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藤原ふじわら種たね継つぎ

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藤原ふじわら 種たね継つぎ
時代じだい 奈良なら時代じだい末期まっき
生誕せいたん 天平てんぺい9年ねん（737年ねん）[注釈ちゅうしゃく 1]
死没しぼつ 延のべ暦れき4年ねん9月24日にち（785年ねん10月31日にち）
官位かんい 正せい三さん位い、中納言ちゅうなごん、贈おく正せい一いち位い、太政大臣だじょうだいじん
主君しゅくん 称しょう徳とく天皇てんのう→光ひかり仁じん天皇てんのう→桓武かんむ天皇てんのう
氏族しぞく 藤原ふじわら式しき家か宇合流ごうりゅう
父母ちちはは 父ちち：藤原ふじわら清成きよなり、母はは：秦はた朝ちょう元もとの娘むすめ
兄弟きょうだい 種たね継ままし、安やす継ままし、正子まさこ
妻つま 粟田あわた道みち麻呂まろ女おんな、雁かり高だか佐美さび麻呂まろ女おんな、山口やまぐち中ちゅう宗むね女おんな、藤原ふじわら継つぎ縄なわの娘むすめ
子こ 仲なか成しげる、縵麻呂まろ、薬くすり子こ、ほか
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藤原ふじわら 種たね継つぎ（ふじわら の たねつぐ、天平てんぺい9年ねん〈737年ねん〉 - 延のべ暦れき4年ねん〈785年ねん〉）は、奈良なら時代じだい末期まっきの公卿くぎょう。藤原ふじわら式しき家か、参議さんぎ・藤原ふじわら宇合の孫まご。無位むい・藤原ふじわら清成きよなりの長男ちょうなん。官位かんいは正せい三さん位い・中納言ちゅうなごん、贈おく正せい一いち位い・太政大臣だじょうだいじん。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

称しょう徳とく朝あさの天平てんぺい神護かんご2年ねん（766年ねん）従したがえ六ろく位い上じょうから五ご階かい昇進しょうしんして従したがえ五ご位い下かへ叙爵じょしゃくし、神護かんご景けい雲くも2年ねん（768年ねん）美作みさく守まもるに任官にんかんする。

光ひかり仁じん朝あさに入はいると、政権せいけんを主導しゅどうする内うち臣しん・藤原ふじわら良りょう継つぎなど藤原ふじわら式しき家かの軍事ぐんじ力りょく把握はあく活動かつどうの一環いっかんとして近衛このえ員外いんがい少将しょうしょう次ついで近衛このえ少将しょうしょうに任にんぜられるとともに[1]、紀伊きい守もり次ついで山やま背せ守もりと畿内きないの国司こくしを兼かねる。また、光ひかり仁じん天皇てんのうの即位そくいに尽力じんりょくした式しき家かの政治せいじ的てきな発言はつげん力りょく上昇じょうしょうに伴ともなって、宝たから亀ひさし5年ねん（774年ねん）従したがえ五ご位い上じょう、宝亀ほうき8年ねん（777年ねん）正せい五ご位い下か、宝亀ほうき11年ねん（780年ねん）正せい五ご位い上じょう、天てん応おう元年がんねん（781年ねん）従したがえ四よん位い下かと順調じゅんちょうに昇進しょうしんした。またこの間あいだ、宝亀ほうき9年ねん（778年ねん）には左京さきょう大夫たいふに転てんじている。

