CPE Holdings, Inc.CPE HD, Inc.)からソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・インク(SPE)に株式かぶしき譲渡じょうとしたため、東映とうえいアニメーションはすでにソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が株式かぶしき1.89%を保持ほじしている。同年どうねん5月24にち午後ごご4配信はいしん開始かいししたDisney+ オリジナル映画えいがビーチ・ボーイズ:ポップ・ミュージック・レボリューション英語えいごばん以降いこうにおけるウォルト・ディズニー・ピクチャーズのロゴにおいては、Wētā FXとyU+coによる全編ぜんぺんCGアニメーションでの制作せいさくからディズニー・スタジオ・コンテンツとインダストリアル・ライト&マジック制作せいさくしたCGアニメーションに変更へんこうされた[16][注釈ちゅうしゃく 3]

小説しょうせつ[編集へんしゅう]

  • ちょ:ジム・ラッツィ/やく橘高きったか弓枝ゆみえ白雪姫しらゆきひめ偕成社かいせいしゃ、1997ねん12月1にちISBN 4-03-791110-8 

絵本えほん[編集へんしゅう]

  • わけ立原たちはらえりか/三石みついし宏文ひろふみ三石みついし泰江やすえ片山かたやま径子みちこ白雪姫しらゆきひめ講談社こうだんしゃ〈ディズニー名作めいさく童話どうわかん⑦〉、1988ねん1がつ10日とおかISBN 4-06-194257-3 
  • わけもりはるな『白雪姫しらゆきひめ講談社こうだんしゃ〈ディズニーおはなし絵本えほんかん②〉、2001ねん9がつ10日とおかISBN 4-06-271462-0 

メディアソフト[編集へんしゅう]

ディズニーしゃ家庭かていようビデオテープレコーダー登場とうじょうしてきた当時とうじテレビケーブルテレビとう放送ほうそうされている同社どうしゃ作品さくひんがテープ録画ろくがされることにより、かえ視聴しちょうされてしまい、映画えいがかんやテレビでのげに被害ひがいをもたらすものとして、ソニーしゃうったえ、両者りょうしゃながらく裁判さいばんあらそつづけたという有名ゆうめい経緯けいいがある。そのような事情じじょうから、ディズニーしゃ方針ほうしんわって映像えいぞう作品さくひんVHSビデオテープに収録しゅうろくされて販売はんばいされるようになったのは比較的ひかくてきおそかった。

ビデオテープ/LD[編集へんしゅう]

1993ねん映像えいぞう修復しゅうふくほどこされたデジタル・ニュー・バージョンのセルビデオ(VHS)出荷しゅっか本数ほんすうはアメリカで2700まんほん日本にっぽんでは1994ねん10月28にちに「ウォルト・ディズニー・クラシック」レーベルとして期間きかん限定げんてい生産せいさん発売はつばい、180まんほん記録きろく[17][18]している。

2001ねんDVDばん[編集へんしゅう]

2001ねん12月1にちにウォルトの生誕せいたん100周年しゅうねん記念きねんし、ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメントが「プラチナ・エディション」シリーズの最初さいしょのソフトタイトルとして、1993ねんのデジタル・ニュー・バージョンをもとドルビーデジタル5.1chサラウンドにリマスター(英語えいごのみ)などをほどこし、本編ほんぺんディスクのみの通常つうじょうばん特典とくてん映像えいぞう収録しゅうろくした2まいぐみの「デラックス・エディション(デラックスばん)」がぜん世界せかい同時どうじ発売はつばいとなった。

日本にっぽんでは独自どくじ企画きかくで、発売はつばい当時とうじ絶頂ぜっちょうにあった浜崎はまざきあゆみとタイアップし、このプロモーションよう制作せいさくされた「いつか王子おうじさま」のカバーがCMソングに使つかわれ、フルコーラスのミュージックビデオ収録しゅうろくされたDVDビデオ購入こうにゅうしゃ対象たいしょうのキャンペーンにより抽選ちゅうせんでプレゼントされた(CDDVDには収録しゅうろく)。また、糸井いといしげるさとプロデュースのミッキーマウスデザインのDVDプレイヤーどうこりばん若干じゃっかんすう発売はつばいされた。

映像えいぞう特典とくてん・オーディオコメンタリー[編集へんしゅう]

(☆しるし本編ほんぺんディスクに、★はVHSにも収録しゅうろく/2001ねんデラックスばんのみ)