天てん応おう元年がんねん（781年ねん）4月がつの桓武かんむ天皇てんのう即位そくいに伴ともない従したがえ四よん位い上じょうに昇叙しょうじょされる。翌よく天てん応おう2年ねん（782年ねん）になると、正月しょうがつに氷上ひかみ川がわ継つぎの乱らん、3月に三方みかた王おうによる天皇てんのう呪詛じゅそ事件じけんと天武てんむ系けい皇統こうとうによる桓武かんむ天皇てんのうを否定ひていする事件じけんが立たて続つづけに発生はっせいする中なか、種たね継つぎは参議さんぎに任にんぜられて公卿くぎょうに列れっす。三方みかた王おう配流はいるの当日とうじつに参議さんぎ任官にんかんが行おこなわれており、かつ当日とうじつの任官にんかん人事じんじはこれだけであったことから、事件じけんに伴ともなう恩賞おんしょうと想定そうていされる[2]。4月になると桓武かんむ天皇てんのうの詔みことのりにより造みやつこ宮みや省しょうが廃止はいしされる[3]。これは、遷都せんとを見据みすえて平城ひらじろ宮みやにはこれ以上いじょう手てをかけないことを表明ひょうめいしたものであり、遷都せんと推進すいしん派はであった種たね継つぎの進言しんげんによるものとみられる[4]。

延のべ暦れき2年ねん（783年ねん）3月がつに右大臣うだいじん・藤原田ふじわらだ麻呂まろが没ぼっして種たね継つぎが式しき家かの代表だいひょうになると、4月がつに式しき家かのいとこにあたる藤原ふじわら乙おつ牟漏の立后りっこうに伴ともなう叙位じょいにて種たね継つぎは従したがえ三さん位いに叙じょせられる。これが種たね継つぎが目立めだって栄進えいしんするきっかけとなり、翌よく延のべ暦れき3年ねん（784年ねん）正月しょうがつには先任せんにんの参議さんぎ4名めい（藤原ふじわら家か依よ・神かみ王おう・石川いしかわ名足なたり・紀きの船守ふなもり）を越こえて中納言ちゅうなごんに叙任じょにんされ、さらに同年どうねん12月がつには先任せんにんの中納言ちゅうなごん・大伴家持おおとものやかもちを出だし抜ぬいて正せい三さん位いとなった。この栄進えいしんには桓武かんむ天皇てんのうの信頼しんらいは当然とうぜんだが、それよりも皇后こうごう・藤原ふじわら乙おつ牟漏やその母ははで尚侍しょうじ兼けん尚なお蔵ぞうとして後宮こうきゅうの最高さいこう実力じつりょく者しゃであった阿倍あべ古こ美奈みなの意志いしがより強つよく桓武かんむ天皇てんのうに働はたらいていたことが想定そうていされる。

長岡京ながおかきょう遷都せんと[編集へんしゅう]

延のべ暦れき3年ねん（784年ねん）「天皇てんのうはなはだこれ（種たね継つぎ）を委任いにんし、中外ちゅうがいの事こと皆みな決けつを取とる」とまで評ひょうされるほど大おおきく政務せいむを委ゆだねられていた種たね継つぎが中心ちゅうしんとなって、山やま背せ国こく乙訓おとくに郡ぐん長岡ながおかの地ちへの遷都せんとを建議けんぎした[5]。桓武かんむ天皇てんのうの命いのちをうけ藤原ふじわら小黒おぐろ麻呂まろ・佐伯さえき今こん毛け人じん・紀きの船守ふなもり・大中おおなか臣子しんし老ろう・坂上さかがみ苅田かりた麻呂まろらとともに長岡ながおかの地ちを視察しさつし[6]、同年どうねん長岡京ながおかきょうの造みやつこ宮みや使しに任命にんめいされ、事実じじつ上じょうの遷都せんとの責任せきにん者しゃとなった。遷都せんと先さきである長岡ながおかが種たね継つぎの母ははの実家じっかである秦はた氏しの根拠地こんきょち山やま背せ国こく葛野かずらの郡ぐんに近ちかいことから、造みやつこ宮みや使しに抜擢ばってきされた理由りゆうの一ひとつには秦はた氏しの協力きょうりょくを得えたいという思惑おもわくがあった事ことも考かんがえられる。実際じっさい、秦はた足長あしなが[7]や大秦たいしん宅たく守もり[8]など秦はた氏し一族いちぞくの者ものは造みやつこ宮みやに功こうがあったとして叙爵じょしゃくされている。

藤原ふじわら種たね継つぎ暗殺あんさつ事件じけん[編集へんしゅう]

遷都せんと後ご間あいだもない延のべ暦れき4年ねん（785年ねん）9月がつ23日にち夜よる、種たね継つぎは造みやつこ宮みや監督かんとく中ちゅうに矢やで射いられ、翌日よくじつ薨去こうきょ。桓武かんむ天皇てんのうが大和やまと国こくに出でかけた留守るすの間あいだの事件じけんだった。暗殺あんさつ犯はんとして大伴おおとも竹ちく良りょうらがまず捕縛ほばくされ、取調とりしらべの末すえ大伴おおとも継つぎ人じん・佐伯さえき高成たかなりら十じゅう数すう名めいが捕縛ほばくされて斬首ざんしゅとなった。事件じけん直前ちょくぜんの8月がつ28日にちに死去しきょした大伴家持おおとものやかもちは首謀しゅぼう者しゃとして官かん籍せきから除名じょめいされた。事件じけんに連座れんざして流罪るざいとなった者ものも五ご百ひゃく枝えだ王おう・藤原ふじわら雄つよし依よ・紀きの白しろ麻呂まろ・大伴おおとも永ひさし主ぬしなど複数ふくすうにのぼった。

その後ご、事件じけんは桓武かんむ天皇てんのうの皇すめらぎ太ふとし弟おとうとであった早良親王さわらしんのうの廃はい太子たいし、配流はいると憤死ふんしにまで発展はってんする。もともと種だね継つぎと早良親王さわらしんのうは不仲ふなかであった[注釈ちゅうしゃく 2]とされているが、実際じっさいの早良親王さわらしんのうの事件じけん関与かんよ有無うむは定さだかでない。しかし家持いえもちは生前せいぜん春宮とうぐう大夫たいふであり[注釈ちゅうしゃく 3]、佐伯さえき高成たかなりや他たの逮捕たいほ者しゃの中なかにも皇太子こうたいしの家政かせい機関きかんである春宮とうぐう坊ぼうの官かん人じんが複数ふくすういたことは事実じじつである[注釈ちゅうしゃく 4]。また、早良親王さわらしんのうやその周辺しゅうへんが長岡京ながおかきょうへ遷都せんとに反対はんたいしていたためにその責任せきにん者しゃである種しゅ継つぎが襲撃しゅうげきされたとする説せつもある[注釈ちゅうしゃく 5]。ただし、早良親王さわらしんのうも遷都せんと事業じぎょうに積極せっきょく的てきに関与かんよしていたとする反証はんしょうが出だされ、むしろ暗殺あんさつ事件じけんによって種たね継つぎと親王しんのうの両方りょうほうを喪うしなったことが工事こうじの遅延ちえんに繋つながったとする指摘してきもある[20]。

その後ご長岡京ながおかきょうから平安京へいあんきょうへ短期間たんきかんのうちに遷都せんとすることになったのは、後のちに早良親王さわらしんのうが怨霊おんりょうとして恐おそれられるようになった事ことも含ふくめて、この一連いちれんの事件じけんが原因げんいんのひとつになったといわれている。

最終さいしゅう官位かんいは中納言ちゅうなごん正せい三さん位い兼けん式部しきぶ卿きょう。享年きょうねん49。種たね継つぎは死後しご、桓武かんむ天皇てんのうにより正せい一いち位い・左大臣さだいじんが贈おくられ、大同だいどう4年ねん（809年ねん）には太政大臣だじょうだいじんの官職かんしょくが贈おくられた。