  • バーバラ・ストライサンドのカバーによる「いつか王子おうじさまが」のミュージッククリップ☆★
  • オーディオコメンタリー(ウォルトの30ねんぶんのラジオ音声おんせいなどを作品さくひん解説かいせつさい構成こうせいしたもの)☆
  • ワイルド・ライド・ゲーム☆
  • 「ハイ・ホー」シング・アロング・ソング(げきちゅうのハイ・ホーに英語えいご字幕じまくしたもの)☆★
  • VIPツアー
    • メイキング・オブ『白雪姫しらゆきひめ
    • ストーリー・ボードと完成かんせいひん比較ひかく
    • アート・デザイン
    • 美術びじゅつ設定せってい
    • レイアウトと背景はいけい
    • 映像えいぞうのテスト
    • キャラクターの誕生たんじょう
    • りやめになったコンセプト
    • ボイス・キャスト(オリジナルばん声優せいゆうのキャスティングの解説かいせつ
    • 白雪姫しらゆきひめ修復しゅうふく作業さぎょうデジタルリマスターはん制作せいさくメイキング)
    • 公開こうかいシーン(オーディオトラックに原画げんが順送じゅんおくりした構成こうせい)★
  • RKOばんオープニングとエンド・クレジット
  • シリー・シンフォニーはる女神めがみ』(アニメーション)
  • ディズニー・スタジオのあゆみ(WDCのしゃ関連かんれん映像えいぞうまじえて1920年代ねんだいから1990年代ねんだいまで10ねんきざみで関係かんけいしゃ解説かいせつしたもの)
    • 白雪姫しらゆきひめ予告よこく編集へんしゅう(アメリカでのはつ公開こうかい予告編よこくへんとリバイバル上映じょうえい予告編よこくへん
  • プレミア
  • パブリシティ

2009ねんBD/DVDばん[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは2009ねん11月4にちウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメントからBlu-ray Disc2まい本編ほんぺんDVDのけい3まいぐみの「ダイヤモンド・エディション」、DVDビデオ2まいぐみの「プラチナ・エディション」、DVDビデオ1まいの「スペシャル・エディション」が発売はつばいされた。「ダイヤモンド・エディション」のBDMVではさらなる映像えいぞうのデジタルリマスターによりHDし、DTS-HDマスターオーディオ7.1Chサラウンドにリマスタリングした音声おんせい収録しゅうろく。また、2001ねんデラックスばん映像えいぞう特典とくてんほとんどをさい収録しゅうろくしている。

2001ねんデラックスばんから追加ついかされた映像えいぞう特典とくてん[編集へんしゅう]

  • プリンセスと魔法まほうのキス特別とくべつ映像えいぞう
  • すべては、ここからはじまった。
    • その物語ものがたり白雪姫しらゆきひめへのプレゼント』
  • ハイペリオン・スタジオ・ツアー(本編ほんぺん制作せいさく当時とうじ蔵出くらだ映像えいぞう
  • ゲーム&アクティビティ
    • プリンセス診断しんだんゲーム魔法まほうかがみおしえて!
    • 正体しょうたいてよう!
    • ジュエル・ジャンブル
  • 音楽おんがく世界せかい
  • スクリーンセーバー
  • ディズニー・ビュー

2001ねんデラックスばんとの差異さいてん[編集へんしゅう]

  • バーバラ・ストライサンドのカバーによる「いつか王子おうじさまが」のミュージッククリップを削除さくじょ
  • RKOばんオープニングとエンド・クレジットを削除さくじょ本編ほんぺんまれている)
  • 本編ほんぺん製作せいさく会社かいしゃウォルト・ディズニー・ピクチャーズ)のタイトル映像えいぞう現行げんこうの3DCG描画びょうがによるものへあらためられている。

パブリックドメインDVD[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは2007ねんころからパブリックドメインDVDとして複数ふくすうのメーカーから廉価れんか発売はつばいされている。

MovieNEX[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは2016ねん5月18にちウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンからBlu-ray DiscとDVD、デジタルコピー(スマートフォンタブレット端末たんまつで、本編ほんぺん映像えいぞうることができるサービス)、MovieNEXワールドがセットになったMovieNEXが発売はつばいされた[19]

ボーナス・コンテンツ[編集へんしゅう]

  • ウォルト・ディズニーのおもい:『白雪姫しらゆきひめ
  • 白雪姫しらゆきひめ』からまれるプロダクト
  • デザインについて:最初さいしょのディズニープリンセス
  • あなたがらない7つのこと
  • 70びょうでわかる『白雪姫しらゆきひめ
  • 初期しょきのストーリー:王子おうじとの出会であ
  • はじめての長編ちょうへんアニメーション
  • 白雪姫しらゆきひめ』のアニメーターたち
  • ハイペリオン・スタジオツアー
  • エクスポージャーシートの解説かいせつ
  • その物語ものがたり白雪姫しらゆきひめへのプレゼント』
  • ストーリー会議かいぎ:こびとの描写びょうしゃ
  • ウォルトはかたる:女王じょおう命令めいれい
  • 公開こうかいシーン:♪ ミュージック・イン・ユア・スープ
  • 公開こうかいシーン:ベッドをつくろう
  • ボイス・キャスト
  • 音声おんせい解説かいせつ

リメイク[編集へんしゅう]