事件じけんで処罰しょばつされた人物じんぶつ[21]
家系かけい 氏名しめい 官位かんい 処罰しょばつ内容ないよう 赦免しゃめん
皇族こうぞく 早良親王さわらしんのう 廃はい太子たいし
淡路あわじ国こくへの配流はいる途中とちゅうに死去しきょ 		延のべ暦れき19年ねん（800年ねん）崇道天皇すどうてんのうと追つい称しょう
皇族こうぞく 五ご百ひゃく枝えだ王おう 従したがえ四よん位い上じょう・右みぎ兵衛ひょうえ督とく 伊予いよ国こくへの流罪るざい 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）従したがえ四よん位い上じょう
大伴おおとも氏し 大伴家持おおとものやかもち 従したがえ三さん位い・中納言ちゅうなごん 既すでに死去しきょしていたが官位かんい剥奪はくだつ 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）贈おく従したがえ三さん位い
大伴おおとも氏し 大伴おおとも継つぎ人じん 従したがえ五ご位い下か・左ひだり少しょう弁べん 死罪しざい（斬首ざんしゅ） 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）贈おく正せい五ご位い上じょう
大伴おおとも氏し 大伴おおとも真麻まさ呂りょ 従したがえ五ご位い下か・主税しゅぜい頭あたま 死罪しざい（斬首ざんしゅ） 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）贈おく従したがえ五ご位い下か
大伴おおとも氏し 大伴おおとも永ひさし主ぬし 従したがえ五ご位い下か・右みぎ京きょう亮あきら 隠岐おき国こくへの流罪るざい 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）従したがえ五ご位い下か
大伴おおとも氏し 大伴おおとも竹ちく良りょう 右みぎ衛門えもん大尉たいい 死罪しざい（斬首ざんしゅ）
大伴おおとも氏し 大伴おおとも湊みなと麻呂まろ 大和やまと大だい掾じょう 死罪しざい（斬首ざんしゅ）
大伴おおとも氏し 大伴おおとも国道こくどう 佐渡さど国こくへの流罪るざい 延のべ暦れき22年ねん（803年ねん）恩赦おんしゃにより入京にゅうきょう
佐伯さえき氏し 佐伯さえき高成たかなり 春宮とうぐう少しょう進すすむ 死罪しざい（斬首ざんしゅ）
紀きの氏し 紀きの白しろ麻呂まろ 従したがえ五ご位い上じょう・春宮とうぐう亮あきら 隠岐おき国こくへの流罪るざい 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）贈おく正せい五ご位い上じょう
藤原ふじわら北きた家か 藤原ふじわら小しょう依よ 正せい四よん位い下か・大蔵おおくら卿きょう 隠岐おき国こくへの流罪るざい 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）従したがえ四よん位い下か
多治比たじひ氏し 多治比たじひ浜人ひんじん 春宮とうぐう主ぬし書しょ首くび 死罪しざい（斬首ざんしゅ）
その他た 林はやし稲いね麻呂まろ 外そと従したがえ五ご位い下か・東宮とうぐう学士がくし 伊豆いず国こくへの流罪るざい 延のべ暦れき25年ねん（806年ねん）外そと従したがえ五ご位い下か
その他た 伯はく耆桴麻呂まろ 近衛このえ 死罪しざい（斬首ざんしゅ）
その他た 牡鹿おじか木積きづみ麻呂まろ 中なか衛まもる 死罪しざい（斬首ざんしゅ）

この他ほかに文章ぶんしょう生せい和気広世わけのひろよが禁錮きんこに処しょせられているが、天皇てんのうの恩おん詔みことのりによって赦免しゃめんされており（父ちち・清きよし麻呂まろの功績こうせきによるものか）[22]、他ほかにも処分しょぶん者しゃが出でた可能かのう性せいがある。また、吉備きび泉いずみや藤原ふじわら園えん人じんが事件じけん直後ちょくごに地方ちほう官かんに転てんじているのも、事件じけんへの関与かんよを疑うたがわれた左遷させん人事じんじの可能かのう性せいがある[23]。

官かん歴れき[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃくのないものは『六ろく国史こくし』に基もとづく。

系譜けいふ[編集へんしゅう]

注記ちゅうきのないものは『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』による。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき4年ねん9月がつ24日にち条じょう記載きさいの死亡しぼう時じ年齢ねんれい（49歳さい）による。『公卿くぎょう補任ほにん』では天平てんぴょう13年ねん生うまれとする。
  2. ^ 不和ふわであったことを記しるす続ぞく日本にっぽん紀きの記事きじは、早良親王さわらしんのうの名誉めいよ回復かいふく時じに削除さくじょされ、平城ひらじろ天皇てんのうの時代じだいに復活ふっかつされたが、薬くすり子この変へんに際さいして再度さいど削除さくじょされた[9]。
  3. ^ 事件じけんを大伴おおとも継つぎ人じんら早良親王さわらしんのう周辺しゅうへんによる暴発ぼうはつとみる長谷部はせべ将司まさしは、『続ぞく日本にっぽん紀き』の家持いえもち薨去こうきょの記事きじには、種たね継つぎ暗殺あんさつ事件じけん発生はっせい時じに家持いえもちの埋葬まいそうがおこなわれていなかったとあるため、家持いえもちは兼務けんむしていた鎮守ちんじゅ将軍しょうぐんとして陸奥みちのく国こくに派遣はけん中ちゅうに死去しきょした可能かのう性せいが高たかく、家持いえもちが実際じっさいに事件じけんに関かかわっていたのかどうかの真偽しんぎも不明ふめいとする[10]。
  4. ^ 可能かのう性せいの1つとして、従妹じゅうまいである藤原ふじわら乙おつ牟漏が生うんだ安やすし殿どの親王しんのうが立太子りったいしされて即位そくいすれば、種たね継つぎはその外戚がいせきになれるため、早良親王さわらしんのう周辺しゅうへんから種たね継つぎが廃はい太子たいしに動うごくことを疑うたがわれたことが想定そうていされる[11]。
  5. ^ 村尾むらお次郎じろうは大伴おおとも氏しが大和やまと朝廷ちょうてい以来いらいの豪族ごうぞくであることから伝統でんとう的てき豪族ごうぞくの立場たちばから大和やまとの地ちを離はなれる遷都せんとに反対はんたいしたと説とき[12]、山田やまだ英雄ひでおは早良親王さわらしんのうはかつて出家しゅっけして東大寺とうだいじにいたことから南都なんと仏教ぶっきょうの立場たちばから遷都せんとに反対はんたいしたと説とく[13]。山田やまだ説せつについては賛同さんどうする研究けんきゅう者しゃも多おおく[14][15][16][17][18]、特とくに1980年代ねんだいに入はいると桓武かんむ天皇てんのうの仏教ぶっきょう政策せいさくに対たいする批判ひはんと結むすびつけられて論ろんじられることが多おおい[19]。
  6. ^ 過失かしつのため除籍じょせきされ、のち井出いで宿禰すくね姓せいを与あたえられた[34]。三男さんなんか。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 木本きもと[2003: 109]
  2. ^ 瀧浪たきなみ[2017: 59]
  3. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき元年がんねん4月がつ11日にち条じょう
  4. ^ 瀧浪たきなみ[2017: 60]
  5. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき4年ねん9月がつ24日にち条じょう
  6. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき3年ねん5月がつ16日にち条じょう
  7. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき3年ねん12月18日にち条じょう
  8. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき4年ねん8月がつ23日にち条じょう
  9. ^ 『日本にっぽん後ご紀き』弘ひろし仁じん元年がんねん9月がつ10日とおか条じょう
  10. ^ 長谷部はせべ将司まさし「〈崇道天皇すどうてんのう〉の成立せいりつとその展開てんかい : 九きゅう世紀せいきにおける〈天皇てんのう〉の位相いそう」根本ねもと誠二せいじ 他た編へん『奈良なら平安へいあん時代じだいの〈知ち〉の相関そうかん』所収しょしゅう、岩田いわた書院しょいん、2015年ねん。ISBN 978-4-87294-889-9。
  11. ^ 西本にしもと、2022年ねん、p. 30.