実写じっしゃリメイク映画えいが2025ねん3月21にち公開こうかい予定よていである[20][21]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ えでのはつ公開こうかいは1958ねん
  2. ^ パンフレットや、フィルム冒頭ぼうとうのクレジットには1980年版ねんばん出演しゅつえんしゃめい記載きさいされていたものの、実際じっさいには1958年版ねんばん音声おんせい使用しようされた。
  3. ^ のち日本にっぽんにおけるニュー・ライン・シネマ作品さくひんにおいては、『ザ・ライト -エクソシストの真実しんじつ-』(2011ねん)から『死霊しりょうかんのシスター のろいの秘密ひみつ』(2023ねん)まで、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズのロゴは、このロゴのまえ表示ひょうじされ、「シールドがこわれる」シーケンスを使用しようしていたが、『ザ・ウォッチャーズ英語えいごばん』(2024ねん以降いこう、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズのロゴは、このロゴのまえ表示ひょうじされず、「シールドがこわれる」シーケンスを省略しょうりゃくし、映画えいが最後さいごのみ表示ひょうじされるようになったため、1981ねん公開こうかいばん日本語にほんごえによる『101ひきわんちゃん』の提供ていきょうは、ニュー・ライン・シネマが担当たんとうすることとなる。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ キネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン85かいぜん 1924-2011』(キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、2012ねん)81ぺーじ
  2. ^ とり文庫ぶんこ『ディズニー』
  3. ^ 1959ねん公開こうかいの「ピノキオ」映画えいがパンフレット
  4. ^ 1980ねんリバイバル公開こうかい映画えいがチラシ
  5. ^ 1958ねん公開こうかいの「白雪姫しらゆきひめ映画えいがパンフレット
  6. ^ ウォルト・ディズニー映画えいが白雪姫しらゆきひめ日本語にほんごばんオリジナル・サウンドトラック『白雪姫しらゆきひめ音楽おんがく』/ビクター音楽おんがく産業さんぎょう JBX-2003 (1980ねん)
  7. ^ 横田よこた正夫まさお小出こいでただしこころざし池田いけだひろし『アニメーションの辞典じてん』p.61、朝倉書店あさくらしょてん、2012ねん
  8. ^ 白雪姫しらゆきひめは1まん5せんえん」『朝日新聞あさひしんぶん昭和しょうわ26ねん10がつ6にち
  9. ^ 世相せそう風俗ふうぞく観察かんさつかい増補ぞうほ新版しんぱん 現代げんだい世相せそう風俗ふうぞく年表ねんぴょう 昭和しょうわ20ねん(1945)-平成へいせい20ねん(2008)』河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2003ねん11月7にち、38ぺーじISBN 9784309225043 
  10. ^ 公開こうかいのチラシより
  11. ^ (英語えいご) Catalog of Copyright Entries. Library of Congress. (1965). https://archive.org/details/catalogofc19653191213libr/page/62/mode/1up?view=theater&q=snow 
  12. ^ Animation - AFI: 10 Top 10” (英語えいご). AFI.com. 2014ねん10がつ27にち閲覧えつらん
  13. ^ a b c d e 映画えいが・トピック・ジャーナル 『ディズニー映画えいが日本にっぽん市場いちば復帰ふっき』」『キネマ旬報きねまじゅんぽう』1980ねん1がつじょうごう、200ぺーじ 
  14. ^ a b c 東宝とうほう東映とうえい、ディズニー映画えいが肩代かたがわり配給はいきゅう―55ねんはる以降いこう年間ねんかん5ほん公開こうかい予定よてい。”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ): p. 10. (1979ねん11月20にち) 
  15. ^ a b c d e 東宝とうほう東映とうえいW・D映画えいが配給はいきゅう さんねんぶり白雪姫しらゆきひめ作品さくひん”. 週刊しゅうかん映画えいがニュース (全国ぜんこく映画えいがかん新聞しんぶんしゃ): p. 1. (1979ねん11月24にち) 
  16. ^ "ビーチ・ボーイズ:ポップ・ミュージック・レボリューションを視聴しちょう | Disney+(ディズニープラス)". Disney+公式こうしき. 2024ねん6がつ17にち閲覧えつらん
  17. ^ ブエナ・ビスタアラジン』220まんほん白雪姫しらゆきひめ』は180まんほん」『日経にっけい産業さんぎょう新聞しんぶん』1995ねん1がつ23にちづけ、7めん
  18. ^ 日経にっけいBPしゃ技術ぎじゅつ研究けんきゅう進化しんかするアニメ・ビジネス―世界せかいばたく日本にっぽんのアニメとキャラクター』日経にっけいBPしゃ、2000ねん、42ぺーじISBN 4-8222-2554-2日本にっぽんでの出荷しゅっか本数ほんすうのみ記載きさい
  19. ^ 白雪姫しらゆきひめ|ブルーレイ・DVD・デジタル配信はいしん|ディズニー公式こうしき”. ディズニー公式こうしき. 2019ねん2がつ6にち閲覧えつらん
  20. ^ Rubin, Rebecca. “Disney Removes 'Star Wars' Spinoff 'Rogue Squadron' From Release Calendar, Sets Dates for 'Snow White,' 'Inside Out 2' and 'Lion King' Sequel” (英語えいご). Variety. 2022ねん9がつ15にち閲覧えつらん
  21. ^ “ディズニー実写じっしゃばん白雪姫しらゆきひめ』2024ねん3がつ全米ぜんべい公開こうかい決定けってい. シネマトゥデイ. (2022ねん9がつ16にち). https://www.cinematoday.jp/news/N0132439 2022ねん9がつ23にち閲覧えつらん 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]