  12. ^ 村尾むらお次郎じろう『桓武かんむ天皇てんのう』吉川弘文館よしかわこうぶんかん〈人物じんぶつ叢書そうしょ〉、1963年ねん、pp. 89, 112.
  13. ^ 山田やまだ英雄ひでお「早良親王さわらしんのうと東大寺とうだいじ」『南都なんと仏教ぶっきょう』第だい12号ごう、南都なんと仏教ぶっきょう研究けんきゅう会かい、1962年ねん11月、p. 81.
  14. ^ 笹山ささやま晴生はるお「平安へいあん初期しょきの政治せいじ改革かいかく」『平安へいあんの朝廷ちょうてい : その光ひかりと影かげ』所収しょしゅう、吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1993年ねん、p. 76.
  15. ^ 林はやし陸りく朗あきら「早良親王さわらしんのう : 怨霊おんりょうとして祀まつられた幻まぼろしの天皇てんのう」『別冊べっさつ歴史れきし読本とくほん』8-1、新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、1983年ねん、p. 64.
  16. ^ 高田たかだ淳あつし「早良親王さわらしんのうと長岡ながおか遷都せんと : 遷都せんと事情じじょうの再さい検討けんとう」林はやし陸りく朗あきら先生せんせい還暦かんれき記念きねん会かい 編へん『日本にっぽん古代こだいの政治せいじと制度せいど』所収しょしゅう、続ぞく群ぐん書しょ類従るいじゅう完成かんせい会かい、1985年ねん。
  17. ^ 永村ながむら眞しん『中世ちゅうせい東大寺とうだいじの組織そしきと経営けいえい』塙はなわ書房しょぼう、1989年ねん、pp. 54-55.
  18. ^ 本郷ほんごう真しん紹「光ひかり仁ひとし・桓武かんむ朝あさの国家こっかと仏教ぶっきょう : 早良親王さわらしんのうと大安寺だいあんじ・東大寺とうだいじ」『律令りつりょう国家こっか仏教ぶっきょうの研究けんきゅう』所収しょしゅう、宝蔵ほうぞう館かん、2005年ねん。
  19. ^ 西本にしもと、2022年ねん、pp. 26-27.
  20. ^ 西本にしもと、2022年ねん、pp. 34-43.
  21. ^ 『日本にっぽん紀き略りゃく』
  22. ^ 『日本にっぽん後ご紀き』延のべ暦れき18年ねん2月がつ乙未おとみ条じょう
  23. ^ 栄原さかえはら永遠えいえん男おとこ「藤原ふじわら種たね継つぎ暗殺あんさつ事件じけん後ごの任官にんかん人事じんじ」 中山なかやま修一しゅういち先生せんせい古稀こき記念きねん事業じぎょう会かい 編へん『長岡京ながおかきょう古文こぶん化か論叢ろんそう』所収しょしゅう、同朋どうほう舎しゃ出版しゅっぱん、1986年ねん。
  24. ^ 木本きもと[2003: 113]
  25. ^ 「藤原ふじわら種たね継つぎ校正こうせい貢みつぎ進しん啓けい」『正せい倉くら院いん文書ぶんしょ』天てん応おう4年ねん12月14日にち条じょう
  26. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』では伊予いよ守もり。
  27. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』では12月5日にち
  28. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』では正月しょうがつ7日にち
  29. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』では4月がつ17日にち
  30. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』では7月がつ16日にち
  31. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』では正月しょうがつ22日にち
  32. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』
  33. ^ 『公卿くぎょう補任ほにん』による。『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』では秦はた源はじめあるいは養やしなえ源げんの娘むすめとする。
  34. ^ 『続ぞく日本にっぽん紀き』延のべ暦れき6年ねん9月がつ27日にち条じょう

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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